JP2998674B2 - 設計作業における文書作成支援装置 - Google Patents

設計作業における文書作成支援装置

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JP2998674B2
JP2998674B2 JP9007696A JP769697A JP2998674B2 JP 2998674 B2 JP2998674 B2 JP 2998674B2 JP 9007696 A JP9007696 A JP 9007696A JP 769697 A JP769697 A JP 769697A JP 2998674 B2 JP2998674 B2 JP 2998674B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子回路や機構
等の設計作業における文書作成支援装置に係り、特に、
設計品のテスト報告書、製品指示書、製品仕様書等、様
々な設計関連文書を作成する場合に用いて有用な文書作
成支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、電子回路等の設計作業におい
ては、電子回路等の設計製図をコンピュータで支援する
CADシステム(例えば、日本ビューロジック株式会社
のPRO設計システム(PRO Design System))が広く利
用されている。ところで、CADシステムを使った電子
回路等の設計完了後に、設計した回路の解析結果や問題
点に対する対応策等の報告書の作成、あるいは、設計し
た回路が関連する製品指示書や製品仕様書の作成等、設
計者が、様々な設計関連文書を作成しなければならない
場面が多くある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のCADシステムにあっては、設計中あるいは設計完
了後の回路図画面上で、直接、文書を付記したり追記す
る文書作成機能を有しているものの、該機能は、上述の
設計関連文書の作成支援までを企図して設けられたもの
ではないため、設計関連文書の提出が必要なときは、設
計者は、まず、回路図等が表示されたCAD画面を参照
しながら、必要な設計要素(設計された電子回路を構成
する電気・電子部品及びこれらの端子等)をその都度抽
出し、抽出した設計要素の名称を用紙等に書き写した
後、例えば、マイクロソフト社のワード95等の専用の
文書作成ツールを使って、設計関連文書を作成しなけれ
ばならなかった。
【0004】また、一旦作成した設計関連文書の所定の
記述が、回路図上のどの設計要素を指しているのかを知
りたいときは、設計者自身が、設計要素の名称等を頼り
に、CAD画面上で探し出すという参照作業を行わなけ
ればならなかった。
【0005】このように、従来のCADシステムには、
設計関連文書の作成支援機能が付加されていないため、
設計関連文書を作成する際には、設計者は、必要な設計
要素の抽出作業から文書入力・編集作業、設計要素の参
照作業までの一連の煩雑な作業を余儀なくされ、しか
も、人間が行う作業であるため、多大の時間がかかる
上、間違いが発生する虞もあった。
【0006】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、電子回路等の設計作業において、設計関連文書
の作成工数の削減化、作成された文書内容の正確化を図
ることができ、設計要素の参照作業の高効率化を達成す
ることもできる文書作成支援装置を提供することを目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、設計データが表示されてい
る画面上で操作者によって任意に選択された設計要素に
対して文字情報として入力されたコメントと、該コメン
トを付加された前記設計要素の名称との組み合わせから
なる文書データを自動的に作成する文書データ作成手段
を備える文書作成支援装置に係り、前記文書データ作成
手段が、操作者によって入力された前記コメントを抽出
するコメント抽出部と、抽出した前記コメントから、該
コメントを付加された前記設計要素の名称を求め、求め
られた設計要素の名称と前記コメントとを結合して文書
データを生成すると共に、生成された前記文書データに
対して操作者が入力装置を操作して編集を行うことも可
能とする文書データ生成/編集部と、作成/編集された
文書データをファイルとして出力する文書データ出力部
とからなることを特徴としている。
【0008】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の設計作業における文書作成支援装置に係り、前記文
書データ作成手段によって作成/編集された前記文書デ
ータの中に含まれる前記設計要素の内、操作者が参照し
たい設計要素を前記設計データが表示されている画面上
で強調表示するための強調表示手段が付加されてなり、
