JP2001270054A - 化粧シート - Google Patents

化粧シート

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JP2001270054A
JP2001270054A JP2000082514A JP2000082514A JP2001270054A JP 2001270054 A JP2001270054 A JP 2001270054A JP 2000082514 A JP2000082514 A JP 2000082514A JP 2000082514 A JP2000082514 A JP 2000082514A JP 2001270054 A JP2001270054 A JP 2001270054A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】塩化ビニル樹脂を一切使用しない化粧シートで
あって、耐傷付き性に優れ、且つVカット加工時に破断
や白化などを発生することのない化粧シートを提供す
る。 【解決手段】ペンタッド分率が96%以上、MFR(メ
ルトフローレート)が5g/10min(230℃)以
上40g/10min(230℃)以下、分子量分布M
WD(Mw/Mn)が4以下の高結晶化ポリプロピレン
樹脂90〜100重量%によって主に構成される樹脂組
成物による透明樹脂層1を少なくとも具備してなり、且
つこの透明樹脂層のポリプロピレン樹脂の球晶の平均粒
径を1μm以上20μm以下に設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建築内装材、建具の
表面、家電品の表面材等に用いられる化粧シートに関す
るもので、木質ボード類、無機系ボード類、金属板等に
貼り合わせて化粧板として用いられる化粧シートに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ポリ塩化ビニル製の化粧シートに
替わる化粧シートとして、オレフィン系樹脂を使用した
化粧シートが数多く提案されている(例えば特開平2−
128843号、特開平4−83664号、特開平6−
1881号、特開平6−198831号、特開平9−3
28562号等)。
【0003】しかし、これらの方法では塩化ビニル樹脂
を使用しないことにより、焼却時の有毒ガス等の発生は
無くなるが、一般的なポリプロピレンシートもしくは軟
質ポリプロピレンシートを使用しているため表面の耐傷
付き性が悪く、従来のポリ塩化ビニル化粧シートの表面
傷付き性からはるかに劣っているものであった。
【0004】本発明者らは、曲げ初期弾性率が1000
0kgf/cm2 以上である高結晶性ポリプロピレンを
検討し、傷付き性で優れた利点を見いだしたが、後加工
でVカット等を行った場合、フィルムの破断や外周部の
割れが生じることがあった。また、製膜性の改良の目的
でポリエチレンを5%以上添加したものは、ポリエチレ
ンとポリプロピレンの相溶性が悪いため、Vカットを行
ったときに白化も生じることがあった。
【0005】これに対して、さらに本発明者らは曲げ初
期弾性率が10000kgf/cm 2 以上22000k
gf/cm2 以下、引張破断伸びが200%以上、且つ
分子量分布MWDが4以下の高結晶化ポリプロピレン樹
脂90〜100重量%にて主として構成される樹脂組成
物による透明樹脂層を少なくとも具備してなり、且つ総
厚が80μm以上250μm以下の化粧シートによって
大幅にVカット適性を改善し、表面傷付き性との両立を
成し遂げたが、低温環境下、高速折り曲げ時などの条件
においては透明樹脂層の白化や破断が問題になることが
あった。また、浅い傷でも傷部が白化によって目立つと
いった欠点が見られることもあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題とすると
ころは、耐傷付き性に優れ、しかもVカット加工時に破
