JP2001272065A - 換気扇 - Google Patents

換気扇

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JP2001272065A
JP2001272065A JP2000084982A JP2000084982A JP2001272065A JP 2001272065 A JP2001272065 A JP 2001272065A JP 2000084982 A JP2000084982 A JP 2000084982A JP 2000084982 A JP2000084982 A JP 2000084982A JP 2001272065 A JP2001272065 A JP 2001272065A
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gas
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 排気効率を上げ、排気量を増大させ、静音化
を可能とする。流入してくる室内空気を効率良く、取入
口を汚さないように排気する。メインテナンスをしやす
く、外部気体が室内に流れ込んでくるのを効果的に防止
する。 【解決手段】 換気扇1は、一端に入口他端に出口を有
する中央筒部2と、この外周を囲み他端側に気体流の出
口を有する外周筒部3と、この外周筒部3の出口から流
出する気体流を外周筒部3と中央筒部2との間に流し込
むファン4と備える。ファン4とこのファン4を駆動す
るモータとを、排気しようとする室の外部に設けたり、
気体流の一部を排気しようとする室内に導入したり、気
体流の一部を、筒部2の内面に沿って出口側に向かうよ
うに、筒部2の入り口部分に導入したり、筒部2の少な
くとも入り口部分を構成するインテークダクト6を、そ
の入口が室内側に配置されるように筒部2の内周面に取
り外し可能に設置したりしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定の部屋の気体
をその部屋外へ排出したりするための換気扇に関し、特
に、気体流を利用することで、排気すべき気体を吸引し
て排出する換気扇に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から使用されている換気扇は、モー
タでファンを回し、そのファン部分を通過する換気流を
生成し、排気を行っている。このため、調理場所にこの
ような換気扇を設置した場合、ファンやモータ部分が露
出しているために油分が付着し、掃除等のメインテナン
スがかなり困難である。しかも、メインテナンス中に、
万が一スイッチが入った場合危険となる。
【0003】このような問題を解決するため、空気流を
利用して、排気すべき空気を吸引して排出する空気流利
用の換気扇が提案されている。たとえば、特開昭51−
13150号公報には、図22に示すように、風が入る
ようにした入り口202を外周に4箇所設け、入り口2
02に流入してきた風力によって、室内と連通する中央
の筒部203内の空気204を排気する換気扇201が
示されている。
【0004】また、特開昭56−23343号公報に
は、同様な空気流利用の調理レンジ用換気扇211(図
23参照)が示されている。この調理レンジ用換気扇2
11は、調理フード212内に、後部に空気取入り口2
13を有し、先端に絞り込まれた空気吐出口214を有
する筒215を配置している。この筒215は、その内
部に、ファン216を有するモータ217が配置されて
いる。
【0005】この調理レンジ用換気扇211では、ファ
ン216によって生成される空気の吐出エネルギーによ
って、空気吐出口214とその外周部218との間の通
路Sに吸引作用が生ずる。この吸引作用によって、下方
から発生する調理油を含んだ空気が、矢示wのように、
ファン216に触れずに室外へ排出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特開昭51−1315
0号公報に示される換気扇201は、外部の自然風力を
利用しているため、空気204の流入(排出)程度が低
く効率が悪い。しかも、筒部203の周囲の風を入れる
管の内部が4つに区分けされているので、入り口202
から流入してきた風は、筒部203の外周を軸方向に沿
って直線状に流れていくこととなる。このため空気20
4を巻き込んで排出させることができず、排気効率が一
層良くないものとなっている。
【0007】また、特開昭56−23343号公報に示
される調理レンジ用換気扇211は、モータ217でフ
ァン216を駆動するものであるため、十分な排気力を
持つものとなっている。しかし、排気すべき空気を取り
入れる調理フード212内にファン216等を有する筒
215が配置されており、排気すべき空気を取り込むた
めのスペースが減少するものとなっている。このため、
調理の際に、煙等が多量に排出された場合には、それら
の煙を取り込めず、室内に充満してしまう危険性を有し
ている。また、形状の制約から、メンテナンスは極めて
行いにくい。
【0008】本発明は、上述の問題点を解決するために
なされたものであり、排気効率を上げることができると
共に排気量を増大させることができる、気体流利用の換
気扇を提供することを目的とする。また、他の発明は、
静音化が可能となる気体流利用の換気扇を提供すること
を目的とする。さらに、他の発明は、流入してくる室内
の空気を効率良く、しかもその取り入れ口を汚さないよ
うに排気できる換気扇を提供することを目的とする。さ
らに、他の発明は、室内の汚れが気体の通過部分に付着
しずらくすると共に排気効率を上げることができる換気
扇を提供することを目的とする。また、他の発明は、掃
除などのメインテナンスがしやすくなる気体流利用の換
気扇を提供することを目的とする。また、他の発明は、
外部の気体が逆に室内に流れ込んでくるのを効果的に防
止できる気体流利用の換気扇を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明の換気扇は、一端に室内の気体の入り口を有
し、他端に当該気体の出口を有する中央筒部と、この中
央筒部の外周を囲み他端側に気体流の出口を有する外周
筒部と、この外周筒部の出口から流出する気体流をこの
外周筒部と中央筒部との間に流し込むファンとを備えて
いる。
【0010】この換気扇は、外側の大径の筒部部分に、
ファンによって強い気体流が流し込まれる。そして、こ
の気体流が出口から流出していくと、室内の空気の出口
となる流出口部分の気体は、その周りの気体流によって
引き出されていく。このとき、気体流は、ファンによっ
て強いものとなっているので、排気効率はきわめて高く
