JP2001270183A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成方法

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JP2001270183A
JP2001270183A JP2000085265A JP2000085265A JP2001270183A JP 2001270183 A JP2001270183 A JP 2001270183A JP 2000085265 A JP2000085265 A JP 2000085265A JP 2000085265 A JP2000085265 A JP 2000085265A JP 2001270183 A JP2001270183 A JP 2001270183A
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Yoshihisa Kamata
義久 鎌田
Masaru Ushio
勝 牛尾
Jun Yokobori
潤 横堀
Minoru Asakawa
稔 浅川
Junji Sato
純二 佐藤
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ある定形サイズの記録材よりも面積が大とな
る記録材(以下、ワイド紙という)に対し画像を形成す
るに際し、その画像形成の調整等をより適切に行い得る
画像形成装置を提供する。 【解決手段】 本発明の画像形成装置は、前記ワイド紙
の主走査方向に関し定義される中心点が前記画像に関し
定義される一の中心線上に乗り、かつ当該画像の一辺が
前記記録材の一辺に平行となるよう、当該画像を当該記
録材に対して形成することを可能とする制御手段を備え
ている。また、この制御手段は、前記ワイド紙の中心点
と前記画像の中心点とが一致するよう、当該画像を当該
ワイド紙に対して形成することも可能である。この場
合、ワイド紙を冊子形式に装丁する場合を想定して、当
該冊子の頁間で画像形成の間隔を離間させる機能、ま
た、シフト機能をも合わせ有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置及び
画像形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置としては、プラテン
ガラス(原稿ガラス)上に原稿を載置ないしは供給しこ
の原稿に描かれた文字列若しくは絵柄又はこれらの結合
等の画像を転写紙に複写する複写機や、例えばパソコン
のワープロ上等で作成した上記と同様な画像を転写紙に
印刷するプリンタ、また、通信回線等を介して送信され
てくる上記と同様な画像を印刷するファクシミリ等が提
供されている。また、これら複写機、プリンタ、ファク
シミリ等の機能を一の装置内にすべて備えて構成した、
いわゆる「複合機」も知られている。
【0003】ところで、従来の画像形成装置では、一般
に、いわゆるワイド紙と呼称される、定形サイズよりも
その面積が若干大となる転写紙に対する画像形成が、例
えば図14に示すように行われていた。すなわち、画像
800はワイド紙P上のある一点である原点Oを基準に
形成されるようになっており、しかもその画像形成位置
を調整することが不可能であった。
【0004】また、いわゆる小冊子形式に係る画像形
成、あるいは定形2リピート形式に係る画像形成(いず
れも、後の発明の実施の形態において詳述)にあって
は、例えば図15あるいは図16に示すような画像形成
が行われていた。このような場合においては、転写紙
(ワイド紙)Pの副走査方向折れ線A1(図15参照)
又は主走査方向折れ線A2(図16参照)を挟んで、二
つの画像を形成する必要があるが、基本的には、図14
と同様な画像形成が行われていることがわかる。
【0005】すなわち、図15を参照して言えば、ワイ
ド紙Pを上記折れ線A1を境界線として二つの領域に分
け、当該各領域につきある一点を原点O1及びO2とし、
これら原点O1又はO2を基準として、二つの画像801
及び802に係る画像形成位置が決定されるようになっ
ていた。また、図16においても、主走査方向折れ線A
2を境界線とし、原点O3及びO4を基準として、図15
と同様に、画像803及び804が形成されていること
がわかる。
【0006】なお、図においては、ワイド紙Pの主走査
方向の長さが副走査方向の長さに比して小さい、「SE
F(Short Edge Feed)」の場合(図15)と、その逆の
場合の「LEF(Long Edge Feed)」の場合(図16)と
が示されている。両者ともに、搬送方向が副走査方向に
平行に行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画像形
成が行われたワイド紙Pは、後に、所定の大きさに裁断
されることがそもそも予定されているものであることを
鑑みるに、上記したような画像形成方式では不都合であ
った。また、調整が不能であった点も、その不都合さを
助長するものであった。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、ある定形サイズの記
録材よりも面積が大となる記録材に対し画像を形成する
に際し、その画像形成の調整等をより適切に行い得る画
