JP2001273876A - 縦型電池ホルダー - Google Patents

縦型電池ホルダー

Info

Publication number
JP2001273876A
JP2001273876A JP2000087572A JP2000087572A JP2001273876A JP 2001273876 A JP2001273876 A JP 2001273876A JP 2000087572 A JP2000087572 A JP 2000087572A JP 2000087572 A JP2000087572 A JP 2000087572A JP 2001273876 A JP2001273876 A JP 2001273876A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
holder
terminal
flat
fitting hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000087572A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihiro Uchiumi
邦広 内海
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Advanex Inc
Original Assignee
Advanex Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Advanex Inc filed Critical Advanex Inc
Priority to JP2000087572A priority Critical patent/JP2001273876A/ja
Publication of JP2001273876A publication Critical patent/JP2001273876A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボタン電池やコイン型電池など扁平型電
池を縦置き状態で確実に保持し、プリント回路基板面に
安定的に載置できる縦型電池ホルダーの提供。 【解決手段】 扁平型電池を縦置き状態で着脱自在に収
容保持するホルダー本体に端子を配設し、電池と外部回
路とを電気的に接続する縦型電池ホルダーであって、ホ
ルダー本体が扁平型電池の外形に適合した穴部を備えた
収容部と、収容部表裏面の一方から穴部を閉止する支持
板とを有し、支持板内面に一方端子の接触部を配設する
と共に、穴部の開放側で前記接触部と対向し収容する扁
平型電池の開放面を押接する位置に他方極端子の接触部
を配設し、各端子の接続部をホルダー本体表裏各面から
底面部の長手方向と直交する方向に折り曲げて支持脚部
とした縦型電池ホルダー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、縦型電池ホルダ
ー、特にボタン電池、コイン型電池など扁平型電池の扁
平面を垂直位置させた縦置き状態で着脱自在に収容保持
すると共に、プリント回路基板面に安定的に載置して半
田付けの作業性の向上と自動化を図るに適した縦型電池
ホルダーに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピューターや携帯
電話を始めとする電子機器の高機能化に伴って、メモリ
ー・バックアップや内部時計の継続動作などの目的で、
プリント回路基板上に電池を装着して利用する場合が増
えている。これらの用途に用いる電池としては、電子機
器に対する小型化の要請並びにこれに基づくプリント基
板レイアウトの制約下で、ボタン電池やコイン型電池な
ど小径薄型の扁平型電池を用いることが一般的になって
いる。また、この種扁平型電池類をプリント回路基板へ
装着する際にも、基板専有面積が少ない小径薄型の利点
を生かし且つ経費を抑えるため、接続部材である電池ホ
ルダーを介することなく、電池をプリント回路基板の所
定部に直接半田付けして接続固定する方法が採られてお
り、プラス極面とマイナス極面に直付け用の端子を付設
した扁平型電池も提供されている。さらに、前記小型化
の要請に応えるため、扁平型電池を基板面に直接半田付
けして接続固定する際には、電池の扁平面を垂直位置さ
せた縦置き状態で基板面に載置し、金属端子を介してス
ポット溶接する方法も広く採られており、基板上の電池
専有面積を最小化する努力が図られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、電子機器
一般に小径薄型の扁平型電池が広く用いられ、プリント
回路基板に直接半田付け接続されてきたが、電池類が地
