JP2001265475A - メニュー表示制御装置、情報処理装置、電子黒板システム、メニュー表示システムの制御方法、情報処理システムの制御方法およびこれらの方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

メニュー表示制御装置、情報処理装置、電子黒板システム、メニュー表示システムの制御方法、情報処理システムの制御方法およびこれらの方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Info

Publication number
JP2001265475A
JP2001265475A JP2000072998A JP2000072998A JP2001265475A JP 2001265475 A JP2001265475 A JP 2001265475A JP 2000072998 A JP2000072998 A JP 2000072998A JP 2000072998 A JP2000072998 A JP 2000072998A JP 2001265475 A JP2001265475 A JP 2001265475A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input
coordinates
menu
coordinate
displayed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000072998A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4856804B2 (ja
Inventor
Mitsuru Sato
満 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2000072998A priority Critical patent/JP4856804B2/ja
Publication of JP2001265475A publication Critical patent/JP2001265475A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4856804B2 publication Critical patent/JP4856804B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 利便性および操作性を向上すること。 【解決手段】 メニュー表示制御装置を適用した電子黒
板システム100は、座標入力装置102が座標の入力
に使用され、コントローラ103が座標入力装置102
に対する複数の座標の入力を検出し、コントローラ10
3およびコンピュータ104が検出された複数の座標に
関する入力履歴を認識し、コンピュータ104が、その
入力履歴に基づいて各種処理を実行することが選択可能
な処理メニューを表示すべきか否かを判断し、プラズマ
ディスプレイパネル101がコンピュータ104で処理
メニューを表示すべきと判断した場合に処理メニューを
表示するので、入力された座標の組み合わせを入力履歴
として使用して、利便性および操作性を向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メニュー表示制御
装置、情報処理装置、電子黒板システム、メニュー表示
システムの制御方法、情報処理システムの制御方法およ
びこれらの方法をコンピュータに実行させるためのプロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
に関し、特に、単一の座標入力手段によりマウスのよう
な複数のボタンそれぞれに割り付けられた信号を認識し
て各種動作をおこなうのと同様な入力操作が可能なメニ
ュー表示制御装置、情報処理装置、電子黒板システム、
メニュー表示システムの制御方法、情報処理システムの
制御方法およびこれらの方法をコンピュータに実行させ
るためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可
能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、座標入力装置には光学式や電磁誘
導式など様々なものが案出されている。座標入力装置は
座標入力面と座標表示面を別々にもしくは一体に構成
し、例えばノート型のパーソナルコンピュータ(ノート
パソコン)のタッチパッドのような非常に面積の小さな
ものから、電子黒板のように面積の大きなものまで様々
な大きさのものが提供されている。特に現在では、液晶
ディスプレイやプラズマディスプレイ等の薄型ディスプ
レイの軽量化と低価格化がすすみ、かつ、コンピュータ
の処理能力の飛躍的向上と低価格化が著しい。
【0003】したがって、この様な薄型ディスプレイに
座標入力機能を持たせて電子黒板システムを構築し、教
室や会議室などで複数人がディスプレイを囲みながら講
義や討論等をおこなうことが可能となっている。ここ
で、ディスプレイの軽量化から装置の移動が容易とな
り、また、座標入力機能を有することから、画面に会議
資料などを表示させつつ、手でなぞった線書き図形を上
書きなどして、よりインタラクティブな討論をおこなう
ことができ、これにより、電子黒板システムの利便性が
向上している。
【0004】また、コンピュータと組み合わせることに
より、資料や講義内容を保存しておくことができ、これ
により、環境保全に貢献できるとともに、従前の資料を
表示することにより、一部の参加者が前回参加しなかっ
たり、資料を忘れた場合であっても、簡単なレビューを
おこない会議の進行をより円滑におこなうことが可能と
なっている。また、コンピュータを利用することで、電
子黒板システムに特化したソフトとともに、汎用ソフト
をを利用することができ、ユーザに非常に使いやすいも
のとなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術では以下の問題点があった。従来の電子黒板システ
ムでは、座標入力手段がユーザの指などの単一の入力手
段であるので、2ボタンマウスや3ボタンマウスのよう
な複数のボタンで操作する場合のようにあらかじめ区別
された操作をおこなうことができなかった。換言する
と、マウスによる操作の場合は右クリックや左クリック
であらかじめ操作を区別可能であるが、座標入力装置で
は、座標位置を認識するのみであり、右クリックや左ク
リックに相当する操作をあらかじめ認識させておこなう
ことができなかった。
【0006】したがって、従来では画面の所定の領域に
切替ウィンドウを表示して、指などによる入力が右クリ
ックもしくは左クリックのいずれに相当するかを区別し
ていた。図38は画面上に切替ボタンを表示した電子黒
板の一例を示した図である。図から明らかなように、電
子黒板3800では、画面3801左上に、マウス形状
を図示した切替ウィンドウ3802が表示されている。
ユーザはこの切替ウィンドウ3802を押下することに
より、指などで入力する操作が右ボタンに基づいた操作
か左ボタンに基づいた操作かを切り替えていた。
【0007】しかしながら、画面上に常に切替ウィンド
ウを表示すると、それだけ表示面積が狭くなり利便性が
低くなるという問題点があった。また、常に切替ウィン
ドウが表示されていると操作の状況によっては切替ウィ
ンドウが邪魔になり操作性が低下するという問題点があ
った。
【0008】また、表示画面が大きくなると、右ボタン
に割り付けられたメニューを選択するのにいちいち切替
ウィンドウが表示されている画面位置にユーザが移動し
なくてはならず、利便性および操作性が低下するという
問題点があった。また、切替ウィンドウが高い位置に表
示されていると、手が届かず操作できない場合もあっ
た。
【0009】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て、利便性および操作性を向上することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載のメニュー表示制御装置は、座標を
入力するための入力手段と、前記入力手段に対する複数
の座標の入力を検出する検出手段と、前記検出手段が検
出した複数の座標に関する入力履歴を認識する認識手段
と、前記認識手段が認識した入力履歴に基づいて、各種
処理を実行することが選択可能な処理メニューを表示す
べきか否かを判断する判断手段と、前記判断手段が前記
処理メニューを表示すべきと判断した場合に前記処理メ
ニューを表示する表示手段と、を具備したことを特徴と
する。
【0011】すなわち、請求項1に係る発明は、入力さ
れた座標を組み合わせて入力履歴とすることができる。
また、入力履歴をもとに複数人の入力を識別することが
できる。
【0012】また、請求項2に記載のメニュー表示制御
装置は、請求項1に記載のメニュー表示制御装置におい
て、前記認識手段が、複数の座標の入力の時系列を入力
履歴として認識し、前記判断手段が、前記入力の時系列
があらかじめ定められた時系列であったときに前記処理
メニューを表示させるべきと判断することを特徴とす
る。
【0013】すなわち、請求項2に係る発明は、座標の
入力時間の長さや座標の入力のリズム・タイミングを入
力履歴とすることができる。
【0014】また、請求項3に記載のメニュー表示制御
装置は、請求項1に記載のメニュー表示制御装置におい
て、前記認識手段が、複数の座標の入力距離間隔を入力
履歴として認識し、前記判断手段が、前記入力距離間隔
があらかじめ定められた入力距離間隔の範囲以内であっ
たときに前記処理メニューを表示させるべきと判断する
ことを特徴とする。
【0015】すなわち、請求項3に係る発明は、例えば
人差し指と中指の距離間隔をあらかじめ設定することに
より、単一人の操作においては指移動や手ぶれといった
微少距離の移動と区別でき、複数人による操作において
は複数人の離れた場所における同時タッチを区別でき
る。
【0016】また、請求項4に記載のメニュー表示制御
装置は、請求項1に記載のメニュー表示制御装置におい
て、前記認識手段が、一つの座標が同一位置に入力され
ている状態において他の座標が入力されたことを入力履
歴として認識し、前記判断手段が、前記入力履歴があっ
た場合に前記処理メニューを表示させるべきと判断する
ことを特徴とする。
【0017】すなわち、請求項4に係る発明は、マウス
操作でいう右クリックと同様の操作感によりメニュー表
示をおこなうことができる。
【0018】また、請求項5に記載のメニュー表示制御
装置は、請求項1に記載のメニュー表示制御装置におい
て、前記認識手段が、一つの座標が同一位置に入力され
ている状態において他の座標が入力されたことおよびそ
の二つの座標の入力距離間隔を入力履歴として認識し、
前記判断手段が、一つの座標が同一位置に入力されてい
る状態において他の座標が入力されたことおよびその二
つの座標の入力距離間隔があらかじめ定められた入力距
離間隔の範囲以内であったときに前記処理メニューを表
示させるべきと判断することを特徴とする。
【0019】すなわち、請求項5に係る発明は、マウス
操作でいう右クリックと同様の操作感によりメニュー表
示をおこなうとともに、単一人による誤入力や、複数人
の操作時における他人と無関係な同時入力による誤動作
を防ぐことができる。
【0020】また、請求項6に記載のメニュー表示制御
装置は、請求項1に記載のメニュー表示制御装置におい
て、前記認識手段が、一つの座標が同一位置に入力され
ている状態において他の二つの座標が入力されたことお
よび当該他の二つの座標の入力時間間隔および入力距離
間隔を入力履歴として認識し、前記判断手段は、一つの
座標が同一位置に入力されている状態において他の二つ
の座標が入力されたことおよび当該他の二つの座標の入
力時間間隔および入力距離間隔があらかじめ定められた
時間間隔の範囲以内および距離間隔の範囲以内であった
ときに前記処理メニューを表示させるべきと判断するこ
とを特徴とする。
【0021】すなわち、請求項6に係る発明は、マウス
操作でいうダブルクリックと同様の操作感によりメニュ
ー表示をおこなうことができる。
【0022】また、請求項7に記載のメニュー表示制御
装置は、請求項1〜6のいずれか一つに記載のメニュー
表示制御装置において、前記処理メニューが所定の起点
から等距離に配置された形状であること、もしくは所定
の起点から円状もしくは円弧状に配置された形状である
ことを特徴とする。
【0023】すなわち、請求項7に係る発明は、メニュ
ー選択時の移動量を等しくすることができる。
【0024】また、請求項8に記載のメニュー表示制御
装置は、請求項7に記載のメニュー表示制御装置におい
て、前記表示手段が、前記複数の座標のうちの所定の座
標の位置を前記所定の起点として前記処理メニューを表
示することを特徴とする。
【0025】すなわち、請求項8に係る発明は、手元に
メニューを表示することができる。
【0026】また、請求項9に記載の情報処理装置は、
座標を入力するための入力手段と、前記入力手段に対す
る複数の座標の入力を検出する検出手段と、前記検出手
段が検出した複数の座標に関する入力履歴を認識する認
識手段と、前記認識手段が認識した入力履歴に基づい
て、各種処理を実行することが選択可能な処理メニュー
を表示すべきか否かを判断する判断手段と、前記判断手
段が前記処理メニューを表示すべきと判断した場合に前
記処理メニューを表示する表示手段と、前記表示手段で
表示した処理メニューのうち、選択された処理を実行す
る実行手段と、を具備したことを特徴とする。
【0027】すなわち、請求項9に係る発明は、入力さ
れた座標を組み合わせて入力履歴として各種処理を実行
することができる。また、入力履歴をもとに複数人の入
力を識別して各種処理を実行することができる。
【0028】また、請求項10に記載の情報処理装置
は、請求項9に記載の情報処理装置において、前記認識
手段が、複数の座標の入力の時系列を入力履歴として認
識し、前記判断手段が、前記入力の時系列があらかじめ
定められた時系列であったときに前記処理メニューを表
示させるべきと判断することを特徴とする。
【0029】すなわち、請求項10に係る発明は、座標
の入力時間の長さや座標の入力のリズム・タイミングを
入力履歴とすることができる。
【0030】また、請求項11に記載の情報処理装置
は、請求項9に記載の情報処理装置において、前記認識
手段が、複数の座標の入力距離間隔を入力履歴として認
識し、前記判断手段が、前記入力距離間隔があらかじめ
定められた入力距離間隔の範囲以内であったときに前記
処理メニューを表示させるべきと判断することを特徴と
する。
【0031】すなわち、請求項11に係る発明は、例え
ば人差し指と中指の距離間隔をあらかじめ設定すること
により、単一人の操作においては指移動や手ぶれといっ
た微少距離の移動と区別でき、複数人による操作におい
ては複数人の離れた場所における同時タッチを区別でき
る。
【0032】また、請求項12に記載の情報処理装置
は、請求項9に記載の情報処理装置において、前記認識
手段が、一つの座標が同一位置に入力されている状態に
おいて他の座標が入力されたことを入力履歴として認識
し、前記判断手段が、前記入力履歴があった場合に前記
処理メニューを表示させるべきと判断することを特徴と
する。
【0033】すなわち、請求項12に係る発明は、マウ
ス操作でいう右クリックと同様の操作感によりメニュー
表示をおこなうことができる。
【0034】また、請求項13に記載の情報処理装置
は、請求項9に記載の情報処理装置において、前記認識
手段が、一つの座標が同一位置に入力されている状態に
おいて他の座標が入力されたことおよびその二つの座標
の入力距離間隔を入力履歴として認識し、前記判断手段
が、一つの座標が同一位置に入力されている状態におい
て他の座標が入力されたことおよびその二つの座標の入
力距離間隔があらかじめ定められた入力距離間隔の範囲
以内であったときに前記処理メニューを表示させるべき
と判断することを特徴とする。
【0035】すなわち、請求項13に係る発明は、マウ
ス操作でいう右クリックと同様の操作感によりメニュー
表示をおこなうとともに、単一人による誤入力や、複数
人の操作時における他人と無関係な同時入力による誤動
作を防ぐことができる。
【0036】また、請求項14に記載の情報処理装置
は、請求項9に記載の情報処理装置において、前記認識
手段が、一つの座標が同一位置に入力されている状態に
おいて他の二つの座標が入力されたことおよび当該他の
二つの座標の入力時間間隔および入力距離間隔を入力履
歴として認識し、前記判断手段が、一つの座標が同一位
置に入力されている状態において他の二つの座標が入力
されたことおよび当該他の二つの座標の入力時間間隔お
よび入力距離間隔があらかじめ定められた時間間隔の範
囲以内および距離間隔の範囲以内であったときに前記処
理メニューを表示させるべきと判断することを特徴とす
る。
【0037】すなわち、請求項14に係る発明は、マウ
ス操作でいうダブルクリックと同様の操作感によりメニ
ュー表示をおこなうことができる。
【0038】また、請求項15に記載の情報処理装置
は、請求項9〜14のいずれか一つに記載の情報処理装
置において、前記処理メニューが所定の起点から等距離
に配置された形状であること、もしくは所定の起点から
円状もしくは円弧状に配置された形状であることを特徴
とする。
【0039】すなわち、請求項15に係る発明は、メニ
ュー選択時の移動量を等しくすることができる。
【0040】また、請求項16に記載の情報処理装置
は、請求項15に記載の情報処理装置において、前記表
示手段が、前記複数の座標のうちの所定の座標の位置を
前記所定の起点として前記処理メニューを表示すること
を特徴とする。
【0041】すなわち、請求項16に係る発明は、手元
にメニューを表示することができる。
【0042】また、請求項17に記載の電子黒板システ
ムは、請求項9〜16のいずれか一つに記載の情報処理
装置を備えたことを特徴とする。
【0043】また、請求項18に記載のメニュー表示シ
ステムの制御方法は、各種処理を実行させることが選択
可能な処理メニューを表示するシステムに適用するメニ
ュー表示システムの制御方法であって、座標を入力する
ための入力工程と、前記入力工程で複数の座標が入力さ
れたか否かを検出する検出工程と、前記検出工程で複数
の座標が入力されたことが検出されたときに前記複数の
座標の入力履歴を認識する認識工程と、前記認識工程で
認識された入力履歴に基づいて、前記処理メニューを表
示させるべきか否かを判断する判断工程と、前記判断工
程で前記処理メニューを表示させるべきと判断されたと
きに前記処理メニューを表示する表示工程と、を含んだ
ことを特徴とする。
【0044】すなわち、請求項18に係る発明は、入力
された座標を組み合わせて入力履歴とすることができ
る。また、入力履歴をもとに複数人の入力を識別するこ
とができる。
【0045】また、請求項19に記載のメニュー表示シ
ステムの制御方法は、請求項18に記載のメニュー表示
システムの制御方法において、前記認識工程では、複数
の座標の入力の時系列を入力履歴として認識し、前記判
断工程では、前記入力の時系列があらかじめ定められた
時系列であったときに前記処理メニューを表示させるべ
きと判断することを特徴とする。
【0046】すなわち、請求項19に係る発明は、座標
の入力時間の長さや座標の入力のリズム・タイミングを
