JP2001241731A - 室内空調システム - Google Patents

室内空調システム

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JP2001241731A
JP2001241731A JP2000049866A JP2000049866A JP2001241731A JP 2001241731 A JP2001241731 A JP 2001241731A JP 2000049866 A JP2000049866 A JP 2000049866A JP 2000049866 A JP2000049866 A JP 2000049866A JP 2001241731 A JP2001241731 A JP 2001241731A
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Shuichi Tamagaki
修一 玉垣
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SATOOKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用客に対する空調サービスの質を低下させ
ることなく、客室の利用、非利用状態に応じて室温を制
御することが可能な室内空調システムを提供すること。 【解決手段】 適宜設定される所定の室温制御モードに
基づいて空調機を作動させることで室温を制御すること
が可能な室内空調システムであって、客室を利用する際
に利用者が用いるルームカードやルームキー等を検出す
る検出センサや、人体検知センサ等からの入力に基づい
て、前記客室が利用状態であるか、もしくは非利用状態
であるかを判別可能な判別手段と、前記判別手段により
判別される前記客室の状態の変化に応じて、前記客室の
利用状態、非利用状態に対応する所定の室温制御モード
を設定するモード設定手段と、を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホテル等における
客室内の温度を制御する室内空調システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ホテル等における客室内の温度
は、ホテル側、または各客室内に設けられた操作パネル
により設定される所定の設定温度に基づいて制御される
ようになっているのが一般的である。
【0003】近年においては、省エネを目的として、客
室利用者が客室内に入室する際に用いられるルームカー
ドやルームキー等を客室の入口等に備え付けられた入室
判定ユニットに入れることで、室内の電灯やテレビ等の
電化製品とともに空調が使用可能となり、退室する際に
ルームカードやルームキーを入室判定ユニットから取り
出すことで客室内の電灯やテレビ等とともに空調が使用
不可となるシステムが導入されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記シ
ステムのように、利用客が退室する際に前記ルームカー
ドやルームキーが入室判定ユニットから取り出された場
合に、電灯やテレビ等の電化製品とともに空調が自動的
に停止されるようになっていると、省エネは達成出来る
が、利用客が客室に戻ってきた際に客室が極端に冷えて
いたり、暑くなっていることがあり、利用客に対する空
調サービスが低下するといった問題があった。
【0005】また、利用客が退室しても少なくとも空調
は停止されないようにすると、利用客に対する空調サー
ビスの質が低下することはないが、客室が非利用状態で
あるにも関わらず、室温が利用客により設定された温度
に制御されることになると省エネが達成出来ないことが
あった。
【0006】本発明は、上記のような問題に着目してな
されたもので、利用客に対する空調サービスの質を低下
させることなく、客室の利用、非利用状態に応じて室温
を制御することが可能な室内空調システムを提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の室内空調システムは、適宜設定される所定
の室温制御モードに基づいて空調機を作動させることで
室温を制御することが可能な室内空調システムであっ
て、客室を利用する際に利用者が用いるルームカードや
ルームキー等を検出する検出センサや、人体検知センサ
等からの入力に基づいて、前記客室が利用状態である
か、もしくは非利用状態であるかを判別可能な判別手段
と、前記判別手段により判別される前記客室の状態の変
化に応じて、前記客室の利用状態、非利用状態に対応す
る所定の室温制御モードを設定するモード設定手段と、
を具備してなることを特徴としている。この特徴によれ
ば、各客室利用者を監視することなく、空調機が、客室
の利用、非利用状態の変化に応じて、その状態に適した
室温制御モードに基づいて作動され、室温が制御される
ことになるため、利用客に対して快適な空調サービスを
提供出来るばかりか、空調サービスの質を低下させるこ
となく、省エネ化を図ることも可能となる。
【0008】本発明の室内空調システムは、前記判別手
段により前記客室が少なくとも非利用状態であると判別