なる。また、室内の空気などの気体を排出する中央筒部
には、羽根、モーター等の駆動手段が配置されないた
め、さらに効率的は排気がなされる。
【0011】また、ファンによって気体流を生成するの
で、高圧力が中央筒部の周りに生ずる。この高圧力の気
体が出口部分まで維持され、中央筒部の出口の部分に負
圧部分が現れ、室内の気体がその負圧部分へ吸い込まれ
ていく。この錐状の負圧は、ファンによって気体を流し
込まない場合、たとえば特開昭51−13150号公報
に示されるような風力(所定方向に流れる風の力)を導
入する構造では決して現れず、また、特開昭56−23
343号公報のような調理レンジ用換気扇211では生
じ得ないものである。
【0012】また、他の発明は、上述の発明の換気扇に
加え、気体流が流れる気体流通路を、中央筒部の周方向
および軸方向の両方向に関して完全に連通するように設
けると共に両筒部を共に円筒状に形成している。
【0013】このように、中央筒部の外周は連通した空
気流通路となるので、外周筒部から入れられる高圧とな
る気体流は、中央筒部全体を囲みながら出口側から流出
していく。このため、ファンによって発生した気体流を
外周筒部の一部から入れることで、十分な排気作用を得
ることができる。このため、ファンやモータ等の設置箇
所の自由度が高まり、設置しやすい換気扇となる。
【0014】さらに、他の発明は、上述の各発明の換気
扇に加え、ファンと、当該ファンを駆動するモータと
を、排気しようとする室の外部に設けている。このよう
に、モータやファン等の駆動部分を室外に設けているの
で、たとえば通常の民家に設置した場合、室内の使用者
にとってはきわめて静かな換気扇となる。また、モータ
等の駆動部分を室外に置くことで、気体流を室外の空気
等から生成しやすくなり、その場合、室内の気体の流れ
に影響が生ぜず、室内の環境を悪化させることがなくな
る。
【0015】また、他の発明は、上述の各発明の換気扇
に加え、気体流を外周筒部の出口から渦巻状に流出させ
るようにしている。このように、気体流を渦巻状として
いるため、室内の気体の巻き込み吸引力が高まり、換気
効率が一層高くなる。また、外周筒部という大径部分に
気体流を流し込む構成としているので、形成される渦巻
きも大径なものとなり、渦流も強力なものとなる。
【0016】さらに他の発明は、上述の各発明に加え、
気体流の一部を、排気しようとする室内に導入してい
る。このように、気体流の一部が室内に導入されるの
で、エアカーテンとして利用することが可能となる。こ
のため、油煙ミストなどで壁面が汚れるのを防止するこ
とができる。しかも、エアカーテンとして利用される空
気は、外部の空気であり、換気の効果を併せ持つことと
なる。また、室内へ導入される気体流は、吸入作用を発
生させるための気体流の一部であり、室内の環境を悪化
させるほどのものとはならない。
【0017】加えて、他の発明は、上述の各発明の換気
扇に加え、気体流を空気流とし、その一部を、中央筒部
の内面に沿って出口側に向かうように、この中央筒部の
入り口部分に導入している。このように、気体流の一部
が中央筒部に導入され、内面に沿って出口側に向かうよ
うにされるので、外部の新鮮な空気などによって中央筒
部の内面が保護されることとなる。このため、油等を含
んだ汚れた室内の空気が中央筒部に流れ込んできても、
中央筒部の内面が汚れてしまうことを防止できる。ま
た、導入された気体流は、室内の気体を吸気する際の吸
気力として作用するため、吸気効率が向上する。
【0018】また、他の発明は、上述の各発明の換気扇
に加え、中央筒部の少なくとも入り口部分を構成するイ
ンテークダクトを、その入り口が室内側に配置されるよ
うにその出口側を中央筒部の内周面に取り外し可能に設
置している。
【0019】このため、掃除などのメインテナンスを行
う場合、最も汚れる可能性があるインテークダクトを取
り外し、掃除などを行えば良く、メインテナンス性に優
れたものとなる。また、インテークダクトの入り口部分
が室内側に配置されるので、室内側へ引き抜くことで、
室外へ出ずに簡単に掃除などが可能となる。
【0020】また、他の発明は、上述の各発明の換気扇
に加え、中央筒部の出口に、この中央筒部内に倒れた状
態となる開動作と、この出口を塞ぐように中央筒部の側
面に対して直立した状態となる閉動作の2動作が可能と
なる蓋を配置している。
【0021】この蓋の存在によって、換気扇が動作して
いないときには、外部との通気が遮断され、室外から室
内へゴミ等が入ってきたり、鳥や昆虫などの動物が入っ
てきたりすることが防止される。しかも、蓋は開状態の
とき、中央筒部内に倒れた状態となるので、排気に際し
邪魔とはならず、蓋の保護もしっかりと行われることと
なる。
【0022】また、他の発明は、上述の各発明の換気扇
に加え、ファンをシロッコファンとし、そのシロッコフ
ァンで生成された気体流を中央筒部の側面であって接線
方向から流し込むようにしている。
【0023】このように、シロッコファンによって強力
な気体流を簡単かつ安価に生成することができる。ま
た、中心からずれた位置にシロッコファンを配置するの
で、設置場所の自由度を得ることができる。また、気体
流は、外周筒部の大径部分に流れ込むことになるので、
強力な渦流を形成したい場合に有利となる。
【0024】さらに、他の発明は、上述の各発明に加
え、中央筒部の出口に、口径を急激に小さくする絞り部
を設けている。
【0025】中央筒部の出口に設けた絞り部によって、
気体流が中央筒部の出口から入ってくる現象、いわゆる
逆流現象が防止される。しかも、出口部分を絞るという
簡単な構成で、逆流が防止されるため、排気効率はほと
んど低下しない。
【0026】また、他の発明の換気扇は、一端に室内の
気体の入り口を有し、他端に当該気体の出口を有する第
1の筒部と、この第1の筒部に隣接して配置され他端側
に向かう気体流の出口を有する第2の筒部と、この第2
の筒部の出口から流出する気体流をこの第2の筒部に流
し込むファンとを備え、ファンとこのファンを駆動する
モータとを、排気しようとする室の外部に設けている。
【0027】このように、気体流を利用して室内の気体
を取り込み排気しているので、汚れがファンなどに付着
せず、メインテナンス性の良い換気扇となる。しかも、
モータやファン等の駆動部分を室外に設けているので、
たとえば通常の民家に設置した場合、室内の使用者にと
ってはきわめて静かな換気扇となる。また、モータ等の
駆動部分を室外に置くことで、気体流を室外の空気等か
ら生成しやすくなり、その場合、室内の気体の流れに影
響が生ぜず、室内の環境を悪化させることがなくなる。
【0028】また、他の発明の換気扇は、一端に室内の
気体の入り口を有し、他端に当該気体の出口を有する第
1の筒部と、この第1の筒部に隣接して配置され他端側
