JPH1038288A - 床暖房システム及び空気調和機 - Google Patents

床暖房システム及び空気調和機

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JPH1038288A
JPH1038288A JP8192528A JP19252896A JPH1038288A JP H1038288 A JPH1038288 A JP H1038288A JP 8192528 A JP8192528 A JP 8192528A JP 19252896 A JP19252896 A JP 19252896A JP H1038288 A JPH1038288 A JP H1038288A
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JP
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hot water
floor heating
heating
floor
refrigerant
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JP8192528A
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Inventor
Seiichi Hosoda
清一 細田
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 床暖房時の快適性及び利便性を図る。 【解決手段】 室外ユニット12に3つの床マット66
A、66B、66Cを備え、これらの床マットに温水配
管67A、67B、67Cを各々配置する。そして、こ
れらの温水配管を流れる温水流量を調節する熱動弁58
A、58B、58Cを各々設け、室外ユニットのマイコ
ンが熱動弁コントローラを介して各熱動弁を個別に制御
可能に構成する。また、リモートコントローラに各床マ
ット毎のオンオフと床暖房レベルを個別的に設定入力可
能なスイッチを設け、設定された各々の床暖房レベル又
は停止状態を液晶表示部に表示させる。このように、リ
モートコントローラを用いて複数の床マットのオンオフ
と床暖房レベルを個別的に制御できるようになったの
で、快適性及び利便性が大幅に向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は床暖房システム及び
空気調和機に係り、より詳しくは、加熱された温水を用
いて複数箇所の床暖房を行う床暖房システム及び冷媒を
蒸発又は凝縮させて被調和室の空調を行うと共に加熱さ
れた温水を用いて複数箇所の床暖房を行う空気調和機に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機(エアコン)には、冷
媒を蒸発又は凝縮させて室内の空調を行うと共に暖房付
の床マット(床暖房)を1枚又は複数枚備えたものが有
る。また、床暖房の機能のみを備えた床暖房システムも
有る。
【0003】このような空気調和機や床暖房システムに
設けられた床マットには、温水配管が内部に配置されて
おり、該温水配管に加熱された温水を流すことにより床
暖房を行っている。そして、リモートコントローラに床
暖房のオンオフスイッチを設け、該スイッチを用いて遠
隔から床暖房の運転/停止の切り換えを操作可能として
いる。なお、複数枚の床マットを備えた場合も全床マッ
ト同時に床暖房の運転/停止を切り換え操作できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の床暖房システムや床暖房付のエアコンでは、リモー
トコントローラによる床暖房の操作は床暖房の運転/停
止の切り換えのみであり、床マットの暖房時の温度は一
定を保つか或いは温度環境等により変動し、ユーザが床
暖房の温度等を制御できないため快適性に不備をきた
す、といった問題が有った。
【0005】また、複数枚の床マットを備えた床暖房シ
ステムやエアコンでは、各床マット毎に個別的な制御が
できず、経済性を含めその利便性に大きな問題が有っ
た。
【0006】本発明は、上記事実に鑑み、床暖房の快適
性及び利便性を図った床暖房システム及び空気調和機を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、温水を用いて床暖房を行う床暖
房システムにおいて、温水を用いて複数箇所の床暖房を
各々行う複数の床暖房手段と、前記複数の床暖房手段の
各々の運転指令を入力する入力手段と、前記入力手段か
ら入力された各々の運転指令に基づいて前記複数の床暖
房手段を個別に制御する制御手段と、を備えたことを特
徴とする。
【0008】請求項1の発明では、入力手段から複数の
床暖房手段の各々の運転指令が入力され、制御手段が入
力された各々の運転指令に基づいて複数の床暖房手段を
個別に制御する。複数の床暖房手段は制御手段の制御に
従って温水を用いて複数箇所の床暖房を各々行う。この
ように本発明では、複数の床暖房手段を個別に制御でき
るので、床暖房の快適性と共に経済性を含めた利便性が
向上する。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の前記入力手
段から入力された各々の運転指令は、複数の床暖房手段
毎の運転若しくは停止への切り換え指令、又は複数の床
暖房手段毎の運転時の暖房レベルの指令であることを特
徴とする。
【0010】請求項2の発明では、入力手段から複数の
床暖房手段毎の運転若しくは停止への切り換え指令、又
は複数の床暖房手段毎の運転時の暖房レベルの指令が入
力される。制御手段は、運転への切り換え指令の床暖房
手段を運転させ、停止への切り換え指令の床暖房手段を
停止させる。又は、制御手段は運転時の床暖房手段の暖
房レベルを暖房レベルの指令に従って制御する。ここ
で、床暖房手段の暖房レベルとは、床暖房の度合いを示
し、例えばどの程度の床温度の度合い(高、中、低)ま
で暖房するかを示すものである。また、この暖房レベル
の制御方法として、例えば床暖房手段に供給される温水
の流量を調節する方法が有る。
【0011】このように本発明では、複数の床暖房手段
の運転若しくは停止への切り換え又は運転時の暖房レベ
ルを個別的に制御できるので、床暖房の快適性と共に経
済性を含めた利便性が大幅に向上する。
【0012】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
の前記入力手段が、前記複数の床暖房手段毎の運転指令
の内容を表示する表示手段と、前記複数の床暖房手段毎
の運転指令を遠隔から前記制御手段に送信する送信手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0013】請求項3の発明では、入力手段に備えられ
た表示手段が複数の床暖房手段毎の運転指令の内容を表
示し、送信手段が複数の床暖房手段毎の運転指令を遠隔
から制御手段に送信する。そして、制御手段が該運転指
令に基づいて複数の床暖房手段を個別に制御する。この
ように本発明では、運転指令の内容を表示すると共に、
遠隔から運転指令を送信できるようにしたので、床暖房
の操作性を含めた快適性及び利便性が大幅に向上する。
【0014】請求項4の発明は、冷媒を蒸発又は凝縮さ
せて室内の空調を行う空気調和機において、温水を用い
て複数箇所の床暖房を各々行う複数の床暖房手段と、前
記複数の床暖房手段の各々の運転指令を入力する入力手
段と、前記入力手段から入力された各々の運転指令に基
