JP2001255181A - 広域監視システム - Google Patents

広域監視システム

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JP2001255181A
JP2001255181A JP2000062350A JP2000062350A JP2001255181A JP 2001255181 A JP2001255181 A JP 2001255181A JP 2000062350 A JP2000062350 A JP 2000062350A JP 2000062350 A JP2000062350 A JP 2000062350A JP 2001255181 A JP2001255181 A JP 2001255181A
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monitoring
area
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disaster
abnormal
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JP2000062350A
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English (en)
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Takao Nosaka
孝雄 野坂
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 災害時に各オペレータが各個別区域図を
表示する各監視端末を確認、指示等の操作ミスが無く、
また混乱無く効率的に運用することにある。 【解決手段】 通常監視モード時,監視対象となる全区
域の区域図を少なくとも1台以上の監視端末に表示する
が、各個別区域に異常が多発し、または緊急を要する異
常が発生し災害対応モードと判定したとき、複数の監視
端末41,42、…に対し予め定めた表示割付けに基づい
て各個別区域の区域図を表示し各オペレータが混乱なく
操作可能とする構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス供給プラン
ト,水道配水プラント,鉄道・道路の広域路線網,市街
地災害対策等の監視に利用される広域監視システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】通常,プラント全体を監視する広域監視
システムでは、プラントの異常が局所的な個所で単発的
に発生することが多いことから、異常発生時、警報メッ
セージを出力するとともにプラントの監視対象全区域を
表示し、その全区域の表示から異常発生個所を特定した
後、さらに詳細な異常発生場所を特定し、異常状態の確
認を行う構成となっている。
【0003】具体的には、図6に示すように、各個別区
域(ブロック)ごとに設置されるテレメータ装置51
a,51b,…から伝送されてくる個別区域NOを含む
各種プラント機器や火災検出センサ等の出力信号を所定
周期で順次収集してデータバッファ52に格納するデー
タ収集手段53と、このデータバッファ52に格納され
る各個別区域の収集データと予めデータベース54に保
存される監視用しきい値データとを比較し、異常と判断
されたとき予めデータベース54に保存される警報メッ
セージを読み出し全ての監視端末55a,55b,…に
出力し、さらにデータベース54に個別区域ごとに保存
される各個別区域図の中から異常発生区域の区域図を読
み出し同様に全ての監視端末55a,55b,…に一斉
に表示するデータ監視手段56とが設けられている。
【0004】従って、以上のような広域監視システムで
は、複数の監視端末55a,55b,…が設置されてい
るが、特に各監視端末55a,55b,…に何らの制約
がなく、異常発生時、データベース54から警報メッセ
ージおよび異常発生区域に応じた区域図を読出して全て
の監視端末55a,55b,…に自動的に表示してい
る。
【0005】なお、プラントにおいて複数の個所で異常
が多発したとき、或いは災害等によって広範囲の監視対
象で異常が多発したとき、その処理,運用は前述同様に
全ての監視端末55a,55b,…に警報メッセージお
よび監視対象となる全区域図を表示する。特に、広範囲
の災害が発生したとき、災害対策体制が取られ、各オペ
レータが各監視端末55a,55b,…に配属され、各
監視端末55a,55b,…に表示されている全区域図
の中から予め分担分けされた担当区域の区域図を読み出
し表示し、その監視区域の状況確認および異常発生対策
の指示を出している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
な広域監視システムは、災害時、各オペレータが管理マ
ニュアルに従って監視区域の判断や監視区域の区域画面
を選択し、重複操作や重複指令を出力しないような運用
を図っているが、全区域図が表示されている状態から、
各オペレータが各自の担当範囲を意識しながら必要な個
別区域図を読出し、さらに異常確認等の操作を行うこと
は緊急性の点を考えて効率的な監視とは言えない問題が
ある。
【0007】また、各オペレータの確認,指示操作は、
前述する管理マニュアルに記載されているルールに従っ
て行われるが、複数のオペレータが同時に確認,指示操
