JP2001257210A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JP2001257210A
JP2001257210A JP2000066421A JP2000066421A JP2001257210A JP 2001257210 A JP2001257210 A JP 2001257210A JP 2000066421 A JP2000066421 A JP 2000066421A JP 2000066421 A JP2000066421 A JP 2000066421A JP 2001257210 A JP2001257210 A JP 2001257210A
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electrode conductor
surface protective
conductor patterns
integrated circuit
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Jun Hirokawa
潤 廣川
Takashi Ishida
尚 石田
Masayuki Sato
正幸 佐藤
Mitsuaki Horiuchi
光明 堀内
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Hitachi Ltd
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    • H01L2224/73Means for bonding being of different types provided for in two or more of groups H01L2224/10, H01L2224/18, H01L2224/26, H01L2224/34, H01L2224/42, H01L2224/50, H01L2224/63, H01L2224/71
    • H01L2224/732Location after the connecting process
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  • Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体チップ上に設けられた表面保護膜の破
壊を防いでCCBバンプの信頼性を向上する。 【解決手段】 表面保護膜10を無機絶縁膜10aとP
IQ膜10bとで構成し、無機絶縁膜10aを相対的に
柔らかいPIQ膜10bで覆い、無機絶縁膜10aと下
地金属BLMとの接触を防ぐことにより、無機絶縁膜1
0aに加わるCCBバンプ5および/または下地金属B
LMの応力を低減して、無機絶縁膜10aの破断を防
ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置に関し、特に、CCB(Controlled CollapseBonding
)バンプが接続される電極導体パターンを有する半導
体集積回路装置に適用して有効な技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】半導体チップと基板との間に樹脂を設け
て、半導体チップと基板との熱膨張係数のミスマッチか
らCCBバンプに生ずる応力を低減したアンダーフィル
封止では、半導体チップの最上層の表面保護膜に、例え
ば無機絶縁膜およびポリイミド樹脂膜(以下、PIQ膜
と称す)が下層から順に堆積された積層膜が用いられて
いる。
【0003】PIQ膜は、柔らかい耐熱性高分子樹脂で
あり、無機絶縁膜とアンダーフィル樹脂との界面の剥離
により生ずるCCBバンプの破断を防ぐために設けられ
ている。
【0004】図7に、本発明者によって検討された表面
保護膜の構造を示す半導体基板の要部断面図を示す。
【0005】CCBバンプ用の下地金属BLMが、表面
保護膜10に穿孔されたスルーホール11aを通じて、
半導体チップ6の最上層配線である引き出し電極12と
電気的に接続されている。
【0006】上記スルーホール11aの形成には、工程
短縮のためにPIQ膜10bをマスクとして無機絶縁膜
10aを加工する方法(図7(a))、または下地金属
BLMと引き出し電極12との接続不良を回避するため
に無機絶縁膜10aの開口領域よりもPIQ膜10bの
開口領域を広く加工する方法(図7(b))が検討され