に向かう気体流の出口を有する第2の筒部と、この第2
の筒部の出口から流出する気体流をこの第2の筒部に流
し込む駆動部とを備え、気体流の一部を、排気しようと
する室内に導入している。
【0029】このように、気体流を利用して室内の気体
を取り込み排気しているので、油煙ミスト等の汚れがフ
ァンなどの駆動部に付着せず、メインテナンス性の良い
換気扇となる。しかも、気体流の一部が室内に導入され
るので、エアカーテンとして利用することが可能とな
る。このため、油煙ミストなどで室内が汚れるのを防止
することができる。しかも、エアカーテンとして利用さ
れる空気は、外部の空気であり、換気の効果を併せ持つ
こととなる。また、室内へ導入される気体流は、吸入作
用を発生させるための気体流の一部であり、室内の環境
を悪化させるほどのものとはならない。
【0030】また、他の発明の換気扇は、一端に室内の
気体の入り口を有し、他端に当該気体の出口を有する第
1の筒部と、この第1の筒部に隣接して配置され他端側
に向かう気体流の出口を有する第2の筒部と、この第2
の筒部の出口から流出する気体流をこの第2の筒部に流
し込む駆動部とを備え、気体流の一部を、第1の筒部の
内面に沿って出口側に向かうように、この第1の筒部の
入り口部分に導入している。
【0031】このように、気体流を利用して室内の気体
を取り込み排気しているので、汚れがファンなどの駆動
部に付着せず、メインテナンス性の良い換気扇となる。
しかも、気体流の一部が第1の筒部に導入され、内面に
沿って出口側に向かうようにされるので、外部の新鮮な
空気などによって第1の筒部の内面が保護されることと
なる。このため、油等を含んだ汚れた室内の空気が第1
の筒部に流れ込んできても、第1の筒部の内面が汚れて
しまうことを防止できる。また、導入された気体流は、
室内の気体を吸気する際の吸気力として作用するため、
吸気効率が向上する。
【0032】また、他の発明の換気扇は、一端に室内の
気体の入り口を有し、他端に当該気体の出口を有する第
1の筒部と、この第1の筒部に隣接して配置され他端側
に向かう気体流の出口を有する第2の筒部と、この第2
の筒部の出口から流出する気体流をこの第2の筒部に流
し込む駆動部とを備え、第1の筒部の少なくとも入り口
部分を構成するインテークダクトを、その入り口が室内
側に配置されるようにその出口側を第1の筒部の内周面
に取り外し可能に設置している。
【0033】このように、気体流を利用して室内の気体
を取り込み排気しているので、汚れがファンなどの駆動
部に付着せず、メインテナンス性の良い換気扇となる。
しかも、掃除などのメインテナンスを行う場合、最も汚
れる可能性があるインテークダクトを取り外し、掃除な
どを行えば良く、メインテナンス性に優れたものとな
る。また、インテークダクトの入り口部分が室内側に配
置されるので、室内側へ引き抜くことで、室外へ出ずに
簡単に掃除などが可能となる。
【0034】また、他の発明の換気扇は、一端に室内の
気体の入り口を有し、他端に当該気体の出口を有する第
1の筒部と、この第1の筒部に隣接して配置され他端側
に向かう気体流の出口を有する第2の筒部と、この第2
の筒部の出口から流出する気体流をこの第2の筒部に流
し込む駆動部とを備え、第1の筒部の出口に、この第1
筒部内に倒れた状態となる開動作と、この出口を塞ぐよ
うに第1の筒部の側面に対して直立した状態となる閉動
作の2動作が可能となる蓋を配置している。
【0035】この蓋の存在によって、換気扇が動作して
いないときには、外部との通気が遮断され、室外から室
内へゴミ等が入ってきたり、鳥や昆虫などの動物が入っ
てきたりすることが防止される。しかも、蓋は開状態の
とき、第1の筒部内に倒れた状態となるので、排気に際
し、邪魔とはならず、蓋の保護もしっかりと行われるこ
ととなる。
【0036】また、他の発明の換気扇は、一端に室内の
気体の入り口を有し、他端に当該気体の出口を有する第
1の筒部と、この第1の筒部に隣接して配置され他端側
に向かう気体流の出口を有する第2の筒部と、この第2
の筒部の出口から流出する気体流をこの第2の筒部に流
し込む駆動部とを備え、この駆動部を複数でかつ第1の
筒部の周囲に設けている。
【0037】この換気扇は、複数の駆動部によって、気
体流を発生させ、その気体流を第1の筒部の周りに生じ
させているので、その排気力がきわめて強いものとな
る。また、第2の筒部を小さなものとしたり、第2の筒
部を第1の筒部の周囲を完全に覆うものではなく一部の
みを覆うものとしたりしても、実用上問題ないものとな
る。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の換気
扇について図に基づいて説明する。なお、まず第1の実
施の形態の換気扇を、図1から図3に基づいて説明す
る。
【0039】この実施の形態の換気扇1は、室内の気体
(この実施の形態では、空気)を排気する際、その気体
を吸い込むための気体流として空気流を採用したもので
ある。この換気扇1は、中央に配置される第1の筒部と
なる円筒状の中央筒部2と、この中央筒部2の外周を囲
む第2の筒部となる円筒状の外周筒部3と、両筒部2,
3の間の気体流通路に空気流を流し込むためのファン4
とから主に構成される。ここで、中央筒部2と外周筒部
3とは、一体形成され、本体部5の一部を構成してい
る。
【0040】中央筒部2の内周面には、中央筒部として
の機能の一部を担う吸気用のインテークダクト6が取り
付けられ、その先端側のインテーク側アウトレット部7
に蓋となる開閉シャッタ8が配置されている。また、中
央筒部2の先端出口は、口径が急激に小さくなる絞り部
9が設けられ、空気流が逆流してくるのを防ぐ逆流防止
機能を果たしている。
【0041】外周筒部3の最大径となる外周部分の一部
には、ファン4からの気体流(この実施の形態では空気
流)が流入してくる空気流流入口11が設けられてい
る。また、外周筒部3の先端側で最小径となる部分に
は、空気流と室内の空気とが排出される出口となるエア
アウトレット12が設けられている。空気流流入口11
が向かう方向は、両筒部2,3の中心となっており、流
入されてきた空気流は180度反対方向に分断され流れ
ていく。なお、空気流流入口11が向かう方向を両筒部
2,3の中心からずれた方向(後述するオフセット状
態)としても良い。
【0042】ファン4は、従来のような軸流式ファンや
シロッコファン等の各種のファンを採用することができ
る。また、ファン4を駆動するモータ(図示省略)も、
周対向型モータ、両対向モータ、ブラシレスモータ、ブ
ラシ付きモータ、AC駆動モータ、DC駆動モータ等各
種のタイプのモータを採用することができる。
【0043】本体部5中の気体流通路は、大径部分とな
るチャンバー部13と、徐々に小径になると共に徐々に
