JP2001261661A - 新規潜在性硬化剤及びそれを含有する硬化性樹脂組成物 - Google Patents

新規潜在性硬化剤及びそれを含有する硬化性樹脂組成物

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JP2001261661A
JP2001261661A JP2000071665A JP2000071665A JP2001261661A JP 2001261661 A JP2001261661 A JP 2001261661A JP 2000071665 A JP2000071665 A JP 2000071665A JP 2000071665 A JP2000071665 A JP 2000071665A JP 2001261661 A JP2001261661 A JP 2001261661A
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JP
Japan
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compound
resin composition
present
epoxy resin
ketimine
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Pending
Application number
JP2000071665A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Okudaira
浩之 奥平
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Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】表面硬化性、深部硬化性に優れた湿気硬化性エ
ポキシ樹脂組成物、及び組成物に良好な表面硬化性、深
部硬化性を与える潜在性硬化剤の提供。 【解決手段】式(1)で表される、分子内にケチミンお
よびオキサゾリジンを有する新規化合物、及びポリエポ
キシ化合物と前記新規化合物とを含む湿気硬化性エポキ
シ樹脂組成物により上記課題を解決する。なお、それぞ
れ独立に、R1及びR2 は水素又はC1〜6の炭化水素
基、R 3及びR4 は水素、メチル又はエチル基、R5
水素又はC1〜6の炭化水素基を表す。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一液型エポキシ樹
脂組成物に関し、より詳しくは、表面硬化性と深部硬化
性が共に良好な湿気硬化性エポキシ樹脂組成物、およ
び、表面硬化作用、深部硬化作用共に良好である、湿気
硬化性エポキシ樹脂組成物の硬化剤として有用な新規潜
在性硬化剤に関する。
【0002】
【従来の技術】これまで、ケチミン系化合物を中心とす
る潜在性硬化剤を用いたエポキシ樹脂組成物の一液化の
検討が種々なされてきた。しかしながら、ケチミン系化
合物のイミン部の窒素原子の求核性が高いためエポキシ
樹脂等と混合後密封しておくと、経時に粘度が上昇した
り、あるいはゲル化することがあり、貯蔵安定性に問題
があった。そこで、貯蔵安定性の改善を目的とする発明
が開発され、例えば、貯蔵安定性のよい潜在性硬化剤と
して、イミン部のまわりの立体障害が大きいケチミン系
化合物が提案されている。しかし、このようなケチミン
系化合物を潜在性硬化剤として使用した湿気硬化性エポ
キシ樹脂組成物は、貯蔵安定性および硬化速度のバラン
スを良好なものにすることができるものの、深部硬化性
が不充分であり、短期間では非常に薄い硬化膜厚しか得
ることができないという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方で、湿気硬化性エ
ポキシ樹脂組成物の深部硬化性を上げるべく、エポキシ
樹脂組成物の潜在性硬化剤として、オキサゾリジンの使
用が考えられる。しかし、従来公知のオキサゾリジンで
は、エポキシ樹脂組成物の深部硬化性は上がるものの、
表面硬化時間が長く、更に、貯蔵安定性に欠けるという
問題があった。