かつ、該強調表示手段が、前記文書データが表示されて
いる画面上で、操作者が参照したい前記設計要素の名称
の選択を行う設計要素名称選択部と、該設計要素名称選
択部において選択された前記設計要素の名称から、記憶
装置に格納されている設計データ中の該当する前記設計
要素を検索する設計要素検索部と、前記設計データが表
示されている画面上で、検索された前記設計要素を強調
表示する設計要素強調部とからなることを特徴としてい
る。
【0009】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載の設計作業における文書作成支援装置に係り、前記文
書データ作成手段が、中央処理装置と記憶手段とを有す
るコンピュータを利用して実現されていることを特徴と
している。
【0010】また、請求項4記載の発明は、請求項1記
載の設計作業における文書作成支援装置に係り、前記強
調表示手段が、中央処理装置と記憶手段とを有するコン
ピュータを利用して実現されていることを特徴としてい
る。
【0011】また、請求項5記載の発明は、請求項1又
は2記載の設計作業における文書作成支援装置に係り、
前記設計データが、回路図、又は機構図であることを特
徴としている。
【0012】
【0013】
【0014】
【作用】請求項1記載の構成では、上記文書データ作成
手段の支援により、文字情報として入力された上記コメ
ントと、該コメントを付加された上記設計要素の名称と
が結合されて、文書データが自動的に作成される。な
お、作成された文書データに対して、操作者が、編集を
行うことも可能である。また、請求項2記載の構成で
は、上記強調表示手段の働きにより、上記文書データ作
成手段によって作成/編集された上記文書データの中に
含まれる上記設計要素の内、操作者が参照したい設計要
素が、上記設計データが表示されている画面上で強調表
示される。それゆえ、この発明の構成によれば、電子回
路や機構等の設計作業において、設計関連文書の作成工
数の削減化、作成された文書内容の正確化を図ることが
でき、設計要素の参照作業の高効率化を達成することも
できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行う。図1は、この発明の一実施例である設
計作業における文書作成支援装置の電気的構成を概念的
に示すブロック図、また、図2は、同文書作成支援装置
の電気的構成をより具体的に示すブロック図である。ま
ず、図1乃至図3を参照して、装置の全体構成から説明
する。この例の文書作成支援装置は、電子回路の設計製
図を支援するCADシステムに組み込まれて、設計品の
テスト報告書、製品指示書、製品仕様書等、様々な設計
関連文書の作成支援環境を提供するもので、図1に示す
ように、設計データ表示部11と、コメント付加部12
と、文書データ作成部13と、強調表示部14とから概
略構成されている。
【0016】上記設計データ表示部11は、電子回路図
や部品表等の設計データ15を画面表示する機能を有し
ている。また、コメント付加部12は、設計データ15
上の任意の設計要素に対して文字情報としてのコメント
を付加し、付加したコメントを設計データ15に重ねて
画面表示する機能を有している。ここで、設計要素と
は、設計された電子回路を構成する集積回路、トランジ
スタ、受動素子等の電気・電子部品及びこれらの端子等
であり、また、設計において、ある種の設計要素に発生
した問題点等が、コメントとして書き込まれる。また、
文書データ作成部13は、コメント付加部12において
文字情報として入力されたコメントと、このコメントを
付加された設計要素の名称とから文書データ16を作成
する機能を有している。なお、文書データ作成部13に
おいても、操作者は、作成された文書データ16に対し
て字句の追加変更等の編集を自由に加えることができ
る。また、強調表示部14は、文書データ作成部13に
おいて作成/編集された文書データ16の中に含まれる
設計要素の内、操作者が参照したい設計要素を設計デー
タ15の表示画面上で強調表示する機能を有している。
【0017】この例の文書作成支援装置は、より具体的
に言うと、図2に示すように、CPU(中央処理装置)
とROMとRAMとからなるデータ処理装置(コンピュ
ータ本体)21と、設計データ15や文書データ16等
を画面表示するCRT等の表示装置(出力装置)22
と、キーボードやマウス等の入力装置23と、設計デー
タ15や文書データを16を記憶する記憶装置24と、
データ処理装置21に上述の各種機能(設計データ15
や文書データ16等の画面表示機能、コメント付加機
能、文書データ作成機能、強調表示機能等)を実現させ
るための文書作成支援プログラムを記録した(機械読み
取り可能な)記録媒体25とから概略構成されている。
上記記録媒体25は、磁気ディスク、半導体メモリ、そ
の他の記録媒体でも良い。文書作成支援プログラムは、
