JP2001272185A - Egrガス冷却装置およびその製造方法 - Google Patents

Egrガス冷却装置およびその製造方法

Info

Publication number
JP2001272185A
JP2001272185A JP2000086066A JP2000086066A JP2001272185A JP 2001272185 A JP2001272185 A JP 2001272185A JP 2000086066 A JP2000086066 A JP 2000086066A JP 2000086066 A JP2000086066 A JP 2000086066A JP 2001272185 A JP2001272185 A JP 2001272185A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
egr gas
cooling device
gas cooling
shell
header
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000086066A
Other languages
English (en)
Inventor
Mutsuo Yomoda
睦男 四方田
Tatsuhisa Ozawa
達央 小澤
Tadao Suzuki
忠男 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Radiator Mfg Co Ltd
Marelli Corp
Original Assignee
Tokyo Radiator Mfg Co Ltd
Calsonic Kansei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Radiator Mfg Co Ltd, Calsonic Kansei Corp filed Critical Tokyo Radiator Mfg Co Ltd
Priority to JP2000086066A priority Critical patent/JP2001272185A/ja
Publication of JP2001272185A publication Critical patent/JP2001272185A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、排気系からEGR管路を介して吸
気マニホールドに再循環されるEGRガスを冷却するた
めのEGRガス冷却装置およびその製造方法に関し、部
品点数を従来より大幅に低減することを目的とする。 【解決手段】 冷却液の入口パイプおよび出口パイプが
開口されるシェルの両側に、一対のエンドプレートを配
置するとともに、前記一対のエンドプレートの間に複数
のチューブを配置し、前記シェルの一側にEGRガスが
流入される流入側ヘッダー部を配置し、前記シェルの他
側にEGRガスが流出される流出側ヘッダー部を配置し
てなるEGRガス冷却装置において、前記シェルあるい
はその一部と、少なくとも前記流入側ヘッダー部または
流出側ヘッダー部とを一体形成して構成される外筒部材
を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排気系からEGR
管路を介して吸気マニホールドに再循環されるEGRガ
スを冷却するためのEGRガス冷却装置およびその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンでは、排気ガス中におけ
る窒素酸化物(NOx)を低減させるために、排気ガス
の一部を排気系から取り出し、混合気に加えるEGR
(Exhaust Gas Recirculation:排気再循環)が行われ
ている。このようなEGRを行うためのEGR装置は、
排気系からの排気ガスの一部をEGRガスとして燃焼室
に吸入される混合気に再循環させるように構成されてい
る。
【0003】そして、このようなEGR装置では、EG
Rガスが混合気と共に燃焼室に取り込まれるため、EG
Rガスの温度を適度な温度に維持する必要がある。すな
わち、EGRガスは、本来高温であるが、このEGRガ
スの温度が高すぎると、混合気が加熱されて熱膨張する
ことにより空気の充填効率が悪くなり、混合気の燃焼率
が悪化してエンジンの出力低下を招く虞がある。
【0004】一方、EGRガスの温度が低すぎると、E
GRガス中のタール等の付着物質の粘度が増加して、付
着物質がEGR通路,EGR弁等に付着し易くなり、装
置の信頼性を低下させるおそれがある。
【0005】図13は、従来のEGRガス冷却装置の一
例を示すもので、この冷却装置では、シェル1の軸長方
向に、多数のチューブ2が配置され、チューブ2の両端
がエンドプレート3に支持されている。シェル1の外周
には、冷却水の入口パイプ4および出口パイプ5が開口
されている。
【0006】また、シェル1の上端には、EGRガスが
流入される流入側ヘッダー部6が形成され、下端には、
EGRガスが流出される流出側ヘッダー部7が形成され
ている。そして、シェル1内に、チューブ2が挿通され
る支持板8が配置されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のEGRガス冷却装置では、シェル1と流入側
ヘッダー部6および流出側ヘッダー部7とを別体で形成
し、シェル1の一側および他側に流入側ヘッダー部6お
よび流出側ヘッダー部7を嵌合しているため、部品点数
が増大し、組立工数が増大するという問題があった。
【0008】本発明は、かかる従来の問題を解決するた
めになされたもので、部品点数を従来より大幅に低減す
ることができるEGRガス冷却装置およびその製造方法
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1のEGRガス冷
却装置は、冷却液の入口パイプおよび出口パイプが開口
されるシェルの両側に、一対のエンドプレートを配置す
るとともに、前記一対のエンドプレートの間に複数のチ
ューブを配置し、前記シェルの一側にEGRガスが流入
される流入側ヘッダー部を配置し、前記シェルの他側に
EGRガスが流出される流出側ヘッダー部を配置してな
るEGRガス冷却装置において、前記シェルあるいはそ
の一部と、少なくとも前記流入側ヘッダー部または流出
側ヘッダー部とを一体形成して構成される外筒部材を有
することを特徴とする。
【0010】請求項2のEGRガス冷却装置は、請求項
1記載のEGRガス冷却装置において、前記外筒部材の
内周には、前記外筒部材の軸長方向に対する前記エンド
プレートの位置決めを行う段差部が一体形成されている
