JP2000299940A - 充電装置 - Google Patents

充電装置

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JP2000299940A
JP2000299940A JP2000032301A JP2000032301A JP2000299940A JP 2000299940 A JP2000299940 A JP 2000299940A JP 2000032301 A JP2000032301 A JP 2000032301A JP 2000032301 A JP2000032301 A JP 2000032301A JP 2000299940 A JP2000299940 A JP 2000299940A
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fet
voltage
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Akira Baba
晃 馬場
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒューズを用いることなく過電流保護を行
い、且つ装置の組立性並びに信頼性を向上させると共に
装置の小型化を図ること。 【解決手段】 過電流検出による供給電流の遮断を行う
ことができ、更に、前記充電電流が所定値以下(Ni−
Cd電池50の充電完了)になったことを検出して、供
給電流の遮断を行う能力を付加した1チップの電流振動
型遮断機能付きスイッチング回路により電源トランス1
2の2次側の整流ダイオード13より供給される充電電
流をNi−Cd電池50に供給する構成を採ることによ
り、電源トランス12の1次側に挿入されていた過電流
遮断用のヒューズを省略でき、また、電源トランス12
の2次側を整流回路と前記1チップの電流振動型遮断機
能付きスイッチング回路で極めてシンプルに構成するこ
とによって、装置の部品点数を削減して、装置の組立性
並びに信頼性を向上させると共に装置の小型化を図るこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ニッケルカドミュ
ーム(Ni−Cd)電池等の2次電池を充電する充電装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の充電装置は、例えば図4に示すよ
うな構成を有している。商用電源1から供給されるAC
電源(AC100V)は電源スイッチ2、ヒューズ3を
介して電源トランス4の1次側に入力される。この電源
トランス4で降圧されたAC電圧は2次側から出力さ
れ、ダイオード5により半波整流された後、電流制限用
抵抗R1を介してサイリスタ6のアノードに入力される
と共に、抵抗R2、ダイオード7を介してサイリスタ6
の制御端子に入力される。
【0003】従って、例えばNi−Cd電池50を装置
にセットした後、電源スイッチ2をオンすると、サイリ
スタ6の制御端子に半波整流電圧が印加され、サイリス
タ6はオン状態になり、Ni−Cd電池50に電流が流
れてNi−Cd電池50を充電する。
【0004】この充電中、Ni−Cd電池50の端子電
圧は可変抵抗VRで分圧され、この分圧電圧はダイオー
ド8を介してサイリスタ9の制御端子に印加される。当
初、Ni−Cd電池50の端子電圧は低いため、サイリ
スタ9の制御端子に印加される電圧も低く、サイリスタ
9はオフしている。
【0005】その後、Ni−Cd電池50への充電が進
み、その端子電圧が上昇してくると、サイリスタ9の制
御端子に印加される電圧も上昇し、充電完了電圧まで上
昇した時に、サイリスタ9がオンして、サイリスタ6の
制御端子に電流が流れないようにするため、サイリスタ
6がオフし、Ni−Cd電池50への充電電流の供給が
遮断され、充電が終了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の充電装置では、Ni−Cd電池50側が短絡などし
て、サイリスタ6に過電流が流れると、電源トランス4
