JP2023103682A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷速度が速い状態を維持しつつ、印刷画像全体を印刷できる印刷装置を提供する。【解決手段】印刷装置は、カット紙に印刷を行う際、入力画像を表す画像データを取得する。印刷装置は、画像データに基づき、印刷画像を印刷するための印刷データを生成する。印刷装置は、生成処理において、ずらし処理を実行する。印刷装置は、ずらし処理を実行することで、入力画像を構成するドットを副走査方向Yにずらして、印刷画像を構成するドットとする。印刷装置は、ずらし処理を行う場合、カット紙T1における主走査方向Xの全域に亘って印刷画像が印刷されない領域として余白M又は空白領域Rの副走査方向Yの大きさを縮小する。【選択図】図5

Description

本発明は、印刷装置に関する。
従来、複数の発熱体を備えたサーマルラインヘッドを用いて感熱紙に印字するサーマルプリンタが知られている(例えば、特許文献1参照)。サーマルプリンタは、印字率が高いドットラインにおけるドットを、他のドットラインへ移動させた印字データを作成する。1ドットライン当たりの印字率を低くできるので、サーマルプリンタは高速で印字することができる。
特開2016-168794号公報
従来のサーマルプリンタでは、ドットを他のドットラインへ移動させた際、印刷画像の一部が余白にはみ出す場合がある。この場合、余白にはみ出た一部の印刷画像が印刷されない可能性がある。
本発明の目的は、印刷速度が速い状態を維持しつつ、印刷画像全体を印刷できる印刷装置を提供することである。
本発明の第一態様に係る印刷装置は、主走査方向に並ぶ複数の素子を有する印刷ヘッドと、印刷媒体と前記印刷ヘッドとを、前記主走査方向と交差する副走査方向に相対移動させる搬送部と、前記搬送部を制御して前記印刷媒体と前記印刷ヘッドとを前記副走査方向に相対移動させながら、前記印刷ヘッドを制御して前記複数の素子を駆動し、前記印刷媒体にライン毎にドットを形成することで印刷画像を印刷する制御を行う制御部とを備え、前記制御部は、入力画像を表す画像データを取得する取得処理と、前記画像データに基づき、前記印刷画像を前記ライン毎に印刷するための印刷データを生成する生成処理と、前記生成処理において実行され、前記入力画像を構成する前記ドットを前記副走査方向にずらして、前記印刷画像を構成する前記ドットとするずらし処理と、前記印刷媒体において前記主走査方向の全域に亘って前記印刷画像が印刷されない無地領域の前記副走査方向の幅を縮小する縮小処理とを実行することを特徴とする。
第一態様の印刷装置は、入力画像からドットを副走査方向にずらすことで、複数の素子のうち駆動する素子が分散されるので、比較的速い印刷速度で印刷できる。一方、印刷画像は入力画像よりも副走査方向に長くなる。印刷装置は、縮小処理により無地領域の副走査方向の幅を縮小することで、副走査方向に長くなった印刷画像全体を印刷できる。よって、印刷装置は、印刷速度が速い状態を維持しつつ、印刷画像全体を印刷できる。
本発明の第二態様に係る印刷装置は、主走査方向に並ぶ複数の素子を有する印刷ヘッドと、印刷媒体と前記印刷ヘッドとを、前記主走査方向と交差する副走査方向に相対移動させる搬送部と、前記搬送部を制御して前記印刷媒体と前記印刷ヘッドとを前記副走査方向に相対移動させながら、前記印刷ヘッドを制御して前記複数の素子を駆動し、前記印刷媒体にライン毎にドットを形成することで印刷画像を印刷する制御を行う制御部とを備え、前記制御部は、入力画像を表す画像データを取得する取得処理と、前記画像データに基づき、前記印刷画像を前記ライン毎に印刷するための印刷データを生成する生成処理と、前記入力画像を構成するドットを前記副走査方向にずらす、ずらし量を決定するずらし量決定処理と、前記生成処理において実行され、前記ずらし量に基づき、前記入力画像を構成する前記ドットを前記副走査方向にずらして、前記印刷画像を構成する前記ドットとするずらし処理とを実行することを特徴とする。
第二態様の印刷装置は、入力画像からドットを副走査方向にずらすことで、複数の素子のうち駆動する素子が分散されるので、比較的速い印刷速度で印刷できる。
本発明の第三態様に係る印刷装置は、主走査方向に並ぶ複数の素子を有する印刷ヘッドと、前記主走査方向と交差する副走査方向に長尺となる連続媒体と前記印刷ヘッドとを、前記副走査方向に相対移動させる搬送部と、前記搬送部を制御して前記連続媒体と前記印刷ヘッドとを前記副走査方向に相対移動させながら、前記印刷ヘッドを制御して前記複数の素子を駆動し、前記連続媒体にライン毎にドットを形成することで印刷画像を印刷し、印刷物を作成する制御を行う制御部とを備え、前記制御部は、入力画像を表す画像データを取得する取得処理と、前記画像データに基づき、前記印刷画像を前記ライン毎に印刷するための印刷データを生成する生成処理と、前記生成処理において実行可能であり、前記入力画像を構成する前記ドットを前記副走査方向にずらして、前記印刷画像を構成する前記ドットとするずらし処理と、前記生成処理において前記ずらし処理を実行するか否かを選択する選択処理と、前記生成処理で生成された前記印刷データに基づき、前記印刷物の前記副走査方向の幅を決定する幅決定処理とを実行し、前記幅決定処理において、前記選択処理により前記ずらし処理を実行することが選択された場合の前記印刷物の前記副走査方向の幅を、前記選択処理により前記ずらし処理を実行しないことが選択された場合の前記印刷物の前記副走査方向の幅よりも長くすることを特徴とする。
本発明の第三態様に係る印刷装置は、入力画像からドットを副走査方向にずらすことで、複数の素子のうち駆動する素子が分散されるので、比較的速い印刷速度で印刷できる。一方、印刷画像は入力画像よりも副走査方向に長くなる。印刷装置は、印刷物を作成する際、生成処理においてずらし処理を実行するか否かを選択する。生成処理においてずらし処理を実行することが選択された場合、印刷装置は、印刷物の副走査方向の幅を、ずらし処理を実行しない場合の印刷物の副走査方向の幅よりも長くする。よって、印刷装置は、印刷速度が速い状態を維持しつつ、印刷画像全体を印刷できる。
印刷装置1の説明図である。 印刷装置1の電気的構成を示すブロック図である。 第一具体例の入力画像U1、U2を、カット紙T1に印刷する場合の説明図である。 印刷画像を構成するドットを副走査方向Yにずらす場合の説明図である。 第一具体例の印刷画像V1、V2を、カット紙T1に印刷する場合の説明図である。 第二具体例の入力画像U1、U2を、カット紙T1に印刷する場合の説明図である。 第二具体例の印刷画像V1、V2を、カット紙T1に印刷する場合の説明図である。 第三具体例の入力画像U3、U4を、カット紙T1に印刷する場合の説明図である。 第三具体例の印刷画像V3、V4を、カット紙T1に印刷する場合の説明図である。 第四具体例の入力画像U1、U1を、ロール紙T2に印刷する場合の説明図である。 第四具体例の印刷画像V1、V2を、ロール紙T2に印刷する場合の説明図である。 メイン処理のフローチャートである。 生成処理のフローチャートである。 図13に続く、生成処理のフローチャートである。 図14に続く、生成処理のフローチャートである。
図面を参照して、本発明の一実施形態に係る印刷装置1を説明する。図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられる。すなわち、図面に記載されている装置の構成及び制御は、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
図1に示すように、印刷装置1は、印刷媒体Tに、キャラクタ(文字、記号、数字、及び図形等のオブジェクト)を印刷可能な感熱型プリンタである。印刷媒体Tは、特定の媒体に限定されないが、例えば、シート状又はテープ状であり、本実施形態では感熱記録媒体のカット紙T1(図3参照)、又は感熱記録媒体が巻回されたロール紙T2(図10参照)である。
印刷装置1は、ケース2、入力部3、通信部4、搬送部5、及び印刷ヘッド6を備える。ケース2は、直方体状であり、前後方向及び上下方向よりも左右方向に長い。ケース2は、搬送部5、及び印刷ヘッド6を収容する。ケース2は、図2に示す電源10を着脱可能に収容する。電源10は、印刷装置1に電力を供給する。ケース2の上面には、挿入口21が形成され、ケース2の前面には排出口22が形成される。挿入口21及び排出口22は各々、左右方向に長い矩形状に形成される。印刷媒体Tは、挿入口21から印刷装置1に挿入され、排出口22から印刷装置1から排出される。入力部3は、ケース2の上面の左端部近傍に設けられる。入力部3は、複数の押ボタンを含む。通信部4は、ケース2の右側面に設けられた、USBジャックである。通信部4は、USBケーブルのコネクタを接続可能である。