入力履歴とすることができる。
【0047】また、請求項20に記載のメニュー表示シ
ステムの制御方法は、請求項18に記載のメニュー表示
システムの制御方法において、前記認識工程では、複数
の座標の入力距離間隔を入力履歴として認識し、前記判
断工程では、前記入力距離間隔があらかじめ定められた
入力距離間隔の範囲以内であったときに前記処理メニュ
ーを表示させるべきと判断することを特徴とする。
【0048】すなわち、請求項20に係る発明は、例え
ば人差し指と中指の距離間隔をあらかじめ設定すること
により、単一人の操作においては指移動や手ぶれといっ
た微少距離の移動と区別でき、複数人による操作におい
ては複数人の離れた場所における同時タッチを区別でき
る。
【0049】また、請求項21に記載のメニュー表示シ
ステムの制御方法は、請求項18に記載のメニュー表示
システムの制御方法において、前記認識工程では、一つ
の座標が同一位置に入力されている状態において他の座
標が入力されたことを入力履歴として認識し、前記判断
工程では、前記入力履歴があった場合に前記処理メニュ
ーを表示させるべきと判断することを特徴とする。
【0050】すなわち、請求項21に係る発明は、マウ
ス操作でいう右クリックと同様の操作感によりメニュー
表示をおこなうことができる。
【0051】また、請求項22に記載のメニュー表示シ
ステムの制御方法は、請求項18に記載のメニュー表示
システムの制御方法において、前記認識工程では、一つ
の座標が同一位置に入力されている状態において他の座
標が入力されたことおよびその二つの座標の入力距離間
隔を入力履歴として認識し、前記判断工程では、一つの
座標が同一位置に入力されている状態において他の座標
が入力されたことおよびその二つの座標の入力距離間隔
があらかじめ定められた入力距離間隔の範囲以内であっ
たときに前記処理メニューを表示させるべきと判断する
ことを特徴とする。
【0052】すなわち、請求項22に係る発明は、マウ
ス操作でいう右クリックと同様の操作感によりメニュー
表示をおこなうとともに、単一人による誤入力や、複数
人の操作時における他人と無関係な同時入力による誤動
作を防ぐことができる。
【0053】また、請求項23に記載のメニュー表示シ
ステムの制御方法は、請求項18に記載のメニュー表示
システムの制御方法において、前記認識工程では、一つ
の座標が同一位置に入力されている状態において他の二
つの座標が入力されたことおよび当該他の二つの座標の
入力時間間隔および入力距離間隔を入力履歴として認識
し、前記判断工程では、一つの座標が同一位置に入力さ
れている状態において他の二つの座標が入力されたこと
および当該他の二つの座標の入力時間間隔および入力距
離間隔があらかじめ定められた時間間隔の範囲以内およ
び距離間隔の範囲以内であったときに前記処理メニュー
を表示させるべきと判断することを特徴とする。
【0054】すなわち、請求項23に係る発明は、マウ
ス操作でいうダブルクリックと同様の操作感によりメニ
ュー表示をおこなうことができる。
【0055】また、請求項24に記載の情報処理システ
ムの制御方法は、各種処理を実行する情報処理システム
に適用する情報処理システムの制御方法であって、座標
を入力するための入力工程と、前記入力工程で複数の座
標が入力されたか否かを検出する検出工程と、前記検出
工程で複数の座標が入力されたことが検出されたときに
前記複数の座標の入力履歴を認識する認識工程と、前記
認識工程で認識された入力履歴に基づいて、前記各種処
理を実行することが選択可能な処理メニューを表示させ
るべきか否かを判断する判断工程と、前記判定工程で前
記処理メニューを表示させるべきと判断されたときに前
記処理メニューを表示する表示工程と、前記表示工程で
表示された処理メニューのうち、選択された処理を実行
する実行工程と、を含んだことを特徴とする。
【0056】すなわち、請求項24に係る発明は、入力
された座標を組み合わせて入力履歴として各種処理を実
行することができる。また、入力履歴をもとに複数人の
入力を識別して各種処理を実行することができる。
【0057】また、請求項25に記載の情報処理システ
ムの制御方法は、請求項24に記載の情報処理システム
の制御方法において、前記認識工程では、複数の座標の
入力の時系列を入力履歴として認識し、前記判断工程で
は、前記入力の時系列があらかじめ定められた時系列で
あったときに前記処理メニューを表示させるべきと判断
することを特徴とする。
【0058】すなわち、請求項25に係る発明は、座標
の入力時間の長さや座標の入力のリズム・タイミングを
入力履歴とすることができる。
【0059】また、請求項26に記載の情報処理システ
ムの制御方法は、請求項24に記載の情報処理システム
の制御方法において、前記認識工程では、複数の座標の
入力距離間隔を入力履歴として認識し、前記判断工程で
は、前記入力距離間隔があらかじめ定められた入力距離
間隔の範囲以内であったときに前記処理メニューを表示
させるべきと判断することを特徴とする。
【0060】すなわち、請求項26に係る発明は、例え
ば人差し指と中指の距離間隔をあらかじめ設定すること
により、単一人の操作においては指移動や手ぶれといっ
た微少距離の移動と区別でき、複数人による操作におい
ては複数人の離れた場所における同時タッチを区別でき
る。
【0061】また、請求項27に記載の情報処理システ
ムの制御方法は、請求項24に記載の情報処理システム
の制御方法において、前記認識工程では、一つの座標が
同一位置に入力されている状態において他の座標が入力
されたことを入力履歴として認識し、前記判断工程で
は、前記入力履歴があった場合に前記処理メニューを表
示させるべきと判断することを特徴とする。
【0062】すなわち、請求項27に係る発明は、マウ
ス操作でいう右クリックと同様の操作感によりメニュー
表示をおこなうことができる。
【0063】また、請求項28に記載の情報処理システ
ムの制御方法は、請求項24に記載の情報処理システム
の制御方法において、前記認識工程では、一つの座標が
同一位置に入力されている状態において他の座標が入力
されたことおよびその二つの座標の入力距離間隔を入力
履歴として認識し、前記判断工程では、一つの座標が同
一位置に入力されている状態において他の座標が入力さ
れたことおよびその二つの座標の入力距離間隔があらか
じめ定められた入力距離間隔の範囲以内であったときに
前記処理メニューを表示させるべきと判断することを特
徴とする。
【0064】すなわち、請求項28に係る発明は、マウ
ス操作でいう右クリックと同様の操作感によりメニュー
表示をおこなうとともに、単一人による誤入力や、複数
人の操作時における他人と無関係な同時入力による誤動
作を防ぐことができる。
【0065】また、請求項29に記載の情報処理システ
ムの制御方法は、請求項24に記載の情報処理システム
の制御方法において、前記認識工程では、一つの座標が
同一位置に入力されている状態において他の二つの座標
が入力されたことおよび当該他の二つの座標の入力時間
間隔および入力距離間隔を入力履歴として認識し、前記
判断工程では、一つの座標が同一位置に入力されている
状態において他の二つの座標が入力されたことおよび当
該他の二つの座標の入力時間間隔および入力距離間隔が
あらかじめ定められた時間間隔の範囲以内および距離間
隔の範囲以内であったときに前記処理メニューを表示さ
せるべきと判断することを特徴とする。
【0066】すなわち、請求項29に係る発明は、マウ
ス操作でいうダブルクリックと同様の操作感によりメニ
ュー表示をおこなうことができる。
【0067】また、請求項30に記載のコンピュータ読
取可能な記録媒体は、前記請求項18〜23に記載のメ
ニュー表示システムの制御方法もしくは前記請求項24
〜29に記載の情報処理システムの制御方法をコンピュ
ータに実行させるためのプログラムを記録したことを特
徴とする。
【0068】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。 〔実施の形態1〕実施の形態1では、本発明のメニュー
表示制御装置もしくは情報処理装置を電子黒板システム
に適用した場合について説明する。本実施の形態の電子
黒板システムは、光学式の座標入力装置などからなり、
単一のユーザが座標を入力して、その入力履歴をもとに
各種メニュー表示やコマンド実行をおこなうものであ
る。
【0069】(全体構成)本実施の形態の電子黒板シス
テムの各部の詳細を説明する前に、まず、システムの全
体構成をブロック構成図と概観構成図をもちいて説明す
る。図1は、本実施の形態の電子黒板システムのブロッ
ク構成の一例を示した図である。図2は、本実施の形態
の電子黒板システムの一例を前方側から示した外観構成
図であり、図3は、後方側から示した外観構成図であ
る。図1に示した様に、電子黒板システム100は、主
として、画像を表示するプラズマディスプレイパネル
(以下「PDP」と記述する)101と、PDP101
の前面に配置され、PDP101を座標入力面として、
指先やペンで書いた文字や図形等を入力する座標入力装
置102と、指先またはペンで入力(タッチ)された座
標入力面上の座標位置の演算等をおこなうコントローラ
103と、コントローラ103から座標位置情報を入力
し、座標入力装置102を介して入力された文字・図形
等をPDP101に描画する処理等、システム全体を制
御するコンピュータ104(パーソナルコンピュータ)
と、を備えている。
【0070】また、電子黒板システム100のコンピュ
ータ104には各種の周辺機器を接続することができ
る。図1においては、一例として、原稿の画像を読み取
るためのスキャナ105や画像データを記録紙に出力す
るプリンタ106がコンピュータ104に接続された様
子が示されている。また、コンピュータ104を介して
電子黒板システム100をネットワーク107に接続す
ることができ、ネットワーク107上に接続された他の
コンピュータで作成したデータをPDP101に表示し
たり、電子黒板システム100で作成したデータを他の
コンピュータに転送することも可能となる。
【0071】さらに、ビデオプレイヤ108をはじめ、
その他レーザディスクプレイヤー、DVDプレイヤー、
ビデオカメラ等の各種情報機器やAV機器を接続し、P
DP101を大画面モニタとして利用することができ
る。
【0072】次に、図2および図3をもちいて本実施の
形態の電子黒板システムの概略構成について説明する。
電子黒板システム100は、各種メニューの表示やコマ
ンド実行結果の表示をおこなうPDP(プラズマディス
プレイパネル)101および座標入力装置102を収納
したパネル部201と、コントローラ103を収納した
コントローラ収納部301と、パネル部201およびコ
ントローラ収納部301を所定の高さで支持するスタン
ド302を有するとともに、コンピュータ104、スキ
ャナ105、プリンタ106、ビデオプレイヤ108等
を収納する機器収納部202と、から構成される。
【0073】PDP101および座標入力装置102
は、PDP101の前面に座標入力装置102が位置す
るようにして一体化している。PDP101は前述した
よう各種メニューなどの表示をおこなうとともに、座標
入力装置102において座標を入力するための座標入力
面を形成する。すなわち、PDP101は座標入力面で
あるとともに、コンピュータ104等による処理結果を
画像として表示する画像表示面でもある。
【0074】パネル部201は、PDP101が所定の
高さに位置するように、ステー303を介して機器収納
部202のスタンド302に取り付けられて支持され
る。また、コントローラ収納部301も同様に、スタン
ド302に取り付けられる。
【0075】なお、図2に示したパネル部201の前面
側において、203はスピーカを、204はPDP10
1の電源ランプをそれぞれ示している。また、205
は、リモコンからの光を受光するリモコン受光部であ
り、コンピュータ104、ビデオプレイヤ108等のP
DP101に対する画像出力元の切り替え、ボリューム
調整等をおこなうことを可能とする。
【0076】また、図3に示したパネル部201の背面
側において、304は電子黒板システム100の移動用
取っ手を、305はPDP101の輝度、コントラスト
等を設定するための操作パネルを、306はパネル部2
01の角度を調整するための角度調整レバーをそれぞれ
示している。さらに、図示を省略するが、コントローラ
収納部301の底面には、コンピュータ104、ビデオ
プレイヤ108等をPDP101、コントローラ103
等に接続するためのコネクタパネルが設けられている。
【0077】すなわち、コンピュータ104の画像出力
ケーブルおよび音声出力用ケーブルは、このコネクタパ
ネルを介してPDP101に接続され、また、コンピュ
ータ104およびコントローラ103はこのコネクタパ
ネルを介して接続される。さらに、ビデオプレイヤ10
8等の各種情報機器やAV機器についても、このコネク
タパネルを介してPDP101に接続される。
【0078】また、機器収納部202は、鉛直方向に向
かって下からコンピュータ104を収納するためのコン
ピュータ収納部206と、ビデオプレイヤ108やその
他レーザディスクプレイヤー、DVDプレイヤーのよう
な各種情報機器やAV機器を収納するためのビデオ収納
部207と、プリンタ106を収納するためのプリンタ
収納部208と、を備えている。このように、鉛直方向
に向かって下から重量のある機器を配置することによ
り、上方にPDP101および座標入力装置102を有
するパネル部201が存在する場合であっても、移動時
および設置時における筐体の安定性を確保することがで
きる。なお、機器収納部202には、スキャナ105を
収納する収納部分が設けられていないが、鉛直方向に向
かって下から重量のある機器を配置するという条件が守
られる限り、スキャナ105用の収納部分を設けてもよ
い。
【0079】コンピュータ収納部206の両側面は扉に
なっており、フロッピーディスクやCD−ROMの抜き
差しをおこなうことができるようになっている。また、
ビデオ収納部207の前面は扉になっており、ビデオテ
ープ、レーザディスク等の抜き差しをおこなうことがで
きるようになっている。さらに、プリンタ収納部208
の前面も扉になっており、プリンタ106の操作をおこ
なうことができ、また、プリンタ収納部208の背面は
筐体によって覆われておらず、給紙トレイを筐体外部に
位置するようにプリンタ106を収納でき、操作性の向
上が図られている。
【0080】なお、図2に示した機器収納部202の前
面側において、209はコンピュータ104のキーボー
ドを常に使用可能な状態で載置できるキーボード台を、
210は電子黒板システム100を筐体ごと移動させる
ためのキャスターをそれぞれ示している。また、図3に
示した機器収納部202の背面側において、307はP
DP101、コントローラ103、コンピュータ104
等に電源を供給する電源タップを、308は各種ケーブ
ルを配線するためのケーブルガイドを、309は電子黒
板システム100の主電源スイッチをそれぞれ示してい
る。
【0081】このように、電子黒板システム100を構
成することにより、容易に移動・設置が可能となり利便
性を向上させることができる。また、機器収納部202
には、重力方向(鉛直方向)の下から順に重量の大きな
装置を配置するため、移動時および設定時における安定
性を確保することができる。
【0082】さらに、電子黒板システム100には、P
DP101の表示面に例えば蛍光灯の光が直接入り込
み、PDP101上に表示された画像が見にくくなる可
能性があることを考慮して、パネル部201の角度を調
整する角度調整機構部を設けてもよい。
【0083】(座標入力装置102:全体構成)次に、
座標入力装置102について説明する。図4は座標入力
装置の一例を示した概略構成図である。なお、図2にお
いては、座標入力装置102はPDP101を覆う枠の
ように示されているが、図4はその内部の構成を示した
ものである。座標入力装置102は、指などにより座標
(図では位置A)を入力する矩形の座標入力面401
と、座標入力面401に沿って扇形に広がる照射光を発
し、また、座標入力面401に沿って進行する反射光を
受光する光学ユニット402(そのうち左側にある光学
ユニットを402Lと、右側にある光学ユニットを40
2Rとする)と、座標入力装置102の外縁に配置され
光学ユニット402が発した照射光を、その入射方向に
再帰的に反射する反射部403等とからなる。
【0084】座標入力装置102は、座標入力面401
に入力された指の遮蔽方向および光学ユニット402間
の距離に基づいて座標点を検知する。なお、座標入力面
401はPDP101(の表面部分)に該当するが、こ
こでは座標を入力する面として考えるものとして、座標
入力面401と表現するものとする。次に座標入力装置
102を構成する各部を詳細に説明する。
【0085】(座標入力装置102:反射部の構成)反
射部403は、光を再帰的に反射する部材で表面が覆わ
れている。一例として、コーナーキューブリフレクタが
挙げられる。図5は、コーナーキューブリフレクタを示
した図である。同図(a)は斜視図を、同図(b)は、
頂点と底面の円の中心とを通る直線における断面図を示
す。コーナーキューブリフレクタは円錐形状で、内面を
アルミ蒸着などして反射効率を高めている。図に示した
ように、コーナーキューブリフレクタは、錐角が90度
であるため、入射光を再帰的に反射する。
【0086】コーナーキューブリフレクタは図5から明
らかなように円錐面に対する入射角が45°未満である
必要がある。したがって、反射部403上でコーナーキ
ューブリフレクタが配置される位置に基づいて、それぞ
れの光学ユニット402Rおよび402Lに配向して設
置してもよい。図6は、コーナーキューブリフレクタの
反射部403における配向の一例を示した説明図であ
り、同図(a)は、光学ユニット402Lに配向したコ
ーナーキューブリフレクタ群の一例を座標入力面401
に垂直な方向から示したものであり、同図(b)は、斜
め上から示した概観構成図である。
【0087】同図(a)から明らかなようにコーナーキ
ューブリフレクタ601は、光学ユニット402Lの方
向に向いており、座標入力面401が横長であっても、
再帰性を確保している。なお、図では説明の便宜のため
左側光学ユニット402Lに配向したコーナーキューブ
リフレクタのみを示している。また、同図(b)から明
らかなように、コーナーキューブリフレクタ601は、
それぞれ互い違いに配置されており、これにより、扇形
に広がる入射光を光学ユニット402L、光学ユニット
402Rにそれぞれ再帰的に反射することが可能とな
る。
【0088】なお、反射部403で光を再帰的に反射す
る構成要素はコーナーキューブリフレクタに限られな
い。例えば、多数の平面鏡の法線方向を光学ユニット4
02に配向させて形成してもよい。図7は、多数の平面
鏡から構成される反射部403の一例を示した説明図で
ある。図から明らかなように、平面鏡701は、平面の
法線方向を光学ユニット402に配向させたので、出射
光を再帰的に反射することが可能となっている。なお、
図では、説明の便宜のため光学ユニット402Lに向け
られた平面鏡のみを示している。なお、厳密には平面鏡
701の端部に入射する光は再帰的に反射されないが、
受光部側にも検出精度の限界が原理的に存在し、また、
光の回折の影響による検出精度の限界が存在する。した