断面積が小さくなることで空気流が加速される加速帯部
14と、渦巻状の加圧帯が発生してくる渦巻状加圧帯部
15とから構成される。また、室内の空気が中央筒部2
の絞り部9から流出した直後の部分には、負圧が生ずる
負圧帯部16が排気動作時に生成される。なお、渦巻状
加圧帯部15では、ファン4と本体部5との接続の仕方
によっては、渦が発生せず単に軸流的な流れとなる場合
がある。
【0044】インテークダクト6は、排気側のインテー
ク側アウトレット7と、取り外し可能なインテークエア
ファンネル21と、このインテークエアファンネル21
の吸気側先端部分に設けられるオイルキャッチ22とか
ら構成される。
【0045】インテーク側アウトレット7は、中央筒部
2の中心側内面に沿って嵌合固定されている。インテー
クエアファンネル21は、排気側がインテーク側アウト
レット7に嵌まると共に、排気側は小径が続く円筒部と
なり、吸気側は徐々に大径となるラッパ形状部となって
いる。オイルキャッチ22は、インテークエアファンネ
ル21の吸気側の最大径部分に嵌合固定され、下端側に
油受け部22aが形成されている。
【0046】蓋となる開閉シャッタ8は、図3に示すよ
うに、倒れたとき(開状態で一点鎖線で示す状態)に
は、中央筒部2の内周面に沿うように湾曲されている。
また、立ち上がったとき(閉状態で実線で示す状態)に
は、インテーク側アウトレット7の先端側の円形の開口
と略重なるような円形とされ、小径の絞り部9の先端円
形開口を完全に塞ぐものとなっている。
【0047】以上のように構成される換気扇1は、図1
の一点鎖線で示す壁部25に取り付けられる。このと
き、本体部5とファン4等の駆動部は、室外に露出す
る。インテークダクト6は、壁部25の貫通孔26を貫
通するように取り付けられ、インテークエアファンネル
21の吸気側の口径部とオイルキャッチ22とが室内に
露出することとなる。
【0048】次に、この換気扇1の動作について説明す
る。
【0049】調理等をしているとき等換気をしたい場
合、室内に配置されるスイッチ(図示省略)を押すと、
ファン4が回転し始めると共に開閉シャッタ8が倒れた
状態(=開状態)となる。ファン4の回転によって、空
気流は、空気流流入口11に流入する。その空気流は、
チャンバー部13に充満し、その後、加速帯部14に入
り加速される。加速された空気流は、渦巻状加圧帯部1
5に入る。ファン4の取付位置がオフセット(後述参
照)されている場合、渦を巻きながらかつ拡がってい
く。そして、空気流は、エアアウトレット12から排出
される。
【0050】空気流が加速帯部14から渦巻状加圧帯部
15に入り込む部分では、空気流が拡がりある程度減圧
されるものの、外周筒部3が徐々に小径となっているた
め、加圧状態を維持している。このため、強い勢いで空
気流は排出される。この結果、中央筒部2の絞り部9の
出口部分に、負圧帯部16が生成されることとなる。
【0051】負圧帯部16が生成されると、インテーク
ダクト6内の空気は、その負圧帯部16に引き込まれ、
空気流と共に排出される。このため、室内の空気がイン
テークダクト6内に流れ込んでくる。すなわち、インテ
ークダクト6内への吸気がなされると共に本体部5から
排気がなされる。
【0052】調理が終わる等により、換気すなわち排気
を完了したいときには、室内のスイッチ(図示省略)を
オフにする。すると、ファン4の回転が停止すると共に
開閉シャッタ8が電動により立ち上がり、中央筒部2の
排気側開口部を塞ぐ。なお、開閉シャッタ8は、たとえ
ば外周筒部3の先端側上部に配置される小型同期モータ
等で巻き上げられるひもに結びつけられると共に倒れた
状態を保持しようとする付勢バネに結びつけられること
で、開状態と閉状態の2動作を交互に繰り返すように制
御させられることができる。ただし、手動によって、そ
の2動作を行わせたり、他の駆動手段を採用しても良
い。
【0053】この実施の形態の換気扇1は、吸気部分か
ら排気部分に至る道筋には、ファン、モータ、送風用パ
イプ等の空気の流れを邪魔するものが無く、油煙ミスト
等のゴミの付着がほとんど生じない。また、仮にゴミ付
着が生じたとしても、付着部分は、ほとんどがインテー
クエアファンネル21のみとなり、掃除等のメインテナ
ンス作業が大幅に軽減される。また吸気、排気の際、流
れていく空気は、ファン4やモータ等の駆動部に当たる
ことがないため、空気以外の高音ガスや粘着物の多いガ
ス等を排気する場合にも使用できる。
【0054】また、この換気扇1は、ファン4等の駆動
部が室外に置かれるため、ファン4やモータによる音
が、室内にいる者にとってはほとんど聞こえない状態と
なり、大幅な静音化が可能となる。さらに、開閉シャッ
タ8を中央筒部2内に配置しているので小型化できると
共に、強い空気流にさらされることがないので動作制御
が容易であり、長期間安定的な動作が可能となる。な
お、インテークダクト6を3部材で構成せず、1部材と
したり、2部材としても良い。
【0055】次に、本発明の第2の実施の形態につい
て、図4および図5に基づいて説明する。なお、第1の
実施の形態の換気扇1と同一部材には同一番号を付し、
その説明を省略または簡略化する。
【0056】この第2の実施の形態の換気扇31は、本
体部5を構成する中央筒部2が短くされ、その先端開口
からインテークダクト32の先端部(インテーク側アウ
トレット部7に相当する部分)が突出し、中央筒部2の
一部を構成すると共にその機能の一部を担っているもの
とされている。また、中央筒部2の壁部25側には、気
体流となる空気流の一部を室内側へ導入するための細径
の空気流導入パイプ33が設けられている。
【0057】この換気扇31のインテークダクト32
は、第1の実施の形態の換気扇1におけるインテーク側
アウトレット部7に相当する部分と、インテークエアフ
ァンネル21に相当する部分とが一体化されている。壁
部25の貫通孔26と対向する部分に、ゴム等の緩衝材
34が巻かれており、インテークダクト32の保護およ
び壁部25と衝突したときに発生する音の弱小化を図っ
ている。さらに、蓋となる開閉シャッタ8は、空気流の
逆流防止となる絞り部9の内面側に配置されている。
【0058】外付けされるファン4からの空気流は、図
5に示すように、両筒部2,3の中心には向かわず、チ
ャンバー部13であって、本体部5の外径円の接線とな
る方向からチャンバー部13に入ってくる。すなわちこ
の換気扇31のファン4の取付位置は、図5に示すY分
だけオフセットされたものとなっている。
【0059】ファン4は、静圧の高いものが望ましく、
この実施の形態ではシロッコファンとなっている。この
実施の形態のファン4の排気量は、3.2m/分とな
っている。空気流導入パイプ33は、図示しないが、壁
部25の下方まで伸ばされ、その部分で横方向にさらに
