JP2001257435A - 光送信器 - Google Patents

光送信器

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JP2001257435A
JP2001257435A JP2000064138A JP2000064138A JP2001257435A JP 2001257435 A JP2001257435 A JP 2001257435A JP 2000064138 A JP2000064138 A JP 2000064138A JP 2000064138 A JP2000064138 A JP 2000064138A JP 2001257435 A JP2001257435 A JP 2001257435A
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electrode
transmission line
bonding pad
laser diode
optical
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JP2000064138A
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Yuji Akahori
裕二 赤堀
Takaharu Ooyama
貴晴 大山
Takashi Yamada
貴 山田
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)
  • Semiconductor Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザーダイオードを介してレーザー駆動回
路に流れる込む電気信号が、伝送線路内で反射するのを
防止して、広帯域な光変調特性を実現する。 【解決手段】 レーザーダイオードに駆動電流を供給す
るボンディングパッド12とグランド電極13の間に、
レーザーダイオードの電極6まで電流を流す伝送線路1
1の特性インピーダンスと等しい値の抵抗19が挿入さ
れているので、電界吸収型光変調器からレーザーダイオ
ードの接合を通して、漏洩した電気信号がボンディング
パッド12まで伝搬しても、抵抗19を介してグランド
電極13に終端されるので、ボンディングパッド12に
おける電気的な反射がおきない。したがって、この反射
に起因して従来生じていた電界吸収型変調器の変調電圧
振幅の減少も抑制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信用の光送信
器に関し、より詳細には、電界吸収型光変調器とレーザ
ーダイオードとが同一半導体基板に集積化された発光素
子を、搭載基板にフリップチップ実装して広帯域な光変
調特性を実現する光送信器に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、光通信用の光送信器を安価に製作
するために、レーザーダイオードをシリコン基板などで
形成された搭載基板上にフリップチップ実装する技術が
開発されている。一方、電界吸収型光変調器とレーザー
ダイオードが同一半導体基板に集積された発光素子は、
発生した光パルス内で、発光周波数の時間的変化が少な
いことと、広帯域な変調が可能であるといった利点か
ら、光ファイバーを利用した長距離光伝送システムへの
利用が期待されている。
【0003】しかしながら、電界吸収型光変調器とレー
ザーダイオードが同一半導体基板に形成されていること
から、この発光素子をフリップチップ実装すると、発光
素子の半導体基板を介して変調信号が電界吸収型光変調
器からレーザーダイオードの電源供給線に流れ、これが
動作帯域を制限するという問題がある。したがって、こ
の種の問題を回避して、フリップチップ実装後も、本来
の発光素子の有する高速光変調特性を実現することは重
要な課題である。
【0004】図5乃至図7は、従来の光送信器の構成図
及びその等価回路を示す図で、電界吸収型光変調器とレ
ーザーダイオードを同一半導体基板に集積化した発光素
子を、搭載基板にフリップチップ実装した場合を示して
いる。図5は発光素子と搭載基板のそれぞれの構成図を
示す。また、図6はフリップチップボンディングして実
現した場合の光送信器の構成図を示し、図7はその等価
