JP2001277090A - コイン研磨装置 - Google Patents
コイン研磨装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 パチンコホールのスロットマシンで使用され
るコインなどを研磨するコイン研磨装置において、コイ
ン表面の凹部に付着した汚れも拭き取ることができるよ
うにして、研磨能力の向上を図ること。 【解決手段】 搬送中のコインの汚れを除去する研磨媒
体と、前記研磨媒体を搬送中のコインの表面に押圧する
押圧手段とからなるコイン研磨装置において、前記押圧
手段は、前記研磨媒体と接する部分の一部または全部を
弾性体で形成する。押圧手段にて、搬送中のコインに研
磨媒体を押圧して、コインと研磨媒体との相対移動によ
りコイン表面に付着した汚れを除去するとともに、押圧
手段と研磨媒体が接する部分が弾性体で形成されている
ため、コイン表面の凹部に研磨媒体が入り込み、凹部に
付着した汚れも除去する。
るコインなどを研磨するコイン研磨装置において、コイ
ン表面の凹部に付着した汚れも拭き取ることができるよ
うにして、研磨能力の向上を図ること。 【解決手段】 搬送中のコインの汚れを除去する研磨媒
体と、前記研磨媒体を搬送中のコインの表面に押圧する
押圧手段とからなるコイン研磨装置において、前記押圧
手段は、前記研磨媒体と接する部分の一部または全部を
弾性体で形成する。押圧手段にて、搬送中のコインに研
磨媒体を押圧して、コインと研磨媒体との相対移動によ
りコイン表面に付着した汚れを除去するとともに、押圧
手段と研磨媒体が接する部分が弾性体で形成されている
ため、コイン表面の凹部に研磨媒体が入り込み、凹部に
付着した汚れも除去する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコホールの
スロットマシンに使用されるコインなどの遊技媒体を研
磨するコイン研磨装置に関するものである。
スロットマシンに使用されるコインなどの遊技媒体を研
磨するコイン研磨装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、遊技機用のコインを研磨するコイ
ン研磨装置では、一対のベルトを走行させ、ベルトの間
にコインを挟んで走行（摺動）させることによって研磨
を行うものが知られている。
ン研磨装置では、一対のベルトを走行させ、ベルトの間
にコインを挟んで走行（摺動）させることによって研磨
を行うものが知られている。
【０００３】例えば、特開平６−２３１３８号公報に
は、コインの研磨路にコインの両表面を挟圧して研磨す
る一対の研磨材を配し、コインの側周縁に当接して上記
一対の研磨材間に強制移動させるコイン移動体を一対の
研磨材の側方に沿って設けた構成が開示されている。こ
のコイン研磨装置では、コインを、コイン移動体によっ
て、一対の研磨材間に強制的に送り込み、その研磨材間
を挟圧された状態で強制移動させるとともに、コイン表
面に付着している汚れは強制移動中に挟圧する一対の研
磨材によって拭き取られようになっている。このような
コイン研磨装置では、コイン表面の突部の汚れはきれい
に拭き取られるものの、凹部に付着した汚れを除去する
ことができない。
は、コインの研磨路にコインの両表面を挟圧して研磨す
る一対の研磨材を配し、コインの側周縁に当接して上記
一対の研磨材間に強制移動させるコイン移動体を一対の
研磨材の側方に沿って設けた構成が開示されている。こ
のコイン研磨装置では、コインを、コイン移動体によっ
て、一対の研磨材間に強制的に送り込み、その研磨材間
を挟圧された状態で強制移動させるとともに、コイン表
面に付着している汚れは強制移動中に挟圧する一対の研
磨材によって拭き取られようになっている。このような
コイン研磨装置では、コイン表面の突部の汚れはきれい
に拭き取られるものの、凹部に付着した汚れを除去する
ことができない。
【０００４】また、特開平７−２２０１３４号公報に
は、コイン導入路の途中に研磨布を接触するように対向