伸びている。そして、その横方向に伸びた部分の上面に
複数の吹き出し穴が設けられ、その吹き出し穴から空気
流を壁部25に沿って上方に向かうように吹き出させて
いる。このような構成とすることで、壁部25にエアカ
ーテンを発生させ、油煙ミスト等のゴミが壁部25の室
内側の面36に付着するのを防止している。
【0060】この第2の実施の形態の換気扇31の排気
側開口部(外周筒部3の先端の出口部分)の内径fは、
中央筒部2の機能の一部を担うインテークダクト32の
先端側開口部(絞り部8の先端)の内径hより大きくす
るのが、排気効率の面で好ましい。すなわち、f≧hと
するのが望ましい。また、加速帯部14の軸方向長g
は、零としても良いが、零を超える値とするのが好まし
い。
【0061】換気扇31の動作は、第1の実施の形態の
換気扇1の略同様となっている。ただし、ファン4から
送られた空気流は、チャンバー部13に入り、その外周
を回り、加速帯部14に入り加速された後、渦巻状加圧
帯部15に入る。このとき、この渦流によって、インテ
ークダクト32の先端部分に負圧が生じ、この負圧によ
り、インテークダクト32内の空気は、本体部5の排気
側へ向かい、渦流に巻き込まれ排出される。この結果、
インテークダクト32の先端側が負圧状態となり、イン
テークダクト32の大口径側の空気が先端方向へ吸い込
まれていく。そのため、室内の空気は、インテークダク
ト32の大口径部分に吸い込まれることとなり、吸気が
行われると共に本体部5の先端から排気される。
【0062】なお、渦巻状加圧帯部15では、空気流が
強い渦巻状となるため、その影響がインテークダクト3
2の内部の空気に現れ、内部の空気を回転させようとす
る。渦巻状の空気流が強く、しかもインテークダクト3
2内の進行方向に関し負荷が高い状態である場合、イン
テークダクト32内の空気も渦状に回転しながら進行し
ていく。
【0063】絞り部9や加速帯部14の形状によって、
空気流の渦巻状加圧帯部15への排出角度が異なってく
る。ファン4からの排気量が一定の場合、負圧帯部16
における負圧が最大となる時が、適正排出角度であり、
適正排出量となる。
【0064】このオフセット型の換気扇31は、チャン
バー部13内で空気流を回転させることで均一化された
渦巻状の気流が発生する。この渦巻状の空気流によっ
て、インテークダクト32内の空気も渦状となって螺旋
的に進行する。この結果、室内からインテークダクト3
2へ吸い込まれる油煙ミスト等の重い成分のゴミは、イ
ンテークダクト32の中心部に集中することとなり、メ
インテナンスが一層軽減化される。
【0065】また、空気流の一部を室内に導入し、エア
カーテンを形成しているので、壁部25の内面36への
油煙ミスト等のゴミ付着が一層防止される。また、室内
に導入された空気流は、インテークダクト32の空気取
り入れ口へ向かって流れていくので、吸気効率が向上す
る。なお、チャンバー部13内の一部から空気流を排出
することで、この空気流導入パイプ33が無い場合に比
べ、チャンバー部13内での空気流の回転が安定する結
果が得られた。
【0066】また、ファン4としてシロッコファンを採
用したことで、チャンバー部13内の空気流の速度アッ
プを効率良くかつ安価に達成できる。このため、加速帯
部14の出口部分の形状をそれ程細くする必要がなくな
り、排気容量が大きくかつ丈夫な換気扇31とすること
ができる。
【0067】次に、この第2の実施の形態の換気扇31
を応用した第3の実施の形態について、図6に基づいて
説明する。なお、第1および第2の実施の形態で説明し
た部材には、同一符号を付して説明する。
【0068】この第3の実施の形態は、換気扇31を巻
き込み型のフード41と組み合わせたものである。フー
ド41は、ガスコンロ42,42の背面から上方に向け
て形成され、ガスコンロ42,42部分から発生する油
煙ミスト等のゴミ(ガスそのもの、油調理物からの油、
その他のゴミ)を取り込むように構成されている。取り
込み部43は、断面略円形状とされ、この取り込み部4
3の一方の側面は、側面部43aで塞がれ、他方の側面
は壁部25が露出している。この壁部25から、インテ
ークダクト32の大口径側が室内へ飛び出している。
【0069】空気流導入パイプ33は、本体部5から水
平方向に突出し、貫通孔26内を通る水平貫通部33a
と、斜め後方かつ下方に向かう斜行部33bと、斜行部
33bに続く水平部33cとで構成されている。水平部
33cは、ガスコンロ42,42の奥側に水平状に配置
され、その上面に多数の吹き出し穴33dを有してい
る。この吹き出し穴33dから空気流が吹き出し、フー
ド41の壁面側内周面41aに沿ってエアカーテンが構
成される。なお、吹き出し穴33dの略上方には、吹き
出し穴33dが油などで汚れるのを防止するために、小
カバー部43bが設けられている。
【0070】この第3の実施の形態によれば、ガスコン
ロ42,42部分で発生するゴミ(汚れた空気を含む)
を、図6に示す矢示Mのように、渦巻状(螺旋状)に換
気扇31に吸い込む。そして、吸い込まれたゴミや空気
流は、矢示Nのように、換気扇31から渦巻状(螺旋
状)に排気されていく。
【0071】次に、第4の実施の形態の換気扇51につ
いて、図7および図8に基づいて説明する。なお、上述
した各実施の携帯と同一の部材または同一機能部材につ
いては、同一符号を付して説明する。
【0072】この換気扇51は、先に示した換気扇31
と同様な構成を有する基本ユニット52と、この基本ユ
ニット52に接続される室内ユニット53とから構成さ
れる。基本ユニット52は、ファン等の駆動部分および
本体部5が室外に配置され、先に示した中央筒部2が壁
部25から室内に突出させられている。この基本ユニッ
ト52の中央筒部2は、室内に延長され、室内ユニット
53の外周筒部3となっている。なお、基本ユニット5
2の中央筒部2と室内ユニット53の外周筒部3の一体
化は、嵌合接続や溶接接続などを利用して一体化しても
良い。
【0073】室内ユニット53は、図8に示す一体本体
部61と、この一体本体部61の吸気側先端に取り付け
られる取り込みフード62とから構成される。この室内
ユニット53は、ガスコンロ等が配される調理部63の
上方に配置される。なお、この室内ユニット53のファ
ン等の駆動部は、室外に配置される。
【0074】一体本体部61の基本構成は、換気扇31
と略同様な構成であり、異なる点は、中央筒部2が吸気
側に大きく延長され、空気流導入パイプ33に相当する
導入部64を設けた点と、この導入部64の中央筒部2
側でかつ開口端の内面部分にスリット65を設けている
点である。
【0075】導入部64は、中央筒部2の延長部分と外
周筒部3の延長部分とで囲まれた領域で、中央筒部2の