ている。すなわち、スルーホール11aの内部側壁には
無機絶縁膜10aおよびPIQ膜10bが露出し、これ
らを覆って下地金属BLMが形成され、さらに、下地金
属BLM上にCCBバンプ5が接合されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者が検討したところによると、前記形成方法によって表
面保護膜にスルーホールを形成すると、CCBバンプ用
下地金属と表面保護膜の下部を構成する無機絶縁膜とが
直接接触するため、CCBバンプおよび/またはCCB
バンプ用下地金属の応力によって、無機絶縁膜が破断す
るという問題が生ずることが見い出された。
【0008】本発明の目的は、半導体チップ上に設けら
れた表面保護膜の破壊を防いでCCBバンプの信頼性を
向上することのできる技術を提供することにある。
【0009】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。すなわち、 (1)本発明の半導体集積回路装置は、半導体チップに
形成された複数のCCBバンプ用下地金属が、1層以上
の構成材料からなる表面保護膜の上層に設けられてお
り、CCBバンプ用下地金属と接する表面保護膜の構成
材料を有機膜によって構成し、冗長回路の一部を構成す
る複数のヒューズを、CCBバンプ用下地金属の少なく
とも一部の構成材料によって構成するものである。 (2)本発明の半導体集積回路装置は、半導体チップに
形成された複数のCCBバンプ用下地金属が、1層以上
の構成材料からなる表面保護膜の上層に設けられてお
り、CCBバンプ用下地金属と接する表面保護膜の構成
材料を有機膜によって構成し、CCBバンプ用下地金属
を、クロム(Cr)、ニッケル(Ni)および金(A
u)が下層から順に堆積された積層膜によって構成する
ものである。 (3)本発明の半導体集積回路装置は、半導体チップに
形成された複数のCCBバンプ用下地金属が、1層以上
の構成材料からなる表面保護膜の上層に設けられてお
り、CCBバンプ用下地金属と接する表面保護膜の構成
材料を有機膜によって構成し、表面保護膜の他の構成材
料であって、有機膜の下層に設けられる無機絶縁膜を、
酸化シリコン(SiO2 )膜、窒化シリコン(Si3
4 )膜、無機SOG(Spin on Glass )膜または高密度
プラズマCVD(Chemical Vapor Deposition )法によ
って形成された酸化膜、あるいはこれら絶縁膜からなる
積層膜によって構成するものである。 (4)本発明の半導体集積回路装置は、半導体チップに
形成された複数のCCBバンプ用下地金属が、1層以上
の構成材料からなる表面保護膜の上層に設けられてお
り、CCBバンプ用下地金属と接する表面保護膜の構成
材料を有機膜によって構成し、有機膜を、感光性ポリイ
ミド樹脂膜によって構成するものである。 (5)本発明の半導体集積回路装置は、半導体チップに
形成された複数のCCBバンプ用下地金属が、1層以上
の構成材料からなる表面保護膜の上層に設けられてお
り、CCBバンプ用下地金属と接する表面保護膜の構成
材料を有機膜によって構成し、リフトオフ法、メタルマ
スク蒸着法または印刷法によって形成されたCCBバン
プがCCBバンプ用下地金属に接続されているものであ
る。 (6)本発明の半導体集積回路装置は、前記記載の半導
体集積回路装置において、表面保護膜に穿孔されたスル
ーホールを通じて、CCBバンプ用下地金属が接続され
た引き出し電極の下層に、層間有機膜が形成されている
ものである。 (7)本発明の半導体集積回路装置は、前記記載の半導
体集積回路装置において、CCBバンプを介して半導体
チップがパッケージ基板に実装され、半導体チップとパ
ッケージ基板との間がアンダーフィル樹脂によって封止
されているものである。
【0011】上記した手段によれば、CCBバンプ用下
地金属と接する表面保護膜を相対的に柔らかい有機膜、
例えばPIQ膜で構成することにより、PIQ膜下に設
けられる無機絶縁膜に加わるCCBバンプおよび/また
はCCBバンプ用下地金属の応力を低減することができ
て、無機絶縁膜の破断を防ぐことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0013】なお、実施の形態を説明するための全図に
おいて同一機能を有するものは同一の符号を付し、その
繰り返しの説明は省略する。
【0014】(実施の形態1)図1は、本発明の一実施
の形態である表面保護膜を有する半導体集積回路装置の