がって、平面鏡701をある程度小型化することによ
り、再帰性の精度は確保されることとなる。
【0089】(座標入力装置102:発光部の構成)次
に、光学ユニット402の発光部について詳細に説明す
る。図8は、光学ユニット402の発光部の内部構造を
示した概略構成図であり、同図(a)は、発光部を座標
入力面401に平行な面内で照射光の進行方向に直交す
る向き(図のy軸方向から)見た図であり、同図(b)
は、発光部を照射光の進行方向から(図のx軸方向か
ら)見た図を示す。
【0090】発光部801は、照射光を発する発光素子
802と、発光素子802が発した照射光を所定方向に
偏向するシリンドリカルレンズ803a〜シリンドリカ
ルレンズ803cと、スリット804とからなる。な
お、ハーフミラー805は、スリット804を通過した
照射光を反射部403に向けて反射するハーフミラーで
ある。ハーフミラー805をもちいることにより、発光
部801と後述する受光部とを一つの光学ユニットとし
て構成することが容易となる。
【0091】発光素子802は、例えば、レーザーダイ
オードやピンポイントLEDなどからなる。発光素子8
02から発せられる光の波長に制限はないが、赤外近辺
の波長が好ましい。これは、遠赤外であると光学ユニッ
トが熱を持ちやすく、レンズ等の各種ひずみの原因とな
り、その補正が困難となるからであり、また、紫外領域
の波長ではエネルギーが高く取り扱いが困難となるから
である。また、前述したように座標入力面401は、コ
ンピュータ104等で処理される各種アプリケーション
の実行結果を表示する表示面(画面)でもあるので、こ
の画面で使用される波長以外の波長、すなわち、表示面
で使用される光の波長以外の波長をもちいてもよい。異
なる波長をもちいることによりノイズが軽減され、誤検
知を防ぐことが可能となる。
【0092】発光素子802が発した照射光はシリンド
リカルレンズ803aで絞り込まれ、z軸に平行な光と
なる(図8(a)参照)。続いて、照射光は2つのシリ
ンドリカルレンズ803bおよびシリンドリカルレンズ
803cを経て、y軸方向に絞り込まれ、スリット80
4の位置に集光する(図8(b)参照)。すなわち、シ
リンドリカルレンズ803a〜803cをもちいること
により、発光素子802が発した光を所定の方向に収束
・拡散させることが可能となり、その組み合わせによ
り、所望の形状に整えることが可能となる。
【0093】スリット804はx軸に平行な細長いスリ
ットをなし、照射光はスリット804を通過してy軸方
向に扇形に広がる。照射光がスリット804を経由する
ことにより、発光部801における各種回折などの、い
わゆるノイズを軽減し、照射光の均一性を高める。換言
すると、スリット804は、照射光の均一性を高める線
光源を形成するといえる。
【0094】なお、発光部801は、上記の例に限るこ
となく、座標入力面401に対して扇形に広がる光を発
するものであれば、どのようなものでもよい。例えば、
発光素子802に替え、湾曲した円筒形状のネオン管や
白熱灯または蛍光灯をもちいてもよい。図9は、扇形の
光を発する発光部の他の構成例を示した図であり、同図
(a)は平面図、同図(b)は正面図をそれぞれ示す。
図の例では、発光部801は円弧状に湾曲したネオン管
901とスリット902からなる。
【0095】ネオン管901から照射された光は、スリ
ット902により、座標入力面401の法線方向に対し
て広がる光をカットする。また、ネオン管901が円弧
状に曲げられていることで、出射光の方向によらず光の
強さが一定となり均質な出射光を発することが可能とな
る。なお、光源はネオン管に限らず白熱灯や蛍光灯など
であってもよい。また、使用の態様によっては、受光部
における受光強度を考慮して、発光方向によって強度が
変化するものであってもよい。
【0096】(座標入力装置102:受光部の構成)次
に、光学ユニット402の受光部について説明する。図
10は、光学ユニット402の受光部の内部構造を座標
入力面401に垂直な方向から示した概略構成図であ
る。ここでは簡単のため、座標入力面401に平行な2
次元平面内における反射光の検出についての説明をおこ
なう。受光部1001は、反射部403で反射された反
射光を集光する受光レンズ1002と、フォトセンサな
どの受光強度を検知する複数の受光素子1003からな
るラインセンサ1004とから構成される。また、図で
は、発光素子802と、反射光を透過するハーフミラー
805もそれぞれ表している。なお、発光素子802
は、ハーフミラー805の上部(図における座標系にお
いてz>0の位置)にあるので、ここでは点で表示す
る。
【0097】発光素子802から照射され反射部403
で反射され、同じ経路を戻ってきた反射光は、受光レン
ズ1002によって集光され、ラインセンサ1004上
のそれぞれ異なる位置に到達する。したがって、座標入
力面401上のある位置Aに指等が挿入され照射光が遮
断されると、その方向に対応するラインセンサ1004
上の点に反射光が到達しなくなる。座標入力面401上
に遮光物がない場合は、ラインセンサ1004上の受光
強度分布は受光レンズ1002の光軸を対称に中心部で
はほぼ一定となる。しかし、図に示したように座標入力
面401上の位置Aに光を遮る指が挿入された場合、こ
こを通過する光は遮られ、ラインセンサ1004上では
位置Dにおいて受光強度の弱い領域(暗点)が生じる。
【0098】この位置Dは遮られた光の角度、すなわ
ち、位置Aの光軸から測定した検出角度θdと1対1に
対応しており、ラインセンサ1004上の暗点の位置D
が分かればθdを知ることができる。受光レンズ100
2からラインセンサ1004までの距離をfとして、θ
dはDの関数として式(1)で与えられる。 θd=arctan(D/f) ・・・(1)
【0099】なお、厳密には、受光レンズ1002によ
る光の屈折により、tan(θd)=D/fとならない
が、θdとD/fとの関係は一意に決まるので、ここで
は、簡単のため式(1)が成立するものとして取り扱
う。
【0100】図11は、光学ユニット402が検知した
座標点の方向と光学ユニット402間の距離とから座標
点の位置を計算する説明図である。図に示したように、
wは光学ユニット402間の距離を、θcRは、右側光
学ユニット402Rが検知した座標Aの光学ユニット間
を結ぶ線から測定した角度(計算角度と称することとす
る)を、θcLは、左側光学ユニット402Lが検知し
た計算角度をそれぞれ示す。なお、以降において、大文
字Lは左側光学ユニット402Lで採用する各種パラメ
ータを識別する指標とし、大文字Rは右側光学ユニット
402Rで採用する各種パラメータを識別する指標とす
る。詳細な計算過程は省略するが、座標A(x,y)
は、式(2)によって与えられる。 x=w・tanθcR/(tanθcL+tanθcR) y=w・tanθcL・tanθcR /(tanθcL+tanθcR) ・・・(2)
【0101】したがって、ラインセンサ1004上の暗
点の位置が分かれば検出角度θdを知ることができ、検
出角度θdをもとに、これと一対一に対応する計算角度
θcを算出でき、式(2)により座標を算出することが
できる。なお、この計算はコントローラ103がおこな
うが、使用の態様によってはコンピュータ104がおこ
なってもよい。
【0102】次に受光素子1003とラインセンサ10
04との関係について説明する。図7に示したように、
ラインセンサ1004は、複数の受光素子1003から
構成され、各受光素子1003は受光レンズ1002で
集光された光の強度を検知する。受光素子1003は例
えばフォトダイオードから構成され、光量に応じて電流
が発生する。
【0103】ところで、受光素子1003はその配置さ
れる位置によって受光強度が異なる。すなわち、受光レ
ンズ1002で効率的に集光されるとはいえ、レンズの
周囲を通過する光は周辺減光の影響があり、一般的に光
が暗くなる。したがって、遮蔽方向の検出効率を向上さ
せるために、ラインセンサ1004は各受光素子100
3の検出閾値をそれぞれ設定する。
【0104】図12は、受光レンズ1002に平行光線
が入光した場合の検出域値の設定例を示した図である。
各受光素子1003に設定された検出域値より強い強度
の光を検出した場合は、その受光素子位置で遮蔽無しと
判断でき、反対に、検出閾値より弱い強度の光を検出し
た場合は、その受光素子位置で遮蔽有りと判断する。な
お、検出域値は、個々の受光素子1003の特性、受光
レンズ1002の光軸方向、発光部801の発光強度の
方向依存、反射部403までの距離に基づく光量減衰な
どを考慮して設定してもよい。
【0105】また、ラインセンサ1004は、受光レン
ズ1002で集光した光を効率的に検出することができ
るものであればよく、必ずしも、直線的に配置されてい
ることを必要としない。例えば、レンズによる収差を考
慮した配置であってもよい。図13は、受光レンズ10
02で集光する光の収差を考慮したラインセンサ100
4の配置の一例を示した図である。図から明らかなよう
に、ラインセンサ1004は、レンズに対して端部が浮
き上がった形状となっている。このような配置とするこ
とにより、特定の波長を効率的に受光することが可能と
なる。
【0106】なお、受光部1001は、上記の例に限る
ことなく、座標Aの遮蔽方向を検出できるものであれ
ば、その方式を問わない。例えば、受光レンズ1002
を設けることなく微少円の穴もしくはスリットを介して
遮蔽方向を検出してもよい。図14は、スリットを配し
た受光部の構成の一例を示した図である。図において、
スリット1401を介することにより、発光部が発した
光以外の光、すなわち、ノイズをカットすることがで
き、これにより、検出効率を向上させることができる。
また、受光レンズ1002を設けなくてすむのでコスト
を低くすることが可能となる。
【0107】(PDP101)本実施の形態における電
子黒板システム100では、前述したように座標入力面
401およびコンピュータ104等による各種処理結果
を表示する表示面としてプラズマディスプレイパネル
(PDP)101をもちいる。ここでは、プラズマディ
スプレイの発光原理などに関する詳細な説明は省略する
が、PDP101をもちいることにより、表示画面の大
型化・軽量化を可能とするとともにパネル部201を薄
型とすることが可能となる。また、輝度が高いためプロ
ジェクタをもちいる場合のように部屋を暗くする必要が
なく、さらに、液晶ディスプレイと異なり視野角が広
い。加えて、動画もスムーズに再生できるという特徴が
あることから、電子黒板システム100の利便性を向上
させることが可能となる。
【0108】ただし、ここではPDP101をもちいる
ことにするが、PDP101に代えて、CRT、液晶デ
ィスプレイ等の他の表示装置をもちいることが可能であ
ることはいうまでもない。なお、前述したように、PD
P101は座標入力面であるとともに表示画面であるの
で、人間の指などにより座標を入力して直感的な操作が
可能となる。
【0109】(コントローラ103)コントローラ10
3(図1参照)は、座標入力装置102の座標入力面4
01でおこなわれた操作を座標位置情報としてコンピュ
ータに出力するものである。なお、後述のコンピュータ
104は、コントローラ103から入力した座標位置情
報に基づいて、ユーザが入力した座標入力面401上の
座標位置にマウスカーソルを一致させてPDP101に
表示する等、各種の処理を実行する。
【0110】(コンピュータ104)続いてコンピュー
タ104(図1参照)の概略構成を説明する。図15
は、コンピュータ104のブロック構成図である。コン
ピュータ104は、汎用のパーソナルコンピュータであ
り、電子黒板システム100全体を制御するCPU15
00と、ブートプログラム等を記憶したROM1501
と、CPU1500のワークエリアとして使用されるR
AM1502と、文字、数値、各種指示等の入力をおこ
なうためのキーボード1503と、カーソルの移動や範
囲選択等をおこなうためのマウス1504と、オペレー
ティング・システム(OS)1505、電子黒板システ
ム100を電子黒板として機能させる電子黒板ソフト1
506、座標入力装置102およびコントローラ103
をコンピュータ104上で動作させるデバイスドライバ
1507およびワードプロセッサ・表計算ソフト等の各
種アプリケーションプログラム1508等を記憶したハ
ードディスク1509と、PDP101と接続され、P
DP101に対する画像の表示を制御するグラフィック
ス・ボード1510と、電子黒板システム100をコン
ピュータ104を介してネットワーク107に接続する
ネットワーク・カード1511(またはモデムでもよ
い)と、コントローラ103、スキャナ105、プリン
タ106等を接続するためのインターフェイス(I/
F)1512と、上記各部を接続するためのバス151
3と、を備えている。
【0111】なお、コンピュータ104をグラフィック
ス・ボード1510の制御装置ととらえた場合は、電子
黒板システム100はメニュー表示制御装置が適用され
たものと考えることができ、電子黒板ソフト1506や
各種アプリケーションプログラム1508の処理装置と
とらえた場合は、電子黒板システム100は情報処理装
置が適用されたものと考えることができる。
【0112】図15においては、説明の便宜上、コンピ
ュータ104に周辺機器を接続するためのインターフェ
イスをI/F1512という一つのブロックで示した
が、具体的にI/F1512は、例えばコントローラ1
03を接続するためのRS−232CやUSBのような
シリアル・インターフェイス、プリンタ106を接続す
るためのセントロニクスのようなパラレル・インターフ
ェイス、スキャナ105を接続するためのSCSI等で
構成される。
【0113】なお、図1に示した例では、コントローラ
103をコンピュータ104から独立させた構成として
いるが、コンピュータ104中にコントローラ103を
内蔵してもよいし、コンピュータ104自体にコントロ
ーラ103の機能を持たせてもよい。また、図15に図
示することは省略するが、コンピュータ104にはフロ
ッピー(登録商標)ディスクドライブ装置、CD−RO
Mドライブ装置、MOドライブ装置等を搭載することが
可能である。
【0114】以上説明した電子黒板システム100を構
成する各装置は、筐体に収納されて一体化され、システ
ム全体の小型化・操作性・取扱性・利便性の向上が図ら
れる(図2および図3参照)。このように電子黒板シス
テム100を構成するのは、電子黒板システム100
が、複数の装置、すなわち、システムで構成されるた
め、これらを別々に管理することにすると広い設置スペ
ースが必要であり、かつ、移動に手間がかかるという問
題が発生するからである。
【0115】(電子黒板ソフト1506)次に電子黒板
システム100に特化した電子黒板ソフト1506につ
いて説明する。ここでは、説明の便宜のため、入力動作
および画面への表示処理も含めて、 1)電子黒板ソフト 2)手書きによる文字・図形の書き込み 3)手書き文字・図形の消去 4)図形の描画 5)キャプチャ の順で説明する。
【0116】1)電子黒板ソフト 図15に示した電子黒板ソフト1506がCPU150
0によって実行されることにより、電子黒板システム1
00を電子黒板として動作させることができる。この電
子黒板ソフト1506は、ワードプロセッサ・表計算ソ
フト等の各種アプリケーションプログラム1708と同
様に、OS1505による制御の下で動作するアプリケ
ーションプログラムの一種である。図3に示したシステ
ムの主電源スイッチ309をONにすると、OS150
5の起動に続いて直ちに電子黒板ソフト1506が起動
されるという設定にしておくと作業性の面において好ま
しい。ただし、OS1505によって提供されるデスク
トップ画面がシステムの起動時に表示され、デスクトッ
プ画面上に表示されたアイコンを選択して電子黒板ソフ
ト1506を起動することにしてもよい。
【0117】電子黒板ソフト1506が起動されると、
図16に示したような電子黒板画面1600がPDP1
01上に表示される。この電子黒板画面1600は、例
えばホワイトボードの書き込み面に相当するものであ
る。この電子黒板画面1600を表示しているPDP1
01の前面に位置する座標入力装置102の座標入力面
401上にユーザが指先で文字や図形を描くと、座標入
力装置102・コントローラ103・コンピュータ10
4を介し、ホワイトボードにペンで文字や図形を書いた
ように、ユーザが座標入力面401に書いた文字や図形
がそのままPDP101上の電子黒板画面1600に描
画される。
【0118】また、電子黒板ソフト1506は、ページ
単位で情報を管理するように構成されており、上記電子
黒板画面1600は電子黒板ソフト1506が管理する
1ページ分の情報書き込み領域に相当する。ユーザは電
子黒板ソフト1506を操作して複数のページを作成す
ることができ、その中の任意のページを電子黒板画面1
600として表示することができる。
【0119】さらに、電子黒板ソフト1506は、図1
6に示したように、各種の操作をおこなうための複数の
ボタンを含むツールバー1601を電子黒板画面160
0上に表示する。ここで、ツールバー1601中の各ボ
タンに割り当てられている機能の概略を説明する。な
お、使用の態様によっては、通常のデスクトップ環境に
電子黒板ソフト1506のツールバー1601を表示す
る態様であってもよい。なお、後述するように、電子黒
板画面1600に表示されるツールバーには、ツールバ
ー1601の他、拡張ツールバー(図17参照)および
図形描画ツールバー(図18参照)が用意されている。
【0120】・コンピュータ画面ボタン1602:PD
P101上の表示をコンピュータ104の画面(デスク
トップ画面または他のアプリケーションプログラムの画
面)に切り替える。 ・ペンボタン1603:手書きでPDP101上に文字
や線を書くことができる(ペンツールの利用を指定)。 ・消しゴムボタン1604:手書きで書いた文字や線を
消すことができる。 ・前ページボタン1605:前のページを表示する。 ・ページ番号ウインドウ1606:現在電子黒板画面1
600として表示されているページのページ数を表示す
る。 ・次ページボタン1607:次のページを表示する。 ・印刷ボタン1608:現在作成しているファイルのペ
ージをプリンタ106で印刷する。 ・サムネイルボタン1609:現在作成しているファイ
ルを構成するページを一覧表示する。 ・終了ボタン1610:電子黒板ソフト1506を終了
する。 ・拡張ボタン1611:図17に示す拡張ツールバー1
700を表示する。拡張ツールバー1700中の拡張ボ
タン1611にタッチすると、図16に示したツールバ
ー1601に復帰する。
【0121】上記拡張ボタン1611にタッチした場合
に表示される拡張ツールバー1700中の各ボタンに割
り当てられた機能について図17を参照しつつ説明す
る。なお、図16に示したツールバー1601中のボタ
ンと同一のボタンについては同一の符号を付して説明を
省略する。
【0122】・ファイルボタン1701:新しいページ
を開いたり、以前に作成したファイルを開くことができ
る。 ・保存ボタン1702:現在作成しているファイルを保
存する。 ・表示ボタン1703:サムネイル表示、全体表示およ
びウィンドウ表示の切り替え、ズーム(拡大)表示の設
定をおこなうことができる。 ・図形描画ボタン1704:図18に示すような図形描
画ツールバー1800が表示され、線、四角形、楕円を
