JP2001274351A - 強誘電体メモリ及びその製造方法 - Google Patents

強誘電体メモリ及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】セルの微細化を実現するとともに、簡単な製造
プロセスで製造でき、且つ特性も安定した強誘電体メモ
リとその製造方法を提供することを目的とする。 【解決手段】強誘電体キャパシタCfを横向きに配置し、
メモリセルトランジスタの拡散層4に埋め込まれたコン
タクトプラグ8の上端と前記強誘電体キャパシタCfとの
間に製造工程中に酸化拡散バリア膜6,7を形成し、コ
ンタクトプラグ8の上端がこの酸化拡散バリア膜6,7
により覆われている状態で製造時の強誘電体キャパシタ
Cfへ蓄積されたダメージを高温アニールにより回復さ
せ、その後コンタクトプラグ8上の酸化拡散バリア膜
6,7を除去して金属配線14を形成して構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、強誘電体メモリに
関し、特にchain-FRAMアーキテクチャを用いた強誘
電体メモリおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】強誘電体メモリは不揮発性でありながら
記憶内容の書き換えが可能であり、種々の用途に広く用
いられるようになっている。更に用途を広げるためには
記憶容量の拡大とともに小型化も必須の要件となってい
る。強誘電体メモリのセルサイズを縮小化させる方法と
しては従来、COP構造や、chain-FRAM(Chain-FR
AM)構造がD. Takashima et alにより1999年2月に
ISSCCにおいて提案されている。
【0003】一般に、例えば図19(a)に示すよう
な、COP構造を用いず、かつchain-FRAMでもない
従来構造のFRAMでは、強誘電体キャパシタの上部電
極101及び下部電極102へのコンタクト領域103
や拡散層104への接続配線105が必要で、コンタク
ト領域103用のコンタクト穴と接続配線105との間
の余裕がある程度必要なことや、配線105と配線10
5のスペースの数が多いため、1セルのレイアウトに必
要な面積は必然的に大きい。例えば、FRAMの設計に
用いる最小の寸法をFとすると、この図19(a)のセ
ルは8Fセルということになる。
【0004】1セルのレイアウトに必要な面積を縮小す
る一つの方法がchain-FRAM構造であり、例えば図1
9(b)に示した構造となる。このセルは、6Fセル
となり、強誘電体キャパシタの上部電極111が隣接す
る2個のセルに対して共通に設けられ、同様に下部電極
112も隣接する2個のセルに対して共通に設けられ、
それぞれコンタクト113を介して拡散層114に接続
される構造となっている。拡散層114は夫々隣接する
セルのトランジスタTr間で共通に用いられる。
【0005】図19(a),(b)の構造のセルが夫々
同一の寸法ルールで製造されたものとしてそれらのチッ
プ面積を比較すると、図19(b)のchain-FRAMア
ーキテクチャを用いることにより、4MFRAMクラス
で60%程度に縮小できる。しかしながらこの方式では
現実的な微細化の限界が見えつつある。
【0006】この限界を打破してさらに微細化を実現す
るために、図19(c)に示すような構造を持つchain-
FRAMが提案されている。この構造のchain-FRAM
は図20に示すような等価回路として表すことができ
る。図19(c)において、1つのメモリセルトランジ
スタTrのゲート電極Gを挟んだソースおよびドレイン
として用いられる拡散層124がそれぞれ強誘電体キャ
パシタCfの上部電極121、下部電極122にコンタ
クトプラグ123を介して接続される。
【0007】拡散層124は互いに隣接するセルのトラ
ンジスタのソース又はドレインとして共通に用いられ、
チェーン状に接続されるアーキテクチャを構成してい
る。ここではCOP構造を上部、下部の両電極121、
122に適用することによって、理想状態では、図19
(c)に示すように最小の4Fのセルとなる可能性が
示されている。
【0008】しかしながらその実現には多くの困難を伴
う。たとえば、コンタクトプラグ123が酸化しやすい
タングステン(W)の場合には、コンタクトプラグ12
3のWおよび下部電極122と十分導通が取れ、かつコ
ンタクトプラグ123形成後のWの酸化を防ぐことので
きるバリア膜の開発が必要である。また、そのバリア性
がプロセス温度の上限を決めてしまうという課題もあ
る。したがって、現在摂氏700度以上の成膜温度が必
要なSBTとの組み合わせは極めて困難といえる。
【0009】また、下部電極122側はCOP構造をと
ることができた場合にも、図19(c)のような理想形
の上部電極121をもCOP構造とするには、工程数の
増大、埋め込み回数の増大等でプロセスが非常に煩雑に
なり、また特に強誘電体キャパシタCfの特性の確保が
難しい。このような理由によりプロセスインテグレーシ
ョンを進めてゆく上で払う代償も大きい。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、図19
(c)に示したchain-FRAMの微細化可能な4F
造のセルの実現には、上部電極121も下部電極122
もCOP構造、即ち強誘電体キャパシタCfの下方から
電極を取る構造にする必要がある。当然、上部、下部電
極121,122ともに導電性のバリア膜が必要だが、
現状では、十分なマージンをもって回復アニールに耐え
