JPH09318144A - 空気調和機の風速制御方法 - Google Patents

空気調和機の風速制御方法

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JPH09318144A
JPH09318144A JP8160722A JP16072296A JPH09318144A JP H09318144 A JPH09318144 A JP H09318144A JP 8160722 A JP8160722 A JP 8160722A JP 16072296 A JP16072296 A JP 16072296A JP H09318144 A JPH09318144 A JP H09318144A
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JP
Japan
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indoor
wind direction
air conditioner
air
heat exchanger
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Application number
JP8160722A
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English (en)
Inventor
Kenichi Koga
健一 古賀
Keigo Onizuka
圭吾 鬼塚
Masaki Madenokoji
萬里小路正樹
Manabu Ishihara
学 石原
Shigeharu Sasaki
重晴 佐々木
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/70Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating

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  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 室内ユニットの風向調整板と室内ファンモー
タが連動した制御を行うことにより、目標設定温度の到
達時間(温度制御の効率)を高める。 【解決手段】 空気調和機の冷房運転において、室内ユ
ニットの風向調整板(フラップ)が上方向に向くにつれ
て、室内ファンモータの回転数を上げ風量を増加させ、
また、空気調和機の暖房運転において、室内ユニットの
風向調整板が下方向に向くにつれて、室内ファンモータ
の回転数を上げ風量を増加させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機の冷暖
房時における風速制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、室外ユニットと室内ユニット
とからなるセパレート型空気調和機(エアコン)が知ら
れている。この空気調和機では、冷媒で冷房を行い、ヒ
ートポンプによる暖房モードにより室内の暖房を行って
いる。
【0003】このような空気調和機の冷暖房運転におい
ては、風向調整板(フラップ)を自動変動させ、風を上
や下に送る方式(風力一定)がある。例えば、冷房時に
おける目標設定温度の到達時間(温度制御の効率)につ
いて、風向調整板(フラップ)を上下方向に固定した時
と風向調整板(フラップ)を変動させた時とを比較する
と、風向調整板(フラップ)を上方向に固定した方が冷
気は自然と下に流れるため効率がよいが、風向調整板
(フラップ)を変動させた場合は、下に風を送る分だけ
効率が悪くなる。
【0004】また、反対に暖房時における目標設定温度
の到達時間(温度制御の効率)について、風向調整板
(フラップ)を下方向に固定した方が暖気は自然と上に
上昇するため効率がよい。加えて、下方(足下)が先に
暖まるため、利用者は早く暖かさを感じるものである
が、風向調整板(フラップ)を変動させた場合は、上に
送風する分だけ効率が悪くなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、この
