JP2001262756A - 床パネルの取付け構造 - Google Patents

床パネルの取付け構造

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JP2001262756A
JP2001262756A JP2000070386A JP2000070386A JP2001262756A JP 2001262756 A JP2001262756 A JP 2001262756A JP 2000070386 A JP2000070386 A JP 2000070386A JP 2000070386 A JP2000070386 A JP 2000070386A JP 2001262756 A JP2001262756 A JP 2001262756A
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JP
Japan
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panel
mounting structure
hole
backing plate
floor panel
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JP2000070386A
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Shiwa Murakami
至和 村上
Norihisa Sugaya
典央 菅谷
Yasuki Ishigaki
泰樹 石垣
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Clion Co Ltd
Original Assignee
Clion Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業がより単純で、大幅な工期の短縮が図
れ、しかもパネルを安定して梁に固定することができる
床パネルの取付け構造を提供すること。 【解決手段】 木製梁を格子状に架設し、それらの梁間
にパネルの端部を載置させてパネルを敷設する床パネル
の取付け構造において、互いに会合する4枚のパネルの
隅部にわたって座堀孔を形成し、該座堀孔の各底部にわ
たって当て板を載置し、ビス,釘等の針状止め具を当て
板を介して前記木製梁に係止させてパネルを固定してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乾式床パネルの取
付け構造に関するもので、詳しくは、モルタルを使用す
ることなく、パネルを木製梁に取付ける床パネルの取付
け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】軽量気泡コンクリート(ALC)パネル
を床パネルとして使用する場合には、例えば、特開平7
−207797号公報に開示されているように、格子状
に架設した梁間にパネルを差し渡して並べて載置し、そ
れらのパネルの長辺木口間に鉄筋を配し、該鉄筋を覆う
ようにモルタルを充填するとともに、互いに会合する4
枚のパネルの隅部において鉄筋を止め具によって梁に固
定し、それによってパネルを梁に固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
床パネルの取付け構法、即ち湿式床パネルの取付け構法
では、モルタルを使用しているため現場が汚れる虞れが
あるばかりでなく、モルタルの硬化に時間がかかり工期
が遅れる要因にもなっている。
【0004】そこで、本発明の目的は、作業がより単純
で、大幅な工期の短縮が図れ、しかもパネルがずれるこ
となく安定して梁に固定することができる床パネルの取
付け構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の床パネルの取付
け構造では、木製梁を格子状に架設し、それらの梁間に
パネルの端部を載置させてパネルを敷設する床パネルの
取付け構造において、互いに会合する4枚のパネルの隅
部にわたって座堀孔を形成し、該座堀孔の各底部にわた
って当て板を載置し、ビス,釘等の針状止め具を当て板
を介して前記木製梁に係止させてパネルを固定してい
る。
【0006】この発明の床パネルの取付け構造によれ
ば、モルタルを使用することなくパネルを梁に固定する
ことができ、しかも4枚のパネルを纏めて梁に係止する
ことができる。
【0007】座堀孔の形状は、加工の容易さから円筒形
が好ましい。また、座堀孔の面積は、座堀孔が円筒形の
場合に、直径はパネル幅の1/20〜1/6程度が好ま
しく、1/15〜1/10がより好ましい。直径が大き
過ぎても、小さ過ぎても耐力が不足する虞れがある。ま