られるほどの優秀なバリア膜はまだ見つかっていない。
【0011】即ち、更なる低ダメージ加工プロセス、低
ダメージ絶縁膜形成技術、低温、短時間ダメージ回復技
術、ダメージ保護電極、カバーの各技術開発が必要であ
る。
【0012】そこで、この発明は、セルの微細化を実現
するとともに、簡単な製造プロセスで製造でき、且つ特
性も安定した強誘電体メモリとその製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明では、メモリセル
トランジスタの真上に横向きに強誘電体キャパシタを有
する構造の強誘電体メモリを提供する。しかも従来必要
とされていた導電性バリア膜を用いずに極めて微細化さ
れたセルサイズを実現する構造の強誘電体メモリ、及び
その製造方法を提供する。
【0014】即ち、本発明では、強誘電体キャパシタを
半導体基板の表面に平行に横向き配置としたので、従来
別工程で形成されていた強誘電体キャパシタの対向する
2個の電極を同時に形成できることになり、製造工程を
減少できるとともに、電極特性を均等にすることができ
る。
【0015】また、本発明では、コンタクトプラグ上の
バリア膜として、熱工程のマージンの広くない導電性の
バリア膜ではなく、絶縁性のバリア膜を用い、強誘電体
キャパシタ形成後、回復アニールを施した後で、隣接セ
ルとの接続と、拡散層上のコンタクトプラグとの接続を
兼ねた配線層を形成する。このように、本発明では強誘
電体キャパシタの一対の電極形成を同時に行うととも
に、隣接セル間の接続、セルトランジスタとの接続も1
個の金属配線で1度にできるので、工程数が削減でき、
且つキャパシタ特性も夫々同等な安定したものが得られ
る。
【0016】この発明の一態様の強誘電体メモリは、半
導体基板上に形成されたMOSトランジスタと、前記M
OSトランジスタの上方にそのチャネル長方向に横向き
に配置された強誘電体キャパシタと、前記MOSトラン
ジスタのゲートおよびソース/ドレイン領域に夫々接続
されたコンタクトプラグと、前記ソース/ドレイン領域
に接続されたコンタクトプラグ上に夫々接続して形成さ
れ、前記強誘電体キャパシタの電極に接触する側面を有
する金属配線とを備えたことを特徴とする構成を有す
る。
【0017】この発明の強誘電体メモリの製造方法は、
半導体基板上に複数個のMOSトランジスタを形成する
工程と、前記各MOSトランジスタを覆う第1の絶縁膜
を形成する工程と、前記絶縁膜中のMOSトランジスタ
のソース/ドレイン及びゲートのコンタクト領域にコン
タクトプラグを形成する工程と、前記絶縁膜上の前記M
OSトランジスタに対応する位置に電極と強誘電体膜と
が横方向に配置された強誘電体キャパシタを形成する工
程と、この強誘電体キャパシタ形成時の加工ダメージを
回復させるアニールを施す工程と、前記コンタクトプラ
グ上でかつ互いに隣接する2個の強誘電体キャパシタの
電極間に夫々金属配線を形成して隣接の電極間及び前記
MOSトランジスタのソースドレインの接続を同時に行
う工程とを有することを特徴とするこの構成及び方法に
より、強誘電体キャパシタの2個の電極を同時に形成で
きるので工程数の削減ができ、強誘電体キャパシタの対
向面積を半導体基板の横方向のみならず縦方向へも拡大
できるので、その分だけチップサイズの縮小が可能であ
る。
【0018】更に、この発明の一つの実施態様では、メ
モリセルトランジスタと強誘電体キャパシタとの間に絶
縁性のバリア膜を形成するので、プロセスマージンを大
きくでき、製造時に不可避の強誘電体キャパシタへのダ
メージの回復のための熱工程を十分に行うことができ、
特性の良好な強誘電体メモリを製造できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0020】図1にこの発明の第1の実施の形態である
chain-FRAMの構造を示す。同図の(a)は平面図、
(b)は(a)図中のA−B線に沿って切断して示す断
面図、(c)は(a)図中のC−D線に沿って切断して
示す断面図である。
【0021】半導体基板30の表面には複数の埋め込み
素子分離領域2が縞状に形成され、これらの素子分離領
域2の間に複数の素子領域1が区画されている。
【0022】素子領域1では第1の絶縁膜であるゲート
絶縁膜21上に形成された各トランジスタTrのゲート
電極3に対して、夫々自己整合的に拡散層4が形成さ
れ、一導電型の複数のMOSトランジスタTrを構成し
ている。このMOSトランジスタTrは表面がCMP法
などで平滑化された第2絶縁膜22により被覆されてい
る。
【0023】この第2絶縁膜22内にはコンタクトプラ
グ8が埋め込まれ、拡散層4と接続している。なお、ゲ
ート3に対しては、例えば素子分離領域2の上方でゲー
トコンタクト8Gとしてコンタクトプラグが埋め込まれ
ている。これらのコンタクトプラグには、たとえば、高
濃度に不純物がドープされた多結晶シリコンやW(タン
グステン)が用いられる。
【0024】平滑化された第2の絶縁膜22を介して各
MOSトランジスタTrの真上にはトランジスタTrの
ゲート長の方向に、横向きに強誘電体キャパシタ電極9
a、第3の絶縁膜である強誘電体膜10、及び他方のキ
ャパシタ電極9bが順次配列された強誘電体キャパシタ
Cfが形成されている。このキャパシタCfの上部には
第4の絶縁膜11が形成されている。前記トランジスタ
Trの拡散層4に接続されたコンタクトプラグ8の上部
には金属配線14が配置されており、その両側面が隣接
した強誘電体キャパシタCfの左右電極9a、9bとも