【0004】本発明の目的は、前記従来技術の問題点を
解決することにあり、湿気硬化性エポキシ樹脂組成物に
優れた表面硬化性と深部硬化性を与える新規な化合物お
よびこれを含有する潜在性硬化剤と、表面硬化性に優
れ、かつ深部硬化性に優れた一液型の湿気硬化性エポキ
シ樹脂組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
を解決するため鋭意検討した結果、湿気硬化性エポキシ
樹脂組成物の潜在性硬化剤として、表面硬化速度に優れ
るケチミンと、深部硬化性に優れるオキサゾリジンとを
同一分子内に有し、更に、これらケチミンおよびオキサ
ゾリジンの窒素原子が立体障害基により保護された化合
物を用いたところ、樹脂組成物の貯蔵安定性を良好に維
持したまま、優れた表面硬化性および深部硬化性を呈す
るものとすることができること、このような同一分子内
にオキサゾリジンとケチミンとを有する化合物が、意外
にも簡易な工程で合成できることを知見し、本発明に至
った。
【0006】即ち、本発明の新規化合物は、下記式
(1)で表される、分子内にケチミンおよびオキサゾリ
ジンを有する化合物である。
【化2】 ただし、R1 は、それぞれ独立に、水素原子または炭素
数1〜6の炭化水素基を表し、R2 は、それぞれ独立
に、水素原子または炭素数1〜6の炭化水素基を表し、
3 は、それぞれ独立に、水素原子、メチル基またはエ
チル基を表し、R4 は、それぞれ独立に、水素原子、メ
チル基またはエチル基を表し、R5 は、水素原子または
炭素数1〜6の炭化水素基を表す。
【0007】また、本発明の湿気硬化性エポキシ樹脂組
成物は、分子内にエポキシ基を2個以上有するポリエポ
キシ化合物と、分子内にケチミンおよびオキサゾリジン
を有する化合物とを含有することを特徴とするものであ
る。
【0008】ここで、分子内にケチミンおよびオキサゾ
リジンを有する前記化合物が、上述した上記式(1)で
表される本発明に係る新規化合物であることが好まし
い。また、前記ポリエポキシ化合物の骨格に含まれる水
酸基が10mol%以下であることが好ましい。ただ
し、前記ポリエポキシ化合物の骨格が水酸基を含有しな
い場合も含む。
【0009】また、本発明の潜在性硬化剤は、上述した
上記式(1)で表される本発明に係る新規化合物を含有
することを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】<新規化合物>まず、本発明の新
規化合物について、説明する。本発明の新規化合物は、
分子内に所定のケチミンおよびオキサゾリジンを有する
化合物であり、下記式(1)で表される。
【化3】 ただし、R1 は、それぞれ独立に、水素原子または炭素
数1〜6の炭化水素基を表し、R2 は、それぞれ独立
に、水素原子または炭素数1〜6の炭化水素基を表し、
3 は、それぞれ独立に、水素原子、メチル基またはエ
チル基を表し、R4 は、それぞれ独立に、水素原子、メ
チル基またはエチル基を表し、R5 は、水素原子または
炭素数1〜6の炭化水素基を表す。本発明の新規化合物
が有するオキサゾリジンは、オキサゾリジンに含まれる
2 、R3 およびR4 のうち、少なくとも2つが水素原
子以外である場合、複素環内の窒素原子まわりに嵩高い
基を有するので、複素環内の窒素が置換基の立体障害に
より保護されており、その塩基性が大幅に弱まってい
る。また、同様に、本発明の新規化合物が有するケチミ
ンは、ケチミンに含まれるR2 、R3 およびR4 のう
ち、少なくとも2つが水素原子以外である場合、イミン
部のまわりの高い立体障害により、イミン部の窒素原子
が保護されており、塩基性が大幅に弱まっている。この
ため、本発明の新規化合物を潜在性硬化剤として用いる
湿気硬化性エポキシ樹脂組成物は、貯蔵安定性に特に優
れている。
【0011】また、本発明の新規化合物を潜在性硬化剤
として使用する湿気硬化性エポキシ樹脂組成物は、新規
化合物がオキサゾリジンを有するため、このオキサゾリ
ジンが加水分解されることにより生成する2級アミンが
エポキシ基の重合を開始させる。このため、深部硬化性
に非常に優れており、膜厚を容易に厚くすることができ
