JP2002195559A - セラミックスヒータ型グロープラグおよびその製造方法。 - Google Patents

セラミックスヒータ型グロープラグおよびその製造方法。

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Abstract

(57)【要約】 【課題】セラミックスヒータ6の電極取り出し用リード
線10と電極取り出し金具12の保持構造を簡単にする
とともに、外部接続端子18に対する締め付けトルク
を、金属製外筒8のハウジング2への固定部で受けられ
るようにする。 【解決手段】セラミックスヒータは、発熱体が絶縁性セ
ラミックスで保持され、この発熱体の負極側リード線が
側面から外部に露出されて金属製外筒に電気的に接続さ
れている。正極側のリード線10は、発熱体から遠い側
の端面から外部に取り出され、電極取り出し金具に接続
されている。このセラミックスヒータを金属製外筒の一
端部寄りに接合し、前記リード線10と電極取り出し金
具との接続部を金属製外筒内に位置させる。この金属製
外筒内の空間に耐熱性絶縁粉体14を充填しスエージン
グ加工により高密度化して電極取り出し金具を金属製外
筒に固定する。この金属製外筒のスエージングした部分
をハウジングの内部孔4に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ディーゼルエンジ
ンの始動補助用として使用されるグロープラグに係り、
特に、発熱体としてセラミックスヒータを用いたセラミ
ックスヒータ型グロープラグおよびその製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】セラミックスヒータとして、絶縁性セラ
ミックス中に、高融点金属(例えばタングステン等)の
コイルや導電性セラミックスの発熱体、あるいは、フィ
ルム状の発熱体を埋設し、または導電性セラミックスの
発熱体の一部を露出させ、その発熱体の負極側のリード
線を絶縁性セラミックスの側面から取り出して金属製外
筒に接続するとともに、正極側のリード線を絶縁性セラ
ミックスの発熱体から遠い側の端面から取り出して、電
極取り出し金具の一端に接続し、さらに、この電極取り
出し金具の他端に外部接続端子を接続するように構成し
たものが従来から知られている。
【0003】前記セラミックスヒータの端面から突出す
る正極側リード線は、絶縁性セラミックス中で発熱体と
接続する場合には、絶縁性セラミックスの端面に開口す
る取付孔を設け、その取付孔内で発熱体との接続を行う
が、その取付孔の大きさには限界があり、リード線の線
径を大きくすることができず、リード線に剛性を持たせ
ることができない。また、セラミックスヒータの端面で
リード線と発熱体との接続を行う場合には、その接続部
分の強度を大きくすることが難しい。さらに、絶縁性セ
ラミックスは脆く、大きな力を受けることができない。
そのため、前記外部接続端子に電源(バッテリ)を接続
する際の締め付けトルクを、このリード線によって受け
ることが出来ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】その結果、バッテリ接
続時の締め付けトルクを受けることができるようにする
ため、電極取り出し金具や外部接続端子の接続およびハ
ウジングへの固定構造等が複雑で大型化してしまうおそ
れがあった。
【0005】また、エンジンの振動に耐えられる構造に
する必要があり、前記電極取り出し金具や外部接続端子
の固定構造が大型化してしまうおそれがあった。
【0006】さらに、近年は、排気ガス規制に対応する
ため、ディーゼルエンジンの直噴タイプ化が図られ、そ
れに対応するためグロープラグの細径化、長尺化が要求
されている。このような要求に対応するため、組付け時
にハウジング内を通過する部材を細径化して、ハウジン
グの強度を確保しつつハウジングを細径化するととも
に、外部接続端子にバッテリ端子を接続する際の締め付
けトルクや、エンジンの振動に耐えられる強度を確保す
る必要がある。
【0007】ところが、従来からディーゼルエンジン用
グロープラグの発熱体として広く用いられているシース
型ヒータの場合には、電極取り出し金具をスエージング
加工によりシース内に固定する構造なので、この電極取
り出し金具によって外部接続端子への締め付けトルクや
エンジンの振動に対する強度を確保するようにしてい
る。これに対し、前記セラミックスヒータでは、その端
面から取り出されるリード線が細いため、強度を確保す
ることが難しいという問題があった。
【0008】本発明は、前記課題を解決するためになさ
れたもので、セラミックスヒータの端面から取り出され
るリード線や、このリード線に接続される電極取り出し
金具のハウジングに対する保持構造を簡単にするととも
に、外部接続端子に対する締め付けトルクやエンジンの
振動に対して充分な強度を確保することが出来るセラミ
ックスヒータを備えたグロープラグを提供することを目
的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るセラミック
スヒータ型グロープラグは、絶縁性セラミックスと無機
導電体で形成したセラミックスヒータと、このセラミッ
クスヒータが一端部内に固定されるとともに、他端部側
がハウジングの内部孔に固定される金属製外筒と、前記
セラミックスヒータの発熱体の、金属製外筒内に位置す
る端面から突出させた一方のリード線に接続される電極
取り出し金具とを備えたものであって、特に、前記電極
取り出し金具を剛体で形成するとともに、この電極取り
出し金具と前記発熱体のリード線との接続部を、前記金
属製外筒内に収容し、前記電極取り出し金具を絶縁体を
介して前記金属製外筒に固定したことを特徴とするもの
である。
【0010】前記発明によれば、電極取り出し用リード
線と電極取り出し金具とが絶縁体を介して金属製外筒に
固定されているので、電極取り出し金具の絶縁が確実に
行われ、ハウジングに対する保持構造を簡単にすること
ができる。また、外部接続端子に対する締め付けトルク
を剛体の電極取り出し金具を介して、金属製外筒のハウ
ジングへの圧入部で受けるので、外部接続端子の固定部
の構造を簡単にすることができる。さらに、振動による
切断や、水の侵入による問題の発生もなく、しかも、セ
ラミックスヒータの、振動、熱サイクル、シリンダ内圧
等による入り込み現象や外力による破損等のおそれもな
い。
【0011】また、請求項2に記載の発明は、前記請求
項1に記載の発明において、前記電極取り出し金具の端
面に開口する挿入孔が形成され、この挿入孔内に前記リ
ード線の一端が挿入されて接続されていることを特徴と
するものである。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、前記挿入孔は、前記電極取り出し金具
を軸方向に貫通する貫通孔であり、この貫通孔に前記リ
ード線を挿入し、前記電極取り出し金具の外周を塑性変
形させることで前記リード線との接続を行うことを特徴
とするものである。
【0013】請求項4に記載の発明は、前記請求項1に
記載の発明において、前記電極取り出し金具の先端部側
面に、前記リード線の先端部側面が当接され接続されて
いることを特徴とするものである。
【0014】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明において、前記電極取り出し金具の先端部に段部
を形成し、この段部に前記リード線の先端部側面が当接
され接続されていることを特徴とするものである。
【0015】請求項6に記載の発明は、前記請求項1に
記載の発明において、接続部材により前記リード線と前
記電極取り出し金具とを接続することを特徴とするもの
である。
【0016】請求項7に記載の発明は、前記請求項1に
記載の発明において、前記電極取り出し用リード線とし
て中空パイプ部材を用いたことを特徴とするものであ
る。
【0017】請求項8に記載の発明は、前記請求項1に
記載の発明において、前記電極取り出し用リード線とし
てスリット入りの中空パイプ部材を用いたことを特徴と
するものである。
【0018】請求項7および請求項8に記載した中空パ
イプを電極取り出し用リード線として用いた発明では、
セラミックスヒータの端部に形成された取付孔内に中空
パイプを挿入してロウ付けにより接合する際に、取付孔
内のエアがスムーズに排出されるので、内部で発生する
気泡が減少する。
【0019】請求項9に記載の発明は、前記請求項1、
請求項7および請求項8のいずれかに記載の発明におい
て、前記リード線の先端部をコイル状に形成し、このコ
イル状部に前記電極取り出し金具の先端部を挿入して接
続されたことを特徴とするものである。
【0020】請求項10に記載の発明は、請求項7また
は請求項8に記載の発明において、中空パイプ状のリー
ド線の端部に、電極取り出し金具の先端が嵌合するカッ
プ状の接続部が形成されていることを特徴とするもので
ある。
【0021】請求項11に記載の発明は、請求項1、請
求項7および請求項8のいずれかに記載の発明におい
て、電極取り出し用リード線の端部を螺旋状に巻くとと
もに、電極取り出し金具の先端に複数の段部を形成し、
この段部を螺旋状部の凹凸に係合させてこれら両者を連
結することを特徴とするものである。
【0022】請求項12に記載の発明は、請求項1、請
求項7および請求項8のいずれかに記載の発明におい
て、電極取り出し用リード線の端部を螺旋状に巻くとと
もに、電極取り出し金具の先端にねじ部を形成し、この
ねじ部を螺旋状部内に螺合することによりこれら両者を
連結することを特徴とするものである。
【0023】請求項13に記載の発明は、前記各請求項
に記載の発明に係るセラミックスヒータ型グロープラグ
において、前記金属製外筒の電極取り出し金具側開口部
に弾性シール部材を嵌着したことを特徴とするものであ
る。
【0024】請求項14に記載の発明は、前記金属製外
筒を小径部とこの小径部よりも径の大きい部分とを有す
る段付きのパイプから構成し、前記セラミックスヒータ
の金属製外筒内に位置する端面を、前記径の大きい部分
内に配置したことを特徴とするものである。
【0025】請求項15に記載の発明は、前記各請求項
に記載されたセラミックスヒータを製造する製造方法に
関するもので、特に、前記セラミックスヒータの端面か
ら突出するリード線と前記電極取り出し金具とを接続す
る工程と、前記セラミックスヒータを前記金属製外筒の
一方の端部内に固定する工程と、前記金属製外筒の他方
の端部から耐熱性絶縁粉体を充填する工程と、内部に前
記リード線と前記電極取り出し金具が収容されている前
記金属製外筒の外周部分をスエージング加工により縮径
することにより、前記電極取り出し金具を前記金属製外
筒に固定する工程とを順次行うことを特徴とするもので
ある。
【0026】請求項16に記載の発明方法も、前記各請
求項に記載されたセラミックスヒータを製造する製造方
法に関するもので、特に、前記セラミックスヒータを前
記金属製外筒の一方の端部内に固定する工程と、前記セ
ラミックスヒータの端面から突出するリード線と前記電
