JPH11166453A - 内燃機関のｅｇｒ装置 - Google Patents
内燃機関のｅｇｒ装置Info
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- JPH11166453A JPH11166453A JP9350013A JP35001397A JPH11166453A JP H11166453 A JPH11166453 A JP H11166453A JP 9350013 A JP9350013 A JP 9350013A JP 35001397 A JP35001397 A JP 35001397A JP H11166453 A JPH11166453 A JP H11166453A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ＥＧＲ管に冷却手段を設け，かつ，ＥＧＲ管
の形状を比較的自由に設定することができる，内燃機関
のＥＧＲ装置を提供すること。 【解決手段】 内燃機関の排気通路７１と吸気通路７２
との間に，ＥＧＲガス８を吸気通路７１に導くためのＥ
ＧＲ管１０を設けたＥＧＲ装置１である。ＥＧＲ管１０
の内部の少なくとも一部には，ＥＧＲガス８を冷却する
ための冷媒６を循環させる冷却管２を，ＥＧＲ管１０の
軸方向に沿って内蔵している。冷却管２を内蔵している
部分のＥＧＲ管１０には，曲げ部１５を設けることがで
きる。ＥＧＲ管１０は，平板を丸めて当接端部を接合す
ることにより形成したパイプよりなり，かつ，冷却管２
は，ＥＧＲ管１０形成時にその内部に包み込まれて配設
されていることが好ましい。
の形状を比較的自由に設定することができる，内燃機関
のＥＧＲ装置を提供すること。 【解決手段】 内燃機関の排気通路７１と吸気通路７２
との間に，ＥＧＲガス８を吸気通路７１に導くためのＥ
ＧＲ管１０を設けたＥＧＲ装置１である。ＥＧＲ管１０
の内部の少なくとも一部には，ＥＧＲガス８を冷却する
ための冷媒６を循環させる冷却管２を，ＥＧＲ管１０の
軸方向に沿って内蔵している。冷却管２を内蔵している
部分のＥＧＲ管１０には，曲げ部１５を設けることがで
きる。ＥＧＲ管１０は，平板を丸めて当接端部を接合す
ることにより形成したパイプよりなり，かつ，冷却管２
は，ＥＧＲ管１０形成時にその内部に包み込まれて配設
されていることが好ましい。
Description
【０００１】
【技術分野】本発明は，内燃機関の排ガス再循環装置
（ＥＧＲ装置），特にＥＧＲガスの冷却構造に関する。
（ＥＧＲ装置），特にＥＧＲガスの冷却構造に関する。
【０００２】
【従来技術】従来より，内燃機関における排ガス中のＮ
Ｏｘを低減させるための装置として，排ガスの一部（Ｅ
ＧＲガス）を燃焼室に再度還流する排ガス再循環装置
（ＥＧＲ装置）が広く用いられている。ＮＯｘの発生量
は，内燃機関における燃焼温度を下げることにより低減
できるという性質を有する。そのため，ＥＧＲ装置は，
燃焼済みのＥＧＲガスを再度燃焼室に送ることにより燃
焼温度を下げ，これによりＮＯｘ排出量を抑制する。
Ｏｘを低減させるための装置として，排ガスの一部（Ｅ
ＧＲガス）を燃焼室に再度還流する排ガス再循環装置
（ＥＧＲ装置）が広く用いられている。ＮＯｘの発生量
は，内燃機関における燃焼温度を下げることにより低減
できるという性質を有する。そのため，ＥＧＲ装置は，
燃焼済みのＥＧＲガスを再度燃焼室に送ることにより燃
焼温度を下げ，これによりＮＯｘ排出量を抑制する。
【０００３】このようなＥＧＲ装置の作用をさらに向上
させるためには，予め冷却したＥＧＲガスを燃焼室に送
り込むことが好ましい。このため，例えば特開平８−２
６１０７２号公報に示されているごとく，ＥＧＲ管に冷
却手段を配設したタイプのＥＧＲ装置が提案されてい
る。
させるためには，予め冷却したＥＧＲガスを燃焼室に送
り込むことが好ましい。このため，例えば特開平８−２
６１０７２号公報に示されているごとく，ＥＧＲ管に冷
却手段を配設したタイプのＥＧＲ装置が提案されてい
る。
【０００４】具体的には，図８に示すごとく，内燃機関
７０の排気通路７１から吸気通路７２に接続したＥＧＲ