球環境に有害な物質を含むことが指摘され、電子機器を
廃棄する際には基板上に装着された電池を分別回収する
ことが求められるに至っている。この分別回収に対し
て、基板に直接半田付けした電池は、多大な作業負担と
経費負担を強いるものでしかない。また、この直付けが
電池交換の支障をなすものであることも言うまでもな
い。上記した電池の分別回収作業や交換に伴う問題自体
は、プリント回路基板への電池の直付け装着を廃し、電
池を確実に収容保持し必要に応じ容易に着脱できる電池
ホルダーを用いることで十分に解消できる。また、扁平
型電池用の電池ホルダーも既に市場に提供されており、
容易にこれを入手することができる。
【0004】しかし、現今の電子機器のプリント回路基
板に従来の扁平型電池用電池ホルダーを装着することに
は次の問題があり、その利用は困難なままになってい
る。即ち、既に触れたように、電子機器搭載用の電池と
して小径薄型の扁平型電池が選ばれた理由も、電池ホル
ダーを介さず縦置き状態で基板面に直付けする方法が採
られてきた理由も、全て電子機器に対する小型化の強い
要請に他ならない。この小型化の要請は、電池の分別回
収や交換を考慮して電池ホルダーを用いる場合にあって
も同様であり、プリント回路基板に装着する電池ホルダ
ーとしては、扁平型電池を縦置き状態で着脱自在且つ確
実に保持して基板上の専有面積を最小化し、基板レイア
ウトの自由度を制約しない、縦型電池ホルダーが求めら
れる。また、電池ホルダーの利用により経費負担が増大
することを考えれば、簡便容易に電池ホルダーを装着す
ることができる作業性の高さと、さらには作業の自動化
が求められるところであり、その前提としてプリント回
路基板上に安定的に載置でき半田付け作業のし易い縦型
電池ホルダーであることが望まれる。しかるに、従来提
供されている扁平型電池用の電池ホルダーは、いずれも
扁平型電池の扁平面を水平位置させた横置き状態で保持
することを前提としている。このため、プリント回路基
板へ載置して半田付け装着する際にも、専有面積が広い
横置き状態を採らざるを得ないが、現在の電子機器類の
プリント回路基板には電池ホルダーにこれだけの専有面
積を割く余裕がない。
【0005】他方、上記従来の電池ホルダーを基板専有
面積が少ない縦置き状態でプリント回路基板に半田付け
接続をしようとしても、電池を確実に保持すること自体
ができず、基板面に安定的に載置して作業性の向上や自
動化を図ることもできない。図7は、従来の扁平型電池
用電池ホルダーの基本構成を示すものであり、ホルダー
本体1を構成する底板3と固定支持部1a,1aによっ
て横置き状態の電池を収容する収容部2を形成し、該底
板部3の上面にマイナス端子5を配設すると共に、収容
する扁平型電池の外周照応位置に略ハの字形に折り曲げ
形成したプラス端子4を配設している。その使用に際し
ては、扁平型電池のマイナス極面を下面にして収容部2
に嵌装し、プラス端子4で電池外周を弾性的に押接して
保持すると共に、プラス・マイナス両端子を電池に当接
して電気的に接続している。したがって、従来の電池ホ
ルダー3によって扁平型電池を縦置き状態で保持しよう
としても、収容部2の一方側面(電池のプラス極面)が
開放されてしまい、プラス端子5で外周を押接されただ
けの電池は、開放側へ脱落せざるを得ない。また、従来
の電池ホルダーの収容部2を垂直位置させた縦置き状態
では、プリント回路基板に安定的に載置することさえで
きず、半田付けの作業性を高めることも自動化を図る余
地もない。なお、従来の電池ホルダーでは、収容部2の
上面周縁に電池の脱落を防止する支持突起を付設してい
るものも多い。しかし、この種の支持突起は、横置き状
態での上下動による電池の脱落を防ぐものである上に、
電池の着脱を妨げることもできないから、収容された電
池の上面周縁に僅かに当接するに止まり、縦置き状態で
収容された電池の脱落を防止する機能は果たし得ない。
【0006】本発明はかかる問題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、ボタン電池やコイン
型電池などの扁平型電池を縦置き状態で確実に収容保持
すると共に、回収や交換の際に簡便容易に着脱でき、プ
リント回路基板に安定的に載置して半田付けの作業性の
向上や自動化を図ることができる、縦型電池ホルダーを
提供するところにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はこの課題を解決
し目的を達成するため、以下の構成とした。請求項1記
載の発明は、ボタン電池やコイン型電池など扁平型電池
を、その扁平面を垂直位置させた縦置き状態で着脱自在
に収容保持するホルダー本体に、プラス端子とマイナス
端子を配設し、電池と外部回路とを電気的に接続する縦
型電池ホルダーであって、ホルダー本体が、扁平型電池