描くことができる(図形描画ツールの利用を指定)。図
形描画ツールバー1800中の各ボタンについては後に
説明する。 ・背景設定ボタン1705:PDP101に表示する電
子黒板画面1600の背景色の設定をおこなうことがで
きる。 ・オプションボタン1706:電源投入時および終了時
の電子黒板ソフト1506の表示、後述する他の画面を
キャプチャしたときのページ挿入の設定をおこなうこと
ができる。また、作業フォルダ変更の設定をおこなうこ
とができる。 ・ヘルプボタン1707:操作や機能説明を記載したヘ
ルプ画面を表示することができる。
【0123】さらに、上記図形描画ボタン1704にタ
ッチした場合に表示される図形描画ツールバー1800
中の各ボタンに割り当てられた機能について図18を参
照しつつ説明する。
【0124】・選択ボタン1801:作成した図形を編
集する場合に、編集対象となる図形を選択することがで
きる。 ・直線ボタン1802:直線を引くことができる。 ・四角形ボタン1803:四角形を描くことができる。 ・楕円ボタン1804:楕円を描くことができる。 ・編集ボタン1805:作成した図形を編集する。
【0125】なお、電子黒板ソフト1506は、コント
ローラ103から出力される座標位置情報に基づいて、
ユーザがいずれのボタンをタッチしたのかを知ることが
できる。また、本実施の形態の電子黒板システム100
においては、座標入力の仕方によってマウス操作でいう
右クリック(もしくは左クリック)をおこなうことが可
能であり、さらに、右クリックに伴うメニュー表示が可
能であるが、これについては後述する。
【0126】また、ユーザは、図16〜図18に示した
各ツールバーの所定の位置に指先でタッチし、そのまま
指先を移動(ドラッグ)させることにより、ツールバー
を好みの場所に移動させることができる。
【0127】また、図16に示した電子黒板画面160
0は、いわゆる全画面表示と呼ばれる表示形態でPDP
101の表示領域全面に表示されている。ユーザは上記
拡張ツールバー1700中の表示ボタン1703にタッ
チし、所定の操作をおこなうことにより、電子黒板画面
1600をウインドウ表示に切り替えることができる。
さらに、電子黒板ソフト1506は、OS1505上で
動作するアプリケーションプログラムの一種であるた
め、ツールバー1601(または拡張ツールバー170
0)中のコンピュータ画面ボタン1602にタッチする
ことにより、PDP101の表示を電子黒板画面160
0からデスクトップ画面またはワードプロセッサ等の表
示画面に簡単に切り替えることができる。
【0128】さらに、座標入力装置102の操作(座標
入力面401に対する座標入力)は、光を遮蔽させるこ
とができるものであれば、どのようなものをもちいて操
作をおこなってもよいが、ここでは指で入力するものと
する。したがって、以下の説明において、例えば「指先
で入力する」という記述があっても、ペンやその他のも
のでも同様な操作をおこなうことができることはいうま
でもない。
【0129】2)手書きによる文字・図形の書き込み 続いて、上述した電子黒板ソフト1506をもちいた各
種の操作について順番に説明していくことにする。ここ
では、手書きで文字や図形を書き込む方法について説明
する。
【0130】電子黒板ソフト1506には、ユーザの指
先を本物のペンのようにもちい、手書きで電子黒板画面
1600上に文字や図形を書き込むためのペンツールが
用意されている。このペンツールは、ユーザがツールバ
ー1601(または拡張ツールバー1700)中のペン
ボタン1603にタッチすることにより利用可能とな
る。ただし、PDP101が70インチ程度の大画面で
ある場合に、画面左上にツールバー1601が表示され
ていると、ペンボタン1603にタッチしに移動するこ
とが面倒となる場合がある。したがって、画面をトリプ
ルクリックするなどして手元に表示させる様に制御して
もよい。なお、このような特殊入力については後に詳述
する。
【0131】ユーザは、黒板やホワイトボードに手書き
で文字を書くようにして、座標入力面401上に指先で
文字や線を書くことにより、電子黒板画面1600上に
対応する文字や線を表示させることができる。このペン
ツールでは、ユーザの指先が本物のペンのようになり、
指先によって書くことができる文字や図形の色や線の太
さを設定することもできる。図19は、手書きで文字や
線を描いた結果がPDP101上の電子黒板画面160
0に表示された様子を示す説明図である。
【0132】ここで、図1および図15をもちいて、電
子黒板画面1600に文字を表示する処理を簡単に説明
する。ユーザが座標入力面401に指先で文字を書いた
場合、コントローラ103は、座標入力装置102を介
して指先の軌跡に対応する座標位置を求め、求めた座標
位置情報を順次コンピュータ104に出力する。コンピ
ュータ104において、電子黒板ソフト1506および
OS1505は、コントローラ103から座標位置情報
を入力すると、あらかじめ設定されている色および太さ
で線を描画するための描画情報を生成し、該当する座標
位置に合わせてグラフィックス・ボード1510のビデ
オメモリ(図示せず)に書き込んでいく。グラフィック
ス・ボード1510は、ビデオメモリの内容にしたがっ
て画像信号をPDP101に送信し、ユーザが座標入力
面401に書いた文字と同一の文字をPDP101に表
示する処理を制御する。
【0133】簡単にいえば、コンピュータ104は、座
標入力装置102およびコントローラ103をマウスの
ようなポインティングデバイスとして認識しているた
め、コンピュータ104では、描画ソフト上でマウスを
もちいて文字を書いた場合と同様な処理がおこなわれる
ことになる。なお、以下に説明する文字の消去や図形の
描画等の処理においても、前述したような過程で処理さ
れることになる。
【0134】3)手書き文字・図形の消去 消しゴムボタン1604にタッチすることにより、ユー
ザは、電子黒板画面1600上に手書きで書いた文字や
図形を消しゴムで消すようにして消去することができ
る。消しゴムボタン1604にタッチすると、ユーザの
指先やペンを本物の消しゴムのようにもちいることがで
き、その消しゴムの大きさ、つまり文字や図形を一度に
消すことができる範囲を設定することもできる。図20
は、図19に示した手書きの文字や線を消しゴム200
0で消去する際の様子を示す説明図である。
【0135】また、この手書き文字の消去モードでは、
消去したい手書き文字や線を枠で囲い、枠中の文字や線
を一度に消去することもできる(囲い消し)。
【0136】4)図形の描画 電子黒板ソフト1506には、直線、四角形、楕円のよ
うな図形を描くための図形描画ツールが用意されてい
る。この図形描画ツールは、図18に示した描画ツール
バー1800を介して利用可能とすることができるもの
である。ユーザは、ツールバー1601(図16参照)
の拡張ボタン1611にタッチして拡張ツールバー17
00を表示した後(図17参照)、拡張ツールバー17
00の描画ボタン1704にタッチすることにより、図
18に示す描画ツールバー1800を電子黒板画面16
00上に表示させることができる。ここでは、直線およ
び四角形を描画する場合について説明する。
【0137】 直線の描画 直線を描く場合、ユーザは、描画ツールバー1800中
の直線ボタン1802を指先でタッチした後、直線の始
点となる座標入力面401の任意の場所を指先でタッチ
してそのまま終点となる場所まで指先を移動させ、指先
を座標入力面401から離せばよい。その結果、図21
に示したように、電子黒板画面1600上に直線が描画
される。
【0138】 四角形の描画 四角形を描く場合、ユーザは、描画ツールバー1800
中の四角形ボタン1803を指先でタッチした後、座標
入力面401の任意の場所を指先でタッチし、そのまま
任意の方向に指先を移動させ、指先を座標入力面401
から離せばよい。その結果、図22に示したように、電
子黒板画面1600上に四角形が描画される。
【0139】5)キャプチャ 電子黒板ソフト1506には、デスクトップ画面やワー
プロソフト等の画面を取り込むキャプチャ機能が備わっ
ている。ユーザはツールバー1601(または拡張ツー
ルバー1700)のコンピュータ画面ボタン1602を
タッチすることにより、図23に示したように、PDP
101の表示が電子黒板画面1600からコンピュータ
画面(デスクトップ画面)2300に切り替えられる。
図23において、2301は、コンピュータ画面230
0に切り替えられた際に表示されるキャプチャツールバ
ーである。キャプチャツールバー2301中の各ボタン
の機能は以下の通りである。
【0140】・電子黒板画面ボタン2302:コンピュ
ータ画面2300から電子黒板画面1600に切り替わ
る。 ・キャプチャボタン2303:コンピュータ画面230
0上に表示された画面をキャプチャする。 ・マウスボタン2304:2ボタン式のマウスの右ボタ
ンを利用できるような環境(例えば、マイクロソフト社
のWindows(登録商標)をOSとして利用してい
る場合など)において、マウスの右ボタンに割り当てら
れた機能を利用可能にする。なお、本実施の形態の電子
黒板システム100では、マウスの右ボタンに相当する
処理を特別な座標入力の組み合わせによりおこなうがこ
れについては後述する。
【0141】ユーザは、図23に示すコンピュータ画面
2300において、所望のアプリケーションプログラム
のアイコンまたは所望のファイルのアイコンにタッチ
(クリック)もしくはダブルタッチ(ダブルクリック)
して該当するアプリケーションプログラムを起動させる
とともに、目的のファイルをPDP101に表示させた
後、キャプチャボタン2303にタッチする。その結
果、電子黒板ソフト1506は、現在表示されている画
面をキャプチャし、PDP101の表示を電子黒板画面
1600に切り替えるとともに、キャプチャした画面を
電子黒板画面1600の背景として表示する。
【0142】そして、例えば図24に示したように、ユ
ーザは前述した方法で文字や図形を電子黒板画面160
0上に書き込むことができる。このように、ワードプロ
セッサ・表計算ソフト・プレゼンテーションソフト等の
画面を電子黒板画面1600の背景として簡単に取り込
むことができるため、電子黒板システム100をもちい
て効果的なプレゼンテーションをおこなうことが可能と
なる。
【0143】つまり、電子黒板システム100でプレゼ
ンテーションソフトをもちいてプレゼンテーションをお
こなっている際、画面上に何か書き込んで説明したい場
合にキャプチャボタン2303をタッチすれば、直ちに
現在の画面がキャプチャされ、画面上に所望の事項を書
きこむことができるようになる。また、プレゼンテーシ
ョンソフトに戻りたい場合、コンピュータ画面ボタン1
602をタッチすることにより、直ちにプレゼンテーシ
ョンソフトの画面(コンピュータ画面2300)に切り
替わる。キャプチャして文字等を書き込んだ画面は後述
するように保存することが可能である。
【0144】なお、ここでは、一旦コンピュータ画面2
300を表示させ、アプリケーションプログラムを起動
させた後に所望の画面をキャプチャするという方法につ
いて説明したが、電子黒板ソフト1506から直接ワー
ドプロセッサや表計算ソフトのファイルを指定すること
により、電子黒板画面1600から直接該当するアプリ
ケーションプログラムを起動させて指定したファイルを
開くこともできる。そして、そのアプリケーションプロ
グラムの画面をキャプチャしたい場合は、前述した操作
と同様の操作をおこなえばよい。さらに、そのアプリケ
ーションプログラムの他の画面をキャプチャした場合
は、次ページボタン1607にタッチすることにより、
再びそのアプリケーションプログラムの画面をPDP1
01上に表示させることができる。
【0145】なお、電子黒板システム100をコンピュ
ータとして使用するには、前述したキャプチャ機能を利
用する場合のように、電子黒板画面1600においてコ
ンピュータ画面ボタン1602にタッチし、または電子
黒板ソフト1506を終了させる等によって図23に示
したようなコンピュータ画面2300に切り替える。P
DP101の表示をコンピュータ画面2300に切り替
えることにより、電子黒板システム100をコンピュー
タとして利用することができる。電子黒板システム10
0は、大画面のPDP101を有しているため、コンピ
ュータの操作の教育等にも有効に活用することが可能で
ある。
【0146】(クリック判断:左クリック)次に、マウ
スの右ボタンの操作と左ボタンの操作の区別を指による
座標入力でいかに区別するかについて説明する。一般
に、各種アプリケーションプログラム1508では、マ
ウスの右クリックおよび左クリックを区別して各種処理
が実行される。すなわち、アプリケーション実行中に表
示画面の同一点を押下する場合であっても、左クリック
と右クリックではその処理内容が異なる。電子黒板シス
テム100では、指という単一の座標入力手段によって
も入力履歴に基づいて2ボタンマウスを前提とした各種
アプリケーションプログラム1508の処理をおこなう
ことが可能となっている。
【0147】まず、マウスの左ボタンとの対応について
説明する。マウスの左ボタンでは、左シングルクリッ
ク、左ダブルクリック、左ボタンのドラッグがおこなわ
れる。上記各動作と座標入力面401における指による
座標入力動作との対応付けの一例を示す。左ボタンに相
当する動作の判断は、指などによる発光部801(図8
参照)からの照射光の遮蔽を検知して、コントローラ1
03で座標位置を算出し、入力履歴と比較することによ
りおこなう。
【0148】図25は、左クリックを認識する際のコン
トローラ103およびコンピュータ104の処理フロー
チャートである。コントローラ103は、ラインセンサ
1004から各受光素子1003の情報を入力し(ステ
ップS2501)、特定方向における遮蔽すなわち座標
の入力があるか否かを判断する(ステップS250
2)。この判断はあらかじめ設定された検出域値(図1
2参照)を下回る受光強度部分があるか否かによりおこ
なう。
【0149】遮蔽がない場合(ステップS2502:N
O)は、ステップS2501からステップS2502ま
でを繰り返す。なお、ステップS2501からステップ
S2502間でのサイクルを短くすることにより、遮蔽
を素早く検知することが可能となる。具体的にはこのル
ープを20msecでおこなう。
【0150】遮蔽を検知した場合(ステップS250
2:YES)、光学ユニット402Rおよび402Lか
ら出力される情報をもとに、コントローラ103で座標
位置(遮蔽点の位置)を算出する(ステップS250
3)。続いて、過去に入力された座標もしくは順次入力
される座標と比較して、すなわち入力履歴を所定の構成
と比較して、クリックの種類を判別する(ステップS2
504)。この履歴はコントローラ103におけるメモ
リなどを参照することによりおこなう。クリック種類お
よび座標位置をコンピュータ104に送信し(ステップ
S2505)、種類に対応した処理を実行する(ステッ
プS2506)。
【0151】次に、図26をもちいてステップS250
4におけるクリックの種類の判別の一例を示す。ステッ
プS2503で算出された座標位置に係る入力(クリッ
ク)について、次の数サイクルでデタッチされたかを判
断する(ステップS2601)。ここで、サイクルと
は、ステップS2501とステップS2502の間の時
間間隔と同じであり、ラインセンサ1004で各受光素
子1003の状態を検出するタイミングである。なお、
以降においてタッチとは座標入力面401において遮蔽
を検知したという事象を示し、デタッチとは遮蔽を検知
しなかったという事象をいうものとする。
【0152】ステップS2601で、デタッチを検出し
た場合(ステップS2601:YES)、さらに次の数
サイクルで再びタッチを検出したか否かを判定する(ス
テップS2602)。再びタッチを検出しなかった場合
(ステップS2602:NO)、シングルクリックと判
別し(ステップS2603)、処理を終了する。このシ
ングルクリックと判断するか否かは、あらかじめ定めた
時間間隔で設定する。すなわち、ステップS2601に
おける数サイクルを時間間隔として0.05秒から0.
2秒の間の連続した遮蔽の検出であって、その後同一点
における遮蔽を検出しない場合はシングルクリックと判
断する。
【0153】再びタッチを検出した場合(ステップS2
602:YES)、コントローラ103は、座標位置を
算出する(ステップS2604)。算出された座標位置
が、ステップS2503で算出した座標位置と同一であ
るか否かを判断し(ステップS2605)、同一位置で
ある場合(ステップS2605:YES)、ダブルクリ
ックと判別する(ステップS2606)。
【0154】一方、ステップS2604で算出された座
標位置が、ステップS2503で算出された座標位置と
異なる場合(ステップS2605:NO)、両座標位置
が所定の距離以内にあるか否かを判断する(ステップS
2607)。所定距離以内にない場合(ステップS26
07:NO)、従前のクリックとは無関係な独立なクリ
ックと判別する(ステップS2608)。このとき図2
5に示したステップS2506では、マウスポインタを
ステップS2604で算出した座標位置に移動する処理
をおこなってもよい。
【0155】ステップS2607で両座標位置が所定距
離以内である場合(ステップS2607:YES)、ド
ラッグと判断する(ステップS2609)。なお、指な
どで座標入力をおこなう場合は、複数の近接した座標点
のまとまり(領域)が遮蔽されることになるので、領域
全体で判断する態様であってもよい。例えば、図26に
示したフローチャートでは、ステップS2609でドラ
ッグと判断されるためには、ステップS2601で必ず
デタッチを検出していなくてはならないが、この場合
は、ステップS2601は、「次の数サイクルでデタッ
チとなった部分があるか」と置き換えてもよい。他の判
断ステップにおいても、同様にして適宜領域を考慮す
る。
【0156】なお、ステップS2601で、デタッチを
検出しなかった場合(ステップS2601:NO)、す
なわち、所定時間のタッチを検出した場合は、後述する
右クリックモードに移行する(ステップS2610)。
なお、ステップS2601で、所定時間のタッチを検出
した場合は、当該タッチ場所に明示的に切替ウィンドウ
(図38参照)を表示して、右クリック・左クリックを
相互に変更する態様であってもよい。
【0157】(クリック判断:右クリック)次に、マウ
スの右ボタンとの対応について説明する。マウスの右ボ
タンでも、左ボタンと同様に、右シングルクリック、右
ダブルクリック、右ボタンのドラッグが行われうるが、
通常右ボタンにおける操作は、右ボタンシングルクリッ
クによるメニュー表示が主であるので、ここでは、説明
の簡単のため、右シングルクリックについてのみ説明す
るものとする。
【0158】右シングルクリックを認識する方法は様々
考えられるが、ここでは、図26に示したステップS2
610において右シングルクリックを判断する工程に移
行する場合を説明する。すなわち、指などによる座標入
力面401の所定時間のタッチ(同一点の座標入力が維
持された状態)を右クリックと判断させるステップとし
て使用する。図27は、コントローラ103が、所定時
間のタッチをもとに右シングルクリックと認識する流れ
を示したフローチャートである。
【0159】図において、コントローラ103は、ステ
