JP2001017786A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP2001017786A
JP2001017786A JP11337231A JP33723199A JP2001017786A JP 2001017786 A JP2001017786 A JP 2001017786A JP 11337231 A JP11337231 A JP 11337231A JP 33723199 A JP33723199 A JP 33723199A JP 2001017786 A JP2001017786 A JP 2001017786A
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container
salt
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ion exchange
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JP11337231A
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Toshifumi Koike
敏文 小池
Gichu Ota
義注 太田
Shiro Obayashi
史朗 大林
Hiroshi Osugi
寛 大杉
Takami Koyama
高見 小山
Hajime Kikuchi
元 菊池
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】イオン交換樹脂による軟水化装置を備えた洗濯
機において、イオン交換樹脂を収容する樹脂室を扁平に
し、イオン交換樹脂による圧力損失を低減する。 【解決手段】イオン交換樹脂43を収納する樹脂室33
cの高さLと直径dの比(L/d)を0.13以上0.
18以下とし、下部部屋に整流部材61を設け、樹脂室
33cに仕切を設け、イオン交換樹脂内を均一に水道水
が流れるようにする。また、塩水排出口30cの内径を
1.5mm〜2mmとする。これにより、水道水圧が低
い場合も毎分5L以上の給水流量を確保する。さらに、
塩水を45秒以上かけてイオン交換樹脂層に流し、イオ
ン交換樹脂のイオン除去能力を再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は洗濯機に係り、特
に、洗濯に用いる水から硬度成分を除去する手段および
これを搭載した洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】洗濯機で洗濯に使用される洗濯用水は、
水道水等に代表される水源からホース等で洗濯機に供給
され、使用者の操作で洗濯機内の洗濯槽に給水されて、
衣類の洗濯に用いられている。
【0003】しかし、例えば水道水中には雑菌の殺菌を
目的とした次亜塩素酸イオン等の陰イオン、水道源水に
含まれる硬度成分としてのカルシウム、マグネシウムあ
るいは水道源水に含まれるあるいは水道水供給配管系統
から溶け出す銅、鉄、クロム等の陽イオンが含まれてお
り、これら金属イオンは被洗濯物、使用洗剤の洗浄力に
種々の悪影響を与える。
【0004】洗剤の洗浄力に大きな影響を及ぼすのは、
硬度成分としてのカルシウム、マグネシウムイオンとい
う2価の陽イオンである。これらは洗剤中の界面活性剤
と反応して不溶性の金属せっけんを生成し、洗浄に寄与
する界面活性剤量を減少させ洗浄力を低下させる。また
先の金属せっけんは不溶性であり、被洗濯物に残留して
特に黒色衣類では白い斑点となって見える。さらに洗濯
槽の外壁等に付着堆積した場合には、そこにカビ等が繁
殖する場合もある。
【0005】従来、洗剤の中には前述の硬度成分の悪影
響を防止するためリン酸塩が混入されていた。しかし、
琵琶湖汚染問題として知られるように、リン酸塩の社会
環境に及ぼす影響が取り上げられた。このため、従来洗
剤に含まれているビルダーとして用いられてきたリン酸
塩にかわる代替ビルダーの研究が進み、この中でリン酸
塩代替ビルダーとして合成ゼオライトが注目され多くの
市販洗剤に用いられている。洗濯用水にカルシウムイオ
ン、マグネシウムイオンが含まれていた場合、これに人
工ゼオライト混入洗剤を投入するとゼオライトは確かに
洗濯用水から吸着によりこれらイオンを除去するが、吸
着している間にも、これらイオンは洗剤の界面活性剤を
金属せっけん化する。このため、ゼオライト混入の効果
は薄められることになる。本来ならば洗濯用水からこれ
らイオンを除去した後、この用水に洗剤を溶かして洗濯
に用いる方が好ましい。さらに、ビルダーとしてこの人
工ゼオライトを洗剤に多量に混入すると、洗濯後の衣類
にゼオライト粒子が付着して仕上がりを悪化させる問題
もある。
【0006】これら金属イオンの弊害を除去する方法と
して、特開平10−328485号公報に記載される洗
濯機がある。これは、ナトリウム型強酸性陽イオン交換
樹脂を充填した着脱可能な円筒容器を洗濯機のトップカ
バー内の給水経路途中に設け、水道水をイオン交換樹脂
に通すことで、洗浄に悪影響を及ぼすカルシウムイオ
ン、ナトリウムイオンなどの硬度成分を除去し軟水化し
た後に、洗剤の投入されている洗濯槽に給水して洗濯を
行うものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前者の特開平10−3
28485号公報に記載の洗濯機では、硬度成分除去の
ために、イオン交換樹脂を使用している。イオン交換樹
脂は、粒径が0.1mmから1mm程度の球形の物質で
ある。給水経路の途中にイオン交換樹脂を充填した円筒
容器を設けている。このため、イオン交換樹脂が流路抵
抗となり圧力損失が発生し、従来の洗濯機に比べ給水流
量が減少し、給水時間が長くなるという問題がある。ま
た、自給式の風呂水給水ポンプ付きの洗濯機では、自給
のために水道水を呼び水として風呂水給水ポンプへ供給
する必要がある。しかし、水道水圧が0.029〜0.