断や白化などを発生することのない化粧シートを提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
発明は、ペンタッド分率が96%以上、MFR(メルト
フローレート)が5g/10min(230℃)以上、
40g/10min(230℃)以下、分子量分布MW
D(Mw/Mn)が4以下の高結晶化ポリプロピレン樹
脂90〜100重量%によって主に構成される樹脂組成
物による透明樹脂層を少なくとも具備してなり、且つこ
の透明樹脂層のポリプロピレン樹脂の球晶の平均粒径が
1μm以上20μm以下であることを特徴とする化粧シ
ートである。
【0008】また、本発明の請求項2に係る発明は、上
記請求項1に係る発明の化粧シートにおいて、化粧シー
トの総厚が80μm以上250μm以下であることを特
徴とする化粧シートである。尚、本発明において透明と
は半透明を包含するものとする。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の化粧シートは、透明樹脂
層を少なくとも具備する化粧シートであり、該透明樹脂
層を構成する樹脂組成物が、ペンタッド分率(mmmm
分率)96%以上、より好ましくは97%以上、MFR
(メルトフローレート)が5g/10min(230
℃)以上、40g/10min(230℃)以下、より
好ましくは10g/10min(230℃)以上、20
g/10min(230℃)以下であり、分子量分布M
WD(Mw/Mn)が4以下、より好ましくは3以下の
高結晶化ポリプロピレン樹脂90〜100重量%により
構成され、且つこの透明樹脂層のポリプロピレン樹脂の
球晶の平均粒径が1μm以上20μm以下、より好まし
くは1μm以上10μm以下であり、さらに総厚が80
μm以上、250μm以下、より好ましくは100μm
以上、160μm以下であることが重要である。
【0010】なお、上記ペンタッド分率(mmmm分
率)とは、質量13の炭素C(核種)を用いた13C−N
MR測定法(核磁気共鳴測定法)により、上記透明樹脂
層を構成する樹脂組成物を所定の共鳴周波数にて共鳴さ
せて得られる数値(電磁波吸収率)から算出されるもの
であり、樹脂組成物中の原子配置、電子構造、分子の微
細構造を規定するものであり、ポリプロピレン樹脂のペ
ンタッド分率とは、13CーNMRにより求めたプロピレ
ン単位が5個並んだ割合のことであって、結晶化度ある
いは立体規則性の尺度として用いられる。
【0011】本発明においてペンタッド分率は、主に表
面の傷付き性について重要であり、基本的にはペンタッ
ド分率が高いほどシートの結晶化度が高くなるため、傷
付き性が向上する。しかし結晶化度が高いことによって
Vカット時にクラックやボイドがシート内に発生しやす
くなるため、高結晶化ポリプロピレンをVカット可能な
化粧シートに用いる場合は、分子量分布MWD(Mw/
Mn)、MFR、及び球晶のサイズをコントロールする
必要がある。
【0012】高結晶ポリプロピレンをVカット可能な化
粧シートに用いたとき、Vカット時にシートは下降伏点
での伸びを示すが、シートが伸びる際に球晶が塑性変形
をすることが重要であり、球晶が脆性破壊をしたり、界
面破壊をしたりするとVカット部の白化や破断などの不
良をおこす原因となる。ここで球晶を塑性変形させるに
は隣り合うラメラ同士が伸びに追従してずれていくこと
が重要であるが、MWDが大きい、MFRが小さいとい
った要因はラメラ間の帯分子による拘束力を強め、ずれ
を阻害するためVカット不良の原因となる。また、核剤
の添加などにより球晶のサイズが1μmを下回ったり、
また徐冷により球晶サイズが20μmを超えるようにな
ると、球晶間の界面破壊や球晶の脆性破壊によるクラッ
ク、ボイドによりVカット不良をおこす原因となる。
【0013】本発明によるMWD、MFR、及び球晶の
範囲において樹脂の設計を行うと、極めてペンタッド分
率の高い高結晶化ポリプロピレンにおいても、エージン
グ条件、再加熱、加工条件などに関わらず極めて安定し
てVカット加工が可能なことが確認できた。