づいて前記複数の床暖房手段を個別に制御する制御手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0015】請求項4の発明では、入力手段から複数の
床暖房手段の各々の運転指令が入力され、制御手段が入
力された各々の運転指令に基づいて複数の床暖房手段を
個別に制御する。複数の床暖房手段は制御手段の制御に
従って温水を用いて複数箇所の床暖房を各々行う。この
ように本発明では、複数の床暖房手段を個別に制御でき
るので、床暖房の快適性と共に経済性を含めた利便性が
向上する。
【0016】請求項5の発明は、請求項4の前記入力手
段から入力された各々の運転指令は、複数の床暖房手段
毎の運転若しくは停止への切り換え指令、又は複数の床
暖房手段毎の運転時の暖房レベルの指令であることを特
徴とする。
【0017】請求項5の発明では、入力手段から複数の
床暖房手段毎の運転若しくは停止への切り換え指令、又
は複数の床暖房手段毎の運転時の暖房レベルの指令が入
力される。制御手段は、運転への切り換え指令の床暖房
手段を運転させ、停止への切り換え指令の床暖房手段を
停止させる。又は、制御手段は運転時の床暖房手段の暖
房レベルを暖房レベルの指令に従って制御する。このよ
うに本発明では、複数の床暖房手段の運転若しくは停止
への切り換え又は運転時の暖房レベルを個別的に制御で
きるので、床暖房の快適性と共に経済性を含めた利便性
が大幅に向上する。
【0018】請求項6の発明は、請求項4又は請求項5
の前記入力手段が、前記複数の床暖房手段毎の運転指令
の内容を表示する表示手段と、前記複数の床暖房手段毎
の運転指令を遠隔から前記制御手段に送信する送信手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0019】請求項6の発明では、入力手段に備えられ
た表示手段が複数の床暖房手段毎の運転指令の内容を表
示し、送信手段が複数の床暖房手段毎の運転指令を遠隔
から制御手段に送信する。そして、制御手段が該運転指
令に基づいて複数の床暖房手段を個別に制御する。この
ように本発明では、運転指令の内容を表示すると共に、
遠隔から運転指令を送信できるようにしたので、床暖房
の操作性を含めた快適性及び利便性が大幅に向上する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0021】(第1の実施の形態)第1の実施の形態の
空気調和機(エアコン)は、図1に示すように、室内ユ
ニット10と室外ユニット12とを備えると共に、室内
ユニット10と室外ユニット12とに冷媒を循環させる
冷媒循環路と温水を循環させる温水循環路とが設けられ
ている。
【0022】室内ユニット10には、単一のユニットに
冷房運転時に蒸発器として作用し暖房運転中に凝縮器と
して作用する冷媒熱交換器16が設けられている。冷媒
熱交換器16の蒸発器は、冷媒コイルを備え、該冷媒コ
イル内を流通する冷媒を蒸発させて熱吸収を行い、凝縮
器は凝縮コイルを備え、該凝縮コイル内を流通する冷媒
を凝縮させて熱放射を行う。この冷媒熱交換器16に
は、冷凍サイクル時の室内ユニット10の冷媒入口(暖
房運転時の冷媒出口)となるバルブ33と冷凍サイクル
時の冷媒出口(暖房運転時の冷媒入口)となるバルブ1
9とが接続されている。
【0023】また、冷媒熱交換器16の風下側に隣接す
る位置には、温水により熱放射を行う温水熱放射器17
が配置されている。この温水熱放射器17は、温水コイ
ルを備え、該温水コイル内を流通する温水により熱放射
を行う。この温水熱放射器17の温水入口側には、温水
の流量を調節する流量可変弁62を介して逆止弁13A
が接続されており、温水出口側には、逆止弁13Bが接
続されている。
【0024】また、室内ユニット10には、室内の温度
を検出する室温センサ80A、冷媒熱交換器16の冷媒
コイル又は凝縮コイルの温度を検出する冷媒熱交換器用
温度センサ80B、温水熱放射器17の温水コイルの温
度を検出する温水温度センサ80C、室内の湿度を検出
する湿度センサ80Dと、が設けられている。
【0025】なお、冷媒熱交換器16の近傍には、冷媒
熱交換器16と温水熱放射器17を通過させて送風する
ためのファン11が設けられている。このファン11
は、後述するファンモータ70Eによって駆動される。
【0026】冷媒熱交換器16に接続されたバルブ19
は、太管で構成された冷媒配管18を介して室外ユニッ
ト12のバルブ20に接続されており、バルブ20は、
冷媒の流路を切り換える四方弁22の冷凍サイクル時の
入力端に接続されている。四方弁22の冷凍サイクル時
の一方の出力端には、逆止弁23、アキュムレータ2
4、コンプレッサ26を介して再び四方弁22に接続さ
れている。四方弁22の他方の出力端は、凝縮コイルを
備え該凝縮コイル内を流通する冷媒により熱放射を行う
室外熱交換器28、キャピラリーチューブ30、逆止弁
31を介してバルブ32に接続されている。
【0027】そして、バルブ32が、細管で構成された
冷媒配管34を介して冷媒熱交換器16に接続されたバ
ルブ33に接続されることにより、密閉された冷媒循環
路すなわち冷凍サイクルが形成されている。なお、室外
熱交換器28の風上側には、送風冷却用の後述するファ
ンモータ112Aによって駆動されるファン29が設け
られており、この送風によって凝縮コイル内の冷媒が冷
却される。
【0028】また、暖房運転時に冷媒熱交換器16から
の冷媒入口となるバルブ32には、第2の開閉弁27が
接続されており、該第2の開閉弁27には室外ユニット
12の冷媒コイル35が接続されている。この冷媒コイ
ル35は後述するボイラハウジング43内に配置されて
おり、該ボイラハウジング43に配置されたガスバーナ
50の熱によって冷媒コイル35内の冷媒が加熱され
る。
【0029】冷媒コイル35の冷媒出力側は、アキュム
レータ24及びコンプレッサ26を介して四方弁22が
接続されており、該四方弁22の暖房運転時の出力端は
バルブ20に接続されている。また、四方弁22からバ
ルブ20に至る途中の冷媒配管には分岐管が設けられて
おり、該分岐管は第1の開閉弁25を介して、冷媒コイ
ル35からアキュムレータ24との間の配管に接続され
ている。
【0030】そして、バルブ20が、太管で構成された
冷媒配管18を介して冷媒熱交換器16に接続されたバ
ルブ19に接続されることにより、密閉された冷媒循環
路が形成されている。なお、バルブ20の近傍の冷媒配
管には冷媒の温度を検出する温度センサ21が設けられ
ている。
【0031】また、室外ユニット12には、冷媒と温水
を加熱するためのガスバーナ50が設けられている。こ
のガスバーナ50を覆うボイラハウジング43の下部に
は、バーナモータ53により回転する空気供給用の燃焼
ファン55が配置されており、該燃焼ファン55の近傍
には空気口55Aが設けられている。ボイラハウジング
43の上部の室外ユニット12から突出する部分には、
ガスバーナ50の排気ガスを排出するための排気口45
が設けられている。なお、ガスバーナー50の炎熱部分
の上部には、過度の高温を検出するためのバイメタル5
1が配置されている。このボイラハウジング43内の構
成部が1つの加熱手段(ボイラ)を構成しているが、他
の加熱手段、例えば電気的に加熱したり石油等を用いて
加熱する手段を用いても良い。
【0032】また、ガスバーナ50には、ガス供給路と
してのガス注入管65が接続されており、該ガス注入管
65は、ガス注入量を調節する比例弁65A、ガスバー