049MPaと低い場所では、イオン交換樹脂による圧
力損失で、十分な量の呼び水を得られないという問題が
あった。またイオン交換樹脂のイオン除去能力は有限で
あり、ある水量を処理した時点でイオン除去能力を失う
ため、再生という操作が必要である。特開平10−32
8485号公報に記載の洗濯機では、イオン交換樹脂の
再生処理は、使用者が円筒容器を洗濯機から取り外し、
予め作っておいた塩水に浸け揺動することにより行って
いる。
【0008】本発明の目的は、洗濯用水に含まれる陽イ
オンを除去するイオン除去手段をコンパクトに備えた洗
濯機において、イオン交換樹脂の硬度除去性能を低下さ
せることなく圧力損失を低下させ、水道水圧が低い場合
でも十分な給水流量を確保することにある。また、本発
明の他の目的は、イオン交換樹脂の再生剤を安定して生
成してイオン交換樹脂に供給し、再生処理を行えるよう
にすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、洗濯機の洗濯槽への給水経路の途中に
備えられるイオン除去装置において、前記イオン除去手
段は、イオン交換樹脂を収容する樹脂室を有する樹脂容
器と、前記イオン交換樹脂のイオン除去能力を再生させ
る再生剤を収容する容器とを備え、前記樹脂室の高さ/
直径比を0.13以上0.18以下とし、再生剤を収容
する容器は、電磁給水弁からの給水管が接続された水容
器と、再生剤を入れるために水容器の内側に設けた内側
容器とを備え、内側容器の側面と水容器の間及び水容器
の底面と内側容器との間にそれぞれ隙間を設け、内側容
器の側部及び底部にメッシュフィルタを配設し、メッシ
ュフィルタを通じて水容器内の水が内側容器内に流入で
きるようにする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態例に
係る洗濯機を、図面を用いて説明する。
【0011】図1は本発明による全自動洗濯機の外観図
であり、図2は図1AA線に沿う縦断面図である。
【0012】全自動洗濯機は、鋼鈑製の外枠1内に吊り
棒2およびコイルバネや弾性ゴムからなる防振装置3に
よって合成樹脂製の外槽4を吊架する構成となってい
る。外槽4は4組の吊り棒2および防振装置3で外枠1
の上部4隅から吊り下げ支持されている。洗濯する水を
溜める外槽4内には、ステンレス製の洗濯兼脱水槽5
(以下、洗濯槽と呼ぶ)を回転自在に設ける。洗濯槽5
には多数の脱水孔5aを設け、中央底部には回転翼6を
回転可能に設ける。洗いおよびすすぎ工程時には洗濯槽
5を静止させ、回転翼6を時計方向(正)および反時計
方向(逆)に回転させる。また脱水工程時には洗濯槽5
及び回転翼6を一体にして一方向に回転させる。回転翼
6および洗濯槽5の回転は駆動装置により行われる。
【0013】駆動装置は電動機7とこの電動機7の回転
を、回転翼6あるいは洗濯槽5に伝達するためのプーリ
8aやベルト8bからなる伝達手段8と、洗いおよびす
すぎ工程時に回転翼6のみを回転させたり、あるいは脱
水工程時に洗濯槽5を回転させたりするクラッチ装置9
と、その切り替えを行うクラッチソレノイド9aからな
る。
【0014】これら駆動装置は外槽4の底面に鋼鈑製の
支持板10を用いて固定される。また外槽4には外槽内
の水圧を水位センサ11に伝達する水位センサチューブ
12と外槽4内の洗濯用水の排水を行う排水装置13が
設けてある。排水装置13は外槽4底面の排水孔14の
直後に設けられ、排水装置13には排水ホース16が接
続されている。洗濯用水は排水装置13を閉じることで
外槽4内に溜められ、排水装置13を開くことで排水ホ
ース15を通り洗濯機外に排出される。
【0015】外枠1の上部にはトップカバー17が設け
てある。トップカバー17は、洗濯物を投入する投入口
17aとイオン除去手段、水道栓口26、給水電磁弁等
を収納する後部収納箱17bと、マイコン等の電気部品
を収納する前部操作箱17cと、投入口17aを覆うよ
うに取り付けた開閉可能な合成樹脂製の蓋18とで構成
されている。
【0016】前部操作箱17cの上面には図3に示す操
作パネル19aが取りつけてあり、その下には制御部で
あるマイコン等を内蔵した制御回路19bが設けてあ
る。また前部操作箱17c内には、外槽4内の水圧を検
出することにより、規定水位まで水が溜まったかを判定
する水位センサ11が設けてある。操作パネル19aに
は、電源スイッチ20、各種表示器21、各種操作ボタ
ン22、ブザー23等が配置されており、使用者が操作
ボタン22で洗濯機を操作し、またその動作状態を表示
器21、ブザー23で確認できるようになっている。ま
たイオン除去手段の再生に使用する再生剤としての塩の
補充を催告表示する発光ダイオードからなる塩補充表示
24と、塩の補充が完了し、塩補充表示24を消灯させ
る投入完了ボタン25がある。
【0017】図4は本発明の主要構成である洗濯用水の
給水に関わる後部収納箱17bの上蓋をはずした時の背
面側部分の平面図(図1中にBB線で示す断面)である
(前面側を省略している)。後部収納箱17bには水道
栓等からのホースが接続される水道栓口26、これに続
いて給水電磁弁27及び塩給水電磁弁28、イオン除去
手段29、風呂水を吸水する風呂水吸水ポンプ45、洗
濯槽5内に洗濯水を流下させる傾斜流路46等が収納さ
れている。傾斜流路46の上流側には流路46に開口す
る部屋A47、部屋B48が設けられる。
【0018】図5、図6に本発明の主要構成であるイオ
ン除去手段29の詳細を示す。図5はイオン除去手段2
9の全体斜視図、図6はその縦断面図である。イオン除
去手段29は円筒容器30とその上部に設けた再生剤容
器である塩水容器31、塩水容器内に設けた塩容器32
とで構成される。円筒容器30には、樹脂ケース33が
円筒容器30に対し上部空間39a、下部空間39bを
有するように設けられ、樹脂ケース33は外周部に設け
たねじ33bで円筒容器30に固定されている。下部空
間39bの高さは、イオン除去手段29の高さを抑える
ために、3mm〜5mmとなっている。樹脂ケース33
の外周面にはシール部材A34aが設けてあり、円筒容
器30と樹脂ケース33との隙間を水が流れるのを防止
している。
【0019】また、樹脂ケース33の上面には上蓋34
が設けてある。樹脂ケース33の中央と下面はメッシュ
フィルタ33aが設けられており、この間で樹脂室33
cを形成している。樹脂室33cにはナトリウム型強酸
性陽イオン交換樹脂43(以下、イオン交換樹脂と呼
ぶ)が充填されている。メッシュフィルタ33aはイオ
ン交換樹脂43が樹脂室33cからの流出や、樹脂室3
3cへの異物の侵入を防いでいる。
【0020】イオン交換樹脂43は、一般に広く用いら
れているビーズ状のものの他、繊維状にしたものであっ
てもよい。イオン交換樹脂43の粒径及び量は、本実施
例では粒径0.2mm、量100mLである。この粒
径、量のイオン交換樹脂を使用することで、洗濯容量8
kgの洗濯機において高水位(68L)まで給水した場
合に、硬度100ppm(炭酸カルシウム換算)の水道
水を硬度35ppmまで下げることができる。本実施例
では、樹脂ケース33の内径dは95mmになってお
り、イオン交換樹脂層の厚さLは約14mmである。こ
のようにイオン交換樹脂層を扁平化することで、イオン
交換樹脂層の流路面積が大きくなり、流速が小さくなる
ため、イオン交換樹脂部での圧力損失を小さくすること
ができる。
【0021】樹脂室33cには、図7に示すような仕切
60が設けられており、複数個の室に分けられ、各室に
は略均一にイオン交換樹脂が充填されている。また、図
8に示すように、下部空間39bには整流部材61が設
けられている。仕切60や整流部材61は、イオン交換
樹脂43層の一部にのみ水が通るのを防止して、イオン
交換樹脂層全体に均一に水を流し、効率よく金属イオン
を吸着するために設けてある。
【0022】円筒容器30の下部空間39bには、給水
電磁弁27に通じるスリット状の入水口30aが、下部
空間底部には塩水排出口30cが設けられている。塩水
排出口30cには排水チューブ41が取り付けられてお
り、排水チューブ41の他端は外槽4に接続されてい
る。また、上部空間39aと樹脂ケース33の外周面に
設けられた円周溝34bとは、樹脂ケース33に設けた
複数個の孔34cで連通しており、円周溝34bと通じ
るように吐出口30bが円筒容器30に設けられてい
る。吐出口30bは部屋A47に接続されている。上部
空間39aの上方には逆止弁35が設けられている。逆
止弁35は、ボール35aと弁座35bとで構成されて
いる。ボール35aは密度が1以下の材質、例えばポリ
プロピレン製である。
【0023】これは、流量が非常に少ない(水の流速が
低い)場合でも上部空間(部屋)39aに水があるとボ
ール35aは浮き上がり、弁座35bに密着するため、
給水中に水が上部へ侵入するのを確実に防ぐことができ
るからである。弁座35bは上蓋34の下面に設けた凹
状の窪み部34dに装着されている。弁座35bはゴム
製であり、中心部に設けた孔は、後述するサイホン37
の孔37aと通じている。また、窪み部34dはボール
35aが逆止弁から脱落するのを防ぐ役目も有してい
る。水は、入水口30aから下部空間(部屋)39bに
入り、下部空間39bを満たした後イオン交換樹脂43
層内を均一に上昇し、上部部屋39aへ出て上部部屋3
9aを満たして孔34c、円周溝34bを通り、吐出口
30bから流出する。この時、逆止弁35はボール35
aが浮上し孔37aを塞いでいる。
【0024】円筒容器30の上部には、角形の塩水容器
31が設けられており、塩水容器31の上部にはふた4
0がある。塩水容器31は、上面が開口しており、底面
中央部にはサイホン37が設けられ、底部に設けた突起
部31cは上蓋34の上面の凹状窪み34eに勘合して
いる。勘合部にはシール部材B31dが設けられてい
る。サイホンの中心部には孔37aがあり、逆止弁35
を介し円筒容器30の上部空間39aに連通している。
また、塩水容器31の底面は、サイホン37部が最も低
いすり鉢状になっている。これは、塩水容器内の水がサ
イホン37に集めるためである。実際には、塩水容器3
1底面外縁部とサイホン34部との高さの差は2mm程
度で十分である。本実施例では、2mmとして説明す
る。
【0025】塩水容器31の一側面には塩給水電磁弁2
8からの給水管31aが設けてある。塩水容器31の一
側面にはオーバフロー流路31bがあり、オーバーフロ
ー流路31bは流路46に開口している。オーバーフロ
ー流路31bは、規定量以上の水が塩水容器31に入っ
たり、サイホン37の孔37aが目詰まりしたりするこ
とにより塩水容器31から後部収納箱17b内へ水が溢
れることを防止するためにある。後部収納箱17bに水
が入ると、給水電磁弁27、塩給水電磁弁28や風呂水
給水ポンプ45のモータなどの電気部品が水に浸かるこ
とによる漏電や感電の発生や、洗濯機外への水の流出の
危険性がある。塩水容器31の内部には着脱可能な角形
の塩容器32がある。
【0026】図9、図10に塩容器32の詳細を示す。
図9は塩容器の斜め下方から見た鳥瞰図、図10は、図
9のA−A線で切断した断面図である。
【0027】塩容器32は枠32dで形成されており、
上面が開口している。底面の枠32d以外の部分にはメ
ッシュフィルタ32cが、側面の枠32d以外の部分に
はメッシュフィルタ32gが設けてあり、底面の枠の四
隅には下面突起32bが、側面上方の枠には側面突起3
2fある。下面突起32bと側面突起32fは、塩水容
器31に対する塩容器32の位置決めの作用をする。側
面突起32fは側面下方の枠にあってもよい。塩容器3
2の側面と塩水容器31の側面とは隙間36aを、塩容
器32の底面と塩水容器31とは隙間36bを有する。
隙間36aは2mm〜5mm程度、隙間36bは、3m
m〜4mm程度が好ましい。この理由については後で述
べる。なお、本実施例では側面突起32fは枠下方に設
けたが、枠上方に設けても同様である。底面中央部には
内部に空間32eを有する円筒状突起32aがある。こ
れは、塩水容器31のサイホン37との干渉を防ぐため
である。
【0028】塩容器32内には、予め使用者により塩4
2が投入されている。塩容器32は、洗濯機の上面後ろ
側にあるが、塩水容器31から取り外しができるため、
塩の投入は使用者が作業しやすい場所、姿勢で行えるた
め、作業中に塩をこぼして飛散させる心配がない。な
お、図示していないが、塩容器32は使用者が扱いやす
いよう、取手を設けたり持ちやすい形状にすることはも
ちろんである。使用する塩は、安価な精製塩が不純物
(一般に言うカルシウム、マグネシウムなどのミネラル
分)が少なく最も適している。塩容器32のメッシュフ
ィルタ32c、32gは、塩粒の流出を防止するととも
に、塩投入作業中に乾燥した塩が外部にこぼれることを
防止する。従って、メッシュフィルタ32c、32gの
網目の大きさは、精製塩の粒径が約0.2mm〜0.8
mmであるから、網目の大きさを0.1mm〜0.15
mmにすればよい。
【0029】塩の投入量は複数回分の再生に必要な量で
あり、本実施例では約500gである。これは、後で述
べるイオン交換樹脂43の再生処理1回当たりに必要な
塩量15gの33回分に相当し、1日1回洗濯を行うと
すると使用者は1ヶ月に一度塩42を投入すればよいこ
とになる。塩容器32の容積は、乾燥した塩500g分
を収容できるよう500mL〜550mLである。本実
施例では、塩容器32のサイズを幅125mm、奥行き
80mm、高さ55mm(容積550mL)として、塩
水容器31は幅135mm、奥行き90mm、高さ60
mmとして説明する。なお、イオン交換樹脂層を扁平化
してあるため、塩500gを収容できる塩容器32及び
塩水容器31を樹脂ケース33上に設けても、イオン除
去手段29全体の高さを100mm〜120mm程度に
抑えることができ、後部収納箱17b内に納めることが
できる。
【0030】水道栓からのホースは水道栓口26に接続
される。水道水は給水電磁弁27の開閉により円筒容器
30の入水口30aに導かれ、下部空間39bを満たし
てからイオン交換樹脂43を充填した樹脂室33c内を
上昇しながら通過する。水道水はここで軟水化つまりカ
ルシウムイオン、マグネシウムイオンが除去されて上部
空間39aを満たし上蓋34の孔34c、円周溝34b
を通り吐出口30bから流出する。そして部屋A47か
ら傾斜流路46に流下して洗濯槽5(外槽4)に給水さ
れる。
【0031】風呂からの水は、風呂水吸水口45aに接
続されるホースで汲み出される。まず水道栓口26から
の水道水を給水電磁弁27を開きイオン除去手段29を
通り、部屋A47に噴出する。部屋A47に噴出した水
道水の速度エネルギを利用し、一部を呼び水チューブ4
5dから呼び水口45bに導き風呂水給水ポンプ45に
呼び水する。その後ポンプモータを回転させて風呂水を
風呂水吸水口45aから自吸し、吐出口45cから部屋
B48に吐出し、傾斜流路46から洗濯槽5に給水す
る。この時、水道水圧が低いと、イオン除去手段29を
通過するときの圧力損失で部屋A47へ噴出する水道水
の速度エネルギが非常に小さくなり、呼び水チューブ4
5dを通して風呂水給水ポンプへ呼び水を供給すること
が困難になる。呼び水を安定に行うためには、水道水圧
が0.029MPa時に毎分5Lの流量が必要である。
【0032】図13は、水道水圧が0.029MPa、
イオン交換樹脂量を100mLとした場合の樹脂室33
cの直径dと流量の関係である。直径dが大きいほど流
量が増加するが、これは、樹脂室33cの断面積が増加
し流速が遅くなることと、樹脂層の厚さが薄くなること
で流路抵抗が減少するためである。また、イオン交換樹
脂の粒径が大きいほど流量が増加するが、これは樹脂間
のすき間が大きくなり流路抵抗が減少するためである。
毎分5Lの流量を得るためには、イオン交換樹脂の粒径
が0.2mmの場合で直径dは90mm(高さLは16
mm)、樹脂径が0.7mmでは直径dは60mm(高
さLは35mm)必要である。従って、呼び水を安定に
行うためには、樹脂室33cの直径dを大きくして樹脂
層を扁平化するか、イオン交換樹脂の粒径を大きくすれ
ばよいことになる。
【0033】一方図14は、イオン交換樹脂の粒径と硬
度除去性能の関係である。イオン交換樹脂の粒径が小さ
いと樹脂の表面積が大きくなるため、単位時間で多くの
量の金属イオンを除去できる。言い換えれば、粒径が小
さいほどイオン交換速度が速い。洗濯機では、給水しな
がらリアルタイムで硬度を除去する必要があるため、イ
オン交換速度が速くないと十分な性能が得られない。た
とえば、イオン交換樹脂量が100mLで、水道水硬度
が100ppmの場合、イオン交換樹脂の粒径が0.2
mmでは水量68Lを処理して約60%の硬度成分が除
去できるのに対して、粒径0.7mmでは約30%程度
しか除去できない。従って、圧力損失を小さくして、か
つ高い硬度除去性能を得るためには、小さい粒径のイオ
ン交換樹脂を使用し、樹脂室33cの直径dを大きくす
ればよい。ただし、樹脂層の厚さが薄くなるため、安定
した硬度除去性能を得るためには、上述のように樹脂室
33cへ仕切60を設けたり、下部部屋39bに整流部
材61を設け、イオン交換樹脂中を極力均一に水道水が
通過するような配慮が必要である。
【0034】図13から分かるように、樹脂室33cの
直径dが大きいほど流量は多くなる。しかし、洗濯機へ
の内蔵(後部収納箱17bへ内蔵)を考えると、直径d
を大きくするためには後部収納箱17bの前後方向の寸
法を大きくする必要があり、その分、投入口17aの寸
法が小さくなり、洗濯物の投入が行いにくくなる問題が
ある。また、樹脂層の厚さを薄くしすぎると、水とイオ
ン交換樹脂との接触時間を確保できず、硬度除去性能が
低下してしまう。従って、後部収納箱17bへの設置
と、上述の60%硬度除去の性能を維持するためには、
樹脂室33cの直径dは100mm(樹脂量100mL
で高さ13mm)が限界である。
【0035】以上のことから、樹脂室33cの高さLと
直径dの比(L/d)は0.13以上0.18以下と扁
平にし流路抵抗を低減(圧力損失を低減)することで、
硬度除去性能を維持したままで、水道水圧が0.029
MPaと低い場合でも、風呂水給水ポンプへ呼び水を供
給できる。なお、イオン除去手段29を水道栓口26が
設置される後部収納箱17bに設置するのは、呼び水チ
ューブ45dの長さが傾斜流路46を横切るだけの長さ
でよく、部屋A47に噴出する水道水の速度エネルギで
風呂水給水ポンプ45への呼び水を効果的に行えるから
である。
【0036】図11はマイクロコンピュータ50を中心
に構成される洗濯機制御部のブロック図である。マイク
ロコンピュータ50は、操作ボタン入力回路51や水位
センサ11とも接続され使用者のボタン操作、洗濯槽内
の洗濯用水水位の情報信号を受ける。マイクロコンピュ
ータ50からの出力は、双方向性3端子サイリスタ等で
構成される駆動回路52に接続され、前記電動機7や給
水電磁弁27、塩給水電磁弁28、排水装置13等に商
用電源を供給して、これらの開閉あるいは回転を制御す
る。また使用者に洗濯機の動作を知らせるため、ブザー
23や表示器21などの報知手段にも接続される。電源
回路53は商用電源を整流平滑してマイクロコンピュー
タ50に必要な直流電源を作る。55は点灯して塩補充
を表示する発光ダイオードである。発光ダイオード55
は前部操作箱17cに装着され、塩容器32への塩補充
がが必要な時に点灯して、塩補充表示24で使用者に知
らせる。操作ボタン25は、塩の補充が完了したときに
使用者が押すボタンで、前部操作箱17cに装着され
る。操作ボタン25を押すことでマイクロコンピュータ
50は、発光ダイオード55を消灯し、塩補充表示24
を消す。
【0037】次に本発明によるイオン除去手段29の動
作を説明する。図12に概略の動作フローを示す。ま
ず、通常の動作フロー(塩容器32内に塩が十分ある場
合)を説明する。使用者が洗濯物を洗濯槽5に入れ、電
源スイッチ19を押す(ステップ001)。この時塩容
器32には塩が十分あるため塩補充表示24は消灯して
いる(ステップ002)。そして使用者がスタートボタ
ンを操作すると(ステップ003)、マイクロコンピュ
ータ50は布量センサにより洗濯物の量を測定し、測定
結果に応じた水量、洗剤量を表示器21に表示し、使用
者に知らせる。使用者は、表示を参考に適量の洗剤を洗
濯槽5に投入する。その後、マイクロコンピュータ50
は、給水電磁弁27を開とする(ステップ004)。水
道水は水道栓26から給水電磁弁27を通過してスリッ
ト状の入水口30aから円筒容器30の下部空間39b
に流入する。流入した水道水は下部空間39bに設けら
れた整流部材61で整流され、流れ方向を上向きに変
え、樹脂室33c内を上昇し、樹脂室33c内に充填さ
れたナトリウム型強酸性陽イオン交換樹脂43の間を通
過して、硬度成分を除去され、上部空間39aを満たし
ながら、樹脂ケース33の孔34c、円周溝34bを通
り、吐出口30bから流れ出し、部屋A47、傾斜路4
6を通り外槽4(洗濯槽5)に溜まる。
【0038】イオン交換樹脂43は消毒のために水道水
中に含まれる残留塩素で酸化し樹脂が膨潤(樹脂の粒径
が大きくなる)する。このため、樹脂室33cの容積は
新品時のイオン交換樹脂43の量に対して余裕を設ける
必要がある。通常の水道水の残留塩素濃度はほぼ1pp
m以下であり、この水を洗濯機の耐用年数である7年間
分通水(1日2回毎日洗濯)した場合のイオン交換樹脂
の膨潤は約5%である。このことから、イオン交換樹脂
の膨潤により樹脂ケース33やメッシュフィルタ33a
が破損することを防止するためには、樹脂室33cの容
積はイオン交換樹脂量に対し5%以上大きくする必要が
ある。すなわち、樹脂室33cにはすき間ができること
になる。このすき間は、イオン交換樹脂の硬度除去性能
に対しては悪影響を及ぼす。
【0039】特に本実施例のように、樹脂層の厚さを薄
くした場合は顕著である。すなわち、イオン交換樹脂4
3が水流で偏り、樹脂層の厚さが不均一になる可能性が
ある。樹脂層の厚さが薄い部分があると、この部分の抵
抗が少ないことから水が多く流れ、イオン交換樹脂全体
を均一に水が流れないため、硬度除去性能が低下する。
最悪の場合、イオン交換樹脂がない部分ができる恐れが
ある。そこで、図7に示すように樹脂室33cに仕切6
0を設ける。これにより、万一流れに不均一があって
も、イオン交換樹脂43が樹脂室33c内で偏ることが
なく、硬度除去性能が低下するのを防いでいる。仕切6
0を設けることで、樹脂室33cの容積をイオン交換樹
脂量に対して10〜20%程度まで大きくすることがで
き、膨潤に対して余裕を持って対処が可能となる。
【0040】整流部材61がないと、水道水はスリット
状の入水口30aから噴流となって下部空間39aに流
入し、入水口30aの反対側の壁面に衝突して流れ方向
を上向きに変える。従って、イオン交換樹脂43の偏り
や通過する流速が不均一になり、硬度除去性能が低下要
因となる。なお、本実施例では、仕切60と整流部材6
1が両方ある場合について説明したが、どちらか一方の
みでも硬度除去性能の低下を防止できる。また、樹脂室
33cの容積をイオン交換樹脂量に対して5%〜10%
以内にできれば、仕切60や整流部材61を設けなくて
も、硬度除去性能が極端に低下することはないが、膨潤
に対して余裕が少ないため、仕切または整流部材を設け
るのが好ましい。
【0041】給水中、水道水はイオン交換樹脂層内を下
から上に向かって流れる。一方、上述のように樹脂室3
3cの容積はイオン交換樹脂量より大きい(樹脂室33
cにすき間がある)。このため、給水中イオン交換樹脂
43は樹脂室33cの上部に移動する。給水が停止する
とイオン交換樹脂43は樹脂室33cの下部に落下す
る。このように、樹脂室33cにすき間があることは、
給水の開始、停止時にイオン交換樹脂43は樹脂室33
c内で撹拌されるため、メッシュフィルタ33aを通過
できるような小さいゴミ(配管の鉄錆が大部分)がイオ
ン交換樹脂層内に溜まり、目詰まりが発生することを防
止できるという作用もある。
【0042】下部空間39bへ流入した水道水の一部は
イオン交換樹脂43を通らずに、塩水排出口30cに接
続された排水チューブ41を通り外槽4下部に流入す
る。このため、全部がイオン交換樹脂43を通った場合
に比べ、外槽4に溜まった水の硬度が上昇する。しか
し、塩水排出口30c及び排水チューブと外槽4との接
続部の内径を2mmとすれば、給水流量毎分15Lの時
排水チューブ41を通る流量は約毎分0.9Lとなる。
この量は、給水流量の6%程度であり、給水した水の硬
度が100ppmの場合で、硬度の上昇は約3ppm程
度と影響は少ない。コストやスペースの問題がなければ
塩水排水チューブ41の途中にバルブを設け、給水中は
このバルブを閉じるように構成した方がよいことはもち
ろんである。
【0043】水道水はイオン交換樹脂43を通過する間
にイオン交換作用で中に含まれるカルシウム、マグネシ
ウムイオンが除去される。給水中は、上部空間39aは
水で満たされ、この圧力で逆止弁35のボール35aが
上昇し弁座35bと密着し孔37aを塞いでいる。この
ため、給水中に水道水が塩水容器31に流入することは
ない。また、ボール35aの密度は1以下であるため、
水道水圧が非常に低く上部空間39aの圧力がほとんど
大気圧でもボール35aの浮力でボール35aと弁座3
5bは密着し、孔37aは塞がれる。給水時以外は上部
空間39aに水はないためボール35aは自重で落ち、
孔37aは開いた状態となる。
【0044】水位センサ11で規定量の洗濯水が洗濯槽
5(外槽4)内に給水されてことを知ったマイクロコン
ピュータ50は、給水電磁弁27を閉じて給水を停止さ
せる。そして回転翼6を正逆回転させて、洗い工程を開
始する(ステップ006)。洗濯槽5内に給水された洗
濯用水はカルシウム、マグネシウム等の陽イオンを含ま
ないため、投入された洗剤中の界面活性剤と反応して不
溶性の金属せっけんを生成したり、洗浄に寄与する界面
活性剤量を減少させ洗浄力を低下させることはない。
【0045】ここで、イオン交換樹脂について簡単に説
明する。ナトリウム型強酸性陽イオン交換樹脂43は周
知のように架橋した3次元の高分子基体に、スルホン酸
基のようなイオン交換基を化学結合で結合させた合成樹
脂である。カルシウム、マグネシウム等の2価の陽イオ
ンを含んだ水道水が陽イオン交換樹脂間を流れると、陽
イオン交換樹脂のイオン交換基であるスルホン酸基と水
道水中の陽イオンがイオン交換され、結果水道水中の陽
イオンが除去される。
【0046】化1、化2にナトリウム型強酸性イオン交
換樹脂のイオン交換反応式を示す。
【0047】
【化1】
【0048】
【化2】
【0049】ナトリウム型陽イオン交換樹脂は−SO3
の陰イオンを固定イオン、Naの陽イオンを対イオンと
する交換樹脂で、イオンの選択性を利用して水中に含ま
れるカルシウム、マグネシウム等の多価陽イオンを除去
するものである。イオン交換樹脂を通過する水中のカル
シウム、マグネシウムイオンは化1、化2の左辺から右
辺への反応でイオン交換樹脂のナトリウムイオンとイオ
ン交換されて除去される。イオン交換樹脂中の全てのナ
トリウムイオンがカルシウム、マグネシウムイオンと交
換すると、イオン交換樹脂はイオン除去能力を失い、再
生を行う必要がある。ナトリウム型陽イオン交換樹脂の
場合、再生には塩水を使用する。カルシウム、マグネシ
ウムイオンを吸着したイオン交換樹脂樹脂に高濃度塩水
を流すと化1、化2の右辺から左辺への反応で樹脂のカ
ルシウム、マグネシウムイオンがナトリウムイオンとイ
オン交換されて脱着し、イオン交換樹脂が再生される。
再生に使用する塩水の濃度は、約10%程度が最も再生
効率が良いことが知られている。
【0050】洗い工程が終了したら、続いてすすぎ工程
に移行する。すすぎ工程は、その方法にもよるが通常1
回から2回行う。ここでは、最後のすすぎ工程について
説明する。まず給水電磁弁27を開き(ステップ00
7)、前述の洗い給水と同様に洗濯槽5内にすすぎ水を
供給する。そして、規定の水量になったら給水電磁弁2
7を閉じ、回転翼6を回転させ撹拌を行い(ステップ0
10)、衣類に残留した洗剤を洗い出し希釈する。
【0051】すすぎ工程の給水が終了すると(ステップ
008)マイクロコンピュータ50は塩給水電磁弁28
を短時間開き(ステップ009)、塩水容器31内へ規
定量(30mL〜50mL)の水を注水する。注水量
は、水道水圧を考慮して塩給水電磁弁28の開時間を制
御することで調整する。水道水圧と、給水流量(実際に
は給水時の水位1から水位2まで溜まる時間T)の関係
は予めマイクロコンピュータ50のメモリに記憶されて
おり、洗濯給水時に時間Tを測定することで水道水圧を
求め、水道水圧に対応した開時間塩給水電磁弁28を開
くことで注水の制御が行える。注水された水44aは塩
水容器31の底に溜まり、その水面は塩水容器の底面か
らh1となる。これは塩水容器31底部にあるサイホン
37の排水パイプ37bの高さがh1より高く設定して
あるからである。本実施例の塩水容器31及び塩容器3
2の寸法では、前記注水量でh1は3mm〜8mmとな
る。塩水容器31底面と塩容器32底面のメッシュフィ
ルタ32cとの間隔は前述のように3mm〜4mmに設
定してあり、水面h1はメッシュフィルタ32cと同じ
か高いため、メッシュフィルタ32cを通して塩が溶け
出し、注水した水の塩分濃度が上昇してゆく。
【0052】撹拌(ステップ010)は通常2分〜3分
行うが、撹拌の終了が近づくとマイクロコンピュータ5
0は、塩給水電磁弁28を開き(ステップ011)、塩
容器31内へ規定量(110mL〜120mL)の水を
注水する。注水量の制御は、前述と同様塩給水電磁弁2
8の開時間で行う。この時塩水容器31内にはステップ
009で注水した水が既に溜まっている。この水にはス
テップ010の撹拌中に約10gの塩が溶け、濃度が約
15〜20%の塩水となっている。この塩水に、110
mL〜120mLの水を注水すると、この水でさらに約
5gの塩が溶け、先に生成した塩水と合わせ、合計約1
5gの塩が溶けた濃度約8%〜10%の塩水ができる。
ステップ011の給水で、塩水容器31内の水面はh2
まで上昇してゆくが、サイホン37の排水パイプ37b
の高さを超えるため、サイホン37が通じ孔37aから
流れ出す。
【0053】なお、塩水容器31塩容器32側面との隙
間36aが小さすぎると、水面h2が上昇しすぎオーバ
フロー流路31bから流れ出てしまう。このため、隙間
36aを2mm〜5mm程度にすることが好ましい。孔
37aからの塩水は逆止弁35が開いているため、円筒
容器30の上部空間39a内に流下し、イオン交換樹脂
43の再生工程(ステップ012)が始まる。塩水容器
31内の塩水は、サイホン37の作用でほぼ全て上部空
間39aに流下する(残る水量は10mL以下)。この
時、塩水容器31底面と塩容器32との隙間36bが狭
すぎると、塩水の表面張力による力がサイホン37の水
力学的ヘッドによる力に勝り、隙間36bに空気が侵入
せず隙間36bに多くの塩水が残留し、全ての塩水を流
下させることができない。隙間36bを大きくするとサ
イホン37で塩水容器31内の水を全て排出可能とな
る。
【0054】しかし、隙間36bが大きすぎると洗い工
程給水時に注水する30mL〜50mLの水では水面h
1が塩容器32底面のメッシュフィルタ32cより低く
なり、飽和塩水の生成ができなくなる。従って、隙間3
6bは水面h1より低く、かつ塩水の排出が確実に行え
る3mm〜4mmが最適である。上部部屋39aに流下
した塩水は、イオン交換樹脂43層内を流れ、下部部屋
39bを経て、塩水排出口30cから排水チューブ41
を通り、すすぎ水が入った外槽4内に排出され、すすぎ
水で希釈される。塩水がイオン交換樹脂43内を流れる
ことで、化1、化2の右辺から左辺への反応が起き、給
水時に水道水の通過でイオン交換されたカルシウムイオ
ン、マグネシウムイオンと塩水中のナトリウムイオンが
置換される。これで、イオン交換樹脂43は再生され、
イオン交換能力が復活し、次回洗濯時の洗い工程での給
水で利用できるようになる。カルシウムイオン、マグネ
シウムイオンは、塩水とともにすすぎ水中に排出され
る。上記の再生工程(ステップ012)で塩容器32内
の塩42は約15gずつ消費され、徐々に減少する。本
実施例では、約500gの塩があるため、洗濯33回分
は塩の補充をせずにイオン交換樹脂の再生が行える。
【0055】なお、本実施例のようにイオン交換樹脂層
が扁平で薄い場合、再生に要する時間が重要である。こ
れは、塩水がイオン交換樹脂を通過する時間をある程度
確保しないと再生効率が悪いからである。本実施例(イ
オン交換樹脂径0.2mm、樹脂量100mL、樹脂層
厚さ14mm)の場合は、再生時間として45秒以上必
要である。再生塩水の排出時間は、塩水排出口30cの
内径と外槽4内に溜まった水の量(上部部屋39aに溜
まった塩水と外槽水面との水位差)で決定される。従っ
て、設定可能な最低水位でも上記時間を確保するために
は、塩水排出口30cの内径を1.5mm〜2mmにす
れば良い。こうすることで、どのような水量でも45秒
以上の再生時間を確保できる。
【0056】再生工程終了後、イオン交換樹脂間には再
生残水が残っている。再生残水中には再生でイオン交換
樹脂43から離脱した高濃度の硬度成分が残っているた
め、これを排除するために、給水電磁弁27を短時間開
き(ステップ013)、再生残水を排除するためのクリ
ーニング給水を行う。給水量は0.5L〜1Lで十分で
ある。そして、外槽4内のすすぎ水を排水し、脱水工程
(ステップ014)を行い、電源を切断し洗濯工程を終
了する(ステップ015)。
【0057】なお、ここまでの説明は通常の動作フロー
で、塩が水を含んでいる場合でる。塩補充直後で塩が乾
燥している場合は、ステップ009の注水量では水は全
て塩が吸水し水は塩水容器31内に溜まらない。従っ
て、塩補充直後は、塩に水を含ませるための含水動作が
必要であるので、これについて説明する。電源スイッチ
20を入れた時に塩補充表示24が点いていると(ステ
ップ002)、塩補充工程を行う。使用者は塩容器32
へ塩を補充する(ステップ016)。塩の補充が完了す
ると、使用者は塩補充完了の操作ボタン25を押す(ス
テップ017)。操作ボタン25が押されたことを検知
したマイクロコンピュータ50は、発光ダイオード55
を消灯し塩補充表示24を消す(ステップ018)。
【0058】その後使用者がスタートボタン22を操作
する(ステップ003)と、マイクロコンピュータ50
は給水電磁弁27を開き(ステップ004)給水を開始
する。水道水は入水口30aをから円筒容器30の下部
空間39bに入り下部空間39bを満たしてイオン交換
樹脂43が充填された樹脂室33c内を上昇し上部空間
39aに流出する。そして、樹脂ケース33の孔34
c、円周溝34bを通り吐出口30bから流路46へ出
て洗濯槽5へ溜まる。塩補充直後の場合(ステップ00
5)、ここで、塩へ水を含ませる含水工程を行う。給水
電磁弁27が開き(ステップ004)給水を開始すると
上部空間39bは水に満たされ、逆止弁35のボール3
5aが浮上し弁座35bと密着し孔37aを閉じる。逆
止弁35が閉じるまでの時間は、給水電磁弁27が開い
てから概略1秒程度である。逆止弁35が閉じたら、す
なわち給水電磁弁27が開いてから1秒後に、マイクロ
コンピュータ50は塩給水電磁弁28を開き(ステップ
019)、120mL〜130mLの水を塩水容器31
に注水する。注水量の制御は、塩給水電磁弁28の開時
間で行うことは、前述の場合と同様である。
【0059】注水された水は塩水ボックス31内に溜ま
り、その水位はサイホン37の排水パイプ37aより高
くなるが、逆止弁35が閉じているため、円筒容器30
の上部空間39aに漏れることはない。注水された水
は、同時にメッシュフィルタ32cを通して乾燥した塩
42に吸収される。注水する水量は、塩500gが吸水
できる最大量に設定してある。従って、これ以上の量の
注水を行うと、塩は吸水しきれずに塩水容器底部に水が
残る。なお、塩容器32の底面メッシュフィルタ32c
と塩水容器31底面とは間隔があいているが、この部分
の水も表面張力で塩に吸収される。塩へ水が全て吸収さ
れる時間は塩水容器31への注水完了後1分以内である
ため、ステップ017の後1分の放置時間を設ける(ス
テップ020)。以上で塩への含水動作が完了する。含
水動作が終了すると、通常の動作フローに戻る。
【0060】ここで、塩容器32側面のメッシュフィル
タ32gの効果について述べる。既に説明したように、
塩容器32内の塩42は、通常水を含んだ状態である。
吸水した塩42は、時間が経過すると表面から固まって
いく。この時、塩容器32側面が水の通過しない壁状で
あれば、塩と壁は固着する。塩は、塩容器32底面のメ
ッシュフィルタ32cを通して溶け出し量が減少してい
く。しかし、塩と壁面が固着していると塩が下に落ちる
ことができずにメッシュフィルタ32cと塩との間に空
間が形成され、成長していく。最終的には、メッシュフ
ィルタ32cに接する塩が非常に少なくなってしまい、
飽和塩水の生成ができなくなる。
【0061】しかし、本実施例のように塩容器32の側
面にメッシュフィルタ32gを設け、かつ塩水容器側面
との間に隙間36aを設けると、ステップ010の塩給
水電磁弁28による給水で塩水容器31内の水面がh2
まで上昇した場合、隙間36aから塩容器32側面のメ
ッシュフィルタ32gを通して水が侵入し、塩容器32
側面メッシュフィルタ32gに接した塩が少量溶け出
し、メッシュフィルタ32gと塩42間に隙間が形成さ
れる。このため、塩42と塩容器32の側面との固着が
発生せず、塩が溶けた分だけ塩は下方に落ち、常に底面
のメッシュフィルタ32cと接した状態を維持でき、飽
和塩水を安定して生成することが可能となる。なお、隙
間36aは装置の小型化のためには極力小さくした方が
よいが、塩容器32の塩水容器31への着脱のし易さを
考えると2〜4mm程度が好ましい。
【0062】次に、塩水容器31からの塩水の排出にサ
イホン37を使用する利点について説明する。サイホン
37を使用することで、再生時に塩水容器31内の水は
全て排出されるため、再生終了後は塩水容器31内には
水がない。従って、塩容器32も水に浸かっていない。
塩残量が少なくなり、塩を補充する場合、使用者は塩容
器32を塩水容器31から取り外し、作業しやすい場所
まで移動する。この時塩容器32に水が残っていると、
塩容器の運搬中に水が落ちる水ダレが発生してし、洗濯
機や床などを汚してしまう。しかし、水はメッシュフィ
ルタ32cの編み目内に残っている以外ほとんど残って
いない。さらに本実施例では、塩容器32底部の枠の形
状を図8に示すような円弧状32h、または傾斜面とす
ることで、枠部分への水の残留を防止する様になってお
り、故意に塩容器32を振り回すようなことをしない限
り水ダレの可能性は非常に小さい。
【0063】以上の説明のように本実施例は、イオン交
換樹脂を収容する樹脂室を大径で薄くすることでイオン
交換樹脂による圧力損失の低下を最小限にすることがで
き、風呂水給水ポンプへの呼び水を安定して行うことが
できる。また、樹脂室に仕切を設けたり、イオン交換樹
脂への流れを整流する整流部材を設けることで、イオン
交換樹脂層が薄くなったことによるイオン除去性能の低
下を防止できる。更に、イオン交換樹脂ケースを扁平化
したことで、高さ方向のスペースを増やすことなく再生
約30回分の塩を収容可能な塩容器を設けることが可能
となった。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、樹脂室を偏平にしてイ
オン交換樹脂による流路抵抗を低減したため、水道水圧
が非常に低い地域でも給水時間を短くでき、更に風呂水
給水ポンプへの呼び水を安定に供給できる。また、再生
剤を入れた容器の側面と水容器の間及び水容器の底面と
再生剤を入れた容器との間にそれぞれ隙間を設け、再生
剤を入れた容器の側部及び底部にメッシュフィルタを配
設したことにより、メッシュフィルタを通じて水容器内
の水が再生剤を入れた容器内に流入できるので、イオン
交換樹脂の再生剤を安定して生成してイオン交換樹脂に
供給し、再生処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による全自動洗濯機の外観斜視図であ
る。
【図2】本発明による全自動洗濯機の縦断面図である。
【図3】本発明による全自動洗濯機の操作パネル図であ
る。
【図4】本発明による後部収納箱内部の平面図である。
【図5】本発明によるイオン除去手段の斜視図である。
【図6】本発明によるイオン除去手段の縦断面図であ
る。
【図7】本発明による樹脂ケースの斜視図である。
【図8】本発明による樹脂ケース下部部屋の斜視図であ
る。
【図9】本発明によるイオン除去手段の塩容器の斜視図
である。
【図10】本発明によるイオン除去手段の塩容器断面図
である。
【図11】本発明による全自動洗濯機の電気接続ブロッ
ク図である。
【図12】本発明による全自動洗濯機の概略動作フロー
である。
【図13】樹脂室直径と流量の関係を示す図である。
【図14】イオン交換樹脂粒径と硬度除去性能の関係を
示す図である。
【符号の説明】
4…外槽、5…洗濯兼脱水槽、17b…後部収納箱、2
4…塩補充表示、25…塩補充完了操作ボタン、26…
水道栓口、27…給水電磁弁、28…塩給水電磁弁29
…イオン除去手段、30…円筒容器、30a…入水口、
30b…吐出口、30c…塩水排出口、31…塩水容
器、32…塩容器、32c、32g…メッシュフィル
タ、33…樹脂ケース、33a…メッシュフィルタ、3
3c…樹脂室、35…逆止弁、37…サイホン、39a
…上部空間、39b…下部空間、41…排水チューブ、
43…イオン交換樹脂、50…マイクロコンピュータ、
55…発光ダイオード、60…仕切、61…整流部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大林 史朗 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 大杉 寛 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所電化機器事業部内 (72)発明者 小山 高見 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所電化機器事業部内 (72)発明者 菊池 元 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所電化機器事業部内 Fターム(参考) 3B155 AA01 AA15 AA17 AA23 BA08 BB08 BB14 CB38 CB42 CB56 FA14 FE04 FE06 FE09 FE13 GA00 GA27 GC02 JB24 KA02 KB27 KB29 LA14 LB05 LB29 LB31 LB34 LC02 LC08 LC14 LC28 MA01 MA02 MA05 MA06 MA08 MA10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗濯を行う洗濯槽と、該洗濯槽に給水する
    給水手段と、前記洗濯槽内の水を排水する排水手段と、
    前記給水手段の給水経路の途中にイオン除去手段を備え
    た洗濯機において、 前記イオン除去手段は、イオン交換樹脂を収容する樹脂
    室を有する樹脂容器と、前記イオン交換樹脂のイオン除
    去能力を再生させる再生剤を収容する容器とを備え、 前記樹脂室の高さ/直径比を0.13以上0.18以下
    とし、 前記再生剤を収容する容器は、電磁給水弁からの給水管
    が接続された水容器と、再生剤を入れるために前記水容
    器の内側に設けた内側容器とを備え、 前記内側容器の側面と前記水容器の間及び前記水容器の
    底面と前記内側容器との間にそれぞれ隙間を設け、 前記内側容器の側部及び底部にメッシュフィルタを配設
    し、 該メッシュフィルタを通じて前記水容器内の水が前記内
    側容器内に流入できるようにしたことを特徴とする洗濯
    機。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の洗濯機において、前記内
    側容器の側面と前記水容器の側面との間の隙間を2〜5
    mmとしたことを特徴とする洗濯機。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の洗濯機において、前記内
    側容器の底面と前記水容器も底面との間の隙間を3〜4
    mmとしたことを特徴とする洗濯機。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の洗濯機において、前記イ
    オン除去手段は再生剤として塩を使用し、前記内側容器
    は乾燥した塩を500g収容することが可能な大きさを
    有することを特徴とする洗濯機。
  5. 【請求項5】洗濯機の洗濯槽への給水経路の途中に備え
    られるイオン除去装置において、 イオン交換樹脂を収容した樹脂容器と、前記イオン交換
    樹脂のイオン除去能力を再生させる再生剤を収容する容
    器とを備え、 前記再生剤を収容する容器は、電磁給水弁からの給水管
    が接続された水容器と、再生剤を入れるために前記水容
    器の内側に設けた内側容器とを備え、 前記内側容器の側面と前記水容器の間及び前記水容器の
    底面と前記内側容器との間にそれぞれ隙間を設け、 前記内側容器の側部及び底部にメッシュフィルタを配設
    し、 該メッシュフィルタを通じて前記水容器内の水が前記内
    側容器内に流入できるようにしたことを特徴とするイオ
    ン除去装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100730945B1 (ko) * 2005-09-05 2007-06-22 주식회사 대우일렉트로닉스 드럼세탁기의 살균장치

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