JP2001152007A - 湿気硬化型樹脂組成物 - Google Patents

湿気硬化型樹脂組成物

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JP2001152007A
JP2001152007A JP33729999A JP33729999A JP2001152007A JP 2001152007 A JP2001152007 A JP 2001152007A JP 33729999 A JP33729999 A JP 33729999A JP 33729999 A JP33729999 A JP 33729999A JP 2001152007 A JP2001152007 A JP 2001152007A
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phosphite
ketone
compound
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JP33729999A
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Hiroyuki Okudaira
浩之 奥平
Shuichi Takeyama
秀一 武山
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Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】硬化速度が速く、かつ保存時の粘度上昇を防止
することにより、貯蔵安定性にも優れた湿気硬化型樹脂
組成物の提供。 【解決手段】(a)分子内に、3級炭素原子に結合した
イソシアネート基を少なくとも2個有するウレタンプレ
ポリマー、(b)α位に置換基をもつケトンとポリアミ
ンとから合成されるケチミン化合物、および(c)亜リ
ン酸エステル、ホスフィンおよびマロン酸ジエステルか
らなる群から選ばれる少なくとも1種を含むことを特徴
とする湿気硬化型樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、湿気硬化型樹脂組
成物に関するものであり、さらに詳しくは、保存時の粘
度上昇を防止し、貯蔵安定性に優れた湿気硬化型樹脂組
成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリウレタンは常温で湿気により硬化可
能であり、弾性あるいは接着性等の諸特性に優れている
ため、シーリング材、防水剤、接着剤等に使用されてい
る。このような用途に用いる場合、一液型のものが施工
時に成分を混合する必要がないため、取扱いが容易であ
り需要が増加してきている。しかし、一液型のポリウレ
タン組成物は、主として湿気硬化型であり、空気中の湿
気あるいは配合された化合物に吸着された水分によって
硬化するので、架橋硬化は組成物の表面から始まり、内
部へと進行する。このため、使用した組成物が完全に硬
化するまでには長時間を要し、二液型に比べて硬化性が
劣り、また貯蔵中に空気中の水分や組成物の成分に吸着
した水分によって硬化反応が開始してしまうので貯蔵安
定性に問題があった。また、硬化時にイソシアネート基
と水との反応による発泡も問題であった。
【0003】湿気硬化型潜在性硬化剤としてはこれまで
オキサゾリジン系、ケチミン系、エナミン系化合物等が
知られているが、これらを使うことで硬化性、発泡抑制
には効果的であるが、長期保存中に組成物の粘度が上昇
するといった問題があった。
【0004】上記問題の改善策として、例えば、特開平
9−169829号公報では、オキサゾリジン系化合物
を潜在性硬化剤として用いる組成物において、オキサゾ
リジン環の開環の速度や程度を制御する方法、また、特
開平9−31152号公報では、1分子内に5個以上の
オキサゾリジンシリルエーテルを持つ新規潜在性硬化剤
等が開示されており、貯蔵時、硬化時の発泡を抑制し、
硬化速度を改善する方法が開示されている。
【0005】また、上記の問題のさらなる改善策とし
て、本発明者らは、立体障害の大きいイソシアネート基
含有ウレタンプレポリマーと、立体障害性の大きいケチ
ミン化合物とを併用する組成物が、硬化速度、耐候性に
優れ、従来にない高性能を有していることを既に見出し
ている。そこで、本発明者らは、上記組成物がさらに保
存時の粘度上昇等を防止し、貯蔵安定性により優れた湿