搬送部5は、モータ51と、図2に示すローラ52とを備える。ローラ52は、左右方向に延びる軸を中心とするローラ状であり、ケース2内の前斜め上方に設けられる。モータ51は、ローラ52を回転させる。搬送部5は、ローラ52の回転により印刷媒体Tを搬送方向TRに搬送することで、印刷媒体Tを印刷ヘッド6に対し相対移動する。搬送方向TRは、左右方向に直交する方向であり、本実施形態では、後斜め上方と前斜め下方に延びる。以下では、搬送方向TRのうち、後斜め上方を上流側といい、前斜め下方を下流側という。
印刷ヘッド6は、ローラ52の下側に設けられる。印刷ヘッド6は、ラインヘッドであり、複数の素子61と、図2に示すドライバIC62とを含む。本実施形態の複数の素子61は各々、通電により発熱する発熱素子である。複数の素子61は、ローラ52によって下方に押圧された印刷媒体Tに接触し、発熱することで、印刷媒体Tへの印刷を行う。ドライバIC62は、複数の素子61を選択的に通電して発熱させるよう構成されている。
図2を参照し、印刷装置1の電気的構成を説明する。印刷装置1は、CPU7、RAM8、記憶部9、通信部4、入力部3、搬送部5、及び印刷ヘッド6を備える。搬送部5は、モータ51及びローラ52を備える。印刷ヘッド6は、ドライバIC62、及び複数の素子61を備える。CPU7は、印刷装置1の制御を行う。CPU7は、RAM8、記憶部9、通信部4、入力部3、モータ51、及びドライバIC62と電気的に接続する。RAM8は、種々の変数等、一時データを記憶する。記憶部9には、CPU7が印刷装置1を制御するために実行するプログラム、印刷データ、及び各種設定情報が記憶される。通信部4は、USBケーブルを介して外部装置99と通信を実行するためのコントローラである。外部装置99は、例えば、PC、タブレットPC、及びスマートフォン等の公知の情報処理装置である。
印刷装置1による印刷動作を説明する。印刷装置1は、印刷データに従って、印刷ヘッド6の複数の素子61に選択的に通電する。印刷データは、複数の素子61のそれぞれについて、通電させる指示と、通電を停止させる指示とを含む。印刷媒体Tのうち通電された複数の素子61に接触する部分に、熱エネルギーが印加される。これにより、印刷装置1は、複数の素子61の配列に対応して主走査方向Xに並ぶ画素列を形成する。印刷装置1は、モータ51によりローラ52を回転させて印刷対象を搬送方向TRの下流側に搬送させながら、複数の素子61に対する通電を間欠的に複数回行う。その結果、印刷媒体Tに対し、1ライン分の画像における画素の並びの方向と直交する方向に配列された複数のラインが形成される。複数のラインは、各画素の形成の有無によって印刷媒体T上で濃淡を構成し、印刷画像を形成する。以上の動作を「印刷動作」という。
以下の説明では、複数の素子61が並ぶ方向を「主走査方向X」といい、主走査方向Xに並ぶ一つの画素列に対応する印刷単位を「ライン」という。複数のラインの配列方向を、「副走査方向Y」という。副走査方向Yは、搬送方向TRにより規定される。複数の素子61の各々に対応する印刷単位を、「ドット」という。
図3から図11を参照して、印刷装置1により作成される印刷物を説明する。図3に示す第一具体例では、感熱記録媒体であるA4サイズのカット紙T1に、入力画像U1、U2に基づき印刷が行われる。カット紙T1は、主走査方向X及び副走査方向Yに延びる矩形状である。カット紙T1の副走査方向Yの長さはA1であり、カット紙T1の主走査方向Xの長さはBである。
入力画像U1、U2、及び入力画像U3、U4(図8参照)の左右方向は、主走査方向Xに対応し、入力画像U1、U2、U3、U4の上下方向は、副走査方向Yに対応する。入力画像U1、U2、U3、U4の左方向は、主走査方向一方側X1に対応し、入力画像U1、U2、U3、U4の右方向は主走査方向他方側X2に対応する。入力画像U1、U2、U3、U4の上方は副走査方向下流側Y1に対応し、入力画像U1、U2、U3、U4の下方は副走査方向上流側Y2に対応する。
入力画像U1、U2は、カット紙T1の印刷可能領域N1の内側に印刷される。印刷可能領域は、印刷媒体Tにおいて印刷が可能な領域として設定される。印刷可能領域N1は、主走査方向X及び副走査方向Yに延びる矩形状である。理解を容易とするために、図3から図11では印刷可能領域を実線で模式的に表す。
印刷可能領域N1の副走査方向Yの長さはC1であり、印刷可能領域N1の主走査方向Xの長さはDである。印刷可能領域N1の主走査方向一方側X1及び副走査方向下流側Y1の頂点の位置はG11であり、印刷可能領域N1の主走査方向他方側X2及び副走査方向下流側Y1の頂点の位置はH11であり、印刷可能領域N1の主走査方向一方側X1及び副走査方向上流側Y2の頂点の位置はJ11であり、印刷可能領域N1の主走査方向他方側X2及び副走査方向上流側Y2の頂点の位置はK11である。
入力画像U1、U2は、印刷可能領域N1の内側で副走査方向Yに並ぶ。入力画像U1は、入力画像U2に対して副走査方向下流側Y1に配置される。入力画像を含み、主走査方向X及び副走査方向Yに延びる矩形状の領域を画像領域という。画像領域の副走査方向Yの長さは、入力画像の副走査方向Yの長さと等しい。画像領域の主走査方向Xの長さは、印刷可能領域N1の主走査方向Xの長さと等しい。即ち、画像領域は、入力画像を構成するラインが副走査方向Yに並んで形成される領域である。画像領域内のラインは、少なくとも1つ以上のドットが形成される。理解を容易とするために、図3から図11では画像領域を実線で模式的に表す。図3に示す画像領域P11は、入力画像U1を含む画像領域である。画像領域P21は、入力画像U2を含む画像領域である。
印刷可能領域N1の副走査方向下流側Y1の端と入力画像U1との間、入力画像U1、U2の間、及び入力画像U2と印刷可能領域N1の副走査方向上流側Y2の端との間には、空白領域Rが形成される。理解を容易とするために、図3から図11では空白領域Rを二点鎖線で模式的に表す。空白領域Rは、印刷可能領域N1において主走査方向Xの全域に亘って画像が形成されない領域である。空白領域Rにおいて、主走査方向Xに並ぶ一つの画素列に対応する印刷単位を「空白ライン」という。換言すると、空白ラインにおいて、主走査方向Xの全域に亘ってドットが形成されない。
空白領域R11は、印刷可能領域N1の副走査方向下流側Y1の端と入力画像U1との間に形成される。空白領域R21は、入力画像U1、U2の間に形成される。空白領域R31は、入力画像U2と印刷可能領域N1の副走査方向上流側Y2の端との間に形成される。
空白領域R11の副走査方向Yの長さはZ11である。空白領域R21の副走査方向Yの長さはZ21である。空白領域R31の副走査方向Yの長さはZ31である。空白領域R11、R21、R31の主走査方向Xの長さは、印刷可能領域N1の主走査方向Xの長さと等しい。副走査方向Yにおいて、空白領域R11、R21、R31の長さZ11、Z21、Z21、画像領域P11、P21の長さQ11、Q21の総和は、印刷可能領域N1の長さC1と等しい。
印刷可能領域N1の外側には余白Mが形成される。余白M11は、印刷可能領域N1の副走査方向下流側Y1の端とカット紙T1の副走査方向下流側Y1の端との間に形成される。余白M21は、印刷可能領域N1の副走査方向上流側Y2の端とカット紙T1の副走査方向上流側Y2の端との間に形成される。余白M3は、印刷可能領域N1の主走査方向一方側X1の端とカット紙T1の主走査方向一方側X1の端との間に形成される。余白M4は、印刷可能領域N1の主走査方向他方側X2の端とカット紙T1の主走査方向他方側X2の端との間に形成される。
余白M11の副走査方向Yの長さはE11である。余白M21の副走査方向Yの長さはE21である。副走査方向Yにおいて、印刷可能領域N1の長さC1、余白M11、M21の長さE11、E21の総和は、カット紙T1の長さA1と等しい。余白M3の主走査方向Xの長さはF1である。余白M4の主走査方向Xの長さはF2である。主走査方向Xにおいて、印刷可能領域N1の長さD、余白M3、M4の長さF1、F2の総和は、カット紙T1の長さBと等しい。余白M11、M21、M3、M4の長さE11、E21、F1、F2は、ユーザが入力部3を操作することで設定される。
印刷装置1は、カット紙T1、又は後述するロール紙T2(図10参照)に、入力画像U1、U2を印刷画像としてそのまま印刷することで印刷物W1、W2(図10参照)を作成する場合がある。一方、印刷装置1は、入力画像U1、U2を構成するドットを副走査方向Yにずらした印刷画像を印刷することで印刷物W1、W2を作成する場合もある。印刷装置1は、入力画像を構成するドットを副走査方向Yにずらすことで、複数のラインに分散させる。これにより、印刷装置1は、通電される複数の素子61の数のピークを低減させ、ドットをずらさない場合と比較して速い印刷速度で印刷を行うことができる。
