JP2001251789A - 電力系統図作画装置及び電力系統図作画方法 - Google Patents
電力系統図作画装置及び電力系統図作画方法Info
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- Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 入力装置１から作画知識を受けると、その作
画知識にしたがって電力系統図を作画することができる
が、その作画知識がテキスト形式で表現され、図式的な
表現が為されていないため、ユーザが作画知識を見ても
作画される電力系統図を容易に想像することができない
課題があった。 【解決手段】 複数の設備から構成される設備群の作画
ルールを図式的に定義するとともに、設備間接続情報メ
モリ１１に記憶されている接続情報のうち、その定義し
た作画ルールに対応する接続情報を検索する。
画知識にしたがって電力系統図を作画することができる
が、その作画知識がテキスト形式で表現され、図式的な
表現が為されていないため、ユーザが作画知識を見ても
作画される電力系統図を容易に想像することができない
課題があった。 【解決手段】 複数の設備から構成される設備群の作画
ルールを図式的に定義するとともに、設備間接続情報メ
モリ１１に記憶されている接続情報のうち、その定義し
た作画ルールに対応する接続情報を検索する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、電流系統におけ
る設備の配置や接続の状態を明示する電力系統図を作画
する電力系統図作画装置及び電力系統図作画方法に関す
るものである。
る設備の配置や接続の状態を明示する電力系統図を作画
する電力系統図作画装置及び電力系統図作画方法に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】図１０は例えば特開平７−８５１４１号
公報に示された従来の電力系統図作画装置を示す構成図
であり、図において、１は電力系統の設備データや作画
知識を入力する入力装置、２は作画装置、３は電力系統
の設備データを保存する電力系統データベース、４は入
力装置１から電力系統図の作画に使用する作画知識を入
力すると、その作画知識にしたがって電力系統図を作画
する作画知識モジュール、５は作画知識モジュール４に
より作画された電力系統図を表示装置６又は印刷装置７
に出力する出力変換手段、６は電力系統図を表示する表
示装置、７は電力系統図を印刷する印刷装置である。
公報に示された従来の電力系統図作画装置を示す構成図
であり、図において、１は電力系統の設備データや作画
知識を入力する入力装置、２は作画装置、３は電力系統
の設備データを保存する電力系統データベース、４は入
力装置１から電力系統図の作画に使用する作画知識を入
力すると、その作画知識にしたがって電力系統図を作画
する作画知識モジュール、５は作画知識モジュール４に
より作画された電力系統図を表示装置６又は印刷装置７
に出力する出力変換手段、６は電力系統図を表示する表
示装置、７は電力系統図を印刷する印刷装置である。
【０００３】次に動作について説明する。電力系統図を
作成する場合、まず、入力装置１が電力系統図の作画の
元になる作画知識を入力する。作画知識は、図１１に示
すように、電力系統の標準構成や母線配置などがテキス
ト形式で表現されている。
作成する場合、まず、入力装置１が電力系統図の作画の
元になる作画知識を入力する。作画知識は、図１１に示
すように、電力系統の標準構成や母線配置などがテキス
ト形式で表現されている。
【０００４】作画知識モジュール４は、入力装置１から
作画知識を受けると、電力系統データベース３に保存さ
れている設備データを参照しながら、その作画知識にし
たがって電力系統図を作画する。即ち、作画知識から標
準構成の配置や母線の配置などを解釈して電力系統図を
作画する。出力変換手段５は、作画知識モジュール４が
電力系統図を作画すると、その電力系統図のデータ形式
を表示装置６又は印刷装置７の信号入力形式に見合うよ
うに変換し、その電力系統図のデータを表示装置６又は
印刷装置７に出力する。
作画知識を受けると、電力系統データベース３に保存さ
れている設備データを参照しながら、その作画知識にし
たがって電力系統図を作画する。即ち、作画知識から標
準構成の配置や母線の配置などを解釈して電力系統図を
作画する。出力変換手段５は、作画知識モジュール４が
電力系統図を作画すると、その電力系統図のデータ形式
を表示装置６又は印刷装置７の信号入力形式に見合うよ
うに変換し、その電力系統図のデータを表示装置６又は
印刷装置７に出力する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来の電力系統図作画