ナ50の第1の電磁弁65B、及び第2の電磁弁Cを介
してガス元栓65Dと接続されている。
【0033】なお、図1の構成例では、冷媒コイル35
と後述する温水加熱用の温水熱交換器44とが単一のボ
イラハウジング43内に配置されかつ単一のガスバーナ
ー50を熱源としていたが、各々独立の熱源を用いるよ
うにしても良い。例えば、図13に示すように、第1の
ボイラハウジング43Aには、温水熱交換器44のみが
配置され、その下方には第1のガスバーナー50Aが設
けられている。そして、この第1のガスバーナ50Aの
ガス供給管は、該バーナーにのみ使用される比例弁65
E、第1の電磁弁65F、第2の電磁弁65Gを介して
ガス入口へ接続されている。
【0034】また、第2のボイラハウジング43Bに
は、冷媒コイル35のみが配置され、その下方には第2
のガスバーナー50Bが設けられている。そして、この
第2のガスバーナ50Bのガス供給管は、該バーナーに
のみ使用される比例弁65H、第1の電磁弁65I、第
2の電磁弁65Jを介してガス入口へ接続されている。
【0035】図1に示すように、温水熱放射器17は、
温水ペアチューブ36を介して室外ユニット12の温水
入口ニップル38に接続されている。温水入口ニップル
38は、プレッシャーキャップ41を備えたプレッシャ
ータンク40、ポンプ42、及び温水熱交換器44を介
して温水出口ニップル46に接続されている。そして、
温水出口ニップル46が、温水循環路を流れる温水流量
を制御する流量可変弁62を介して温水熱放射器17に
接続されることにより密閉された温水循環路が形成され
ている。
【0036】この温水熱交換器44はボイラハウジング
43内に配置されており、ガスバーナ50により加熱さ
れて温水を生成する。温水循環路のプレッシャータンク
40は、ドレインに接続されたドレインタンク52にプ
レッシャーキャップ41を介して接続されている。ま
た、ポンプ42と温水熱交換器44との間の温水配管4
7には、注入管56が接続されており、この注入管56
は逆止弁54を介して加圧注水口57に接続されてい
る。この注入管56を介して温水循環路に水道水等が注
入される。
【0037】この温水循環路では、水温が上昇し内圧が
所定値(例えば、0.9kg/cm2)以上になるとプレッシ
ャーキャップ41の圧力弁が作動し、温水は圧力逃がし
口からドレインタンク52へ流入する。一方、運転を停
止して温水の温度が低下し、温水循環路の内圧が所定値
未満に低下すると、負圧弁が作動し、ドレインタンク5
2から温水が回収される。
【0038】さらに、温水配管47は分岐管60によっ
て分岐されており、この分岐管60は熱動弁58を介し
て床マット往きの逆止弁59、温水配管67に接続され
ている。この温水配管67は床マット66を循環し、温
水入口ニップル38の床マット戻り口に接続されてい
る。この温水配管67を循環する温水によって床マット
66が暖房される。
【0039】なお、熱動弁58はバイメタル等から構成
され、加熱による変形によって分岐管60の開閉を行
う。この熱動弁58は、一定周期で開閉を繰り返すよう
に制御され、開時間と閉時間との比(デューティ比)の
調節によって床マットの暖房レベルが制御される。な
お、分岐管60には、床マット66往きの温水の温度を
検出する低温サーミスタから構成された温水温度センサ
61が設けられている。
【0040】また、温水熱交換器44の出力側配管に
は、温水の流路を切り換えるための切り換え弁64が設
けられている。この切り換え弁64は、後述する弁切り
換えコントローラ120の駆動によって、温水熱交換器
44で温められた温水が温水出口ニップル46に至る温
水配管64A或いは温水入口ニップル38に至る温水配
管64Bのいずれかに流れるように切り換える。なお、
温水配管64Aには、温水熱交換器44によって温めら
れた直後の温水の温度を検出する高温サーミスタから構
成された温水温度センサ63が設けられている。
【0041】次に、室内ユニット10の電気回路を図2
を用いて説明する。
【0042】図2に示すように、室内ユニット10の電
気回路は電源基板70及びコントロール基板72を備え
ている。電源基板70には、室内に供給される風量を調
整するファンモータ70Eが接続された駆動回路70
A、各種モータを駆動するための電力を生成するモータ
電源回路70B、制御回路用の電力を生成する制御回路
用電源回路70C、及びシリアル回路用の電力を生成す
るシリアル回路用電源回路70Dが設けられている。
【0043】コントロール基板72には、シリアル回路
用電源回路70Dに接続されたシリアル回路72A、モ
ータを駆動する駆動回路72B、及び制御回路としての
マイクロコンピュータ(マイコン)72Cが設けられて
いる。駆動回路72Bには、フラップを上下動させる上
下フラップモータ74A、左右フラップモータ74B、
74C、及び床面全面の温度を検出するために床面の温
度を検出するフロアセンサを回転駆動するフロアセンサ
モータ74Dが接続されている。
【0044】また、マイコン72Cには、温水熱放射器
17への温水流量を調節するための流量可変弁62が接
続されると共に、表示基板76に設けられた運転モード
等を表示する表示用LED、光センサ、リモートコント
ローラからの操作信号を受信する受信回路が接続され、
さらにセンサ基板78に設けられた床面の温度検出エリ
アを表示するエリアLED及びフロアセンサが接続され
ている。
【0045】さらに、マイコン72Cには、既に述べた
室温センサ80A、冷媒熱交換器用温度センサ80B、
温水温度センサ80C、湿度センサ80Dが接続される
と共に、スイッチ基板82に設けられた自己診断用LE
D、運転モード(冷房モード、暖房モード、ドライモー
ド、自動モード)を切り換える運転切換スイッチ、自己
診断スイッチ、床暖房スイッチが接続されている。この
運転切換スイッチには、各運転モードの表示が設けられ
ており、現在の切り換え状態が表示基板76に設けられ
た表示用LEDによって表示される。
【0046】次に、室外ユニット12の電気回路を図3
を用いて説明する。
【0047】図3に示すように、室外ユニット12の電
気回路は整流回路100及びコントロール基板102を
備えている。なお、室外ユニット12の電気回路は、
、において室内ユニット19からの交流電源と接続
されており、において図2の室内ユニット10のコン
トロール基板(シリアル回路72A、マイコン72C)
に接続されている。
【0048】コントロール基板102には、室内ユニッ
ト10のシリアル回路用電源回路70Dに接続されたシ
リアル回路102A、ノイズを除去するノイズフィルタ
102B、102C、102D、インバータ104をス
イッチングするための電力を生成するスイッチング電源
回路102E、室外ユニット12全体を制御・管理する
マイコン102Fが設けられている。
【0049】スイッチング電源回路102Eにはインバ
ータ104が接続されており、インバータ104には、
冷媒を圧縮するコンプレッサ26が接続されている。
【0050】また、マイコン102Fには、比例弁65
A、第1の電磁弁65B、及び第2の電磁弁65Cを制
御してガスバーナー50に供給されるガス流量を制御
し、ガスバーナー50の燃焼度合いを制御して温水の温
度を制御するバーナーコントローラ108が接続されて
いる。なお、図13に示したように、ガスバーナーを第
1のガスバーナー50Aと第2のガスバーナー50Bと
に分けて構成した場合、バーナーコントローラ108は
各々のバーナー構成部分を独立に制御する。これによっ
