JP2001259188A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2001259188A
JP2001259188A JP2000081372A JP2000081372A JP2001259188A JP 2001259188 A JP2001259188 A JP 2001259188A JP 2000081372 A JP2000081372 A JP 2000081372A JP 2000081372 A JP2000081372 A JP 2000081372A JP 2001259188 A JP2001259188 A JP 2001259188A
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discharge
control device
ball
game
pulse motor
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JP2000081372A
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English (en)
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Sadao Ioki
定男 井置
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Sophia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パルスモータを駆動源とする排出装置で遊技
球排出を行う遊技機において、不適正な遊技球排出に的
確に対応しうるものを提供する。 【解決手段】 排出ユニット600の排出用パルスモー
タ620へのパルス送信時間T1または排出球通過ディ
レイ時間T2の間以外での遊技球検出X3があった場合
に、所定時間T3および発振励磁のタイムアップ時間T
4にわたって、排出用パルスモータ620を保持状態に
励磁して、排出ユニット600の動作を停止する。T3
+T4時間経過後は、排出用パルスモータ620を消磁
して、過熱による破損を防止する。排出異常発生は、遊
技制御装置100側の第1報知ランプと、排出制御装置
400側の第2報知ランプ32で報知される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パルスモータを駆
動源とする排出装置で遊技球排出を行う遊技機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】遊技機には、パルスモータを駆動源とす
る排出装置で遊技球排出を行うものがある。このような
排出装置では、遊技球を送り出す排出機構をパルスモー
タで駆動することにより、その動作量を正確に制御で
き、パルスモータへのパルス送信数に応じた遊技球排出
を行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな遊技機では、非排出時にはパルスモータは非励磁状
態となり、排出機構およびパルスモータの停止位置での
保持はストッパ機構で行うことになるので、ストッパ機
構が故障した場合や、不正行為によってストッパ機構が
操作された場合には、排出機構の停止が保持されず、遊
技球が自らの重みによって排出されてしまうことがあ
る。
【0004】本発明は、このような問題点に着目してな
されたもので、パルスモータを駆動源とする排出装置で
遊技球排出を行う遊技機において、不適正な遊技球排出
に的確に対応しうるものを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明では、パルス
モータを駆動源として遊技球排出を行う排出装置と、こ
の排出装置からの遊技球排出を制御する排出制御装置
と、遊技球排出を検出する検出手段と、前記排出装置を
停止位置に保持するストッパ機構とを備えた遊技機にお
いて、前記排出制御装置による遊技球排出の制御がなさ
れていない場合に前記検出手段による遊技球排出があっ
たときに前記パルスモータを回動しないように保持状態
に励磁する保持状態励磁手段を備えた。
【0006】第2の発明では、前記保持状態励磁手段に
よる前記パルスモータの励磁が所定時間継続した場合
に、パルスモータの励磁を中止する励磁中止手段を備え
た。
【0007】第3の発明では、遊技を統括的に制御する
遊技制御装置を備え、前記排出制御装置は前記遊技制御
装置から指令された数に基づいて遊技球排出の制御を行