させて設け、コインを同研磨布間に通過させる搬送手段
を設け、同研磨布間手前のコイン導入路に洗浄液を塗布
する洗浄液塗布手段を設けたコイン研磨装置の構成が開
示されている。このコイン研磨装置は、洗浄液塗布手段
にてコインに洗浄液を塗布してコイン表面に付着した汚
れ等を分解除去し、更に一対の研磨布間を通過させてコ
イン表面を研磨布との摩擦により研磨洗浄するものであ
る。しかしながら、このようなコイン研磨装置では、装
置の構成が複雑化・大型化するという問題がある。ま
た、コイン表面の凹部には入り込み、研磨布での洗浄液
の拭き取りが不完全であると、そこに新たな汚れが付着
するという問題も発生する。
は、コイン導入路の途中に研磨布を接触するように対向
させて設け、コインを同研磨布間に通過させる搬送手段
を設け、同研磨布間手前のコイン導入路に洗浄液を塗布
する洗浄液塗布手段を設けたコイン研磨装置の構成が開
示されている。このコイン研磨装置は、洗浄液塗布手段
にてコインに洗浄液を塗布してコイン表面に付着した汚
れ等を分解除去し、更に一対の研磨布間を通過させてコ
イン表面を研磨布との摩擦により研磨洗浄するものであ
る。しかしながら、このようなコイン研磨装置では、装
置の構成が複雑化・大型化するという問題がある。ま
た、コイン表面の凹部には入り込み、研磨布での洗浄液
の拭き取りが不完全であると、そこに新たな汚れが付着
するという問題も発生する。
【０００５】以上のように従来のコイン研磨装置は、い
ずれもコイン表面の凹部に付着した汚れを除去ずること
はできなかった。
ずれもコイン表面の凹部に付着した汚れを除去ずること
はできなかった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のコイ
ン研磨装置が有する問題点、すなわちコインの凹部に付
着した汚れが除去できないことを解決するものである。
ン研磨装置が有する問題点、すなわちコインの凹部に付
着した汚れが除去できないことを解決するものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、搬送中のコイ
ンの汚れを除去する研磨媒体と、前記研磨媒体を搬送中
のコインの表面に押圧する押圧手段とからなるコイン研
磨装置において、前記押圧手段は、前記研磨媒体と接す
る部分の一部または全部が弾性体で形成されたことを特
徴とする。
ンの汚れを除去する研磨媒体と、前記研磨媒体を搬送中
のコインの表面に押圧する押圧手段とからなるコイン研
磨装置において、前記押圧手段は、前記研磨媒体と接す
る部分の一部または全部が弾性体で形成されたことを特
徴とする。
【０００８】また、本発明は、搬送中のコインの汚れを
除去する研磨媒体と、前記一対の研磨媒体を搬送中のコ
インの両面に押圧する一対の押圧手段とからなるコイン
研磨装置において、前記一対の研磨媒体は、搬送中のコ
インを両側から押圧するように構成するとともに、前記
押圧手段は、前記研磨媒体と接する部分の一部または全
部が弾性体で形成されたことを特徴とする。
除去する研磨媒体と、前記一対の研磨媒体を搬送中のコ
インの両面に押圧する一対の押圧手段とからなるコイン
研磨装置において、前記一対の研磨媒体は、搬送中のコ
インを両側から押圧するように構成するとともに、前記
押圧手段は、前記研磨媒体と接する部分の一部または全
部が弾性体で形成されたことを特徴とする。
【０００９】また、本発明は、請求項１または２記載の
コイン研磨装置において、前記弾性体は、研磨媒体と接
する部分が凹凸状であることを特徴とする。
コイン研磨装置において、前記弾性体は、研磨媒体と接
する部分が凹凸状であることを特徴とする。
【００１０】また、本発明は、請求項１乃至３記載のコ
イン研磨装置において、前記研磨媒体は、ベルト状に形
成されたことを特徴とする。
イン研磨装置において、前記研磨媒体は、ベルト状に形
成されたことを特徴とする。
【００１１】また、本発明は、請求項４記載のコイン研
磨装置において、前記研磨媒体は、コインの搬送に連動