る。また、本発明の新規化合物を潜在性硬化剤として使
用する湿気硬化性エポキシ樹脂組成物は、新規化合物が
ケチミンを有するため、硬化速度を高めることができ
る。従って、本発明の新規化合物は、特に、R2 、R3
およびR4 のうち少なくとも2つが水素原子以外である
場合、一液型の湿気硬化性エポキシ樹脂組成物の潜在性
硬化剤として好適に使用することができる。また、本発
明の新規化合物は、同一分子内にケチミンとオキサゾリ
ジンとを両方有するため、合成が1工程ですみ、更にエ
ポキシ樹脂組成物配合の際、ケチミン化合物とオキサゾ
リジン化合物とを別々に計量して使用するという工程が
省けるため、生産性に優れているという利点がある。
【0012】本明細において、炭素数1〜6の炭化水素
基としては、炭素数1〜6のアルキル基、これらのアル
キル基のそれぞれに対応するアルキレン基、アリール基
等を挙げることができる。炭素数1〜6のアルキル基と
しては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブ
チル基、ペンチル基等を挙げることができる。また、R
2 およびR3 は、互いにつながり、シクロヘキサン環等
の飽和環またはベンゼン環等の不飽和環を形成してもよ
い。
【0013】本発明の新規化合物は、加水分解性に優
れ、配合したエポキシ樹脂組成物の貯蔵安定性に優れて
いるという観点から、R2 、R3 およびR1 がメチル基
であり、R4 がメチル基または水素原子である化合物が
好ましい。
【0014】本発明の新規化合物は、下記式(2)で表
されるカルボニル化合物2molと下記式(3)で表さ
れるアミノアルコールとを反応させて2molの水を脱
水して合成することにより、下記式(3)中のOH基と
2級アミノ基からオキサゾリジンを形成し、1級アミノ
基側にケチミンを形成して得ることができる。
【化4】 なお、R1 〜R5 は上記式(1)において説明したのと
同様である。このため、上記式(2)で表されるカルボ
ニル化合物としては、新規化合物のうち、ケチミンおよ
びオキサゾリジンに含まれるR1 〜R4 に対応するR1
〜R 4 を有するカルボニル化合物が合成反応に必要であ
り、これらのR1 〜R4 はケチミンとオキサゾリジンで
同じであっても異なっても良く、それぞれ独立に選択す
ることができる。
【0015】上記式(2)で表されるカルボニル化合物
としては、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メ
チルプロピルケトン、メチルイソプロピルケトン、ジイ
ソプロピルケトン、ジエチルケトン、メチル−n−ブチ
ルケトン、メチルイソブチルケトン、メチル−t−ブチ
ルケトン、メチルシクロヘキシルケトン、アセトフェノ
ン、ベンゾフェノン等のケトン、アセトアルデヒド、プ
ロピオンアルデヒド、ブチルアルデヒド、イソブチルア
ルデヒド、アクロレイン、ベンズアルデヒド、ピバリン
アルデヒド等のアルデヒドを挙げることができる。本発
明の新規化合物を、一液型の湿気硬化性エポキシ樹脂組
成物の潜在性硬化剤として使用する場合は、組成物の貯
蔵安定性を良好にする観点から、メチルイソプロピルケ
トン、メチル−t−ブチルケトン、メチルシクロヘキシ
ルケトン、ジイソプロピルケトン等のケトン、イソブチ
ルアルデヒド、ピバルアルデヒド等のアルデヒドを用い
ることが好ましい。また、上記式(3)で表されるアミ
ノアルコールとしては、N−(β−アミノエチル)エタ
ノールアミン、N−(β−アミノエチル)イソプロパノ
ールアミン等を挙げることができる。合成は、例えば、
上記カルボニル化合物と上記アミノアルコールを無溶媒
下、あるいはベンゼン、トルエン、キシレン等の溶媒存
在下で、加熱還流させ、脱離してくる水を共沸により取
り除きながら反応させることで得ることができる。
【0016】<湿気硬化性エポキシ樹脂組成物>次に、
本発明の湿気硬化性エポキシ樹脂組成物について説明す
る。本発明の湿気硬化性エポキシ樹脂組成物は、分子内
にエポキシ基を2個以上有するポリエポキシ化合物と、
分子内にケチミンおよびオキサゾリジンを有する化合物
とを含む組成物であり、表面硬化性が良好で、深部硬化
性に優れる組成物である。
