JPH07277565A - 紙加工機の制御装置 - Google Patents

紙加工機の制御装置

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JPH07277565A
JPH07277565A JP6534894A JP6534894A JPH07277565A JP H07277565 A JPH07277565 A JP H07277565A JP 6534894 A JP6534894 A JP 6534894A JP 6534894 A JP6534894 A JP 6534894A JP H07277565 A JPH07277565 A JP H07277565A
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JP
Japan
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paper
slack
speed
distance
processing machine
Prior art date
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Pending
Application number
JP6534894A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Suzuki
理博 鈴木
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP6534894A priority Critical patent/JPH07277565A/ja
Publication of JPH07277565A publication Critical patent/JPH07277565A/ja
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  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Control Of Velocity Or Acceleration (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 帯状の紙1を搬送する複数のロ―ル2,4,
5をそれぞれ駆動する電動機6,8と、それぞれの電動
機を速度制御する複数の速度制御部13と、特定ロ―ル2
の位置に配設され前記帯状の紙に塗工液を塗布するコ―
タ―部3を備えた紙加工機の制御装置において、塗工開
始時における作業者の負担を軽減し、加工歩留りの向上
を図る。 【構成】 特定ロ―ル2の後に帯状の紙1のたるみを検
出するたるみ検出手段22と、検出されたたるみと目標の
たるみから速度補正信号を得るたるみ制御手段21を設
け、前記速度補正信号により前記特定ロ―ルの下流のロ
―ルを駆動する電動機の速度を補正し、塗工開始時に生
じる紙のたるみを吸収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、帯状の紙に塗工液を塗
布するコ―タ―部を備えた紙加工機の制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】印刷の発色等を良くする為、紙面に専用
の塗工液を塗布し高級紙に加工する紙加工機がある。塗
工液を塗布する加工部はコ―タ―と呼ばれ、抄紙機の抄
造工程途中に設置されるオンラインコ―タ―と、抄造さ
れたロ―ル紙の巻戻し工程中に設置されるオフラインコ
―タ―がある。
【0003】オンラインコ―タ―は、塗工用ロ―ル表面
に塗工液を付け、紙面に転写するように塗布するゲ―ト
ロ―ルコ―タ―を用いるのが一般的である。オフライン
コ―タ―は、塗工ロ―ルを通過する際に紙面へ直接塗工
液を吹き付け、余分な塗工液は他に設置されたブレ―ド
で掻き落すものが一般に使われている。
【0004】オンライン,オフラインどちらも、紙があ
る搬送速度になった時点で、塗工を開始するが、塗工開
始直後、紙は塗工液を吸収し、搬送方向に延びてたるみ
が生じ、それが原因で、紙面に皺が生じたり、搬送ロ―
ルへたるんだ紙が巻き込まれたり、あるいは断紙したり
する危険がある。特に断紙した場合は、塗工液を吸収し
た紙を放出し塗工液を散乱させ運転再開の為に機械廻り
の清掃点検等作業員は多大な労力を費やし、危険度も大
きい。断紙に至らずとも、皺が生じた紙を巻取った塗工
済のロ―ル紙は、損紙として扱われ生産性を低下させ
る。
【0005】これら、塗工開始時の紙のたるみによる損
害を防止する従来装置として図2に示すものが用いられ
ている。図2において、帯状の紙1はそれぞれ電動機に
よって駆動されるロ―ル2,4,5によって搬送され
る。コ―タ―部は特定ロ―ル2を塗工ロ―ルとし紙面に
塗工液を吹き付ける塗工機3を備えて構成される。各電
動機には速度検出器が備えられそれぞれの速度制御部に
より制御される。図2はロ―ル4を駆動する電動機6の
速度制御部を代表して示したものである。速度制御部13
