JP2001263664A - ディーゼルエンジン用グロープラグおよびその製造方法 - Google Patents
ディーゼルエンジン用グロープラグおよびその製造方法Info
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Abstract
ーゼルエンジン用グロープラグを細径化する。 【解決手段】ほぼ円筒状のハウジング2内の一端部に、
シース型ヒータ30が固定され、このシース型ヒータ3
0の電極取り出し金具14に一端が固定された外部接続
端子38の電極取付けねじ部38bが、ハウジング2の
他端から突出している。ハウジング2の他端側の内部孔
4内にOリング42および絶縁ブッシュ12が挿入さ
れ、ハウジング2の端部をかしめることにより固定され
ている。さらに電極取り出し金具14が高強度材からな
っており、シース32の小径化とともに小径化されてい
る。前記シース型ヒータ30、電極取り出し金具14お
よび電源接続用のねじ部38bが未成形の外部接続端子
38からなる組立体40が、ハウジング2内に挿通され
た後、前記ねじ部38bが転造により成形されている。
Description
ンの始動補助用として用いられるグロープラグおよびそ
の製造方法に関するものである。
ゼルエンジンの燃焼方式が、副燃焼室を有するタイプか
ら、直接噴射型、いわゆる直噴タイプに移行し、さら
に、マルチバルブ化が行われてきている。このような直
接噴射型のディーゼルエンジンに用いるグロープラグ
は、シリンダヘッドの壁面を通って主燃焼室に臨むた
め、副燃焼室を予熱するタイプに比べて全長を長くし、
しかも、細径にすることが必要である。
ためにシリンダヘッドの厚さを大きくする必要がある。
そのため、グロープラグを装着する挿入孔が非常に細
く、しかも長くなってきており、それに合わせてグロー
プラグも非常に細長く形成する必要がある。また、シリ
ンダヘッド周りの設計の自由度を確保するためにも、グ
ロープラグの細径化へのニーズが高まっている。
った従来のディーゼルエンジン用グロープラグの一例を
示す図であり、この図により発熱体としてシース型ヒー
タを用いた従来のディーゼルエンジン用グロープラグの
構造およびその問題点について説明する。
132内にコイル状の抵抗発熱線134およびこの抵抗
発熱線134の一端部134bに接続された電極取り出
し金具114の一端を挿入し、耐熱絶縁粉末136をシ
ース132内に充填して、このシース132をスェージ
ング加工等によって縮径することにより前記耐熱絶縁粉
末136を高密度化して固定している。そして、前記抵
抗発熱線134の他端(図5の左端)134aをシース
132に接続している。このようなシース型ヒータ13
0では、電極取り出し金具114として、一定の太さ
(例えばφ2.8mm程度)を有する充分剛性のあるも
のを使用している。
ット溶接等により外部接続端子138の円柱部138a
に連結されている。一方、この外部接続端子138の他
端に形成されたねじ部138bは、ハウジング102の
外部接続端子固定側から外部へ突出しており、このねじ
部138b側から、シール部材(Oリング)142およ
び絶縁部材(絶縁ブッシュ)112が嵌合されハウジン
グ102に固定されている。このシース型のディーゼル
エンジン用グロープラグでは、電流は、従来周知のよう
に、バッテリのプラス極→外部接続端子138→電極取
り出し金具114→抵抗発熱線134→シース132→
ハウジング102→図示しないエンジンハウジング→ア
ースへと流れるようになっている。また、このようなグ
ロープラグでは、外部接続端子138へのバッテリ接続
時の締め込みの回転トルクや抜け出し力に対しては、外
部接続端子138の外周に装着された絶縁ブッシュ11
2で受けるのではなく、電極取り出し金具114によっ
て確保するようになっている。
ープラグを組み立てる場合には、通常は、前記シース型
ヒータ130と電極取り出し金具114および外部接続
端子138とから構成された組立体140を、外部接続
端子138を先にして、ハウジング102の内部孔10
4のシース取り付け側(図5の左側)から挿入してい
き、シース132を内部孔104のシース取り付け側開
口部に圧入または溶接等により固定するとともに、内部
孔104の他端側から突出した外部接続端子138の外
周に、シール部材142を介して絶縁ブッシュ112を
嵌合させ、この絶縁ブッシュ112の外側でハウジング
102の端部102aをかしめることにより固定するよ
うにしている。
