JP2001272089A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2001272089A
JP2001272089A JP2000090276A JP2000090276A JP2001272089A JP 2001272089 A JP2001272089 A JP 2001272089A JP 2000090276 A JP2000090276 A JP 2000090276A JP 2000090276 A JP2000090276 A JP 2000090276A JP 2001272089 A JP2001272089 A JP 2001272089A
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dot matrix
heat exchanger
outdoor
outdoor heat
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Yasushi Sano
泰史 佐野
Ichiro Hongo
一郎 本郷
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Toshiba Carrier Corp
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Toshiba Carrier Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】専用の外気温センサを設けることなく、室外熱
交換器の温度センサにより検出した温度検出値に基づい
て外気温を推定してドットマトリックス表示手段に、適
正な精度で表示する。 【解決手段】圧縮機2、四方弁3、室外熱交換器4、減
圧器5、室内熱交換器6を冷媒により接続して冷媒を可
逆的に循環させる冷凍サイクルと、室外熱交換器の温度
を検出する室外熱交温度センサ10と、を有する空気調
和機1において、室外熱交温度センサにより検出された
室外熱交換器の温度検出値を外気温Toに換算する外気
温換算手段と、この外気温換算手段により換算された外
気温を表示する液晶ドットマトリックス表示部18d,
17cと、冷凍サイクルの除霜運転中または除霜運転後
所定時間は、その除霜運転開始前に換算していた外気温
換算値を外気温として液晶ドットマトリックス表示部に
引き続き表示させる室外制御部14と、を具備してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冷暖房自在のヒート
ポンプ式空気調和機に係り、特に、外気温センサを設け
ずに、外気温を液晶表示装置等のドットマトリックス表
示手段に表示するようにした空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の空気調和機では、室外の
外気温を表示するためには専用の外気温センサを設ける
必要がある。また、専用の外気温センサを設けない場合
には、室外熱交換器の温度センサにより検出された室外
熱交温度検出値から外気温の概略を予測する程度の室外
温度予測機能を有するのが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに室外熱交換器の温度センサの室外熱交温度検出値か
ら外気温を予測する場合、暖房運転時においては、室外
熱交換器が着霜し除霜運転が開始されると室外熱交換器
の温度が徐々に上昇するので、このときの室外熱交換器
の温度を外気温に換算するのは難しく、外気温を正確に
表示することが容易ではないという課題がある。
【0004】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、その目的は、専用の外気温センサを設けるこ
となく、室外熱交換器の温度センサにより検出した室外
熱交温度検出値に基づいて外気温を推定してドットマト
リックス表示手段に、適正な精度で表示することができ
る空気調和機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、圧縮
機、四方弁、室外熱交換器、減圧器、室内熱交換器を冷
媒配管により接続して冷媒を可逆的に循環させる冷凍サ
イクルと、上記室外熱交換器の温度を検出する室外熱交
温度センサと、を有する空気調和機において、上記室外
熱交温度センサにより検出された上記室外熱交換器の温
度検出値を外気温に換算する外気温換算手段と、この外
