JP2010140327A - ボード書き込みシステム、コンピュータ装置及びプログラム - Google Patents
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【解決手段】コンピュータ装置2は、電子ペン1から記入情報を受信し、受信した記入情報から連続してタップを認識したときに、各タップの位置座標が同一認識範囲内であるか否かを判定し、同一認識範囲内であった場合と、同一認識範囲外であった場合とで異なる処理を行う。
【選択図】図17
Description
図1に示すように、本実施形態におけるボード書き込みシステム10は、ユーザが使用する電子ペン1と、電子ペン1から記入情報等を受信して処理するコンピュータ装置2と、コンピュータ装置2のディスプレイ(表示手段)24をスクリーン(ボード)4に映し出すプロジェクター3と、スクリーン4とから構成される。
まず、スクリーン(ボード)4について説明する。スクリーン4は、電子ペン1に十分に筆圧がかかる程度に硬いマグネット板401の前面に、後述するドットパターンが印刷により形成された用紙402を上からマグネットで押さえつけたり、あるいは糊、粘着剤等で貼りつけたものである。なお、マグネット板401の代わりに壁面を利用してもよい。また、用紙402の代わりに、ドットパターンが印刷されたフィルム等のシートでもよい。ユーザが電子ペン1によってスクリーン4上に文字などを書くと、電子ペン1は、ペン先部の移動軌跡に沿って、用紙402に印刷されたドットパターンを局所的、連続的に読み取り、スクリーン4におけるその局所位置の座標を算出し、その電子データが自動的に取得される。一方、コンピュータ装置2の表示手段24に表示された画像(映像)と同様の画像が、プロジェクター3によってスクリーン4の領域403に投影される。用紙402には、領域403の角を示す印が印刷されている。ユーザは、領域403と略等しい範囲にプロジェクター3が画像を投影するよう、プロジェクター3とスクリーン4との距離、プロジェクター3の仰角などを調整する。
続いて、スクリーン(ボード)4の用紙402に印刷されているドットパターン(コード化パターン)について説明する。図2は、用紙402に印刷されたドットパターンのドットとそのドットが変換される値との関係を説明する図である。図2に示すように、ドットパターンの各ドットは、その位置によって所定の値に対応付けられている。すなわち、ドットの位置を格子の基準位置(縦線及び横線の交差点)から上下左右のどの方向にシフトするかによって、各ドットは、0〜3の値に対応付けられている。また、各ドットの値は、さらに、X座標用の第1ビット値及びY座標用の第2ビット値に変換できる。このようにして対応付けられた情報の組合せにより、スクリーン4上の位置座標が決定されるよう構成されている。
次に電子ペン1について説明する。図4に示すように、電子ペン1は、その筐体101の内部に、ペン部104、LED105、CMOSカメラ106、圧力センサ107、CPU等により構成されるプロセッサ108、ROMやRAMといったメモリ109、リアルタイムクロック110、アンテナ等により構成される通信ユニット111及びバッテリー112を備える。ペン部104の先端は、ペン先部103となっており、ユーザは、電子ペン1のペン先部103をスクリーン4に当接させて、文字を記入したり、タップ(ペン先部103によるスクリーン4への軽叩)したりする。なお、電子ペン1は、プロジェクター3により投影されるスクリーン4に、タップしたり文字を記入したりするのに用いるものであるので、ペン部104は、インクが充填されたものでなくともよい。
次に、コンピュータ装置2について説明する。コンピュータ装置2は、ハードウェアとして、電子ペン1とのデータ通信が可能なアンテナ装置、CPU等のプロセッサ、ROMやRAMといったメモリ、ディスプレイ、マウスやキーボード等で構成される、パーソナルコンピュータ等で構成される。図5は、コンピュータ装置2の機能ブロック図である。コンピュータ装置2は、機能的には、マウスやキーボードといった入力手段21、受信手段22、送信手段23、表示手段24、記憶手段25及び処理手段26を備える。そして、コンピュータ装置2は、電子ペン1から受信した記入情報に基づいて所定の処理を行う。
