JP2005276159A - 回路図面表示データ生成装置およびそのプログラム並びに回路図面表示データ生成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 階層設計された回路図面を、専用の回路図作成プログラムを持たないコンピュータを用いて容易に閲覧可能とするための階層図面表示データを生成する。
【解決手段】 回路図作成プログラムで作成された階層構造を有する回路図面をもとに、PDF形式の階層図面表示データを生成する。まず、階層情報に基づいて、各階層図面で一つの回路要素として表示される機能回路ブロックとそれを展開した下位の階層図面との関連付けを抽出し階層構造データを生成する。続いて、階層構造データとシンボル情報とを用いて、各機能回路ブロックの座標を求め、当該座標から下位階層図面へのリンクデータを生成する。その後、各階層図面の描画データ、生成された階層構造データおよびリンクデータを結合して階層図面表示データを生成する。
【選択図】 図1
【解決手段】 回路図作成プログラムで作成された階層構造を有する回路図面をもとに、PDF形式の階層図面表示データを生成する。まず、階層情報に基づいて、各階層図面で一つの回路要素として表示される機能回路ブロックとそれを展開した下位の階層図面との関連付けを抽出し階層構造データを生成する。続いて、階層構造データとシンボル情報とを用いて、各機能回路ブロックの座標を求め、当該座標から下位階層図面へのリンクデータを生成する。その後、各階層図面の描画データ、生成された階層構造データおよびリンクデータを結合して階層図面表示データを生成する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、特定の回路図作成プログラムで作られた階層図面をもとに、閲覧用の階層図面表示データを生成する回路図面表示データ生成装置およびそのプログラム並びに回路図面表示データ生成方法に関する。
階層設計された回路図を画面上で容易に確認するための技術が開発されている。例えば、特許文献1には、階層設計された上位回路図上で下層回路図を表示するシンボルを指定すると、上位回路図上のシンボルを下層回路が表示できる大きさに変更し、そのなかに下層回路図を表示する回路図作成表示装置が開示されている。また、特許文献2には、ウィンドウに表示されるブロックのシンボルサイズとウィンドウサイズとの比率を算出し、その比率の大小に従って、該当ブロックの表示をシンボル表示にするか、スケマティックの表示にするか決定する電気回路図表示装置が開示されている。
特開平5−225274号公報
特開平6−83894号公報
階層設計機能を有する専用の回路図作成プログラムを用いて作成された階層図面は、独自の記述形式を有しているため、その専用プログラム(例えばCADプログラム)がインストールされたコンピュータでのみ閲覧することができる。従って、当該コンピュータが設置されていない場所で図面を閲覧する場合には、画面上に表示される各階層の回路図を予め印刷し、その印刷図面を閲覧しているのが現状である。
また、階層図面とともに階層間の接続情報を一括して印刷することが可能なものもあるが、上位階層図面に一つのシンボルとして表示された回路ブロックに対する下位階層図面は、上記印刷した接続情報を手掛かりに手作業で探し出さなければならず、図面閲覧時の作業性が低かった。特に、集積回路装置のように階層数、ブロック数の多い大規模回路の場合、上述のような従来の閲覧方法により図面の構成や機能を把握するには多大な困難を伴う。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、階層設計された回路図面を、専用の回路図作成プログラムを持たないコンピュータを用いて容易に閲覧可能とするための階層図面表示データを生成する回路図面表示データ生成装置およびそのプログラム並びに回路図面表示データ生成方法を提供することにある。
請求項1、9、12に記載した手段によれば、CADなどにより提供されている専用の回路図作成プログラムを用いて作成された階層構造を有する回路図面をもとにして、リンク機能を有する電子情報の閲覧用プログラムにより閲覧可能な階層図面表示データを生成することができる。生成に用いる図面データは、階層構造を有する回路図面の階層情報、各階層図面における各回路要素のシンボル情報(座標などの情報)、および各階層図面の描画データである。これらは、回路図作成プログラムを実行すると生成されるデータであり、最初に一括して入力し或いは必要となった時点で入力すればよい。また、必要となった時点で専用の回路図作成プログラムを呼び出して作成させてもよい。
はじめに、図面の階層情報に基づいて、各階層図面において一つの回路要素として表示される機能回路ブロックと当該機能回路ブロックを展開した下位の階層図面との関連付けを抽出し、階層図面の階層構造データを生成する。そして、生成された階層構造データと上記シンボル情報とを用いて、下位階層図面に関連付けられた各機能回路ブロックの当該階層図面における座標を求め、当該座標から下位階層図面へのリンクデータを生成する。その後、各階層図面の描画データ、生成された階層構造データおよびリンクデータを結合して、階層図面表示データを生成する。
本手段によれば、パソコンなどで汎用的に使用されている電子情報の閲覧用プログラムを用いて、機能回路ブロックを表示する図面と、その機能回路ブロックを展開した下位の階層の図面とを関連付けながら表示することができるので、専用の回路図作成プログラムを使用できない環境下においても階層図面を容易に閲覧することができ、従来に比べて図面参照作業の作業性を格段に高めることができる。
請求項2に記載した手段によれば、階層構造を有する回路図面の階層情報が、回路図の階層構造に対応してコンピュータの記憶手段に階層的に作られたフォルダに格納された図面データである場合、フォルダのパスを順にルート探索することにより、階層図面の階層構造データを生成することができる。
請求項3に記載した手段によれば、重複して用いられる機能回路ブロックに対して同一の下位階層図面への関連付けを行うので、図面データを重複して持つ必要がなく、階層図面表示データの容量を低減することができる。
請求項4に記載した手段によれば、各階層図面についての表示出力の要否情報が付加された階層構造データを生成するので、各図面ごとに表示の要否を指定することができる。また、重複して用いられる機能回路ブロックの下位階層図面への関連付けに表示出力不要情報を付加するので、例えば回路図全体を表示または印刷する場合、重複して用いられる図面を2枚以上表示または印刷することがなくなる。