気温換算手段により換算された外気温を表示するドット
マトリックス表示手段と、上記冷凍サイクルの除霜運転
中または除霜運転後所定時間は、その除霜運転開始前に
換算していた外気温換算値を外気温として上記ドットマ
トリックス表示手段に引き続き表示させる制御手段と、
を具備していることを特徴とする空気調和機である。
【0006】この発明によれば、室外熱交温度センサに
より検出された室外熱交換器の温度検出値を外気温換算
手段により外気温に換算してドットマトリックス表示手
段に表示するので、専用の外気温センサを省略してコス
ト低減を図ることができる。
【0007】しかも、除霜運転中は室外熱交換器が外気
温とは全然無関係に急激に昇温するので、この除霜運転
中または除霜運転後所定時間は室外熱交温度から外気温
への換算は通常不可能である。このために、その換算を
行わずに除霜運転開始前の外気温換算値をドットマトリ
ックス表示手段に引き続き表示するが、除霜運転時間は
通常長くても10分以内で終了し、その間に外気温が大
幅に変化することは自然界では考えにくのいで、その外
気温表示は極めて有効である。
【0008】請求項2の発明は、上記外気温換算手段
は、除霜運転開始前に換算していた外気温換算値を、外
気温として上記ドットマトリックス表示手段に表示させ
る前に所定の補正値により補正する補正機能を、具備し
ていることを特徴とする請求項1記載の空気調和機であ
る。
【0009】この発明によれば、除霜運転中または除霜
運転後所定時間は、上述したように室外熱交温度から外
気温への換算は不可能であるので、制御手段は、その除
霜運転開始前に既に外気温に換算していた外気温換算値
を所定の補正値により補正してから外気温としてドット
マトリックス表示手段に表示させるので、その外気温表
示の精度を向上させることができる。
【0010】請求項3の発明は、上記ドットマトリック
ス表示手段は、室内熱交換器を備えた室内設置の室内機
に設けられていることを特徴とする請求項1または2記
載の空気調和機である。
【0011】この発明によれば、ドットマトリックス表
示手段を、ユーザがいる室内の室内機に設けたので、ユ
ーザに、このドットマトリックス表示手段の外気温表示
を容易に見せて外気温を知らせることができる。
【0012】また、外気温表示手段が液晶表示装置等の
ドットマトリックス表示手段であるので、例えば従来の
LED7セグメント表示装置よりも表示情報量の増大と
表示精度の向上とを共に図ることができる。
【0013】請求項4の発明は、上記ドットマトリック
ス表示手段は、上記冷凍サイクルの運転を遠隔制御する
ワイヤレスリモートコントローラに設けられていること
を特徴とする請求項1または2記載の空気調和機であ
る。
【0014】この発明によれば、ドットマトリックス表
示手段をユーザの手元のリモートコントローラに設置し
ているので、ドットマトリックス表示手段に表示されて
いる外気温表示をユーザに一層見易く、分り易くさせる
ことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
〜図10に基づいて説明する。なお、これらの図中、同
一または相当部分には同一符号を付している。
【0016】図1は本発明の一実施形態に係る空気調和
機1の冷凍サイクル図、図2はこの空気調和機1の外観
構成図である。この図において、空気調和機1は圧縮機
2、四方弁3、室外熱交換器4、パルスモータ駆動バル
ブ(PMV)等よりなる冷媒流量制御自在の減圧器であ
る電子膨張弁5、室内熱交換器6をこの順に冷媒配管7
により順次接続して冷媒を循環させる閉じた冷凍サイク
ルを構成している。また、四方弁3の切換操作により、
冷媒を、図中実線矢印方向に冷媒を循環させることによ
り冷房運転または除霜運転され、あるいは図中破線矢印
に循環させることにより暖房運転されるようになってい
る。
【0017】そして、室外熱交換器4には、これに外気
を送風して熱交換を促進させる、例えばプロペラファン
等の室外ファン9と、室外熱交換器4の温度Teを検出
する室外熱交温度センサ10を設けている。
【0018】一方、室内熱交換器6は、室内の温度を検
出する室温センサ11と、室内熱交換器6の温度を検出
する室内熱交温度センサ12を設ける一方、室内熱交換
器6に室内空気を送風して熱交換を促進させる、例えば
横流ファン等からなる室内ファン13を設けている。
【0019】そして、これら圧縮機2、四方弁3、電子
膨張弁5、室外ファン9およびその駆動モータ9a、室
外熱交温度センサ10を図中破線で示す信号線を介して