回路を示している。
【0005】図5によれば、発光素子31は、例えば、
n型の導電性を有する半導体基板上にpn接合からなる
レーザーダイオードの導波路32と、これと光学的に結
合し、同じくpn接合からなる電界吸収型光変調器の導
波路33とが形成されている。レーザーダイオードの光
導波路32のアノードと表面の電極34が電気的に接続
されているとともに、電界吸収型光変調器の光導波路3
3のアノードと表面の電極35が電気的に接続され、そ
れらが形成された面とは反対の面に光導波路32、33
のカソードとそれぞれ電気的に接続された電極36が形
成されている。
【0006】一方、搭載基板46は、例えば、シリコン
からなる基板の表面にハンダバンプ37とボンディング
パッド39が形成され、それらの間が、例えば、マイク
ロストリップ線からなる伝送線路38で接続され、ハン
ダバンプ37とグランド電極43との間が、伝送線路3
8の終端抵抗である抵抗素子45で接続されている。グ
ランド電極43は、ボンディングパッド44に接続され
る。一方、同じ搭載基板46の表面にハンダ薄膜40お
よびボンディングパッド42と、それらを電気的に結ぶ
伝送線路41が形成されている。
【0007】図6によれば、発光素子31と搭載基板4
6によって実現された光送信器においては、発光素子3
1が搭載基板46上に、電極35および電極34が、ハ
ンダバンプ37とハンダ薄膜40に、それぞれ、電気的
に接触するようにフリップチップボンディングされ、さ
らに、発光素子31の電極36と搭載基板46上のグラ
ンド電極43の間が、ボンディングワイヤー47で電気
的に接続されている。
【0008】このような構成によれば、ボンディングパ
ッド39と44との間に電気パルス発生回路を、ボンデ
ィングパッド42と44の間にレーザー駆動回路をそれ
ぞれボンディングワイヤー47を介して接続すると、電
気パルス発生回路からボンディングパッド39に加えら
れた電気信号が、伝送線路38を伝搬し、終端抵抗45
を通してグランドに流れる。このとき、ハンダパンプ、
電界吸収型光変調器の光導波路33、電極36、ボンデ
ィングワイヤー47からなる回路に、終端抵抗45の両
端に発生に発生した電圧パルスが加えられる。この電圧
が電界吸収型光変調器の光導波路33に加えられること
により、この光導波路の光透過率が変調される。
【0009】一方、レーザー駆動回路からボンディング
パッド42に加えられた駆動電流は、伝送線路41、ハ
ンダ薄膜40、レーザーダイオードの光導波路32、電
極36、ボンディングワイヤー47を経由してグランド
電極43に流れる。これによって、レーザーダイオード
の光導波路32において、駆動電流によってレーザー光
が励起される。このレーザー光は、電界吸収型光変調器
の光導波路33の入力端に光学的に結合し、電圧で光透
過率が変化する光導波路33によって変調された光信号
が光導波路33の出力端面から出力されるので、電気信
号に対応して変調された光信号を発生するという光送信
器の機能を実現することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成では、電界吸収型光変調器を通してグランド電
極43に向けて流れる電気信号の一部が電極36からレ
ーザーダイオードの光導波路32、ハンダ薄膜40を経
て伝送線路41に漏れ、ボンディングパッド42に伝搬
する。一方、ボンディングパッド42とレーザー駆動回
路を電気的に接続するボンディングワイヤーのインピー
ダンスは、伝送線路41の特性インピーダンスと整合し
ないことから、伝送線路41を伝搬する電気信号は、ボ
ンディングパッド42において電気的に反射する。
【0011】これにより、薄膜ハンダ40から見える伝
送線路41は、スタブ(信号波長程度の短い伝送線路
で、終端を開放、あるいはショートにして反射波を生じ
されるためのもので、長さと信号波長によって入力イン
ピーダンスが変化する。)として機能するようになる。
このとき、伝送線路41の中を伝搬する反射波の影響に
より、ハンダ薄膜40から見える伝送線路41の入力イ
ンピーダンスは周波数によって、あたかもコンデンサや
インダクタが接続されたかのように変化する。
【0012】特に、入力インピーダンスが容量性に見え
る周波数では、電極36とグランド電極43の間で、ボ
ンディングワイヤー47のインダクタンスL(H)とス