【0014】上記高結晶性ポリプロピレンはプロピレン
の単独重合体すなわちホモポリマーである。尚、本発明
において高結晶性ポリプロピレンとは、ペンタッド分率
が95%以上のポリプロピレンを指す。
【0015】また、透明樹脂層を構成する高結晶化ポリ
プロピレン以外の樹脂は、高結晶化ポリプロピレンの物
性に著しく悪影響を与えないならば、その配合の目的に
よって適宜選定が可能である。但し、Vカット適性を維
持するためには透明樹脂層を構成する高結晶化ポリプロ
ピレン樹脂との相溶性が良いものが好ましい。
【0016】以下に本発明による高結晶性ポリプロピレ
ンを用いた化粧シートの構成の具体例を図に従って詳細
に説明する。
【0017】図1は本発明に係わる透明樹脂層を用いた
単層化粧シートの一例であり、必要に応じて片面又は両
面をコロナ処理、プラズマ処理、電子線処理、紫外線処
理、重クロム酸処理等で活性にした透明樹脂層1(シー
ト)の一方の面に、絵柄層2及び隠蔽層3を設け、該透
明樹脂層1の反対の面に、トップコート層4を設けた構
成の化粧シートである。尚、隠蔽層3の基材(上記化粧
シートが貼り合わせられる木質ボード類、無機系ボード
類、金属板等の基材)に対する接着性に問題があれば、
重ねてプライマー層5を適宜設けてもかまわない。ま
た、意匠性を向上させるためにトップコート層4側の透
明樹脂層1面にエンボス模様1aを適宜設けてもよい。
【0018】図1の構成のエンボス模様1aは、透明樹
脂層1としての例えば高結晶性ポリプロピレンシートに
直接付与されるもので、その方法は製膜された前記シー
トに熱及び圧力により凹凸模様を有するエンボス版を用
いてエンボス模様を付与する方法や、押出機を用いて製
膜する際に凹凸模様を有する冷却ロールを用いて冷却と
同時にエンボスを設ける方法などがある。ここではエン
ボス部としてのエンボス模様1aにインキを埋め込み、
さらに意匠性を向上させることも可能である。
【0019】高結晶性ポリプロピレンシートよりなる透
明樹脂層1のシートの成形方法は特に製膜できれば問題
なく、規定されるものでは無いが、押出機を用いる方法
が最も一般的である。
【0020】図1において絵柄層2、隠蔽層3を設ける
方法としては、高結晶性ポリプロピレンシート1に、直
接グラビア印刷、オフセット印刷、スクリーン印刷、フ
レキソ印刷、静電印刷、インキジェット印刷等による方
法がある。また、特に隠蔽層3を施す場合は、コンマコ
ーター、ナイフコーター、リップコーター、金属蒸着あ
るいはスパッタ法等を用いてもよい。
【0021】トップコート層4を設ける方法も隠蔽層3
や絵柄層2等を設ける方法と同様で何ら規定されるもの
ではない。
【0022】ここで使用される高結晶性ポリプロピレン
シートによる透明樹脂層1には、必要に応じて熱安定
剤、難燃剤、紫外線吸収剤、光安定剤、ブロッキング防
止剤、触媒捕捉剤、透明性を維持する範囲での着色剤、
半透明化のための光散乱剤、艶調整剤等を添加すること
もできる。熱安定剤としては、フェノール系、硫黄系、
リン系、ヒドラジン系等、難燃剤としては、水酸化アル
ミニウム、水酸化マグネシウム等、紫外線吸収剤として
は、ベンゾトリアゾール系、ベンゾエート系、ベンゾフ
ェノン系、トリアジン系等、光安定剤としては、ヒンダ
ードアミン系等を、任意の組み合わせで添加するのが一
般的である。特に、本用途に用いる場合は耐候性を考慮
する必要があり、紫外線吸収剤と光安定剤は必須とな
り、添加量はそれぞれ透明樹脂層1を100重量%とし
て、0.1〜1.0重量%が適量である。
【0023】絵柄層2にインキを使用する場合は、バイ
ンダーとしては、硝化綿、セルロース、塩化ビニルー酢
酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール、ポリウレタ
ン、アクリル、ポリエステル系等の単独もしくは各変性
物の中から適宜選定すればよい。これらは水性、溶剤
系、エマルジョンタイプのいずれでも問題なく、また1
液タイプでも硬化剤を使用した2液タイプでも任意に選