ことを特徴とする。請求項3のEGRガス冷却装置は、
請求項1または請求項2記載のEGRガス冷却装置にお
いて、前記外筒部材のシェル部の内周と、前記エンドプ
レートの外周との間に、前記エンドプレートを前記シェ
ル部の軸長方向に移動するための間隙が形成されている
ことを特徴とする。
【0011】請求項4のEGRガス冷却装置は、請求項
1ないし請求項3のいずれか1項記載のEGRガス冷却
装置において、前記外筒部材のシェル部が2分割され、
嵌合部において相互に嵌合されていることを特徴とす
る。請求項5のEGRガス冷却装置は、請求項1ないし
請求項3のいずれか1項記載のEGRガス冷却装置にお
いて、前記外筒部材は、筒状部材の一側および他側に、
流入側ヘッダー部および流出側ヘッダー部を、スピニン
グ加工により一体形成して構成されていることを特徴と
する。
【0012】請求項6のEGRガス冷却装置は、請求項
4記載のEGRガス冷却装置において、前記一対のエン
ドプレートは、前記チューブの長手方向で位置決めさ
れ、前記嵌合部に、2分割された前記シェル部の軸長方
向の長さを調整するための間隙が形成されていることを
特徴とする。請求項7のEGRガス冷却装置は、請求項
1ないし請求項6のいずれか1項記載のEGRガス冷却
装置において、前記チューブ内にフィン部材が挿入さ
れ、前記フィン部材の両端が、前記チューブの両端より
所定長さ内方に位置されていることを特徴とする。
【0013】請求項8のEGRガス冷却装置は、請求項
1ないし請求項7のいずれか1項記載のEGRガス冷却
装置において、前記チューブ内にフィン部材が挿入さ
れ、前記チューブの外周に、前記フィン部材を仮止めす
る環状溝が形成されていることを特徴とする。請求項9
のEGRガス冷却装置は、第1のシェル部と第1のヘッ
ダー部とを一体形成してなる第1の外筒部材の前記第1
のシェル部側から、前記第1のシェル部内に、一対のエ
ンドプレートの間に複数のチューブを組み付けたコア部
の一側を配置した後、前記コア部の他側に、第2のシェ
ル部と第2のヘッダー部とを一体形成してなる第2の外
筒部材の前記第2のシェル部側を配置し、前記第1のシ
ェル部の開口端部に形成される嵌合部に、前記第2のシ
ェル部の開口端部を嵌合することを特徴とする。
【0014】請求項10のEGRガス冷却装置の製造方
法は、第1のヘッダー部が一体形成される筒状部材内
に、一対のエンドプレートの間に複数のチューブを組み
付けたコア部を挿入した後、前記筒状部材の前記第1の
ヘッダー部と反対側をスピニング加工して、第2のヘッ
ダー部を形成することを特徴とする。請求項11のEG
Rガス冷却装置の製造方法は、筒状部材内に、一対のエ
ンドプレートの間に複数のチューブを組み付けたコア部
を挿入した後、前記筒状部材の両側をスピニング加工し
て、第1のヘッダー部および第2のヘッダー部を形成す
ることを特徴とする。
【0015】(作用)請求項1のEGRガス冷却装置で
は、シェルあるいはその一部と、少なくとも流入側ヘッ
ダー部または流出側ヘッダー部とが一体形成され外筒部
材が構成される。請求項2のEGRガス冷却装置では、
外筒部材の内周に、外筒部材の軸長方向に対するエンド
プレートの位置決めを行う段差部が一体形成される。
【0016】そして、段差部に、エンドプレートの外周
の側面を当接することによりエンドプレートの位置決め
が行われる。請求項3のEGRガス冷却装置では、外筒
部材のシェル部の内周と、エンドプレートの外周との間
に、エンドプレートをシェル部の軸長方向に移動するた
めの間隙が形成される。
【0017】そして、外筒部材のシェル部の内周に沿っ
てエンドプレートが移動され、エンドプレートが外筒部
材に組み込まれる。請求項4のEGRガス冷却装置で
は、外筒部材のシェル部が2分割され、嵌合部において
相互に嵌合される。そして、外筒部材の嵌合部からコア
部が組み込まれる。
【0018】請求項5のEGRガス冷却装置では、外筒
部材が、筒状部材の一側および他側に、流入側ヘッダー
部および流出側ヘッダー部を一体形成して構成される。
そして、流入側ヘッダー部および流出側ヘッダー部が、
筒状部材の両側をスピニング加工することにより形成さ
れる。請求項6のEGRガス冷却装置では、2分割され
たシェル部の所定の位置に、一対のエンドプレートがチ
ューブの長手方向で位置決めされた所定長さのコア部が
配置される。
【0019】そして、嵌合部に間隙が形成されているた
め、2分割されたシェル部の軸長方向の長さを調整する
ことが可能になり、コア部およびシェル部の寸法誤差を
確実に吸収した状態で2分割されたシェル部が嵌合され
る。請求項7のEGRガス冷却装置では、チューブ内に
フィン部材(31)が挿入され、フィン部材の両端が、
チューブの両端より所定長さ内方に位置される。
【0020】そして、チューブの端部がエンドプレート
の貫通穴に嵌合され、チューブの端部に拡管用の治具を
挿入することにより抜け止め加工が行われる。しかしな
がら、フィン部材の両端が、チューブの両端より所定長
さ内方に位置しているため、フィン部材と治具とが干渉
することが防止される。請求項8のEGRガス冷却装置
では、チューブの外周に、フィン部材を仮止めする環状
溝が形成される。
【0021】そして、この環状溝は、チューブ内に収容
されるフィン部材を芯金として、プレス加工等により行
われる。請求項9のEGRガス冷却装置の製造方法で
は、第1のシェル部と第1のヘッダー部とを一体形成し
てなる第1の外筒部材の第1のシェル部側から、第1の
シェル部内に、一対のエンドプレートの間に複数のチュ
ーブを組み付けたコア部の一側が配置される。
【0022】そして、コア部の他側に、第2のシェル部
と第2のヘッダー部とを一体形成してなる第2の外筒部
材の第2のシェル部側が配置され、第1のシェル部の開
口端部に形成される嵌合部に、第2のシェル部の開口端
部が嵌合される。請求項10のEGRガス冷却装置の製
造方法では、第1のヘッダー部が一体形成される筒状部
材内に、一対のエンドプレートの間に複数のチューブを
組み付けたコア部が挿入される。
【0023】そして、この後、筒状部材の第1のヘッダ
ー部と反対側がスピニング加工され、第2のヘッダー部
が形成される。請求項11のEGRガス冷却装置の製造
方法では、筒状部材内に、一対のエンドプレートの間に
複数のチューブを組み付けたコア部が挿入される。そし
て、この後、筒状部材の両側がスピニング加工され、第
1のヘッダー部および第2のヘッダー部が形成される。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図面に示す
実施形態について説明する。図1は、本発明のEGRガ
ス冷却装置の第1の実施形態を示しており、このEGR
ガス冷却装置は、第1の外筒部材11および第2の外筒