像形成装置及び画像形成方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために以下の手段をとった。
【0010】すなわち、請求項1記載の画像形成装置
は、ある所定の定形のサイズよりもその面積が大となる
記録材に対し画像を形成する画像形成装置において、前
記記録材の主走査方向に関し定義される中心点が前記画
像に関し定義される一の中心線上に乗り、かつ当該画像
の一辺が前記記録材の一辺に平行となるよう、当該画像
を当該記録材に対して形成することを可能とする制御手
段を備えていることを特徴とするものである。
【0011】請求項2記載の画像形成装置は、請求項1
記載の同装置において、前記制御手段が、前記画像の他
の一辺が、前記記録材の他の一辺と合致するよう、当該
画像を当該記録材に対して形成することが可能であるこ
とを特徴とする。
【0012】請求項3記載の画像形成装置は、請求項1
記載の同装置において、前記制御手段が、前記記録材の
副走査方向に関し定義される中心点が前記画像に関し定
義される前記一の中心線に直交する中心線上に乗るよ
う、当該画像を当該記録材に対して形成することが可能
であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【0013】請求項4記載の画像形成装置は、請求項3
記載の同装置において、前記画像が、二つの画像により
一の画像として構成されることを特徴とする。
【0014】請求項5記載の画像形成装置は、請求項1
乃至4のいずれかに記載の同装置において、前記制御手
段は、前記記録材の表面及び裏面における前記画像の形
成位置が一致するよう、当該画像を当該記録材に対して
形成することが可能であることを特徴とする。
【0015】また、請求項6記載の画像形成装置は、あ
る所定の定形のサイズよりもその面積が大となる記録材
に対し画像を形成する画像形成装置において、前記記録
材の中心点と前記画像の中心点とが一致するよう、当該
画像を当該記録材に対して形成することを可能とする制
御手段を備えていることを特徴とするものである。
【0016】請求項7記載の画像形成装置は、ある所定
の定形のサイズよりもその面積が大となる記録材に対し
画像を形成する画像形成装置において、第一に前記記録
材の中心点と前記画像の中心点とが一致するよう調整
し、第二に前記記録材の主走査方向又は副走査方向を基
準線として前記画像を離間させて、当該画像を当該記録
材に対して形成することを可能とする制御手段を備えて
いることを特徴とするものである。
【0017】請求項8記載の画像形成装置は、ある所定
の定形のサイズよりもその面積が大となる記録材に対し
画像を形成する画像形成装置において、第一に前記記録
材の中心点と前記画像の中心点とが一致するよう調整
し、第二に前記記録材の主走査方向又は副走査方向を基
準線として前記画像を離間させ、第三に前記離間させた
画像全体を前記記録材上でシフトさせて、当該画像を当
該記録材に対して形成することを可能とする制御手段を
備えていることを特徴とするものである。
【0018】請求項9記載の画像形成装置は、請求項6
乃至8のいずれかに記載の同装置において、前記画像
は、二つの画像により一の画像として構成されることを
特徴とする。
【0019】さらに、請求項10記載の画像形成方法
は、ある所定の定形のサイズよりもその面積が大となる
記録材に対し画像を形成する画像形成方法であって、前
記記録材の主走査方向に関し定義される中心点が前記画
像に関して定義される一の中心線上に乗り、かつ当該画
像の一辺が前記記録材の一辺に平行となるよう、当該画
像を当該記録材に対して形成することを特徴とするもの
である。
【0020】請求項11記載の画像形成方法は、請求項
10記載の同方法において、前記画像の他の一辺が、前
記記録材の他の一辺と合致するよう、当該画像を当該記
録材に対して形成することを特徴とする。
【0021】そして、請求項12記載の画像形成方法
は、ある所定の定形のサイズよりもその面積が大となる
記録材に対し、二つの画像により一のものとして構成さ
れた画像を形成する画像形成方法であって、前記記録材
の中心点と前記画像の中心点とが一致するよう調整する
工程と、該工程の後、前記記録材の主走査方向又は副走
査方向を基準線として前記画像を前記二つの画像に離間
させる工程と、前記離間させた二つの画像全体を当該記
録材上でシフトさせる工程と、三つの工程のうち少なく
とも一以上の工程を経て、当該画像を当該記録材に対し
て形成する工程を実施することを特徴とするものであ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の実施の形態に
ついて図を参照しつつ説明する。図1は、本実施形態に
係る複写装置(画像形成装置)の構成例を示す概要図で
ある。図1において、複写装置は、大きく画像読取部1
0、画像書込部20、画像形成部30、転写紙搬送部4
0、転写紙排紙部50、及び転写紙反転部60から構成
され、さらに装置本体に外付けされる形で、外部給紙手
段41Lが設けられている。なお、本実施形態にいう
「転写紙」とは、本発明にいう「記録材」に該当する。
【0023】画像読取部10は、原稿Sに記載されてい
る文字列又は絵画を光源の照射光によって光情報として
読み取り、これを電気情報に変換する部位である。
【0024】原稿Sは、その原稿面(画像が形成されて