【0017】本発明に用いられるポリエポキシ化合物と
しては、例えば、ビスフェノールAのグリシジルエーテ
ル型エポキシ樹脂及びその誘導体、グリセリンのグリシ
ジルエーテル型エポキシ樹脂、ポリアルキレンオキサイ
ドのグリシジルエーテル型エポキシ樹脂、フェノールノ
ボラックのグリシジルエーテル型エポキシ樹脂、ダイマ
ー酸のグリシジルエステル型エポキシ樹脂、ビスフェノ
ールFのグリシジルエーテル型エポキシ樹脂等のポリエ
ーテル構造を有し、分子内にエポキシ基を少なくとも2
個有するポリエポキシ化合物;ウレタン変性エポキシ化
合物等のグリシジルエステル型エポキシ化合物等のポリ
エステル構造を有するポリエポキシ化合物;主鎖が−
(R−SX )−を繰り返し単位として含み分子末端にエ
ポキシ基を有する化合物で、前記Rが酸素原子を主鎖に
含む、あるいは含まない炭素数2〜8のアルキレン基、
xが1〜3であるポリスルフィド構造を有するポリエポ
キシ化合物等を挙げることができる。必要により、フェ
ニルグリシジルエーテル等の単官能のエポキシ化合物を
併用してもよい。これらのうち、ビスフェノールAのグ
リシジルエーテル型エポキシ樹脂を汎用エポキシ樹脂と
して好適に用いることができる。
【0018】また、本発明に係るエポキシ樹脂組成物の
貯蔵安定性をさらに向上させるため、本発明で用いられ
るポリエポキシ化合物の骨格に含まれる水酸基が10m
ol%以下であることが好ましく、0mol%〜8mo
l%であることがさらに好ましい。この範囲であると、
樹脂組成物の貯蔵安定性がさらに向上する。ここで、ポ
リエポキシ化合物の骨格に含まれる水酸基とは、ポリエ
ポキシ化合物合成の際、エポキシ環が開くことにより生
成する水酸基の他、原料であるポリオールが未反応のま
ま残ることにより存在する水酸基の両者を意味する。な
お、本明細書で、”ポリエポキシ化合物の骨格に含まれ
る水酸基が10mol%以下である”とは、ポリエポキ
シ化合物の骨格が水酸基を含まない場合も含まれるもの
とする。
【0019】また、本発明の湿気硬化性エポキシ樹脂組
成物は、潜在性硬化剤として、分子内にケチミンおよび
オキサゾリジンを有する化合物を含有する。分子内にケ
チミンおよびオキサゾリジンを有する化合物としては、
基本的に上述した本発明の新規化合物を挙げることがで
きる。本発明の新規化合物は上述の通り、ケチミンとオ
キサゾリジンとをバランス良く含んでいるため、湿気硬
化性エポキシ樹脂組成物に良好な表面硬化速度と深部硬
化性を与える潜在性硬化剤として最適に使用することが
できるからである。本発明の樹脂組成物に使用される、
本発明に係る新規化合物とは、上記式(1)で表される
化合物であり、R1 〜R5 についての説明、好ましい態
様の説明、および製造方法についての説明は、本発明に
係る新規化合物で説明したのと同様である。
【0020】本発明の樹脂組成物は、潜在性硬化剤とし
て、本発明の新規化合物とともに、必要に応じて、上記
式(1)で表される化合物以外の化合物であって、分子
内にケチミンおよびオキサゾリジンを有する化合物を含
有することもできる。このような化合物は、例えば、水
酸基、アミノ基、メルカプト基、カルボキシル基、ビニ
ル基等の官能基を有する、ケチミン化合物およびオキサ
ゾリジン化合物を、ポリイソシアネート化合物、ポリオ
ール、ポリアミンなどと反応させることにより得ること
ができる。
【0021】本発明の湿気硬化性エポキシ樹脂組成物に
おいて、分子内にケチミンおよびオキサゾリジンを有す
る化合物の含有量は、エポキシ基/潜在性硬化剤中の窒
素原子のモル比が、0.1〜20であることが好まし
く、0.5〜5であることがより好ましい。この範囲で
あれば、貯蔵安定性と深部硬化性が良好であり、かつ表
面硬化時間が短くなるからである。
【0022】本発明の樹脂組成物は、潜在性硬化剤とし
て、分子内にケチミンおよびオキサゾリジンを有する化
合物に共に、表面硬化時間の短縮という観点からケチミ
ン化合物を併用することができ、また、深部硬化性をよ
り向上させるという観点からオキサゾリジン化合物を併
用することもできる。このようなケチミン化合物または
オキサゾリジン化合物としては、本発明の樹脂組成物が