ップS2601(図26参照)でタッチされている点を
第一点として第二点の入力を検出したか否かを判断する
(ステップS2701)。第二点の入力を検出した場合
(ステップS2701:YES)、コントローラ103
は、第二点の座標位置を算出する(ステップS270
2)。続いて、ステップS2601で座標入力面401
にタッチし、入力が維持されている第一点と、ステップ
S2701で入力を検知した第二点との距離を算出する
(ステップS2703)。
【0160】計算された距離が所定の範囲以内にあるか
否かを判断する(ステップS2704)。所定範囲以内
にある場合(ステップS2704:YES)、右シング
ルクリックと判別する(ステップS2705)。所定範
囲以内にない場合(ステップS2704:NO)算出さ
れた距離が所定レンジの上限より大きいか否かを判断す
る(ステップS2706)。大きい場合(ステップS2
706:YES)、独立のクリックと判別し(ステップ
S2707)、大きくない場合、換言すると、算出され
た距離が所定範囲の下限より小さい場合(ステップS2
706:NO)、左ドラッグ(ステップS2708)と
判別する。なお、ステップS2701で第二点のタッチ
を検出しない場合(ステップS2701:NO)、処理
を終了する。
【0161】なお、ステップS2704における所定範
囲は、例えば、1cm〜7cmと設定しておく。この様
な距離に設定することにより、ユーザの利便性が向上す
ることとなる。図28は、右クリックによるメニュー表
示の一例を示した図である。同図(a)は、ユーザが電
子黒板ソフト1506(図15参照)により、右手人差
し指により円を描画し終えた状況を示す。ここで、ユー
ザが描画図形の一部分を消去したいと考えたとする。ユ
ーザは、右手人差し指を座標入力面401にタッチした
まま、右手中指で座標入力面401をシングルクリック
する(同図(b)参照)。すると、コントローラ103
は、一連の入力で右クリックと判別し、右手中指付近に
メニュー(消しゴム、やり直し、塗りつぶし、その他)
を表示する。
【0162】この様に、所定範囲を中指と人差し指の距
離に設定することで、容易に右クリックを指示してメニ
ューを表示させることが可能となる。また、右利きのも
のがマウスの右ボタンを操作する際、通常中指をもちい
るので、この様に設定することで直感的な入力とするこ
とが可能となる。また、右クリックは、通常メニュー表
示をおこなう操作であるので、ここで、汎用メニューを
割り付けることにより、電子黒板ソフト1506の利便
性が飛躍的に向上する。なお、コントローラ103は、
右クリックが押下されたことを検出し、当該座標位置を
算出するので、この二つの情報をコンピュータ104に
送信することにより、中指位置にメニューを表示するこ
とが可能となる。
【0163】(右クリック:メニュー)次に、右クリッ
クと判別された場合のメニューの表示について説明す
る。図28(c)をもちいて、一部メニューの内容を説
明したが、これに限ることなく電子黒板ソフト1506
のソフト開発において、様々なメニュー態様とすること
が可能となる。例えば、右クリックにより、図16に示
したツールバー1601を手元に表示させる態様であっ
てもよい。図29は、手元にツールパレットを表示させ
る一例を示した図である。図に示したように、ツールパ
レット2901は、そのボタン内容はツールバー160
1と同様であるが、行列に配置されている。この様な形
状とすることで、手の移動距離を少なくすることが可能
となり利便性が向上する。特に、PDP101が大型化
した場合は、例えば画面左上に表示されたツールバー1
601まで移動しなくてすむため、利便性が著しく向上
する。
【0164】(メニュー:形状)次に、右クリックで表
示されるメニューの形状について説明する。図29で表
示するツールパレットは矩形であるがこれに限ることな
く、例えば図30に示した様に、弧に配置されたメニュ
ー3001であってもよい。この様にすることで人差し
指をタッチし続けつつ中指の移動距離を一定にでき、容
易にメニュー選択をおこなうことができる。
【0165】なお、図27で説明したステップS270
4における所定の距離の範囲を複数設けて、第一点と第
二点の距離に応じてメニュー内容を変化させてもよい。
図31は第一点と第二点との間の距離に応じて表示メニ
ューが変化する様子を示した説明図である。すなわち、
第一点(人差し指による入力点)と第二点(中指もしく
は小指による入力点)間の距離が、例えば1cm〜3c
mの範囲にあるときはツールバー1601に対応したメ
ニュー3001を表示し(図31(a)参照)、3cm
〜5cmの範囲にあるときは拡張ツールバー1700
(図17参照)に対応したメニュー3101を表示し
(図31(b)参照)、5cm〜7cmの範囲にあると
きは図形描画ツールバー1800(図18参照)に対応
したメニュー3102を表示する(図31(c)参
照)。この様に距離に応じてメニューを変化させること
で、利便性がさらに向上することとなる。
【0166】なお、上記の例では、第二点を基準にメニ
ュー3001、3101、3102が表示されたが、こ
れに限ることなく第一点を基準としてメニューを表示し
てもよい。また、例えば、通常は中指で座標入力をおこ
ない、人差し指ですなわち、中指より左側に第二点が入
力された場合と、小指ですなわち、中指より右側に第二
点が入力された場合とで、表示メニューを異ならせる態
様であってもよい。
【0167】なお、右クリックの他の一例として、メニ
ュー表示をおこなわず、電子黒板ソフト1506が実行
中の右クリックでペンボタン1603と、消しゴムボタ
ン1604の切替を相互におこなってもよい。
【0168】なお、以上の説明では、電子黒板ソフト1
506が実行されている場合について説明したが、これ
に限ることなく、各種アプリケーションプログラム15
08が実行されている場合に、右クリックをエミュレー
トする座標入力をおこなってもよい。
【0169】以上説明したように実施の形態1の電子黒
板システムは、指などの単一の座標入力手段であっても
右クリックを指示できるので、各種アプリケーションソ
フトの右クリックをおこなうことができ、電子黒板ソフ
トも含めて利便性を向上することが可能となる。
【0170】〔実施の形態2〕実施の形態2では、本発
明のメニュー表示システムの制御方法もしくは情報処理
システムの制御方法を適用したメニュー表示システムも
しくは情報処理システムについて説明する。具体的に
は、複数のユーザが座標を入力して、その履歴から同時
タッチの不具合を解消し、各種メニュー表示やコマンド
を実行するシステムに適用する場合について説明する。
なお、本実施の形態において、実施の形態1と同一の構
成要素は同一の符合を付することとしてその詳細な説明
を省略する。
【0171】本実施の形態では複数のユーザが座標入力
をおこなうため、実施の形態1より大型の座標入力装置
を使用する。図32は、本実施の形態のシステムの一例
を示した概観構成図である。図において、3201は、
座標を入力するための座標入力面を、3202は、入力
された座標を検知し信号をコンピュータに送出する座標
入力装置を、3203は、座標入力装置3202から送
出された信号をもとに座標位置を算出し、各種信号処理
をおこなうコンピュータを、3204は、コンピュータ
3203の制御の下、座標入力面3201に各種処理結
果を表示するプロジェクタをそれぞれ示す。
【0172】なお、座標入力面3201は、実施の形態
1にいう座標入力面401およびPDP101に対応
し、コンピュータ3203は、実施の形態1にいうコン
トローラ103およびコンピュータ104に対応し、プ
ロジェクタ3204は、実施の形態1にいうPDP10
1およびグラフィックス・ボード1510に対応する。
実施の形態1では、電子黒板システム100はまとまっ
た装置を構成していたが、実施の形態2では必ずしもひ
とまとまりの装置である必要はなく、汎用の装置(コン
ピュータ、プロジェクタなど)をもちいてシステムとし
て構成されている点が異なる。
【0173】なお、コンピュータ3203が座標の入力
を制御するという点のみをとらえると、本実施の形態は
メニュー表示制御システムの制御方法の説明となるが、
コンピュータ3203が各種処理を実行する点も含める
と本実施の形態は情報処理システムの制御方法の説明と
とらえることができる。
【0174】図32から明らかなようにメニュー表示シ
ステム3200は座標入力面3201が大きいので、複
数のユーザが座標を入力することが可能となっている。
複数のユーザが座標を入力することにより、例えば、プ
レゼンテーションをより効果的におこなうことが可能と
なる。図33は、座標入力装置3202の構成の一例を
示した図である。座標入力装置3202は、座標入力面
3201の右辺と上辺に複数の発光素子3301をもう
け、左辺と下辺に発光素子3301に対応する位置に複
数の受光素子3302を設けている。発光素子3301
は例えばレーザ光の様に、拡散しにくいビーム状の光を
発する光源であり、一つの発光素子3301から発せら
れた光は、一つの受光素子3302で受光される構成と
している。これにより、入力された座標位置およびその
移動等を簡便に把握することが可能となる。
【0175】ただし、複数のユーザにより座標入力がお
こなわれると、同時に2以上の座標点が検出されるた
め、座標点の管理が必要となる。ここでは、検出された
座標点にIDを与えることにより、座標点を管理する方
法について説明する。図34は、複数の座標点の入力が
同時にあった場合の座標点のID付与の一例を示したフ
ローチャートである。ここでは、説明の簡単のため、I
D1とID2という二つの識別IDで座標を管理する場
合を説明する。
【0176】まず、第1の座標入力を検出する(ステッ
プS3401)。この入力された座標についてID1を
付与し(ステップS3402)、ID1に係る座標入力
(座標位置)の一連の動作を監視する(ステップS34
03)。前述したように、指による座標入力では、所定
面積の遮蔽を検知するので、この座標点群(所定領域)
にID1を付与して、移動等の連続的な動作を追尾しI
D1を付与し続ける。
【0177】次に、第2の座標入力を検出したか否かを
判断する(ステップS3404)。座標入力を検知しな
い場合(ステップS3404:NO)は、第2の座標入
力を検出するまで、ID1に係る座標位置を監視し続け
る。一方、第2の座標入力を検出した場合は(ステップ
S3404:YES)、第2の座標入力がID1に関連
した入力であるかを判定する(ステップS3405)。
【0178】ここで、ID1に関連しているか否かと
は、ID1の履歴に応じて、第2の座標入力が、時間間
隔、距離間隔、座標位置などから、ID1の動作と関連
したものであるかを意味する。例えば、実施の形態1で
独立のクリックと判別した手法(図26のステップS2
608参照)を適用することができる。ID1に関連し
た入力である場合(ステップS3405:YES)、入
力に応じた処理をおこなう(ステップS3406)。例
えば前述した様な右クリックに割り当てられた所定の処
理をおこなう。なお、右クリック以外にも、左ダブルク
リック、左ドラッグその他適宜処理を割り当てる態様で
もよいことはいうまでもない。
【0179】ID1に関連した入力でない場合(ステッ
プS3405:NO)、第2の座標位置にID2を付与
し(ステップS3407)、以降、ID1およびID2
の座標位置を監視する(ステップS3408)。なお、
ここでは、主としてIDの振り分けについて説明したも
のであるので、ステップS3408以降に、それぞれI
D管理した座標位置に基づいて、新たな関連した入力が
あった場合は、ステップS3406に説明した様な、入
力に応じた処理をおこなう。
【0180】以上説明したように、実施の形態2では、
座標位置にID付与をおこない、この動き(履歴)を監
視することにより、複数人がメニュー表示システム32
00を利用する場合の同時タッチなどの誤検知を防止す
ることが可能となる。
【0181】〔実施の形態3〕実施の形態3では、本発
明の情報処理装置をATM(Automatic Teller Machin
e)に適用した場合について説明する。図35は、本実
施の形態のATMの一例を示した概観構成図である。A
TM3500は、各種操作をおこなうタッチパネル35
01と、複数の操作ボタン3502と、紙幣入出口35
03、硬貨入出口3504と、カード挿入口3505
と、防犯カメラ3506等から構成される。
【0182】タッチパネル3501について説明する。
タッチパネル3501は表面弾性波をもちいて指などに
よる座標位置を検出する。なお、ここでは表面弾性波に
よるタッチパネル3501の構成例については詳述しな
いが、例えば、米国特許USP5260521(ACOUST
IC TOUCH POSITION SENSOR USING SHEAR WAVE PROPAGAT
ION)に記載される技術を適用してもよい。また、実施
の形態1と同様な光学ユニットをもちいて、発光部にポ
リゴンミラーを使用してプローブ光を連続的に偏向させ
て入力面を走査して座標位置を検出してもよい。
【0183】ATMは、通常の使用では、定められた操
作しかできない。例えば、電信扱いの振り込みをしたい
場合は、「振り込みウィンドウ」「電信扱いウィンド
ウ」「振り込み金額の数値入力ウィンドウ」「送金者の
名前入力ウィンドウ」「送金先の銀行名ウィンドウ」
「支店名ウィンドウ」等、様々なウィンドウの押下が必
要である。しかも、これらの処理では、一回一回画面の
切替がおこなわれ(画面切替モード称することとす
る)、一定の時間がかかり、操作を間違えた場合は、は
じめから入力しなければならない場合がある。これは、
GUIを多用することにより、初心者でも容易に各種の
操作をおこなうことができるように設定されているため
である。
【0184】しかしながら、頻繁にATMを使用するも
のにとっては、この入力が煩わしく感じることがある。
したがってATM3500では、座標入力の組み合わせ
により、各種操作を効率的におこなうことが可能となっ
ている。具体的には、実施の形態1と同様に、右手人差
し指でタッチパネル3501を押下中に、右手中指で第
二点を入力することにより右クリックを実行し、各種メ
ニューを素早くおこなうことを可能としている。
【0185】ここでは、実施の形態1と異なる右クリッ
クの判別方法について説明する。図36は、右クリック
の入力操作を説明するフローチャートである。まず、タ
ッチパネル3501に第一点が押下された状態、すなわ
ち、一定時間同一座標を押下し続けた状態であるか否か
を判断する(ステップS3601)。一定時間の押下で
ない場合(ステップS3601:NO)は、第一点目の
位置に対応した処理を実行する(ステップS360
2)。この処理は、例えば、ルート画面である「お取り
扱い種類」画面のうち、「ご入金ウィンドウ」を押下し
たとして、次の画面に移行する処理をおこなう。
【0186】一方、第一点が所定時間押下され続けいて
る場合(ステップS3601:YES)、第二点の入力
を検知しこの第二点がダブルクリックされたか否かを判
断する(ステップS3603)。ATM3500では、
タッチパネル3501が表面弾性波を使用するタイプで
あるので、座標位置を正確に認識することより、座標入
力の回数を検出する方が認識精度が高い。したがって、
ここでは、第二点をシングルクリックでなくダブルクリ
ックしたか否かを判断して検出精度をさらに向上させる
こととする。ダブルクリックと判断された場合(ステッ
プS3603:YES)、右クリックと判別し(ステッ
プS3604)、通常の対話形式の画面切替モードか
ら、次に説明するメニュー表示モードに切り替える(ス
テップS3605)。なお、ステップS3603でダブ
ルクリックと判断されなかった場合(ステップS360
3:NO)、ステップS3602に移行する。この判断
は例えば所定時間、入力状態が変化しなかったときにお
こなう。
【0187】図37は、メニュー表示モードの一例を示
した説明図である。ステップS3605で、メニュー表
示モードに切り替わると、ルート画面に対応したルート
メニュー3701が表示される。図示した例では「お振
込み」が選択され、振込先の銀行名のサブメニュー37
02が表示される。以下、各階層が適宜表示される。こ
の様なメニュー表示モードでは、画面切替を一回一回お
こなわないので、短時間に所望の処理をおこなうことが
でき、ユーザの利便性が向上する。なお、この様なクリ
ック動作は、以上に説明したメニュー表示モードに限ら
ず、例えば、ATM管理者が、ATM3500の管理を
おこなう際に使用する態様であってもよい。
【0188】以上説明したように、実施の形態3のAT
Mは、ATMを使い慣れないユーザには、通常の画面切
替モードで対話的な処理を提供し、ATMを使い慣れた
ユーザには、メニュー表示モードで連続入力により迅速
な処理を提供するため、ユーザそれぞれに適したサービ
スを提供することが可能となる。
【0189】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のメニュー
表示制御装置(請求項1)は、入力手段が座標の入力に
使用され、検出手段が前記入力手段に対する複数の座標
の入力を検出し、認識手段が前記検出手段で検出した複
数の座標に関する入力履歴を認識し、判断手段が前記認
識手段で認識した入力履歴に基づいて、各種処理を実行
することが選択可能な処理メニューを表示すべきか否か
を判断し、表示手段が前記判断手段で前記処理メニュー
を表示すべきと判断した場合に前記処理メニューを表示
するので、入力された座標を組み合わせて入力履歴とす
ることができ、また、入力履歴をもとに複数人の入力を
識別することができ、これにより、メニュー表示制御装
置の利便性および操作性を向上することが可能となる。
【0190】また、本発明のメニュー表示制御装置(請
求項2)は、請求項1に記載のメニュー表示制御装置に
おいて、前記認識手段が、複数の座標の入力の時系列を
入力履歴として認識し、前記判断手段が、前記入力の時
系列があらかじめ定められた時系列であったときに前記
処理メニューを表示させるべきと判断するので、座標の
入力時間の長さや座標の入力のリズム・タイミングを入
力履歴とすることができ、これにより、メニュー表示制
御装置の利便性および操作性を向上することが可能とな
る。
【0191】また、本発明のメニュー表示制御装置(請
求項3)は、請求項1に記載のメニュー表示制御装置に
おいて、前記認識手段が、複数の座標の入力距離間隔を
入力履歴として認識し、前記判断手段が、前記入力距離
間隔があらかじめ定められた入力距離間隔の範囲以内で
あったときに前記処理メニューを表示させるべきと判断
するので、例えば人差し指と中指の距離間隔をあらかじ
め設定することにより、単一人の操作においては指移動
や手ぶれといった微少距離の移動と区別でき、複数人に
よる操作においては複数人の離れた場所における同時タ
ッチを区別でき、これにより、メニュー表示制御装置の
利便性および操作性を向上することが可能となる。
【0192】また、本発明のメニュー表示制御装置(請
求項4)は、請求項1に記載のメニュー表示制御装置に
おいて、前記認識手段が、一つの座標が同一位置に入力
されている状態において他の座標が入力されたことを入
力履歴として認識し、前記判断手段が、前記入力履歴が
あった場合に前記処理メニューを表示させるべきと判断
するので、マウス操作でいう右クリックと同様の操作感