の扁平面の外形に適合した形状の嵌装孔を備えた収容部
と、該収容部表裏面の一方から嵌装孔を閉止する支持板
とを有してなり、前記支持板の嵌装孔側の内面に一方極
の端子の接触部を配設すると共に、前記嵌装孔の開放側
で前記一方極の端子の接触部と対向し収容する扁平型電
池の開放面を押接する位置に他方極の端子の接触部を配
設し、各端子の接続部のそれぞれを前記ホルダー本体表
裏各面から底面部の長手方向と直交する方向に折り曲げ
て支持脚部とした、ことを特徴とする。このように構成
することにより、収容部に縦置き状態で着脱自在に収容
した扁平形電池を支持板と開放側に配設した端子によっ
て押し挟み確実に保持させると共に、ホルダー本体底面
部長手方向と直交する支持脚部によって扁平薄型なホル
ダー本体を安定的に支持する。請求項2記載の発明は、
前記支持脚部のそれぞれが、前記ホルダー本体底面部の
長手方向両端側であって、ホルダー本体の表裏各面のそ
れぞれの側に、対角線状に位置して配置されている、こ
とを特徴とする。このように構成することにより、端子
接続部からなる支持脚部をホルダー本体を挟んだ対角線
位置に配置し、ホルダー本体をより安定的に支持させ
る。請求項3記載の発明は、前記支持脚部のそれぞれ
が、各端子の接触部を配設したホルダー本体表裏各面の
側から反対面の側に接続部を伸展させて形成されてい
る、ことを特徴とする。このように構成することによ
り、収容された扁平型電池を押接して保持する端子の長
さを伸ばして端子の曲げ弾力と耐久性を高め、扁平型電
池を保持する端子接触部の押接力を強める。請求項4記
載の発明は、前記嵌装孔の内周面を支持板と当接する側
で縮径し該内周面に段部を形成した、ことを特徴とす
る。このように構成することにより、表裏2極面の一方
極面が縮径され外周に段部を有する扁平型電池を収容部
へ嵌装する際の表裏面の装着方向を制限し、逆装時の電
気的接続を規制する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、図面を参照して説明する。図1は本実施形態に係る
縦型電池ホルダーの概略構成を示す斜視図、図2は図1
のA−A線断面図、図3は端子と電池の相互関係を示す
説明図である。図示の縦型電池ホルダーは、ボタン電池
16をその円形面を垂直位置させた縦置き状態で着脱自
在に収容保持するホルダー本体11と、該ホルダー本体
11に配設されたプラス端子14とマイナス端子15と
によって構成されており、ボタン電池16のプラス極面
16aとマイナス極面16bにプラス端子14とマイナ
ス端子15それぞれの上端側接触部14a,15aを当
接させると共に、下端側接続部14b,15bをプリン
ト回路基板などの外部回路に接続することで、電池と外
部回路を電気的に接続する。ホルダー本体11は、正面
四辺形状の適厚な合成樹脂板の中央上部位置にボタン電
池16の円形面の外形と適合する円形の嵌装孔12aを
備え、該嵌装孔12aにボタン電池を縦置き状態で嵌装
してその外周部を支持する収容部12と、該収容部12
の裏面側に設けられ嵌装孔12aを閉止する支持板13
とからなる。上記ホルダー本体11には、弾性を有する
金属板から形成されたプラス端子14とマイナス端子1
5とが配設されており、支持板13の外面下部位置にマ
イナス端子15の中間部を固定すると共に、支持板13
に設けた切り溝13aを介して上端側の接触部15aを
嵌装孔12aに挿し込み支持板13の内面に折り曲げ位
置させ、下端側の接続部15bを支持板13の下端縁か
ら外方に折り曲げて収容部12長手方向と直交位置する
支持脚部に形成している。また、収容部12表面の嵌装
孔12a下部位置にプラス端子14の中間部を固定する
と共に、上端側の接触部14aを嵌装孔12aの開放側
でマイナス端子15の接触部15aと対向し収容するボ
タン電池の開放面を押接する位置に配し、下端側の接続
部14bを収容部12正面の下端縁から外方に折り曲げ
て収容部12長手方向と直交位置する支持脚部に形成し
ている。
【0009】図示の縦型電池ホルダーは以上の構成を有
してなるものであるから、嵌装孔12aの正面開放側か
らボタン電池をプラス端子14接触部14aの内側へ差
し込んで嵌装すれば、接触部14aが弾性反力によって
ボタン電池を強く押接し、支持板13と接触部14aと
によって挟まれたボタン電池は嵌装孔12a内に確実に
収容保持されると共に、プラス端子14とマイナス端子
15の接触部14a,15aがボタン電池のプラス極面
とマイナス極面に良好に接触して電気的に接続する。他
方、廃棄時や交換時には、開放側の接触部14aを引く
だけで嵌装孔12aから電池を簡便容易に離脱させて回
収し或いは交換することができる。また、ホルダー本体
11の表裏面のそれぞれに固定されたプラス端子14と