電気的に接続されている。
【0025】強誘電体キャパシタCf及び金属配線14
の上部には更に絶縁膜13が形成され、その上部にはビ
ット線BLが素子領域1に沿って横方向に形成されてい
る。
【0026】さらに、図示していないが、ビット線BL
の上部にはパッシベーション膜を形成し、強誘電体メモ
リが完成する。
【0027】このように形成された横型の強誘電体キャ
パシタCfを有するメモリセルは、図1(a)に示すよ
うに、素子領域1に沿った方向のコンタクトプラグ8間
の距離が2Fであり、素子領域1を横切る方向の寸法も
2Fであるから、一つのメモリセルの面積は4Fとな
り、究極の微細化を達成している。
【0028】ここで、強誘電体キャパシタCfは一対の
隣接する金属配線14間に形成されるが、この金属配線
14の間隔は例えば1.5Fであり、この寸法の中に一
対のキャパシタ電極9a,9b及び強誘電体膜10が形
成される。なお、この強誘電体膜10の基板30の厚み
方向の寸法はたとえば2F以上が望ましいが、この寸法
は強誘電体キャパシタCfの設計容量により設定は自由
であることは勿論である。
【0029】後で詳細に説明するが、図1の実施の形態
の構造では、従来別々に形成していた強誘電体キャパシ
タCfの両電極9a,9bを同時に加工することができ
るので、製造の工程数を減少でき、電極9a,9bの特
性のばらつきも抑制できる。
【0030】以下、図2(a)−(c)、図3(a)−
(c)、図4(a)−(c)及び図5(a)、(b)を
参照して図1に示した構造を有する強誘電体メモリの製
造プロセスを説明する。なお、以下の説明は、図1
(a)のA−B線に沿って素子領域1の長手方向に切断
した断面図を参照して行う。
【0031】図2(a)は、図1(a)、(c)に示し
た例えばn型の半導体基板30の表面における素子分離
領域2の形成により、この素子分離領域2の間に素子領
域1を形成した後、この素子領域1の表面にゲート酸化
膜21を介してゲート3を形成した状態を示す。例え
ば、この時の隣接するゲート3間の間隔は1.5Fであ
り、ゲート3のゲート長はFに設定される。ゲート幅に
付いては、図1(a)に示すように素子領域1の幅より
やや狭く形成されている。
【0032】次いで、図2(a)に示すように、ゲート
3をマスクとして自己整合的にp型の拡散層4を形成
し、層間絶縁膜22を堆積し、CMP法によりその表面
を平坦化する。
【0033】次いで、図2(c)に示すように、リソグラ
フィーにより層間絶縁膜22の上にレジストを塗布して
から露光、現像によりレジストマスクを形成し、このマ
スクを用いてゲート3の中間部に拡散層4に至るコンタ
クト穴8aを開口し、このコンタクト穴8a内にコンタ
クトプラグ材として、タングステンWを堆積し、CMP
により層間絶縁膜22とコンタクトプラグ材WとをCM
Pにより整形して、コンタクトプラグ8を形成する。W
の他、たとえばドープされた多結晶シリコンをコンタク
トプラグ材として用いても良い。
【0034】次いで、図3(a)に示すように、全体に絶
縁膜14iを堆積し、図3(b)に示すように、コンタ
クトプラグ8の上部にのみ絶縁膜14iを形成するよう
に、絶縁膜14iをエッチングにより除去する。図3
(b)では残された絶縁膜14iは夫々コンタクトプラ
グ8より広く形成されているが、これは、この絶縁膜1
4iをエッチングする際に用いられるマスクの合わせず
れを考慮してあらかじめ広めに形成するものであり、理
想的には丁度コンタクトプラグ8と同じ幅に形成される
ことが望ましい。
【0035】次いで、図3(c)に示すように、全体に
電極膜、たとえばPtをスパッタ法により堆積し、熱処
理を施した後、CMP法により平坦化して絶縁膜14i
の間に夫々電極膜9を形成する。なお、電極膜9として
用いられる材質により悪影響を受けないように、前記絶
縁膜14iの上部にストッパ膜を形成してからPtなど
を堆積してもよい。
【0036】次いで、図4(a)に示すように、前記電
極膜9の中央部に図1(a)に示す強誘電体膜10形成
予定領域10aをエッチングにより除去する。この場
合、リソグラフィーにより強誘電体膜10形成予定領域
10a以外の部分を覆うレジストマスクを形成する。こ
の時、電極膜9からはみ出して強誘電体膜10形成予定
領域10aの開口部を形成することが重要である。これ
により、後で形成される強誘電体膜10により強誘電体
キャパシタ電極9a、9bが確実に絶縁されることにな
る。
【0037】次いで、図4(b)に示すように、強誘電
体膜10形成予定領域10aを含む全体に強誘電体膜1
0を例えば膜質が均一になるスピン塗布法により堆積
し、CMP法により開口部10aにのみ残し、全体に絶
縁膜11を堆積し、CMP法により絶縁膜11の表面を
平坦に形成する。このようにして強誘電体キャパシタC
fが形成される。
【0038】次いで、図4(c)に示すように、絶縁膜
11と共に先に形成した絶縁膜14iをエッチング除去
して開口部14aの底にコンタクトプラグ8の表面を露
出させ、その後、摂氏600度から700度程度の酸素
アニールを施し、強誘電体膜10におけるこれまでの加
工ダメージを十分回復させる。ここで、絶縁膜11及び
14iが同じ絶縁材で形成されていれば、エッチングを
一つの工程で行うことができる。
【0039】次いで、図5(a)に示すように、全面に
金属配線14を堆積し、絶縁膜11と同じ面になるよう
にCMP法により平坦化する。この時、リフローの熱処
理を加えても良い。このようにして、開口部14aにの
み金属配線14を残し、強誘電体キャパシタCfの左右
