JP2001273983A - 調光装置 - Google Patents

調光装置

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JP2001273983A
JP2001273983A JP2000086554A JP2000086554A JP2001273983A JP 2001273983 A JP2001273983 A JP 2001273983A JP 2000086554 A JP2000086554 A JP 2000086554A JP 2000086554 A JP2000086554 A JP 2000086554A JP 2001273983 A JP2001273983 A JP 2001273983A
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semiconductor switch
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fet
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Koyo Matsuura
公洋 松浦
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Yazaki Corp
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B39/00Circuit arrangements or apparatus for operating incandescent light sources
    • H05B39/04Controlling
    • H05B39/041Controlling the light-intensity of the source
    • H05B39/044Controlling the light-intensity of the source continuously
    • H05B39/047Controlling the light-intensity of the source continuously with pulse width modulation from a DC power source
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B39/00Circuit arrangements or apparatus for operating incandescent light sources
    • H05B39/02Switching on, e.g. with predetermined rate of increase of lighting current
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡素な回路構成であると共に、小型で信頼度
の高い調光装置を提供する。 【解決手段】 調光装置100は、パルス幅変調による
駆動のためのPWM回路401と、同一チップ上に形成
されたスイッチングデバイス110とを備えている。ス
イッチングデバイス110は、駆動回路111、過熱遮
断保護回路306、半導体スイッチである主制御FET
QA、基準電圧生成用の第1リファレンスFETQBお
よび抵抗Rr1を有している。さらに、過電流検出手段
が基準電圧と主制御FETQAのドレイン−ソース間電
圧との差を検出するコンパレータCMP1等によって実
現され、この出力によって駆動回路111を遮断制御す
ることにより主制御FETQAがオン/オフ制御される
ようになっている。過電流検出手段およびオン/オフ制
御手段は照明系の負荷102a〜102nへの突入電流
を抑制するソフトスタート機能を併せ持つものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、照明系の負荷を対
象にパルス幅変調制御(PWM制御)により調光制御を
行うレオスタットなどの調光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の照明ランプ等の光量調整を行う調