ようなタイプの空気調和機の運転において、風向調整板
(フラップ)を変動させた時でも、風向調整板(フラッ
プ)を固定した時と同等の温度制御の効率を得ることが
できる空気調和機の風速制御方法を提供することを目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
空気調和機の風速制御方法は、空気調和機の冷暖房運転
において、室内ユニットの風向調整板と室内ファンモー
タが連動した制御を行うことを特徴とするものである。
【0007】こうして、風向調整板(フラップ)を固定
した時と同等の温度制御の効率を得ることができる。
【0008】本発明の請求項2に係る空気調和機の風速
制御方法は、空気調和機の冷房運転において、室内ユニ
ットの風向調整板が上方向に向くにつれて、室内ファン
モータの回転数を上げ風量を増加させることを特徴とす
るものである。
【0009】こうして、冷房時における目標設定温度の
到達時間(温度制御の効率)が、風向調整板(フラッ
プ)を水平方向に固定した時と同様に冷気は自然と下に
流れるため効率のよい冷房効果を得ることができる。
【0010】本発明の請求項3に係る空気調和機の風速
制御方法は、空気調和機の暖房運転において、室内ユニ
ットの風向調整板が下方向に向くにつれて、室内ファン
モータの回転数を上げ風量を増加させることを特徴とす
るものである。
【0011】こうして、暖房時における目標設定温度の
到達時間(温度制御の効率)が、風向調整板(フラッ
プ)を下方向に固定した時と同様に暖気は自然と上に流
れるため効率のよい暖房効果を得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図1を用いて、本発明が対
象とする空気調和機の概略構成を説明する。空気調和機
は、屋外に設置される室外ユニット1、及び屋内に設置
される室内ユニット2とから構成され、これら両ユニッ
ト間は冷媒配管と信号線とで接続されている。
【0013】室外ユニット1には室外側熱交換器(熱源
側熱交換器)10、電動機とプロペラファンとからなり
外気と室外側熱交換器との熱交換を促進する室外ファン
11、コンプレッサ12、冷媒の循環方向を切り換える
四方弁13、冷媒の循環方向を規制する逆止弁14、キ
ャピラリーチューブ(減圧装置)15A、15B、スト
レーナ16A、16B、冷媒配管接続用のポート17
A、17B、アキュムレータ18、マフラー19A、1
9B、及び後記する室外側制御部が搭載されている。
【0014】室内ユニット2には室内側熱交換器(利用
側熱交換器)20、ファンモータ22とこのモータで駆
動され、室内側熱交換器で加熱/冷却された空気を室内
に戻すクロスフローファンからなる室内ファン21、冷
媒配管接続用のポート23A,23B、及び後記する室
内側制御部が搭載されている。
【0015】それぞれこのような機器を搭載した室外ユ
ニット1と室内ユニット2は図1に示すようにポート1
7Aとポート23Aを冷媒配管(直径9.52mm)で
接続し、ポート17Bとポート23Bとを冷媒配管(直
径6.35mm)で接続することによって、1系統の冷
凍サイクルが構成される。
【0016】四方弁13が図1に示す状態にある時は、
コンプレッサ12から吐出された冷媒が実線矢印で示す
方向(冷房運転)に循環する。
【0017】まず、コンプレッサ12から吐出される高
温高圧のガス状の冷媒はマフラー19B、四方弁13を
順に介して室外側熱交換器10に至る。次いで、室外側
ファン11が室外側熱交換器10に送風することによっ
て、この冷媒は室外側熱交換器10で温度が下げられて
凝縮(液化)する。
【0018】次いで、この冷媒は逆止弁14、ストレー
ナ16Aを介してキャピラリチューブ15Aに至る。こ
のとき冷媒はキャピラリーチュープ15Aで絞られてい
るので低温高圧の状態である。次に、この冷媒はストレ
ーナ16B、ポート17B、ポート23Bを介して室内
側熱交換器20へ供給される。
【0019】この室内側熱交換器20で冷媒の循環する
管路が広がるので、室内側熱交換器内20は低圧となっ
て高圧の冷媒は蒸発(気化)する。このときの気化熱に