極取り出し金具を接続する工程と、前記金属製外筒の他
方の端部から耐熱性絶縁粉体を充填する工程と、内部に
前記リード線と前記電極取り出し金具が収容されている
前記金属製外筒の外周部分をスエージング加工により縮
径することにより、前記電極取り出し金具を前記金属製
外筒に固定する工程とを順次行うことを特徴とするもの
である。
【0027】前記発明方法によれば、金属製外筒のハウ
ジング内に圧入される部分をスエージング加工により形
成するので、寸法精度を確保することができ圧入性が安
定する。しかも、電極取り出し用リード線と電極取り出
し金具との接続を行うための溶接やかしめが省略できる
ので、組立性や生産性が向上し、コストダウンを図るこ
とができる。
【0028】請求項17に記載の発明方法は、前記請求
項15に記載の製造方法において、前記セラミックスヒ
ータを前記金属製外筒の一方の端部内に固定すると同時
に、前記リード線の一端を前記セラミックスヒータに接
続することを特徴とするものである。
【0029】請求項18に記載の発明方法は、前記各製
造方法において、前記金属製外筒の前記スエージング加
工を行う部分のスエージング加工前の外径を前記セラミ
ックスヒータが固定される部分の外径よりも大径に形成
することを特徴とするものである。
【0030】請求項19に記載の発明方法は、前記各製
造方法において、前記金属製外筒の他方の端部から耐熱
性絶縁粉体を充填する工程の後で、前記金属製外筒の電
極取り出し金具側開口部に弾性シール部材を嵌着させる
ことを特徴とするものである。
【0031】請求項20に記載の発明方法は、請求項1
4または請求項15のいずれかに記載の方法において、
電極取り出し用リード線の端部を螺旋状に巻くととも
に、電極取り出し金具の先端に複数の段部を形成し、電
極取り出し金具を軸方向に押圧して段部を螺旋状部に押
し込んで係合させることによりこれら両者を連結するこ
とを特徴とするものである。
【0032】請求項21に記載の発明方法は、請求項1
4または請求項15のいずれかに記載の方法において、
電極取り出し用リード線の端部を螺旋状に巻くととも
に、電極取り出し金具の先端にねじ部を形成し、電極取
り出し金具を回転させてねじ部を螺旋状部内に螺合する
ことによりこれら両者を連結することを特徴とするもの
である。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態によ
り本発明を説明する。図1は本発明の一実施の形態に係
るセラミックスヒータ型グロープラグの縦断面図であ
る。このグロープラグのハウジング2は円筒状をしてお
り、その内部の孔4は、図の左側のセラミックスヒータ
固定側が中径部4a、図の右側の外部接続端子固定側が
大径部4c、これら中径部4aと大径部4cの間が小径
部4bである段付きの軸方向孔になっている。
【0034】前記ハウジング2の内部孔4(段付きの軸
方向孔)の中径部4a内には、セラミックスヒータ6が
圧入またはロウ付け等により接合された金属製外筒8が
挿入され、この金属製外筒8の外周面の一部が圧入また
はロウ付け等によりこのハウジング2に固定されてい
る。
【0035】セラミックスヒータ6は、一般に知られた
構成であるので、内部の図示および詳細な説明は省略す
るが、その本体部を構成するセラミックス絶縁体の内部
に、高融点金属(例えばタングステン(W)等)をコイ
ル状にした発熱線が埋め込まれた発熱部6aを有してお
り、この発熱部6aが、前記金属製外筒8の先端8bか
ら突出するとともに、この発熱部6aから遠い側の端面
6bが金属製外筒8の内部に位置している。なお、この
実施の形態では、発熱体を高融点金属としているが、導
電性セラミックスやシート状の発熱体等にしても良く、
導電性セラミックスの発熱体の一部を絶縁性セラミック
スから露出させる等、セラミックヒータ6は、絶縁性セ
ラミックスと発熱体としての無機導電体とを複合して形
成したものであればよい。
【0036】前記セラミックスヒータ6の内部に埋め込
まれたコイル状発熱線の一端に負極側のリード線が接続
されるとともに、他端に正極側のリード線が接続されて
いる。負極側のリード線は、金属製外筒8の内部側でセ
ラミックス絶縁体の外面に露出して金属製外筒8の内面
にロウ付けにより電気的に接続されている。一方、正極
側のリード線は、セラミックスヒータ6の前記端面6b
側に伸びており、このセラミックスヒータ6の端部内
で、電極取り出し用リード線10に接続されている。こ
の電極取り出し用リード線10をセラミックス絶縁体の
内部の正極側のリード線に接続してセラミックスヒータ
外部に取り出す構造は、特願平11−173877号、
特願2000−143994号等に記載された方法ある
いはその他の方法を適用することが出来る。
【0037】セラミックスヒータ6の端面6bから取り
出された電極取り出し用リード線10は、その先端部1
0aが、金属製外筒8の内部で電極取り出し金具12に
接続されている。電極取り出し用リード線10は細径の
線材であり、一方、電極取り出し金具12は剛体からな
っており、この電極取り出し金具12の端部12aに形
成した挿入孔12b(後に説明する図2参照)内に電極
取り出し用リード線10の先端10aを挿入し、ロウ付
けにより、または電極取り出し金具12の端部12aを
かしめることにより接続されている。
【0038】金属製外筒8内の、電極取り出し用リード
線10と電極取り出し金具12とが接続されている部分
の周囲には、耐熱性絶縁粉体をスエージング加工により
高密度化した絶縁体14が充填されており、この絶縁体
14を介して電極取り出し用リード線10と電極取り出
し金具12が金属製外筒8に固定されている。さらに、
金属製外筒8の開口部の内面と電極取り出し金具12の
外面との間には、シール部材16が嵌着されている。
【0039】一端部12aが金属製外筒8内に固定され
た前記電極取り出し金具12の他端部12cが、金属製
外筒8から外部に突出しており、この端部12cに外部
接続端子18の先端18aがバット溶接等により接続さ
れている。
【0040】前記セラミックスヒータ6、金属製外筒
8、電極取り出し金具12および外部接続端子18等か
らなるサブアセンブリを、外部接続端子18のバッテリ
接続用のねじ部18b側を先にして、ハウジング2のセ
ラミックスヒータ固定側端部(図1の左端)から内部孔
4内に挿入し、所定の位置まで圧入して固定し、また
は、内部孔4に挿入して所定の位置でロウ付け(銀ロウ
材によるロウ付け)等により固定する。前記サブアセン
ブリをハウジング2に固定したときには、外部接続端子
18の先端ねじ部18が、ハウジング2の外部へ突出し
ている。
【0041】前述のようにセラミックスヒータ6および
金属製外筒8をハウジング2に固定した後、外部接続端
子18のハウジングから突出しているねじ部18b側の
端部から、シール部材(Oリング)20および円筒状の
絶縁ブッシュ22を嵌合させ、ハウジング2の内部孔4
の大径部4c内に挿入する。さらにその外側からワッシ
ャ状の絶縁部材24を嵌合させ、アルミ製のナット26
を締め付けて固定する。前記ハウジング2の内部孔4の
大径部4cは、小径部4b側がテーパ面4eになってお
り、シール部材20をこのテーパ面4eと絶縁ブッシュ
22との間で圧迫することにより、ハウジング2内部の
気密を保持している。なお、シール部材20と絶縁ブッ
シュ22を、ハウジング2の端部をかしめることにより
固定することもできるが、前記アルミ製ナット26で固
定する方がかしめ工程が不要であり、コスト的に有利で
ある。
【0042】但し、外部接続端子18の固定構造は、前
記各構成に限定されるものではなく他の方法により固定
しても良い。例えば、特願2000−084659号等
に記載されたように、ハウジング2の内面と外部接続端
子18の外面との間に絶縁固定部材を設け、この絶縁固
定部材によって外部接続端子18に作用する締め付けト
ルクを受けるようにすることもできる。
【0043】以上の構成に係るセラミックスヒータ型グ
ロープラグでは、セラミックスヒータ6からの電極取り
出し用リード線10と、外部接続端子18に接続される
電極取り出し金具12とが、金属製外筒8の内部で接続
されており、これら両者が金属製外筒8内に充填した絶
縁体14によってこの金属製外筒8に固定されている。
従って、これら電極取り出し用リード線10と電極取り
出し金具12が、中間で絶縁的保持を行う必要がなくな
り、ハウジング2に対する保持構造が簡単になるのでコ
ストを低減することが出来る。また、外部接続端子18
に対する締め付けトルクを電極取り出し金具12と絶縁
体14との保持力で受けるので、外部接続端子18の固
定部の構造が簡単になる。
【0044】次に、前記グロープラグの、セラミックス
ヒータ6からの電極取り出し用リード線10と電極取り
出し金具12とを金属製外筒8に固定する際の組立手順
について、図2ないし図5により説明する。先ず、セラ
ミックスヒータ6の端面6bから取り出された電極取り
出し用リード線10の先端10aに、剛体の電極取り出
し金具12の一端12aを接続する。このリード線10
は、ニッケル(Ni)線、またはNiメッキ軟鋼線であ
り、φ0.5〜1.0mm程度の太さのものを用いてい
る。また、電極取り出し金具12は、ハウジング2の取
付ねじ部2a(図1参照)の外径がM8の場合には、φ
2.2〜2.4mm程度、M10の場合には、φ2.8
mm程度の太さのものを用いている。
【0045】電極取り出し用リード線10と電極取り出
し金具12との接続構造は、図2に拡大して示すよう
に、電極取り出し金具12の端部12aに挿入孔12b
を形成し、この挿入孔12b内に電極取り出し用リード
線10の先端10aを挿入してロウ付けにより、また
は、かしめ等により接続している。但し、この構成に限
るものではなく、図5(a)に示すように、電極取り出
し金具12の先端部12aの片側を切り欠いて切り欠き
部12dを形成し、その切り欠き部12dに電極取り出
し用リード線10の先端部10aの側面を当接させて溶
接等により接続をしても良く、また、図5(b)に示す
ように、電極取り出し金具12の先端部12aの側面に
電極取り出し用リード線10の先端部10aの側面を接
触させて溶接等により接続しても良い。さらに、図5
(c)に示すように、パイプ状の接続部材30の一端側
に電極取り出し金具12の先端部12aを挿入し、他端
側に電極取り出し用リード線10の先端部10aを挿入
して、かしめることによりにより接続し、あるいは接続
金具30内に圧入して接続する等の構成であっても良
い。
【0046】前記のようにセラミックスヒータ6の電極
取り出し用リード線10と電極取り出し金具12とを接
続した後、このセラミックスヒータ6を、金属製外筒8
のセラミックスヒータ固定側の端部寄りにロウ付けまた
は圧入等によって固定する。このとき、セラミックスヒ
ータ6の発熱部6a側は金属製外筒8の外部に露出させ
ておくことは勿論である。セラミックスヒータ6が固定
される金属製外筒8は、セラミックスヒータ6が固定さ
れている側と逆の電極取り出し金具12の固定側に大径
部8cが形成された段付き形状となっており、電極取り