気硬化型樹脂組成物を得ようと鋭意研究を重ねてきた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、保存
時の粘度上昇を防止し、貯蔵安定性に優れた湿気硬化型
樹脂組成物を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、立体障害
性イソシアネート基を有するウレタンプレポリマーに、
立体障害性ケチミン化合物を潜在性硬化剤として用い、
さらに、これに亜リン酸エステル、ホスフィンあるいは
マロン酸ジエステルを添加した組成物が、これまで保存
時に問題となっていた粘度上昇を防止でき、貯蔵安定性
に優れていることを見出して本発明を完成した。
【0008】すなわち、本発明は、(a)分子内に、3
級炭素原子に結合したイソシアネート基を少なくとも2
個有するウレタンプレポリマー、(b)α位に置換基を
もつケトンとポリアミンとから合成されるケチミン化合
物および、(c)亜リン酸エステル、ホスフィンおよび
マロン酸ジエステルからなる群から選ばれる少なくとも
1種を含むことを特徴とする湿気硬化型樹脂組成物を提
供する。
【0009】前記亜リン酸エステルが、下記式(1)で
示される化合物であることが好ましい。
【0010】
【化5】 (式(1)において、R1 、R2 およびR3 は炭素数1
〜20の炭化水素基であり、それぞれ同じでも異なって
いてもよい。)
【0011】また、前記ホスフィンは、下記式(2)で
示される化合物であることが好ましく、
【0012】
【化6】 (式(2)において、R4 、R5 およびR6 は炭素数1
〜20の炭化水素基であり、それぞれ同じでも異なって
いてもよい。)
【0013】前記マロン酸ジエステルが、下記式(3)
で示される化合物であることことが好ましい。
【化7】 (式(3)において、R7 は炭素数2〜10の炭化水素
基である。)
【0014】さらに、前記ケトンが下記式(4)で示さ
れる化合物であることが好ましい。
【化8】 (式(4)において、R8 は炭素数1〜6のアルキル基
であり、R9 はメチル基またはエチル基であり、R10
水素原子、メチル基またはエチル基である。)
【0015】
【発明の実施の形態】本発明は、保存時にも樹脂組成物
の粘度上昇を防止でき、貯蔵安定性に優れた湿気硬化型
樹脂組成物に関する。以下に、本発明を詳細に説明す
る。
【0016】(a)分子内に3級炭素原子に結合したイ
ソシアネート基を少なくとも2個有するウレタンプレポ
リマー 本発明に用いる上記ウレタンプレポリマーは、3級炭素
原子に結合したイソシアネート基を少なくとも2個有す
る化合物とポリオールとから合成される化合物である。
以下に、それぞれについて詳細に説明する。
【0017】3級炭素原子に結合したイソシアネート基
を少なくとも2個有する化合物 本発明に用いる3級炭素原子に結合したイソシアネート
基を少なくとも2個有する化合物は、下記式(5)に示
される化合物が挙げられ、α位に置換基を少なくとも1
個有する立体障害の大きなイソシアネート基を、分子内
に少なくとも2個有する立体障害の大きい化合物が好ま
しい。
【0018】
【化9】 (式中、R11およびR12は、O、S、N原子を含んでい
てもよい有機基である。また、R13は、水素原子または
前記有機基であり、mは2以上の整数である。)上記有
機基としては、具体的にはアルキル基、脂環基、芳香
環、アリールアルキル基などの炭化水素基、O、S、N
から選ばれるヘテロ原子を有する基、例えば、エーテ
ル、カルボニル、アミド、尿素、ウレタン結合などを含
む有機基が挙げられる。
【0019】このようなイソシアネート基含有化合物と
しては、市販品を利用することができ、例えば、三井サ
イテック社製のTMXDI(ジイソシアネート化合
物)、サイセン(トリイソシアネート化合物)等を好適
に用いることができる。
【0020】ポリオール 本発明に用いるポリオールは、ポリエーテルポリオー
ル、ポリエステルポリオール、その他のポリオール、お
よびこれらの混合ポリオールが挙げられる。
【0021】具体的には、ポリエーテルポリオールとし
ては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3
−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、4,4’
−ジヒドロキシフェニルプロパン、4,4’−ジヒドロ