装置は以上のように構成されているので、入力装置１か
ら作画知識を受けると、その作画知識にしたがって電力
系統図を作画することができるが、その作画知識がテキ
スト形式で表現され、図式的な表現が為されていないた
め、ユーザが作画知識を見ても作画される電力系統図を
容易に想像することができない課題があった。
装置は以上のように構成されているので、入力装置１か
ら作画知識を受けると、その作画知識にしたがって電力
系統図を作画することができるが、その作画知識がテキ
スト形式で表現され、図式的な表現が為されていないた
め、ユーザが作画知識を見ても作画される電力系統図を
容易に想像することができない課題があった。
【０００６】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、作画される電力系統図を容易に想
像することができる電力系統図作画装置及び電力系統図
作画方法を得ることを目的とする。
めになされたもので、作画される電力系統図を容易に想
像することができる電力系統図作画装置及び電力系統図
作画方法を得ることを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電力系統
図作画装置は、複数の設備から構成される設備群の作画
ルールを図式的に定義する作画ルール定義手段を設け、
記憶手段に記憶されている接続情報のうち、その作画ル
ール定義手段により定義された作画ルールに対応する接
続情報を検索するようにしたものである。
図作画装置は、複数の設備から構成される設備群の作画
ルールを図式的に定義する作画ルール定義手段を設け、
記憶手段に記憶されている接続情報のうち、その作画ル
ール定義手段により定義された作画ルールに対応する接
続情報を検索するようにしたものである。
【０００８】この発明に係る電力系統図作画装置は、複
数の設備から構成される設備群の作画ルールを図式的に
定義する作画ルール定義手段を設け、その作画ルール定
義手段により定義された作画ルールのうち、記憶手段に
記憶されている接続情報に対応する作画ルールを検索す
るようにしたものである。
数の設備から構成される設備群の作画ルールを図式的に
定義する作画ルール定義手段を設け、その作画ルール定
義手段により定義された作画ルールのうち、記憶手段に
記憶されている接続情報に対応する作画ルールを検索す
るようにしたものである。
【０００９】この発明に係る電力系統図作画装置は、記
憶手段に記憶されている接続情報を分割するとともに、
設備構成及び接続構成が共通する分割後の接続情報を１
個の接続情報に纏める接続情報分類手段を設けたもので
ある。
憶手段に記憶されている接続情報を分割するとともに、
設備構成及び接続構成が共通する分割後の接続情報を１
個の接続情報に纏める接続情報分類手段を設けたもので
ある。
【００１０】この発明に係る電力系統図作画装置は、合
成手段の合成結果である電力系統図を表示又は印刷する
出力手段を設けたものである。
成手段の合成結果である電力系統図を表示又は印刷する
出力手段を設けたものである。
【００１１】この発明に係る電力系統図作画装置は、合
成手段の合成結果を修正する修正手段を設けたものであ
る。
成手段の合成結果を修正する修正手段を設けたものであ
る。
【００１２】この発明に係る電力系統図作画方法は、複
数の設備から構成される設備群の作画ルールを図式的に
定義するとともに、記憶している接続情報のうち、その
定義した作画ルールに対応する接続情報を検索するよう
にしたものである。
数の設備から構成される設備群の作画ルールを図式的に
定義するとともに、記憶している接続情報のうち、その
定義した作画ルールに対応する接続情報を検索するよう
にしたものである。
【００１３】この発明に係る電力系統図作画方法は、複
数の設備から構成される設備群の作画ルールを図式的に
定義するとともに、その定義した作画ルールのうち、記
憶している接続情報に対応する作画ルールを検索するよ
うにしたものである。
数の設備から構成される設備群の作画ルールを図式的に
定義するとともに、その定義した作画ルールのうち、記
憶している接続情報に対応する作画ルールを検索するよ
うにしたものである。
【００１４】この発明に係る電力系統図作画方法は、記
憶している接続情報を分割するとともに、設備構成及び
接続構成が共通する分割後の接続情報を１個の接続情報
に纏めるようにしたものである。
憶している接続情報を分割するとともに、設備構成及び
接続構成が共通する分割後の接続情報を１個の接続情報
に纏めるようにしたものである。
【００１５】この発明に係る電力系統図作画方法は、合
成結果である電力系統図を表示又は印刷するようにした
ものである。
成結果である電力系統図を表示又は印刷するようにした
ものである。
【００１６】この発明に係る電力系統図作画方法は、合
成結果を修正する修正ステップを設けたものである。