定可能である。さらに紫外線や電子線等の照射によりイ
ンキを硬化させることも可能である。中でも最も一般的
な方法は、ウレタン系のインキでイソシアネートで硬化
させる方法である。これらバインダー以外には通常のイ
ンキに含まれている顔料、染料等の着色剤、体質顔料、
溶剤、各種添加剤が添加されている。特によく用いられ
る顔料には、縮合アゾ、不溶性アゾ、キナクリドン、イ
ソインドリン、アンスラキノン、イミダゾロン、コバル
ト、フタロシアニン、カーボン、酸化チタン、酸化鉄、
雲母等のパール顔料等がある。また、インキの塗布とは
別に各種金属の蒸着やスパッタリングで意匠を施すこと
も可能である。
【0024】隠蔽層3に使用される材料も基本的には絵
柄層2と同じものでよいが、目的として隠蔽性を持たせ
る必要があるために、顔料としては不透明な顔料、酸化
チタン、酸化鉄等を使用する。また隠蔽性を上げるため
に金、銀、銅、アルミ等の金属を添加することも可能で
ある。一般的にはフレーク状のアルミを添加させること
が多い。塗布厚みは、2μm以下では隠蔽性を付与しに
くく、10μm以上では樹脂層の凝集力が弱くなるため
2μm〜10μmが妥当である。
【0025】トップコート層4に使用される材料も特に
規定されるものではないが、ポリウレタン系、アクリル
系、アクリルシリコン系、フッソ系、エポキシ系、ビニ
ル系、ポリエステル系、メラミン系、アミノアルキッド
系、尿素系等から適宜選択できる。形態も水性、エマル
ジョン、溶剤系いずれでも可能で、且つ硬化も1液タイ
プでも硬化剤を用いた2液タイプでも良い。中でもイソ
シアネート反応を利用したウレタン系のトップコートが
作業性、価格、樹脂自体の凝集力等の観点からも望まし
い。イソシアネートにはトリレンジイソシアネート(T
DI)、キシリレンジイソシアネート(XDI)、ヘキ
サメチレンジイソシアネート(HMDI)、メタジイソ
シアネート(MDI)、リジンジイソシアネート(LD
I)、イソホロジイソシアネート(IPDI)、メチル
ヘキサンジイソシアネート(HTDI)、メチルシクロ
ヘキサノンジイソシアネート(HXDI)、トリメチル
ヘキサメチレンジイソシアネート(TMDI)等から適
宜選定できるが、耐候性を考慮すると2重結合をもつタ
イプよりも直鎖状の構造を持つタイプ、特にヘキサメチ
レンジイソシアネート(HMDI)が最適である。化粧
シートの表面の硬度をさらに向上させるためには、トッ
プコート層4として紫外線や電子線照射で硬化する樹脂
の使用も可能である。さらに耐候性を向上させるために
紫外線吸収材及び光安定材を適宜添加してもよい。また
各種機能を付与するために抗菌材、防カビ材等の機能性
添加材の添加も任意に行える。さらに、表面の意匠性か
ら艶の調整のため、あるいはさらに耐磨耗性を付与する
ために、アルミナ、シリカ、窒化珪素、炭化珪素、ガラ
スビーズ等の添加も任意に行える。塗布厚みは通常2μ
m〜10μmが妥当である。
【0026】プライマー層5に使用される材料も基本的
には絵柄層2、隠蔽層3と同じものでよいが、化粧シー
トの裏面に施されるためにウエブ状で巻取りを行うこと
を考慮すると、ブロッキングを避けて且つ接着剤との密
着を高めるために、シリカ、アルミナ、マグネシア、酸
化チタン、硫酸バリウム等の無機充填剤を添加させても
良い。塗布厚みは基材との密着を確保することが目的で
あるので、0.1μm〜3.0μmが妥当である。
【0027】図2には、絵柄の施された各種基材シート
層7と高結晶性ポリプロピレンによる透明樹脂層1との
積層タイプの構成の一例を示す。ここで積層方法及び透
明層の層数は任意に選択できる。重要なことは複数の合
成樹脂シートを積層した多層構成の化粧シートのうち、
少なくとも最表面の合成樹脂シートを高結晶性ポリプロ
ピレンシートによる透明樹脂層1で構成することであ
る。
【0028】以下に図2に沿って本発明の化粧シートを
詳細に説明すれば、図2は上から順に、トップコート層
4、透明樹脂層1、接着層6(感熱接着層、アンカーコ
ート層、ドライラミ接着剤層)、絵柄層2、基材シート
