JP2001276150A - ベッド用転落防止装置 - Google Patents

ベッド用転落防止装置

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JP2001276150A JP2000099490A JP2000099490A JP2001276150A JP 2001276150 A JP2001276150 A JP 2001276150A JP 2000099490 A JP2000099490 A JP 2000099490A JP 2000099490 A JP2000099490 A JP 2000099490A JP 2001276150 A JP2001276150 A JP 2001276150A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベッド使用者に与える苦痛を最小限とし、ベ
ッドからの転落を未然に防止できるベッド用転落防止装
置を得ること。 【解決手段】 ベッド1の側部に配設され昇降自在に形
成された昇降式側柵2と、ベッド1に横臥した人体が側
柵の近傍に位置しているか否かを検知する人体検知セン
サ3と、人体検知センサ3の検知信号に基づいて昇降式
側柵2を昇降させる制御部5と、制御部5にリセット信
号を出力するスイッチ手段4とを備えた。制御部5は、
スイッチ手段4からのリセット信号の入力によって人体
検知センサ3からの検知信号にかかわらず、昇降式側柵
2を任意に下降できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ベッド利用者が
当該ベッドから転落するおそれがある場合のみ、これを
検知してベッドの側柵を上昇させ転落を防止するととも
に、上昇した側柵を任意に下降できるようにしたベッド
用転落防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、我が国では高齢化社会を迎えつつ
あり、長期に入院する老人患者が増えてきている。とこ
ろで、老人患者の中には、痴呆症にかかっている者が少
なくない。このような痴呆症患者は、常にベッドから転
落する危険を伴い、打撲や骨折などの傷害を蒙るおそれ
が大きい。
【0003】そこで、以上のような課題を解決するため
に、病院等では、図13に示すように、ベッド10の側
部に側柵20を設けて転落を防止していた。ここで、図
13は、従来のベッド用転落防止装置を示す斜視図であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ベッド
10に側柵20が常に設置されていると、患者は圧迫感
により精神的な苦痛を覚えるという課題があった。ま
た、医者が患者を診察する際や看護婦がシーツを交換す
る時などは、側柵20が邪魔になる場合が多い。そこ
で、従来は取り外し可能な側柵を用いて、診療の度にそ
れを取り外すようにしていた。
【0005】しかしながら、かかる場合は、患者自身が
圧迫感等からその側柵を取り外してしまい、さらに危険
が増すという課題があった。また、以上の課題は、痴呆
症の患者のみならず、子供においても同様のことが言え
る。さらに、病院に入院している患者だけでなく、在宅
看護を受けている者についても言えることである。
【0006】この発明は、上記に鑑みてなされたもので
あって、ベッド使用者に与える苦痛を最小限とし、ベッ
ドからの転落を未然に防止できるベッド用転落防止装置
を得ることを目的とする。
【0007】また、この発明は、必要時に備えて側柵を
任意に下降できるベッド用転落防止装置を得ることを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、この発明にかかるベッド用転落
防止装置は、ベッドの側部に配設され昇降自在に形成さ
れた側柵と、前記ベッドに横臥した人体が前記側柵の近
傍に位置しているか否かを検知する人体検知手段と、前
記人体検知手段の検知信号に基づいて前記側柵を昇降さ
せる側柵昇降手段とを備えたものである。
【0009】したがって、患者が側柵の近傍にいなけれ
ば、側柵を下降させておき、患者の圧迫感を排除でき
る。また、患者が側柵の近傍に近づくと、人体検知手段
がこれを検知して側柵が上昇するので、ベッドからの転
落を防止できる。
【0010】また、つぎの発明にかかるベッド用転落防
止装置は、側柵昇降手段にリセット信号を出力するスイ
ッチ手段を備え、前記側柵昇降手段は、前記スイッチ手
