JP2003263541A - シナリオ編集装置およびその処理方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】業務プロセスの時系列的な流れが一連のシーン
から構成されるシナリオとして表現されるときに、あら
かじめ作成した再利用性の高い元シナリオをベースに、
差分部分を記述することにより、新しく作成する導出シ
ナリオを定義できるようにする。 【解決手段】シナリオ情報記憶部は、シナリオの構成要
素およびこれらの間の関係についての情報を格納する。
パラメーター情報記憶部は、シナリオの構成要素または
これらの集合がシナリオにおいて定義される場所を示す
識別子であるパラメーターに関する情報を格納し、パラ
メーター情報編集部によって編集される。導出シナリオ
情報記憶部は、パラメーターに対して具体的な内容とな
るシナリオの構成要素またはこれらの集合を指定する情
報を格納し、導出シナリオ情報編集部によって編集され
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、業務プロセスの時
系列的な流れが複数の作業単位から構成されるときに、
各作業単位をシーンとして視覚的に編集し、業務プロセ
スの時系列的な流れを一連のシーンから構成されるシナ
リオとして編集する装置および方法に係わり、特に、あ
らかじめ作成したシナリオである再利用性の高い元シナ
リオをベースに、そこで定義した部分を使用して、作成
する導出シナリオを編集するシナリオ編集装置および方
法に関する。

【０００２】

【従来の技術】システム開発を行うときに、業務プロセ
スの流れと各プロセスの業務仕様をわかりやすい図式に
よって表現し、視覚的に表示することによってシステム
設計・開発業務を支援する開発支援方法が知られてい
る。このような開発支援方法の１つとして、業務プロセ
スの時系列的な流れを一連のシーンから構成されるシナ
リオとして表現する方法がある。シーンは、業務仕様を
編集するときの編集単位であり、業務プロセスの流れを
構成する複数の作業単位のうちの１つに対応した場面と
して表現される。ここで、作業単位とは、動作主（アク
ターキャラクター）が命令（メッセージ）を受け取り、
動作対象（リソースキャラクター）にアクセスするなど
してこの命令を実行する作業や処理の単位である。シー
ン、アクターキャラクター、リソースキャラクターなど
といったシナリオの構成要素に関する情報は、計算機の
記憶装置に格納され、グラフィカルユーザーインターフ
ェースを介して、作成、更新、削除などといった編集操
作を行うことが可能である。なお、この種の技術に関連
するものには、例えば、特開平９−８１６１１号公報に
記載された技術などがある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来のシナリオ編集装
置では、あらかじめ作成したシナリオをベースに、新し
く作成するシナリオを定義するには、あらかじめ作成し
たシナリオのコピーを作成し、このコピーしたシナリオ
を編集する方法を用いるため、あらかじめ作成したシナ
リオと新しく作成するシナリオとの差分部分の管理が難
しいといった問題があった。

【０００４】本発明の目的は、あらかじめ作成した再利
用性の高い元シナリオをベースに、差分部分を記述する
ことにより、新しく作成する導出シナリオを定義できる
シナリオ編集装置を提供することにある。

【０００５】本発明のさらなる目的は、元シナリオにお
ける、差分部分を記述する単位として管理すべき部分の
候補を提示するシナリオ編集装置を提供することにあ
る。

【０００６】本発明のさらなる目的は、シナリオより、
業務プロセスを実現するソフトウェアコンポーネントの
構成を定義する構成情報を生成する構成情報生成装置を
提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は、所定の作業や
処理を実行する操作者または計算機を意味する動作主
や、伝票、表示画面情報、データベースなどといった参
照、更新の対象となる情報資源である動作対象や、動作
主が命令を受け取り、動作対象にアクセスするなどして
この命令を実行する作業や処理の内容などといった、シ
ナリオの構成要素およびこれらの間の関連についての情
報を格納するシナリオ情報記憶手段と、編集操作命令に
従って該シナリオ情報記憶手段に格納されるシナリオ情
報を編集するシナリオ情報編集手段とを備えるシナリオ
編集装置において、シナリオの構成要素またはこれらの
集合がシナリオにおいて定義される場所を示す識別子で
あるパラメーターに関する情報を格納するパラメーター
情報記憶手段と、編集操作命令に従って該パラメーター
情報記憶手段に格納されるパラメーター情報を編集する
パラメーター情報編集手段と、パラメーターを与えたシ
ナリオをベースに定義したシナリオである導出シナリオ
において、パラメーターに対して具体的な内容となるシ
ナリオの構成要素またはこれらの集合を指定する情報を
格納する導出シナリオ情報記憶手段と、編集操作命令に
従って該導出シナリオ情報記憶手段に格納される導出シ
ナリオ情報を編集する導出シナリオ情報編集手段とを備
えることを特徴とするシナリオ編集装置を提供する。

【０００８】さらに、本発明は、パラメーターを与えよ
うとする元シナリオと、パラメーターを与える手がかり
となる類似シナリオとについてのシナリオ情報を比較す
るシナリオ情報比較手段と、この比較結果からパラメー
ターとして扱う部分の候補を抽出するパラメーター情報
抽出手段とを備えることを特徴とするシナリオ編集装置
を提供する。

【０００９】さらに、本発明は、シナリオの構成要素お
よびこれらの間の関連についての情報を格納するシナリ
オ情報記憶手段と、シナリオの構成要素またはこれらの
集合がシナリオにおいて定義される場所を示す識別子で
あるパラメーターに関する情報を格納するパラメーター
情報記憶手段と、パラメーターを与えたシナリオをベー
スに定義したシナリオである導出シナリオにおいて、パ
ラメーターに対して具体的な内容となるシナリオの構成
要素またはこれらの集合を指定する情報を格納する導出
シナリオ情報記憶手段と、シナリオの構成要素と業務プ
ロセスを実現するソフトウェアコンポーネントとの対応
関係についての情報を格納する対応情報記憶手段と、該
シナリオ情報記憶手段、該パラメーター情報記憶手段お
よび該導出シナリオ情報記憶手段から取り出した導出シ
ナリオの構成要素およびこれらの間の関連についての情
報より、該対応情報記憶手段から取り出したシナリオの
構成要素と業務プロセスを実現するソフトウェアコンポ
ーネントとの対応関係についての情報を参照しつつ、業
務プロセスを実現するソフトウェアコンポーネントの構
成を定義する構成情報を生成する構成情報生成手段とを
備えることを特徴とする構成情報生成装置を提供する。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例について
図面を用いて説明する。

