JP2001265844A - シミュレーションプログラム実行システムおよび方法 - Google Patents

シミュレーションプログラム実行システムおよび方法

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JP2001265844A
JP2001265844A JP2000082028A JP2000082028A JP2001265844A JP 2001265844 A JP2001265844 A JP 2001265844A JP 2000082028 A JP2000082028 A JP 2000082028A JP 2000082028 A JP2000082028 A JP 2000082028A JP 2001265844 A JP2001265844 A JP 2001265844A
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simulation
electric circuit
circuit
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simulation program
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Jun Toyoura
潤 豊浦
Takanari Yamamoto
隆也 山本
Yasushi Fujimoto
康 藤本
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザがシミュレーション用入力データの作
成作業を軽減することができるシミュレーションプログ
ラム実行システムおよび方法を得る。 【解決手段】 ユーザ10から電気回路データまたは回
路パラメータのいずれか一方の情報からなる入力データ
が入力され、この入力データを入力としてシミュレーシ
ョンプログラムを実行し、このシミュレーションプログ
ラムの実行結果を表示出力するGUI20と、GUI2
0から出力される入力データを入出力とし、計算機50
で実行されたシミュレーションプログラムの実行結果を
入出力するデータベース30と、GUI20から出力さ
れる入力データを入力とし、シミュレーションプログラ
ムの実行用データを計算機50に出力するシミュレーシ
ョン前処理部40とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シミュレーショ
ンプログラム実行システムおよび方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、例えば特開平10−17756
4号公報に示された従来のシミュレーションプログラム
実行方法を示す説明図である。図5において、1000
はユーザ、1010はシミュレーションプログラム登録
処理、1020はシミュレーションプログラム稼働処理
である。一般にシミュレーションは、最適値をみつける
ために、非常に多くの場合を想定して実行されることが
多い。ユーザは該多くの場合に対応する複数の入力デー
タを作成して、該入力データをシミュレーションプログ
ラム登録処理1010に入力し、シミュレーションプロ
グラム登録処理1010では前記入力データを一元管理
して、シミュレーションプログラム稼働処理1020で
実行している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のシミュレーショ
ンプログラム実行方法では、ユーザがシミュレーション
用の入力データを作成する必要があり、この作成作業が
非常に負担になっていた。図5の方法では、パラメータ
を変えてシミュレーションを実行する場合には、ユーザ
は変更するパラメータだけを差分情報として入力すれば
良いように工夫されている。しかし、パラメータの設定
には、シミュレーション対象の系の把握と、経験的な知
識が要求されるので、ユーザが専門家でない場合には、
適切な回路の作成とパラメータ値の選択が難しく、シミ
ュレーションプログラム実行に必要な入力データの作成
作業に手間がかかるという問題点があった。
【0004】また、実行したシミュレーションの入力デ
ータと、その実行結果を保存・管理する機構がないた
め、現在実行しようとするシミュレーションと類似した
シミュレーションを過去に実施したかどうかを参照する
こと、そして実施していた場合の結果を参照することが
難しかった。このため、過去に類似したシミュレーショ
ンを実施している場合であっても、現在実行しようとし