層7、プライマー層5と積層された化粧シートの構成の
一例である。ここでトップコート層4やエンボス模様
(図1に示すエンボス模様1a参照)は必要であれば設
ければよく、プライマー層5も基材シート層7がオレフ
ィン系材料のように表面が不活性な場合には必要である
が、表面が活性な基材の場合は特に必要なものではな
い。また基材シート層7としてオレフィン系の基材シー
ト層のような表面が不活性な基材を用いる場合は、基材
シート層7の表裏にコロナ処理、プラズマ処理、オゾン
処理、電子線処理、紫外線処理、重クロム酸処理等を行
うことが望ましい。さらには基材シート層7と絵柄層2
との間にも密着を確保させるためにプライマー層を設け
ることもある。また、化粧シートに隠蔽性を付与したい
場合には、基材シート7として隠蔽性の着色シートを使
用しても良いし、隠蔽層3を設けても良い。
【0029】図2において基材シート7としては、薄葉
紙、チタン紙、樹脂含浸紙等の紙、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリブチレン、ポリスチレン、ポリカーボ
ネート、ポリエステル、ポリアミド、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、ポリビニルアルコール、アクリル等の合
成樹脂、あるいはこれら合成樹脂の発泡体、エチレンー
プロピレン共重合ゴム、エチレンープロピレンージエン
共重合ゴム、スチレン−ブタジエン共重合ゴム、スチレ
ン−イソプレン−スチレンブロック共重合ゴム、スチレ
ン−ブタジエン−スチレンブロック共重合ゴム、ポリウ
レタン等のゴム、有機もしくは無機系の不織布、合成
紙、アルミニウム、鉄、金、銀等の金属箔等から任意に
選定可能である。また、基材シート7は透明樹脂層1と
同一の樹脂組成物からなるシートであってもかまわな
い。
【0030】図2の構成において透明樹脂層1、絵柄層
2、トップコート層4、プライマー層5は図1のそれと
同一でよい。
【0031】接着層6は接着方法として任意の材料選定
が可能で、熱ラミネート、押し出しラミネート、ドライ
ラミネート等による積層方法があり、接着材はアクリル
系、ポリエステル系、ポリウレタン系等の材料から選定
できる。通常はその凝集力からイソシアネートを用いた
ポリオールとの反応の2液硬化タイプのウレタン系が望
ましい。
【0032】積層方法にも特に規制はないが、熱圧を応
用した方法、押し出しラミネート法及びドライラミネー
ト法等が一般的である。またエンボス模様を施す場合に
は、一旦各種方法でラミネートしたシートに、後から熱
圧によりエンボスを入れる方法、冷却ロールに凹凸模様
を設け、押し出しラミネートと同時にエンボスを施す方
法がある。また、押し出しと同時エンボスを施した透明
樹脂層1と基材シート7を熱あるいはドライラミネート
で貼り合わせる方法等がある。絵柄層2及び接着層6を
施す位置は、通常通り基材シート7側でもよいし、透明
樹脂層1側でもよい。
【0033】さらに、図2において、トップコート層4
側の透明樹脂層1面にエンボス模様(図1のエンボス模
様1a参照)を施した場合には、このエンボス模様の中
にインキを埋め込んで意匠性を向上させることも可能で
ある。
【0034】図3には図2とは異なる積層タイプの構成
の一例を示す。プライマー層5、基材シート7、絵柄層
2、透明樹脂層1、トップコート層4、接着剤層6等は
図2と全く同様であるが、異なるところは接着剤層6と
透明樹脂層1の間に接着性樹脂層8が設けられていると
ころである。これは、特に押し出しラミネート方法でさ
らなるラミネート強度を求める場合に行うが、透明樹脂
層1と接着性樹脂層8との共押し出し法でラミネートを
行う。
【0035】上記接着性樹脂層8は、ポリプロピレン、
ポリエチレン、アクリル系等の樹脂に酸変性を施したも
ので、厚みは接着力向上の目的から2μm以上、また厚
すぎると、折角、高結晶性の透明樹脂層で表面硬度を向
上させたにも係わらず、接着性樹脂層8自体の柔らかさ