マイナス端子15の下端側接続部14b,15bを、ホ
ルダー本体11固定側の下端縁から外方に折り曲げて収
容部12長手方向と直交位置する支持脚部としているか
ら、ホルダー本体11底面部と支持脚部14b,15b
によって十字状の支持底面が得られており、扁平薄型の
電池ホルダーをプリント回路基板面などに安定的に載置
することができる。したがって、プリント回路基板上の
専有面積を最小化した状態で基板面の所定ランド部に載
置した上で円滑・迅速に端子の接続部14b,15bを
半田付けすることができ、さらには自動半田付けにも容
易に対応することができる。
【0010】なお、図示実施形態では、プラス端子14
を収容部12外方に僅かに折り曲げた上で、接触部14
aを嵌装孔12a内の電池押接位置に折り返すことで端
子14に曲げ弾力を与えており、ボタン電池に対する良
好な押接力を確保している。また、図示説明の便宜か
ら、収容部12と別体の支持板13で嵌装孔12aを全
面閉止したが、支持板13は嵌装孔12aからの電池脱
落を防ぐ面積を有すれば足り、また収容部12と支持板
13が一体に形成されていることを妨げない。
【0011】図4乃至図6は、他の実施形態に係る縦型
電池ホルダーの実施形態を示すもので、図4はその概略
構成を示す斜視図、図5は端子の配設状態を示す説明図
(図4のA−A線断面図にプラス端子の配設状態を重ね
ている)、図6は端子の配置位置を示す説明図である。
上記図面に示す縦型電池ホルダーも、ボタン電池26を
縦置き状態で着脱自在に収容保持するホルダー本体21
と、該ホルダー本体21に配設されたプラス端子24と
マイナス端子25とによって構成され、ボタン電池26
と両端子24,25の上端側接触部14a,15aを当
接させると共に、下端側接続部24b,25bを外部回
路に接続して、電池と外部回路を電気的に接続する。ホ
ルダー本体21は、正面四辺形状の適厚な合成樹脂板に
ボタン電池26の外形と適合し上縁部を切り欠き開放し
た円形の嵌装孔22aを備え、該嵌装孔22aにボタン
電池26を縦置き状態で嵌装してその外周部を支持する
収容部22と、該収容部22の裏面側から嵌装孔22a
を閉止する支持板23とからなる。上記ホルダー本体2
1には、弾性を有する金属板から形成されたプラス端子
24とマイナス端子25とが配設されている。支持板2
3の嵌装孔22a側の内面にマイナス端子25の上端側
の接触部25aを配設すると共にその下部を収容部22
内に挿通し、下端側の接続部25bを収容部22底面の
長手方向一端側(図示正面右側)に突出させ、接触部2
5aが配された支持板23の反対面である収容部22の
表面側(嵌装孔22aの開放側)に折り曲げ、収容部2
2底面部の長手方向と直交する外方へ伸展させて支持脚
部に形成している。また、収容部22表面側の嵌装孔2
2a下部位置から収容部22内に挿通したプラス端子2
4の上端側の接触部24aを嵌装孔22aの開放側でマ
イナス端子25の接触部25aと対向し収容するボタン
電池の開放面を押接する位置に配すると共に、下端側の
接続部24bを収容部22底面の長手方向他端側(図示
正面左側)に突出させ、接触部24aが配された収容部
22の表面の反対面である支持板23側に折り曲げ、収
容部22底面部の長手方向と直交する外方へ伸展させて
支持脚部に形成している。
【0012】なお、本実施形態に於いては、プラス端子
24を収容部22内の挿通位置から表面側へ直線上に張
り出させた上で、接触部24a配設位置へ円弧状に大き
く巻回折り曲げしており、端子長さを大きくとってい
る。また、嵌装孔22aの内周面を、マイナス端子25
の接触部25aが配設された支持板23に当接する側で
縮径し、内周面に段部22bを設けている。さらに、収
容部23の表面上端の嵌装孔22aの周縁に、収容した
ボタン電池26の開放側周縁に当接する支持突起22
c、22cを付設している。
【0013】本実施形態の縦型電池ホルダーは以上の構
成を有しており、ボタン電池26を嵌装孔22aの正面
開放側からプラス端子24の接触部24aの内側へ差し
込み嵌装することで、ボタン電池26に押し戻された接
触部24aが弾性反力によってボタン電池26に強く押
接するから、ボタン電池26は嵌装孔22a内で支持板
23と接触部14aとに強く挟まれて確実に保持される
と共に、プラス端子24とマイナス端子25の接触部2
4a,25aがボタン電池26のプラス極面とマイナス
極面に良好に接触して電気的に接続する。本実施形態で
は、接触部24a,25aを配設したホルダー本体21
表裏各面の側から反対面の側に端子24,25を伸展さ
せてその接続部24b,25bを支持脚部に形成してい
る。このように、端子24,25の長さが大きくとら
れ、端子24,25の弾性と耐久性が高められているか
ら、収容したボタン電池26を接触部24a,25aで
