JP2001275780A - 椅子等の身体支持装置及びその製造方法 - Google Patents

椅子等の身体支持装置及びその製造方法

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JP2001275780A
JP2001275780A JP2000098078A JP2000098078A JP2001275780A JP 2001275780 A JP2001275780 A JP 2001275780A JP 2000098078 A JP2000098078 A JP 2000098078A JP 2000098078 A JP2000098078 A JP 2000098078A JP 2001275780 A JP2001275780 A JP 2001275780A
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support sheet
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Abstract

(57)【要約】 【課題】身体の荷重をネット状等の支持シートで支える
椅子において、支持フレームへの支持シートの固着強度
を向上させる。 【手段】支持フレーム3の裏側に環状の溝7を形成し、
支持シート4の周縁寄り部位4aを支持フレーム3の外
周面に巻き込み、支持シート4の周縁4bを溝7の内面
に溶着する。溝7には接着性と弾性とを有するシール剤
8が充填されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、椅子におけるネッ
ト式座体又はネット式背もたれのように、人の身体を受
ける支持シートの周縁を支持フレームに固着し、人の荷
重のすべてを支持シートで受けるようにしたタイプの身
体支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】椅子の1タイプとして、座体及び背もた
れを、表裏両側に開口した支持フレームと、支持フレー
ムに固着(固定)したネットとで構成し、ネットによっ
て人の身体の荷重を受けるタイプのものがある。
【0003】このタイプの椅子において、図19で、ネ
ット31を支持フレーム30に固着する従来技術の例を
示している。このうち(A)に示すのは、いわゆるイン
サート射出成形法により、ネット31の周縁を支持フレ
ーム30の内部に埋め込んだものである。
【0004】また、(B)に示すのは、ネット31と支
持フレーム30とを同じ合成樹脂素材で製造し、ネット
31の周縁を支持フレーム30の表面に高周波ホーン等
を使用して溶着したものである。
【0005】また、(C)に示すのは特表平8−507
935号公報に記載されているもので、インサート成形
法によってネット31の周縁を補助フレーム30aに埋
設した状態に形成して、この補助フレーム30aを、主
フレーム30bに形成した環状溝32に嵌め込んで、両
者を接着やねじ止め等の手段で固着したものである。
【0006】更に、(D)に示すのは、支持フレーム3
0の外周面に環状溝33を形成しておく一方、ネット3
1の周縁を金属製心材(線材)34に縫着しておき、心
材34を支持フレーム30の環状溝33に弾性に抗して
嵌め込むことにより、ネット31を支持フレーム30に
固着したものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、(A)のよう
にインサート成形による固着方法では、ネット31の高
さ位置は支持フレーム30の高さの中途部にしか位置さ
せることができず、また、ネット31は全体としてフラ
ットに広がった状態でしかインサート成形できないた
め、三次元的な広がりのある加工が困難であり、このた
めデザインの自由性が低いという欠点があった。
【0008】更に、支持フレーム30の内周縁30′は
エッジ状になるため、ネット31が支持フレーム30の
内周縁30′の箇所で破れやすいという点も懸念され
る。
【0009】他方、(B)のようにネット31を支持フ