いる面)がプラテンガラス(原稿ガラス)11表面に対
向するよう、該プラテンガラス11上に直接に載置され
る。光源12は、この載置された原稿面に対し光を投射
する。原稿面に達した光は、その画像情報を含む光(情
報)となって当該面を反射しミラー13に到達する。な
お、光源12及びミラー13は、原稿面全体を走査する
ようプラテンガラス11面に沿って移動可能な構成とな
っている。
【0025】また、本実施形態における複写装置は、自
動原稿給送手段としての自動両面原稿搬送部(RAD
F)100を備えている。自動両面原稿搬送部100
は、図1に示すように、原稿載置台101に複数積層さ
れた原稿Sの束について、その一枚を分離して給送ロー
ラ100a及び100bにより送り出し、これをローラ
100cを介してプラテンガラス11A上に供給するよ
うになっている。プラテンガラス11A下には、固定さ
れた光源12Aとミラー13Aが設置されている。これ
らの構成により、上記と同様、複数の原稿Sの束に関
し、その原稿面を連続して読み取ることができる。
【0026】上記の他、図1に示す自動両面原稿搬送部
100及びプラテンガラス11A等の構成においては、
原稿Sの表裏両面を読み取ることも可能である。この場
合においては、その一方の面を光源12Aにより読み取
り、該読み取りが完了すると、反転ローラ102により
原稿Sを一旦図中右方向に送り出し、その後反転ローラ
102を反転させ当該原稿Sを図中左方向に搬送しつつ
それをローラ100cによって巻き取って、原稿Sの他
方の面をプラテンガラス11A面に対向させるようにす
る。なお、自動両面原稿搬送部100から供給され、光
源12Aにより読み取られた原稿Sは、排紙皿103に
順次積層されていく。
【0027】さて、上記したように光源12又は12A
により読み取られた原稿面に係る光情報は、以下、ミラ
ー141、142又は151、152で反射を繰り返し、結
像光学系16を介してCCD撮像装置17に達する。C
CD撮像装置17には、光電変換機能を有する複数の画
素が配列された光電面(不図示)を有しており、これら
複数の画素によって前記原稿面の画像情報を含む光情報
が受け取られ、これが電気情報に変換されることにな
る。
【0028】画像書込部20は、上記のようにして得ら
れた電気情報に基づき制御したレーザビームを、後述す
る感光体ドラム31上に照射(書き込み)し、該感光体
ドラム31上に静電潜像を形成する部位である。
【0029】原稿面に係る光情報が変換されその画像情
報を含む前記電気情報は、図示しない半導体レーザから
発振するレーザビームに係る制御を実施するために用い
られる。前記電気情報に基づいて制御され発振されたレ
ーザビームは、駆動モータ21にその中心部が接続され
回転可能とされたポリゴンミラー22に照射され、ここ
を反射した該レーザビームは反射ミラー23を介して感
光体ドラム31上に照射される。ここに、ポリゴンミラ
ー22がレーザビームを反射しつつ回転することによ
り、感光体ドラム31上では、該レーザビームの照射
が、その軸方向に関して走査されながら行われることに
なる。このレーザビームの照射により、感光体ドラム3
1上には、前記電気情報に基づいた静電潜像が形成され
る。
【0030】画像形成部30は、上記感光体ドラム31
上に形成される静電潜像を基にして転写紙P上に画像を
形成する部位である。
【0031】感光体ドラム31には、上述したようにレ
ーザビームの照射による静電潜像が形成されるが、その
前提作業として当該感光体ドラム31表面全体を帯電部
32によって一様に帯電させておく。現像部33は、前
記静電潜像に対して帯電したトナー粒子を付着させてこ
れを可視化する。。転写部34では、別途給送されてく
る転写紙P面に対して、前記トナー粒子を転写・付着さ
せ、該転写紙P面上にトナー像を形成する。
【0032】以下、感光体ドラム31上に対しては、分
離部35が該感光体ドラム31に吸着した転写紙Pを分
離し、クリーニング部36が前記転写作用後感光体ドラ
ム31上に残ったトナーを清掃して清浄面を現出し、再
び帯電部32による一様帯電及びレーザビーム照射によ
る静電潜像の形成が行われ得るようにする。一方、転写
紙Pについては搬送機構37を介して定着部38へと送
られる。定着部38は、熱ローラ38a及び38bによ
って転写紙Pに熱及び圧力を加え、前記転写されたトナ
ー像の定着を図って、画像が形成される。転写紙Pはこ
の後、転写紙排紙部50に設けられた数個のローラを介
して、複写装置外部へと排紙される。この時点におい
て、原稿面に係る画像の、転写紙P面に対する「複写」
が完了することになる。
【0033】ちなみに、本実施形態における複写装置に
おいては、上記した感光体ドラム31から転写紙Pへの
トナー像の転写を、転写紙Pの一方の面のみへ行うので
はなく、その他方の面に対しても実施することが可能で
ある。この場合においては、片面複写を終えた転写紙P
は転写紙反転部60へと搬送される。ガイド部61は、
この転写紙反転部60と上記転写紙排紙部50とに関す
る転写紙Pの搬送経路切換を行う。ガイド部61が転写
紙Pを図中下方に搬送するように切り換えられると、該
転写紙Pは、反転ローラ62を介して反転部63へと搬
出される。次に、転写紙Pが反転部63へ所定量送出さ
れた状態において、反転ローラ62を反転させ、該転写