請求項5、6、10、11、13、14に記載した手段によれば、階層図面表示データに、各階層図面における各回路要素のテキスト情報が埋め込みまたは結合により付加されるので、上記電子情報の閲覧用プログラムを用いて各回路要素の情報(名称、符号、略号、数値等)をテキスト検索することができる。これにより、階層図面の数が多い場合であっても、目的とする回路要素に容易に辿り着くことができ、作業性を一層高めることができる。
請求項7に記載した手段によれば、テキスト情報は描画背景色または透明色を有しているので、各階層図面を表示する場合に、各回路要素の情報が例えば画像とテキストとで二重に表示されて見えることがない。
請求項8に記載した手段によれば、各回路要素について表示されるテキスト情報は、同じ回路要素について表示される非テキスト情報(例えば画像情報)とは異なる表示座標を有しているので、上記電子情報の閲覧用プログラムを用いて検索した結果検索されたテキスト情報がハイライト表示(反転表示、所定色表示等)された時に、非テキスト情報の表示が当該ハイライト表示によって消失することがない。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について図1ないし図10を参照しながら説明する。
図1は、回路図面表示データ生成装置の概略構成をデータの流れとともに示したものである。この図1に示す回路図面表示データ生成装置1(以下、表示データ生成装置1と称す)は、パソコンやワークステーションなどのコンピュータにより構成されており、当該コンピュータの演算手段2が回路図面表示データ生成プログラム(以下、表示データ生成プログラムと称す)を実行することにより実現されている。
以下、本発明の第1の実施形態について図1ないし図10を参照しながら説明する。
図1は、回路図面表示データ生成装置の概略構成をデータの流れとともに示したものである。この図1に示す回路図面表示データ生成装置1(以下、表示データ生成装置1と称す)は、パソコンやワークステーションなどのコンピュータにより構成されており、当該コンピュータの演算手段2が回路図面表示データ生成プログラム(以下、表示データ生成プログラムと称す)を実行することにより実現されている。
このコンピュータは、CADプログラムが組み込まれたものであっても、組み込まれていないものであってもよく、後者の場合にはCADプログラムが組み込まれたコンピュータ(図示せず)から記録媒体やネットワーク等を介して図面データ(後述)を入力すればよい。図1は、表示データ生成装置1を構成するコンピュータの記憶手段3(ハードディスク装置など)に、図面データが格納されている状態を模式的に示している。
一般に、CADプログラムは、シミュレータ、ネットリストの生成プログラム、マッピングプログラム、回路最適化プログラム、セルライブラリ、回路図作成プログラムなどが統合されて構成されている。このうち回路図作成プログラム(回路図エディタ)は、表示図面を生成するものである。階層構造を有する回路図面(階層図面と称す)を表す描画データは、例えばページ記述言語であるPostScript(登録商標)を用いて記述されている。
各階層図面における部品(トランジスタ、ダイオード、抵抗、コンデンサ、コンパレータ、IC、回路ブロック等の回路要素)のシンボルの座標は、シンボル情報として別のファイルとされている。このシンボル情報には、各階層図面の用紙の面積座標も含まれている。本実施形態では、シンボル情報と描画データについては、必要となった時点で回路図作成プログラムを呼び出して生成させている。
本発明の表示データ生成装置1は、これら階層情報、シンボル情報および描画データからなる図面データを入力とし、階層図面表示データを生成し出力するものである。この階層図面表示データは、電子ドキュメントの汎用フォーマットであるPDF(登録商標)形式で生成されており、PDFファイルの閲覧用プログラムを用いてパソコンなどのコンピュータで容易に閲覧することができる。従って、上記PDFファイルの閲覧用プログラムが組み込まれていれば、表示データ生成装置1のコンピュータ、CADプログラムが組み込まれたコンピュータに限らず、事業所の設計部門や製造部門に設置された各コンピュータでも閲覧することが可能となる。
それでは、図2ないし図10を参照しながら階層図面表示データの生成方法について説明する。まず、図2は、生成した階層図面表示データを上記閲覧用プログラムを用いてディスプレイ(表示手段)上に出力したときの画面表示の一例を示している。画面の左側部分は、回路図相互間の階層構造をツリー表示により示す「しおり」表示欄となっており、その右側に回路図が表示されるようになっている。
回路図表示欄の上段に表示された回路図Aは全体回路であって、単一素子であるトランジスタ、ダイオード、抵抗、コンデンサの各シンボルが表示されている他、回路ブロックx(機能回路ブロックに相当)を表すボックス状のシンボルと、コンパレータy(機能回路ブロックに相当)のシンボル、配線等が表示されている。この回路図はカラー表示されており、回路ブロックxのシンボルとコンパレータyのシンボルは、例えばピンク色の矩形枠xb、ybにより囲まれている。
回路図表示欄の下段に表示された回路図Xは、回路ブロックxを展開した下層の回路図であって、単一素子であるトランジスタ、ダイオード、抵抗、コンデンサの各シンボル、コンパレータyのシンボル、配線等が表示されている。この例では、回路図Aと回路図Xの両方でコンパレータyを重複使用している。図2には示されていないが、コンパレータyを展開した更に下層の回路図Yを表示させることもできる。図3は、図2に示した回路図A、X、Yを模式的に示しており、図4は、それら回路図A、X、Yの階層構造を示している。以下においては、この図2ないし図4に示した回路図を例に説明する。
図5は、表示データ生成装置1が実行する表示データ生成プログラムのフローチャートを示しており、図6は、そのフローチャートのステップS6、S7、S8の処理内容を説明する図である。また、図7は、ステップS4の「しおり作成」サブルーチンのフローチャートを示しており、図8は、当該しおり作成処理を「しおり作成」サブルーチンの各ステップに対応付けながら具体的に説明する図である。さらに、図9は、ステップS5の「リンク生成」サブルーチンのフローチャートを示しており、図10は、当該リンク生成処理を「リンク生成」サブルーチンの各ステップに対応付けながら具体的に説明する図である。
まず、図5において、表示データ生成装置1を構成するコンピュータの演算手段2は、ステップS1で変数等の初期設定を行い、ステップS2でディスプレイにメニューを表示する。このメニューとは、生成する階層図面表示データの属性を選択させるもので、例えば、生成した階層図面を表示する際の背景色、シンボルおよび配線の太さ、階層図面間のリンクの有無などの選択メニューである。ステップS3において、作業者がキーボードなどの入力手段を用いて選択したメニュー番号を入力する。