レーム30の表面に溶着した構造は、デザインの自由性
を向上できる利点はあるが、引っ張り力が溶着箇所に直
接に作用するため、耐久性が低いという問題があった。
【0010】また、(C)のように補助フレーム30a
を使用するものは、部材点数及び組み立て工程が増える
ためコストが嵩むという問題があった。
【0011】更に、(D)のように芯材34を環状溝3
3に嵌め込むものは、蟻溝状の環状溝33を備えた支持
フレーム30を成形するための金型が複雑になるため製
造コストが嵩むばかりか、芯材34が抜けない状態で嵌
め込みできるように精度良く加工するのが厄介であり、
更に、ネット31をピンと張った状態に取付けるのが難
しいという問題があった。
【0012】なお、実公昭50−33282号公報に
は、図19(E)に示すように、底板35とクッション
材36と表皮37とを備えた車両用支持シートの構造と
して、底板の外周寄り部位に下向き開口の環状溝38を
凹み形成する一方、表皮37の終端縁に厚肉状や穴等の
係止部37aを形成し、係止部37aを環状溝38に挿
入した状態で環状溝38に合成樹脂39を注入すること
により、表皮37を底板35に固着することが記載され
ている。
【0013】しかし、この(E)の構成では、表皮37
は合成樹脂39を介して間接的に底板35に取付けられ
ているに過ぎないため、ネット式椅子のように支持シー
トに大きな荷重が作用するものには適用し難いという問
題があった。
【0014】また、合成樹脂39を環状溝38に注入す
るに際して、表皮37の縁部は環状溝38の内部でフリ
ーの状態(自由端の状態)になるため、合成樹脂39の
注入によって係止部37aを包み込むように成形するの
が難しく、いわば、係止部37aが環状溝38の内面に
密着した状態で、環状溝38に合成樹脂39が注入され
る現象が生じて、固着強度がより低下する虞がある点も
問題であった。
【0015】本発明は、これらの従来技術を改善するこ
とを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
人の身体を受けるネット状等の支持シートと、この支持
シートの周縁部が固着された支持フレームとを備えてお
り、前記支持シートの裏側を空間として、人の身体の荷
重が支持シートにそのまま掛かるようになっている身体
支持装置において、前記支持フレームに、前記支持シー
トの周縁が嵌まる溝を形成し、この溝の内面に支持シー
トの周縁を溶着等によって固着している。
【0017】請求項2に係る発明では、請求項1の好適
な形態として、前記支持フレームの溝内に、接着性と弾
性とを有するシール剤が充填されている。
【0018】更に請求項3に係る発明は、請求項1又は
請求項2をより好適な形態にしたもので、前記溝は、支
持フレームのうち人の荷重が作用する面と反対側の裏側
に形成されており、支持シートの周縁寄り部位で支持フ
レームの外周面が包まれている。
【0019】請求項4は請求項1又は請求項2に記載し
た身体支持装置の製造方法であり、この方法では、前記
支持シートよりも広い面積で余長部分を有する合成樹脂
製の素材シートと、前記素材シートと同質の合成樹脂か
らなると共と前記溝が形成された支持フレームとを用意
しておく。
【0020】そして、前記素材シートを、溝を塞ぐよう
にして支持フレームに重ね合わせ、その状態で、高周波
又は低周波振動体のような溶着具で素材シートを溝の内
面に押圧することにより、素材シートを溝の内面に溶着
すると共に余長部分を切断(又は引き千切り可能な状態
に弱化)し、次いで、素材シートの余長部分を取り去っ
た状態で、ディスペンサー等の充填具によって液状のシ
ール剤を溝内に充填する。
【0021】請求項5に係る発明は、人の身体を受ける
ネット状等の支持シートと、この支持シートの周縁が固
着された支持フレームとを備えており、支持シートの裏
側を空間とすることにより、人の身体の荷重が支持シー
トにそのままかかるようになっている支持装置におい
て、前記支持フレームを、前記支持シートの周縁寄り部
位を表裏から挟む一対の部材に分離形成し、両部材の合
