JP2001264770A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2001264770A JP2000081311A JP2000081311A JP2001264770A JP 2001264770 A JP2001264770 A JP 2001264770A JP 2000081311 A JP2000081311 A JP 2000081311A JP 2000081311 A JP2000081311 A JP 2000081311A JP 2001264770 A JP2001264770 A JP 2001264770A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶表示装置に関し、低階調表示の過渡応答
時における微小ドメインの発生を抑制する。 【解決手段】 互いに対向する二枚の基板1,2の間に
負の誘電率異方性を有するn型のカイラルネマティック
性の液晶6を挟持するともに、両方の基板1,2の対向
する表面に設けた電極3,4の少なくとも一方を透明電
極で構成し、電圧無印加状態において液晶分子7の長軸
方向が少なくとも一方の基板1,2の主面に対してほぼ
垂直になるように配向し、電圧印加時に、液晶分子7の
長軸の配向方位が基板1,2の主面に平行に倒れる液晶
表示装置の対向する一対の電極3,4の少なくとも一方
に設けた垂直配向膜5の表面エネルギーを37mN/m
以上に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶表示装置に関す
るものであり、特に、誘電率異方性が負のn型液晶を垂
直配向させた液晶表示装置におけるラビング処理等の配
向処理を施すことなく微小ドメインの発生を防止するた
めの手段に特徴のある液晶表示装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、アクティブマトリクスを用いた液
晶パネルは、軽量、薄型、低消費電力が実現できるディ
スプレイとして注目されているが、アクティブマトリク
ス型液晶表示装置としては、TN(Twisted N
ematic)液晶を用いたTN方式が主流であった。
【0003】ここで、図10及び図11を参照して従来
のTN方式の直視型液晶表示装置を説明する。 図10(a)及び(b)参照 図10(a)は、電圧を印加しない状態における従来の
TN方式の直視型液晶表示装置における概略的要部断面
図であり、また、図10(b)は、CF(カラーフィル
タ)基板側から見た液晶分子のツイスト状態を示す図で
ある。
【0004】まず、TFT基板41上にITOからなる
透明画素電極42を設けるとともに、透明画素電極42
を覆うように水平配向膜63を設ける。一方、TFT基
板41と対向するCF基板44上には、ITOからなる
透明共通電極45を設けるとともに、透明共通電極45
を覆うように水平配向膜46を設け、対向するTFT基
板41とCF基板44との間に正の誘電率異方性を有す
るp型液晶47を注入する。
【0005】この場合、図10(b)に示すように符号
55で示す実線の矢印方向及び符号54で示す破線の矢
印方向にそれぞれランビング処理を施こしているので、
液晶分子48はTFT基板41からCF基板44にかけ
て70°ツイストした状態に配向することになる。
【0006】この様なTN方式の直視型液晶表示装置に
おいて、TFT基板41側に設ける偏光板50とCF基
板44側に設ける偏光板49とを、後述する図11
(b)に示すようにクロスニコルに配置することによっ
て、電圧を印加しない状態においては入射光52が透過
して出射光53が出る“白”表示になる。
【0007】図11(a)参照 図11(a)は電圧を印加した状態における従来のTN
方式の反射型液晶表示装置における概略的要部断面図で
あり、また、図11(b)は、CF基板側から見た液晶
分子のツイスト状態を示す図であり、電圧を印加するこ
とによって、印加電圧に応じて液晶分子は略垂直に立ち
上がり、“黒”表示が得られることになる。
【0008】しかし、TN方式は、電圧印加時において
も、図11(b)に示すように電圧無印加時の配向方位
をある程度保った状態でパネルの法線方向に配向し、液
晶分子56〜59の配向状態に方位角依存性が発生する