要部断面図である。
【0015】図1に示すように、パッケージ1を構成す
るパッケージ基板2の上下面には、それぞれパッド電極
3、4が形成されている。パッケージ基板2は、例えば
アルミナ、ホウケイ酸ガラスまたはムライト等のような
セラミック材料、あるいはビルドアップ配線基板からな
る。また、パッド電極3、4は、パッケージ基板2の内
部に形成された、例えばタングステン(W)またはモリ
ブデン(Mo)等からなる内部配線によって電気的に接
続されている。上記内部配線は貫通スルーホールによっ
て接続される多層配線としてもよい。
【0016】パッケージ基板2の下面の電極パッド3に
は、図示はしないが、例えばCCBバンプまたはPGA
(Pin Grid Array Package)のピンなどが接合されてお
り、パッケージ1と外部とは電極パッド3によって接続
される。
【0017】また、パッケージ基板1の上面の電極パッ
ド4には、CCBバンプ5が接合されている。CCBバ
ンプ5は、例えば1〜10重量%程度の錫(Sn)を含
有する鉛(Pb)/Snはんだ(融点:320〜330
℃程度)、63重量%程度のSnを含有するPb/Sn
共晶はんだ、3重量%程度の銀(Ag)を含有するSn
/Agはんだ(融点:250〜260℃程度)、または
Pbフリーはんだからなる。
【0018】半導体チップ6とパッケージ基板2との間
には、CCBバンプ5を機械的に補強して接続寿命を向
上するためのアンダーフィル樹脂7が充填してある。ア
ンダーフィル樹脂7は、例えばエポキシ系樹脂(ガラス
転移点:120〜180℃程度、熱膨張係数:20〜4
0ppm程度)からなる。なお、パッケージ基板2をム
ライトまたはホウケイ酸ガラスで構成する場合は、アン
ダーフィル樹脂7を用いなくてもよい。
【0019】CCBバンプ5は、半導体チップ6の主面
側に形成された下地金属BLMに接合されている。すな
わち、半導体チップ6は、CCBバンプ5を介してパッ
ケージ基板2のパッド電極4上に実装されている。な
お、BLMは、Ball LimitingMetallization の略であ
る。
【0020】半導体チップ6の主面側には、例えば論理
付きSRAM(Static Random Access Memory )回路ま
たは論理付きDRAM(Dynamic RAM )等のような半導
体集積回路装置が形成されている。半導体集積回路装置
は、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semi
conductor )またはBi−CMOS(Bipolar-CMOS)な
どのCMOS系の半導体素子で形成されている。
【0021】半導体チップ6の主面には、図示はしない
が、例えば所定の論理回路ブロックおよび同一のワード
・ビット構成のメモリ回路ブロックが複数配置されてお
り、各メモリ回路ブロックには、例えば予備メモリセル
が形成されている。予備メモリセルは、欠陥メモリセル
が発生した場合に、その欠陥メモリセルと置換される予
備のメモリセルである。すなわち、半導体チップには冗
長回路が形成されており、欠陥が発生した場合には、こ
の冗長回路の一部を構成するヒューズによって、欠陥メ
モリセルと予備メモリセルとの切り換えが行われる。
【0022】ヒューズは下地金属BLMと同一材料によ
って構成され、その切断箇所は下地金属BLMの一金属
層のみによって構成されている。また、ヒューズは、例
えば上記メモリ回路ブロック内に形成されており、半導
体チップ6の周辺で生じやすい剥がれを避けて、半導体
チップ6の中央部に近い領域に形成される。
【0023】次に、本実施の形態1の表面保護膜の構造
を図2に示した半導体基板の要部断面図を用いて説明す
る。
【0024】まず、下地金属BLMは、例えば3種類の
金属層9a〜9cが下層から順に積層されて構成されて
いる。最下層の金属層9aは、例えばCrからなり、そ
の厚さは、例えば0. 025〜0. 25μm程度であ
る。また、中間の金属層9bは、例えばNiからなり、
その厚さは、例えば0. 2〜4μm程度である。さら
に、最上層の金属層9cは、例えばAuからなり、その
厚さは、例えば0. 05〜0. 5μm程度である。な
お、中間の金属層9bには、Ni−Cr合金またはNi
−W合金を用いることもできる。
【0025】このような金属層9a〜9cによって構成
された下地金属BLMは、表面保護膜10に穿孔された
スルーホール11cを通じて、半導体チップ6の最上層
配線である引き出し電極12と電気的に接続されてい