によりメニュー表示をおこなうことができ、これによ
り、メニュー表示制御装置の利便性および操作性を向上
することが可能となる。
【0193】また、本発明のメニュー表示制御装置(請
求項5)は、請求項1に記載のメニュー表示制御装置に
おいて、前記認識手段が、一つの座標が同一位置に入力
されている状態において他の座標が入力されたことおよ
びその二つの座標の入力距離間隔を入力履歴として認識
し、前記判断手段が、一つの座標が同一位置に入力され
ている状態において他の座標が入力されたことおよびそ
の二つの座標の入力距離間隔があらかじめ定められた入
力距離間隔の範囲以内であったときに前記処理メニュー
を表示させるべきと判断するので、マウス操作でいう右
クリックと同様の操作感によりメニュー表示をおこなう
とともに、単一人による誤入力や、複数人の操作時にお
ける他人と無関係な同時入力による誤動作を防ぐことが
でき、これにより、メニュー表示制御装置の利便性およ
び操作性を向上することが可能となる。
【0194】また、本発明のメニュー表示制御装置(請
求項6)は、請求項1に記載のメニュー表示制御装置に
おいて、前記認識手段が、一つの座標が同一位置に入力
されている状態において他の二つの座標が入力されたこ
とおよび当該他の二つの座標の入力時間間隔および入力
距離間隔を入力履歴として認識し、前記判断手段は、一
つの座標が同一位置に入力されている状態において他の
二つの座標が入力されたことおよび当該他の二つの座標
の入力時間間隔および入力距離間隔があらかじめ定めら
れた時間間隔の範囲以内および距離間隔の範囲以内であ
ったときに前記処理メニューを表示させるべきと判断す
るので、マウス操作でいうダブルクリックと同様の操作
感によりメニュー表示をおこなうことができ、これによ
り、メニュー表示制御装置の利便性および操作性を向上
することが可能となる。
【0195】また、本発明のメニュー表示制御装置(請
求項7)は、請求項1〜6のいずれか一つに記載のメニ
ュー表示制御装置において、前記処理メニューが所定の
起点から等距離に配置された形状である、もしくは所定
の起点から円状もしくは円弧状に配置された形状である
ので、メニュー選択時の移動量を等しくすることがで
き、これにより、メニュー表示制御装置の利便性および
操作性を向上することが可能となる。
【0196】また、本発明のメニュー表示制御装置(請
求項8)は、請求項7に記載のメニュー表示制御装置に
おいて、前記表示手段が、前記複数の座標のうちの所定
の座標の位置を前記所定の起点として前記処理メニュー
を表示するので、手元にメニューを表示することがで
き、これにより、メニュー表示制御装置の利便性および
操作性を向上することが可能となる。
【0197】また、本発明の情報処理装置(請求項9)
は、入力手段が座標の入力に使用され、検出手段が前記
入力手段に対する複数の座標の入力を検出し、認識手段
が前記検出手段で検出した複数の座標に関する入力履歴
を認識し、判断手段が前記認識手段で認識した入力履歴
に基づいて、各種処理を実行することが選択可能な処理
メニューを表示すべきか否かを判断し、表示手段が前記
判断手段で前記処理メニューを表示すべきと判断した場
合に前記処理メニューを表示し、実行手段が前記表示手
段で表示した処理メニューのうち、選択された処理を実
行するので、入力された座標を組み合わせて入力履歴と
し、また、入力履歴をもとに複数人の入力を識別して、
各種処理を実行することができ、これにより、情報処理
装置の利便性および操作性を向上することが可能とな
る。
【0198】また、本発明の情報処理装置(請求項1
0)は、請求項9に記載の情報処理装置において、前記
認識手段が、複数の座標の入力の時系列を入力履歴とし
て認識し、前記判断手段が、前記入力の時系列があらか
じめ定められた時系列であったときに前記処理メニュー
を表示させるべきと判断するので、座標の入力時間の長
さや座標の入力のリズム・タイミングを入力履歴とする
ことができ、これにより、情報処理装置の利便性および
操作性を向上することが可能となる。
【0199】また、本発明の情報処理装置(請求項1
1)は、請求項9に記載の情報処理装置において、前記
認識手段が、複数の座標の入力距離間隔を入力履歴とし
て認識し、前記判断手段が、前記入力距離間隔があらか
じめ定められた入力距離間隔の範囲以内であったときに
前記処理メニューを表示させるべきと判断するので、例
えば人差し指と中指の距離間隔をあらかじめ設定するこ
とにより、単一人の操作においては指移動や手ぶれとい
った微少距離の移動と区別でき、複数人による操作にお
いては複数人の離れた場所における同時タッチを区別で
き、これにより、情報処理装置の利便性および操作性を
向上することが可能となる。
【0200】また、本発明の情報処理装置(請求項1
2)は、請求項9に記載の情報処理装置において、前記
認識手段が、一つの座標が同一位置に入力されている状
態において他の座標が入力されたことを入力履歴として
認識し、前記判断手段が、前記入力履歴があった場合に
前記処理メニューを表示させるべきと判断するので、マ
ウス操作でいう右クリックと同様の操作感によりメニュ
ー表示をおこなうことができ、これにより、情報処理装
置の利便性および操作性を向上することが可能となる。
【0201】また、本発明の情報処理装置(請求項1
3)は、請求項9に記載の情報処理装置において、前記
認識手段が、一つの座標が同一位置に入力されている状
態において他の座標が入力されたことおよびその二つの
座標の入力距離間隔を入力履歴として認識し、前記判断
手段が、一つの座標が同一位置に入力されている状態に
おいて他の座標が入力されたことおよびその二つの座標
の入力距離間隔があらかじめ定められた入力距離間隔の
範囲以内であったときに前記処理メニューを表示させる
べきと判断するので、マウス操作でいう右クリックと同
様の操作感によりメニュー表示をおこなうとともに、単
一人による誤入力や、複数人の操作時における他人と無
関係な同時入力による誤動作を防ぐことができ、これに
より、情報処理装置の利便性および操作性を向上するこ
とが可能となる。
【0202】また、本発明の情報処理装置(請求項1
4)は、請求項9に記載の情報処理装置において、前記
認識手段が、一つの座標が同一位置に入力されている状
態において他の二つの座標が入力されたことおよび当該
他の二つの座標の入力時間間隔および入力距離間隔を入
力履歴として認識し、前記判断手段が、一つの座標が同
一位置に入力されている状態において他の二つの座標が
入力されたことおよび当該他の二つの座標の入力時間間
隔および入力距離間隔があらかじめ定められた時間間隔
の範囲以内および距離間隔の範囲以内であったときに前
記処理メニューを表示させるべきと判断するので、マウ
ス操作でいうダブルクリックと同様の操作感によりメニ
ュー表示をおこなうことができ、これにより、情報処理
装置の利便性および操作性を向上することが可能とな
る。
【0203】また、本発明の情報処理装置(請求項1
5)は、請求項9〜14のいずれか一つに記載の情報処
理装置において、前記処理メニューが所定の起点から等
距離に配置された形状である、もしくは所定の起点から
円状もしくは円弧状に配置された形状であるので、メニ
ュー選択時の移動量を等しくすることができ、これによ
り、情報処理装置の利便性および操作性を向上すること
が可能となる。
【0204】また、本発明の情報処理装置(請求項1
6)は、請求項15に記載の情報処理装置において、前
記表示手段が、前記複数の座標のうちの所定の座標の位
置を前記所定の起点として前記処理メニューを表示する
ので、手元にメニューを表示することができ、これによ
り、情報処理装置の利便性および操作性を向上すること
が可能となる。
【0205】また、本発明の電子黒板システム(請求項
17)は、請求項9〜16のいずれか一つに記載の情報
処理装置を備えたので、電子黒板システムの利便性およ
び操作性を向上することが可能となる。
【0206】また、本発明のメニュー表示システムの制
御方法(請求項18)は、各種処理を実行させることが
選択可能な処理メニューを表示するシステムに適用する
メニュー表示システムの制御方法であって、入力工程で
は座標を入力し、検出工程では前記入力工程で複数の座
標が入力されたか否かを検出し、認識工程では前記検出
工程で複数の座標が入力されたことが検出されたときに
前記複数の座標の入力履歴を認識し、判断工程では前記
認識工程で認識された入力履歴に基づいて、前記処理メ
ニューを表示させるべきか否かを判断し、表示工程では
前記判断工程で前記処理メニューを表示させるべきと判
断されたときに前記処理メニューを表示するので、入力
された座標を組み合わせて入力履歴とすることができ、
また、入力履歴をもとに複数人の入力を識別することが
でき、これにより、システム利用の際の利便性および操
作性を向上することが可能となる。
【0207】また、本発明のメニュー表示システムの制
御方法(請求項19)は、請求項18に記載のメニュー
表示システムの制御方法において、前記認識工程では、
複数の座標の入力の時系列を入力履歴として認識し、前
記判断工程では、前記入力の時系列があらかじめ定めら
れた時系列であったときに前記処理メニューを表示させ
るべきと判断するので、座標の入力時間の長さや座標の
入力のリズム・タイミングを入力履歴とすることがで
き、これにより、システム利用の際の利便性および操作
性を向上することが可能となる。
【0208】また、本発明のメニュー表示システムの制
御方法(請求項20)は、請求項18に記載のメニュー
表示システムの制御方法において、前記認識工程では、
複数の座標の入力距離間隔を入力履歴として認識し、前
記判断工程では、前記入力距離間隔があらかじめ定めら
れた入力距離間隔の範囲以内であったときに前記処理メ
ニューを表示させるべきと判断するので、例えば人差し
指と中指の距離間隔をあらかじめ設定することにより、
単一人の操作においては指移動や手ぶれといった微少距
離の移動と区別でき、複数人による操作においては複数
人の離れた場所における同時タッチを区別でき、これに
より、システム利用の際の利便性および操作性を向上す
ることが可能となる。
【0209】また、本発明のメニュー表示システムの制
御方法(請求項21)は、請求項18に記載のメニュー
表示システムの制御方法において、前記認識工程では、
一つの座標が同一位置に入力されている状態において他
の座標が入力されたことを入力履歴として認識し、前記
判断工程では、前記入力履歴があった場合に前記処理メ
ニューを表示させるべきと判断するので、マウス操作で
いう右クリックと同様の操作感によりメニュー表示をお
こなうことができ、これにより、システム利用の際の利
便性および操作性を向上することが可能となる。
【0210】また、本発明のメニュー表示システムの制
御方法(請求項22)は、請求項18に記載のメニュー
表示システムの制御方法において、前記認識工程では、
一つの座標が同一位置に入力されている状態において他
の座標が入力されたことおよびその二つの座標の入力距
離間隔を入力履歴として認識し、前記判断工程では、一
つの座標が同一位置に入力されている状態において他の
座標が入力されたことおよびその二つの座標の入力距離
間隔があらかじめ定められた入力距離間隔の範囲以内で
あったときに前記処理メニューを表示させるべきと判断
するので、マウス操作でいう右クリックと同様の操作感
によりメニュー表示をおこなうとともに、単一人による
誤入力や、複数人の操作時における他人と無関係な同時
入力による誤動作を防ぐことができ、これにより、シス
テム利用の際の利便性および操作性を向上することが可
能となる。
【0211】また、本発明のメニュー表示システムの制
御方法(請求項23)は、請求項18に記載のメニュー
表示システムの制御方法において、前記認識工程では、
一つの座標が同一位置に入力されている状態において他
の二つの座標が入力されたことおよび当該他の二つの座
標の入力時間間隔および入力距離間隔を入力履歴として
認識し、前記判断工程では、一つの座標が同一位置に入
力されている状態において他の二つの座標が入力された
ことおよび当該他の二つの座標の入力時間間隔および入
力距離間隔があらかじめ定められた時間間隔の範囲以内
および距離間隔の範囲以内であったときに前記処理メニ
ューを表示させるべきと判断するので、マウス操作でい
うダブルクリックと同様の操作感によりメニュー表示を
おこなうことができ、これによりシステム利用の際の利
便性および操作性を向上することが可能となる。
【0212】また、本発明の情報処理システムの制御方
法(請求項24)は、各種処理を実行する情報処理シス
テムに適用する情報処理システムの制御方法であって、
入力工程では座標を入力し、検出工程では前記入力工程
で複数の座標が入力されたか否かを検出し、認識工程で
は前記検出工程で複数の座標が入力されたことが検出さ
れたときに前記複数の座標の入力履歴を認識し、判断工
程では前記認識工程で認識された入力履歴に基づいて、
前記各種処理を実行することが選択可能な処理メニュー
を表示させるべきか否かを判断し、表示工程では前記判
定工程で前記処理メニューを表示させるべきと判断され
たときに前記処理メニューを表示し、実行工程では前記
表示工程で表示された処理メニューのうち、選択された
処理を実行するので、入力された座標を組み合わせて入
力履歴として、また、入力履歴をもとに複数人の入力を
識別して、各種処理を実行させることができ、これによ
り、システム利用の際の利便性および操作性を向上する
ことが可能となる。
【0213】また、本発明の情報処理システムの制御方
法(請求項25)は、請求項24に記載の情報処理シス
テムの制御方法において、前記認識工程では、複数の座
標の入力の時系列を入力履歴として認識し、前記判断工
程では、前記入力の時系列があらかじめ定められた時系
列であったときに前記処理メニューを表示させるべきと
判断するので、座標の入力時間の長さや座標の入力のリ
ズム・タイミングを入力履歴とすることができ、これに
より、システム利用の際の利便性および操作性を向上す
ることが可能となる。
【0214】また、本発明の情報処理システムの制御方
法(請求項26)は、請求項24に記載の情報処理シス
テムの制御方法において、前記認識工程では、複数の座
標の入力距離間隔を入力履歴として認識し、前記判断工
程では、前記入力距離間隔があらかじめ定められた入力
距離間隔の範囲以内であったときに前記処理メニューを
表示させるべきと判断するので、例えば人差し指と中指
の距離間隔をあらかじめ設定することにより、単一人の
操作においては指移動や手ぶれといった微少距離の移動
と区別でき、複数人による操作においては複数人の離れ
た場所における同時タッチを区別でき、これにより、シ
ステム利用の際の利便性および操作性を向上することが
可能となる。
【0215】また、本発明の情報処理システムの制御方
法(請求項27)は、請求項24に記載の情報処理シス
テムの制御方法において、前記認識工程では、一つの座
標が同一位置に入力されている状態において他の座標が
入力されたことを入力履歴として認識し、前記判断工程
では、前記入力履歴があった場合に前記処理メニューを
表示させるべきと判断するので、マウス操作でいう右ク
リックと同様の操作感によりメニューを表示させること
ができ、これにより、システム利用の際の利便性および
操作性を向上することが可能となる。
【0216】また、本発明の情報処理システムの制御方
法(請求項28)は、請求項24に記載の情報処理シス
テムの制御方法において、前記認識工程では、一つの座
標が同一位置に入力されている状態において他の座標が
入力されたことおよびその二つの座標の入力距離間隔を
入力履歴として認識し、前記判断工程では、一つの座標
が同一位置に入力されている状態において他の座標が入
力されたことおよびその二つの座標の入力距離間隔があ
らかじめ定められた入力距離間隔の範囲以内であったと
きに前記処理メニューを表示させるべきと判断するの
で、マウス操作でいう右クリックと同様の操作感により
メニューを表示させるとともに、単一人による誤入力
や、複数人の操作時における他人と無関係な同時入力に
よる誤動作を防ぐことができ、これにより、システム利
用の際の利便性および操作性を向上することが可能とな
る。
【0217】また、本発明の情報処理システムの制御方
法(請求項29)は、請求項24に記載の情報処理シス
テムの制御方法において、前記認識工程では、一つの座
標が同一位置に入力されている状態において他の二つの
座標が入力されたことおよび当該他の二つの座標の入力
時間間隔および入力距離間隔を入力履歴として認識し、
前記判断工程では、一つの座標が同一位置に入力されて
いる状態において他の二つの座標が入力されたことおよ
び当該他の二つの座標の入力時間間隔および入力距離間
隔があらかじめ定められた時間間隔の範囲以内および距
離間隔の範囲以内であったときに前記処理メニューを表
示させるべきと判断するので、マウス操作でいうダブル
クリックと同様の操作感によりメニューを表示させるこ
とができ、これにより、システム利用の際の利便性およ
び操作性を向上することが可能となる。
【0218】また、請求項30に記載の発明によれば、
前記請求項18〜23に記載のメニュー表示システムの
制御方法もしくは前記請求項24〜29に記載の情報処
理システムの制御方法をコンピュータに実行させるため
のプログラムを記録したことで、そのプログラムを機械
読み取り可能となり、これにより、請求項18〜29に
記載の動作をコンピュータによって実現することが可能
な記録媒体が得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の電子黒板システムのブロック構
成の一例を示した図である。
【図2】本実施の形態の電子黒板システムの一例を前方
側から示した外観構成図である。
【図3】本実施の形態の電子黒板システムの一例を後方
側から示した外観構成図である。
【図4】実施の形態1の座標入力装置の一例を示した概
略構成図である。
【図5】コーナーキューブリフレクタを示した図であ
る。
【図6】コーナーキューブリフレクタの反射部における
配向の一例を示した説明図である。
【図7】多数の平面鏡から構成される反射部の一例を示
した説明図である。
【図8】実施の形態1の光学ユニットの発光部の内部構
造を示した概略構成図である。
【図9】扇形の光を発する発光部の他の構成例を示した
図である。
【図10】実施の形態1の光学ユニットの受光部の内部
構造を座標入力面に垂直な方向から示した概略構成図で
ある。
【図11】実施の形態1で光学ユニットが検知した座標
点の方向と光学ユニット402間の距離とから座標点の
位置を計算する説明図である。
【図12】実施の形態1の発光部の受光レンズに平行光
線が入光した場合の検出域値の設定例を示した図であ
る。
【図13】受光レンズで集光する光の収差を考慮したラ
インセンサの配置の一例を示した図である。
【図14】スリットを配した受光部の構成の一例を示し
た図である。
【図15】実施の形態1のコンピュータのブロック構成
図である。
【図16】実施の形態1において、電子黒板ソフトが実
行された場合のPDP上の表示例を示した図である。
【図17】実施の形態1の電子黒板ソフトにより拡張ツ
ールバーが表示された例を示した図である。
【図18】実施の形態1の電子黒板ソフトにより図形描
画ツールバーが表示された例を示した図である。
【図19】手書きで文字や線を書いた結果がPDP上の
電子黒板画面に表示された様子を示す説明図である。