記録媒体25からデータ処理装置21に読み込まれ、デ
ータ処理装置21の動作を制御する。データ処理装置2
1は、文書作成支援プログラムの制御により後述する各
種の処理を実行する。
【0018】次に、図3及び図4を参照して、設計デー
タ表示部11について説明する。図3は、同文書作成支
援装置を構成する設計データ表示部11による電子回路
図(設計データ)15aの画面表示例を示す図、また、
図4は、画面表示されている電子回路図15aを構成す
る個々の設計要素が、どのように関係付けられて記憶装
置24に記憶されているかを示すデータ構造図である。
上記設計データ表示部11の基本的な機能は、電子回路
図15aや部品表等の設計データ15を表示する機能で
あり、この機能は、既存の設計データ表示装置と略同等
のものである。この例では、図3に示すように、設計さ
れた電子回路15aを構成する電気・電子部品(以下、
単に部品という)32や部品32中の端子33が、部品
名34や端子名35と共に表示されるようになってい
る。また、この例における電子回路図15aのデータ構
造は、図4に示すように、端子33,33,…が部品3
2の内部に存在するものなので、部品32の下位に端子
33,33,…が配列されたツリー構造(階層構造)と
なっている。例えば、部品名がA102の部品32は、
図3に示すように、端子名がそれぞれH01,H02,
N01の端子33,33,…を持っているので、データ
構造では、図4に示すように、部品名34がA102の
部品32の下位に、端子名35がそれぞれH01,H0
2,N01の端子33,33,…が配列されている。
【0019】次に、図5乃至図10を参照して、コメン
ト付加部12について詳細に説明する。図5は、コメン
ト付加部12の電気的構成を示すブロック図である。コ
メント付加部12は、同図に示すように、コメント入力
部12aと、コメントデータ生成部12bと、コメント
表示部12cとから構成されている。上記コメント入力
部12aは、表示装置22に画面表示されている設計デ
ータ15の中から操作者によって任意に選択された設計
要素(部品32又は端子33等)に対してコメントを文
書情報として入力させる。コメントデータ生成部12b
は、操作者によって入力されたコメントと、選択された
設計要素との接続を行う。また、コメント表示部12c
は、操作者によって入力されたコメントを、設計データ
15が表示されている画面に重ねて、かつ、選択された
設計要素の近傍に、同時表示する。
【0020】図6は、コメント入力部12aにおけるコ
メント入力画面の表示例を示す図である。ここで、設計
者が、回路を検証した結果、発生した問題点と対応策に
ついて文書を作成する作業を例として、コメント付加部
12の動作を説明すると、設計データ表示部11におい
て(つまり、電子回路図15aが表示されている表示装
置22の画面上で)、操作者がコメント入力を行いたい
設計要素(部品32又は端子33等)を、マウスやキー
ボード等の入力装置23を操作して選択すると、図6に
示すようなコメント入力画面61が表示される(つま
り、コメント入力部12aが起動する)。上記コメント
入力画面61は、同図に示すように、テキストウィンド
ウ(文字列のみの実行画面)62と、入力ボタン63と
によって構成されている。コメントは、操作者が、テキ
ストウィンドウ62上にキーボード等の入力装置23を
操作して文字情報64aとして入力する。この例では、
文字情報64aの内容は、『期待値不一致が発生』であ
る(図6参照)。コメント入力操作は、入力ボタン63
が、キーボードやマウス等の入力装置23によって押下
されることによって完了する。入力ボタン63が押下さ
れると、テキストウィンドウ62上の文字情報64aが
コメントデータ生成部12bに渡される。なお、入力ボ
タン63が押下されるまでは、テキストウィンドウ62
上で文字情報64aは自由に入力と編集が可能である。
【0021】図7は、コメント64を含めた電子回路図
15aのデータ構造の一例を示す図である。コメントデ
ータ生成部12bでは、コメント入力部12aから渡さ
れたコメント64と、選択された設計要素との接続を行
う。この接続処理が完了すると、コメント64は、入力
された文字情報64aと共に、設計データ15のどの設
計要素に入力された文字情報64aが付加されたかを示
すポインタ情報64bとを持つ。この例では、『期待値
不一致が発生』という文字情報64aと、部品名称C0
の部品32へのポインタ情報64bとからコメント64
が構成されている。
【0022】図8は、コメント表示部12cによる電子
回路図15a上へのコメント表示例を示す図である。コ
メント表示部12cは、設計データ表示部11上によっ
て表示装置22に画面表示された電子回路図15a上
で、コメント64を付加する対象の設計要素の近傍にコ
メント64の文字情報64aを表示する。この例では、
同図に示すように、部品名称C0の部品32の近傍に、