紙Pを反転搬送経路64へと搬送する。以下、転写紙P
は当該経路64を通過して、再び感光体ドラム31の上
流側に到達する。このとき、感光体ドラム31面と対向
する転写紙P面は、転写紙反転部60を通過する前に転
写された面とは、別の面となっている。なお、一般的に
は、このように反転された転写紙Pに実際に画像形成を
行う際、感光体ドラム31上には前記画像書込部20に
よって新たな画像情報の書き込みをなしておく。
【0034】転写紙搬送部40は、上記した画像形成部
30とりわけその感光体ドラム31に対して転写紙Pを
搬送する部位である。
【0035】転写紙Pは、段状に構成された複数の給紙
カセット(給紙手段)41(図では、411、412、4
3の三つの給紙カセット)内の各々に設けられたトレ
イ42上に積層・載置される。これら給紙カセット41
は、上記画像形成部30に転写紙Pを送出する際、すな
わち画像形成する際には装置本体内に納まり、転写紙P
を補充する際には前記装置本体から引き出すことが可能
なように構成されている。また、給紙カセット411
412及び413の各々については、例えば第一の給紙カ
セット411には「A4」、第二の給紙カセット412
は「A3」等、サイズの異なる転写紙Pを対応させて収
納したり、また、第一の給紙カセット411にはA4サ
イズの厚紙、第二の給紙カセット412には同サイズの
薄紙等、紙種の別毎に対応させて、各々収納しておくこ
とが可能である。
【0036】このような状態において、複写実行時に転
写紙Pに関するサイズの指定や紙種の指定があれば、そ
れに従って、対応する給紙カセットから転写紙Pが繰り
出され、図1に示す複数の搬送ローラ等の構成によって
前記画像形成部30に向け、転写紙Pが搬送されること
になる。
【0037】また、本実施形態においては、上記したよ
うな構成となる給紙カセット41の他、転写紙Pを給紙
する手段として、図1に示すように、手差トレイ41H
と、大量の転写紙Pを予めストックしておくことが可能
な外部給紙手段41L(いわゆるLCT)とが設けられ
ている。前者によれば、特別な転写紙やOHP等への画
像形成を特別に行うような場合に対応することが可能と
なり、後者では大量の転写紙Pに対する連続した画像形
成を行うことが可能となる。
【0038】なお、図1においては、三つの給紙カセッ
トに手差トレイ41H及び外部給紙手段41Lの都合5
つを設ける場合を示したが、本発明において、設け得る
給紙手段の数は、原理的に限定されるものではない。す
なわち、給紙手段はいくつ設けてもよい。
【0039】次に、上記機構的構成となる複写装置に関
する電気的な装置構成例について、図2を参照して説明
する。上記した画像読取部10、画像書込部20、画像
形成部30、転写紙搬送部40及び転写紙反転部60に
おける各種機構等は、図2に示すように、中央制御手段
(制御手段)Cによって統括、制御されるようになって
いる。
【0040】ここで、本実施形態における中央制御手段
Cは特に、次のよう作用ないし機能を有する。まず前提
的かつ基本的な機能として、ある所定の定形のサイズを
有する転写紙Pよりもその面積が大となる転写紙Pに対
して画像を形成することが可能である。ここに、「ある
所定の定形のサイズ」(以下、単に「定形サイズ」とい
う)とは、例えばA4,A3,B4,B5等、日本にお
ける標準規格に則ったサイズ、また8.5 ×11inch,11×
17inch等、一般に外国等において定形とされるサイズ、
の双方を意味する。なお、後者においては、特に「定形
特殊サイズ」と呼称される場合がある。
【0041】そして、このような定形サイズを有する転
写紙よりも「その面積が大となる転写紙」とは、一般
に、「ワイド紙」と呼ばれるものがそれに該当する。逆
言すれば、「ワイド紙」とは、ある所定の定形サイズを
基準(基準定形サイズ)とし、そこから縦横各々の方向
に伸長した長さを有するもの、として規定される転写紙
形態であるということがいえる。
【0042】このようなワイド紙、例えばA4サイズを
基準定形サイズとするワイド紙に対し、A4サイズの画
像を形成すれば、前記伸長した長さ部分に相当する分だ
け当該ワイド紙上に余白が生じることになる。そして、
この余白は、当該画像形成後の装丁工程等において、裁
断箇所等として利用されることとなる。
【0043】なお、「伸長」する長さがどれ程のものと
なるかは、基本的には、各製紙メーカが独自に定める規
格によって一般に左右される。つまり、A製紙メーカで
の「A3ワイド紙」と、B製紙メーカでのそれとでは、
その大きさ(ないし面積)が異なる場合があり得る。つ
まり、「ワイド紙」という場合、その大きさ(ないし面
積)は一義的に定まるものではなく、殆ど任意であると
いって差支えない。
【0044】なおさらに、本明細書及び図面の記載にお
いては、符号「P」は、「転写紙」と「ワイド紙」の双
方を指示するものとして使用されている。
【0045】以下では、上記構成例となる複写装置の作
用効果についての説明を行うこととする。ちなみに、以
下に述べる作用効果ないし機能は、総じて言えば、ワイ
ド紙P上における画像形成位置の調整に関するものであ
るが、当該調整は、中央制御手段Cが、上記画像書込部
20、とりわけ図示しない半導体レーザを制御し、感光
体ドラム31上に形成する静電潜像の形態を適宜変化さ
せることで実現することとなる。つまり、上記画像読取