ので、視野角特性などが狭いという問題がある。
【0009】これを改善する方式として、横方向電界を
印加することによって液晶分子をパネル面内で駆動する
IPS(In−Plane Switching)方
式、或いは、垂直配向した液晶分子を少なくとも一方の
基板側に設けた突起等の構造物によって電界歪みによっ
て制御し複数の方向に液晶分子の配向分割を行なったM
VA(Multiple−domain Vertic
ally Aligned)型液晶表示装置(必要なら
ば、特開平11−242225号公報)が注目されてい
る。
【0010】しかし、このIPS方式液晶表示装置に関
しては、TN型液晶表示装置と同様に、ラビング処理が
必要であるため、プロセスの管理が大変になるという問
題があり、一方、MVA型液晶表示装置の場合には、ラ
ビング処理は必要としないものの、配向制御用の構造
物、即ち、突起を設ける必要があり、プロセスの増加に
つながるという問題があり、いずれにしても、低コスト
化の障害となる。
【0011】一方、従来より、各研究機関により、配向
処理を行わない水平配向膜を用いるとともに、誘電率異
方性が正のp型液晶を用いることによって、プロセスの
簡略化を実現する方法が提案されている(必要ならば、
例えば、特開平8−36186号公報参照)。
【0012】しかし、この方式においては、液晶−等方
相転移温度以上で液晶材料をTFT基板とCF基板との
間に注入する工程、注入完了後、等方相から液晶相への
相転移時に、10℃/秒以上の速度で急速冷却するな
ど、従来の注入方式とは異なっており、製造工程上の制
約が大きくなるという問題がある。
【0013】そこで、最近、配向処理を施さない垂直配
向膜と誘電率異方性が負のn型液晶を用いたα−VA
(アモルファス Vertically Aligne
d)型液晶表示装置が注目されているので、この様なα
−VA方式の直視型液晶表示装置を図12及び図13を
参照して説明する。 図12(a)及び(b)参照 図12(a)は、電圧を印加しない状態におけるα−V
A方式の直視型液晶表示装置における概略的要部断面図
であり、また、図12(b)は、CF基板側から見た液
晶分子のツイスト状態を示す図である。
【0014】まず、TFT基板71上にITOからなる
透明画素電極72を設けるとともに、透明画素電極72
を覆うように垂直配向膜73を設ける。一方、TFT基
板71と対向するCF基板74上には、ITOからなる
透明共通電極75を設けるとともに、透明共通電極75
を覆うように垂直配向膜76を設け、一対の垂直配向膜
73,76にラビング処理を施さない状態で、対向する
TFT基板71とCF基板74との間に負の誘電率異方
性を有するn型液晶77を注入する。この場合、液晶分
子78は垂直配向膜73,76の規制を受けてTFT基
板71及びCF基板74に対して垂直に配向することに
なる。
【0015】この様なα−VA方式の直視型液晶表示装
置において、TFT基板71側に設ける偏光板80とC
F基板74側に設ける偏光板79とを、図12(b)に
符号88及び符号89で示すようにクロスニコルに配置
することによって、電圧を印加しない状態においては入
射光82が透過しないので“黒”表示になる。
【0016】図13(a)参照 図13(a)は電圧を印加した状態におけるα−VA方
式の直視型液晶表示装置における概略的要部断面図であ
り、電圧を印加することによって、印加電圧に応じて水
平方向に向かって傾き、出射光83を透過して“白”表
示が得られることになる。
【0017】図13(b)参照 図13(b)は、CF基板74側から見た液晶分子78
のツイスト状態を示す図であり、液晶分子84〜87は
TFT基板71側からCF基板74側にかけてツイスト
するものの、TN型液晶とは異なり、局所的にはランダ
ムにツイストするため、配向状態に方位角依存性がな
く、視角特性が改善されることになる。
【0018】一方、液晶表示装置のさらなる軽量化、薄
型化、或いは、低消費電力化を実現するため、バックラ
イトを必要としない反射型液晶表示装置が各種提案され
ており(必要ならば、例えば、特開平5−232465
号公報或いは特開平8−338993号公報)、反射画
素電極に凹凸を形成することによって一様な反射光を得
るように構成されている。
【0019】しかし、この様な提案されている反射型液