ているシミュレーションの結果と、これら過去に実施し
たシミュレーションの結果を比較するためには、再度入
力データを作成し、類似したシミュレーションを実行し
なければならないため、シミュレーションの効率が悪い
という問題点があった。
【0005】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、第1の目的は、ユーザがシミュ
レーション用入力データの作成作業を軽減することがで
きるシミュレーションプログラム実行システムおよび方
法を得るものである。また、第2の目的は、ユーザが過
去のシミュレーション結果を参照でき、シミュレーショ
ンに適したパラメータ設定を支援して、シミュレーショ
ンを効率よく実行することができるシミュレーションプ
ログラム実行システムおよび方法を得るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の局面に
係るシミュレーションプログラム実行システムは、電気
回路データまたは回路パラメータのいずれか一方の情報
からなる入力データがユーザから入力され、この入力デ
ータを入力としてシミュレーションプログラムを実行
し、このシミュレーションプログラムの実行結果を表示
出力するGUIと、GUIから出力される入力データを
入出力とし、計算機で実行されたシミュレーションプロ
グラムの実行結果を入出力するデータベースと、GUI
から出力される入力データを入力とし、シミュレーショ
ンプログラムの実行用データを計算機に出力するシミュ
レーション前処理手段とを備えるものである。
【0007】また、GUIが電気回路の部分回路を選択
する手段を有するものである。
【0008】また、計算機が信号入出力手段を有するも
のである
【0009】また、シミュレーション前処理手段がGU
Iへ入力された1つの電気回路からシミュレーションプ
ログラムの実行用データを複数出力し、この出力された
実行用データを計算機に実行させるものである。
【0010】この発明の第2の局面に係るシミュレーシ
ョンプログラム実行方法は、電気回路データまたは回路
パラメータのいずれか一方の情報からなる入力データを
入力としてシミュレーションプログラムを実行するシミ
ュレーションプログラム実行方法であって、ユーザは最
初に、シミュレーションプログラムを実行する電気回路
を、データベースから参照するか、または、参照しない
かを選択し、電気回路を参照する場合、データベースア
クセスI/Fを用いて検索エンジンを作動し、電気回路
データ記憶装置から必要に応じて電気回路データを電気
回路表示編集I/Fにロードし、電気回路データのシミ
ュレーション実行結果が存在する場合は、シミュレーシ
ョン結果記憶装置からロードして参照し、電気回路を、
データベースから参照しない場合、回路パラメータをデ
ータベースから参照するか、または、参照しないかを選
択し、回路パラメータをデータベースから参照する場
合、データベースアクセスI/Fを用いて回路パラメー
タ記憶装置から必要に応じて回路パラメータを回路パラ
メータ表示編集I/Fにロードし、パラメータのシミュ
レーション結果が存在する場合は、シミュレーション結
果記憶装置からロードし、回路パラメータを前記データ
ベースから参照しない場合、電気回路の構成要素の入力
または削除、ならびに構成要素間の接続の入力または削
除を電気回路表示編集I/Fで行い、回路パラメータの
編集を回路パラメータ表示編集I/F行い、電気回路デ
ータを電気回路データ記憶装置に、また、回路パラメー
タを回路パラメータ記憶装置に保存し、その後、シミュ
レーションへの入力データ作成が完了したか、または完
了していないかを選択し、入力データ作成が完了した場
合は、シミュレーションへの入力データをシミュレーシ
ョン前処理手段に出力し、入力データ作成が完了しない
場合は、スタートに戻るものである。
【0011】また、シミュレーションプログラムを実行
する電気回路を、データベースから参照する場合、あら
かじめ電気回路表示編集I/Fで部分回路を選択してお
き、データベースアクセスI/Fを用いて検索エンジン
を作動し、電気回路データ記憶装置から必要に応じて電
気回路データを電気回路表示編集I/Fにロードし、電
気回路データのシミュレーション実行結果が存在する場
合は、シミュレーション結果記憶装置からロードして参
照するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1であるシミュレーションプログラム実行
システムを示す説明図である。図1において、10はユ