の1次側に入力されるAC電流が増大し、これにより、
ヒューズ3が溶断して、装置の充電動作が停止され、過
電流保護がなされる。従って、このような事が起きた
後、装置を復帰させるにはヒューズ3を新しいものに取
り替えなければならず、面倒であった。また、サイリス
タ6、9やダイオード7、8などの複数の部品が必要で
部品点数が多いため、装置の信頼性及び組立性が悪化す
ると共に、装置の小型化を図ることができないという問
題があった。
【0007】本発明は、上述の如き従来の課題を解決す
るためになされたもので、その目的は、ヒューズを用い
ることなく過電流保護ができ、且つ装置の組立性並びに
信頼性を向上させると共に装置の小型化を図ることがで
きる充電装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明の特徴は、充電電流を発生する電源
回路と、前記電源回路により発生された充電電流を2次
電池に供給する電流振動型遮断機能付きスイッチング回
路とを具備し、且つ、前記電流振動型遮断機能付きスイ
ッチング回路は、入力される制御信号に応じてスイッチ
ング制御されることにより前記充電電流を前記2次電池
に供給する半導体スイッチング素子と、前記2次電池が
接続された状態で前記半導体スイッチング素子の端子間
電圧特性と等価な電圧特性を有する第1の基準電圧を発
生する第1の基準電圧発生手段と、前記半導体スイッチ
ング素子の端子間電圧の電圧特性と前記第1の基準電圧
との差を検出する第1の検出手段と、前記第1の検出手
段により検出された端子間電圧と前記第1の基準電圧と
の差に応じて前記半導体スイッチング素子をオン/オフ
制御する第1の制御手段と、前記2次電池が接続された
状態で前記半導体スイッチング素子の端子間電圧特性と
等価な電圧特性を有する第2の基準電圧を発生する第2
の基準電圧発生手段と、前記2次電池の端子間電圧と前
記第2の基準電圧との差を検出する第2の検出手段と、
前記第2の検出手段の検出結果に応じて前記半導体スイ
ッチング素子をオフ制御する第2の制御手段とを有する
ことにある。
【0009】請求項2の発明の前記第2の検出手段は前
記2次電池が充電完了した際の充電電流値を検出し、前
記第2の制御手段は前記2次電池が充電完了した際の充
電電流値が検出されると、前記半導体スイッチング素子
をオフして、前記2次電池への充電電流の供給を遮断す
る。
【0010】請求項3の発明の前記半導体スイッチング
素子は加熱遮断機能付きスイッチング回路を有する温度
センサー内蔵FETである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の充電装置の一実
施の形態を示した回路図である。充電装置は、AC電源
を装置に投入遮断する電源スイッチ11、AC電圧を変
圧して降下させる電源トランス12、電源トランス12
の2次側に発生した充電用のAC電圧を整流するダイオ
ード13、電流制限用抵抗R3及びNi−Cd電池50
に充電電流を供給する電流振動型遮断機能付きスイッチ
ング回路14を有している。
【0012】尚、電流振動型遮断機能付きスイッチング
回路14は温度センサー内蔵FET141,温度センサ
ー内蔵FET141をドライブするドライバ142、温
度センサー内蔵FET141を流れる過電流を検出する
過電流(過大電流)検出回路143を有し、特願平10
−373877号で示された電源供給制御装置と同様の
性能を備え、シャント抵抗無しで且つマイクロコンピュ
ータを必要することなく、下流側の短絡などによる過電
流を検出して、迅速に供給電流の遮断動作を行うことが
できるものである。
【0013】本例の電流振動型遮断機能付きスイッチン
グ回路14は、上記の回路の他に、Ni−Cd電池50
に流れる過小電流を検出する過小電流検出回路144を
備え、この過小電流検出回路144の検出信号によって
も供給電流の遮断を行うことができるようになってい
る。
【0014】また、本例の電流振動型遮断機能付きスイ
ッチング回路14は、ドライバ142の入力側に、この
ドライバ142を常時オンさせるためのツェナーダイオ