光装置としては、例えば図5に示すようなものがある。
図5に示す調光装置1は、パルス幅変調(以下、PWM
と記載する)によるPWM制御信号を出力するPWM回
路3を備えており、このPWM回路3は調光ボリューム
2が示す設定値に応じて出力調整される。このPWM回
路3によってPWM制御信号を生成して駆動回路4に供
給し、駆動回路4によりトランジスタなどの半導体スイ
ッチを用いたスイッチ回路5を駆動制御する。なお、符
号6はPWM回路3を動作状態にする作動スイッチであ
る。この構成において、バッテリ7から照明系の負荷8
へと供給される負荷電流の大きさをスイッチ回路5のス
イッチング動作に応じて変化させ、照明系の負荷8の発
光量をPWMにより調光制御できるようになっている。
【0003】また、PWM制御信号にて動作制御される
駆動回路4には、遮断回路9が接続された構成となって
おり、この遮断回路9によって駆動回路4の動作を遮断
できる。さらに、これらPWM回路3,駆動回路4,ス
イッチ回路5,遮断回路9を含む基本回路部分の他に、
過負荷やショートによる過電流がスイッチ回路5に流れ
る事態となるのを回避するために過電流検出回路10が
設けられ、また、スイッチ回路5の過熱を防止して素子
温度を一定値以下に抑えるために過熱保護回路11が設
けられている。負荷8への過電流やスイッチ回路5の過
熱状態が検出され、過電流検出回路10或いは過熱保護
回路11の出力信号が遮断回路9に入力すると、遮断回
路9により駆動回路4の動作が遮断されることになる。
【0004】また、調光ボリューム2とPWM回路3と
の間には、ランプソフトスタート回路13が設けられ、
調光ボリューム2により可変調整された設定値信号をラ
ンプソフトスタート回路13により緩やかに立ち上げて
PWM回路3に入力し、作動スイッチ6オン時の負荷8
への突入電流を防止できるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の調光装置1にあっては、PWM回路3,駆動回路
4,スイッチ回路5,遮断回路9の各基本回路部分と、
その他の過電流検出回路10,過熱保護回路11および
ランプソフトスタート回路13の付加回路部分とは、通
常は汎用性を確保する都合上、一般的には基本回路部分
に対しその他の回路部分を外付けしていたため、以下列
挙するような問題点がある。
【0006】(1)調光装置1を構築するうえで必要と
なる部品点数が多くなり、またそれら各回路部分の組み
付けにより全体の外形寸法が大きくなる。 (2)現状の技術では過電流検出回路10の検出精度を
さらに向上させることは実質的に不可能である。このた
め、既存の過電流検出回路10を調光装置1に適用した
回路構成の場合には、スイッチ回路5の素子に過電流が
流れてしまう事態がしばしば発生し、その素子のストレ
スが大きくなるので、スイッチ回路5を所望の一定期間
に亘り保護することができない場合があった。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、簡素な回路構成であると共に、小型で
信頼度の高い調光装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の調光装置は、電
源から照明系の負荷への電力供給を制御する半導体スイ
ッチと、前記半導体スイッチに駆動制御信号を出力する
駆動手段と、前記半導体スイッチの端子間電圧特性とほ
ぼ等価な電圧特性を持つ基準電圧を生成する基準電圧生
成手段と、前記半導体スイッチの端子間電圧と前記基準
電圧生成手段により生成された基準電圧との差に基づい
て前記半導体スイッチの過電流を検出する過電流検出手
段と、前記過電流検出手段による過電流の検出の有無に
応じて前記駆動手段の遮断制御を行い、前記半導体スイ
ッチをオン/オフ制御するスイッチ制御手段と、を具備
し、少なくとも前記半導体スイッチ、前記基準電圧生成
手段、前記過電流検出手段を同一チップ上に形成してス
イッチングデバイスを構成したことを特徴とする。
【0009】また、前記駆動手段は、パルス幅変調信号
を生成する変調信号生成手段と、前記パルス幅変調信号
にて制御動作されて駆動制御信号を生成する駆動信号生
成手段とを有するものを用いることができる。
【0010】また、前記スイッチ制御手段は、前記半導