管９０の外方に，これを覆う外管９５を設けて二重管構
造とし，外管９５の内部に冷却水９６を流すよう構成し
たＥＧＲ装置９が提案されている。この従来のＥＧＲ装
置９によれば，上記二重管構造のＥＧＲ管９０を通過し
て冷却されたＥＧＲガス８を吸気通路７２に供給するこ
とにより，効率よく燃焼温度を下げることができ，優れ
たＮＯｘ低減効果を得ることができる。
７０の排気通路７１から吸気通路７２に接続したＥＧＲ
管９０の外方に，これを覆う外管９５を設けて二重管構
造とし，外管９５の内部に冷却水９６を流すよう構成し
たＥＧＲ装置９が提案されている。この従来のＥＧＲ装
置９によれば，上記二重管構造のＥＧＲ管９０を通過し
て冷却されたＥＧＲガス８を吸気通路７２に供給するこ
とにより，効率よく燃焼温度を下げることができ，優れ
たＮＯｘ低減効果を得ることができる。
【０００５】
【解決しようとする課題】しかしながら，上記従来のＥ
ＧＲ装置においては，次の問題がある。即ち，上記二重
管構造のＥＧＲ管９０は，図８においては説明のために
９０度に屈曲させて描いてあるが，実際の製作において
は，これを大きな角度に曲げ加工することは困難であ
る。
ＧＲ装置においては，次の問題がある。即ち，上記二重
管構造のＥＧＲ管９０は，図８においては説明のために
９０度に屈曲させて描いてあるが，実際の製作において
は，これを大きな角度に曲げ加工することは困難であ
る。
【０００６】例えば，予めＥＧＲ管を覆う外管を設けて
二重管構造を形成し，その全体を曲げ加工した場合に
は，外管とＥＧＲ管との間の間隔が局部的に縮まったり
して冷却管を均等に確保することが困難となる。また，
予めＥＧＲ管を曲げ加工し，その外方にＥＧＲ管の形状
に沿って外管を配設する場合には，非常に製造コストが
高くなる。そのため，内燃機関の構造上の特徴から曲が
った形状のＥＧＲ管を採用せざるを得ないような場合に
は，上記の冷却手段を配設することが困難であった。
二重管構造を形成し，その全体を曲げ加工した場合に
は，外管とＥＧＲ管との間の間隔が局部的に縮まったり
して冷却管を均等に確保することが困難となる。また，
予めＥＧＲ管を曲げ加工し，その外方にＥＧＲ管の形状
に沿って外管を配設する場合には，非常に製造コストが
高くなる。そのため，内燃機関の構造上の特徴から曲が
った形状のＥＧＲ管を採用せざるを得ないような場合に
は，上記の冷却手段を配設することが困難であった。
【０００７】本発明は，かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので，ＥＧＲ管に冷却手段を設け，かつ，ＥＧ
Ｒ管の形状を比較的自由に設定することができる，内燃
機関のＥＧＲ装置を提供しようとするものである。
されたもので，ＥＧＲ管に冷却手段を設け，かつ，ＥＧ
Ｒ管の形状を比較的自由に設定することができる，内燃
機関のＥＧＲ装置を提供しようとするものである。
【０００８】
【課題の解決手段】請求項１の発明は，内燃機関の排気
通路と吸気通路との間に，ＥＧＲガスを吸気通路に導く
ためのＥＧＲ管を設けたＥＧＲ装置において，上記ＥＧ
Ｒ管の内部の少なくとも一部には，上記ＥＧＲガスを冷
却するための冷媒を循環させる冷却管を，上記ＥＧＲ管
の軸方向に沿って内蔵していることを特徴とする内燃機
関のＥＧＲ装置にある。
通路と吸気通路との間に，ＥＧＲガスを吸気通路に導く
ためのＥＧＲ管を設けたＥＧＲ装置において，上記ＥＧ
Ｒ管の内部の少なくとも一部には，上記ＥＧＲガスを冷
却するための冷媒を循環させる冷却管を，上記ＥＧＲ管
の軸方向に沿って内蔵していることを特徴とする内燃機
関のＥＧＲ装置にある。
【０００９】本発明において最も注目すべきことは，上
記ＥＧＲ管の内部には，上記冷却管を，上記ＥＧＲ管の
軸方向に沿って内蔵していることである。この冷却管
は，上記ＥＧＲ管内部の全長にわたって配設してもよい
し，ＥＧＲ管内部の一部分に設けてもよい。ただし，冷
却管の長さは，冷却効率向上のため，ＥＧＲ管の軸方向
に沿ってできる限り長く設けることが好ましい。
記ＥＧＲ管の内部には，上記冷却管を，上記ＥＧＲ管の
軸方向に沿って内蔵していることである。この冷却管
は，上記ＥＧＲ管内部の全長にわたって配設してもよい