の電極9a、9bとの接続、コンタクトプラグ8との接
続が同時に達成される。
【0040】最後に、全面に絶縁膜13を堆積し、CM
P法により平坦化し、その上にビット線BLを形成す
る。この後は図示しないが、通常のパッシベーション膜
を全面に形成して製造工程を終了する。以上の工程を経
ることで、横型強誘電体キャパシタCfを有する微細な
chain-FRAMが完成する。
【0041】以上説明した第一の実施の形態では、図4
(c)において、コンタクトプラグ8が露出した状態
で、強誘電体膜10のダメージ回復のための高温のアニ
ールを施したが、この時露出されたコンタクトプラグ8
表面が酸化しやすく、その後に形成される金属配線14
との接続不良が生じる可能性がある。
【0042】従って、更に安定なプロセス、構造の確保
が望まれる。そのため、例えばコンタクトプラグ8の表
面が露出される以前に高温のアニールを行うことができ
るように、コンタクトプラグ8上に酸化拡散バリア膜を
あらかじめ配置しておくことが望ましい。以下、図6及
び図7を参照してこの考えに基づいた第二の実施の形態
の構造及び製造プロセスを説明する。
【0043】この第二の実施の形態と第一の実施の形態
との違いは、上述の酸化拡散バリア膜として図6
(b)、(c)に示すように、層間絶縁膜22と強誘電
体キャパシタCfとの間に窒化膜6、酸化膜7の積層膜
が配置されていることである。この酸化拡散バリア膜
6,7により、コンタクトプラグ8の酸化、強誘電体膜
キャパシタCf形成時の不純物のトランジスタ領域4へ
の拡散が完全に抑えられる。たとえば、窒化膜6、酸化
膜7それぞれ150nmの場合、摂氏700度の炉の熱
処理に対しても十分なバリア性が確保できる事を確認し
ている。なお、酸化拡散バリア膜6,7として十分な窒
素を含んだオキシナイトライド膜を用いてもよい。図6
において、その他の構造はすべて図1の実施の形態と同
じであるので同じ参照符号を付してこれ以上の説明は省
略する。
【0044】以下、図7を参照して図6の実施の形態の
製造プロセスを説明するが、説明の重複、煩雑化を避け
るために図1の第一の実施の形態と異なる製造工程のみ
説明する。
【0045】第二の実施の形態では、図7(a)に示す
ように、層間絶縁膜22内にコンタクトプラグ8を埋め
込み形成したあと、まず全面に窒化膜6を形成し、次い
で酸化膜7を例えばそれぞれ150nmの厚さに形成す
る。
【0046】その後、この酸化膜7の上に絶縁膜14i
を図3(a)と同様に形成し、以下図4(c)に示す工
程まで同様にして製造プロセスが進行する。但し、図4
(c)と同様に、絶縁膜11と14iとがエッチングで
除去された状態でエッチングを一時停止させる。
【0047】この状態を図7(b)に示す。即ち、エッ
チングにより絶縁膜11と14iとが除去されて酸化膜
7が露出したところでエッチングが停止される。その
後、摂氏600度から700度程度の酸素アニールを施
し、強誘電体膜10におけるこれまでの加工ダメージを
十分回復させる。
【0048】このようにして、高温アニールにより強誘
電体キャパシタCfの加工ダメージの回復工程の後、図
7(c)に示すように、コンタクトプラグ8上の酸化拡
散バリア膜6,7を除去し、コンタクトプラグ8を露出
させる。その後、図5( a)、(b)に示すように、
金属配線14の形成、絶縁膜13を介してビット線BL
の形成というプロセスをとる。
【0049】このように、第二の実施の形態では、コン
タクトプラグ8表面が金属配線14形成の直前までずっ
と酸化拡散バリア膜6,7で守られているので、十分高
温な酸素雰囲気での強誘電体キャパシタCfの回復アニ
ールを施し、特性を良好な物にすることができる。
【0050】図8は本発明の第3の実施の形態の構造を
示す図である。図6に示した第2の実施の形態との差
は、コンタクトプラグ8と接続される金属配線14は上
部の方が広く、コンタクトプラグ8との接続部では殆ど
コンタクトプラグ8と同等の断面積になるように細くな
ってテーパ形状となっている点である。
【0051】以下、図9乃至図11を参照してこのテー
パ形状の金属配線14を形成する方法を説明する。図9
(a)の工程は図7(a)と同じである。図9(b)の
工程はバリア膜6,7が有ることを除けば図(b)の工
程に対応するが、異なるところは図9(b)ではコンタ
クトプラグ8とほぼ同じ太さの絶縁膜マスク14iが形
成されることである。
【0052】次いで、図3(c)の工程と同様の図9
(c)の工程により、絶縁膜マスク14iを含む全体に
電極膜、たとえばPtをスパッタ法により堆積し、熱処
理を施した後、CMP法により平坦化して絶縁膜14i
の間に夫々電極膜9を形成する。なお、電極膜9として
用いられる材質により悪影響を受けないように、前記絶
縁膜14iの上部にストッパ膜を形成してからPtなど
を堆積してもよい。
【0053】次いで、図10(a)に示すように、前記
電極膜9の中央部に強誘電体膜10形成予定領域10a
をエッチングにより形成する。この場合、リソグラフィ
ーにより強誘電体膜10形成予定領域10a以外の部分
を覆うレジストマスクを形成する。この時、電極膜9か
らはみ出して強誘電体膜10形成予定領域10aの開口
部を形成することが重要である。これにより、後で形成
される強誘電体膜10により強誘電体キャパシタ電極9
a、9bが確実に絶縁されることになる。
【0054】次いで、図10(b)に示すように、強誘
電体膜10形成予定領域10aを含む全体に強誘電体膜
10を堆積し、CMP法により開口部10aにのみ残