ーザで、後述のGUIを用いてシミュレーションを行う
電気回路を作成する。20はGUIで、シミュレーショ
ンを行なう電気回路の構成要素と、シミュレーション開
始時刻・終了時刻・時間刻みなどのシミュレーションパ
ラメータとを入力し、シミュレーションの結果を表示出
力する。30はデータベースで、GUI20から出力さ
れる電気回路データとシミュレーションパラメータとを
入出力とし、後述の計算機で実行された電気回路シミュ
レーションの結果を入出力する。
【0013】40はシミュレーション前処理部で、GU
I20から出力される電気回路データとシミュレーショ
ンパラメータとを入力とし、シミュレーションプログラ
ムの実行用データを計算機50に出力する。50は計算
機で、シミュレーション前処理部40の出力を入力と
し、計算機50で実行された電気回路シミュレーション
の結果をデータベース30に入出力する。
【0014】図2は図1の要部の詳細図である。図2に
おいて、GUI20は、電気回路表示編集I/F20
0、回路パラメータ表示編集I/F210、データベー
スアクセスI/F220およびシミュレータ操作I/F
230より構成されている。また、データベース30
は、電気回路データ記憶装置240、回路パラメータ記
憶装置250、検索エンジン260およびシミュレーシ
ョン結果記憶装置270より構成されている。
【0015】ここで、電気回路データとは、電気回路の
全体像を直感的に把握するために適した表現方法で、図
3のように電気回路の構成要素を表す記号と、該記号の
接続の配線と、それらの座標情報を含む図形情報とを指
す。一方、回路パラメータとは、電気回路データを無向
グラフ化したもので、電気回路の構成要素の諸元と端点
を列挙したものである。図3を例にとれば、AC電源:
AC1の両端をP0,P1として“AC1(100V,
50Hz) P0 P1,R1(1kΩ) P0 P
1,H1(1mH) P0 P1,C1(1pF) P
0 P1”のように、電気回路データから図形情報が除
かれた分、電気回路の全体像を把握しにくいが、データ
量が小さくなる。
【0016】シミュレーションを実行するためには、電
気回路データ、回路パラメータのいずれかの情報があれ
ば十分である。以下では、両者をシミュレーションへの
入力データと総称する。ユーザは、回路を十分に把握し
ている場合は回路パラメータを、把握していない場合は
電気回路データを作成するというように、場合に応じて
両者を使い分ければよい。電気回路データ記憶装置24
0、回路パラメータ記憶装置250およびシミュレーシ
ョン結果記憶装置270に記憶されたデータは、各々識
別番号を有し、電気回路データから回路パラメータを生
成するとき、あるいは、回路パラメータからシミュレー
ションプログラムを実行してシミュレーションの結果を
得たときに、それぞれ同一の識別番号を与えるようにし
て保存し、対応関係が管理される。
【0017】図4は、この発明の実施の形態1であるシ
ミュレーションプログラム実行方法を示すフローチャー
トである。図4において、ユーザ10は最初に、シミュ
レーションプログラムを実行する電気回路を、データベ
ース30から参照するか、または、参照しないかを選択
する(410)。電気回路を、データベース30から参
照する場合、データベースアクセスI/F220を用い
て検索エンジン260を作動し、電気回路データ記憶装
置240から必要に応じて電気回路データを電気回路表
示編集I/F200にロードする。また、当該電気回路
データのシミュレーション結果が存在する場合は、シミ
ュレーション結果記憶装置270からロードして参照し
(420)、スタート(400)に戻る。
【0018】電気回路を、データベース30から参照し
ない場合、シミュレーションを実行する回路パラメータ
をデータベース30から参照するか、または、参照しな
いかを選択する(430)。回路パラメータをデータベ
ース30から参照する場合、データベースアクセスI/
F220を用いて回路パラメータ記憶装置250から必
要に応じて回路パラメータを回路パラメータ表示編集I
/F210にロードする。また、当該パラメータのシミ
ュレーション結果が存在する場合は、シミュレーション
結果記憶装置270からロードして参照し(440)、
スタート(400)に戻る。
【0019】回路パラメータをデータベース30から参
照しない場合、電気回路の構成要素の入力または削除、
ならびに構成要素間の接続の入力または削除を電気回路
表示編集I/F200で行い、回路パラメータの編集を
回路パラメータ表示編集I/F210で行う(45