内容が、『期待値不一致が発生』の文字情報64aが表
示される。なお、文字情報64aの表示位置は、マウス
等の入力装置23によって、操作者が、適当な位置に移
動可能である。
【0023】図9は、図2の電子回路図15aに対し
て、操作者が入力する全てのコメント情報64,64,
…を付加した結果のデータ構造を示す図である。それぞ
れのコメント情報64,64,…は、図6を参照して上
記したと同様の手順を繰り返して入力される。この結
果、内容が『期待値不一致が発生』という文字情報64
aが、部品名称C0の部品32に、内容が『この出力は
正常』という文字情報64aが、部品名称A103の部
品32の端子名称N01の端子33に、内容が『セット
アップタイム違反発生』という文字情報64aが部品名
称A103の部品32の端子名称H01の端子33に、
内容が『このバッファを1段大きなものに変更』という
文字情報64aが、部品名称A102の部品32に、そ
れぞれ付加される。なお、文字情報64a,64a,…
のそれぞれの付加先は、上記したように、それぞれのコ
メント64,64,…の一部を構成するポインタ情報6
4b,64b,…に記述されている。図10は、図9に
示した全てのコメント情報を、電子回路図の画面上に重
ねて表示した一例を示す図である。
【0024】次に、図11乃至図14を参照して、文書
データ作成部13について詳細に説明する。図11は、
文書データ作成部13の電気的構成を示すブロック図で
ある。文書データ作成部13は、同図に示すように、コ
メント抽出部13aと、文書データ生成/編集部13b
と、文書データ出力部13cとから概略構成されてい
る。上記コメント抽出部13aは、コメント付加部12
において操作者によって入力されたコメント64を抽出
する。文書データ生成/編集部13bは、抽出したコメ
ント64から、このコメント64を付加された設計要素
(部品32又は端子33等)の名称34又は35を求
め、求められた設計要素の名称34又は35とコメント
64とを結合して文書データ16を生成する。なお、文
書データ生成/編集部13bにおいても、生成された文
書データ16に対して操作者が入力装置23を操作して
編集を行うことも可能となっている。また、文書データ
出力部13cは、作成/編集された文書データ16をフ
ァイルとして出力する。
【0025】図12は、コメント抽出部13aによって
抽出されたコメント情報を示す図である。この例では、
図9に示すデータ構造より、コメント情報を抽出したも
のである。コメント情報は、上記したように、文字情報
64aとコメント64のオーナとなる設計要素へのポイ
ンタ情報64bとを持つ。コメント情報では、全てのコ
メント64,64,…についてポインタ情報64b,6
4b,…を辿ってオーナとなる設計要素を求める。この
例では、設計データ15として電子回路図15aを用い
ているが、端子33のように、さらに、オーナとなる部
品32が存在する場合には、その部品32まで求める。
【0026】図13は、文書データ生成/編集部13b
における文書データ作成の一例を示す図である。ここで
言う文書データの作成とは、文字情報64aとして入力
されたコメント64が、どの設計要素に付加されたかが
判るようにコメント64の文字情報64aと、このコメ
ント64を付加された設計要素の名称34又は35との
組み合わせからなる文書データを作成することである。
コメント1個につき1行又は数行の文書を生成し、その
内容は、この例では、図13に示すように、コメント6
4が付加された設計要素の名称34又は35、空白3
6、コメント64の文字情報64aという順番とされ
る。ここで、設計要素が端子33の場合は、電子回路図
15a中のどの設計要素であるかを特定するのに、端子
33のオーナである部品32の名称34も必要であるの
で、部品名称34と端子名称35との間に特定のデリミ
タ(区切りを表す記号)37を挿入して設計要素の名称
とする。この例では、デリミタ37として、コロ
ン(:)が用いられている。作成された文書は、テキス
ト編集画面71に表示される。
【0027】図14は、文書データ生成/編集部13b
における文書データ編集の一例を示す図である。図13
で作成された文書は、そのまま文書として使える場合も
あるが、通常は、コメント64の記述の順番を変更した
り、コメント64,64間のつなぎの字句の挿入等が必
要であり、文書のひな型と言えるものである。このた
め、図13で作成された文書をテキスト編集画面71上
で、キーボードやマウス等の入力装置22によって操作
者が編集を行う。図14は、図13の文書に対して編集
を行った一例である。文書データ出力部13cは、図1
3又は(編集された場合には)図14のテキスト編集画
面71上に表示された文書データ16をそのまま通常の
テキストファイル形式で出力して、記憶装置24に転送
する。
【0028】次に、図15乃至図18を参照して、強調
表示部14について説明する。図15は、強調表示部1