図7は、ユーザがスクリーン4の領域403に電子ペン1で文字を記入した場合の表示形態を示している。ユーザが、電子ペン1A(ペンID「pen01」)でスクリーン4に「ABC」と記入すると、電子ペン1Aは、ストローク情報(座標データ)「ABC」及びペンID「pen01」等を記入情報として、コンピュータ装置2に送信する。コンピュータ装置2では、受信した記入情報をペンIDごとに区別して、記憶手段25に記憶させる。また、記憶手段25は、スクリーン4の領域403に含まれるドットパターンの座標情報を、ディスプレイの表示領域201の解像度に合わせてかつ縦横比は変えずに変換する情報を予め記憶しており、処理手段26は、その変換情報を参照して、電子ペン1Aから受信した記入情報に含まれるストローク情報「ABC」を変換して、ディスプレイ(表示手段24)の表示領域201のスクリーン4と対応する位置に「ABC」の画像として表示させる。それと同時に、処理手段26は、ストローク情報「ABC」を「ABC」の画像としてプロジェクター3によってスクリーン4に投影させるための映像信号を、送信手段23に対してプロジェクター3へ送信させる。すると、プロジェクター3は、送信手段23から受信した映像信号に基づいて、表示領域201の画像と同様の画像を、スクリーン4の領域403に、電子ペン1で記入した筆跡「ABC」の位置に合わせて「ABC」と投影する。なお、図7では、スクリーン4の領域403のうち「ABC」の画像が投影されている付近の領域の表示状態を、点線内に拡大して示している。
図8は、ユーザが電子ペン1でスクリーン4の領域403の同一認識範囲内を2回連続してタップした場合の表示形態を示している。ここで、同一認識範囲内とは、1回目のタップの位置を中心とする所定半径Rの円内に2回目のタップが入る場合とする。すなわち、2回のタップ間の長さが所定範囲R(数mm)以内であれば、同一認識範囲内のタップとする。ユーザが、電子ペン1A(ペンID「pen01」)でスクリーン4の同一認識範囲内を2回タップすると、電子ペン1Aは、ストローク情報(タップ)及びペンID「pen01」を記入情報としてコンピュータ装置2に送信する。コンピュータ装置2では、処理手段26が、受信した記入情報に基づいて、1回目のタップと2回目のタップが同一認識範囲内であったか否かを判定し、同一認識範囲内であれば線種メニュー5を表示する。このとき、処理手段26は、記憶手段25が記憶している利き手情報を参照し、ペンID「pen01」のユーザが右利きであることを読み出し、右利きの手で持つ電子ペン1Aの影に隠れないように、線種メニュー5を2回目のタップ位置(表示基準点)の左側に表示させる。このとき、処理手段26は、処理メニュー情報を参照して、線種メニュー5の特定の角の座標点(Xn,Yn)として、X座標は、表示基準点のX座標から線種メニュー5の絵柄のX方向の幅Mを減算した値を、Y座標値は、表示基準点のY座標と同じ値を、記憶手段25に一時記憶させる。そして、一時記憶した当該座標点を(X0,Y0)とすると、(X0,Y0)の位置座標を基準として、線種メニュー5の絵柄を表示手段24に表示させる。また処理手段26は同時に、線種メニュー5の絵柄をプロジェクター3に投影させるための映像信号を、送信手段23からプロジェクター3へ送信させる。プロジェクター3は、スクリーン4の領域403に線種メニュー5の絵柄を投影する。
図12は、ユーザが電子ペン1でスクリーン4の領域403を3回連続してタップした場合の表示形態を示している。ユーザが、電子ペン1B(ペンID「pen02」)でスクリーン4を3回タップすると、電子ペン1Bは、ストローク情報(タップ)及びペンID「pen02」を記入情報として、コンピュータ装置2に送信する。コンピュータ装置2では、処理手段26が、受信した記入情報に基づいて、3回のタップがあればファイルメニュー6を表示させる。このとき、処理手段26は、記憶手段25が記憶している利き手情報を参照し(参照図6)、ペンID「pen02」のユーザが左利きであることを読み出し、左利きの手で持つ電子ペン1の影に隠れないように、ファイルメニュー6を3回目のタップ位置(表示基準点)の右側に表示させる。このとき、処理手段26は、ファイルメニュー6の特定の角の座標点(Xn,Yn)として、表示基準点の座標と同じ値を、記憶手段25に一時記憶させる。ここで、一時記憶した当該座標点を(X0,Y0)とする。また、処理手段26は、各実行メニューボタンの絶対的な座標領域を演算して、記憶手段25に一時記憶させる。例えば、処理手段26は、実行メニューボタン601の座標領域として、X座標はX0にX8を加算した値を、Y座標はY0にY8を加算した値を、W8及びH8はそのままの値を、記憶手段25に一時記憶させる。そして、一時記憶した座標点(X0,Y0)を基準として、ファイルメニュー6の絵柄を表示手段24に表示させる。また同時に、ファイルメニュー6の絵柄をプロジェクター3に投影させるための映像信号を、送信手段23からプロジェクター3へ送信させる。プロジェクター3は、スクリーン4の領域403にファイルメニュー6の絵柄を投影する。