た、座堀孔の深さは、パネルの厚さの1/4〜3/4が
好ましく、1/3〜1/2がより好ましい。深さが浅過
ぎるとパネル間の拘束力が不足し、深過ぎるとパネルの
残り代が少な過ぎて欠け易くなってしまう。
【0008】当て板の材質は、金属,強化プラスチッ
ク,木,硬質ゴム等が挙げられ、ある程度の硬さがあれ
ば特に限定されない。また、当て板の形状は、座堀孔に
フィットするように座堀孔の形状に倣った形状が好まし
い。また、当て板の厚さは、座堀孔の深さとほぼ同じ厚
さに形成し、さらに止め具の頭部を面内に収容するよう
に中心に凹部を形成することが好ましい。
【0009】さらに、本発明の床パネルの取付け構造で
は、前記当て板を、前記座堀孔の形状とほぼ同じ形状に
するとともに、その中心に前記針状止め具の挿通孔を形
成している。ここで、当て板を座堀孔の形状とほぼ同じ
形状にするとは、当て板の側面を座堀孔の側面にフィッ
トしてパネル間に介在させることを意味し、当て板の全
周面が座堀孔の全周面に必ずしも当接しなくてもよく、
パネル間を互いに拘束するよに当て板の部分が各パネル
の座堀孔における側面の部分に当接すればよい。
【0010】この発明の床パネルの取付け構造によれ
ば、当て板が各パネル間にわたって座堀孔にフィットし
た状態で位置されるので、パネルが互いにずれることな
くシアコッタの役割をして、パネルを安定して梁に定置
させることができる。また、この発明の床パネルの取付
け構造によれば、当て板の挿通孔が針状止め具を各パネ
ル間に案内して梁に係止させることができる。即ち、座
堀孔が各パネルの隅部の所定位置に形成されていれば、
当て板を座堀孔に装着させた状態で、当て板の挿通孔
は、各パネル間に位置され、したがって該挿通孔に挿通
させた針状止め具は、パネルに突き当たって邪魔される
ことなく梁まで案内される。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る床パネルの
取付け構造を適用した床を示したもので、図2乃至図4
はその各部の取付け構造を示している。
【0012】図1に示した床10では、柱11間に木製
の梁12が格子状に架設されており、それらの梁12に
ALCパネル13が差し渡され、両端部がそれぞれ梁1
2に載置されて並べられる。そして、それらのパネル1
3の各部位は図2乃至図4に示したようにして梁12に
係止される。
【0013】図2は、図1におけるA部の係止を示した
もので、このA部では互いに会合する4枚のパネル13
の隅部にわたって円筒状の座堀孔14を形成している。
また、このA部の係止では、座堀孔14の直径よりも僅
かに小さな直径の当て板15が使用される。この当て板
15の中心には孔15aが貫設されている。
【0014】このA部では、適宜な大きさ、例えば座堀
孔14と同程度の径を有する円形または矩形,梁の全長
にわたって配置されるような帯状のパッキン材16をパ
ネル13と梁12の間に介在させておく。そして、座堀
孔14に当て板15を載置し、該当て板15の孔15a
に木ねじ17を差し込み、該木ねじ17の先端をパッキ
ン材16を貫通させて梁12にねじ込むことによってパ
ネル13を梁12に係止する。
【0015】図3は、図1におけるB部の係止を示した
ものである。このB部は、パネル13の中間部が浮くこ
とがないように、中間部を梁12に係止している。そし
て、このB部では、パネル13と梁12との間にパッキ
ン材16を介在させ、パネル13に木ねじ17を差し込
み、その先端をパッキン材16を貫通させて梁12にね
じ込むことによってパネル13を梁12に係止してい
る。
【0016】図4は、図1におけるC部の係止を示した
ものである。このC部は、床10の周縁に位置するパネ
ル13の端部を梁12に係止している。このC部では、
相隣り合う2枚のパネル13,13にわたる円筒状の座
堀孔14を形成するとともに、座堀孔14の直径よりも
僅かに小さな直径の当て板15を使用している。それら
の座堀孔14および当て板15の形状寸法は上記A部で
採用した寸法と同じであり、当て板15の中心には孔1
5aが貫設されている。そして、このC部では、さら
に、固定板18が使用されている。固定板18は、矩形
の板の側部の一部を折り曲げて形成したもので、図4に
示したように、折曲げ部18aを梁12に当接させて、
木ビス19によって梁12に固定される。
【0017】このC部では、パネル13,13を固定板
18に載置させ、座堀孔14に当て板15を載置し、該
当て板15の孔15aにタッピングねじ20を差し込
み、該ねじ17の先端を固定板18を貫通させて梁12
にねじ込むことによってパネル13を梁12に係止す
る。
【0018】なお、上記実施の形態におけるA部では、
円筒状の座堀孔14を形成し、該座堀孔14に円柱状の