わせ面に、前記支持シートの周縁が露出する中空溝を形
成し、この中空溝に、接着性を有するシール剤を充填し
ている。
【0022】この請求項5は、支持フレームに溝を形成
している点で他の請求項と共通しており、また、溝にシ
ール剤を充填している点で請求項2〜3と共通してい
る。
【0023】本発明に係る身体支持装置は、ソファーを
含む椅子類やベッド、担架などを広く含んでいる。
【0024】支持シートの素材及び構造は特に限定はな
く、合成樹脂製の繊維又は帯状を編んだものを初めてと
して、様々の素材・構造のものを使用できる。但し、コ
ストの面からは、支持シートと支持フレームとを同質の
合成樹脂素材とすることにより、支持シートを支持フレ
ームの溝に溶着(融着)するのが好ましい。
【0025】
【発明の奏する効果】各請求項とも、支持シートと支持
フレームと別々に製造しておいて、後から取付けるもの
であるため、支持フレームの形状、及び、支持フレーム
への支持シートの取付け形態の自由性が高く、このた
め、身体支持装置のデザインの自由性を向上できる。
【0026】また、支持シートの周縁は支持フレームの
溝内に入り込んでいるため、支持シートの周縁を美麗に
処理することができる。
【0027】また、支持シートの周縁は支持フレームの
溝の内面に固着されているため、支持シートは溝の内部
に入り込んだ部位と溝の外側に露出した部位とが屈曲し
ており、このため、支持シートの屈曲箇所と支持フレー
ムとの間の摩擦抵抗により、支持シートに作用した引っ
張り力が固着箇所に作用することが抑制され、その結
果、支持フレームに対する支持シートの固着強度を向上
することが可能となり、耐久性も向上し得る。
【0028】また、請求項2のように構成すると、シー
ル剤の存在によって支持フレームに対する支持シートの
固着強度をいっそう向上することができると共に、シー
ル剤の弾性により、支持シートと支持フレームとの固着
箇所に作用する衝撃を緩和することができ、これら両者
が相俟って、身体支持装置の耐久性を向上することがで
きる。
【0029】更に請求項3のように構成すると、支持シ
ートと支持フレームとの間の摩擦抵抗がより一層大きく
なるため、固着強度及び耐久性をよりいっそう向上させ
ることができる。
【0030】請求項4の製法によると、素材シートを支
持フレームに溶着するのと同時に、素材シートの余長部
分を切除するか、又は、簡単に引き千切り可能な状態に
弱化できるため、請求項2又は請求項3に記載した身体
支持装置を簡単に製造することができる。
【0031】請求項5の構成によると、支持シートの周
縁寄り部位は2つに分割された支持フレームで挟み固着
されていることに加えて、シール剤によっても支持フレ
ームに固着されているため、支持フレームに対する支持
シートの固着強度を格段に向上することができる。
【0032】
【発明の実施形態】次に、本発明の実施形態を図面に基
づいて説明する。
【0033】(1).第1実施形態(図1〜図3) 図1〜図3では請求項1〜3を具体化した第1実施形態
を示している。
【0034】このうち図1は椅子の座体1と背もたれ2
のみを表示した斜視図であり、両者とも、表裏に開口し
た支持フレーム3と、この支持フレーム3に周縁が固着
されたネット状(或いはメッシュ状)の支持シート4を
備えており、着座した人の荷重は、一時的には支持シー
ト4に全て作用し、二次的には支持フレーム3で全て支
持される。
【0035】図2は支持シート4の構造の一例を示す図
であり、この例では、ストリップ状(帯状)の平繊維5
と糸状繊維6とを平織している。両繊維5,6は例えば
ポリエステルのような合成樹脂からなっており、交叉箇
所で溶着されている。
【0036】なお、支持シート4を織物性とする場合、
繊維の形状及び織り方は必要に応じて自在に設定でき、
例えば、平繊維5だけ又は糸状繊維6だけで織るという
ように、様々の繊維を使用でき、更に、織り方は平織り
には限らず、綾織や綾錦織り等の様々の織り方を採用で
きる。
【0037】図3のうち(A)は図1の III-III視断面
図、(B)は(A)の要部拡大図であり、これらの図に