ードZDを接続し、このツェナーダイオードZDに電圧
を印加するための抵抗R4(図2参照)を有している。
【0015】更に、本例の電流振動型遮断機能付きスイ
ッチング回路14は上記した追加部分も含めて1チップ
化が可能で、ここでは1チップ化されているものとす
る。
【0016】図2は、図1に示した電流振動型遮断機能
付きスイッチング回路14の内部構成を示した回路図で
あり、図3は、図2に示した温度センサー内蔵FET1
41の内部構成を示した回路図である。
【0017】図2において、本実施形態の電流振動型遮
断機能付きスイッチング回路14は、電源トランス12
よりの電圧をNi−cd電池50に供給する経路に、半
導体スイッチとしての温度センサー内蔵FET141の
ドレインD−ソースSを直列接続した構成である。ここ
で、温度センサー内蔵FET141にはDMOS構造の
NMOS型を使用しているがPMOS型でも実現可能で
ある。
【0018】また同図において、温度センサー内蔵FE
T141を駆動制御する部分については、リファレンス
FETQB1、抵抗R1、R2、R5、R8、R10、
RG、Rr、RV、ツェナーダイオードZD1、ダイオ
ードD1、コンパレータCMP1、ドライバ142およ
びスイッチSW1を備えた構成である。なお、参照符号
として抵抗には“R”とそれに続く数字および文字を使
用しているが、以下の説明では参照符号として使用する
と共に、それぞれ該抵抗の抵抗値をも表すものとする。
また、図2中の点線で囲った部分14はアナログ集積化
されるチップ部分を示す。
【0019】ドライバ142には、コレクタ側が電位V
Pに接続されたソーストランジスタQ5と、エミッタ側
が接地電位(GND)に接続されたシンクトランジスタ
Q6とを直列接続して備え、スイッチSW1のオン/オ
フ切換えによる切換え信号に基づき、ソーストランジス
タQ5およびシンクトランジスタQ6をオン/オフ制御
して、温度センサー内蔵FETQAを駆動制御する信号
を出力する。
【0020】半導体スイッチとしての温度センサー内蔵
FET141は、より詳しくは図3に示すような構成を
備えている。図3において、温度センサー内蔵FETQ
Aは、内蔵抵抗RG、温度センサ121、ラッチ回路1
22及び過熱遮断用FETQSを備えている。なお、Z
D1はゲートG−ソースS間を12[V]に保ってゲー
トGに過電圧が印加されようとした場合にこれをバイパ
スさせるツェナーダイオードである。
【0021】つまり、本実施形態で使用する温度センサ
ー内蔵FET141は、温度センサー内蔵FET141
が規定以上の温度まで上昇したことが温度センサ121
によって検出された場合には、その旨の検出情報がラッ
チ回路122に保持され、ゲート遮断回路としての過熱
遮断用FETQSがオン動作となることによって、温度
センサー内蔵FET141を強制的にオフ制御する過熱
遮断機能を備えている。
【0022】温度センサ121は4個のダイオードが縦
続接続されてなり、実装上、温度センサ121は温度セ
ンサー内蔵FET141の近傍に配置形成されている。
温度センサー内蔵FET141の温度が上昇するにつれ
て温度センサ121の各ダイオードの抵抗値が減少する
ので、FETQ51のゲート電位が“L”レベルとされ
る電位まで下がると、FETQ51がオン状態からオフ
状態に遷移する。これにより、FETQ54のゲート電
位が温度センサー内蔵FETQAのゲート制御端子
(G)の電位にプルアップされ、FETQ54がオフ状
態からオン状態に遷移して、ラッチ回路122に“1”
がラッチされることとなる。このとき、ラッチ回路12
2の出力が“H”レベルとなって過熱遮断用FETQS
がオフ状態からオン状態に遷移するので、温度センサー
内蔵FETQAの真のゲート(TG)と主制御FETQ
Aのソース(SA)が同電位になって、温度センサー内
蔵FETQAがオン状態からオフ状態に遷移して、過熱
遮断されることとなる。
【0023】また、本実施形態では、負荷または温度セ
ンサー内蔵FET141のソース(SA)と負荷102
間において発生する短絡故障による過電流、或いは不完
全短絡故障による異常電流に対する保護機能(過電流検