の影響を受けるため20μm以下が望ましい。
【0036】耐候性の面からは、基材としての透明樹脂
層1を守るために、前記のようにトップコート層4及び
透明樹脂層1に耐候性処方を施す方法もあり、また、そ
れだけではなく、絵柄層2を守るために接着剤層6に紫
外線吸収剤及び光安定剤を添加する方法もある。
【0037】図2及び図3に示した積層タイプの各層の
厚みは、基材シート7としては、印刷作業性、コストを
考慮して30μm〜150μm、透明樹脂層1として
は、意匠性、後加工性、コストを考慮して30μm〜1
50μmにすることが望ましいが、積層品としての化粧
シートの総厚みは、80μm〜250μmの範囲にする
ことが必要である。
【0038】
【作用】以上のように本発明の化粧シートは、各層に使
用する樹脂に塩化ビニル樹脂を使用しないため、焼却時
等に有毒ガスの発生もなく環境に優しいだけでなく、塩
ビ製化粧シートと同等の耐傷付き性を持ち、Vカット加
工のできる優れた化粧シートとなる。
【0039】
【実施例】以下に、本発明の化粧シートについて、その
具体的実施例を説明する。 <実施例1>実施例1を、図1に基づいて以下に説明す
れば、ペンタッド分率が97.8%、MFR(メルトフ
ローレート)が15g/10min(230℃)、分子
量分布MWD(Mw/Mn)が2.3の高結晶化ホモポ
リプロピレン樹脂に、ヒンダードフェノール系酸化防止
剤(イルガノックス1010:チバスペシャリティケミ
カルズ社製)を500PPMと、ベンゾトリアゾール系
紫外線吸収剤(チヌビン328:チバスペシャリティケ
ミカルズ社製)を2000PPMと、ヒンダードアミン
系光安定剤(キマソーブ944:チバスペシャリティケ
ミカルズ社製)を2000PPMとを添加した樹脂を溶
融押出機を用いて押し出し、透明樹脂層1として使用す
る厚さ100μmの高結晶性ポリプロピレン製の透明樹
脂シートを製膜し、続いて、製膜された透明樹脂シート
の両面にコロナ処理を施して表面の濡れを40dyn/
cm以上とした。なお、押し出し製膜時の冷却条件のコ
ントロールにより、製膜された透明樹脂シートの高結晶
性ポリプロピレン樹脂の球晶の平均粒径は8μm(最小
粒径約5μm、最大粒径約10μm)となった。得られ
た透明樹脂シートによる透明樹脂層1の片面に、2液硬
化型ウレタンインキ(V180:東洋インキ製造(株)
製)にて柄印刷を行い、絵柄層2を施した後、該絵柄層
2に重ねて隠蔽性のある2液硬化型ウレタンインキ(V
180:東洋インキ製造(株)製)を塗布量6g/m2
にて塗布して隠蔽層3を施した。また、この隠蔽層3に
重ねて、プライマーコートとして2液硬化型ウレタンイ
ンキ(PET−E、レジウサー:大日精化(株)製)を
塗布量1g/m2 にて塗布してプライマー層5を形成し
た。次に、このシートの透明樹脂シートによる透明樹脂
層1面に、エンボス用の金型ロールを用いてプレスして
エンボス模様1aを施した後、そのエンボス模様1a面
上に2液硬化型ウレタントップコート(W184:大日
本インキ(株)製)を塗布量3g/m2 にて塗布して、
図1に示す総厚110μmの化粧シートを得た。
【0040】<実施例2>実施例2を、図2に基づいて
以下に説明すれば、ペンタッド分率が97.8%、MF
R(メルトフローレート)が15g/10min(23
0℃)、分子量分布MWD(Mw/Mn)が2.3の高
結晶化ホモポリプロピレン樹脂に、ヒンダードフェノー
ル系酸化防止剤(イルガノックス1010:チバスペシ
ャリティケミカルズ社製)を500PPMと、ベンゾト
リアゾール系紫外線吸収剤(チヌビン328:チバスペ
シャリティケミカルズ社製)を2000PPMと、ヒン
ダードアミン系光安定剤(キマソーブ944:チバスペ
シャリティケミカルズ社製)を2000PPMとを添加
した樹脂を溶融押出機を用いて押し出し、透明樹脂層1
として使用する厚さ80μmの高結晶性ポリプロピレン
製の透明樹脂シートを製膜し、続いて、製膜された透明
樹脂シートの両面にコロナ処理を施して表面の濡れを4