うとともに、遊技球排出の異常を報知する異常報知手段
を備え、前記遊技制御装置は前記指令された数と実際の
排出数が整合しない場合に前記異常報知手段に異常報知
を行わせる。
【0008】
【発明の作用および効果】第1の発明では、排出装置は
パルスモータによる駆動で遊技球排出を行うとともに、
非排出時にはストッパ機構により停止位置に保持される
が、この非排出時に、ストッパ機構の故障あるいは不正
行為によるストッパ機構の操作等によって、排出装置か
ら遊技球が排出されてしまった場合には、パルスモータ
は保持状態に励磁され、排出装置は排出動作を行わない
ように保持される。したがって、パルスモータを制御す
るだけで、ストッパ機構の故障や不正行為によるストッ
パ機構の操作等の異常状態に迅速に対応することがで
き、不適切な遊技球排出を有効に防止できる。
【0009】第2の発明では、パルスモータの保持状態
での励磁を所定時間に制限するので、励磁の際の発熱で
パルスモータが破損することを防止できる。
【0010】第3の発明では、遊技制御装置から指令さ
れた数と実際の排出数(例えば第1の発明の検出手段に
より検出されるが、検出手段を別に設けてもよい)が整
合しない場合には、異常報知手段(例えば実施の形態に
おける第1報知ランプ31)による異常報知がなされる
ので、排出制御装置側とは別に排出異常の判定および報
知を行うことができ、排出制御装置に異常を報知する機
能を設けなくとも、排出制御装置による制御が正しく行
われているかの確認を行い得る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて、本発
明の実施の形態について説明する。
【0012】図1は遊技機(パチンコ遊技機)1にカー
ド球貸ユニット2を併設したCR機を示す。遊技機1の
前面枠3は本体枠(外枠)4にヒンジ5を介して開閉回
動可能に組付けられ、遊技盤6は前面枠3の裏面に取り
付けられた収納フレームに収装される。
【0013】遊技盤6の表面には、表示装置8、大入賞
口を内部に備えた変動入賞装置10、各入賞口11〜1
5、始動口16が配設された遊技領域が形成される。前
面枠3の前面には、遊技盤6の前面を覆うカバーガラス
18が取り付けられる。
【0014】前面枠3の下部の開閉パネル20には球を
打球発射装置に供給する上皿21が、固定パネル22に
は下皿23、打球発射装置の操作部24等が配設され
る。
【0015】カード球貸ユニット2には、前面のカード
挿入部25に挿入されたカード(プリペイドカード等)
のデータの読込、書込等を行うカードリーダライタと球
貸制御装置が内蔵され、カード球貸ユニット用の操作パ
ネル26は遊技機1の上皿21の外面に形成される。
【0016】カード球貸ユニット用の操作パネル26に
は、カードの残高を表示するカード残高表示部27と、
球貸しを指令する球貸しスイッチ28と、カードの返却
を指令するカード返却スイッチ30等が設けられる。
【0017】カバーガラス18の枠の上部には、第1報
知ランプ31、第2報知ランプ32が設けられる。後述
するように、これら第1、第2の報知ランプ31、32
は、点灯により排出異常を報知するものである。
【0018】図2は遊技機1ならびにカード球貸ユニッ
ト2の裏側を示すもので、遊技盤6の裏面側には、大入
賞口、各入賞口11〜15、始動口16に入賞した入賞
球を案内する入賞球集合カバー(図示しない)、遊技を
統括的に制御する遊技制御装置100、表示装置8を制
御する表示制御装置150、遊技盤6ならびに前面枠3
の装飾用のランプ等を制御する装飾制御装置200、ス
ピーカーからの音出力を制御する音制御装置250、電
源供給装置300、遊技盤用外部端子41等が取り付け
られる。
【0019】前面枠2の収納フレームの裏面側には、裏
機構盤35が取り付けられる。この裏機構盤35の中央
部には、遊技盤6の裏面側の各装置(遊技制御装置10
0、表示制御装置150、装飾制御装置200、音制御
装置250、電源供給装置300等)を点検するための
開口窓部が設けられている。
【0020】裏機構盤35の上部には、遊技機外部(遊
技店の島設備)から電源を取り入れる(ならびに遊技店
の管理装置の間の外部信号線を接続する)ための外部タ
ーミナル42、遊技球を貯留する球貯留タンク36、球
貯留タンク36の球を半端球検出スイッチを備えた樋ユ
ニット部(半端センサユニット)38に導く誘導樋37
が取り付けられる。誘導樋37ならびに樋ユニット部3
8は2条の流路に形成される。
【0021】裏機構盤35の開口窓部の右側には、樋ユ
ニット部38の球を機前面側の上皿21、下皿23に払
い出す排出装置(排出ユニット600および流路切換ユ