成結果を修正する修正ステップを設けたものである。
【００１７】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態１．図１はこの発明の実施の形態１による電
力系統図作画装置を示す構成図であり、図において、１
１は電力系統を構成する設備間の接続情報を記憶する設
備間接続情報メモリ（記憶手段）、１２は複数の設備か
ら構成される設備群の作画ルールを図式的に定義する作
画ルール編集機能（作画ルール定義手段）、１３は作画
ルール編集機能１２により定義された作画ルールを保存
する作画ルールベース、１４は設備間接続情報メモリ１
１に記憶されている接続情報のうち、作画ルールベース
１３に保存されている作画ルールに対応する接続情報を
検索するとともに、その検索した接続情報を参照して、
その作画ルールを合成し、その合成結果を表示又は印刷
する電力系統図作画機能（検索手段、合成手段、出力手
段）、１５は電力系統図作画機能１４により作画された
電力系統図である。図２はこの発明の実施の形態１によ
る電力系統図作画方法を示すフローチャートである。
説明する。 実施の形態１．図１はこの発明の実施の形態１による電
力系統図作画装置を示す構成図であり、図において、１
１は電力系統を構成する設備間の接続情報を記憶する設
備間接続情報メモリ（記憶手段）、１２は複数の設備か
ら構成される設備群の作画ルールを図式的に定義する作
画ルール編集機能（作画ルール定義手段）、１３は作画
ルール編集機能１２により定義された作画ルールを保存
する作画ルールベース、１４は設備間接続情報メモリ１
１に記憶されている接続情報のうち、作画ルールベース
１３に保存されている作画ルールに対応する接続情報を
検索するとともに、その検索した接続情報を参照して、
その作画ルールを合成し、その合成結果を表示又は印刷
する電力系統図作画機能（検索手段、合成手段、出力手
段）、１５は電力系統図作画機能１４により作画された
電力系統図である。図２はこの発明の実施の形態１によ
る電力系統図作画方法を示すフローチャートである。
【００１８】次に動作について説明する。電力系統図を
作成する場合、まず、電力系統を構成する設備間の接続
情報を設備間接続情報メモリ１１に記憶する。設備間接
続情報メモリ１１には、図３に示すように、電力系統を
構成する設備の種類及び名称と、各設備の接続先を示す
情報を記憶する。例えば、名称が「遮断器」である遮
断器の場合、接続線と接続線に接続されることを示
している。
作成する場合、まず、電力系統を構成する設備間の接続
情報を設備間接続情報メモリ１１に記憶する。設備間接
続情報メモリ１１には、図３に示すように、電力系統を
構成する設備の種類及び名称と、各設備の接続先を示す
情報を記憶する。例えば、名称が「遮断器」である遮
断器の場合、接続線と接続線に接続されることを示
している。
【００１９】また、作画ルール編集機能１２は、複数の
設備から構成される設備群の作画ルールを図式的に定義
して、その作画ルールを作画ルールベース１３に保存す
る。例えば、２本の母線と遮断器から構成される設備群
の作画ルールを定義する場合（図４の左側を参照）、図
４の右側に示すように、“□”で表現された遮断器と、
“−”で表現された母線とを適宜組み合わせて、作画ル
ール（電力系統を構成するモジュール）を図式的に定義
する。
設備から構成される設備群の作画ルールを図式的に定義
して、その作画ルールを作画ルールベース１３に保存す
る。例えば、２本の母線と遮断器から構成される設備群
の作画ルールを定義する場合（図４の左側を参照）、図
４の右側に示すように、“□”で表現された遮断器と、
“−”で表現された母線とを適宜組み合わせて、作画ル
ール（電力系統を構成するモジュール）を図式的に定義
する。
【００２０】上記のようにして、設備間の接続情報が設
備間接続情報メモリ１１に記憶され、作画ルールが作画
ルールベース１３に保存されると、電力系統図作画機能
１４は、設備間接続情報メモリ１１から電力系統を構成
する設備間の接続情報を全て読み込み（ステップＳＴ
１）、作画ルールベース１３から任意の作画ルールを１
つ選択して読み込みを実施する（ステップＳＴ２，ＳＴ
３）。
備間接続情報メモリ１１に記憶され、作画ルールが作画
ルールベース１３に保存されると、電力系統図作画機能
１４は、設備間接続情報メモリ１１から電力系統を構成
する設備間の接続情報を全て読み込み（ステップＳＴ
１）、作画ルールベース１３から任意の作画ルールを１
つ選択して読み込みを実施する（ステップＳＴ２，ＳＴ
３）。
【００２１】そして、電力系統図作画機能１４は、任意
の作画ルールを選択して読み込むと、設備間接続情報メ
モリ１１に記憶されている接続情報の中から、その作画
ルールに対応する接続情報を検索する（ステップＳＴ
４）。その作画ルールに対応する接続情報が存在する場