体スイッチをオン/オフ制御している時間またはオン/
オフ回数を計数し、計数値が設定値を越えたときに遮断
信号を前記駆動手段へと供給するものを用いることがで
きる。
【0011】また、前記基準電圧生成手段は、前記半導
体スイッチおよび前記照明系の負荷に並列接続され、前
記半導体スイッチとともにスイッチング制御される第2
半導体スイッチと、これらの半導体スイッチを形成した
チップの外部に設けた抵抗とを直列接続した基準電圧生
成回路を具備するものを用いることができる。
【0012】上記のように半導体スイッチ、基準電圧生
成手段、過電流検出手段を同一チップ上に形成してスイ
ッチングデバイスを構成し、照明系の負荷への電力供給
を制御することにより、回路構成を簡素化でき、装置の
小型化を図れるとともに、過電流検出の精度を向上で
き、小型で信頼度の高い調光装置を実現可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0014】図1は本発明の第1実施形態に係る調光装
置の構成を示す回路図、図2は本実施形態の調光装置に
おいて使用するスイッチングデバイスの構成を示す回路
図、図3はスイッチングデバイスを駆動する駆動回路の
構成を示すブロック図である。
【0015】[実施形態で使用するスイッチングデバイ
ス]実施形態の詳細な説明を行う前に、先ず、実施形態
の調光装置において使用するスイッチングデバイスにつ
いて、図2を参照して説明する。
【0016】図2に示すスイッチングデバイス110
は、電源として設けられるバッテリ101の出力電圧V
Bを負荷102に供給する経路に、半導体スイッチとし
ての主制御FETQAのドレインD−ソースSAを直列
接続して、この主制御FETQAのスイッチング制御に
より電力供給を制御するもので、主制御FETQAに駆
動手段、保護手段および負荷電流検出手段等を合わせ
て、同一チップ上に集積化して形成した集積回路であ
る。
【0017】具体的には、スイッチングデバイス110
は、主制御FETQAの駆動手段としては、チャージポ
ンプ305および駆動回路111を備えている。駆動回
路111は、図3に示すように、コレクタ側がチャージ
ポンプ305の出力に接続されたソーストランジスタQ
5と、エミッタ側が接地電位に接続されたシンクトラン
ジスタQ6とを直列接続して備え、スイッチSW1のオ
ン/オフ切換えによる切換え信号に基づき、これらソー
ストランジスタQ5およびシンクトランジスタQ6をオ
ン/オフ制御して、主制御FETQAを駆動制御する信
号を出力している。なお、バッテリ101の出力電圧V
Bが例えば12[V]の時、チャージポンプ305の出
力電圧は例えばVB+10[V]とされる。
【0018】また、主制御FETQAの保護手段として
は、過熱遮断保護回路306を備えている。過熱遮断保
護回路306は、一般の温度センサ内蔵FETにも付加
されている過熱遮断保護機能を実現するものであり、主
制御FETQAが規定以上の温度まで上昇したことを内
蔵の温度センサによって検出した場合には、その旨の検
出情報がラッチ回路に保持されると共に、主制御FET
QAのゲートTG−ソースSA間に接続されている過熱
遮断用FETをオン状態に遷移させることによって、主
制御FETQAを強制的にオフ制御するものである。な
お、ラッチ回路の保持情報は端子T14を介して出力さ
れ、ダイアグノシス(診断)情報として利用可能であ
る。また、主制御FETQAは、過電流検出手段と過小
電流検出手段の各機能を備えている。
【0019】先ず、過電流検出手段について説明する。
この過電流検出手段は、第1リファレンスFETQB、
抵抗R1〜R9,Rr1、ダイオードD1〜D3および
コンパレータCMP1によって実現されている。すなわ
ち、第1リファレンスFETQBおよび抵抗Rr1は、
過電流検出における第1基準電圧を発生する手段であ
る。つまり、主制御FETQAのドレインD−ソースS
間電圧VDSA とほぼ等価な電圧特性を持つ第1基準電圧
は、抵抗Rr1を調整してその閾値を設定することがで
きる。そして、第1リファレンスFETQBのソース
(SB)電位が抵抗R6を介してコンパレータCMP1
の“−”入力端子に供給されている。また、コンパレー
タCMP1の“+”入力端子には、主制御FETQAの