本実施形態では、入力画像を構成するドットを副走査方向上流側Y2にずらす。以下、印刷装置1が入力画像を構成するドットを副走査方向Yにずらすことを、「ずらし処理を行う」という。印刷装置1が印刷する印刷画像を構成するドットは、ずらし処理により入力画像を構成するドットが副走査方向Yにずらされたものである。
図4に示す一例では、入力画像として、太さが1ドット、2ドット、3ドット、4ドット、6ドット、8ドット、16ドットの主走査方向Xに延びる罫線に対して、ずらし処理が行われる。図4(A)は、ずらし処理が行われる前の入力画像である。図4(B)は、入力画像にずらし処理が行われた印刷画像である。
印刷装置1において、ずらし処理によりドットが副走査方向上流側Y2にずれる。ドットが副走査方向上流側Y2にずれる量は、入力画像の主走査方向他方側X2ほど大きくなる。ずらし処理によりドットがずらされることで、印刷画像は、入力画像と比較して主走査方向他方側X2且つ副走査方向上流側Y2に傾斜している。印刷可能領域N1において、主走査方向他方側X2の端にあるドットが、副走査方向上流側Y2に最もずれる。印刷可能領域N1において、ずらし処理によりドットが副走査方向Yにずれる量の最大値を、「ずらし量L」という。ずらし量Lは、例えば0μmから150μmの範囲で決定される。ずらし処理による入力画像の傾斜角度θは、θ=arctan(L/D)である。ずらし量Lは、印刷可能領域N1の主走査方向Xの長さDに対して十分に小さい値である。従って、ユーザが目視により印刷画像が傾斜していることを確認することは困難である。
図5では、印刷画像V1、V2が、カット紙T1に印刷される。印刷画像V1、V2は、入力画像U1、U2(図3参照)にずらし処理が行われた後の画像である。理解を容易とするために、図5、図7、図9、及び図11では、入力画像にずらし処理が行われた後の画像を、網掛けされた平行四辺形で模式的に表す。図3から図11では、画像の大きさ、印刷可能領域の大きさ、画像領域の大きさ、空白領域Rの大きさ、及びずらし量を模式的に示す。
入力画像U1、U2にずらし処理が行われることで、印刷画像V1、V2は、入力画像U1、U2に対して、ずらし量L1に基づき副走査方向Yに長くなる。印刷画像V1の画像領域P12の副走査方向Yの長さはQ12(>Q11)となり、印刷画像V2の画像領域P22の副走査方向Yの長さはQ22(>Q12)となる。副走査方向Yにおいて、画像領域P12、P22の長さQ12、Q22が画像領域P11、P21の長さQ11、Q21よりも長くなるので、画像領域の長さと空白領域Rの長さを合わせた総和(Q12+Q22+Z11+Z21+Z31)は、印刷可能領域N1の長さC1(図3参照)よりも長くなる。その結果、一部の印刷画像が余白Mにはみ出し、印刷されない可能性がある。
印刷装置1は、ずらし処理を行われた印刷画像V1、V2を印刷する場合、カット紙T1における印刷画像V1、V2が印刷されない領域の副走査方向Yの大きさを縮小する。印刷装置1は、印刷画像V1、V2が印刷されない領域の第一例として、余白Mの副走査方向Yの長さを縮小する。余白Mを副走査方向Yに縮小する分、印刷可能領域を副走査方向Yに拡大する。
図5に示す第一具体例では、印刷装置1は、印刷可能領域N2に対して副走査方向下流側Y1の余白Mを副走査方向Yに縮小して余白M12とする。なお、印刷装置1は、印刷可能領域N2に対して副走査方向上流側Y2の余白M22を縮小しない。
副走査方向Yに拡大された印刷可能領域N2は、印刷画像V1、V2に合わせて平行四辺形となる。印刷可能領域N2の主走査方向一方側X1及び副走査方向下流側Y1の頂点の位置はG12となり、印刷可能領域N1の主走査方向一方側X1及び副走査方向上流側Y2の頂点の位置はJ12となる。位置G12、J12は、位置G11、J11に対してずらし量L1だけ副走査方向下流側Y1にずれた位置にある。なお、印刷可能領域N1の主走査方向他方側X2及び副走査方向下流側Y1の頂点の位置はH11のままであり、印刷可能領域N1の主走査方向他方側X2及び副走査方向上流側Y2の頂点の位置はK11のままである。
余白M12の副走査方向Yの長さは、縮小されてE12となる。余白M22の副走査方向Yの長さは、E21のまま変化しない。長さE12は、余白M11の副走査方向Yの長さE11(図3参照)とずらし量L1とに基づき、E12=E11-L1の条件を満たす。
副走査方向Yにおいて、余白Mがずらし量L1だけ縮小された分、印刷可能領域N2の長さC2は印刷可能領域N1の長さC1よりも長くなる(C2=C1+L1)。これにより、印刷装置1は、ずらし処理を実行しても印刷画像V1、V2の全体を印刷できる。
余白Mを副走査方向Yに縮小する方法において、図5に示す第一具体例では、印刷装置1は、印刷可能領域N2に対して副走査方向下流側Y1の余白Mを縮小した。これに対し、印刷装置1は、印刷可能領域N2に対して副走査方向上流側Y2の余白Mを縮小することもできる。印刷装置1は、印刷可能領域N2に対して副走査方向下流側Y1及び副走査方向上流側Y2の両方の余白Mを縮小することもできる。印刷装置1は、印刷可能領域N2に対して副走査方向下流側Y1及び副走査方向上流側Y2の両方の余白Mを縮小する際、それぞれの余白Mを同じ長さだけ縮小することもできる。この場合、実際に印刷された印刷媒体Tにおける印刷画像の位置と、ユーザが想定する印刷画像の位置との乖離が小さくなる。
図6に示す第二具体例では、第一具体例との相違点として余白M11、M21に代わり余白M13、M23が設定される。余白M13、M23の副走査方向Yの長さE13、E23は、余白M11、M21の副走査方向Yの長さE11、E21(図3参照)よりも小さい。長さE13、E23の和は、ずらし量L1よりも小さい(E13+E23<L1)。
空白領域R11、R21、R31に代わり空白領域R12、R22、R32が設定される。空白領域R12、R32の副走査方向Yの長さは、Z12、Z32である。長さZ12、Z32は、空白領域R11、R31の副走査方向Yの長さZ11、Z31(図3参照)よりも大きい。なお、空白領域R22の副走査方向Yの長さは、空白領域R22の副走査方向Yの長さZ21と等しい。長さE13、E23、Z12、Z32の総和は、E11、E21、Z11、Z31の総和と等しい(E13+E23+Z12+Z32=E11+E21+Z11+Z31)。
印刷可能領域N1に代わり、印刷可能領域N3が設定される。印刷可能領域N3の副走査方向Yの長さはC3である。印刷可能領域N3の主走査方向一方側X1及び副走査方向下流側Y1の頂点の位置はG21であり、印刷可能領域N3の主走査方向他方側X2及び副走査方向下流側Y1の頂点の位置はH21であり、印刷可能領域N3の主走査方向一方側X1及び副走査方向上流側Y2の頂点の位置はJ21であり、印刷可能領域N3の主走査方向他方側X2及び副走査方向上流側Y2の頂点の位置はK21である。
図7では、第二具体例に設定されたカット紙T1に、印刷画像V1、V2が印刷される。入力画像U1、U2に対して、印刷画像V1、V2はずらし量L1に基づき副走査方向Yに長くなる。第二具体例に設定されたカット紙T1では、長さE13、E23の和はずらし量L1よりも小さいので、余白M13、M23(図6参照)をずらし量L1だけ縮小することはできない。
印刷装置1は、印刷画像V1、V2が印刷されない領域の第二例として、空白領域Rの副走査方向Yの長さを縮小する。これにより、印刷装置1は、ずらし処理が行われた印刷画像V1、V2の全体を印刷可能領域の内側に印刷する。
図7に示す第二具体例では、印刷装置1は、印刷画像V1に対して副走査方向下流側Y1の空白領域Rを副走査方向Yに縮小して空白領域R13とする。なお、印刷装置1は、印刷画像V2に対して副走査方向上流側Y2の空白領域R33を縮小しない。印刷装置1は、印刷画像V1、V2の間にある空白領域R23を縮小しない。
ずらし処理が行われた後の印刷可能領域N4は、平行四辺形となる。印刷可能領域N4の主走査方向他方側X2及び副走査方向下流側Y1の頂点の位置はH22となり、印刷可能領域N4の主走査方向一方側X1及び副走査方向上流側Y2の頂点の位置はJ22となる。位置H22は、位置H21に対してずらし量L1だけ副走査方向上流側Y2にずれた位置にある。位置J22は、位置J21に対してずらし量L1だけ副走査方向下流側Y1にずれた位置にある。なお、印刷可能領域N4の主走査方向一方側X1及び副走査方向下流側Y1の頂点の位置はH21のままであり、印刷可能領域N4の主走査方向他方側X2及び副走査方向上流側Y2の頂点の位置はK21のままである。