続くステップS4は、「しおり生成」サブルーチンであり、本発明でいう階層構造データ生成ステップに相当する。このサブルーチンは、階層情報に基づいて、各階層図面において一つの回路要素として表示される機能回路ブロック(図2、図3においては回路ブロックxとコンパレータy)と当該機能回路ブロックを展開した下位の階層図面(図2、図3においては回路図Xと回路図Y)との関連付けを抽出し、階層図面の階層構造データ(しおり)を生成する処理を行う。
[図8の処理1]
図7および図8で示すしおり生成処理において、演算手段2は、記憶手段3の中に「調査前」、「調査済」という名称を持つ2つの変数領域を準備する。演算手段2は、図7に示すステップS11の初期化処理において、CADの回路図作成プログラムにより作成された階層フォルダを探索し、回路図Aのデータが格納されたルートフォルダのパス(「Aのパス」)を「調査前」に格納する。
図7および図8で示すしおり生成処理において、演算手段2は、記憶手段3の中に「調査前」、「調査済」という名称を持つ2つの変数領域を準備する。演算手段2は、図7に示すステップS11の初期化処理において、CADの回路図作成プログラムにより作成された階層フォルダを探索し、回路図Aのデータが格納されたルートフォルダのパス(「Aのパス」)を「調査前」に格納する。
[図8の処理2〜処理6]
続いて、図7に示すステップS12に移行して、「調査前」に残っているパスがあるかどうかを判断する。ここでは「調査前」に「Aのパス」が存在するため、「YES」と判断してステップS13に移行し、当該残存する「Aのパス」を抜き出す。「調査前」にパスが残っていない場合には「NO」と判断してステップS19に移行し、変数「調査済」の内容を「しおり」に変換する(図8の処理22を参照)。
続いて、図7に示すステップS12に移行して、「調査前」に残っているパスがあるかどうかを判断する。ここでは「調査前」に「Aのパス」が存在するため、「YES」と判断してステップS13に移行し、当該残存する「Aのパス」を抜き出す。「調査前」にパスが残っていない場合には「NO」と判断してステップS19に移行し、変数「調査済」の内容を「しおり」に変換する(図8の処理22を参照)。
ステップS14では、階層フォルダを探索することにより、抜き出した回路図に下層の回路図が存在するかどうかを判断する。図2ないし図4に示すように、回路図A内の回路ブロックxとコンパレータyにそれぞれ下層の回路図XとYが存在しているため、演算手段2は、「YES」と判断してステップS15に進み、回路図Xのデータが格納されたフォルダのパス(「Xのパス」)と、回路図Yのデータが格納されたフォルダのパス(「Yのパス」)とを「調査前」に格納する。下層の回路図が存在しない場合には、ステップS14において「NO」と判断してステップS15をスキップする。
その後、ステップS16において、ステップS13で抜き出したパス(ここでは「Aのパス」)が「調査済」に存在するかどうかを判断する。「Aのパス」は「調査済」には存在しないので、「NO」と判断してステップS17に移行し、その抜き出した「Aのパス」に対し印刷可否情報(ここでは「印刷可」)、頁(ここでは1)、階層数(ここでは2)の3つの情報を付加して「調査済」に格納する。一方、「調査済」に存在する場合には、ステップS16で「YES」と判断してステップS18に移行し、その抜き出したパスに対し「印刷不可」、重複頁、階層数の3つの情報を付加して「調査済」に格納する。
ここで、「印刷可」または「印刷不可」の値をとる印刷可否情報とは、当該パスにより指定される階層図面を画面表示または印刷するかどうかを示す情報で、回路図が複数の階層図面で重複して用いられている場合に、同じ回路図面が重複して画面表示または印刷されることを防止するために用いられる。パスが「調査済」に存在しない場合には重複がないため「印刷可」とされ(ステップS17)、パスが「調査済」に存在する場合には重複となるため「印刷不可」とされる(ステップS18)。頁は、当該パスにより指定される階層図面を示すシリアル番号であって、重複して用いられる階層図面を示すパスには同一の頁番号が付される。階層数は、下層の回路図の数(回路図Aに対しては回路図XとYの2つ)を示している。
[図8の処理7〜処理11]
演算手段2は、その後図7に示すステップS12に移行して、「調査前」に残っているパスがあるかどうかを判断する。ここでは「調査前」に「Xのパス」と「Yのパス」が存在するため、「YES」と判断してステップS13に移行し「Xのパス」を抜き出す。続くステップS14では、階層化されたフォルダを探索することにより、抜き出した回路図Xに下層の回路図が存在するかどうかを判断する。回路図X内のコンパレータyに下層の回路図Yが存在しているため、演算手段2は、「YES」と判断してステップS15に進み、回路図Yのデータが格納されたフォルダのパス(「Yのパス」)を「調査前」に格納する。
演算手段2は、その後図7に示すステップS12に移行して、「調査前」に残っているパスがあるかどうかを判断する。ここでは「調査前」に「Xのパス」と「Yのパス」が存在するため、「YES」と判断してステップS13に移行し「Xのパス」を抜き出す。続くステップS14では、階層化されたフォルダを探索することにより、抜き出した回路図Xに下層の回路図が存在するかどうかを判断する。回路図X内のコンパレータyに下層の回路図Yが存在しているため、演算手段2は、「YES」と判断してステップS15に進み、回路図Yのデータが格納されたフォルダのパス(「Yのパス」)を「調査前」に格納する。
その後、ステップS16において、抜き出した「Xのパス」が「調査済」に存在するかどうかを判断する。「Xのパス」は「調査済」には存在しないので、「NO」と判断してステップS17に移行し、その抜き出した「Xのパス」に対し印刷可否情報(ここでは「印刷可」)、頁(ここでは2)、階層数(回路図Xの下層には回路図Yのみが存在するため1)の3つの情報を付加して「調査済」に格納する。
[図8の処理12〜処理16]
演算手段2は、再びステップS12に移行して、「調査前」に残っているパスがあるかどうかを判断する。ここでは「調査前」に「Yのパス(回路図Xの下層)」と「Yのパス(回路図Aの下層)」が存在するため、「YES」と判断してステップS13に移行し「Yのパス(回路図Xの下層)」を抜き出す。続くステップS14では、階層化されたフォルダを探索することにより、抜き出した回路図Yに下層の回路図が存在するかどうかを判断する。回路図Yに下層の回路図は存在しないため、演算手段2は、「NO」と判断してステップS16に移行する。