【００１１】まず、以下で使用する用語について説明す
る。キャラクターとは、シナリオに登場するオブジェク
トであり、動作主（アクターキャラクター）と動作対象
（リソースキャラクター）とを総称している。動作対象
とは、伝票、表示画面情報、データベースなどといった
参照、更新の対象となる情報資源である。動作主とは、
命令（メッセージ）を受け取り、動作対象にアクセスす
るなどして所定の作業や処理を実行する操作者または計
算機（のプログラム）を意味する。属性とは、キャラク
ターの特性や状態などを表す項目であり、例えば、伝票
に記載される品名、単価、数量などのデータ項目が当て
はまる。メッセージとは、キャラクターが実行する作業
や処理を記述した手続きを示す命令である。シーンと
は、業務仕様を編集するときの編集単位であり、動作主
が命令を受け取り、動作対象にアクセスするなどしてこ
の命令を実行する作業や処理の単位に対応した場面とし
て表現される。シナリオとは、業務プロセスの流れに従
って時系列順に配列した一連のシーンである。パラメー
ターとは、シナリオの構成要素またはこれらの集合がシ
ナリオにおいて定義される場所を示す識別子であり、シ
ナリオにおけるシナリオの構成要素またはこれらの集合
を後で定義できる機構を提供する。シナリオの構成要素
またはこれらの集合がシナリオにおいて定義される場所
に対して識別子を与えることをパラメーター化と呼ぶ。
パラメーター化の対象となるシナリオの構成要素または
これらの集合には、例えば、キャラクターやシーン列な
どがある。パラメーターに対して具体的な内容を与える
ことにより、パラメーター化したシナリオをベースに定
義したシナリオを導出シナリオと呼ぶ。

【００１２】図１は、本発明の一実施例を示す構成図で
ある。本発明の一実施例におけるシナリオ編集装置２４
では、主記憶装置または接続された外部記憶装置上に、
シナリオ情報記憶部１３と、パラメーター情報記憶部１
７と、導出シナリオ情報記憶部１９とが設けられてい
る。シナリオ情報記憶部１３は、シナリオに登場するキ
ャラクターや、キャラクターと属性およびメッセージと
の対応や、各シナリオを構成するシーンにおける作業や
処理の内容などといった、シナリオの構成要素およびこ
れらの間の関連についての情報を格納する。パラメータ
ー情報記憶部１７は、各シナリオにおけるパラメーター
とキャラクターおよびシーン列などとの対応といった、
パラメーター化についての情報を格納する。導出シナリ
オ情報記憶部１９は、導出シナリオのベースとなるパラ
メーター化したシナリオにおけるパラメーターとキャラ
クターおよびシーン列などとの対応といった、パラメー
ターに対して具体的な内容となるシナリオの構成要素ま
たはこれらの集合を指定する情報を格納する。シナリオ
情報記憶部１３と、パラメーター情報記憶部１７と、導
出シナリオ情報記憶部１９とに格納された情報は、描画
処理部２０によって表示装置２２上でグラフィカルに表
示され、ファイル入出力部２１によってシナリオファイ
ル２３との間で読み出されたり、書き込まれたりする。
表示装置２２は、シナリオ編集装置２４に接続されたデ
ィスプレイなどのような表示装置であり、表示対象とな
るシナリオの構成要素に対応する文字列や図形などを表
示する。描画処理部２０は、シナリオ情報記憶部１３
と、パラメーター情報記憶部１７と、導出シナリオ情報
記憶部１９とから、表示対象となるシナリオの構成要素
を取り出し、これに対応する文字列や図形などを表示装
置２２に出力する。シナリオファイル２３は、シナリオ
編集装置２４に接続された外部記憶装置上に設けられお
り、シナリオ情報、パラメーター情報および導出シナリ
オ情報を格納するファイルである。ファイル入出力部２
１は、シナリオ情報、パラメーター情報および導出シナ
リオ情報を、シナリオ情報記憶部１３、パラメーター情
報記憶部１７および導出シナリオ情報記憶部１９と、シ
ナリオファイル２３との間で読み出したり、書き込んだ
りする。

【００１３】また、シナリオ編集装置２４では、主記憶
装置上に、シナリオ情報編集部１２と、パラメーター情
報編集部１６と、導出シナリオ情報編集部１８との各プ
ログラムが格納され、処理装置によって実行される。シ
ナリオ情報編集部１２は、入力制御部１１から編集操作
命令を受け取って、シナリオ情報記憶部１３に格納され
るシナリオ情報の作成、更新および削除に係わる編集処
理を行い、シナリオ情報記憶部１３を更新する。パラメ
ーター情報編集部１６は、入力制御部１１から編集操作
命令を受け取って、パラメーター情報記憶部１７に格納
されるパラメーター情報の作成、更新および削除に係わ
る編集処理を行い、パラメーター情報記憶部１７を更新
する。導出シナリオ情報編集部１８は、入力制御部１１
から編集操作命令を受け取って、導出シナリオ情報記憶
部１９に格納される導出シナリオ情報の作成、更新およ
び削除に係わる編集処理を行い、導出シナリオ情報記憶
部１９を更新する。入力制御部１１は、入力装置１０を
介して入力された指令を解釈し、その内容によって、シ
ナリオ情報編集部１２、パラメーター情報編集部１６お
よび導出シナリオ情報編集部１８のいずれかに制御を渡
す。入力装置１０は、シナリオ編集装置２４に接続され
たキーボードやマウスなどなどのような入力装置であ
り、シナリオの構成要素を指定したり、文字列を入力し
たり、指令を選択したりする。