外周面全体に渡って形成されている。また、スリット6
5も中央筒部2の内周面全体に渡って形成されている。
このスリット65から吹き出してくる空気流は、チャン
バー部13に流入してきた空気流の一部で、吸気側から
排気側へ、中央筒部2の内周面に沿って渦巻状(螺旋
状)に進行していく。
【0076】この換気扇51は、基本ユニット52に加
えて、室内に配される室内ユニット53を備えており、
壁部25から遠くに調理部63が配されている場合にも
適用できると共に、強力な吸引力を持つ換気扇とするこ
とができる。このような換気扇51を図6に示す第3の
実施の形態のものに適用することもできる。この場合、
一方の側面部43aの部分に室内ユニット53を横方向
に配置し、壁部25に配置される換気扇31と結合させ
ることで、フード41の両側面から油煙ミスト等のゴミ
を吸入することが可能となる。
【0077】また、換気扇51には、スリット65が設
けられているため、中央筒部2の内面に沿った渦を安定
的に発生させることができ、中央筒部2の汚れ防止や全
体の吸気効率の面で優れたものとなる。なお、中央筒部
2の内面に沿った渦流は、一種のエアカーテンとなる。
このスリット65を設ける構成は、図1等で示す換気扇
1などにも適用でき、また、スリット65から吹き出し
てくる空気流としては、渦流とせず軸方向に直進する直
進流としても汚れ防止等の効果を有する。また、スリッ
ト65の代わりに複数の穴を円形状に並べて設けるよう
にしても良い。
【0078】次に、第5の実施の形態の換気扇71につ
いて、図9に基づいて説明する。なお、今までに説明し
た各実施の形態中の部材と同一部材または同一機能の部
材には、同一符号を付して説明することとする。
【0079】第5の実施の形態の換気扇71は、ビル、
工場、マンション等の集中排気に利用されるもので、中
央筒部2の外周にリング状モータ72と外周筒部3とが
配置されるものである。この場合、中央筒部2は、マン
ション等の排気管73と接続される。この換気扇71
は、リング状モータ72が外周筒部3と連続的に配置さ
れるため、装置全体が小型化される。
【0080】上述した各実施の形態は、本発明の好まし
い実施の形態の例であるが、本発明の要旨を逸脱しない
範囲で種々変更実施可能である。たとえば、図1等に示
す換気扇1の排気側に図10に示すような折り曲げ排気
ダクト3aを接続して、下方(地面側)に向くようにし
ても良い。すなわち、下向きのエアアウトレット12’
とすることで、室外の汚れた空気や雨等が入り込みにく
くなる。
【0081】さらに、折り曲げ排気ダクト3aの排出部
の下方に油などを垂らしたくない場合、図11に示すよ
うな下向きダクト用オイルキャッチ23を追加しても良
い。すなわち、下向きダクト用オイルキャッチ23は、
筒状のダクトを斜めに切断した形状の本体部23aの下
方に、キャッチ部23bを付加した形状とされ、折り曲
げ排気ダクト3aの下向きの開口へ、本体部23aの上
端の円形開口部が嵌合されるようになっている。また、
ファンなどの駆動部に、安全用ガードやほこり防止用
(虫よけ用)フィルターを設置したり、換気扇の各空気
導入部にほこり防止用(虫よけ用)フィルターを設置す
るのが好ましい。
【0082】また、第3の実施の形態におけるフード4
1を、図12に示すように、開閉可能としても良い。す
なわち、フード41の前方側の一部を開閉可能な扉41
aとすることで、インテークダクト32を引き抜くとき
の作業が容易化される。なお、フード41は、図12に
示すように、その外周と、吸気側の開口の外径との距離
Rが奥側から手前側にくるに従い、徐々に狭くなるよう
に形成されている。このため、エアカーテンの流れに沿
って上昇してくる油煙ミスト等を含んだ空気は、フード
41の上方から手前側に、そのフード41に沿って移動
してきた後、スムーズにインテークダクト32内に入っ
ていく。
【0083】エアカーテンがフード41の内面に沿って
渦状に流れることで、インテークダクト32内に入って
くる空気も渦状となると共にインテークダクト32の内
面に沿って移動していくこととなる。渦状に吸気される
ことで、空気中の重い成分である油煙ミスト等のゴミ
は、インテークダクト32の中心に向かい中心軸に沿っ
て排気されていく。このため、インテークダクト32の
内面に汚れが生じにくくなり、メインテナンスが大幅に
軽減される。
【0084】また、換気扇を取り付ける位置が奥にある
場合、図13に示すように、距離Rを手前側から奥側に
いくに従い、徐々に狭くなるように形成しても良い。こ
の場合は、調理部63からの上昇気流は、まず距離Rが
長い手前部分に入ってから奥側に移動していき、インテ
ークダクト32内に渦状に入っていくこととなる。
【0085】また、図14に示すように、ファン4等の
駆動部を室内に配置した換気扇81としたり、図15に
示すように、ダクト82の一部を利用した換気扇83と
しても良い。
【0086】換気扇81は、室内のフード84に、ファ
ン4とファン4を駆動するモータ85が取り付けられて
いる。ファン4に取り入れられる空気は、フィルタ86
を介してフード84の上部の空洞室87に取り入れられ
た後、ファン4内に入り、その後、チャンバー部13に
入る。そして、外周筒部3の開口端から排出される。こ
の換気扇81は、中央筒部2と外周筒部3の各開口端が
同一面となっているので、薄型となる。
【0087】換気扇83は、ダクト82の外周部分を囲
むようにチャンバー部13が設けられている。すなわ
ち、ダクト82が中央筒部2の一部を形成しており、ダ
クト82内を流れる空気をスムーズに進行させる働きを
有するものとなっている。このような換気扇83の場
合、換気扇83に入る前の気体が存在しているダクト8
2の空間が、排気しようとする気体が存在している室と
なり、換気扇83を通過した気体が存在する空間が室外
となる。なお、換気扇83の排気側先端には、中心に対
して斜めでかつ排気された空気が軸方向中心に向かうよ
うにされる羽根88が円形状に多数設けられている。こ
の羽根88によって、渦巻状でかつ螺旋的に中心に向か
う渦巻流を発生させている。
【0088】なお、この羽根88を他の実施の形態のも
のに取り付けても良い。また、換気扇81,83のファ
ン4は、共にオフセットされていないものとなっている
が、先に示したように、オフセットしたものとしても良
い。また、蓋となる開閉シャッタは、中央筒部2内では
なく、排気側先端や、吸気側の入り口部分に設けるよう
にしても良い。
【0089】また、図16および図17に示すように、
直方体形状のダクト92に複数の換気部93を設けた換
気扇91としても良い。この換気扇91は、連通したチ
ャンバー部94を有し、ファン4によって空気流がチャ
ンバー部94へ流入されてくる。チャンバー部94に流
入してきた空気流は、中央筒部2と外周筒部3との間で