て、冷凍サイクルによる暖房と温水による暖房とを各々
独立に制御でき、よりきめ細かい快適な暖房制御が可能
となる。
【0051】また、マイコン102Fには、熱動弁58
の開閉を制御する熱動弁コントローラ122が接続され
ている。マイコン102Fは、リモートコントローラ7
7から受信した操作信号に基づいて床暖房の設定レベル
を判断し、該床暖房レベルに相当する熱動弁58のデュ
ーディ比を演算し、演算結果を熱動弁コントローラ12
2に伝達する。熱動弁コントローラ122は、伝達され
たデューティ比に熱動弁58を制御して床マット66の
温度制御を行う。このデューティ比の制御の流れは後述
する。
【0052】また、マイコン102Fには、該マイコン
102Fの指示に基づいて四方弁22、第1の開閉弁2
5、第2の開閉弁27、切り換え弁64の開閉を駆動制
御する弁切換コントローラ120が接続されている。
【0053】さらに、マイコン102Fには、外気温度
を検出する外気温センサとしての外気温度サーミスタ1
10A、室外熱交換器28の冷媒コイルの温度を検出す
るコイル温センサとしてのコイル温度サーミスタ110
B、コンプレッサの温度を検出する温度センサとしての
コンプレッサ温度サーミスタ110C、上述した温度セ
ンサ21、低温サーミスタの温水温度センサ61、高温
サーミスタの温水温度センサ63が接続されている。
【0054】なお、ファンモータ112A、及びファン
モータ用コンデンサ112Bが室外ユニット12の電源
回路とシリアル回路102Aとに接続されている。
【0055】上記構成の空気調和機は、次のように暖房
モード、冷房モード、ドライモード、自動モードで運転
可能とされている。
【0056】暖房モードのときは、弁切換コントローラ
120が、図1の四方弁22の実線部分の通路を冷媒が
通過するように四方弁22を切り換え、第1の開閉弁2
5及び第2の開閉弁27を開状態とする。これによっ
て、図1の実線矢印で示したように、室内ユニット10
の冷媒熱交換器16から流出した冷媒が、冷媒配管3
4、バルブ32を介して室外ユニット12に流入し、ボ
イラハウジング43内の冷媒コイル35で蒸発し、アキ
ュムレータ24、コンプレッサ26を循環し、該コンプ
レッサ26から吐出された圧縮冷媒がバルブ20、冷媒
配管18を介して室内ユニット10に流入し、冷媒熱交
換器16の凝縮コイルで凝縮して熱放射を行うことによ
り室内の暖房が行われる。ここで、冷媒コイル35内の
冷媒をガスバーナー50により加熱することにより、暖
房効果をより強力にすることができる。
【0057】また、第1の実施の形態の空気調和機で
は、冷媒熱交換器16による暖房の他に、温水熱放射器
17による暖房を併用して運転可能とされている。この
温水熱放射器17の運転時には、弁切換コントローラ1
20が、温水熱交換器44で温められた温水が配管64
Aを通過するように切り換え弁64を切り換える。
【0058】このように切り換え弁64を切り換えた場
合、温水熱放射器17から流出した温水が温水配管36
を経由して温水入口ニップル38から室外ユニット12
に流入し、温水配管38A、47を介して温水熱交換器
44に流入してガスバーナー50の加熱により温めら
れ、温水配管64Aを通ってバルブ46から室外ユニッ
ト12を流出し、温水熱放射器17に流入し、ファン1
1による送風によって温水熱が室内に供給されて暖房が
行われる。なお、温水熱放射器17を流れる温水量は流
量可変弁62により調節され、これによって温水による
暖房効果を調節することができる。
【0059】また、第1の実施の形態の空気調和機で
は、既に述べたように熱動弁58の開閉制御により床暖
房を行う。熱動弁58が開状態とされると、温水配管4
7を流れる温水の一部が分岐管60で分岐し、床マット
66内に配管された温水配管67を循環して温水入口ニ
ップル38に至り、再び同様の循環を繰り返す。この温
水配管67からの熱放射により、床マット66が温めら
れる。すなわち、温水は室内ユニット10の温水熱放射
器17と床マット66の温水配管67の両者を循環し
(第1の温水循環路)、冷媒熱交換器16、温水熱放射
器17、及び床マット66による暖房モードとなる。な
お、冷媒熱交換器16による暖房を停止させて、温水熱
放射器17と床マット66による暖房モードとすること
もできる。
【0060】一方、温水熱放射器17による暖房を行わ
ずに床暖房のみで温水暖房を行うときは、弁切換コント
ローラ120により温水熱交換器44で温められた温水
が配管64Bを通過するように切り換え弁64を切り換
える。配管64Bを通過した温水は温水入口ニップル3
8に至り、温水配管38Aを介して、一部の温水が温水
配管47を通って温水熱交換器44に流入してガスバー
ナー50の加熱により温められ、他の温水が分岐管60
で分岐して温水配管67を循環することにより床マット
66を温める、という循環を繰り返す(第2の温水循環
路)。なお、この床マット66のみによる温水暖房時
に、冷媒熱交換器16を作動させて冷媒による室内暖房
を併用したり、冷媒熱交換器16を停止させることもで
きる。
【0061】このように第1の実施の形態の空気調和機
では、暖房モード時の暖房手段として、冷媒熱交換器1
6、温水熱放射器17、及び床マット66の3つの手段
が有り、そのいずれかを選択して切り換えることもでき
る。この暖房手段の切り換えのタイミング等の詳細は後
述する。
【0062】また、冷房モード時には、図1の四方弁2
2の点線部分の通路を冷媒が通過するように四方弁22
を切り換える。そして、さらに第1の開閉弁25及び第
2の開閉弁27を閉状態とし、ガスバーナー50による
加熱ルートを避ける。これによって、図1の点線矢印で
示したように、室内ユニット10の冷媒熱交換器16か
ら流出した冷媒が、冷媒配管18、バルブ20を介して
室外ユニット12に流入し、逆止弁23、アキュムレー
タ24、コンプレッサ26を循環し、該コンプレッサ2
6から吐出された圧縮冷媒が四方弁22を介して室外熱
交換器28に至る。そして、該室外熱交換器28を通過
する冷媒が空冷ファン29の送風により熱を奪われて凝
縮し、キャピラリチューブ30、逆止弁31を介してバ
ルブ32から流出し、室内ユニット10の冷媒熱交換器
16の蒸発コイルで蒸発して周囲から熱を奪うことによ
り室内の冷房が行われる。
【0063】また、ドライモードのときは、上記の冷房
モードと同様の冷凍サイクルでコンプレッサ26を最小
能力で運転し、同時に温水熱放射器17に温水を流通さ
せる。このように構成することによって冷凍サイクルの
蒸発器で冷却し、除湿された空気を室温とほぼ同じ温度
まで温水熱放射器17で再加熱し、温度が変わらず除湿
された空気を被調和室に供給する除湿運転を行ってい
る。
【0064】また、自動モードのときは、予め設定され
た設定温度と運転開始時の室温とを比較して、運転開始
時の室温が設定温度より所定値以上低ければ暖房モード
を選択し、運転開始時の室温が設定温度を含む所定範囲
内の温度であればドライモードを選択し、運転開始時の
室温が設定温度より所定値以上高ければ冷房モードを選
択して運転している。
【0065】なお、運転モードの切り換えは、図12に
示す運転モード切換スイッチ75を備えたリモートコン
トローラ77による遠隔操作によっても可能とされてい
る。ここで、図12のリモートコントローラ77の簡単
な構成を図13を用いて説明する。
【0066】図13に示すように、リモートコントロー
ラ77は、該リモートコントローラに入力されたデータ
の管理及びコントローラ全体の制御を行うCPU150