晶表示装置は、いずれもTN型液晶表示装置であり、図
10に示したTN型液晶表示装置と同様に、配向膜にラ
ビング処理を施すことによって液晶分子を配向させる必
要があるが、反射画素電極に凹凸があるので、この様な
凹凸を反映した配向膜にラビング処理を施しても液晶分
子を均一に配向制御することが困難であるという問題が
あり、上述のラビングレスによる液晶表示装置はこの様
な反射型液晶表示装置においてより一層重要になる。
【0020】ここで、図14及び図15を参照して、従
来のα−VA方式の反射型液晶表示装置を説明する。 図14(a)参照 図14(a)は、電圧を印加しない状態におけるα−V
A方式の反射型液晶表示装置における概略的要部断面図
であり、TFT基板71上にAl反射画素電極90を設
けるとともに、Al反射画素電極90を覆うように垂直
配向膜73を設ける。
【0021】一方、TFT基板71と対向するCF基板
74上には、ITOからなる透明共通電極75を設ける
とともに、透明共通電極75を覆うように垂直配向膜7
6を設け、一対の垂直配向膜73,76にラビング処理
を施さない状態で、対向するTFT基板71とCF基板
74との間に負の誘電率異方性を有するn型液晶77を
注入する。この場合、液晶分子78は垂直配向膜の規制
を受けてTFT基板71及びCF基板74に対して垂直
に配向することになる。また、CF基板74の光入出射
面側には、前方散乱板91、位相差フィルム92、及
び、偏光板93を設ける。
【0022】図14(b)参照 図14(b)は、偏光板93と位相差フィルム92の配
置関係を示す図であり、まず、位相差フィルム92を、
140nmのλ/4波長板と270nmのλ/4波長板
の2枚を用いてワイドレンジのλ/4波長板としたもの
であり、偏光板93の透過軸(90°)に対して、14
0nmのλ/4波長板の軸を10°傾け、270nmの
λ/4波長板の軸を72.5°傾けて配置したものであ
る。
【0023】したがって、電圧が印加されない状態にお
いて、入射した入射光94は液晶分子78による偏光を
受けないものの、位相差フィルム92を2度通過するこ
とによって位相が90度回転し、偏光板93を透過する
ことができないので、“黒”表示になる。
【0024】図15参照 図15は電圧を印加した状態におけるα−VA方式の反
射型液晶表示装置における概略的要部断面図であり、電
圧を印加することによって、液晶分子78は印加電圧に
応じて水平方向に向かって傾き、反射光95が透過して
“白”表示が得られることになる。この場合も液晶分子
78はランダムにツイストするため、配向状態に方位角
依存性がなく、視角特性が改善されることになる。因
に、ラビング処理によって液晶分子を45°ツイストさ
せたVA方式の反射型液晶表示装置とほぼ同等の広い視
角特性が得られた。
【0025】図16参照 図16は、従来のTN方式の反射型液晶表示装置とα−
VA方式の反射型液晶表示装置の光学特性であり、セル
厚が3μmの液晶表示装置の30°入射方式における反
射率Y(%)の印加電圧依存性を示した図である。TN
方式とα−VA方式とは白黒表示が逆になるので、反射
率の電圧依存性は逆になるが、反射特性としてはほぼ同
レベルを特性を示している。
【0026】しかし、4V駆動におけるコントラスト比
(CR)は、TN方式がCR≒11であるのに対して、
α−VA方式の場合にはCR≒16とより高い数値が得
られている。このコントラスト比(CR)は、反射型、
直視型ともに高い方が表示品位が高いので、α−VA方
式の方が高い表示品位が得られることになる。
【0027】なお、α−VA方式はTN方式に比べて応
答速度が多少遅い傾向を示すが、実用上は特に問題とな
らない。因に、TN方式における0Vから白または黒へ
の応答時間ton,toff が、夫々3ms,7msである
のに対して、α−VA方式における応答時間ton,tof
f は、例えば、夫々10ms,6msであった。また、
TN方式における0Vから低階調への応答時間ton,t
off が、夫々24ms,3msであるのに対して、α−
VA方式における応答時間ton,toffは、例えば、夫
々42ms,3msであった。
【0028】この様に、α−VA方式を用いることによ
って、ラビングレスにも拘わらず広い視角特性と高いコ
ントラスト比を得ることができ、特に、凹凸を有する反