キシフェニルメタンなどの2価アルコール;グリセリ
ン、1,1,1−トリメチロールプロパン、1,2,5
−ヘキサントリオール、ペンタエリスリトール等の多価
アルコール;ソルビトールなどの糖類などの1種または
2種以上に、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ド、ブチレンオキサイド、スチレンオキサイド等のアル
キレンオキサイドの1種または2種以上を付加して得ら
れるポリオール;ポリオキシテトラメチレンオキサイド
等が挙げられる。
【0022】ポリエステルポリオールとしては、縮合系
ポリエステルポリオール、ラクトン系ポリオール、ポリ
カーボネートジオールに大別され、具体的には、エチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオー
ル、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、シクロヘキ
サンジメタノール、グリセリン、1,1,1−トリメチ
ロールプロパン、あるいはその他の低分子ポリオールの
1種または2種以上と、グルタル酸、アジピン酸、ピメ
リン酸、スベリン酸、セバシン酸、テレフタル酸、イソ
フタル酸、ダイマー酸、あるいはその他の低分子カルボ
ン酸やオリゴマー酸の1種または2種以上との縮合重合
体;プロピオンラクトン、バレロラクトン等の開環重合
体等が挙げられる。
【0023】その他のポリオールとしては、主鎖が炭素
−炭素結合よりなるポリオール、例えば、アクリルポリ
オール、ポリブタジエンポリオール、水素添加されたポ
リブタジエンポリオール等や、エチレングリコール、ジ
エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピ
レングリコール、ブタンジオール、ペンタンジオール、
ヘキサンジオール等の低分子ポリオールも好適に例示さ
れる。
【0024】また、上記ポリオールの他にビスフェノー
ル構造を有するポリオールを用いることもできる。ビス
フェノール構造を有するポリオールを用いると、得られ
る式(5)で表されるイソシアネート基含有化合物を含
む本発明の樹脂組成物が、接着性に優れ、さらに可撓性
も優れたものとなる。
【0025】ビスフェノール構造は、特に限定されず、
例えば、ビスフェノールA構造、ビスフェノールF構
造、臭素化ビスフェノールA構造、水素添加ビスフェノ
ールA構造、ビスフェノールS構造、ビスフェノールA
F構造等が挙げられる。
【0026】本発明に用いるウレタンプレポリマーはポ
リオール化合物1当量(OH当量)当たり、ポリイソシ
アネート化合物を好ましくは1.2〜2.0当量(NC
O当量)、より好ましくは1.5〜2.0当量となるよ
う混合し、通常50〜80℃で加熱撹拌することによっ
て行われる。また、この際、スズ、ビスマス、チタン等
の金属触媒を使ってもよい。
【0027】上述のイソシアネート基含有化合物が、イ
ソシアネート基の近くに嵩高い基を有しているためイソ
シアネート基の立体障害が大きく、さらに、その嵩高い
基がアルキル基等の電子供与性の基である場合には、イ
ソシアネート基の反応性が低い。従って、硬化時あるい
は貯蔵時の発泡を抑制することができる。
【0028】(b)α位に置換基をもつケトンとポリア
ミンとから合成されるケチミン化合物本発明に用いるケ
チミン化合物は、α位に置換基をもつケトンとポリアミ
ンとから合成される。以下、それぞれについて詳しく説
明する。
【0029】α位に置換基をもつケトン 本発明に用いるα位に置換基をもつケトンとは、カルボ
ニル基から数えてα位に置換基を有するケトンのこと
で、メチルt−ブチルケトン、ジイソプロピルケトン、
メチルイソプロピルケトン等の他、プロピオフェノン、
ベンゾフェノン等が具体例として挙げられるが、これら
の中でも特に下記式(4)で示される化合物が好まし
い。
【0030】
【化10】 (式(4)において、R8 は炭素数1〜6のアルキル基
であり、R9 はメチル基またはエチル基であり、R10
水素原子、メチル基またはエチル基である。)
【0031】具体的にはメチルイソプロピルケトン、メ
チルt−ブチルケトンが挙げられ、これらを用いて合成
したケチミンとエポキシ樹脂との配合物の、貯蔵安定性
と硬化性のバランスが優れていることから好ましい。
【0032】ポリアミン化合物 本発明で用いるポリアミンとしては、下記式(6)で示
される化合物が好ましい。