【００１４】さらに、シナリオ編集装置２４では、主記
憶装置上に、シナリオ情報比較部１４と、パラメーター
情報抽出部１５との各プログラムが格納され、処理装置
によって実行される。シナリオ情報比較部１４は、ユー
ザーが指定した、パラメーター化しようとする元シナリ
オと、パラメーター化の手がかりとなる類似シナリオと
についてのシナリオ情報を、シナリオ情報記憶部１３か
ら取り出し、これらを比較した後、比較結果をパラメー
ター情報抽出部１５へ渡す。パラメーター情報抽出部１
５は、シナリオ情報比較部１４から、元シナリオと類似
シナリオとについてのシナリオ情報の比較結果を受け取
り、比較結果からパラメーター化する部分の候補を抽出
した後、パラメーター化する部分の候補に対応するパラ
メーター情報を作成し、パラメーター情報記憶部１７を
更新する。

【００１５】図２は、本発明の一実施例におけるパラメ
ーター情報編集および導出シナリオ情報編集の処理手順
を示すフローチャートである。ステップ３０および３１
はパラメーター情報編集部１６に係わる処理であり、ス
テップ３２および３３は導出シナリオ情報編集部１８に
係わる処理であり、ステップ３４は描画処理部２０に係
わる処理である。まず、ユーザーが元シナリオの中でパ
ラメーター化する部分を指定できるよう、シナリオの構
成要素またはこれらの集合を選択するシナリオ表示画面
を表示する（ステップ３０）。ここで選択されたシナリ
オ構成要素またはこれらの集合は、パラメーター情報編
集部１６に通知される。次に、ユーザーがパラメーター
化する部分を示す識別子を定義できるよう、識別子であ
るパラメーター名を入力するパラメーター定義画面を表
示する（ステップ３１）。

【００１６】ここで入力されたパラメーター名は、パラ
メーター情報編集部１６に通知され、パラメーター化す
る部分と対応づけて管理される。次に、ユーザーが導出
シナリオの原型となる元シナリオを指定できるよう、元
シナリオを選択する導出シナリオ定義画面を表示する
（ステップ３２）。ここで選択された元シナリオは、導
出シナリオ情報編集部１８に通知される。次に、ユーザ
ーが、元シナリオの中でパラメーター化した部分に対応
させて導出シナリオの内容を記述することにより、導出
シナリオと元シナリオとの差分を定義できるよう、差分
の内容であるパラメーター値を入力する導出シナリオ定
義画面を表示する（ステップ３３）。ここで入力された
パラメーター値は、導出シナリオ情報編集部１８へ通知
され、導出シナリオと対応づけて管理される。そして、
元シナリオを基に、パラメーターに対して与えた具体的
な内容が反映された導出シナリオをシナリオ表示画面上
に表示する（ステップ３４）。

【００１７】図３は、本発明の一実施例におけるシナリ
オ情報比較およびパラメーター情報抽出の処理手順を示
すフローチャートである。ステップ４０および４１はシ
ナリオ情報比較部１４に係わる処理であり、ステップ４
２、４３および４４はパラメーター情報抽出部１５に係
わる処理である。ユーザーが元シナリオと類似シナリオ
を指定できるよう、これらを識別する元シナリオ名と類
似シナリオ名を選択するパラメーター抽出画面を表示す
る。（ステップ４０）。ここで選択された元シナリオ名
と類似シナリオ名は、シナリオ情報比較部１４へ通知さ
れる。次に、シナリオ情報比較部１４は、元シナリオと
類似シナリオを比較し、元シナリオと類似シナリオとで
異なる部分を抽出する（ステップ４１）。ここで抽出さ
れた元シナリオと類似シナリオとで異なる部分に関する
情報は、パラメーター情報抽出部１５へ渡される。次
に、パラメーター情報抽出部１５は、元シナリオと類似
シナリオとで異なる部分がパラメーター化する部分の候
補としての条件を満たしているかを判断する（ステップ
４２）。次に、パラメーター情報抽出部１５は、パラメ
ーター化する部分の候補を示す仮の識別子を生成する
（ステップ４３）。そして、パラメーター化する部分の
候補を表示したあと、ユーザーが実際にパラメーター化
するかしないかを指定し、パラメーター化する部分の識
別子を定義できるよう、パラメーター化する部分の各候
補について、パラメーター化するかしないかを選択し、
識別子であるパラメーター名を入力するパラメーター抽
出画面を表示する（ステップ４４）。ここで入力された
パラメーター名は、パラメーター情報抽出部１５に通知
され、パラメーター化する部分と対応づけて管理され
る。

【００１８】図４は、本発明の一実施例におけるシナリ
オ情報記憶部に格納される情報の例を示す図である。シ
ナリオ情報は、キャラクターテーブル５０と、属性テー
ブル５１と、メッセージテーブル５２と、シナリオテー
ブル５３と、シーンテーブル５４と、属性操作テーブル
５５と、コメントテーブル５６とから構成される。キャ
ラクターテーブル５０は、各キャラクターを識別するキ
ャラクター名を列挙する。属性テーブル５１は、キャラ
クター名と属性名との対応を格納し、各キャラクターに
属する属性を管理する。１つのキャラクターは複数の属
性に対応づけることができる。メッセージテーブル５２
は、キャラクター名とメッセージ名との対応を格納し、
各キャラクターに属するメッセージを管理する。１つの
キャラクターは複数のメッセージに対応づけることがで
きる。

【００１９】シナリオテーブル５３は、各シナリオを識
別するシナリオ名を列挙する。シーンテーブル５４は、
シナリオ名とシーン番号とキャラクター名とメッセージ
名との対応を格納し、各シナリオに属するシーンにおけ
る作業や処理の内容となる、あるシーンにおいてどの動
作主（アクターキャラクター）がどの命令（メッセー
ジ）を受け取るかといった情報を管理する。１つのシナ
リオは複数のシーンに対応づけることができる。属性操
作テーブル５５は、シナリオ名とシーン番号とキャラク
ター名と属性名と操作内容との対応を格納し、各シナリ
オに属するシーンにおける属性操作の内容となる、ある
シーンにおいてどの動作対象（リソースキャラクター）
に対してどの属性をどのようにアクセスするかといった
情報を管理する。１つのシーンは複数の属性操作に対応
づけることができる。コメントテーブル５６は、シナリ
オ名とシーン番号とコメント内容との対応を格納し、各
シナリオに属するシーンに関連づけられたコメントの内
容を管理する。１つのシーンは複数のコメントに対応づ
けることができる。