作を行うといった人間系による運用であることから混乱
を起こすおそれがあり、ひいては重複操作や重複指令が
行われたり、確認漏れが発生する可能性がある。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、異常多発時,各監視端末に異なる個別区域図を自動
的に割り付け表示し、オペレータ間の混乱や運用ミスを
防止し、操作の効率化を図る広域監視システムを提供す
ることを目的とする。
【0009】また、本発明の他の目的は、異常多発時,
監視対象となる区域に対し必要な制御指示を送出し、迅
速に異常消失に必要な処置を講じうる広域監視システム
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明に係る広域監視システムは、前記監視対象と
なる全区域を分割してなる複数の個別区域ごとに情報収
集伝送装置を設置し、それぞれ該当する個別区域の監視
情報を収集し、広域監視システム本体に伝送する。
【0011】この広域監視システム本体は、各情報収集
伝送装置から送られてくる監視情報と監視参照用データ
とに基づいて異常発生の有無を監視し、その監視結果
を、少なくとも前記1台の監視端末に表示されている全
区域図上に異常発生有りの状態を表記するデータ監視手
段と、このデータ監視手段による監視結果に基づいて各
個別区域ごとの異常発生件数を集計する異常集計手段
と、この異常集計手段により集計される異常発生件数か
ら災害と判定したとき、前記各監視端末にそれぞれ異な
る個別区域図および前記異常発生有りの状態を表示する
災害区域表示割付け手段とが設けられている。
【0012】従って、この発明においては、各個別区域
で収集された監視情報に異常発生有りのとき、その異常
発生有りの情報を個別区域ごとに集計し、この集計値が
予め設定される個別区域または全区域の異常災害判定件
数を越えたとき、各監視端末にそれぞれ異なる個別区域
図を割り付け表示するので、災害時、全オペレータが一
斉に担当区域図を読み出すような操作がなくなり、オペ
レータ間の混乱や重複操作,指示等の運用ミスを未然に
回避化可能となり、オペレータによる操作の効率化を上
げることができる。
【0013】また、本発明に係る広域監視システムは、
広域監視システム本体として、前記データ監視手段およ
び異常集計手段の他、この異常集計手段により集計され
る異常発生件数から災害と判定したとき、複数の監視端
末のうち、少なくとも1台の監視端末を全区域図および
前記異常発生有りの状態を表示するとともに制御指令を
出力可能な監視制御端末とし、他の監視端末をそれぞれ
異なる個別区域図および前記異常発生有りの状態を表示
する個別監視端末とする災害区域表示割付け手段と、こ
の災害地域表示割付け手段によって割り付けられた前記
監視制御端末において全区域図上に表記される異常発生
状態に基づいて異常消失に必要な制御指令を監視対象と
なる区域に設置されるコントローラに送出する制御指令
送出手段とを設けることにより、区域のプラント等に詳
しいオペレータが監視制御端末に表示される全区域の異
常発生状態を見ながら、異常消失に必要な制御指令,例
えばプラント設備機器であるバルブを閉じるなどの指令
を出力すれば、該当区域に設置される例えば情報収集伝
送装置を持つコントローラを介して必要な操作を実行可
能であり、迅速に必要な防災対策を取ることが可能であ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0015】図1は本発明に係る広域監視システムの一
実施の形態を示す構成図である。
【0016】この広域監視システムは、各個別区域の必
要個所に設置される地震計を含む各種センサの監視情報
を収集し伝送する全監視区域を分割してなる個別区域ご
とに設置されるテレメータ装置などの情報収集伝送装置
(以下、個別区域情報収集装置と呼ぶ)1a,1b,…
と、これら個別区域情報収集装置1a,1b,…から伝
送されてくる監視情報から異常有無を判断し、通常監視
モードか災害時対応モードかを判定し、通常監視モード
の場合には監視対象となる全区域図の表示指示を出し、
一方、災害時対応モードの場合には予め定める割付けに
従って各個別区域図の表示指示を出す広域監視システム
本体2と、この広域監視システム本体2によるモードに
基づいて出力される全区域地図や各個別区域図を表示す
るそれぞれマンマシン監視機能31,32,…,3nをも
った監視端末41,42,…,4nとによって構成されて
いる。
【0017】前記個別区域情報収集装置1a,1b,…
は個別区域ごとに設置されるものであるが、この個別区
域とは行政上区画化された1つの地域ごと、或いは複数
地域である場合、さらには予め便宜的に定めた地域であ
ってもよく、特に限定するものではない。また、各種プ
ラントの場合には、例えば処理工程別とか、或いは任意
に分けたエリアをもって1つの個別区域とする。
【0018】これら個別区域情報収集装置1a,1b,
…には、例えばプラント設備機器の動作状態を取り込む
センサ,鉄道・道路等の線路網に配置される各種セン
サ,さらには市街地各所に設置される火災検知用センサ
等が無線または有線にて接続され、各センサからは動作
状態を現すアナログ情報やオン・オフ等のデジタル情報
が出力され、各個別区域情報収集装置1a,1b,…で
はそれらセンサの監視情報を収集し、個別区域ID(N
O)、センサ設置個所その他センサIDを含むセンサ出
力情報を伝送する機能をもっている。