し、全体に絶縁膜11を堆積し、CMP法により絶縁膜
11の表面を平坦に形成する。このようにして電極9
a、9bに挟まれた強誘電体膜10を有する強誘電体キ
ャパシタCfが形成される。
【0055】次いで、図410(c)に示すように、絶
縁膜11と共に先に形成した絶縁膜14iをエッチング
除去してすり鉢状に形成されたテーパ部を有する開口部
14aを形成する。このようにして形成されたすり鉢状
の開口部14aの底に窒化膜の表面を露出させ、その
後、摂氏600度から700度程度の酸素アニールを施
し、強誘電体膜10におけるこれまでの加工ダメージを
十分回復させる。ここで、絶縁膜11及び14iが同じ
絶縁材で形成されていれば、エッチングを一つの工程で
行うことができる。
【0056】次いで、図11(a)に示すように、窒化
膜7、酸化膜6でなる酸化拡散バリア膜をエッチング除
去し、コンタクトプラグ8表面を露出させ、図11
(b)に示すように全面に金属配線14を堆積し、絶縁
膜11と同じ面になるようにCMP法により平坦化す
る。この時、リフローの熱処理を加えても良い。このよ
うにして、開口部14aにのみ金属配線14を残し、強
誘電体キャパシタCfの左右の電極9a、9bとの接
続、コンタクトプラグ8との接続が同時に達成される。
【0057】最後に、図11(c)に示すように、全面
に絶縁膜13を堆積し、CMP法により平坦化し、その
上にビット線BLを形成する。この後は図示しないが、
通常のパッシベーション膜を全面に形成して製造工程を
終了する。
【0058】以上の工程を経ることで、横型強誘電体キ
ャパシタCfを有する微細なchain-FRAMが完成す
る。
【0059】この第三の実施の形態では、バリア膜6,
7のエッチング時に開口部14aの側面において強誘電
体キャパシタCfのPtの電極9a、9bの上部が削ら
れる場合があるが、この際の強誘電体キャパシタCfに
入るダメージは、酸化拡散バリア膜6、7の直前でエッ
チングをストップし、その後の高温アニールにより回復
が可能である。
【0060】図12の実施の形態は、図12(a)に示
すように強誘電体膜10が左右の電極9a、9bに対し
て、オンラインではなく積極的にはみ出したオフセット
構造を有している構造を有する。このようにすると、左
右の電極9a、9bが短絡しないようにし、製造歩留ま
りを改善することができる。この場合は、強誘電体膜1
0が左右の電極9a、9bに対して少なくとも同一面、
望ましくはその両側の方向にはみ出した形状をしている
必要がある。その他の構造は図8に示す実施の形態と同
じであり、同一参照符号を付して説明を省略する。
【0061】図13の実施の形態は、強誘電体キャパシ
タCfの電極9a、9bを窒化膜7の平面で結晶化させ
た時の実施の形態例である。
【0062】図13(a)の工程は、図7、図9の実施
の形態の工程に対応するが、異なる点は絶縁膜14iの
代わりに、まず、コンタクトバリア膜6、7を形成した
後、図13(b)に示すように、キャパシタ電極膜9を
スパッタ法あるいは塗布法で形成することである。
【0063】次いで、図13(c)に示すように、強誘電
体膜10の形成予定領域の前記キャパシタ電極膜9をエ
ッチング除去して開口部10aを形成する。
【0064】次いで、図14(a)に示すように、強誘電
体膜10を開口部10aにのみ埋め込み、絶縁膜11を
堆積し、続いて、図14(b)に示すように、コンタクト
プラグ8上のキャパシタ電極膜9、絶縁膜11をエッチ
ング除去する。この場合も酸化拡散バリア膜6,7のと
ころでエッチングを一旦ストップさせる。
【0065】この後、加工ダメージ回復のアニールを、
たとえば摂氏700度で1時間程度行う。その後、バリ
ア膜6,7を全面エッチバックし、コンタクトプラグ8
を露出させた後、金属配線14を埋め込んで図14
(c)のような構造とする。金属配線14には、Tiま
たはNbをライナー材としたAl、又はCuを主成分と
する膜を用いることが望ましい。この後は図8の実施の
形態と同じである。
【0066】図15の実施の形態は、図6の実施の形態
を殆ど同じ構造であるが、違いは、図15(a)、
(b)に示すように、強誘電体膜10の側部に15a,
15bからなる導電性酸化物が存在することである。こ
れらの導電性酸化物としては、Ir02,Ru02,SR
Oなどである。製造に際しては、例えば、まず電極9を
形成し、その中央部に開口を形成して強誘電体キャパシ
タCfの両電極9a,9bを形成し、この開口を含む全
面に導電性酸化物を堆積し、CMP法およびRIE法に
より更にその中央に開口を形成し、この開口の両側に導
電性酸化物の側壁15a、15bを残すように形成し、
この開口内に強誘電体膜10を埋め込み形成すればよ
い。他の構造は図6の実施の形態と同じである。
【0067】このように強誘電体膜10の側部に15
a,15bからなる導電性酸化物が存在するように構成
すると、強誘電体キャパシタCfの疲労特性、即ち許容
データ書き換え回数が大幅に増加し、長期使用によるデ
ータ記憶特性に変化がなく、信頼性の高いFRAMを提
供できる。
【0068】図16、図17は更に他の実施の形態の製
造プロセスを示す図である。図16(a)は図13
(a)と同じ工程を示す。続いて、図16(b)に示す
ように、強誘電体膜10形成予定領域にダミー膜10d
を残すようにエッチングし、図16(c)に示すように、
その後Pt電極9の堆積とCMP工程を経て、Pt電極
加工を終了する。
【0069】次いで、図17に示すように、ダミー膜1
0dを強誘電体膜10で置き換える。そのため、ダミー