部材13を有している。
【0025】第1の外筒部材11は、第1のシェル部1
1aと第1のヘッダー部11bとを一体形成して構成さ
れている。第1の外筒部材11は、ステンレス鋼により
形成されており、円筒状の筒状部材の一側をスピニング
加工することにより第1のヘッダー部11bが形成され
ている。
【0026】第1のヘッダー部11bは、外側に向けて
断面円弧状に縮径され、外側端に小径部11cが形成さ
れている。そして、小径部11cには、フランジ部材1
5が嵌合されている。第1のシェル部11aの外周に
は、第1のヘッダー部11b側に貫通穴11dが形成さ
れている。
【0027】この貫通穴11dには、ステンレス鋼から
なる冷却液の入口パイプ17が装着されている。第1の
シェル部11aの第1のヘッダー部11bと反対側に
は、嵌合部11eが形成されている。この嵌合部11e
は、第1のシェル部11aの端部を拡径することにより
形成されている。
【0028】第2の外筒部材13は、第2のシェル部1
3aと第2のヘッダー部13bとを一体形成して構成さ
れている。第2の外筒部材13は、ステンレス鋼により
形成されており、円筒状の筒状部材の一側をスピニング
加工することにより第2のヘッダー部13bが形成され
ている。
【0029】第2のヘッダー部13bは、外側に向けて
断面円弧状に縮径され、外側端に小径部13cが形成さ
れている。そして、小径部13cには、フランジ部材1
9が嵌合されている。第2のシェル部13aの外周に
は、第2のヘッダー部13b側に貫通穴13dが形成さ
れている。
【0030】この貫通穴13dには、ステンレス鋼から
なる冷却液の出口パイプ21が装着されている。第1の
外筒部材11と第2の外筒部材13とは、第1の外筒部
材11の嵌合部11eに、第2の外筒部材13の第2の
シェル部13aの先端を嵌合することにより連結されて
いる。
【0031】第1の外筒部材11の第1のシェル部11
aおよび第2の外筒部材13の第2のシェル部13a内
には、コア部23が収容されている。このコア部23
は、所定間隔を置いて対向配置される一対のエンドプレ
ート25,27の間に、多数のチューブ29を配置して
構成されている。エンドプレート25,27およびチュ
ーブ29は、ステンレス鋼により形成されている。
【0032】エンドプレート25,27は、円形状をし
ており第1のシェル部11aおよび第2のシェル部13
aの内径より小径とされている。図2は、図1のEGR
ガス冷却装置においてチューブ29を拡大して示すもの
で、一対のエンドプレート25,27の間にチューブ2
9が配置されている。第1の外筒部材11の第1のシェ
ル部11aの内周には、第1のヘッダー部11bとの境
界に、段差部11fが一体形成されている。
【0033】そして、この段差部11fにエンドプレー
ト25の外周側面を当接することにより、第1の外筒部
材11に対するエンドプレート25の位置決めが行われ
ている。第2の外筒部材13の第2のシェル部13aの
内周には、第2のヘッダー部13bとの境界に、段差部
13fが一体形成されている。
【0034】そして、この段差部13fにエンドプレー
ト27の外周側面を当接することにより、第2の外筒部
材13に対するエンドプレート27の位置決めが行われ
ている。また、第1の外筒部材11の嵌合部11eに
は、第2の外筒部材13の端部が嵌挿され、第2の外筒
部材13の端面と嵌合部11eのテーパ11hとの間に
は、第1のシェル部11aと第2のシェル部13aの軸
長方向の長さを調整するための間隙Lが形成されてい
る。
【0035】そして、この実施形態では、一対のエンド
プレート25,27は、チューブ29の長手方向で位置
決めされている。すなわち、円筒状のチューブ29の両
端には、小径部29aが形成され、この小径部29a
が、エンドプレート25,27に形成される円形状の貫
通穴25a,27aに嵌挿されている。
【0036】また、チューブ29内には、フィン部材3
1が挿入されている。このフィン部材31は、ステンレ
ス鋼からなる長尺状の板材を、スパイラル状に捻って形
成されている。このフィン部材31の両端は、チューブ
29の両端より所定長さL1内方に位置されている。
【0037】また、チューブ29の外周には、フィン部
材31を仮止めする環状溝29bが形成されている。上
述したEGRガス冷却装置は、図3に示すようにして製
造される。先ず、図3の(a)に示すように、第1の外
筒部材11の嵌合部11e側から、予め組み付けられた
コア部23が挿入される。
【0038】そして、コア部23のエンドプレート25
が、第1の外筒部材11の内周に形成される段差部11
fに当接され、コア部23の一側が位置決めされる。次
に、(b)に示すように、コア部23の他側に第2の外
筒部材13が装着される。
【0039】そして、(c)に示すように、第2の外筒
部材13の第2のシェル部13aの端部が、第1の外筒
部材11の嵌合部11eに嵌挿される。そして、第2の
外筒部材13に形成される段差部13fに、コア部23
の他側のエンドプレート27の外周の端面が当接され
る。次に、(d)に示すように、第1の外筒部材11の
小径部11cおよび第2の外筒部材13の小径部13c
にフランジ部材15,19が装着される。
【0040】また、第1の外筒部材11の貫通穴11d
に入口パイプ17が装着され、第2の外筒部材13の貫
通穴13dに出口パイプ21が装着される。そして、こ
の状態で各部材の接触部を、例えば、ニッケルろう付け
することによりEGRガス冷却装置が製造される。そし
て、上述したEGRガス冷却装置では、排気系からのE
GRガスが、第2の外筒部材13のフランジ部材19側
から第2のヘッダー部13b内に流入した後、コア部2
3のエンドプレート25,27の間に配置されるチュー
ブ29内に流入し、このチューブ29において、エンド
プレート25,27の間を入口パイプ17から出口パイ
プ21側に流れる冷却液と熱交換し冷却された後、第1
の外筒部材11の第1のヘッダー部11bを通り、第1
の外筒部材11のフランジ部材15側から吸気マニホー
ルド側に流出される。
【0041】図4は、上述したチューブ29への環状溝
29bの形成方法を示すもので、この方法では、チュー
ブ29内にフィン部材31を挿入した後、(a)に示す
ように、チューブ29の両端にチャック33が挿入さ
れ、チャック33によりフィン部材31が位置決めされ
る。そして、チューブ29の外周から、(b)および
(c)に示すような一対の半割状のビード成形型35
が、フィン部材31を芯金として押圧され、チューブ2
9の外周に環状溝29bが形成される。
【0042】そして、この環状溝29bにより、チュー
ブ29内にフィン部材31が仮止めされる。なお、この
