JP2001272881A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001272881A
JP2001272881A JP2000085398A JP2000085398A JP2001272881A JP 2001272881 A JP2001272881 A JP 2001272881A JP 2000085398 A JP2000085398 A JP 2000085398A JP 2000085398 A JP2000085398 A JP 2000085398A JP 2001272881 A JP2001272881 A JP 2001272881A
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forming apparatus
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JP2000085398A
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English (en)
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Minoru Asakawa
稔 浅川
Yoshinao Kitahara
義奈朗 北原
Yoshihisa Kamata
義久 鎌田
Chikatsu Suzuki
千勝 鈴木
Junji Sato
純二 佐藤
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/65Apparatus which relate to the handling of copy material
    • G03G15/6502Supplying of sheet copy material; Cassettes therefor
    • G03G15/6508Automatic supply devices interacting with the rest of the apparatus, e.g. selection of a specific cassette
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/00362Apparatus for electrophotographic processes relating to the copy medium handling
    • G03G2215/00535Stable handling of copy medium
    • G03G2215/00717Detection of physical properties
    • G03G2215/00734Detection of physical properties of sheet size

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基準定形サイズよりも面積が大でかつ任意の
大きさを有するワイド紙に対し、その任意性に対応した
設定が可能であり、かつその設定に基づき高品質・高生
産性を達成し得る画像形成装置を提供する。 【解決手段】 本発明の画像形成装置は、給紙カセット
の各々が収納するワイド紙の基準定形サイズ、縦長さ及
び横長さからなる設定情報を、給紙カセット毎に設定す
る入力手段を備えている。そして制御手段は、前記設定
情報とりわけ前記縦長さ及び横長さに基づき、本装置に
関する制御条件、例えば前記給紙カセットから給送され
るワイド紙の本装置内における搬送態様を決定する搬送
制御条件を決定するとともに、この条件に基づいて本装
置を運転し、画像をワイド紙に形成する。また、前記搬
送制御条件は、前記縦長さ及び横長さを超えず、かつ、
これら縦長さ及び横長さに近似する近似定形サイズに関
する搬送制御条件に基づいて決定するようにしてもよ
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置としては、プラテン
ガラス(原稿ガラス)上に原稿を載置ないしは供給しこ
の原稿に描かれた文字列若しくは絵柄又はこれらの結合
等の画像を転写紙に複写する複写機や、例えばパソコン
のワープロ上等で作成した上記と同様な画像を転写紙に
印刷するプリンタ、また、通信回線等を介して送信され
てくる上記と同様な画像を印刷するファクシミリ等が提
供されている。また、これら複写機、プリンタ、ファク
シミリ等の機能を一の装置内にすべて備えて構成した、
いわゆる「複合機」も知られている。
【0003】ところで、従来の画像形成装置では、基準
となる定形サイズよりもその面積が若干大となる転写紙
(いわゆる「ワイド紙」)に対し、画像形成が行えるも
のが提案されていた。また、このようなワイド紙に対す
る画像形成を実行する際においては、一般に、画像形成
装置に関する制御条件を、当該ワイド紙に適したものに
変更することが行われていた。
【0004】この制御条件の変更は、ワイド紙のサイズ
が、上記したように基準定形サイズよりも大きいことに
より必要となる。変更される制御条件としては、例えば
画像形成装置内における転写紙搬送制御条件が該当す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいては、ワイド紙用の制御条件として、必ずしも最適
なものが採用されていたわけではなかった。例えば、ワ
イド紙用の搬送制御条件には、定形サイズよりも大きい
ある「一定のサイズ」の転写紙を想定し、この「一定の
サイズ」に関する搬送制御条件を代用として当てる、等
による対応がなされていた。つまり、このような場合で
は、ワイド紙用の搬送制御条件は、予め定められた固定
条件として準備されているに過ぎない。
【0006】しかし、ワイド紙は、一般にその大きさが
不定であって多様なサイズを有するものであるから、上
記したような固定条件では、これら多様なワイド紙すべ
てに十分かつ最適な対応をすることができない。また、
このことから品質の高い画像形成を行うことや、生産性
の高い画像形成を実施することが困難であった。
【0007】さらに、そもそも上記多様なワイド紙の存
在を無視した従来の画像形成装置においては、かかる多
様性に対応するような「設定」を実施する、ということ
にも特段、配慮がなされているものではなかった。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、ある基準定形サイズ
よりも面積が大となる、任意の大きさを有する記録材に
対し、その任意性に対応した設定が可能であるととも
に、その設定に基づき、高品質な画像形成あるいは高い
生産性を達成し得る画像形成を実施する画像形成装置を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために以下の手段をとった。
【0010】すなわち、請求項1記載の画像形成装置
は、原稿に形成されている画像を記録材上に形成する画
像形成装置において、記記録材を収納する複数の記録材
収納手段と、当該記録材収納手段の各々が収納する前記
記録材の種別又は/及びサイズに係る情報を、当該記録
材収納手段の各々に対する設定情報として設定する入力
手段と、前記設定情報を、前記記録材収納手段の各々と
の対応をとりつつ記憶する記憶手段と、前記設定情報に
基づいて本装置に関する制御条件を決定するとともに当
該制御条件に基づいて本装置を運転し、当該設定情報を
属す記録材収納手段から給送される前記記録材に対し前
記画像を形成する制御手段とを有することを特徴とする
ものである。
【0011】また、請求項2記載の画像形成装置は、請
求項1記載の同装置と略同様なる構成を備えることを基
本とし、前記記録材が、ある所定の定形のサイズを有す
る基準定形サイズよりもその面積が大なるものであっ
て、前記設定情報を構成する前記サイズに係る情報が、
前記基準定形サイズ、前記記録材の縦長さ及び横長さか
ら構成されることを特徴とするものである。
【0012】また、請求項3記載の画像形成装置は、請
求項2記載の同装置において、前記設定情報が、第一に
前記基準定形サイズ、第二に前記縦長さ及び横長さ、の
順に前記入力手段を介して設定されることを特徴とし、
請求項4記載の画像形成装置は、この請求項3記載の同