部10により取得された原稿面画像情報によるレーザ制
御に加え、それとともに上記調整に係る半導体レーザ制
御が実施されることになる。そして、後の画像形成は、
転写紙搬送部40により送り込まれたワイド紙P上を、
感光対ドラム31上に接触させて、トナーを当該ワイド
紙Pに対し転写させればよい。
【0046】(先端合わせ機能ないしはセンタリング機
能)まず一般的に、中央制御手段Cは、上記ワイド紙P
に対する画像形成の際において、当該ワイド紙Pの主走
査方向に関し定義される中心点が、形成しようとする画
像に関し定義される一の中心線上に乗り、かつ当該画像
の一辺が前記ワイド紙Pの一辺に平行となるよう、当該
画像を当該ワイド紙Pに対して形成することが可能であ
る。
【0047】より具体的に、例えば図3に示すように、
画像80の主走査方向の長さA、ワイド紙Pの主走査方
向の長さBとが、 a=(B−A)/2 として関係づけられるような画像形成が行われることに
なる。
【0048】ここで、画像主走査方向長さAは、図3に
も示されている通り、「原稿主走査サイズ×主走査倍
率」である。原稿主走査サイズとは原稿そのままの主走
査に関するサイズであり、主走査倍率とはそれに関し予
め定め得る拡大・縮小倍率のことである。例えば具体的
には、原稿主走査サイズが210mmで、縮小倍率が
0.9と定められている場合には、A=210×0.9
=189mmとなる。また、図中、画像副走査方向の長
さCも上記と全く同様な関係にある。
【0049】そして、「a」とは、ワイド紙Pの副走査
方向として規定される一辺と、これに対向する画像80
の一辺との距離のことであり、図3に示されているよう
に、都合2か所で「a」は定義される(このことは、上
式を2a+A=Bと変形できることからもわかる)。そ
して、この図3からもわかるとおり、このように規定さ
れる画像80とワイド紙Pとの位置関係は、「転写紙の
主走査方向に関し定義される中心点Q1が」、形成しよ
うとする「画像80に関し定義される一の中心線L1
に乗」るということの、一つの具体的形態に他ならな
い。
【0050】また、「画像80の一辺が転写紙の一辺に
平行となるよう」とは、図3において、画像80の一辺
1と転写紙Pの一辺n1とが「平行」な関係にあること
が容易にわかる。なお、図3の場合においてはさらに、
画像の一辺mp(他の一辺)と転写紙の一辺np(他の一
辺)とが「合致」している。
【0051】また、上記のような画像形成機能に関し、
別の例として、例えば図4に示すようなものを提示する
ことができる。図4は、画像81及び82の二つの画像
を、取扱上、図示するように一つの画像80として構成
し、これを一の転写紙P上に形成しようとする場合に関
するものである。ここで、画像81及び82とは、例え
ば2枚の原稿に各々記載されていた画像に由来するもの
と考えることができる。また、一つの画像80として構
成されるということは、より具体的にいえば、感光体ド
ラム31上における静電潜像の形成が、当該一つの画像
80を単位として行われることを意味する。
【0052】まず、このような場合にあっても、「転写
紙の主走査方向に関し定義される中心点Q2が、形成し
ようとする画像80上で定義される一の中心線L2上に
乗り」、かつ、「画像の一辺m2が転写紙の一辺n2に平
行となるよう」な画像形成が行われていることが確認で
きる。
【0053】また、上記条件に加え、この図4において
は、「転写紙の『副』走査方向に関し定義される中心点
3が、前記一の中心線に『直交する中心線L3』上に
乗」ることに特徴がある。
【0054】これらの条件を合わせ言えば、結局、形成
しようとする画像80の中心点がワイド紙Pの中心点に
一致するということでもある。
【0055】より具体的に言えば、図4に併せて示され
ているように、「a」が上記図2と同様に決定されるこ
とに加え、画像81又は82の副走査方向の長さCと、
ワイド紙Pの副走査方向の長さの2分の1の量Dとが、 b=D−C として関係づけられるような画像形成が行われることに
なる。ここで「b」の意味するところは、上記した
「a」と略同様であることは明らかでる。
【0056】また、この図4に関連して、これとは別
に、図5のような具体的形態を提示することもできる。
この図においては、図4とは異なり、主走査方向の長さ
が副走査方向の長さに比して大きい場合が示されてい
る。ちなみに、図4に示すような場合の転写紙搬送を
「SEF」、図5に示すような場合を「LEF」という
ことは既に述べた。
【0057】そして、この図5に示すような場合にあっ
ても、上述した通り、結局、形成しようとする画像80
(画像83及び84より構成)の中心点が、ワイド紙P
の中心点に一致するということが実現されていることが
わかる。
【0058】ちなみに、図4又は図5に示されている、
ワイド紙Pに対する画像の形成方法は、いわゆる「小冊
子形式」に係る画像形成、また、「定形2リピート形
式」に係る画像形成に適用して好適なるものである。
【0059】ここに、「小冊子形式」とは、図6に示す
ように、二つ折りにした転写紙(=ワイド紙)Pを重ね
合わせ、その折曲部分PMを綴じ合わせることで、最終
的に「冊子BL」の形態とするような形式のことをい
い、当該形式に係る画像形成とは、その冊子BLを構成
する複数枚の転写紙Pの各々に対する画像形成のことを