【図20】図19に示した手書きの文字や線を消しゴム
で消去する際の様子を示す説明図である。
【図21】実施の形態1の電子黒板ソフトにより直線が
描画される様子を示した図である。
【図22】実施の形態1の電子黒板ソフトにより四角形
が描画される様子を示した図である。
【図23】実施の形態1の電子黒板ソフトにより電子黒
板画面からデスクトップ画面に切り替えられた様子を示
した図である。
【図24】実施の形態1の電子黒板ソフトによりキャプ
チャされた画面に文字や図形が書き込まれた様子を示し
た図である。
【図25】実施の形態1において左クリックを認識する
際のコントローラおよびコンピュータの処理フローチャ
ートである。
【図26】実施の形態1においてクリックの種類の判別
の一例を示したフローチャートである。
【図27】実施の形態1でコントローラが、所定時間の
タッチをもとに右シングルクリックと認識する流れを示
したフローチャートである。
【図28】実施の形態1において右クリックによるメニ
ュー表示の一例を示した図である。
【図29】実施の形態1において手元にツールパレット
を表示させる一例を示した図である。
【図30】実施の形態1において、弧に配置されたメニ
ューの一例を示した図である。
【図31】実施の形態1において、第一点と第二点との
間の距離に応じて表示メニューが変化する様子を示した
説明図である。
【図32】実施の形態2のシステムの一例を示した概観
構成図である。
【図33】実施の形態2の座標入力装置の構成の一例を
示した図である。
【図34】複数の座標点の入力が同時にあった場合の座
標点のID付与の一例を示したフローチャートである。
【図35】実施の形態3のATMの一例を示した概観構
成図である。
【図36】実施の形態3において右クリックの入力操作
を説明するフローチャートである。
【図37】実施の形態3においてメニュー表示モードの
一例を示した説明図である。
【図38】画面上に切替ボタンを表示した従来の電子黒
板の一例を示した図である。
【符号の説明】
100 電子黒板システム 101 プラズマディスプレイパネル 102、3202 座標入力装置 103 コントローラ 104、3203 コンピュータ 201 パネル部 202 機器収納部 206 コンピュータ収納部 301 コントローラ収納部 401、3201 座標入力面 402 光学ユニット 403 反射部 801 発光部 901 ネオン管 1001 受光部 1002 受光レンズ 1003、3302 受光素子 1004 ラインセンサ 1506 電子黒板ソフト 1508 各種アプリケーションプログラム 1510 グラフィックス・ボード 1600 電子黒板画面 1601 ツールバー 1602 コンピュータ画面ボタン 1603 ペンボタン 1604 消しゴムボタン 1700 拡張ツールバー 1704 図形描画ボタン 1800 描画ツールバー 1802 直線ボタン 2000 消しゴム 2300 コンピュータ画面 2301 キャプチャツールバー 2303 キャプチャボタン 2901 ツールパレット 3001、3101、3102 メニュー 3200 メニュー表示システム 3204 プロジェクタ 3301 発光素子 3501 タッチパネル 3802 切替ウィンドウ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 3/033 360 G06F 3/033 360P (54)【発明の名称】 メニュー表示制御装置、情報処理装置、電子黒板システム、メニュー表示システムの制御方法、 情報処理システムの制御方法およびこれらの方法をコンピュータに実行させるためのプログラム を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座標を入力するための入力手段と、 前記入力手段に対する複数の座標の入力を検出する検出
    手段と、 前記検出手段が検出した複数の座標に関する入力履歴を
    認識する認識手段と、 前記認識手段が認識した入力履歴に基づいて、各種処理
    を実行することが選択可能な処理メニューを表示すべき
    か否かを判断する判断手段と、 前記判断手段が前記処理メニューを表示すべきと判断し
    た場合に前記処理メニューを表示する表示手段と、 を具備したことを特徴とするメニュー表示制御装置。
  2. 【請求項2】 前記認識手段は、複数の座標の入力の時
    系列を入力履歴として認識し、 前記判断手段は、前記入力の時系列があらかじめ定めら
    れた時系列であったときに前記処理メニューを表示させ
    るべきと判断することを特徴とする請求項1に記載のメ
    ニュー表示制御装置。
  3. 【請求項3】 前記認識手段は、複数の座標の入力距離
    間隔を入力履歴として認識し、 前記判断手段は、前記入力距離間隔があらかじめ定めら
    れた入力距離間隔の範囲以内であったときに前記処理メ
    ニューを表示させるべきと判断することを特徴とする請
    求項1に記載のメニュー表示制御装置。
  4. 【請求項4】 前記認識手段は、一つの座標が同一位置
    に入力されている状態において他の座標が入力されたこ
    とを入力履歴として認識し、 前記判断手段は、前記入力履歴があった場合に前記処理
    メニューを表示させるべきと判断することを特徴とする
    請求項1に記載のメニュー表示制御装置。
  5. 【請求項5】 前記認識手段は、一つの座標が同一位置
    に入力されている状態において他の座標が入力されたこ
    とおよびその二つの座標の入力距離間隔を入力履歴とし
    て認識し、 前記判断手段は、一つの座標が同一位置に入力されてい
    る状態において他の座標が入力されたことおよびその二
    つの座標の入力距離間隔があらかじめ定められた入力距
    離間隔の範囲以内であったときに前記処理メニューを表
    示させるべきと判断することを特徴とする請求項1に記
    載のメニュー表示制御装置。
  6. 【請求項6】 前記認識手段は、一つの座標が同一位置
    に入力されている状態において他の二つの座標が入力さ
    れたことおよび当該他の二つの座標の入力時間間隔およ
    び入力距離間隔を入力履歴として認識し、 前記判断手段は、一つの座標が同一位置に入力されてい
    る状態において他の二つの座標が入力されたことおよび
    当該他の二つの座標の入力時間間隔および入力距離間隔
    があらかじめ定められた時間間隔の範囲以内および距離
    間隔の範囲以内であったときに前記処理メニューを表示
    させるべきと判断することを特徴とする請求項1に記載
    のメニュー表示制御装置。
  7. 【請求項7】 前記処理メニューは所定の起点から等距
    離に配置された形状であること、もしくは所定の起点か
    ら円状もしくは円弧状に配置された形状であることを特
    徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載のメニュー
    表示制御装置。
  8. 【請求項8】 前記表示手段は、前記複数の座標のうち
    の所定の座標の位置を前記所定の起点として前記処理メ
    ニューを表示することを特徴とする請求項7に記載のメ
    ニュー表示制御装置。
  9. 【請求項9】 座標を入力するための入力手段と、 前記入力手段に対する複数の座標の入力を検出する検出
    手段と、 前記検出手段が検出した複数の座標に関する入力履歴を
    認識する認識手段と、 前記認識手段が認識した入力履歴に基づいて、各種処理
    を実行することが選択可能な処理メニューを表示すべき
    か否かを判断する判断手段と、 前記判断手段が前記処理メニューを表示すべきと判断し
    た場合に前記処理メニューを表示する表示手段と、 前記表示手段で表示した処理メニューのうち、選択され
    た処理を実行する実行手段と、 を具備したことを特徴とする情報処理装置。
  10. 【請求項10】 前記認識手段は、複数の座標の入力の
    時系列を入力履歴として認識し、 前記判断手段は、前記入力の時系列があらかじめ定めら
    れた時系列であったときに前記処理メニューを表示させ
    るべきと判断することを特徴とする請求項9に記載の情
    報処理装置。
  11. 【請求項11】 前記認識手段は、複数の座標の入力距
    離間隔を入力履歴として認識し、 前記判断手段は、前記入力距離間隔があらかじめ定めら
    れた入力距離間隔の範囲以内であったときに前記処理メ
    ニューを表示させるべきと判断することを特徴とする請
    求項9に記載の情報処理装置。
  12. 【請求項12】 前記認識手段は、一つの座標が同一位
    置に入力されている状態において他の座標が入力された
    ことを入力履歴として認識し、 前記判断手段は、前記入力履歴があった場合に前記処理
    メニューを表示させるべきと判断することを特徴とする
    請求項9に記載の情報処理装置。
  13. 【請求項13】 前記認識手段は、一つの座標が同一位
    置に入力されている状態において他の座標が入力された
    ことおよびその二つの座標の入力距離間隔を入力履歴と
    して認識し、 前記判断手段は、一つの座標が同一位置に入力されてい
    る状態において他の座標が入力されたことおよびその二
    つの座標の入力距離間隔があらかじめ定められた入力距
    離間隔の範囲以内であったときに前記処理メニューを表
    示させるべきと判断することを特徴とする請求項9に記
    載の情報処理装置。
  14. 【請求項14】 前記認識手段は、一つの座標が同一位
    置に入力されている状態において他の二つの座標が入力
    されたことおよび当該他の二つの座標の入力時間間隔お
    よび入力距離間隔を入力履歴として認識し、 前記判断手段は、一つの座標が同一位置に入力されてい
    る状態において他の二つの座標が入力されたことおよび
    当該他の二つの座標の入力時間間隔および入力距離間隔
    があらかじめ定められた時間間隔の範囲以内および距離
    間隔の範囲以内であったときに前記処理メニューを表示
    させるべきと判断することを特徴とする請求項9に記載
    の情報処理装置。
  15. 【請求項15】 前記処理メニューは所定の起点から等
    距離に配置された形状であること、もしくは所定の起点
    から円状もしくは円弧状に配置された形状であることを
    特徴とする請求項9〜14のいずれか一つに記載の情報
    処理装置。
  16. 【請求項16】 前記表示手段は、前記複数の座標のう
    ちの所定の座標の位置を前記所定の起点として前記処理
    メニューを表示することを特徴とする請求項15に記載
    の情報処理装置。
  17. 【請求項17】 請求項9〜16のいずれか一つに記載
    の情報処理装置を備えたことを特徴とする電子黒板シス
    テム。
  18. 【請求項18】 各種処理を実行させることが選択可能
    な処理メニューを表示するシステムに適用するメニュー
    表示システムの制御方法であって、 座標を入力するための入力工程と、 前記入力工程で複数の座標が入力されたか否かを検出す
    る検出工程と、 前記検出工程で複数の座標が入力されたことが検出され
    たときに前記複数の座標の入力履歴を認識する認識工程
    と、 前記認識工程で認識された入力履歴に基づいて、前記処
    理メニューを表示させるべきか否かを判断する判断工程
    と、 前記判断工程で前記処理メニューを表示させるべきと判
    断されたときに前記処理メニューを表示する表示工程
    と、 を含んだことを特徴とするメニュー表示システムの制御
    方法。
  19. 【請求項19】 前記認識工程では、複数の座標の入力
    の時系列を入力履歴として認識し、 前記判断工程では、前記入力の時系列があらかじめ定め
    られた時系列であったときに前記処理メニューを表示さ
    せるべきと判断することを特徴とする請求項18に記載
    のメニュー表示システムの制御方法。
  20. 【請求項20】 前記認識工程では、複数の座標の入力
    距離間隔を入力履歴として認識し、 前記判断工程では、前記入力距離間隔があらかじめ定め
    られた入力距離間隔の範囲以内であったときに前記処理
    メニューを表示させるべきと判断することを特徴とする
    請求項18に記載のメニュー表示システムの制御方法。
  21. 【請求項21】 前記認識工程では、一つの座標が同一
    位置に入力されている状態において他の座標が入力され
    たことを入力履歴として認識し、 前記判断工程では、前記入力履歴があった場合に前記処
    理メニューを表示させるべきと判断することを特徴とす
    る請求項18に記載のメニュー表示システムの制御方
    法。
  22. 【請求項22】 前記認識工程では、一つの座標が同一
    位置に入力されている状態において他の座標が入力され
    たことおよびその二つの座標の入力距離間隔を入力履歴
    として認識し、 前記判断工程では、一つの座標が同一位置に入力されて
    いる状態において他の座標が入力されたことおよびその
    二つの座標の入力距離間隔があらかじめ定められた入力
    距離間隔の範囲以内であったときに前記処理メニューを
    表示させるべきと判断することを特徴とする請求項18
    に記載のメニュー表示システムの制御方法。
  23. 【請求項23】 前記認識工程では、一つの座標が同一
    位置に入力されている状態において他の二つの座標が入
    力されたことおよび当該他の二つの座標の入力時間間隔
    および入力距離間隔を入力履歴として認識し、 前記判断工程では、一つの座標が同一位置に入力されて
    いる状態において他の二つの座標が入力されたことおよ
    び当該他の二つの座標の入力時間間隔および入力距離間
    隔があらかじめ定められた時間間隔の範囲以内および距
    離間隔の範囲以内であったときに前記処理メニューを表
    示させるべきと判断することを特徴とする請求項18に
    記載のメニュー表示システムの制御方法。
  24. 【請求項24】 各種処理を実行する情報処理システム
    に適用する情報処理システムの制御方法であって、 座標を入力するための入力工程と、 前記入力工程で複数の座標が入力されたか否かを検出す
    る検出工程と、 前記検出工程で複数の座標が入力されたことが検出され
    たときに前記複数の座標の入力履歴を認識する認識工程
    と、 前記認識工程で認識された入力履歴に基づいて、前記各
    種処理を実行することが選択可能な処理メニューを表示
    させるべきか否かを判断する判断工程と、 前記判定工程で前記処理メニューを表示させるべきと判
    断されたときに前記処理メニューを表示する表示工程
    と、 前記表示工程で表示された処理メニューのうち、選択さ
    れた処理を実行する実行工程と、 を含んだことを特徴とする情報処理システムの制御方
    法。
  25. 【請求項25】 前記認識工程では、複数の座標の入力
    の時系列を入力履歴として認識し、 前記判断工程では、前記入力の時系列があらかじめ定め
    られた時系列であったときに前記処理メニューを表示さ
    せるべきと判断することを特徴とする請求項24に記載
    の情報処理システムの制御方法。
  26. 【請求項26】 前記認識工程では、複数の座標の入力
    距離間隔を入力履歴として認識し、 前記判断工程では、前記入力距離間隔があらかじめ定め
    られた入力距離間隔の範囲以内であったときに前記処理
    メニューを表示させるべきと判断することを特徴とする
    請求項24に記載の情報処理システムの制御方法。
  27. 【請求項27】 前記認識工程では、一つの座標が同一
    位置に入力されている状態において他の座標が入力され
    たことを入力履歴として認識し、 前記判断工程では、前記入力履歴があった場合に前記処
    理メニューを表示させるべきと判断することを特徴とす
    る請求項24に記載の情報処理システムの制御方法。
  28. 【請求項28】 前記認識工程では、一つの座標が同一
    位置に入力されている状態において他の座標が入力され
    たことおよびその二つの座標の入力距離間隔を入力履歴
    として認識し、 前記判断工程では、一つの座標が同一位置に入力されて
    いる状態において他の座標が入力されたことおよびその
    二つの座標の入力距離間隔があらかじめ定められた入力
    距離間隔の範囲以内であったときに前記処理メニューを
    表示させるべきと判断することを特徴とする請求項24
    に記載の情報処理システムの制御方法。
  29. 【請求項29】 前記認識工程では、一つの座標が同一
    位置に入力されている状態において他の二つの座標が入
    力されたことおよび当該他の二つの座標の入力時間間隔
    および入力距離間隔を入力履歴として認識し、 前記判断工程では、一つの座標が同一位置に入力されて
    いる状態において他の二つの座標が入力されたことおよ
    び当該他の二つの座標の入力時間間隔および入力距離間
    隔があらかじめ定められた時間間隔の範囲以内および距
    離間隔の範囲以内であったときに前記処理メニューを表
    示させるべきと判断することを特徴とする請求項24に
    記載の情報処理システムの制御方法。
  30. 【請求項30】 前記請求項18〜23に記載のメニュ
    ー表示システムの制御方法もしくは前記請求項24〜2
    9に記載の情報処理システムの制御方法をコンピュータ
    に実行させるためのプログラムを記録したことを特徴と
    するコンピュータ読取可能な記録媒体。
JP2000072998A 2000-03-15 2000-03-15 メニュー表示制御装置、情報処理装置、電子黒板システム、メニュー表示システムの制御方法、情報処理システムの制御方法およびこれらの方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Expired - Fee Related JP4856804B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000072998A JP4856804B2 (ja) 2000-03-15 2000-03-15 メニュー表示制御装置、情報処理装置、電子黒板システム、メニュー表示システムの制御方法、情報処理システムの制御方法およびこれらの方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000072998A JP4856804B2 (ja) 2000-03-15 2000-03-15 メニュー表示制御装置、情報処理装置、電子黒板システム、メニュー表示システムの制御方法、情報処理システムの制御方法およびこれらの方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001265475A true JP2001265475A (ja) 2001-09-28
JP4856804B2 JP4856804B2 (ja) 2012-01-18