装置において、前記入力手段が、前記基準定形サイズよ
りも小さい縦長さ及び横長さが入力れるときには、当該
入力を拒絶することを特徴とするものである。
【0013】さらに、請求項5記載の画像形成装置は、
請求項2記載の同装置において、前記設定情報を、前記
記録材収納手段の各々との対応が分明される形で表示す
る表示手段を有することを特徴とし、請求項6記載の画
像形成装置は、この請求項5記載の同装置において、前
記表示は、前記基準定形サイズに係る表示と該基準定形
サイズよりも大なる旨の表示とから構成されることを特
徴とするものである。
【0014】次に、請求項7記載の画像形成装置は、請
求項2記載の同装置と略同様なる構成を備えることを基
本とし、前記制御手段が、特に、前記記録材収納手段か
ら給送される前記記録材の本装置内における搬送態様を
決定する搬送制御条件に該当する場合を規定するもので
あり、当該搬送制御条件は、前記縦長さ及び横長さに基
づいて決定されることを特徴とするものである。
【0015】また、請求項8記載の画像形成装置は、請
求項7記載の同装置において、前記搬送制御条件が、前
記縦長さ及び横長さを超えず、かつ、これら縦長さ及び
横長さに近似する近似定形サイズに関する搬送制御条件
に基づいて決定されることを特徴とする。
【0016】また、請求項9記載の画像形成装置は、請
求項8記載の同装置において、前記近似定形サイズに関
する搬送制御条件が、予め所与のものとされていること
を特徴とする。
【0017】また、請求項10記載の画像形成装置は、
請求項8又は9記載の同装置において、前記近似定形サ
イズが、縦方向及び横方向の各々に関し別個に定められ
ることを特徴とする。
【0018】そして、請求項11記載の画像形成装置
は、請求項8乃至10のいずれかに記載の同装置におい
て、前記制御手段が、前記基準定形サイズと、前記縦長
さ又は横長さを超えず且つこれら縦長さ又は横長さに最
も近似する最近似定形サイズとを比較し、前記基準定形
サイズが前記最近似定形サイズと等しい場合には当該基
準定形サイズを、前記基準定形サイズが前記最近似定形
サイズよりも小なる場合には当該最近似定形サイズを、
前記近似定形サイズとして決定することを特徴とする。
【0019】さらに、請求項12記載の画像形成装置
は、請求項8乃至11のいずれかに記載の同装置におい
て、前記搬送制御条件は、前記記録材の縦長さ及び横長
さと前記近似定形サイズに関する縦長さ及び横長さとか
ら求められる縦方向及び横方向の各々に関する差分値を
利用して決定されることを特徴とする。
【0020】また、請求項13記載の画像形成装置は、
請求項12記載の同装置において、前記搬送制御条件
が、前記近似定形サイズに関する搬送制御条件に、前記
差分値を加算補正することを基本として決定されること
を特徴とする。
【0021】また、請求項14、15及び16に記載の
画像形成装置は、請求項13記載の同装置において、前
記縦方向に関する差分値を利用して、PPMインターバ
ル制御に係る搬送制御条件を求めることを特徴とし(請
求項14)、前記縦方向に関する差分値を利用して、A
DU循環制御に係る搬送制御条件を求めることを特徴と
し(請求項15)、前記横方向に関する差分値を利用し
て、記録材の位置ずれ検知制御に係る搬送制御条件を求
めることを特徴とするものである(請求項16)。
【0022】加えて、請求項17記載の画像形成装置
は、請求項2記載の同装置と略同様なる構成を基本とす
るとともに、前記記録材のサイズと前記原稿のサイズと
から、当該原稿のサイズ毎に当該記録材への画像形成を
行う際の変倍率を自動的に決定する自動倍率選択手段を
有し、前記変倍率が、前記記録材に関する前記基準定形
サイズに基づいて決定されることを特徴とするものであ
る。
【0023】また、請求項18記載の画像形成装置は、
請求項2記載の同装置と略同様なる構成を基本とすると
ともに、前記記録材収納手段から連続して給送される前
記記録材に対し画像形成を連続して行っている際に、当
該記録材収納手段内に収納していた当該記録材が完全に
消費し尽くされた場合において、当該記録材と同一な条
件を有する記録材を収納する他の記録材収納手段が存在
するときには、当該他の記録材収納手段から当該同一な
条件を有する記録材の給送への切り換えを自動的に行う
自動収納段切換手段を有し、前記同一な条件とは、前記
記録材に関する前記基準定形サイズ、前記縦長さ及び横
長さが完全一致する場合であることを特徴とするもので
ある。
【0024】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の実施の形態に
ついて図を参照しつつ説明する。図1は、本実施形態に
係る複写装置(画像形成装置)の構成例を示す概要図で
ある。図1において、複写装置は、大きく画像読取部1
0、画像書込部20、画像形成部30、転写紙搬送部4
0、転写紙排紙部50、及び転写紙反転部60から構成
され、さらに装置本体に外付けされる形で、外部給紙手
段41Lが設けられている。なお、本実施形態にいう
「転写紙」とは、本発明にいう「記録材」に該当する。
【0025】画像読取部10は、原稿Sに記載されてい
る文字列又は絵画を光源の照射光によって光情報として
読み取り、これを電気情報に変換する部位である。
【0026】原稿Sは、その原稿面(画像が形成されて
いる面)がプラテンガラス(原稿ガラス)11表面に対
向するよう、該プラテンガラス11上に直接に載置され
る。光源12は、この載置された原稿面に対し光を投射
する。原稿面に達した光は、その画像情報を含む光(情
報)となって当該面を反射しミラー13に到達する。な
お、光源12及びミラー13は、原稿面全体を走査する
ようプラテンガラス11面に沿って移動可能な構成とな
っている。
【0027】また、本実施形態における複写装置は、自
動原稿給送手段としての自動両面原稿搬送部(RAD
F)100を備えている。自動両面原稿搬送部100
は、図1に示すように、原稿載置台101に複数積層さ
れた原稿Sの束について、その一枚を分離して給送ロー
ラ100a及び100bにより送り出し、これをローラ
100cを介してプラテンガラス11A上に供給するよ
うになっている。プラテンガラス11A下には、固定さ
れた光源12Aとミラー13Aが設置されている。これ
らの構成により、上記と同様、複数の原稿Sの束に関
し、その原稿面を連続して読み取ることができる。
【0028】上記の他、図1に示す自動両面原稿搬送部
100及びプラテンガラス11A等の構成においては、
原稿Sの表裏両面を読み取ることも可能である。この場
合においては、その一方の面を光源12Aにより読み取
り、該読み取りが完了すると、反転ローラ102により
原稿Sを一旦図中右方向に送り出し、その後反転ローラ
102を反転させ当該原稿Sを図中左方向に搬送しつつ
それをローラ100cによって巻き取って、原稿Sの他
方の面をプラテンガラス11A面に対向させるようにす
る。なお、自動両面原稿搬送部100から供給され、光
源12Aにより読み取られた原稿Sは、排紙皿103に
順次積層されていく。
【0029】さて、上記したように光源12又は12A
により読み取られた原稿面に係る光情報は、以下、ミラ
ー141、142又は151、152で反射を繰り返し、結
像光学系16を介してCCD撮像装置17に達する。C
CD撮像装置17には、光電変換機能を有する複数の画
素が配列された光電面(不図示)を有しており、これら
複数の画素によって前記原稿面の画像情報を含む光情報
が受け取られ、これが電気情報に変換されることにな
る。
【0030】画像書込部20は、上記のようにして得ら
れた電気情報に基づき制御したレーザビームを、後述す
る感光体ドラム31上に照射(書き込み)し、該感光体
ドラム31上に静電潜像を形成する部位である。
【0031】原稿面に係る光情報が変換されその画像情
報を含む前記電気情報は、図示しない半導体レーザから
発振するレーザビームに係る制御を実施するために用い
られる。前記電気情報に基づいて制御され発振されたレ
ーザビームは、駆動モータ21にその中心部が接続され
回転可能とされたポリゴンミラー22に照射され、ここ
を反射した該レーザビームは反射ミラー23を介して感
光体ドラム31上に照射される。ここに、ポリゴンミラ
ー22がレーザビームを反射しつつ回転することによ