出し用リード線10と電極取り出し金具12との接続部
は、この大径部8c内に位置している(図3(a)参
照)。
【0047】ここで、セラミックスヒータ6を金属製外
筒8内にロウ付けによって固定する場合の組立手順につ
いて簡単に説明する。電極取り出し用リード線10およ
び電極取り出し金具12を接続したセラミックスヒータ
6の組立体(図2参照)をロウ付け治具(図示せず)に
セットする。なお、ロウ付け治具には複数のセラミック
スヒータ組立体をセットして同時にロウ付けを行う。次
に、セラミックスヒータ6の端面上に、線材をコイル状
に巻いたロウ材(銀ロウ材)をセットする。さらに、金
属製外筒8をセラミックスヒータ6に嵌合してセットす
る。そして、加熱してロウ材を溶解しセラミックスヒー
タ6と金属製外筒8とのロウ付けを行う。
【0048】段付き形状の金属製外筒8内にセラミック
スヒータ6を固定した後、金属製外筒8の大径部8c側
の開口部8dから、電極取り出し用リード線10と電極
取り出し金具12との接続部が収容されている空間内に
耐熱性絶縁粉体(例えば、マグネシア(MgO)等)1
4を充填する(図3(b)参照)。次に、金属製外筒8
の開口部8dに、ゴム製のシール部材(シリコンゴム、
フッ素ゴム等)16を挿入する(図3(c)参照)。こ
のシール部材16を金属製外筒8の開口部8d内に挿入
することにより、後の工程でスエージングを行う際に前
記耐熱性絶縁粉体14がこぼれてしまうことを防止でき
る。また、電極取り出し金具12が金属製外筒8に接触
することも防止できる。その後、金属製外筒8の端部を
かしめて(図3(d)の符号8e参照)、前記シール部
材16が脱落しないようにする。
【0049】図3(d)に示すように金属製外筒8内に
耐熱性絶縁粉体14を充填し、シール部材16を挿入し
て金属製外筒8の端部8eをかしめた後、電極取り出し
用リード線10と電極取り出し金具12との接続部が収
容されている金属製外筒8の大径部8cを、スエージン
グ加工することにより、前記セラミックスヒータ6が固
定されている部分とほぼ同径になるように縮径する。こ
のようにスエージング加工により金属製外筒8の外径を
縮径することにより、耐熱性絶縁粉体14を高密度化し
て電極取り出し金具12を金属製外筒8内に固定する
(図3(e)参照)。なお、縮径した部分の外径を、セ
ラミックスヒータ6が固定されている部分の外径よりも
やや大きい径にしても良い。
【0050】前記のようにスエージング加工により金属
製外筒8に固定された電極取り出し金具12の外部側先
端部12cに、外部接続端子18の一端18aをバット
溶接等によって固定する(図4参照)。図4に示すサブ
アセンブリ(セラミックスヒータ6、金属製外筒8、電
極取り出し金具12、外部接続端子18)を前述のよう
にハウジング2内に挿入して固定することによりセラミ
ックスヒータ型グロープラグが組み立てられる。
【0051】以上の構造のセラミックスヒータ型グロー
プラグでは、金属製外筒8のハウジング2への圧入部を
スエージング加工により形成するので、寸法精度を確保
することが出来、圧入性が安定する。また、セラミック
スヒータ6の電極取り出し用リード線10が耐熱性絶縁
粉体14中に埋設されるので、振動による切断のおそれ
がなく、水の侵入に対しても対応可能である。さらに、
セラミックスヒータ6が、振動、熱サイクル、シリンダ
内圧力等によって金属製外筒8内へ入り込むことを、耐
熱性絶縁粉体14により抑制することが出来る。また、
外部接続端子18に過大な外力が作用した場合でも、セ
ラミックスヒータ6には伝達されないので、セラミック
スヒータ6の破損を防止することが出来る。さらに、電
極取り出し用リード線10を短くすることが出来るの
で、リード線10の発熱を抑制でき、消費電流を低減す
ることができる。さらに、シース型グロープラグとほぼ
同一の構造に出来るので、部品や組立設備を共用化して
コストダウンを図ることができる。
【0052】なお、前記実施の形態では、金属製外筒8
の開口部8dにシール部材16を挿入してスエージング
加工を行ったが、シール部材16の装着を省略すること
も出来る。この場合には、金属製外筒8の成型時に開口
側端部を内側へ向けて傾斜させて成型し、または、スエ
ージング加工前に開口側端部をかしめて内側に傾斜させ
る等により、金属製外筒8の開口部8dを狭くしておく
ことにより、スエージング加工時に耐熱性絶縁粉体14
がこぼれることを防止することが出来る。
【0053】また、前記構成では、外部接続端子18に
対する締め付けトルクに対しては、電極取り出し金具1
2、耐熱性絶縁粉体14、金属製外筒8およびハウジン
グ2で保持するようにしている。ハウジング2の取付ね
じ部2aの径が、例えばM10の場合には、前記各部材
の径をある程度大きくできるので、この構成で十分強度
を確保できる。しかしながら、取付ねじ部2aの径が、
例えばM8の場合には、前述のように電極取り出し金具
12等が細くなるので、この部分でトルクを受けようと
すると強度的に無理が生ずるおそれがある。この場合に
は前記のように(0032参照)、外部接続端子18を
絶縁固定部材によりハウジングに固定するようにしても
良い。
【0054】前記実施の形態では、金属製外筒8のスエ
ージング加工前の形状を、電極取り出し金具12側の外
径を拡大した大径部8cを有する段付き形状にし、スエ
ージング加工後にセラミックスヒータ固定側とほぼ同径
またはやや大きい径になるようにしたが、スエージング
加工前の形状が全長に亘り同一径の金属製外筒を用いる
こともできる。
【0055】全長に亘り同一径を有する金属製外筒10
8を用いた第2の実施の形態の組立手順について図6お
よび図7により説明する。なお、金属製外筒108以外
の部分の構成は前記第1の実施の形態と同様であるの
で、同一の部分には同一の符号を付して説明する。セラ
ミックスヒータ6の電極取り出し用リード線10と電極
取り出し金具12とを接続した(図2参照)後、セラミ
ックスヒータ6を金属製外筒108のセラミックスヒー
タ固定側にロウ付けにより固定する(図6(a)参
照)。なお、セラミックスヒータ6の電極取り出し用リ
ード線10と電極取り出し金具12との接続は、前記実
施の形態と同様にその他の構造(図5(a)、(b)、
(c)参照)により接続することもできる。
【0056】金属製外筒108の電極取り出し金具12
側の内部に、開口部108dから耐熱性絶縁粉体14を
充填し(図6(b)参照)、さらに、開口部108d内
にシール部材16を挿入する(図6(c)参照)。そし
て、金属製外筒108の開口部108dを外側からかし
めて(図6(d)の符号108e参照)シール部材16
の脱落を防止する。その後、金属製外筒108の耐熱性
絶縁粉体14が充填されている部分108fをスエージ
ング加工して縮径し、耐熱性絶縁粉体14を高密度化し
て電極取り出し金具12を金属製外筒108内に固定す
る。
【0057】なお、スエージング加工後は、金属製外筒
108の電極取り出し金具12側の部分108fがセラ
ミックスヒータ6が固定されている部分よりも小径にな
るが、外部接続端子18の外径よりは大径にしておく必
要がある。金属製外筒108のスエージング加工された
部分108fがハウジング2の内部孔4への圧入部にな
るので、この部分108fの外径が外部接続端子18の
外径よりも小径であると、外部接続端子18をハウジン
グ2の内部孔4内に挿通することが出来なってしまう。
そのために、金属製外筒108のスエージング後の外径
を外部接続端子18の外径よりも大きくしている。
【0058】金属製外筒108の電極取り出し金具12
側をスエージング加工することにより、内部に充填され
ている耐熱性絶縁粉体14を高密度化して、電極取り出
し金具12を金属製外筒108に固定した後、電極取り
出し金具12の端部12cに外部接続端子18の一端1
8aをバット溶接等により接続する(図7参照)。図7
に示すサブアセンブリを、前記実施の形態と同様の工程
でハウジング2に組み付けて、セラミックスヒータ型グ
ロープラグが組み立てられる。
【0059】なお、前記実施の形態のような大径部8c
を有する段付きの金属製外筒8よりも、ストレート形状
(全長に亘り同一径)の金属製外筒108(図6参照)
を用いた方がコスト的に有利であるが、ハウジング2の
取付ねじ部2aの径(M8あるいはM10)によって、
また、グロープラグの昇温特性等に影響するセラミック
スヒータ6の外径や、外部接続端子18の外径等によっ
ては、段付き形状の金属製外筒8を用いる必要があるの
で、必要に応じて金属製外筒8,108の形状を適宜選
択すればよい。また、ストレート形状の金属製外筒10
8の場合には、その内面と電極取り出し金具12の外面
との隙間が小さいため、その隙間に充填する耐熱性絶縁
粉体32の量が少なくなってしまいスエージング加工が
難しい場合もあり、この場合には、段付きの金属製外筒
8を用いる必要がある。しかも、ストレート形状の金属
製外筒108の場合には、電極取り出し金具12と金属
製外筒108との短絡が生じるおそれもあるが、この場
合には絶縁ホース等を挿入することにより短絡を防止す
ることが可能である。
【0060】前記各実施の形態では、セラミックスヒー
タ6と電極取り出し用リード線10および電極取り出し
金具12を接続した後、セラミックスヒータ6を金属製
外筒8にロウ付け等により接合し、その後、金属製外筒
8内に耐熱性絶縁粉体14を充填してスエージング加工
を行うようにしていたが、その他の工程によりセラミッ
クスヒータ型グロープラグを製造することもできる。
【0061】図8ないし図10は、第3の実施の形態に
係るセラミックスヒータ型グロープラグの組立手順を示
す図であり、この実施の形態では、先ず、セラミックス
ヒータ6と金属製外筒8およびセラミックスヒータ6の
正極側リード線(図示しないが、セラミックスヒータ6
の内部に保持されている)と電極取り出し用リード線1
0を同時にロウ付けして一体化した後、電極取り出し用
リード線10の先端に電極取り出し金具12を接続し、
その後、スエージング加工を行って、固定および電気的
接続をする。
【0062】セラミックスヒータ6と電極取り出し用リ
ード線10および金属製外筒8をロウ付けする際には、
セラミックスヒータ6の外周に、ハウジング2への固定
側(図8の上部)に大径部8cが形成された金属製外筒
8の下部を嵌合させた状態で、ロウ付け治具(図示せ
ず)にセットし、セラミックスヒータ6の端面6bに形
成された正極側リード線が露出している挿入孔内に、電
極取り出し用リード線10の先端10bを挿入する。そ
して、セラミックスヒータ6の金属製外筒8内の端面6
b上に、線材をコイル状に巻いた銀ロウ材を載せ、所定
の温度(例えば900度)に加熱し、銀ロウ材を溶融す
る。溶けた銀ロウ材は金属製外筒8の内面とセラミック
スヒータ6の外面との間の隙間、およびセラミックスヒ
ータ6の挿入孔の内面と電極取り出し用リード線10の
外面との間の隙間に流れ込みロウ付けされる(図8
(a)参照)。
【0063】次に、図8(b)に示すように、電極取り
出し金具12の先端12eを細くし、かつ、その先端1
2eに電極取り出し用リード線10の挿入孔12fを設