保持する力も大きくなっている。特に、プラス端子24
では、端子長さを大きくとって接触部24aへ巻回折り
曲げすることで高い曲げ弾力が付与されている。このた
め、支持突起22c、22cの付設と相俟って、収容し
たボタン電池26の保持は著しく確実なものになってい
る。他方、嵌装孔22a上縁部を切り欠き開放して収容
されたボタン電池26の上部が露呈するよう構成してい
るから、電池26の着脱や交換は簡便容易で何らの支障
もない。また、両端子24,25の接続部24a,25
aを折り曲げて形成した支持脚部が、ホルダー本体21
底面部の長手方向両端側であって、ホルダー本体21を
挟んだ表裏各面のそれぞれの側に対角線状に位置して配
置され、プリント回路基板上の専有面積が最小化されて
いるにも拘わらず、基板面に載置した際の安定度が大き
く向上しているから、基板面への半田付けの作業性も向
上し、さらに自動化を図ることが極めて容易となる。さ
らに、嵌装孔22aの内周面を、マイナス端子25の接
触部25aが配設された支持板23に当接する側で縮径
し、内周面に段部22bを設けており、電池外周のマイ
ナス極面側を縮径したボタン電池26を装着する場合、
マイナス極面側から嵌装孔22aに差し込まなければ正
しく嵌装して接触部25aと電気的に接合させることが
できない。したがって、電池の逆装やこれに基づく事故
を防ぐことができると共に、電池の装着や交換の作業性
も向上する。
【0014】なお、本実施形態では、プラス端子24,
マイナス端子25を収容部22内に挿通して配設するに
際して、所定形状に形成した両端子24,25に収容部
22さらにはホルダー本体21を構成する合成樹脂素材
を被せて一体成形するインサート成形を採っている。但
し、本発明における収容部の端子挿通配設がインサート
成形に限定されるものでないことは言うまでもなく、公
知の全ての方法を選択することができる。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、以下の効果を奏する。 (1)請求項1記載の発明によれば、縦置き状態で着脱
自在に収容した扁平型電池の扁平面を支持板と開放側に
配設した端子接触部で強く挟むよう構成しているから、
収容した扁平型電池を確実に保持すると共に電池だけを
簡便容易に着脱することができ、廃棄時の分別回収や交
換など着脱作業を著しく容易化している。しかも、接続
すべきプリント回路基板上の専有面積が最小化されてい
るから、電池ホルダーを用いながら基板レイアウトの自
由を確保することができる。また、プラス端子とマイナ
ス端子の下端側接続部のそれぞれをホルダー本体表裏各
面のそれぞれの側から底面部の長手方向と直交する方向
に折り曲げた支持脚部でホルダー本体を支持しているか
ら、プリント回路基板へ安定して載置することができ、
半田付けの作業性を大きく向上させると共にその自動化
を図ることが容易になっている。 (2)請求項2記載の発明によれば、プラス端子とマイ
ナス端子それぞれの下端側の接続部からなる支持脚部を
ホルダー本体を挟んだ対角線位置に配置して高い安定性
と強度を確保しているいるから、ホルダー本体の支持を
より確実にすると共に、プリント回路基板への半田付け
の作業性を更に高め、自動化をより容易なものとするこ
とができる。 (3)請求項3記載の発明によれば、対角線位置に配置
される支持脚部が、接触部を配設したホルダー本体表裏
各面の側から反対面の側へ端子を伸展して形成され、端
子長さを大きくとっているから、端子の弾性と耐久性を
高め、収容された扁平型電池の保持をさらに強めて確実
なものとすることができる。 (4)請求項4記載の発明によれば、嵌装孔の内周面を
支持板と当接する側で縮径して段部を形成しているか
ら、プラス極面に対してマイナス極面が縮径されて外周
部に段部を有する扁平型電池を収容部へ嵌装する場合、
マイナス極面の側から嵌装しなければ正しく装着してマ
イナス端子と接触させることができず、電池の逆装やこ
れに基づく事故を効果的に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る縦型電池ホルダーの概略構成を
示す斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】同実施形態に於ける端子と収容された電池の相
互関係を示す説明図である。
【図4】他の実施形態に係る縦型電池ホルダーの概略構
成を示す斜視図である。
【図5】同実施形態に於ける端子の配設状態を示す説明
図である(図4のA−A線断面図にプラス端子の配設状
態を重ねている)。
【図6】同端子の配置位置を示す説明図である。