ソース(SA)電位が抵抗R5を介して供給されてい
る。
【0020】なお、コンパレータCMP1の“+”入力
端子および“−”入力端子の電位は、抵抗R1〜R3お
よびダイオードD2,D3によるダイオードクランプ回
路によって、それぞれ電位VCおよびVE(厳密には、
電位VCおよびVEにそれぞれダイオードの順方向電位
を差し引いた電位)にクランプされている。また、コン
パレータCMP1の“+”入力端子に接続されている抵
抗R9およびダイオードD1は 、コンパレータCMP
1にヒステリシスを持たせるための回路である。
【0021】よって、過電流検出手段は、第1基準電圧
を同一チップ上の第1リファレンスFETQBとチップ
外の抵抗Rr1とによって生成し、コンパレータCMP
1において、この第1基準電圧と主制御FETQAのド
レインD−ソースS間電圧VDSA との差を検出すること
によって実現されている。
【0022】したがって、負荷102側で完全短絡(デ
ッドショート)が発生した時には、コンパレータCMP
1の出力が有効(“H”レベル)となって、駆動回路1
11により主制御FETQAをオフ制御する。また、完
全短絡(デッドショート)が発生しているときに、主制
御FETQAがオフ状態からオン状態に遷移した場合
や、ある程度の短絡抵抗を持つ不完全短絡(レアショー
ト)が発生している場合には、主制御FETQAのオン
/オフ制御を繰り返し行って周期的発熱作用で主制御F
ETQAを過熱し、上記過熱遮断保護機能により主制御
FETQAの過熱遮断を速めるようにしている。
【0023】このことから、抵抗Rr1を調整すること
により、負荷102に対する給電制御を滑らかに実施す
るのに適した第1基準電圧の閾値を設定することができ
る。ここで、抵抗Rr1の調整は次のようにして行われ
る。
【0024】すなわち、通常、主制御FETQAはn個
のFET(第1リファレンスFETQBと同等の特性を
持つ)を並列接続して構成されるので、抵抗Rr1を
(負荷102の抵抗値×n)に設定すれば良いが、負荷
102の抵抗値として不完全短絡(レアショート)時の
短絡抵抗程度の値を設定するのが望ましい。また、図2
では、コンパレータCMP1の出力を駆動回路111に
のみ供給する構成としているが、端子を介して外部に出
力するようにして、他の制御等に利用することも可能で
ある。
【0025】次に、過小電流検出手段について説明す
る。この過小電流検出手段は、第2リファレンスFET
QC、抵抗Rr2およびコンパレータCMP2によって
実現されている。すなわち、第2リファレンスFETQ
Cおよび抵抗Rr2は、過小電流検出における第2基準
電圧を発生する手段であり、第2リファレンスFETQ
Cのソース(SC)電位がコンパレータCMP2の
“−”入力端子に供給されている。また、コンパレータ
CMP2の“+”入力端子には、主制御FETQAのソ
ース(SA)電位が供給されている。
【0026】つまり、過小電流検出手段は、主制御FE
TQAのドレインD−ソースSA間電圧VDSA とほぼ等
価な電圧特性を持つ第2基準電圧を同一チップ上の第2
リファレンスFETQCとチップ外の抵抗Rr2とによ
って生成し、コンパレータCMP2において、この第2
基準電圧と主制御FETQAのドレインD−ソースS間
電圧VDSA との差を検出することによって実現されてい
る。
【0027】したがって、負荷102側で断線故障等が
発生した時には、コンパレータCMP2の出力が有効
(“L”レベル)となって、端子T15を介してチップ
外部に出力されることとなる。
【0028】ここで、第2基準電圧の設定、即ち抵抗R
r2の設定は次のようにして行われる。第1基準電圧
(抵抗Rr1)と同様に、抵抗Rr2を(負荷102の
抵抗値×n)に設定すれば良いが、負荷102の抵抗値
として断線故障時の負荷抵抗程度の値を設定するのが望
ましい。
【0029】以上説明した駆動手段、保護手段、過電流
検出手段および過小電流検出手段の他に、スイッチング
デバイス110には、電源イネーブル回路302、突入
電流による過電流判定を回避する突入電流マスク回路3
03、オン/オフ回数の積算による遮断制御を行なうオ
ン/オフ回数積算回路304についても表記されている
が、本発明と直接的には関係しないので具体的な説明を
省略する。
【0030】最後に、スイッチングデバイス110の特