して走行するようにしたことを特徴とする。
磨装置において、前記研磨媒体は、コインの搬送に連動
して走行するようにしたことを特徴とする。
【００１２】また、本発明は、請求項５記載のコイン研
磨装置において、前記押圧手段は、表面に弾性体を有す
るベルトと、前記ベルトを研磨媒体に押圧する押圧部と
を備えるとともに、前記研磨媒体の走行に連動して走行
するようにしたことを特徴とする。
磨装置において、前記押圧手段は、表面に弾性体を有す
るベルトと、前記ベルトを研磨媒体に押圧する押圧部と
を備えるとともに、前記研磨媒体の走行に連動して走行
するようにしたことを特徴とする。
【００１３】また、本発明は、請求項１乃至６記載のコ
イン研磨装置において、前記研磨媒体は、コインを上方
に押し上げる揚送路中に設けられたことを特徴とする。
イン研磨装置において、前記研磨媒体は、コインを上方
に押し上げる揚送路中に設けられたことを特徴とする。
【００１４】また、本発明は、請求項１乃至７記載のコ
イン研磨装置において、前記研磨媒体は、合成皮革であ
ることを特徴とする。
イン研磨装置において、前記研磨媒体は、合成皮革であ
ることを特徴とする。
【００１５】また、本発明は、請求項１乃至７記載のコ
イン研磨装置において、前記研磨媒体は、布であること
を特徴とする。
イン研磨装置において、前記研磨媒体は、布であること
を特徴とする。
【００１６】さらに、本発明は、請求項１乃至７記載の
コイン研磨装置において、前記研磨媒体は、紙であるこ
とを特徴とする。
コイン研磨装置において、前記研磨媒体は、紙であるこ
とを特徴とする。
【００１７】
【発明の実施の形態】本発明に係るコイン研磨装置の一
実施の形態について、図面に基づき詳細に説明する。
実施の形態について、図面に基づき詳細に説明する。
【００１８】図１は、コイン研磨装置の外観斜視図、図
２は、コイン揚送装置の外観斜視図であって、スロット
マシンを多数列設したパチスロ島の内部に設けられてい
るものである。
２は、コイン揚送装置の外観斜視図であって、スロット
マシンを多数列設したパチスロ島の内部に設けられてい
るものである。
【００１９】図１において、コイン研磨装置１は、第１
の研磨ベルト２、第２の研磨ベルト３、第１の押圧ベル
ト４、第２の押圧ベルト５、第１の押圧板６、第２の押
圧板７から構成されている。
の研磨ベルト２、第２の研磨ベルト３、第１の押圧ベル
ト４、第２の押圧ベルト５、第１の押圧板６、第２の押
圧板７から構成されている。
【００２０】ここに、第１、第２の研磨ベルト２、３
は、布で形成されたものであって、装着時においてロー
ラＲ３、Ｒ４に巻き付けられており、一端をローラＲ
１、Ｒ２にて巻き取るようになっている。また、中間部
分は第１、第２の押圧ベルト４、５間に介在するように
なっており、第１、第２の研磨ベルト２、３は、コイン
揚送装置１１（図２参照）にて揚送されるコインを研磨
するようになっている。さらに、ローラＲ１、Ｒ２は、
図示しないモータに連結されており、コイン揚送装置１
１のコイン揚送動作に連動してモータを駆動することに
より、矢印Ａ、Ｂの方向にそれぞれ回転し、第１、第２
の研磨ベルト２、３を巻き取るようになっている。一
方、ローラＲ３、Ｒ４は、第１、第２の研磨ベルト２、
３を巻き取る方向（矢印Ｃ、Ｄの反対方向）にわずかな
力で付勢されており、第１、第２の研磨ベルト２、３が
途中でたるまないようにしてある。
は、布で形成されたものであって、装着時においてロー
ラＲ３、Ｒ４に巻き付けられており、一端をローラＲ
１、Ｒ２にて巻き取るようになっている。また、中間部
分は第１、第２の押圧ベルト４、５間に介在するように
なっており、第１、第２の研磨ベルト２、３は、コイン
揚送装置１１（図２参照）にて揚送されるコインを研磨
するようになっている。さらに、ローラＲ１、Ｒ２は、
図示しないモータに連結されており、コイン揚送装置１
１のコイン揚送動作に連動してモータを駆動することに
より、矢印Ａ、Ｂの方向にそれぞれ回転し、第１、第２