【図7】従来の電池ホルダーの概略構成を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1,11,21 ホルダー本体 1a 固定支持部 2,12,22 収容部 3 底板 4,14,24 プラス端子 5,15,25 マイナス端子 12a、22a 嵌装孔 13,23 支持板 13a 切り溝 14a,15a,24a,25a 接触部 14b,15b,24b,25b 接続部(支持脚
部) 16,26 ボタン電池 22b 段部 22c 支持突起

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボタン電池やコイン型電池など扁平型電
    池を、その扁平面を垂直位置させた縦置き状態で着脱自
    在に収容保持するホルダー本体に、プラス端子とマイナ
    ス端子を配設し、電池と外部回路とを電気的に接続する
    縦型電池ホルダーであって、ホルダー本体が、扁平型電
    池の扁平面の外形に適合した形状の嵌装孔を備えた収容
    部と、該収容部表裏面の一方から嵌装孔を閉止する支持
    板とを有してなり、前記支持板の嵌装孔側の内面に一方
    極の端子の接触部を配設すると共に、前記嵌装孔の開放
    側で前記一方極の端子の接触部と対向し収容する扁平型
    電池の開放面を押接する位置に他方極の端子の接触部を
    配設し、各端子の接続部のそれぞれを前記ホルダー本体
    表裏各面から底面部の長手方向と直交する方向に折り曲
    げて支持脚部とした、ことを特徴とする縦型電池ホルダ
    ー。
  2. 【請求項2】 前記支持脚部のそれぞれが、前記ホルダ
    ー本体底面部の長手方向両端側であって、ホルダー本体
    の表裏各面のそれぞれの側に、対角線状に位置して配置
    されている、ことを特徴とする請求項1に記載の縦型電
    池ホルダー。
  3. 【請求項3】 前記支持脚部のそれぞれが、各端子の接
    触部を配設したホルダー本体表裏各面の側から反対面の
    側に接続部を伸展させて形成されている、ことを特徴と
    する請求項1又は2に記載の縦型電池ホルダー。
  4. 【請求項4】 前記嵌装孔の内周面を支持板と当接する
    側で縮径し該内周面に段部を形成した、ことを特徴とす
    る請求項1から3のいずれかに記載の縦型電池ホルダ
    ー。
JP2000087572A 2000-03-27 2000-03-27 縦型電池ホルダー Withdrawn JP2001273876A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000087572A JP2001273876A (ja) 2000-03-27 2000-03-27 縦型電池ホルダー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000087572A JP2001273876A (ja) 2000-03-27 2000-03-27 縦型電池ホルダー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001273876A true JP2001273876A (ja) 2001-10-05

Family

ID=18603566

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000087572A Withdrawn JP2001273876A (ja) 2000-03-27 2000-03-27 縦型電池ホルダー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001273876A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100465993B1 (ko) * 2002-11-05 2005-01-13 삼성전자주식회사 Pcb조립체
JP2006302527A (ja) * 2005-04-15 2006-11-02 Union Machinery Co Ltd 電池ホルダ
JP2007018793A (ja) * 2005-07-06 2007-01-25 Union Machinery Co Ltd 電池ホルダ
JP2007080615A (ja) * 2005-09-13 2007-03-29 Union Machinery Co Ltd 電池ホルダ
EP2091098A1 (en) * 2006-11-02 2009-08-19 Sony Corporation Battery
CN104659302A (zh) * 2015-01-27 2015-05-27 山东超越数控电子有限公司 一种加固笔记本电脑纽扣电池锁紧装置