空白領域R13の副走査方向Yの長さは、縮小されてZ13となる。空白領域R23、R33の副走査方向Yの長さは、Z21、Z32のまま変化しない。長さZ13は、空白領域R12の副走査方向Yの長さZ12(図6参照)とずらし量L1とに基づき、Z13=Z12-L1の条件を満たす。印刷装置1は、空白領域R12を縮小して空白領域R13とする際、ずらし量L1に対応する量の空白ラインを空白領域R12から削除する。
印刷装置1は、第二具体例に設定されたカット紙T1において、空白領域Rを副走査方向Yにずらし量L1だけ縮小する。これにより、印刷装置1は、印刷可能領域N4の長さがC3のままでも、印刷画像V1、V2の全体を印刷できる。印刷装置1は、第一具体例のように余白Mを副走査方向Yに縮小する方法、及び第二具体例のように空白領域Rを副走査方向Yに縮小する方法の何れか一方、又は両方を組み合わせて、印刷画像V1、V2を印刷する。
空白領域Rを副走査方向Yに縮小する方法において、図7に示す第二具体例では、印刷装置1は、印刷画像V1に対して副走査方向下流側Y1の空白領域Rを縮小した。これに対し、印刷装置1は、印刷画像V2に対して副走査方向上流側Y2の空白領域Rを縮小することもできる。印刷装置1は、印刷画像V1、V2の間にある空白領域Rを縮小することもできる。印刷装置1は、印刷画像V1に対して副走査方向下流側Y1の空白領域R、印刷画像V2に対して副走査方向上流側Y2の空白領域R、印刷画像V1、V2の間にある空白領域Rの少なくとも2つを組み合わせて縮小することもできる。印刷装置1は、上記の空白領域Rの少なくとも2つを組み合わせて縮小する際、それぞれの空白領域Rの空白ラインを削除する量を同じにすることもできる。この場合、それぞれの空白領域Rが同じ長さだけ縮小されるので、実際に印刷された印刷媒体Tにおける印刷画像の位置と、ユーザが想定する印刷画像の位置との乖離が小さくなる。
図8に示す第三具体例では、第二具体例との相違点として、入力画像U1、U2に代わり入力画像U3、U4に基づき印刷が行われる。入力画像U3、U4の副走査方向Yの長さは、入力画像U1、U2の副走査方向Yの長さよりも大きい。即ち、入力画像U3を含む画像領域P13の副走査方向Yの長さQ13は、画像領域P11の副走査方向Yの長さQ11(図6参照)よりも大きい。入力画像U4を含む画像領域P23の副走査方向Yの長さQ23は、画像領域P21の副走査方向Yの長さQ21(図6参照)よりも大きい。
空白領域R12、R22、R32に代わり空白領域R14、R24、R34が設定される。空白領域R14、R24、R34の副走査方向Yの長さZ14、Z24、Z34は、それぞれ、空白領域R12、R22、R32の長さZ12、Z21、Z32(図6参照)よりも小さい。副走査方向Yにおいて、余白Mの長さE13、E23と空白領域Rの長さZ14、Z24、Z34との総和は、ずらし量L1よりも小さい(E13+E23+Z12+Z22+Z32<L1)。
図9では、第三具体例として、第二具体例のように設定されたカット紙T1に、印刷画像が印刷される。入力画像U3、U4に対してずらし処理が実行される場合、余白Mの長さE13、E23(図8参照)、空白領域Rの長さZ14、Z24、Z34(図8参照)がずらし量L1に対して十分に大きくないので、余白M及び空白領域Rをずらし量L1だけ副走査方向Yに縮小することができない。従って、ずらし量L1だけ副走査方向Yにずらした印刷画像の全体を、第二具体例のように設定されたカット紙T1に印刷することができない。
印刷装置1は、副走査方向Yにおいて、余白Mの長さE13、E23と空白領域Rの長さZ14、Z24、Z34との総和がずらし量L1よりも小さい場合、ずらし量をL2(<L1)に低減する。印刷装置1は、E13+E23+Z14+Z24+Z34≧L2の条件を満たす範囲でずらし量L2を決定する。
図9に示す第三具体例では、印刷装置1は、印刷画像V1に対して副走査方向下流側Y1の空白領域Rを副走査方向Yに縮小して空白領域R15とする。なお、印刷装置1は、印刷画像V2に対して副走査方向上流側Y2の空白領域R35を縮小しない。印刷装置1は、印刷画像V1、V2の間にある空白領域R25を縮小しない。印刷装置1は、ずらし処理が行われた印刷可能領域N5に対して副走査方向下流側Y1の余白M15を縮小しない。印刷装置1は、印刷可能領域N5に対して副走査方向上流側Y2の余白M25を縮小しない。
印刷装置1は、第二具体例のように設定されたカット紙T1に印刷画像V3、V4を印刷する。印刷可能領域N5は、印刷可能領域N4(図7参照)よりも矩形に近い平行四辺形となる。印刷可能領域N5の副走査方向Yの長さはC4となる。
印刷可能領域N5の主走査方向他方側X2及び副走査方向下流側Y1の頂点の位置はH23となり、印刷可能領域N5の主走査方向一方側X1及び副走査方向上流側Y2の頂点の位置はJ23となる。位置H23は、位置H21に対してずらし量L2だけ副走査方向上流側Y2にずれた位置にある。位置J23は、位置J21に対してずらし量L2だけ副走査方向下流側Y1にずれた位置にある。なお、印刷可能領域N5の主走査方向一方側X1及び副走査方向下流側Y1の頂点の位置はH21のままであり、印刷可能領域N5の主走査方向他方側X2及び副走査方向上流側Y2の頂点の位置はK21のままである。
空白領域R15の副走査方向Yの長さは、縮小されてZ15となる。空白領域R25、R35の副走査方向Yの長さは、Z24、Z34のまま変化しない。余白M15、M25の副走査方向Yの長さは、E13、E23のまま変化しない。長さZ15は、空白領域R14の副走査方向Yの長さZ14(図8参照)とずらし量L2とに基づき、Z15=Z14-L2の条件を満たす。印刷装置1は、空白領域R14を縮小して空白領域R15とする際、ずらし量L1に対応する量の空白ラインを空白領域R12から削除する。
印刷装置1は、ずらし量をL2に低減してずらし処理を実行し、第二具体例のように設定されたカット紙T1に印刷画像V3、V4を印刷する。これにより、印刷装置1は、印刷可能領域N4の長さがC3のままでも、印刷画像V3、V4の全体を印刷できる。
印刷装置1は、第三具体例のようにずらし量をL2に低減してずらし処理を実行する場合において、図9では印刷画像V1に対して副走査方向下流側Y1の空白領域Rを縮小した。これに対し、印刷装置1は、印刷画像V1に対して副走査方向下流側Y1の空白領域Rと異なる空白領域Rを縮小することもできる。印刷装置1は、余白Mを縮小することもできる。印刷装置1は、余白M及び空白領域Rの両方を縮小することもできる。
図10に示す第四具体例では、第一具体例との相違点としてカット紙T1に代わりロール紙T2に対して印刷が行われ、印刷物W2が作成される。印刷物W2は、印刷可能領域N1及び余白Mを含む。
ロール紙T2における副走査方向Yの余白M16、M26は、入力部3を介してユーザにより設定される長さE16、E26により定義される。余白M16は、印刷可能領域N1の副走査方向下流側Y1の端から、副走査方向下流側Y1に長さE16だけ離れた位置までの範囲で定義される。余白M26は、印刷可能領域N1の副走査方向上流側Y2の端から、副走査方向上流側Y2に長さE26だけ離れた位置までの範囲で定義される。
図11では、第四具体例として、印刷画像V1、V2がロール紙T2に印刷される。印刷装置1は、第四具体例において、余白M、及び空白領域Rを縮小しない。印刷装置1は、印刷可能領域N1からずらし処理を実行することで印刷可能領域N2とする。印刷可能領域N2の副走査方向Yの長さC2は、印刷可能領域N1の副走査方向Yの長さC1よりもずらし量L1の分だけ長くなる。印刷装置1は、ずらし処理が行われた後の余白M17、M27の副走査方向Yの長さをE16、E26から変化させない。
印刷装置1は、ずらし量L1だけ副走査方向Yに拡大する分、印刷物W2を副走査方向Yに長くする。ずらし処理を実行した場合の印刷物W2の副走査方向Yの長さA2は、ずらし処理を実行しない場合の印刷物W2の副走査方向Yの長さA1(図10参照)よりもずらし量L1の分だけ長くなる(A2=A1+L1)。印刷装置1は、印刷物W2を副走査方向Yに長くすることで、印刷画像V1、V2の全体を印刷する。
印刷装置1は、第四具体例のようにロール紙T2に、ずらし処理を実行した印刷画像を印刷する場合において、印刷物W2の副走査方向Yの長さA1を長さA2に拡大せず、余白M又は空白領域Rを縮小することもできる。
図12から図15を参照して、印刷装置1のCPU7により実行されるメイン処理を説明する。ユーザは、印刷する予定の入力画像を選択し、入力部3を介して開始指示を入力する。CPU7は、開始指示を検出した時に、メイン処理を実行するためのプログラムを記憶部9からRAM8に読み出す。CPU7は、読み出されたプログラムに含まれる指示に従って、以下のステップを有するメイン処理を実行する。メイン処理の過程で得られた各種データは、適宜記憶部9に記憶される。