し，ＥＧＲ管内部の一部分に設けてもよい。ただし，冷
却管の長さは，冷却効率向上のため，ＥＧＲ管の軸方向
に沿ってできる限り長く設けることが好ましい。
【００１０】また，上記冷却管に循環させる冷媒は，専
用の冷媒を独立して用いてもよいし，内燃機関の冷却水
を流用することもできる。後者の場合には，冷却管をエ
ンジン冷却水経路に組み込むことにより行うことができ
る。また，冷媒の流れ方向は，上記ＥＧＲ管内のＥＧＲ
ガスの流れ方向と反対方向に流れるように設定すること
が好ましい。これにより，ＥＧＲガスの冷却をさらに効
率よく行うことができる。
用の冷媒を独立して用いてもよいし，内燃機関の冷却水
を流用することもできる。後者の場合には，冷却管をエ
ンジン冷却水経路に組み込むことにより行うことができ
る。また，冷媒の流れ方向は，上記ＥＧＲ管内のＥＧＲ
ガスの流れ方向と反対方向に流れるように設定すること
が好ましい。これにより，ＥＧＲガスの冷却をさらに効
率よく行うことができる。
【００１１】次に，本発明の作用につき説明する。本発
明のＥＧＲ装置は，上記ＥＧＲ管内に上記冷却管を内蔵
している。そして，該冷却管内には上記冷媒を循環させ
る。そのため，ＥＧＲ管内を通過するＥＧＲガスは，上
記冷却管を介して冷媒と熱交換され，冷却された状態で
吸気通路に供給される。それ故，ＥＧＲ装置によるＮＯ
ｘ低減効果を十分に向上させることができる。
明のＥＧＲ装置は，上記ＥＧＲ管内に上記冷却管を内蔵
している。そして，該冷却管内には上記冷媒を循環させ
る。そのため，ＥＧＲ管内を通過するＥＧＲガスは，上
記冷却管を介して冷媒と熱交換され，冷却された状態で
吸気通路に供給される。それ故，ＥＧＲ装置によるＮＯ
ｘ低減効果を十分に向上させることができる。
【００１２】また，本発明においては，上記冷却管を上
記ＥＧＲ管の内部に内蔵させている。即ち，上記冷却管
は，上記ＥＧＲ管の内径よりも十分に小さく，比較的容
易に曲げることができる。そのため，上記ＥＧＲ管は，
上記冷却管を内蔵した状態で種々の曲げ形状に対応する
ことができる。それ故，本発明のＥＧＲ装置は，内燃機
関の様々な構成上の制約にフレキシブルに対応した設計
をなし得る。
記ＥＧＲ管の内部に内蔵させている。即ち，上記冷却管
は，上記ＥＧＲ管の内径よりも十分に小さく，比較的容
易に曲げることができる。そのため，上記ＥＧＲ管は，
上記冷却管を内蔵した状態で種々の曲げ形状に対応する
ことができる。それ故，本発明のＥＧＲ装置は，内燃機
関の様々な構成上の制約にフレキシブルに対応した設計
をなし得る。
【００１３】したがって，本発明によれば，ＥＧＲ管に
冷却手段を設け，かつ，ＥＧＲ管の形状を比較的自由に
設定することができる，内燃機関のＥＧＲ装置を提供す
ることができる。
冷却手段を設け，かつ，ＥＧＲ管の形状を比較的自由に
設定することができる，内燃機関のＥＧＲ装置を提供す
ることができる。
【００１４】次に，請求項２の発明のように，上記冷却
管を内蔵している部分の上記ＥＧＲ管には，曲げ部を設
けることができる。この場合には，上記冷却管を上記の
ごとく内蔵した効果を特に有効に発揮させることができ
る。
管を内蔵している部分の上記ＥＧＲ管には，曲げ部を設
けることができる。この場合には，上記冷却管を上記の
ごとく内蔵した効果を特に有効に発揮させることができ
る。
【００１５】また，請求項３の発明のように，上記ＥＧ
Ｒ管は，平板を丸めて当接端部を接合することにより形
成したパイプよりなり，かつ，上記冷却管は，上記ＥＧ
Ｒ管形成時にその内部に包み込まれて配設されているこ
とが好ましい。この場合には，上記ＥＧＲ管の作製を容
易に行うことができる。なお，上記パイプの形成は，１
枚の平板を用いて全体的に丸めて接合してもよいし，２
枚の平板を半円状に丸めて接合してもよい。さらに３枚
以上の平板をそれぞれ曲面状に丸めて接合してもよい。
また，当接端部の接合方法としては，例えば種々の溶接
を用いることができる。
Ｒ管は，平板を丸めて当接端部を接合することにより形
成したパイプよりなり，かつ，上記冷却管は，上記ＥＧ
Ｒ管形成時にその内部に包み込まれて配設されているこ
とが好ましい。この場合には，上記ＥＧＲ管の作製を容