る。
【0026】下地金属BLM上には、リフトオフ法、メ
タルマスク蒸着法または印刷法などによって形成された
CCBバンプ5が接合されている。なお、パッケージ基
板2の電極パッド3にCCBバンプ5を接合しておき、
このCCBバンプ5と下地金属BLMとを接続してもよ
く、また、下地金属BLMとCCBバンプ5とを一括し
てメタルマスク蒸着法で形成してもよい。
【0027】表面保護膜10は、半導体チップ6上に形
成された絶縁膜のうちの最終絶縁膜である。下地金属B
LM下の表面保護膜10は、下層から順に無機絶縁膜1
0aおよびPIQ膜10bが積層されて構成されてい
る。無機絶縁膜10aの厚さは、例えば0. 5〜3μm
程度であり、PIQ膜10bの厚さは、その接着性およ
び段差緩和等から決められるが、2〜10μm程度であ
る。
【0028】ここで、無機絶縁膜10aはPIQ膜10
bで覆われており、スルーホール11cの内部側壁もP
IQ膜10bによって構成されており、下地電極BLM
が無機絶縁膜10aと接するのを防いでいる。
【0029】無機絶縁膜10aは、主に、例えばSiO
2 膜、Si3 4 膜、無機SOG膜またはこれらの積層
膜からなり、従って、無機絶縁膜10aの構造として
は、例えばSi3 4 /SiO2 、SiO2 /Si3
4 、Si3 4 /SOG/SiO2 、SiO2 /SOG
/Si3 4 が提案される。また、高密度プラズマCV
D法によって形成された酸化膜、例えばSiOx 、Si
OFなどを無機絶縁膜10aの構成材料に用いてもよ
い。
【0030】PIQ膜10bは、有機現像液を用いるこ
とのできる感光性PIQからなり、無機絶縁膜10aを
加工した後にパターン形成を可能とする。
【0031】引き出し電極12は、例えば窒化チタン
(TiN)膜、TiN/アルミニウム(Al)/TiN
積層膜、TiN/Ti/Al/Ti/TiN積層膜また
はTiN/Cu/TiN積層膜からなる。引き出し電極
12の厚さは0. 3〜5μm程度であり、半導体チップ
6の主面に形成された半導体集積回路と電気的に接続さ
れている。
【0032】次に、ヒューズ8は、上記した下地金属B
LMの構成材料によって構成されている。ところで、ヒ
ューズ8の切断箇所8aを下地金属BLMの三種類の金
属層9a〜9cによって構成すると、レーザ等による切
断処理が困難となる。そこで、ヒューズ8の切断箇所8
aは、例えば金属層9aのみによって構成されている。
すなわち、切断箇所8aは、例えばCr層のみによって
構成されている。Crをヒューズ8の構成材料に用いる
利点としては、下地金属BLMを形成すると同時に形成
できること、Crの耐蝕性がAlよりも優れていること
が挙げられる。
【0033】金属層9aの両端、すなわち、ヒューズ8
の両端は、表面保護膜10に穿孔されたスルーホール1
1bを通じて、それぞれ半導体チップ6の最上層配線で
ある引き出し電極12と電気的に接続されている。ただ
し、ヒューズ8の非切断箇所8b1 、8b2 は、金属層
9a〜9cが下層から順に積層されて構成されている。
【0034】さらに、ヒューズ8下の表面保護膜10
は、無機絶縁膜10aのみによって構成されている。P
IQ膜10b上にヒューズ8を形成すると、300〜3
50℃の熱処理を施した場合、PIQ膜10b上のヒュ
ーズ8がPIQ膜10bとの熱膨張係数の差によって破
断しやすく、また、レーザ等による切断処理が困難とな
る。
【0035】次に、本実施の形態1の表面保護膜の製造
方法の一例を図3〜図5を用いて説明する。
【0036】まず、図3に示すように、例えばAlで構
成された引き出し電極12の上層に無機絶縁膜10aを
堆積した後、図示はしないが、この無機絶縁膜10a上
にレジスト膜を塗布し、これをリソグラフィ技術によっ
てパターニングしてレジストパターンを形成する。次
に、このレジストパターンをマスクとして無機絶縁膜1
0aを加工した後、レジストパターンを除去してスルー
ホール11a、11bを形成する。
【0037】次に、図4に示すように、無機絶縁膜10
aの上層に感光性のPIQ膜10bを塗布した後、PI
Q膜10bをリソグラフィ技術によって感光、現像処理
を行い、次いで320〜350℃程度の硬化ベークを施
す。これによって、後の工程で下地金属BLMが形成さ
れる領域に無機絶縁膜10aおよびPIQ膜10bの積
層からなる表面保護膜10が形成されるが、無機絶縁膜
10aはPIQ膜10bによって覆われており、表面保
護膜10に形成されたスルーホール11cの内部側壁は