意味する。また、「定形2リピート形式」とは、図4又
は図5中に示した一のワイド紙Pの左右両面に対し、同
一画像を繰り返し形成するような場合のことをいう。つ
まり、画像81と画像82とが同一内容、あるいは画像
83と画像84とが同一内容ということである。
【0060】これら「小冊子形式」あるいは「定形2リ
ピート形式」に係る画像形成に関し、図4に示すような
画像形成方法を実施する場合には、ワイド紙Pの副走査
方向に関する中心点Q3が、同図に示す副走査方向折れ
線A1上にあり、また、図5に示すような画像形成方法
を実施する場合には、ワイド紙Pの主走査方向に関する
中心点Q2が、同図に示す主走査方向折れ線A2上にあ
る。ここで「折れ線」と呼ぶのは、例えば上記した「小
冊子形式」を念頭に置けば明らかなように、該折れ線A
1又はA2がその綴じ合わせ部分、つまり折曲部分PMに
該当するからである。
【0061】このような小冊子形式に係る画像形成にお
いて、図4又は図5に示す画像形成方法が好適であるの
は、当該画像80(画像81及び82又は画像83及び
84)の形成後、装丁工程等において、その裁断等を実
施しやすいからである。
【0062】(表裏面画像形成位置の調整)中央制御手
段Cは、上記した先端合わせ機能ないしセンタリング機
能を実施した場合であって、ワイド紙P裏面についても
画像形成しようとする場合においては、その画像形成位
置を表裏面で同様とすることが可能である。
【0063】すなわち、この場合においては、図3と対
比させつつ図7を参照するとわかるように、図3におけ
る先端合わせ位置が図中左側であるのに対し、図7にお
ける先端合わせ位置を図中右側とする。このようにする
ことで、ワイド紙Pの表裏面について画像形成位置の合
致が図られることになる。なお、センタリング機能に関
しては図示しないが、この場合においては、基本的に、
表面と同様な画像形成を裏面に行うようにすれば、画像
形成位置の一致は図られることになる。
【0064】なお、このような場合において、中央制御
手段Cは、上記した半導体レーザに係る制御を、上記転
写紙反転部60の動作態様等を考慮しつつ実施すること
となる。
【0065】(頁間隔離間機能)次に、中央制御手段C
は、上記図4又は図5に示したような画像形成に関し、
「頁間隔離間機能」を発揮することが可能である。すな
わち、上記主走査方向A 2又は副走査方向折れ線A1を基
準線としてその両側に形成されるべきところの画像81
及び82又は画像83及び84を、図8又は図9に示す
ように、離間させて形成することが可能ということであ
る。
【0066】より詳しく言えば、この「頁・間隔・離
間」ということは、上記した「小冊子形式」を念頭に置
けば明らかなように、主走査方向A2又は副走査方向折
れ線A1を挟んで図中左右又は上下の両画像81及び8
2又は画像83及び84は、冊子BL(図4参照)の形
態としたときに各々別々の頁に位置することになるか
ら、これら別々の「頁」間において、画像形成の「間
隔」を「離間」させるということを意味する。
【0067】具体的には、例えば図8に併せて示すよう
に、頁間隔量をvとすれば、左側ページ及び右側ページ
の各々のシフト量v1及びv2を、v1=−(v/2)及
びv2=v/2とする。また、図9については、上側ペ
ージ及び下側ページの各々のシフト量につき、同様な算
出をする。
【0068】なお、図8及び図9において、左側ページ
及び下側ページについては「マイナス量」のシフトを行
なうこととなっているが、これは本実施形態において、
特に、左方向及び下方向をマイナス方向と規定したとい
うこと以上の特別な意味はない。したがって、本発明
が、このような形態に特別限定されるようなことは勿論
ない。
【0069】このことにより、折曲部分PMにおける綴
じ合わせは、形成される画像を損なうことなく実施する
ことが可能となる。
【0070】(シフト機能)最後に、中央制御手段C
は、上記した図3、図4又は図5、及び図8又は図9に
示したような画像に関し、「シフト機能」を発揮するこ
とが可能である。この「シフト機能」は、図3に示すよ
うな画像80では、図10に示す太線を付した部分を基
準として、図中矢印に示されるように上下左右にシフト
することを可能とする。
【0071】また、図4又は図5に示すような画像80
では、図11(a)又は(b)に示す太線を付した部分
を基準として上下左右にシフトすることが可能である。
さらに、図8又は図9に示すような画像81及び82又
は画像83及び84では、図12(a)又は(b)に示
す太線を付した部分を基準として、当該画像81及び8
2又は画像83及び84「全体」を上下左右にシフトす
ることが可能である。すなわち、図8又は図9のような
「頁間隔離間」が実施された後の画像をシフトする場合
については、その離間距離vは保たれたまま、当該シフ
トが実施されることになる。
【0072】なお、上記したいずれのシフトであって
も、ワイド紙P裏面にも画像を形成するような場合(上
記、「表裏面画像形成位置の調整」参照)にあっては、
当該裏面に係る画像のシフトが、表面のシフトと対応す
るよう自動的に実施されるような形態としておくとよ
い。つまり、図10及び図7を参照して言えば、図10
において図中右方向へ所定量のシフトが行われたなら
ば、図7においては図中左方向への同所定量のシフトが
自動的に行われることになる。