RAM8は、メイン処理に使用されるフラグとして、ずらしフラグ及び余白縮小フラグを記憶する。ずらしフラグは、メイン処理においてずらし処理を実行する場合に1が記憶され、メイン処理においてずらし処理を実行しない場合に0が記憶される。余白縮小フラグは、余白Mを縮小する場合に1が記憶され、余白Mを縮小しない場合に0が記憶される。メイン処理の開始時、ずらしフラグ及び余白縮小フラグの値は0である。
図12に示すように、CPU7は、ずらし処理を実行する指示を受け付けたか否かを判断する(S1)。ユーザは、メイン処理においてずらし処理を実行する場合、入力部3を介してずらし処理を実行する指示を入力する。ずらし処理を実行する指示を受け付けた場合(S1:YES)、CPU7は、ずらしフラグの値に1を記憶し(S2)、処理をS4に移行する。ずらし処理を実行する指示を受け付けていない場合(S1:NO)、CPU7は、ずらしフラグの値に0を記憶し(S3)、処理をS9に移行する。
CPU7は、ずらし量Lの入力を受け付けたか否かを判断する(S4)。ユーザは、入力部3を介して、ずらし処理による入力画像の傾斜角度θを決定するずらし量Lを入力する。ずらし量Lの入力を受け付けていない場合(S4:NO)、CPU7は、処理をS4の判断に戻し、ずらし量Lの入力を受け付けるまでS4の判断を繰り返す。ずらし量Lの入力を受け付けた場合(S4:YES)、CPU7は、ずらし処理におけるずらし量をS4で受け付けたずらし量Lに決定し、記憶部9に記憶する(S5)。CPU7は、処理をS6に移行する。
CPU7は、余白Mを縮小する指示を受け付けたか否かを判断する(S6)。ユーザは、ずらし処理により副走査方向Yに長くなった印刷画像の全体を印刷するために余白Mを縮小する場合、入力部3を介して余白Mを縮小する指示を入力する。余白Mを縮小する指示を受け付けた場合(S6:YES)、CPU7は、余白縮小フラグの値に1を記憶し(S7)、処理をS9に移行する。余白Mを縮小する指示を受け付けていない場合(S6:NO)、CPU7は、余白縮小フラグの値に0を記憶し(S8)、処理をS9に移行する。
CPU7は、印刷指示を受け付けたか否かを判断する(S9)。ユーザは、入力画像を印刷する場合、入力部3を介して印刷指示を入力する。印刷指示を受け付けていない場合(S9:NO)、CPU7は、処理をS9の判断に戻し、印刷指示を受け付けるまでS9の判断を繰り返す。印刷指示を受け付けた場合(S9:YES)、CPU7は、処理をS10に移行する。
CPU7は、媒体データを取得する(S10)。媒体データは、印刷媒体Tの種類(カット紙T1又はロール紙T2)、余白Mの長さを示すデータである。印刷媒体Tの種類がロール紙T2である場合、媒体データは、印刷可能領域の主走査方向X及び副走査方向Yの長さのデータを含む。
CPU7は、入力画像を表す画像データを取得する(S11)。画像データは、主走査方向Xに並ぶ複数の素子61と対応させたデータである。印刷媒体Tの種類が画像データは、印刷可能領域における入力画像の位置のデータを含む。CPU7は、例えば外部装置99によって生成された画像データ及び媒体データを、通信部4を介して外部装置99から取得する。CPU7は、記憶部9に記憶された画像データ及び媒体データを取得してもよいし、ユーザの操作により入力部3が入力した画像データ及び媒体データを取得してもよい。CPU7は、処理をS12に移行する。
CPU7は、生成処理を実行する(S12)。生成処理は、S11で取得した画像データに基づき、複数の素子61を選択的に発熱させることで印刷画像をライン毎に印刷するための印刷データを生成する処理である。
図13から図15を参照して、メイン処理において実行される生成処理(S12、図12参照)について説明する。図13に示すように、CPU7は、ずらしフラグの値に基づき、ずらし処理を実行するか否かを判断する(S21)。ずらしフラグの値が1であり、ずらし処理を実行する場合(S21:YES)、CPU7は、S5(図12参照)で記憶部9に記憶したずらし量Lを取得し(S22)、処理をS23に移行する。ずらしフラグの値が0であり、ずらし処理を実行しない場合(S21:NO)、CPU7は、処理をS27に移行する。
CPU7は、S10(図12参照)で取得した媒体データに基づき、印刷媒体Tの種類がロール紙T2であるか否かを判断する(S23)。印刷媒体Tの種類がロール紙T2である場合(S23:YES)、CPU7は、処理をS24に移行する。印刷媒体Tの種類がカット紙T1である場合(S23:NO)、CPU7は、処理をS31(図14参照)に移行する。
図14に示すように、CPU7は、余白縮小フラグの値に基づき、ずらし処理により副走査方向Yに長くなった印刷画像の全体を印刷するために余白Mを縮小するか否かを判断する(S31)。余白縮小フラグの値が1であり、余白Mを縮小する場合(S31:YES)、CPU7は、媒体データに基づき副走査方向Yの余白長さEを取得し(S32)、処理をS33に移行する。余白長さEは、印刷可能領域の副走査方向下流側Y1の余白Mの長さと、印刷可能領域の副走査方向上流側Y2の余白Mの長さとの和である。余白縮小フラグの値が0であり、余白Mを縮小しない場合(S31:NO)、CPU7は、処理をS36に移行する。
CPU7は、S22(図13参照)で取得したずらし量LがS32で取得した余白長さE以下であるか否かを判断する(S33)。ずらし量Lが余白長さE以下である場合(S33:YES)、CPU7は、第一余白縮小処理を実行する(S34)。第一余白縮小処理は、余白Mの副走査方向Yの長さをずらし量Lの分だけ縮小する処理である。S34の第一余白縮小処理が実行された後、余白Mの副走査方向Yの長さはE-Lとなる。CPU7は、処理をS41に移行する。
ずらし量Lが余白長さEよりも大きい場合(S33:NO)、CPU7は、CPU7は、第二余白縮小処理を実行する(S34)。第二余白縮小処理は、余白Mの副走査方向Yの長さを余白長さEの分だけ縮小する処理である。CPU7は、処理をS36に移行する。
CPU7は、画像データに基づき副走査方向Yの空白長さZを取得する(S36)。空白長さZは、印刷可能領域内の全ての空白領域Rの副走査方向Yの長さの総和である。CPU7は、処理をS37に移行する。
CPU7は、余白縮小フラグの値に基づき、余白Mを縮小したか否かを判断する(S37)。余白縮小フラグの値が1であり、余白Mを縮小した場合(S37:YES)、CPU7は、ずらし量Lから余白長さEを差し引いたずらし差分(L-E)がS36で取得した空白長さZ以下であるか否かを判断する(S38)。
ずらし差分が空白長さZ以下である場合(S38:YES)、CPU7は、第一空白縮小処理を実行する(S39)。第一空白縮小処理は、空白領域Rの空白ラインを削除することで、空白領域Rの副走査方向Yの長さをずらし差分L-Eの分だけ縮小する処理である。S39の第一空白縮小処理が実行された後、空白領域Rの副走査方向Yの長さの総和はZ-(L-E)となる。CPU7は、処理をS41に移行する。
CPU7は、第一ずらし処理を実行する(S41)。第一ずらし処理は、S22で取得したずらし量Lに基づき、画像データが表す入力画像を構成するドットを副走査方向Yにずらして印刷画像を構成するドットとする処理である。CPU7は、第一生成処理を実行する(S42)。第一生成処理は、第一ずらし処理を実行した後の印刷画像を印刷するための印刷データを生成する処理である。CPU7は、処理をメイン処理(図12参照)に戻す。
ずらし差分が空白長さZよりも大きい場合(S38:NO)、CPU7は、ずらし処理においてずらし量Lに基づきドットをずらすことができないとして、S22で取得したずらし量Lを低減してLAとする(S43)。S43で低減したずらし量LAはLA≦E+Zの条件を満たす。CPU7は、第二空白縮小処理を実行する(S44)。第二空白縮小処理は、空白領域Rの空白ラインを削除することで、空白領域Rの副走査方向Yの長さをずらし差分LA-Eの分だけ縮小する処理である。S44の第二空白縮小処理が実行された後、空白領域Rの副走査方向Yの長さの総和はZ-(LA-E)となる。CPU7は、処理をS45に移行する。
CPU7は、第二ずらし量を実行する(S45)。第二ずらし処理は、低減したずらし量LAに基づき、画像データが表す入力画像を構成するドットを副走査方向Yにずらして印刷画像を構成するドットとする処理である。CPU7は、第二生成処理を実行する(S46)。第二生成処理は、第二ずらし処理を実行した後の印刷画像を印刷するための印刷データを生成する処理である。CPU7は、処理をメイン処理に戻す。