段からのリセット信号の入力によって人体検知手段から
の検知信号にかかわらず、側柵を下降させるようにした
ものである。これにより、医者の診察時等、必要時にス
イッチ手段を操作することにより、側柵を任意に下降で
き、診察等の邪魔にならないようにすることができる。
【0011】また、つぎの発明にかかるベッド用転落防
止装置は、人体検知手段は、圧力センサ、光ファイバセ
ンサ、遮断式センサ、静電容量型センサ、人体の横臥位
置を画像認識により検知する画像センサのうちのいずれ
か一つ、または、これらの任意の組合せを備えたもので
ある。これにより、簡易な構成によって、確実に人体位
置の検知ができる。特に、患者に不測の事態が起こらな
いように監視するための監視カメラを画像センサとして
兼用させれば、システムの装置構成を簡略化でき、上記
メリットを最大限に享受できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかるベッド用
転落防止装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明
する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定され
るものではない。
【0013】実施の形態1.図1は、この発明の実施の
形態1にかかるベッド用転落防止装置を示す説明図、図
2は、下降した手すり部を示す説明図、図3は、上昇し
た手すり部を示す説明図、図4は、手すり部の機構を示
す説明図、図5は、下降した手すり部の要部を示す説明
図、図6は、上昇した手すり部の要部を示す説明図、図
7は、人体検知センサの構成を示す説明図、図8は、昇
降式側柵の制御過程を示すフローチャート、図9は、昇
降式側柵の制御過程を示すタイムチャートである。
【0014】まず、本発明の全体構成について説明す
る。図1に示すように、ベッド1の側部には、患者等が
転落するのを防止するために昇降自在に形成した昇降式
側柵2を備えている。この昇降式側柵2の近傍に配置さ
れた人体検知センサ3は、ベッド1に横臥した人体が昇
降式側柵2の近傍に位置しているか否かを検知するため
のものである。制御部5は、人体検知センサ3または後
述するスイッチ手段4からの出力信号に基づいて、昇降
式側柵2を昇降させるものである。
【0015】すなわち、制御部5より上昇信号を入力す
ると、昇降式側柵2は、後述する駆動部2fの動作によ
り、図2から図3に示すように上昇する。一方、制御部
5より下降信号を入力すると、昇降式側柵2は、後述す
る駆動部2fの動作により、図3から図2に示すように
下降する。
【0016】人体検知センサ3は、人体が所定位置に存
在すると、制御部5に検知信号を出力し続けるように構
成されている。また、スイッチ手段4は、介護者や医者
等の操作者がON操作をすることによって制御部5にリ
セット信号を出力し、OFF操作によって制御部5に解
除信号を出力するように構成されている。
【0017】また、制御部5は、スイッチ手段4がOF
Fの時に人体検知センサ3からの検知信号が入力される
と、昇降式側柵2に上昇信号を出力するように構成され
ている。また、スイッチ手段4がOFFまたは人体検知
センサ3の検知信号がOFFとなった時に、昇降式側柵
2に下降信号を出力するように構成されている。
【0018】つぎに、昇降式側柵2について、さらに詳
しく説明する。図4〜図6に示すように、昇降式側柵2
は、ベース2a、アーム2b、手すり部2c、連結部2
d,2e、駆動部2fにより構成されている。すなわ
ち、ベース2aには、複数のアーム2bが連結部2dに
よって回動自在に連結され、アーム2bの上端部には、
手すり部2cが連結部2eによって回動自在に連結さ
れ、リンク機構を構成している。なお、昇降式側柵2
は、べース2aをベッド1に固定し、横方向の力に対し
て強度を持たせ、患者が昇降式側柵2にもたれかかって
も倒れないように形成してある。
【0019】駆動部2fは、手すり部2cを任意の高さ
に保持できるように、たとえば、減速機構を備えたモー
タからなっており、所定のアーム2bを回動できるよう
に形成されている。なお、この駆動部2fは、手すり部
2cを保持するためにアーム2bの根元部に必要数設置
されている。
【0020】つぎに、人体検知センサ3について、さら
に詳しく説明する。図1に示すように、人体検知センサ
3は、ベッド1の昇降式側柵2近傍に患者が移動したこ
とを、体重移動による圧力変化として検知するものであ
り、たとえば、圧力センサを用いて構成することができ