ヒータ130を用いた従来のディーゼルエンジン用グロ
ープラグでは、前記組立体140をハウジング102の
シース132固定側から挿入しているので、外部接続端
子138のねじ部138bが貫通できないと組み付ける
ことができないため、ハウジング102の内径を前記ね
じ部138bの外径よりも小さくすることは不可能であ
る。従って、従来のシース型のディーゼルエンジン用グ
ロープラグを細径化するために、ハウジング102外周
の取り付けねじ部102bの外径を小さくしようとする
(例えば、ハウジング102の取り付けねじ部102b
の径をM10からM8にする)と、ハウジング102の
肉厚が薄くなり、エンジンへの取付け時の締め付けトル
クに対してハウジング102の強度が保てなくなってし
まうという問題があった。
ると、ハウジング102先端面のエンジンへのシート部
102cの径が小さくなり、エンジンのシリンダヘッド
に形成された取付け孔側のシート面との接触面積が小さ
くなってしまい、シリンダヘッドへの取付け時に、締め
付けトルクによりシリンダヘッドのシート面が過度に塑
性変形してしまうおそれがある。ディーゼルエンジン用
グロープラグでは、ハウジング102のシート部102
cとシリンダヘッドのシート面との圧接により、エンジ
ン内部と外部との気密を保持するようになっており、シ
ート面が変形すると気密が保持できなくなるという問題
があった。そこで、シース132の外径を小さくして、
ハウジング102のシート部102cとシリンダヘッド
のシート面との接触面積を大きくしようとすると、シー
ス132の内部に先端が埋設されている電極取り出し金
具114の径を小さくしなければならないという問題が
生ずる。
ら電極取り出し金具114の外径が従来と同様の太さの
ままであると、シース132の内面と電極取り出し金具
114の外面との間の隙間が小さくなるためシース13
2内への耐熱絶縁粉末136の充填が難しくなり、ま
た、シース132のスェージング加工が困難になり、し
かも、電極取り出し金具114とシース132とが接触
してしまうおそれがある等種々の問題がある。従って、
シース132の細径化に伴って電極取り出し金具114
の外径も小さくしなければならない。ところが、バッテ
リ接続時の外部接続端子138へのねじ締め込みの回転
トルクや抜け出し力に対して、前述のように電極取り出
し金具114で確保するようになっている場合には、電
極取り出し金具114の径を小さくすると、バッテリ接
続時のねじ締め付けトルクに対して強度が保持できない
おそれがあるという問題があった。
たもので、ハウジングの内部孔の内径を小さくすること
を可能にして、ハウジングを薄肉化することなく小径に
することにより、ハウジングの強度を低下せずに、細径
化を達成することが出来るディーゼルエンジン用グロー
プラグを提供することを目的とするものである。
化することに伴い、シース径を小さくするとともに、電
極取り出し金具を小径にした場合にも、バッテリ接続時
のねじ締め込みに対する強度を確保することができるデ
ィーゼルエンジン用グロープラグを提供することを目的
とするものである。
することを可能にして、ハウジングを薄肉化することな
く小径にすることにより、ハウジングの強度を低下する
ことなく、細径化を達成することが出来るディーゼルエ
ンジン用グロープラグの製造方法を提供することを目的
とするものである。
係るディーゼルエンジン用グロープラグは、ほぼ円筒状
のハウジングと、このハウジングの内部孔の一端側に挿
入固定される発熱体と、前記内部孔の他端側に絶縁部材
を介して取り付けられるとともに、前記発熱体の電極取
り出し金具が前記内部孔を通って少なくとも電気的に接
続される外部接続端子とを有するものであって、特に、
前記外部接続端子が、前記内部孔に取付け後に成形され
た電源接続用のねじ部を有し、かつ、このねじ部が成形
される前の外径が前記内部孔を通過可能な大きさである
ことを特徴とするものである。
取り出し金具が、引張強度が690MPa以上で炭素含
有量が0.3%以下の鋼材から成り、少なくとも前記外
部接続端子に加えられる回転トルクに対する強度を有す
ることを特徴とするものである。
部接続端子と電極取り出し金具の少なくとも一方と、前
記ハウジングの内部孔との間に第2の絶縁部材を配置し
たことを特徴とするものである。
ーゼルエンジン用グロープラグの前記電極取り出し金具
が、高強度材から成り、少なくとも前記外部接続端子に
加えられる回転トルクに対する強度を有することを特徴
とするものである。