余白縮小フラグの値が0であり、余白Mを縮小していない場合(S37:NO)、図15に示すように、CPU7は、ずらし量Lが空白長さZ以下であるか否かを判断する(S51)。
ずらし量Lが空白長さZ以下である場合(S51:YES)、CPU7は、第三空白縮小処理を実行する(S52)。第三空白縮小処理は、空白領域Rの空白ラインを削除することで、空白領域Rの副走査方向Yの長さをずらし量Lの分だけ縮小する処理である。CPU7は、第一ずらし処理を実行する(S53)。CPU7は、第一生成処理を実行する(S54)。CPU7は、処理をメイン処理に戻す。
ずらし差分が空白長さZよりも大きい場合(S51:NO)、CPU7は、ずらし処理においてずらし量Lに基づきドットをずらすことができないとして、S22で取得したずらし量Lを低減してLBとする(S55)。S55で低減したずらし量LBはLB≦Zの条件を満たす。CPU7は、第四空白縮小処理を実行する(S56)。第四空白縮小処理は、空白領域Rの空白ラインを削除することで、空白領域Rの副走査方向Yの長さをずらし量LBの分だけ縮小する処理である。CPU7は、処理をS57に移行する。
CPU7は、第三ずらし量を実行する(S57)。第三ずらし処理は、低減したずらし量LBに基づき、画像データが表す入力画像を構成するドットを副走査方向Yにずらして印刷画像を構成するドットとする処理である。CPU7は、第三生成処理を実行する(S58)。第三生成処理は、第三ずらし処理を実行した後の印刷画像を印刷するための印刷データを生成する処理である。CPU7は、処理をメイン処理に戻す。
図13に示すように、印刷媒体Tの種類がロール紙T2である場合(S23:YES)、CPU7は、第一ずらし処理を実行する(S24)。CPU7は、第一生成処理を実行する(S25)。
CPU7は、第一長さ決定処理を実行する(S26)。第一長さ決定処理は、ずらし処理を実行する前の印刷可能領域、余白長さE、及びずらし量Lに基づき、ロール紙T2に印刷される印刷物の長さを決定する。第一長さ決定処理により決定される印刷物の長さは、後述する第二長さ決定処理により決定される印刷物の長さよりもずらし量Lの分だけ長くなる。CPU7は、処理をメイン処理に戻す。
ずらしフラグの値が0であり、ずらし処理を実行しない場合(S21:NO)、CPU7は、第四生成処理を実行する(S27)。第四生成処理は、入力画像をそのまま印刷画像として印刷するための印刷データを生成する処理である。
CPU7は、印刷媒体Tの種類がロール紙T2であるか否かを判断する(S28)。印刷媒体Tの種類がロール紙T2である場合(S28:YES)、CPU7は、第二長さ決定処理を実行し(S29)、処理をメイン処理に戻す。第二長さ決定処理は、印刷可能領域及び余白長さEに基づき、ロール紙T2に印刷される印刷物の長さを決定する。印刷媒体Tの種類がカット紙T1である場合(S28:NO)、CPU7は、処理をメイン処理に戻す。
図12に示すように、CPU7は、メイン処理において生成処理(S12)を実行した後、搬送部5による印刷媒体Tの搬送速度を決定する(S13)。CPU7は、S13において、ずらし量Lに基づき搬送速度を決定する。搬送速度は、ずらし量Lが大きくなるほど速くなる。CPU7は、印刷処理を実行する(S14)。印刷処理は、CPU7は、生成処理(S12)により生成された印刷データと、S13で決定した搬送速度とに基づき印刷動作を行う処理である。CPU7は、メイン処理を終了する。
上記実施形態の印刷装置1は、印刷媒体Tに印刷を行う際、入力画像を表す画像データを取得する(S11)。印刷装置1は、画像データに基づき、印刷画像を印刷するための印刷データを生成する(S12)。印刷装置1は、生成処理において、ずらし処理を実行する(S25、S41、S45、S53、S57)。印刷装置1は、ずらし処理を行う場合、印刷媒体T(カット紙T1)における主走査方向Xの全域に亘って印刷画像が印刷されない領域の副走査方向Yの大きさを縮小する(S34、S35、S39、S44、S52、S56)。印刷装置1は、ずらし処理を実行することで、入力画像を構成するドットを副走査方向Yにずらして、印刷画像を構成するドットとする。これにより、印刷装置1は、通電される複数の素子61の数のピークを低減させ、ドットをずらさない場合と比較して速い印刷速度で印刷を行うことができる。一方、印刷画像は、ずらし処理により副走査方向Yに長くなる。印刷装置1は、印刷画像が印刷されない領域の副走査方向Yの大きさを縮小することで、副走査方向Yに長くなった印刷画像の全体を印刷できる。よって、印刷装置1は、印刷速度が速い状態を維持しつつ、印刷画像の全体を印刷できる。
印刷装置1は、印刷画像が印刷されない領域の第一例として、余白Mにおける余白長さEを縮小する。印刷装置1は、余白Mにおける余白長さEを縮小することで、印刷可能領域の副走査方向Yの長さを拡大する。これにより、印刷装置1は、ずらし処理を実行しても、印刷画像の全体を印刷できる。
印刷装置1は、印刷可能領域N2に対して副走査方向下流側Y1の余白Mの副走査方向Yの長さを縮小する。印刷装置1は、副走査方向下流側Y1の余白Mの副走査方向Yの長さを縮小することで、印刷可能領域の副走査方向Yの長さを拡大する。これにより、印刷装置1は、ずらし処理を実行しても、印刷画像の全体を印刷できる。
印刷装置1は、印刷可能領域N2に対して副走査方向上流側Y2の余白Mの副走査方向Yの長さを縮小する。印刷装置1は、副走査方向上流側Y2の余白Mの副走査方向Yの長さを縮小することで、印刷可能領域の副走査方向Yの長さを拡大する。これにより、印刷装置1は、ずらし処理を実行しても、印刷画像の全体を印刷できる。
印刷装置1は、印刷可能領域N2に対して副走査方向下流側Y1及び副走査方向上流側Y2の両方の余白Mの副走査方向Yの長さを縮小する。印刷装置1は、副走査方向下流側Y1及び副走査方向上流側Y2の余白Mの副走査方向Yの長さを縮小することで、印刷可能領域の副走査方向Yの長さを拡大する。これにより、印刷装置1は、ずらし処理を実行しても、印刷画像の全体を印刷できる。
印刷装置1は、印刷画像が印刷されない領域の第二例として、空白領域Rの空白ラインを削除して、空白領域Rにおける空白長さZを縮小する。これにより、印刷装置1は、ずらし処理を実行しても、印刷画像の全体を印刷可能領域の内側に印刷できる。
印刷装置1は、空白領域Rにおける空白長さZを縮小する際、ずらし量Lに対応する量の空白ラインを削除する。印刷画像の副走査方向Yの長さは、ずらし処理により、ずらし量Lに基づき大きくなる。印刷装置1は、ずらし量Lに対応する量の空白ラインを削除する。これにより、印刷装置1は、ずらし処理を実行しても、印刷画像の全体を印刷可能領域の内側に印刷できる。
印刷装置1は、印刷画像に対して副走査方向下流側Y1又は副走査方向上流側Y2の空白領域Rの少なくとも一方を縮小する。印刷装置1は、印刷画像に対して副走査方向下流側Y1又は副走査方向上流側Y2の空白領域Rの少なくとも一方の空白ラインを削除する。これにより、印刷装置1は、ずらし処理を実行しても、印刷画像の全体を印刷可能領域の内側に印刷できる。
印刷装置1は、印刷画像に対して副走査方向下流側Y1及び副走査方向上流側Y2の空白領域Rの両方を縮小する。印刷装置1は、印刷画像に対して副走査方向下流側Y1及び副走査方向上流側Y2の両方の空白ラインを削除する。これにより、印刷装置1は、ずらし処理を実行しても、印刷画像の全体を印刷可能領域の内側に印刷できる。
印刷装置1は、印刷画像に対して副走査方向下流側Y1及び副走査方向上流側Y2の空白領域Rの両方を縮小する際、それぞれの空白領域Rの空白ラインを削除する量を同じにすることもできる。この場合、それぞれの空白領域Rの長さが均等に縮小されるので、実際に印刷された印刷媒体Tにおける印刷画像の位置と、ユーザが想定する印刷画像の位置との乖離が小さくなる。よって、印刷装置1は、ずらし処理を実行しても、ユーザが所望する印刷画像を印刷できる。
印刷装置1は、2つの印刷画像の間にある空白領域Rの空白ラインを削除することで、当該空白領域Rを縮小する。これにより、印刷装置1は、ずらし処理を実行しても、印刷画像の全体を印刷可能領域の内側に印刷できる。
印刷装置1は、ずらし処理におけるずらし量Lを決定し、記憶部9に記憶する(S5)。印刷装置1は、ずらし処理において、入力画像を構成するドットを、ずらし量Lに基づき副走査方向Yにずらして、印刷画像を構成するドットとする。これにより、印刷装置1は、通電される複数の素子61の数のピークを低減させ、ドットをずらさない場合と比較して速い印刷速度で印刷を行うことができる。