けておき、その挿入孔12f内に前記電極取り出し用リ
ード線10の先端10aを挿入する。続いて、前記実施
の形態と同様の工程(図3(b)ないし(e))を行
う。すなわち、金属製外筒8の大径部8c側の上部空間
内に耐熱性絶縁粉体14を充填し(図9(a)参照)、
金属製外筒8の開口部8dにシール部材16を挿入した
後(図9(b)参照)、金属製外筒8の端部8eをかし
めてシール部材16が脱落しないようにする(図9
(c)参照)。その後、金属製外筒8の前記大径部8c
をスエージング加工することにより前記セラミックスヒ
ータ6が固定されている部分とほぼ同径になるように縮
径する(図9(d)参照)。スエージング加工により電
極取り出し金具12の先端の細径部12eが変形して電
極取り出し用リード線10と固定され確実に電気的接続
が行われる。
【0064】スエージング加工により金属製外筒8内に
固定された電極取り出し金具12の外部側先端部12c
に、外部接続端子18の一端18aをバット溶接等によ
り固定する(図10参照)。このようにして組み立てた
サブアセンブリ(セラミックスヒータ6、金属製外筒
8、電極取り出し用リード線10、電極取り出し金具1
2、外部接続端子18)を前述のようにハウジング2内
に挿入して固定することによりセラミックスヒータ型グ
ロープラグを組み立てる。この実施の形態に係るセラミ
ックスヒータ型グロープラグも前記各実施の形態のグロ
ープラグと同様の効果を奏することができる。
【0065】また、この実施の形態の組立手順では、前
記実施の形態よりも製造上のメリットが大きい。前記実
施の形態では、先に電極取り出し金具12をセラミック
スヒータ6の電極取り出し用リード線10に接続した
後、セラミックスヒータ6を金属製外筒8にロウ付けす
るようにしているので、セラミックスヒータ組立体の全
長が長くなっており、一度に多数のロウ付けを行うこと
が困難であり、また、ロウ付け中に電極取り出し金具1
2の重さで電極取り出し用リード線10が曲がり、矯正
が必要になる場合がある。さらに、電極取り出し金具1
2が邪魔になりコイル状のロウ材をセットしにくい、あ
るいは電極取り出し金具12の外径が金属製外筒8の内
径との隙間が小さいとセットできない等の問題もある。
しかも、セラミックスヒータ6と電極取り出し用リード
線10とのロウ付けと、セラミックスヒータ6と金属製
外筒8とのロウ付けとを別々に行っているので、2回の
ロウ付け工程が必要である。
【0066】これに対し、この実施の形態では、セラミ
ックスヒータ6と金属製外筒8、セラミックスヒータ6
と電極取り出し用リード線10のロウ付けを一回の工程
で行った後、電極取り出し金具12を接続(仮の接続で
も良い)してスエージング加工を行うようにしているの
で、前述のような組立手順における不具合はすべて解消
される。
【0067】図11ないし図13は、第4の実施の形態
に係るセラミックスヒータ型グロープラグの組立手順を
示す図であり、この実施の形態では、電極取り出し金具
12の先端12aを小径にする(後に説明する図11
(b)参照)とともに、電極取り出し用リード線10の
一端10cを、電極取り出し金具12の先端小径部12
aの外径とほぼ同じ程度の内径を有するコイル状に巻い
ておく。そして、図示しないロウ付け治具内にセラミッ
クスヒータ6と金属製外筒8をセットし、セラミックス
ヒータ6の取付孔内に電極取り出し用リード線10のコ
イル状部10cと逆の先端10bを挿入し、セラミック
スヒータ6と金属製外筒8、およびセラミックスヒータ
6と電極取り出し用リード線10とを同時にロウ付けす
る(図11(a)参照)。
【0068】次に、電極取り出し用リード線10のコイ
ル状部10c内に前記電極取り出し金具12の先端の小
径部12aを挿入する(図11(b)参照)。以後は、
前記各実施の形態と同様に、金属製外筒8の大径部8c
を有する上部空間内に耐熱性絶縁粉体14を充填し(図
12(a)参照)、金属製外筒8の開口部8dにシール
部材16を挿入(図12(b)参照)、金属製外筒8の
端部8eのかしめ(図12(c)参照)、およびスエー
ジング加工(図12(d)参照)の各工程を行う。
【0069】この実施の形態では、図12(d)に示す
ように、金属製外筒8の大径部8cをスエージング加工
した後も、セラミックスヒータ6を固定した部分よりも
やや大径の状態にしている。但し、前記実施の形態と同
様に、セラミックスヒータ6の固定側と同径にしても良
いことは勿論である。なお、電極取り出し金具12の先
端小径部12aに凹凸を設けても良い。電極取り出し金
具12側に凹凸が設けてあれば、電極取り出し金具12
と電極取り出し用リード線10のコイル状部10cとが
より強固に結合されるので外れるおそれがない。
【0070】その後、電極取り出し金具12の外部側先
端部12cに外部接続端子18の一端18aをバット溶
接等により固定した後(図13参照)、ハウジング2に
組み付けてセラミックスヒータ型グロープラグを製造す
る。
【0071】次に、図14ないし図16により第5の実
施の形態に係るセラミックスヒータ型グロープラグの組
立手順について説明する。前記各実施の形態では、セラ
ミックスヒータ6の正極側リード線に、短い電極取り出
し用リード線10をロウ付けにより接続してセラミック
スヒータ6の外部に取り出し、その電極取り出し用リー
ド線10の端部10a、10cに、金属製外筒8の内部
側で電極取り出し金具12を接続していたが、この実施
の形態では、セラミックスヒータ6の正極側リード線の
側面が露出している取付孔内に金属製外筒8の外部まで
延びる長い電極取り出し用リード線10の一端10bを
挿入して接続している(図14(a)参照)。なお、セ
ラミックスヒータ6と金属製外筒8、およびセラミック
スヒータ6と電極取り出し用リード線10とのロウ付け
工程は前記第3および第4の実施の形態と同様である。
【0072】さらに、この実施の形態では、電極取り出
し金具12に軸方向の貫通孔12gを形成してあり、こ
の電極取り出し金具12の貫通孔12g内に前記電極取
り出し用リード線10を挿通し、かしめ等によりこれら
電極取り出し用リード線10と電極取り出し金具12と
を固定して電気的に接続している(図14(b)参
照)。
【0073】前記のように、セラミックスヒータ6から
外部に取り出した電極取り出し用リード線10に電極取
り出し金具12を接続した後、前記各実施の形態と同様
に、金属製外筒8の大径部8c側の空間内に耐熱性絶縁
粉体14を充填し(図15(a)参照)、シール部材1
6を挿入し(図15(b)参照)、金属製外筒8の端部
8eをかしめ(図15(c)参照)、スエージング加工
(図15(d)参照)を順次行う。なお、電極取り出し
金具12の前記かしめ工程は、電極取り出し金具12の
貫通孔12g内に電極取り出し用リード線10を挿入し
た後すぐに行っても良く、スエージング加工が終了した
後に行っても良い。その後、電極取り出し用リード線1
0の電極取り出し金具12から突出している部分を切断
する(図15(e)参照)。
【0074】その後、電極取り出し金具12の端部12
cに外部接続端子18の端部18aをバット溶接により
接続し(図16参照)、この図16に示すサブアセンブ
リをハウジング2内に挿入して固定してセラミックスヒ
ータ型グロープラグを組み立てる。
【0075】この実施の形態の組立手順は、電極取り出
し金具12の貫通孔12gに電極取り出し用リード線1
0を挿入して固定する点で、第3の実施の形態(図8な
いし図10)に近似しているが、第3の実施の形態で
は、金属製外筒8の内部で電極取り出し金具12に電極
取り出し用リード線10を挿入する作業を行うので、電
極取り出し用リード線10を挿入し難く、また、挿入で
きたか否か確認することも困難であるため、接続ミスが
発生するおそれがあるが、この実施の形態では、電極取
り出し用リード線10を長くして金属製外筒8の外部で
電極取り出し金具12の貫通孔12g内に挿入するの
で、挿入作業が容易であり、しかも、確実に挿入できた
ことを確認することができる。従って、接続ミスが発生
するおそれもなく品質管理上有利である。
【0076】図17ないし図19は第6の実施の形態に
係るセラミックスヒータ型グロープラグの組立手順を示
す図である。この実施の形態では、前記各実施の形態と
異なりセラミックスヒータ6の正極側リード線に接続す
る電極取り出し線110としてある程度の剛性を有する
太さのものを用いている。
【0077】この実施の形態では、先ず、前記剛性を有
する電極取り出し線110とセラミックスヒータ6、お
よびセラミックスヒータ6と金属製外筒8との間をロウ
付けにより接続、固定する(図17(a)参照)。次
に、電極取り出し金具12の先端12aに嵌合してかし
め(かしめ部を符号30aで示す)により固定されてい
るパイプ状の接続部材30に、他端側から前記電極取り
出し線110の先端110aを挿入する(図17(b)
参照)。この電極取り出し線110は、このようにして
接続部材30に挿入して嵌着できる程度の剛性を必要と
している。
【0078】電極取り出し線110の先端110aに、
電極取り出し金具12に固定した接続部材30を嵌合し
た後、金属製外筒8内の大径部8c側の空間内に耐熱性
絶縁粉体14を充填し(図18(a)参照)、開口部8
dにシール部材16を嵌着して(図18(b)参照)、
金属製外筒8の端部8eをかしめ加工した後(図18
(c)参照)、金属製外筒8の大径部8c側のスエージ
ング加工を行う(図18(d)参照)。その後、電極取
り出し金具12の外部側端部12cを外部接続端子18
の端部18aにバット溶接により接続し(図19参
照)、ハウジング2内に固定してセラミックスヒータ型
グロープラグを組み立てる。
【0079】さらに、図20ないし図22は第7の実施
の形態に係るセラミックスヒータ型グロープラグの組立
手順を示すもので、この実施の形態では、セラミックス
ヒータ6の正極側リード線に接続される電極取り出し線
110が、後に説明するように電極取り出し金具12を
押圧することができる程度の剛性を有している。
【0080】この実施の形態でも、先ず、金属製外筒8
とセラミックスヒータ6、セラミックスヒータ6と電極
取り出し線110とを同時にロウ付けにより接続する
(図20(a)参照)。次に、電極取り出し金具12の
先端12aに熱収縮チューブ32を装着する(図20
(b)参照)。なお、この時点では熱収縮チューブ32
は収縮させていない。
【0081】次に、この電極取り出し金具12の先端1
2aを電極取り出し線110の先端110aに押しつ
け、熱収縮チューブ32を、電極取り出し線110の周
囲に被せる。この状態で加熱することにより熱収縮チュ
ーブ32を収縮させて固定する(図20(c)参照)。
【0082】その後、金属製外筒8の大径部8c側空間
に耐熱性絶縁粉体14を充填し(図21(a)参照)、
開口部8dにシール部材16を挿入(図21(b)参
照)、端部8eをかしめた後(図21(c)参照)、ス
エージング加工を行う(図21(d)参照)。次に、電
極取り出し金具12の端部12cに外部接続端子18の
端部18aをバット溶接等により固定した後(図22参