0)。また、この処理ステップ(450)の途中に、ユ
ーザ10は、必要に応じて電気回路データをシミュレー
ション前処理部40に出力し、シミュレーション前処理
部40で回路パラメータに変換した結果を得ることがで
きる。
【0020】電気回路データを回路パラメータに変換す
るには、例えば、電気回路データ上の接続を表す配線を
互いに接するもの同士グループ分けし、各グループにP
0、P1などの記号を与える。電気回路のすべての回路
素子について、諸元および端点、ならびに互いに接する
配線の属するグループを列挙すれば実現できる。
【0021】また、ユーザは適宜、電気回路データを電
気回路データ記憶装置240に、回路パラメータを回路
パラメータ記憶装置250に保存する。処理ステップ
(450)の後、シミュレーションへの入力データ作成
が完了したか、または完了していないかを選択する(4
60)。入力データ作成が完了した場合は、シミュレー
ションへの入力データをシミュレーション前処理部40
に出力する(470)。入力データ作成が完了しない場
合は、スタート(400)に戻る。
【0022】シミュレーション前処理部40へ出力され
たシミュレーションへの入力データが、電気回路データ
である場合は、回路パラメータに変換される。最後に、
回路パラメータはシミュレーションプログラムの入力フ
ォーマットに変換され、計算機50に出力され、計算機
50で実行する例えばEMTP(Electro−Ma
gnetic Transients Progra
m)などのシミュレーションプログラムで使われる。シ
ミュレーションの実行結果は、シミュレーション結果記
憶装置270に保存され、GUI20に表示される。
【0023】このように実施の形態1によれば、過去に
実施したシミュレーションの入力データを活用し、その
シミュレーション結果を参照でき、このため、シミュレ
ーションの入力データの作成の時間が軽減される。すな
わち、データベース30は、これまでに実行したシミュ
レーションの入力データと実行結果を保存・管理し、ユ
ーザ10はGUI20を用いて、データベース30から
所望の電気回路に類似した電気回路を検索し、検索され
た電気回路を修正することにより、新たな電気回路を作
成できるので、入力データ作成の時間が軽減される。ま
た、所望の電気回路に類似した電気回路について過去に
実施したシミュレーションの結果を参照できるため、効
率よくシミュレーションを実行できる。
【0024】実施の形態2.以下、この発明の実施の形
態2であるシミュレーションプログラム実行システムお
よび方法について説明する。実施の形態2では、実施の
形態1で説明した図1〜図4とは、図2の電気回路表示
編集I/F200および図4のフローチャートにおける
ステップ420に対応する部分を除いて同じなので、該
部分のみ以下に説明し、他は省略する。
【0025】図2において、この実施の形態2では、電
気回路表示編集I/F200のI/Fが、電気回路の部
分回路を選択する手段を有する。この選択手段を用い
て、電気回路表示編集I/F200で編集している電気
回路の部分回路を選択し、電気回路データ記憶装置24
0からの検索に用いることができる。
【0026】具体的には、図4のステップ410におい
て、電気回路をデータベース30から参照する場合、あ
らかじめ電気回路表示編集I/F200で部分回路を選
択しておき、データベースアクセスI/F220を用い
て検索エンジン260を作動し、電気回路データ記憶装
置240から該部分回路を含む電気回路データを検索・
参照する。必要に応じて電気回路表示編集I/F200
にロードする。また、該電気回路データのシミュレーシ
ョン結果が存在する場合は、シミュレーション結果記憶
装置270からロードして参照し、ステップ420、ま
たは、ステップ400に戻る。
【0027】このように実施の形態2によれば、GUI
20が入力した電気回路の部分回路を選択する手段を有
することにより、過去の入力回路と該部分回路が一致す
る回路を検索できるので、入力データ作成の時間が軽減
される。すなわち、電気回路データのうちユーザが注目
する部分回路を指定した検索が可能となるために、過去
に使用したシミュレーションの入力データ検索が高速化
されるという効果がある。これは電気回路が数学的には
グラフであり、グラフの同型判定は、一般にNP問題で
あることが知られているためである。
【0028】実施の形態3.以下、この発明の実施の形
態3であるシミュレーションプログラム実行システムお
よび方法について説明する。実施の形態3では、実施の
