JP2001041553A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2001041553A
JP2001041553A JP11219579A JP21957999A JP2001041553A JP 2001041553 A JP2001041553 A JP 2001041553A JP 11219579 A JP11219579 A JP 11219579A JP 21957999 A JP21957999 A JP 21957999A JP 2001041553 A JP2001041553 A JP 2001041553A
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indoor
temperature
air
circuit
remote controller
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JP11219579A
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Katsuhiro Sekiguchi
勝弘 関口
Tatsuya Hizume
達也 樋爪
Hideyuki Matsushima
秀行 松島
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】室内の温度、湿度を空気調和機本体又はリモコ
ンに表示させ、表示された温度、湿度を参考にして使用
者が設定温度を決定する。但し、冷房または暖房運転が
完了し、吐出口が上下風向板で閉塞されていると、室会
い機の内部に熱がこもってしまい、この熱の影響によっ
て室内温度感知センサーが正確な温度を感知し、表示出
来ないという問題がある。 【解決手段】冷房、暖房運転が完了し、吐出口が上下風
向板で閉塞されている場合、ファンを回転させ、室内機
内にこもっている熱を強制的の上下風向板の隙間から押
し出すようにした。これにとり、室内温度感知センサー
は、室内機内の熱に影響されず、正確な温度を表示する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内温度を検出す
る機能を備えた空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の空気調和機は、ワイヤレスリモー
トコントローラ(以下、リモコンという)の運転/停止
ボタンを押し、室内機にその指令を送信するばかりでな
く、設定温度や運転モードをリモコンから指示し、指示
された内容に基づき空気調和機は、冷房、暖房、除湿等
の運転を行うようになっている。
【0003】更に近年では、空気調和機が検出した室内
温度、外気温度、室内湿度の情報を室内機に表示した
り、その情報を室内機からリモコンへ送信し、リモコン
の表示部分に表示する双方向通信が可能な製品もある。
【0004】この様に、空気調和機器とリモコンとの双
方向通信により、より正確な運転状況の情報が使用者伝
達できるようになって来ている。
【0005】このような双方向通信の従来技術として、
例えば、実開昭54−181543号公報がある。この
従来技術は、空気調和機本体又は遠隔式制御箱(リモコ
ン)に室内温度、室外温度、室内湿度等を表示させるも
のである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】使用者が希望する冷房
又は暖房の設定温度、湿度を決定するときは、現在の室
内温度、室外温度、室内湿度を参考にして決定してい
る。空気調和機の室内温度検出手段は、室内機の空気吸
込み口と熱交換器との間に設けられた室内温度感知セン
サーで検出し、検出された室内温度を室内機の表示部分
又はリモコンの表示部分に表示している。使用者は、表
示された温度を参考にして冷房、暖房、除湿運転の設定
温度等を決定するため、室内温度、湿度の表示は、正確
さが要求される。
【0007】ところで、近年の空気調和機は、冷房、暖
房などの運転終了後は、室内機器内への埃の侵入を防止
することや、運転停止時の意匠性の向上を図るために、
吐出口は、ルーバで閉塞するようになっているので、運
転終了後の冷気や暖気の熱が室内機内にこもりやすくな
っている。仮に、熱がこもった状態で使用者が室内の温
度を検出しようとした場合は、室内温度感知センサーが
こもった熱に影響され、正確な温度を検出し、表示出来
ないという問題がある。
【0008】特に、暖房運転終了後は、熱交換器からの
熱が室内機器内を上昇してしまい、熱が室内温度感知セ
ンサー周辺に淀み、正確な室内温度を検出しにくいとい
う問題がある。
【0009】一方、冷房運転終了後にあっては、冷気が
自重によって室内機内の下方に落下するので、暖房運転
終了後に比べると比較的、冷気の淀みは少ないが、熱交
換器からの輻射熱がまだ存在しており、室内温度感知セ
ンサーへの熱影響は避けられない。更に、除湿運転で
は、冷却器となる吸込み口側の熱交換器は、露を取るた
めに露点以下に冷却させるため、冷房運転以上に熱交換
器からの輻射熱が大きく、しかも、除湿運転では、寒さ
を感じさせないために、室内熱交換器の一部を凝縮器と
して冷気を加熱しているので、蒸発器からの輻射熱と凝
縮器からの暖気によって室温感知センサーが正確な室内
温度を検出出来ないことが十分に考えられる。
【0010】本発明の目的は、冷房、暖房、除湿運転終
了後の室内温度をより正確に検出して表示することがで