【0033】
【化11】 (式(6)において、R14は有機基(O、S、N原子を
有する基も含む)であり、nは2以上の整数である。)
【0034】具体的には、エチレンジアミン、プロピレ
ンジアミン、ブチレンジアミン、ジエチレントリアミ
ン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミ
ン、ペンタエチレンヘキサミン、ヘキサメチレンジアミ
ン、トリメチルヘキサメチレンジアミン、N−アミノエ
チルピペラジン、1,2−ジアミノプロパン、イミノビ
スプロピルアミン、メチルイミノビスプロピルアミン、
デュポン・ジャパン社製のMPMD、メタキシリレンジ
アミン等の脂肪族ポリアミン;サンテクノケミカル社製
のジェファーミンEDR148に代表されるポリエーテ
ル骨格のジアミン;イソホロンジアミン、1,3−ビス
アミノメチルシクロヘキサン、1−シクロヘキシルアミ
ノ−3−アミノプロパン、3−アミノメチル−3,3,
5−トリメチル−シクロヘキシルアミン等の脂環式ポリ
アミン、三井化学社製のNBDAに代表されるノルボル
ナン骨格のジアミン;ポリアミドの分子末端にアミノ基
を有するポリアミドアミン;2,5−ジメチル−2,5
−ヘキサメチレンジアミン、メンセンジアミン、1,4
−ビス(2−アミノ−2−メチルプロピル)ピペラジ
ン、ポリプロピレングリコール(PPG)を骨格に持つ
サンテクノケミカル社製のジェファーミンD230、ジ
ェファーミンD400が挙げられる。これらの中でも、
特に、1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサン、ノル
ボルナンジアミン、メタキシリレンジアミン、ポリアミ
ドアミンは、これらを用いて合成したケチミン化合物
と、上記酸無水物基含有化合物とを含む組成物が、貯蔵
安定性に優れる上、硬化性に特に優れることから特に好
ましい。
【0035】本発明に用いるケチミン化合物は、上記ケ
トンとポリアミンとを無溶媒下、あるいはベンゼン、ト
ルエン、キシレン等の溶媒存在下、加熱還流させ、脱離
してくる水を共沸により除きながら反応させることで得
られる。
【0036】このようにして得られるケチミン化合物と
しては、上記ポリアミンのそれぞれと、メチルt−ブチ
ルケトン、メチルイソプロピルケトン等のそれぞれのケ
トンとを組み合わせて得られるケチミン化合物が好適に
例示される。ケトンとして、メチルt−ブチルケトン、
メチルイソプロピルケトンを用いるケチミン化合物は、
硬化速度と貯蔵安定性のバランスが特に優れる。
【0037】また、ポリアミンとして、1,3−ビスア
ミノメチルシクロヘキサン、ノルボルナンジアミン、メ
タキシリレンジアミン、ポリアミドアミンを用いるケチ
ミン化合物は、硬化速度と貯蔵安定性のバランスに特に
優れており、特に硬化性に優れる。
【0038】具体的には、サンテクノケミカル社製のポ
リエーテル骨格のジアミンであるジェファーミンEDR
148(商品名)とメチルイソプロピルケトンから得ら
れるもの、ジェファーミンEDR148とメチルt−ブ
チルケトンから得られるもの、1,3−ビスアミノメチ
ルシクロヘキサンとメチルt−ブチルケトンから得られ
るもの、三井化学社製のNBDA(商品名)とメチルイ
ソプロピルケトンから得られるもの、1,3−ビスアミ
ノメチルシクロヘキサンとメチルイソプロピルケトンか
ら得られるもの、NBDAとメチルt−ブチルケトンか
ら得られるもの、三菱瓦斯化学社製のMXDA(商品
名)とメチルイソプロピルケトンから得られるもの、M
XDAとメチルt−ブチルケトンから得られるもの、三
和化学社製のX2000(商品名)とメチルイソプロピ
ルケトンから得られるもの、X2000とメチルt−ブ
チルケトンから得られるもの、等が例示される。
【0039】これらの中でも、特に三井化学社製のNB
DAとメチルイソプロピルケトンから得られるケチミン
化合物、NBDAとメチルt−ブチルケトンから得られ
るケチミン化合物、1,3−ビスアミノメチルシクロヘ
キサンとメチルイソプロピルケトンから得られるケチミ
ン化合物は、硬化性に優れており好ましい。また、三和
化学社製のX2000とメチルイソプロピルケトンから
得られるケチミン化合物、X2000とメチルt−ブチ
ルケトンから得られるケチミン化合物は、湿潤面への接
着性に優れる。
【0040】上記式(4)で示されるケトンとポリアミ
ンとを反応させて得られるケチミン化合物は、ケチミン