4の電気的構成を示すブロック図である。強調表示部1
4は、同図に示すように、設計要素名称選択部14a
と、設計要素検索部14bと、設計要素強調部14cと
からなっている。上記設計要素名称選択部14aは、表
示装置22に画面表示されている文書データ16中か
ら、操作者が参照したい設計要素(部品32又は端子3
3等)の名称の選択を行う。また、設計要素検索部14
bは、設計要素名称選択部14aにおいて選択された設
計要素の名称から、記憶装置24にツリー構造で格納さ
れている設計データ15中の該当する設計要素を検索す
る。また、設計要素強調部14cは、表示装置22に表
示されている設計データ15の画面上で、検索された設
計要素を強調表示する。
【0029】図16は、設計要素名称選択部14aの実
行例を示す図である。テキスト表示画面71に文書デー
タ作成部13が出力した文書データ16の内容がそのま
ま表示される。操作者は、参照を行いたい設計要素につ
いて、テキスト表示画面71上でマウスやキーボード等
の入力装置22によって設計要素の名称部分34又は3
5を選択する。この画面の例では、部品名称A102の
部品32が選択Sされ、名称部分34の表示が選択状態
となっている。なお、設計要素が、端子33の場合に
は、部品名称34、デリミタ(:)37、端子名称35
という形式で設計要素の名称が生成されるので、このと
きは、デリミタ37も含めて設計要素の名称全体を選択
する。選択された設計要素の名称は、強調ボタン81を
押下することにより、次の設計要素検索部14bに渡さ
れる。
【0030】図17は、設計要素検索部14bによっ
て、設計要素名称選択部14aで選択された名称の設計
要素を検索する実行例を示す図である。上記設計要素検
索部14bは、設計要素名称選択部14aで選択された
設計要素の名称を、図4に示される記憶装置24に格納
された電子回路図15aのデータ構造上で検索する。こ
の例では、部品名称A102の部品32が検索されてい
る(図16及び図17参照)。なお、端子33を検索す
る場合には、設計要素の名称が、部品名称34、デリミ
タ(:)37、端子名称35という形式で渡されるの
で、まず、部品名称34から部品32の検索を行い、さ
らに、部品32に属する全ての端子33について端子名
称35から端子33の検索を行う。例えば、設計要素の
名称が、A103:H01の場合は、部品名称A103
の部品32を検索し、さらに、端子名称H01の端子3
3を検索する。図18は、設計要素強調部14cによっ
て、設計要素検索部14bで検索された部品の強調表示
を行う表示例を示す図である。この例では、部品名称A
103の部品32の強調表示を行っている。なお、強調
表示の方法については、この例では、部品32の背景を
変更することで行っているが、他に表示色を変更する方
法等が考えられる。
【0031】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、この発明
の文書作成支援装置は、回路設計に限らず、機械設計、
建築設計などにも適用できる。
【0032】以上説明したように、請求項1記載の構成
では、上記文書データ作成手段の支援により、文字情報
として入力された上記コメントと、該コメントを付加さ
れた上記設計要素の名称とが結合されて、文書データが
自動的に作成される。なお、作成された文書データに対
して、操作者が、編集を行うことも可能である。また、
請求項2記載の構成では、上記強調表示手段の働きによ
り、上記文書データ作成手段によって作成/編集された
上記文書データの中に含まれる上記設計要素の内、操作
者が参照したい設計要素が、上記設計データが表示され
ている画面上で強調表示される。それゆえ、この発明の
構成によれば、電子回路や機構等の設計作業において、
設計関連文書の作成工数の削減化、作成された文書内容
の正確化を図ることができ、設計要素の参照作業の高効
率化を達成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である設計作業における文
書作成支援装置の電気的構成を概念的に示すブロック図
である。
【図2】同文書作成支援装置の電気的構成をより具体的
に示すブロック図である。
【図3】同文書作成支援装置を構成する設計データ表示
部による電子回路図(設計データ)の画面表示例を示す
図である。
【図4】画面表示されている同電子回路図を構成する個
々の設計要素が、どのように関係付けられて記憶装置に
記憶されているかを示すデータ構造図である。
【図5】同文書作成支援装置を構成するコメント付加部
の電気的構成を示すブロック図である。
【図6】同コメント付加部のコメント入力部におけるコ
メント入力画面の表示例を示す図である。
【図7】入力されたコメントを含めた電子回路図のデー
タ構造の一例を示すデータ構造図である。
【図8】同コメント付加部のコメント表示部による電子