の研磨ベルト２、３を巻き取るようになっている。一
方、ローラＲ３、Ｒ４は、第１、第２の研磨ベルト２、
３を巻き取る方向（矢印Ｃ、Ｄの反対方向）にわずかな
力で付勢されており、第１、第２の研磨ベルト２、３が
途中でたるまないようにしてある。
【００２１】次に、第１の押圧ベルト４は、ローラＲ５
とＲ７に懸架されており、一方の表面（外側面）にコイ
ン状のゴムシート４ａが多数接着されている。同様に、
第２の押圧ベルト５には、ローラＲ４とＲ８とで懸架さ
れており、図示しないコイン状のゴムシート５ａが多数
接着されている。なお、ローラＲ５、Ｒ６、Ｒ７、Ｒ８
は、いずれも回転自在に支持されている。
とＲ７に懸架されており、一方の表面（外側面）にコイ
ン状のゴムシート４ａが多数接着されている。同様に、
第２の押圧ベルト５には、ローラＲ４とＲ８とで懸架さ
れており、図示しないコイン状のゴムシート５ａが多数
接着されている。なお、ローラＲ５、Ｒ６、Ｒ７、Ｒ８
は、いずれも回転自在に支持されている。
【００２２】さらに、第１、第２の押圧板６、７は、第
１、第２の押圧ベルト４、５をそれぞれコインＭを両側
から押圧するように付勢されており、さらに第１、第２
の研磨ベルト２、３も押圧されて、揚送中のコインＭを
両サイドから挟み込むようになっている。すなわち、第
１の押圧ベルト５と第１の押圧板６、第２の押圧ベルト
５と第２の押圧板７で、それぞれ第１、第２の研磨ベル
ト２、３を押圧する押圧手段を構成している。
１、第２の押圧ベルト４、５をそれぞれコインＭを両側
から押圧するように付勢されており、さらに第１、第２
の研磨ベルト２、３も押圧されて、揚送中のコインＭを
両サイドから挟み込むようになっている。すなわち、第
１の押圧ベルト５と第１の押圧板６、第２の押圧ベルト
５と第２の押圧板７で、それぞれ第１、第２の研磨ベル
ト２、３を押圧する押圧手段を構成している。
【００２３】また、図２において、コイン揚送装置１１
は、上方が大きく開放されているコインホッパ１２と、
コインホッパ１２の下方に接続されているコイン送り出
し部１３と、コインを上方に搬送するコインガイド１７
とから構成されている。コイン送り出し部１３には、コ
インのサイズに応じた複数のコイン導入孔１４が形成さ
れたロータ１５が設けられており、ロータ１５は、駆動
モータ１６の駆動により回転するようになっている。ま
た、コインガイド１７は、内部にコインが一列に並んだ
状態で通過できる幅を有するコイン通路１８が形成され
ており、その先端部は、コイン研磨装置１を臨むように
形成されている（図１参照）。さらにコイン研磨装置１
の上方には、コイン通路２０が形成された上部コインガ
イド１９が設けられており、コイン研磨装置１で研磨さ
れたコインＭをパチスロ島の上方にガイドするようにな
っている。
は、上方が大きく開放されているコインホッパ１２と、
コインホッパ１２の下方に接続されているコイン送り出
し部１３と、コインを上方に搬送するコインガイド１７
とから構成されている。コイン送り出し部１３には、コ
インのサイズに応じた複数のコイン導入孔１４が形成さ
れたロータ１５が設けられており、ロータ１５は、駆動
モータ１６の駆動により回転するようになっている。ま
た、コインガイド１７は、内部にコインが一列に並んだ
状態で通過できる幅を有するコイン通路１８が形成され
ており、その先端部は、コイン研磨装置１を臨むように
形成されている（図１参照）。さらにコイン研磨装置１
の上方には、コイン通路２０が形成された上部コインガ
イド１９が設けられており、コイン研磨装置１で研磨さ
れたコインＭをパチスロ島の上方にガイドするようにな
っている。
【００２４】次に、上記構成のコイン研磨装置１の研磨
動作について説明する。
動作について説明する。
【００２５】まず、パチスロ島の上部には、スロットマ
シンやメダル貸出機に供給するためのコインがストック
されており、このコインが一定量以下になると、コイン
揚送装置１１を起動させて、パチスロ島の下部に収納さ