タブによる容量C(F)の並列回路を形成することにな
る。この回路のインピーダンスは、周波数f=1/{2
π(LC)0.5 }において極大となり、その結果、それ
と直列に接続された電界吸収型変調器の光導波路33に
加わる変調電圧の振幅が減少し、十分な光変調ができな
くなる。これが、結果的に動作帯域を制限するという問
題を生じていた。
【0013】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、レーザーダイオー
ドを介してレーザー駆動回路に流れる込む電気信号が、
伝送線路内で反射するのを防止して、広帯域な光変調特
性を実現する光送信器を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を達成するために、請求項1に記載の発明は、電界吸
収型光変調器とレーザーダイオードとが同一半導体基板
に集積化された発光素子1と、該発光素子1を搭載する
搭載基板16とを有する光送信器において、前記発光素
子1が、半導体基板の表面に形成された電極6及び該電
極6とは反対の面に形成された電極34と電気的に接続
される前記レーザーダイオードのpn接合を構成する光
導波路2を有し、前記搭載基板16が、前記電極6とワ
イヤボンディスクされるグランド電極13と、前記光導
波路2と伝送線路11を介して接続されるボンディング
パッド12と、該ボンディングパッド12と前記グラン
ド電極13との間に設けられ、前記伝送線路11の特性
インピーダンスと同じ値を有する抵抗素子19とを有す
る回路を備えたことを特徴とするものである。
【0015】このように、請求項1に記載の発明では、
レーザーダイオードに駆動電流を供給するボンディング
パッドとグランド電極の間に、レーザーダイオードの電
極まで電流を流す伝送線路の特性インピーダンスと等し
い値の抵抗が挿入されているので、電界吸収型光変調器
からレーザーダイオードの接合を通して、漏洩した電気
信号がボンディングパッドまで伝搬しても、抵抗を介し
てグランド電極に終端されるので、ボンディングパッド
における電気的な反射がおきない。したがって、この反
射に起因して従来生じていた電界吸収型変調器の変調電
圧振幅の減少も抑制することができる。
【0016】また、請求項2に記載の発明は、前記発光
素子1が、半導体基板の表面に形成された電極6及び該
電極6とは反対の面に形成された電極35と電気的に接
続される前記電界吸収型光変調器のpn接合を構成する
他の光導波路3を有し、前記搭載基板16が、前記他の
光導波路3と他の伝送線路8を介して接続される他のボ
ンディングパッド9と、該他のボンディングパッド9と
は反対の終端と前記グランド電極13との間に設けら
れ、前記他の伝送線路8の特性インピーダンスと同じ値
を有する他の抵抗素子15とからなる回路を備えたこと
を特徴とするものである。
【0017】また、請求項3に記載の発明は、前記抵抗
素子19に直列にキャパシタンス20を接続したことを
特徴とするものである。
【0018】このように、請求項3に記載の発明では、
レーザーダイオードに駆動電流を供給するボンディング
パッドとグランド電極の間に、レーザーダイオードの電
極まで電流を流す伝送線路の特性インピーダンスと等し
い値の抵抗と、コンデンサの直列回路が挿入されている
ので、電界吸収型光変調器からレーザーダイオードの接
合を通して、漏洩した電気信号がボンディングパッドま
で伝搬しても、抵抗とコンデンサを介してグランド電極
に終端されるので、請求項1に記載の発明と同様に、ボ
ンディングパッドにおける電気的な反射がおきない。し
たがって、この反射に起因して従来生じていた電界吸収
型変調の変調電圧振幅の減少も抑制することができる。
また、請求項1に記載の発明とは異なり、コンデンサが
抵抗に直列に挿入されているので、レーザーダイオード
の駆動電流の一部が抵抗を介してグランド電極に流れる
という問題がない。
【0019】また、請求項4に記載の発明は、電界吸収
型光変調器とレーザーダイオードとが同一半導体基板に
集積化された発光素子1と、該発光素子1を搭載する搭
載基板16とを有する光送信器において、前記発光素子
1が、半導体基板の表面に形成された第1の電極6及び
該電極6とは反対の面に形成された第3の電極34と電
気的に接続される前記レーザーダイオードのpn接合を