射画素電極を有するためラビング処理により配向制御が
困難な反射型液晶表示装置にとって有利な構成となる。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この様なα−
VA型液晶表示装置においては、低電圧側、即ち、低階
調表示の過渡応答時において、微小なドメインの発生が
見られ、この様な微小ドメインが発生した場合、表示状
態にざらついた印象を与えるため問題となる。
【0030】したがって、本発明は、低階調表示の過渡
応答時における微小ドメインの発生を抑制することを目
的とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】ここで、図1を参照して
本発明における課題を解決するための手段を説明する。
なお、図1は本発明のα−VA型液晶表示装置の概略的
要部断面図である。 図1参照 (1)本発明は、互いに対向する二枚の基板1,2の間
に負の誘電率異方性を有するn型のカイラルネマティッ
ク性の液晶6を挟持するともに、両方の基板1,2の対
向する表面に設けた電極3,4の少なくとも一方を透明
電極で構成し、電圧無印加状態において液晶分子7の長
軸方向が少なくとも一方の基板1,2の主面に対してほ
ぼ垂直になるように配向し、電圧印加時に、液晶分子7
の長軸の配向方位が基板1,2の主面に平行に倒れる液
晶表示装置において、対向する一対の電極3,4の少な
くとも一方に設けた垂直配向膜5の表面エネルギーを3
7mN/m以上に設定したことを特徴とする。
【0032】この様に、α−VA型液晶表示装置におい
て、垂直配向膜5の表面エネルギーを37mN/m以上
に設定することによって、垂直配向能力が低下し、液晶
分子7のカイラル的な動きが安定になり、微小ドメイン
の発生が抑制され、ざらつき感のない高品位の表示が可
能になる。なお、本発明における「カイラルネマティッ
ク性の液晶」とは、カイラルネマチック液晶またはカイ
ラル剤を添加したネマティック液晶を意味する。
【0033】(2)また、本発明は、上記(1)におい
て、垂直配向膜5を構成する全ジアミン成分に対する垂
直配向性を有するジアミンのモル比を、5〜50%にし
たことを特徴とする。
【0034】この様に、垂直配向膜5を構成する全ジア
ミン成分に対する垂直配向性を有するジアミンのモル比
を50%以下にすることによって、垂直配向膜5の表面
エネルギーを37mN/m以上に制御することができ、
5%において、過渡応答時の配向乱が全く発生しなくな
るとともに、応答時間が短くなるが、5%より下げてい
くと、液晶6を室温で注入する際に流動配向が顕著に発
生するので、5%以上であることが望ましい。
【0035】(3)また、本発明は、上記(1)におい
て、垂直配向膜5に紫外線を照射することによって、垂
直配向膜5の表面エネルギーを37mN/m以上に設定
したことを特徴とする。
【0036】この様に、垂直配向膜5に紫外線、好まし
くは、360nm以下の波長の紫外線を照射することに
よって、垂直配向膜5の表面エネルギーを37mN/m
以上に設定することができる。
【0037】(4)また、本発明は、上記(1)乃至
(3)のいずれかにおいて、液晶6のセル厚dと液晶6
のカイラルピッチpの比d/pを、0.35以下とした
ことを特徴とする。
【0038】この様に、液晶6のセル厚dと液晶6のカ
イラルピッチpの比d/pを0.35以下とすることに
よって、微小ドメインの発生が抑制され、ざらつき感の
ない高品位の表示が可能になり、特に、d/p=0.1
8においては微小ドメインは発生が最小となるととも
に、応答時間も最短となる。因に、d/p=0.24
は、大凡90°ツイストに相当するので、d/p=0.
18は従来のラビング処理パネルと同様の略70°ツイ
ストに相当することになり、一方、d/pが0.35を
越えたり、0.09未満であると配向性が低下すること
になる。
【0039】また、本発明は、上記(1)乃至(3)の
いずれかにおいて、反射型液晶表示装置であることがよ
り好適であり、その場合には、一方の電極3を反射電極
とすれば良く、また、透明電極4を設けた基板2側に前
方散乱能を持たせることが望ましい。特に、反射電極3
の表面に平均傾斜角が20°以下の光散乱能を有する凹
凸を設けることが望ましい。
【0040】即ち、反射型液晶表示装置においては、反