きる、信頼性の高い空気調和機を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は、熱交換器の
空気上流側に設けられた室内温度検出手段と、前記空気
を室内に吐出する送風機とを備え、前記室内温度検出手
段により室内温度を検出する際に、前記送風機を回転さ
せることによって達せされる。
【0012】また、熱交換器の空気上流側に設けられた
室内温度検出手段と、前記空気を室内に吐出する送風機
とを備え、前記室内温度検出手段により室内温度を検出
する際に、前記送風機の回転を止めて検出してなること
により達成される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図1乃至図
4にて説明する。図1は、本発明の実施例を構成するブ
ロック図である。図2は、上下風向板を開放した状態で
運転状態を説明する空気調和機の側面断面図である。図
3は、上下風向板で吐出口を閉塞した状態を説明する空
気調和機の側面図である。図4は、室内ファンモータ制
御のタイミングチャートを表した図である。
【0014】図1において、10は、室内機であり、1
1は、室外機である。この室内機10は、商用電源1か
らの電源を電源スイッチ12を介して室外機11の直流
電源回路2へ出力する。13は、室温感知センサー、1
4は、湿度感知センサー、15は、熱交換器の温度感知
センサー、16は、室内ファンモータの駆動回路、17
は、吐出口ルーバの駆動回路である。6は、ワイヤレス
リーモートコントローラ(以下、リモコンという)であ
る。このリモコン6からの指令をワイヤレスリモコン送
受信回路5が受信する。室内制御回路3は、ワイヤレス
リモコン送受信回路5から出力と、室温感知センサー1
3及び熱交換器温度感知センサー15からの出力を入力
として空気調和機の運転制御を行う。室内ファンモータ
駆動回路16と吐出口ルーバ駆動回路17は、室内制御
回路3からの出力を入力として室内ファンの回転数及び
吐出口ルーバの角度を制御する。
【0015】リモコン6からの運転停止指令をワイヤレ
スリモコン送受信回路5が受けると、このワイヤレスリ
モコン送受信回路からの出力を入力として室内制御回路
3は、室内ファンモータ駆動回路16は、室内ファンを
低速にて所定時間回転させるとともに、吐出口ルーバ駆
動回路17は、ルーバで吐出口を閉塞させる。ワイヤレ
スリモコン送受信回路5は、リモコン6からの現在室温
表示指令を受信すると、室内機内の室内温度感知センサ
ー13からのアナログ情報を室内制御回路3にて受け取
り、この室内制御回路3がアナログ/デジタル変換処理
を行い、リモコンの表示部にデジタル化した値で表示す
る。7−aは、室内機側の変復調回路、7−bは、室外
機側の変復調回路であり、室外温度をデータとして室内
機と室外機との間で通信を行うものである。
【0016】使用者が現在の室内温度、室外温度、室内
湿度を知りたい場合は、図1に示したリモコン6の呼出
しキー(図示せず)を1回押すと室温感知センサーが温
度を検出してリモコンの表示部に室内温度を表示する。
更に呼出しキーを押すと、次は室外温度感知センサー
(図示せず)が外気温度を検出してリモコンの表示部に
表示する。更に呼出しキーを押すと湿度感知センサー1
4が室内の湿度を検出してリモコンに表示する。このよ
うに、呼出しキーをサイクリックに押すことによって使
用者は順次室内温度、室外温度、室内湿度を知ることが
できる。
【0017】図2、図3を用いて暖房運転を例として室
内機の構成を説明する。18は、室内機本体であり、内
部には、熱交換器19、室内ファン20が収納されてい
る。21は、室内の空気吸込み口である。22は、吐出
口であり、熱交換器18を通過し、暖房運転によって暖
められた空気が室内に吐出される部分である。23は、
吐出口22の風向を変換するためのルーバである。24
は、室内温度の感知センサーである。25は、空気の流
れ方向を示す矢印である。
【0018】図2に示すように、室内機18の空気吸込
み口21からの室内空気は、熱交換器19にて暖めら
れ、送風機20によって矢印25に示すように、吐出口
22から室内に吐出される。このとき、ルーバ23は、
吐出される空気を上下方向に吹き分けるために空気の進
行方向に傾斜している。空気吸込み口からの空気は、熱
交換器を通過する前に室温感知センサー24を通過する
ので、現状の室内温度を検出することができる。
【0019】図2に説明した暖房運転が終了すると、図
3に示すように、ルーバ23は、自動的に吐出口22を
閉塞する。これは、上述したように、吐出口22からの
埃の侵入防止や、運転が終了しているにもかかわらず吐
出口が開放されていることによる外観の見た目の悪さを
解消するためである。ルーバ23が吐出口22を閉塞す
ることによって室内機18内にこもった冷気、暖気を室
内機18外に押出すために送風機20は、低速で所定時
間回転する。室内機内の冷気、暖気は、矢印25に示す
ようにルーバ23の隙間から室内機18外に押出され
る。
【0020】ちなみに、暖房運転終了後、熱交換器の温
度が室内温度と同じ温度になるまでにかかる時間は、少
なくとも1時間が必要である。従って、使用者が熱交換
器の温度が室内温度と同じになる前に室内温度の呼出し
キーを押すと、室内温度感知センサー13は、室内機器
内の温度に影響されて正確な室内温度を表示できない。
【0021】ここで、図2、図3に示した空気調和機の
冷凍サイクルについて説明する。冷房運転の場合、圧縮
機からの高温高圧の冷媒ガスは、四方弁によって室外側
の熱交換器に流れ、室外ファンからの風によって放熱さ