り、感光体ドラム31上では、該レーザビームの照射
が、その軸方向に関して走査されながら行われることに
なる。このレーザビームの照射により、感光体ドラム3
1上には、前記電気情報に基づいた静電潜像が形成され
る。
【0032】画像形成部30は、上記感光体ドラム31
上に形成される静電潜像を基にして転写紙P上に画像を
形成する部位である。
【0033】感光体ドラム31には、上述したようにレ
ーザビームの照射による静電潜像が形成されるが、その
前提作業として当該感光体ドラム31表面全体を帯電部
32によって一様に帯電させておく。現像部33は、前
記静電潜像に対して帯電したトナー粒子を付着させてこ
れを可視化する。。転写部34では、別途給送されてく
る転写紙P面に対して、前記トナー粒子を転写・付着さ
せ、該転写紙P面上にトナー像を形成する。
【0034】以下、感光体ドラム31上に対しては、分
離部35が該感光体ドラム31に吸着した転写紙Pを分
離し、クリーニング部36が前記転写作用後感光体ドラ
ム31上に残ったトナーを清掃して清浄面を現出し、再
び帯電部32による一様帯電及びレーザビーム照射によ
る静電潜像の形成が行われ得るようにする。一方、転写
紙Pについては搬送機構37を介して定着部38へと送
られる。定着部38は、熱ローラ38a及び38bによ
って転写紙Pに熱及び圧力を加え、前記転写されたトナ
ー像の定着を図って、画像が形成される。転写紙Pはこ
の後、転写紙排紙部50に設けられた複数のローラを介
して、複写装置外部へと排紙される。この時点におい
て、原稿面に係る画像の、転写紙P面に対する「複写」
が完了することになる。なお、上記排紙は、転写紙Pを
表裏反転させて実施することができる。
【0035】ちなみに、本実施形態における複写装置に
おいては、上記した感光体ドラム31から転写紙Pへの
トナー像の転写を、転写紙Pの一方の面のみへ行うので
はなく、その他方の面に対しても実施することが可能で
ある。この場合においては、片面複写を終えた転写紙P
は転写紙反転部60へと搬送される。ガイド部61は、
この転写紙反転部60と上記転写紙排紙部50とに関す
る転写紙Pの搬送経路切換を行う。ガイド部61が転写
紙Pを図中下方に搬送するように切り換えられると、該
転写紙Pは、反転ローラ62を介して反転部63へと搬
出される。次に、転写紙Pが反転部63へ所定量送出さ
れた状態において、反転ローラ62を反転させ、該転写
紙Pを反転搬送経路64へと搬送する。以下、転写紙P
は当該経路64を通過して、再び感光体ドラム31の上
流側に到達する。このとき、感光体ドラム31面と対向
する転写紙P面は、転写紙反転部60を通過する前に転
写された面とは、別の面となっている。なお、一般的に
は、このように反転された転写紙Pに実際に画像形成を
行う際、感光体ドラム31上には前記画像書込部20に
よって新たな画像情報の書き込みをなしておく。
【0036】転写紙搬送部40は、上記した画像形成部
30とりわけその感光体ドラム31に対して転写紙Pを
搬送する部位である。
【0037】転写紙Pは、段状に構成された複数の給紙
カセット(記録材収納手段)41(図では、411、4
2、413の三つの給紙カセット)内の各々に設けられ
たトレイ42上に積層・載置される。これら給紙カセッ
ト41は、上記画像形成部30に転写紙Pを送出する
際、すなわち画像形成する際には装置本体内に納まり、
転写紙Pを補充する際には前記装置本体から引き出すこ
とが可能なように構成されている。また、給紙カセット
411、412及び413の各々については、例えば第一
の給紙カセット411には「A4」、第二の給紙カセッ
ト412には「A3」等、サイズの異なる転写紙Pを対
応させて収納したり、また、第一の給紙カセット411
にはA4サイズの厚紙、第二の給紙カセット412には
同サイズの薄紙等、紙種の別毎に対応させて、各々収納
しておくことが可能である。
【0038】このような状態において、例えば複写実行
時に転写紙Pに関するサイズの指定や紙種の指定があれ
ば、それに従って、対応する給紙カセット41内のトレ
イ42が図中上方に押し上げられることにより、転写紙
P面が送出ローラ43の周面に接触し、該ローラ43が
回転することにより、当該転写紙Pが給紙カセット41
から繰り出される。以降、この転写紙Pは、図1に示す
複数の搬送ローラ等の構成によって前記画像形成部30
に向け搬送されることになる。
【0039】ちなみにこの際、転写紙Pは給紙カセット
41から感光体ドラム31へと間断なく搬送されるので
はなく、これら給紙カセット41と感光体ドラム31と
の間において、所定のインターバル(PPMインターバ
ル)の間、転写紙Pを一旦待機させるような搬送制御条
件を課すのが一般的である。これは連続複写を実施する
ような場合において、先行した転写紙Pと後行の転写紙
Pとの調整を図る必要があるからである。なお、転写紙
Pが一旦待機する「箇所」を、本実施形態においては、
「第二給紙部」とよぶ。
【0040】また、本実施形態においては、上記したよ
うな構成となる給紙カセット41の他、転写紙Pを給紙
する手段として、図1に示すように、手差トレイ41H
と、大量の転写紙Pを予めストックしておくことが可能
な外部給紙手段41L(いわゆるLCT)とが設けられ
ている。前者によれば、特別な転写紙やOHP等への画
像形成を特別に行うような場合に対応することが可能と
なり、後者では大量の転写紙Pに対する連続した画像形
成を行うことが可能となる。
【0041】なお、図1においては、三つの給紙カセッ
ト41に手差トレイ41H及び外部給紙手段41Lの都
合5つの給紙手段を設ける場合を示したが、本発明にお
いて、設け得る給紙手段の数は原理的に限定されるもの
ではない。すなわち、給紙手段はいくつ設けてもよい。
【0042】次に、上記機構的構成となる複写装置に関
する電気的な装置構成例について、図2を参照して説明
する。上記した画像読取部10、画像書込部20、画像
形成部30、転写紙搬送部40及び転写紙反転部60に
おける各種機構等は、図2に示すように、中央制御手段
(制御手段)Cによって統括、制御されるようになって
いる。また、この中央制御手段Cには、入力手段C1及
び記憶手段C2が設けられている。
【0043】ここで、中央制御手段Cは特に、後述する
作用効果の説明時に改めて詳しく触れるように、ある所
定の定形のサイズを有する転写紙Pよりもその面積が大
となる転写紙Pに対して画像を形成することを可能とす
る。ここに、「ある所定の定形のサイズ」(以下、単に
「定形サイズ」という)とは、例えばA4,A3,B
4,B5等、日本における標準規格に則ったサイズ、ま
た8.5×11inch,11×17inch等、一般に外国等において
定形とされるサイズ、の双方を意味する。なお、後者に
おいては、特に「定形特殊サイズ」と呼称される場合が
ある。
【0044】そして、このような定形サイズを有する転
写紙よりも「その面積が大となる転写紙」とは、一般
に、「ワイド紙」と呼ばれるものがそれに該当する。換
言すれば、「ワイド紙」とは、ある所定の定形サイズを
基準サイズ(以下、「基準定形サイズ」という)とし、
そこから縦横各々の方向に伸長した長さを有するもの、
として規定される転写紙形態であるということがいえ
る。
【0045】このようなワイド紙、例えばA4サイズを
基準定形サイズとするワイド紙に対し、A4サイズの画
像を形成すれば、前記伸長した長さ部分に相当する分だ
け当該ワイド紙上に余白が生じることになる。そして、
この余白は、当該画像形成後の装丁工程等において、裁
断箇所等として利用されることとなる。
【0046】なお、「伸長」する長さがどれ程のものと
なるかは、基本的には、各製紙メーカ等が独自に定める
規格によって一般に左右される。つまり、A製紙メーカ
での「A3ワイド紙」と、B製紙メーカでのそれとで
は、その大きさ(ないし面積)が異なる場合があり得
る。つまり、「ワイド紙」という場合、たとえ基準定形
サイズが一致する場合であっても、その大きさ(ないし
面積)は一義的に定まるものではない。結局のところ、
ワイド紙の大きさは殆ど任意であるといって差支えな
い。
【0047】なおさらに、本明細書及び図面の記載にお
いて、符号「P」は、「転写紙」と「ワイド紙」の双方
を指示するものとして使用されている。
【0048】入力手段C1の具体的構成としては、例え