照)、ハウジング2内に挿入固定してセラミックスヒー
タ型グロープラグを組み立てる。第6および第7の実施
の形態では、スエージング加工の前に電極取り出し用リ
ード線10と電極取り出し金具12を接続部材で接続す
るので、電極取り出し用リード線10と電極取り出し金
具12との接続がより確実になる。
【0083】前記第3ないし第7の実施の形態(図8な
いし図22)では、セラミックスヒータ6と金属製外筒
8、セラミックスヒータ6の正極側リード線と電極取り
出し用リード線10(または電極取り出し線110)を
一回のロウ付けで固定した後、電極取り出し金具12を
電極取り出し用リード線10(または電極取り出し線1
10)に接続(この接続は仮の接続でよい)し、スエー
ジング加工を行って固定し、確実に電気的に接続するよ
うにしたので、電極取り出し用リード線10,110と
電極取り出し金具12との溶接やかしめ工程が不要にな
り、工程数を削減することができる。また、前記第1お
よび第2の実施の形態よりも多数のセラミックスヒータ
6と金属製外筒8とを同時にロウ付けすることができ、
しかも、ロウ付け時に電極取り出し金具12の重みが電
極取り出し用リード線10にかからないので、変形が生
じることもない。また、ロウ付け時のロウ材のセットも
容易であり、ロウ付け後の内部の観察も容易であり、品
質管理上有利である。さらに、セラミックスヒータ6よ
りも大径の電極取り出し金具12を用いても組立性を損
なわず、自由な寸法条件が設定できる。また、電極取り
出し金具12に熱処理を施すことが可能になり、細径グ
ロープラグ(例えばM8)においてもトルク分担が可能
であり、ガラス封着等の高価な工法を回避できる。しか
も、ロウ付け回数が一回でよい等、組立性や生産性が優
れており、コスト的にも有利である。
【0084】図23は、第8の実施の形態に係るセラミ
ックスヒータ型グロープラグの組立途中の状態を示す縦
断面図であり、この実施の形態では、セラミックスヒー
タ6の端部内で正極側リード線に接続されている電極取
り出し用リード線210が、前記第4の実施の形態(図
11ないし図13参照)と同様に、電極取り出し金具に
接続される端部210c側がコイル状に巻かれている。
但し、この実施の形態では、電極取り出し用リード線2
10として中空パイプ材を用いている。
【0085】この構成の場合にも、前記第4の実施の形
態と同様に、ロウ付け治具内にセラミックスヒータ6と
金属製外筒8とをセットし、セラミックスヒータ6の端
部に形成された取付孔6c内に、前記電極取り出し用リ
ード線210のコイル状部210cと逆の端部210b
を挿入し、セラミックスヒータ6と金属製外筒8、およ
びセラミックスヒータ6と電極取り出し用リード線21
0とを同時にロウ付けする。
【0086】セラミックスヒータ6の取付孔6c内に挿
入、固定される電極取り出し用リード線210が中空で
あるので、ロウ付け時に、取付孔6c内に残留していた
エアが中空の通路210d(図24(a)、(b)参
照)内を通って外部に排出される。従って、ロウ付け時
の内部発生気泡を減少させることができる。その結果、
ロウ付け部分の抵抗増加を抑制できるので、グロープラ
グの性能変化を防止することができる。また、ロウ付け
部分の気密性が向上し、セラミックスヒータの発熱体中
への水分、油分等の侵入を防止することができ、セラミ
ックスヒータ内部でのそれらの気化の結果生じる割れを
防止することができる。さらに、ロウ付け部内の空孔、
気孔が減少し、電極取り出し金具の接続強度が増大する
等の種々の効果を奏することができる。
【0087】前記のように、セラミックスヒータ6と金
属製外筒8、およびセラミックスヒータ6と電極取り出
し用リード線210とを接合した後は、図11ないし図
13と同様に、電極取り出し用リード線210のコイル
状部210c内に前記電極取り出し金具の先端の小径部
を挿入する。そして、金属製外筒8の大径部8c側の上
部空間内に耐熱性絶縁粉体を充填し、さらに、金属製外
筒8の開口部にシール部材を挿入した後、金属製外筒8
の端部のかしめ、およびスエージング加工の各工程を行
う。その後、電極取り出し金具の外部側先端部に外部接
続端子の一端をバット溶接等により固定した後、ハウジ
ングに組み付けてセラミックスヒータ型グロープラグを
製造する。
【0088】なお、この実施の形態では、電極取り出し
用リード線210として、内部に円形の貫通通路210
dが形成された中空パイプ210を用いたが(図24
(a)、(b)参照)、このような中空パイプ210に
限定されるものではなく、例えば、図24(c)、
(d)に示すように、内部の貫通通路310dを外部に
開放するスリット310e入りの中空パイプ310等を
用いても良い。いずれにしても、セラミックスヒータ6
の取付孔6c内に挿入してロウ付けする際に、この取付
孔6c内のエアをセラミックスヒータ6の外部に導出で
きるような通路210d、310dを有するものであれ
ばよい。
【0089】図25は、第9の実施の形態に係るセラミ
ックスヒータ型グロープラグの要部を示すものである。
この実施の形態でも第8の実施の形態と同様に、電極取
り出し用リード線として中空のパイプ部材410を用い
ている。この電極取り出し用リード線410は、ストレ
ートの細径パイプ部410fの端部にカップ状の接続部
410gが設けられており、ストレートの細径パイプ部
410fの先端410bをセラミックスヒータ6の取付
孔6c内に挿入してロウ付けにより固定する。一方、他
端のカップ状の接続部410g内に電極取り出し金具の
先端が挿入されて接続される。
【0090】この実施の形態では、電極取り出し金具の
先端を、前記電極取り出し用リード線410の接続部4
10gの内径にほぼ合致する太さに形成しておき、電極
取り出し金具と電極取り出し用リード線410の端部4
10g同士を嵌合させた後、前記各実施の形態と同様に
して、金属製外筒8の大径部8cを有する上部空間内に
耐熱性絶縁粉体を充填し、金属製外筒8の開口部にシー
ル部材を挿入し、金属製外筒8の端部のかしめ、および
スエージング加工の各工程を行う。この実施の形態で
も、電極取り出し用リード線として中空のパイプ部材4
10を用いているので、前記第8の実施の形態と同様の
効果を奏することができる。
【0091】図26は第10の実施の形態に係るグロー
プラグの組立工程の一部を示すもので、特に、電極取り
出し用リード線510と電極取り出し金具112との接
続方法に特徴を有している。この実施の形態でも、電極
取り出し用リード線510は、前記第8および第9の実
施の形態と同様に中空パイプ状の部材を用いている。但
し、第8の実施の形態では、電極取り出し用リード線2
10の電極取り出し金具接続側の端部210cが、スプ
リングのように間隔を開けてコイル状に巻かれている
が、この第10の実施の形態では、前記電極取り出し金
具接続側端部510hが互いに密着した状態で螺旋状に
巻かれている。
【0092】一方、この電極取り出し用リード線510
の螺旋状部510hに接続される電極取り出し金具11
2の先端部112eは、傘状あるいはキノコ状の頭部を
複数段積み重ねた形状をしており、その最も径の大きい
部分(図中の符号112ea参照)の外径が、電極取り
出し用リード線510の螺旋状部510hの内径よりも
やや大きくなっている。
【0093】この実施の形態に係るセラミックスヒータ
型グロープラグを組み立てる際には、前記各実施の形態
と同様に、セラミックスヒータ6の取付孔6c内に中空
パイプ材からなる電極取り出し用リード線510のスト
レート側の端部510bを挿入し、このセラミックスヒ
ータ6と金属製外筒8、およびセラミックスヒータ6と
電極取り出し用リード線510とをロウ付けにより接合
する。このロウ付けを行う際に、電極取り出し用リード
線510が中空パイプ材なので、前記第8および第9の
実施の形態と同様に、セラミックスヒータ6の取付孔6
c内のエアを排出することができ、同様の効果を奏する
ことができる。
【0094】前記ロウ付けによりセラミックスヒータ6
と金属製外筒8およびセラミックスヒータと電極取り出
し用リード線510を接合した後、電極取り出し金具1
12の先端112eを電極取り出し用リード線510の
螺旋状部510hにあてがい、図26(a)の矢印Aに
示すように、軸方向(図の上下方向)に押し込むことに
より、電極取り出し用リード線510と電極取り出し金
具112とを連結する(図26(b)参照)。電極取り
出し用リード線510の螺旋状部510hは内面に凹凸
が形成されており、前記電極取り出し金具112の先端
部112eに形成されている複数の大径部112ea
が、螺旋状部510hの内面の凹凸に引っ掛かって抜け
にくくなるので、電極取り出し用リード線510と電極
取り出し金具112とが確実に連結され電気的に接続さ
れる。なお、電極取り出し金具112の先端112eに
傘状(またはキノコ状)の頭部を複数段設けたが、この
ような形状に限るものではなく、電極取り出し用リード
線510の螺旋状部510hの内面に係合可能な複数の
段部を有するものであればよい。
【0095】電極取り出し用リード線510と電極取り
出し金具112とを接続した後は、前記各実施の形態と
同様のスエージング加工を行った後、ハウジングに組み
付けてセラミックスヒータ型グロープラグを製造する。
なお、電極取り出し用リード線510を中空パイプ部材
とした場合の電極取り出し金具112との接続方法につ
いて説明したが、中空パイプ部材でない電極取り出し用
リード線を用いた場合でも、図26の構成にすることに
より電極取り出し用リード線と電極取り出し金具とを接
続することができる。
【0096】図27は第11の実施の形態に係るセラミ
ックスヒータ型グロープラグの組立工程の一部を示すも
のである。この実施の形態では、前記第10の実施の形
態と同様に、パイプ状の部材の端部に螺旋状部510h
を形成した電極取り出し用リード線510を用いてい
る。一方、この電極取り出し用リード線510が電気的
に接続される電極取り出し金具212の先端212fは
ねじ形状になっており、そのねじ山の外径が電極取り出
し用リード線510の凹凸になっている螺旋状部510
hの内面の凸部の内径よりもやや大きくなっている。
【0097】この実施の形態では、図27(a)の矢印
Bに示すように、電極取り出し金具212を回転させる
ことにより、電極取り出し用リード線510の螺旋状部
510hに沿って電極取り出し金具212先端のねじ部
212fがねじ込まれて、電極取り出し用リード線51
0と電極取り出し金具212とが連結される。この構成
でも、電極取り出し用リード線510と電極取り出し金
具212とは確実に連結され電気的に接続される。これ
ら電極取り出し用リード線510と電極取り出し金具2
12とを接続した後は、前記各実施の形態と同様のスエ
ージング加工を行った後、ハウジングに組み付けてセラ
ミックスヒータ型グロープラグを製造する。
【0098】図28は、第12の実施の形態に係るセラ
ミックスヒータ型グロープラグの組立手順、特に、セラ
ミックスヒータ6と電極取り出し金具12とを金属製外
筒208を介して固定する手順を示す図である。この実