形態1で説明した図1〜図4とは、図1の50を除いて
同じなので、該部分のみ以下に説明し、他は省略する。
【0029】図1において、この実施の形態3では、計
算機50は信号入出力部を有する。該信号入出力部は、
例えば、A/D、D/Aボードを計算機に実装すること
で実現できる。ユーザは、電気回路データ作成時に、電
気回路の構成要素の端点の代わりに、該信号入出力部の
チャンネルを指定する。あるいは、回路パラメータ作成
時に、電気回路の構成要素の端点の代わりに該信号入出
力部のチャンネルを指定し、信号入出力部の該チャンネ
ルを外部の機器と接続することにより、外部の機器を含
んだ電気回路のシミュレーションを実現できる。
【0030】このように実施の形態3によれば、計算機
50が信号入出力部を有することにより、シミュレーシ
ョン回路の任意箇所に現実の信号と入出力を用いたシミ
ュレーションが実行できる。この入出力に、電気機器を
接続することにより、電気機器の挙動がモデル化できて
いない場合でもシミュレーションが実行できる。
【0031】実施の形態4.以下、この発明の実施の形
態4であるシミュレーションプログラム実行システムお
よび方法について説明する。実施の形態4では、実施の
形態1〜3で説明したものとは、図4のステップ450
を除いて同じなので、該部分のみ以下に説明し、他は省
略する。
【0032】図4において、この実施の形態4では、図
4のステップ450で電気回路データ、または、回路パ
ラメータを編集する場合、回路素子の諸元に、数値以外
の記号を使用する。数値以外の記号とは、例えば、
((1,2,3),1,(1,10))のように、要素
が、数値または要素が数値であるリストであるリストを
用いる。シミュレーションの入力データがリストを含む
とき、シミュレーション前処理部40でこのリストを展
開し、複数個の回路素子の諸元が数値であるようなシミ
ュレーションプログラムの入力データを出力する。上の
例では、(1,1,1),(1,1,10),(2,
1,1),(2,1,10),(3,1,1),(3,
1,10)のように6つのリストに展開され、入力デー
タも6個計算機50に出力され、計算機50に実行させ
る。
【0033】このように実施の形態4によれば、シミュ
レーション前処理部40がGUI20へ入力された1つ
の電気回路からシミュレーションプログラムの実行用デ
ータを複数出力し、この出力された実行用データを計算
機50に実行させることにより、連続して効率よくシミ
ュレーションを実行できる。例えば、他の大部分の条件
は同じであるが、いくつかの回路素子について条件を変
化させたシミュレーションを実行するような場合、1つ
のシミュレーション用入力データを作成するだけで、所
望のシミュレーションが実現できる。
【0034】
【発明の効果】この発明の第1の局面に係るシミュレー
ションプログラム実行システムによれば、電気回路デー
タまたは回路パラメータのいずれか一方の情報からなる
入力データがユーザから入力され、この入力データを入
力としてシミュレーションプログラムを実行し、このシ
ミュレーションプログラムの実行結果を表示出力するG
UIと、GUIから出力される入力データを入出力と
し、計算機で実行されたシミュレーションプログラムの
実行結果を入出力するデータベースと、GUIから出力
される入力データを入力とし、シミュレーションプログ
ラムの実行用データを計算機に出力するシミュレーショ
ン前処理手段とを備えることにより、過去に実施したシ
ミュレーションの入力データを活用し、そのシミュレー
ション結果を参照でき、このため、シミュレーションの
入力データの作成の時間が軽減される。また、所望の電
気回路に類似した電気回路について過去に実施したシミ
ュレーションの結果を参照できるため、効率よくシミュ
レーションを実行できる。
【0035】また、GUIが電気回路の部分回路を選択
する手段を有することにより、過去の入力回路と該部分
回路が一致する回路を検索できるので、入力データ作成
の時間が軽減できる。
【0036】また、計算機が信号入出力手段を有するこ
とにより、シミュレーション回路の任意箇所に現実の信
号と入出力を用いたシミュレーションが実行できる。
【0037】また、シミュレーション前処理手段がGU
Iへ入力された1つの電気回路からシミュレーションプ
ログラムの実行用データを複数出力し、この出力された
実行用データを計算機に実行させることにより、連続し
て効率よくシミュレーションを実行できる。
【0038】この発明の第1の局面に係るシミュレーシ
ョンプログラム実行方法は、電気回路データまたは回路