ば図3に示されるような、周知のタッチパネル90を備
えるもの等を採用すればよい。装置使用者は、このタッ
チパネル90上に示されている各種ウインドウを指で押
下・指示する等して、複写濃度や倍率、転写紙Pの出力
設定等の変更を行うことができる。なお、このような場
合においては、入力手段C1は、操作者に対する装置の
設定状況等を伝達する表示手段をも兼ねることとなる。
【0049】また、記憶手段C2は、図2に示されるよ
うに、上記転写紙搬送部40における給紙カセット41
の各々が、如何なる紙種(種別情報)又は/及びサイズ
(サイズ情報)の転写紙Pを収納しているか、という設
定情報(以下、「給紙カセット設定情報」という)を、
当該給紙カセット411、412及び413の各々に対応
させつつ記憶する。例えば、給紙カセット411には
「A4普通紙」が、給紙カセット412には「A4ワイ
ド・厚紙」が各々収納されるのであれば、これらが当該
給紙カセット411及び412毎の、いわば固有の属性情
報として記憶されることになる。
【0050】なお、その設定・記憶作業は、後に詳述す
るように、上記入力手段C1を介して行われる。また、
実際の画像形成時、中央制御手段Cは、上記給紙カセッ
ト設定情報を参照し、かつ例えば上記プラテンガラス1
1上に載置された原稿のサイズに基づき、給送すべき紙
種・サイズを有する転写紙Pを収納している給紙カセッ
ト41を適宜選択して、あるいは入力手段C1を介した
直接選択指定に基づき、その選択された給紙カセット4
1からの給紙を開始する。
【0051】そして、この給紙開始後、中央制御手段C
は、上記給紙カセット設定情報に基づき、図1又は図2
に示す転写紙搬送部40や転写紙反転部60等における
転写紙Pの搬送態様を決定する制御条件(搬送制御条
件、以下、単に「紙搬送条件」という)、その他画像形
成に際し複写装置を運転する上で必要となる制御条件を
決定し、実際の画像形成を行う。ここで「紙搬送条件」
とは、具体的に例えば、転写紙搬送部40において転写
紙Pを連続して送出する際に、各転写紙Pの送出タイミ
ングを決定する送出ローラ43の回転開始タイミング
や、転写紙反転部60における反転ローラ62の回転速
度、また画像形成部30における熱ローラ38a及び3
8bの圧着度合い等に関する制御条件を意味する。この
ような紙搬送条件を、例えば、「A4サイズ・普通紙」
の転写紙Pと「B5サイズ・厚紙」の転写紙P間におい
て異ならせる処置をとれば、転写紙Pの性質に応じた、
より品質の高い画像形成を行うことが可能となる。
【0052】ちなみに、本実施形態においては、記憶手
段C2において、例えば「厚紙」に対応する紙搬送条件
や、「A4サイズ」に対応する紙搬送条件等、紙種又は
定形サイズの各々に対応する適切な紙搬送条件の各々が
予め準備されている。
【0053】例えば、より具体的には、図4に示すよう
に、上記した転写紙P連続送出の際の送出ローラ43回
転タイミングは、n枚目に送出される転写紙Pの後端
と、n+1枚目に送出される転写紙Pの先端との間の距
離L(mm)が、如何なるサイズの転写紙P(図中、定形
A及び定形B)であっても、常に一定となるような制御
(例えば、PPMインターバル制御)が実施される。す
なわち、「A4サイズ」と「B5サイズ」とで、上記距
離L(mm)が常に一定となるような送出ローラ43の制
御条件(回転タイミング)が、それら「A4サイズ」と
「B5サイズ」毎に予め準備されているのである。
【0054】以上のことから、例えば「A4サイズ・厚
紙」や「11×17inchサイズ・普通紙」を収納する給紙カ
セット41からの給紙を開始し、これを搬送する場合に
は、当該「A4サイズ・厚紙」や「11×17inchサイズ・
普通紙」に対応した紙搬送条件を、記憶手段C2内から
選択(決定)し、これを適用して複写装置の制御を実施
することになる。
【0055】なお、記憶手段C2は上記の他、上記画像
読取部10によって読み込まれた原稿面に係る画像情報
を一時記憶させておくような場合等にも利用される。
【0056】以下では、上記構成例となる複写装置の作
用効果、特に、ワイド紙Pに関する設定、あるいは実際
の画像形成時における制御の様子を主とした作用効果に
ついて、図5、図9、図12及び図14に示すフローチ
ャートを参照しつつ、説明することとする。
【0057】(給紙手段に対するワイド紙設定)本実施
形態においては、上述したように、給紙カセット41に
対し、ワイド紙に関する上記した給紙カセット設定情報
を設定することが可能であるが、本項では、この設定の
手順ないし方法に関して説明する。
【0058】まず、図5ステップS1に示すように、図
3中に示したサイズ選択エリア91を指示し、給紙カセ
ット設定情報を設定しようとする給紙カセット41を選
択する。図3においては、給紙カセット411、412
び413の各々に加え、手差トレイ41H並びに外部給紙
手段41Lからも選択することが可能である。ここで
は、特に給紙カセット411に関する設定を例に挙げて
説明すると、当該給紙カセット411の上記指示・選択
により図6に示すような画面を現出させる。
【0059】次に、図5ステップS2に示すように、図
6におけるワイド紙ボタン92を指示することによりサ
イズ設定ポップアップエリア93を現させ、図中最右方
における矢印ボタン94を利用して、当該エリア93に
おいて示される基準定形サイズのうちから任意のものを
選択する(基準定形サイズの選択)。具体的には、矢印
ボタン94により、反転表示される基準定形サイズが、
「選択」されたことになる。
【0060】なお、図6においては、基準定形サイズと
して、「A5」、「A4」、「A3」、「5.5×8.5(inc
h)」、「8.5×11(inch)」及び「11×17(inch)」が、そ
れぞれ示されているが、上記矢印ボタン94を適宜指示
することで、その他の基準定形サイズ(例えば、「B
5」等)」を画面上に(反転)表示させ、かつそれを選
択することが可能である。
【0061】そして次に、図5ステップS3に示すよう
に、ポップアップエリア93内におけるサイズ入力ボタ
ン95を指示して図7のような画面を現させ、いま設定
しようとしているワイド紙Pの大きさ(ないし面積)
が、縦横各々の方向でどれ程のものであるかを直接入力
する(任意サイズ値の入力)。これは、上述したよう
に、一般に、ワイド紙Pの大きさが殆ど任意のものであ
ることにより、必要となる設定工程となる。
【0062】具体的には、図7に示すように、縦設定ボ
タン96a又は横設定ボタン96bのいずれかを指示
し、その後に数字ボタン等エリア97を利用して、縦横
各々の大きさ(縦長さ及び横長さ、あるいは副走査方向
サイズ及び主走査方向サイズ)を設定する。このとき、
上記縦及び横設定ボタン96a及び96b内に表示され
る数値の初期値は、上記選択した基準定形サイズのサイ
ズ値に一致したものとなる。つまり、例えば基準定形サ
イズとして「A4」が選択されているとすれば、「297×
210mm」なる表示が行われ、その数値からの調整・入力
・設定が行われることになる。
【0063】また、本実施形態において、この任意サイ
ズ値の入力では、図5ステップS4に示すように、上記
選択した基準定形サイズより下回るサイズ値設定を実施
することが不可能となっている。例えば、基準定形サイ
ズとして「A4」を選択した場合に、もし、「297×210
mm」以下の設定を行おうとすると、その設定は拒絶され
るようになっている。このように本実施形態において
は、装置使用者による設定ミスが未然に防がれるように
なっている。
【0064】以上までの操作により、給紙カセット41
1につき、ワイド紙に関する給紙カセット設定情報の設
定(記憶手段C2への記憶)が完了する。そして、この
設定後、図6又は図7の左方に示されているように、当
該給紙カセット411を示すアイコン98上に、上記選
択した基準定形サイズの表示が行われるようになってい
る。図では、給紙カセット411について「A3W」
(基準定形サイズが「A3」のワイド紙)なる設定が行
われたことがわかる。また、このような表示は、図8に
示すように、図3に示した基本画面上のサイズ選択エリ
ア91においても、当該給紙カセット411に関する設
定情報として、同様な表示が行われるようになってい
る。このため、装置使用者はその設定内容の確認を容易
になすことができる。
【0065】なお、上記した基準定形サイズ、縦長さ及