示すように、支持シート4の周縁寄り部位4aは支持フ
レーム3の外周を包んでおり、このため支持シート4の
周縁4bは支持フレーム3の下面まで延びている。
【0038】支持フレーム3は支持シート4と同じ素材
からなっており、支持フレーム3の下面に、その全周に
わたって延びる環状の溝7が形成されている。そして、
この溝7の底面に支持シート4の周縁4bを溶着(融
着)し、更に、溝7には、支持フレーム3及び支持シー
ト4に対して接着性を有すると共にある程度の弾性を有
するシール剤(コーキング剤)8が充填されている。
【0039】シール剤8の素材には限定はなく様々のも
のを使用できるが、例えば、反応型の変性形シリコーン
−エポキシ樹脂や、ポリエステル系のホットメルト接着
剤などを使用できる。支持シート4はネット状であるた
め、シール剤8は支持シート4の表裏に貫通した状態で
溝7の内部に充満している。
【0040】従って、シール剤8と支持シート4とは互
いに絡まり合って一体化した状態になっており、このた
め、支持フレーム3に対する支持シート4の固着強度は
極めて高い。シール剤8がエポキシ系の場合は、支持シ
ート4に対する接着力(剥離強度)は20kg/平方イ
ンチ以上あり、また、ポリエステル系の場合は30kg
/平方インチ以上の強度を得ることができる。
【0041】支持シートの周縁寄り部位4aが支持フレ
ーム3の外周を包み込んでおり、しかも、支持シート4
の周縁寄り部位4aは溝7の開口縁の箇所で屈曲してい
るため、支持フレーム3と支持シート4との間の摩擦抵
抗が大きく、このため、支持フレーム3に対する支持シ
ート4の固着強度が高い。また、支持フレーム3にはエ
ッジは存在しないため、支持シート4に応力が集中する
ことはなく、このため耐久性が高い。
【0042】また、シール剤8は弾性を有するため、支
持シート4に作用した引っ張り力がシール剤8で部分的
に吸収されることになり、その結果、支持フレーム3に
対する固着強度を向上できる。
【0043】なお、座体1及び背もたれ2のうちのいず
れか一方だけを本願発明の構成にしても良いことは言う
までもない。また、支持フレーム3は環状に形成されて
いる必要はなく、例えば例えば左右に分離できる形態に
して、これをねじ等によってたがいに締結したり、別の
支持部材にねじ止め等の適宜手段で固着したりしても良
い。
【0044】(2).第2実施形態(図4〜図6) 図4〜図6では、上記した第1実施形態に係る座体1及
び背もたれ2の製造方法である第2実施形態(すなわ
ち、請求項4の具体例)を示している。
【0045】この方法では、先ず、図4に示すように、
支持シート4よりも広い面積の素材シート9を用意し、
この素材シート9で支持フレーム3を包み込み、素材シ
ート9の余長部分9aをクランプ体10でクランプする
ことにより、素材シート9をある程度張った状態に保持
しておく。
【0046】それから、溶着手段の一例としての振動体
11で素材シート9を溝7に押し当て、振動体11の高
周波振動による加熱作用により、図5に示すように、素
材シート(支持シート)9を溝7の底面に溶着すると共
に、素材シート9の余長部分9aを切除する。素材シー
ト9の余長部分9aが切断されずに繋がったままである
場合は、余長部分9aは手等で引っ張ると簡単に千切り
取ることができる。
【0047】次いで、ディスペンサー12等の充填手段
を使用して、液状のシール剤8を溝7に充填し、適当な
時間をおいて固まらせる。
【0048】振動体11をへら状に形成しておいて、こ
れを溝7に沿って移動させることにより、素材シート9
を順次支持フレーム3の溝7に溶着していっても良い
し、振動体11を溝7の形状に合わせてループ状に形成
しておき、これを支持フレーム3に押し当てることによ
り、素材シート9をいっぺんに支持フレーム3に溶着し
ても良い。また、溶着手段は振動体11に限らず、熱盤
式のものなども使用できる。
【0049】支持シート4を加熱して軟化した状態で支
持フレーム3に溶着し、固まるに際しての収縮を利用し
てピンと張った状態にしたり、逆に、加熱すると収縮す
る性質の素材を使用して、常温下で支持フレーム3に固