よって室内熱交換器20の温度が低下するのでクロスフ
ローファン21で送風することによって被調和室(屋
内)の冷房運転が行われる。
【0020】この蒸発した後の冷媒はポート23A、ポ
ート17A、マフラー19A、四方弁13を介してアキ
ュムレータ18へ導かれる。アキュムレータ18では室
内側熱交換器20でガス化しなかった冷媒(液状冷媒)
とガス化した冷媒(ガス状冷媒)とを分離し、ガス状冷
媒のみをコンプレッサ12へ供給する。コンプレッサ1
2はこのガス状冷媒を再び圧縮して冷凍サイクル中に循
環させるものである。
【0021】以上のように、冷房運転時はコンプレッサ
12から吐出された冷媒が室外側熱交換器10で凝縮
し、室内側熱交換器20で蒸発することによって、被調
和室内熱を屋外に排出して被調和室の冷房運転が可能に
なるものである。
【0022】暖房運転時は図1に示す四方弁13が点線
に示す状態に切り替わり、コンプレッサ12から吐出さ
れた冷媒は図1中の点線矢印で示す方向に循環する。
【0023】まず、コンプレッサ12から吐出される高
温高圧のガス状の冷媒はマフラー19B、四方弁13、
マフラー19A、ポート17A、ポート23Aを順に介
して室内側熱交換器20に至る。
【0024】次いで、クロスフローファン21が室内側
熱交換器20に送風することによって、この冷媒の温度
で高温となっていた室内側熱交換器20の温度が下げら
れ、内部を循環する冷媒が凝縮(液化)する。従って、
クロスフローファン21で高温となった室内側熱交換器
20に送風することによって被調和室(屋内)の暖房運
転が行われるものである。
【0025】次いで、この液化した冷媒はポート23
B、ポート17B、ストレーナ16Bを介してキャピラ
リチューブ15A、キャピラリチューブ15Bに至る。
このとき冷媒はキャピラリーチューブ15Aで絞られて
いるので低温高圧の状態である。尚、逆止弁14の作用
により冷媒はストレーナ16Aを介して循環することは
ない。
【0026】次に、この冷媒は室外側熱交換器10へ供
給される。この室外側熱交換器10で冷媒の循環する管
路が広がるので、室外側熱交換器内10は低圧となって
高圧の冷媒は蒸発(気化)する。このとき室外ファン1
1が送風することによって冷媒の蒸発が促進されるもの
である。
【0027】この蒸発した後の冷媒は四方弁13を介し
てアキュムレータ18へ導かれる。アキュムレータ18
では室外側熱交換器10でガス化しなかった冷媒(液状
冷媒)とガス化した冷媒(ガス状冷媒)とを分離し、ガ
ス状冷媒のみをコンプレッサ12へ供給する。コンプレ
ッサ12はこのガス状冷媒を再び圧縮して冷凍サイクル
中に循環させるものである。
【0028】以上のように、暖房運転時はコンプレッサ
12から吐出された冷媒が室内側熱交換器2Oで凝縮
し、室外側熱交換器10で蒸発することによって、屋外
の熱を被調和室内に放出して被調和室の暖房運転が可能
になるものである。
【0029】この場合、室内の冷房、暖房温度は、室内
ファン21の近傍に配置された温度センサーの検出出力
に基づいて、マイコン制御により所望の設定温度に保つ
ことができる。
【0030】図2は室内ユニットの構成図である。室内
ユニット2は、ケーシング23の内部に室内側熱交換器
2O、クロスフローファンからなる室内ファン21、除
塵フィルタ25、ドレンパン26、上下風向調整板(フ
ラップ)27A、左右風向調整板(フラップ)27Bを
内蔵している。勿論、図示はしていないが、室内ファン
21及び上下風向調整板(フラップ)27A、左右風向
調整板(フラップ)27Bを駆動するモータもそれぞれ
内蔵されている。
【0031】そして、これらの前面は前面パネル24で
カバーされ、背面には室内ユニット2を壁等に取付ける
ための取付板29が設けられている。
【0032】図3は室内ユニットに搭載される制御部の
要部電気回路図である。マイコン3(例えばインテル社
製TMS2600やMC196などを用いることができ
る)には、空気調和機の基本モードを設定するスイッチ
(POWEROFF/POWER ON/TESTRU
Nを選択するスイッチ、異常略歴を表示させるためのサ
ービスマン用のスイッチなど)、運転表示部(冷房運転
/暖房運転、の表示、冷風防止動作中の表示など)、及