れているコインを上部に揚送するようになっている。す
なわち、駆動モータ１６の起動により、ロータ１５が回
転し、コインホッパ１２内に貯留されたコインは、１個
宛コイン導入孔１４内に入り込み、順次コインガイド１
７に送り込まれ、１列に並べられた状態で強制的に押し
上げられるようになる。この時、コイン揚送装置１の起
動に連動してローラＲ１、Ｒ２に連結されたモータを駆
動し、ローラＲ１、Ｒ２は、矢印Ａ、Ｂの方向にそれぞ
れ回転する。ローラＲ１、Ｒ２が回転することにより、
第１、第２の研磨ベルト２、３がローラＲ１、Ｒ２にて
巻き取られ、ローラＲ３、Ｒ４も矢印Ｃ、Ｄの方向に回
転する。一方、コイン揚送装置１１にて押し上げられた
コインＭは、コインガイド１７のコイン通路１８を通っ
て順次コイン研磨装置１内に順次送り込まれる。コイン
研磨装置１では、コインＭを両側から押圧する第１、第
２の研磨ベルト２、３が、矢印Ｈの反対方向に走行する
ことによって、コインＭの表面に付着した汚れを拭き取
る。ここで、表面にコイン状のゴムシート４ａ、５ａを
多数接着した第１、第２の押圧ベルト４、５を第１、第
２の押圧板６、７で、コインＭの表面に押圧する構成と
したので、コインＭの凹部に付着した汚れも拭き取るこ
とができる。また、第１、第２の研磨ベルト２、３の走
行に伴って、第１、第２の押圧ベルト４、５も、ゴムシ
ート４ａ、５ａと第１、第２の研磨ベルト２、３との摩
擦により、矢印Ｈの反対方向に走行する。なお、第１、
第２の研磨ベルト２、３の走行速度は、数ｍｍ／分程度
である。このようにして表面を研磨されたコインＭは、
さらに上方に押し上げられ、コイン研磨装置１に上方に
設けられた上部コインガイド１９内のコイン通路２０を
通って、パチスロ島の上部に揚送される。
シンやメダル貸出機に供給するためのコインがストック
されており、このコインが一定量以下になると、コイン
揚送装置１１を起動させて、パチスロ島の下部に収納さ
れているコインを上部に揚送するようになっている。す
なわち、駆動モータ１６の起動により、ロータ１５が回
転し、コインホッパ１２内に貯留されたコインは、１個
宛コイン導入孔１４内に入り込み、順次コインガイド１
７に送り込まれ、１列に並べられた状態で強制的に押し
上げられるようになる。この時、コイン揚送装置１の起
動に連動してローラＲ１、Ｒ２に連結されたモータを駆
動し、ローラＲ１、Ｒ２は、矢印Ａ、Ｂの方向にそれぞ
れ回転する。ローラＲ１、Ｒ２が回転することにより、
第１、第２の研磨ベルト２、３がローラＲ１、Ｒ２にて
巻き取られ、ローラＲ３、Ｒ４も矢印Ｃ、Ｄの方向に回
転する。一方、コイン揚送装置１１にて押し上げられた
コインＭは、コインガイド１７のコイン通路１８を通っ
て順次コイン研磨装置１内に順次送り込まれる。コイン
研磨装置１では、コインＭを両側から押圧する第１、第
２の研磨ベルト２、３が、矢印Ｈの反対方向に走行する
ことによって、コインＭの表面に付着した汚れを拭き取
る。ここで、表面にコイン状のゴムシート４ａ、５ａを
多数接着した第１、第２の押圧ベルト４、５を第１、第
２の押圧板６、７で、コインＭの表面に押圧する構成と
したので、コインＭの凹部に付着した汚れも拭き取るこ
とができる。また、第１、第２の研磨ベルト２、３の走
行に伴って、第１、第２の押圧ベルト４、５も、ゴムシ
ート４ａ、５ａと第１、第２の研磨ベルト２、３との摩
擦により、矢印Ｈの反対方向に走行する。なお、第１、
第２の研磨ベルト２、３の走行速度は、数ｍｍ／分程度
である。このようにして表面を研磨されたコインＭは、
さらに上方に押し上げられ、コイン研磨装置１に上方に
設けられた上部コインガイド１９内のコイン通路２０を
通って、パチスロ島の上部に揚送される。
【００２６】第１、第２の研磨ベルト２、３が、すべて
ローラＲ１、Ｒ２に巻き取られたときには、新しい研磨
ベルトに交換することによりコインＭの研磨を継続する
ことができる。
ローラＲ１、Ｒ２に巻き取られたときには、新しい研磨
ベルトに交換することによりコインＭの研磨を継続する