実施形態では、フィン部材31の外周に、予めペースト
状のろう材を塗布した状態で、フィン部材31がチュー
ブ29内に挿入され、後に、チューブ29の内周にフィ
ン部材31の外周がろう付けされる。
【0043】図5は、フィン部材31の外周へのペース
ト状のろう材の塗布方法を示すもので、フィン部材31
の外周を囲んで、ウレタンからなる内側ロール37と外
側ロール39が配置されている。外側ロール39には、
供給管41によりペースト状のろう材が供給され、この
ろう材が内側ロール37に転写され、回転するフィン部
材31の外周に塗布される。
【0044】図6は、エンドプレート25,27へのチ
ューブ29の仮止め方法を示すもので、この方法では、
エンドプレート25,27の貫通穴25a,27aにチ
ューブ29の小径部29aを挿入した後、小径部29a
に治具43が挿入され、小径部25a,27aが拡管さ
れ、また、フレア部29cが形成される。そして、フレ
ア部29cにより、エンドプレート25,27からのチ
ューブ29の抜けが防止される。
【0045】上述したEGRガス冷却装置では、第1の
外筒部材11を、第1のシェル部11aと第1のヘッダ
ー部11b(この実施形態では流出側ヘッダー部)とを
一体形成して構成し、第2の外筒部材13を、第2のシ
ェル部13aと第2のヘッダー部13b(この実施形態
では流入側ヘッダー部)とを一体形成して構成したの
で、部品点数を従来より大幅に低減することができ、組
立性を向上することができる。
【0046】また、ろう付け個所が低減するため、品質
を向上することができる。そして、上述したEGRガス
冷却装置では、第1の外筒部材11および第2の外筒部
材13の内周に、第1の外筒部材11および第2の外筒
部材13の軸長方向に対するエンドプレート25,27
の位置決めを行う段差部11f,13fを一体形成した
ので、エンドプレート25,27の位置決めを容易,確
実に行うことが可能になり、組立性を向上することがで
きる。
【0047】また、上述したEGRガス冷却装置では、
外筒部材を、第1の外筒部材11と第2の外筒部材13
に2分割し、嵌合部11eにおいて相互に嵌合したの
で、外筒部材内にコア部23を容易に組み込むことがで
きる。そして、上述したEGRガス冷却装置では、第1
の外筒部材11の嵌合部11eに、第1の外筒部材11
と第2の外筒部材13の軸長方向の長さを調整するため
の間隙Lを形成したので、コア部23および第1および
第2の外筒部材11,13の寸法誤差を確実に吸収した
状態で第1の外筒部材11と第2の外筒部材13とを嵌
合することができる。
【0048】また、上述したEGRガス冷却装置では、
チューブ29内に挿入されるフィン部材31の両端を、
チューブ29の両端より所定長さL1内方に位置したの
で、エンドプレート25,27へのチューブ29の抜け
止め加工を容易,確実に行うことができる。さらに、上
述したEGRガス冷却装置では、チューブ29の外周
に、フィン部材31を仮止めする環状溝29bを形成し
たので、チューブ29内の所定位置にフィン部材31を
容易,確実に仮止めすることができる。
【0049】そして、上述したEGRガス冷却装置の製
造方法では、第1のシェル部11aと第1のヘッダー部
11bとを一体形成してなる第1の外筒部材11の第1
のシェル部11a側から、第1のシェル部11a内に、
一対のエンドプレート25,27の間に複数のチューブ
29を組み付けたコア部23の一側を配置した後、コア
部23の他側に、第2のシェル部13aと第2のヘッダ
ー部13bとを一体形成してなる第2の外筒部材13の
第2のシェル部13a側を配置し、第1のシェル部11
aの開口端部に形成される嵌合部11eに、第2のシェ
ル部13aの開口端部を嵌合するようにしたので、第1
の外筒部材11と第2の外筒部材13内にコア部23が
収容されるEGRガス冷却装置を容易,確実に製造する
ことができる。
【0050】図7は、本発明のEGRガス冷却装置の第
2の実施形態を示すもので、この実施形態では、外筒部
材51が、シェル部51aの一側に第1のヘッダー部5
1bを一体形成し、シェル部51aの他側に第2のヘッ
ダー部51cを一体形成して構成されている。なお、こ
の実施形態において第1の実施形態と同一の部材には、
同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0051】この実施形態のEGRガス冷却装置は、例
えば、図8に示すようにして製造される。先ず、図8の
(a)に示すように、円筒状の筒状部53aの一側に第
1のヘッダー部51bが一体形成される筒状部材53
に、予め組み付けられたコア部23が挿入される。
【0052】そして、(b)に示すように、コア部23
のエンドプレート25が、筒状部材53の内周に形成さ
れる段差部11fに当接され、コア部23の一側が位置
決めされる。この状態では、筒状部材53の第1のヘッ
ダー部51bと反対側には、第2のヘッダー部51cを
形成するためのコア部23が存在しない空間53bが形
成されている。
【0053】次に、(c)に示すように、筒状部材53
の第1のヘッダー部51bと反対側がスピニング加工さ
れ、第2のヘッダー部51cが一体形成される。そし
て、この時に、(d)に示すように、外筒部材51のエ
ンドプレート27の位置に段差部13fが形成され、エ
ンドプレート27が位置決めされる。次に、(e)に示
すように、外筒部材51の両側に形成される小径部11
c,13cにフランジ部材15,19が装着される。
【0054】また、外筒部材51の貫通穴11d,13
dに入口パイプ17および出口パイプ21が装着され
る。そして、この状態で各部材の接触部を、例えば、ニ
ッケルろう付けすることによりEGRガス冷却装置が製
造される。この実施形態のEGRガス冷却装置では、シ
ェル部51aの一側および他側に、第1のヘッダー部5
1bおよび第2のヘッダー部51cを一体形成して外筒
部材51を構成したので、部品点数をより低減すること
ができる。
【0055】また、この実施形態のEGRガス冷却装置
の製造方法では、第1のヘッダー部51bが一体形成さ
れる筒状部材53内に、一対のエンドプレート25,2
7の間に複数のチューブ29を組み付けたコア部23を
挿入した後、筒状部材53の第1のヘッダー部51bと
反対側をスピニング加工して、第2のヘッダー部51c
を形成したので、シェル部51aの両側にヘッダー部5
1b、51cが一体形成されるEGRガス冷却装置を容
易,確実に製造することができる。
【0056】図9は、図7に示したEGRガス冷却装置
を製造するための第2の方法を示すもので、この方法で
は、先ず、図9の(a)に示すように、円筒状の筒状部
材55に、予め組み付けられたコア部23が挿入され
る。この状態では、(b)に示すように、コア部23が