印刷装置1は、決定されたずらし量Lと空白領域Rの空白長さZとの大小関係を比較し、ずらし処理においてずらし量Lに基づきドットをずらすことができるか否かを判断する(S51)。ずらし量Lが空白長さZよりも大きく(S51:NO)、ずらし処理においてずらし量Lに基づきドットをずらすことができない場合、印刷装置1は、ずらし量LをLBに低減する。印刷装置1は、決定されたずらし量に基づきドットをずらせない場合に、ずらし量Lを小さく修正する。これにより、印刷装置1は、ずらし処理を実行しても、印刷画像の全体を印刷可能領域の内側に印刷できる。
印刷装置1は、入力部3を介してずらし量Lを受け付ける(S4)。印刷装置1は、ずらし処理におけるずらし量をS4で受け付けたずらし量Lに決定する(S5)。印刷装置1において、ユーザは入力部3を介してずらし量Lを入力できる。これにより、印刷装置1は、ユーザが所望するずらし量Lで印刷画像を印刷できる。
印刷装置1は、印刷媒体Tがロール紙T2である場合、第一長さ決定処理(S26)又は第二長さ決定処理(S29)を実行する。印刷装置1は、第一長さ決定処理又は第二長さ決定処理により、ロール紙T2に印刷される印刷物の長さを決定する。印刷装置1は、ずらし処理を実行する場合に第一長さ決定処理を実行し、ずらし処理を実行しない場合に第一長さ決定処理を実行する。印刷装置1は、生成処理においてずらし処理を実行するか否かを判断する(S21)。印刷装置1は、第一長さ決定処理により決定される印刷物の長さを、第二長さ決定処理により決定される印刷物の長さよりも長くする。これにより、印刷装置1は、印刷速度が速い状態を維持しつつ、ずらし処理を実行する場合においても印刷画像の全体をロール紙T2に印刷できる。
印刷装置1は、第一長さ決定処理により決定される印刷物の長さを、ずらし量Lの分だけ、第二長さ決定処理により決定される印刷物の長さよりも長くする。これにより、印刷装置1は、ずらし処理を実行しても、印刷画像の全体をロール紙T2に印刷できる。
本発明の印刷装置1は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更が加えられてもよい。例えば、以下の変形が適宜加えられてもよい。印刷装置1は、インクリボンを熱転写するラインサーマルヘッドを印刷ヘッド6として有する印刷装置でもよい。印刷装置1は、複数の素子61として、複数の圧電素子を備え、印刷ヘッド6としてラインインクジェットヘッドを備えるインクジェットプリンタでもよい。印刷装置1は、複数の素子61として、複数のLED(発光ダイオード)を備え、印刷ヘッド6として、ラインLEDヘッドを備える電子写真プリンタでもよい。
印刷媒体Tは、両面粘着テープの一方の面に剥離紙が貼り合わせられ、両面粘着テープの他方の面にテープが貼り合わされた貼り合わせテープでもよい。印刷媒体Tは、用紙に刻まれたミシン目に沿って折りたたまれているファンフォールド紙でもよい。
ずらし処理に種々変更が加えられてもよい。ずらし処理によりドットがずらされることで、印刷画像は、入力画像に対して傾斜する方向は、上記実施形態に限定されない。印刷画像は、例えば、入力画像と比較して主走査方向他方側X2且つ副走査方向下流側Y1に傾斜した形状でもよい。印刷画像は、例えば、入力画像と比較してV字状に傾斜した形状でもよい。ずらし処理において、入力画像を構成するドットが副走査方向Yだけでなく主走査方向Xにずらされてもよい。印刷画像は、例えば、入力画像と比較して時計回りに回転した形状でもよい。
第一具体例から第四具体例では、2つの入力画像に基づき印刷が行われるが、1つの入力画像、又は3つ以上の入力画像に基づき印刷が行われてもよい。印刷可能領域の内側に入力画像が2つ以上ある場合、それぞれの入力画像に対して個別のずらし量が設定されてもよい。例えば、図3に示す第一具体例において、入力画像U1に対してずらし量L1(図5参照)、入力画像U2に対してずらし量L2(図9参照)を設定する。印刷装置1は、ずらし処理において、ずらし量L1に基づき入力画像U1を構成するドットを副走査方向Yにずらす。印刷装置1は、ずらし量L2に基づき入力画像U2を構成するドットを副走査方向Yにずらす。
印刷装置1は、生成処理により生成された印刷データにおいて、印刷部分の一部のドットを形成しないように変更してもよい。これにより、印刷装置1は、通電される複数の素子61の数のピークを低減させることができる。
上記実施形態において、印刷装置1は、印刷媒体T(カット紙T1)における主走査方向Xの全域に亘って印刷画像が印刷されない領域として、余白M又は空白領域Rを副走査方向Yに縮小する。これに対し、印刷装置1は、余白M及び空白領域Rのいずれか一方を副走査方向Yに縮小してもよい。
印刷装置1は、余白M及び空白領域Rのうち余白Mを副走査方向Yに縮小する場合、ずらし処理においてずらし量Lに基づきドットをずらすことができるか否かを判断してもよい。この場合、印刷装置1は、決定されたずらし量Lと余白Mの余白長さEとの大小関係を比較する。ずらし量Lが余白長さEよりも大きい場合、印刷装置1は、ずらし処理においてずらし量Lに基づきドットをずらすことができないと判断する。印刷装置1は、ずらし量LをLCに低減する。印刷装置1は、決定されたずらし量に基づきドットをずらせない場合に、ずらし量Lを小さく修正する。印刷装置1は、ずらし処理を実行しても、印刷画像の全体を印刷可能領域の内側に印刷できる。この場合、余白Mを副走査方向Yに縮小する場合に、ずらし処理においてずらし量Lに基づきドットをずらすことができるか否かを判断する処理が、本発明の第一判断処理の一例である。決定されたずらし量に基づきドットをずらせない場合に、ずらし量Lを小さく修正する処理が、本発明の第一修正処理の一例である。
メイン処理は、印刷装置1とは別体に設けられる、専用又は汎用の装置により実行されてもよい。印刷装置1は、印刷ヘッド6の種類に応じて、搬送部5の構成を変更してよい。搬送部5は印刷ヘッド6を移動させることで、印刷ヘッド6と印刷対象の相対位置を変更してもよい。通信部4は、外部装置99と無線又は有線で相互に通信できる構成であればよい。
メイン処理の処理を実行させるための指令を含むプログラムは、CPU7が、対応するプログラムを実行するまでに、印刷装置1の記憶機器に記憶されればよい。従って、プログラムの取得方法、取得経路及びプログラムを記憶する機器の各々は、適宜変更してもよい。各印刷装置1が実行するプログラムは、ケーブル又は無線通信を介して、他の装置から受信し、記憶部等の記憶装置に記憶されてもよい。他の装置は、例えば、PC、及びネットワーク網を介して接続されるサーバを含む。
メイン処理の各ステップは、CPU7によって実行される例に限定されず、一部又は全部が他の電子機器(例えば、ASIC)によって実行されてもよい。メイン処理の各ステップは、複数の電子機器(例えば、複数のCPU)によって分散処理されてもよい。メイン処理の各ステップは、必要に応じて順序の変更、ステップの省略、及び追加が可能である。メイン処理に、以下の変更が適宜加えられてもよい。
CPU7は、S4でずらし量Lそのものを受け付けなくてもよい。CPU7は、ずらし量Lに代わり傾斜角度θを受け付けてもよい。S4、S5の処理は省略してもよい。入力画面に応じてずらし量Lを決定する処理をメイン処理に追加してもよい。
余白Mを副走査方向Yに縮小する場合、CPU7は、S33の判断で余白長さEに代わる所定値とずらし量Lとを比較してもよい。印刷装置1は、装置の構成によって副走査方向Yの余白Mをなくすことができない場合がある。CPU7は、所定値として余白Mを縮小できる最大値EMとずらし量Lとを比較する。CPU7は、ずらし量Lが縮小できる最大値EMよりも大きい場合、S35の第二余白縮小処理に代わり、余白Mの余白長さEを縮小できる最大値EMの分だけ縮小する処理を実行する。当該処理の後、余白Mの副走査方向Yの長さはE-EMとなる。上記変形例は、矛盾のない範囲で適宜組み合わされてもよい。
上記実施形態において、CPU7が本発明の制御部の一例である。S11の処理が本発明の取得処理の一例である。S24、S41、S45、S53、S57の処理が本発明のずらし処理の一例である。余白M、空白領域Rが本発明の無地領域の一例である。S34、S35、S39、S44、S52、S56の処理が本発明の縮小処理の一例である。S5の処理が本発明のずらし量決定処理の一例である。S51の処理が本発明の第二判断処理の一例である。S55の処理が本発明の第二修正処理の一例である。S4の処理が本発明のずらし量受付処理の一例である。ロール紙T2が本発明の連続媒体の一例である。S21の処理が本発明の選択処理の一例である。S26、S29の処理が本発明の幅決定処理の一例である。
1:印刷装置、4:通信部、5:搬送部、6:印刷ヘッド、7:CPU、8:RAM、9:記憶部

Claims (17)

  1. 主走査方向に並ぶ複数の素子を有する印刷ヘッドと、