膜10dをエッチング除去し、できた開口部に強誘電体
膜10を埋め込み、必要に応じてCMPにより平坦化す
る。この工程は図14(a)に示す工程に対応し、以後
の工程は図14(b)、(c)と同じである。
【0070】この方法では、電極9の形成材のPtをエ
ッチングして強誘電体膜10用の開口部10aを形成す
る方法に比ベ開口部10aの形成にPtエッチングの量
或いは時間を少なくできるので、Ptエッチング時の強
誘電体キャパシタCfに対する加工ダメージを少なくす
ることができる。
【0071】また、Ptを垂直にエッチングすることは
極めて困難であり、開口部10aの底に必要な面積を確
保するには側壁にテーパを付けて開口部10aの上部面
積を大きくせざるを得ないが、この加工が容易なダミー
膜10dを用いると垂直に側壁を形成でき、テーパが付
かないため、パターン変換差がなくなり、より小さく微
細なセルができることになる。
【0072】図17の工程の次に、図14(a)の工程
では直接に絶縁膜11を堆積しているが、この絶縁膜1
1の形成前に図18に示すように、バリア膜6,7と同
じ構造の複合バリア膜16を形成しておくことにより、
図14(b)に相当する工程においてコンタクトプラグ
8に至るバリア膜6,7のエッチングを行う際の電極9
の膜減り量を軽減することができる。
【0073】特にこの複合バリア膜16を用いる実施の
形態では、コンタクトプラグ8を除いて強誘電体キャパ
シタCfの上下面が拡散バリア膜で覆われるので、強誘
電体膜10の堆積時のダメージがいわゆるリカバリーア
ニール工程で回復できるとともに、その後の水素雰囲気
中のアニール工程におけるダメージに耐性ができ、キャ
パシタ特性が大きく改善される。
【0074】なお、上述の各実施の形態において、トラ
ンジスタの拡散層4の構成として、いわゆるLDD型の
構造としてもよい。また、シリサイド層がゲート3及び
ソース/ドレインとなる拡散層4上に形成されていても
問題無い。シリサイドを使用する場合には、耐熱性、耐
酸化性の問題からも、拡散バリア膜6,7を使用するこ
とが特に望ましい。また、多結晶シリコンでコンタクト
プラグ8を形成する際には、十分に低いコンタクト抵抗
を得られるよう不純物濃度に配慮することが必要であ
る。
【0075】その他、本来の趣旨を逸脱しない範囲で種
々変形してこれを用いることができる。
【0076】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
強誘電体キャパシタの構造を従来の縦形ではなく、横形
としたので、従来別工程で形成していた上部と下部の電
極に相当する2個の対向電極の形成を同時に行うことが
可能で、工程数が削減できる。また、COP構造ではな
くCOT(Capacitor Over Transistor)構造であるか
ら、構造的に究極サイズである4Fまで微細化が可能
であり、強誘電体キャパシタにおいて、良好な特性を示
すとともに微細化が可能になる。
【0077】また、特に、コンタクトプラグを露出させ
るコンタクト開口まではウエハ全面が例えばSiN膜
(酸化膜/窒化膜積層構造)の絶縁性の酸化拡散バリア膜
で覆う場合は、従来のような特に熱工程においてプロセ
スマージンの狭い導電性バリア膜を用いないためプロセ
ス設計のマージンが大きい。従って、強誘電体キャパシ
タの形成、加工時、および絶縁膜形成時に入るダメージ
の回復に十分なアニール即ち熱工程をかけることができ
る。従って、強誘電体キャパシタの形成、加工時、絶縁
膜形成時に入るダメージの回復に十分なアニールのため
の熱工程をかけることができる。従って、強誘電体キャ
パシタの良好な特性が保証される。例えば、摂氏700
度程度のバリア性が確認されているので、高温成膜が良
好な特性取得のため不可欠なSBTにも本発明は適用可
能である。
【0078】製造方法の発明に関しては、コンタクトプ
ラグとの接続にあたり、メモリセルとメモリセル以外の
領域の膜の構成をそろえることができ、プロセスが簡単
になる。また、対向する2個の強誘電体キャパシタ電極
が同時に形成可能であり、電極材にPtを用いる場合
も、このPtをエッチング加工する時間を短くすること
が可能となり、強誘電体キャパシタに入る加工ダメージ
を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の強誘電体メモリの第1の実施の形態を
示す上面図及び断面図。
【図2】図1の強誘電体メモリの製造方法を説明するた
めの工程図。
【図3】図1の強誘電体メモリの製造方法を説明するた
めの工程図。
【図4】図1の強誘電体メモリの製造方法を説明するた
めの工程図。
【図5】図1の強誘電体メモリの製造方法を説明するた
めの工程図。
【図6】本発明の強誘電体メモリの第2の実施の形態を
示す上面図及び断面図。
【図7】図6の強誘電体メモリの製造方法を説明するた
めの工程図。
【図8】本発明の強誘電体メモリの第3の実施の形態を
示す上面図及び断面図。
【図9】図8の強誘電体メモリの製造方法を説明するた
めの工程図。
【図10】図8の強誘電体メモリの製造方法を説明する
ための工程図。
【図11】図8の強誘電体メモリの製造方法を説明する
ための工程図。
【図12】本発明の強誘電体メモリの第4の実施の形態
を示す上面図及び断面図。
【図13】図12に示す第4の実施の形態の他の製造方
法を説明する断面図。
【図14】図12に示す第4の実施の形態の他の製造方
法を説明する断面図。
【図15】本発明の強誘電体メモリの第5の実施の形態
を示す上面図及び断面図。