出回路143)をも備えている。以下、図2を参照し
て、この保護機能を実現する構成について説明する。
【0024】先ず、特許請求の範囲にいう基準電圧発生
手段は、リファレンスFET(第2半導体スイッチ)Q
B1および抵抗(第2負荷)Rr1で構成されている。
リファレンスFETQB1のドレインおよびゲートはそ
れぞれ温度センサー内蔵FET141のドレイン(D)
および真のゲート(TG)に接続され、リファレンスF
ETQB1のソース(SB)は抵抗Rr1の一方の端子
に接続され、抵抗Rr1の他の端子は接地電位(GN
D)に接続されている。このように、リファレンスFE
TQB1および温度センサー内蔵FET141のドレイ
ン(D)およびゲート(TG)を共通化することにより
同一チップ(14)への集積化を容易にすることができ
る。
【0025】また、リファレンスFETQB1および温
度センサー内蔵FET141は同一プロセスで同一チッ
プ(14)上に形成されたものを使用している。本実施
形態における電流検出手法は、コンパレータCMP1に
よる温度センサー内蔵FET141のドレイン−ソース
間電圧VDSA と基準電圧との差の検出によって行われる
ことから、同一チップ上にリファレンスFETQB1お
よび温度センサー内蔵FET141を形成することによ
り、電流検出における同相的誤差要因、即ち電源電圧、
温度ドリフトやロット間のバラツキの影響を除去(削
減)することができる。さらに、抵抗Rr1(第2負
荷)をチップ14の外部に設置しているので、基準電圧
へのチップ14の温度変化の影響を受け難くすることが
でき、高精度の電流検出を実現することが可能となる。
【0026】また、リファレンスFETQB1の電流容
量が温度センサー内蔵FET141の電流容量よりも小
さくなるように、それぞれのFETを構成する並列接続
のトランジスタ数を(リファレンスFETQB1のトラ
ンジスタ数:1個)<(温度センサー内蔵FET141
のトランジスタ数:1000個)となるように構成して
いる。
【0027】さらに、抵抗Rr1の抵抗値は、後述のよ
うに負荷(電池)の抵抗値×(温度センサー内蔵FET
141のトランジスタ数:1000個/リファレンスF
ETQB1のトランジスタ数:1個)の値となるように
設定される。この抵抗Rr1の設定により、温度センサ
ー内蔵FET141に負荷電流(5[A])が流れたと
きに抵抗Rr1に5[mA]の電流が流れると、温度セ
ンサー内蔵FET141と同じドレイン−ソース間電圧
VDSをリファレンスFETQB1に発生させることがで
きる。また、以上のような回路規定により、リファレン
スFETQB1および抵抗Rr1で構成される基準電圧
発生手段の構成を極力小型化することができ、実装スペ
ースを縮小して装置コストを低減することができる。
【0028】可変抵抗RVはチップ外部に設置され、抵
抗R2に並列に接続される。可変抵抗RVの抵抗値を変
えることにより抵抗R2の抵抗値を等価的に可変設定す
る。すなわち、抵抗R1,R2,RVは、温度センサー
内蔵FET141のドレイン−ソース間電圧VDSA を抵
抗値の比に基づく分圧比で分圧してコンバータCMP1
に供給する分圧手段に該当しており,該分圧比を抵抗R
Vの可変設定により調整する。これにより、基準電圧生
成手段の固定された設定値(基準)に対してコンパレー
タCMP1の出力を“H”レベルから“L”レベルに切
替えるドレイン−ソース間電圧VDSのしきい値を変える
ことが可能となる。これにより、アナログ集積化する場
合でも1種類のチップ14で複数の仕様をカバーするこ
とが可能となる。
【0029】コンパレータCMP1は、特許請求の範囲
にいう検出手段の一部を成す。コンパレータCMP1の
“+”入力端子には、温度センサー内蔵FET141の
ドレインD−ソースSA間電圧VDSA を抵抗R1と抵抗
R2および可変抵抗RVの並列抵抗(R2‖RV)とで
分圧した電圧が抵抗R5を介して供給されている。ま
た、コンパレータCMP1の“−”入力端子には、リフ
ァレンスFETQB1のドレイン−ソース間電圧VDSB
が供給されている。つまり、“−”入力端子に供給され