びリモートコントローラ(図示せず)からのワイヤレス
信号を受信し復調した後の制御コードを、マイコンに出
力する信号の受信回路4が操作用のインターフェースと
して設けられている。
【0033】リモートコントローラは、空気調和機のO
N/OFF、冷房運転/暖房運転/送風運転の切換、室
温の設定、室内ファンによる送風量の強/中/弱/自動
選択(H/M/L/auto)への設定、タイマー設定時
間後の運転を開始/停止させるタイマー運転の時間設
定、調和空気(加熱又は冷却された空気)の吐出方向の
設定(任意角度の設定/自動変更の設定)、及びこのリ
モートコントローラ周辺の室温を検出し所定時間(2〜
3分)間隔で室温を示す値を信号受信部へ自動送信する
動作などを行うものである。
【0034】マイコン3はリモートコントローラから送
られてきた信号に基づいて空気調和機の運転を制御する
ものである。冷房運転/暖房運転/送風運転の設定に基
づき、暖房運転の時はコネクタ5Aの端子3を介して四
方弁13をON(通電)させる信号を室外ユニット1の
制御部へ出力し、室温と設定温度の大小を判断してコン
プレッサ12のON/OFF(通電/非通電)の信号を
コネクタ4Aの端子2を介して室外ユニット1の制御部
へ出力する。
【0035】7Aはステップモータであり、風向調整板
(フラップ)の角度を変えて調和空気の吐出方向を上下
に変更させるものである。7Bもステップモータであ
り、風向調整板の角度を変えて調和空気の吐出方向を左
右に変更させるものである。
【0036】このステップモータ7A、7Bはその回転
が減速ギアを組み合わせられることによって、約90度
の範囲を512ステップに分解し、マイコンからドライ
バーを介して所望のステップ数分、正回転/逆回転させ
られることによって風向調整板の角度を任意に変更す
る。
【0037】従って、マイコン3が所定周期毎にステッ
プモータの正回転/逆回転を切り換えると調和空気の吐
出方向を連続して変えることができるものであり、所
謂、この機能を一般にスイングと称している。
【0038】22は室内ファン21のクロスフローファ
ンを駆動するための直流ブラシレスモータであり、風向
調整板の上下動の回動に応じて回転数をコントロールさ
れる。この直流ブラシレスモータ22の駆動回路はマイ
コン3によって制御される。
【0039】TH1、TH2はそれぞれ温度センサであ
り、TH1は室内側熱交換器20の温度を検出できるよ
うに取り付けられたサーミスタ、及びTH2は室内ファ
ン21が吸い込む室内空気の温度を検出できるように取
り付けられたサーミスタである。
【0040】サーミスタTH1の検出した温度は、暖房
運転時の室外熱交換器の着霜検知(除霜開始)、暖房運
転時の冷風防止、冷房運転時の凍結防止、及び冷凍サイ
クルの高負荷状態検知に用いられる。
【0041】サーミスタTH2の検出した温度は、リモ
ートコントローラから送信されてくる室温と比較され、
このリモートコントローラから送信される室温が異常と
判断された際(リモートコントローラに直射日光が当た
っているときや空気調和機からの吐出空気が当たってい
るときなど)やリモートコントローラから定期的な送信
を受信できなかったとき(リモートコントローラの送信
部が陰になっているときやリモートコントローラが引き
出し等に収納されているときなど)に室温として用いら
れるものである。
【0042】また、警報器4は操作ごとに又は誤操作等
のときにそれぞれに対応した信号音を発生するように、
マイコン3によって制御される。
【0043】図4は室外ユニット1の制御部の要部電気
回路図である。この図においてコネクタ6Bは図3に示
した室内ユニット2の制御部のコネクタ6Aと同じ端子
番号どうしが接続されるものである。
【0044】室外ユニット1のマイコン8はその動作指
令が、後述する、シリアル回路5A5Bを介して室内ユ
ニットから伝達され、コンプレッサモータ12、四方弁
切換用ソレノイドRV、ファンモータFMを運転制御す
る。
【0045】コンプレッサモータ12の駆動源は、図に
示すとおり、直流ブラシレスモータが用いられておりそ
の制御はマイコン8が行っている。ファンモータFMは
直流電力が供給されて運転される直流ブラシレスモータ
である。