筒状部材55の中央に位置しており、筒状部材55の両
側には、第1のヘッダー部51bおよび第2のヘッダー
部51cを形成するためのコア部23が存在しない空間
55a,55bが形成されている。
【0057】次に、(c)に示すように、筒状部材55
の両側が、同時にスピニング加工され、第1のヘッダー
部51bおよび第2のヘッダー部51cが一体形成され
る。そして、この時に、(d)に示すように、外筒部材
51のエンドプレート25,27の位置に凹部55cが
形成され、エンドプレート25,27が位置決めされ
る。
【0058】次に、(e)に示すように、外筒部材51
の両側に形成される小径部11c,13cにフランジ部
材15,19が装着される。また、外筒部材51の貫通
穴11d、13dに入口パイプ17および出口パイプ2
1が装着される。そして、この状態で各部材の接触部
を、例えば、ニッケルろう付けすることによりEGRガ
ス冷却装置が製造される。
【0059】この実施形態のEGRガス冷却装置の製造
方法では、筒状部材55内に、一対のエンドプレート2
5,27の間に複数のチューブ29を組み付けたコア部
23を挿入した後、筒状部材55の両側をスピニング加
工して、第1のヘッダー部51bおよび第2のヘッダー
部51cを形成したので、シェル部51aの両側にヘッ
ダー部51b,51cが一体形成されるEGRガス冷却
装置を容易,確実に製造することができる。
【0060】また、外筒部材51に形成される凹部55
c内にエンドプレート25,27の外周部を収容したの
で、エンドプレート25,27を強固に固定することが
できる。図10は、本発明のEGRガス冷却装置の第3
の実施形態を示すもので、この実施形態では、外筒部材
57が、シェル部57aの一側に第1のヘッダー部57
bを一体形成して構成されている。
【0061】そして、シェル部57aと第1のヘッダー
部57bとの境界に形成される段差部11fにより、コ
ア部23を形成する第1のエンドプレート25が位置決
めされている。一方、第2のエンドプレート27Aは、
その外径を、第1のエンドプレート25より大径とされ
ている。
【0062】そして、この第2のエンドプレート27A
の外周の側面が、外筒部材57のシェル部57aの端面
57cに当接されている。また、第2のヘッダー部59
は、プレス加工,鋳物等により形成され、外筒部材57
のシェル部57aに嵌合する嵌合部59aが一体形成さ
れている。嵌合部59aの内周は、シェル部57aの外
周に嵌合されている。
【0063】そして、嵌合部59aの内側に形成される
段差部59bと、シェル部57aの端面57cとの間
に、エンドプレート27Aの外周が挟持固定されてい
る。なお、この実施形態において第1の実施形態と同一
の部材には、同一の符号を付して詳細な説明を省略す
る。この実施形態では、シェル部57aと第1のヘッダ
ー部51bとを一体形成して外筒部材57を構成したの
で、部品点数を低減することができる。
【0064】図11は、本発明のEGRガス冷却装置の
第4の実施形態を示すもので、この実施形態では、外筒
部材61が、シェル部61aの一側に第1のヘッダー部
61bを一体形成して構成されている。そして、シェル
部61aと第1のヘッダー部61bとの境界に形成され
る段差部11fにより、コア部23を形成する第1のエ
ンドプレート25が位置決めされている。
【0065】一方、第2のヘッダー部63は、プレス加
工,鋳物等により形成され、外筒部材61のシェル部6
1aに嵌合する嵌合部63aが一体形成されている。嵌
合部63aの内周は、シェル部61aの外周に嵌合され
ており、第2のヘッダー部63の嵌合部63aより内側
の内周には、段差部13fが形成されている。そして、
この段差部13fに、第1のエンドプレート25と同一
の外径を有する第2のエンドプレート27が位置決めさ
れている。
【0066】なお、この実施形態において第1の実施形
態と同一の部材には、同一の符号を付して詳細な説明を
省略する。この実施形態では、シェル部61aと第1の
ヘッダー部61bとを一体形成して外筒部材61を構成
したので、部品点数を低減することができる。
【0067】図12は、本発明のEGRガス冷却装置の
第5の実施形態を示すもので、この実施形態では、外筒
部材65が、シェル部65aの一側に第2のヘッダー部
65bを一体形成して構成されている。そして、シェル
部65aと第2のヘッダー部65bとの境界に、エンド
プレート27の位置決めを行う第1の段差部65cが形
成されている。
【0068】また、第1の段差部65cのシェル部65
a側には、第2の段差部65dが形成されている。そし
て、この第2の段差部65dにより、外筒部材65のシ
ェル部65aの内周と、エンドプレート27の外周との
間に、エンドプレート27をシェル部65aの軸長方向
に移動するための間隙L2が形成されている。
【0069】なお、この実施形態において第1の実施形
態と同一の部材には、同一の符号を付して詳細な説明を
省略する。この実施形態では、外筒部材65のシェル部
65aの内周と、エンドプレート27の外周との間に、
エンドプレート27をシェル部65aの軸長方向に移動
するための間隙L2を形成したので、外筒部材65のシ
ェル部65aの内周に沿ってエンドプレート27を移動
することが容易に可能になり、組立性を向上することが
できる。
【0070】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1のEGRガ
ス冷却装置では、シェルあるいはその一部と、少なくと
も流入側ヘッダー部または流出側ヘッダー部とを一体形
成して外筒部材を構成したので、部品点数を従来より大
幅に低減することができ、組立性を向上することができ
る。
【0071】また、ろう付け個所が低減するため、品質
を向上することができる。請求項2のEGRガス冷却装
置では、外筒部材の内周に、外筒部材の軸長方向に対す
るエンドプレートの位置決めを行う段差部を一体形成し
たので、エンドプレートの位置決めを容易,確実に行う
ことが可能になり、組立性を向上することができる。
【0072】請求項3のEGRガス冷却装置では、外筒
部材のシェル部の内周と、エンドプレートの外周との間
に、エンドプレートをシェル部の軸長方向に移動するた
めの間隙を形成したので、外筒部材のシェル部の内周に
沿ってエンドプレートを移動することが容易に可能にな
り、組立性を向上することができる。請求項4のEGR
ガス冷却装置では、外筒部材のシェル部を2分割し、嵌
合部において相互に嵌合したので、外筒部材内にコア部
を容易に組み込むことができる。
【0073】請求項5のEGRガス冷却装置では、筒状
部材の一側および他側に、流入側ヘッダー部および流出