合には（ステップＳＴ５）、図５に示すように、その作
画ルールによる設備群を電力系統図上に仮配置する（ス
テップＳＴ６）。
の作画ルールを選択して読み込むと、設備間接続情報メ
モリ１１に記憶されている接続情報の中から、その作画
ルールに対応する接続情報を検索する（ステップＳＴ
４）。その作画ルールに対応する接続情報が存在する場
合には（ステップＳＴ５）、図５に示すように、その作
画ルールによる設備群を電力系統図上に仮配置する（ス
テップＳＴ６）。
【００２２】一方、その作画ルールに対応する接続情報
が存在しない場合には（ステップＳＴ５）、設備間接続
情報メモリ１１に対する接続情報の記憶漏れ、または、
作画ルールの定義ミスの可能性があるので、エラー情報
を図示せぬ表示装置に出力する（ステップＳＴ７）。
が存在しない場合には（ステップＳＴ５）、設備間接続
情報メモリ１１に対する接続情報の記憶漏れ、または、
作画ルールの定義ミスの可能性があるので、エラー情報
を図示せぬ表示装置に出力する（ステップＳＴ７）。
【００２３】電力系統図作画機能１４は、作画ルールベ
ース１３に保存されている全ての作画ルールをキーとす
る接続情報の検索処理を完了すると（ステップＳＴ２〜
ＳＴ７）、その検索した接続情報を参照して、その作画
ルールを合成する。即ち、電力系統図上に仮配置してい
る設備群を組み合わせて電力系統図を完成し（図６を参
照）、その電力系統図を表示又は印刷する（ステップＳ
Ｔ８）。
ース１３に保存されている全ての作画ルールをキーとす
る接続情報の検索処理を完了すると（ステップＳＴ２〜
ＳＴ７）、その検索した接続情報を参照して、その作画
ルールを合成する。即ち、電力系統図上に仮配置してい
る設備群を組み合わせて電力系統図を完成し（図６を参
照）、その電力系統図を表示又は印刷する（ステップＳ
Ｔ８）。
【００２４】例えば、作画ルールが作画ルールベース１
３に保存されていて、図５に示すように、２個の設備群
が仮配置されている場合、図３の接続情報を参照する
と、２個の設備群は母線と母線を共通の設備として
有していることが判明するので、２個の設備群の母線
を相互に接続するとともに、２個の設備群の母線を相
互に接続することにより、電力系統図を完成することが
できる。
３に保存されていて、図５に示すように、２個の設備群
が仮配置されている場合、図３の接続情報を参照する
と、２個の設備群は母線と母線を共通の設備として
有していることが判明するので、２個の設備群の母線
を相互に接続するとともに、２個の設備群の母線を相
互に接続することにより、電力系統図を完成することが
できる。
【００２５】以上で明らかなように、この実施の形態１
によれば、複数の設備から構成される設備群の作画ルー
ルを図式的に定義するとともに、設備間接続情報メモリ
１１に記憶されている接続情報のうち、その定義した作
画ルールに対応する接続情報を検索するように構成した
ので、電力系統図が作画される前の段階において、ユー
ザが作画される電力系統図を容易に想像することができ
る効果を奏する。
によれば、複数の設備から構成される設備群の作画ルー
ルを図式的に定義するとともに、設備間接続情報メモリ
１１に記憶されている接続情報のうち、その定義した作
画ルールに対応する接続情報を検索するように構成した
ので、電力系統図が作画される前の段階において、ユー
ザが作画される電力系統図を容易に想像することができ
る効果を奏する。
【００２６】実施の形態２．上記実施の形態１では、電
力系統図作画機能１４が作画ルールベース１３に保存さ
れている作画ルールをキーとする接続情報の検索処理を
実行するものについて示したが、設備間接続情報メモリ
１１に記憶されている接続情報をキーとする作画ルール
の検索処理を実行するようにしてもよく、上記実施の形
態１と同様の効果を奏することができる。
力系統図作画機能１４が作画ルールベース１３に保存さ
れている作画ルールをキーとする接続情報の検索処理を
実行するものについて示したが、設備間接続情報メモリ
１１に記憶されている接続情報をキーとする作画ルール
の検索処理を実行するようにしてもよく、上記実施の形
態１と同様の効果を奏することができる。
【００２７】実施の形態３．図７はこの発明の実施の形
態３による電力系統図作画装置を示す構成図であり、図
において、図１と同一符号は同一又は相当部分を示すの
で説明を省略する。２１は設備間接続情報メモリ１１に
記憶されている接続情報を分割する接続情報分割機能、
２２ａ〜２２ｃは接続情報分割機能２１により分割され
た接続情報、２３は接続情報分割機能２１により分割さ
れた接続情報のうち、設備構成及び接続構成が共通する
接続情報を１個の接続情報に纏める接続情報分類機能、
２４は接続情報分類機能２３により纏められた接続情報
である。なお、接続情報分割機能２１及び接続情報分類
機能２３から接続情報分類手段が構成されている。