び横長さは、次に記すような関係にある。すなわち、あ
るワイド紙に関し、例えばその縦長さが500mm、横長さ
が300mmであるような場合、図5ステップS3において
は、当該数値の入力・設定が行われるが、それ以前のス
テップS2において、基準定形サイズが「A3」とされ
ている場合には、当該ワイド紙は「A3ワイド紙」(=
「A3W」)として、また、基準定形サイズが「A4」
とされているのであれば「A4ワイド紙」(=「A4
W」)として認識されることになる。つまり、本設定工
程においては、ある転写紙Pの実際の大きさがどのよう
なものであろうとも、選択された基準定形サイズがあく
までも「基準」であり、当該転写紙Pは、「選択された
基準定形サイズを基準としたワイド紙」として認識され
ることになるのである。
【0066】(ワイド紙に対する画像形成)上述したよ
うに給紙カセット41に対する「ワイド紙設定」が完了
した後、当該給紙カセット41からの給紙が行われる
と、本実施形態における複写装置は、上述したように、
そのワイド紙Pに対する画像形成を実施することが可能
である。
【0067】このとき、まず一般的に、ワイド紙Pに対
する実際の画像形成を行う際には、上述した「紙搬送条
件」について、特に注目する必要がある。というのも、
上述したとおり、ワイド紙は通常の定形サイズよりも大
きいサイズを有するから、例えば転写紙搬送部40中、
当該ワイド紙Pの送り出しに関与する送出ローラ43の
回転開始タイミング等に関し、定形サイズのそれとは異
なる特別な配慮が必要となるからである。
【0068】本実施形態においては、このような紙搬送
条件を、基本的には、上述した設定による基準定形サイ
ズ、縦長さ及び横長さの各々に基づいて決定するように
なっている。
【0069】また、実際の画像形成に際しては、上記し
た転写紙P搬送系に加え、当該搬送系とその他の各機構
(画像書込部20、画像形成部30等)とが、中央制御
手段Cの下、協働することが必要である。したがって、
これら各機構についても、ワイド紙であることによる特
別な制御条件が必要となる場合がある。
【0070】以下では、このような制御条件の決定に関
し、特に、主として紙搬送条件に関係する「1.近似定
形サイズに基づく紙搬送制御」、また、搬送系外の機構
も関与する「2.AMS機能を利用した画像形成に関す
る制御」及び「3.ATS機能を利用した画像形成に関
する制御」、なる本発明において特徴的な三つの事項に
つき、より詳細に説明することとする。
【0071】1.近似定形サイズに基づく紙搬送制御 本実施形態における複写装置は、ワイド紙Pに対する画
像形成を実施するに際して使用する紙搬送条件に、当該
ワイド紙Pの実際の大きさに「近似する定形サイズ」を
搬送する際に使用される同条件を補正適用して、複写装
置の制御を実施することに特徴がある。ここに、「近似
する定形サイズ」(以下、「近似定形サイズ」という)の
選定は、具体的に、以下のような手順により行われる。
【0072】まず、図9ステップT1に示すように、中
央制御手段Cは、送出対象のワイド紙Pを収納する給紙
カセット41について設定した、上記基準定形サイズ、
縦長さ及び横長さを確認する。次に、図9ステップT2
に示すように、前ステップT1で確認した縦長さ及び横
長さの値の各々に基づき、当該値を超えず、かつ当該値
に「最も近似する定形サイズ」(以下、「最近似定形サ
イズ」という)を認識する。
【0073】具体的に例えば、縦長さが300mm、横長さ
が215mmと設定されているような場合には、縦長さに関
しては、それが297mm(<300mm)である「A4」サイズ
が最近似定形サイズとして認識される。また、この場合
においては、横長さに関しても、それが210mm(<215m
m)である「A4」サイズが最近似定形サイズとして認識
される。
【0074】ちなみに、このとき認識される最近似定形
サイズと、ステップT1において確認される基準定形サ
イズとは、必ずしも一致するとは限らない。例えば、縦
長さ及び横長さが「300×215mm」と設定されている場合
には、上記したように、最近似定形サイズとして、縦及
び横いずれの方向についても「A4」サイズと認識する
ことになるが、基準定形サイズが「B5」と設定されて
いるような場合があるからである。
【0075】以上の確認及び認識工程が終了したら、図
9ステップT3に示すように、確認された基準定形サイ
ズと認識された最近似定形サイズとの比較を、縦方向及
び横方向の各々に関して行う。このときもし、「基準定
形サイズ=最近似定形サイズ」と判断される場合には、
上記設定時における基準定形サイズをそのまま、設定さ
れたワイド紙Pに「近似する定形サイズ」、すなわち上
で導入した「近似定形サイズ」として決定する(図9ス
テップT41)。一方、「基準定形サイズ<最近似定形
サイズ」である場合には、最近似定形サイズを「近似定
形サイズ」として決定する(図9ステップT42)。な
お、通常においては、前者の判断が下される場合が多い
とはいえよう。また、図9ステップT41及びT42の
いずれにしても、最近似定形サイズが、近似定形サイズ
として定まると見ることもできる。
【0076】次に、このように決定された近似定形サイ
ズを用い、図9ステップT5に示すように、上記設定に
係る縦長さ及び横長さと当該近似定形サイズに関する縦
長さ及び横長さとの差分値を求める。例えば、縦長さ及
び横長さが「300×215mm」と設定され、近似定形サイズ
が、縦横いずれも「A4」と決定されたときには、縦方
向に関する差分値α1=3mm(=300-297)、横方向に関
する差分値α2=5mm(=215-210)が求められることにな
る。
【0077】そして、図9ステップT6においては、以
上までで決定された「近似定形サイズ」、に関する紙搬
送条件並びに「差分値α1及びα2」を用いて、いま注目
しているワイド紙Pに関する最適な紙搬送条件を定める
ことになる。
【0078】ここで、近似定形サイズとは、すなわち
「ある所定の定形サイズ」に必ず合致し、また、「定形
サイズ」に関する紙搬送条件は、上述したように、記憶
手段C2において既に準備されていることに注意すれ
ば、「近似定形サイズに関する紙搬送条件」は、所与の
ものと考えることができる。
【0079】したがって、ワイド紙Pの実際のサイズに
最適な紙搬送条件を求めるには、近似定形サイズ(ある
所定の定形サイズ)に関する紙搬送条件に対し、上記差
分値α1及びα2による補正を実施すればよい。また、ワ
イド紙Pのサイズは、近似定形サイズよりも必ず大きく
なるはずであるから、上記補正とは一般に、差分値α 1
及びα2による「加算補正」と考えることができる。以
下では、紙搬送条件として、PPMインターバル制
御、ADU循環時間制御及び転写紙位置ずれ量の検
知制御の各々に関する条件を例として挙げ、これらが具
体的に、どのように決定されるかについて説明する。
【0080】PPMインターバル(Print-Per-Minut
e Interval)制御 まず「PPM」とは、一般に、ある転写紙Pについて1
分間で完了する画像形成(複写)の度合いのことであ
る。そして、「PPMインターバル」とは、1分間で完
了する画像形成の度合いを考慮して、次に画像形成すべ
き転写紙Pを第二給紙部からどのようなタイミングで送
出するか、ということに関する時間間隔のことである。
ここで第二給紙部とは、上述したように、給紙カセット
41と感光体ドラム31との間に存在する転写紙Pの待
機箇所のことである。
【0081】ところで、ワイド紙Pのサイズは、上述し
たように、近似定形サイズよりも必ず大であるから、的
確な送り出しを実施するためには、その相応分所定のイ
ンターバルをとる必要がある。
【0082】そこで、本実施形態においては、求めるワ
イド紙Pに関するPPMインターバルWPPMを、近似定
形サイズのPPMインターバルOPPM(これは上記した
とおり、所与)と縦方向に関する差分値α1を用いて、 WPPM=OPPM+α1/M…(1) として求める。ここにMは、転写紙搬送方向に沿った転
写紙の進行速度、つまり「線速」である。この線速は、
画像形成上の様々な制御条件の各々に対応して一般に可
変とされる。
【0083】図10(a)及び(b)はこのような制御
条件の決定の様子を概念的に示したものである。図10
(a)は図4を再掲したものであり、転写紙P後端-先