る。この圧力センサは、図7に示すように、センサ部3
aと解析部3bとから構成されている。
【0021】センサ部3aは、ベッド1と布団との間等
に設置され、患者の体重によって加わる圧力を電流値に
変換するものである。解析部3bは、センサ部3aの電
流値を入力し、当該電流値が予め定めた基準値を超えた
場合に、制御部5に検知信号を出力するように形成して
ある。なお、前記基準値を上回っている時は、制御部5
に検知信号を出力し続けるように形成してある。
【0022】人体検知センサ3の設置位置、感度および
昇降式側柵2の上昇速度は、患者がベッド1から転落し
ないように任意に調節される。なお、人体検知センサ3
の感度は、多少高めに設定するのがよい。この場合、患
者がベッド1から転落する状況でなくても、人体検知セ
ンサ3が検知信号を出力し、昇降式側柵2が上昇するこ
とがある。ところが、患者の安全性を重視するため、感
度は高いほうが好ましい。また、スイッチ手段4は、ベ
ッド1の患者の手の届かない場所に設置されていること
は、言うまでもない。
【0023】つぎに動作について図1〜図3、図8、図
9に基づいて説明する。いま、患者がベッド1の中央部
で就寝していると仮定する。この時、スイッチ手段4は
OFFになっているとする(ステップS10否定)。ま
たこの状態では、人体検知センサ3は検知信号を出力し
ていない(ステップS20否定)。この時、昇降式側柵
2は、図2に示したように下降した状態となっている。
【0024】つぎに、患者がベッド1の所定位置まで移
動したとする。かかる所定位置とは、ベッド1におい
て、昇降式側柵2の近傍である。すると、人体検知セン
サ3が患者の存在を検知して、制御部5に検知信号を出
力する(ステップS20肯定、T1)。検知信号を入力
した制御部5は、昇降式側柵2に上昇信号を出力する
(T1)。
【0025】昇降式側柵2は、上昇信号を入力すると上
昇動作を開始し、図2から図3に示すような状態となる
(ステップS30)。このように、患者が昇降式側柵2
の近傍に移動しても、昇降式側柵2が上昇するので患者
がベッド1から転落するのを防止できる。
【0026】なお、人体検知センサ3は、患者を検知し
ている間は制御部5に検知信号を出力し続けている。そ
して、患者が昇降式側柵2の近傍からベッド1の中央方
向に移動すると、人体検知センサ3が検知信号の出力を
停止する。制御部5は、人体検知センサ3の検知信号の
出力が停止すると、昇降式側柵2に下降信号を出力する
(T2)。この下降信号を入力した昇降式側柵2は下降
を開始し、図3から図2に示すような状態となる(ステ
ップS40)。
【0027】ここで、再び患者が昇降式側柵2の近傍に
移動し、人体検知センサ3が制御部5に検知信号を出力
したとする(ステップS20)。すると、上述した場合
と同様に、制御部5は昇降式側柵2に上昇信号を出力す
るので、当該昇降式側柵2は上昇動作を開始する(ステ
ップS30、T3)。
【0028】また、この昇降式側柵2が上昇している状
態で医者の診察時間等になったと仮定する。医者は診察
に際し、昇降式側柵2が邪魔になるので、スイッチ手段
4をON操作する(ステップS10肯定)。すると、ス
イッチ手段4は、制御部5にリセット信号を出力する。
リセット信号を入力した制御部5は、昇降式側柵2に下
降信号を出力する(T4)。この時、昇降式側柵2は下
降動作を開始し、図3から図2に示す状態となる(ステ
ップS40)。
【0029】このように、制御部5は、スイッチ手段4
がON状態の時は、人体検知センサ3より検知信号を入
力しても、昇降式側柵2に上昇信号を出力することがな
いので、医者は障害物がない状態で患者を診察できる。
そして、医者は診察を終了すると、スイッチ手段4をO
FFとする。すると、スイッチ手段4は、制御部5に解
除信号を出力する(T5)。
【0030】以上のように、この実施の形態1にかかる
ベッド用転落防止装置によれば、患者が昇降式側柵2の
近傍にいなければ、昇降式側柵2は下降しているので、
患者の圧迫感を排除できる。また、患者が昇降式側柵2
の近傍に近づくと、人体検知センサ3がこれを検知して
昇降式側柵2が上昇するので、ベッド1からの転落を防
止できる。
【0031】さらに、医者の診察時等、必要時にスイッ
チ手段4を操作することにより、昇降式側柵2を任意に
下降できるので、診察等の邪魔にならない。
【0032】なお、上記実施の形態1においては、人体
検知センサ3に解析部3bを設けるものとして説明した