円筒状のハウジングと、このハウジングの内部孔の一端
側に挿入固定される発熱体と、前記内部孔の他端側に絶
縁部材を介して取り付けられるとともに、前記発熱体の
電極取り出し金具が前記内部孔を通って少なくとも電気
的に接続される外部接続端子とを有するディーゼルエン
ジン用グロープラグの製造方法であって、前記発熱体の
電極取り出し金具に前外部接続端子が接続された組立体
を、前記ハウジングの内部孔の発熱体固定側から挿入し
て、発熱体を前記内部孔に固定し、前記内部孔の他端側
から一部が突出した前記外部接続端子を前記絶縁部材を
介して内部孔の他端側に固定した後、前記外部接続端子
の突出部に電源接続用のねじ部を形成したことを特徴と
するものである。
り本発明を説明する。図1は本発明の一実施の形態に係
るディーゼルエンジン用グロープラグの縦断面図であ
り、発熱体としてシース型ヒータを用いている。このグ
ロープラグのハウジング2は円筒状をしており、その内
部の孔4が、図の左側のシース型ヒータ固定側が中径部
4a、図の右側の外部接続端子固定側が大径部4c、こ
れら中径部4aと大径部4cの間が小径部4bである段
付きの軸方向孔になっている。また、この実施の形態で
は、大径部4cの内部側に、後に説明するシール部材を
密着させるテーパ面4dが形成されている。
ス型ヒータ30が固定されている。このシース型ヒータ
30は、金属製(例えば、ステンレス鋼等)の薄肉の有
底円筒状のシース32内に、コイル状の抵抗発熱線(例
えば、ニッケルクロム合金、鉄クロム合金、タングステ
ン線等)34およびこの抵抗発熱線34の一端34bに
接続された電極取り出し金具14の端部が埋め込まれ、
高密度化した耐熱絶縁粉末(例えば、マグネシア(Mg
O)等)36により固定されている。
は、外部接続端子38の一端にバット溶接等により連結
されている。外部接続端子38は、前記ハウジング2の
内部孔4の小径部4bおよび大径部4c内を挿通された
円柱部38aとハウジング2の外部に突出した電極取り
付け用のねじ部38bとを有している。この外部接続端
子38の外周には、ねじ部38b側からシール部材(O
リング)42および絶縁部材(絶縁ブッシュ)12が嵌
合されて、ハウジング2の内部孔4の大径部4c内に挿
入されている。これらシール部材42および絶縁部材1
2は、ハウジング2の端部2aをかしめることにより固
定されており、前記Oリング42が大径部4cの内部側
に形成されたテーパ面4dに圧着されて、ハウジング2
の内外の気密を保持している。
周面と、前記外部接続端子38の、この小径部4b内を
挿通されている部分(円柱部38a)の外周面との間
に、耐熱樹脂製ホース等からなる第2の絶縁部材50が
嵌着されており、ハウジング2と外部接続端子38とを
接触させないようにしてショートを防止するとともに、
外部接続端子38のがたつきを防止している。
ープラグの組立手順について説明する。先ず、金属製の
シース32内にコイル状の抵抗発熱線34とその一端部
に接続した電極取り出し金具14の端部を挿入し、隙間
に耐熱絶縁粉末36を充填する。その後、スェージング
加工によりシース32の外径を縮径することにより、耐
熱絶縁粉末36を高密度化して、抵抗発熱線34と電極
取り出し金具14とをシース32内に固定する。
続端子38の円柱部38aの端部にバット溶接等により
連結する。この時点では、外部接続端子38の電極取り
出し金具14と連結された端部と逆の端部(図1のねじ
部38bが形成されている端部)には、ねじ部38bが
形成されていない。従って、図1に示す完成したグロー
プラグのねじ部38bよりも外径が細くなっている。例
えば、ねじ部38bが成形された状態で、その外径がM
4であるとすると、この外部接続端子38のねじ未成形
部分の外径は、φ3.7mm程度になっている。
り出し金具14および外部接続端子38が一体となった
組立体40を、ハウジング2の内部孔4のシース固定側
(図1の左側)から、外部接続端子38を先にして挿通
し、シース32をハウジング2の内部孔4の中径部4a
内に圧入または溶接等により固定する。このシース32
は、開口側端部32a(図1の右端)がハウジング2の
内部孔4の中径部4bと小径部4aとの間の段部に当た
って位置決めされた状態で固定される。その後、シール
部材42および絶縁ブッシュ12を外部接続端子38の
外周に嵌合させるとともにハウジング2の内部孔4の大
径部4c内に挿入し、ハウジング2の端部2aをかしめ
て固定する。なお、第2の絶縁部材50の外部接続端子
38の円柱部38aへの嵌着は、組立体40をハウジン