る電位より“+”入力端子に供給される電位が大きいと
きに出力は有効(“H”レベル)となり、“−”入力端
子に供給される電位より“+”入力端子に供給される電
位が小さいときに無効(“L”レベル)となる。なお、
後述のように、コンパレータCMP1は一定のヒステリ
シスを持っている。
【0030】なお、本実施形態では、上記過小電流検出
回路144として、FET(第3半導体スイッチ)QB
2,FET(第4半導体スイッチ)QB3および第2の
コンパレータCMP2を有する構成となっている。
【0031】次に本実施の形態の動作について説明す
る。
【0032】図1において、電源スイッチ11をオンす
ると、電源トランス12の2次側に発生したAC電圧は
ダイオード13により半波整流され、この半波整流電圧
は更に抵抗R3を介して電流振動型遮断機能付きスイッ
チング回路14に入力される。
【0033】これにより、入力電圧が抵抗R4を介して
ツェナーダイオードZDに印加され、一定電圧になって
ドライバー142に入力されて、このドライバー142
を常時オンさせる。
【0034】ドライバー142はオンすると、温度セン
サー内蔵FET141をスイッチングし、この温度セン
サー内蔵FET141を通してNi−Cd電池50に充
電電流を供給する。この時、ドライバー142は過小電
流検出回路144のFETQB3も同時に駆動するた
め、Ni−Cd電池50の端子電圧が第2のコンパレー
タCMP2の+端子に入力され、Ni−Cd電池50を
流れる充電電流で、所定電流以下の過小電流の検出が開
始される。
【0035】当初、Ni−Cd電池50の充電電流は大
きいため、過小電流検出回路144は何も検出しない
が、その後、Ni−Cd電池50への充電が進み、その
充電電流が小さくなり、充電完了電流にまで小さくなる
と、過小電流検出回路144がこれを検出し、検出信号
をドライバ142に出力する。
【0036】ドライバ142はこの検出信号が入力され
ると、温度センサー内蔵FET141のスイッチングを
停止させ、この温度センサー内蔵FET141をオフに
する制御を行って、Ni−Cd電池50への充電を停止
する。
【0037】ここで、過小電流検出回路144の動作に
ついて補足説明する。過小電流検出回路144のFET
QB3がスイッチングすると、Ni−Cd電池50の端
子電圧が抵抗22に印加されると共に、この端子電圧が
比較回路21の+端子に入力され、−端子に入力される
抵抗Rr2による基準電圧Vref2と比較される。
【0038】その後、Ni−Cd電池50への充電電流
が低下するに伴い、Ni−Cd電池50の端子電圧が上
昇するため、前記充電完了電流に対応する前記端子電圧
を第2のコンパレータCMP2で検出できるように前記
基準電圧Vref2の値を調整しておけば、結局、第2
のコンパレータCMP2で前記充電完了電流を検出する
ことができる。
【0039】また、前記Ni−Cd電池50の充電中
に、何らかの原因で例えばNi−Cd電池50がショー
トし、過電流が流れた場合、過電流検出回路143が温
度センサー内蔵FET141のドレイン、ソース間電圧
と抵抗Rr1による基準電圧Vref1とをコンパレー
タCMP1により比較することにより、この過電流を検
出し、検出信号をドライバ142に出力する。これによ
り、ドライバ142は温度センサー内蔵FET141を
オン、オフにする制御を行って、温度センサー内蔵FE
Tを加熱シャットダウンさせることによりNi−Cd電
池50の充電を停止する。
【0040】本実施の形態によれば、電源トランス12
の2次側は整流回路を構成するダイオードと抵抗R3の
他に、1チップ化された電流振動型遮断機能付きスイッ
チング回路14のみとなり、回路構成を極めてシンプル
として部品点数を減らすことができ、回路の組立性や回
路の信頼性を著しく向上させることができる。
【0041】また、Ni−Cd電池50への充電電流を
電流振動型遮断機能付きスイッチング回路14を通して
供給する構成により、充電完了電流を検出してNi−C
d電池への充電を終了できると共に、Ni−Cd電池5
0がショートして過電流が流れたような場合、電流振動