着して、加熱によってピンと張った状態にすることも可
能である。
【0050】請求項2とは異なって、シール剤8として
は、例えば紫外線の照射によって効果するUV樹脂のよ
うに、弾性がなくて接着性のみを有するものを使用する
ことも可能である。逆に、支持シート4が溶着のみによ
って支持フレーム3に強固に固着されている場合は、シ
ール剤8としては、接着性は殆どなくて弾性に富むもの
を使用することも可能である。すなわち、シール剤(充
填剤)8は、接着性と弾性とのうち少なくともいずれか
一方を主たる機能とすればよい。
【0051】また、支持フレーム3の溝は必ずしも環状
に形成する必要はなく、少なくとも支持シート4の張力
が大きく作用する部分(座体1及び背もたれ2の場合は
左右両側部)に形成すれば足りる。
【0052】(3).第3実施形態(図7) 図7に示すのは、第1実施形態の変形例である第3実施
形態であり、この実施形態では、支持フレーム3の溝7
の断面形状を振動体(溶着手段)11に合わせた形状と
して、支持シート4の周縁寄り部位4aを広い面積で支
持フレーム3に溶着している。
【0053】このうち(A)の振動体11は第2実施形
態と同じ形状に形成されており、(B)に示す振動体1
1は角張った状態に形成されている。いずれにしても、
溶着後は、素材シート9の余長部分9aは簡単に引き千
切ることができる。
【0054】このように支持シート4の周縁4bを広い
面積で溝7に溶着すると、固着強度を格段に向上させる
ことができる。
【0055】(3).第4〜5実施形態(図8〜図9) 図8に示す第4実施形態では、支持フレーム3の外周部
に凹凸13を形成することにより、支持シート4と支持
フレーム3と摩擦を高めている。
【0056】また図9に示す第5実施形態は、シール剤
8を溝7から抜け難くすることにより、支持フレーム3
に対する支持シート4の固着強度の一層の向上を図った
もので、(A)では溝7の底部にアンダーカット部7a
を形成しており、(B)では溝7の全体を逆台形状(蟻
溝状)に形成しており、(C)では溝7の巾方向に沿っ
た中央部に更に深い補助溝7bを形成している。
【0057】(4).第6実施形態(図10) 図10に示すのは第6実施形態であり、(A)は製造工
程途中の状態を示す断面図、(B)は(A)のB−B視
底面図、(C)は最終製造工程を示す図である。
【0058】この例では、溝7をカバー14で塞ぎ、カ
バー14に適宜間隔で開けた注入穴15からシール剤8
を注入している。カバー14には、溝7の内周面に係合
する第1突起16と、支持フレーム3のうち溝7に沿っ
た部位に適宜間隔で開けた係合穴17に嵌着する第2突
起18とが適宜間隔で形成されている。
【0059】この例では、シール剤8によってカバー1
4は支持フレーム3に固着され、その状態でカバー14
で支持シート4が支持フレーム3に押さえ固着されてい
るため、支持シート4の固着強度は格段に高い。
【0060】カバー14を押し出し加工等によって同一
断面形状に形成することにより、両突起16,18が長
く延びた形状に形成しても良い。この場合は、支持フレ
ーム3の係合穴17は長溝になる。
【0061】(5).第7〜8実施形態(図11〜図12) 図11に示すの第7実施形態である。この実施形態で
は、支持フレーム3を、内周側に位置した硬質部分3a
と外周側に位置した軟質部分3bとからなる複合構造と
して、硬質部分3aの裏面に溝7を形成することによ
り、支持シート4の周縁寄り部位4aで軟質部分3bを
覆った形態にしている。
【0062】なお、支持フレーム3は、例えば、硬質部
分3aを一対の金型で挟み付けて、キャビティにエラス
トマー等の軟質の樹脂を注入するインサート法によって
製造することができる。両者を別々に製造して、軟質部
分3bを硬質部分3aに接着しても良い。
【0063】このように構成すると、支持フレーム3の
軟質部分が弾性変形することにより、人の荷重によって
支持シート4に衝撃が作用することを緩衝できるため、
耐久性と座り心地とを向上できる。
【0064】図12に示すのは、支持フレーム3の表面
箇所に溝7を形成して、溝7に軟質のシール剤8を充填