徴をまとめれば、第1に、電流検出用のシャント抵抗を
不要として電源供給経路の電力消費を抑制できることか
ら大電流回路に有利である点、第2に、電流感度が高く
電流検出精度が高い点、第3に、シンプルな駆動制御で
主制御FETQAをオン/オフ制御することができ、過
熱遮断機能やオン/オフ回数積算回路304によりマイ
コン等のプログラム処理に比して高速処理が可能である
点、第4に、ワンチップ化により回路構成を小型化で
き、実装スペースを縮小できると共に、装置コストを削
減できる点、第5に、電流検出が主制御FETQAのド
レイン−ソース間電圧VDSA と第1基準電圧および第2
基準電圧との差の検出によって行われることから、同一
チップ上に第1リファレンスFETQB,第2リファレ
ンスFETQCおよび主制御FETQAを形成すること
により、電流検出における同相的誤差要因、即ち電源電
圧、温度ドリフトやロット間のバラツキによる影響を排
除することができる点、等々を挙げることができる。
【0031】[第1実施形態]次に、本発明に係る第1
実施形態の調光装置について、図1を参照して説明す
る。
【0032】図1に示す第1実施形態の調光装置100
は、図2に基づいて説明したスイッチングデバイス11
0を用いて構成されている。すなわち、この調光装置1
00は、調光設定を行うための調光ボリューム402
と、この調光ボリューム402の可変調整に応じてパル
ス幅変調信号(以下、PWM制御信号という)を生成す
る変調信号生成手段してのPWM回路401と、スイッ
チングデバイス110とを備えている。
【0033】そして、スイッチングデバイス110は、
パルス幅変調にて動作制御されて駆動制御信号を出力す
る駆動手段としてのチャージポンプ305および駆動回
路111と、この駆動手段の出力動作を遮断させる遮断
手段としての過熱遮断保護回路306と、制御信号入力
端子(ここではゲート)へ供給される駆動手段からの駆
動制御信号に応じてバッテリ101から照明系の負荷1
02a〜102nへの電力供給を制御する半導体スイッ
チとしての主制御FETQAと、この半導体スイッチの
端子間電圧特性とほぼ等価な電圧特性を持つ基準電圧を
生成する基準電圧生成手段としての第1リファレンスF
ETQBおよび抵抗Rr1とを有している。
【0034】さらに、主制御FETQAの過電流を検出
する過電流検出手段を有しており、この過電流検出手段
は、第1基準電圧を同一チップ上の第1リファレンスF
ETQBとチップ外の抵抗Rr1とによって生成し、コ
ンパレータCMP1において、この第1基準電圧と主制
御FETQAのドレインD−ソースS間電圧VDSA との
差を検出することによって実現されている。また、この
過電流検出手段による過電流の有無に応じて前記半導体
スイッチをオン/オフ制御するオン/オフ制御手段(ス
イッチ制御手段)を有している。
【0035】すなわち、図1のスイッチングデバイス1
10は、図2に基づいて説明したように、バッテリ10
1の出力電圧VBを照明系の負荷102a〜102nに
供給する経路に、半導体スイッチである主制御FETQ
AのドレインD−ソースSAを直列接続して、この主制
御FETQAのスイッチング制御により電力供給を制御
するものであり、主制御FETQAに駆動手段、保護手
段、過電流検出手段および過小電流検出手段等を合わせ
て、同一チップ上に集積化して形成した集積回路であ
る。
【0036】主制御FETQAを駆動する駆動回路11
1には、主制御FETQAを駆動するためにバッテリ1
01の出力電圧VBよりも高い電圧を得るためのチャー
ジポンプ305が接続されている。この駆動回路111
は、PWM回路401と主制御FETQAの保護手段で
ある過熱遮断保護回路306とからの出力信号によっ
て、主制御FETQAへの駆動制御信号の供給と遮断と
を行うようになっている。
【0037】主制御FETQAは、上述した過電流検出
手段と過小電流検出手段の各機能を備えていて、本実施
形態では過電流検出手段のみを利用する。過電流検出手
段は、第1リファレンスFETQB、抵抗R1〜R9,
Rr1、ダイオードD1〜D3およびコンパレータCM
P1によって実現されている。この過電流検出手段は、
主制御FETQAを流れる負荷電流が第1リファレンス
FETQBで設定した閾値を越えると照明系の負荷10