グ2の内部孔4に挿通する前に行っても良いし、あるい
は挿通後に行っても良い。
から突出している部分に、転造等によりねじ部38bを
成形する。このように、シース型ヒータ30、電極取り
出し金具14および外部接続端子38からなる組立体4
0を、ハウジング2に組み付ける時点では、外部接続端
子38にねじ部38bを形成してないので、従来のよう
にねじ部38bを形成したものよりも外径が細くなって
おり、従って、この外部接続端子38を挿通するハウジ
ング2の内部孔4の内径を小さくすることができる。例
えば、外部接続端子38のねじ成形後のねじ部38b外
径がM4(φ4mm)の場合には、ねじ成形前の転造下
径がφ3.7mm程度であり、ハウジング内部孔4の内
径をφ4.00mm以下にすることができる。従来、M
4ねじ部を挿通するためには、ハウジングの内径がφ
4.3mm程度必要であったが、本実施の形態では、ハ
ウジング2の内部孔4を大幅に縮小することができる。
できるので、ハウジング2の外面の取付けねじ部2bを
小径化しても、肉厚が薄くならず、ハウジング2の強度
を維持することができる。また、ハウジング2先端のシ
ート部2cのシリンダヘッドのシート面との接触面積を
確保することができるので、シリンダヘッドへの取付け
時に締め付けトルクによって前記シート面が過度に塑性
変形してしまうことがなく、シリンダヘッドのシート面
の強度低下を防ぐことができ、エンジン内外の気密を保
持することができる。
たことに伴い、シース32の外径も小径化することがで
きる。しかしながら、シース32を小径化した場合に
は、前述のように電極取り出し金具14も小径化する必
要がある。そこで、この実施の形態では、電極取り出し
金具38の材質が、引張強さ690MPa以上、炭素量
0.3%以下である鋼材を用いている。
等)のままで電極取り出し金具14の径を細くすると、
前記のようにバッテリ接続時のねじ締め付けトルクに対
し強度を保持できなくなるおそれがある。そこで強度を
上げるため、中炭素鋼あるいは中炭素の合金鋼(S48
C、SCM440等)にすると、前記外部接続端子38
との溶接部の硬度が大きくなりすぎ、溶接による亀裂の
発生や遅れ破壊の原因となる。これに対し、本実施の形
態では、炭素量0.1ないし0.3%を有する低炭素鋼
またはその合金鋼(SCM420(クロムモリブデン
鋼)、ボロン鋼HT等)を焼き入れ後低温焼き戻しする
ことにより、溶接性と強度がバランスした材質の鋼材を
得ることができたので、この鋼材によって製作した電極
取り出し金具14を使用している。このように電極取り
出し金具14の材質を高強度材にしたことにより、この
電極取り出し金具14を細くしても、バッテリ接続時の
ねじ締め込みに対する強度を確保することができる。
により電極取り出し金具14を細くすることができるの
で、シース32の径を細くしても不都合がなく、従っ
て、前述のようにハウジング2の外径を小径化するとと
もに内径を小径化することが可能になり、ハウジング2
の強度を確保し、かつ、ハウジング2のエンジンシート
面との接触面積を大きくすることができ、シリンダヘッ
ドのシート面の変形、破損を防止することができる。
外周面とハウジング2の内部孔4の小径部4b内周面と
の間に第2の絶縁部材50を配置してあるので、ハウジ
ング2と外部接続端子38とを接触させないようにして
ショートを防止するとともに、外部接続端子38のがた
つきを防止することができる。しかも、この第2の絶縁
部材50で、外部接続端子38のハウジング2内面への
面圧を確保することができれば、外部接続端子38への
回転トルクや抜け出し荷重を分担させることができる。
38の円柱部38aとハウジング2の内部孔4の内周面
との間に第2の絶縁部材50を配置したが、この位置に
限るものではなく、電極取り出し金具14の外周面とハ
ウジング2の内部孔4の内周面との間、あるいは、外部
接続端子38および電極取り出し金具14の両者の外周
面とハウジング2の内部孔4の内周面との間に第2の絶
縁部材50を配置するようにしても良い。
エンジン用グロープラグを示すもので、前記第1の実施
の形態と基本的構成は同一であるので、同一または対応
する部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
この実施の形態では、ハウジング2の内部孔4の大径部
4cが内部側4caと外部側4cbの二段になってお
り、大径部4cの内部側4caに、外部接続端子38の
固定手段として絶縁固定部材52が設けてある。そし