側ヘッダー部を、スピニング加工により一体形成して外
筒部材を構成したので、部品点数をより低減することが
できる。請求項6のEGRガス冷却装置では、嵌合部
に、2分割されたシェル部の軸長方向の長さを調整する
ための間隙を形成したので、コア部およびシェル部の寸
法誤差を確実に吸収した状態で2分割されたシェル部を
嵌合することができる。
【0074】請求項7のEGRガス冷却装置では、チュ
ーブ内に挿入されるフィン部材の両端を、チューブの両
端より所定長さ内方に位置したので、エンドプレートへ
のチューブの抜け止め加工を容易,確実に行うことがで
きる。請求項8のEGRガス冷却装置では、チューブの
外周に、フィン部材を仮止めする環状溝を形成したの
で、チューブ内の所定位置にフィン部材を容易,確実に
仮止めすることができる。
【0075】請求項9のEGRガス冷却装置の製造方法
では、第1のシェル部と第1のヘッダー部とを一体形成
してなる第1の外筒部材の第1のシェル部側から、第1
のシェル部内に、一対のエンドプレートの間に複数のチ
ューブを組み付けたコア部の一側を配置した後、コア部
の他側に、第2のシェル部と第2のヘッダー部とを一体
形成してなる第2の外筒部材の第2のシェル部側を配置
し、第1のシェル部の開口端部に形成される嵌合部に、
第2のシェル部の開口端部を嵌合するようにしたので、
第1の外筒部材と第2の外筒部材内にコア部が収容され
るEGRガス冷却装置を容易,確実に製造することがで
きる。
【0076】請求項10のEGRガス冷却装置の製造方
法では、第1のヘッダー部が一体形成される筒状部材内
に、一対のエンドプレートの間に複数のチューブを組み
付けたコア部を挿入した後、筒状部材の第1のヘッダー
部と反対側をスピニング加工して、第2のヘッダー部を
形成したので、シェル部の両側にヘッダー部が一体形成
されるEGRガス冷却装置を容易,確実に製造すること
ができる。
【0077】請求項11のEGRガス冷却装置の製造方
法では、筒状部材内に、一対のエンドプレートの間に複
数のチューブを組み付けたコア部を挿入した後、筒状部
材の両側をスピニング加工して、第1のヘッダー部およ
び第2のヘッダー部を形成したので、シェル部の両側に
ヘッダー部が一体形成されるEGRガス冷却装置を容
易,確実に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のEGRガス冷却装置の第1の実施形態
を示す断面図である。
【図2】図1のEGRガス冷却装置においてチューブを
拡大して示す説明図である。
【図3】図1のEGRガス冷却装置の製造方法を示す説
明図である。
【図4】図2のチューブへの環状溝の形成方法を示す説
明図である。
【図5】図2のチューブ内に収容されるフィン部材への
ろう材の塗布方法を示す説明図である。
【図6】図2のチューブとエンドプレートとの仮止め方
法を示す説明図である。
【図7】本発明のEGRガス冷却装置の第2の実施形態
を示す断面図である。
【図8】図7のEGRガス冷却装置の製造方法の第1の
実施形態を示す説明図である。
【図9】図7のEGRガス冷却装置の製造方法の第2の
実施形態を示す説明図である。
【図10】本発明のEGRガス冷却装置の第3の実施形
態を示す断面図である。
【図11】本発明のEGRガス冷却装置の第4の実施形
態を示す断面図である。
【図12】本発明のEGRガス冷却装置の第5の実施形
態を示す断面図である。
【図13】従来のEGRガス冷却装置を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
11 第1の外筒部材 11a 第1のシェル部 11b 第1のヘッダー部 11e 嵌合部 11f,13f 段差部 13 第2の外筒部材 13a 第2のシェル部 13b,51c,65b 第2のヘッダー部 17 入口パイプ 21 出口パイプ 23 コア部 25,27 エンドプレート 29 チューブ 29b 環状溝 31 フィン部材 51,57,61,65 外筒部材 51a,57a,61a,65a シェル部 51b,57b,61b 第1のヘッダー部 53,55 筒状部材
フロントページの続き (72)発明者 小澤 達央 東京都中野区南台5丁目24番15号 カルソ ニック株式会社内 (72)発明者 鈴木 忠男 神奈川県川崎市川崎区藤崎3丁目5番1号 東京ラヂエーター製造株式会社内 Fターム(参考) 3G062 ED08 3L103 AA01 BB17 CC02 CC27 DD08 DD33 DD44

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却液の入口パイプ(17)および出口
    パイプ(21)が開口されるシェルの両側に、一対のエ
    ンドプレート(25,27)を配置するとともに、前記
    一対のエンドプレート(25,27)の間に複数のチュ
    ーブ(29)を配置し、前記シェルの一側にEGRガス
    が流入される流入側ヘッダー部(13b)を配置し、前
    記シェルの他側にEGRガスが流出される流出側ヘッダ
    ー部(11b)を配置してなるEGRガス冷却装置にお
    いて、 前記シェルあるいはその一部と、少なくとも前記流入側
    ヘッダー部(13b)または流出側ヘッダー部(11
    b)とを一体形成して構成される外筒部材(11,1
    3,51,57,61,65)を有することを特徴とす
    るEGRガス冷却装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のEGRガス冷却装置にお
    いて、 前記外筒部材(11,13,51,57,61,65)
    の内周には、前記外筒部材(11,13,51,57,
    61,65)の軸長方向に対する前記エンドプレート
    (25,27)の位置決めを行う段差部(11f,13
    f)が一体形成されていることを特徴とするEGRガス
    冷却装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のEGRガ
    ス冷却装置において、 前記外筒部材(65)のシェル部(65a)の内周と、
    前記エンドプレート(25,27)の外周との間に、前
    記エンドプレート(25,27)を前記シェル部(65
    a)の軸長方向に移動するための間隙(L2)が形成さ
    れていることを特徴とするEGRガス冷却装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれか1項
    記載のEGRガス冷却装置において、 前記外筒部材(11,13)のシェル部(11a,13
    a)が2分割され、嵌合部(11e)において相互に嵌