例えばマイクロプロセッサー等よりなる制御手段である
室外制御部14に電気的に接続し、これらの駆動を制御
するように構成されている。
【0020】室外制御部14は図1中一点鎖線で示す信
号線により室内制御部15に双方向データ通信自在に接
続されている。室内制御部15も例えばマイクロプロセ
ッサー等よりなり、図中一点鎖線で示す信号線を介して
室温センサ11、室内熱交温度センサ12、室内ファン
13の駆動モータ13aおよび送受信部16に電気的に
接続され、センサからの検知信号を受けたり、モータ1
3a、送受信部16の駆動を制御するように構成されて
いる。
【0021】また、室外制御部14は暖房運転中に室外
熱交温度センサ10から読み込んだ室外熱交換器4の温
度が所定温度以下であるときには、室外熱交換器4に着
霜が発生したものと判断して、四方弁3を暖房モード側
から除霜運転モード側に切り換えて室内,外ファン9,
13の運転を停止させ、圧縮機2を所定の運転周波数に
より運転し、室外熱交換器6に着霜した霜を溶かして除
霜する除霜運転を開始させる機能を具備している。
【0022】送受信部16は、ワイヤレスリモートコン
トローラ(リモコン)17と赤外線等により双方向で送
受信するものであり、リモコン17からの操作信号を受
信して室内制御部15に与える一方、室内制御部15か
らの運転状態等を知らせる所要の各種信号をリモコン1
7に与え、このリモコン17の図2で示す表示部17a
に運転状態等を表示させるように構成されている。
【0023】室内制御部15は、送受信部16により受
信された冷房や暖房等の空調運転モードの選択や室温設
定値、送風量設定値等のリモコン17からの操作信号を
読み込んで室外制御部14へ転送する一方、室温センサ
11から読み込んだ室温検出値と室内熱交温度センサ1
2から読み込んだ室内温熱交温度検出値を室外制御部1
4に転送するように構成されている。
【0024】そして、図2に示すように空気調和機1
は、室内に設置される室内機18、室外に設置される室
外機19および室内,外機18,19の運転を遠隔制御
するリモコン17とを具備している。
【0025】室内機18は、室内空気を吸い込む吸込グ
リル18aと空調空気を吹き出す吹出グリル18bとを
穿設した室内キャビネット18c内に、上記室内熱交換
器6、室温センサ11、室内熱交温度センサ12、室内
ファン13およびその駆動モータ13a、室内制御部1
5を主に収容し、送受信部16とドットマトリックス液
晶表示部18dを室内キャビネット18cの前面下部に
配設し、空気調和機1の冷房,暖房等の運転モードや外
気温、室温、送風モード(強風,弱風)等をドットマト
リックス表示手段である液晶ドットマトリックス表示部
18dに表示するように構成されている。
【0026】一方、室外機19は、外気を室外キャビネ
ット19a内に吸い込み、かつ吹き出す通風グリル19
bを穿設した室外キャビネット19a内に、圧縮機2、
四方弁3、室外熱交換器4、室外ファン9およびその駆
動モータ9a、電子膨張弁5、室外熱交温度センサ1
0、室外制御部14を主に収容している。
【0027】リモコン17は、冷房や暖房運転等空調運
転モードを選択するボタン、室温や送風量等を設定する
ための各種設定ボタン等の複数の操作ボタンを備えた操
作部17bと、LED7セグメント等の表示部17a
と、室内機18の送受信部16と双方向で送受信する図
示しない送受信部とを具備している。なお、図2中、第
2のリモコン117は第1のリモコン17に、各情報を
ドットマトリックスで表示するドットマトリックス表示
手段である液晶ドットマトリックス表示部17cを表示
部17aとは別途設けた点に特徴があり、これ以外はリ
モコン17と同一の構成である。
【0028】そして、上記室外制御部14は、室外熱交
温度センサ10により検出された室外熱交温度検出値を
読み込んで所定の数式に従って外気温に換算して室内機
18の液晶ドットマトリックス表示部18dとリモコン
117の液晶ドットマトリックス表示部17cに表示さ
せる外気温換算手段と、除霜運転中または除霜運転後所
定時間は、その除霜運転開始前に換算していた外気温換
算値を外気温として室内機18の液晶ドットマトリック
ス表示部18dとリモコン117の液晶ドットマトリッ
クス表示部17cに引き続き表示させる外気温換算制御
手段と、を具備している。
【0029】また、この外気温換算制御手段には、除霜
運転中、その除霜運転開始前に外気温に換算していた外
気温換算値を、予め設定されている所定の補正値により
補正する補正機能を設けている。