て、大径部4cの外部側4cbに前記絶縁ブッシュ12
が挿入されている。
内面と外部接続端子38の外面との間を、ガラス、フェ
ノール樹脂等によって封着したものである。例えば、ガ
ラスを一度溶かして、ハウジング2と外部接続端子38
とを接着固定し、あるいは、フェノール樹脂材を充填し
て加圧高温にすることにより樹脂化させる等によって固
定している。この実施の形態では、外部接続端子38へ
の回転トルクや抜け出し荷重をこの絶縁固定部材52に
よって受けることができるので、シース32の外径およ
び電極取り出し金具14の外径を小さくすることが可能
である。
エンジン用グロープラグを示すもので、このグロープラ
グは、前記第1の実施の形態のグロープラグとほぼ同一
の構成を有しており、前記グロープラグの外部接続端子
38とハウジング内部孔4との間に装着されていた第2
の絶縁部材50を省略したものである。この構成でも、
シース型ヒータ30、電極取り出し金具14および外部
接続端子38からなる組立体40をハウジング2に組み
付けた後に、外部接続端子38のねじ部38bを形成す
るようにしたので、ハウジング2の内部孔4の径を小径
化することができ、従って、ハウジング2の強度を保持
したままハウジング2の外径を小径化することが可能で
ある。また、電極取り出し金具14の材質を高強度化す
ることにより電極取り出し金具14を小径化し、シース
32も小径化することが出来るので、ハウジング2の外
径を小さくしても、シリンダヘッドのシート面への接触
面積を確保することができ、前記シート面の過度の塑性
変形を防止することができる。
エンジン用グロープラグを示すもので、このグロープラ
グは、電極取り出し金具14に高強度材を使用していな
いので、電極取り出し金具14の細径化およびシース3
2の細径化を行っていないが、シース型ヒータ30、電
極取り出し金具14および外部接続端子38からなる組
立体40をハウジング2に組み付けた後に、外部接続端
子38のねじ部38bを転造等により成形するようにし
ているので、従来のようにねじ部38bを成形した後外
部接続端子38をハウジング2の内部孔4内に挿通する
場合よりも、ハウジング2を小径化することができ、前
記各実施の形態と同様の効果を奏することができる。ま
た、外部接続端子38の円柱部38aの外面とハウジン
グ内部孔4の内周面との間に第2の絶縁部材50を装着
しているので、ハウジング2と外部接続端子38とのシ
ョートを防止し、ハウジング2内での外部接続端子38
のがたつきを防止することができる。
グの一端に固定された発熱体と、このハウジング内を通
って他端側に取り付けられた外部接続端子に電気的に接
続された発熱体の電極取り出し金具とを備えたディーゼ
ルエンジン用グロープラグにおいて、前記外部接続端子
に設けられた電源接続用のねじ部が、ハウジングに組み
付けた後に成形されており、外部接続端子をハウジング
に組付ける際には、ねじ部成形前の細い状態なので、ハ
ウジングの内径を小さくすることができ、ハウジングの
小径化によるグロープラグの細径化が可能である。
取り出し金具が、引張強度が690MPa以上で炭素含
有量が0.3%以下の鋼材から成っているので、電極取
り出し金具を小径化しても、電源接続時のねじ締め込み
の回転トルクや抜け出し力に対する強度を確保すること
ができる。
部接続端子と電極取り出し金具の少なくとも一方と、前
記ハウジングの内部孔との間に第2の絶縁部材を配置し
たので、外部接続端子等とハウジングとが接触してショ
ートすることを防止することができ、しかも、外部接続
端子ががたつくことを防止することができる。
取り出し金具が高強度材から成っているので、電極取り
出し金具を細くしても、外部接続端子に加えられる回転
トルクに対する強度を確保することができる。しかも、
電極取り出し金具を細くできるので、シースを小径化す
ることが可能であり、ハウジング先端のシート部の、シ
リンダヘッドのシート面に対する接触面積を確保するこ
とができる。従って、前記シリンダヘッドのシート面を
変形させる等によってエンジンの気密保持に悪影響を及
ぼすことを防止することができる。
発熱体の電極取り出し金具に前記外部接続端子が接続さ
れた組立体を、前記ハウジングの内部孔の発熱体固定側
から挿入して、発熱体を前記内部孔に固定し、前記内部
孔の他端側から一部が突出した前記外部接続端子を前記
絶縁部材を介して内部孔の他端側に固定した後、前記外
部接続端子の突出部に電源接続用のねじ部を形成するよ
