JPS63247240A - ロ−ラ搬送機構のクリ−ニング方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） この発明はローラ搬送Ｒ構のｎ−ラまたはベルト間に差
し込んで搬送するだりの操作によってローラの表面を自
動的に清掃するようにしたクリーニング方法に関する。

（従来の技術） 例えば電子複写機などの画像形成装置における搬送機構
や自動券売機あるいはその他のシートないしカードの搬
送機構は、搬送路中に搬送対象物であるシートないしカ
ードの長さに応じたピッチで複数対のローラまたはロー
ラ間に懸架されたベルトを備えており、各ローラまたは
ベルト間にシートないしカードをピンチした状態で搬送
始端部から終端部までを順次搬送し、その間にコピー印
刷などの加工を行い、排出端に印刷された用紙を排紙す
るようになっている。

（発明が解決しようとする問題点） この種のローラ搬送機構は、印刷用のトナーなどの付着
や表面の劣化によって、搬送されるシートないしカード
の表面を汚し易く、完成品の品質低小を招き易い。この
種の品質低下傾向はローラまたはベルトの構成材料であ
るゴムの表面の劣化や老朽化に伴ない加速される。

表向の汚れに対しでは、汚れによる搬送対象物表面のデ
ツピング（インキによる汚点）その他の表向状態を見て
、汚れの度合いが基準より大きくなった時点でケーシン
グ内部を開放し、ローラまたはベルトの表面を人手によ
って清掃するようにしているが、搬送路中にはローラは
何本もあり、狭隘な箇所に手を差し延べてクリーニング
しなければならないためその清掃作業は極めて厄介なも
のとなっていた。

本発明は以上の問題点に鑑みてなされたもので、ローラ
またはベルトの再生ないしは清掃作業を搬送モードと同
じ状態で自動的に行なうことの出来る方法を提供するも
のである。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） 前記目的を達成するため、この発明は、ローラの回転に
よってシートないしカード状の搬送物品を搬送するよう
にしたローラ搬送機構において、前記搬送物品と同じ搬
送状態で各ローラまたはローラ間に懸架されたベルトの
表面を研磨および清掃するクリーニング方法であって、
該クリーニング方法に用いられる清掃部材は、シートな
いしカード状の基材からなり、該基材は摩擦係数の小さ
な搬送先端部と摩擦係数の大きな搬送後端部とに区画さ
れ、搬送先端部の表裏面に砥粒を点在状態にコーティン
グするとともに、搬送後端部の表裏面を粘着性物質で構
成し、前部側と後部側とで搬送速度差が生じることによ
って前記砥粒を空転状態のローラまたはベルトの表面に
接触させて表面を研磨するとともに、後部側の粘着面で
研磨屑を吸着するようにした。

（作　用） ローラまたはベルトの表面の汚れに応じた搬送対象物表
面の汚れを判断してクリーニング部材を搬送対象物と同
様に搬送経路中に送り込み、各ローラまたはベルト間を
通過させるだけで自動的に各ローラの表面はω１磨され
て新たな面を露出するとともに研磨屑も自動的に清掃部
材表面に吸着される。

（実　施　例） 以下、この発明の一実施例を図面を用いて詳細に説明す
る。

図はこの発明方法に用いられる清掃部材Ｓを示し、１は
カード状の基材であり、この基材１の表裏面はその搬送
方向前部側２と後部側３に区画され、前部側２の表面に
は摩擦係数が小さく滑性のある部材４がコーティングさ
れているとともに、後部側３の表面には摩擦係数の大き
な部材であってしかも粘着性のある面５が形成され、さ
らには表面には搬送方向を明示する矢印などの表示Ｓ１
を印刷などによって形成している。

また前部側２の表面には砥粒６が点在し、搬送状態にお
いて前後の摩擦係数の差に応じた搬送速度差によって各
砥粒６をローラ対７の表面に空回り状態で接触させる事
によってローラ対７の表面を研磨するようになっている
。