【0046】RVは四方弁切換用のソレノイドであり、
通電することによって四方弁13の状態が図1に示す実
線の状態から点線の状態へ切り替わるものである。従っ
てソレノイドRVを通電すれば図1に示す冷凍サイクル
が暖房運転、ソレノイドRVを非通電にすればこの冷凍
サイクルが冷房運転となるものである。
【0047】TH3、TH4、TH5は温度スイッチで
あり、TH3は外気温度を検出し、TH4は室外側熱交
換器10の温度を検出し、TH5はコンプレッサの温度
をそれぞれ検出してマイコン8に入力する。
【0048】次に図5を参照してシリアル回路について
説明する。シリアル回路は室内側ユニットのマイコン3
と室外側ユニットのマイコン8との間の信号伝達を行う
ために設けられたものであり、室内側ユニットにはシリ
アル回路5Aが、室外側ユニットにはシリアル回路5B
が備えられている。
【0049】シリアル回路5Aとシリアル回路5Bは同
じ回路である。ここでは室内側ユニットのマイコン3か
らの動作指令信号の形成について説明する。
【0050】マイコン3から動作指令内容に対応した周
波数のパルスが出力されると、光カプラ9Aのダイオー
ドに電流が流れて発光し、ホトトランジスタにシリアル
電源の+5Vの定電圧からパルス電流が流れる。このパ
ルス信号はコネクタ6A、コネクタ6Bの端子3を介し
て室外側ユニットのシリアル回路5Bに供給される。
【0051】ここで、光カプラ9Bは動作指令信号の形
成が正常になされたかどうかをチェックするためにマイ
コン3へフィードバック信号を供給するために設けられ
ている。
【0052】室外側ユニットのシリアル回路5Bは、信
号受信時は、シリアル回路5Aと逆の動作によりマイコ
ン3からの動作指令信号を復元し、マイコン8に出力す
る。マイコン8はこの動作指令信号の内容に従って室外
ユニットの各機器を運転制御する。
【0053】本発明は、このように構成された空気調和
機の運転において、上下方向の風向調整板(フラップ)
を変動させた時でも、風向調整板(フラップ)を固定し
た時と同等の温度制御の効率を得ることができる空気調
和機の風速制御方法を提供するものである。
【0054】そのために、室内ユニットの風向調整板と
室内ファンモータが連動した制御を行う、より詳しく
は、空気調和機の冷房運転において、室内ユニットの風
向調整板が上方向に向くにつれて、室内ファンモータの
回転数を上げ風量を増加させることにより、冷房時にお
ける目標設定温度の到達時間(温度制御の効率)が、風
向調整板(フラップ)を水平方向に固定した時と同様に
冷気は自然と下に流れるため効率のよい冷房効果を得る
ようにするものである。
【0055】また、空気調和機の暖房運転において、室
内ユニットの風向調整板が下方向に向くにつれて、室内
ファンモータの回転数を上げ風量を増加させることによ
り、暖房時における目標設定温度の到達時間(温度制御
の効率)が、風向調整板(フラップ)を下方向に固定し
た時と同様に暖気は自然と上に流れるため効率のよい暖
房効果を得るようにするものである。
【0056】次にその制御の態様について、図6及び図
7の制御フローにより説明する。図6には、室内ユニッ
トの上下方向の風向調整板(フラップ)の揺動角θと、
室内ファンの送風量を揺動角θに対応したものとするよ
うに、ファン駆動モータ22の回転数を制御する信号の
形成ステップの概要を示す。
【0057】ここで、風向調整板(フラップ)の上下方
向の揺動角(フラップ角)θは、図示するように、水平
方向を基準角0°とし、下方に向くほど角度が増すもの
とする。
【0058】タイミングパルスが入力され、T周期であ
るかどうかがステップ100において判断される。周期
Tは0.1secあるいは0.2secに選ばれる。T
周期であればステップ101においてフラップ制御のサ
ブルーチンが実行され、更新するフラップ角θとファン
駆動モータ22の回転数を制御するステップ信号Sを出
力する。T周期でない場合は、フラップ制御のサブルー
チンは介さず、ステップ102に進む。
【0059】ステップ102では、ステップ101から
の更新出力がある場合はフラップ角θを変更制御する。
また、ステップ101からの更新出力がない場合は、フ
ラップ角θはそのままの状態を維持する。