PIQ膜10bによって構成される。
【0038】次に、図5に示すように、PIQ膜10b
の上層に、例えばスパッタリング法により金属層9a〜
9cを下層から順に堆積する。次いで、レジストパター
ンをマスクとして、例えばウエットエッチング法によ
り、金属層9cおよび金属層9bを順次加工した後、レ
ジストパターンを除去して金属層9c、9bをパターン
形成する。
【0039】続いて、レジストパターンをマスクとし
て、例えばドライエッチング法により、金属層9aを加
工した後、レジストパターンを除去して金属層9aをパ
ターン形成し、ヒューズ8および下地金属BLMを同時
に形成する。ヒューズ8と下地金属BLMとを同時にパ
ターン形成するので、ヒューズ8を形成するための新た
なマスクを製造する必要がなく、また、ヒューズ8を形
成するために新たな製造工程を追加することもない。
【0040】なお、前記金属層9a、9b、9cのパタ
ーン形成では、金属層9b、9cと金属層9aとを異な
るレジストパターンを用いて各々加工したが、金属層9
b、9cをウエットエッチング法により加工する際のサ
イドエッチングを利用して、一つのレジストパターンで
金属層9a、9b、9cのパターン形成を行うことも可
能である。また、メタルマスク蒸着法により金属層9a
〜9cを下層から順に堆積することにより、エッチング
技術を用いることなく金属層9a、9b、9cのパター
ン形成を行ってもよい。
【0041】このように、本実施の形態1によれば、表
面保護膜10を無機絶縁膜10aと有機膜であるPIQ
膜10bとで構成し、無機絶縁膜10aを相対的に柔ら
かいPIQ膜10bで覆い、下地金属BLMと接する表
面保護膜10をPIQ膜10bとすることにより、無機
絶縁膜10aに加わるCCBバンプ5および/または下
地金属BLMの応力を低減することができて、無機絶縁
膜10aの破断を防ぐことができる。
【0042】(実施の形態2)本発明の他の実施の形態
である表面保護膜の構造を図6に示した半導体基板の要
部断面図を用いて説明する。
【0043】図6に示すように、金属層9a〜9cによ
って構成された下地金属BLMは、表面保護膜10に穿
孔されたスルーホール11cを通じて、半導体チップ6
の最上層配線である引き出し電極12と電気的に接続さ
れている。
【0044】しかし、半導体チップ6上に形成された絶
縁膜のうちの最終絶縁膜であり、引き出し電極12の上
層に形成される表面保護膜10は、PIQ膜10bのみ
によって構成されている。さらに、引き出し電極12の
下層には、層間PIQ膜13が形成されている。
【0045】このように、本実施の形態2によれば、表
面保護膜10をPIQ膜10bのみで構成し、さらに引
き出し電極12下に層間PIQ膜13を設けることによ
って、層間PIQ膜13の下層の無機絶縁膜に加わるC
CBバンプ5および/または下地金属BLMの応力を低
減して、上記無機絶縁膜の破断を防ぐことができる。
【0046】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでも
ない。
【0047】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0048】本発明によれば、半導体チップ上に形成さ
れる最終絶縁膜または引き出し電極下の無機絶縁膜の破
断を防ぐことができるので、CCBバンプ用下地電極を
介して引き出し電極に接続されるCCBバンプの信頼性
を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である表面保護膜を有す
る半導体集積回路装置の要部断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態である表面保護膜の構造
を示す半導体基板の要部断面図である。
【図3】本発明の一実施の形態である表面保護膜の製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図4】本発明の一実施の形態である表面保護膜の製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図5】本発明の一実施の形態である表面保護膜の製造
方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図6】本発明の他の実施の形態である表面保護膜の構
造を示す半導体基板の要部断面図である。
【図7】(a)、(b)は、本発明が検討した表面保護