当て板15を採用しているが、それらの形状は、円筒
状,円柱状に限らない、例えば、図5に示したように、
座堀孔14を円筒状に形成し、かつその周壁に放射方向
四方に溝14aを形成するとともに、当て板15を円柱
状に形成し、かつその周面に放射方向四方に突起15b
を形成し、当て板15を座堀孔14に嵌着させた際に、
突起15bが溝14aに嵌入されるようにしてもよい。
このようにすれば、パネル13の回転方向の外力に対し
て突起15bによってパネル13の回動が阻止される。
また、他の部分、例えば、D部等は、上記A部の係止方
法を適宜変形して梁12に固定される。
【0019】また、上記実施の形態では、A部およびB
部の係止において、パネル13と梁12との間にパッキ
ン材16を介在させている。このパッキング材16は、
C部において、固定板18をパネル13と梁12との間
に介在させていることから、パネル13の高さ調整を行
なうために採用しているが、パッキング材16は、床の
振動を吸収して防音効果も得られ、さらに該パッキン材
16を梁12の全長にわたって設置すれば、気密性も図
れる。
【0020】また、上記実施の形態では、止め具として
木ネジ17を採用しているが、それらに替えて丸釘,ス
クリュー釘等を使用してもよいことは言うまでもない。
【0021】
【発明の効果】上記したように、本発明の床パネルの取
付け構造では、木製梁を格子状に架設し、それらの梁間
にパネルの端部を載置させてパネルを敷設する床パネル
の取付け構造において、互いに会合する4枚のパネルの
隅部にわたって座堀孔を形成し、該座堀孔の各底部にわ
たって当て板を載置し、ビス,釘等の針状止め具を当て
板を介して前記木製梁に係止しさせてパネルを固定して
いる。したがって、この発明の床パネルの取付け構造に
よれば、モルタルを使用することなくパネルを梁に固定
することができ、工期の大幅な短縮が図れ、しかも4枚
のパネルを纏めて梁に係止するので、作業の効率化が図
れる。
【0022】さらに、本発明の床パネルの取付け構造で
は、前記当て板を、前記座堀孔の形状とほぼ同じ形状に
するとともに、その中心に前記針状止め具の挿通孔を形
成している。したがって、この発明の床パネルの取付け
構造によれば、当て板が各パネル間にわたって座堀孔に
フィットした状態で位置されるので、パネルが互いにず
れることなくシアコッタの役割をして、パネルを安定し
て梁に定置させることができる。また、当て板の挿通孔
が針状止め具を各パネル間に案内して梁に係止させるこ
とができ、即ち、座堀孔が各パネルの隅部の所定位置に
形成されていれば、当て板を座堀孔に装着させた状態
で、当て板の挿通孔は、各パネル間に位置されることに
なり、したがって該挿通孔に挿通させた針状止め具は、
パネルに突き当たって邪魔されることなく梁まで案内さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る床パネルの取付け構造を適用した
床の一例を示した斜視図である。
【図2】図1に示した床におけるA部の取付け態様を示
したもので、図2(a)はその分解斜視図,図2(b)
は係止状態を示した断面図である。
【図3】図1に示した床におけるB部の取付け態様を示
したもので、図3(a)はその分解斜視図,図3(b)
は係止状態を示した断面図である。
【図4】図1に示した床におけるC部の取付け態様を示
したもので、図4(a)はその分解斜視図,図4(b)
は係止状態を示した断面図である。
【図5】本発明に係る床パネルの取付け構造におけるA
部の変形例を示した斜視図である。
【符号の説明】
10 床 11 柱 12 梁 13 パネル 14 座堀孔 14a 溝 15 当て板 15a 孔 15b 突起 16 パッキン材 17 木ねじ 18 固定板 18a 折曲げ部 19 木ビス 20 タッピングねじ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木製梁を格子状に架設し、それらの梁間
    にパネルの端部を載置させてパネルを敷設する床パネル
    の取付け構造において、互いに会合する4枚のパネルの
    隅部にわたって座堀孔を形成し、該座堀孔の各底部にわ
    たって当て板を載置し、ビス,釘等の針状止め具を当て
    板を介して前記木製梁に係止させて前記パネルを固定す
    ることを特徴とする床パネルの取付け構造。
  2. 【請求項2】 前記当て板を、前記座堀孔の形状とほぼ
    同じ形状にするとともに、その中心に前記針状止め具の
    挿通孔を形成したことを特徴とする請求項1に記載の床
    パネルの取付け構造。
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