射電極3の表面が凹凸になるように構成することが一般
的であるので、ラビング処理が不要な上記(1)乃至
(3)のいずれかの構成がより好適となる。また、透明
電極4を設けた基板2側に前方散乱板8を設けて前方散
乱能を持たせることによって、正反射を低減させ、均一
な光出力を得ることができる。
【0041】
【発明の実施の形態】ここで、図2乃至図8を参照して
本発明の実施の形態のα−VA方式の反射型液晶表示装
置を説明する。なお、図においては、TFT等のアクテ
ィブ素子及びカラーフィルタ等の図示を省略している。 図2(a)参照 図2(a)は、本発明の実施の形態のα−VA方式の反
射型液晶表示装置の概略的要部断面図であり、図に示す
ように、TFT基板11上にAl反射画素電極12を設
けるとともに、Al反射画素電極12を覆うように垂直
配向膜73を設ける。
【0042】一方、TFT基板11と対向するCF基板
14上には、ITOからなる透明共通電極15を設ける
とともに、透明共通電極15を覆うように垂直配向膜1
6を設け、一対の垂直配向膜13,16にラビング処理
を施さない状態で、対向するTFT基板11とCF基板
14との間に負の誘電率異方性を有するn型液晶17を
注入する。
【0043】この場合、液晶分子18は垂直配向膜1
3,16の規制を受けてTFT基板11及びCF基板1
4に対して垂直に配向することになる。また、CF基板
14の光入出射面側には、従来のα−VA方式の反射型
液晶表示装置と同様に前方散乱板19、位相差フィルム
20、及び、偏光板21を設ける。
【0044】図2(b)参照 図2(b)は、偏光板19と位相差フィルム20の配置
関係を示す図であり、従来のα−VA方式の反射型液晶
表示装置と同様に、位相差フィルム19を、140nm
のλ/4波長板と270nmのλ/4波長板の2枚を用
いてワイドレンジのλ/4波長板としたものであり、偏
光板93の透過軸(90°)に対して、140nmのλ
/4波長板の軸を10°傾け、270nmのλ/4波長
板の軸を72.5°傾けて配置したものである。
【0045】この本発明の実施の形態における垂直配向
膜13,16の基本骨格は、下記の一般式(式1)を有
する有機化合物からなるものである。
【化1】
【0046】なお、上記の一般式(式1)におけるR1
は、下記の式(式2)または式(式3)の酸無水物モノ
マーであり、また、R2 及びR3 は下記の式(式4)の
ジアミンであり、R1 :(R2 +R3 )=1:1であ
る。
【化2】
【化3】
【化4】
【0047】また、R2 は、上記の式(式4)における
垂直配向成分となる側鎖部を有する側鎖型ジアミンモノ
マーであり、また、R3 は式(式4)における垂直配向
成分となる側鎖部を除去した水平配向成分からなるジア
ミンであり、本発明の実施の形態の形態においては、全
ジアミン成分における垂直配向成分のモル比率、即ち、
2 /(R2 +R3 )を50%以下にして、垂直配向膜
13,16の垂直配向能力を低下されている。
【0048】また、n型液晶17は、カイラル剤を添加
したネマティック液晶であり、液晶表示装置のセル厚を
dとし、カイラルピッチをpとした場合、d/pが0.
35以下になるようにカイラル剤の添加量を制御する。
因に、セル厚dが3.5μmの液晶表示装置において、
ネマティック液晶MJ961213(メルク製商品名)
にカイラル剤CM31(チッソ製商品名)を0.48w
t%、0.96wt%、1.92wt%、夫々添加した
場合には、d/pは、添加量にほぼ比例して、夫々0.
09、0.18、0.35となる。
【0049】図3参照 図3は電圧を印加した状態におけるα−VA方式の反射
型液晶表示装置における概略的要部断面図であり、電圧
を印加することによって、液晶分子18は印加電圧に応
じて水平方向に向かって傾き、“白”表示が得られるこ
とになる。この場合も液晶分子18はランダムにツイス
トするため、配向状態に方位角依存性がなく、視角特性
が改善されることになる。
【0050】図4(a)乃至(c)参照 図4は、d/p=0.18にしたカイラルネマティック
性のn型液晶17を用いた場合の0Vから3Vに電圧を
オンして直ぐの過渡状態、即ち、低階調の中間調におけ
る過渡応答状態を示す図であり、図4(a)に示すよう
に、全ジアミン成分に対する垂直配向成分のモル比が1
00%の場合に紐状パターンからなるドメイン境界23