態３による電力系統図作画装置を示す構成図であり、図
において、図１と同一符号は同一又は相当部分を示すの
で説明を省略する。２１は設備間接続情報メモリ１１に
記憶されている接続情報を分割する接続情報分割機能、
２２ａ〜２２ｃは接続情報分割機能２１により分割され
た接続情報、２３は接続情報分割機能２１により分割さ
れた接続情報のうち、設備構成及び接続構成が共通する
接続情報を１個の接続情報に纏める接続情報分類機能、
２４は接続情報分類機能２３により纏められた接続情報
である。なお、接続情報分割機能２１及び接続情報分類
機能２３から接続情報分類手段が構成されている。
【００２８】次に動作について説明する。上記実施の形
態１では、設備間接続情報メモリ１１に記憶されている
接続情報に対応する作画ルールを定義するものについて
示したが、電力系統の規模が大きくなると、設備間接続
情報メモリ１１に記憶される接続情報の情報量が膨大に
なり、作画ルール編集機能１２の処理も膨大になる。そ
こで、この実施の形態３では、作画ルール編集機能１２
の処理を軽減するため次の処理を実行する。
態１では、設備間接続情報メモリ１１に記憶されている
接続情報に対応する作画ルールを定義するものについて
示したが、電力系統の規模が大きくなると、設備間接続
情報メモリ１１に記憶される接続情報の情報量が膨大に
なり、作画ルール編集機能１２の処理も膨大になる。そ
こで、この実施の形態３では、作画ルール編集機能１２
の処理を軽減するため次の処理を実行する。
【００２９】まず、接続情報分割機能２１は、設備間の
接続情報が設備間接続情報メモリ１１に記憶されると、
設備間接続情報メモリ１１に記憶されている接続情報を
分割する。例えば、ユーザにより母線と母線が境界
の設備として指定された場合には、分割後の設備情報が
共に母線と母線を構成設備として保有するように分
割する。図８は図３の接続情報が存在するとき、母線
と母線が境界の設備として指定された場合における分
割後の接続情報を示すものである。
接続情報が設備間接続情報メモリ１１に記憶されると、
設備間接続情報メモリ１１に記憶されている接続情報を
分割する。例えば、ユーザにより母線と母線が境界
の設備として指定された場合には、分割後の設備情報が
共に母線と母線を構成設備として保有するように分
割する。図８は図３の接続情報が存在するとき、母線
と母線が境界の設備として指定された場合における分
割後の接続情報を示すものである。
【００３０】接続情報分類機能２３は、接続情報分割機
能２１が接続情報を分割すると、その分割された接続情
報のうち、設備構成及び接続構成が共通する接続情報を
１個の接続情報に纏める処理を実行する。例えば、分割
後の接続情報が図８の場合、分割後の２個の接続情報は
共に、２本の母線と１個の遮断器と２本の接続線から構
成されており、設備構成及び接続構成が共通するので、
図９に示すように、２個の接続情報を纏めて１個の接続
情報を生成する処理を実行する。
能２１が接続情報を分割すると、その分割された接続情
報のうち、設備構成及び接続構成が共通する接続情報を
１個の接続情報に纏める処理を実行する。例えば、分割
後の接続情報が図８の場合、分割後の２個の接続情報は
共に、２本の母線と１個の遮断器と２本の接続線から構
成されており、設備構成及び接続構成が共通するので、
図９に示すように、２個の接続情報を纏めて１個の接続
情報を生成する処理を実行する。
【００３１】これにより、作画ルール編集機能１２は、
本来的には、設備間接続情報メモリ１１に記憶されてい
る接続情報毎に、それに対応する作画ルールを定義する
必要があるが、この実施の形態３では、設備構成及び接
続構成が共通する接続情報が１個の接続情報に纏められ
ているので、その纏められた接続情報に対応する作画ル
ールを定義すれば足りる。したがって、作画ルールの作
成個数が減少するため、作画ルール編集機能１２の処理
量が軽減され、また、設備の配置漏れや多重配置の可能
性が軽減される効果を奏する。
本来的には、設備間接続情報メモリ１１に記憶されてい
る接続情報毎に、それに対応する作画ルールを定義する
必要があるが、この実施の形態３では、設備構成及び接
続構成が共通する接続情報が１個の接続情報に纏められ
ているので、その纏められた接続情報に対応する作画ル
ールを定義すれば足りる。したがって、作画ルールの作
成個数が減少するため、作画ルール編集機能１２の処理
量が軽減され、また、設備の配置漏れや多重配置の可能
性が軽減される効果を奏する。
【００３２】実施の形態４．上記実施の形態１から実施
の形態３では、電力系統図作画機能１４により作画され
た電力系統図を表示又は印刷するものについて示した
が、その表示結果又は印刷結果を参照後、不備があるな
どの場合には、ユーザの指示の下、電力系統図作画機能
１４が電力系統図の修正を受け付けるようにしてもよ