と、運転モード切換スイッチ75等からなる入力操作ス
イッチ152と、入力データ、運転モード、時刻等を表
示する液晶表示部154と、室内ユニット10への指令
を赤外線信号に変換して送信する赤外線送信部156
と、入力データ、運転モード、時刻等を記憶する不揮発
性メモリのデータメモリ158と、クロック160と、
から構成されている。
【0067】リモートコントローラ77の入力操作スイ
ッチ152として、さらに床暖房スイッチ71と床暖房
レベルスイッチ73とが備えられている(図12参
照)。この床暖房スイッチ71をオンオフ操作すると、
操作信号がデータバス156を介して赤外線送信部15
6に伝達し、赤外線送信部156は、該操作信号を赤外
線信号に変換して出力する。この赤外線信号を受信回路
で受信した室内ユニット10のマイコン72Cは、シリ
アル通信により室外ユニット12のマイコン102Fに
当該信号を伝達する。マイコン102Fは、熱動弁コン
トローラ122を用いて熱動弁58を制御することによ
り床暖房を行う。このようにリモートコントローラ77
を用いて遠隔から床暖房のオンオフを切り換えることが
できる。
【0068】また、床暖房レベルスイッチ73のプッシ
ュ数に応じて床暖房レベルを遠隔から設定することがで
きる。すなわち、図12に示すように、床暖房レベルス
イッチ73を1回押すと床暖房レベル”高”、2回押す
と床暖房レベル”中”、3回押すと床暖房レベル”
低”、4回押すと1回押した最初の状態に戻り、プッシ
ュ数に応じてサイクリックに床暖房レベルを設定するこ
とができる。なお、図示のように設定された床暖房レベ
ルがリモートコントローラ77の液晶表示部154に表
示される。設定された床暖房レベルは、赤外線信号に変
換されて室内ユニット10に送信され、同様の手順で熱
動弁58が制御されて送信した床暖房レベルに設定され
る。
【0069】次に、第1の実施の形態に係る空気調和機
の暖房モード時の詳細な処理の流れについて図4〜図9
のフローチャートを用いて説明する。
【0070】図4に示すように、まず、エアコン単独運
転(床暖房を使用しないエアコンのみによる運転)か否
かを判定する(ステップ200)。エアコン単独運転の
場合(ステップ200肯定判定)、次式が成立するか否
かを判定する(ステップ202)。
【0071】 Ts − ΔT1 > T room (1) ここで、Ts は目標とする設定温度、T roomは現時点
で検出された室内温度、ΔT1 は設定温度と室内温度と
の差の基準となる温度差で第1の実施の形態では例えば
10°C程度の値が採用されている。なお、図10に示
すように、(1)式が成立する場合は、室温T roomが温
度線170より下の温度領域にあって設定温度Ts (温
度線173)からまだ遠い状態であり、(1) 式が成立し
ない場合は、室温T roomが温度線170より上の温度
領域となり設定温度Ts に近づいた状態を指す。
【0072】(1) 式が成立する場合(ステップ202肯
定判定)、室温T roomが設定温度Ts よりかなり低い
ので、冷媒と温水による暖房制御、すなわち冷媒熱交換
器16と温水熱放射器17との併用運転を行い(ステッ
プ204)、強力な暖房を行う。そして、再びステップ
200に戻って同様の処理を実行する。
【0073】(1) 式が成立しない場合(ステップ202
否定判定)、次式が成立するか否かを判定する(ステッ
プ206)。
【0074】 Ts − ΔT2 > T room (2) ここで、ΔT2 として第1の実施の形態では例えば5°
C程度の値が採用されている。なお、図10に示すよう
に、(2) 式が成立する場合は、室温T roomが温度線1
70と温度線171との間の温度領域にあり、(2) 式が
成立しない場合は、室温T roomが温度線171より上
の温度領域となり設定温度Ts (温度線173)により
近づいた状態を指す。
【0075】(2) 式が成立する場合(ステップ206肯
定判定)、冷媒又は温水のいずれかによる暖房制御に切
り換える(ステップ208)。すなわち、冷媒熱交換器
16か温水熱放射器17のいずれかを停止させ、1つの
ユニットによる暖房を行う。このような制御により、室
内温度を設定温度に効率的に近づけることができ、強力
暖房と快適性の要求を同時に満たすことができる。そし
て、再びステップ200に戻って同様の処理を実行す
る。なお、ステップ208の温度制御の処理の流れにつ
いては後述する。
【0076】(2) 式が成立しない場合(ステップ206
否定判定)、室温T roomが設定温度Ts 付近にまで上
昇したので、冷媒又は温水のいずれかによるオンオフ暖
房制御を行う(ステップ210)。すなわち、冷媒熱交
換器16か温水熱放射器17のいずれかを停止させ、1
つのユニットによる暖房を行うと共に、室温T roomが
設定温度Ts を超えた場合は当該ユニットを停止させ、
室温T roomが設定温度Ts 以下となった場合は当該ユ
ニットを作動させる、という制御を行う。そして、再び
ステップ200に戻って同様の処理を実行する。なお、
ステップ210の温度制御の処理の流れについては後述
する。
【0077】一方、エアコン単独運転でない場合(ステ
ップ200否定判定)、床暖房の単独運転か否かを判定
する(ステップ212)。床暖房の単独運転の場合(ス
テップ212肯定判定)、床マット66のみの温水制御
を行う(ステップ214)。すなわち、室内ユニット1
0を作動させずに床マット66の暖房のみを行う。この
暖房では、リモートコントローラ77で設定された床暖
房レベル(高、中、低)のいずれかに床マット66が暖
房制御される。そして、再びステップ200に戻って同
様の処理を実行する。
【0078】床暖房の単独運転でない場合(ステップ2
12否定判定)、すなわちエアコンと床暖房とを併用す
る場合、(1) 式が成立するか否かを判定する(ステップ
216)。(1) 式が成立する場合(ステップ216肯定
判定)、室温T roomが設定温度Ts よりかなり低いの
で、冷媒と温水による暖房制御と床マット66の温水制
御を同時に行う(ステップ218)。すなわち冷媒熱交
換器16と温水熱放射器17との併用運転及び床マット
66の温水制御を同時に行い、強力な暖房を行う。そし
て、再びステップ200に戻って同様の処理を実行す
る。
【0079】(1) 式が成立しない場合(ステップ216
否定判定)、(2) 式が成立するか否かを判定する(ステ
ップ220)。(2) 式が成立する場合(ステップ220
肯定判定)、冷媒又は温水のいずれかによる暖房制御及
び床マット66の温水制御に切り換える(ステップ22
2)。すなわち、冷媒熱交換器16か温水熱放射器17
のいずれかを停止させ、1つのユニットによる暖房及び
床暖房を行う。そして、再びステップ200に戻って同
様の処理を実行する。
【0080】なお、ステップ222において、好ましく
は温水熱放射器17を停止させて冷媒熱交換器16によ
る暖房と床暖房を行う。これによって、温水は床暖房専
用に用いられるので、床暖房と室内暖房とにおいて制御
の独立性が高まり、きめ細かな快適な暖房制御が可能と
なる。特に、ガスバーナー50を第1のガスバーナーと
第2のガスバーナーとに分けて各々独立に制御可能に構
成した場合、床マット66と冷媒熱交換器16とを分離
した制御ができ、さらにきめ細かい快適な暖房制御が可
能となる。
【0081】(2) 式が成立しない場合(ステップ220
否定判定)、次式が成立したか否かを判定する( ステッ
プ224)。
【0082】 Ts − ΔT3 > T room (3) ここで、ΔT3 として第1の実施の形態では例えば3°