が発生し、表示にざらつき感を与える。なお、図におけ
る符号24は、樹脂ビーズからなるスペーサを表す。
【0051】一方、本発明の実施の形態の様に、全ジア
ミン成分に対する垂直配向成分のモル比を25%にした
場合には、図4(b)に示すようにドメイン境界23は
薄くなり、全ジアミン成分に対する垂直配向成分のモル
比を5%にした場合には、図4(c)に示すようにドメ
イン境界23は発生せず、液晶分子の配向の乱れは発生
しなかった。
【0052】図5参照 図5は、垂直配向膜の表面エネルギーの垂直配向成分比
率依存性の説明図であり、全ジアミン成分に対する垂直
配向成分のモル比が低下するとともに、表面エネルギー
(mN/m)が上昇し、50%において約37mN/m
となり、25%において約39mN/m、5%において
約42.5mN/mであった。この表面エネルギーと図
4の微小ドメイン発生状況を総合的判断すると、垂直配
向膜の表面エネルギーとしては、37mN/m以上が望
ましいことが理解される。
【0053】図6参照 図6は、低階調の中間調における低電圧での過渡応答時
間tLVの垂直配向成分比率依存性の説明図であり、全ジ
アミン成分に対する垂直配向成分のモル比が25%にお
いてピークを有し、モル比の低下ともに、応答速度tLV
が約105msから低下し、モル比が5%において約7
0msと最高速の応答時間特性が得られた。
【0054】したがって、図4乃至図6を総合的に判断
すると、垂直配向成分比率としては、50%以下が好適
であり、特に、応答時間特性を考慮すると、25%以下
が好適であり、5%近傍がより好適である。但し、全ジ
アミン成分に対する垂直配向成分のモル比が5%以下に
なると、室温で液晶を注入する際に、流動配向が顕著に
発生するので、モル比としては、5%以上にすることが
望ましい。
【0055】図7(a)乃至(c)参照 図7は、全ジアミン成分に対する垂直配向成分のモル比
を5%にした垂直配向膜JALS2023(JSR製商
品名)を用いた場合の0Vから3Vに電圧をオンして直
ぐの過渡状態、即ち、低階調の中間調における過渡応答
状態における応答時間tonのd/p依存性を示す図であ
り、図7(a)に示すように、d/p=0.09の場合
に紐状パターンからなるドメイン境界23が若干発生し
たものの、実用上はあまり問題なかった。
【0056】また、図7(b)のd/p=0.18の場
合には、図4(c)と全く同じ条件であり、ドメイン境
界23は発生せず液晶分子の配向の乱れは発生しなかっ
た。また、d/p=0.35の場合には、図7(c)に
示すように若干ではあるが比較的大きなドメインの発生
が見られた。
【0057】一般に、d/p=0.24は、大凡90°
ツイストに相当するので、d/p=0.18は従来のラ
ビング処理パネルと同様の略70°ツイストに相当する
ことになり、d/pが0.35を越えたり、0.09未
満であると配向性が低下することになる。したがって、
d/pは0.35以下とすることが望ましく、それによ
って、微小ドメインの発生が抑制され、ざらつき感のな
い高品位の表示が可能になる。
【0058】図8参照 図8は、低階調の中間調における過渡応答時間tonのd
/p依存性の説明図であり、d/p=0.18で最も早
い過渡応答特性を示し、d/pの低下とともに応答時間
onは増大する。したがって、d/p=0.09〜0.
35の範囲が望ましいことになる。
【0059】以上を前提として、次に、α−VA方式の
反射型液晶表示装置の具体的実施例を説明するが、基本
的構成は図2及び図3と同様であるので、特徴点のみを
説明する。 (実施例1)この実施例1は、垂直配向膜13,16と
して、全ジアミン成分に対する垂直配向成分のモル比を
5%にした垂直配向膜JALS2023(JSR製商品
名)を用いた基板を直径3.5μmのスペーサを介して
貼り合わせたのち、ネマティック液晶Mj961213
(メルク製商品名)にカイラル剤CM31を0.48w
t%添加して、d/p=0.09に調整したn型液晶1
7を注入してセル厚dが3.5μmの反射型液晶表示装
置を作製する。この実施例1の反射型液晶表示装置の特
性は、図4(c)と同様であり、また、図16と同様の
光学特性が得られた。
【0060】(実施例2)この実施例2は、垂直配向膜
13,16として、表面エネルギーが38.2〜38.