施の形態では、セラミックスヒータ6および電極取り出
し用リード線10は、前記第4の実施の形態(図11な
いし図13)と同様の構成を有しているが、セラミック
スヒータ6が固定される金属製外筒208の形状、およ
び、セラミックスヒータ6と金属製外筒208との取付
け位置関係が異なっている。
【0099】この実施の形態の金属製外筒208は、最
も小径のストレート部208aと、拡大された中径部2
08bおよび大径部208cを有する多段パイプから構
成されており、その最も小径のストレート部208a内
にセラミックスヒータ6が固定されている。前記第4の
実施の形態の構成では、セラミックスヒータ6の電極取
り出し用リード線10が取り出される端面6bが、金属
製外筒8の小径のストレート部内に位置しているが、こ
の実施の形態では、前記取り出し側の端面6bが、小径
のストレート部208a内ではなく、中径部208b内
に位置している。
【0100】この実施の形態では、電極取り出し用リー
ド線10の一端(電極取り出し金具12側の端部)10
cを、電極取り出し金具12の先端小径部12aの外径
とほぼ同じ程度の内径を有するコイル状に巻いておき、
ロウ付け治具(図示せず)内にセラミックスヒータ6と
金属製外筒208とをセットするとともに、この電極取
り出し用リード線10の他端10bをセラミックスヒー
タ6の取付孔6c内に挿入し、これらをロウ付けする
(図28(a)参照)。なお、セラミックスヒータ6
と、電極取り出し用リード線10および金属製外筒20
8を二回のロウ付け工程により接合するようにしても良
い。
【0101】ロウ付けによりセラミックスヒータ6、電
極取り出し用リード線10および金属製外筒208を接
続した後、電極取り出し用リード線10のコイル状部1
0c内に、電極取り出し金具12の先端に形成された小
径部12aを挿入する(図28(b)参照)。この実施
の形態では、電極取り出し金具12の小径部12aの先
端に拡径部12hが形成されており、この拡径部12h
がコイル状部10cに係合して抜け出しにくくなってい
る。
【0102】次に、金属製外筒208の中径部208b
および大径部208c内に耐熱性絶縁粉体14を充填
し、金属製外筒208の開口部にシール部材16を挿入
した後(図28(c)参照)、スエージング加工を行う
(図28(d)参照)。スエージング加工により、前記
金属製外筒208の大径部208cが中径部208bの
径に近くなる程度まで縮径する。この実施の形態では、
電極取り出し用リード線10のコイル状部10cと電極
取り出し金具12との連結部が、金属製外筒208の大
径部208c内に位置しており、この大径部208cを
スエージングにより縮径することにより、電極取り出し
用リード線10と電極取り出し金具12とが確実に接合
され、電気的に接続される。その後、電極取り出し金具
12の外部側先端部12cに外部接続端子18の一端1
8aをバット溶接等により固定した後、ハウジング2に
組み付けてセラミックスヒータ型グロープラグを製造す
る。
【0103】スエージング加工により、セラミックスヒ
ータ6と電極取り出し金具12を、金属製外筒208を
介して強固に接続することができる。また、セラミック
スヒータ6の発熱体の正極側リード線を取り出す側の端
面6bが、負極側リード線が接続される小径のストレー
ト部208aではなく、中径部208b内に位置してい
るので、正極と負極との絶縁性が増し、ロウ付け時のロ
ウのセットが容易になる。
【0104】図29は、第13の実施の形態に係るセラ
ミックスヒータ型グロープラグの組立手順を示す図であ
り、この実施の形態では、電極取り出し用リード線10
のセラミックスヒータ6側の端部に、セラミックスヒー
タ6の正極側リード取り出し側端部6dに嵌合するキャ
ップ状の連結部10jが形成されている。そして、セラ
ミックスヒータ6の前記端部6dの外面に、発熱体の正
極側リード線を露出させておき、電極取り出し用リード
線10の前記連結部10jをセラミックスヒータ6の端
部6dに嵌合固定することにより、セラミックスヒータ
6と電極取り出し用リード線10との固定と電気的接続
を行う。
【0105】この実施の形態では、前記第12の実施の
形態と同様に、電極取り出し用リード線10のコイル状
部10c内に、電極取り出し金具12の先端に形成され
た小径部12aを挿入して連結した後(図29(b)参
照)。金属製外筒208の中径部208bおよび大径部
208c内に耐熱性絶縁粉体14を充填し、金属製外筒
208の開口部にシール部材16を挿入して(図29
(c)参照)、スエージング加工を行う(図29(d)
参照)。このスエージング加工により、セラミックスヒ
ータ6と電極取り出し用リード線10の連結部10j、
および電極取り出し用リード線10のコイル状部10c
と電極取り出し金具12とを確実に接合する。その後、
電極取り出し金具12の外部側先端部12cに外部接続
端子18の一端18aをバット溶接等により固定した
後、ハウジング2に組み付けてセラミックスヒータ型グ
ロープラグを製造する。
【0106】図30は、第14の実施の形態の組立手順
を示す図であり、この実施の形態では、電極取り出し用
リード線10のセラミックスヒータ6への接続側の端部
に、小径のコイル状部10kを形成する。一方、セラミ
ックスヒータ6の正極取り出し側の先端に小径部6eを
形成し、この小径部6eに発熱体の正極側リード線を露
出させておく。電極取り出し用リード線10の小径のコ
イル状部10kをセラミックスヒータ6の小径部6eに
嵌合させて固定することにより、セラミックスヒータ6
と電極取り出し用リード線10との電気的接続を行う。
【0107】この実施の形態でも、前記各実施の形態と
同様に、セラミックスヒータ6と金属製外筒208との
接合およびセラミックスヒータ6と電極取り出し用リー
ド線10との連結をした後(図30(a)参照)、電極
取り出し金具12をコイル状部10c内に嵌合して連結
する。さらに、金属製外筒208内に耐熱性絶縁粉体1
4を充填し、金属製外筒208の開口部にシール部材1
6を挿入して(図30(c)参照)、スエージング加工
を行う(図30(d)参照)。
【0108】図31は、第15の実施の形態の組立手順
を示す図であり、セラミックスヒータ6と電極取り出し
用リード線10とは前記第14の実施の形態と同様の構
造で接続されている。この実施の形態では、セラミック
スヒータ6の発熱体36の負極取り出し部の構成が前記
各実施の形態と異なっている。前記各実施の形態では、
図示していないが、セラミックスヒータ6が金属製外筒
8、108、208に接合される部分(小径のストレー
ト部208a)に、負極側リード線の端部を露出させて
金属製外筒8、108、208の内面に電気的に接続し
ている。これに対し、この実施の形態では、発熱体36
の負極側リード線38が、セラミックスヒータ6内部
の、前記金属製外筒208の中径部208b内に位置し
ている部分まで延びており、その端部38aが導電性リ
ング40を介して金属製外筒208に電気的に接続され
ている。
【0109】この実施の形態では、セラミックスヒータ
6を金属製外筒208に接合するとともに、電極取り出
し用リード線10をセラミックスヒータ6の先端小径部
6eに嵌合させて連結した後(図31(a)参照)、電
極取り出し金具12の先端12aを、電極取り出し用リ
ード線10のコイル状部10c内に挿入して連結し、さ
らに、金属製外筒208内に耐熱性絶縁粉体14を充填
し、金属製外筒208の開口部にシール部材16を挿入
して(図31(c)参照)、スエージング加工を行うこ
とによりセラミックスヒータ6と電極取り出し金具12
とを固定する。(図31(d)参照)。
【0110】この実施の形態では、前記各実施の形態の
構成のように、負極側リード線を金属製外筒8、10
8、208の小径ストレート部に接続した場合よりも、
金属製外筒208の内部側(中径部208b内)で負極
リード線38を金属製外筒208に接合しているので、
この接合部分が発熱部6aから遠い低温側に移動するた
め、セラミックスと金属製外筒の線膨張係数の差を受け
にくくなることから、その接合信頼性が増す。
【0111】図32は、第16の実施の形態に係るセラ
ミックスヒータ型グロープラグの組立手順を示す図であ
り、この実施の形態では、セラミックスヒータ106の
形状が前記各実施の形態と異なっている。このセラミッ
クスヒータ106は、正極取り出し側の端部側に太径部
106fが設けられている。この太径部106fの形状
は、金属製外筒108の中径部208bから小径部10
8aに移る部分の内面の形状にほぼ一致している。
【0112】この実施の形態でも、セラミックスヒータ
106の太径部106fの先端106eが小径になって
おり、この小径部106eの側面に、発熱体136の正
極側リード線142の先端が露出しており、前記電極取
り出し用リード線10の小径コイル状部10kが嵌合固
定されることにより電気的に接続される。また、負極側
リード線138は、セラミックスヒータ106の、金属
製外筒208の小径部208a内に位置する部分の太径
部106f寄りの位置で外面に取り出され、金属製外筒
208の内面に接合されて電気的に接続されるようにな
っている。
【0113】前記形状のセラミックスヒータ106を、
金属製外筒208の大径部208c側から挿入して、金
属製外筒208の中径部208bと小径ストレート部2
08a内に固定するとともに、セラミックスヒータ10
6に電極取り出し用リード線10の小径コイル状部10
kを嵌合させて接続した後(図32(a)参照)、電極
取り出し金具12を連結し(図32(b)参照)、さら
に、金属製外筒208の内部に耐熱性絶縁粉体14を充
填し、金属製外筒208の開口部にシール部材16を挿
入して(図32(c)参照)、スエージング加工を行う
(図32(d)参照)。このように金属製外筒208の
内部に位置する端部側に太径部106fが形成されたセ
ラミックスヒータ106を用いたことにより、セラミッ
クスヒータ106と金属製外筒208とをロウ付けする
際に位置だしが容易になる。また、グロープラグとして
使用中に、異常燃焼等の異常な環境になっても、金属製
外筒208とセラミックスヒータ106との間の位置ず
れを防止することができ、信頼性を向上させることがで
きる。
【0114】図33は、第17の実施の形態にかかるセ
ラミックスヒータ型グロープラグの組立手順を示すもの
で、前記各実施の形態とはセラミックスヒータ206の
形状が異なっている。このセラミックスヒータ206
は、金属製外筒208から外部に突出している部分(発
熱体236が埋め込まれた発熱部206a)を太径にし
ている。この太径の発熱部206aの外径は金属製外筒
208の小径部208aの外径にほぼ一致している。
【0115】この実施の形態では、セラミックスヒータ
206を金属製外筒208の小径ストレート部208a
側から挿入して、これらセラミックスヒータ206と金
属製外筒208とを接合するとともに、セラミックスヒ
ータ206の先端小径部206eと電極取り出し用リー
ド線10の小径コイル状部10kとを連結した後(図3
3(a)参照)、電極取り出し用リード線10のコイル