なお、清掃対象が電子複写機の場合には清掃部材Ｓは感
光体ドラムの表面にも接触する。

したがって、砥粒の粒径は感光体ドラムの表面に傷を付
けることなく滑らかな状態に研磨出来るようその粒径を
小さく、しかも、砥粒の材質としては滑らかな研磨がで
きる硫酸バリウム、硫酸ストロンチュウムなどの材質を
選べば良い。

そして清掃部材Ｓの幅はローラ対の有効幅と等しいか、
あるいはこれより大きな幅であり、例えばＡ４判〜Ａ３
判の用紙を送るよう設定されている場合にはその幅と同
様かまたはこれよりやや大きな幅となっている。また、
搬送方向の長さＬも同じ＜Ａ４−Ａ３判の長さにほぼ等
しく、各ローラ対１間のピッチ　より長い。

したがって、清掃部ＵＳは送られる用紙と同様な送り操
作によって搬送路中を送られる。そして、前後のローラ
対７間にｈ′ｉ掃部祠Ｓがかかった状態では進行方向前
部側２と後部側３とでは厚擦係数の差ににって搬送速度
差が生じ、前部側２をピンチするローラ対７は空回り状
態で清局部月Ｓの前部側２の表面に接触し、砥粒６ど相
対的速度差をもって接触づることによって研磨を受け、
表面の再生が行われることになる。

序で清掃部材Ｓの進行により後部側３が既に（ｄｆ磨を
受【プたローラ対間にピンチされ、その表面に形成され
た粘着性の而５によって［νＩ記研磨による屑を表面に
吸名されることになる。

以下同様の作用によって順次ローラ対７は研磨され、ｌ
１Ｊｌ磨屑を吸着されることになり、最終的に清掃部月
Ｓは抽出端より排出されることになる。

なお、１１１１記実施例ではこのブを明方法をローラ対
によって搬送される搬送機構のクリーニングに適用した
場合を説明したが、ベルト間にピンチして送るベルト搬
送式であっても同様のクリーニング効果がある。

［発明の効果］ 以上実施例によって詳細に説明したようにこの発明にあ
つＣは、シートないしカード状に形成された清掃部月を
用紙の搬送と同様の状態で搬送路中に送れば、自動的に
各ローラ対またはベルトの表面は研磨され、また研磨屑
の吸着を受けて再ａｇされる。

したがって、従来のように清掃作業毎に内部を分解する
必要がなく、清掃作業を極めて簡単、かつ省力化状態で
行え、メンテナンスなどの尋問家の手もわずられせるこ
とがない。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明方法に用いられる清掃部材の斜視図、
第２図は同清掃部材で［Ｊ−ラ対をクリーニングしてい
る状態を示す断面図である。 Ｓ・・・清掃部月 １・・・基材 ２・・・前部側 　　ｌ　− ３・・・後部側 ４・・・滑性部材 ５・・・粘着性の而 ６・・・砥粒 ７・・・ローラ対

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ローラの回転によってシートないしカード状の搬
   送物品を搬送するようにしたローラ搬送機構において、
   前記搬送物品と同じ搬送状態で各ローラまたはローラ間
   に懸架されたベルトの表面を研磨および清掃するクリー
   ニング方法であって、該クリーニング方法に用いられる
   清掃部材は、シートないしカード状の基材からなり、該
   基材は摩擦係数の小さな搬送先端部と摩擦係数の大きな
   搬送後端部とに区画され、搬送先端部の表裏面に砥粒を
   点在状態にコーティングするとともに、搬送後端部の表
   裏面を粘着性物質で構成し、前部側と後部側とで搬送速
   度差が生じることによって前記砥粒を空転状態のローラ
   またはベルトの表面に接触させて表面を研磨するととも
   に、後部側の粘着面で研磨屑を吸着するようにしたこと
   を特徴とするローラ搬送機構のクリーニング方法。
2. （２）前記清掃部材の幅はローラの有効搬送面の幅と同
   じかこれよりやや長幅に設定されているとともに、長さ
   は各ローラ対間のピッチより長く形成されていることを
   特徴とする特許請求の範囲第１項に記載のローラ搬送機
   構のクリーニング方法。