い。これにより、電力系統図の適正化を図ることができ
る効果を奏する。なお、この場合、電力系統図作画機能
１４は修正手段を構成する。
の形態３では、電力系統図作画機能１４により作画され
た電力系統図を表示又は印刷するものについて示した
が、その表示結果又は印刷結果を参照後、不備があるな
どの場合には、ユーザの指示の下、電力系統図作画機能
１４が電力系統図の修正を受け付けるようにしてもよ
い。これにより、電力系統図の適正化を図ることができ
る効果を奏する。なお、この場合、電力系統図作画機能
１４は修正手段を構成する。
【００３３】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、複数
の設備から構成される設備群の作画ルールを図式的に定
義する作画ルール定義手段を設け、記憶手段に記憶され
ている接続情報のうち、その作画ルール定義手段により
定義された作画ルールに対応する接続情報を検索するよ
うに構成したので、電力系統図が作画される前の段階に
おいて、ユーザが作画される電力系統図を容易に想像す
ることができる効果がある。
の設備から構成される設備群の作画ルールを図式的に定
義する作画ルール定義手段を設け、記憶手段に記憶され
ている接続情報のうち、その作画ルール定義手段により
定義された作画ルールに対応する接続情報を検索するよ
うに構成したので、電力系統図が作画される前の段階に
おいて、ユーザが作画される電力系統図を容易に想像す
ることができる効果がある。
【００３４】この発明によれば、複数の設備から構成さ
れる設備群の作画ルールを図式的に定義する作画ルール
定義手段を設け、その作画ルール定義手段により定義さ
れた作画ルールのうち、記憶手段に記憶されている接続
情報に対応する作画ルールを検索するように構成したの
で、電力系統図が作画される前の段階において、ユーザ
が作画される電力系統図を容易に想像することができる
効果がある。
れる設備群の作画ルールを図式的に定義する作画ルール
定義手段を設け、その作画ルール定義手段により定義さ
れた作画ルールのうち、記憶手段に記憶されている接続
情報に対応する作画ルールを検索するように構成したの
で、電力系統図が作画される前の段階において、ユーザ
が作画される電力系統図を容易に想像することができる
効果がある。
【００３５】この発明によれば、記憶手段に記憶されて
いる接続情報を分割するとともに、設備構成及び接続構
成が共通する分割後の接続情報を１個の接続情報に纏め
る接続情報分類手段を設けるように構成したので、作画
ルールの作成が容易になるとともに、電力系統図の不備
が生じる可能性を軽減することができる効果がある。
いる接続情報を分割するとともに、設備構成及び接続構
成が共通する分割後の接続情報を１個の接続情報に纏め
る接続情報分類手段を設けるように構成したので、作画
ルールの作成が容易になるとともに、電力系統図の不備
が生じる可能性を軽減することができる効果がある。
【００３６】この発明によれば、合成手段の合成結果で
ある電力系統図を表示又は印刷する出力手段を設けるよ
うに構成したので、作画された電力系統図を確認するこ
とができる効果がある。
ある電力系統図を表示又は印刷する出力手段を設けるよ
うに構成したので、作画された電力系統図を確認するこ
とができる効果がある。
【００３７】この発明によれば、合成手段の合成結果を
修正する修正手段を設けるように構成したので、電力系
統図の適正化を図ることができる効果がある。
修正する修正手段を設けるように構成したので、電力系
統図の適正化を図ることができる効果がある。
【００３８】この発明によれば、複数の設備から構成さ
れる設備群の作画ルールを図式的に定義するとともに、
記憶している接続情報のうち、その定義した作画ルール
に対応する接続情報を検索するように構成したので、電
力系統図が作画される前の段階において、ユーザが作画
される電力系統図を容易に想像することができる効果が
ある。
れる設備群の作画ルールを図式的に定義するとともに、
記憶している接続情報のうち、その定義した作画ルール
に対応する接続情報を検索するように構成したので、電
力系統図が作画される前の段階において、ユーザが作画
される電力系統図を容易に想像することができる効果が
ある。
【００３９】この発明によれば、複数の設備から構成さ
れる設備群の作画ルールを図式的に定義するとともに、
その定義した作画ルールのうち、記憶している接続情報
に対応する作画ルールを検索するように構成したので、
電力系統図が作画される前の段階において、ユーザが作
画される電力系統図を容易に想像することができる効果
がある。
れる設備群の作画ルールを図式的に定義するとともに、
その定義した作画ルールのうち、記憶している接続情報
に対応する作画ルールを検索するように構成したので、
電力系統図が作画される前の段階において、ユーザが作