状部10cに電極取り出し金具12を連結し、さらに、
金属製外筒208内に耐熱性絶縁粉体14を充填し、金
属製外筒208の開口部にシール部材16を挿入して
(図33(c)参照)、スエージング加工を行う(図3
3(d)参照)。
【0116】前記のように金属製外筒208の外部に出
ているセラミックスヒータ206の発熱部206aを太
径にしたことにより、セラミックスヒータ206と金属
製外筒208とのロウ付けの際に位置だしが容易にな
る。また、セラミックスヒータ206と金属製外筒20
8との位置ずれを防止することができる。
【0117】図34は、第18の実施の形態に係るセラ
ミックスヒータ型グロープラグの組立手順を示す図であ
り、前記各実施の形態では、セラミックスヒータ6、1
06の発熱体36、136から正極を取り出して電極取
り出し金具12に接続する電極取り出し用リード線10
として、細径の線材を用いていたが、この実施の形態で
は、セラミックスヒータ6の発熱体の正極側リード線
(図示せず)と電極取り出し金具12とを円筒形の金具
50を介して接合し、電気的に接続している。
【0118】前記円筒形金具50は、セラミックスヒー
タ6側の連結部50aと電極取り出し金具12側の連結
部50bが、それぞれ大径になっている。セラミックス
ヒータ6側の大径連結部50aは、セラミックスヒータ
6の端部6dの外径とほぼ一致する内径、または僅かに
大きい内径を有している。また、電極取り出し金具12
に接続する側の大径連結部50bは、電極取り出し金具
12の先端部12aの外径とほぼ一致する内径、または
僅かに大きい内径を有している。
【0119】この実施の形態では、金属製外筒50内に
セラミックスヒータ6を挿通し、その先端の発熱部6a
を外部に突出させるとともに、正極取り出し側の端部6
dを中径部208b内に位置させた状態で、これら金属
製外筒208とセラミックスヒータ6とをロウ付けによ
り接合する。次に、セラミックスヒータ6の金属製外筒
208内に位置している端部6dに、前記円筒形金具5
0の大径連結部50aを嵌合させる(図34(a)参
照)。さらに、円筒形金具50の他端側の大径連結部5
0b内に電極取り出し金具12の先端12aを挿入する
(図34(b)参照)。
【0120】その後、金属製外筒208内に耐熱性絶縁
粉体14を充填し、金属製外筒208の開口部にシール
部材16を挿入して(図34(c)参照)、スエージン
グ加工を行う(図34(d)参照)。スエージング加工
によって、金属製外筒208の大径部208cが縮径さ
れるとともに、金属製外筒208の内部の円筒形金具5
0も耐熱性絶縁粉体14を介して縮径され、セラミック
スヒータ6および電極取り出し金具12と強固に接合さ
れる。
【0121】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るセラミ
ックスヒータ型グロープラグは、絶縁性セラミックスと
無機導電体で形成したセラミックスヒータと、このセラ
ミックスヒータが一端部内に固定されるとともに、他端
部側がハウジングの内部孔に固定される金属製外筒と、
前記セラミックスヒータの発熱体の、金属製外筒内に位
置する端面から突出させた一方のリード線に接続される
電極取り出し金具とを備え、さらに、前記電極取り出し
金具を剛体で形成するとともに、この電極取り出し金具
と前記発熱体のリード線との接続部を、前記金属製外筒
内に収容し、前記電極取り出し金具を絶縁体を介して前
記金属製外筒に固定したことにより、電極取り出し用リ
ード線と電極取り出し金具が、中間で絶縁的保持を行う
必要がなくなり、ハウジングに対する保持構造が簡単に
なるのでコストを低減することが出来る。また、外部接
続端子に対する締め付けトルクを金属製外筒のハウジン
グへの圧入部で受けるので、外部接続端子の固定部の構
造が簡単になる。
【0122】さらに、セラミックスヒータの電極取り出
し用リード線が絶縁体中に固定されるので、振動による
切断のおそれがなく、水の侵入に対しても対応可能であ
る。さらに、セラミックスヒータが、振動、熱サイク
ル、シリンダ内圧力等により金属製外筒内へ入り込むこ
とを、耐熱性絶縁粉体により抑制することにより防止す
ることが出来る。また、外部接続端子に過大な外力が作
用した場合でも、セラミックスヒータには伝達されない
ので、セラミックスヒータの破損を防止することが出来
る。さらに、電極取り出し用リード線を短くすることが
出来るので、リード線の発熱を抑制でき、消費電流を低
減することができる。さらに、シース型グロープラグと
ほぼ同一の構造に出来るので、部品や組立設備を共用化
してコストダウンを図ることができる。
【0123】また、請求項7および請求項8に記載の発
明では、前記電極取り出し用リード線として中空パイプ
部材を用いているので、電極取り出し用リード線の先端
をセラミックスヒータの端部に形成された取付孔内に挿
入してロウ付けを行う際に、取付孔の内部に発生する気
泡を減少させることができる。
【0124】さらに、請求項10に記載の発明では、中
空パイプ状のリード線の端部に、電極取り出し金具の先
端が嵌合するカップ状の接続部が形成されているので、
前記請求項7および請求項8の発明と同様の効果を奏す
ることに加えて、金属製外筒の外部から電極取り出し金
具とリードとを簡単確実に連結することができる。
【0125】また、請求項11および請求項12に記載
の発明では、電極取り出し用リード線の端部を螺旋状に
巻くとともに、電極取り出し金具の先端に複数の段部ま
たはねじ部を形成したので、電極取り出し金具と電極取
り出し用リード線とを確実に、しかも、容易に離脱しな
いように連結することができ、電気的な接続を確実に行
うことができる。
【0126】また、請求項15に記載のセラミックスヒ
ータ型グロープラグの製造方法は、前記セラミックスヒ
ータの端面から突出するリード線と前記電極取り出し金
具とを接続する工程と、前記セラミックスヒータを前記
金属製外筒の一方の端部内に固定する工程と、前記金属
製外筒の他方の端部から耐熱性絶縁粉体を充填する工程
と、内部に前記リード線と前記電極取り出し金具が収容
されている前記金属製外筒の外周部分をスエージング加
工により縮径することにより、前記電極取り出し金具を
前記金属製外筒に固定する工程とを順次行うようにして
おり、前記金属製外筒のハウジングへの圧入部をスエー
ジング加工により形成するので、寸法精度を確保するこ
とが出来、圧入性が安定する。
【0127】また、請求項16に記載のセラミックスヒ
ータ型グロープラグの製造方法は、前記セラミックスヒ
ータを前記金属製外筒の一方の端部内に固定する工程
と、前記セラミックスヒータの端面から突出するリード
線と前記電極取り出し金具を接続する工程と、前記金属
製外筒の他方の端部から耐熱性絶縁粉体を充填する工程
と、内部に前記リード線と前記電極取り出し金具が収容
されている前記金属製外筒の外周部分をスエージング加
工により縮径することにより、前記電極取り出し金具を
前記金属製外筒に固定する工程とを順次行うようにした
ので、セラミックスヒータと金属製外筒との組立体を多
数同時にロウ付けすることができ、しかも、リード線と
電極取り出し金具との溶接やかしめを省略することがで
き、組立性や、生産性が向上し、コストダウンをはかる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るセラミックスヒー
タ型グロープラグの縦断面図である。
【図2】セラミックスヒータのリード線と電極取り出し
金具との接続構造の一例を示す図である。
【図3】セラミックスヒータの組立手順を順次示す図で
ある。
【図4】セラミックスヒータのリード線を外部接続端子
に接続したサブアセンブリの一例を示す図である。
【図5】セラミックスヒータのリード線と電極取り出し
金具との接続構造の他の例を示す図である。
【図6】第2の実施の形態に係る組立手順を示す図であ
る。
【図7】セラミックスヒータのリード線を外部接続端子
に接続したサブアセンブリの他の例を示す図である。
【図8】第3の実施の形態に係る組立手順の前半の工程
を示す図である。
【図9】第3の実施の形態に係る組立手順の図8に続く
工程を示す図である。
【図10】セラミックスヒータのリード線を外部接続端
子に接続したサブアセンブリの第3の例を示す図であ
る。
【図11】第4の実施の形態に係る組立手順の前半の工
程を示す図である。
【図12】第4の実施の形態に係る組立手順の図11に
続く工程を示す図である。
【図13】セラミックスヒータのリード線を外部接続端
子に接続したサブアセンブリの第4の例を示す図であ
る。
【図14】第5の実施の形態に係る組立手順の前半の工
程を示す図である。
【図15】第5の実施の形態に係る組立手順の図14に
続く工程を示す図である。
【図16】セラミックスヒータのリード線を外部接続端
子に接続したサブアセンブリの第5の例を示す図であ
る。
【図17】第6の実施の形態に係る組立手順の前半の工
程を示す図である。
【図18】第6の実施の形態に係る組立手順の図17に
続く工程を示す図である。
【図19】セラミックスヒータのリード線を外部接続端
子に接続したサブアセンブリの第6の例を示す図であ
る。
【図20】第7の実施の形態に係る組立手順の前半の工
程を示す図である。
【図21】第7の実施の形態に係る組立手順の図20に
続く工程を示す図である。
【図22】セラミックスヒータのリード線を外部接続端
子に接続したサブアセンブリの第7の例を示す図であ
る。
【図23】第8の実施の形態に係るセラミックスヒータ
型グロープラグの組立途中の状態を示す縦断面図であ
る。
【図24】電極取り出し用リード線の一例を示す図であ
り、図(a)は中空パイプの正面図、図(b)はその側
面図、図(c)はスリット入り中空パイプの正面図、図
(d)はその側面図である。
【図25】第9の実施の形態に係るセラミックスヒータ
型グロープラグの組立途中の状態を示す縦断面図であ
る。
【図26】第10の実施の形態に係るセラミックスヒー
タ型グロープラグの組立途中の状態を示すもので、図
(a)は電極取り出し用リード線と電極取り出し金具と
の接続前、図(b)は接続後を示す。
【図27】第11の実施の形態に係るセラミックスヒー
タ型グロープラグの組立途中の状態を示すもので、図
(a)は電極取り出し用リード線と電極取り出し金具と
の接続前、図(b)は接続後を示す。
【図28】図(a)〜図(d)は、第12の実施の形態
に係るセラミックスヒータ型グロープラグの組立途中の
状態を順次示すものである。
【図29】図(a)〜図(d)は、第13の実施の形態
に係るセラミックスヒータ型グロープラグの組立途中の
状態を順次示すものである。
【図30】図(a)〜図(d)は、第14の実施の形態
に係るセラミックスヒータ型グロープラグの組立途中の
状態を順次示すものである。
【図31】図(a)〜図(d)は、第15の実施の形態
に係るセラミックスヒータ型グロープラグの組立途中の
状態を順次示すものである。
【図32】図(a)〜図(d)は、第16の実施の形態
に係るセラミックスヒータ型グロープラグの組立途中の
状態を順次示すものである。
【図33】図(a)〜図(d)は、第17の実施の形態