【図16】図6又は図12に示す実施の形態の他の製造
方法を説明する断面図。
【図17】図6又は図12に示す実施の形態の他の製造
方法を説明する断面図。
【図18】本発明の強誘電体メモリの第6の実施の形態
を示す断面図。
【図19】従来の強誘電体メモリの断面構造の種々の例
を示す図。
【図20】従来のchain-FRAMの回路構成を示す図。
【符号の説明】
1…素子領域 2…素子分離領域 3…ゲート電極 4…拡散層 5…第2の絶縁膜 6…窒化膜 7…第3の絶縁膜 8…コンタクトプラグ 9a,9b…強誘電体キャパシタ電極 10…強誘電体膜 11…第4の絶縁膜 12…金属配線(バリアメタル十金属) 13…絶縁膜(酸化膜) 14…ビット線(第2層配線) 15a,15b…導電性酸化膜

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に形成されたMOSトラン
    ジスタと、 前記MOSトランジスタの上方にそのチャネル方向と強
    誘電体キャパシタの両電極間を結ぶ線が平行になるよう
    に横向きに配置された強誘電体キャパシタと、 前記MOSトランジスタのゲートおよびソース/ドレイ
    ン領域に夫々接続されたコンタクトプラグと、 前記ソース/ドレイン領域に接続されたコンタクトプラ
    グ上に夫々接続して形成され、前記強誘電体キャパシタ
    の電極に接触する側面を有する金属配線と、を備えたこ
    とを特徴とする強誘電体メモリ。
  2. 【請求項2】 半導体基板上に形成されたMOSトラン
    ジスタと、 前記MOSトランジスタを覆うように設けられた層間絶
    縁膜と、 前記層間絶縁膜の表面上の前記MOSトランジスタの上
    方の位置にそのチャネル方向と強誘電体キャパシタの両
    電極間を結ぶ線が平行になるように横向きに配置された
    強誘電体キャパシタと、 前記MOSトランジスタのゲートおよびソース/ドレイ
    ン領域に一端が接続された状態で前記層間絶縁膜中に夫
    々埋設され、他端が前記層間絶縁膜表面に露出されたコ
    ンタクトプラグと、 前記ソース/ドレイン領域に接続されたコンタクトプラ
    グ上に夫々接続して形成され、前記強誘電体キャパシタ
    の電極に接触する側面を有する金属配線と、を備えたこ
    とを特徴とする強誘電体メモリ。
  3. 【請求項3】 半導体基板の表面に順次形成された複数
    の拡散領域と、この複数の拡散領域の互いに隣接する拡
    散領域間の前記半導体基板表面にゲート絶縁膜を介して
    夫々形成されたゲート電極とを有する複数のMOSトラ
    ンジスタと、 前記MOSトランジスタの上方に夫々横向きに配置され
    た複数の強誘電体キャパシタと、 前記MOSトランジスタのゲートおよびソース/ドレイ
    ン領域となる前記拡散領域に夫々接続されたコンタクト
    プラグと、 前記コンタクトプラグ上に形成され、隣接する2個の強
    誘電体キャパシタの電極間に接触して夫々設けられた複
    数の金属配線とを備えたことを特徴とする強誘電体メモ
    リ。
  4. 【請求項4】 半導体基板の表面に順次形成された複数
    の拡散領域と、この複数の拡散領域の互いに隣接する拡
    散領域間の前記半導体基板表面にゲート絶縁膜を介して
    夫々形成されたゲート電極とを有する複数のMOSトラ
    ンジスタと、 前記複数のMOSトランジスタを覆うように設けられそ
    の表面が平滑化処理された層間絶縁膜と、 前記層間絶縁膜の表面上の前記MOSトランジスタの上
    方の位置にチャネル長方向に沿って夫々横向きに配置さ
    れた強誘電体キャパシタと、 前記MOSトランジスタのゲートおよびソース/ドレイ
    ン領域となる前記拡散領域に一端が接続された状態で前
    記層間絶縁膜中に夫々埋設され、他端が前記層間絶縁膜
    表面に露出されたコンタクトプラグと、 前記ソース/ドレイン領域となる拡散領域に接続された
    コンタクトプラグ上に夫々接続して形成され、隣接する
    2個の強誘電体キャパシタの電極間に接触して夫々設け
    られた複数の金属配線と、を備えたことを特徴とする強
    誘電体メモリ。
  5. 【請求項5】 前記MOSトランジスタと強誘電体キャ
    パシタの間に、バリア膜を有することを特徴とする請求
    項1乃至4のいずれか1項に記載の強誘電体メモリ。
  6. 【請求項6】 前記バリア膜がシリコン窒化膜、シリコ
    ンオキシナイトライド膜を含む単層又は積層膜であり、
    前記キャパシタの電極とコンタクトプラグを接続するコ
    ンタクト領域に接して前記バリア膜が形成されているこ
    とを特徴とする請求項5記載の強誘電体メモリ。
  7. 【請求項7】 前記MOSトランジスタのソース/ドレ
    イン領域に設けられたコンタクトプラグ上に設けた金属
    配線を埋め込むコンタクトの径は開口部が大きく、コン
    タクトプラグとの接続部ではこのコンタクトプラグと等
    しいか小さいことを特徴とする請求項5記載の強誘電体
    メモリ。
  8. 【請求項8】 上記横方向に配置された強誘電体キャパ
    シタの電極は、Pt、Ir、IrO2、Ru、RuO
    2、SROによる単体膜、またはこれらの2種又はそれ
    以上の積層膜から構成されることを特徴とする請求項5
    記載の強誘電体メモリ。
  9. 【請求項9】 前記強誘電体キャパシタの強誘電体膜は