画される電力系統図を容易に想像することができる効果
がある。
【００４０】この発明によれば、記憶している接続情報
を分割するとともに、設備構成及び接続構成が共通する
分割後の接続情報を１個の接続情報に纏めるように構成
したので、作画ルールの作成が容易になるとともに、電
力系統図の不備が生じる可能性を軽減することができる
効果がある。
を分割するとともに、設備構成及び接続構成が共通する
分割後の接続情報を１個の接続情報に纏めるように構成
したので、作画ルールの作成が容易になるとともに、電
力系統図の不備が生じる可能性を軽減することができる
効果がある。
【００４１】この発明によれば、合成結果である電力系
統図を表示又は印刷するように構成したので、作画され
た電力系統図を確認することができる効果がある。
統図を表示又は印刷するように構成したので、作画され
た電力系統図を確認することができる効果がある。
【００４２】この発明によれば、合成結果を修正する修
正ステップを設けるように構成したので、電力系統図の
適正化を図ることができる効果がある。
正ステップを設けるように構成したので、電力系統図の
適正化を図ることができる効果がある。
【図１】 この発明の実施の形態１による電力系統図作
画装置を示す構成図である。
画装置を示す構成図である。
【図２】 この発明の実施の形態１による電力系統図作
画方法を示すフローチャートである。
画方法を示すフローチャートである。
【図３】 設備間の接続情報を示す説明図である。
【図４】 作画ルールを示す説明図である。
【図５】 電力系統図に対する設備群の仮配置例を示す
説明図である。
説明図である。
【図６】 作画された電力系統図を示す説明図である。
【図７】 この発明の実施の形態３による電力系統図作
画装置を示す構成図である。
画装置を示す構成図である。
【図８】 分割後の接続情報を示す説明図である。
【図９】 １個に纏められた接続情報を示す説明図であ
る。
る。
【図１０】 従来の電力系統図作画装置を示す構成図で
ある。
ある。
【図１１】 テキスト形式で表現された作画知識を示す
説明図である。
説明図である。
１１ 設備間接続情報メモリ（記憶手段）、１２ 作画
ルール編集機能（作画ルール定義手段）、１３ 作画ル
ールベース、１４ 電力系統図作画機能（検索手段、合
成手段、出力手段）、１５ 電力系統図、２１ 接続情
報分割機能（接続情報分類手段）、２２ａ〜２２ｃ 分
割された接続情報、２３ 接続情報分類機能（接続情報
分類手段）、２４ 纏められた接続情報。
ルール編集機能（作画ルール定義手段）、１３ 作画ル
ールベース、１４ 電力系統図作画機能（検索手段、合
成手段、出力手段）、１５ 電力系統図、２１ 接続情
報分割機能（接続情報分類手段）、２２ａ〜２２ｃ 分
割された接続情報、２３ 接続情報分類機能（接続情報
分類手段）、２４ 纏められた接続情報。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野里 貴仁 東京都千代田区丸の内二丁目２番３号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 原内 聡 東京都千代田区丸の内二丁目２番３号 三 菱電機株式会社内 Ｆターム(参考） 5B046 AA01 DA05 FA11 GA01 GA02 5G064 BA02 BA12 CB04 DA01 5G066 AA09 AE04 AE05 AE07 AE09
Claims (10)
- 【請求項１】 電力系統を構成する設備間の接続情報を
記憶する記憶手段と、複数の設備から構成される設備群
の作画ルールを図式的に定義する作画ルール定義手段
と、上記記憶手段に記憶されている接続情報のうち、上
記作画ルール定義手段により定義された作画ルールに対
応する接続情報を検索する検索手段と、上記検索手段に
より検索された接続情報を参照して、上記作画ルール定
義手段により定義された作画ルールを合成する合成手段
とを備えた電力系統図作画装置。 - 【請求項２】 電力系統を構成する設備間の接続情報を
記憶する記憶手段と、複数の設備から構成される設備群
の作画ルールを図式的に定義する作画ルール定義手段
と、上記作画ルール定義手段により定義された作画ルー
ルのうち、上記記憶手段に記憶されている接続情報に対
応する作画ルールを検索する検索手段と、上記記憶手段
に記憶されている接続情報を参照して、上記検索手段に
より検索された作画ルールを合成する合成手段とを備え
た電力系統図作画装置。 - 【請求項３】 記憶手段に記憶されている接続情報を分
割するとともに、設備構成及び接続構成が共通する分割
後の接続情報を１個の接続情報に纏める接続情報分類手
段を設けたことを特徴とする請求項１または請求項２記
載の電力系統図作画装置。 - 【請求項４】 合成手段の合成結果である電力系統図を