パラメータのいずれか一方の情報からなる入力データを
入力としてシミュレーションプログラムを実行するシミ
ュレーションプログラム実行方法であって、ユーザは最
初に、シミュレーションプログラムを実行する電気回路
を、データベースから参照するか、または、参照しない
かを選択し、電気回路を参照する場合、データベースア
クセスI/Fを用いて検索エンジンを作動し、電気回路
データ記憶装置から必要に応じて電気回路データを電気
回路表示編集I/Fにロードし、電気回路データのシミ
ュレーション実行結果が存在する場合は、シミュレーシ
ョン結果記憶装置からロードして参照し、電気回路を、
データベースから参照しない場合、回路パラメータをデ
ータベースから参照するか、または、参照しないかを選
択し、回路パラメータをデータベースから参照する場
合、データベースアクセスI/Fを用いて回路パラメー
タ記憶装置から必要に応じて回路パラメータを回路パラ
メータ表示編集I/Fにロードし、パラメータのシミュ
レーション結果が存在する場合は、シミュレーション結
果記憶装置からロードし、回路パラメータを前記データ
ベースから参照しない場合、電気回路の構成要素の入力
または削除、ならびに構成要素間の接続の入力または削
除を電気回路表示編集I/Fで行い、回路パラメータの
編集を回路パラメータ表示編集I/F行い、電気回路デ
ータを電気回路データ記憶装置に、また、回路パラメー
タを回路パラメータ記憶装置に保存し、その後、シミュ
レーションへの入力データ作成が完了したか、または完
了していないかを選択し、入力データ作成が完了した場
合は、シミュレーションへの入力データをシミュレーシ
ョン前処理手段に出力し、入力データ作成が完了しない
場合は、スタートに戻るものであることにより、過去に
実施したシミュレーションの入力データを活用し、その
シミュレーション結果を参照でき、このため、シミュレ
ーションの入力データの作成の時間が軽減される。ま
た、所望の電気回路に類似した電気回路について過去に
実施したシミュレーションの結果を参照できるため、効
率よくシミュレーションを実行できる。
【0039】また、シミュレーションプログラムを実行
する電気回路を、データベースから参照する場合、あら
かじめ電気回路表示編集I/Fで部分回路を選択してお
き、データベースアクセスI/Fを用いて検索エンジン
を作動し、電気回路データ記憶装置から必要に応じて電
気回路データを電気回路表示編集I/Fにロードし、電
気回路データのシミュレーション実行結果が存在する場
合は、シミュレーション結果記憶装置からロードして参
照するものであることにより、過去の入力回路と該部分
回路が一致する回路を検索できるので、入力データ作成
の時間が軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1であるシミュレーシ
ョンプログラム実行システムを示す説明図である。
【図2】 図1の要部の詳細図である。
【図3】 電気回路の構成要素を表す記号と、該記号の
接続の配線と、それらの座標情報を含む図形情報とを示
す説明図である。
【図4】 この発明の実施の形態1であるシミュレーシ
ョンプログラム実行方法を示すフローチャートである。
【図5】 従来のシミュレーションプログラム実行方法
を示す説明図である。
【符号の説明】
10 ユーザ 20 GUI 30 データベース 40 シミュレーション前処理部(シミュレーション前
処理手段) 50 計算機 200 電気回路表示編集I/F 210 回路パラメータ表示編集I/F 220 データベースアクセスI/F 240 電気回路データ記憶装置 250 回路パラメータ記憶装置 260 検索エンジン 270 シミュレーション結果記憶装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤本 康 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5B046 AA08 JA04 KA05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気回路データまたは回路パラメータの
    いずれか一方の情報からなる入力データがユーザから入
    力され、前記入力データを入力としてシミュレーション
    プログラムを実行し、このシミュレーションプログラム
    の実行結果を表示出力するGUIと、 前記GUIから出力される前記入力データを入出力と
    し、計算機で実行された前記シミュレーションプログラ