【００２０】図５は、本発明の一実施例におけるパラメ
ーター情報記憶部に格納される情報の例を示す図であ
る。パラメーター情報は、キャラクターパラメーターテ
ーブル６０と、属性パラメーターテーブル６１と、メッ
セージパラメーターテーブル６２と、シーン列パラメー
ターテーブル６３と、属性操作パラメーターテーブル６
４と、コメントパラメーターテーブル６５とから構成さ
れる。キャラクターパラメーターテーブル６０は、シナ
リオ名とパラメーター名とキャラクター名との対応を格
納し、キャラクターがシナリオにおいて定義された場所
を、識別子であるキャラクターパラメーター名によって
管理する。属性パラメーターテーブル６１は、シナリオ
名とパラメーター名とキャラクター名と属性名との対応
を格納し、属性がシナリオにおいて定義された場所を、
識別子である属性パラメーター名によって管理する。メ
ッセージパラメーターテーブル６２は、シナリオ名とパ
ラメーター名とキャラクター名とメッセージ名との対応
を格納し、メッセージがシナリオにおいて定義された場
所を、識別子であるメッセージパラメーター名によって
管理する。シーン列パラメーターテーブル６３は、シナ
リオ名とパラメーター名と先頭シーン番号と末尾シーン
番号との対応を格納し、シーン列がシナリオにおいて定
義された場所を、識別子であるシーン列パラメーター名
によって管理する。先頭シーン番号は、シーン列におけ
る時系列的に最初となるシーンがシナリオのどの位置に
あるかを示し、末尾シーン番号は、シーン列における時
系列的に最後となるシーンがシナリオのどの位置にある
かを示す。属性操作パラメーターテーブル６４は、シナ
リオ名とパラメーター名とシーン番号とキャラクター名
と属性名との対応を格納し、属性操作がシナリオにおい
て定義された場所を、識別子である属性操作パラメータ
ー名によって管理する。コメントパラメーターテーブル
６５は、シナリオ名とパラメーター名とシーン番号とコ
メント内容との対応を格納し、コメントがシナリオにお
いて定義された場所を、識別子であるコメントパラメー
ター名によって管理する。

【００２１】図６は、本発明の一実施例における導出シ
ナリオ情報記憶部に格納される情報の例を示す図であ
る。導出シナリオ情報は、導出シナリオテーブル７０
と、キャラクターパラメーター値テーブル７１と、属性
パラメーター値テーブル７２と、メッセージパラメータ
ー値テーブル７３と、シーン列パラメーター値テーブル
７４と、属性操作パラメーター値テーブル７５と、コメ
ントパラメーター値テーブル７６とから構成される。導
出シナリオテーブル７０は、導出シナリオ名と元シナリ
オ名との対応を格納し、導出シナリオのベースとなる元
シナリオはどのシナリオかといった情報を管理する。キ
ャラクターパラメーター値テーブル７１は、導出シナリ
オ名と元シナリオ名とパラメーター名とキャラクター名
との対応を格納し、元シナリオにおいてキャラクターパ
ラメーターが示す場所に対して、導出シナリオの具体的
な内容となるキャラクターを与えるキャラクターパラメ
ーター値を管理する。

【００２２】属性パラメーター値テーブル７２は、導出
シナリオ名と元シナリオ名とパラメーター名と属性名と
の対応を格納し、元シナリオにおいて属性パラメーター
が示す場所に対して、導出シナリオの具体的な内容とな
る属性を与える属性パラメーター値を管理する。メッセ
ージパラメーター値テーブル７３は、導出シナリオ名と
元シナリオ名とパラメーター名とメッセージ名との対応
を格納し、元シナリオにおいてメッセージパラメーター
が示す場所に対して、導出シナリオの具体的な内容とな
るメッセージを与えるメッセージパラメーター値を管理
する。シーン列パラメーター値テーブル７４は、導出シ
ナリオ名と元シナリオ名とパラメーター名と部分シナリ
オ名との対応を格納し、元シナリオにおいてシーン列パ
ラメーターが示す場所に対して、導出シナリオの具体的
な内容となるシーン列を与えるシーン列パラメーター値
を管理する。ここで与えられるシーン列は、部分シナリ
オ名によって識別されるシナリオにおいて定義された、
時系列順に配列した一連のシーンの列として指定され
る。属性操作パラメーター値テーブル７５は、導出シナ
リオ名と元シナリオ名とパラメーター名と操作内容との
対応を格納し、元シナリオにおいて属性操作パラメータ
ーが示す場所に対して、導出シナリオの具体的な内容と
なる操作内容を与える属性操作パラメーター値を管理す
る。コメントパラメーター値テーブル７６は、導出シナ
リオ名と元シナリオ名とパラメーター名とコメント内容
との対応を格納し、元シナリオにおいてコメントパラメ
ーターが示す場所に対して、導出シナリオの具体的な内
容となるコメント内容を与えるコメントパラメーター値
を管理する。

【００２３】図７は、本発明の一実施例におけるキャラ
クターパラメーターを定義する画面の例を示す図であ
る。表示装置２２上には、シナリオ表示画面とキャラク
ターパラメーター定義画面が表示されている。シナリオ
表示画面には、現在の表示対象として選択されたシナリ
オ「Ｓ１」に登場するキャラクターや、シナリオ「Ｓ
１」を構成するシーンにおける作業や処理の内容などと
いった、シナリオの構成要素およびこれらの間の関連が
表示されている。また、このシナリオ表示画面には、パ
ラメーター化する部分として、キャラクター「Ｃ２」が
指定されている。キャラクターパラメーター定義画面に
は、キャラクター「Ｃ２」がシナリオ「Ｓ１」において
定義された場所を識別するパラメーター名として「ＰＣ
１」が入力されている。