0dyn/cm以上とした。なお、押し出し製膜時の冷
却条件のコントロールにより、製膜された透明樹脂シー
トの高結晶性ポリプロピレン樹脂の球晶の平均粒径は8
μm(最小粒径約5μm、最大粒径約10μm)となっ
た。他方、隠蔽性のある70μmの基材シート7に2液
硬化型ウレタンインキ(V180:東洋インキ製造
(株)製)にて柄印刷を施して絵柄層2を施し、また、
そのシート7の裏面にプライマーコートを施してプライ
マー層5を設けた。しかる後、前記基材シート7の絵柄
層2面に、高結晶性ポリプロピレン製の前記透明樹脂シ
ートによる透明樹脂層1をドライラミネート用接着剤
(タケラックA540:武田薬品工業製;塗布量2g/
2 )による接着層6を介してドライラミネート法にて
貼り合わせた。次に貼り合わせたシートの前記透明樹脂
シートによる透明樹脂層1の面に、エンボス用の金型ロ
ールを用いてプレスしてエンボス模様1aを施した後、
そのエンボス模様1a面上に2液硬化型ウレタントップ
コート(W184:大日本インキ(株)製)を塗布量3
g/m2 にて塗布して、図2に示す総厚154μmの化
粧シートを得た。
【0041】<実施例3>実施例3を、図3に基づいて
以下に説明すれば、ペンタッド分率が97.8%、MF
R(メルトフローレート)が15g/10min(23
0℃)、分子量分布MWD(Mw/Mn)が2.3の高
結晶化ホモポリプロピレン樹脂に、ヒンダードフェノー
ル系酸化防止剤(イルガノックス1010:チバスペシ
ャリティケミカルズ社製)を500PPMと、ベンゾト
リアゾール系紫外線吸収剤(チヌビン328:チバスペ
シャリティケミカルズ社製)を2000PPMと、ヒン
ダードアミン系光安定剤(キマソーブ944:チバスペ
シャリティケミカルズ社製)を2000PPMとを添加
した樹脂を、ポリエチレン系の易接着性樹脂と共に溶融
押出機を用いて共押し出しして、透明樹脂層1として使
用する厚さ80μmの高結晶性ポリプロピレン製の透明
樹脂シートと接着性樹脂層8とを製膜した。なお、共押
し出し製膜時の冷却条件のコントロールにより、製膜さ
れた透明樹脂シートの高結晶性ポリプロピレン樹脂の球
晶の平均粒径は8μm(最小粒径約5μm、最大粒径約
10μm)となった。他方、隠蔽性のある70μmの基
材シート7に2液硬化型ウレタンインキ(V180:東
洋インキ製造(株)製)にて柄印刷を施して絵柄層2を
施し、また、そのシート7の裏面にプライマーコートを
施してプライマー層5を設けた。しかる後、前記基材シ
ート7の絵柄層2面と高結晶性ポリプロピレン製の前記
透明樹脂シートによる透明樹脂層1とをエクストルージ
ョンラミネート法により貼り合わせた。次に貼り合わせ
たシートの前記透明樹脂シートによる透明樹脂層1の面
に、エンボス用の金型ロールを用いてプレスしてエンボ
ス模様1aを施した後、そのエンボス模様1a面上に2
液硬化型ウレタントップコート(W184:大日本イン
キ(株)製)を塗布量3g/m2 にて塗布して、図3に
示す総厚155μmの化粧シートを得た。
【0042】<比較例1>上記実施例3において、ペン
タッド分率が97.8%、MFR(メルトフローレー
ト)が15g/10min(230℃)、分子量分布M
WD(Mw/Mn)が2.3の高結晶化ホモポリプロピ
レン樹脂の代わりに、ペンタッド分率が94.2%、M
FR(メルトフローレート)が15g/10min(2
30℃)、分子量分布MWD(Mw/Mn)が2.3の
ホモポリプロピレン樹脂を使用した以外は、実施例3と
同様の方法で化粧シートを得た。
【0043】<比較例2>上記実施例3において、ペン
タッド分率が97.8%、MFR(メルトフローレー
ト)が15g/10min(230℃)、分子量分布M
WD(Mw/Mn)が2.3の高結晶化ホモポリプロピ
レン樹脂の代わりに、ペンタッド分率が97.5%、M
FR(メルトフローレート)が2g/10min(23
0℃)、分子量分布MWD(Mw/Mn)が4.0の高
結晶化ホモポリプロピレン樹脂を使用した以外は、実施
例3と同様の方法で化粧シートを得た。