C程度の値が採用されている。なお、図10に示すよう
に、(3) 式が成立する場合は、室温T roomが温度線1
71と温度線172との間の温度領域にあり、(3) 式が
成立しない場合は、室温T roomが温度線172より上
の温度領域となり設定温度Ts (温度線173)にきわ
めて近づいた状態を指す。
【0083】(3) 式が成立する場合(ステップ224肯
定判定)、室温T roomが設定温度Ts に近い温度領域
にまで上昇したので、冷媒又は温水のいずれかによるオ
ンオフ暖房制御及び床マット66の温水制御に切り換え
る(ステップ226)。すなわち、冷媒熱交換器16か
温水熱放射器17のいずれかを停止させ、1つのユニッ
トによる暖房及び床暖房を行うと共に、室温T roomが
温度線172の温度を超えた場合は当該ユニットを停止
させて床暖房のみとし、室温T roomが温度線172の
温度以下となった場合は当該ユニットを作動させる、と
いう制御を行う。そして、再びステップ200に戻って
同様の処理を実行する。
【0084】なお、ステップ210のオンオフ暖房制御
と異なる点は、ステップ210では設定温度Ts の温度
線173がオンオフの切り換えの基準温度とされている
のに対し、ステップ226では、設定温度Ts −ΔT3
の温度線172がオンオフの切り換えの基準温度とされ
ている点である。
【0085】(3) 式が成立しない場合(ステップ224
否定判定)、床マット66のみの温水制御を行う(ステ
ップ228)。すなわち、室内ユニット10の冷媒熱交
換器16と温水熱放射器17のいずれも停止させ、床暖
房のみを継続する。これによって、過度の暖房を防ぎ、
ユーザの快適性を図ることができる。そして、再びステ
ップ200に戻って同様の処理を実行する。
【0086】以上のように第1の実施の形態の空気調和
機では、暖房開始時に、冷媒と温水による暖房を併用し
て行い、さらに冷媒をガスバーナー50で加熱するの
で、立ち上がり時の強力暖房が可能となる。これによっ
て、図10に示すように、第1の実施の形態の空気調和
機の暖房時の温度変化曲線180は、従来の空気調和機
(温水式RFエアコン、冷媒加熱式RFエアコン)で暖
房した場合の温度変化曲線182よりも設定温度Ts に
達する時間が早くなる。また、室内温度が設定温度に十
分に近づいた状態(温度線171又は172より上)で
は、いずれか1つの暖房手段に切り換えたり、床暖房の
みとするので、効率的かつ快適な暖房が可能となる。
【0087】次に、図4のステップ204、208、2
18、222における冷媒熱交換器16及び温水熱放射
器17による暖房制御の処理の流れを図5及び図6のフ
ロチャートを用いて説明する。
【0088】図5は、冷媒熱交換器16による暖房処理
の詳細を示すもので、まず、現在の室温T roomと予め
設定された設定温度Ts との差Etを演算する(ステッ
プ240)。次に、ステップ240で求めた差Etの単
位時間あたりの変化量を演算する(ステップ242)。
次に、差Etと差Etの単位時間あたりの変化量とに応
じてファジイ推論則により、コンプレッサ26の周波数
変化量を演算する(ステップ244)。そして、ステッ
プ244で求めた周波数変化量だけコンプレッサ周波数
が変化するようにインバータを制御してコンプレッサの
周波数制御を行う(ステップ246)。また、上下フラ
ップモータ74A、左右フラップモータ74B、74C
が制御されて風向きが制御されると共に、暖房モードの
ときにはフロアセンサの出力に基づいても制御される。
【0089】図6は、温水熱放射器17による暖房処理
の詳細を示すもので、まず、現在の室温T roomと予め
設定された設定温度Ts との差Etを演算する(ステッ
プ250)。次に、ステップ250で求めた差Etの単
位時間あたりの変化量を演算する(ステップ252)。
次に、差Etと差Etの単位時間あたりの変化量とに応
じて予めファジイ推論則により定められた流量可変弁6
2の弁開閉変化量のマップから、弁開閉変化量を演算す
る(ステップ254)。そして、ステップ254で演算
された弁開閉変化量に応じて流量可変弁62を制御する
(ステップ256)。
【0090】なお、ステップ204、218のように冷
媒熱交換器16と温水熱放射器17の併用運転を行う場
合は、図5及び図6の処理を同時に行う。
【0091】次に、図4のステップ210、226にお
ける冷媒加熱用バーナー及び温水によるオンオフ暖房制
御の処理の流れを図7及び図8のフローチャートを用い
て説明する。
【0092】図7は、冷媒加熱用バーナーによるオンオ
フ暖房処理の詳細を示すもので、まず、現在の室温T
roomが予め設定された設定温度Ts を越えているか否か
を判定する(ステップ260)。室温T roomが設定温
度Ts を超えていない場合は(ステップ260否定判
定)、図5に示した冷媒加熱による暖房制御を実行し
(ステップ262)、室温T roomが設定温度Ts を超
えている場合は(ステップ260肯定判定)、冷媒加熱
用バーナーの作動をオフとし(ステップ264)、リタ
ーンする。なお、図7のステップ260の判定は、図4
のステップ210のオンオフ暖房制御について適用され
るもので、図4のステップ226の場合は、ステップ2
60で現在の室温T roomがTs −ΔT3 を越えている
か否かが判定される。
【0093】図7のオンオフ暖房制御では、好ましくは
温度しきい値にデファレンシャルを導入し温度変化のヒ
ステリシスを考慮して冷媒加熱用バーナーのオンオフを
行う。すなわち、温度が上昇してT roomがTs を越え
た場合に直ちに冷媒加熱用バーナーをオフとするのでは
なく、T roomがTs +α(α>0)を越えたときに冷
媒加熱用バーナーをオフとする。また、温度が下降して
T roomがTs 以下となった場合に直ちに冷媒加熱用バ
ーナーをオンとするのではなく、T roomがTs −α以
下となったときに冷媒加熱用バーナーをオンとする。
【0094】図8は、温水によるオンオフ暖房処理の詳
細を示すもので、まず、現在の室温T roomが予め設定
された設定温度Ts を越えているか否かを判定する(ス
テップ270)。室温T roomが設定温度Ts を超えて
いない場合は(ステップ270否定判定)、図5に示し
た温水による暖房制御を実行し(ステップ272)、室
温T roomが設定温度Ts を超えている場合は(ステッ
プ270肯定判定)、流量可変弁62をオフ(閉じる)
とし(ステップ274)、リターンする。なお、図8の
ステップ270の判定は、図4のステップ210のオン
オフ暖房制御について適用されるもので、図4のステッ
プ226の場合は、ステップ270で現在の室温T ro
omがTs −ΔT3 を越えているか否かが判定される。
【0095】図8のオンオフ暖房制御でも、好ましくは
温度しきい値にデファレンシャルを導入し温度変化のヒ
ステリシスを考慮して流量可変弁62のオンオフを行
う。すなわち、温度が上昇してT roomがTs を越えた
場合に直ちに流量可変弁62をオフとするのではなく、
T roomがTs +α(α>0)を越えたときに流量可変
弁62をオフとする。また、温度が下降してT roomが
Ts 以下となった場合に直ちに流量可変弁62をオンと
するのではなく、T roomがTs −α以下となったとき
に流量可変弁62をオンとする。
【0096】次に、床マット66の温水制御の流れを図
9のフローチャートを用いて説明する。
【0097】図9に示すように、まず、床暖房の設定レ
ベル(高、中、低のいずれか)を読み出す(ステップ2