れ、凝縮し、常温の高圧液冷媒となる。液状となった冷
媒は、絞り装置によって低圧の液冷媒となり、室内側の
熱交換器に流れ、蒸発すると同時に周囲の熱を吸熱して
ガス冷媒となる。その後、四方弁を介して圧縮機に戻
る。
【0022】暖房運転の場合、圧縮機からの高温高圧の
冷媒ガスは、四方弁によって複数段に分割された室内側
の熱交換器に流れ、室内ファンからの風によって放熱さ
れ、凝縮し、常温の高圧液冷媒となる。液状となった冷
媒は、絞り装置によって低圧の液冷媒となり、室内側の
熱交換器に流れ、蒸発すると同時に周囲の熱を吸熱して
ガス冷媒となる。その後、四方弁を介して圧縮機に戻
る。
【0023】除湿運転の場合、圧縮機からの高温高圧の
冷媒ガスは、四方弁によって室外側の熱交換器に流れ、
室外ファンからの風によって放熱され、凝縮し、常温の
高圧液冷媒となる。この液状冷媒は、複数段に分割され
た室内側の熱交換器に流れ、一部の熱交換器が凝縮器と
なって凝縮熱を発する。その後、絞り弁によって減圧さ
れた冷媒が室内側の一部の熱交換器に流れて蒸発すると
同時に周囲の熱を吸熱してガス冷媒となる。その後、四
方弁を介して圧縮機に戻る。
【0024】このような冷凍サイクルを備えた本発明の
空気調和機器のファンモータの制御を図4で説明する
と、冷房、暖房運転が停止するまでの回転数(a)で回
転させていたものを、冷房、暖房運転終了後、低速の回
転数(b)まで回転数を落とすようにしたものである。
これは、冷房、暖房運転を停止したにもかかわらずファ
ンが回転するため、使用者に不安感を与えないよう、フ
ァンの回転音を極力低く抑えるためである。このファン
のみの運転は、呼出しキーに関係なく暖房運転が終了次
第回転するようになっている。
【0025】このファンの低速回転時間(T1)は、タ
イマーによって所定時間を経過すると停止させるか、熱
交換器が所定温度(図4の切換え判定温度)まで低下し
たら停止させるかのいずれの方法でも良い。このファン
低速回転時間(T1)は、2〜3分で良い。
【0026】本実施例では、暖房運転後での室内温度の
検出を説明したが、上述したように、冷房運転も除湿運
転も室温感知センサーへの熱影響が発生するものと考え
られるので、暖房運転終了後の室内温度検出と同じ動作
で検出すると良い。
【0027】また、本実施例では、暖房運転を終了させ
ると自動的にルーバで吐出口を閉塞しているが、室内機
内にこもった暖気または冷気を出来るだけ速く取り除く
には、ルーバを開放した状態でファンを回転させるとよ
り効果的である。
【0028】仮に、図2に示した空気調和機器が運転を
終了したものとすると、室内機内にこもった冷気、暖気
を短時間で室内機外に押出すには、ルーバ23を開放し
た状態で、しかも送風機を冷房、暖房運転状態と同じ回
転数で回転させれば、高い風速で、しかも開放された吐
出口から空気を押出すことができるので、短時間で室内
機を冷却できることは言うまでもない。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、冷房、暖房、除湿運転
終了後の温度又は湿度をより正確に検出して表示するの
で、信頼性の高い空気調和機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の制御を説明する回路構成図
【図2】本発明を備えた空気調和機の側面断面図
【図3】本発明を備えた空気調和機の側面断面図
【図4】本発明を備えた空気調和機のファンモータ制御
タイムチャート
【符号の説明】
1…商用電源、2…直流電源回路、3…室内制御回路、
4…室外制御回路、5…ワイヤレスリモコン受信回路、
6…ワイヤレスリモコン、7…変復調回路、8…接続
線、9…接続線、10…室内機、11…室外機、12…
電源スイッチ、13…室温感知センサー、14…湿度感
知センサー、15…熱交換器温度感知センサー、16…
室内ファンモータ駆動回路、17…吐出口ルーバー駆動
回路、18…空気調和機器、19…熱交換器、20…フ
ァン、21…吸込み口、22…吐出口、23…上下風向
板、24…室内温度感知センサー、25…空気の進行方
向。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松島 秀行 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所冷熱事業部内 Fターム(参考) 3L060 AA08 CC19 DD01 EE05 3L061 BE01 BF08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱交換器の空気上流側に設けられた室内温
    度検出手段と、前記空気を室内に吐出する送風機とを備
    え、前記室内温度検出手段により室内温度を検出する際
    に、前記送風機を回転させてなる空気調和機。
  2. 【請求項2】熱交換器の空気上流側に設けられた室内温
    度検出手段と、前記空気を室内に吐出する送風機とを備
    え、前記室内温度検出手段により室内温度を検出する際
    に、前記送風機の回転を止めて検出してなる空気調和
    機。
JP11219579A 1999-08-03 1999-08-03 空気調和機 Withdrawn JP2001041553A (ja)

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Cited By (6)

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