演算手段2は、再びステップS12に移行して、「調査前」に残っているパスがあるかどうかを判断する。ここでは「調査前」に「Yのパス(回路図Xの下層)」と「Yのパス(回路図Aの下層)」が存在するため、「YES」と判断してステップS13に移行し「Yのパス(回路図Xの下層)」を抜き出す。続くステップS14では、階層化されたフォルダを探索することにより、抜き出した回路図Yに下層の回路図が存在するかどうかを判断する。回路図Yに下層の回路図は存在しないため、演算手段2は、「NO」と判断してステップS16に移行する。
ステップS16において、抜き出した「Yのパス」が「調査済」に存在するかどうかを判断する。「Yのパス」は「調査済」には存在しないので、「NO」と判断してステップS17に移行し、その抜き出した「Yのパス」に対し印刷可否情報(ここでは「印刷可」)、頁(ここでは3)、階層数(回路図Yの下層は存在しないため0)の3つの情報を付加して「調査済」に格納する。
[図8の処理17〜処理21]
演算手段2は、再びステップS12に移行して、「調査前」に残っているパスがあるかどうかを判断する。ここでは「調査前」に「Yのパス(回路図Aの下層)」が存在するため、「YES」と判断してステップS13に移行し「Yのパス(回路図Aの下層)」を抜き出す。続くステップS14では、フォルダを探索することにより、抜き出した回路図Yに下層の回路図が存在するかどうかを判断する。回路図Yに下層の回路図は存在しないため、演算手段2は「NO」と判断してステップS16に移行する。
演算手段2は、再びステップS12に移行して、「調査前」に残っているパスがあるかどうかを判断する。ここでは「調査前」に「Yのパス(回路図Aの下層)」が存在するため、「YES」と判断してステップS13に移行し「Yのパス(回路図Aの下層)」を抜き出す。続くステップS14では、フォルダを探索することにより、抜き出した回路図Yに下層の回路図が存在するかどうかを判断する。回路図Yに下層の回路図は存在しないため、演算手段2は「NO」と判断してステップS16に移行する。
ステップS16において、抜き出した「Yのパス」が「調査済」に存在するかどうかを判断する。「Yのパス」は既に「調査済」に存在するため、「YES」と判断してステップS18に移行し、その抜き出した「Yのパス」に対し「印刷不可」、頁(ここでは3)、階層数(回路図Yの下層は存在しないため0)の3つの情報を付加して「調査済」に格納する。
[図8の処理22]
演算手段2は、再びステップS12に移行して、「調査前」に残っているパスがあるかどうかを判断する。ここでは「調査前」にパスが存在しないため、「NO」と判断してステップS19に移行する。このステップS19では、変数「調査済」の内容を「しおり」すなわち階層構造データに変換する。この階層構造データは、PDFmark operatorを用いたテキスト形式となっている(図8の処理22を参照)。
演算手段2は、再びステップS12に移行して、「調査前」に残っているパスがあるかどうかを判断する。ここでは「調査前」にパスが存在しないため、「NO」と判断してステップS19に移行する。このステップS19では、変数「調査済」の内容を「しおり」すなわち階層構造データに変換する。この階層構造データは、PDFmark operatorを用いたテキスト形式となっている(図8の処理22を参照)。
次に、ステップS5(図5)の「リンク生成」サブルーチンの処理内容を図9および図10を参照しながら説明する。この「リンク生成」サブルーチンは、本発明でいうリンクデータ生成ステップに相当し、「しおり生成」サブルーチンにより生成された変数である「調査済」(階層構造データでもよい)とシンボル情報とを用いて、下位階層図面が存在する回路ブロックの当該階層図面(回路図Aと回路図X)における座標(回路ブロックxとコンパレータyのシンボルを囲む矩形枠xb、ybの座標)を求め、その座標から下位階層図面(回路図X、Yと回路図Y)へのリンクデータを生成する処理を行う。このリンクデータは、図2に示す閲覧画面において、ピンク色の矩形枠xbまたはyb内をクリックした時に、その下層図面である図面Xまたは図面Yを表示させるために用いられる。
[図9、図10のステップS21、S22]
演算手段2は、図9に示すステップS21において、「しおり生成」サブルーチンにより生成された変数である「調査済」を入力し、ステップS22において、印刷可否情報が「印刷可」であって且つ階層が0でないパス(ここでは「Aのパス」と「Xのパス」)を抽出する。
演算手段2は、図9に示すステップS21において、「しおり生成」サブルーチンにより生成された変数である「調査済」を入力し、ステップS22において、印刷可否情報が「印刷可」であって且つ階層が0でないパス(ここでは「Aのパス」と「Xのパス」)を抽出する。
[図9、図10のステップS23〜ステップS26]
続くステップS23からS25では、抽出したパスで指定される回路図の調査用スクリプトを生成し、CADプログラムの回路図作成プログラムを呼び出して調査用スクリプトを実行させ、回路図の用紙の面積座標および回路図面中のシンボルのXY座標(左下)を抽出する。この処理は、本発明でいうシンボル情報の入力に相当する。
続くステップS23からS25では、抽出したパスで指定される回路図の調査用スクリプトを生成し、CADプログラムの回路図作成プログラムを呼び出して調査用スクリプトを実行させ、回路図の用紙の面積座標および回路図面中のシンボルのXY座標(左下)を抽出する。この処理は、本発明でいうシンボル情報の入力に相当する。
一例として、回路図Aについては、用紙の面積座標(10,10,300,200)、回路ブロックxの矩形枠xbのXY座標(50,100)およびコンパレータyの矩形枠ybのXY座標(150,50)を抽出し、回路図Xについては、用紙の面積座標(20,20,500,400)およびコンパレータyの矩形枠ybのXY座標(70,100)を抽出する。そして、演算手段2は、ステップS26において、各シンボルについて下層の印刷該当頁を抽出し、それを上記座標とともに記憶手段3またはメモリに格納する。
[図9、図10のステップS27〜ステップS29]
ステップS27からS29では、上記シンボルのXY座標(左下)からスクリプトを生成し、CADプログラムの回路図作成プログラムを呼び出して当該スクリプトを実行させ、シンボルの面積座標を抽出する。この処理も、本発明でいうシンボル情報の入力に相当する。一例として、回路図Aの回路ブロックxの矩形枠xbに係る面積座標は(50,100,120,170)、回路図Aのコンパレータyの矩形枠ybに係る面積座標は(150,50,250,130)、回路図Xのコンパレータyの矩形枠ybに係る面積座標は(70,100,200,250)となる。