形成されたドーナツ状の加圧部95で加圧され外方に排
出される。このとき、中央筒部2から取り込まれた空気
がその空気流と共に排出される。
【0090】さらに、図18に示す換気扇96のよう
に、下向きの凹部97aを有する箱部97と、空気流を
発生させる軸流形式のファン4と、中央筒部2が配置さ
れる換気部98とを有する構成としても良い。ファン4
で生成される空気流は、箱部97の閉じた空間97b内
(チャンバー部や空気流通路ともなる)を流れ、ファン
4とは凹部97aを挟んで反対側部分の換気部98に流
入してくる。そして、中央筒部2の先端を囲むように設
けられる出口から排出される。このとき、その空気流に
よって、凹部97a内の空気は、中央筒部2に吸入さ
れ、その先端開口から排出される。
【0091】また、図19に示す第6の実施の形態の換
気扇101のように、気体流のための凹状の出口102
と、その出口102に囲まれた四角状の室内空気用の出
口103を有する形状としても良い。すなわち、一端に
室内の気体の入り口104を有し、他端に当該気体の出
口103を有する第1の筒部105と、この第1の筒部
105に隣接して配置され他端側に向かう気体流の出口
102を有する第2の筒部106と、この第2の筒部1
06の出口102から流出する気体流をこの第2の筒部
106内に流し込むファン4とを備えている。このよう
に、中央筒部となる第1の筒部105の外周を囲む外周
筒部となる第2の筒部106は、第1の筒部105を完
全に囲むのではなく、周囲の三方程度を囲むようにして
も、本発明の効果を十分有するものとなる。
【0092】また、図20に示す第7の実施の形態の換
気扇111のように、ファン4を複数設けると共に、外
周筒部となる第2の筒部をファン4の吹き出し口11
2,112で代用する構成としても良い。すなわち、一
端に室内の気体の入り口113を有し、他端に当該気体
の出口114を有する第1の筒部115と、この第1の
筒部115に隣接して配置され他端側に向かう気体流の
出口となる吹き出し口112,112を有すると共に吹
き出し口112,112から流出する気体流を発生させ
るファン4,4とを備えている。このように、複数のフ
ァン4を設けることで、外周筒部が不完全でも十分な排
気が行えることとなる。また、外周筒部を第1の筒部1
15を完全に囲むようにすると、ファン4が複数存在す
るため、排気力が大きく向上することとなる。
【0093】なお、この例では、ファン4は、気体流が
回転しないものとなっているが、吹き出し口112,1
12を接続させ、かつ気体流の出口方向に長くすること
で、気体流を回転させるようにしても良い。また、2つ
のファン4,4を左右ではなく、上下に配置しても良
い。さらに、4方すべてにファン4を配置する構成とし
ても良い。
【0094】また、図21に示す換気扇121のよう
に、第2の実施の形態の換気扇31のようなオフセット
タイプの換気扇で、ファン4を複数、たとえば4個設
け、気体流が同一方向に回転するようにしても良い。こ
の構成とすると、回転する気体流が安定化すると共に、
排気力が強化される。ファン4の数としては、2つ、3
つ、5つ等他の値としても良い。
【0095】上述の各実施の形態等では、室内の汚れた
空気(油煙ミスト等を含む)を屋外へ排出する場合を主
に示したが、本発明は、高温かつ可燃性のガスが充満し
がちな室から他の室へそのガスを排気する場合、図15
に示すように、ダクト内の空気やガスをスムーズに移動
させる場合、ゴミの量が少ないクリーンルーム内の空気
を他の室に排気させる場合等、気体の移動や排気等各種
の場合に適用できる。また、気体流としても、同様に、
空気流以外にガス流等の他の気体を利用した流れとして
も良い。
【0096】
【発明の効果】本発明では、排気効率を上げることがで
きると共に排気量を増大させることができる、気体流利
用の換気扇を得ることができる。また、他の発明では、
静音化が可能となる気体流利用の換気扇を得ることがで
きる。さらに、他の発明では、流入してくる室内の空気
を効率良く、しかもその取り入れ口を汚さないように排
気できる換気扇を得ることができる。さらに、他の発明
では、室内の汚れが気体の通過部分に付着しづらくする
と共に排気効率を上げることができる換気扇を得ること
ができる。また、他の発明では、掃除などのメインテナ
ンスがしやすくなる気体流利用の換気扇を得ることがで
きる。また、他の発明では、外部の気体が逆に室内に流
れ込んでくるのを効果的に防止できる気体流利用の換気
扇を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の換気扇の側面断面
図である。
【図2】図1の換気扇の側面図である。
【図3】図1の換気扇に使用される蓋となる開閉シャッ
タを示す図で、(A)は斜視図で、(B)は(C)の矢
示Bから見た側面図で、(C)は(B)の矢示C方向か
ら見た平面図で、(D)は(B)の矢示D方向から見た
図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の換気扇の側面部分
断面図である。
【図5】図4の換気扇の矢示A方向から見た図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態の換気扇の概要を示
す斜視図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態の換気扇の全体構成
の概要を示す図である。
【図8】図7の換気扇の室内ユニットの主要部を示す半
断面側面図である。
【図9】本発明の第5の実施の形態の換気扇の半断面側
面図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態等における排気部
分の変形例を示す図である。
【図11】本発明の第1の実施の形態等におけるオイル
キャッチの変形例を示す図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態等におけるフード
の変形例を示す図である。
【図13】本発明の第3の実施の形態等におけるフード
のさらに他の変形例を示す図である。
【図14】本発明の換気扇において、ファン等の駆動部
を室内に配置した変形例を示す図である。
【図15】本発明の換気扇をダクト外周に取り付けた例
を示す図である。
【図16】本発明の換気扇を直方体形状のダクトに適用
した場合を示す正面図である。
【図17】図16の矢示Aから見た側面図である。
【図18】本発明による換気扇の他の例を示す図で、
(A)は斜視図で、(B)は(A)のB−B線断面図で
ある。
【図19】本発明の第6の実施の形態の換気扇を示す図
で、(A)は、その図中に室内の排気の流れを太い矢印
で、排気を誘因する気体流を細い矢印でそれぞれ示した