【0030】図3はこのように構成された室外制御部1
4の処理プログラムのフローチャートであり、図中符号
S1〜S9はフローチャートの各ステップを示す。
【0031】すなわち、室外制御部14は、まずこの処
理プログラムを起動してから、S1で室外熱交温度セン
サ10から室外熱交温度Teを読み込む。
【0032】次に、S2で圧縮機2の運転周波数を読み
込み、この運転周波数に該当する暖房時または冷房時の
補正値であるゾーン補正値f(x)を、例えば下記の表
1に示すように予め設定されていデータテーブルから読
み出して図示しないメモリーに記憶しておく。
【0033】
【表1】
【0034】この後、S3で上記室外熱交温度Teを次
の(1)式により外気温Toに換算する。
【0035】
【数1】To=Te+f(x)……(1)
【0036】次のS4では、この外気温To推定値を、
メモリーに記憶すると共に、室内制御部15へ送信し、
室内機18の液晶ドットマトリックス表示部18dに表
示させる。また、室内制御部15はこの外気温To推定
値を室内機18の送受信部16からワイヤレス信号に変
換してリモコン17に送信させてリモコン17の表示部
17aまたはリモコン117の液晶ドットマトリックス
表示部17cに表示させる。
【0037】この次のS5では、四方弁3の切換状態を
読み込むことにより運転モードが暖房運転から除霜運転
に切り換えられ、除霜運転を開始しているか否かを判断
し、No、すなわち除霜運転を開始していないときは再
びS1へ戻って、S1以下のステップを繰り返す一方、
Yes、すなわち除霜運転を開始しているときは次のS
6へ進む。
【0038】S6では、下記の外気温To推定禁止条件
に適合すると判断したときに、上記外気温Toの推定を
禁止して除霜運転開始前に既にメモリーに記憶させてい
る外気温To推定値を室内制御部15へ送信して室内機
18の液晶ドットマトリックス表示部18dとリモコン
117の液晶ドットマトリックス表示部17c等に引き
続き表示させる。
【0039】すなわち、除霜運転開始等の外気温To推
定禁止条件に適合するときは、冷媒流量ないし冷媒挙動
の不安定等により室外熱交温度Teを外気温Toに換算
することは不可能であるので、その換算等を禁止する。
【0040】(1)すなわち、除霜運転中は、メモリー
に記憶されている外気温To推定値の更新を禁止する。
【0041】(2)室温が室温設定値に達して暖房運転
を停止させたときも、外気温To推定値のメモリー更新
を所定時間、例えば約15分間禁止し、15分後には室
外熱交温度Teを外気温To推定値(Te=To)とす
る。
【0042】(3)空調運転起動時と除霜運転終了時に
は、所定時間、例えば約5分間は外気温To推定値のメ
モリー更新を禁止し、その5分後、冷媒流量ないしその
挙動が安定してから再び外気温Toの推定値を求める。
【0043】(4)圧縮機2の運転周波数の変化時に
は、例えば約2分間、外気温To推定値のメモリー更新
を禁止する。
【0044】そして、次のS7で除霜運転が終了したか
否か判断し、No、すなわち除霜運転が終了していない
ときは、S6へ戻って再び外気温To推定値のメモリー
更新を禁止する一方、Yes、すなわち除霜運転が終了
したときは、S8でタイマーを起動させ、S9でタイマ
ーが所定時間、例えば2分間計時したか否か繰り返し判
断し、このタイマーがタイムアップしたときに再びスタ
ートへ戻って上記S1以下を繰り返す。
【0045】図4〜図10は上記室内機18の液晶ドッ
トマトリックス表示部18dとリモコン117の液晶ド
ットマトリックス表示部17cの各空調運転の状態等に
応じたドット表示例をそれぞれ示す。
【0046】すなわち図4(A),(B),(C),
(D)は外気温To、すなわち室外温度を換算できない
状況のときに表示する場合の表示例を示す。
【0047】また、図5(A),(B),(C),
(D)は外気温を主に絵を使用して表示する場合の表示
例を示し、以下、図6(A),(B)は外気温Toを表
示しない場合の表示例、図7(A),(B),(C)は
空調運転停止中の表示例、図8(A),(B)は空調運
転起動直後の表示例、図9(A),(B),(C)は何
らの異常を検出したときの表示例、図10(A),
(B),(C)は除霜運転中の表示例をそれぞれ示す。
【0048】そして、リモコン17または117により
例えば暖房運転等の運転モードが選択され、室温や送風
量等がそれぞれ設定されると、これらの操作信号がリモ
コン17または117から赤外線等のワイヤレス信号に
重畳されて室内機18の送受信部16に送信される。