8mN/mの垂直配向膜JALS684(JSR製商品
名)に波長が360nm以下、好適には256nm以下
の紫外線を照射して、表面エネルギーが42.3〜4
3.4になるように制御した基板を直径3.5μmのス
ペーサを介して貼り合わせたのち、ネマティック液晶M
j961213(メルク製商品名)にカイラル剤CM3
1を0.48wt%添加して、d/p=0.09に調整
したn型液晶17を注入してセル厚dが3.5μmの反
射型液晶表示装置を作製する。この実施例2の反射型液
晶表示装置の特性も、実施例1と同様に安定した配向性
が得られた。
【0061】(実施例3)この実施例3は、TFT基板
11側におけるAl反射画素電極12に高さが1.5μ
mの突起を設け、垂直配向膜13,16として、垂直配
向膜JALS2023(JSR製商品名)を用いた基板
を直径3.5μmのスペーサを介して貼り合わせたの
ち、ネマティック液晶Mj961213(メルク製商品
名)にカイラル剤CM31を0.96wt%添加して、
d/p=0.18に調整したn型液晶17を注入してセ
ル厚dが3.5μmの反射型液晶表示装置を作製する。
【0062】なお、この場合の突起は、幅が8μmの突
起と幅が12μmの突起とをランダムに配置したもので
あり、その比を1:1としたが、任意である。また、こ
の凹凸はその平均傾斜角が20%以下になるようにし、
光散乱能を有するように構成することが望ましい。
【0063】図9参照 図9は、この実施例3の反射型液晶表示装置の表示特性
の電圧依存性を示す図であり、図においては、反射率、
即ち、表示輝度を濃淡で示している。図から明らかなよ
うに、基板面に凹凸がある場合でも、ドメインの発生し
ない正常な配向が得られ、反射率も電圧の増加とともに
増大していることが理解される。
【0064】(実施例4)この実施例4は、垂直配向膜
13,16として、垂直配向膜JALS2023(JS
R製商品名)を用いた基板を直径3μmのスペーサを介
して貼り合わせたのち、ネマティック液晶Mj9612
13(メルク製商品名)にカイラル剤CM31を0.9
6wt%添加して、d/p=0.18に調整するととも
に、重合開始剤が含有されたUVキュアブル液晶ULC
001K(DIC製商品名)を0.5wt%加えたn型
液晶17を真空注入により注入し、次いで、電圧を印加
しながら紫外線を照射して、セル厚dが3.0μmの反
射型液晶表示装置を作製する。この場合、UVキュアブ
ル液晶が重合反応によって立体的網状構造を形成し、残
りの空間にn型液晶が存在することになり、高速応答性
を有するポリマ安定化α−VA方式の液晶表示装置を構
成することができる。
【0065】以上、本発明の実施の形態及実施例を説明
してきたが、本発明は実施の形態及び各実施例に記載し
た構成及び条件に限られるものではなく、各種の変更が
可能である。例えば、n型液晶として、カイラル剤を添
加したネマティック液晶を用いているが、それ自体がカ
イラル性を有するカイラルネマティック液晶を用いても
良いものである。
【0066】また、上記の実施の形態或いは各実施例に
おいては、ラビングレスがより有効になる反射型液晶表
示装置として説明しているが、本発明は反射型液晶表示
装置に限られるものではなく、直視型液晶表示装置にも
適用されるものであり、垂直配向膜の表面エネルギー或
いは全ジアミン成分に対する垂直配向成分比率、及び、
d/pを制御することによって、過渡応答時における微
小ドメインの発生を抑制することができ、それによっ
て、ざらつき感のない高品位の表示が可能になる。
【0067】また、上記の実施例2においては、垂直配
向膜JALS684(JSR製商品名)に紫外線を照射
して表面エネルギーを増大させ、垂直配向能力を制御し
ているが、この様な紫外線照射による表面エネルギーの
増大は、他の垂直配向膜にも見られる現象であり、上記
の図5に示すように、紫外線の照射によって垂直配向膜
の表面エネルギーは増大するので、表面エネルギーの小
さな各種の垂直配向膜にも適用されるものである。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、垂直配向膜の垂直配向
能力を全ジアミン成分に対する垂直配向成分比率或いは
紫外線照射により制御するとともに、d/pを所定の範
囲に制御しているので、ラビングレスで微小ドメインの
発生が抑制された高品位の表示を得ることができ、それ
によって高品位で広視野角の液晶表示装置の低コスト
化、高製造歩留り化に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理的構成の説明図である。
【図2】本発明の実施の形態のα−VA方式の反射型液
晶表示装置の電圧無印加時の説明図である。
【図3】本発明の実施の形態のα−VA方式の反射型液
晶表示装置の電圧印加時の説明図である。
【図4】本発明の実施の形態の過渡応答における微小ド