【００２４】図８は、本発明の一実施例におけるシーン
列パラメーターを定義する画面の例を示す図である。表
示装置２２上には、シナリオ表示画面とシーン列パラメ
ーター定義画面が表示されている。シナリオ表示画面に
は、現在の表示対象として選択されたシナリオ「Ｓ１」
に登場するキャラクターや、シナリオ「Ｓ１」を構成す
るシーンにおける作業や処理の内容などといった、シナ
リオの構成要素およびこれらの間の関連が表示されてい
る。また、このシナリオ表示画面には、パラメーター化
する部分として、シーン「２」からシーン「３」までが
指定されている。シーン列パラメーター定義画面には、
シーン「３」からシーン「４」までがシナリオ「Ｓ１」
において定義された場所を識別するパラメーター名とし
て「ＰＳ１」が入力されている。

【００２５】図９は、本発明の一実施例における導出シ
ナリオを定義する画面の例を示す図である。表示装置２
２上には、導出シナリオ定義画面が表示されている。導
出シナリオ定義画面には、新しく作成する導出シナリオ
を識別する導出シナリオ名として「Ｓ４］が入力されて
おり、導出シナリオの原型となる元シナリオとして、シ
ナリオ「Ｓ１」が指定されている。また、このシナリオ
表示画面には、元シナリオの中でパラメーター化した部
分に対応させて導出シナリオの内容を記述できるよう、
キャラクターパラメーター値設定と、属性パラメーター
値設定と、メッセージパラメーター値設定と、シーン列
パラメーター値設定と、属性操作パラメーター値設定
と、コメントパラメーター値設定とを行うための欄が設
けられている。ここでは、シナリオ「Ｓ１」においてキ
ャラクターパラメーター「ＰＣ１」が示す場所に対す
る、導出シナリオ「Ｓ４」の具体的な内容としてキャラ
クター「Ｃ６」が、シナリオ「Ｓ１」においてシーン列
パラメーター「ＰＳ１」が示す場所に対する、導出シナ
リオ「Ｓ４」の具体的な内容として部分シナリオ「Ｓ
３」が指定されている。

【００２６】図１０は、本発明の一実施例における導出
シナリオを表示した画面の例を示す図である。表示装置
２２上には、シナリオ表示画面が表示されている。シナ
リオ表示画面には、現在表示対象として選択された導出
シナリオ「Ｓ４］に登場するキャラクターや、導出シナ
リオ「Ｓ４」を構成するシーンにおける作業や処理の内
容などといった、シナリオの構成要素およびこれらの間
の関連が表示されている。ここでは、導出シナリオ「Ｓ
４］のベースとなる元シナリオ「Ｓ１］を基に、パラメ
ーターに対して与えた具体的な内容が反映されている。
するシーンにおける作業や処理の内容などといった、シ
ナリオの構成要素およびこれらの間の関連が表示されて
いる。

【００２７】図１１は、本発明の一実施例におけるパラ
メーター抽出結果を表示した画面の例を示す図である。
表示装置２２上には、パラメーター抽出画面が表示され
ている。パラメーター抽出画面には、パラメーター化し
ようとする元シナリオとしてシナリオ「Ｓ１」が、パラ
メーター化の手がかりとなる類似シナリオとしてシナリ
オ「Ｓ２」が指定されている。また、このパラメーター
抽出画面には、パラメーター化する部分の候補を表示し
たあと、実際にパラメーター化するかしないかを指定
し、パラメーター化する部分の識別子を定義できるよ
う、キャラクターパラメーター抽出結果と、属性パラメ
ーター抽出結果と、メッセージパラメーター抽出結果
と、シーン列パラメーター抽出結果と、属性操作パラメ
ーター抽出結果と、コメントパラメーター抽出結果とを
表示し、編集するための欄が設けられている。ここで
は、パラメーター化する部分の候補として、キャラクタ
ー「Ｃ２」とシーン「３」からシーン「５」までとが挙
げられている。

【００２８】図１２は、本発明の一実施例における構成
情報生成装置を示す構成図である。本発明の一実施例に
おける構成情報生成装置８６では、主記憶装置または接
続された外部記憶装置上に、シナリオ情報記憶部１３
と、パラメーター情報記憶部１７と、導出シナリオ情報
記憶部１９と、対応情報記憶部８３とが設けられてい
る。対応情報記憶部８３は、シナリオの構成要素と業務
プロセスを実現するソフトウェアコンポーネントとの対
応関係についての情報を格納する。シナリオ情報記憶部
１３と、パラメーター情報記憶部１７と、導出シナリオ
情報記憶部１９とに格納される情報は、ファイル入力部
８１によってシナリオファイル２３から読み出される。
対応情報記憶部８３に格納される情報は、対応情報入力
部８２によって対応情報データベース８０から読み出さ
れる。ファイル入力部８１は、シナリオ情報、パラメー
ター情報および導出シナリオ情報を、シナリオ情報記憶
部１３、パラメーター情報記憶部１７および導出シナリ
オ情報記憶部１９へ、シナリオファイル２３から読み出
す。対応情報データベース８０は、構成情報生成装置８
６に接続された外部記憶装置上に設けられており、シナ
リオの構成要素と業務プロセスを実現するソフトウェア
コンポーネントとの対応関係についての情報を格納する
データベースである。対応情報入力部８２は、シナリオ
の構成要素と業務プロセスを実現するソフトウェアコン
ポーネントとの対応関係についての情報を、対応情報記
憶部８３へ、対応情報データベース８０から読み出す。

【００２９】また、構成情報生成装置８６では、主記憶
上に、構成情報出力部８４のプログラムが格納され、処
理装置によって実行される。構成情報出力部８４は、シ
ナリオ情報記憶部１３、パラメーター情報記憶部１７お
よび導出シナリオ情報記憶部１９から取り出した導出シ
ナリオの構成要素およびこれらの間の関連についての情
報より、対応情報記憶部８２から取り出したシナリオの
構成要素と業務プロセスを実現するソフトウェアコンポ
ーネントとの対応関係についての情報を参照しつつ、業
務プロセスを実現するソフトウェアコンポーネントの構
成を定義する構成情報を生成し、構成情報データベース
８５へ書き込む。構成情報データベース８５は、構成情
報生成装置８６に接続された外部記憶装置上に設けられ
ており、業務プロセスを実現するソフトウェアコンポー
ネントの構成を定義する構成情報を格納するデータベー
スである。