ことができる。
【００２７】上記実施の形態では、コイン状のゴムシー
ト４ａ、５ａを接着した第１、第２の押圧ベルト４、５
にて、コインＭの両サイドに第１、第２の研磨ベルト
２、３を押し当ててコインＭの表面に付着した汚れを除
去するものであるが、本発明はこのような形態に限られ
るものではない。例えば、弾性体の材質は、ゴムシート
４ａ、５ａの代わりに弾性を有するプラスチックで形成
してもよい。また、弾性体は、他の形状のゴムシートを
第１、第２の押圧ベルト４，５に接着してもよいし、表
面が凹凸状のゴムシートにより第１、第２の押圧ベルト
４、５を形成してもよい。すなわち、弾性体の形状は、
図３または図４に示すようにコインＭの移動方向に対し
て凹凸状になっていればよい。
ト４ａ、５ａを接着した第１、第２の押圧ベルト４、５
にて、コインＭの両サイドに第１、第２の研磨ベルト
２、３を押し当ててコインＭの表面に付着した汚れを除
去するものであるが、本発明はこのような形態に限られ
るものではない。例えば、弾性体の材質は、ゴムシート
４ａ、５ａの代わりに弾性を有するプラスチックで形成
してもよい。また、弾性体は、他の形状のゴムシートを
第１、第２の押圧ベルト４，５に接着してもよいし、表
面が凹凸状のゴムシートにより第１、第２の押圧ベルト
４、５を形成してもよい。すなわち、弾性体の形状は、
図３または図４に示すようにコインＭの移動方向に対し
て凹凸状になっていればよい。
【００２８】また上記実施の形態では、第１、第２の研
磨ベルト２、３は、コインＭの揚送方向と逆の方向に走
行するようにしたものであるが、コインＭの揚送速度と
異なる速度で、同じ方向（矢印Ｈの方向）に走行させる
ようにしてもよい。この場合は、研磨能力は若干低下す
るものの、コイン揚送装置及び第１、第２の研磨ベルト
２、３を巻き取るモータの負担を軽減することができ
る。
磨ベルト２、３は、コインＭの揚送方向と逆の方向に走
行するようにしたものであるが、コインＭの揚送速度と
異なる速度で、同じ方向（矢印Ｈの方向）に走行させる
ようにしてもよい。この場合は、研磨能力は若干低下す
るものの、コイン揚送装置及び第１、第２の研磨ベルト
２、３を巻き取るモータの負担を軽減することができ
る。
【００２９】また上記実施の形態では、コインＭを上方
に搬送（揚送）するコイン揚送装置の揚送路中に第１、
第２の研磨ベルト２、３を設けるものであるが、設置場
所はこれに限られるものではない。例えば、揚送したコ
インをスロットマシンやメダル貸機に搬送する搬送路中
に設けるようにしてもよい。
に搬送（揚送）するコイン揚送装置の揚送路中に第１、
第２の研磨ベルト２、３を設けるものであるが、設置場
所はこれに限られるものではない。例えば、揚送したコ
インをスロットマシンやメダル貸機に搬送する搬送路中
に設けるようにしてもよい。
【００３０】さらに上記実施の形態では、第１、第２の
研磨ベルト２、３は、布を用いているが、布の代わりに
合成皮革や紙を用いてもよい。さらに、研磨ベルト２、
３が布または紙の場合には、洗浄剤を添加して研磨能力
を向上させるようにしてもよい。
研磨ベルト２、３は、布を用いているが、布の代わりに
合成皮革や紙を用いてもよい。さらに、研磨ベルト２、
３が布または紙の場合には、洗浄剤を添加して研磨能力
を向上させるようにしてもよい。
【００３１】
【発明の効果】本発明によれば、搬送中のコインの汚れ
を除去する研磨媒体と、前記研磨媒体をコインの表面に
押圧する押圧手段とからなるコイン研磨装置において、
前記押圧手段は、前記研磨媒体と接する部分の一部また
は全部が弾性体で形成されているので、コインの凹部に
付着した汚れであっても容易に取り除くことができる。
を除去する研磨媒体と、前記研磨媒体をコインの表面に
押圧する押圧手段とからなるコイン研磨装置において、
前記押圧手段は、前記研磨媒体と接する部分の一部また
は全部が弾性体で形成されているので、コインの凹部に
付着した汚れであっても容易に取り除くことができる。