メイン発生の垂直配向成分比率依存性の説明図である。
【図5】本発明の実施の形態の垂直配向膜の表面エネル
ギーの垂直配向成分比率依存性の説明図である。
【図6】本発明の実施の形態の過渡応答における応答時
間tLVの垂直配向成分比率依存性の説明図である。
【図7】本発明の実施の形態の過渡応答における微小ド
メイン発生のd/p依存性の説明図である。
【図8】本発明の実施の形態における応答時間tonのd
/p依存性の説明図である。
【図9】本発明の実施例3の配向状態の説明図である。
【図10】従来のTN方式の直視型液晶表示装置の電圧
無印加時の説明図である。
【図11】従来のTN方式の直視型液晶表示装置の電圧
印加時の説明図である。
【図12】従来のα−VA方式の直視型液晶表示装置の
電圧無印加時の説明図である。
【図13】従来のα−VA方式の直視型液晶表示装置の
電圧印加時の説明図である。
【図14】従来のα−VA方式の反射型液晶表示装置の
電圧無印加時の説明図である。
【図15】従来のα−VA方式の反射型液晶表示装置の
電圧印加時の説明図である。
【図16】反射率の印加電圧依存性の説明図である。
【符号の説明】
1 基板 2 基板 3 電極 4 電極 5 垂直配向膜 6 液晶 7 液晶分子 8 前方散乱板 11 TFT基板 12 Al反射画素電極 13 垂直配向膜 14 CF基板 15 透明共通電極 16 垂直配向膜 17 n型液晶 18 液晶分子 19 前方散乱板 20 位相差フィルム 21 偏光板 22 電源 23 ドメイン境界 24 スペーサ 41 TFT基板 42 透明画素電極 43 水平配向膜 44 CF基板 45 透明共通電極 46 水平配向膜 47 p型液晶 48 液晶分子 49 偏光板 50 偏光板 51 電源 52 入射光 53 出射光 54 TFT基板のラビング方向 55 CF基板のラビング方向 56 TFT基板側の液晶分子 57 CF基板側の液晶分子 58 中間の液晶分子 59 中間の液晶分子 60 CF基板の側の偏光軸 61 TFT基板側の偏光軸 71 TFT基板 72 透明画素電極 73 垂直配向膜 74 CF基板 75 透明共通電極 76 垂直配向膜 77 n型液晶 78 液晶分子 79 偏光板 80 偏光板 81 電源 82 入射光 83 出射光 84 TFT基板側の液晶分子 85 CF基板側の液晶分子 86 中間の液晶分子 87 中間の液晶分子 88 CF基板の側の偏光軸 89 TFT基板側の偏光軸 90 Al反射画素電極 91 前方散乱板 92 位相差フィルム 93 偏光板 94 入射光 95 反射光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H090 HB09Y KA05 MA01 MA13 MB14 4J043 PA02 PA04 PA08 PA19 PC075 PC145 QB31 RA05 SA06 SA46 SA47 SA54 SA63 SB01 SB03 TA22 TB01 UA032 UA121 UA122 VA061 VA081 YA30 ZA09 ZB11 ZB23

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向する二枚の基板の間に負の誘
    電率異方性を有するn型のカイラルネマティック性の液
    晶を挟持するともに、前記両方の基板の対向する表面に
    設けた電極の少なくとも一方を透明電極で構成し、電圧
    無印加状態において液晶分子の長軸方向が少なくとも一
    方の基板の主面に対してほぼ垂直になるように配向し、
    電圧印加時に、液晶分子の長軸の配向方位が基板の主面
    に平行に倒れる液晶表示装置において、前記対向する一
    対の電極の少なくとも一方に設けた垂直配向膜の表面エ
    ネルギーを37mN/m以上に設定したことを特徴とす
    る液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 上記垂直配向膜を構成する全ジアミン成
    分に対する垂直配向性を有するジアミンのモル比を、5
    〜50%にしたことを特徴とする請求項1記載の液晶表
    示装置。
  3. 【請求項3】 上記垂直配向膜に紫外線を照射すること
    によって、前記垂直配向膜の表面エネルギーを37mN
    /m以上に設定したことを特徴とする請求項1記載の液
    晶表示装置。
  4. 【請求項4】 上記液晶のセル厚dと液晶のカイラルピ
    ッチpの比d/pを、0.35以下としたことを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の液晶表示装
    置。
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