ステップS27からS29では、上記シンボルのXY座標(左下)からスクリプトを生成し、CADプログラムの回路図作成プログラムを呼び出して当該スクリプトを実行させ、シンボルの面積座標を抽出する。この処理も、本発明でいうシンボル情報の入力に相当する。一例として、回路図Aの回路ブロックxの矩形枠xbに係る面積座標は(50,100,120,170)、回路図Aのコンパレータyの矩形枠ybに係る面積座標は(150,50,250,130)、回路図Xのコンパレータyの矩形枠ybに係る面積座標は(70,100,200,250)となる。
[図9、図10のステップS30]
演算手段2は、ステップS30において、上記回路図の用紙の面積座標データ、シンボルの面積座標データおよび下層の印刷該当頁のデータをリンクデータに変換する。このリンクデータは、PDFmark operatorを用いたテキスト形式となっている。
この場合、用紙の面積座標の左下座標を(0,0)とし、各シンボルの面積座標もそれに合わせて修正する。すなわち、回路図Aについては、用紙の面積座標が(0,0,290,190)、回路ブロックxの矩形枠xbの面積座標が(40,90,110,160)、コンパレータyの矩形枠ybの面積座標が(140,40,240,120)となり、回路図Xについては、用紙の面積座標が(0,0,480,380)、コンパレータyの矩形枠ybの面積座標が(50,80,180,230)となる。なお、全ての回路図の用紙サイズを同一とする場合にはその変換も行う。
演算手段2は、ステップS30において、上記回路図の用紙の面積座標データ、シンボルの面積座標データおよび下層の印刷該当頁のデータをリンクデータに変換する。このリンクデータは、PDFmark operatorを用いたテキスト形式となっている。
この場合、用紙の面積座標の左下座標を(0,0)とし、各シンボルの面積座標もそれに合わせて修正する。すなわち、回路図Aについては、用紙の面積座標が(0,0,290,190)、回路ブロックxの矩形枠xbの面積座標が(40,90,110,160)、コンパレータyの矩形枠ybの面積座標が(140,40,240,120)となり、回路図Xについては、用紙の面積座標が(0,0,480,380)、コンパレータyの矩形枠ybの面積座標が(50,80,180,230)となる。なお、全ての回路図の用紙サイズを同一とする場合にはその変換も行う。
次に、演算手段2は、図5に示すステップS6において、「しおり生成」サブルーチンにより生成された変数である「調査済」(階層構造データでもよい)から、印刷可否情報が「印刷可」となっているパスで指定される回路図(ここでは回路図A、X、Y)の描画データ(PostScriptファイル)を生成する。この描画データは、回路図作成プログラムをバッチモードで起動して生成させてもよいし、予め記憶手段3に格納しておいてもよい。
そして、演算手段2は、ステップS7において、ステップS6で生成した回路図の描画データと、ステップS4で生成した階層構造データ(しおり)と、ステップS5で生成したリンクデータとを結合し、ステップS8において、その結合したPostScriptファイルをPDFファイルに変換して階層図面表示データを生成する。図1には、以上説明したデータの流れが記載されている。
図面を閲覧する場合には、PDFファイルの閲覧用プログラムが組み込まれたコンピュータにおいて、当該閲覧用プログラムを起動した後、生成した階層図面表示データを開けばよい。図2に示す矩形枠xb内または矩形枠yb内にポインタを置いてクリックすると、下層の回路図Xまたは回路図Yが画面表示される。また、backボタンをクリックすれば、上位回路図の画面表示に戻る。全体表示では細部の情報を確認できない場合には、拡大機能を利用して細部の情報を確認できる。階層構造は、「しおり」欄により確認することができる。この「しおり」欄は、表示させないこともできる。さらに、印刷機能を用いて、図面を印刷することもできる。
以上説明した表示データ生成装置1によれば、CADなどにより提供されている回路図作成プログラムを用いて作成された階層構造を有する回路図面をもとにして、PDFファイルの閲覧用プログラムにより閲覧可能な階層図面表示データを生成することができる。PDFファイルの閲覧用プログラムは広く配布されており、多くのコンピュータ(パソコン)に組み込まれているため、回路図作成プログラムを使用できない環境下においても、回路ブロックを表示する上位図面とその回路ブロックを展開した下位の階層の図面とを関連付けながらパソコンのディスプレイ上で閲覧することができる。これにより、図面参照の作業性を格段に高めることができる。
また、重複して用いられる回路ブロック(上述の例ではコンパレータy)に対しては、同一の下位階層図面(回路図Y)への関連付けを行うので、描画データを重複して持つ必要がなく、階層図面表示データの容量を低減することができる。さらに、重複して用いられる回路ブロックの下位階層図面への関連付けに表示出力不要情報を付加するので、回路図全体を表示または印刷する場合、重複して用いられる図面を2枚以上表示または印刷することがなくなる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について図11ないし図15を参照しながら説明する。
図11は、回路図面表示データ生成装置の概略構成をデータの流れとともに示したものである。この図11に示す回路図面表示データ生成装置4(以下、表示データ生成装置4と称す)は、各階層図面における各回路要素のテキスト情報が付加された階層図面表示データを生成する機能を有している。その他の機能は、上述した図1に示す表示データ生成装置1と同様である。
次に、本発明の第2の実施形態について図11ないし図15を参照しながら説明する。
図11は、回路図面表示データ生成装置の概略構成をデータの流れとともに示したものである。この図11に示す回路図面表示データ生成装置4(以下、表示データ生成装置4と称す)は、各階層図面における各回路要素のテキスト情報が付加された階層図面表示データを生成する機能を有している。その他の機能は、上述した図1に示す表示データ生成装置1と同様である。
記憶手段3には、図面データとして、階層情報、シンボル情報および描画データの他にテキスト情報が格納されている。このテキスト情報とは、各階層図面における部品や回路ブロック(回路要素)の名称、符号、略号、数値など図面に表示される文字や記号をASCIIコード等により表したテキストデータと、そのテキストの表示位置(例えばテキストの左下の位置)を表す座標データとから構成されている。本実施形態では、必要となった時点で回路図作成プログラムを呼び出してテキスト情報を生成させている。