    ムの実行結果を入出力するデータベースと、 前記GUIから出力される前記入力データを入力とし、
    前記シミュレーションプログラムの実行用データを前記
    計算機に出力するシミュレーション前処理手段とを備え
    ることを特徴とするシミュレーションプログラム実行シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 GUIが電気回路の部分回路を選択する
    手段を有することを特徴とする請求項1記載のシミュレ
    ーションプログラム実行システム。
  3. 【請求項3】 計算機が信号入出力手段を有することを
    特徴とする請求項1記載のシミュレーションプログラム
    実行システム。
  4. 【請求項4】 シミュレーション前処理手段がGUIへ
    入力された1つの電気回路からシミュレーションプログ
    ラムの実行用データを複数出力し、この出力された実行
    用データを計算機に実行させることを特徴とする請求項
    1〜3いずれか1項に記載のシミュレーションプログラ
    ム実行システム。
  5. 【請求項5】 電気回路データまたは回路パラメータの
    いずれか一方の情報からなる入力データを入力としてシ
    ミュレーションプログラムを実行するシミュレーション
    プログラム実行方法であって、 ユーザは最初に、前記シミュレーションプログラムを実
    行する電気回路を、データベースから参照するか、また
    は、参照しないかを選択し、前記電気回路を参照する場
    合、データベースアクセスI/Fを用いて検索エンジン
    を作動し、電気回路データ記憶装置から必要に応じて前
    記電気回路データを電気回路表示編集I/Fにロード
    し、前記電気回路データのシミュレーション実行結果が
    存在する場合は、シミュレーション結果記憶装置からロ
    ードして参照し、前記電気回路を、前記データベースか
    ら参照しない場合、前記回路パラメータを前記データベ
    ースから参照するか、または、参照しないかを選択し、
    前記回路パラメータを前記データベースから参照する場
    合、前記データベースアクセスI/Fを用いて回路パラ
    メータ記憶装置から必要に応じて前記回路パラメータを
    回路パラメータ表示編集I/Fにロードし、前記パラメ
    ータのシミュレーション結果が存在する場合は、前記シ
    ミュレーション結果記憶装置からロードし、前記回路パ
    ラメータを前記データベースから参照しない場合、前記
    電気回路の構成要素の入力または削除、ならびに構成要
    素間の接続の入力または削除を前記電気回路表示編集I
    /Fで行い、前記回路パラメータの編集を回路パラメー
    タ表示編集I/Fで行い、前記電気回路データを前記電
    気回路データ記憶装置に、また、前記回路パラメータを
    前記回路パラメータ記憶装置に保存し、その後、前記シ
    ミュレーションへの前記入力データ作成が完了したか、
    または完了していないかを選択し、前記入力データ作成
    が完了した場合は、前記シミュレーションへの前記入力
    データを前記シミュレーション前処理手段に出力し、前
    記入力データ作成が完了しない場合は、スタートに戻る
    ことを特徴とするシミュレーションプログラム実行方
    法。
  6. 【請求項6】 シミュレーションプログラムを実行する
    電気回路を、データベースから参照する場合、あらかじ
    め電気回路表示編集I/Fで部分回路を選択しておき、
    データベースアクセスI/Fを用いて検索エンジンを作
    動し、電気回路データ記憶装置から必要に応じて前記電
    気回路データを電気回路表示編集I/Fにロードし、前
    記電気回路データのシミュレーション実行結果が存在す
    る場合は、シミュレーション結果記憶装置からロードし
    て参照することを特徴とする請求項5記載のシミュレー
    ションプログラム実行方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004264532A (ja) * 2003-02-28 2004-09-24 Institute Of Physical & Chemical Research 設計またはプラント運転の個人学習支援方法およびそのプログラム

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