構成する第1の光導波路2と、前記第1の電極6及び該
電極6とは反対の面に形成された第2の電極35と電気
的に接続される前記電界吸収型光変調器のpn接合を構
成する第2の光導波路3と、前記搭載基板16が、前記
発光素子1とフリップチップボンディングされ、前記第
2の電極35と電気的に接続される第4の電極7と、前
記発光素子1とフリップチップボンディングされ、前記
第3の電極34と電気的に接続される第5の電極10
と、前記第1の電極6とボンディングワイヤー17によ
りワイヤボンディスクされるグランド電極13と、前記
第4の電極7と第1の伝送線路8を介して接続される第
1のボンディングパッド9と、前記第4の電極7と前記
グランド電極13の間に設けられ、前記第1の伝送線路
8の特性インピーダンスと同じ値を有する第1の抵抗素
子15と、前記第5の電極10と第2の伝送線路11を
介して接続される第2のボンディングパッド12と、該
第2のボンディングパッド12と前記グランド電極13
との間に設けられ、前記第2の伝送線路11の特性イン
ピーダンスと同じ値を有する第2の抵抗素子19とを有
する回路を備えたことを特徴とするものである。
【0020】また、請求項5に記載の発明は、前記第2
の抵抗素子19に直列にキャパシタンス20を接続した
ことを特徴とするものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例について説明する。
【0022】図1は、本発明の光送信器の一実施例を示
す図で、図2は、図1に示す光送信器の等価回路であ
る。図1に示す構成では、図4に示した従来の光送信器
の構成に加えて、ボンディングパッド12とグランド電
極13の間に、伝送線路11の特性インピーダンスと等
しい値を有する抵抗素子19が挿入されている。
【0023】発光素子1は、電界吸収型光変調器とレー
ザーダイオードが同一半導体基板に集積化されて形成さ
れており、例えば、n型の導電性を有する半導体基板上
にpn接合からなるレーザーダイオードの光導波路2
と、これと光学的に結合し、同じくpn接合からなる電
界吸収型光変調器の光導波路3が形成されている。
【0024】レーザーダイオードの光導波路2のアノー
ドと、図示しない表面の電極(図5の34に相当)とが
電気的に接続されているとともに、電界吸収型光変調器
の光導波路3のアノードと、図示しない表面の電極(図
5の35に相当)とが電気的に接続され、それらが形成
された面とは反対の面に光導波路2、3のカソードとそ
れぞれ電気的に接続された電極6が形成されている。
【0025】一方、搭載基板16は、例えば、シリコン
からなる基板の表面にハンダバンプ7とボンディングパ
ッド9が形成され、それらの間が、例えば、マイクロス
トリップ線からなる伝送線路8で接続され、ハンダバン
プ7とグランド電極3の間が、伝送線路8の終端抵抗で
ある抵抗素子15で接続されている。グランド電極13
は、ボンディングパッド14に接続される。一方、同じ
搭載基板16の表面にハンダ薄膜10およびボンディン
グパッド12と、それらを電気的に結ぶ伝送線路11が
形成されている。
【0026】また、図1に示した光送信器の構成によれ
ば、ボンディングパッド9と14の間に電気パルス発生
回路を、ボンディングパッド12と14の間にレーザー
駆動回路をそれぞれボンディングワイヤー17を介して
接続すると、電気パルス発生回路からボンディングパッ
ド10に加えられた電気信号が、伝送線路8と終端抵抗
15を介してグランド電極13に流れ、また、電気パル
スの強弱に応じて終端抵抗15の両端に生じた電圧がハ
ンダバンプ7を通して電界吸収型光変調器のpn接合か
らなる光導波路3に加えられ、この光導波路3の光透過
率を変調する。
【0027】また、レーザー駆動回路からボンディング
パッド12に加えられた駆動電流は、伝送線路11、ハ
ンダ薄膜10、レーザーダイオードのpn接合からなる
光導波路2、電極6、ボンディングワイヤー17を経由
してグランド電極13に流れ、一部は終端抵抗である抵
抗素子19を通してグランド電極13に流れる。
【0028】このような構成により、レーザーダイオー
ドの光導波路2において、駆動電流によって励起された
レーザー光が、電界吸収型光変調器の光導波路3の入力
端に光学的に結合し、電圧で光透過率が変化する光導波
路3によって変調された光信号が光導波路3の出力端面