【0044】<比較例3>上記実施例3において、ペン
タッド分率が97.8%、MFR(メルトフローレー
ト)が15g/10min(230℃)、分子量分布M
WD(Mw/Mn)が2.3の高結晶化ホモポリプロピ
レン樹脂に、造核剤としてリン酸2,2メチレンビスナ
トリウム(アデカスタブ;NA−11;旭電化(株)
製)を3重量%加えて、球晶の平均粒径が1μmを下回
るようにして製造した以外は、実施例3と同様の方法で
化粧シートを得た。
【0045】<比較例4>上記実施例3において、共押
出を行う樹脂の厚みを200μmとし、化粧シートの総
厚を275μmとして製造した以外は、実施例3と同様
の方法で化粧シートを得た。
【0046】<比較例5>上記実施例3において、ペン
タッド分率が97.8%、MFR(メルトフローレー
ト)が15g/10min(230℃)、分子量分布M
WD(Mw/Mn)が2.3の高結晶化ホモポリプロピ
レン樹脂を、製膜時に冷却ロールの温度コントロールに
よって球晶の平均粒径を30μmにして製造した以外
は、実施例3と同様の方法で化粧シートを得た。
【0047】上記実施例1〜3及び上記比較例1〜5で
得られた各々化粧シートを、ウレタン系の接着剤を用い
て木質基材に貼り合わせた後、鉛筆硬度試験にて表面硬
度を判定し、Vカット試験にてVカット適性の有無を判
定し、それぞれ評価した。その評価結果を下記表1に示
した。尚、Vカット試験は、加工機や加工時の環境に左
右されないように低温による高速折り曲げ条件にて実施
した。
【0048】
【表1】
【0049】表1から明らかなように、本発明の高結晶
化ポリプロピレンを使用した実施例1〜3による化粧シ
ートは、従来の比較例1〜5による化粧シートに比べて
表面傷付き性に優れ、且つVカット加工適性が良好な化
粧シートと言える。
【0050】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば塩化ビニ
ル樹脂を一切使用していないために、環境に優しいだけ
でなく、表面の耐傷付き性に優れ、Vカット加工性も優
秀な化粧シートが提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の化粧シートの実施の形態及び実施例1
を示す側断面図である。
【図2】本発明の化粧シートの実施の形態及び実施例2
を示す側断面図である。
【図3】本発明の化粧シートの実施の形態及び実施例3
を示す側断面図である。
【符号の説明】
1…透明樹脂層 2…絵柄層 3…隠蔽層 4…トップ
コート層 5…プライマー層 6…接着層 7…基材シート層 8
…接着性樹脂層
フロントページの続き Fターム(参考) 4F071 AA20 AA80 AA81 AA89 AF30 AH03 BC01 BC12 4F100 AH02H AH03H AK07A AT00B BA02 BA05 CA06 CA07 EH17 EJ39 EJ55 EJ65 GB08 GB48 GB81 HB31 JA06A JA07A JA11A JA20A JL00 JL01 JN01A YY00A

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ペンタッド分率が96%以上、MFR(メ
    ルトフローレート)が5g/10min(230℃)以
    上40g/10min(230℃)以下、分子量分布M
    WD(Mw/Mn)が4以下の高結晶化ポリプロピレン
    樹脂90〜100重量%によって主に構成される樹脂組
    成物による透明樹脂層を少なくとも具備してなり、且つ
    この透明樹脂層のポリプロピレン樹脂の球晶の平均粒径
    が1μm以上20μm以下であることを特徴とする化粧
    シート。
  2. 【請求項2】前記化粧シートの総厚が80μm以上25
    0μm以下であることを特徴とする化粧シート。
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