    合されていることを特徴とするEGRガス冷却装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項3のいずれか1項
    記載のEGRガス冷却装置において、 前記外筒部材(51)は、筒状部材(55)の一側およ
    び他側に、流入側ヘッダー部(51c)および流出側ヘ
    ッダー部(51b)を、スピニング加工により一体形成
    して構成されていることを特徴とするEGRガス冷却装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のEGRガス冷却装置にお
    いて、 前記一対のエンドプレート(25,27)は、前記チュ
    ーブ(29)の長手方向で位置決めされ、前記嵌合部
    (11e)に、2分割された前記シェル部(11a,1
    3a)の軸長方向の長さを調整するための間隙(L)が
    形成されていることを特徴とするEGRガス冷却装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれか1項
    記載のEGRガス冷却装置において、 前記チューブ(29)内にフィン部材(31)が挿入さ
    れ、前記フィン部材(31)の両端が、前記チューブ
    (29)の両端より所定長さ(L1)内方に位置されて
    いることを特徴とするEGRガス冷却装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のいずれか1項
    記載のEGRガス冷却装置において、 前記チューブ(29)内にフィン部材(31)が挿入さ
    れ、前記チューブ(29)の外周に、前記フィン部材
    (31)を仮止めする環状溝(29b)が形成されてい
    ることを特徴とするEGRガス冷却装置。
  9. 【請求項9】 第1のシェル部(11a)と第1のヘッ
    ダー部(11b)とを一体形成してなる第1の外筒部材
    (11)の前記第1のシェル部(11a)側から、前記
    第1のシェル部(11a)内に、一対のエンドプレート
    (25,27)の間に複数のチューブ(29)を組み付
    けたコア部(23)の一側を配置した後、前記コア部
    (23)の他側に、第2のシェル部(13a)と第2の
    ヘッダー部(13b)とを一体形成してなる第2の外筒
    部材(13)の前記第2のシェル部(13a)側を配置
    し、前記第1のシェル部(11a)の開口端部に形成さ
    れる嵌合部(11e)に、前記第2のシェル部(13
    a)の開口端部を嵌合することを特徴とするEGRガス
    冷却装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 第1のヘッダー部(51b)が一体形
    成される筒状部材(53)内に、一対のエンドプレート
    (25,27)の間に複数のチューブ(29)を組み付
    けたコア部(23)を挿入した後、前記筒状部材(5
    3)の前記第1のヘッダー部(51b)と反対側をスピ
    ニング加工して、第2のヘッダー部(51c)を形成す
    ることを特徴とするEGRガス冷却装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 筒状部材(55)内に、一対のエンド
    プレート(25,27)の間に複数のチューブ(29)
    を組み付けたコア部(23)を挿入した後、前記筒状部
    材(55)の両側をスピニング加工して、第1のヘッダ
    ー部(51b)および第2のヘッダー部(51c)を形
    成することを特徴とするEGRガス冷却装置の製造方
    法。
JP2000086066A 2000-03-27 2000-03-27 Egrガス冷却装置およびその製造方法 Pending JP2001272185A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000086066A JP2001272185A (ja) 2000-03-27 2000-03-27 Egrガス冷却装置およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000086066A JP2001272185A (ja) 2000-03-27 2000-03-27 Egrガス冷却装置およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001272185A true JP2001272185A (ja) 2001-10-05

Family

ID=18602290

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000086066A Pending JP2001272185A (ja) 2000-03-27 2000-03-27 Egrガス冷却装置およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001272185A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7543471B2 (en) 2002-02-01 2009-06-09 Behr Gmbh & Co. Waste gas heat exchanger
KR101863513B1 (ko) * 2017-11-15 2018-05-31 이재하 열교환기 및 이의 제조방법
KR102030018B1 (ko) * 2018-05-10 2019-10-08 삼성발레오써멀시스템스 주식회사 배기가스 재순환 쿨러

Citations (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS517581Y1 (ja) * 1974-12-04 1976-03-01
JPS56162488U (ja) * 1980-05-07 1981-12-03
JPS571389U (ja) * 1979-11-30 1982-01-06
JPS61144377U (ja) * 1985-02-28 1986-09-05
JPS61175788U (ja) * 1985-04-15 1986-11-01
JPS635277U (ja) * 1986-06-26 1988-01-14
JPS648072U (ja) * 1987-06-26 1989-01-17
JPH049593A (ja) * 1990-04-26 1992-01-14 Showa Alum Corp 熱交換器