端間距離L(mm)が常に一定となるよう制御が実施される
ことが示されている。そして、図10(b)は、ワイド
紙Pにおいても、上記距離がやはりL(mm)となるよう
に制御されることが示されている。これは、言うまでも
なく、差分値α1を用いてPPMインターバルOPPMを補
正したことによるものである。なお、このような制御
は、第二給紙部における搬送ローラの回転タイミングを
制御することにより実現される。
【0084】このようにすることで、紙搬送に係る後端
・先端間距離は、ワイド紙Pについても、定形サイズと
同様となり、その搬送を安定して実施することが可能で
あるとともに、複写生産性を最大効率に維持することが
できる。
【0085】なお、上記のような差分値α1の加算によ
る条件補正ないしそれに基づく制御は、連続給紙時にお
いて、上記第二給紙部へ到達させるための給紙カセット
41からの転写紙P送り出しに係るタイミングや、反転
排紙時反転モータ速度切換タイミングについても、全く
同様に適用することができる。ちなみに、前者は上記送
出ローラ43、後者は転写紙排紙部50を構成するロー
ラ、を中心とした回転制御等を実施することによって実
現される。
【0086】ADU(Auto Duplex Unit)循環時間制
御 まず、「ADU」とは、具体的には、図1に示した転写
紙反転部60が相当する。そして、「ADU循環時間」
とは、1枚の転写紙Pにつき、まずその表面が感光体ド
ラム31に接して画像形成が実施され、次に、当該転写
紙反転部60を介して、その裏面が感光体ドラム31に
接して画像形成が実施されるまでの時間のことをいう。
【0087】この場合においても、上記したPPMイン
ターバル制御と同様、ワイド紙Pのサイズが近似定形サ
イズよりも大であることにより、当該ワイド紙Pに的し
た循環時間の条件設定を行う必要がある。
【0088】そこで、本実施形態においては、求めるワ
イド紙Pに関するADU循環時間W ADUを、近似定形サ
イズのADU循環時間OADUを用いて、 WADU=OADU+(α1/MADU)×2…(2) として求める。ここでMADUは、ADU反転線速であ
り、具体的には、例えば720mm/s等と決められる。こ
のADU反転線速に関しては、通常、一定のまま使用さ
れる。また上式で、(1)式とは異なり、加算される補
正項が2倍されているのは、上記したように、転写紙P
は反転ローラ62の反転により同一経路を往路・復路と
して通過することから、その反転往復分が加味されてい
ることによる。
【0089】このようにすることで、転写紙P反転に係
るADU循環制御を、ワイド紙Pについても、定形サイ
ズと同様な条件とすることができ、やはり上記同様、複
写生産性を最大効率に維持することができる。
【0090】転写紙位置ずれ検知制御 これは、転写紙Pが感光体ドラム31に対して、どのよ
うに位置するかを推測するため、転写紙P搬送時にその
位置ずれ量を予め検知し、当該位置ずれ量が無視し得な
いもの、例えば当該ずれ量が予め定めた好適な範囲の外
と認定されるものであれば、画像形成を禁止したり、又
は適当な手段を用いて転写紙Pに対する画像形成位置の
補正制御を実施するものである。ここで適当な手段と
は、例えば感光体ドラム31に対する半導体レーザによ
る画像書込(静電潜像形成)を、上記位置ずれ量を加味
して調整する、等の手段を採用すればよい。このような
制御により、転写紙P上には、常に正しく画像形成が実
施されることになる。
【0091】上記位置ずれ量を検知するためには、例え
ば図11に示すような紙位置検知センサ44が利用され
る。この紙位置検知センサ44は、感光体ドラム31と
上記第二給紙部との間に設けられており、転写紙Pがそ
こを通過する時点において、その横方向(主走査方向)
に関し、ずれが生じているか否かを検知することが可能
となっている。
【0092】ところで、図11に示すように、この位置
ずれ量検知についても、ワイド紙Pに関する当該位置ず
れを正確に検知するためには、近似定形サイズに関する
基準値に基づき、適切な補正を行う必要がある。ここ
で、「基準値」とは、転写紙Pが正確に送出されている
のであれば、位置ずれ検知センサ44が返すべき、通常
検知される値のことである。
【0093】そこで、本実施形態においては、ワイド紙
Pに関する位置ずれ量Wgを、近似定形サイズに関する
基準値Obと横方向に関する差分値α2、それに上記紙位
置検知センサ44による実際の検知値Qを用いて、 Wg=Q−(Ob+α2/2)…(3) として求める。この式において、括弧内の式は、近似定
形サイズに関する基準値Obに基づき、ワイド紙Pに関
する基準値Wbを、補正値α2により補正して求めたもの
と見ることができる。つまり、Wb=Ob+α2/2であ
る。
【0094】したがって、この(3)式は、実際の検知
値Qから、ワイド紙Pに関する基準値Wbを差し引いた
値として、ワイド紙Pに関する位置ずれ量Wgを求めて
いることになる。
【0095】このようにすることで、ワイド紙Pに関す
る位置ずれ量も正確に検知することが可能となり、当該
ワイド紙Pに対しても、正確な画像形成を実施すること
が可能となる。
【0096】以上述べたように、本実施形態において、
ワイド紙Pに関する適切な紙搬送条件は、当該ワイド紙
Pについての適正な「近似定形サイズ」を決定し(図9
ステップT1〜T41又はT42)、この「近似定形サ
イズ」に関する紙搬送条件(所与)に対し、補正値α1
及びα2(図9ステップT5)を用いた補正を実施して
求められる(図9ステップT6、及び上記乃至参
照)。そして、ワイド紙Pに対する画像形成は、このよ
うに求められた適切な紙搬送条件に基づき実施されるか
ら、これを常に適切なものとすることができる。
【0097】なお、本実施形態においては特に、次のよ
うな効果を指摘することができる。すなわち、ある任意
の大きさを有するワイド紙Pに対する近似定形サイズの
決定は、図9ステップT1〜T41又はT42に則って
実施されることから、当該ワイド紙Pに関する設定時、
如何なる「基準定形サイズ」が選択されていようとも、
当該決定は、当該ワイド紙Pの「実際の」大きさに準
じ、常に適切に行われることになる。したがって、紙搬
送条件も、ワイド紙Pの実際の大きさに準じて、常に適
切に決定されることになる。
【0098】また、上記によれば、定形サイズに関する
紙搬送条件のみを予め準備しておけば、任意の大きさと
なるワイド紙Pの紙搬送条件を、常に適切に求めること
ができる。換言すれば、定形サイズに対する画像形成を
念頭においた制御条件を有する複写装置を構成しさえす
れば、上記実施形態に基づき、どのようなサイズを有す
るワイド紙Pに関しても常に適切な対応をすることがで
きる。
【0099】2.AMS(Auto Magnification Selecti
on)機能を利用した画像形成に関する制御 まず、「AMS機能」(自動倍率選択手段)とは、原稿
のサイズと、予め複写されるべきものとして選択された
転写紙Pのサイズとから、当該原稿のサイズ毎に、当該
転写紙Pへの画像形成を行う際の変倍率及び画像回転必
要性を自動的に決定する手段ないし機能のことをいう。
【0100】より具体的に例えば、原稿のサイズがA3
で、転写紙PのサイズがB5であるような場合、A3原
稿上に記載されている画像を、B5サイズに自動的に倍
率変更(いまの場合、縮小)して、画像形成するような
ことになる。そして、本項で述べる機能は、上記転写紙
Pとして、ワイド紙が利用される場合に関するものであ
る。以下、一作業手順例に則ってこれを説明する。
【0101】まず、図12ステップU1に示すように、
上記したAMS機能設定を実施する。具体的には、図3
における倍率エリア99中の自動ボタン99aを指示す
る。そして、図12ステップU2に示すように、ワイド
紙Pを収納する給紙カセット41からの給紙を開始す
る。
【0102】次に、図12ステップU3に示すように、
中央制御手段Cは、当該給紙カセット41に関し、記憶
手段C2上で設定・記憶されている上記給紙カセット設
定情報、特に今の場合、基準定形サイズを参照・確認
し、この「基準定形サイズ」を、上記AMS機能実施に
おける「転写紙サイズ」としてみなし、そのように認識
するものとする。
【0103】具体的に例えば、ワイド紙Pの大きさが、
縦横それぞれ500mm、300mmと設定されているような場合