一液型である場合に、貯蔵安定性という観点から、窒素
原子が分子内の立体障害基により保護されているケチミ
ン化合物またはオキサゾリジン化合物であることが好ま
しい。
【0023】このようなケチミン化合物としては、ポリ
アミンと、メチルイソプロピルケトン、メチル−t−ブ
チルケトン、メチルシクロヘキシルケトン等とから合成
されるものを挙げることができる。また、このようなオ
キサゾリジン化合物としては、アミノアルコールと、メ
チルイソプロピルケトン、メチル−t−ブチルケトン、
メチルシクロヘキシルケトン等とから合成されるものを
挙げることができる。メチルエチルケトンやメチルイソ
ブチルケトン等から合成され、立体障害の小さいケチミ
ン化合物および/またはオキサゾリジン化合物も、本発
明の樹脂組成物の貯蔵安定性を低下させない範囲で使用
できることはもちろんのことである。
【0024】潜在性硬化剤として、オキサゾリジン化合
物を併用する場合、樹脂組成物中の含有量は、エポキシ
基/オキサゾリジン環のモル比が0.1〜50であるこ
とが好ましく、0.5〜20であることがより好まし
い。潜在性硬化剤として、ケチミン化合物を併用する場
合、樹脂組成物中の含有量は、エポキシ基/ケチミン化
合物中のイミノ基のモル比が0.1〜10であることが
好ましく、0.5〜5であることがより好ましい。
【0025】本発明の組成物は、必要に応じて硬化促進
剤を併用しても良い。硬化促進剤としては、亜リン酸エ
ステル類が効果的である。亜リン酸エステル類は、本発
明の組成物の貯蔵中、該組成物に増粘その他の悪影響を
およぼさないからである。硬化促進剤として用いる亜リ
ン酸エステル類としては、トリフェニルホスファイト、
トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、トリエチルホ
スファイト、トリブチルホスファイト、トリス(2−エ
チルヘキシル)ホスファイト、トリデシルホスファイ
ト、トリス(トリデシル)ホスファイト、ジフェニルモ
ノ(2−エチルヘキシル)ホスファイト、ジフェニルモ
ノデシルホスファイト、ジフェニルモノ(トリデシル)
ホスファイト、テトラフェニルジプロピレングリコール
ジホスファイト、テトラフェニルテトラ(トリデシル)
ペンタエリスリトールテトラホスファイト、トリラウリ
ルトリチオホスファイト、ビス(トリデシル)ペンタエ
リスリトールジホスファイト、ビス(ノニルフェニル)
ペンタエリスリトールジホスファイト、トリステアリル
ホスファイト、ジステアリルペンタエリスリトールジホ
スファイト、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニ
ル)ホスファイト、水添ビスフェノールA・ペンタエリ
スリトールホスファイトポリマー等のトリエステル体が
挙げられる。また、これらのトリエステル体を部分的に
加水分解したジー、あるいはモノエステル体も例として
挙げられる。このうち、テトラフェニルテトラ(トリデ
シル)ペンタエリスリトールテトラホスファイト、ビス
(トリデシル)ペンタエリスリトールジホスファイト、
ビス(ノニルフェニル)ペンタエリスリトールジホスフ
ァイト、ジステアリルペンタエリスリトールジホスファ
イト、水添ビスフェノールA・ペンタエリスリトールホ
スファイトポリマー等は、特に促進効果が高く、好適に
用いられる。
【0026】これらの亜リン酸エステル体のうち、トリ
エステル体を用いる場合、その添加量は、ポリエポキシ
化合物のエポキシ基に対して、0.005mol%以上
であり、好ましくは、0.005mol%〜1.0mo
l%である。この範囲内であると、促進剤としての効果
を有しながら、組成物の貯蔵安定性を悪くすることがな
い傾向があるからである。また本発明の組成物は、促進
剤として、亜リン酸エステル以外の促進剤を含んでいて
もよい。
【0027】本発明の組成物は、必要に応じてシランカ
ップリング剤を併用してもよい。シランカップリング剤
を含有することにより、貯蔵安定性と硬化速度のバラン
スに優れると共に、湿潤面への接着性にも優れる樹脂組
成物とすることができる。シランカップリング剤として
は、特に限定されず、従来公知のシランカップリング剤
を使用することができ、例えば、ビニルトリメトキシシ
ラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリス(2−
メトキシエトキシ)シラン、γ−メタクリロキシプロピ
ルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリ
メトキシシラン等が挙げられる。これらのうち、ビニル
トリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリメ
トキシシランは、特に、湿潤面への接着性を向上させる
効果に優れ、更に汎用であることから、好適に用いられ
る。
【0028】これらのシランカップリング剤の含有量
は、ポリエポキシ化合物100重量部に対し、0.1重
量部〜50重量部が好ましく、0.5重量部〜20重量
部がより好ましい。該範囲であると、湿潤面への接着性
に関し、破断時に剪断応力が高く、母材の破壊率もほぼ
100%となるので好ましい。
【0029】本発明の組成物は、本発明の目的を損なわ
ない範囲で、炭酸カルシウムを含有してもよい。特に表
面処理炭酸カルシウムを含有することにより、粘度の調
整が可能であり、また、良好な初期チクソ性と貯蔵安定
性を得ることができる。このような炭酸カルシウムとし
ては、脂肪酸、樹脂酸、脂肪酸エステルあるいはウレタ
ン化合物、ウレア化合物等により表面処理された従来公
知の表面処理炭酸カルシウムを用いることができる。具
体的には、脂肪酸で表面処理された炭酸カルシウムとし
て、カルファイン200(丸尾カルシウム社製)、ホワ
イトン305(重質炭酸カルシウム、白石カルシウム社
製)、脂肪酸エステルで表面処理された炭酸カルシウム
として、シーレッツ200(丸尾カルシウム社製)等が
好適に用いられる。
【0030】炭酸カルシウムの添加量は、ポリエポキシ
化合物100重量部に対して30重量部〜200重量部
が好ましく、50重量部〜150重量部がより好まし
い。この範囲内であれば、粘度が高くなり過ぎず、適切
な初期チクソ性および作業性が得られる傾向にあるから
である。
【0031】本発明の組成物は、上述した化合物の他
に、本発明の目的を損なわない範囲で、その他の添加
剤、例えば、充填剤、可塑剤、チクソトロピー付与剤、
顔料、染料、老化防止剤、酸化防止剤、帯電防止剤、難
燃剤、接着付与剤、分散剤、溶剤等を配合してもよい。
【0032】本発明に用いることができる充填剤として
は、各種形状の有機または無機のものがあり、ヒューム
ドシリカ、焼成シリカ、沈降シリカ、粉砕シリカ、溶融
シリカ;けいそう土;酸化鉄、酸化亜鉛、酸化チタン、
酸化バリウム、酸化マグネシウム;炭酸カルシウム、炭
酸マグネシウム、炭酸亜鉛;ろう石クレー、カオリンク
レー、焼成クレー;あるいはカーボンブラック、あるい
はこれらの脂肪酸、樹脂酸、脂肪酸エステル処理物等が
挙げられる。
【0033】本発明に用いることができる可塑剤として
は、ジオクチルフタレート(DOP)、ジブチルフタレ
ート(DBP);アジピン酸ジオクチル、コハク酸イソ
デシル;ジエチレングリコールジベンゾエート、ペンタ
エリスリトールエステル;オレイン酸ブチル、アセチル
リシノール酸メチル;リン酸トリクレジル、リン酸トリ
オクチル;アジピン酸プロピレングリコールポリエステ
ル、アジピン酸ブチレングリコールポリエステル等が用
いられる。これらの可塑剤は、単独でも、2種以上を混
合して使用してもよい。
【0034】本発明に用いることが出来るチクソトロピ
ー授与剤としては、エアロジル(日本エアロジル(株)
製)、ディスパロン(楠本化成(株)製)を、また帯電
防止剤としては、一般的に、第4級アンモニウム塩、あ
るいはポリグリコールやエチレンオキサイド誘導体など
の親水性化合物を挙げることができる。
【0035】本発明に用いることが出来る顔料には、無
機顔料と有機顔料とがあり、無機顔料としては、二酸化
チタン、酸化亜鉛、群青、ベンガラ、リトポン、鉛、カ
ドミウム、鉄、コバルト、アルミニウム、塩酸塩、硫酸
塩等を挙げることができる。本発明に用いることが出来
る有機顔料としては、アゾ顔料、銅フタロシアニン顔料
等が挙げられる。
【0036】本発明に用いることが出来る老化防止剤と
しては、ヒンダードフェノール系等の化合物が挙げられ
る。本発明に用いることが出来る酸化防止剤としては、
ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキ
シアニソール(BHA)等を挙げることができる。本発
明に用いることが出来る難燃剤としては、クロロアルキ
ルホスフェート、ジメチル・メチルホスホネート、臭素
・リン化合物、アンモニウムポリホスフェート、ネンペ
ンチルブロマイド−ポリエーテル、臭素化ポリエーテル
等が挙げられる。本発明に用いることが出来る接着付与
剤としては、テレペン樹脂、フェノール樹脂、テルペン
−フェノール樹脂、ロジン樹脂、キシレン樹脂等が挙げ
られる。
【0037】本発明の組成物の製造方法は、特に限定さ
れないが、好ましくは上述のそれぞれの成分を減圧下、
あるいは窒素雰囲気下に、混合ミキサー等の攪拌装置を
用いて十分混練し、均一に分散させて組成物とするのが
よい。
【0038】本発明に係る湿気硬化性エポキシ樹脂組成
物は、表面硬化性が良好であり、深部硬化性に優れるも
のであるため、接着剤、注入剤、シーリング剤、塗料、
コーティング剤、プライマー等に好適に使用することが
できる。なお、本発明に係る湿気硬化性エポキシ樹脂組
成物は、一液型のエポキシ樹脂組成物を対象としている
が、組成物の使用に際し、本発明の樹脂組成物を二液型
のエポキシ樹脂組成物として使用することも可能であ
る。
【0039】<潜在性硬化剤>次に、本発明の潜在性硬
化剤について説明する。本発明の潜在性硬化剤は、上述
した本発明に係る新規化合物を含有する。本発明の潜在
性硬化剤に含有される、本発明に係る新規化合物につい
ての説明は、上記式(1)において説明したのと同様で
ある。
【0040】また、本発明の潜在性硬化剤において、本
発明に係る新規化合物の他に、配合する組成物の表面硬
化時間の短縮という観点から、更に、ケチミン化合物を
含有することができ、また、深部硬化性をより向上させ
るという観点からオキサゾリジン化合物を含有すること
もできる。このようなケチミン化合物またはオキサゾリ
ジン化合物としては、本発明の樹脂組成物が一液型であ
る場合に、貯蔵安定性という観点から、窒素原子が分子
内の立体障害基により保護されているケチミン化合物ま
たはオキサゾリジン化合物であることが好ましい。この
ようなケチミン化合物および/またはオキサゾリジン化
合物としては、本発明に係る湿気硬化性エポキシ樹脂組
成物において、例示した化合物のすべてを挙げることが
でき、このような化合物の含有量は、潜在性硬化剤10
0重量部のうち、0重量部〜99重量部であることが好
ましく、更に好ましくは、0重量部〜80重量部であ
る。また、本発明の潜在性硬化剤は、他の公知の潜在性
硬化剤を含有してもよい。
【0041】
【実施例】<湿気硬化性エポキシ樹脂組成物の調製>以
下に示される原料を第1表に示される量用いて、第1表
に示される湿気硬化性エポキシ樹脂組成物を得た。
【0042】 汎用エポキシ樹脂:EP4100E、旭電化工業製、骨
格に含まれる水酸基:約13mol% OH無エポキシ樹脂:DER332、ダウ・ケミカル日
本製、骨格に含まれる水 酸基:0mol% 化合物1:下記式(4) ケチミン化合物2:下記式(5)
【化5】
【0043】<深部硬化性試験および表面硬化時間>こ
のようにして調整した湿気硬化性エポキシ樹脂組成物の
深部硬化性を調べるため、高さ1cmのポリプロピレン
製のカップ型容器に各湿気硬化性エポキシ樹脂組成物を
上限すれすれまで入れ、温度20℃、相対湿度55%の
環境下で7日間放置した。放置している間に塗膜表面の
タックが無くなった時間を表面硬化時間とし、測定結果
を第2表に示した。また、7日後の硬化膜厚を測定し、
結果を第2表に示した。
【0044】<貯蔵安定性試験>上記各湿気硬化性エポ
キシ樹脂組成物の貯蔵安定性を調べるため、組成物を密
封容器中に、70℃で1日間放置した。調製直後の組成
物の粘度を1とした場合の1日後の増粘倍率を第2表に
示す。
【0045】
【0046】第2表に示すように、潜在性硬化剤とし
て、オキサゾリジンを含まないケチミン化合物2のみを
含有する比較例1および2は、深部硬化性が悪く、厚い
膜厚を得ることができない。一方、本発明の化合物1を
使用した実施例1および2はいずれも深部硬化性に優
れ、一週間で5mmを越える硬化膜厚を得ることができ
た。また、貯蔵安定性に関しては、実施例1は、同じエ
ポキシ樹脂を使用した比較例1と比較して、増粘倍率が
低く、貯蔵安定性に優れているものであることがわか
る。同様に、実施例2も、同じエポキシ樹脂を使用した
比較例2と比較して、貯蔵安定性に大変優れていること
がわかる。また、実施例1および2から、ポリエポキシ
化合物として、骨格に含まれるOH基が10mol%以
下である化合物を使用することで、貯蔵安定性をさらに
良好にすることができることがわかる。
【0047】以上、本発明の新規化合物および湿気硬化
性エポキシ樹脂組成物について説明したが、本発明は上
記実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲
において、各種の改良および変更を行ってもよいのはも
ちろんである。
【0048】
【発明の効果】本発明の新規化合物によれば、この新規
化合物を湿気硬化性エポキシ樹脂組成物の潜在性硬化剤
として使用することにより、組成物の表面硬化速度を良
好にし、かつ深部硬化性を優れたものにすることができ
る。更に、この新規化合物として、所定箇所の立体障害
が大きい化合物を用いることで、配合する組成物を一液
型とした際の貯蔵安定性を非常に良好にすることができ
る。また、本発明の湿気硬化性エポキシ樹脂組成物によ
れば、分子内にケチミンとオキサゾリジンとを含有する
化合物を潜在性硬化剤として使用しているため、表面硬
化性、深部硬化性に優れ、所望の硬化膜厚を得ることが
でき、接着剤、注入剤、シーラント、塗料、コーティン
グ剤、プライマー等に好適に使用することができる。ま
た、本発明の潜在性硬化剤によれば、これを使用する湿
気硬化性エポキシ樹脂組成物に良好な貯蔵安定性と深部
硬化性を与えることができるため、接着剤、注入剤、シ
ーラント、塗料、コーティング剤、プライマー等用の潜
在性硬化剤として好適に使用できる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記式(1)で表される、分子内にケチミ
    ンおよびオキサゾリジンを有する化合物。 【化1】 1 は、それぞれ独立に、水素原子または炭素数1〜6
    の炭化水素基を表し、R2 は、それぞれ独立に、水素原
    子または炭素数1〜6の炭化水素基を表し、R3 は、そ
    れぞれ独立に、水素原子、メチル基またはエチル基を表
    し、R4 は、それぞれ独立に、水素原子、メチル基また
    はエチル基を表し、R5 は、水素原子または炭素数1〜
    6の炭化水素基を表す。
  2. 【請求項2】分子内にエポキシ基を2個以上有するポリ
    エポキシ化合物と、分子内にケチミンおよびオキサゾリ
    ジンを有する化合物とを含有することを特徴とする湿気
    硬化性エポキシ樹脂組成物。
  3. 【請求項3】分子内にケチミンおよびオキサゾリジンを
    有する前記化合物が、請求項1に記載の化合物であるこ
    とを特徴とする請求項2に記載の湿気硬化性エポキシ樹
    脂組成物。
  4. 【請求項4】前記ポリエポキシ化合物の骨格に含まれる
    水酸基が10mol%以下であることを特徴とする請求
    項2または3に記載の湿気硬化性エポキシ樹脂組成物。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の、分子内にケチミンおよ
    びオキサゾリジンを有する化合物を含有することを特徴
    とする潜在性硬化剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007223967A (ja) * 2006-02-24 2007-09-06 Konishi Co Ltd イミン系化合物又はオキサゾリジン系化合物の製造方法

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