【0049】室内制御部15は送受信部16からワイヤ
レス信号を読み込む一方、室内機18の室温センサ11
から室温検出値を読み込み、室温設定値との差に相当す
る圧縮機2の運転周波数指令信号や運転モード選択信号
等を室外制御部14にデータ送信する一方、室内ファン
13を設定送風量で運転する。
【0050】室外制御部14は運転モード選択信号に応
じて四方弁3のON,OFFを切り換えることにより、
例えば暖房モード側へ切り換えると共に、運転周波数指
令信号により圧縮機2を回転速度制御自在に運転する。
【0051】すると、図1に示すように冷媒が図中破線
矢印方向に循環し、圧縮機2から吐出された高温高圧の
ガス状冷媒が室内熱交換器6内で放熱して周囲の空気を
暖風に加温する一方で凝縮して液化する。暖風は室内フ
ァン13により室内に送風されて暖房される。
【0052】一方、室内熱交換器6からの液冷媒は電子
膨張弁5により所定圧に減圧されると共に、その弁開度
により所要の流量に制御される。電子膨張弁5は例えば
パルスモータバルブPMV等からなり、その弁開度は室
外制御部14から出力される制御用パルスにより制御さ
れる。
【0053】この後、液冷媒は室外熱交換器4内に流入
し、ここで蒸発して周囲の空気から吸熱して気化し、四
方弁3と図示しないアキュムレータを経て圧縮機2内に
吸い込まれ、以下繰り返すことにより暖房運転が続行さ
れる。
【0054】この暖房運転中は、室外熱交温度センサ1
0により検出された室外熱交換器4の温度検出値Teが
室外制御部14により読み込まれ、室外制御部14は、
その室外熱交温度Teを上記(1)式により外気温To
推定値に換算し、その外気温換算値を室内制御部15へ
データ伝送する。
【0055】室内制御部15はこの受信した外気温換算
値(推定値)を室内機18の液晶ドットマトリックス表
示部18dに表示すると共に、外気温換算値をワイヤレ
ス信号にして送受信部16からリモコン17と117に
送信する。
【0056】リモコン17,117はこのワイヤレス信
号を受信して表示部17aまたは液晶ドットマトリック
ス表示部17cに外気温換算値表示される。その表示は
例えば図4〜図10のいずれかに示す表示例により表示
される。
【0057】そして、この暖房運転中、室外制御部14
により室外熱交温度ンサ10により読み込んだ室外熱交
温度Teが所定値以下に低下して着霜が発生したと判断
すると、室外制御部14は四方弁3を暖房運転モード側
から除霜運転モード側へ切り換えて除霜運転を開始す
る。
【0058】除霜運転を開始すると、室外熱交温度Te
から外気温Toの推定が不可能であるので、その外気温
推定を禁止して外気温推定値のメモリー更新を禁止し、
除霜運転開始前に求めた外気温推定値をゾーン補正値f
(x)で補正して室内機18の液晶ドットマトリックス
表示部18dとリモコン117の液晶ドットマトリック
ス表示部17cとにそれぞれ引き続き表示させる。
【0059】したがって、この空気調和機1によれば、
室外熱交温度センサにより検出された室外熱交換器の温
度検出値を室外制御部14の外気温換算手段により外気
温に換算して液晶ドットマトリックス表示部18dまた
は17cに表示するので、外気温センサを省略してコス
ト低減を図ることができる。
【0060】しかも、除霜運転中または除霜運転後所定
時間は室外熱交換器4が外気温とは全然無関係に急激に
昇温するので、室外熱交温度Teから外気温Toへの換
算は通常不可能である。このために、その換算を行わず
に除霜運転開始前の外気温換算値を液晶ドットマトリッ
クス表示部18dと17cに引き続き表示するが、除霜
運転時間は通常長くても10分以内で終了し、その間に
外気温が大幅に変化することは自然界では考えにくのい
で、その外気温表示は極めて有効である。
【0061】また、除霜運転中または除霜運転後所定時
間は、上述したように室外熱交温度Teから外気温To
への換算は不可能であるので、室外制御部14は、その
除霜運転開始前に既に外気温に換算していた外気温換算
値を所定の補正値f(x)により補正してから外気温と
して液晶ドットマトリックス表示部18dと17cに表
示させるので、その外気温表示の精度を向上させること
ができる。
【0062】さらに、液晶ドットマトリックス表示部1
8dを、ユーザがいる室内の室内機18に設けたので、
ユーザに、この液晶ドットマトリックス表示部18dに
表示されている外気温表示を容易に見せて外気温を知ら
せることができる。
【0063】また、外気温表示手段が液晶ドットマトリ
ックス表示手段であるので、例えば従来のLED7セグ