ニット700)が取り付けられる。
【0022】裏機構盤35の下部には、排出ユニット6
00を制御する排出制御装置400、打球発射装置50
0を制御する発射制御装置550、カード球貸ユニット
用中継基板43等が取り付けられる。
【0023】カード球貸ユニット2のカード挿入部25
にカードを挿入して、カード球貸ユニット用の操作パネ
ル26の球貸しスイッチ28を押すと、カード球貸ユニ
ット2から排出制御装置400に球貸し要求が出され、
排出制御装置400により排出ユニット600が駆動さ
れ、排出装置から所定数の貸し球が上皿21等に払い出
される。
【0024】また、打球発射装置より遊技領域に発射さ
れた球が各入賞口11〜16、大入賞口に入賞すると、
遊技制御装置100から所定の賞球信号が排出制御装置
400に送られ、排出制御装置400により球排出ユニ
ット600が駆動され、排出装置から所定数の賞球が上
皿21等に払い出される。
【0025】図3には、排出ユニット600の構成を示
す。
【0026】図示されるように、排出ユニット600
は、ケーシング601、球送出部610、排出用パルス
モータ620、ストッパ機構630等から構成される。
【0027】透明なケーシング601には、一対の球流
路602A、602Bが形成されている。上方の樋ユニ
ット部38からの遊技球は、球入口603A、603B
からそれぞれ球流路602A、602Bに導入され、球
出口604A、604Bから下方の流路切換ユニット7
00に排出される。なお、球流路を2系統設けたのは、
遊技球を効率的に排出するためで、賞球と貸球の区別と
は直接関係する訳ではない。
【0028】球送出部610は、これらの球流路602
A、602Bに臨むように設けられる。この球送出部6
10には、一対のスプロケット(切り欠き円盤)611
A、611Bと、これらのスプロケット611A、61
1Bの間に配置された従動歯車612とが備えられる。
スプロケット611A、611B、従動歯車612は、
ケーシング601内に軸支された同一の回転軸613に
固定され、同期回動するようになっている。
【0029】スプロケット611A、611Bは、外周
に複数(実施の形態では8個)の球受部614を等間隔
に設けたもので、これらの球受部614の一部が、それ
ぞれ球流路602A、602Bに臨んでいる。これによ
り、球流路602A、602Bを通過する遊技球は、一
つの球受部614に一球ずつ保持されるようにして、ス
プロケット611A、611Bの回転動作とともに順次
送り出される。したがって、排出ユニット600から
は、スプロケット611A、611Bの動作量(回転
量)に比例した個数の遊技球が排出されることになる。
【0030】また、スプロケット611A、611B
は、互いに球受部614の1/2個分だけ位相がずれた
状態で、回転軸613に固定されている。これにより、
スプロケット611A、611Bからの遊技球の送り出
しは交互になされ、排出ユニット600からの遊技球排
出を迅速かつスムーズに行うことができる。
【0031】排出用パルスモータ620の回転軸には、
原動歯車621と、ストッパ機構630の回動規制歯車
631とが固定されている。この原動歯車621と球送
出部610の従動歯車612の間には、伝達歯車622
が配設される。これにより、従動歯車612とスプロケ
ット611A、611Bは、排出用パルスモータ620
により一体に回転駆動される。
【0032】ストッパ機構630は、排出用パルスモー
タ620の回転を規制するもので、回動規制歯車63
1、ストッパ部材633、リターンスプリング635、
ストッパソレノイド636等から構成される。
【0033】回動規制歯車631の外周には、上述した
スプロケット611A、611B外周の球受部614と
同数のラチェット歯632が、等間隔に形成されてい
る。これらのラチェット歯632に、ストッパ部材(フ
ラッパ)633が係合することにより、回動規制歯車6
31の回動(図4における時計回りの回動)が禁止され
る。なお、回動規制歯車631とストッパ部材633は
ラチェット機構を構成しており、係合時でも逆回転(図
4における反時計回りの回動)は許容される。
【0034】ストッパ部材633は、掛止部634に上
端側が揺動可能に支持され、揺動によりラチェット歯6
32に係脱可能となっているもので、常態ではリターン
スプリング634に付勢されてラチェット歯632に係
合している。
【0035】これに対して、ストッパソレノイド636
に通電すると、ストッパ部材633は、ストッパソレノ
イド636側に吸着され、リターンスプリング634に