膜の構造を示す半導体基板の要部断面図である。
【符号の説明】
1 パッケージ 2 パッケージ基板 3 パッド電極 4 パッド電極 5 CCBバンプ 6 半導体チップ 7 アンダーフィル樹脂 8 ヒューズ 8a 切断箇所 8b1 非切断箇所 8b2 非切断箇所 9a 金属層 9b 金属層 9c 金属層 10 表面保護膜 10a 無機絶縁膜 10b PIQ膜 11a スルーホール 11b スルーホール 11c スルーホール 12 引き出し電極 13 層間PIQ膜 BLM 下地金属
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/92 603G (72)発明者 佐藤 正幸 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 堀内 光明 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 Fターム(参考) 5F033 HH07 HH13 HH17 HH22 JJ01 JJ07 JJ13 JJ17 JJ22 KK08 KK11 KK18 KK33 MM08 MM13 NN06 PP15 PP19 QQ08 QQ09 QQ10 QQ11 QQ19 QQ24 QQ25 QQ37 RR04 RR06 RR09 RR11 RR22 RR27 SS15 SS22 TT04 TT07 VV07 VV11 XX17 XX19 XX33 5F064 DD42 EE53 FF02 FF27 FF32 FF42

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体チップに形成された複数の電極導
    体パターンが、1層以上の構成材料からなる表面保護膜
    の上層に設けられた半導体集積回路装置であって、前記
    電極導体パターンと接する前記表面保護膜の構成材料を
    有機膜によって構成し、冗長回路の一部を構成する複数
    のヒューズを、前記電極導体パターンの少なくとも一部
    の構成材料によって構成したことを特徴とする半導体集
    積回路装置。
  2. 【請求項2】 半導体チップに形成された複数の電極導
    体パターンが、1層以上の構成材料からなる表面保護膜
    の上層に設けられた半導体集積回路装置であって、前記
    電極導体パターンと接する前記表面保護膜の構成材料を
    有機膜によって構成し、前記電極導体パターンを、C
    r、NiおよびAuが下層から順に堆積された積層膜に
    よって構成したことを特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 半導体チップに形成された複数の電極導
    体パターンが、1層以上の構成材料からなる表面保護膜
    の上層に設けられた半導体集積回路装置であって、前記
    電極導体パターンと接する前記表面保護膜の構成材料を
    有機膜によって構成し、前記表面保護膜の他の構成材料
    であって、前記有機膜の下層に設けられる無機絶縁膜
    を、SiO2 膜、Si3 4 膜、無機SOG膜または高
    密度プラズマCVD法によって形成された酸化膜、ある
    いはこれら絶縁膜からなる積層膜によって構成したこと
    を特徴とする半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 半導体チップに形成された複数の電極導
    体パターンが、1層以上の構成材料からなる表面保護膜
    の上層に設けられた半導体集積回路装置であって、前記
    電極導体パターンと接する前記表面保護膜の構成材料を
    有機膜によって構成し、前記有機膜を、感光性ポリイミ
    ド樹脂膜によって構成したことを特徴とする半導体集積
    回路装置。
  5. 【請求項5】 半導体チップに形成された複数の電極導
    体パターンが、1層以上の構成材料からなる表面保護膜
    の上層に設けられた半導体集積回路装置であって、前記
    電極導体パターンと接する前記表面保護膜の構成材料を
    有機膜によって構成し、リフトオフ法、メタルマスク蒸
    着法または印刷法によって形成されたCCBバンプが前
    記電極導体パターンに接続されていることを特徴とする
    半導体集積回路装置。
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