基の二重結合の近くに嵩高い基を有するので硬化速度と
貯蔵安定性という相反する特性を満たす。すなわち、汎
用ケトンであるメチルイソブチルケトンまたはメチルエ
チルケトン等の、ケトン炭素のα位に置換基を持たない
ケトンを用いてケチミン化合物を合成した場合では、ケ
チミン窒素が剥き出しになっているため、強い塩基性を
示す。このため、かかるケチミン化合物を含む一液型の
樹脂組成物は、ゲル化が進行する等、貯蔵安定性が劣る
という点で好ましくない。
【0041】一方、本発明で用いる上記式(4)で表さ
れるα位に置換基をもつ立体障害性の大きいケトン、例
えば、メチルイソプロピルケトン、メチルt−ブチルケ
トン等を原料として用いたケチミン化合物は、ケチミン
窒素が置換基で保護されているため、立体障害によりそ
の塩基性が大幅に弱まる。したがって、このようなケチ
ミン化合物を潜在性硬化剤として用いると、粘着性に優
れるとともに、硬化性および貯蔵安定性に優れる湿気硬
化型樹脂組成物が得られる。なお、本発明においては上
記ケチミン化合物に相当するアルデヒド化合物とアミン
とから合成されるアルジミン化合物も便宜上本発明のケ
チミン化合物に含まれる。
【0042】本発明では、上記立体障害性ケチミン化合
物を、ウレタンプレポリマー中のイソシアネート基(N
CO)とケチミン化合物中のケチミン基(C=N)と
が、NCO/C=Nが0.1〜2.0となるよう配合す
るのが好ましく、さらには0.5〜1.5となることが
より好ましい。0.1未満では樹脂組成物が十分に硬化
せず、2.0を超えると硬化膜表面にタックが残るほか
貯蔵安定性が悪化する。
【0043】(c)亜リン酸エステル、ホスフィンおよ
びマロン酸ジエステルからなる群から選ばれる少なくと
も1種本発明の樹脂組成物は、貯蔵安定性を改善するた
めに、亜リン酸エステル、ホスフィンおよびマロン酸ジ
エステルからなる群から選ばれる少なくとも1種を含
む。以下、それぞれについて詳細に説明する。
【0044】亜リン酸エステル 本発明に用いる亜リン酸エステルは、下記式(1)で示
される化合物である。
【0045】
【化12】 (式(1)において、R1 、R2 およびR3 は炭素数1
〜20の炭化水素基であり、それぞれ同じでも異なって
いてもよい。)
【0046】R1 、R2 およびR3 は、脂肪族炭化水素
基でもよく芳香族炭化水素基でもよい。亜リン酸エステ
ルとしては、具体的には、トリフェニルホスファイト、
トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、トリエチルホ
スファイト、トリブチルホスファイト、トリペンチルホ
スファイト、トリヘキシルホスファイト、トリヘプチル
ホスファイト、トリオクチルホスファイト、トリノニル
ホスファイト、トリデシルホスファイト、トリラウリル
ホスファイト、トリス(トリデシル)ホスファイト、ジ
フェニルモノ(2−エチルヘキシル)ホスファイト、ジ
フェニルモノデシルホスファイト、ジフェニルモノ(ト
リデシル)ホスファイト、トリオレイルホスファイト、
テトラフェニルジプロピレングリコールジホスファイ
ト、テトラフェニルテトラ(トリデシル)ペンタエリス
リトールテトラホスファイト、テトラ(トリデシル)−
4,4’−イソプロピリデンジフェニルジホスファイ
ト、トリドデシルトリチオホスファイト、トリオクタデ
シルホスファイト、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフ
ェニル)ホスファイト等が挙げられる。
【0047】これらの中でも、特に、トリフェニルホス
ファイト、トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、ト
リエチルホスファイト、トリブチルホスファイト、トリ
ペンチルホスファイト、トリヘキシルホスファイト、ト
リヘプチルホスファイト、トリオクチルホスファイト、
トリノニルホスファイト、トリデシルホスファイト、ト
リラウリルホスファイト、トリス(トリデシル)ホスフ
ァイト、ジフェニルモノ(2−エチルヘキシル)ホスフ
ァイト、ジフェニルモノデシルホスファイト、ジフェニ
ルモノ(トリデシル)ホスファイト、トリオレイルホス
ファイト、トリオクタデシルホスファイト等が好まし
い。
【0048】また、亜リン酸エステルとして、下記構造
の化合物を用いることもできる。
【0049】
【化13】 (式中、R15およびR16は炭素数1〜20の脂肪族炭化