が、これに限定されず、解析部3bと制御部5とを一体
として形成してもよい。
【0033】実施の形態2.図10は、この発明の実施
の形態2にかかるベッド用転落防止装置の要部を示す説
明図であり、手すり部が下降した状態を示している。ま
た、図11は、上昇した手すり部を示す説明図である。
なお、すでに説明した部材と同一もしくは相当する部材
には、同一の符号を付して重複説明を省略する。
【0034】本実施の形態2では、昇降式側柵2を、べ
ース2aに設けられたパワーシリンダ部2gから可動軸
2hを上下動自在に形成し、これによって手すり部2c
を昇降させるように構成したものである。パワーシリン
ダ部2gは、油圧式の動力手段で構成され、制御部5よ
り上昇信号または下降信号を入力すると、可動軸2hを
上昇または下降させ、任意の位置で保持できるようにな
っている。
【0035】手すり部2cは、可動軸2hと接続されて
いるので、当該可動軸2hの昇降に伴なって昇降する。
なお、パワーシリンダ部2gは、手すり部2cを昇降・
保持するのに必要な数だけ設置されている。
【0036】その他の構成および動作は、上記実施の形
態1の場合と同様であるので、重複説明を省略する。
【0037】以上のように、この実施の形態2にかかる
ベッド用転落防止装置によれば、患者が昇降式側柵2の
近傍にいなければ、昇降式側柵2は下降しているので、
患者の圧迫感を排除できる。また、患者が昇降式側柵2
の近傍に近づくと、人体検知センサ3がこれを検知して
昇降式側柵2が上昇するので、ベッド1からの転落を防
止できる。
【0038】さらに、医者の診察時等、必要時にスイッ
チ手段4を操作することにより、昇降式側柵2を任意に
下降できるので、診察等の邪魔にならない。
【0039】実施の形態3.図12は、この発明の実施
の形態3にかかるベッド用転落防止装置の人体検知セン
サを示す説明図である。本実施の形態3では、人体検知
センサ3として、光ファイバセンサを用いている。この
光ファイバセンサは、図12に示すように、光ファイバ
3c、投光部3d、受光部3e、解析部3fから構成さ
れている。
【0040】投光部3dは、光ファイバ3cを通して受
光部3eに投光する。受光部3eは、解析部3fに接続
され、投光部3dから入力した光を解析部3fに出力す
る。解析部3fは、受光部3eから入力した光の位相を
計算可能に形成されている。
【0041】また、当該位相が予め定めた位相値の閾値
を超えた時に、制御部5に検知信号を出力するようにな
っている。なお、解析部3fは、上記位相値が閾値を超
えている間は、検知信号を出力し続けるようになってい
る。
【0042】このように形成された光ファイバからなる
人体検知センサ3は、上記実施の形態1において示した
圧力センサのセンサ部3aと同様な位置に設置すること
ができる。そして、患者が昇降式側柵2の近傍に移動し
て、その体重で光ファイバ3cを変形させることで光の
位相を変化させ、この位相変化を検知する。
【0043】その他の構成および動作は、上記実施の形
態1の場合と同様であるので、重複説明を省略する。
【0044】以上のように、この実施の形態3にかかる
ベッド用転落防止装置によれば、患者が昇降式側柵2の
近傍にいなければ、昇降式側柵2は下降しているので、
患者の圧迫感を排除できる。また、患者が昇降式側柵2
の近傍に近づくと、人体検知センサ3がこれを検知して
昇降式側柵2が上昇するので、ベッド1からの転落を防
止できる。
【0045】さらに、医者の診察時等、必要時にスイッ
チ手段4を操作することにより、昇降式側柵2を任意に
下降できるので、診察等の邪魔にならない。
【0046】なお、上記実施の形態3においては、人体
検知センサ3に解析部3fを設けるものとして説明した
が、これに限定されず、解析部3fと制御部5とを一体
として形成してもよい。
【0047】また、人体検知センサ3として、上記実施
の形態1では圧力センサを、上記実施の形態2では光フ
ァイバセンサを用いるものとして説明したが、これに限
定されず、たとえば、投光部と受光部間の光等を人体が
遮ることを検知する遮断式センサを設けてもよい。ま
た、人体の近接による静電容量の変化を検知する静電容
量センサを設けてもよい。さらには、これらの任意の組
合せによって構成することもできる。
【0048】また、人体検知センサ3として、人体の横
臥位置をカメラ等によりモニターし、その画像認識によ
り人体位置を検知するようにしてもよい。たとえば、患
者に不測の事態が起こらないように監視するための監視