【００３０】図１３は、本発明の一実施例における構成
情報生成装置の構成情報出力部の処理手順を示すフロー
チャートである。ユーザーが構成情報の生成に用いる導
出シナリオを指定できるよう、導出シナリオをまたはこ
れらの集合を選択する構成情報生成画面を表示する（ス
テップ９０）。シナリオ情報記憶部１３、パラメーター
情報記憶部１７および導出シナリオ情報記憶部１９から
取り出した導出シナリオの構成要素およびこれらの間の
関連についての情報より、対応情報記憶部８２から取り
出したシナリオの構成要素と業務プロセスを実現するソ
フトウェアコンポーネントとの対応関係についての情報
を参照しつつ、業務プロセスを実現するソフトウェアコ
ンポーネントの構成を定義する構成情報を生成する（ス
テップ９１）。生成した構成情報を構成情報データベー
ス８５へ書き込む（ステップ９２）。

【００３１】図１４は、本発明の一実施例における構成
情報生成装置のシナリオ情報記憶部に格納される情報の
例を示す図である。この例では、シナリオ「ＦＡＸ発
注」のシーン「３」で、キャラクター「ＦＡＸ注伝印
刷」に対して属性操作が行われていることを表してい
る。

【００３２】図１５は、本発明の一実施例における構成
情報生成装置が入力する対応情報の中で、キャラクター
「ＦＡＸ注伝印刷」とソフトウェアコンポーネントとの
対応関係について記述した部分の例を示す図である。こ
の例では、キャラクター「ＦＡＸ注伝印刷」が用いられ
た場合、ソフトウェアコンポーネント「Ｈ＿ＰＲＩＮ
Ｔ．ＤＬＬ」が構成に加えられ、ソフトウェアコンポー
ネント「Ｈ＿ＭＡＩＮ．ＥＸＥ」の注伝出力先としてソ
フトウェアコンポーネント「Ｈ＿ＰＲＩＮＴ．ＤＬＬ」
が、ソフトウェアコンポーネント「Ｈ＿ＰＲＩＮＴ．Ｄ
ＬＬ」の注伝印刷先としてプリンターサーバーに接続さ
れたプリンター「￥￥ＰｒＳｅｒｖ￥Ｐｒ」が指定され
ることを表している。

【００３３】図１６は、本発明の一実施例における構成
情報生成装置がシナリオ「ＦＡＸ発注」を元に出力した
構成情報で定義されたソフトウェアコンポーネントの構
成の例を示す図である。この例では、ソフトウェアコン
ポーネント「Ｈ＿ＭＡＩＮ．ＥＸＥ」がソフトウェアコ
ンポーネント「Ｈ＿ＰＲＩＮＴ．ＤＬＬ」へ注伝情報を
出力し、ソフトウェアコンポーネント「Ｈ＿ＰＲＩＮ
Ｔ．ＤＬＬ」がプリンターサーバーに接続されたプリン
ター「￥￥ＰｒＳｅｒｖ￥Ｐｒ」へ注伝を印刷すること
を表している。

【００３４】図１７は、本発明の一実施例における構成
情報生成装置のパラメーター情報記憶部に格納される情
報の例を示す図である。この例では、シナリオ「ＦＡＸ
発注」のキャラクター「ＦＡＸ注伝印刷」を、キャラク
ターパラメーター「注伝出力」としてパラメーター化し
たことを表している。

【００３５】図１８は、本発明の一実施例における構成
情報生成装置の導出シナリオ情報記憶部に格納される情
報の例を示す図である。この例では、シナリオ「ＦＡＸ
発注」をベースに導出シナリオ「ＥＤＩ発注」が定義さ
れており、キャラクターパラメーター「注伝出力」に対
する具体的な内容としてキャラクター「注伝ＥＤＩ送
信」を与えたことを表している。

【００３６】図１９は、本発明の一実施例における構成
情報生成装置が入力する対応情報の中で、キャラクター
「注伝ＥＤＩ送信」とソフトウェアコンポーネントとの
対応関係について記述した部分の例を示す図である。こ
の例では、キャラクター「注伝ＥＤＩ送信」が用いられ
た場合、ソフトウェアコンポーネント「Ｈ＿ＥＤＩ．Ｄ
ＬＬ」が構成に加えられ、ソフトウェアコンポーネント
「Ｈ＿ＭＡＩＮ．ＥＸＥ」の注伝出力先としてソフトウ
ェアコンポーネント「Ｈ＿ＥＤＩ．ＤＬＬ」が、ソフト
ウェアコンポーネント「Ｈ＿ＥＤＩ．ＤＬＬ」の注伝送
信先としてＥＤＩセンターのアドレス「ＸＸ．ＸＸ．Ｘ
Ｘ．ＸＸ」が指定されることを表している。

【００３７】図２０は、本発明の一実施例における構成
情報生成装置がシナリオ「ＥＤＩ発注」を元に出力した
構成情報で定義されたソフトウェアコンポーネントの構
成の例を示す図である。この例では、ソフトウェアコン
ポーネント「Ｈ＿ＭＡＩＮ．ＥＸＥ」がソフトウェアコ
ンポーネント「Ｈ＿ＥＤＩ．ＤＬＬ」へ注伝情報を出力
し、ソフトウェアコンポーネント「Ｈ＿ＥＤＩ．ＤＬ
Ｌ」がアドレス「ＸＸ．ＸＸ．ＸＸ．ＸＸ」で示される
ＥＤＩセンターへ注伝情報を送信することを表してい
る。

【００３８】図２１は、シナリオ編集機能に特化したシ
ナリオ編集装置を示す構成図である。シナリオ編集機能
に特化したシナリオ編集装置２５では、主記憶装置また
は接続された外部記憶装置上に、シナリオ情報記憶部１
３が設けられている。また、シナリオ編集装置２５で
は、主記憶装置上に、シナリオ情報編集部１２のプログ
ラムが格納され、処理装置によって実行される。