2a〜102nをオン,オフし、その制御が所定時間に
亘り続くと、照明系の負荷102a〜102nを完全に
オフにする機能を持っている。
【0038】例えば、バッテリ101から照明系の負荷
102a〜102nへの電力供給を制御する主制御FE
TQAの基準電圧の閾値を、抵抗Rrを調整して負荷1
02a〜102nの突入電流の値より小さくなるように
設定することにより、負荷102a〜102nを駆動し
始めるときには、閾値を越える大きな突入電流が流れな
いように主制御FETQAがオン/オフ制御される。そ
して、照明系の負荷102a〜102nが暖まって定常
状態になると、負荷へ流れる電流が低くなって閾値以下
になるので、主制御FETQAは通常のオン状態とな
る。
【0039】このような機能によって、駆動開始時に照
明系の負荷102a〜102nに突入電流が流れないよ
うにソフトスタートさせる機能を実現できるので、従来
において必要とされていた外付けのランプソフトスター
ト回路が不要となる。つまり、本実施形態によれば、上
記過電流検出手段はソフトスタート手段を兼ねるものと
なり、回路構成を簡略化できる。
【0040】また、前記した実施形態で使用するスイッ
チングデバイスの欄で述べたように、スイッチングデバ
イス110は、同一チップ上に第1リファレンスFET
QB,第2リファレンスFETQCおよび主制御FET
QAを形成することにより、電流検出における同相的誤
差要因、即ち電源電圧、温度ドリフトやロット間のバラ
ツキによる影響を排除することができるという特徴を持
つので、過電流検出の精度を高めることができる。ま
た、過電流検出手段の精度向上により、主制御FETQ
Aにおける基準電圧の閾値のばらつきを小さく、より厳
密に設定できるため、閾値の設定中心値を下げることが
できる。さらに、過電流の判定及び遮断動作の応答速度
が速くなるため、閾値に対する遮断保護電流値の狂いを
抑えることができ、結果的に主制御FETQAの発熱時
の温度ばらつきが小さくなり、発熱の調整を精度良く行
うことができる。このように、調光装置おける過電流検
出制御などの保護機能の精度を向上でき、スイッチング
デバイスの信頼性を向上できる。
【0041】また、PWM回路401以外の各手段の機
能は、スイッチングデバイス110が受け持つので、簡
素な回路構成であると共に小型で信頼度の高い調光装置
を提供することができる。また、主制御FETQAにお
ける基準電圧の閾値は、スイッチングデバイス110の
チップの外部に設けた抵抗Rrを調整することで、容易
に第1リファレンスFETQBにて可変設定することが
できる。したがって、取り扱い容易な調光装置を提供す
ることができる。
【0042】[第2実施形態]次に、本発明に係る第2
実施形態の調光装置について、図4を参照して説明す
る。図4は本発明の第2実施形態に係る調光装置の構成
を示すブロック図である。
【0043】図4に示す第2実施形態の調光装置100
Aは、第1実施形態の変形例であり、駆動手段および遮
断手段を内部に持たない機能構成としたスイッチングデ
バイス110Aを適用し、駆動手段および遮断手段を外
付け回路で構成したものである。すなわち、この調光装
置100Aは、PWM制御信号を生成する変調信号生成
手段してのPWM回路401と、作動スイッチSW1
と、調光ボリューム402と、駆動回路403と、遮断
回路404と、スイッチングデバイス110Aと、基準
電圧生成用の抵抗Rrを備えている。
【0044】駆動回路403は、スイッチングデバイス
110A内の半導体スイッチ(主制御FET)を駆動す
るためにバッテリ101の出力電圧VBよりも高い電圧
を得るためのチャージポンプを含んでおり、PWM回路
401からのPWM制御信号および駆動回路403から
の遮断信号に基づいて駆動制御信号を出力し、スイッチ
ングデバイス110Aを駆動制御する。この場合の駆動
制御信号は、スイッチングデバイス110A内の半導体
スイッチのゲートへつながる回路に駆動電圧を供給、遮
断するものとなっている。
【0045】遮断回路404は、スイッチングデバイス
110Aからの過電流検出信号に基づいて遮断信号を出
力し、過電流発生時に駆動回路403を遮断制御する。
この場合、スイッチングデバイス110Aおける過電流
制御手段により半導体スイッチをオン/オフ制御してい