メント表示装置よりも表示情報量の増大と表示精度の向
上とを共に図ることができる。
【0064】さらにまた、液晶ドットマトリックス表示
部17cをユーザの手元のリモコンに設置しているの
で、液晶ドットマトリックス表示部17cに表示されて
いる外気温をユーザに一層見易く、分り易くさせること
ができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、室外熱交
温度センサにより検出された室外熱交換器の温度検出値
を外気温換算手段により外気温に換算してドットマトリ
ックス表示手段に表示するので、外気温センサを省略し
てコスト低減を図ることができる。
【0066】しかも、除霜運転中または除霜運転後所定
時間は室外熱交換器の温度が外気温とは無関係に急激に
昇温するため、室外熱交温度から外気温への換算が難し
い状況になるが、除霜運転開始前の外気温換算値をドッ
トマトリックス表示手段に引き続き表示するので、正確
な外気温に近似した温度を放置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気調和機の一実施形態の冷凍サ
イクル図。
【図2】図1で示す空気調和機の外観構成図。
【図3】図1で示す室外制御部の処理プログラムのフロ
ーチャート。
【図4】(A)〜(D)は図2で示す液晶ドットマトリ
ックス表示部による曖昧な表示例を示す図。
【図5】(A)〜(D)は図2で示す液晶ドットマトリ
ックス表示部による絵を利用した表示例を示す図。
【図6】(A),(B)は図2で示す液晶ドットマトリ
ックス表示部による外気温表示をしない場合の表示例を
示す図。
【図7】(A)〜(C)は図2で示す液晶ドットマトリ
ックス表示部による運転停止中の表示例を示す図。
【図8】(A),(B)は図2で示す液晶ドットマトリ
ックス表示部による起動直後の表示例を示す図。
【図9】(A)〜(C)は図2で示す液晶ドットマトリ
ックス表示部による異常検出中の表示例を示す図。
【図10】(A)〜(C)は図2で示す液晶ドットマト
リックス表示部による除霜運転中の表示例を示す図。
【符号の説明】
1 空気調和機 2 圧縮機 3 四方弁 4 室外熱交換器 5 電子膨張弁 6 室内熱交換器 7 冷媒配管 9 室外ファン 10 室外熱交温度センサ 11 室温センサ 13 室内ファン 14 室外制御部 15 室内制御部 16 送受信部 17,117 リモコン 17c リモコンの液晶ドットマトリックス表示部 18 室内機 18d 室内機の液晶ドットマトリックス表示部 19 室外機

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、四方弁、室外熱交換器、減圧
    器、室内熱交換器を冷媒配管により接続して冷媒を可逆
    的に循環させる冷凍サイクルと、 上記室外熱交換器の温度を検出する室外熱交温度センサ
    と、 を有する空気調和機において、 上記室外熱交温度センサにより検出された上記室外熱交
    換器の温度検出値を外気温に換算する外気温換算手段
    と、 この外気温換算手段により換算された外気温を表示する
    ドットマトリックス表示手段と、 上記冷凍サイクルの除霜運転中または除霜運転後所定時
    間は、その除霜運転開始前に換算していた外気温換算値
    を外気温として上記ドットマトリックス表示手段に引き
    続き表示させる制御手段と、を具備していることを特徴
    とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 上記外気温換算手段は、除霜運転開始前
    に換算していた外気温換算値を、外気温として上記ドッ
    トマトリックス表示手段に表示させる前に所定の補正値
    により補正する補正機能を、具備していることを特徴と
    する請求項1記載の空気調和機。
  3. 【請求項3】 上記ドットマトリックス表示手段は、室
    内熱交換器を備えた室内設置の室内機に設けられている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の空気調和機。
  4. 【請求項4】 上記ドットマトリックス表示手段は、上
    記冷凍サイクルの運転を遠隔制御するワイヤレスリモー
    トコントローラに設けられていることを特徴とする請求
    項1または2記載の空気調和機。
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