された場合、前記モード設定手段は、前記客室に設けら
れた室温センサにより検知された室温が、冷房時におい
て予め定められた所定の上限値を越えるか、暖房時にお
いて予め定められた所定の下限値を越えた時点で前記空
調機を作動する省エネ用室温制御モードを設定すること
が好ましい。このようにすることで、客室が非利用状態
になった場合にも、空調機が効率よく作動して室温制御
がなされるため、利用客に対する空調サービスの質を低
下させることなく、省エネ化を図ることが出来る。
【0009】本発明の室内空調システムは、前記客室内
に、所定の室温制御モードを設定可能なモード設定操作
部が、利用者により操作可能に設けられており、前記判
別手段により客室が利用状態であると判別され、かつ、
客室利用者により前記モード設定操作部の操作がなされ
た場合において、前記モード設定手段は、前記モード設
定操作部により設定される室温制御モードを優先して設
定することが好ましい。このようにすることで、客室利
用者により室温制御操作がなされると、利用者が所望す
る室温制御モードに基づいて室温が制御されることにな
るため、利用客に対してより快適な空調サービスを提供
出来る。
【0010】本発明の室内空調システムは、前記モード
設定操作部により室温制御モードが無効とされた場合に
おいても、前記モード設定手段は、前記判別手段により
少なくとも前記客室が非利用状態にあると判別された時
点で所定の室温制御モードを設定することが好ましい。
このようにすることで、客室利用時において客室利用者
が室温制御モードを無効とし、空調機の作動が停止され
た場合にあっても、客室が非利用状態となった時点で所
定の室温制御モードが設定されて空調機が作動し、この
室温制御モードに基づいて室温が制御されるため、利用
客が入室した際に客室が極端に冷えていたり、暑くなっ
ていることがないため、より快適な空調サービスを提供
出来る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0012】図1は本発明第1実施形態として、ホテル
等の室内用空調システムの構成を示す図であって、1は
熱交換流体(温水または冷水)製造装置を示しており、
この熱交換流体製造装置1により製造された熱交換流体
は、ポンプ2により加圧されて主配管3を通り、主配管
3より分岐された給水管4を介して各客室5、6、7…
へと供給される。そして、客室5〜7内で熱交換された
流体は、排水管8を介して主配管9に合流された後に再
び熱交換流体製造装置1に戻って循環するようになって
いる。
【0013】次に、図2には、例えば客室5内における
空調機のシステム構成を示すブロック図が示されてお
り、該客室5内には、前述の給水管4から送られてくる
熱交換流体の熱量を空気温として取込むファンコイルユ
ニット15が設けられている。
【0014】このファンコイルユニット15は、冷水ま
たは温水が給水管4、排水管8を介して排水されるコイ
ル10と、このコイル10に配水された冷温水と室内空
気との熱交換を図るためのファン14とからなり、給水
管4におけるコイル10近傍には、水通路を開閉可能な
調整バルブ13と、管温を検知する管温センサ17が設
けられている。
【0015】これら制御バルブ13、ファン14、管温
センサ17は、客室5の利用状況に応じて、客室5の空
調を含め、電灯や電化製品等の各種機器類の使用を制御
する制御部16に対してそれぞれ信号線を介して接続さ
れている。
【0016】制御部16には、客室5内の温度を検出す
る室温センサ18と、利用客が客室に入室する際に用い
るルームキーとしてのルームカード19を差し込み可能
なカードユニット20内に設けられるカード検出センサ
21と、室温を変更可能な室温操作パネル22とがそれ
ぞれ信号線を介して接続されているとともに、空調機を
作動させる室温制御モードの1つである省エネ用室温制
御モードにおける設定温度を変更可能な室温設定パネル
23が接続されている。
【0017】そして制御部16は、室温操作パネル22
や、室温設定パネル23より出力される室温制御モード
情報や、管温センサ17や室温センサより出力される温
度情報に基づいて、前記ファン14や調整バルブ13を
介して室内に送出する風量やコイル10に流入される水
量を制御して、室温を所定温度に制御するようになって
いる。
【0018】室温操作パネル22は、主に各客室5〜7
内の壁面等に、客室利用者により操作可能に配設されて
おり、その前面には、図3(a)に示されるように、風
量を設定する風量設定スイッチ24と、設定温度を変更
可能な温度変更スイッチ25と、該温度変更スイッチ2
5により設定された温度を表示する設定温度表示部26
と、ファン14等の作動を停止するOFFスイッチ27
と、を備えている。風量設定スイッチ24は、LOスイ
ッチ24a、HIスイッチ24b、AUTOスイッチ2
4cの3種のスイッチからなり、ファン14の作動が停
止された状態にあるときでも、これら他のいずれかのス
イッチ24a〜24cを押圧すれば、押圧された所定の
モードで起動するようになっている。28は作動表示ラ
ンプであり、ファン14が作動状態にあるか否かが表示