であって、基準定形サイズが「B5」とされているとき
には、縦横の実際の長さである500mm、300mmについて考
慮することなく、当該ワイド紙Pは、基準定形サイズ
「B5」の転写紙Pとしてみなされることになる。そし
て、このような場合において、原稿がA3サイズである
場合には、図13に示すように、「B5サイズへの転写
紙」に対する倍率等の決定がなされ、その決定に基づ
き、画像形成が実施されることになる(図12ステップ
U4及びU5)。
【0104】ただし、当該ワイド紙Pの紙搬送条件に関
しては、図9のフローチャートに示すように決定される
から、上記例の場合、基準定形サイズ「B5」なる設定
情報は、紙搬送条件を決定する上では、無視されること
になる。また、上記の場合においては、ワイド紙Pの紙
搬送条件の他、画像書込部20における半導体レーザ等
に関する制御条件の決定が上記記載に基づき行われるこ
とになる。
【0105】以上説明したように、本実施形態において
は、ワイド紙Pに対する自動倍率選択機能の実施を上記
のように行うから、装置使用者は、基準定形サイズの設
定を任意に行えるという事情も相俟って(上述参照)、
画像形成済みワイド紙Pに関する多様な装丁工程等に配
慮した、より自由な画像形成を実施することができる。
【0106】3.ATS(Auto Tray Switching)機能を
利用した画像形成 まず、「ATS機能」(自動収納段切換手段)とは、あ
るサイズを有する転写紙Pを収納する給紙カセット41
(以下、便宜上、「先給紙カセット」という)からの連
続した給紙を実行し、当該転写紙Pに対し画像形成を連
続して行っている際に、その先給紙カセット41が収納
する転写紙Pが完全に消費されたような場合において、
同一な条件、例えば一般的に同一サイズを有する転写紙
Pを収納する他の給紙カセット41(以下、「後給紙カ
セット」という)が存在すれば、当該後給紙カセット4
1への切り換えが自動的に行われる手段ないし機能のこ
とをいう。そして、本項で述べる機能は、先給紙カセッ
ト41にワイド紙Pが収納されている場合に関するもの
である。以下、一作業手順例に則ってこれを説明する。
【0107】まず、図14ステップV1に示すように、
上記したATS機能設定を実施する。次に、図14ステ
ップV2に示すように、ワイド紙Pを収納する給紙カセ
ット41からの給紙を開始するとともに、実際の画像形
成も実施する。なお、この画像形成においては、先給紙
カセット41に設定されている給紙カセット設定情報、
すなわち今の場合、基準定形サイズ、縦長さ及び横長さ
に基づき、複写装置内の紙搬送条件が定められることに
なる。
【0108】この給紙ないし画像形成の開始後は、図1
4ステップV3に示すように、先給紙カセット41にお
けるワイド紙Pが完全に消費されたか否かがチェックさ
れる。そして、先給紙カセット41におけるワイド紙P
が完全に消費し尽くされた場合には、図14ステップV
4に示すように、中央制御手段Cは、先給紙カセット4
1に設定されている基準定形サイズ、縦長さ及び横長さ
を確認し、これと完全に一致する基準定形サイズ、縦長
さ及び横長さが設定されている給紙カセット41を探索
する。
【0109】もし完全一致する給紙カセット41が存在
すれば、これを後給紙カセット41とし、ワイド紙Pの
給紙を当該後給紙カセット41から行うよう自動的に切
り換えて、前記画像形成を続行する(図14ステップV
5)。一方、完全一致する給紙カセット41が存在しな
い場合には、ワイド紙Pの給紙を停止し、複写を中断す
る(図14ステップEND)。
【0110】このようにすることで、無用な装置エラー
を招くことがない。
【0111】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置によれば、基準となる定形サイズよりも大なる、い
かなる大きさを有する記録材に対しても、その設定を容
易になすことができるとともに、その設定に基づき高品
質な画像形成あるいは高い生産性を誇る画像形成を実施
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る複写装置の構成例を示す概要
図である。
【図2】本実施形態に係る複写装置の電気的な構成例を
示す概要図である。
【図3】本実施形態に係る入力手段の具体的構成例を示
す概要図である。
【図4】紙搬送条件の一例を示す説明図である。
【図5】給紙手段に対するワイド紙設定を実施する一作
業手順例を示すフローチャートである。
【図6】給紙手段に対するワイド紙設定時に利用する入
力画面の一例を示す説明図である。
【図7】図6に引き続き、ワイド紙設定時に利用する入
力画面の一例を示す説明図である。
【図8】ワイド紙設定完了後における図3と同様な基本
画面の様子を示す説明図である。
【図9】ワイド紙に関する紙搬送制御条件を決定するフ
ローチャートである。
【図10】図9ステップT6において、ワイド紙に関す
るPPMインターバル制御条件がどのように決定される
かを概念的に説明する説明図である。
【図11】図9ステップT6において、ワイド紙に関す
る転写紙位置ずれ量検知制御条件がどのように決定され
るかを概念的に説明する説明図である。
【図12】ワイド紙に対するAMS機能を利用した画像
形成が、どのように実施されるかを示すフローチャート
である。
【図13】図14ステップU5における、具体的な画像
形成の様子を概念的に示す説明図である。
【図14】ワイド紙に対するATS機能を利用した画像
形成が、どのように実施されるかを示すフローチャート
である。
【符号の説明】
10 画像読取部 20 画像書込部 30 画像形成部 40 転写紙搬送部 50 転写紙排紙部 60 転写紙反転部 C 中央制御手段(制御手段) C1 入力手段(兼表示手段) C2 記憶手段 P 転写紙(又はワイド紙)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鎌田 義久 東京都八王子市石川町2970 コニカ株式会 社内 (72)発明者 鈴木 千勝 東京都八王子市石川町2970 コニカ株式会 社内 (72)発明者 佐藤 純二 東京都八王子市石川町2970 コニカ株式会 社内 Fターム(参考) 2H027 DC02 DC19 EE08 FA05 FA06 FA32 FA37 FB06 FB13 GA36 GB04 GB16 9A001 JJ28 JJ35

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿に形成されている画像を記録材上に
    形成する画像形成装置において、 前記記録材を収納する複数の記録材収納手段と、 当該記録材収納手段の各々が収納する前記記録材の種別
    又は/及びサイズに係る情報を、当該記録材収納手段の
    各々に対する設定情報として設定する入力手段と、 前記設定情報を、前記記録材収納手段の各々との対応を
    とりつつ記憶する記憶手段と、 前記設定情報に基づいて本装置に関する制御条件を決定
    するとともに当該制御条件に基づいて本装置を運転し、
    当該設定情報を属す記録材収納手段から給送される前記
    記録材に対し前記画像を形成する制御手段とを有するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 原稿に形成されている画像を、ある所定
    の定形のサイズを有する基準定形サイズよりもその面積
    が大なる記録材上に形成する画像形成装置において、 前記記録材を収納する複数の記録材収納手段と、 当該記録材収納手段の各々が収納する前記記録材の種別
    又は/及びサイズに係る情報を、当該記録材収納手段の
    各々に対する設定情報として設定する入力手段と、 前記設定情報を、前記記録材収納手段の各々との対応を
    とりつつ記憶する記憶手段と、 前記設定情報に基づいて本装置に関する制御条件を決定
    するとともに当該制御条件に基づいて本装置を運転し、
    当該設定情報を属す記録材収納手段から給送される前記
    記録材に対し前記画像を形成する制御手段とを有し、 前記設定情報を構成する前記サイズに係る情報が、前記
    基準定形サイズ、前記記録材の縦長さ及び横長さから構
    成されることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記設定情報は、第一に前記基準定形サ