したもので、(A)はシール剤8のみで緩衝作用を行っ
ており、溝7は支持フレーム3の内周方向に向けて傾斜
している。
【0065】図12(B)で示す例では、溝7のうち支
持フレーム3の内周側に位置した部位に段部7cを形成
して、この段部7cにエラストマー等から成る軟質材
(弾性体)19を接着又は嵌め入れている。(B)の構
成では、軟質材19による緩衝機能と、シール剤8の緩
衝機能との相乗作用より、耐衝撃性がより向上する。
【0066】(6).第9実施形態(図13) 図13では第9実施形態を示しており、(A)は要部断
面図、(B)は製造工程の一部を示す図である。
【0067】この例では、支持シート4は予め所定の形
状に切断しておき、その周縁4bの全周にわたってホッ
トメルト接着剤等の接着部20を一体に設けておき、こ
の接着部20を、熱盤等の押圧具21によって溝7の底
面に押し付けることにより、支持シート4の端縁を溝7
の内面に固着し、次いで、溝7にシール剤8を充填して
いる。
【0068】シール剤8と支持シート4との絡み合いを
高めるため、溝7のうち支持フレーム3の内周側に位置
した部位には段部7cを形成している。
【0069】この実施例では、支持シート4と支持フレ
ーム3とは異なる素材でよいため、両者の素材選択の自
由性が高まる。支持シート4としては、各種の合成樹脂
製のものに加えて、例えば天然素材系や金属系のもの、
或いは強靱な布、不織布、複合素材製など、様々のもの
使用できる。また、支持フレーム3も金属系や木質系等
が使用可能となる。
【0070】(7).第10〜11実施形態(図14〜図15) 図14では第10実施形態を示している。この例では支
持フレーム3はシェル状に形成されており、その外周部
に下向き開口の溝7を形成している。この例から分かる
ように、支持シート4の裏側に、当該支持シート4の延
び変形を許容する空間が空いておれば足り、従って、支
持フレーム3は必ずしも表裏に開口している必要はな
い。
【0071】図15に示す第11実施形態は、支持フレ
ーム3の断面形状の別例であり、座体1用の支持フレー
ム3の表面を内向きに傾斜させている。このように形成
すると、支持シート4は人の臀部の形状に倣うように変
形するため、身体(臀部)に対する反力が分散されて座
り心地が良い。
【0072】支持フレーム3に対する支持シート4の接
触面積が大きくなるため、支持シート4の耐久性も向上
する。
【0073】(8).第12〜13実施形態(図16〜図18) 図16〜図17では請求項5を具体化した第12実施形
態を示しており、図16は分離断面図、図17は製品状
態での要部断面図である。
【0074】この第12実施形態では、支持フレーム3
を表裏2つの部材3c,3dに分離すると共に、両部材
3c,3dの合わせ面にその全長にわたって延びる環状
の中空溝7′を形成し、両部材3c,3dで支持シート
4の周縁寄り部位4aを挟み固着すると共に、支持シー
ト4の周縁4bを中空溝7′に突出せしめ、中空溝7′
にシール剤8を充填している。
【0075】両部材3c,3dには、位置決め及び支持
シート4の仮止めのため、中空溝7′を挟んで両側にピ
ン21と係合穴22とを形成している。中空溝7へのシ
ール剤8の充填は、図17に一点鎖線で示すように、い
ずれか一方又は両方の部材3a,3bに設けた注入穴1
5から行えば良い。
【0076】図18に示す第13実施形態も、支持フレ
ーム3を表裏の部材3a,3bに分離構成して、両者で
支持シート4を挟み固着したものであるが、この実施形
態では、支持シート4の周縁寄り部位4aは、支持フレ
ーム3のうち表面側の部材3cの外周を包む状態になっ
ており、このため、支持シート4は支持フレーム3に対
してより強固に固着されている。
【0077】この図18に一点鎖線で示すように、支持
シート4の周縁4bを中空溝7の内面に溶着しても良
く、この場合は、請求項1〜3と複合した形態になる。
【0078】(9).その他 本発明は上記の実施形態の他に様々の形態に具体化でき
る。例えば支持フレームは図面では簡略化して示してい