されるようになっている。
【0019】そして本実施形態においては、室温制御
が、このように構成される室温操作パネル22により設
定された設定温度に基づいて空調機が作動される場合を
「常用室温制御モード」としている。
【0020】室温設定パネル23は、各客室5〜7内の
例えば壁面に、客室利用者からは操作不可能な状態に配
設されており、その前面には、図3(b)に示されるよ
うに、設定温度を変更可能とする変更キー29と、該変
更キー29により変更された温度を表示する設定温度表
示部30と、冷房時における設定温度を設定する場合に
押圧される冷房キー31と、暖房時における設定温度を
設定する場合に押圧される暖房キー32と、を備えてい
る。
【0021】本実施形態においては、室温制御が、この
ように構成される室温設定パネル23により設定された
設定温度に基づいて空調機が作動される場合を「省エネ
用室温制御モード」としている。
【0022】次に図4には、各客室内における電源回路
の概略図が示されている。本実施形態においては、外部
電源に接続する電源ラインが常用ラインと省エネライン
とに分割されており、空調機を構成するファン14や制
御部16は常用ラインから電力が供給されるようになっ
ているとともに、各客室5〜7の電灯や各種電化製品
は、省エネラインから電力が供給されるように構成され
ている。
【0023】省エネラインの所定箇所には、信号線Kを
介して制御部16に接続されるスイッチ回路33が設け
られており、このスイッチ回路33は、カード検出セン
サ21によりカードユニット20にルームカード19が
差し込まれたことが検出され、制御部16にカード検出
センサ21より出力された入室信号が入力された場合に
おいて、制御部16によりスイッチがONとされ、客室
の電灯や各種電化製品が使用可能となるとともに、カー
ド検出センサ21によりカードユニット20よりルーム
カード19が取り出されたことが検出され、制御部16
にカード検出センサ21から退室信号が入力された場合
においてスイッチがOFFとされ、客室の電灯や各種電
化製品の使用が不可能となる。
【0024】すなわち、空調機はルームカード19のカ
ードユニット20への抜き差しに関わらず、常時作動可
能な状態に構成されている。
【0025】次に、このように構成された本実施形態に
おける室内空調システムによる室温制御内容を図面に基
づいて説明していく。
【0026】まず、図1における熱交換流体製造装置1
は、夏期においては冷水、冬期においては温水、そして
中間期(春、秋)においては冷水、温水を停止状態にす
るか、温水よりやや温度の低い中温水をそれぞれ製造
し、各配管に供給するようになっている。
【0027】ここで、冷水又は温水が供給される夏期、
冬期において、例えばある客室内において室温操作パネ
ル22の風量設定スイッチ24のうちのAUTOスイッ
チ24cが押圧され、かつ設定温度変更スイッチ21に
より温度設定がなされると、制御部16は、管温センサ
17より検出される管温に基づき冷房か暖房かの選択を
するとともに、室温操作パネル22により設定された設
定温度と、室温センサ18により検出された室温とがよ
り早く一致するように、ファン14または調整バルブ1
3を介して風量またはコイル10への流量を制御する。
【0028】AUTOスイッチ24cが押されている場
合におけるファン14の風量は、例えば室温センサ18
で検出する室温と前記設定温度との温度差が|0〜1|
℃の時には弱風に、|1〜4|℃の時には中風に、|4
以上|℃の時には強風に自動的に切換えられる。ファン
14と調整バルブ13相互の関連動作は種々選択可能で
あり、前記設定温度と室温が一致した場合には、ファン
14の作動を停止するとともに調整バルブ13を閉止す
ることになり、また、室温が設定温度に近づくと室温調
整バルブ13を閉止した状態でファン14を弱風または
微風とする等、種々の調整が可能である。また、風量設
定スイッチ24がLOスイッチ24a、HIスイッチ2
4bに指定された場合、いうまでもなく調整バルブ13
のみの調整による温度制御になり、室温と設定温度とが
一致してもファン14は指定された風量を維持すること
になる。
【0029】中温水が供給される中間期(春、秋)にお
いては、基本的には温度設定することは出来ないため送
風状態となり、特に調整バルブ13の制御は行われず、
この操作パネル22の風量設定スイッチ24にて指定さ
れた風量で送風が行われる。ここでLO、HI、AUT
Oに対応する風量は予めオペレータ等により設定された
適宜風量としておくことも可能である。
【0030】次に、客室の状態に対応した室温制御内容
を説明する。
【0031】まず、本実施形態における制御部16の内
部に設けられた記憶部(ROM等)には、客室5〜7が
利用されていない状態において、空調機を必要最少限の
可動状態、すなわち、例えば夏期における冷房時におい
ては、室温が28℃を上回った時点で空調機を作動さ
せ、室温が28℃を上回らないように制御し、冬季にお
ける暖房時においては、室温が20℃を下回った時点で
空調機を作動させ、室温が20℃を下回らないように制
御し、春期、秋期においては空調機を停止させる、とい