易に行うことができる。なお，上記パイプの形成は，１
枚の平板を用いて全体的に丸めて接合してもよいし，２
枚の平板を半円状に丸めて接合してもよい。さらに３枚
以上の平板をそれぞれ曲面状に丸めて接合してもよい。
また，当接端部の接合方法としては，例えば種々の溶接
を用いることができる。
【００１６】また，請求項４の発明のように，上記冷却
管は，螺旋形状を有していることが好ましい。この場合
には，冷媒とＥＧＲガスとの熱交換を高効率化させるこ
とができ，ＥＧＲガス冷却能を向上させることができ
る。また，請求項５の発明のように，上記冷却管は受熱
板を有していることが好ましい。この場合には，さらに
冷媒とＥＧＲガスとの熱交換を高効率化させることがで
きる。
管は，螺旋形状を有していることが好ましい。この場合
には，冷媒とＥＧＲガスとの熱交換を高効率化させるこ
とができ，ＥＧＲガス冷却能を向上させることができ
る。また，請求項５の発明のように，上記冷却管は受熱
板を有していることが好ましい。この場合には，さらに
冷媒とＥＧＲガスとの熱交換を高効率化させることがで
きる。
【００１７】
【発明の実施の形態】実施形態例１ 本発明の実施形態例にかかる内燃機関のＥＧＲ装置につ
き，図１〜図４を用いて説明する。本例のＥＧＲ装置１
は，図１に示すごとく，内燃機関の排気通路７１と吸気
通路７２との間に，ＥＧＲガス８を吸気通路７２に導く
ためのＥＧＲ管１０を設けたＥＧＲ装置である。ＥＧＲ
管１０の内部の少なくとも一部には，ＥＧＲガス８を冷
却するための冷媒６を循環させる冷却管２を，ＥＧＲ管
１０の軸方向に沿って内蔵している。
き，図１〜図４を用いて説明する。本例のＥＧＲ装置１
は，図１に示すごとく，内燃機関の排気通路７１と吸気
通路７２との間に，ＥＧＲガス８を吸気通路７２に導く
ためのＥＧＲ管１０を設けたＥＧＲ装置である。ＥＧＲ
管１０の内部の少なくとも一部には，ＥＧＲガス８を冷
却するための冷媒６を循環させる冷却管２を，ＥＧＲ管
１０の軸方向に沿って内蔵している。
【００１８】上記ＥＧＲ管１０に内蔵した冷却管２は，
図１，図４（ｂ）に示すごとく，内蔵部分２２を螺旋形
状に成形し，その前後に直管部分２１，２３を残した形
状に設けてある。直管部分２１には冷媒６の上流側経路
が連結され，一方，直管部分２２には冷媒６の下流側経
路を連結される。また，本例における冷媒６としては，
内燃機関自体を冷却するための冷却水を流用している。
そのため，上記冷媒６の上流経路及び下流経路は，内燃
機関の冷却水経路に組み込まれる。
図１，図４（ｂ）に示すごとく，内蔵部分２２を螺旋形
状に成形し，その前後に直管部分２１，２３を残した形
状に設けてある。直管部分２１には冷媒６の上流側経路
が連結され，一方，直管部分２２には冷媒６の下流側経
路を連結される。また，本例における冷媒６としては，
内燃機関自体を冷却するための冷却水を流用している。
そのため，上記冷媒６の上流経路及び下流経路は，内燃
機関の冷却水経路に組み込まれる。
【００１９】また，本例においては，図１に示すごと
く，冷却管２を内蔵している部分のＥＧＲ管１０には，
曲げ部１５を設けてある。そして，ＥＧＲ管１０の曲げ
部１５に対応して，冷却管２の内蔵部分２２も曲げられ
ている。また，図１，図２に示すごとく，ＥＧＲ管１０
の前後にはフランジ１８を設けてあり，ボルト１９等に
より排気通路７１，吸気通路７２に連結されている。
く，冷却管２を内蔵している部分のＥＧＲ管１０には，
曲げ部１５を設けてある。そして，ＥＧＲ管１０の曲げ
部１５に対応して，冷却管２の内蔵部分２２も曲げられ
ている。また，図１，図２に示すごとく，ＥＧＲ管１０
の前後にはフランジ１８を設けてあり，ボルト１９等に
より排気通路７１，吸気通路７２に連結されている。
【００２０】また，上記ＥＧＲ管１０は，図３，図４
（ｃ）に示すごとく，平板１１を丸めて当接端部１２，
１３を溶接することにより形成したパイプよりなる。ま
た，上記冷却管２は，図４（ｃ）に示すごとく，上記Ｅ
ＧＲ管１０の形成時，即ち，平板１１を丸める際にその
内部に包み込むこまれる。
（ｃ）に示すごとく，平板１１を丸めて当接端部１２，