【0073】以上説明した画像形成機能を、一作業手順
例(フローチャート)としてまとめると、図13のよう
になる。すなわち、ステップS1においては、画像80
に関する先端合わせないしはセンタリング工程を実施す
る(図3又は図4若しくは図5参照)。以下特に画像8
0が二つの画像から構成されているようなものの場合に
は、ステップS2において、頁間隔離間工程を実施する
(図8又は図9参照)。そして、ステップS3におい
て、シフト機能を実施することになる。各々のステップ
S1、S2及びS3における具体的な作用は、上述した
とおりである。
【0074】なお、図13において明らかなように、先
端合わせないしセンタリング(ステップS1)を実施し
た後、すぐに画像形成を行うこととしてもよいし、同工
程及び頁間隔離間工程(ステップS1及びS2)の二工
程を実施した後に画像形成を行うようにしてもよい。ま
た特に、先端合わせを実施した後に、シフト機能を実施
し(ステップS2の省略)、画像を形成するようにして
もよい(図13符合Lを付したライン参照)。無論、全
工程(ステップS1、S2及びS3)を経た後に、画像
形成を行うようにしてよいことは勿論である。結局つま
り、実際の画像形成を、図13中に示すどのステップ段
階で実現するかは、装置使用者が所望する画像の形態に
応じ、その任意性に委ねられている。
【0075】また、転写紙Pの表裏面に画像を形成しよ
うとする場合には、上記各ステップS1、S2及びS3
を実施するにあたり、上述した表裏面画像形成位置の調
整が常に考慮されているような形態としておくとよい。
例えば、頁離間工程において、所定の離間距離vをとる
場合には、転写紙Pの表裏面について同様な頁離間がな
されるようにし、シフト機能を実施する場合にも、既に
記したように、転写紙P表裏面の画像形成位置は同様な
ものとなるよう、表裏面各々において反対方向のシフト
が実施される形態としておくとよい。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置及び画像形成方法によれば、ワイド紙に対する画像
形成に際し、その設定に係る全体的な操作性を向上させ
ることができる。このことは特に、本発明を、小冊子形
式に係る画像形成、あるいは定形2リピート方式に係る
画像形成に関して適用するときに、その効果をより顕著
に享受することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る複写装置の構成例を示す概要
図である。
【図2】本実施形態に係る複写装置の電気的な構成例を
示す概要図である。
【図3】ワイド紙に対する先端合わせを実施した画像形
成の様子を示す説明図である。
【図4】ワイド紙に対するセンタリングを実施した画像
形成の様子を示す説明図である。
【図5】図4とは別の形態となるセンタリングを実施し
た画像形成の様子を示す説明図である。
【図6】冊子の形態を示す説明図である。
【図7】図3に示すような画像形成をワイド紙表面に対
する画像形成としたときに、ワイド紙裏面に対する画像
形成の様子を示す説明図である。
【図8】図4に示す画像に関し、頁離間機能を実施する
様子を示す説明図である。
【図9】図5に示す画像に関し、頁離間機能を実施する
様子を示す説明図である。
【図10】図3に示す画像に関し、シフト機能を実施す
る様子を示す説明図である。
【図11】図4又は図5に示す画像に関し、シフト機能
を実施する様子を示す説明図であって、(a)は図4に
関するもの、(b)は図5に関するものである。
【図12】図8又は図9に示す画像に関し、シフト機能
を実施する様子を示す説明図であって、(a)は図8に
関するもの、(b)は図9に関するものである。
【図13】本実施形態に係る画像形成機能の流れをまと
めて示すフローチャートである。
【図14】従来のワイド紙に対する画像形成の様子を示
す説明図である。
【図15】図14とは別形態となる、従来のワイド紙に
対する画像形成の様子を示す説明図である。
【図16】図14とは別形態となる、従来のワイド紙に
対する画像形成の様子を示す説明図である。
【符号の説明】 10 画像読取部 20 画像書込部 30 画像形成部 40 転写紙搬送部 50 転写紙排紙部 60 転写紙反転部 C 中央制御手段(制御手段) P 転写紙(又はワイド紙) 80 画像 81及び82 (二つの)画像 83及び84 (二つの)画像 Q1、Q2 転写紙の主走査方向に関し定義される中心点 Q3 転写紙の副走査方向に関し定義される中心点 L1、L2 画像80に関し定義される一の中心線 L3 画像80に関し定義される一の中心線に直交する
中心線 n1、n2 ワイド紙Pの一辺 m1、m2 画像80の一辺 np 転写紙Pの一辺(他の一辺) mp 画像80の一辺(他の一辺) A1 副走査方向折れ線 A2 主走査方向折れ線 BL 冊子 PM 折曲部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横堀 潤 東京都八王子市石川町2970 コニカ株式会 社内 (72)発明者 浅川 稔 東京都八王子市石川町2970 コニカ株式会 社内 (72)発明者 佐藤 純二 東京都八王子市石川町2970 コニカ株式会 社内 Fターム(参考) 2C087 AA03 AA09 AC08 BB10 CA03 CA04 CA05 CB13 2H027 FA04 FA05 FA13 FA19 FA30 FB11 FD01 FD04 FD08 ZA07 5B057 AA11 CA12 CA16 CB12 CB16 CC01 CD02 CD05 5C076 AA17 AA19 BA02 9A001 HH23 HH34 JJ35 KK42