水素基または芳香族炭化水素基であり、これらは同じで
も異なっていてもよい。)
【0050】具体的には、ビス(トリデシル)ペンタエ
リスリトールジホスファイト、ビス(ノニルフェニル)
ペンタエリスリトールジホスファイト、ジステアリルペ
ンタエリスリトールジホスファイト、水添ビスフェノー
ルA・ペンタエリスリトールホスファイトポリマー、水
添ビスフェノールA・ホスファイトポリマー等が挙げら
れる。これらの中でも、ビス(トリデシル)ペンタエリ
スリトールジホスファイト、ビス(ノニルフェニル)ペ
ンタエリスリトールジホスファイト、ジステアリルペン
タエリスリトールジホスファイトが好ましい。これらの
亜リン酸エステルは1種単独でも2種以上を組み合わせ
て配合することもできる。
【0051】亜リン酸エステル化合物としては、市販品
を利用することもでき、例えば、城北化学社製のJP3
02、JP310、JP318E、JP360、JP3
33E、JPM308、JPM311、JPM313、
JPP100、JPP613M、JA805、JPP1
3、JPP31、JPP2000等が好ましく用いられ
る。
【0052】亜リン酸エステル化合物の配合量は、上述
の樹脂成分100重量部に対し、0.1〜20重量部の
範囲内であることが好ましく、より好ましくは0.1〜
5重量部である。0.1重量部未満では、貯蔵安定化の
効果がなく、20重量部を超えると、硬化性および接着
性が低下する。
【0053】ホスフィン 本発明に用いるホスフィンは下記式(2)で示される化
合物である。
【0054】
【化14】 (式(2)において、R4 、R5 およびR6 は炭素数1
〜20の炭化水素基であり、それぞれ同じでも異なって
いてもよい。)
【0055】R4 、R5 およびR6 は、脂肪族炭化水素
基でも芳香族炭化水素基でもよい。ホスフィンとして
は、具体的には、トリメチルホスフィン、トリ−n−ブ
チルホスフィン、トリエチルホスフィン、ジブチルエチ
ルホスフィン、トリ−n−プロピルホスフィン、トリベ
ンジルホスフィン、トリ−n−オクチルホスフィン、ト
リフェニルホスフィン、トリシクロヘキシルホスフィ
ン、トリ−m−トリルホスフィン等が挙げられる。
【0056】これらの中でも、R4 、R5 およびR6
炭素数1〜6の脂肪族炭化水素基あるいは炭素数6〜1
5の芳香族炭化水素基の炭素数が短いものが効果的であ
る。特に好ましくは、トリメチルホスフィン、トリエチ
ルホスフィン、トリ−n−プロピルホスフィン、トリ−
n−ブチルホスフィン、トリフェニルホスフィンであ
る。
【0057】ホスフィンの配合量は、上述の樹脂成分中
のNCO基に対し、1〜1000モル%の範囲内である
ことが好ましく、より好ましくは10〜200モル%で
ある。1モル%未満では、貯蔵安定化の効果がなく、1
000モル%を超えると硬化性および接着性が低下す
る。
【0058】マロン酸ジエステル 本発明に用いるマロン酸ジエステルは下記式(3)で示
される化合物である。
【0059】
【化15】 (式(3)において、R7 は炭素数2〜10の炭化水素
基である。)
【0060】R7 は、脂肪族炭化水素基あるいは芳香族
炭化水素基でもよく、エチル基、n−プロピル基、イソ
プロピル基、ブチル基、イソブチル基、ペンチル基、ヘ
キシル基、ヘプチル基、オクチル基、フェニル基、ベン
ジル基等が挙げられる。特に、エチル基、イソプロピル
基、ジベンジル基等の炭素数2以上のものが効果的であ
る。
【0061】マロン酸ジエステルの配合量は、上述の樹
脂成分100重量部に対し、0.1〜50重量部の範囲
内であることが好ましく、より好ましくは0.1〜20
重量部である。0.1重量部未満では、貯蔵安定化の効
果がなく、50重量部を超えると硬化性および接着性が
低下する。
【0062】その他の添加剤 本発明の組成物は、上述の必須化合物の他に、必要に応
じて、その他の添加剤、例えば、可塑剤、充填剤、チク
ソトロピー付与剤、顔料、染料、老化防止剤、酸化防止
剤、帯電防止剤、難燃剤、接着付与剤、分散剤、溶剤等
を配合してもよい。
【0063】本発明に用いることができる可塑剤として
は、ジオクチルフタレート(DOP)、ジブチルフタレ
ート(DBP);アジピン酸ジオクチル、コハク酸イソ
デシル;ジエチレングリコールジベンゾエート、ペンタ
エリスリトールエステル;オレイン酸ブチル、アセチル
リシノール酸メチル;リン酸トリクレジル、リン酸トリ
オクチル;アジピン酸プロピレングリコールポリエステ