回路図上へのコメント表示例を示す図である。
【図9】図2の電子回路図に対して、操作者が入力する
全てのコメント情報を付加した結果のデータ構造を示す
図である。
【図10】図9に示した全てのコメント情報を、電子回
路図の画面上に重ねて表示した一例を示す図である。
【図11】同文書作成支援装置を構成する文書データ作
成部の電気的構成を示すブロック図である。
【図12】同文書データ作成部のコメント抽出部によっ
て抽出されたコメント情報を示す図である。
【図13】同文書データ作成部の文書データ生成/編集
部における文書データ作成の一例を示す図である。
【図14】同文書データ生成/編集部における文書デー
タ編集の一例を示す図である。
【図15】同文書作成支援装置を構成する強調表示部の
電気的構成を示すブロック図である。
【図16】同強調表示部を構成する設計要素名称選択部
の実行例を示す図である。
【図17】同強調表示部を構成する設計要素検索部によ
って、同設計要素名称選択部で選択された名称の設計要
素を検索する実行例を示す図である。
【図18】同強調表示部を構成する設計要素強調部によ
って、同設計要素検索部で検索された部品の強調表示を
行う表示例を示す図である。
【符号の説明】
11 設計データ表示部 12 コメント付加部 12a コメント入力部 61 コメント入力画面 64 コメント 64a 文字情報 64b ポインタ情報 12b コメントデータ生成部 12c コメント表示部 13 文書データ作成部(文書データ作成手段) 13a コメント抽出部 13b 文書データ生成/編集部 13c 文書データ出力部 14 強調表示部(強調表示手段) 14a 設計要素名称選択部 14b 設計要素検索部 14c 設計要素強調部 15 設計データ 15a 電子回路図(設計データ) 16 文書データ 21 データ処理装置(文書作成支援装置の要部) 22 表示装置 23 入力装置 24 記憶装置 25 記録媒体 32 部品(設計要素) 33 端子(設計要素) 34 部品名(設計要素の名称) 35 端子名(設計要素の名称)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設計データが表示されている画面上で操
    作者によって任意に選択された設計要素に対して文字情
    報として入力されたコメントと、該コメントを付加され
    た前記設計要素の名称との組み合わせからなる文書デー
    タを自動的に作成する文書データ作成手段を備える文書
    作成支援装置であって、 前記文書データ作成手段は、 操作者によって入力された前記コメントを抽出するコメ
    ント抽出部と、 抽出した前記コメントから、該コメントを付加された前
    記設計要素の名称を求め、求められた設計要素の名称と
    前記コメントとを結合して文書データを生成すると共
    に、生成された前記文書データに対して操作者が入力装
    置を操作して編集を行うことも可能とする文書データ生
    成/編集部と、 作成/編集された文書データをファイルとして出力する
    文書データ出力部とからなることを特徴とする設計作業
    における文書作成支援装置。
  2. 【請求項2】 前記文書データ作成手段によって作成/
    編集された前記文書データの中に含まれる前記設計要素
    の内、操作者が参照したい設計要素を前記設計データが
    表示されている画面上で強調表示するための強調表示手
    段が付加されてなり、かつ、 該強調表示手段は、 前記文書データが表示されている画面上で、操作者が参
    照したい前記設計要素の名称の選択を行う設計要素名称
    選択部と、 該設計要素名称選択部において選択された前記設計要素
    の名称から、記憶装置に格納されている設計データ中の
    該当する前記設計要素を検索する設計要素検索部と、 前記設計データが表示されている画面上で、検索された
    前記設計要素を強調表示する設計要素強調部とからなる
    ことを特徴とする請求項1記載の設計作業における文書
    作成支援装置。
  3. 【請求項3】 前記文書データ作成手段は、中央処理装
    置と記憶手段とを有するコンピュータを利用して実現さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の設計作業にお
    ける文書作成支援装置。
  4. 【請求項4】 前記強調表示手段は、中央処理装置と記
    憶手段とを有するコンピュータを利用して実現されてい
    ることを特徴とする請求項2記載の設計作業における文
    書作成支援装置。
  5. 【請求項5】 前記設計データは、回路図、又は機構図
    であることを特徴とする請求項1又は2記載の設計作業
    における文書作成支援装置。
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