    両側の電極よりもその少なくとも両端が突出した構造を
    有していることを特徴とする請求項5記載の強誘電体メ
    モリ。
  10. 【請求項10】 前記金属配線はバリアメタルとAl又
    はCuを主成分とする配線からなることを特徴とする請
    求項5記載の強誘電体メモリ。
  11. 【請求項11】 前記バリアメタルがTiまたはNbの
    窒化物を含むことを特徴とする請求項10記載の強誘電
    体メモリ。
  12. 【請求項12】 前記コンタクトプラグの主成分がWで
    あることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項
    に記載の強誘電体メモリ。
  13. 【請求項13】 前記コンタクトプラグがシリコンまた
    はシリサイドを主成分とし、またはそれらの積層体であ
    ることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に
    記載の強誘電体メモリ。
  14. 【請求項14】 半導体基板上に複数個のMOSトラン
    ジスタを形成する工程と、 前記各MOSトランジスタを覆う第1の絶縁膜を形成す
    る工程と、 前記絶縁膜中のMOSトランジスタのソース/ドレイン
    及びゲートのコンタクト領域に接続されたコンタクトプ
    ラグを形成する工程と、 前記第1の絶縁膜全面にバリア膜を形成する工程と、 前記バリア膜上の前記MOSトランジスタに対応する位
    置に電極と強誘電体膜とが横方向に配置された強誘電体
    キャパシタを形成する工程と、 この強誘電体キャパシタ形成時の加工ダメージを回復さ
    せるアニールを施す工程と、 前記各コンタクトプラグ上部の前記バリア膜をエッチン
    グ除去して前記コンタクトプラグを露出させる工程と、 前記露出したコンタクトプラグ上でかつ互いに隣接する
    2個の強誘電体キャパシタの電極間に夫々金属配線を形
    成して隣接の電極間及び前記MOSトランジスタのソー
    スドレインの接続を同時に行う工程とを有することを特
    徴とする強誘電体メモリの製造方法。
  15. 【請求項15】 前記強誘電体キャパシタの形成に際し
    て、前記バリア膜の上であって他のコンタクトプラグ形
    成予定領域に第2の絶縁膜を形成する工程を備えたこと
    を特徴とする請求項14記載の強誘電体メモリの製造方
    法。
  16. 【請求項16】 前記強誘電体キャパシタの形成に際し
    て、強誘電体膜形成予定領域にダミー膜を形成する工程
    と、前記ダミー膜を強誘電体膜で置き換える工程を有す
    ることを特徴とする請求項14または請求項15に記載
    の強誘電体メモリの製造方法。
  17. 【請求項17】 前記強誘電体キャパシタ電極の加工を
    CMP法で行うことを特徴とする請求項14から16の
    いずれか1項に記載の強誘電体メモリの製造方法。
  18. 【請求項18】 前記強誘電体膜の形成にスパッタ法を
    用いることを特徴とする請求項14記載の強誘電体メモ
    リの製造方法。
  19. 【請求項19】 前記強誘電体膜の形成に塗布法を用い
    ることを特徴とする請求項14記載の強誘電体メモリの
    製造方法。
  20. 【請求項20】 前記強誘電体キャパシタを形成する工
    程は、導電性酸化膜を堆積する工程と、CMP法もしく
    はRIE法により両電極側部に前記導電性酸化膜を残す
    工程と、前記導電性酸化膜の間に強誘電体膜を埋め込む
    工程とを備えたことを特徴とする請求項14に記載の強
    誘電体メモリの製造方法。
  21. 【請求項21】 前記バリア膜と同じ構造の膜を前記強
    誘電体キャパシタ上部にあらかじめ形成しておき、全面
    をエッチバックすることにより、前記バリア膜をエッチ
    ングし前記コンタクトプラグ上端を露出する工程を含む
    ことを特徴とする請求項14に記載の強誘電体メモリの
    製造方法。
  22. 【請求項22】 前記強誘電体キャパシタの上方に酸化
    拡散バリア膜を形成する工程を備えたことを特徴とする
    請求項14に記載の強誘電体メモリの製造方法。
  23. 【請求項23】 前記酸化拡散バリア膜形成工程が、該
    膜の膜質改善の為の熱処理工程を含むことを特徴とする
    請求項22に記載の強誘電体メモリの製造方法。
  24. 【請求項24】 半導体基板上に複数個のMOSトラン
    ジスタを形成する工程と、 前記各MOSトランジスタを覆う第1の絶縁膜を形成す
    る工程と、 前記絶縁膜中のMOSトランジスタのソース/ドレイン
    及びゲートのコンタクト領域に接続されたコンタクトプ
    ラグを形成する工程と、 前記第1の絶縁膜上の前記MOSトランジスタに対応す
    る位置に電極と強誘電体膜とが横方向に配置された強誘
    電体キャパシタを形成する工程と、 この強誘電体キャパシタ形成時の加工ダメージを回復さ
    せるアニールを施す工程と、 前記コンタクトプラグ上でかつ互いに隣接する2個の強
    誘電体キャパシタの電極間に夫々金属配線を形成して隣
    接の電極間及び前記MOSトランジスタのソースドレイ
    ンの接続を同時に行う工程とを有することを特徴とする
    強誘電体メモリの製造方法。
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