に係るセラミックスヒータ型グロープラグの組立途中の
状態を順次示すものである。
【図34】図(a)〜図(d)は、第18の実施の形態
に係るセラミックスヒータ型グロープラグの組立途中の
状態を順次示すものである。
【符号の説明】
2 ハウジング 4 ハウジングの内部孔 6 セラミックスヒータ 8 金属製外筒 10 リード線(電極取り出し用リード線) 12 電極取り出し金具 12b 電極取り出し金具の挿入孔 12d 電極取り出し金具の段部 14 絶縁体(耐熱性絶縁粉体) 16 ゴム製シール部材 30 パイプ状接続部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 有仁 埼玉県東松山市箭弓町3丁目13番26号 株 式会社ボッシュオートモーティブシステム 東松山工場内 (72)発明者 青田 隆 埼玉県東松山市箭弓町3丁目13番26号 株 式会社ボッシュオートモーティブシステム 東松山工場内 (72)発明者 三浦 俊嗣 埼玉県東松山市箭弓町3丁目13番26号 株 式会社ボッシュオートモーティブシステム 東松山工場内 (72)発明者 趙 艱 埼玉県東松山市箭弓町3丁目13番26号 株 式会社ボッシュオートモーティブシステム 東松山工場内

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性セラミックスと無機導電体で形成
    したセラミックスヒータと、このセラミックスヒータが
    一端部内に固定されるとともに、他端部側がハウジング
    の内部孔に固定される金属製外筒と、前記セラミックス
    ヒータの発熱体の、金属製外筒内に位置する端面から突
    出させた一方のリード線に接続される電極取り出し金具
    とを備えたセラミックスヒータ型グロープラグにおい
    て、 前記電極取り出し金具を剛体で形成するとともに、この
    電極取り出し金具と前記発熱体のリード線との接続部
    を、前記金属製外筒内に収容し、前記電極取り出し金具
    を絶縁体を介して前記金属製外筒に固定したことを特徴
    とするセラミックスヒータ型グロープラグ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のセラミックスヒータ型
    グロープラグにおいて、 前記電極取り出し金具の端面に開口する挿入孔が形成さ
    れ、この挿入孔内に前記リード線の一端が挿入されて接
    続されていることを特徴とするセラミックスヒータ型グ
    ロープラグ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のセラミックスヒータ型
    グロープラグにおいて、 前記挿入孔は、前記電極取り出し金具を軸方向に貫通す
    る貫通孔であり、この貫通孔に前記リード線を挿入し、
    前記電極取り出し金具の外周を塑性変形させることで前
    記リード線との接続を行うことを特徴とするセラミック
    スヒータ型グロープラグ。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のセラミックスヒータ型
    グロープラグにおいて、 前記電極取り出し金具の先端部側面に、前記リード線の
    先端部側面が当接され接続されていることを特徴とする
    セラミックスヒータ型グロープラグ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のセラミックスヒータ型
    グロープラグにおいて、 前記電極取り出し金具の先端部に段部を形成し、この段
    部に前記リード線の先端部側面を当接され接続されてい
    ることを特徴とするセラミックスヒータ型グロープラ
    グ。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のセラミックスヒータ型
    グロープラグにおいて、 接続部材により前記リード線と前記電極取り出し金具と
    を接続することを特徴とするセラミックスヒータ型グロ
    ープラグ。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載のセラミックスヒータ型
    グロープラグにおいて、 前記電極取り出し用リード線として中空パイプ部材を用
    いたことを特徴とするセラミックスヒータ型グロープラ
    グ。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のセラミックスヒータ型
    グロープラグにおいて、 前記電極取り出し用リード線としてスリット入りの中空
    パイプ部材を用いたことを特徴とするセラミックスヒー
    タ型グロープラグ。
  9. 【請求項9】 請求項1、請求項7および請求項8のい
    ずれかに記載のセラミックスヒータ型グロープラグにお
    いて、 前記リード線の先端部をコイル状に形成し、このコイル
    状部に前記電極取り出し金具の先端部を挿入して接続し
    たことを特徴とするセラミックスヒータ型グロープラ
    グ。
  10. 【請求項10】 請求項7または請求項8に記載のセラ
    ミックスヒータ型グロープラグにおいて、 中空パイプ状のリード線の端部に、電極取り出し金具の
    先端が嵌合するカップ状の接続部が形成されていること
    を特徴とするセラミックスヒータ型グロープラグ。
  11. 【請求項11】 請求項1、請求項7および請求項8の
    いずれかに記載のセラミックスヒータ型グロープラグに
    おいて、 電極取り出し用リード線の端部を螺旋状に巻くととも
    に、電極取り出し金具の先端に複数の段部を形成し、こ
    の段部を螺旋状部の凹凸に係合させてこれら両者を連結
    することを特徴とするセラミックスヒータ型グロープラ
    グ。
  12. 【請求項12】 請求項1、請求項7および請求項8の
    いずれかに記載のセラミックスヒータ型グロープラグに
    おいて、 電極取り出し用リード線の端部を螺旋状に巻くととも
    に、電極取り出し金具の先端にねじ部を形成し、このね
    じ部を螺旋状部内に螺合することによりこれら両者を連
    結することを特徴とするセラミックスヒータ型グロープ
    ラグ。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし請求項12のいずれか
    に記載のセラミックスヒータ型グロープラグにおいて、 前記金属製外筒の電極取り出し金具側開口部に弾性シー
    ル部材を嵌着したことを特徴とするセラミックスヒータ
    型グロープラグ。
  14. 【請求項14】 請求項1ないし請求項13のいずれか
    に記載のセラミックスヒータ型グロープラグにおいて、 前記金属製外筒を小径部とこの小径部よりも径の大きい
    部分とを有する段付きのパイプから構成し、前記セラミ
    ックスヒータの金属製外筒内に位置する端面を、前記径
    の大きい部分内に配置したことを特徴とするセラミック
    スヒータ型グロープラグ。
  15. 【請求項15】 請求項1ないし請求項13のいずれか
    に記載のセラミックスヒータ型グロープラグを製造する
    製造方法において、 前記セラミックスヒータの端面から突出するリード線と
    前記電極取り出し金具とを接続する工程と、前記セラミ
    ックスヒータを前記金属製外筒の一方の端部内に固定す
    る工程と、前記金属製外筒の他方の端部から耐熱性絶縁
    粉体を充填する工程と、内部に前記リード線と前記電極
    取り出し金具が収容されている前記金属製外筒の外周部
    分をスエージング加工により縮径することにより、前記
    電極取り出し金具を前記金属製外筒に固定する工程とを
    順次行うことを特徴とするセラミックスヒータ型グロー
    プラグの製造方法。
  16. 【請求項16】 請求項1ないし請求項13のいずれか
    に記載のセラミックスヒータ型グロープラグを製造する
    製造方法において、 前記セラミックスヒータを前記金属製外筒の一方の端部
    内に固定する工程と、前記セラミックスヒータの端面か
    ら突出するリード線と前記電極取り出し金具を接続する
    工程と、前記金属製外筒の他方の端部から耐熱性絶縁粉
    体を充填する工程と、内部に前記リード線と前記電極取
    り出し金具が収容されている前記金属製外筒の外周部分
    をスエージング加工により縮径することにより、前記電
    極取り出し金具を前記金属製外筒に固定する工程とを順
    次行うことを特徴とするセラミックスヒータ型グロープ
    ラグの製造方法。
  17. 【請求項17】 請求項15に記載のセラミックスヒー
    タ型グロープラグの製造方法において、 前記セラミックスヒータを前記金属製外筒の一方の端部
    内に固定すると同時に、前記リード線の一端を前記セラ
    ミックスヒータに接続することを特徴とするセラミック
    スヒータ型グロープラグの製造方法。
  18. 【請求項18】 請求項14ないし請求項16のいずれ
    かに記載のセラミックスヒータ型グロープラグの製造方
    法において、 前記金属製外筒の前記スエージング加工を行う部分のス
    エージング加工前の外径を前記セラミックスヒータが固
    定される部分の外径よりも大径に形成することを特徴と
    するセラミックスヒータ型グロープラグの製造方法。
  19. 【請求項19】 請求項14ないし請求項17のいずれ
    かに記載のセラミックスヒータ型グロープラグの製造方
    法において、 前記金属製外筒の他方の端部から耐熱性絶縁粉体を充填
    する工程の後で、前記金属製外筒の電極取り出し金具側
    開口部に弾性シール部材を嵌着させることを特徴とする
    セラミックスヒータ型グロープラグの製造方法。
  20. 【請求項20】 請求項14または請求項15のいずれ
    かに記載のセラミックスヒータ型グロープラグの製造方
    法において、 電極取り出し用リード線の端部を螺旋状に巻くととも
    に、電極取り出し金具の先端に複数の段部を形成し、電
    極取り出し金具を軸方向に押圧して段部を螺旋状部に押
    し込んで係合させることによりこれら両者を連結するこ
    とを特徴とするセラミックスヒータ型グロープラグの製
    造方法。
  21. 【請求項21】 請求項14または請求項15のいずれ
    かに記載のセラミックスヒータ型グロープラグの製造方
    法において、 電極取り出し用リード線の端部を螺旋状に巻くととも
    に、電極取り出し金具の先端にねじ部を形成し、電極取
    り出し金具を回転させてねじ部を螺旋状部内に螺合する
    ことによりこれら両者を連結することを特徴とするセラ
    ミックスヒータ型グロープラグの製造方法。
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