記憶手段3に格納された描画データは、PostScriptを用いて記述された図形データである。演算手段5は、このテキスト情報のデータ(テキスト情報データに相当)を上記描画データに埋め込み、その後、このテキスト情報データが埋め込まれた描画データ、階層情報およびシンボル情報を入力として階層図面表示データを生成し出力するようになっている。以下、図12ないし図15も参照しながら階層図面表示データの生成方法について説明する。
図12は、表示データ生成装置4が実行する表示データ生成プログラムのフローチャートを示しており、図13は、そのフローチャートのステップS32、S33、S8の処理内容を説明する図である。図14は、ステップS31の「キー生成」サブルーチンのフローチャートを示しており、図15は、当該キー生成処理を「キー生成」サブルーチンの各ステップに対応付けながら具体的に説明する図である。図12において、ステップS1〜S5およびS8の処理は、それぞれ図5に示す同ステップ番号の処理と同様であるため説明を省略し、ここでは、リンク生成ステップS5の後に実行するキー生成ステップS31とPostScript生成ステップS32および結合ステップS33について詳しく説明する。
表示データ生成装置4を構成するコンピュータの演算手段5は、図14に示す「キー生成」サブルーチンにおいて、各階層図面の描画データに当該各階層図面における各回路要素のテキスト情報を埋め込むために必要となるキーを生成する。
[図14、図15のステップS34、S35]
演算手段5は、図9に示すステップS34において、「しおり生成」サブルーチンにより生成された変数である「調査済」を入力し、ステップS35において、印刷可否情報が「印刷可」であるパス(ここでは「Aのパス」、「Xのパス」、「Yのパス」)を抽出する。
[図14、図15のステップS34、S35]
演算手段5は、図9に示すステップS34において、「しおり生成」サブルーチンにより生成された変数である「調査済」を入力し、ステップS35において、印刷可否情報が「印刷可」であるパス(ここでは「Aのパス」、「Xのパス」、「Yのパス」)を抽出する。
[図14、図15のステップS36、S37、S38]
続くステップS36からS38では、抽出したパスで指定される回路図の調査用スクリプトを生成し、CADプログラムの回路図作成プログラムを呼び出して調査用スクリプトを実行させ、テキスト情報に基づいて回路図の用紙の面積座標、回路図面中に表示させるテキストおよびそのXY座標(テキスト列の左下基準座標)を抽出する。図15において、用紙の面積座標は黒丸で表され、テキストのXY座標(キーの座標)は白丸で表されている。
続くステップS36からS38では、抽出したパスで指定される回路図の調査用スクリプトを生成し、CADプログラムの回路図作成プログラムを呼び出して調査用スクリプトを実行させ、テキスト情報に基づいて回路図の用紙の面積座標、回路図面中に表示させるテキストおよびそのXY座標(テキスト列の左下基準座標)を抽出する。図15において、用紙の面積座標は黒丸で表され、テキストのXY座標(キーの座標)は白丸で表されている。
一例として、回路図Aについては、用紙の面積座標(10,10,300,200)、回路ブロックxを表すテキストXとそのXY座標(100,150)およびコンパレータyを表すテキストYとそのXY座標(200,100)を抽出する。回路図Xについては、用紙の面積座標(20,20,500,400)、コンパレータyを表すテキストYとそのXY座標(100,100)およびトランジスタを表すテキストTr1とそのXY座標(400,200)を抽出する。回路図Yについては、用紙の面積座標(50,50,200,130)およびトランジスタを表すテキストTr2とそのXY座標(100,100)を抽出する。
[図14、図15のステップS39]
演算手段5は、用紙の面積座標の左下座標を(0,0)とし、各テキストのXY座標をそれに合わせて変換する。すなわち、回路図Aについては、用紙の面積座標が(0,0,290,190)、回路ブロックxを表すテキストXのXY座標が(90,140)、コンパレータyを表すテキストYのXY座標が(190,90)となり、回路図Xについては、用紙の面積座標が(0,0,480,380)、コンパレータyを表すテキストYのXY座標が(80,80)、トランジスタを表すテキストTr1のXY座標が(380,180)となり、回路図Yについては、用紙の面積座標が(0,0,150,80)、トランジスタを表すテキストTr2のXY座標が(50,50)となる。なお、全ての回路図の用紙サイズを同一とする場合にはその変換も行う。
演算手段5は、用紙の面積座標の左下座標を(0,0)とし、各テキストのXY座標をそれに合わせて変換する。すなわち、回路図Aについては、用紙の面積座標が(0,0,290,190)、回路ブロックxを表すテキストXのXY座標が(90,140)、コンパレータyを表すテキストYのXY座標が(190,90)となり、回路図Xについては、用紙の面積座標が(0,0,480,380)、コンパレータyを表すテキストYのXY座標が(80,80)、トランジスタを表すテキストTr1のXY座標が(380,180)となり、回路図Yについては、用紙の面積座標が(0,0,150,80)、トランジスタを表すテキストTr2のXY座標が(50,50)となる。なお、全ての回路図の用紙サイズを同一とする場合にはその変換も行う。
続いて、演算手段5は、得られた各回路要素のXY座標に対して一定のオフセット値を加算する。この処理は、描画データに元々図形データとして含まれる各回路要素の名称、符号、略号、数値等と、テキスト情報に基づいて検索用に新たに追加する各回路要素のテキストとが重なって表示されることを回避するために必要となる。重なっていると、PDFファイルの閲覧用プログラムでテキスト検索を実行した場合、検索されたテキストがハイライト表示される結果、図形データとして表示されている名称等がハイライト表示に隠れて見えなくなるからである。ここでは、全てのテキストデータに対しオフセット値を(10,−10)に設定しているが、テキストデータごとに変えてもよい。
演算手段5は、得られたテキストデータとその座標を、PostScriptを用いてテキスト形式で記述されたキーに変換する。その場合、図15に示すように、表示に用いるテキストの色、フォントの種類、フォントのサイズも指定する。テキストによる各回路要素の名称等と描画データに元々図形データとして含まれる各回路要素の名称等とが二重に表示されることがないように、テキストの文字は背景色(本実施形態では白色)または透明とする。