    印刷媒体と前記印刷ヘッドとを、前記主走査方向と交差する副走査方向に相対移動させる搬送部と、
    前記搬送部を制御して前記印刷媒体と前記印刷ヘッドとを前記副走査方向に相対移動させながら、前記印刷ヘッドを制御して前記複数の素子を駆動し、前記印刷媒体にライン毎にドットを形成することで印刷画像を印刷する制御を行う制御部と
    を備え、
    前記制御部は、
    入力画像を表す画像データを取得する取得処理と、
    前記画像データに基づき、前記印刷画像を前記ライン毎に印刷するための印刷データを生成する生成処理と、
    前記生成処理において実行され、前記入力画像を構成する前記ドットを前記副走査方向にずらして、前記印刷画像を構成する前記ドットとするずらし処理と、
    前記印刷媒体において前記主走査方向の全域に亘って前記印刷画像が印刷されない無地領域の前記副走査方向の幅を縮小する縮小処理と
    を実行することを特徴とする印刷装置。
  2. 前記無地領域は、前記印刷媒体における前記印刷画像の印刷が可能な領域として設定される印刷可能領域の外側に形成される余白であることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記制御部は、前記縮小処理において、前記副走査方向の下流側の前記余白における前記副走査方向の幅を縮小することを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記制御部は、前記縮小処理において、前記副走査方向の上流側の前記余白における前記副走査方向の幅を縮小することを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  5. 前記制御部は、前記縮小処理において、前記副走査方向の下流側及び上流側の前記余白における前記副走査方向の幅を縮小することを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  6. 前記無地領域は、前記印刷媒体における前記印刷画像の印刷が可能な領域として設定される印刷可能領域の内側において、前記主走査方向の全域に亘って前記印刷画像が印刷されない空白領域であり、
    前記制御部は、
    前記縮小処理において、前記印刷データにおける前記ラインのうち、前記空白領域を構成する空白ラインを削除すること
    を特徴とする請求項1~5の何れかに記載の印刷装置。
  7. 前記制御部は、前記縮小処理において、前記ずらし処理において前記ドットを前記副走査方向にずらしたずらし量に対応する量の前記空白ラインを削除することを特徴とする請求項6に記載の印刷装置。
  8. 前記制御部は、前記縮小処理において、前記印刷画像に対して前記副走査方向の下流側にある前記空白ライン、又は前記印刷画像に対して前記副走査方向の上流側にある前記空白ラインを削除することを特徴とする請求項6又は7に記載の印刷装置。
  9. 前記制御部は、前記縮小処理において、前記印刷画像に対して前記副走査方向の下流側にある前記空白ライン、及び前記印刷画像に対して前記副走査方向の上流側にある前記空白ラインを削除することを特徴とする請求項8に記載の印刷装置。
  10. 前記制御部は、前記縮小処理において、前記印刷画像に対して前記副走査方向の下流側で削除する前記空白ラインの量と、前記印刷画像に対して前記副走査方向の上流側で削除する前記空白ラインの量とを同じにすることを特徴とする請求項9に記載の印刷装置。
  11. 前記印刷可能領域に複数の前記印刷画像が印刷される場合、
    前記制御部は、前記縮小処理にて、前記副走査方向において前記複数の印刷画像の間にある前記空白ラインを削除することを特徴とする請求項6~10の何れかに記載の印刷装置。
  12. 主走査方向に並ぶ複数の素子を有する印刷ヘッドと、
    印刷媒体と前記印刷ヘッドとを、前記主走査方向と交差する副走査方向に相対移動させる搬送部と、
    前記搬送部を制御して前記印刷媒体と前記印刷ヘッドとを前記副走査方向に相対移動させながら、前記印刷ヘッドを制御して前記複数の素子を駆動し、前記印刷媒体にライン毎にドットを形成することで印刷画像を印刷する制御を行う制御部と
    を備え、
    前記制御部は、
    入力画像を表す画像データを取得する取得処理と、
    前記画像データに基づき、前記印刷画像を前記ライン毎に印刷するための印刷データを生成する生成処理と、
    前記入力画像を構成するドットを前記副走査方向にずらす、ずらし量を決定するずらし量決定処理と、
    前記生成処理において実行され、前記ずらし量の分、前記入力画像を構成する前記ドットを前記副走査方向にずらして、前記印刷画像を構成する前記ドットとするずらし処理と
    を実行することを特徴とする印刷装置。
  13. 前記制御部は、
    前記ずらし量決定処理の後、前記ずらし量と、前記印刷媒体における前記印刷画像の印刷が可能な領域として設定される印刷可能領域の外側に形成される余白の前記副走査方向の幅とに基づき、前記ずらし処理において前記入力画像を構成する前記ドットを前記ずらし量に基づき、前記副走査方向にずらすことができるか否かを判断する第一判断処理と、
    前記第一判断処理により、前記入力画像を構成する前記ドットを前記ずらし量に基づき、前記副走査方向にずらせないと判断された場合、前記ずらし量を前記ずらし量決定処理が決定した量よりも小さく修正する第一修正処理と
    を実行することを特徴とする請求項12に記載の印刷装置。
  14. 前記制御部は、
    前記ずらし量決定処理の後、前記ずらし量と、前記印刷媒体における前記印刷画像の印刷が可能な領域として設定される印刷可能領域の内側において、前記主走査方向の全域に亘って前記印刷画像が印刷されない空白領域の前記副走査方向の幅とに基づき、前記ずらし処理において前記入力画像を構成する前記ドットを前記ずらし量に基づき、前記副走査方向にずらすことができるか否かを判断する第二判断処理と、
    前記第二判断処理により、前記入力画像を構成する前記ドットを前記ずらし量に基づき、前記副走査方向にずらせないと判断された場合、前記ずらし量を前記ずらし量決定処理が決定した量よりも小さく修正する第二修正処理とを実行すること
    を特徴とする請求項12又は13に記載の印刷装置。
  15. 入力部を備え、
    前記制御部は、
    前記入力部を介して前記ずらし量の設定を受け付けるずらし量受付処理を実行し、
    前記ずらし量決定処理において、前記ずらし量受付処理において受け付けた前記ずらし量の設定に基づき、前記ずらし量を決定することを特徴とする請求項12~14の何れかに記載の印刷装置。
  16. 主走査方向に並ぶ複数の素子を有する印刷ヘッドと、
    前記主走査方向と交差する副走査方向に長尺となる連続媒体と前記印刷ヘッドとを、前記副走査方向に相対移動させる搬送部と、
    前記搬送部を制御して前記連続媒体と前記印刷ヘッドとを前記副走査方向に相対移動させながら、前記印刷ヘッドを制御して前記複数の素子を駆動し、前記連続媒体にライン毎にドットを形成することで印刷画像を印刷し、印刷物を作成する制御を行う制御部と
    を備え、
    前記制御部は、
    入力画像を表す画像データを取得する取得処理と、
    前記画像データに基づき、前記印刷画像を前記ライン毎に印刷するための印刷データを生成する生成処理と、
    前記生成処理において実行可能であり、前記入力画像を構成する前記ドットを前記副走査方向にずらして、前記印刷画像を構成する前記ドットとするずらし処理と、
    前記生成処理において前記ずらし処理を実行するか否かを選択する選択処理と、
    前記生成処理で生成された前記印刷データに基づき、前記印刷物の前記副走査方向の幅を決定する幅決定処理と
    を実行し、
    前記幅決定処理において、前記選択処理により前記ずらし処理を実行することが選択された場合の前記印刷物の前記副走査方向の幅を、前記選択処理により前記ずらし処理を実行しないことが選択された場合の前記印刷物の前記副走査方向の幅よりも長くすること
    を特徴とする印刷装置。
  17. 前記制御部は、前記幅決定処理において、前記ずらし処理にて前記ドットを前記副走査方向にずらしたずらし量に対応する量だけ、前記選択処理により前記ずらし処理を実行することを選択された場合の前記印刷物の前記副走査方向の幅を、前記選択処理により前記ずらし処理を実行しないことを選択された場合の前記印刷物の前記副走査方向の幅よりも長くすることを特徴とする請求項16に記載の印刷装置。
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