は速度基準N* と速度検出器7で検出された速度フィ―
ドバックNを比較し電動機6の速度をN* に制御する。
速度基準N* は、ライン速度設定器19で設定された入側
の特定位置における搬送速度V0 * に速度差(ドロ―)
設定器18で設定された速度差V1 * を加算して決定され
る。V1 * はV0 * の百分率(%)で設定され乗算器11
と加算器12を介してV0 * に加えられ速度基準N* とな
る。
【0006】帯状の紙1が所定の搬送速度で搬送されて
いるとき、塗工機3から塗工液の吹き付けを開始する
と、そのタイミングに合せてスイッチ9が閉路され、補
正速度設定器17の補正速度Vc * が加算器10を介してV
1 * に加えられる。
【0007】このように、塗工開始時に、塗工ロ―ル2
より後工程のロ―ルの速度基準に、所定の速度補正量V
c * を加わえ、若干速く運転することで紙のたるみを吸
収するように対処してきた。この所定の速度補正量Vc
* は主として使用する紙を用いて数回に渡り、塗工開始
の試運転を行ない、どれ位補正量を加えれば問題ないか
を試考錯誤で調整し、調整員が決定している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、紙の銘
柄を変更し紙質が変えられた場合や、同じ紙であっても
その時の温度、湿度、塗工液の変更あるいは、運転速度
等の影響により、塗工開始時および操業中の紙の延び量
が必ずしも一定でなくたるみが多くなったり少なくなっ
たりする。たるみが多ければ少なくするようにロ―ル速
度を上げてやる操作が必要であり、また、紙が張り過ぎ
るときは、少したるむように操作員がロ―ルの速度を調
整する必要がある。
【0009】これらの操作は、作業者の熟練を必要と
し、機械側まで出向く為、危険性も大きい。また、ある
速度補正値を決めることも、試考錯誤で行なっており、
代表の紙で調整するので、紙の銘柄、塗工液、温度、湿
度等変化する実際の操作を含めて考えると、必ずしも適
当な値の判断は難しく、作業者の負担も大きかった。
【0010】この発明は、以上の問題点を解消する為に
なされたもので、微妙な判断を強いられる作業者の操作
上の負担を軽減し、しかも製造歩留りの向上を達成しう
る紙加工機の制御装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、帯状の紙を搬送する複数のロ―ルをそれ
ぞれ駆動する電動機と、それぞれの電動機を速度制御す
る複数の速度制御部と、特定ロ―ルの位置に配設され前
記帯状の紙に塗工液を塗布するコ―タ―部を備えた紙加
工機の制御装置において、前記特定ロ―ルの後に前記帯
状の紙のたるみを検出するたるみ検出手段と、検出され
たたるみと目標のたるみから速度補正信号を得るたるみ
制御手段を設け、前記速度補正信号により前記特定ロ―
ルの下流のロ―ルを駆動する電動機の速度を補正する。
【0012】更に、前記たるみ検出手段は定められた位
置から前記帯状の紙の面までの距離を無接触で検出する
距離検出手段あるいは紙面の位置を検出する位置検出手
段で成り、前記目標のたるみを距離あるいは位置で設定
すると共に、前記たるみ制御手段は、検出された距離あ
るいは位置から速度補正信号を得る距離制御手段あるい
は位置制御手段で構成する。更に、前記速度制御部はド
ロ―制御機能を持ち、前記速度補正信号によりドロ―制
御量を補正する。
【0013】
【作用】上記構成において、複数のロ―ルを介して帯状
の紙が搬送されているとき、コ―タ―部から塗工液が吹
き付けられ紙のたるみが目標のたるみより大きくなる
と、前記たるみ検出手段によってその偏差量が検出さ
れ、前記たるみ制御手段はこのたるみ偏差量を減少する
ように速度補正信号を出力する。この速度補正信号によ
り前記特定ロ―ルより下流工程のロ―ルの搬送速度が補
正され、変化した紙のたるみが吸収され元の目標のたる
みに復帰する。その後の操業中にたるみに変化が生じて
も同様に制御され常に目標のたるみ付近で運転される。
【0014】更に、前記たるみ検出手段は、超音波、赤
外線等を用い特定位置から紙面までの距離を無接触で検
出する距離検出器あるいは工業用テレビ等の画像処理に
より紙面の位置を無接触で検出する位置検出器で成り、
目標のたるみは目標の距離あるいは位置で設定され、前
記距離制御手段あるいは位置制御手段によって前記速度
補正信号が生成される。更に、前記速度補正信号により
ドロ―設定値が補正され、これにより目標のたるみに制
御される。
【0015】
【実施例】本発明による紙加工機の制御装置の一実施例
を図1に示す。図1において、距離検出器22は塗工ロ―
ル2の後に設置され、無接触で紙面までの距離lに対応
した値ld を検出する。距離設定器20は目標の距離に対
応した値L* を設定する。減算器23はL* とld の偏差
値を演算する。距離制御部21はPID調節器等で成り、
前記偏差値に応じて速度補正信号Vc * を出力し、加算
器10を介してドロ―設定値V1 * に加算する。その他
は、図2と同じものなので説明は省略する。
【0016】上記構成において、ライン速度設定器19で
設定された搬送速度V0 * とドロ―設定器18で設定され