るが、実際に製品化する場合は、その機能や用途に応じ
て様々の形状に設定できる。
【0079】また、また、座体や背もたれ等の一部だけ
を本願発明の構成にすることも可能である。更に、支持
シートにクッション材を設けることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る椅子の座体及び背もたれの
斜視図である。
【図2】支持シートの一例を示す図である。
【図3】(A)は図1の III-III視断面図、(B)は要
部拡大図である。
【図4】第2実施形態に係る製法の初期工程を示す図で
ある。
【図5】製法の中間工程を示す図である。
【図6】製法の最終工程を示す図である。
【図7】第3実施形態を示す断面図である。
【図8】第4実施形態を示す断面図である。
【図9】第5実施形態を示す断面図である。
【図10】第6実施形態を示す断面図である。
【図11】第7実施形態を示す断面図である。
【図12】第8実施形態を示す断面図である。
【図13】第9実施形態を示す断面図である。
【図14】第10実施形態を示す断面図である。
【図15】第11実施形態を示す断面図である。
【図16】第12実施形態を示す分離断面図である。
【図17】第13実施形態の断面図である。
【図18】第14実施形態の断面図である。
【図19】従来技術を示す図である。
【符号の簡単な説明】
1 椅子の座体 2 椅子の背もたれ 3 支持フレーム 4 支持シート 7 溝 8 シール剤 9 素材シート 11 溶着手段の一例としての振動体 12 ディスペンサー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】人の身体を受けるネット状等の支持シート
    と、この支持シートの周縁部が固着された支持フレーム
    とを備えており、前記支持シートの裏側を空間として、
    人の身体の荷重が支持シートにそのまま掛かるようにな
    っている身体支持装置であって、 前記支持フレームに、前記支持シートの周縁が嵌まる溝
    を形成し、この溝の内面に支持シートの周縁を溶着等に
    よって固着している、身体支持装置。
  2. 【請求項2】前記支持フレームの溝内には、接着性と弾
    性とを有するシール剤が充填されている、請求項1に記
    載した身体支持装置。
  3. 【請求項3】前記溝は、支持フレームのうち人の荷重が
    作用する面と反対側の裏側に形成されており、支持シー
    トの周縁寄り部位で支持フレームの外周面が包まれてい
    る、請求項1又は請求項2に記載した身体支持装置。
  4. 【請求項4】前記支持シートよりも広い面積で余長部分
    を有する合成樹脂製の素材シートと、前記素材シートと
    同質の合成樹脂からなると共と前記溝が形成された支持
    フレームとを用意し、 前記素材シートを、溝を塞ぐようにして支持フレームに
    重ね合わせ、その状態で、高周波又は低周波振動体のよ
    うな溶着具で素材シートを溝の内面に押圧することによ
    り、素材シートを溝の内面に溶着すると共に余長部分を
    切断(又は引き千切り可能な状態に弱化)し、 次いで、素材シートの余長部分を取り去った状態で、デ
    ィスペンサー等の充填具によって液状のシール剤を溝内
    に充填する、 請求項2又は請求項3に記載した身体支持装置の製造方
    法。
  5. 【請求項5】人の身体を受けるネット状等の支持シート
    と、この支持シートの周縁が固着された支持フレームと
    を備えており、支持シートの裏側を空間とすることによ
    り、人の身体の荷重が支持シートにそのままかかるよう
    になっている支持装置であって、 前記支持フレームを、前記支持シートの周縁寄り部位を
    表裏から挟む一対の部材に分離形成し、両部材の合わせ
    面に、前記支持シートの周縁が露出する中空溝を形成
    し、この中空溝に、接着性を有するシール剤を充填して
    いる、身体支持装置。
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