った省エネ用室温制御モードプログラムが予め記憶され
ている。
【0032】この省エネ用室温制御モードにて空調機を
作動させる場合における設定温度は、前述した室温設定
パネル23をホテル側のオペレータ等が操作することに
より変更可能とされており、前記冷房時における前記設
定温度(28℃)を変更する場合は冷房キー31を押圧
した後に、変更キー29を操作することで温度表示部3
0に表示された設定温度を変更出来、また、前記冷房時
における前記設定温度(20℃)を変更する場合は冷房
キー31を押圧した後に、変更キー29を操作すること
で温度表示部30に表示された設定温度を変更出来る。
【0033】また、制御部16の記憶部内には、カード
検出センサからのカード検出信号の入力がある、すなわ
ち客室内に利用者が入室し、客室が利用されている状態
である場合は、省エネ用室温制御モードよりも優先して
常用室温制御モードを設定し、逆にカード検出センサか
らのカード検出信号の入力がない、すなわち客室利用者
が退室し、客室が利用されていない状態である場合は、
常用室温制御モードよりも優先して省エネ用室温制御モ
ードを設定するプログラムが登録されている。
【0034】次に、図5のフローチャート図に基づい
て、制御部16が行う室温制御内容を説明する。
【0035】制御部16は、S1においてカード検出セ
ンサ21からのカード検出信号があるか否かを判別し、
カード検出信号の入力があると判別された場合、すなわ
ち客室利用客が入室し、客室が利用状態となったと判別
した場合はS2に進み、スイッチ回路33をONにし
て、電灯や各種電化製品の使用を可能な状態とする。次
にS3において、室温操作パネル22におけるいずれか
の風量設定スイッチ24からの操作信号があるか否かを
検出し、操作があった場合はS4に進み、前述した常用
室温制御モードを設定し、室温操作パネル22にて設定
された内容に基づいて空調機を作動させて室温を制御す
ることになる。すなわち、室温は客室利用者の所望する
温度に制御されることになる。また、S3においていず
れの風量設定スイッチ24からの操作信号がない場合、
すなわちOFFスイッチ29により空調機の作動がOF
Fとされている場合は、その状態を保持してS1に戻る
ことになる。
【0036】また、S1においてカード検出信号がない
場合はS5に進み、スイッチセンサ回路33をOFFと
して、電灯や各種電化製品の使用を不可能な状態として
S6に進み、前述した省エネ用室温制御モードが、常用
室温制御モードよりも優先して設定される。すなわち、
室温設定パネル23を介して記憶部に予め記憶された設
定温度に基づいて空調機が作動することにより室温が制
御されることになる。
【0037】なお、本実施形態においては、S1におい
てカード検出センサ21からのカード検出信号の入力が
なくなった場合において、空調機の作動が室温操作パネ
ル22のOFFスイッチ27により停止された状態であ
っても、S6において強制的に省エネ用室温制御モード
が設定され、空調機はこれに基づいて作動されるように
なっている。
【0038】このように、本実施形態における制御部1
6は、客室が利用状態にあるか、非利用状況にあるかを
判別可能な判別手段を構成しているとともに、該判別手
段の判別内容に基づいて、所定の室温制御モードを設定
するモード設定手段を構成している。
【0039】よって、本実施形態における室内空調シス
テムにあっては、各客室利用者を監視することなく、空
調機が、客室の利用、非利用状態の変化に応じて、その
状態に適した所定の室温制御モードに基づいて作動さ
れ、室温が制御されるため、利用客に対する空調サービ
スの質を低下させることなく、効率よく省エネ化を図る
ことが出来る。
【0040】以上、実施形態を図面により説明してきた
が、具体的な構成は実施実施形態に限られるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加
等があっても本発明に含まれる。
【0041】例えば、上記実施形態においては、客室の
利用状態、非利用状態の変化を、客室を利用する際に必
要なルームキーやルームカードからの検出に基づいて制
御部16が判別していたが、特に図示しないが、客室内
に人体を検知可能な人体検知センサ等を設置し、この人
体検知センサからの入力に基づいて客室の利用、非利用
状態を判別すること等も可能である。
【0042】また、室温制御モードとして、客室が利用
状態にあると判別された場合において設定される常用室
温制御モードと、客室が非利用状態にあると判別された
場合において設定される省エネ用室温制御モードとが示
されていたが、客室が利用状態にあり、かつ、室温操作
パネル22の操作がなされない場合において、前記省エ
ネ用室温制御モード、あるいは、客室提供者により予め
設定された所定の室温制御モードが自動的に設定される
ようにしてもよい。このようにすれば、利用客の入室に
対応して所定の室温制御モードに基づく室温制御がなさ
れるため、空調サービスの質をより向上させることが出
来る。
【0043】さらに、上記実施形態においては、省エネ
用室温制御モードの室温設定が、設定操作パネル23を
介して行えるようになっていたが、客室内に設けられた