US9388998B2 (en) 2013-03-15 2016-07-12 Honeywell International Inc. Battery holder for an electronic device
CN108550752A (zh) * 2018-06-08 2018-09-18 郑州云海信息技术有限公司 一种伸缩结构的立式电池底座
CN112740470A (zh) * 2019-12-18 2021-04-30 深圳市大疆创新科技有限公司 开关结构、电池组件和电子设备

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100465993B1 (ko) * 2002-11-05 2005-01-13 삼성전자주식회사 Pcb조립체
JP4578310B2 (ja) * 2005-04-15 2010-11-10 ユニオンマシナリ株式会社 電池ホルダ
JP2006302527A (ja) * 2005-04-15 2006-11-02 Union Machinery Co Ltd 電池ホルダ
JP2007018793A (ja) * 2005-07-06 2007-01-25 Union Machinery Co Ltd 電池ホルダ
JP2007080615A (ja) * 2005-09-13 2007-03-29 Union Machinery Co Ltd 電池ホルダ
US8309251B2 (en) 2006-11-02 2012-11-13 Sony Corporation Battery with electrode arrangement in relation to the holder
EP2091098A1 (en) * 2006-11-02 2009-08-19 Sony Corporation Battery
US8758933B2 (en) 2006-11-02 2014-06-24 Sony Corporation Battery with electrode arrangement in relation to the holder
US9388998B2 (en) 2013-03-15 2016-07-12 Honeywell International Inc. Battery holder for an electronic device
CN104659302A (zh) * 2015-01-27 2015-05-27 山东超越数控电子有限公司 一种加固笔记本电脑纽扣电池锁紧装置
CN108550752A (zh) * 2018-06-08 2018-09-18 郑州云海信息技术有限公司 一种伸缩结构的立式电池底座
CN108550752B (zh) * 2018-06-08 2021-04-13 郑州云海信息技术有限公司 一种伸缩结构的立式电池底座
CN112740470A (zh) * 2019-12-18 2021-04-30 深圳市大疆创新科技有限公司 开关结构、电池组件和电子设备
CN112740470B (zh) * 2019-12-18 2024-05-14 深圳市大疆创新科技有限公司 开关结构、电池组件和电子设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6182663A (ja) 電池取付装置
JP2001273876A (ja) 縦型電池ホルダー
JP2001155704A (ja) 電池ホルダ
JPH11162423A (ja) パック電池
US6251535B1 (en) Battery case
JP3384653B2 (ja) パック電池
JP2001250520A (ja) 電池パックおよび電子機器
JP4744389B2 (ja) 充電台
JP2005038735A (ja) ボタン型電池内蔵機器
JP4744620B2 (ja) 充電台
JPH09180779A (ja) 給電端子の取付構造
CN215379169U (zh) 一种卡片式儿童手机
JPH0222880Y2 (ja)
JP2002075312A (ja) 電池ホルダ
JP3639548B2 (ja) バッテリパック
JP3670792B2 (ja) 扁平形電池用の電池ホルダー
TW499770B (en) Battery holder
JPH0129718Y2 (ja)
JPS6328523Y2 (ja)
JP2002057767A (ja) 電話器
JPH0532933Y2 (ja)
JPS5844539Y2 (ja) 電池ホルダ−の端子装置
JP2645872B2 (ja) 充電器
JP3595688B2 (ja) 電気音響変換器及び電気音響変換器取付け用ホルダー
JPS6238308Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070605