図15は、ユーザが電子ペン1でスクリーン4の領域403に文字を記入した後、異なる認識範囲に2回連続してタップした場合の表示形態を示している。ユーザが、先ず、電子ペン1B(ペンID「pen02」)でスクリーン4に文字列「あいう」を記入すると、電子ペン1Bは、ストローク情報(座標データ)「あいう」及びペンID「pen02」等を記入情報として、コンピュータ装置2に送信する。コンピュータ装置2は、上記の表示形態1と同様の処理を行って、表示領域201及びスクリーン4に「あいう」の画像として表示させる。次に、スクリーン4に投影された当該文字列を、2つのタップ点を対角の頂点とする長方形で囲むように、ユーザが、電子ペン1Bでタップすると、電子ペン1Bは、ストローク情報(タップ)及びペンID「pen02」を記入情報として、コンピュータ装置2に送信する。コンピュータ装置2では、処理手段26が、受信した記入情報に基づいて、1回目のタップと2回目のタップが同一認識範囲内であったか否かを判定し、同一認識範囲内でなければ、2つのタップの位置を対角の頂点とする長方形領域を認識し、記入変換メニュー7を表示手段24に表示させる。このとき、処理手段26は、記憶手段25が記憶している利き手情報を参照し(参照図6)、ペンID「pen02」のユーザが左利きであることを読み出し、左利きの手で持つ電子ペン1の影に隠れないように、記入変換メニュー7を2回目のタップ位置(表示基準点)の右側に表示させる。記入変換メニュー7は、認識した長方形領域の中に存在するストロークに対して処理を行う実行メニュー701、702及び703と、記入変換メニュー7を終了する実行メニュー704とで構成される。このとき、処理手段26は、記入変換メニュー7の特定の角の座標点(Xn,Yn)として、表示基準点の座標と同じ値を、記憶手段25に一時記憶させる。ここで、一時記憶した当該座標点を(X0,Y0)とする。また、処理手段26は、各実行メニューボタンの絶対的な座標領域を演算して、記憶手段25に一時記憶させる。例えば、処理手段26は、実行メニューボタン701の座標領域として、X座標はX0にX17を加算した値を、Y座標はY0にY17を加算した値を、W17及びH17はそのままの値を、記憶手段25に一時記憶させる。そして、一時記憶した座標点(X0,Y0)を基準として、記入変換メニュー7の絵柄を表示手段24に表示させる。また同時に、記入変換メニュー7の絵柄をプロジェクター3に投影させるための映像信号を、送信手段23からプロジェクター3へ送信させる。プロジェクター3は、スクリーン4の領域403に記入変換メニュー7の絵柄を投影する。
次に、本実施形態のボード書き込みシステム10による処理フローを、図17を参照して説明する。図17に示す処理フローは、ユーザが電子ペン1でスクリーン4の領域403に対し、タップないしストロークを記入するごとに行われる。
次に、図7に示す表示形態1のように文字を記入した場合における処理を、図17を参照して説明する。ユーザが、電子ペン1でスクリーン4の領域403に、例えば「ABC」と記入していくと、電子ペン1は、即時かつ逐次的に、ストローク情報(座標データ)及びペンID等を含む記入情報を、コンピュータ装置2へ送信する(S101)。コンピュータ装置2では、受信手段22によって記入情報を受信すると、処理手段26は、記入情報をペンIDごとに区別して、記憶手段25に記憶させる(S201)。このとき、処理手段26は、記入情報からは実行メニューが選択されているとは認識せず(S202:No)、同一の電子ペン1で2回タップされたとも認識しないため(S203:No)、記憶手段25を参照して線種情報を読み出し、その線種情報に応じて、ストロークをディスプレイ(表示手段)24の表示領域201に表示させる。それと同時に、処理手段26は、映像信号を、送信手段23に対してプロジェクター3へ送信させる。すると、プロジェクター3は、表示領域201の画像と同様の画像を、スクリーン4の領域403に、電子ペン1で記入した筆跡「ABC」の位置に合わせて「ABC」と投影する。
続いて、図8の表示形態2の、スクリーン4上の領域403で同一認識範囲内に2回連続してタップした場合における処理を、図17を参照して説明する。ユーザが、電子ペン1でスクリーン4に1回目のタップをしたときは、電子ペン1は、そのタップの位置における座標データ及びペンID等を含む記入情報を、コンピュータ装置2へ送信する(S101)。コンピュータ装置2では、受信手段22によって記入情報を受信すると、処理手段26は、記入情報をペンIDごとに区別して、記憶手段25に記憶させる(S201)。このとき、処理手段26は、記入情報からタップであると認識するものの、実行メニューが選択されているとは認識せず(S202:No)、同一の電子ペン1で2回タップされたとも認識しないため(S203:No)、記憶手段25を参照して線種情報を読み出し、その線種情報に応じて、タップをディスプレイ(表示手段)24の表示領域201に表示させる。それと同時に、処理手段26は、映像信号を、送信手段23に対してプロジェクター3へ送信させる。すると、プロジェクター3は、表示領域201の画像と同様の画像を、スクリーン4の領域403に、電子ペン1で記入した筆跡の位置に合わせて投影する。