室温操作パネル22に前記省エネ用室温制御モードの室
温設定機能を付加し、該室温操作パネル22にて設定出
来るようにしてもよい。
【0044】
【発明の効果】本発明にあっては、次のような効果を奏
する。
【0045】(a)請求項1の発明によれば、各客室利
用者を監視することなく、空調機が、客室の利用、非利
用状態の変化に応じて、その状態に適した室温制御モー
ドに基づいて作動され、室温が制御されることになるた
め、利用客に対して快適な空調サービスを提供出来るば
かりか、空調サービスの質を低下させることなく、省エ
ネ化を図ることも可能となる。
【0046】(b)請求項2の発明によれば、客室が非
利用状態になった場合にも、空調機が効率よく作動して
室温制御がなされるため、利用客に対する空調サービス
の質を低下させることなく、省エネ化を図ることが出来
る。
【0047】(c)請求項3の発明によれば、客室利用
者により室温制御操作がなされると、利用者が所望する
室温制御モードに基づいて室温が制御されることになる
ため、利用客に対してより快適な空調サービスを提供出
来る。
【0048】(d)請求項4の発明によれば、客室利用
時において客室利用者が室温制御モードを無効とし、空
調機の作動が停止された場合にあっても、客室が非利用
状態となった時点で所定の室温制御モードが設定されて
空調機が作動し、この室温制御モードに基づいて室温が
制御されるため、利用客が入室した際に客室が極端に冷
えていたり、暑くなっていることがないため、より快適
な空調サービスを提供出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における客室空調システムを
示すブロック図である。
【図2】図1の客室空調システムの要部を示す構成図で
ある。
【図3】図1の客室空調システムにおける電源回路を示
すブロック図である。
【図4】(a)は室温操作パネル、(b)は室温設定パ
ネルを示す正面図である。
【図5】本実施形態における空調機の制御内容を示すフ
ローチャート図である。
【符号の説明】
1 熱交換流体製造装置 2 ポンプ 3 主配管 4 給水管 5〜7 客室 8 排水管 9 主配管 10 コイル 13 調整バルブ 14 ファン 15 ファンコイルユニット 16 制御部(判別手段、設定手段) 17 管温センサ 18 室温センサ 19 ルームカード 20 カードユニット 21 カード検出センサ 22 室温操作パネル(モード設定操作部) 23 室温設定パネル 24 風量設定スイッチ 24a LOWスイッチ 24b HIスイッチ 24c AUTOスイッチ 25 温度変更スイッチ 26 設定温度表示部 27 OFFスイッチ 28 作動表示ランプ 29 変更キー 30 設定温度表示部 31 冷房キー 32 暖房キー 33 スイッチ回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適宜設定される所定の室温制御モードに
    基づいて空調機を作動させることで室温を制御すること
    が可能な室内空調システムであって、 客室を利用する際に利用者が用いるルームカードやルー
    ムキー等を検出する検出センサや、人体検知センサ等か
    らの入力に基づいて、前記客室が利用状態であるか、も
    しくは非利用状態であるかを判別可能な判別手段と、 前記判別手段により判別される前記客室の状態の変化に
    応じて、前記客室の利用状態、非利用状態に対応する所
    定の室温制御モードを設定するモード設定手段と、を具
    備してなることを特徴とする室内空調システム。
  2. 【請求項2】 前記判別手段により前記客室が少なくと
    も非利用状態であると判別された場合、前記モード設定
    手段は、前記客室に設けられた室温センサにより検知さ
    れた室温が、冷房時において予め定められた所定の上限
    値を越えるか、暖房時において予め定められた所定の下
    限値を越えた時点で前記空調機を作動する省エネ用室温
    制御モードを設定する請求項1に記載の室内空調システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記客室内に、所定の室温制御モードを
    設定可能なモード設定操作部が、利用者により操作可能
    に設けられており、前記判別手段により客室が利用状態
    であると判別され、かつ、客室利用者により前記モード
    設定操作部の操作がなされた場合において、前記モード
    設定手段は、前記モード設定操作部により設定される室
    温制御モードを優先して設定する請求項1または2に記
    載の室内空調システム。
  4. 【請求項4】 前記モード設定操作部により室温制御モ
    ードが無効とされた場合においても、前記モード設定手
    段は、前記判別手段により少なくとも前記客室が非利用
    状態にあると判別された時点で所定の室温制御モードを
    設定する請求項3に記載の室内空調システム。
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