Family

ID=18591319

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000072998A Expired - Fee Related JP4856804B2 (ja) 2000-03-15 2000-03-15 メニュー表示制御装置、情報処理装置、電子黒板システム、メニュー表示システムの制御方法、情報処理システムの制御方法およびこれらの方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4856804B2 (ja)

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006244078A (ja) * 2005-03-02 2006-09-14 Canon Inc 表示制御装置及びその制御方法
JP2009276819A (ja) * 2008-05-12 2009-11-26 Fujitsu Ltd ポインティング装置の制御方法およびポインティング装置、並びにコンピュータプログラム
JP2009282634A (ja) * 2008-05-20 2009-12-03 Canon Inc 情報処理装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体
JP2010505182A (ja) * 2006-09-29 2010-02-18 ネクシオ カンパニー リミテッド 赤外線タッチスクリーンの打点の座標認識方法及び接点面積認識方法
JP2010108080A (ja) * 2008-10-28 2010-05-13 Sharp Corp メニュー表示装置、メニュー表示装置の制御方法、およびメニュー表示プログラム
JP2010140327A (ja) * 2008-12-12 2010-06-24 Dainippon Printing Co Ltd ボード書き込みシステム、コンピュータ装置及びプログラム
JP2011076233A (ja) * 2009-09-29 2011-04-14 Fujifilm Corp 画像表示装置、画像表示方法およびプログラム
JP2011513880A (ja) * 2008-03-11 2011-04-28 マイクロソフト コーポレーション タッチスクリーン上の曖昧な入力を解釈する方法
JP2012160079A (ja) * 2011-02-01 2012-08-23 Toshiba Corp インターフェイス装置、方法、およびプログラム
WO2013021879A1 (ja) * 2011-08-11 2013-02-14 シャープ株式会社 情報処理装置、画面表示方法、制御プログラムおよび記録媒体
JP2013054562A (ja) * 2011-09-05 2013-03-21 Giichi Nakamura 操作端末ユニット及び操作用具
JPWO2012043360A1 (ja) * 2010-09-29 2014-02-06 Necカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社 情報処理装置、その制御方法及びプログラム
JP5451864B1 (ja) * 2012-11-17 2014-03-26 真人 田村 プレゼンテーション装置
JP2014063488A (ja) * 2012-09-21 2014-04-10 Sharp Corp デジタル・マーキング装置の特性を設定するための方法、システムおよび装置
JP2014178945A (ja) * 2013-03-15 2014-09-25 Nec Corp 制御装置、制御方法及びプログラム、並びに端末装置
JP2015125699A (ja) * 2013-12-27 2015-07-06 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置、及びプログラム
JP2020149336A (ja) * 2019-03-13 2020-09-17 株式会社リコー 情報処理装置、表示制御方法、及びプログラム

Citations (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0276324A (ja) * 1988-08-15 1990-03-15 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 項目選択装置と方法
JPH02242323A (ja) * 1989-03-15 1990-09-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd ポップアップメニュー選択装置およびその方法
JPH03246614A (ja) * 1990-02-23 1991-11-05 Seiko Epson Corp メニュー選択方式
JPH05158608A (ja) * 1991-12-09 1993-06-25 Meidensha Corp データ入力装置
JPH06149462A (ja) * 1992-11-09 1994-05-27 Hitachi Ltd 情報処理装置および入力制御装置
JPH0793094A (ja) * 1993-09-24 1995-04-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 座標入力装置
JPH07168949A (ja) * 1993-04-30 1995-07-04 Rank Xerox Ltd 対話式複写装置
JPH07230352A (ja) * 1993-09-16 1995-08-29 Hitachi Ltd タッチ位置検出装置及びタッチ指示処理装置
JPH08123647A (ja) * 1994-10-25 1996-05-17 Sharp Corp 情報処理装置
JPH09146708A (ja) * 1995-11-09 1997-06-06 Internatl Business Mach Corp <Ibm> タッチパネルの駆動方法及びタッチ入力方法
JPH09231004A (ja) * 1996-02-23 1997-09-05 Yazaki Corp 情報処理装置
JPH10307674A (ja) * 1997-05-09 1998-11-17 Just Syst Corp ウィンドウ表示制御装置、ウィンドウ表示制御方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JPH11102274A (ja) * 1997-09-25 1999-04-13 Nec Corp スクロール装置
JPH11126132A (ja) * 1997-10-22 1999-05-11 Ricoh Co Ltd 入力装置
JP2000043484A (ja) * 1998-07-30 2000-02-15 Ricoh Co Ltd 電子黒板システム
JP2000047807A (ja) * 1998-07-28 2000-02-18 Digital Electronics Corp アナログタッチパネルを使用したデータ入力方法

Patent Citations (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0276324A (ja) * 1988-08-15 1990-03-15 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 項目選択装置と方法
JPH02242323A (ja) * 1989-03-15 1990-09-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd ポップアップメニュー選択装置およびその方法
JPH03246614A (ja) * 1990-02-23 1991-11-05 Seiko Epson Corp メニュー選択方式
JPH05158608A (ja) * 1991-12-09 1993-06-25 Meidensha Corp データ入力装置
JPH06149462A (ja) * 1992-11-09 1994-05-27 Hitachi Ltd 情報処理装置および入力制御装置
JPH07168949A (ja) * 1993-04-30 1995-07-04 Rank Xerox Ltd 対話式複写装置
JPH07230352A (ja) * 1993-09-16 1995-08-29 Hitachi Ltd タッチ位置検出装置及びタッチ指示処理装置
JPH0793094A (ja) * 1993-09-24 1995-04-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 座標入力装置
JPH08123647A (ja) * 1994-10-25 1996-05-17 Sharp Corp 情報処理装置
JPH09146708A (ja) * 1995-11-09 1997-06-06 Internatl Business Mach Corp <Ibm> タッチパネルの駆動方法及びタッチ入力方法
JPH09231004A (ja) * 1996-02-23 1997-09-05 Yazaki Corp 情報処理装置
JPH10307674A (ja) * 1997-05-09 1998-11-17 Just Syst Corp ウィンドウ表示制御装置、ウィンドウ表示制御方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JPH11102274A (ja) * 1997-09-25 1999-04-13 Nec Corp スクロール装置
JPH11126132A (ja) * 1997-10-22 1999-05-11 Ricoh Co Ltd 入力装置
JP2000047807A (ja) * 1998-07-28 2000-02-18 Digital Electronics Corp アナログタッチパネルを使用したデータ入力方法
JP2000043484A (ja) * 1998-07-30 2000-02-15 Ricoh Co Ltd 電子黒板システム

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006244078A (ja) * 2005-03-02 2006-09-14 Canon Inc 表示制御装置及びその制御方法
JP2010505182A (ja) * 2006-09-29 2010-02-18 ネクシオ カンパニー リミテッド 赤外線タッチスクリーンの打点の座標認識方法及び接点面積認識方法
JP2011513880A (ja) * 2008-03-11 2011-04-28 マイクロソフト コーポレーション タッチスクリーン上の曖昧な入力を解釈する方法
JP2009276819A (ja) * 2008-05-12 2009-11-26 Fujitsu Ltd ポインティング装置の制御方法およびポインティング装置、並びにコンピュータプログラム
JP2009282634A (ja) * 2008-05-20 2009-12-03 Canon Inc 情報処理装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体
US8917245B2 (en) 2008-05-20 2014-12-23 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus and control method thereof
JP2010108080A (ja) * 2008-10-28 2010-05-13 Sharp Corp メニュー表示装置、メニュー表示装置の制御方法、およびメニュー表示プログラム
JP2010140327A (ja) * 2008-12-12 2010-06-24 Dainippon Printing Co Ltd ボード書き込みシステム、コンピュータ装置及びプログラム
JP2011076233A (ja) * 2009-09-29 2011-04-14 Fujifilm Corp 画像表示装置、画像表示方法およびプログラム
US9612731B2 (en) 2010-09-29 2017-04-04 Nec Corporation Information processing device, control method for the same and program
JP2016105338A (ja) * 2010-09-29 2016-06-09 日本電気株式会社 情報処理装置、その制御方法及びプログラム
JPWO2012043360A1 (ja) * 2010-09-29 2014-02-06 Necカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社 情報処理装置、その制御方法及びプログラム
JP2012160079A (ja) * 2011-02-01 2012-08-23 Toshiba Corp インターフェイス装置、方法、およびプログラム
JP2013041333A (ja) * 2011-08-11 2013-02-28 Sharp Corp 情報処理装置、画面表示方法、制御プログラムおよび記録媒体
WO2013021879A1 (ja) * 2011-08-11 2013-02-14 シャープ株式会社 情報処理装置、画面表示方法、制御プログラムおよび記録媒体
JP2013054562A (ja) * 2011-09-05 2013-03-21 Giichi Nakamura 操作端末ユニット及び操作用具
JP2014063488A (ja) * 2012-09-21 2014-04-10 Sharp Corp デジタル・マーキング装置の特性を設定するための方法、システムおよび装置
JP2014102598A (ja) * 2012-11-17 2014-06-05 Masato Tamura プレゼンテーション装置
JP5451864B1 (ja) * 2012-11-17 2014-03-26 真人 田村 プレゼンテーション装置
JP2014178945A (ja) * 2013-03-15 2014-09-25 Nec Corp 制御装置、制御方法及びプログラム、並びに端末装置
JP2015125699A (ja) * 2013-12-27 2015-07-06 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置、及びプログラム
JP2020149336A (ja) * 2019-03-13 2020-09-17 株式会社リコー 情報処理装置、表示制御方法、及びプログラム
JP7215254B2 (ja) 2019-03-13 2023-01-31 株式会社リコー 情報処理装置、表示制御方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4856804B2 (ja) 2012-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4856804B2 (ja) メニュー表示制御装置、情報処理装置、電子黒板システム、メニュー表示システムの制御方法、情報処理システムの制御方法およびこれらの方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
US10459578B2 (en) Projection device, projection method and projection program
JP4627781B2 (ja) 座標入力/検出装置および電子黒板システム
US20110012856A1 (en) Methods for Operation of a Touch Input Device
EP1615109B1 (en) Recognizing gestures and using gestures for interacting with software applications
US8395658B2 (en) Touch screen-like user interface that does not require actual touching
US8022942B2 (en) Dynamic projected user interface
US6429856B1 (en) Coordinate position inputting/detecting device, a method for inputting/detecting the coordinate position, and a display board system
US9262074B2 (en) Finger gesture user interface
US8514251B2 (en) Enhanced character input using recognized gestures
US7358962B2 (en) Manipulating association of data with a physical object
KR20070006477A (ko) 가변적 메뉴 배열 방법 및 이를 이용한 디스플레이 장치
CN102341814A (zh) 姿势识别方法和采用姿势识别方法的交互式输入系统
JPH09512656A (ja) 対話式ビデオ映像表示システム
KR20190039521A (ko) 호버를 사용한 디바이스 조작
JP4515653B2 (ja) 情報入力装置、情報入力装置の制御方法、プログラムおよびプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
KR20130073902A (ko) 상호작용 입력시스템상에 기호들을 표시하는 개체들을 처리하는 방법 및 이 방법을 실행하는 상호작용 입력시스템
US20230057020A1 (en) Meeting interaction system
US20050275635A1 (en) Manipulating association of data with a physical object
JP2022145191A (ja) 表示装置、プログラム、表示方法、表示システム
JP2003099205A (ja) 表示一体型座標入力装置
JP4335468B2 (ja) 情報入出力システム、情報制御方法、プログラムおよび記録媒体
JP2003186616A (ja) 情報入力装置、情報入出力システム、位置座標出力方法、プログラム及び記録媒体
JP4615178B2 (ja) 情報入出力システム、プログラムおよび記憶媒体
JP2002268812A (ja) 情報入力装置、情報入出力システム、プログラム及び記憶媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050302

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080318

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080519

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090602

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090803

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101005

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110419

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110719

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20110726

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111025

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111031

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141104

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees