JP2001259291A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP2001259291A
JP2001259291A JP2000081739A JP2000081739A JP2001259291A JP 2001259291 A JP2001259291 A JP 2001259291A JP 2000081739 A JP2000081739 A JP 2000081739A JP 2000081739 A JP2000081739 A JP 2000081739A JP 2001259291 A JP2001259291 A JP 2001259291A
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washing tub
rinsing
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Toshifumi Koike
敏文 小池
Shiro Obayashi
史朗 大林
Gichu Ota
義注 太田
Toshiyasu Kamano
年恭 釜野
Takami Koyama
高見 小山
Soichi Fukuzawa
宗一 福沢
Isao Hiyama
功 桧山
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    • D06F39/088Liquid supply arrangements

Abstract

(57)【要約】 【課題】イオン交換樹脂による軟水化装置を備えた洗濯
機において、通常給水と共にシャワーすすぎ給水を軟水
で行う。 【解決手段】洗い水排水時に、イオン除去装置29の再
生を行う。シャワーすすぎ時、洗濯槽5を回転し、給水
電磁弁27を開くと、水道水はイオン除去装置29を通
り軟水化され部屋47に流入する。部屋47内の水位が
上昇したら加圧ポンプ48を運転する。軟水は、加圧ポ
ンプで加圧され、シャワーヘッド49から洗濯槽5の壁
面に密着している洗濯物に向かって噴出し、洗濯物に残
留する洗剤を排除する。また、最終すすぎ工程の給水終
了後、イオン交換手段29の再生を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯機に係わり、
洗濯に用いる水から硬度成分を除去して洗浄効果を高め
る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】硬度成分としてのカルシウム、マグネシ
ウムイオンという2価の陽イオンは、洗濯に使用される
洗濯用水に含まれると、洗剤の洗浄力に大きな影響を及
ぼす。これらの硬度成分は、洗剤中の界面活性剤と反応
して不溶性の金属石鹸を生成し、洗浄に寄与する界面活
性剤量を減少させ、洗浄力を低下させる。
【0003】金属イオンの弊害を除去して洗濯を行う洗
濯機が、特開平11−151397号公報に記載される
ている。この洗濯機では、洗濯槽への給水経路に、陽イ
オン交換樹脂を用いた軟水化装置を通る流路とこの軟水
化装置をバイパスして直接洗濯槽に給水する流路とが設
けられている。給水経路には硬度センサ、ナトリウムイ
オンセンサが設けられ、軟水化装置にはイオン交換樹脂
の自動再生機構が設けられている。水道水の硬度に応じ
て軟水化する水量を調整し、軟水は洗剤投入部で洗剤を
溶解し洗濯槽に流下する。また、ナトリウムセンサでイ
オン交換樹脂の再生時期を検知し、自動的に再生する。
【0004】一方、少ない水量ですすぎを行う方法とし
て、シャワーすすぎが知られている。これは、洗い後に
中間脱水を行い、次に洗濯槽を回転させながら衣類に水
をかけ、衣類に残留する洗剤分を効率的に除去するもの
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】硬度成分は、洗剤を使
用する洗い工程の他、すすぎに対しても影響を及ぼす。
従来技術の洗濯機では、このすすぎ工程における硬度成
分の影響に対する配慮が十分になされていない。すすぎ
は、洗濯で衣類から取り除かれた汚れ成分を洗濯槽から
排除し、再び衣類へ付着しないようにすることと、衣類
に吸着した洗剤を取り除くために行う。衣類に吸着した
洗剤中の界面活性剤は、すすぎ水で希釈され、衣類から
離脱する。この時、すすぎ水が硬度成分を多く含む硬水
では、硬度成分と界面活性剤が結合し金属石鹸を作る。
界面活性剤が衣類に吸着した状態で金属石鹸化すると、
これを取り除くことは容易ではない。
【0006】洗濯機への給水経路途中に軟水化装置を設
ける場合、この軟水化装置の処理能力が問題となる。こ
の処理能力としては、単位時間の給水量と軟水化可能な
総給水量とを考慮する必要がある。これらの処理能力
は、洗濯機内部に軟水化装置を内蔵するための、装置の
小型化とともに検討する必要がある。特に上記装置のよ
うに、イオン交換樹脂を用いた場合、イオン交換樹脂が
除去し得る硬度成分の量には限界があるため、イオン交
換樹脂の再生処理が必要となり、装置の小型化と、再生
処理の頻度と、単位時間の給水量とについて配慮しなけ
ればならない。
【0007】本発明の目的は、少ない水量ですすぎ効果
を高めることができる洗濯機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、洗濯槽を回転しながら、軟水化した水
を洗濯物にシャワー状に散水してすすぎを行う(以下、
シャワーすすぎという)ことにより、洗いで衣類に残留
した洗剤を少ない水で効率良く排除できるため、節水と
高いすすぎ性能を同時に実現できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態例に
係る洗濯機を、図面を用いて説明する。
【0010】図1は本発明の一実施の形態例に係る全自
動洗濯機の外観図であり、図2は、図1AA線に沿う縦
断面図である。
【0011】全自動洗濯機は、鋼鈑製の外枠1内に吊り
棒2およびコイルバネや弾性ゴムからなる防振装置3に
よって合成樹脂製の外槽4を吊架する構成となってい
る。洗濯する水を溜める外槽4内には、ステンレス製の
洗濯兼脱水槽5(以下、洗濯槽と呼ぶ)を回転自在に設
ける。洗濯槽5には多数の脱水孔5aを設け、中央底部
には回転翼6を回転可能に設ける。洗いおよびすすぎ工
程時には洗濯槽5を静止させ、回転翼6を正逆転させ
る。また脱水工程時には洗濯槽5及び回転翼6を一体に
して一方向に回転させる。回転翼6および洗濯槽5の回
転は駆動装置により行われる。
【0012】駆動装置は電動機7とこの電動機7の回転
を、回転翼6あるいは洗濯槽5に伝達するためのプーリ
8aやベルト8bからなる伝達装置8と、洗いおよびす
すぎ工程時に回転翼6のみを回転させたり、あるいは脱
水工程時に洗濯槽5を回転させたりするクラッチ装置9
とその切り替えを行うクラッチソレノイド9aからな
る。これら駆動装置は外槽4の底面に鋼鈑製の支持板1
0を用いて固定される。
【0013】また、外槽4には外槽内の水圧を水位セン
サ11に伝達する水位センサチューブ12と外槽4内の
洗濯用水の排水を行う排水装置13が設けてある。排水
装置13は外槽4底面の排水口14の直後に設けられ、
排水装置13には排水ホース15が接続されている。洗
濯用水は排水装置13の排水弁を閉じることで外槽4内
に溜められ、排水装置13の排水弁を開くことで排水ホ
ース15を通り洗濯機外に排出される。
【0014】外枠1の上部にはトップカバー17が設け
てある。トップカバー17は、洗濯物を投入する投入口
17aと給水電磁弁水道栓口26、イオン除去装置2
9、風呂水給水ポンプ45等の給水経路用部品を収納す
る後部収納箱17bと、マイコン等の電気部品を収納す
る前部操作箱17cとで構成され、投入口17aを覆う
ように取り付けた開閉可能な合成樹脂製の蓋18が設け
られている。
【0015】前部操作箱17cの上面には操作パネル1
9aが取り付けてあり、その下には制御部であるマイコ
ン等を内蔵した制御回路19bが設けてある。また前部
操作箱17c内には、外槽4内の水圧を検出することに
より、規定水位まで水が溜まったかを判定する水位セン
サ11が設けてある。操作パネル19aには、電源スイ
ッチ20、各種表示器21、各種操作ボタン22及び図
26に図示したブザー23等が配置されており、使用者
が操作ボタン22で洗濯機を操作し、またその動作状態
を表示器21、ブザー23で確認できるようになってい
る。
【0016】図3は洗濯用水の給水経路用部品を納めた
後部収納箱17bの上蓋を外した時の後部収納箱の平面
図(図1中にBB線で示す断面)、図4は給水経路のブ
ロック線図である。後部収納箱17bには水道栓等の外
部の給水源からのホースが接続される水道栓口26、こ
れに続いて給水電磁弁27及び塩給水電磁弁28、イオ
ン除去装置29、洗濯槽5内に洗濯水を流下させる、す
なわち洗濯槽5内への給水出口となる傾斜流路46、加
圧ポンプ48、シャワーヘッド49等が収納されてい
る。傾斜流路46の上流側には仕切り47aで隔てられ
た部屋47がある。仕切り47aの上部は開口してお
り、部屋47と傾斜流路46は通じている。
【0017】加圧ポンプ48は、風呂水給水ポンプと共
用する場合について示してある。加圧ポンプ48の吸い
込み口48aには、切替弁A44が接続されている。切
替弁A44には、部屋47の底部に通じる吸水管44b
と風呂水吸水口44aが接続されており、切替弁A44
でこの両者を切り替える。加圧ポンプ48の吐出口48
bには、切替弁B45が接続されている。切替弁B45
には、シャワーヘッド49と接続される吐出管45bと
傾斜流路46に開口する風呂水管45aが接続されてお
り、切替弁B45でこの両者を切り替える。また、加圧
ポンプ48と部屋47とは呼び水管48cで接続されて
いる。また、呼び水管48cには、逆止弁48dが設け
てあり、水が呼び水管48cを通って加圧ポンプ48か
ら部屋47へ流れるのを防いでいる。シャワーヘッド4
9は、傾斜流路46の下側に傾斜流路46と多段(2
段)に設けられており、洗濯槽5内に向かって開口して
いる。シャワーヘッド4は、その出口開口面積よりも広
い範囲にシャワー状に散水するために設けられたシャワ
ーノズルである。
【0018】図5にイオン除去装置29の縦断面図詳細
を示す。イオン除去装置29は、円筒容器30と、その
上部に設けられた塩水容器31と塩水容器内に設けた塩
容器32とで構成される。円筒容器30には、樹脂ケー
ス33が円筒容器30に対し上部空間39a、下部空間
39bを有するように設けられている。樹脂ケース33
の上面には上蓋34が設けてあり、樹脂ケース33に接
着あるいはねじ止めで固定されている。
【0019】樹脂ケース33のほぼ中央と下面にはメッ
シュフィルタ33aが設けられており、上下のメッシュ
フィルタ33a間で樹脂室33cを形成している。樹脂
室33cにはイオン交換機能を有するイオン交換機能材
としてのナトリウム型強酸性陽イオン交換樹脂43(以
下、イオン交換樹脂と呼ぶ)が充填されている。
【0020】イオン交換樹脂は、周知のように架橋した
3次元の高分子基体に、スルホン酸基のようなイオン交
換基を化学結合で結合させた合成樹脂である。カルシウ
ム、マグネシウム等の2価の陽イオン(硬度成分)を含
んだ水道水が陽イオン交換樹脂間を流れると、陽イオン
交換樹脂のイオン交換基であるスルホン酸基と水道水中
の陽イオンがイオン交換され、結果水道水中の陽イオン
が除去される。具体的には、イオン交換樹脂のナトリウ
ムイオンと水道水中の陽イオンが入れ替わり、水道水中
から硬度成分が除去される。
【0021】イオン交換樹脂中の全てのナトリウムイオ
ンがカルシウム、マグネシウムイオンと交換すると、イ
オン交換樹脂はイオン除去能力を失い、再生を行う必要
がある。ナトリウム型陽イオン交換樹脂の場合、再生に
は塩水を使用する。カルシウム、マグネシウムイオンを
吸着したイオン交換樹脂樹脂に高濃度塩水を流すと、樹
脂のカルシウム、マグネシウムイオンがナトリウムイオ
ンとイオン交換されて、イオン交換樹脂が再生される。
再生に使用する塩水の濃度は、約10%程度が最も再生
効率が良いことが知られている。
【0022】イオン交換樹脂43の量は、本実施例の場
合、定格容量8kgの洗濯機において、最高水位(68
L)まで給水した場合に、硬度100ppmの水道水を
40ppm以下にできるように設定されている。具体的
には、樹脂の量は100mLで、樹脂の粒径は0.2m
mである。
【0023】イオン交換樹脂43は、一般に広く用いら
れているビーズ状のものの他、繊維状にしたものであっ
てもよい。
【0024】円筒容器30の下部空間39bには給水電
磁弁27に通じる入水口(給水入口)30aが、下部空
間39b底部には再生水排出口30cが設けられてい
る。再生水排出口30cには排水チューブ41が取り付
けられており、排水チューブ41の他端は外槽4底部の
排水口14に接続されている。また、上部空間39aは
円筒容器30に設けられた吐出口(給水出口)30bと
連通しており、吐出口30bは部屋47に接続(連通)
されている。
【0025】上部空間39aの上方には逆止弁35が設
けられている。逆止弁35は、ポリプロピレン製のボー
ル35aとゴム製の弁座35bとで構成されている。
【0026】円筒容器30の上部には、角形の塩水容器
31が設けられており、塩水容器31の上部にはふた4
0がある。塩水容器31は、上面が開口しており、底面
中央部にはサイホン37が設けられている。サイホンの
中心部には孔37aがあり、弁座35bの中心孔を介し
塩水容器31と円筒容器30の上部空間39aとが連通
している。
【0027】塩水容器31の一側面には塩給水電磁弁2
8からの給水管31aが設けてある。 塩水容器31の
内部には着脱可能な角形の塩容器32がある。塩容器3
2は上面が開口しており、底面及び側面にはメッシュフ
ィルタ32cが設けてある。塩容器32の側面と底面
は、塩水容器31に対して隙間を持つように設置され
る。
【0028】塩容器32内には、予め使用者により塩4
2が投入されている。使用する塩は、安価な精製塩が不
純物(一般に言うカルシウム、マグネシウムなどのミネ
ラル分)が少なく最も適している。塩容器32のメッシ
ュフィルタ32cは、塩粒の流出を防止するとともに、
塩投入作業中に乾燥した塩が外部にこぼれることを防止
する。
【0029】塩の投入量は複数回分の再生に必要な量で
あり、本実施例では約500gである。これは、後で述
べるイオン交換樹脂43の再生処理1回当たりに必要な
塩量15gの33回分に相当する。塩容器32の容積
は、乾燥した塩500g分を収容できるよう500mL
〜550mLである。
【0030】水道栓からのホースは水道栓口26に接続
される。水道水は給水電磁弁27を開くことで円筒容器
30の入水口30aに導かれ、下部空間39bを満たし
てからイオン交換樹脂43を充填した樹脂室33c内を
上昇しながら通過する。水道水はここで軟水化つまりカ
ルシウムイオン、マグネシウムイオンが除去されて上部
空間39aを満たす。上部空間39a内の水位の上昇に
より浮力でボール35aと弁座35bが密着し逆止弁3
5が閉じる。水は吐出口30bから部屋47に流出す
る。水はイオン交換樹脂43による圧力損失で、吐出口
30bではほぼ大気圧と等しくなっている。部屋47内
の水位が仕切り47aを超えると傾斜流路46に流れ、
洗濯槽5(外槽4)に流下し給水される。
【0031】ここで、図3に戻って説明する。部屋47
に水が溜まっている状態で、切替弁A44を吸水管44
bと吸い込み口48aが通じるよう、また切替弁B45
を吐出管45bと吐出口48bが通じるように操作す
る。そして、加圧ポンプ48を動作させると、部屋47
内の水は吸水管44bから吸い込まれ加圧され、吐出管
45bを通りシャワーヘッド49から噴出し、洗濯槽5
内の洗濯物に向かって、シャワー状に給水される。この
時、逆止弁48dは閉じているため、水が呼び水管48
cを通り部屋47へ逆流することはない。
【0032】イオン交換樹脂43の再生は次のように行
う。塩給水電磁弁28を開き塩水容器31内に水を溜め
ることで、塩容器32のメッシュフィルタ32cを通し
塩が溶解し、塩水が生成される。注水量を約130mL
とすることで、約15gの塩が溶解し、濃度10%の塩
水が生成できる。塩水は、サイホン37で上部空間39
aに流下し、イオン交換樹脂43間を通過し、イオン交
換樹脂を再生する。硬度成分を多量に含む再生排水は下
部空間39bに出て排水チューブ41を通り排水口14
に流出する。
【0033】図6はマイクロコンピュータ50を中心に
構成される洗濯機制御部のブロック図である。マイクロ
コンピュータ50は、操作ボタン入力回路51(51a
〜51c)や水位センサ11とも接続され使用者のボタ
ン操作、洗濯槽内の洗濯用水水位の情報信号を受ける。
マイクロコンピュータ50からの出力は、双方向性3端
子サイリスタ等で構成される駆動回路52に接続され、
前記電動機7や給水電磁弁27、塩給水電磁弁28、加
圧ポンプ48、排水装置13等に商用電源を供給して、
これらの開閉あるいは回転を制御する。また使用者に洗
濯機の動作を知らせるため、ブザー23や表示器21な
どの報知装置にも接続される。電源回路53は商用電源
を整流平滑してマイクロコンピュータ50に必要な直流
電源を作る。
【0034】22Aはすすぎ方法を選択する操作ボタン
で、シャワーすすぎ、ためすすぎ、注水すすぎなどのす
すぎ方式とすすぎ回数、軟水利用の要否を決定するのに
使用する。マイクロコンピュータ50は、設定された内
容を表示器21に表示する。
【0035】55は点灯して塩補充を表示する発光ダイ
オードである。発光ダイオード55は、塩容器32への
塩補充が必要な時に点灯して、使用者に知らせる。操作
ボタン25は、塩の補充が完了したときに使用者が押す
ボタンである。操作ボタン25を押すことでマイクロコ
ンピュータ50は、発光ダイオード55を消灯する。
【0036】次に本発明による全自動洗濯機の動作を説
明する。
【0037】洗い工程に関しては、給水経路はどのよう
な洗いコースを選んだ場合でも全て同一である。すすぎ
工程時は、すすぎコースの選択により給水経路及びイオ
ン交換樹脂43の再生タイミングが異なる。ここでは、
使用者が軟水でシャワーすすぎを行い、最後にためすす
ぎを1回行って、脱水するよう選択ボタン22Aで設定
した場合の動作の説明を行う。
【0038】使用者が洗濯物を洗濯槽5に入れ、電源ス
イッチ20を押す。そして、洗濯コースを設定(洗い、
すすぎ、脱水条件を設定)し、洗濯の開始を指示するた
めにスタートボタンを操作する。マイクロコンピュータ
50は、給水電磁弁27を開とする。水道水は水道栓か
ら給水電磁弁27を通り、円筒容器30内に流入し、イ
オン交換樹脂43間を通過し硬度成分を除去され、部屋
47に出て、傾斜流路46から外槽4(洗濯槽5)に溜
まる。
【0039】水位センサ11で規定量の水が洗濯槽5に
給水されたことを検地したマイクロコンピュータ50
は、給水電磁弁27を閉じ、給水を停止させる。そし
て、回転翼6を正逆回転し洗濯物を撹拌し洗い工程を開
始する。洗い水はカルシウム、マグネシウムなどの硬度
成分を除去された軟水になっている。硬度成分は、洗剤
中の界面活性剤と反応して水に不溶性の金属石鹸を生成
し、洗浄に寄与する界面活性剤量を減少させ、洗浄力の
低下を招く。しかし、給水中に硬度成分を除去すること
で、洗剤の力が十分に発揮され、高い洗浄力が得られ
る。
【0040】給水水量が高水位の場合、イオン交換樹脂
43のイオン交換能力(硬度除去能力)はほとんど失わ
れており、以後の給水を軟水化するためには再生が必要
である。
【0041】洗い工程が終了するとマイクロコンピュー
タ50は、排水装置13を開く。洗濯槽5内の洗い水は
排水口14から排水ホース15を通り排水される。洗い
工程の給水からこの排水までを洗い工程と考えてもよ
い。
【0042】次のシャワーすすぎは軟水で行う必要があ
るため、洗い工程の給水終了後からすすぎの開始までの
間にイオン交換樹脂43の再生を行う。従って、中間脱
水時に行ってもよい。本実施形態では、洗い工程におけ
る洗いの終了後の排水中に再生を行う。再生方法は、上
述の通りである。
【0043】再生を排水中に行うのは、次の理由によ
る。イオン交換樹脂43を再生した再生排水の中には、
多量の硬度成分が含まれている。再生排水は、排水チュ
ーブ41を通り外槽4底部の排水口14に流出する。排
水装置13が閉じている洗い工程中に再生排水が流下す
ると、軟水化した洗い水と再生排水が混じり、洗い水の
硬度が上昇してしまい、イオン除去装置を通して給水し
た意味がなくなってしまうからである。
【0044】一方、排水中に再生を行うと、再生排水は
排水と共に排水ホース15から排出されるため、外槽4
や洗濯槽5内に流入することはない。すなわち、再生排
水が洗濯物に触れて、洗濯物に吸着している洗剤の界面
活性剤と結合し、金属石鹸を生成することがない。
【0045】再生排水が洗い水と混じるのを防止する対
策を行えば、洗いの最中にイオン交換樹脂43の再生を
行っても問題ない。例えば、排水チューブ41の出口側
を排水装置13の下流側に接続すればよい。この場合、
洗濯槽に給水すべき水が排水チューブ41を通して排水
されてしまうので、排水チューブ41の上流側、出口部
或いは途中のいずれか一ヶ所に、排水を防止するための
バルブを設けるとよい。
【0046】排水とイオン交換樹脂の再生が終了した
ら、中間脱水を行う。中間脱水が終了したら、すすぎ工
程に移る。すすぎ工程は、シャワーすすぎ方式であるの
で、まず、洗濯槽5を回転させる。洗濯槽5の回転数
は、シャワーすすぎで供給される水が洗濯物を通過する
のに必要な遠心力が得られる回転数でよい。もちろん、
前工程の中間脱水の回転を止めずに、そのまま維持して
も良いし、中間脱水後に所定の回転数まで減速した状態
ですすぎを開始してもよい。このようにすれば、洗濯槽
5の回転を完全に停止して再起動すために要するエネル
ギと時間を節減できる。そして、給水電磁弁27を開
き、洗い給水時と同様に給水を開始する。イオン交換樹
脂43は既に再生が終了しているため、イオン除去装置
29を通過中に硬度成分が除去され、軟水が吐出口30
bから部屋47に流入し、部屋47に溜まり水位が上昇
する。
【0047】部屋47に水が溜まり始めたら、切替弁A
44を吸い込み管48a側に、切替弁B45を吐出管4
5b側にし、加圧ポンプ48の運転を開始する。部屋4
7内の軟水は吸い込み管48aから加圧ポンプ48に入
り、加圧されて吐出管48bからシャワーヘッド49に
導かれ、洗濯槽5内にシャワー状に給水される。この
時、洗濯槽5内の洗濯物は、遠心力で洗濯槽5の壁面に
押しやられており、洗濯物が洗濯槽中央部にあることは
少ない。このため、シャワーの吐出方向を洗濯槽壁面に
向かうように設定してある。さらに、水は加圧ポンプ4
8で加圧されており、その水圧でシャワーヘッド49か
ら勢い良く噴出し、シャワーヘッドから離れた洗濯槽底
部の洗濯物にも確実にすすぎ水が届く。
【0048】また、シャワーヘッド49の水吐出部の形
状であるが、一般的な小穴を多数設ける方式、旋回流で
放射状(円錐状)に水を出す方式などがあるが、洗濯槽
5壁面に密着している洗濯物に均一に水がかかればよ
い。洗濯物にかかったすすぎ水は、遠心力で洗濯物中を
通過し、洗濯物に含まれる洗剤と共に洗濯槽5の壁面に
設けられた脱水孔5aから外槽4内に出て、排水口14
から排水される。
【0049】シャワーすすぎの流量は、洗濯物に当たっ
た時の跳ね返りをなくすために、毎分4〜10L程度が
好ましい。これに対し、イオン除去装置29を通過する
給水流量は、水道水圧により変化し毎分5〜20L程度
である。シャワーすすぎ水量より給水流量が多い場合
は、部屋47内の水は仕切り47aからオーバーフロー
し、傾斜流路46から洗濯槽5に流れ込み、軟水を無駄
に消費してしまう。しかし、給水電磁弁27の開閉を間
欠的に行うことで、見かけの給水流量を少なくし、無駄
な軟水の消費を無くすことも可能である。一方、シャワ
ーすすぎ水量より給水流量の方が少ない場合は、部屋4
7内の水位が下がり加圧ポンプ48に空気を吸い込み、
正常なポンプ性能が発揮できない。この場合は、加圧ポ
ンプ48を間欠的に運転することで、ポンプ性能を維持
できる。
【0050】すすぎは、洗いで洗濯物に吸着した洗剤を
除去するために行う。しかし、すすぎ水の硬度が高い
と、洗濯物に吸着している界面活性剤と硬度成分が結合
し、金属石鹸を生成する(界面活性剤の親水基と硬度成
分が結合する)。この金属石鹸は、疎水性で水に不溶な
物質であり、すすぎ水中に溶け出さないため、洗濯物に
残留する。これに対し、すすぎを軟水で行へば、金属石
鹸が生成せず、かつ界面活性剤が洗濯物から効率よく除
去できる。
【0051】しかし、イオン除去装置29を通過した軟
水は、イオン交換樹脂43の圧力損失で、吐出口30b
ではほとんど大気圧と等しくなっている。従って、この
まま傾斜流路46から回転している洗濯槽5に流下させ
たのでは、高さのエネルギーしか利用できない。従っ
て、水の落下方向の制御が難しく、シャワーすすぎで洗
濯物に均一に水をかけることは困難で、かつ洗濯物にか
からずに無駄に排水される水が多く効率が悪い。
【0052】本発明のように加圧ポンプ48を設けるこ
とで、洗剤除去に有効な軟水を有効かつ均一に洗濯物へ
かけることができるシャワーすすぎが実現でき、節水と
すすぎ性能向上を同時に達成できる。
【0053】加圧ポンプ48を設けることは、次のよう
な効果もある。それは、シャワー給水に水道水圧を利用
している場合、水道水圧の高低でシャワーの出方が大幅
に異なる。特に水圧が低い場所ではシャワーが勢い良く
噴出しないため、洗濯物に水がかからないという問題が
あった。これに対し、加圧ポンプを設けることで、水道
水圧によらず一定の水圧を確保できる。このため、常に
同一のシャワーを実現でき、一定のすすぎ性能が得られ
る。
【0054】シャワーすすぎが終了したら、次に洗濯槽
5に水を溜めて回転翼6で洗濯物を撹拌するためすすぎ
を行う。ためすすぎの給水は洗い給水時と同様の経路で
水が流れるので、詳細な説明は省略する。前工程の軟水
シャワーすすぎで使用した水量は最大でも15L程度で
あるため、イオン交換樹脂43のイオン除去能力が十分
残っているため、このためすすぎの水も軟水化される。
このため、シャワーすすぎで取りきれなかった洗剤の界
面活性剤がすすぎ水中の硬度成分と結合し、金属石鹸化
する可能性が小さくなる。従って、洗濯物への界面活性
剤の残留が少ない仕上がりを実現できる。
【0055】なお、上記のためすすぎの給水時に、加圧
ポンプ48を運転し、シャワー給水を併用しても良い。
シャワーすすぎ終了後、洗濯物は脱水で洗濯槽5に張り
付いた状態になっている。ためすすぎの給水終了後、回
転翼6を正逆転しても、回転翼上にある洗濯物の量が少
なく洗濯物に有効に力が作用せず、洗濯槽5に張りつい
た洗濯物が離脱しないため、洗濯物の撹拌を効率よくで
きない(すすぎ性能が低下する)という問題があった。
そこで、給水時にシャワー給水を併用すると、洗濯物に
水が多量に含まれ重くなるため、自重で洗濯槽5から離
脱しやすくなる。このため、回転翼6を正逆転するとす
ぐに洗濯物の撹拌が行え、すすぎ性能が向上する。
【0056】ためすすぎが終了し、排水を開始したら、
次回洗濯の洗い水を軟水化するため、イオン交換樹脂4
3の再生を行う。再生方法は、上述の洗い後と同様であ
る。
【0057】排水とイオン交換樹脂の再生が終了した
ら、最後の脱水を行い洗濯を終了する。
【0058】以上述べてきた実施例では、イオン除去装
置29を出た軟水を溜めるための部屋47を設けた構造
であるが、次のような構成でも、同様の作用効果が得ら
れる。それは、部屋47の代わりに、イオン除去装置2
9の上部空間39aに、直接吸い込み管48aを接続す
る構成である。この場合、吐出口30bの位置は、極力
円筒容器30の上側に設け、上部空間39aの容積をで
きるだけ大きくした方がよい。これは、上部空間39a
にできるだけ多くの水を溜めることで、加圧ポンプ48
が吸気を吸入する可能性を抑えることができるからであ
る。本構成の場合も、加圧ポンプ48を運転するか否か
でシャワーヘッド49からのシャワー給水と傾斜流路4
6から通常給水を切り替えることができる。
【0059】このように構成することで、後部収納箱1
7bの容積が小さく、部屋47を設けることが困難な小
容量の洗濯機でも、軟水によるシャワーすすぎを行うこ
とができる。
【0060】以上、加圧ポンプと風呂水吸水ポンプを共
用した場合のついて述べてきた。風呂水吸水ポンプを搭
載しない機種では、上述の実施例から切替弁A44と切
替弁B45を取り、吸い込み管44bを吸い込み口48
aへ、吐出管45bを吐出口48bへ接続するよう構成
すればよい。
【0061】また、加圧ポンプと風呂水吸水ポンプを別
々に設けるように構成しても良い。加圧ポンプには圧力
重視の特性が求められ、風呂水吸水ポンプには大流量の
特性が求められる。このため、ポンプを別々にすること
で、それぞれの特性に合ったポンプ形式が選べると言う
利点がある。
【0062】洗い水に風呂水を使用する場合は、切替弁
A44を風呂水吸入口44a側に、切替弁B45を風呂
水管45a側にセットする。まず、水道栓口26からの
水道水を給水電磁弁27を開き、イオン除去す段29を
通し、部屋47に噴出する。部屋47に噴出した水の速
度エネルギーを利用し、水の一部を呼び水管48cを通
して、加圧ポンプ48に呼び水する。その後ポンプを回
転させて風呂水を風呂水吸水口44aから自吸し、風呂
水管45aから傾斜流路46に吐き出し、洗濯槽5に給
水する。風呂水管45aから部屋47を介することなく
傾斜流路46に吐き出すようにしたことにより、風呂水
に含まれるごみ等が部屋47に溜まるのを防ぐことがで
きる。
【0063】洗い水に風呂水を使用した場合、イオン交
換樹脂43を通過する水量は、呼び水用の5〜10L程
度であり、イオン交換樹脂43の硬度除去能力はまだ十
分に残っている。従って、洗い水の排水中に行ったイオ
ン交換樹脂43の再生を行う必要はない。
【0064】また、洗い水に水道水を使用した場合で
も、すすぎ水を軟水にする必要がなければ、洗い水の排
水中に行うイオン交換樹脂の再生が必要ない。
【0065】次に、本発明の一実施の形態例に係る洗濯
機を、図面を用いて説明する。本形態例の特徴は、シャ
ワー給水用の加圧ポンプの代わりに、シャワー給水専用
のイオン除去装置を設け、シャワーは水道水圧を利用す
ることにある。
【0066】図7は、本発明の一実施例の形態例に係る
全自動洗濯機の洗濯用水の給水経路用部品を納めた後部
収納箱17bの上蓋をはずした時の背面側部分の平面図
(図1中にBB線で示す断面)である。イオン除去装置
の塩水容器、塩容器は省略してある。図8はイオン除去
装置29’の縦断面図、図9は図8の二点鎖線AA方向
から見たイオン交換装置29’の平面図、図10は図8
の二点鎖線BB方向から見た塩水流路72の平面図であ
る。図3、図5と同一符号は、同一部分を示す。
【0067】後部収納箱17bには、水道栓口26、こ
れに続いて給水電磁弁27、給水電磁弁B60、塩給水
電磁弁28、イオン除去装置29’、シャワーヘッド4
9、風呂水給水ポンプ75、洗剤投入容器79、給水路
78、傾斜流路80等が収納されている。
【0068】イオン交換装置29’は、円筒容器61と
その上部に設けた塩水容器31、塩水容器内に設けた塩
容器32とで構成されている。塩水容器31と塩容器3
2は図5の実施例と同一である。円筒容器61には、樹
脂ケース62が設けられている。樹脂ケース62の上面
には上蓋63が設けられている。樹脂ケース62と上蓋
63は、固定部材64で円筒容器61に固定されている
(本実施例ではねじ止め)。樹脂ケース62は、樹脂室
A66と樹脂室B68の二つの部屋に分かれており、上
下面には、メッシュフィルタ62a、69aが設けら
れ、樹脂室にはイオン交換樹脂43a、43bが充填さ
れている。樹脂室Aは通常給水用で、樹脂室Bはシャワ
ー給水用であり、通過する水量が多い樹脂室Aの方が容
積を大きくしてある。
【0069】定格容量8kg(最高水量68L)の洗濯
機へ適用した場合のイオン交換樹脂量は、イオン交換樹
脂43aが100mL、イオン交換樹脂43bが30m
Lである(樹脂の粒径0.2mm)。これで、水道水硬
度が100ppmの時、通常給水の毎分15Lの給水流
量で最高水量まで給水した場合に、洗濯水の硬度を40
ppm以下にできる。また、毎分5Lの給水流量でシャ
ワー給水した場合に、シャワー水の硬度を硬度20pp
m以下にできる。
【0070】円筒容器61に対して、樹脂室A66の下
部には下部空間A70aが、樹脂室B68の下部には下
部空間B71aが設けられている。下部空間A70aに
は入水口(給水入口)A61a及び再生水排水口A61
eが、下部空間B71aには入水口(給水入口)B61
b及び再生水排水口B61fが設けられている。再生水
排水口には、排水チューブ41a、41bが取り付けら
れており、排水チューブの他端は、外槽4底部の排水口
14に接続されている。
【0071】また、上蓋63に対して樹脂室A66の上
部には上部空間A70bが、樹脂室B68の上部には上
部空間B71bが設けられている。上部空間A70bに
は吐出口A61(給水出口)cが、上部空間B71bに
は吐出口(給水出口)B61dが設けられている。吐出
口A61cは給水路78に接続されており、吐出口B6
1dはシャワーヘッド49に接続されている。
【0072】上蓋63と固定部材64の間には壁72a
で塩水流路72が形成されている。上蓋63には塩水容
器31が取り付けられており、塩水容器と塩水流路72
はサイホン37の孔37aで連通している。上部空間A
70bの上方には逆止弁A65が、上部空間B71bの
上方には逆止弁B67が設けられている。逆支弁の中心
に設けた孔65a、67aは、塩水流路72に通じてい
る。
【0073】本形態例の全自動洗濯機の動作を説明す
る。洗濯コースは、洗い、シャワーすすぎ、ためすす
ぎ、脱水と最初の形態例と同様である。ここでは、給水
時の水の流れを中心に述べる。
【0074】洗い給水時の水の流れは次のようになる。
水道水は水道栓口26から給水電磁弁27を通り、入水
口A61aから下部空間A70aに流入し、イオン交換
樹脂43aが充填された樹脂室Aを通り硬度成分を除去
され、軟水となって上部空間A70bへ出て、吐出口A
61cから給水路78に流入する。そして、給水路に設
けられている多数の小穴78aから洗剤投入容器79に
流下し、傾斜流路80を経て洗濯槽5に溜まる。最高水
量まで給水した場合は、イオン交換樹脂43aは硬度除
去能力をほとんど失うため、以後の給水を軟水化するた
めには、再生が必要である。
【0075】洗いに風呂水を利用する場合、風呂水は風
呂水吸水口75aに接続されるホースで汲み出される。
まず、給水電磁弁27を開き、水道水をイオン除去装置
29’を通し給水流路78に噴出する。給水流路78に
噴出した水の速度エネルギーを利用し、水の一部を呼び
水チューブ76から呼び水口75cに導き、風呂水吸水
ポンプ75に呼び水する。その後、風呂水吸水ポンプを
運転し、風呂水を風呂水吸水口75aから自吸し、吐出
口75cから傾斜流路80に吐出し、洗濯槽5に給水す
る。
【0076】次に、シャワーすすぎ給水時の水の流れは
次のようになる。水道水は給水電磁弁B60を通り入水
口B61bから下部空間B71aに入り、イオン交換樹
脂43bが充填された樹脂室Bを通り、樹脂室B通過中
に硬度成分を除去され、軟水となっ上部空間B71bへ
出る。そして、吐出口B61dからチューブ73を通り
シャワーヘッド49へ導かれ、シャワーヘッド49から
洗濯槽5内の洗濯物に向かって噴出する。シャワーヘッ
ドは、流量が毎分5L程度に設定してある。水が樹脂室
B68を通過する時に、イオン交換樹脂の抵抗のために
圧力損失が発生する。しかし、イオン交換樹脂部の抵抗
よりシャワーヘッド吐出部の抵抗の方が大きいため、吐
出口B61dでは水道水圧より僅かに低下しているだけ
であり、シャワーを噴出するのに障害とはならない。た
だし、上部空間B71bが水道水圧とほぼ同程度になる
ため、シャワー用の水が流れる部分は耐圧構造にする必
要がある。しかし、シャワー用は容積が小さく受圧面積
が小さいため、強度的に耐圧構造化するのは容易であ
る。
【0077】シャワーすすぎによる効果は、前述の形態
例と同様である。
【0078】最後のためすすぎが終了し、排水を開始し
たら、次回の洗濯に備えてイオン交換樹脂の再生を行
う。再生に使用する塩水の生成方法は、前記実施例と同
様であるので、ここでは塩水の流下について説明する。
【0079】塩水は、サイホン37で孔37aを通り下
の塩水流路72に流下する。そして、図10中矢印で示
すように流れ、孔67a、65aから上部空間70b、
71bへ流下し、樹脂室66、68内を通過し、イオン
交換樹脂43a、43bを再生する。硬度成分を多量に
含む再生排水は、下部空間70a、71aに出て、排水
チューブ41a、41bを通り排水口14に流出しすす
ぎの排水と共に排水ホース15から洗濯機外へ排出され
る。
【0080】なお、最後のためすすぎを軟水で行う場合
は、ためすすぎ給水前にイオン交換樹脂を再生する必要
がある。前記実施例と同様洗い排水中に行う方法もある
が、未使用のシャワー給水用イオン交換樹脂43b側に
も塩水が流れ無駄である。そこで、シャワーすすぎ給水
中にイオン交換樹脂43aを再生するようにする。シャ
ワーすすぎ給水中、逆止弁B67は閉、逆止弁A65は
開となっている。この時塩水を塩水流路72へ流下する
と、孔65aのみから塩水が通り、イオン交換樹脂43
aだけを再生することができる。当然、塩水の量は、イ
オン交換樹脂43aだけを再生できれば良いから、両方
のイオン交換樹脂を再生する場合より少なくする。従っ
て、塩の無駄な消費を抑えることができる。
【0081】また、このためすすぎの給水時に、給水電
磁弁27と給水電磁弁B60を同時に開き、傾斜給水路
80とシャワーヘッド49から同時に給水しても良い。
これにより、中間脱水で洗濯槽5の壁面に張り付いた洗
濯物が離脱しやすくなるのは、前述の実施例と同様であ
る。
【0082】なお、シャワーすすぎ中は、排水装置13
が開となっているため、再生排水がすすぎ中の洗濯物に
触れることはない。
【0083】イオン交換樹脂の量に合わせて、孔65a
は、孔67aより直径を大きく設定してある。これは、
再生に必要な塩水の量がイオン交換樹脂量に比例するか
らである。本形態例の場合、イオン交換樹脂43aが1
00mL、43bが30mLであるので、孔65aと6
7aの面積比を10対3に設定すればよい。
【0084】また、塩水流路72をこのような形状にし
たのは、空気が残ると塩水の排出に支障をきたし、正し
く分配されないためである。塩水流路72に塩水が流下
すると、塩水は塩水流路内を満たし、孔65a、67a
から下方へ流れる。しかし、壁72aがないと、塩水流
路内の空気がうまく抜けず、塩水流路に空気溜まりがで
きる。このため、塩水の分配が不正確になり(孔37a
から遠い孔67aからの塩水流下量が減少する)、イオ
ン交換樹脂43bの再生が不十分になってしまう。
【0085】本実施例のように塩水流路72に壁72a
を設けることで、塩水は塩水流路中の空気を押しながら
図10の矢印のように流れる。空気は孔65aから押し
出される。このように、塩水流路内の空気がなくなるた
め、塩水の分配が正しくでき、イオン交換樹脂の再生不
良を防止することができる。
【0086】本形態例では、通常給水用とシャワー給水
用のイオン交換装置を設けたので、特別の貯水部(部
屋)や加圧ポンプ、切替弁を用いることなく軟水シャワ
ーすすぎを実現でき、給水経路をコンパクトにできると
いう利点がある。また、イオン交換樹脂の再生は、洗濯
コースの最後に一度行えばよく、洗濯時間の短縮にもつ
ながる。
【0087】水道水は軟水化装置を通過する時に、イオ
ン交換樹脂部での圧力損失のため、イオン除去装置(軟
水化装置)を出るとほぼ大気圧と等しくなる。イオン除
去装置を出た水は、下方にある洗濯槽へ重力で落下し供
給されている。通常、すすぎ前に衣類中の洗剤をできる
だけ排除するための中間脱水を行うので、衣類は洗濯槽
壁面に密着している。イオン除去装置で軟水化した水を
シャワーすすぎに利用しようとすると、水は重力で落下
するだけなので、水の落下方向を制御するのが難しい。
このため、衣類にかからずに直接洗濯槽底面に落下する
水が多く、水を無駄に消費することになる。さらに、衣
類へ均一にかけることが困難で、すすぎ性能を高くでき
ない。
【0088】以上の説明のように、上述した各実施形態
例では、イオン除去装置の出口にシャワーすすぎ用の加
圧ポンプを設け、あるいはシャワーすすぎ用のイオン除
去装置を設けたので、軟水のシャワーを洗濯物に均一に
かつ無駄なくかけることで、洗いはもちろんシャワーす
すぎを軟水で行うことができ、節水とすすぎ性能向上
(衣類に残留する洗剤(界面活性剤)を少なくする)を
同時に実現できる。また、すすぎ時に使用する水量を減
らすことができれば、イオン交換樹脂の再生処理頻度を
少なくできる、或いはイオン交換樹脂量を少なくしてイ
オン除去装置を小型化できる等の効果が得られる。
【0089】
【発明の効果】本発明によれば、洗濯槽を回転させなが
ら、軟水化した水を洗濯物にシャワー状に散水してすす
ぎを行うようにしたことにより、節水で高効率のすすぎ
が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による全自動洗濯機の外観斜視図であ
る。
【図2】本発明による全自動洗濯機の縦断面図である。
【図3】本発明による後部収納箱内部の平面図である。
【図4】本発明による給水経路のブロック図である。
【図5】本発明によるイオン除去装置の縦断面図であ
る。
【図6】本発明による全自動洗濯機の電気接続ブロック
図である。
【図7】本発明による別の全自動洗濯機の後部収納箱内
部の平面図である。
【図8】本発明による別のイオン除去装置の縦断面図で
ある。
【図9】本発明による別のイオン除去装置の平面図であ
る。
【図10】本発明による別のイオン除去装置の塩水流路
平面図である。
【符号の説明】
4…外槽、5…洗濯兼脱水槽、13…排水装置、14…
排水口、15…排水ホース、17b…後部収納箱、26
…水道栓口、27…給水電磁弁、28…塩給水電磁弁、
29、29’…イオン除去装置、30、61…円筒容
器、31…塩水容器、32…塩容器、33、62…樹脂
ケース、35、65、67…逆止弁、37…サイホン、
41、41a、41b…排水チューブ、43、43a、
43b…イオン交換樹脂、44、45…切替弁、46…
傾斜流路、47…部屋、48…加圧ポンプ、49…シャ
ワーヘッド、50…マイクロコンピュータ、60…給水
電磁弁B、66…樹脂室A、68…樹脂室B、72…塩
水流路
フロントページの続き (72)発明者 太田 義注 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 釜野 年恭 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所電化機器事業部内 (72)発明者 小山 高見 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所電化機器事業部内 (72)発明者 福沢 宗一 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 日 立多賀エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 桧山 功 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所電化機器事業部内 Fターム(参考) 3B155 AA01 AA03 AA06 AA17 BB14 CA06 CB06 CB39 FA02 FA03 FA07 FA22 FA36 MA01 MA02 MA06 MA09

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部の給水源から洗濯を行う洗濯槽への給
    水経路の途中で、硬度成分を除去して軟水化する軟水化
    装置を通して給水し、洗濯を行う洗濯機において、 前記給水経路の前記洗濯槽内への給水出口とは別に、す
    すぎ時に外部の給水源から前記洗濯槽内へ散水して給水
    するノズルを設け、前記ノズルの上流側に硬度成分を除
    去する軟水化装置を設けたことを特徴とする洗濯機。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の洗濯機において、前記ノ
    ズルの上流側に設けられた軟水化装置と前記給水出口の
    上流側に設けられた軟水化装置とが、一つの軟水化装置
    によって構成されたことを特徴とする洗濯機。
  3. 【請求項3】洗濯を行う洗濯槽と、該洗濯槽に給水する
    給水手段と、前記洗濯槽内の水を排水する排水手段と、
    前記給水手段の給水経路の途中に設けられ前記給水に含
    まれるイオンを除去するイオン除去手段とを備えた洗濯
    機において、 前記イオン除去手段の出口に貯水部と、前記貯水部に溜
    まった水を吸い込み加圧する加圧手段と、前記洗濯槽内
    に向かって散水するシャワーノズルとを設け、 前記貯水部から前記加圧手段を通さずに前記洗濯槽へ給
    水する第1の給水路と、前記貯水部から前記加圧手段及
    び前記シャワーノズルを通して給水する第2の給水路
    と、前記第1の給水経路による給水と前記第2の給水経
    路による給水とを制御する制御手段とを設け、 前記制御手段は、すすぎ時に、前記第2に給水経路を通
    して給水するように制御することを特徴とする洗濯機。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の洗濯機において、洗い工
    程及び前記洗濯槽に水を溜めて行うすすぎ工程の給水
    は、前記第1の給水経路から行い、前記洗濯槽へ水を給
    水しながら前記洗濯槽を回転して行うすすぎの給水は、
    前記第2の給水経路から行うことを特徴とする洗濯機。
  5. 【請求項5】請求項3に記載の洗濯機において、前記洗
    濯槽に水を溜めて行うすすぎの給水は、前記第1の給水
    経路と前記第2の給水経路とから行うことを特徴とする
    洗濯機。
  6. 【請求項6】請求項3に記載の洗濯機において、前記加
    圧手段は、風呂水給水手段を兼用し、前記加圧手段の吸
    い込み側に風呂からの流路と前記貯水部からの流路を切
    り替える第1の切替弁を備え、前記加圧手段の吐出側に
    前記シャワーノズルへの流路と風呂水を前記洗濯槽へ給
    水する流路とを切り替える第2の切替弁を備えたことを
    特徴とする洗濯機。
  7. 【請求項7】請求項1又は3に記載の洗濯機において、 洗い、すすぎ及び脱水の各工程の制御を行う制御手段を
    備え、 前記制御手段は、すすぎ工程に先立って脱水工程を実行
    し、該脱水工程時の回転を停止することなく前記洗濯槽
    を回転させたまま、前記シャワーノズルからの給水を開
    始してすすぎ工程を実行するように制御することを特徴
    とする洗濯機。
  8. 【請求項8】請求項3に記載の洗濯機において、 洗い、すすぎ及び脱水の各工程の制御を行う制御手段を
    備え、 前記イオン除去手段は、イオン交換機能材と、該イオン
    交換機能材に再生剤を流して再生処理する再生手段とを
    備え、 前記制御手段は、前記洗い工程が終了して前記洗濯槽内
    の水を排水を行う間に、前記再生剤で前記イオン交換樹
    脂を再生する再生工程を実行し、前記排水及び前記再生
    工程が終了した後、前記洗濯槽を回転して脱水工程を行
    い、該脱水工程の後に前記第2の給水経路から前記洗濯
    槽へ給水してすすぎを行うように制御することを特徴と
    する洗濯機。
  9. 【請求項9】洗濯を行う洗濯槽と、該洗濯槽に給水する
    給水手段と、前記洗濯槽内の水を排水する排水手段と、
    前記給水手段の給水経路の途中に設けられ前記給水に含
    まれるイオンを除去するイオン除去装置と、前記洗濯槽
    内に向かって開口するシャワーノズルとを備えた洗濯機
    において、 前記イオン除去装置は、イオン交換機能材を収容した樹
    脂容器と、前記イオン交換樹脂のイオン除去能力を再生
    させる再生剤を収容する再生剤容器とを有し、 前記樹脂容器は、第1の樹脂容器と第2の樹脂容器の二
    つで構成され、 前記第1の樹脂容器は、第1の入水口と第1の吐出口と
    再生剤の流入口及び再生剤の排出口とを備え、 前記第2の樹脂容器は、第2の入水口と第2の吐出口と
    再生剤の流入口及び再生剤の排出口とを備え、 前記第1の入水口に給水弁と、前記第2の入水口に第2
    の給水弁とを設け、 前記第1の吐出口から前記シャワーノズルを通さずに前
    記洗濯槽へ給水する第1の給水路と、前記第2の吐出口
    から前記シャワーノズルを通して前記洗濯槽に給水する
    第2の給水路とを設け、 洗い工程の給水時に前記第1の給水路から給水を行い、
    すすぎ時に前記洗濯槽を回転しながら前記第2の給水路
    から給水を行うことを特徴とする洗濯機。
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