１３を溶接することにより形成したパイプよりなる。ま
た，上記冷却管２は，図４（ｃ）に示すごとく，上記Ｅ
ＧＲ管１０の形成時，即ち，平板１１を丸める際にその
内部に包み込むこまれる。
【００２１】このため，図４（ａ）に示すごとく，平板
１１には，冷却管２の直管部分２１，２３を外部に突出
させるための半円状の切り欠き部１１４を予め４箇所設
けてある。そして，図４（ｃ）に示すごとく，上記冷却
管２を包み込んで丸めた平板の当接端部１１２，１１３
と，冷却管２と切り欠き部１１４の当接部分に溶接Ｗを
施す。これにより，まず直線状のＥＧＲ管が得られる。
次いで，この直管状のＥＧＲ管に曲げ加工を施すことに
より，曲げ部１５を有するＥＧＲ管１０（図１）を得
る。
１１には，冷却管２の直管部分２１，２３を外部に突出
させるための半円状の切り欠き部１１４を予め４箇所設
けてある。そして，図４（ｃ）に示すごとく，上記冷却
管２を包み込んで丸めた平板の当接端部１１２，１１３
と，冷却管２と切り欠き部１１４の当接部分に溶接Ｗを
施す。これにより，まず直線状のＥＧＲ管が得られる。
次いで，この直管状のＥＧＲ管に曲げ加工を施すことに
より，曲げ部１５を有するＥＧＲ管１０（図１）を得
る。
【００２２】次に，本例の作用につき説明する。本例の
ＥＧＲ装置１は，ＥＧＲ管１０の内部に上記構造の冷却
管２を内蔵している。そのため，ＥＧＲ管１０内を流れ
るＥＧＲガス８は，冷却管２と接触することにより冷媒
６と熱交換されて冷却される。それ故，ＥＧＲガス８に
よる燃焼温度の低下効果が向上し，優れたＮＯｘ低減効
果が得られる。
ＥＧＲ装置１は，ＥＧＲ管１０の内部に上記構造の冷却
管２を内蔵している。そのため，ＥＧＲ管１０内を流れ
るＥＧＲガス８は，冷却管２と接触することにより冷媒
６と熱交換されて冷却される。それ故，ＥＧＲガス８に
よる燃焼温度の低下効果が向上し，優れたＮＯｘ低減効
果が得られる。
【００２３】また，冷却管２は，上記のごとく，内蔵部
分２２を螺旋形状としてあるので，直線形状の場合より
もＥＧＲガス８との接触率を高めることができ，冷却効
果をさらに向上させることができる。さらに，冷却管２
には，ＥＧＲガス８の進行方向に逆行するように冷媒６
を流す。そのため，ＥＧＲガス８の流れ方向における，
ＥＧＲガス８と冷媒６との温度差の平均化を図ることが
でき，さらに効率のよい冷却を行うことができる。
分２２を螺旋形状としてあるので，直線形状の場合より
もＥＧＲガス８との接触率を高めることができ，冷却効
果をさらに向上させることができる。さらに，冷却管２
には，ＥＧＲガス８の進行方向に逆行するように冷媒６
を流す。そのため，ＥＧＲガス８の流れ方向における，
ＥＧＲガス８と冷媒６との温度差の平均化を図ることが
でき，さらに効率のよい冷却を行うことができる。
【００２４】また，本例においては，ＥＧＲ管１０の曲
げ加工を比較的容易に行うことができる。即ち，ＥＧＲ
管１０は，その内部に小径の冷却管２を内蔵しており，
ＥＧＲ管の外方に外管を設けた従来の二重管構造とは異
なる。そのため，冷却管２にあまり負担をかけることな
くＥＧＲ管１０を曲げることができ，容易に曲げ部１５
を設けることができる。
げ加工を比較的容易に行うことができる。即ち，ＥＧＲ
管１０は，その内部に小径の冷却管２を内蔵しており，
ＥＧＲ管の外方に外管を設けた従来の二重管構造とは異
なる。そのため，冷却管２にあまり負担をかけることな
くＥＧＲ管１０を曲げることができ，容易に曲げ部１５
を設けることができる。
【００２５】それ故，例えばＥＧＲ管を曲がり形状にせ
ざるを得ない場合においても，冷却管２というＥＧＲガ
ス冷却機能を備え，かつ曲げ部１５を有するＥＧＲ管１
０を容易に提供することができる。
ざるを得ない場合においても，冷却管２というＥＧＲガ
ス冷却機能を備え，かつ曲げ部１５を有するＥＧＲ管１
０を容易に提供することができる。
【００２６】実施形態例２ 本例は，図５に示すごとく，実施形態例１におけるＥＧ
Ｒ管１０の形状及び作製方法を変更した例である。即
ち，図５（ａ）（ｃ）に示すごとく，平板を半円状に丸
めて加工すると共に予め曲げ部１６５，１７５を設けた
２つの半円状部品１６，１７を準備する。この半円状部