【0060】フラップ角θが変更制御されると、ステッ
プ103において、室内ファンモータ22の回転数をス
テップ信号Sに対応した送風量になるように制御する。
以後、この制御ルーチンが繰り返される。
【0061】次に、ステップ101のフラップ制御のサ
ブルーチンについて、図7により説明する。図6のステ
ップ100において、T周期であると判断されると、ス
テップ200のT周期毎に、ステップ201においてフ
ラッグが1であるかどうかが判断される。ここで、フラ
グ=1はフラップが下向きの状態であることを意味し、
フラグ=0はフラップが上向きの状態であることを意味
する。
【0062】フラグ=1であれば、ステップ202でフ
ラップ角θに1°加えてθ=θ+1を求めてフラップ角
θを増加させ、次段のステップ203でθ≧90かどう
かが判断される。θ≧90であれば、ステップ204で
フラグ=0としてフラップが上向きの状態になることを
示すようにフラグ変更し、同時にその時のθの値を出力
する。θ≧90でないとき、即ちθ<90のときはフラ
グ変更することなくその時のθの値を出力する。
【0063】ステップ201においてフラグ=0であれ
ば、ステップ205でフラップ角θから1°減じてθ=
θ−1を求めてフラップ角θを減少させ、次段のステッ
プ206でθ≦0かどうかが判断される。θ≦0であれ
ば、ステップ207でフラグ=1としてフラップが下向
きの状態になることを示すようにフラグ変更し、同時に
その時のθの値を出力する。θ≦0でないとき、即ちθ
>0のときはフラグ変更することなくその時のθの値を
出力する。そしてステップ200に再び戻り、これらの
動作を繰り返す。
【0064】続いて、得られたθは次段のステップ30
0に与えられ、ステップ300では空気調和機の運転が
暖房状態であるかどうかが判断され、暖房状態であれば
ステップ301で、ステップ信号Sにθの値が加算され
てS=S+θが求められる。また、空気調和機の運転が
暖房状態ではなく、冷房状態であればステップ302
で、ステップ信号Sからθの値を減算してS=S−θが
求められる。
【0065】ここで、Sは室内ファンの駆動モータ22
の送風ステップであり、その値は風向調整板(フラッ
プ)駆動モータ7Aの回動ステップ数である0〜512
に対応した範囲にある。
【0066】従って、空気調和機の運転が暖房時には、
風向調整板(フラップ)の揺動角θが増加する方向、即
ち、風向調整板(フラップ)が下向きになるほど室内フ
ァンの送風を増加させ、冷房時には、風向調整板(フラ
ップ)の揺動角θが減少する方向、即ち、風向調整板
(フラップ)が上向きになるほど室内ファンの送風を増
加させるようにファンモータのを制御信号を形成するこ
ととなる。
【0067】ステップ301、ステップ302において
求められたステップ信号Sはステップ303で、S≦9
0かどうかが判断され、S≦90であれば、ステップ3
04でS=90に設定され、最低の回転速度が保証され
るようにして、その値が出力される。
【0068】また、S≦90でなければ、次段のステッ
プ305で、S≧512かどうかが判断され、S≧51
2であれば、ステップ306でS=512に設定され、
回転速度の上限値が制限されて、その値が出力される。
【0069】また、S≧512でなければ、ステップ3
01、ステップ302において求められたステップ信号
Sがそまま出力される。そしてステップ300に再び戻
り、これらの動作を繰り返す。
【0070】こうして得られたθ及びSを、先に述べた
図6に示す、フラップ角と室内ファンモータ制御用の信
号を形成するシーケンスに用いるものである。
【0071】この結果、風向調整板(フラップ)の揺動
角θは0°〜90°の範囲を回動し、室内ファンモータ
はステップ信号Sが90〜512の範囲で変化するのに
対応した回転速度で運転されることとなる。これらの制
御動作は全て室内ユニットの制御部のマイコン3で行わ
れるものである。
【0072】
【発明の効果】以上のように、本発明は、空気調和機の
送風量を周期的に変化させ、かつ周期的に吹き出し方向
を変更させて室内を適当に攪拌し、室内の温度分布を良
好に保つものであり、空気調和機の冷房運転において、
冷房時における目標設定温度の到達時間(温度制御の効