抗して後退する。これにより、ストッパ部材633と回
動規制歯車631の係合が解除され、排出用パルスモー
タ620が回動可能となる。
【0036】このようにストッパ機構630を備えるこ
とにより、排出用パルスモータ620が回転の慣性や遊
技球の重みで余分に回転してしまうことを防止でき、ス
プロケット611A、611Bの回転量を排出制御装置
200によって正確に制御できる。
【0037】図4には、流路切換ユニット700の構成
を示す。
【0038】なお、流路切換ユニット700は、上記排
出ユニット600の球流路611A、611Bにそれぞ
れ接続する2系統の流路を備えるものであるが、これら
の2系統は全く同様の構成である。したがって、図5に
は2系統のうち1系統(系統A)のみを図示する(図示
されたのと同様の構成の系統Bが、図の裏側に重なった
形で備えられる)。
【0039】流路切換ユニット700は、ケーシング7
01に、導入路702A、702Bから排出路705
A、705Bに至る遊技球流路を備えている。導入路7
02A、702Bは、それぞれ排出ユニット600の球
流路611A、611Bの下端に連結している。
【0040】遊技球流路は、賞球としての遊技球が導入
される賞球流路703A、703Bと、貸球としての遊
技球が導入される貸球流路704A、704Bに分岐す
る。賞球流路703A、703B、貸球流路704A、
704Bには、それぞれ第1、第2の賞球検出センサ7
13A、713B、第1、第2の貸球検出センサ714
A、714Bが備えられ、通過した遊技球の数を流路毎
にカウントできるようになっている。
【0041】賞球流路703A、703Bと貸球流路7
04A、704Bの分岐部には、流路切換弁720A、
720Bが設けられる。流路切換弁720A、720B
は、回動軸721の回りで回動して、賞球流路703
A、703Bまたは貸球流路704A、704Bへの入
口を選択的に閉鎖するものである。
【0042】流路切換弁720A、720Bは、流路切
換ソレノイド730により駆動されるソレノイド軸73
1に、歯車722、723を介して連係している。これ
により、流路切換弁720A、720Bによる賞球流路
703A、703Bまたは貸球流路704A、704B
への流路切換は、排出制御装置200による流路切換ソ
レノイド730への通電で制御されるようになってい
る。
【0043】この場合、ソレノイド軸731は、常態
(流路切換ソレノイド730に通電がなされていない状
態)では、リターンスプリング732の付勢により伸長
状態にある。この結果、流路切換弁720A、720B
は、貸球流路704A、704Bの入口を閉鎖し、賞球
流路703A、703Bの入口を開放する位置にあっ
て、導入路702A、702Bに導入された遊技球は、
総て賞球流路703A、703Bに流れ込み、賞球検出
センサ713A、713Bにより検出される。
【0044】一方、排出制御装置200の制御により流
路切換ソレノイド730に通電された場合には、ソレノ
イド軸731が、リターンスプリング732に抗して、
収縮方向に吸引される。この結果、流路切換弁720
A、720Bは、賞球流路703A、703Bの入口を
閉鎖し、貸球流路704A、704Bの入口を開放する
位置へと回動する結果、導入路702A、702Bに導
入された遊技球は、総て貸球流路704A、704Bに
流れ込み、貸球検出センサ714A、714Bにより検
出される。
【0045】第1、第2の賞球検出センサ713A、7
13Bによる検出信号は、中継基板740を介して、遊
技制御装置100と排出制御装置400に送信される。
また、第1、第2の貸球検出センサ714A、714B
による検出信号は、中継基板740を介して、排出制御
装置400に送信される。
【0046】賞球流路703A、703Bと貸球流路7
04A、704Bは下流の排出路705A、705Bに
おいてそれぞれ合流する。遊技球はこの排出路705
A、705Bから下方に排出され、上皿21に至る。
【0047】図5は、遊技機1の制御系を示すブロック
構成図である。
【0048】制御系は、遊技制御装置100、表示装置
8を制御する表示制御装置150、第1報知ランプ等の
発光装置を制御する装飾制御装置200、スピーカー7
2からの音出力を制御する音制御装置250、排出制御
装置400等の制御装置、電源供給装置300等から構
成される。
【0049】遊技制御装置100は、入出力インターフ
ェイス、CPU、ROM,RAM等から構成されるもの
で、各種制御装置に制御指令を送信して、遊技を統轄的
に制御する主制御装置である。この場合、遊技制御装置
1と各種制御装置(表示制御装置150、装飾制御装置
200、音制御装置250、排出制御装置400)との
通信形態は、遊技制御装置100から各種制御装置への
単方向通信となっている。これにより、遊技制御装置1
に各種制御装置との接続線を通じて不正な信号が入力さ
れないようにでき、遊技の信頼性を高めることができ
る。
【0050】また、遊技制御装置100には、始動口1
6への入賞を検出する特別図柄始動スイッチ51、各入
賞口11〜16毎に備えられて入賞検出を行うN個(本
実施の形態ではN=5)の入賞口スイッチ52.1〜5
2.N、大入賞口への入賞を検出するカウントスイッチ
53、大入賞口内部に設けられた継続入賞口への入賞を
検出する継続スイッチ54からの検出信号が入力され
る。遊技制御装置110は、これらの入賞検出に基づい
て、大当たりの抽選等を行うとともに、前記各種制御装
置や、変動入賞装置10の開閉動作を駆動するアタッカ
ーソレノイド71等の各種装置を制御する。例えば、入
賞検出に対応した賞球数を排出するように、排出制御装
置に賞球制御指令を送信する。
【0051】なお、遊技制御装置100には、排出ユニ
ット600に供給されるべき遊技球が樋ユニット部38
に無いことを検出する半端球検出スイッチ25、前面枠
3の開放を検出する金枠開放スイッチ26、上皿1に遊
技球があふれたことを検出するオーバーフローセンサ2
7等からの信号も入力される。遊技制御装置100は、
これらの信号に基づいて、エラー発生の判定を行う。
【0052】排出制御装置400は、入出力インターフ
ェイス、CPU、ROM,RAM等から構成され、排出
関連の制御を行う制御装置であり、遊技制御装置100
からの賞球制御指令またはカードユニット2からの貸球
制御指令に基づいて、排出ユニット600(排出用パル
スモータ620およびストッパソレノイド636)およ
び流路切換ユニット700(流路切換ソレノイド73
0)の動作を制御し、賞球または貸球の排出を行わせる
ものである。
【0053】詳しく説明すると、排出制御装置400
は、賞球制御指令を受けると、この制御指令に含まれて
いる排出要求数を、RAM内の貯留カウンタに累積記憶
する。この場合、貯留カウンタの形態としては、指令さ
れた排出要求数自体を積算して記憶するものや、排出要
求数の種類(個数)毎に指令された件数を積算して記憶
するもの等がある。
【0054】貯留カウンタに記憶がある場合には、排出
制御装置400は、貯留カウンタに記憶されている排出
要求数を排出カウンタに順次設定し、排出カウンタに設
定された値を排出するように、排出用パルスモータ62
0にパルス送信を行って、排出ユニット600に遊技球
排出を行わせる(後述の図7のフローチャート参照)。
なお、貸球制御指令があった場合には、貸球排出数を排
出カウンタに設定する。
【0055】このように排出された遊技球数は、第1、
第2の賞球検出センサ713A、713Bまたは第1、
第2の貸球排出センサ714A、714Bにより検出さ
れ、排出制御装置400に入力され、その分の貯留カウ
ンタおよび排出カウンタの記憶はクリアされる。これに
より、排出制御装置400は、正しい排出がなされるよ
うに排出ユニット600の動作を制御できるとともに、
排出の異常があった場合には、この異常を検出して異常
対応処理をとることができる。
【0056】本発明では、特徴となる構成として、以下
のような異常検出および異常対応処理を行う。すなわ
ち、排出要求数がない(貯留カウンタおよび排出カウン
タに記憶がない)にも関わらず、遊技球排出が検出され
た場合には、不適正な遊技球排出がなされているという
ことであるから、異常発生と判定する。そして、この異
常発生時には、排出用パルスモータを固定状態に励磁し
て、排出ユニット600による遊技球排出動作をストッ
プする(詳しくは、図7のフローチャート参照)。ま
た、この異常発生を、第2報知ランプ32の点灯により
報知する。
【0057】なお、排出制御装置400からは、枠用外
部出力端子401を介して、管理装置(複数の遊技機1
を管理するホストコンピュータ)に向けてデータ送信を
行えるようになっている。
【0058】電源供給装置300は、弾球遊技機の各種
装置に電源供給する装置である。例えば、電源供給装置
300内のロジック電源回路301からは、遊技制御装
置100等の各種制御装置への5V電源の供給がなされ
る。
【0059】図6は、遊技制御装置100における処理
を示すフローチャートである。
【0060】電源投入されると、まずステップS1にお
いて初期化処理が実行され、遊技制御装置100のRA
Mのクリア等の処理がなされる。
【0061】ステップS2では、入賞口スイッチ52.
1〜52.N、特別図柄始動スイッチ51、カウントス
イッチ53により、入賞口11〜15、始動口16、大
入賞口への遊技球入賞が検出されたか否かを判定し、入
賞検出があればステップS3に進み、無ければステップ
S5に進む。
【0062】ステップS3では、入賞した入賞口に対応
する賞球数(例えば、始動口11ならば7個、入賞口1
1〜15ならば10個、大入賞口ならば15個等)を、
確認カウンタに加算する。
【0063】ステップS4では、賞球数に対応する排出
要求数を含む排出指令を、排出制御装置400に送信す
る。
【0064】ステップS5では、賞球検出センサ713
A、713Bで賞球排出が検出されたか否かの判定を行
い、検出があればステップS6に進み、無ければステッ
プS2に戻る。
【0065】ステップS6では、確認カウンタが0であ
るか否かを判定し、0でなければステップS7で確認カ
ウンタを−1更新して、ステップS2に戻る。一方、確
認カウンタが0であれば、排出すべき賞球がないのにも
関わらず、賞球排出がなされたということであるから、
装飾制御装置200にエラー報知開始指令を送信する。
エラー報知開始指令を受けた装飾制御装置200は、第
1報知ランプを点灯させて、エラー報知を行う。
【0066】図7は、排出制御装置400における処理
を示すフローチャートである。
【0067】電源投入されると、まずステップS11で
初期化処理が実行され、排出制御装置400のRAMク
リア、異常対応状態の解除等の処理がなされる。
【0068】ステップS12では、カードユニット2か
らの貸球制御指令(貸球要求)があったか否かの判定が
なされ、貸球要求があればステップS13に進み、貸球
要求がなければステップS17に進む。
【0069】ステップS13では、排出カウンタに貸球
排出数(25個)を設定する。
【0070】ステップS14では、排出用パルスモータ
620が排出カウンタに設定されている値の排出に必要
なだけ動作するように、排出カウンタへの設定値に対応
するパルスを送信して、排出用パルスモータ620の動
作を制御する。続くステップS15では、所定の排出球
通過ディレイ時間(排出球が排出ユニット600の排出
部から流路切換ユニット700の検出部に至るまで時間
がかかることから、これを見込んだ余裕時間)の間、遊
技球排出を待つ。これらのステップS14、ステップS
15の処理の間に、貸球検出センサ714A、714B
によって検出された実際の排出数は、排出カウンタから
減算される。
【0071】ステップS16では、排出カウンタに残存
数があるか否か(排出カウンタの設定値が0より大きい
か否か)の判定を行い、残存数があれば(排出カウンタ
の値が0より大きければ)、ステップS12に戻って排
出動作を繰り返す。一方、排出カウンタの値が0であれ
ば、ステップS17に進む。
【0072】ステップS17では、貯留カウンタに残存
数があるか否か(貯留カウンタの値が0より大きいか否
か)の判定を行い、残存数があれば(貯留カウンタの値
が0より大きければ)ステップS18に進む。なお、排
出制御装置400は、賞球制御装置100から賞球制御
指令を受けると、この賞球制御指令を読み込む割り込み
処理(通信割り込み処理)を実行する。貯留カウンタに
は、この通信割り込み処理において、遊技制御装置10
0からの排出制御指令に含まれる排出要求数が累積記憶
される。
【0073】ステップS18では、貯留カウンタの残存
数を排出カウンタに設定する。具体的には、排出カウン
タに設定しうる最大値(例えば15個)を限度として、
できるだけ多くの個数を排出カウンタに設定するように
する。この場合、排出カウンタに設定した値は、貯留カ
ウンタから減算される。
【0074】ステップS19では、排出用パルスモータ
620が排出カウンタに設定されている値の排出に必要
なだけ動作するように、排出カウンタへの設定値に対応
するパルスを送信して、排出用パルスモータ620を制
御する。続くステップS20では、所定の排出球通過デ
ィレイ時間の間、遊技球通過を待つ。これらステップS
19、ステップS20の処理の間に、賞球検出センサ7
13A、713Bによって検出された実際の排出数は、
排出カウンタから減算される。
【0075】ステップS21では、排出カウンタに残っ
ている値(排出しきれなかった数)があれば、これを貯
留カウンタに加算して(戻して)、ステップS12に戻
る。
【0076】一方、ステップS17の判定で貯留カウン
タに残存数が無ければ、ステップS22に進み、賞球検
出センサ713A、713Bまたは貸球検出センサ71
4A714Bにより遊技球排出が検出されたか否かの判
定がなされ、排出数検出がなければステップS2に戻
る。
【0077】これに対して、排出数の検出があった場合
には、排出カウンタおよび貯留カウンタの値が0である
にも関わらず、不適正な排出があったということである
から、排出異常発生と判断して、ステップS23以下の
処理を実行する。
【0078】ステップS23では、排出装置側のエラー
報知、すなわち第2報知ランプの点灯処理を行う。
【0079】ステップS24では、排出用パルスモータ
620が保持状態となるような励磁を、一定時間(例え
ば1秒)にわたって継続する。これにより、排出ユニッ
ト600の動作(スプロケット611A、611Bの回
転動作)を固定して、遊技球排出を禁止する。
【0080】ステップS25では、排出用パルスモータ
620を保持状態に保つような励磁を、パルス状の励磁
(発振励磁)に切り換える(図8参照)。これにより、
励磁の継続による排出用パルスモータ620の発熱を低
減する。
【0081】ステップS26では、保持タイマによる計
時を開始する。ステップS27では、保持タイマがタイ
ムアップしたか否かを判定し(タイムアップ時間は例え
ば1分とする)、タイプアップしたところでステップS
28に進んで排出用パルスモータ620を消磁する。
【0082】このように、異常発生から所定時間は、排
出用パルスモータ620を保持状態として遊技球排出を
禁止し、異常対応の時間を確保する一方で、励磁は所定
時間にわたったら停止し、必要以上に長い時間の励磁に
より排出用パルスモータ620が過熱によって故障して
しまうことを防止する。
【0083】なお、ステップS28の消磁後に所定時間
経過したならば、再びステップS24に戻って、排出用
パルスモータ620を保持状態としてもよい。これによ
り、排出動作があったとしても間欠的にすることがで
き、異常状態での排出数をできるだけ少なくすることが
できる。
【0084】図8には、このような排出制御装置400
による制御(賞球排出の場合)をタイミングチャートで
示す。
【0085】図示されるように、遊技球排出の場合に
は、排出用パルスモータ620の各相(第1相〜第4
相)には排出数に対応するパルス送信時間T1にわたっ
てパルス送信がなされる。このパルス送信時間T1およ
びこれに続く排出球通過ディレイ時間T2の間に、第
1、第2の賞球検出センサ713A、713Bによって
なされた遊技球検出X1、X2は正当なものである。な
お、パルス送信の終了直前に、ストッパソレノイド63
6への通電が解除され、ストッパソレノイド636によ
って排出ユニット600の動作(スプロケット611
A、611Bの動作)は停止位置に固定される。
【0086】一方、パルス送信時間T1または排出球通
過ディレイ時間T2の間以外での遊技球検出X3は、不
適正な遊技球排出を検出するものであるので、排出制御
装置400は、排出異常発生と判断し、排出用パルスモ
ータ620の第1相と第2相に対して、所定時間T3
(例えば1秒)にわたる励磁および所定のタイムアップ
時間T4(例えば1分)にわたる発振励磁を行って、排
出用パルスモータ620を保持状態とする。また、第
1、第2の報知ランプ31、32によるエラー報知がな
される。
【0087】このように排出用パルスモータ620を保
持状態とすることにより、保持開始の時点で既に排出さ
れてしまっていた排出球の検出X4はあるものの、以降
は遊技球排出は禁止され、異常状態での不適正な排出
(例えば不正行為に基づく排出)は防止される。
【0088】なお、上記の実施の形態では、異常報知の
ために第1、第2の2つの報知ランプ31、32を用い
たが、報知ランプは必ずしも2つ備える必要はなく、い
ずれか一方のみとしてもよい。
【0089】また、報知の形態は特に限定されない。例
えば、排出制御装置400による報知は、第2報知ラン
プ32による報知に代えて、枠用外部出力端子401を
介しての管理装置への報知としてもよい。また、遊技制
御装置100側での報知は、装飾制御装置200による
第1報知ランプ31での報知に代えて、表示制御装置1
50による表示装置8での報知や、音制御装置150に
よる音出力での報知としてもよい。
【0090】また、今回開示された実施の形態は総ての
点で例示であって制限的なものではない。また、本発明
の範囲は、特許請求の範囲によって示されるもので、特
許請求の範囲内での総ての変更を含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における遊技機を示す正面
図である。
【図2】同じく遊技機を示す裏面図である。
【図3】同じく排出ユニットを示す斜視図である。
【図4】同じく流路切換ユニットを示す断面図である。
【図5】同じく制御系を示す構成図である。
【図6】同じく遊技制御装置の処理を示すフローチャー
トである。
【図7】同じく排出制御装置の処理を示すフローチャー
トである。
【図8】同じく排出制御装置の処理を示すタイミングチ
ャートである。
【符号の説明】
31 第1報知ランプ 32 第2報知ランプ 100 遊技制御装置 200 装飾制御装置 400 排出制御装置 600 排出ユニット 620 排出用パルスモータ 630 ストッパ機構 700 流路切換ユニット 713A 第1賞球検出センサ 713B 第2賞球検出センサ 714A 第1貸球検出センサ 714B 第2貸球検出センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パルスモータを駆動源として遊技球排出を
    行う排出装置と、 この排出装置からの遊技球排出を制御する排出制御装置
    と、 遊技球排出を検出する検出手段と、 前記排出装置を停止位置に保持するストッパ機構と、 を備えた遊技機において、 前記排出制御装置による遊技球排出の制御がなされてい
    ない場合に前記検出手段による遊技球排出があったとき
    に前記パルスモータを回動しないように保持状態に励磁
    する保持状態励磁手段を備えたことを特徴とする遊技
    機。
  2. 【請求項2】前記保持状態励磁手段による前記パルスモ
    ータの励磁が所定時間継続した場合に、パルスモータの
    励磁を中止する励磁中止手段を備えたことを特徴とする
    請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】遊技を統括的に制御する遊技制御装置を備
    え、前記排出制御装置は前記遊技制御装置から指令され
    た数に基づいて遊技球排出の制御を行うとともに、遊技
    球排出の異常を報知する異常報知手段を備え、前記遊技
    制御装置は前記指令された数と実際の排出数が整合しな
    い場合に前記異常報知手段に異常報知を行わせることを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010125612A (ja) * 2008-11-25 2010-06-10 Seiko Epson Corp 記録装置及び記録装置における記録方法

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