カメラを兼用させることにより、システムの装置構成を
簡略化できる。なお、これらは、周知・慣用技術を適用
することができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、この発明にかかる
ベッド用転落防止装置によれば、ベッドの側部に配設さ
れ昇降自在に形成された側柵と、前記ベッドに横臥した
人体が前記側柵の近傍に位置しているか否かを検知する
人体検知手段と、前記人体検知手段の検知信号に基づい
て前記側柵を昇降させる側柵昇降手段とを備えたので、
患者が側柵の近傍にいなければ、側柵を下降させてお
き、患者の圧迫感を排除できる。また、患者が側柵の近
傍に近づくと、人体検知手段がこれを検知して側柵が上
昇するので、ベッドからの転落を防止できる。
【0050】また、つぎの発明にかかるベッド用転落防
止装置によれば、側柵昇降手段にリセット信号を出力す
るスイッチ手段を備え、前記側柵昇降手段は、前記スイ
ッチ手段からのリセット信号の入力によって人体検知手
段からの検知信号にかかわらず、側柵を下降させるよう
にしたので、医者の診察時等、必要時にスイッチ手段を
操作することにより、側柵を任意に下降でき、診察等の
邪魔にならないようにすることができる。
【0051】また、つぎの発明にかかるベッド用転落防
止装置によれば、人体検知手段は、圧力センサ、光ファ
イバセンサ、遮断式センサ、静電容量型センサ、人体の
横臥位置を画像認識により検知する画像センサのうちの
いずれか一つ、または、これらの任意の組合せを備えた
ので、簡易な構成によって、確実に人体位置の検知がで
きる。特に、患者に不測の事態が起こらないように監視
するための監視カメラを画像センサとして兼用させれ
ば、システムの装置構成を簡略化でき、上記メリットを
最大限に享受できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1にかかるベッド用転落
防止装置を示す説明図である。
【図2】下降した手すり部を示す説明図である。
【図3】上昇した手すり部を示す説明図である。
【図4】手すり部の機構を示す説明図である。
【図5】下降した手すり部の要部を示す説明図である。
【図6】上昇した手すり部の要部を示す説明図である。
【図7】人体検知センサの構成を示す説明図である。
【図8】昇降式側柵の制御過程を示すフローチャートで
ある。
【図9】昇降式側柵の制御過程を示すタイムチャートで
ある。
【図10】この発明の実施の形態2にかかるベッド用転
落防止装置の要部を示す説明図である。
【図11】上昇した手すり部を示す説明図である。
【図12】この発明の実施の形態3にかかるベッド用転
落防止装置の人体検知センサを示す説明図である。
【図13】従来のベッド用転落防止装置を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 ベッド 2 昇降式側柵 2a ベース 2b アーム 2c 手すり部 2d、2e 連結部 2f 駆動部 2g パワーシリンダ部 2h 可動軸 3 人体検知センサ 3a センサ部 3b、3f 解析部 3c 光ファイバ 3d 投光部 3e 受光部 4 スイッチ手段 5 制御部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッドの側部に配設され昇降自在に形成
    された側柵と、 前記ベッドに横臥した人体が前記側柵の近傍に位置して
    いるか否かを検知する人体検知手段と、 前記人体検知手段の検知信号に基づいて前記側柵を昇降
    させる側柵昇降手段と、 を備えたベッド用転落防止装置。
  2. 【請求項2】 側柵昇降手段にリセット信号を出力する
    スイッチ手段を備え、 前記側柵昇降手段は、前記スイッチ手段からのリセット
    信号の入力によって人体検知手段からの検知信号にかか
    わらず、側柵を下降させるようにしたことを特徴とする
    請求項1に記載のベッド用転落防止装置。
  3. 【請求項3】 人体検知手段は、圧力センサ、光ファイ
    バセンサ、遮断式センサ、静電容量型センサ、人体の横
    臥位置を画像認識により検知する画像センサのうちのい
    ずれか一つ、または、これらの任意の組合せを備えたこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載のベッド用転落
    防止装置。
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