る時間またはオン/オフ回数を計数し、計数値が設定値
を越えたときに遮断信号を駆動回路403へと供給す
る。これにより、半導体スイッチのオン/オフ制御が所
定の時間または回数継続したときに駆動手段を出力停止
状態にすることができ、過電流発生時に確実にスイッチ
ングデバイス110Aをオフできる。
【0046】このように構成した調光装置100Aであ
っても、第1実施形態の調光装置と同様の作用および効
果が得られるものとなる。すなわち、調光装置において
過電流や過剰な発熱に対する保護を精度良く確実に行う
ことができ、これによりスイッチングデバイスや負荷に
対するストレスを軽減でき、装置の信頼性を向上でき
る。また、周辺回路を大幅に削減でき、装置構成の簡素
化、小型化を図ることができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、回
路構成を簡素化でき、装置の小型化を図れるとともに、
過電流検出の精度を向上でき、小型で信頼度の高い調光
装置を提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る調光装置の構成を
示す回路図である。
【図2】本実施形態の調光装置において使用するスイッ
チングデバイスの構成を示す回路図である。
【図3】スイッチングデバイスを駆動する駆動回路の構
成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る調光装置の構成を
示すブロック図である。
【図5】従来の調光装置の一例を示す構成図である。
【符号の説明】
100,100A 調光装置 101 バッテリ 102a〜102n 負荷 110,110A スイッチングデバイス 111 駆動回路 305 チャージポンプ 306 過熱遮断保護回路 401 PWM回路 402 調光ボリューム 403 駆動回路 404 遮断回路 QA 主制御FET QB 第1リファレンスFET Rr1,Rr 抵抗 CMP1 コンパレータ SW1 作動スイッチ VB 電源電圧

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源から照明系の負荷への電力供給を制
    御する半導体スイッチと、 前記半導体スイッチに駆動制御信号を出力する駆動手段
    と、 前記半導体スイッチの端子間電圧特性とほぼ等価な電圧
    特性を持つ基準電圧を生成する基準電圧生成手段と、 前記半導体スイッチの端子間電圧と前記基準電圧生成手
    段により生成された基準電圧との差に基づいて前記半導
    体スイッチの過電流を検出する過電流検出手段と、 前記過電流検出手段による過電流の検出の有無に応じて
    前記駆動手段の遮断制御を行い、前記半導体スイッチを
    オン/オフ制御するスイッチ制御手段と、を具備し、 少なくとも前記半導体スイッチ、前記基準電圧生成手
    段、前記過電流検出手段を同一チップ上に形成してスイ
    ッチングデバイスを構成したことを特徴とする調光装
    置。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段は、パルス幅変調信号を生
    成する変調信号生成手段と、前記パルス幅変調信号にて
    制御動作されて駆動制御信号を生成する駆動信号生成手
    段とを有してなることを特徴とする請求項1記載の調光
    装置。
  3. 【請求項3】 前記スイッチ制御手段は、前記半導体ス
    イッチをオン/オフ制御している時間またはオン/オフ
    回数を計数し、計数値が設定値を越えたときに遮断信号
    を前記駆動手段へと供給することを特徴とする請求項1
    記載の調光装置。
  4. 【請求項4】 前記基準電圧生成手段は、前記半導体ス
    イッチおよび前記照明系の負荷に並列接続され、前記半
    導体スイッチとともにスイッチング制御される第2半導
    体スイッチと、これらの半導体スイッチを形成したチッ
    プの外部に設けた抵抗とを直列接続した基準電圧生成回
    路を具備することを特徴とする請求項1記載の調光装
    置。
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