うにしたので、外部接続端子をハウジングに組み付ける
時点では、ねじを形成していない状態でハウジングの内
部孔を挿通すれば良く、ハウジングを小径化して、細径
のディーゼルエンジン用グロープラグを製造することが
できる。
ン用グロープラグの縦断面図である。
グロープラグの縦断面図である。
グロープラグの縦断面図である。
グロープラグの縦断面図である。
プラグの一例を示す縦断面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 ほぼ円筒状のハウジングと、このハウジ
ングの内部孔の一端側に挿入固定される発熱体と、前記
内部孔の他端側に絶縁部材を介して取り付けられるとと
もに、前記発熱体の電極取り出し金具が前記内部孔を通
って少なくとも電気的に接続される外部接続端子とを有
するディーゼルエンジン用グロープラグにおいて、 前記外部接続端子は、前記ハウジングの内部孔に取付け
られた後に成形された電源接続用のねじ部を有し、か
つ、このねじ部が成形される前の外径が前記内部孔を通
過可能な大きさであることを特徴とするディーゼルエン
ジン用グロープラグ。 - 【請求項2】 前記電極取り出し金具は、引張強度が6
90MPa以上で炭素含有量が0.3%以下の鋼材から
成り、少なくとも前記外部接続端子に加えられる回転ト
ルクに対する強度を有することを特徴とする請求項1に
記載のディーゼルエンジン用グロープラグ。 - 【請求項3】 前記外部接続端子を前記ハウジングの内
部孔に固定する固定手段を有することを特徴とする請求
項1に記載のディーゼルエンジン用グロープラグ。 - 【請求項4】 前記外部接続端子と電極取り出し金具の
少なくとも一方と、前記ハウジングの内部孔との間に第
2の絶縁部材を配置したことを特徴とする請求項1ない
し請求項3のいずれかに記載のディーゼルエンジン用グ
ロープラグ。 - 【請求項5】 前記発熱体は、シース型ヒータであるこ
とを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記
載のディーゼルエンジン用グロープラグ。 - 【請求項6】 ほぼ円筒状のハウジングと、このハウジ
ングの内部孔の一端側に挿入固定される発熱体と、前記
内部孔の他端側に絶縁部材を介して取り付けられるとと
もに、前記発熱体の電極取り出し金具が前記内部孔を通
って少なくとも電気的に接続される外部接続端子とを有
するディーゼルエンジン用グロープラグにおいて、 前記電極取り出し金具は、高強度材から成り、少なくと
も前記外部接続端子に加えられる回転トルクに対する強
度を有することを特徴とするディーゼルエンジン用グロ
ープラグ。 - 【請求項7】 ほぼ円筒状のハウジングと、このハウジ
ングの内部孔の一端側に挿入固定される発熱体と、前記
内部孔の他端側に絶縁部材を介して取り付けられるとと
もに、前記発熱体の電極取り出し金具が前記内部孔を通
って少なくとも電気的に接続される外部接続端子とを有
するディーゼルエンジン用グロープラグの製造方法にお
いて、 前記発熱体の電極取り出し金具に前記外部接続端子が接
続された組立体を、前記ハウジングの内部孔の発熱体固
定側から挿入して、発熱体を前記内部孔に固定し、前記
内部孔の他端側から一部が突出した前記外部接続端子を
前記絶縁部材を介して内部孔の他端側に取り付けた後、
この外部接続端子の突出部に電源接続用のねじ部を形成
したことを特徴とするディーゼルエンジン用グロープラ
グの製造方法。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005273955A (ja) * | 2004-03-23 | 2005-10-06 | Ngk Spark Plug Co Ltd | シーズ型グロープラグ及びその製造方法 |
KR101009640B1 (ko) * | 2008-10-21 | 2011-01-19 | 우진공업주식회사 | 디젤엔진용 더미플러그 |
JP2015078824A (ja) * | 2013-10-18 | 2015-04-23 | 日本特殊陶業株式会社 | グロープラグ |
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- 2000-03-24 JP JP2000084659A patent/JP4192389B2/ja not_active Expired - Lifetime
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