次に、図12の表示形態3の、スクリーン4上の領域403で3回連続してタップした場合における処理を、図17を参照して説明する。連続タップ2回目までは、上述のような処理ステップを経るもので、ユーザが、電子ペン1で2回目のタップをしたときは、電子ペン1は、そのタップの位置における座標データ及びペンID等を含む記入情報を、コンピュータ装置2へ送信する(S101)。コンピュータ装置2では、受信手段22によって記入情報を受信すると、処理手段26は、記入情報をペンIDごとに区別して、記憶手段25に記憶させ(S201)、記入情報からタップであると認識するものの、実行メニューが選択されているとは認識しないが(S202:No)、同一の電子ペン1で続けて2回タップされたと認識する(S203:Yes)。処理手段26は、まだ3回目のタップがなされていないので、同一の電子ペン1で3回タップされたとは認識せず(S204:No)、1回目と2回目のタップ位置の座標が同一認識範囲内であるか否かで(S206)、ステップS207あるいは、ステップS208、209の処理がなされるが、長方形領域内にストロークが認識されない場合(S208)は、ステップS209で記入変更メニュー7は表示されない。なお、ここで、処理手段26が、2回目のタップについての記入情報の受信から、線種メニュー5又は記入変更メニュー7を表示手段24に表示させるまでの時間的間隔を、3回目のタップがなされるとすれば予想される2回目から3回目のタップまでの時間的間隔以上の間隔に設定しておけば、3回目のタップがなされる前に、線種メニュー5又は記入変更メニュー7を表示させないようにすることができる。
次に、図15の表示形態4の、スクリーン4上の領域403で、異なる認識範囲への2回のタップでストロークを処理する場合における処理を、図17を参照して説明する。まず、ユーザは、電子ペン1を用いて、スクリーン4に文字等(「あいう」など)を記入する。すると、電子ペン1は、即時かつ逐次的に、ストローク情報(座標データ)及びペンID等を含む記入情報を、コンピュータ装置2へ送信する(S101)。コンピュータ装置2では、受信手段22によって記入情報を受信すると、処理手段26は、記入情報をペンIDごとに区別して、記憶手段25に記憶させる(S201)。このとき、処理手段26は、記入情報からは実行メニューが選択されているとは認識せず(S202:No)、同一の電子ペン1で2回タップされたとも認識しないため(S203:No)、記憶手段25を参照して線種情報を読み出し、その線種情報に応じて、ストロークをディスプレイ(表示手段)24の表示領域201に表示させる。それと同時に、処理手段26は、映像信号を、送信手段23に対してプロジェクター3へ送信させる。すると、プロジェクター3は、表示手段24に表示された画像と同様の画像を、スクリーン4の領域403に、電子ペン1で記入した筆跡の位置に合わせて投影する。
このボード書き込みシステム10によれば、ユーザが電子ペン1でスクリーン(ボード)4の領域403に記入した文字等を、スクリーン4の記入した位置に合わせて投影することができる。これにより、ユーザは、通常のインクペンと同様にスクリーン4に記入することができ、教室や会議室などでホワイトボードや黒板の代わりに利用することができる。また、電子ペン1によるタップ回数、及びタップ位置の違いを同時に判断することによって、ユーザに提供するメニュー機能を区別することができ、1度に表示する実行メニュー数を最低限に省略することができる。さらに、電子ペン1ごとに記入ユーザを特定し、あらかじめ用意されたユーザの利き手情報を参照することで、ユーザの持つ電子ペン1の影にならない位置にメニューを表示することができ、ユーザにとって見やすい表示ができる。これにより、利便性および操作性が向上する。
上記の実施形態では、ボード書き込みシステム10は、ユーザが使用する電子ペン1と、電子ペン1から記入情報等を受信して処理するコンピュータ装置2と、コンピュータ装置2のディスプレイ(表示手段)24の表示領域201に表示する画像と同様の画像をスクリーン(ボード)4の表示領域403に映し出すプロジェクター3と、スクリーン4とから構成されていたが、図18に示すように、スクリーン4の代わりに、ドットパターンが印刷された透明シート8をコンピュータ装置2のディスプレイ201に貼り付け等により重ね合わせることとしてもよい。これにより、ユーザはコンピュータ装置2のディスプレイ201に電子ペン1で記入することができようになる。