品１６，１７には，予め，切り欠き部１６２，１７２を
設けておく。
Ｒ管１０の形状及び作製方法を変更した例である。即
ち，図５（ａ）（ｃ）に示すごとく，平板を半円状に丸
めて加工すると共に予め曲げ部１６５，１７５を設けた
２つの半円状部品１６，１７を準備する。この半円状部
品１６，１７には，予め，切り欠き部１６２，１７２を
設けておく。
【００２７】また，図５（ｂ）に示すごとく，実施形態
例１と同様に内蔵部分２２を螺旋形状に，その前後に直
管部分２１，２３を有する冷却管２を準備する。次い
で，冷却管２を挟むように半円状部品１６，１７の端面
１６６，１７６を突き合わせて筒状形状をつくる。この
とき，冷却管２の２つの直管部分２１，２３は，上記切
り欠き部１６２，１７２により挟持すると共に外部に突
出させ，一方，内蔵部分２２は半円部品１６，１７内に
位置させる。
例１と同様に内蔵部分２２を螺旋形状に，その前後に直
管部分２１，２３を有する冷却管２を準備する。次い
で，冷却管２を挟むように半円状部品１６，１７の端面
１６６，１７６を突き合わせて筒状形状をつくる。この
とき，冷却管２の２つの直管部分２１，２３は，上記切
り欠き部１６２，１７２により挟持すると共に外部に突
出させ，一方，内蔵部分２２は半円部品１６，１７内に
位置させる。
【００２８】次いで，図５（ｄ）に示すごとく，半円部
品１６，１７の当接端部１６６，１７６，及び冷却管２
の直管部分２１，２３の当接部分に溶接Ｗを施す。これ
により，同図に示すごとく，曲げ部１０５を有すると共
に冷却管２を内蔵したＥＧＲ管１００が得られる。
品１６，１７の当接端部１６６，１７６，及び冷却管２
の直管部分２１，２３の当接部分に溶接Ｗを施す。これ
により，同図に示すごとく，曲げ部１０５を有すると共
に冷却管２を内蔵したＥＧＲ管１００が得られる。
【００２９】本例の場合には，このように２枚の平板を
用い，これを予め丸めると共に曲げ部をそれぞれ設けた
半円部品１６，１７を用いる。これにより，さらに曲げ
角度が大きい曲げ部１０５を有するＥＧＲ管１０を容易
に得ることができる。その他は実施形態例１と同様の効
果が得られる。
用い，これを予め丸めると共に曲げ部をそれぞれ設けた
半円部品１６，１７を用いる。これにより，さらに曲げ
角度が大きい曲げ部１０５を有するＥＧＲ管１０を容易
に得ることができる。その他は実施形態例１と同様の効
果が得られる。
【００３０】実施形態例３ 本例は，図６に示すごとく，実施形態例１における冷却
管２に代えて，直管状の冷却管３０に複数の受熱板３１
を設けた冷却管３を用いたものである。その他は実施形
態例１と同様である。この場合には，受熱板３１の配設
により，上記螺旋形状による効果と同等以上の効率でＥ
ＧＲガス８と冷媒６との熱交換を行わせることができ
る。その他は実施形態例１と同様の効果が得られる。
管２に代えて，直管状の冷却管３０に複数の受熱板３１
を設けた冷却管３を用いたものである。その他は実施形
態例１と同様である。この場合には，受熱板３１の配設
により，上記螺旋形状による効果と同等以上の効率でＥ
ＧＲガス８と冷媒６との熱交換を行わせることができ
る。その他は実施形態例１と同様の効果が得られる。
【００３１】実施形態例４ 本例は，図７に示すごとく，実施形態例１における冷却
管２に代えて，管の外径及び内径を部分的に大きくした
鍔部４１を複数設けた冷却管４を用いたものである。そ
の他は実施形態例１と同様である。この場合には，鍔部
４１の配設により，上記螺旋形状による効果と同等以上
の効率でＥＧＲガス８と冷媒６との熱交換を行わせるこ
とができる。その他は実施形態例１と同様の効果が得ら
れる。
管２に代えて，管の外径及び内径を部分的に大きくした
鍔部４１を複数設けた冷却管４を用いたものである。そ
の他は実施形態例１と同様である。この場合には，鍔部
４１の配設により，上記螺旋形状による効果と同等以上
の効率でＥＧＲガス８と冷媒６との熱交換を行わせるこ
とができる。その他は実施形態例１と同様の効果が得ら
れる。
【００３２】
【発明の効果】上述のごとく，本発明によれば，ＥＧＲ
管に冷却手段を設け，かつ，ＥＧＲ管の形状を比較的自
由に設定することができる，内燃機関のＥＧＲ装置を提
供することができる。
管に冷却手段を設け，かつ，ＥＧＲ管の形状を比較的自
由に設定することができる，内燃機関のＥＧＲ装置を提
供することができる。
【図１】実施形態例１のＥＧＲ装置における，ＥＧＲ管
の構造を示す説明図。
の構造を示す説明図。
【図２】図１のＡ−Ａ線矢視断面図。
【図３】実施形態例１における，ＥＧＲ管の正面図。
【図４】実施形態例１における，ＥＧＲ管の作製手順を
示す説明図。
示す説明図。
【図５】実施形態例２における，ＥＧＲ管の作製手順を
示す説明図。
示す説明図。
【図６】実施形態例３における，冷却管の構造を示す説
明図。
明図。
【図７】実施形態例４における，冷却管の構造を示す説
明図。
明図。
【図８】従来例にかかる，ＥＧＲ装置の構造を示す説明
図。
図。
１．．．ＥＧＲ装置， １０．．．ＥＧＲ管， １５．．．曲り部， ２，３，４．．．冷却管， ２１，２３．．．直管部分， ２２．．．内蔵部分， ６．．．冷媒， ７１．．．排気通路， ７２．．．吸気通路， ８．．．ＥＧＲガス，
Claims (5)
- 【請求項１】 内燃機関の排気通路と吸気通路との間
に，ＥＧＲガスを吸気通路に導くためのＥＧＲ管を設け
たＥＧＲ装置において，上記ＥＧＲ管の内部の少なくと
も一部には，上記ＥＧＲガスを冷却するための冷媒を循
環させる冷却管を，上記ＥＧＲ管の軸方向に沿って内蔵
していることを特徴とする内燃機関のＥＧＲ装置。 - 【請求項２】 請求項１において，上記冷却管を内蔵し
ている部分の上記ＥＧＲ管には，曲げ部を設けてあるこ
とを特徴とする内燃機関のＥＧＲ装置。 - 【請求項３】 請求項１又は２において，上記ＥＧＲ管
は，平板を丸めて当接端部を接合することにより形成し
たパイプよりなり，かつ，上記冷却管は，上記ＥＧＲ管
形成時にその内部に包み込まれて配設されていることを
特徴とする内燃機関のＥＧＲ装置。 - 【請求項４】 請求項１〜３のいずれか１項において，
上記冷却管は，螺旋形状を有していることを特徴とする
内燃機関のＥＧＲ装置。 - 【請求項５】 請求項１〜４のいずれか１項において，
上記冷却管は受熱板を有していることを特徴とする内燃
機関のＥＧＲ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9350013A JPH11166453A (ja) | 1997-12-03 | 1997-12-03 | 内燃機関のｅｇｒ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9350013A JPH11166453A (ja) | 1997-12-03 | 1997-12-03 | 内燃機関のｅｇｒ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11166453A true JPH11166453A (ja) | 1999-06-22 |
Family
ID=18407652
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9350013A Pending JPH11166453A (ja) | 1997-12-03 | 1997-12-03 | 内燃機関のｅｇｒ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11166453A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6367256B1 (en) * | 2001-03-26 | 2002-04-09 | Detroit Diesel Corporation | Exhaust gas recirculation with condensation control |
| JP2011196581A (ja) * | 2010-03-17 | 2011-10-06 | Nhk Spring Co Ltd | 金属プレートと伝熱管との固定構造 |
| US8893495B2 (en) | 2012-07-16 | 2014-11-25 | Cummins Intellectual Property, Inc. | Reversible waste heat recovery system and method |
| US8919328B2 (en) | 2011-01-20 | 2014-12-30 | Cummins Intellectual Property, Inc. | Rankine cycle waste heat recovery system and method with improved EGR temperature control |
| US9021808B2 (en) | 2011-01-10 | 2015-05-05 | Cummins Intellectual Property, Inc. | Rankine cycle waste heat recovery system |
| US9140209B2 (en) | 2012-11-16 | 2015-09-22 | Cummins Inc. | Rankine cycle waste heat recovery system |
| US9217338B2 (en) | 2010-12-23 | 2015-12-22 | Cummins Intellectual Property, Inc. | System and method for regulating EGR cooling using a rankine cycle |
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| US9470115B2 (en) | 2010-08-11 | 2016-10-18 | Cummins Intellectual Property, Inc. | Split radiator design for heat rejection optimization for a waste heat recovery system |
| US9702272B2 (en) | 2010-12-23 | 2017-07-11 | Cummins Intellectual Property, Inc. | Rankine cycle system and method |
| US9845711B2 (en) | 2013-05-24 | 2017-12-19 | Cummins Inc. | Waste heat recovery system |
-
1997
- 1997-12-03 JP JP9350013A patent/JPH11166453A/ja active Pending
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| US11092069B2 (en) | 2011-01-20 | 2021-08-17 | Cummins Inc. | Rankine cycle waste heat recovery system and method with improved EGR temperature control |
| US9702289B2 (en) | 2012-07-16 | 2017-07-11 | Cummins Intellectual Property, Inc. | Reversible waste heat recovery system and method |
| US8893495B2 (en) | 2012-07-16 | 2014-11-25 | Cummins Intellectual Property, Inc. | Reversible waste heat recovery system and method |
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| US9845711B2 (en) | 2013-05-24 | 2017-12-19 | Cummins Inc. | Waste heat recovery system |
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