JPH0478463U (ja) * 1990-11-14 1992-07-08
JPH08189642A (ja) * 1995-01-09 1996-07-23 Paloma Ind Ltd グリル付テーブルこんろ
JP3044894U (ja) * 1997-06-30 1998-01-16 株式会社ショウエイ シェル−チューブ型熱交換器
JPH10213284A (ja) * 1997-01-30 1998-08-11 Hitachi Cable Ltd 分岐ヘッダーおよびその製造方法
JPH112496A (ja) * 1997-06-13 1999-01-06 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 熱交換器
JPH11197772A (ja) * 1998-01-14 1999-07-27 Kobe Steel Ltd 複合伝熱管の製造方法
JPH11237192A (ja) * 1998-02-24 1999-08-31 Tennex Corp 内燃機関のegrガスクーラ
JPH11351074A (ja) * 1998-06-05 1999-12-21 Usui Internatl Ind Co Ltd Egrガス冷却装置
JP2000054916A (ja) * 1998-06-05 2000-02-22 Usui Internatl Ind Co Ltd Egrガス冷却装置

Patent Citations (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS517581Y1 (ja) * 1974-12-04 1976-03-01
JPS571389U (ja) * 1979-11-30 1982-01-06
JPS56162488U (ja) * 1980-05-07 1981-12-03
JPS61144377U (ja) * 1985-02-28 1986-09-05
JPS61175788U (ja) * 1985-04-15 1986-11-01
JPS635277U (ja) * 1986-06-26 1988-01-14
JPS648072U (ja) * 1987-06-26 1989-01-17
JPH049593A (ja) * 1990-04-26 1992-01-14 Showa Alum Corp 熱交換器
JPH0478463U (ja) * 1990-11-14 1992-07-08
JPH08189642A (ja) * 1995-01-09 1996-07-23 Paloma Ind Ltd グリル付テーブルこんろ
JPH10213284A (ja) * 1997-01-30 1998-08-11 Hitachi Cable Ltd 分岐ヘッダーおよびその製造方法
JPH112496A (ja) * 1997-06-13 1999-01-06 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 熱交換器
JP3044894U (ja) * 1997-06-30 1998-01-16 株式会社ショウエイ シェル−チューブ型熱交換器
JPH11197772A (ja) * 1998-01-14 1999-07-27 Kobe Steel Ltd 複合伝熱管の製造方法
JPH11237192A (ja) * 1998-02-24 1999-08-31 Tennex Corp 内燃機関のegrガスクーラ
JPH11351074A (ja) * 1998-06-05 1999-12-21 Usui Internatl Ind Co Ltd Egrガス冷却装置
JP2000054916A (ja) * 1998-06-05 2000-02-22 Usui Internatl Ind Co Ltd Egrガス冷却装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7543471B2 (en) 2002-02-01 2009-06-09 Behr Gmbh & Co. Waste gas heat exchanger
KR101863513B1 (ko) * 2017-11-15 2018-05-31 이재하 열교환기 및 이의 제조방법
KR102030018B1 (ko) * 2018-05-10 2019-10-08 삼성발레오써멀시스템스 주식회사 배기가스 재순환 쿨러

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3585064B2 (ja) モノリス触媒コンバータ及びその製造方法
JP2541409B2 (ja) 熱交換器
JPH0989491A (ja) Egrガス冷却装置
JP2001272193A (ja) Egrガス冷却装置のコア部およびその製造方法
JPH11237192A (ja) 内燃機関のegrガスクーラ
JP2001272185A (ja) Egrガス冷却装置およびその製造方法
JP4224768B2 (ja) Egrクーラおよびその製造方法
JPH09126219A (ja) 組立式クランクシャフト
JPH11166453A (ja) 内燃機関のegr装置
JP2000045884A (ja) Egrクーラ
JP2001033187A (ja) Egrガス冷却装置
JP2000073878A (ja) Egrガス冷却装置
EP1388720A2 (en) Triple-tube type heat exchanger and method of producing same
JPH01247989A (ja) 熱交換器
JP4525989B2 (ja) Egrガス冷却装置
JP2002364934A (ja) 内外二重分岐管の製造方法
JP2000179410A (ja) Egr用熱交換チューブ
JPH073181Y2 (ja) マルチフロータイプの熱交換器
JP2000265908A (ja) Egrガス冷却装置
JPH0542818A (ja) 温水式暖房装置
JP2000018873A (ja) 熱交換器のヘッダパイプ
JPH0717954Y2 (ja) 熱交換器
JP2001027494A (ja) Egrガス冷却装置
JP2001342912A (ja) Egrクーラ
JPH11287588A (ja) Egrクーラ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070906

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070925

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080212