80)。次に、設定レベルに対応するデューティ比を予
め定められた熱動弁58のデューティ比のマップに基づ
いて演算する(ステップ282)。そして、演算された
デューティ比に基づいて熱動弁58を制御し(ステップ
284)、リターンする。
【0098】ステップ284の熱動弁58の制御は、例
えば次のように行われる。すなわち、図11に示すよう
に、床暖房レベルが”高”の場合、熱動弁58を7分間
開状態とし、次に3分間閉状態とし(デューティ比
7:3)、以後この時間の開閉を1周期として同様の制
御を繰り返す。また、床暖房レベルが”中”の場合、熱
動弁の開時間を4分、閉時間を6分とし(デューティ比
4:6)、床暖房レベルが”低”の場合、熱動弁の開
時間を2分、閉時間を8分として(デューティ比2:
8)、同様の制御を周期的に繰り返す。
【0099】このような床暖房の制御は、床暖房の運転
と停止を切り換えるだけであった従来と比較して、快適
性が向上する。
【0100】(第2の実施の形態)複数枚の床マットを
備えた第2の実施の形態に係る空気調和機を図14〜図
17を用いて以下に説明する。
【0101】第2の実施の形態に係る空気調和機の構成
を図14に、室外ユニット12の電気回路図を図15に
示す。なお、第1の実施の形態と同様の構成については
同一の符号を付して詳細な説明を省略する。また、室内
ユニット10についてはスイッチ基板82の床暖房スイ
ッチが複数枚の床マット毎に設けられている以外は第1
の実施の形態と同様である。
【0102】図14に示すように、第2の実施の形態に
係る空気調和機の温水配管47から分岐した分岐管60
は、さらに分岐管60A、60B、60Cの3つに分岐
されている。これらの分岐管60A、60B、60Cは
各々熱動弁58A、58B、58Cを介して床マット往
きの逆止弁59A、59B、59Cに各々接続されてい
る。
【0103】そして、逆止弁59A、59B、59C
は、温水配管67A、67B、67Cの温水流入口に各
々接続されている。これらの温水配管67A、67B、
67Cは、室内に3枚備えられた床マット66A、66
B、66Cの内部を循環するように各々配置されてお
り、その温水流出口が温水入口ニップル38の床マット
戻り口に各々接続されている。この温水配管67A、6
7B、67Cを循環する温水によって床マット66A、
66B、66Cが各々暖房される。
【0104】次に、図15に示すように、室外ユニット
12のマイコン102Fに接続された熱動弁コントロー
ラ122には、熱動弁58A、58B、58Cが接続さ
れている。熱動弁コントローラ122は、マイコン10
2Fからの指令に基づき、熱動弁58A、58B、58
Cを各々独立に開閉制御する。
【0105】次に、第2の実施の形態に係るリモートコ
ントローラの概略を図16に示し、床暖房レベルの設定
方法を説明する。なお、リモートコントローラの概略構
成については、図13の構成同様であるので詳細な説明
を省略する。
【0106】図16に示すように、リモートコントロー
ラ88には、図13の入力操作スイッチ152として、
少なくとも運転モード切り換えスイッチ89と、床マッ
トを選択するためのセレクトスイッチ90と、床暖房レ
ベルを設定するためのレベルスイッチ92と、設定した
床暖房レベルで床暖房をスタートするときに押下するス
タートボタン94とが備えられている。なお、以下で
は、床暖房A、床暖房B、床暖房Cとは、各々、床マッ
ト66A、66B、66Cによる床暖房をいうものとす
る。
【0107】図16の下方に示したように、まず、セレ
クトスイッチ90を1回押すと、液晶表示部154の下
方には、”床暖房A”の表示が点滅して現れる。この状
態でレベルスイッチ92を1回押すと床暖房Aの設定レ
ベルが”高”となり、表示の下に”高”が表示される。
レベルスイッチ92を2回押すと床暖房Aの設定レベル
が”中”となり、表示の下に”中”が表示される。レベ
ルスイッチ92を3回押すと床暖房Aの設定レベルが”
低”となり、表示の下に”低”が表示される。そして、
レベルスイッチ92を4回押すと、”床暖房A”の表示
が消える。この表示が消えた状態は、床暖房Aの停止を
意味する。なお、レベルスイッチ92を5回押すと1回
押した最初の状態、すなわち、設定レベル”高”の状態
に戻り、レベルスイッチ92のプッシュ数に応じてサイ
クリックに床暖房レベルを設定することができる。
【0108】床暖房レベルAの設定レベルの選択が終了
し、セレクトスイッチ90を押す(2回目)と、”床暖
房A”の表示が点滅状態から点灯状態に変わり(停止の
場合は消滅状態)、次の”床暖房B”の表示が点滅して
現れる。この状態で床暖房Aの設定レベルが確定し、床
暖房Bの設定レベルの入力待ち状態となる。
【0109】全く同様にレベルスイッチ92を押すこと
により床暖房Bのレベルを選択し、セレクトスイッチ9
0を押すと(3回目)、”床暖房B”の表示が点滅状態
から点灯状態に変わり(停止の場合は消滅状態)、次
の”床暖房C”の表示が点滅して現れる。この状態で床
暖房Bの設定レベルが確定し、床暖房Cの設定レベルの
入力待ち状態となる。全く同様にレベルスイッチ92を
押すことにより床暖房Cのレベルを選択し、セレクトス
イッチ90を押すと(4回目)、”床暖房C”の表示が
点滅状態から点灯状態に変わり(停止の場合は消滅状
態)、すべての床暖房レベルが設定完了となる。
【0110】なお、図16の例では、”床暖房A”が”
高”、”床暖房B”が”中”、”床暖房C”が”停止”
に各々設定されており、液晶表示部154に表示されて
いる。再度、床暖房レベルを設定するときは、セレクト
スイッチ90を再度押せば良い。設定された各床暖房レ
ベルの情報は、図13のデータメモリ158に格納され
る。
【0111】以上のようにして床暖房レベルが設定され
た状態で、スタートボタン94を押すと、CPU150
がデータメモリ158の情報を読み取って赤外線送信部
156に送る。そして、赤外線送信部156が各床マッ
トの床暖房レベルを表す赤外線信号を送信する。この赤
外線信号が室内ユニット10の受信回路で受信される
と、受信した赤外線信号の情報がマイコン72Cに送ら
れ、該マイコン72Cは、該情報をシリアル回路70D
を介してシリアル通信により室外ユニット12に送出す
る。そして、室外ユニット12のシリアル回路102A
で受信した床暖房レベルの情報はマイコン102Fに伝
達される。マイコン102Fは、該情報から各床暖房の
設定レベルを解析し、該設定レベルに相当する熱動弁5
8A、58B、58Cのデューディ比を演算し、演算結
果を熱動弁コントローラ122に伝達する。
【0112】熱動弁コントローラ122は、伝達された
デューティ比(図11参照)に熱動弁58A、58B、
58Cを各々独立に制御して床マット66A、66B、
66Cの温度制御を行う。例えば、図16に示した床暖
房の設定例では、熱動弁58Aを7分間開状態とし、次
に3分間閉状態とし、以後この開閉を1周期として同様
の制御を繰り返す(床暖房レベル”高”)。また、熱動
弁58Bを4分間開状態6分間閉状態とし、以後この開
閉を1周期として同様の制御を繰り返す(床暖房レベ
ル”中”)。そして、熱動弁58Cを常時、閉状態とす
る(床暖房の停止)。
【0113】ここで、床マット66A、66B、66C
の配置例を図17(A)〜図17(C)に示す。図17
(A)では1つの室に3つの床マットを配置し、図1
7(B)では2つの室と室とにわけて床マットを配
置し、図17(C)では、3つの室、、の各々に
1つの床マットを配置した例を示す。