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ある所定の定形のサイズよりもその面積
    が大となる記録材に対し画像を形成する画像形成装置に
    おいて、 前記記録材の主走査方向に関し定義される中心点が前記
    画像に関し定義される一の中心線上に乗り、かつ当該画
    像の一辺が前記記録材の一辺に平行となるよう、当該画
    像を当該記録材に対して形成することを可能とする制御
    手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記画像の他の一辺
    が、前記記録材の他の一辺と合致するよう、当該画像を
    当該記録材に対して形成することが可能であることを特
    徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記記録材の副走査方
    向に関し定義される中心点が前記画像に関し定義される
    前記一の中心線に直交する中心線上に乗るよう、当該画
    像を当該記録材に対して形成することが可能であること
    を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記画像は、二つの画像により一の画像
    として構成されることを特徴とする請求項3記載の画像
    形成装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記記録材の表面及び
    裏面における前記画像の形成位置が一致するよう、当該
    画像を当該記録材に対して形成することが可能であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】 ある所定の定形のサイズよりもその面積
    が大となる記録材に対し画像を形成する画像形成装置に
    おいて、 前記記録材の中心点と前記画像の中心点とが一致するよ
    う、当該画像を当該記録材に対して形成することを可能
    とする制御手段を備えていることを特徴とする画像形成
    装置。
  7. 【請求項7】 ある所定の定形のサイズよりもその面積
    が大となる記録材に対し画像を形成する画像形成装置に
    おいて、 第一に前記記録材の中心点と前記画像の中心点とが一致
    するよう調整し、第二に前記記録材の主走査方向又は副
    走査方向を基準線として前記画像を離間させて、当該画
    像を当該記録材に対して形成することを可能とする制御
    手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 ある所定の定形のサイズよりもその面積
    が大となる記録材に対し画像を形成する画像形成装置に
    おいて、 第一に前記記録材の中心点と前記画像の中心点とが一致
    するよう調整し、第二に前記記録材の主走査方向又は副
    走査方向を基準線として前記画像を離間させ、第三に前
    記離間させた画像全体を前記記録材上でシフトさせて、 当該画像を当該記録材に対して形成することを可能とす
    る制御手段を備えていることを特徴とする画像形成装
    置。
  9. 【請求項9】 前記画像は、二つの画像により一の画像
    として構成されることを特徴とする請求項6乃至8のい
    ずれかに記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 ある所定の定形のサイズよりもその面
    積が大となる記録材に対し画像を形成する画像形成方法
    であって、 前記記録材の主走査方向に関し定義される中心点が前記
    画像に関して定義される一の中心線上に乗り、かつ当該
    画像の一辺が前記記録材の一辺に平行となるよう、当該
    画像を当該記録材に対して形成することを特徴とする画
    像形成方法。
  11. 【請求項11】 前記画像の他の一辺が、前記記録材の
    他の一辺と合致するよう、当該画像を当該記録材に対し
    て形成することを特徴とする請求項10記載の画像形成
    方法。
  12. 【請求項12】 ある所定の定形のサイズよりもその面
    積が大となる記録材に対し、二つの画像により一のもの
    として構成された画像を形成する画像形成方法であっ
    て、 前記記録材の中心点と前記画像の中心点とが一致するよ
    う調整する工程と、 該工程の後、前記記録材の主走査方向又は副走査方向を
    基準線として前記画像を前記二つの画像に離間させる工
    程と、 前記離間させた二つの画像全体を当該記録材上でシフト
    させる工程と、の三つの工程のうち少なくとも一以上の
    工程を経て、 当該画像を当該記録材に対して形成する工程を実施する
    ことを特徴とする画像形成方法。
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