【００３９】図２２は、本発明のもう一つの一実施例に
おけるパラメーター編集機能に特化したパラメーター編
集装置を示す構成図である。本発明のもう一つの一実施
例におけるパラメーター編集機能に特化したパラメータ
ー編集装置２６では、主記憶装置または接続された外部
記憶装置上に、シナリオ情報記憶部１３と、パラメータ
ー情報記憶部１７とが設けられている。また、パラメー
ター情報編集装置２６では、主記憶装置上に、パラメー
ター情報編集部１６のプログラムが格納され、処理装置
によって実行される。

【００４０】図２３は、本発明のもう一つの一実施例に
おける導出シナリオ編集機能に特化した導出シナリオ編
集装置を示す構成図である。本発明のもう一つの一実施
例における導出シナリオ編集機能に特化した導出シナリ
オ編集装置２７では、主記憶装置または接続された外部
記憶装置上に、シナリオ情報記憶部１３と、パラメータ
ー情報記憶部１７と、導出シナリオ情報記憶部１９とが
設けられている。また、導出シナリオ情報編集装置２７
では、主記憶装置上に、導出シナリオ情報編集部１８の
プログラムが格納され、処理装置によって実行される。

【００４１】シナリオ編集装置２４が備える、シナリオ
編集機能と、パラメーター編集機能と、導出シナリオ編
集機能とを、シナリオ編集装置２５と、パラメーター編
集装置２６と、導出シナリオ編集装置２７とのように、
各機能を別々の装置として分けて実現できる。

【００４２】

【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
あらかじめ作成した再利用性の高い元シナリオをベース
に、差分部分を記述することにより、新しく作成する導
出シナリオを定義できるので、元シナリオと導出シナリ
オとの差分部分の管理が容易である。

【００４３】さらに、手がかりとなる類似シナリオを指
定することにより、元シナリオにおける、差分部分を記
述する単位として管理すべき部分の候補を提示するの
で、差分部分を記述する単位として管理すべき部分を容
易に見つけ出すことができる。

【００４４】さらに、シナリオの構成要素と業務プロセ
スを実現するソフトウェアコンポーネントとの対応関係
についての情報を参照することにより、導出シナリオの
構成要素およびこれらの間の関連についての情報より、
業務プロセスを実現するソフトウェアコンポーネントの
構成を定義する構成情報を生成することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す構成図である。

【図２】本発明の一実施例におけるパラメーター情報編
集および導出シナリオ情報編集の処理手順を示すフロー
チャートである。

【図３】本発明の一実施例におけるシナリオ情報比較お
よびパラメーター情報抽出の処理手順を示すフローチャ
ートである。

【図４】本発明の一実施例におけるシナリオ情報記憶部
に格納される情報の例を示す図である。

【図５】本発明の一実施例におけるパラメーター情報記
憶部に格納される情報の例を示す図である。

【図６】本発明の一実施例における導出シナリオ情報記
憶部に格納される情報の例を示す図である。

【図７】本発明の一実施例におけるキャラクターパラメ
ーターを定義する画面の例を示す図である。

【図８】本発明の一実施例におけるシーン列パラメータ
ーを定義する画面の例を示す図である。

【図９】本発明の一実施例における導出シナリオを定義
する画面の例を示す図である。

【図１０】本発明の一実施例における導出シナリオを表
示した画面の例を示す図である。

【図１１】本発明の一実施例におけるパラメーター抽出
結果を表示した画面の例を示す図である。

【図１２】本発明の一実施例における構成情報生成装置
を示す構成図である。

【図１３】本発明の一実施例における構成情報生成装置
の構成情報出力部の処理手順を示すフローチャートであ
る。

【図１４】本発明の一実施例における構成情報生成装置
のシナリオ情報記憶部に格納される情報の例を示す図で
ある。

【図１５】本発明の一実施例における構成情報生成装置
が入力する対応情報の中で、キャラクター「ＦＡＸ注伝
印刷」とソフトウェアコンポーネントとの対応関係につ
いて記述した部分の例を示す図である。

【図１６】本発明の一実施例における構成情報生成装置
がシナリオ「ＦＡＸ発注」を元に出力した構成情報で定
義されたソフトウェアコンポーネントの構成の例を示す
図である。

【図１７】本発明の一実施例における構成情報生成装置
のパラメーター情報記憶部に格納される情報の例を示す
図である。

【図１８】本発明の一実施例における構成情報生成装置
の導出シナリオ情報記憶部に格納される情報の例を示す
図である。

【図１９】本発明の一実施例における構成情報生成装置
が入力する対応情報の中で、キャラクター「注伝ＥＤＩ
送信」とソフトウェアコンポーネントとの対応関係につ
いて記述した部分の例を示す図である。

【図２０】本発明の一実施例いおける構成情報生成装置
がシナリオ「ＥＤＩ発注」を元に出力した構成情報で定
義されたソフトウェアコンポーネントの構成の例を示す
図である。

【図２１】シナリオ編集機能に特化したシナリオ編集装
置を示す構成図である。

【図２２】本発明のもう一つの一実施例におけるパラメ
ーター編集機能に特化したパラメーター編集装置を示す
構成図である。

【図２３】本発明のもう一つの一実施例における導出シ
ナリオ編集機能に特化した導出シナリオ編集装置を示す
構成図である。

【符号の説明】

１２：シナリオ情報編集部、１３：シナリオ情報記憶
部、１４：シナリオ情報比較部、１５：パラメーター情
報抽出部、１６：パラメーター情報編集部、１７：パラ
メーター情報記憶部、１８：導出シナリオ情報編集部、
１９：導出シナリオ情報記憶部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 湯浦 克彦 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所ビジネスソリューション事 業部内 (72)発明者 ▲岩▼渕 史彦 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所ビジネスソリューション事 業部内 Ｆターム(参考） 5B050 BA06 BA08 CA07 FA02 FA12