2…コンピュータ装置
3…プロジェクター
4…スクリーン(ボード)
5…線種メニュー
6…ファイルメニュー
7…記入変換メニュー
8…透明シート
21…入力手段
22…受信手段
23…送信手段
24…表示手段
25…記憶手段
26…処理手段
Claims (13)
- 電子ペンから記入情報を受信して当該記入情報を処理するコンピュータ装置であって、
記入情報を受信する受信手段と、
前記受信手段により受信した前記記入情報から連続してタップを認識したときに、各タップの位置座標が同一認識範囲内であるか否かによって異なる処理を行う処理手段と、を備えることを特徴とするコンピュータ装置。 - 前記処理手段は、各タップの位置座標が同一認識範囲内にない場合に、当該タップで規定される領域内に前記電子ペンで記入されて得られた記入情報に、所定の処理を施すための処理メニューを表示手段に表示させることを特徴とする請求項1に記載のコンピュータ装置。
- 前記処理手段は、各タップの位置座標が同一認識範囲内にある場合に、処理メニューを表示手段に表示させることを特徴とする請求項1又は2に記載のコンピュータ装置。
- 前記処理手段は、各タップの位置座標が同一認識範囲内にある場合に、タップ回数によって異なる処理メニューを表示手段に表示させることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一項に記載のコンピュータ装置。
- 表示手段に、前記電子ペンによって読み取られる座標情報に関連するコード化パターンが形成された透明シートが重ねられていることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか一項に記載のコンピュータ装置。
- さらに、前記電子ペンの識別情報に対応して、ユーザの利き手情報を記憶する記憶手段を備え、
前記処理手段は、前記記憶手段に記憶された利き手情報に基づき、タップ位置に対して処理メニューを表示する位置を決定して、前記処理メニューを表示手段に表示させることを特徴とする請求項5に記載のコンピュータ装置。 - 請求項1〜4のうちいずれか一項に記載のコンピュータ装置と、
前記コンピュータ装置の表示手段に表示する映像と同じ映像をスクリーンに投影するための映像信号を、前記コンピュータ装置から受信するプロジェクターと、
前記プロジェクターにより映像を投影されるスクリーンとを備え、
前記スクリーンには、前記電子ペンによって読み取られる座標情報に関連するコード化パターンが形成されていることを特徴とするボード書き込みシステム。 - 前記コンピュータ装置は、
さらに、前記電子ペンの識別情報に対応して、ユーザの利き手情報を記憶する記憶手段を備え、
前記処理手段は、前記記憶手段に記憶された利き手情報に基づき、タップ位置に対して処理メニューを表示する位置を決定して、前記処理メニューを表示手段に表示させることを特徴とする請求項7に記載のボード書き込みシステム。 - 電子ペンから記入情報を受信して当該記入情報を処理するコンピュータ装置により実行されるプログラムであって、
記入情報を受信する受信手段、
前記受信手段により受信した前記記入情報から連続してタップを認識したときに、各タップの位置座標が同一認識範囲内であるか否かによって異なる処理を行う処理手段、
として前記コンピュータ装置を機能させることを特徴とするプログラム。 - 前記処理手段を、各タップの位置座標が同一認識範囲内にない場合に、当該タップで規定される領域内に、前記電子ペンで記入されて得られた記入情報に所定の処理を施すように機能させることを特徴とする請求項9に記載のプログラム。
- 前記処理手段を、各タップの位置座標が同一認識範囲内にある場合に、処理メニューを表示手段に表示させるように機能させることを特徴とする請求項9又は10に記載のプログラム。
- 前記処理手段を、各タップの位置座標が同一認識範囲内にある場合に、タップ回数によって異なる処理メニューを表示手段に表示させるように機能させることを特徴とする請求項9〜11のうちいずれか一項に記載のプログラム。
- 前記処理手段を、前記電子ペンの識別情報に対応して記憶手段に記憶されたユーザの利き手情報に基づき、タップ位置に対して処理メニューを表示する位置を決定して、処理メニューを表示手段に表示させるように機能させることを特徴とする請求項9〜12のうちいずれか一項に記載のプログラム。
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