ル、アジピン酸ブチレングリコールポリエステル等が用
いられる。これらの可塑剤は、単独でも、2種以上を混
合して使用してもよい。
【0064】本発明に用いることができる充填剤として
は、各種形状の有機または無機のものがあり、ヒューム
ドシリカ、焼成シリカ、沈降シリカ、粉砕シリカ、溶融
シリカ;けいそう土;酸化鉄、酸化亜鉛、酸化チタン、
酸化バリウム、酸化マグネシウム;炭酸カルシウム、炭
酸マグネシウム、炭酸亜鉛;ろう石クレー、カオリンク
レー、焼成クレー;あるいはカーボンブラック、あるい
はこれらの脂肪酸、樹脂酸、脂肪酸エステル処理物等が
挙げられる。
【0065】本発明に用いることができるチクソトロピ
ー授与剤としては、エアロジル(日本エアロジル社
製)、ディスパロン(楠本化成社製)を、また帯電防止
剤としては、一般的に、第4級アンモニウム塩、あるい
はポリグリコールやエチレンオキサイド誘導体などの親
水性化合物を挙げることができる。
【0066】本発明に用いることができる顔料には、無
機顔料と有機顔料とがあり、無機顔料としては、二酸化
チタン、酸化亜鉛、群青、ベンガラ、リトポン、鉛、カ
ドミウム、鉄、コバルト、アルミニウム、塩酸塩、硫酸
塩等を挙げることができる。本発明に用いることができ
る有機顔料としては、アゾ顔料、銅フタロシアニン顔料
等が挙げられる。
【0067】本発明に用いることができる老化防止剤と
しては、ヒンダードフェノール系等の化合物が挙げられ
る。本発明に用いることができる酸化防止剤としては、
ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキ
シアニソール(BHA)、等を挙げることがきる。本発
明に用いることができる難燃剤としては、クロロアルキ
ルホスフェート、ジメチル・メチルホスホネート、臭素
・リン化合物、アンモニウムポリホスフェート、ネオペ
ンチルブロマイド−ポリエーテル、臭素化ポリエーテル
等が挙げられる。本発明に用いることができる接着付与
剤としては、テルペン樹脂、フェノール樹脂、テルペン
−フェノール樹脂、ロジン樹脂、キシレン樹脂等が挙げ
られる。
【0068】本発明の湿気硬化型樹脂組成物の製造方法
は、特に限定されないが、好ましくは上述の各必須成分
と、必要に応じて各種添加剤、例えば、可塑剤等を加え
て、減圧下あるいは窒素雰囲気下で混合ミキサー等の攪
拌装置を用いて十分混練し、均一に分散させて組成物と
するのがよい。また、従来公知の硬化剤と併用して、二
液型硬化性樹脂組成物とすることもできる。
【0069】このようにして得られた湿気硬化型樹脂組
成物は硬化速度に優れ、従来にない高性能を有してい
る。その上貯蔵時に組成物の増粘性を抑制することがで
き、貯蔵安定性にも優れている。このような硬化性樹脂
組成物は、各種接着剤、粘着剤、塗料、複層ガラス用シ
ーリング材等の密封剤組成物、防水剤、吹き付け剤、型
どり用材料、シーラント、ホットメルト、ダイレクトグ
レージング材等に好適に用いることができる。
【0070】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明をより具体的
に説明するが、本発明はこれらに限定されない。実施
例、比較例に用いるウレタンプレポリマーおよび立体障
害性ケチミン化合物は下記の方法で合成した。
【0071】<ウレタンプレポリマーの合成>ジイソシ
アネート化合物(TMXDI;三井サイテック社製)と
ポリプロピレングリコール(エクセノール5030;旭
硝子社製)とをNCO/OH=2.0の割合で配合し、
70℃で一晩加熱攪拌して得られた。
【0072】<立体障害性ケチミン化合物の合成>ノル
ボルナン骨格のジアミン(NBDA;三井化学社製)1
00gとそのアミノ基の1.5倍当量のメチルイソプロ
ピルケトン(MIPK;クラレ社製)200g、及びト
ルエン200gをフラスコに入れ、生成する水を共沸に
より除きながら20時間反応させて得られた。
【0073】(実施例1〜6)上記のウレタンプレポリ
マーおよび立体障害性ケチミン化合物、ジオクチルフタ
レート、亜リン酸エステル1〜5またはトリフェニルホ
スフィンを表1に記載の配合で加え、室温で、1時間混
練して樹脂組成物を得た。亜リン酸エステル1〜5の構
造式は下記のとおりである。
【0074】
【化16】
【0075】(比較例1)亜リン酸エステルを添加しな
いことを除いては、実施例1と同様にして樹脂組成物を
得た。
【0076】(実施例7〜9)上記のウレタンプレポリ
マーおよび立体障害性ケチミン化合物、ジオクチルフタ
レート、マロン酸ジエステル(ジエチルマロネート、ジ
ベンジルマロネート、ジイソプロピルマロネート)を表
2に記載の配合で加え、混練して樹脂組成物を得た。
【0077】(比較例2)マロン酸ジエステルを添加し
ないことを除いては、実施例7と同様にして樹脂組成物
を得た。 (比較例3)マロン酸ジエステルを添加せず、可塑剤の
量を増やしたことを除いては、実施例7と同様にして樹
脂組成物を得た。
【0078】得られた樹脂組成物について、増粘倍率を
評価した。評価結果を表1および2に示す。
【0079】
【表1】
【0080】
【表2】
【0081】注)増粘倍率:配合後70℃で1日貯蔵後
の粘度を配合初期の粘度で割った値 ウレタンプレポリマー:上記の方法により得られたもの ジオクチルフタレート:三菱瓦斯化学社製(商品名:D
OP) 立体障害性ケチミン:上記の方法により得られたもの 亜リン酸エステル1:城北化学工業社製(商品名:JP
318E) 亜リン酸エステル2:城北化学工業社製(商品名:JP
333E) 亜リン酸エステル3:城北化学工業社製(商品名:JP
310) 亜リン酸エステル4:城北化学工業社製(商品名:JP
360) 亜リン酸エステル5:城北化学工業社製(商品名:JP
M311) トリフェニルホスフィン:城北化学工業社製
【0082】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の湿気硬化型樹脂組成物は、亜リン酸エステル、ホスフ
ィン、またはマロン酸ジエステルを含むことにより、増
粘倍率を抑制することができ、貯蔵安定性が改善され
た。
フロントページの続き Fターム(参考) 4J002 CK021 CK031 CK041 EH097 ER006 EW017 EW067 FD010 FD020 FD030 FD070 FD090 FD130 FD146 FD200 FD340 GJ00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)分子内に、3級炭素原子に結合した
    イソシアネート基を少なくとも2個有するウレタンプレ
    ポリマー、(b)α位に置換基をもつケトンとポリアミ
    ンとから合成されるケチミン化合物および、(c)亜リ
    ン酸エステル、ホスフィンおよびマロン酸ジエステルか
    らなる群から選ばれる少なくとも1種を含むことを特徴
    とする湿気硬化型樹脂組成物。
  2. 【請求項2】前記亜リン酸エステルが下記式(1)で示
    される化合物であることを特徴とする請求項1に記載の
    樹脂組成物。 【化1】 (式(1)において、R1 、R2 およびR3 は炭素数1
    〜20の炭化水素基であり、それぞれ同じでも異なって
    いてもよい。)
  3. 【請求項3】前記ホスフィンが下記式(2)で示される
    化合物であることを特徴とする請求項1または2に記載
    の樹脂組成物。 【化2】 (式(2)において、R4 、R5 およびR6 は炭素数1
    〜20の炭化水素基であり、それぞれ同じでも異なって
    いてもよい。)
  4. 【請求項4】前記マロン酸ジエステルが下記式(3)で
    示される化合物であることを特徴とする請求項1〜3の
    いずれかに記載の樹脂組成物。 【化3】 (式(3)において、R7 は炭素数2〜10の炭化水素
    基である。)
  5. 【請求項5】前記ケトンが下記式(4)で示される化合
    物であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記
    載の樹脂組成物。 【化4】 (式(4)において、R8 は炭素数1〜6のアルキル基
    であり、R9 はメチル基またはエチル基であり、R10
    水素原子、メチル基またはエチル基である。)
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2017200054A1 (ja) * 2016-05-20 2017-11-23 三井化学株式会社 硬化性組成物、塗料、太陽電池用塗料、太陽電池バックシート用塗料、接着剤、太陽電池用接着剤、太陽電池バックシート用接着剤、シートの製造方法、および、硬化剤

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