たドロ―(速度差)V1 * の加算値でロ―ル4が駆動さ
れる状態において、距離検出器22から紙面までの距離l
が目標の距離となっていれば設定値L* と検出値ld
等しくなり偏差値Δlは零となり距離制御部21の出力V
c * は零となる。また、距離lが変化して設定値L*
の間に偏差値Δlが生じると、距離制御部21から速度補
正信号Vc * が出力され、ロ―ル4を含む下流のロ―ル
の搬送速度が偏差値Δlを零とするように補正され、距
離lは常に設定値L* と等しくなるように制御される。
このように所定の搬送速度で運転しているとき、塗工機
3から塗工液の吹き付けを開始すると搬送される帯状の
紙1は塗工液を吸収して搬送方向に延び、たるみを生
じ、距離lに変化が生じる。この距離lの変化は距離検
出器22により直ちに無接触で検出され、設定値L* との
間に偏差値Δlを生じさせ、距離制御部21から速度補正
信号Vc * が出力され、前述のようにΔlを零とするよ
うに搬送速度が補正制御される。従って、紙の銘柄、塗
工液、温度、湿度等が変化し、紙の延びる量に変化が生
じても何等、調整を行なうことなく変化したたるみが吸
収される。
【0017】なお距離検出器22は、超音波、赤外線、レ
―ザ―光等を用い特定位置から紙面までの距離を無接触
で検出する。以上の説明では紙のたるみを距離lで制御
する例で示したが、距離検出器の代りに工業用テレビ等
の画像を検出処理する位置検出器を用いて紙面の位置を
無接触で検出し、距離制御部を位置制御部として機能さ
せ、紙のたるみを位置で制御するようにしてもよい。こ
の場合、距離設定器は位置設定器として機能することは
云うまでもない。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、帯状の紙を搬送しなが
ら塗工液を塗布する場合に、紙の銘柄、塗工液、温度、
湿度等の変化により紙の搬送方向の延びに変化が生じて
も何等調整を行なうことなく塗工することが可能とな
り、作業者の負担を軽減することにより操業の安全性を
向上させ、しかも加工歩留りの向上した紙加工機の制御
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紙加工機の制御装置による一実施例の
構成図
【図2】従来装置の要部構成図
【符号の説明】
1…帯状の紙 2…塗工ロ―ル 3…塗工機 4,5…ロ―ル 6,18…電動機 7…速度検出器 10,12,14,23…加算器 13…速度制御部 18…ドロ―設定部 19…搬送速度設定部 20…距離(位置)設定部 21…距離(位置)制御部 22…距離(位置)検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D21H 27/30 23/00 G05D 13/62 N

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状の紙を搬送する複数のロ―ルをそれ
    ぞれ駆動する電動機と、それぞれの電動機を速度制御す
    る複数の速度制御部と、特定ロ―ルの位置に配設され前
    記帯状の紙に塗工液を塗布するコ―タ―部を備えた紙加
    工機の制御装置において、 前記特定ロ―ルの後に前記帯状の紙のたるみを検出する
    たるみ検出手段と、検出されたたるみと目標のたるみか
    ら速度補正信号を得るたるみ制御手段を設け、前記速度
    補正信号により前記特定ロ―ルの下流のロ―ルを駆動す
    る電動機の速度を補正することを特徴とする紙加工機の
    制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の紙加工機の制御装置に
    おいて、前記たるみ検出手段は定められた位置から前記
    帯状の紙の面までの距離を無接触で検出する距離検出手
    段で成り、前記目標のたるみを距離で設定すると共に、
    前記たるみ制御手段は、検出された距離から速度補正信
    号を得る距離制御手段で成ることを特徴とする紙加工機
    の制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の紙加工機の制御装置に
    おいて、前記たるみ検出手段は前記帯状の紙の紙面の位
    置を無接触で検出する位置検出手段で成り、前記目標の
    たるみを位置で設定すると共に、前記たるみ制御手段
    は、検出された位置から速度補正信号を得る位置制御手
    段で成ることを特徴とする紙加工機の制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の紙加工機の制御装置に
    おいて、前記速度制御部はドロ―制御機能を持ち、前記
    速度補正信号によりドロ―制御量を補正することを特徴
    とする紙加工機の制御装置。
JP6534894A 1994-04-04 1994-04-04 紙加工機の制御装置 Pending JPH07277565A (ja)

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