次に、演算手段5は、図12に示すメインルーチンのステップS32において、「しおり生成」サブルーチンにより生成された変数である「調査済」から、印刷可否情報が「印刷可」となっているパスで指定される回路図(ここでは回路図A、X、Y)の描画データ(PostScriptファイル)を生成する。
そして、図13に示すように、演算手段5は、ステップS33において、ステップS32で生成した回路図の描画データに「キー生成」サブルーチンで生成したキーを挿入し、そのキーが埋め込まれた描画データと、ステップS4で生成した階層構造データ(しおり)と、ステップS5で生成したリンクデータとを結合する。ここで、テキストの文字が背景色である場合には、テキストが描画された後に回路図(図形データ)が描画されるようにキーを挿入する必要があるが、テキストの文字が透明色である場合には描画順序は問わない。その後、ステップS8において、その結合したPostScriptファイルをPDFファイルに変換して階層図面表示データを生成する。
図面を閲覧する場合には、PDFファイルの閲覧用プログラムが組み込まれたコンピュータにおいて、当該閲覧用プログラムを起動した後、生成した階層図面表示データを開けばよい。この場合、閲覧用プログラムのテキスト検索ツールを用いて、各回路要素のテキストデータを検索することができる。テキストは、背景色または透明であるため普段は画面上に見えないが、検索されたテキストはハイライト表示(強調表示)により見えるようになる。目的とする回路要素は、このハイライト表示の近傍に存在する。
以上説明した本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の作用、効果が得られる。さらに、本実施形態の表示データ生成装置4によれば、階層図面表示データに、各階層図面における各回路要素のテキスト情報が埋め込みにより付加されるので、検索機能を持ったPDFファイルの閲覧用プログラムが組み込まれたコンピュータを用いて、各回路要素のテキスト情報(名称、符号、略号、数値等)をテキスト検索することができる。これにより、階層図面の数が多い場合であっても、目的とする回路要素に容易に辿り着くことができ、作業性を一層高めることができる。
付加されるテキストの文字は背景色または透明であるため、テキストによる各回路要素の名称等と描画データに図形データとして含まれる各回路要素の名称等とが二重に表示されることがなく、階層図面の表示が繁雑になることがない。また、各回路要素の名称、符号、略号、数値等を表す図形とテキストとは少しずらして配置されているため、テキスト検索の結果その検索されたテキストがハイライト表示されても、図形データとして表示されている名称等がハイライト表示に隠れて見えなくなることがない。
(第3の実施形態)
次に、上述した第2の実施形態を変形した第3の実施形態について図16を参照しながら説明する。
本実施形態の表示データ生成装置は、各回路要素のテキスト情報をキーとして描画データに埋め込むのではなく、テキスト情報データをPDFmark operatorを用いたテキスト形式として表し、そのテキスト情報データと、回路図の描画データと、階層構造データ(しおり)と、リンクデータとを結合して階層図面表示データを生成するようになっている。
図16は、図15に示した階層図面におけるPDFmark operatorを用いたテキスト情報の例を示している。
本実施形態によっても第2の実施形態と同様に、各回路要素のテキスト情報を検索することができ、第2の実施形態と同様の作用、効果が得られる。
次に、上述した第2の実施形態を変形した第3の実施形態について図16を参照しながら説明する。
本実施形態の表示データ生成装置は、各回路要素のテキスト情報をキーとして描画データに埋め込むのではなく、テキスト情報データをPDFmark operatorを用いたテキスト形式として表し、そのテキスト情報データと、回路図の描画データと、階層構造データ(しおり)と、リンクデータとを結合して階層図面表示データを生成するようになっている。
図16は、図15に示した階層図面におけるPDFmark operatorを用いたテキスト情報の例を示している。
本実施形態によっても第2の実施形態と同様に、各回路要素のテキスト情報を検索することができ、第2の実施形態と同様の作用、効果が得られる。
(その他の実施形態)
なお、本発明は上記し且つ図面に示す各実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように変形または拡張が可能である。
階層図面表示データの形式はPDFファイルに限られず、リンク機能を有する電子情報の閲覧用プログラムにより閲覧可能な形式であればよい。ただし、作業者が普段使用しているコンピュータ(パソコン)を用いて閲覧可能とするためには、広く普及している閲覧用プログラムで閲覧可能な形式を採用することが好ましい。例えば、HTMLの形式で階層図面表示データを作成し、ブラウザで閲覧するようにしてもよい。HTML形式では、階層関係を示すツリー画面に、回路素子数の大小を表示する機能を付加してもよい。
なお、本発明は上記し且つ図面に示す各実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように変形または拡張が可能である。
階層図面表示データの形式はPDFファイルに限られず、リンク機能を有する電子情報の閲覧用プログラムにより閲覧可能な形式であればよい。ただし、作業者が普段使用しているコンピュータ(パソコン)を用いて閲覧可能とするためには、広く普及している閲覧用プログラムで閲覧可能な形式を採用することが好ましい。例えば、HTMLの形式で階層図面表示データを作成し、ブラウザで閲覧するようにしてもよい。HTML形式では、階層関係を示すツリー画面に、回路素子数の大小を表示する機能を付加してもよい。
図面データとして入力する階層情報は、回路図面の階層構造に対応したフォルダの階層構造により表されている必要はなく、回路図作成プログラムにより作成される階層構造データをそのまま或いは修正を加えて使用してもよい。
各階層図面についての表示出力の要否情報は必要に応じて付加すればよい。
カラー表示の場合には、機能回路ブロックの種別を色分けしてもよい。
各階層図面についての表示出力の要否情報は必要に応じて付加すればよい。
カラー表示の場合には、機能回路ブロックの種別を色分けしてもよい。
1、4は回路図面表示データ生成装置、3は記憶手段である。
Claims (14)