【００３２】また本発明によれば、弾性体は、研磨媒体
と接する部分が凹凸状に形成されているので、研磨能力
をさらに向上させることができる。
と接する部分が凹凸状に形成されているので、研磨能力
をさらに向上させることができる。
【００３３】また本発明によれば、前記研磨媒体は、コ
インの搬送に連動して走行するようにしたので、研磨媒
体は、コイン研磨装置の運転時間に応じて移動するよう
になり、研磨能力を一定に保つことができる。
インの搬送に連動して走行するようにしたので、研磨媒
体は、コイン研磨装置の運転時間に応じて移動するよう
になり、研磨能力を一定に保つことができる。
【００３４】また本発明によれば、前記研磨媒体は、コ
インを上方に押し上げる揚送路中に設けたので、新たな
取付スペースは不要であり、従来のパチスロ島などに容
易に設置することができる。
インを上方に押し上げる揚送路中に設けたので、新たな
取付スペースは不要であり、従来のパチスロ島などに容
易に設置することができる。
【００３５】また本発明によれば、研磨媒体は合成皮革
で形成したので、研磨能力を向上させることができる。
で形成したので、研磨能力を向上させることができる。
【００３６】また本発明によれば、研磨媒体は布で形成
したので、使用後のクリーニングが容易で、リサイクル
できるという効果がある。
したので、使用後のクリーニングが容易で、リサイクル
できるという効果がある。
【００３７】さらに本発明によれば、研磨媒体は紙で形
成したので、使用済みの研磨媒体を廃棄しても環境上の
問題はない。
成したので、使用済みの研磨媒体を廃棄しても環境上の
問題はない。
【図１】本発明によるコイン研磨装置の外観斜視図であ
る。
る。
【図２】コイン揚送装置の外観斜視図である。
【図３】弾性体の表面形状を示す図である。
【図４】弾性体の表面形状を示す図である。
１ コイン研磨装置 ２ 第１の研磨ベルト ３ 第２の研磨ベルト ４ 第１の押圧ベルト ５ 第２の押圧ベルト ６ 第１の押圧板 ７ 第２の押圧板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０７Ｄ 9/00 Ｇ０７Ｄ 9/00 Ｃ (72)発明者 増田 和広 大阪府守口市京阪本通２丁目５番５号 三 洋電機株式会社内 Ｆターム(参考） 2C088 BA97 3C058 AA05 AA11 AA16 AB03 CA01 CB01 CB03 3E001 AA08 AB05 BA03 CA08 FA23
Claims (10)
- 【請求項１】 搬送中のコインの汚れを除去する研磨媒
体と、前記研磨媒体を搬送中のコインの表面に押圧する
押圧手段とからなるコイン研磨装置であって、前記押圧
手段は、前記研磨媒体と接する部分の一部または全部が
弾性体で形成されたことを特徴とするコイン研磨装置。 - 【請求項２】 搬送中のコインの汚れを除去する研磨媒
体と、前記一対の研磨媒体を搬送中のコインの両面に押
圧する一対の押圧手段とからなるコイン研磨装置であっ
て、前記一対の研磨媒体は、搬送中のコインを両側から
押圧するように構成するとともに、前記押圧手段は、前
記研磨媒体と接する部分の一部または全部が弾性体で形
成されたことを特徴とするコイン研磨装置。 - 【請求項３】 前記弾性体は、研磨媒体と接する部分が
凹凸状であることを特徴とする請求項１または２記載の
コイン研磨装置。 - 【請求項４】 前記研磨媒体は、ベルト状に形成された
ことを特徴とする請求項１乃至３記載のコイン研磨装
置。 - 【請求項５】 前記研磨媒体は、コインの搬送に連動し
て走行するようにしたことを特徴とする請求項４記載の
コイン研磨装置。 - 【請求項６】 前記押圧手段は、表面に弾性体を有する
ベルトと、前記ベルトを研磨媒体に押圧する押圧部とを
備えるとともに、前記研磨媒体の走行に連動して走行す
るようにしたことを特徴とする請求項５記載のコイン研
磨装置。 - 【請求項７】 前記研磨媒体は、コインを上方に押し上
げる揚送路中に設けられたことを特徴とする請求項１乃