から出力されるという、光送信器の機能を実現すること
ができる。
【0029】また、このような構成によれば、電極6か
ら、レーザーダイオードの光導波路2、ハンダ薄板1
0、伝送線路11を通して伝搬する電気信号が抵抗素子
19によってグランド電極13に終端されるので、ボン
ディングパッド12における電気信号の反射がなくな
り、従来生じていた、ハンダ薄膜10から見える伝送線
路11の入力インピーダンスが変化するという問題が起
きない。これによって、伝送線路11の入力インピーダ
ンスの変化が原因となって電界吸収型変調器の光導波路
3に加える変調電圧の振幅が減少するという、従来の光
送信器に見られた問題を解決している。
【0030】このように、本発明の光送信器では、レー
ザーダイオードの駆動回路に接続するボンディングパッ
ドとグランド電極との間に、このボンディングパッドと
レーザーダイオードを結ぶ伝送線路の特性インピーダン
スと等しいインピーダンスを持つ終端回路を接続するこ
とにより、レーザーダイオードを介してレーザー駆動回
路に流れる込む電気信号をこの回路で終端し、この伝送
線路内の反射を防ぐことで広帯域な変調動作を可能にし
ている。
【0031】図3は、本発明の光送信器の他の実施例を
示す図で、図4は、図1の等価回路である。図1に示し
た第1の実施例と異なる点は、ボンディングパッド12
とグランド電極13の間に、抵抗素子19と、電界吸収
型光変調器に加える電気信号の変調周波数において終端
抵抗15に比べて、十分に低いインピーダンスを有する
コンデンサ20とからなる直列回路が挿入されている点
である。
【0032】この構成においても、伝送線路11を通し
て伝搬する電気信号が抵抗素子19によってグランド電
極13に終端されるので、伝送線路11の入力インピー
ダンスの変化が原因となって電界吸収型変調器の光導波
路3に加わる変調電圧の振幅が減少するという従来の光
送信器に見られた問題は生じない。ここにおいて、コン
デンサ20は、ボンディングパッド12に電気的に接続
されるレーザー駆動回路から注入される電流が、終端抵
抗19を通してグランドに流れるのを阻止し、効率良く
レーザーダイオードに駆動電流を注入することを可能に
する。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
界吸収型光変調器とレーザーダイオードが同一半導体基
板に集積化された発光素子をフリップチップボンディン
グした搭載基板において、レーザー駆動回路が接続され
るボンディングパッドとグランド電極の間に、レーザー
ダイオードへの伝送線路の特性インピーダンスと等しい
終端抵抗を挿入するようにしたので、レーザーダイオー
ドを通して電界吸収型光変調器からレーザー駆動用の伝
送線路に漏洩した電気信号が、レーザー駆動回路へ接続
されるボンディングパッドにおいて反射することを防ぐ
ことができる。
【0034】また、終端抵抗に直列にコンデンサを接続
することにより、上記の効果に加えて、レーザー駆動回
路から注入された駆動電流が、終端抵抗を通してグラン
ド電流に流れることを止め、効率良くレーザーダイオー
ドを駆動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光送信器の一実施例を示す図である。
【図2】図1に示した光送信器の等価回路を示す図であ
る。
【図3】本発明の光送信器の他の実施例を示す図であ
る。
【図4】図3に示した光送信器の等価回路を示す図であ
る。
【図5】従来の光送信器を構成する発光素子と搭載基板
との組み立て構成図である。
【図6】図5の光送信器の全体構成図である。
【図7】図6に示した光送信器の等価回路を示す図であ
る。
【符号の説明】
1、31 発光素子 2、32 レーザーダイオードの光導波路 3、33 電界吸収型光変調器の光導波路 4、34 レーザーダイオードのアノードに接続した電
極 5、35 電界吸収型光変調器のアノードに接続した電
極 6、36 レーザーダイオード電極と電界吸収型光変調
器のカソードに接続した電極 7、37 ハンダバンプ 8、38 電界吸収型光変調器に電気信号を送る伝送線
路 9、39 電界吸収型光変調器に電気信号を送るボンデ
ィングパッド 10、40 ハンダ薄膜 11、41 レーザーダイオードに駆動電流を送る伝送
線路 12、42 レーザーダイオードに駆動電流を送るボン
ディングパッド 13、43 グランド電極 14、44 グランド用ボンディングパッド 15、45 終端抵抗 16、46 搭載基板 17、47 ボンディングワイヤー 19 抵抗素子 20 コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 貴 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 2H079 AA02 AA13 BA01 CA04 DA16 EA03 EB04 HA14 KA18 5F073 AB21 EA14 FA13 FA18 FA22 FA27 FA28 GA24

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電界吸収型光変調器とレーザーダイオー
    ドとが同一半導体基板に集積化された発光素子と、該発
    光素子を搭載する搭載基板とを有する光送信器におい
    て、前記発光素子が、半導体基板の表面に形成された電
    極及び該電極とは反対の面に形成された電極とに電気的
    に接続される前記レーザーダイオードのpn接合を構成
    する光導波路を有し、 前記搭載基板が、前記電極とワイヤボンディスクされる
    グランド電極と、前記光導波路と伝送線路を介して接続
    されるボンディングパッドと、該ボンディングパッドと
    前記グランド電極との間に設けられ、前記伝送線路の特
    性インピーダンスと同じ値を有する抵抗素子とを有する
    回路を備えたことを特徴とする光送信器。
  2. 【請求項2】 前記発光素子が、半導体基板の表面に形
    成された電極及び該電極とは反対の面に形成された電極
    に電気的に接続される前記電界吸収型光変調器のpn接
    合を構成する他の光導波路を有し、 前記搭載基板が、前記他の光導波路と他の伝送線路を介
    して接続される他のボンディングパッドと、該他のボン
    ディングパッドとは反対の終端と前記グランド電極の間
    に設けられ、前記他の伝送線路の特性インピーダンスと
    同じ値を有する他の抵抗素子とからなる回路を備えたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の光送信器。
  3. 【請求項3】 前記抵抗素子に直列にキャパシタンスを
    接続したことを特徴とする請求項1又は2に記載の光送
    信器。
  4. 【請求項4】 電界吸収型光変調器とレーザーダイオー
    ドとが同一半導体基板に集積化された発光素子と、該発
    光素子を搭載する搭載基板とを有する光送信器におい
    て、 前記発光素子が、 半導体基板の表面に形成された第1の電極及び該電極と
    は反対の面に形成された第3の電極に電気的に接続され
    る前記レーザーダイオードのpn接合を構成する第1の
    光導波路と、 前記第1の電極及び該電極とは反対の面に形成された第
    2の電極と電気的に接続される前記電界吸収型光変調器
    のpn接合を構成する第2の光導波路と、 前記搭載基板が、 前記発光素子とフリップチップボンディングされ、前記
    第2の電極と電気的に接続される第4の電極と、 前記発光素子とフリップチップボンディングされ、前記
    第3の電極と電気的に接続される第5の電極と、 前記第1の電極とボンディングワイヤーによりワイヤボ
    ンディスクされるグランド電極と、 前記第4の電極と第1の伝送線路を介して接続される第
    1のボンディングパッドと、 前記第4の電極と前記グランド電極の間に設けられ、前
    記第1の伝送線路の特性インピーダンスと同じ値を有す
    る第1の抵抗素子と、 前記第5の電極と第2の伝送線路を介して接続される第
    2のボンディングパッドと、 該第2のボンディングパッドと前記グランド電極との間
    に設けられ、前記第2の伝送線路の特性インピーダンス
    と同じ値を有する第2の抵抗素子とを有する回路を備え
    たことを特徴とする光送信器。
  5. 【請求項5】 前記第2の抵抗素子に直列にキャパシタ
    ンスを接続したことを特徴とする請求項4に記載の光送
    信器。
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