全体斜視図で、(B)は(A)の右方向から見た部分正
面図である。
【図20】本発明の第7の実施の形態の換気扇を示す斜
視図である。
【図21】本発明の第2の実施の形態の換気扇の変形例
を示す図である。
【図22】従来の換気扇の構造を示す図である。
【図23】従来の他の換気扇の構造を示す図である。
【符号の説明】
1 換気扇 2 中央筒部(第1の筒部) 3 外周筒部(第2の筒部) 4 ファン(駆動部の一部) 5 本体部 6 インテークダクト(中央筒部の一部ともなる) 7 インテーク側アウトレット部 8 開閉シャッタ(蓋) 9 絞り部 13 チャンバー部(気体流通路の一部) 14 加速帯部(気体流通路の一部) 15 渦巻状加圧帯部(気体流通路の一部) 16 負圧帯部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に室内の気体の入り口を有し、他端
    に当該気体の出口を有する中央筒部と、 この中央筒部の外周を囲み上記他端側に気体流の出口を
    有する外周筒部と、 この外周筒部の出口から流出する上記気体流をこの外周
    筒部と上記中央筒部との間に流し込むファンと、 を備えることを特徴とする換気扇。
  2. 【請求項2】 前記気体流が流れる気体流通路を、前記
    中央筒部の周方向および軸方向の両方向に関して完全に
    連通するように設けると共に前記両筒部を共に円筒状に
    形成したことを特徴とする請求項1記載の換気扇。
  3. 【請求項3】 前記ファンと、当該ファンを駆動するモ
    ータとを、排気しようとする室の外部に設けたことを特
    徴とする請求項1または2記載の換気扇。
  4. 【請求項4】 前記気体流を前記外周筒部の出口から渦
    巻き状に流出させるようにしたことを特徴とする請求項
    1、2または3記載の換気扇。
  5. 【請求項5】 前記気体流の一部を排気しようとする室
    内に導入したことを特徴とする請求項1、2、3または
    4記載の換気扇。
  6. 【請求項6】 前記気体流を空気流とし、その一部を、
    前記中央筒部の内面に沿って出口側に向かうように、こ
    の中央筒部の入り口部分に導入したことを特徴とする請
    求項1、2、3、4または5記載の換気扇。
  7. 【請求項7】 前記中央筒部の少なくとも前記入り口部
    分を構成するインテークダクトを、その入り口が室内側
    に配置されるようにその出口側を前記中央筒部の内周面
    に取り外し可能に設置したことを特徴とする請求項1か
    ら6のいずれか1項記載の換気扇。
  8. 【請求項8】 前記中央筒部の出口に、この中央筒部内
    に倒れた状態となる開動作と、この出口を塞ぐように前
    記中央筒部の側面に対して直立した状態となる閉動作の
    2動作が可能となる蓋を配置したことを特徴とする請求
    項1から7のいずれか1項記載の換気扇。
  9. 【請求項9】 前記ファンをシロッコファンとし、その
    シロッコファンで生成された前記気体流を前記中央筒部
    の側面であって接線方向から流し込むようにしたことを
    特徴とする請求項1から8のいずれか1項記載の換気
    扇。
  10. 【請求項10】前記中央筒部の出口に、口径を急激に小
    さくする絞り部を設けたことを特徴とする請求項1から
    9のいずれか1項記載の換気扇。
  11. 【請求項11】 一端に室内の気体の入り口を有し、他
    端に当該気体の出口を有する第1の筒部と、この第1の
    筒部に隣接して配置され上記他端側に向かう気体流の出
    口を有する第2の筒部と、この第2の筒部の出口から流
    出する上記気体流をこの第2の筒部に流し込むファンと
    を備え、上記ファンとこのファンを駆動するモータと
    を、排気しようとする室の外部に設けたことを特徴とす
    る換気扇。
  12. 【請求項12】 一端に室内の気体の入り口を有し、他
    端に当該気体の出口を有する第1の筒部と、この第1の
    筒部に隣接して配置され上記他端側に向かう気体流の出
    口を有する第2の筒部と、この第2の筒部の出口から流
    出する上記気体流をこの第2の筒部に流し込む駆動部と
    を備え、上記気体流の一部を、排気しようとする室内に
    導入したことを特徴とする換気扇。
  13. 【請求項13】 一端に室内の気体の入り口を有し、他
    端に当該気体の出口を有する第1の筒部と、この第1の
    筒部に隣接して配置され上記他端側に向かう気体流の出
    口を有する第2の筒部と、この第2の筒部の出口から流
    出する上記気体流をこの第2の筒部に流し込む駆動部と
    を備え、上記気体流の一部を、上記第1の筒部の内面に
    沿って出口側に向かうように、この第1の筒部の入り口
    部分に導入したことを特徴とする換気扇。
  14. 【請求項14】 一端に室内の気体の入り口を有し、他
    端に当該気体の出口を有する第1の筒部と、この第1の
    筒部に隣接して配置され上記他端側に向かう気体流の出
    口を有する第2の筒部と、この第2の筒部の出口から流
    出する上記気体流をこの第2の筒部に流し込む駆動部と
    を備え、上記第1の筒部の少なくとも上記入り口部分を
    構成するインテークダクトを、その入り口が室内側に配
    置されるようにその出口側を上記第1の筒部の内周面に
    取り外し可能に設置したことを特徴とする換気扇
  15. 【請求項15】 一端に室内の気体の入り口を有し、他
    端に当該気体の出口を有する第1の筒部と、この第1の
    筒部に隣接して配置され上記他端側に向かう気体流の出
    口を有する第2の筒部と、この第2の筒部の出口から流
    出する上記気体流をこの第2の筒部に流し込む駆動部と
    を備え、上記第1の筒部の出口に、この第1の筒部内に
    倒れた状態となる開動作と、この出口を塞ぐように上記
    第1の筒部の側面に対して直立した状態となる閉動作の
    2動作が可能となる蓋を配置したことを特徴とする換気
    扇。
  16. 【請求項16】 一端に室内の気体の入り口を有し、他
    端に当該気体の出口を有する第1の筒部と、この第1の
    筒部に隣接して配置され上記他端側に向かう気体流の出
    口を有する第2の筒部と、この第2の筒部の出口から流
    出する上記気体流をこの第2の筒部に流し込む駆動部と
    を備え、この駆動部を複数でかつ上記第1の筒部の周囲
    に設けたことを特徴とする換気扇。
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