    イズ、第二に前記縦長さ及び横長さ、の順に前記入力手
    段を介して設定されることを特徴とする請求項2記載の
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記入力手段は、前記基準定形サイズよ
    りも小さい縦長さ及び横長さが入力れるときには、当該
    入力を拒絶することを特徴とする請求項3記載の画像形
    成装置。
  5. 【請求項5】 前記設定情報を、前記記録材収納手段の
    各々との対応が分明される形で表示する表示手段を有す
    ることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記表示は、前記基準定形サイズに係る
    表示と該基準定形サイズよりも大なる旨の表示とから構
    成されることを特徴とする請求項5記載の画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】 原稿に形成されている画像を、ある所定
    の定形のサイズを有する基準定形サイズよりもその面積
    が大なる記録材上に形成する画像形成装置において、 前記記録材を収納する複数の記録材収納手段と、 当該記録材収納手段の各々が収納する前記記録材の種別
    又は/及びサイズに係る情報を、当該記録材収納手段の
    各々に対する設定情報として設定する入力手段と、 前記設定情報を、前記記録材収納手段の各々との対応を
    とりつつ記憶する記憶手段と、 前記設定情報に基づいて前記記録材収納手段から給送さ
    れる前記記録材の本装置内における搬送態様を決定する
    搬送制御条件を決定するとともに当該搬送制御条件に基
    づいて本装置を運転し、当該設定情報を属す記録材収納
    手段から給送される前記記録材に対し前記画像を形成す
    る制御手段とを有し、 前記設定情報を構成する前記サイズに係る情報が、前記
    基準定形サイズ、前記記録材の縦長さ及び横長さから構
    成され、 前記搬送制御条件は、前記縦長さ及び横長さに基づいて
    決定されることを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記搬送制御条件は、前記縦長さ及び横
    長さを超えず、かつ、これら縦長さ及び横長さに近似す
    る近似定形サイズに関する搬送制御条件に基づいて決定
    されることを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記近似定形サイズに関する搬送制御条
    件は、予め所与のものとされていることを特徴とする請
    求項8記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記近似定形サイズは、縦方向及び横
    方向の各々に関し別個に定められることを特徴とする請
    求項8又は9記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記制御手段は、前記基準定形サイズ
    と、前記縦長さ又は横長さを超えず且つこれら縦長さ又
    は横長さに最も近似する最近似定形サイズとを比較し、 前記基準定形サイズが前記最近似定形サイズと等しい場
    合には当該基準定形サイズを、 前記基準定形サイズが前記最近似定形サイズよりも小な
    る場合には当該最近似定形サイズを、 前記近似定形サイズとして決定することを特徴とする請
    求項8乃至10のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記搬送制御条件は、前記記録材の縦
    長さ及び横長さと前記近似定形サイズに関する縦長さ及
    び横長さとから求められる縦方向及び横方向の各々に関
    する差分値を利用して決定されることを特徴とする請求
    項8乃至11のいずれかに記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記搬送制御条件は、前記近似定形サ
    イズに関する搬送制御条件に、前記差分値を加算補正す
    ることを基本として決定されることを特徴とする請求項
    12記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記縦方向に関する差分値を利用し
    て、PPMインターバル制御に係る搬送制御条件を求め
    ることを特徴とする請求項13記載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記縦方向に関する差分値を利用し
    て、ADU循環制御に係る搬送制御条件を求めることを
    特徴とする請求項13記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記横方向に関する差分値を利用し
    て、記録材の位置ずれ検知制御に係る搬送制御条件を求
    めることを特徴とする請求項13記載の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 原稿に形成されている画像を、ある所
    定の定形のサイズを有する基準定形サイズよりもその面
    積が大なる記録材上に形成する画像形成装置において、 前記記録材を収納する複数の記録材収納手段と、 当該記録材収納手段の各々が収納する前記記録材の種別
    又は/及びサイズに係る情報を、当該記録材収納手段の
    各々に対する設定情報として設定する入力手段と、 前記設定情報を、前記記録材収納手段の各々との対応を
    とりつつ記憶する記憶手段と、 前記設定情報に基づいて本装置に関する制御条件を決定
    するとともに当該制御条件に基づいて本装置を運転し、
    当該設定情報を属す記録材収納手段から給送される前記
    記録材に対し前記画像を形成する制御手段とを有し、 前記記録材のサイズと前記原稿のサイズとから、当該原
    稿のサイズ毎に当該記録材への画像形成を行う際の変倍
    率を自動的に決定する自動倍率選択手段を有する画像形
    成装置であって、 前記設定情報を構成する前記サイズに係る情報が、前記
    基準定形サイズ、前記記録材の縦長さ及び横長さから構
    成され、 前記変倍率は、前記記録材に関する前記基準定形サイズ
    に基づいて決定されることを特徴とする画像形成装置。
  18. 【請求項18】 原稿に形成されている画像を、ある所
    定の定形のサイズを有する基準定形サイズよりもその面
    積が大なる記録材上に形成する画像形成装置において、 前記記録材を収納する複数の記録材収納手段と、 当該記録材収納手段の各々が収納する前記記録材の種別
    又は/及びサイズに係る情報を、当該記録材収納手段の
    各々に対する設定情報として設定する入力手段と、 前記設定情報を、前記記録材収納手段の各々との対応を
    とりつつ記憶する記憶手段と、 前記設定情報に基づいて本装置に関する制御条件を決定
    するとともに当該制御条件に基づいて本装置を運転し、
    当該設定情報を属す記録材収納手段から給送される前記
    記録材に対し前記画像を形成する制御手段とを有し、 前記記録材収納手段から連続して給送される前記記録材
    に対し画像形成を連続して行っている際に、当該記録材
    収納手段内に収納していた当該記録材が完全に消費し尽
    くされた場合において、当該記録材と同一な条件を有す
    る記録材を収納する他の記録材収納手段が存在するとき
    には、当該他の記録材収納手段から当該同一な条件を有
    する記録材の給送への切り換えを自動的に行う自動収納
    段切換手段を有する画像形成装置であって、 前記設定情報を構成する前記サイズに係る情報が、前記
    基準定形サイズ、前記記録材の縦長さ及び横長さから構
    成され、 前記同一な条件とは、前記記録材に関する前記基準定形
    サイズ、前記縦長さ及び横長さが完全一致する場合であ
    ることを特徴とする画像形成装置。
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