表示又は印刷する出力手段を設けたことを特徴とする請
求項１から請求項３のうちのいずれか１項記載の電力系
統図作画装置。 - 【請求項５】 合成手段の合成結果を修正する修正手段
を設けたことを特徴とする請求項４記載の電力系統図作
画装置。 - 【請求項６】 電力系統を構成する設備間の接続情報を
記憶し、複数の設備から構成される設備群の作画ルール
を図式的に定義すると、その記憶している接続情報のう
ち、その定義した作画ルールに対応する接続情報を検索
し、その検索した接続情報を参照して、その定義した作
画ルールを合成する電力系統図作画方法。 - 【請求項７】 電力系統を構成する設備間の接続情報を
記憶し、複数の設備から構成される設備群の作画ルール
を図式的に定義すると、その定義した作画ルールのう
ち、その記憶している接続情報に対応する作画ルールを
検索し、その記憶している接続情報を参照して、その検
索した作画ルールを合成する電力系統図作画方法。 - 【請求項８】 記憶している接続情報を分割するととも
に、設備構成及び接続構成が共通する分割後の接続情報
を１個の接続情報に纏めることを特徴とする請求項６ま
たは請求項７記載の電力系統図作画方法。 - 【請求項９】 合成結果である電力系統図を表示又は印
刷することを特徴とする請求項６から請求項８のうちの
いずれか１項記載の電力系統図作画方法。 - 【請求項１０】 合成結果を修正する修正ステップを設
けたことを特徴とする請求項９記載の電力系統図作画方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000056192A JP2001251789A (ja) | 2000-03-01 | 2000-03-01 | 電力系統図作画装置及び電力系統図作画方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000056192A JP2001251789A (ja) | 2000-03-01 | 2000-03-01 | 電力系統図作画装置及び電力系統図作画方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001251789A true JP2001251789A (ja) | 2001-09-14 |
Family
ID=18577188
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000056192A Pending JP2001251789A (ja) | 2000-03-01 | 2000-03-01 | 電力系統図作画装置及び電力系統図作画方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001251789A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005182727A (ja) * | 2003-12-15 | 2005-07-07 | Tokyu Car Corp | 輸送機械設計支援装置及び輸送機械設計支援プログラム |
| JP2016144376A (ja) * | 2015-02-04 | 2016-08-08 | 株式会社東芝 | 画面作成ツールおよび画面表示装置 |
| CN107069960A (zh) * | 2017-04-11 | 2017-08-18 | 北京四方继保自动化股份有限公司 | 一种二次运维管理系统的在线缺陷诊断方法 |
-
2000
- 2000-03-01 JP JP2000056192A patent/JP2001251789A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005182727A (ja) * | 2003-12-15 | 2005-07-07 | Tokyu Car Corp | 輸送機械設計支援装置及び輸送機械設計支援プログラム |
| JP2016144376A (ja) * | 2015-02-04 | 2016-08-08 | 株式会社東芝 | 画面作成ツールおよび画面表示装置 |
| CN107069960A (zh) * | 2017-04-11 | 2017-08-18 | 北京四方继保自动化股份有限公司 | 一种二次运维管理系统的在线缺陷诊断方法 |
| CN107069960B (zh) * | 2017-04-11 | 2020-07-28 | 云南电网有限责任公司保山供电局 | 一种二次运维管理系统的在线缺陷诊断方法 |
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|---|---|---|---|
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051018 |