率)が、風向調整板(フラップ)を水平方向に固定した
時と同様に冷気は自然と下に流れるため効率のよい冷房
効果を得ることができる
【0073】また、空気調和機の暖房運転において、暖
房時における目標設定温度の到達時間(温度制御の効
率)が、風向調整板(フラップ)を下方向に固定した時
と同様に暖気は自然と上に流れるため効率のよい暖房効
果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】空気調和機の概略構成図。
【図2】屋内ユニットの構成図
【図3】屋内ユニットの制御部。
【図4】屋外ユニットの制御部。
【図5】シリアル回路の概要図。
【図6】フラップ角と室内ファンモータ制御用の信号形
成フロー。
【図7】フラップ制御フロー。
【符号の説明】
1 室外ユニット 2 室内ユニット 3,8 マイコン 4 警報器 5A,5B シリアル回路 6 室外・室内ユニットコネクタ 7A,7B ステップモータ 9A,9B 光カプラ 10 室外側熱交換器(熱源側熱交換器) 11 プロペラファン 12 コンプレッサ 13 四方弁 14 逆止弁 15A,15B キャピラリーチューブ(減圧装置) 16A,16B ストレーナ 17A,17B 23A,23B 冷媒配管接続用のポート 18 アキュムレータ 19A,19B マフラー 20 室内側熱交換器(利用側熱交換器) 21 クロスフローファン 22 ファン駆動モータ 23 ケーシング 24 前面パネル 25 除塵フィルタ 26 ドレンパン 27A 上下風向調整板(フラップ) 27B 左右風向調整板(フラップ) 28 冷媒管等収納ダクト 29 取付板
【手続補正書】
【提出日】平成8年7月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】 図3は室内ユニットに搭載される制
御部の要部電気回路図である。マイコン3(例えばイン
テル社製TMS2600やMC196などを用いること
ができる)には、空気調和機の基本モードを設定するス
イッチ(POWER OFF/POWER ON/TE
STRUNを選択するスイッチ、異常略歴を表示させる
ためのサービスマン用のスイッチなど)、運転表示部
(冷房運転/暖房運転、の表示、冷風防止動作中の表示
など)、及びリモートコントローラ(図示せず)からの
ワイヤレス信号を受信し復調した後の制御コードをマイ
コンに出力する信号の受信回路が操作用のインターフェ
ースとして設けられている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】 マイコン3はリモートコントローラ
から送られてきた信号に基づいて空気調和機の運転を制
御するものである。冷房運転/暖房運転/送風運転の設
定に基づき、暖房運転の時はコネクタ6Aの端子を介し
て四方弁13をON(通電)させる信号を室外ユニット
1の制御部へ出力し、室温と設定温度の大小を判断して
コンプレッサ12のON/OFF(通電/非通電)の信
号をコネクタ6Aの端子を介して室外ユニット1の制御
部へ出力する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石原 学 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 佐々木 重晴 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気調和機の冷暖房運転において、室内
    ユニットの風向調整板と室内ファンモータが連動した制
    御を行うことを特徴とする空気調和機の風速制御方法。
  2. 【請求項2】 空気調和機の冷房運転において、室内ユ
    ニットの風向調整板が上方向に向くにつれて、室内ファ
    ンモータの回転数を上げ風量を増加させることを特徴と
    する空気調和機の風速制御方法。
  3. 【請求項3】 空気調和機の暖房運転において、室内ユ
    ニットの風向調整板が下方向に向くにつれて、室内ファ
    ンモータの回転数を上げ風量を増加させることを特徴と
    する空気調和機の風速制御方法。
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