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】業務プロセスの時系列的な流れが一連の作
   業単位であるシーンと該シーンから構成されるシナリオ
   として表現される場合に、所定の作業や処理を実行する
   操作者または計算機を意味する動作主、伝票や表示画面
   情報およびデータベースにおける参照または更新の対象
   となる情報資源である動作対象や、動作主が命令を受け
   取るとともに動作対象にアクセスしてこの命令を実行す
   る作業や処理の内容を有する前記シナリオの構成要素お
   よびこれらの間の関連情報を格納する手段と、 前記シナリオの構成要素またはこれらの集合が前記シナ
   リオにおいて定義される場所を示す識別子であるパラメ
   ーターに関する情報を格納するパラメーター情報記憶手
   段と、 編集操作命令に従って前記パラメーター情報記憶手段に
   格納されたパラメーター情報を編集するパラメーター情
   報編集手段とを備えることを特徴とするシナリオ編集装
   置。
2. 【請求項２】業務プロセスの時系列的な流れが一連の作
   業単位であるシーンと該シーンから構成されるシナリオ
   として表現される場合に、所定の作業や処理を実行する
   操作者または計算機を意味する動作主、伝票や表示画面
   情報およびデータベースにおける参照または更新の対象
   となる情報資源である動作対象や、動作主が命令を受け
   取るとともに動作対象にアクセスしてこの命令を実行す
   る作業や処理の内容を有する前記シナリオの構成要素お
   よびこれらの間の関連情報を編集し、 予め作成した前記シナリオの中で、前記シナリオの構成
   要素またはこれらの集合が前記シナリオにおいて定義さ
   れる場所を示す識別子であるパラメーターとして扱う部
   分の指定指示を入力し、該指示に基づいてシナリオを生
   成することを特徴とするシナリオ編集方法。
3. 【請求項３】業務プロセスの時系列的な流れが一連の作
   業単位であるシーンと該シーンから構成されるシナリオ
   として表現される場合に、所定の作業や処理を実行する
   操作者または計算機を意味する動作主、伝票や表示画面
   情報およびデータベースにおける参照または更新の対象
   となる情報資源である動作対象や、動作主が命令を受け
   取るとともに動作対象にアクセスしてこの命令を実行す
   る作業や処理の内容を有する前記シナリオの構成要素お
   よびこれらの間の関連情報を格納する手段と、 前記シナリオの構成要素またはこれらの集合が前記シナ
   リオにおいて定義される場所を示す識別子であるパラメ
   ーターに関する情報を格納するパラメーター情報記憶手
   段と、 前記パラメーターを有するシナリオに基づいて定義した
   シナリオである導出シナリオにおけるパラメーターに対
   して具体的な内容となるシナリオの構成要素またはこれ
   らの集合を指定する情報を格納する導出シナリオ情報記
   憶手段と、 前記編集操作命令に従って前記導出シナリオ情報記憶手
   段に格納される導出シナリオ情報を編集する導出シナリ
   オ情報編集手段とを備えることを特徴とするシナリオ編
   集装置。
4. 【請求項４】業務プロセスの時系列的な流れが一連の作
   業単位であるシーンと該シーンから構成されるシナリオ
   として表現される場合に、所定の作業や処理を実行する
   操作者または計算機を意味する動作主、伝票や表示画面
   情報およびデータベースにおける参照または更新の対象
   となる情報資源である動作対象や、動作主が命令を受け
   取るとともに動作対象にアクセスしてこの命令を実行す
   る作業や処理の内容を有する前記シナリオの構成要素お
   よびこれらの間の関連についての情報を編集し、 前記パラメーターを有するシナリオをベースに定義した
   シナリオである導出シナリオを予め作成したシナリオで
   ある元シナリオの中で指定したパラメーターとして扱う
   部分と対応付けて該導出シナリオの内容として保持し、 前記元シナリオを基に、前記パラメーターに対して与え
   た具体的な内容が反映された導出シナリオを表示するこ
   とを特徴とするシナリオプロ編集グラム。
5. 【請求項５】請求項１記載のシナリオ編集装置におい
   て、 前記パラメーターに該当する前記元シナリオと、該パラ
   メーターを与える手がかりとなる類似シナリオとに関す
   るシナリオ情報を比較するシナリオ情報比較手段と、こ
   の比較結果からパラメーターとして扱う候補を抽出する
   パラメーター情報抽出手段とを備えることを特徴とする
   シナリオ編集装置。
6. 【請求項６】請求項４記載のシナリオ編集プログラムに
   おいて、 前記パラメーターを与えようとする前記元シナリオと、
   前記パラメーターを与える手がかりとなる類似シナリオ
   を比較するステップと前記元シナリオと前記類似シナリ
   オとで異なる部分が、パラメーターとして扱う部分の候
   補としての条件を満たしているかを判断するステップと
   を有することを特徴とするシナリオ編集プログラム
7. 【請求項７】業務プロセスの時系列的な流れが一連の作
   業単位であるシーンから構成されるシナリオとして表現
   される場合に、所定の作業や処理を実行する操作者また
   は計算機を意味する動作主や、伝票、表示画面情報およ
   びデータベースにおける参照や更新の対象となる情報資
   源である動作対象や、動作主が命令を受け取るとともに
   動作対象にアクセスし該命令を実行する作業や処理の内
   容を有するシナリオの構成要素およびこれらの間の関連
   についての情報を格納するシナリオ情報記憶手段と、シ
   ナリオの構成要素またはこれらの集合がシナリオにおい
   て定義される場所を示す識別子であるパラメーターに関
   する情報を格納するパラメーター情報記憶手段と、前記
   パラメーターを有するシナリオをベースに定義したシナ
   リオを記憶するシナリオ記憶手段と、 前記パラメーターに対して具体的な前記内容を表すシナ
   リオの構成要素またはこれらの集合を指定する情報を格
   納する導出シナリオ情報記憶手段と、前記シナリオの構
   成要素と業務プロセスを実現するソフトウェアコンポー
   ネントとの対応関係を格納する対応情報記憶手段と、 該シナリオ情報記憶手段、該パラメーター情報記憶手段
   および該導出シナリオ情報記憶手段から取り出した導出
   シナリオの構成要素およびこれらの間の関連情報より、
   前記対応情報記憶手段から取り出したシナリオの構成要
   素と前記業務プロセスを実現するソフトウェアコンポー
   ネントとの対応関係情報を参照し、前記業務プロセスを
   実現するソフトウェアコンポーネントの構成を定義する
   構成情報を出力する構成情報出力手段とを備えることを
   特徴とするシナリオ編集装置。