至６記載のコイン研磨装置。 - 【請求項８】 前記研磨媒体は、合成皮革であることを
特徴とする請求項１乃至７記載のコイン研磨装置。 - 【請求項９】 前記研磨媒体は、布であることを特徴と
する請求項１乃至７記載のコイン研磨装置。 - 【請求項１０】 前記研磨媒体は、紙であることを特徴
とする請求項１乃至７記載のコイン研磨装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000097376A JP2001277090A (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | コイン研磨装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000097376A JP2001277090A (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | コイン研磨装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001277090A true JP2001277090A (ja) | 2001-10-09 |
Family
ID=18612006
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000097376A Pending JP2001277090A (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | コイン研磨装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001277090A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004216043A (ja) * | 2003-01-17 | 2004-08-05 | Kyoraku Sangyo | 研磨シート及びこの研磨シートが張設された研磨装置 |
| JP2007167447A (ja) * | 2005-12-22 | 2007-07-05 | Samii Kk | 遊技機 |
| JP2013035086A (ja) * | 2011-08-05 | 2013-02-21 | Tochio Yanagisawa | 研削ベルト受け多数突部付きベルトを備えたベルト研削機 |
| JP2013153800A (ja) * | 2012-01-27 | 2013-08-15 | Silver Denken Kk | 遊技媒体揚送磨き装置 |
| JP5525072B1 (ja) * | 2013-01-21 | 2014-06-18 | 日本金銭機械株式会社 | 円盤状体研磨装置 |
-
2000
- 2000-03-31 JP JP2000097376A patent/JP2001277090A/ja active Pending
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|---|---|---|---|---|
| JP2004216043A (ja) * | 2003-01-17 | 2004-08-05 | Kyoraku Sangyo | 研磨シート及びこの研磨シートが張設された研磨装置 |
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| JP2013035086A (ja) * | 2011-08-05 | 2013-02-21 | Tochio Yanagisawa | 研削ベルト受け多数突部付きベルトを備えたベルト研削機 |
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|---|---|---|---|
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