- コンピュータにより構成され、階層構造を有する回路図面の階層情報と各階層図面における各回路要素のシンボル情報と各階層図面の描画データとが含まれる図面データを入力し、リンク機能を有する電子情報の閲覧用プログラムにより閲覧可能な階層図面表示データを生成する回路図面表示データ生成装置であって、
前記コンピュータを、
前記階層情報に基づいて、各階層図面において一つの回路要素として表示される機能回路ブロックと当該機能回路ブロックを展開した下位の階層図面との関連付けを抽出し、階層図面の階層構造データを生成する階層構造データ生成手段と、
この階層構造データ生成手段により生成された階層構造データと前記シンボル情報とを用いて、下位階層図面に関連付けられた各機能回路ブロックの当該階層図面における座標を求め、当該座標から前記下位階層図面へのリンクデータを生成するリンクデータ生成手段と、
前記各階層図面の描画データ、前記階層構造データ生成手段により生成された階層構造データおよび前記リンクデータ生成手段により生成されたリンクデータを結合して、前記階層図面表示データを生成する結合手段として機能させることを特徴とする回路図面表示データ生成装置。 - 前記階層構造を有する回路図面の階層情報は、前記回路図面の階層構造に対応して前記コンピュータの記憶手段に作られたフォルダの階層構造により表されており、
前記階層構造データ生成手段は、前記フォルダのパスをルート探索することにより、前記階層図面の階層構造データを生成することを特徴とする請求項1記載の回路図面表示データ生成装置。 - 前記階層構造データ生成手段は、重複して用いられる機能回路ブロックに対して同一の下位階層図面への関連付けを行うことを特徴とする請求項2記載の回路図面表示データ生成装置。
- 前記階層構造データ生成手段は、各階層図面についての表示出力の要否情報が付加された階層構造データを生成し、前記重複して用いられる機能回路ブロックの下位階層図面への関連付けに表示出力不要情報を付加することを特徴とする請求項3記載の回路図面表示データ生成装置。
- 前記結合手段は、前記各階層図面の描画データに当該各階層図面における各回路要素のテキスト情報を埋め込み、そのテキスト情報を埋め込んだ描画データを用いて前記階層図面表示データを生成することを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載の回路図面表示データ生成装置。
- 前記結合手段は、前記描画データ、階層構造データおよびリンクデータに加え、さらに各階層図面における各回路要素のテキスト情報データを結合して、前記階層図面表示データを生成することを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載の回路図面表示データ生成装置。
- 前記階層図面表示データには、前記各回路要素のテキスト情報が描画背景色または透明色の属性を有して付加されていることを特徴とする請求項5または6記載の回路図面表示データ生成装置。
- 前記階層図面表示データには、前記各回路要素のテキスト情報が当該各回路要素の非テキスト情報と異なる表示座標を有して付加されていることを特徴とする請求項5ないし7の何れかに記載の回路図面表示データ生成装置。
- コンピュータに、階層構造を有する回路図面の階層情報と各階層図面における各回路要素のシンボル情報と各階層図面の描画データとが含まれる図面データを入力させ、リンク機能を有する電子情報の閲覧用プログラムにより閲覧可能な階層図面表示データを生成させる回路図面表示データ生成プログラムであって、
前記コンピュータに、
前記階層情報に基づいて、各階層図面において一つの回路要素として表示される機能回路ブロックと当該機能回路ブロックを展開した下位の階層図面との関連付けを抽出し、階層図面の階層構造データを生成する階層構造データ生成ステップと、
この階層構造データ生成ステップで生成された階層構造データと前記シンボル情報とを用いて、下位階層図面に関連付けられた各機能回路ブロックの当該階層図面における座標を求め、当該座標から前記下位階層図面へのリンクデータを生成するリンクデータ生成ステップと、
前記各階層図面の描画データ、前記階層構造データ生成ステップで生成された階層構造データおよび前記リンクデータ生成ステップで生成されたリンクデータを結合して、前記階層図面表示データを生成する結合ステップとを実行させることを特徴とする回路図面表示データ生成プログラム。 - 前記結合ステップは、前記各階層図面の描画データに当該各階層図面における各回路要素のテキスト情報を埋め込んだ後、そのテキスト情報を埋め込んだ描画データを用いて前記階層図面表示データを生成することを特徴とする請求項9記載の回路図面表示データ生成プログラム。
- 前記結合ステップは、前記描画データ、階層構造データおよびリンクデータに加え、さらに各階層図面における各回路要素のテキスト情報データを結合して、前記階層図面表示データを生成することを特徴とする請求項9記載の回路図面表示データ生成プログラム。
- 階層構造を有する回路図面の階層情報と各階層図面における各回路要素のシンボル情報と各階層図面の描画データとが含まれる図面データを入力し、リンク機能を有する電子情報の閲覧用プログラムにより閲覧可能な階層図面表示データを生成する回路図面表示データ生成方法であって、
前記階層情報に基づいて、各階層図面において一つの回路要素として表示される機能回路ブロックと当該機能回路ブロックを展開した下位の階層図面との関連付けを抽出し、階層図面の階層構造データを生成する階層構造データ生成ステップと、
この階層構造データ生成ステップで生成された階層構造データと前記シンボル情報とを用いて、下位階層図面に関連付けられた各機能回路ブロックの当該階層図面における座標を求め、当該座標から前記下位階層図面へのリンクデータを生成するリンクデータ生成ステップと、
前記各階層図面の描画データ、前記階層構造データ生成ステップで生成された階層構造データおよび前記リンクデータ生成ステップで生成されたリンクデータを結合して、前記階層図面表示データを生成する結合ステップとから構成されることを特徴とする回路図面表示データ生成方法。 - 前記結合ステップは、前記各階層図面の描画データに当該各階層図面における各回路要素のテキスト情報を埋め込んだ後、そのテキスト情報を埋め込んだ描画データを用いて前記階層図面表示データを生成することを特徴とする請求項12記載の回路図面表示データ生成方法。
- 前記結合ステップは、前記描画データ、階層構造データおよびリンクデータに加え、さらに各階層図面における各回路要素のテキスト情報データを結合して、前記階層図面表示データを生成することを特徴とする請求項12記載の回路図面表示データ生成方法。
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