【0114】以上のように、第2の実施の形態では、3
枚の床マット毎に床暖房レベル及び運転と停止の切り換
えを個別的に設定できるため、個別的に制御できなかっ
た従来と比較して快適性及び利便性が大幅に向上する。
また、経済性の点からも利点が有る。
【0115】以上が本発明の各実施の形態に係る空気調
和機の1例であるが、上記例にのみ限定されるものでは
ない。例えば、複数枚の床マットを個別的に温度制御す
る第2の実施の形態の発明は、上記以外の空調器、例え
ば温水式RFエアコン、冷媒加熱式RFエアコン、従来
のエアコン等に組み合わせて用いることも可能である。
また、床暖房機能のみを備えた床暖房システムにも適用
できる。この床暖房システムの構成は、図14におい
て、エアコンに関する構成を除外しガスバーナー50で
加熱された温水が各床マット66A、66B、66Cの
みを循環する構成としたものに相当する。
【0116】また、リモートコントローラの床暖房レベ
ルの設定方法や表示方法も、これに限定されるものでは
ない。例えば、各床マット毎にオンオフスイッチや暖房
レベルの設定スイッチを設けても良い。また、床暖房の
停止状態で表示を消すのではなく”停止”の表示を出す
ようにしても良い。
【0117】さらに、第2の実施の形態で3枚の床マッ
トを用いる例を示したが、2枚又は3枚を超える床マッ
トを設けても良い。
【0118】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、複数の床暖房手段を個別に制御できるようにし
たので、床暖房の快適性と共に利便性が向上する、とい
う効果が得られる。
【0119】請求項2の発明によれば、複数の床暖房手
段の運転若しくは停止への切り換え又は運転時の暖房レ
ベルを個別的に制御できるので、床暖房の快適性と共に
経済性を含めた利便性が大幅に向上する、というさらな
る効果が得られる。
【0120】請求項3の発明によれば、運転指令の内容
を表示すると共に遠隔から運転指令を送信できるように
したので、床暖房の操作性を含めた快適性及び利便性が
大幅に向上する、というさらなる効果が得られる。
【0121】請求項4の発明によれば、複数の床暖房手
段を個別に制御できるようにしたので、床暖房の快適性
と共に利便性が向上する、という効果が得られる。
【0122】請求項5の発明によれば、複数の床暖房手
段の運転若しくは停止への切り換え又は運転時の暖房レ
ベルを個別的に制御できるので、床暖房の快適性と共に
経済性を含めた利便性が大幅に向上する、というさらな
る効果が得られる。
【0123】請求項6の発明によれば、運転指令の内容
を表示すると共に遠隔から運転指令を送信できるように
したので、床暖房の操作性を含めた快適性及び利便性が
大幅に向上する、というさらなる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の空気調和機の冷媒
及び温水回路図である。
【図2】上記実施の形態の空気調和機の室内ユニットの
電気回路図である。
【図3】上記実施の形態の空気調和機の室外ユニットの
電気回路図である。
【図4】上記実施の形態の暖房モード時の制御ルーチン
を示す流れ図である。
【図5】上記制御ルーチンの冷媒による暖房制御の詳細
を示す流れ図である。
【図6】上記制御ルーチンの温水による暖房制御の詳細
を示す流れ図である。
【図7】上記制御ルーチンの冷媒加熱用バーナーのオン
オフ暖房制御の詳細を示す流れ図である。
【図8】上記制御ルーチンの温水によるオンオフ暖房制
御の詳細を示す流れ図である。
【図9】上記制御ルーチンの床マットの温水制御の詳細
を示す流れ図である。
【図10】暖房時間tに対する室温T roomの変化を示
すグラフである。
【図11】床暖房の設定レベル”高”、”中”、”低”
についての熱動弁のデューティ比を各々示す図である。
【図12】第1の実施の形態に係るリモートコントロー
ラの概略及び床暖房レベルの設定方法を示す図である。
【図13】リモートコントローラの簡単な構成を示す図
である。
【図14】本発明の第2の実施の形態の空気調和機の冷
媒及び温水回路図である。
【図15】上記実施の形態の空気調和機の室外ユニット
の電気回路図である。
【図16】第2の実施の形態に係るリモートコントロー
ラの概略及び床暖房レベルの設定方法を示す図である。
【図17】第2の実施の形態に係る3枚の床マットの配
置例を示す図であって、(A)は1つの室に3つの床マ
ットを配置した例、(B)は2つの室に床マットをわけ
て配置した例、(C)は3つの室に床マットを1枚毎に
配置した例を示す図である。
【図18】温水熱交換器と冷媒コイルとを各々独立のガ
スバーナーで加熱制御する場合の各ボイラハウジング内
の構成を示す図である。
【符号の説明】
10 室内ユニット 12 室外ユニット 16 冷媒熱交換器 28 室外熱交換器 44 温水熱交換器 66 床マット 66A 床マットA 66B 床マットB 66C 床マットC 77 リモートコントローラ 88 リモートコントローラ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温水を用いて床暖房を行う床暖房システ
    ムにおいて、 温水を用いて複数箇所の床暖房を各々行う複数の床暖房
    手段と、 前記複数の床暖房手段の各々の運転指令を入力する入力
    手段と、 前記入力手段から入力された各々の運転指令に基づいて
    前記複数の床暖房手段を個別に制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする床暖房システム。
  2. 【請求項2】 前記入力手段から入力された各々の運転
    指令は、複数の床暖房手段毎の運転若しくは停止への切
    り換え指令、又は複数の床暖房手段毎の運転時の暖房レ
    ベルの指令であることを特徴とする請求項1の床暖房シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記入力手段は、 前記複数の床暖房手段毎の運転指令の内容を表示する表
    示手段と、 前記複数の床暖房手段毎の運転指令を遠隔から前記制御
    手段に送信する送信手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2の床暖
    房システム。
  4. 【請求項4】 冷媒を蒸発又は凝縮させて室内の空調を
    行う空気調和機において、 温水を用いて複数箇所の床暖房を各々行う複数の床暖房
    手段と、 前記複数の床暖房手段の各々の運転指令を入力する入力
    手段と、 前記入力手段から入力された各々の運転指令に基づいて
    前記複数の床暖房手段を個別に制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする空気調和機。
  5. 【請求項5】 前記入力手段から入力された各々の運転
    指令は、複数の床暖房手段毎の運転若しくは停止への切
    り換え指令、又は複数の床暖房手段毎の運転時の暖房レ
    ベルの指令であることを特徴とする請求項4の空気調和
    機。
  6. 【請求項6】 前記入力手段は、 前記複数の床暖房手段毎の運転指令の内容を表示する表
    示手段と、 前記複数の床暖房手段毎の運転指令を遠隔から前記制御
    手段に送信する送信手段と、 を備えたことを特徴とする請求項4又は請求項5の空気
    調和機。
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