型遮断機能付きスイッチング回路14がこれを検出して
Ni−Cd電池50への充電電流の供給を停止ことがで
きる。これにより、ヒューズ不要で、過電流保護を行う
ことができる。また、前記ショートなどの不具合が修復
されれば、電流振動型遮断機能付きスイッチング回路1
4は自動復帰して装置は動作可能状態となるため、ヒュ
ーズを取り替える手間を省くことができる。
【0042】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の充
電装置によれば、電流振動型遮断機能付きスイッチング
回路を用いることにより、ヒューズを用いることなく過
電流保護ができ、且つ装置の組立性並びに信頼性を向上
させると共に装置の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の充電装置の一実施の形態を示した回路
図である。
【図2】図1に示した電流振動型遮断機能付きスイッチ
ング回路14の内部構成を示した回路図である。
【図3】図2に示した温度センサー内蔵FET141の
内部構成を示した回路図である。
【図4】従来の充電装置の構成例を示した回路図であ
る。
【符号の説明】
11 電源スイッチ 12 電源トランス 13 ダイオード 14 電流振動型遮断機能付きスイッチング回路 20 商用電源 21 FET 22、R3、R4 抵抗 23 比較回路 24 基準電圧発生回路 50 Ni−Cd電池 141 温度センサー内蔵FET 142 ドライバー 143 過電流検出回路 144 過小電流検出回路 145 チャージポンプ ZD ツェナーダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H03K 17/08 H03K 17/08 C

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充電電流を発生する電源回路と、 前記電源回路により発生された充電電流を2次電池に供
    給する電流振動型遮断機能付きスイッチング回路とを具
    備し、 且つ、前記電流振動型遮断機能付きスイッチング回路
    は、入力される制御信号に応じてスイッチング制御され
    ることにより前記充電電流を前記2次電池に供給する半
    導体スイッチング素子と、 前記2次電池が接続された状態で前記半導体スイッチン
    グ素子の端子間電圧特性と等価な電圧特性を有する第1
    の基準電圧を発生する第1の基準電圧発生手段と、 前記半導体スイッチング素子の端子間電圧の電圧特性と
    前記第1の基準電圧との差を検出する第1の検出手段
    と、 前記第1の検出手段により検出された端子間電圧と前記
    第1の基準電圧との差に応じて前記半導体スイッチング
    素子をオン/オフ制御する第1の制御手段と、 前記2次電池が接続された状態で前記半導体スイッチン
    グ素子の端子間電圧特性と等価な電圧特性を有する第2
    の基準電圧を発生する第2の基準電圧発生手段と、 前記2次電池の端子間電圧と前記第2の基準電圧との差
    を検出する第2の検出手段と、 前記第2の検出手段の検出結果に応じて前記半導体スイ
    ッチング素子をオフ制御する第2の制御手段とを有する
    ことを特徴とする充電装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の検出手段は前記2次電池が充
    電完了した際の充電電流値を検出し、前記第2の制御手
    段は前記2次電池が充電完了した際の充電電流値が検出
    されると、前記半導体スイッチング素子をオフして、前
    記2次電池への充電電流の供給を遮断することを特徴と
    する請求項1記載の充電装置。
  3. 【請求項3】 前記半導体スイッチング素子は加熱遮断
    機能付きスイッチング回路を有する温度センサー内蔵F
    ETであることを特徴とする請求項1又は2記載の充電
    装置。
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