【0019】前記広域監視システム本体2は、所定の周
期ごとに個別区域情報収集装置1a,1b,…から伝送
されてくる監視情報を収集し、バッファメモリ11に順
次格納していくデータ収集手段12、このバッファメモ
リ11に格納される各個別区域別の収集情報に関し、デ
ータベース13等に保存される監視参照用データに基づ
いて異常発生の有無を判定するデータ監視手段14の
他、異常集計手段15および災害区域表示割付け手段1
6等が設けられている。
【0020】前記データベース13には、前述した監視
参照用データの他、図2に示すごとく例えば全区域図ア
ドレス、個別区域NO(ID)、各個別区域図アドレ
ス、センサNOまたはセンサ設置個所、これらセンサN
Oまたはセンサ設置個所に対応する座標データ等が階層
的に記憶されているテーブルが設けられ、さらにデータ
ベース13の全区域図アドレス、各個別区域図アドレス
に対応するエリアには各個別区域図を含む全区域図情報
が格納されている。
【0021】前記データ監視手段14は、常時は通常監
視モードに基づいて全監視端末41,42,…,4nまた
は任意の監視端末に全区域図が表示されているので、各
個別区域別の収集情報とデータベース13等に保存され
る監視参照用データとの比較により、当該収集情報が異
常と判定されたとき、データベース13のテーブルに記
述される該当センサNO等から異常個所の座標データを
取り出し、既に表示される全区域図上の該当部分に異常
情報を表示するとともに、異常時に個別区域NO(I
D)、センサNOまたはセンサ設置個所、異常種別有無
データ、異常データ等を出力する機能をもっている。
【0022】なお、監視参照用データとしては、例えば
上下限しきい値データの他、上上限しきい値データ、下
下限しきい値データがそれに相当し、収集情報が上下限
しきい値データを越えたとき軽故障、上上限しきい値デ
ータ、下下限しきい値データを越えたとき重故障の異常
種別を行うことができる。さらに、特定のプラント設備
機器ごとに正常運転時にはオンであるか、オフであるこ
とが条件となる場合にはそれら機器ごとのオンデータ、
オフデータは監視参照用データとみなすことができる。
【0023】前記異常集計手段15は、データ監視手段
14から出力される各種データに基づいてどの個別区域
に何件くらいの異常が発生したかを集計し、図3に示す
ような異常集計ファイル17を作成する機能をもってい
る。すなわち、この異常集計手段15は、各個別区域の
各センサNOまたはセンサ設置個所ごとに故障種別を記
憶し、かつ、個別地域ごとの異常発生件数を記憶する。
【0024】前記災害区域表示割付け手段16は、予め
表示割付けファイル18に個別区域ごとまたは全区域の
広域災害判定用データの他、災害時対応モード時に何れ
の監視端末に何れの個別区域図を割り当てるかのデータ
が設定され、異常集計ファイル17の各個別区域の異常
集計値または全区域のトータル集計値と広域災害判定用
データとに基づいて災害時対応モードと判定したとき、
表示割付けファイル18の割付け基づいて自動的に割付
けデータをマンマシン監視機能31,32,…,3nに送
るか或いは割つけデータに基づいて該当個別区域図を読
み出し、マンマシン監視機能31,32,…,3nを介し
て監視端末41,42,…,4nに表示する。
【0025】なお、マンマシン監視機能31,32,…,
nは、災害区域表示割付け手段16から直接区域図割
付けデータを受け取った場合には自身がデータベース1
3から該当区域図を読み出し監視端末41,42,…,4
nに表示する。
【0026】図4は災害区域表示割付け手段16による
区域図の割付けに基づいて各監視端末41,42,…,4
nにそれぞれ異なる個別区域図を表示した例を示してい
る。
【0027】次に、以上のようなシステムの動作につい
て説明する。
【0028】通常監視モード時、全区域の各所に設置さ
れるセンサ群の監視情報は、個別区域ごとに設置される
テレメータ装置などの個別区域情報収集装置1a,1
b,…にて定期的に収集され、無線または有線通信手段
を介して広域監視システム本体2に伝送する。このと
き、個別区域情報収集装置1a,1b,…は、個別区域
NO,センサNOまたはセンサ設置個所を含む監視情報
を伝送する。
【0029】この介して広域監視システム本体2のデー
タ収集手段12は、所定の周期ごとに個別区域情報収集
装置1a,1b,…から送られてくる各区域ごとの監視
情報を受信収集し、データバッファ11に順次格納して
いく。ここで、データ収集手段12は、全監視情報収集
完了後または収集途中においてデータ監視手段14に今
回データ収集した旨の通知を行う。
【0030】このデータ監視手段14は、バッファメモ
リ11に格納される各個別区域の監視情報を順次読み出
し、監視参照用データに基づいて異常種別を含む異常発
生の有無を判定し、異常発生有りの場合には異常に係る
一連の異常状態信号を異常集計手段15に送出し、また
データベース13の中から適切な異常メッセージを読み
出し監視端末41,42,…に表示するとともに、図2に
示すテーブルから異常となったセンサNOまたはセンサ
設置個所に対応する座標データに基づき、既に監視端末
1,42,…に表示されている全区域図上の該当座標部
分に異常状態を表記する。
【0031】前記異常集計手段15は、データ監視手段
14から異常に係る一連の異常状態信号を受け取ると、
図3に示す異常集計ファイル17にセンサNOごとに異
常種別を格納し、また個別区域NOごとに異常状態とな
った回数を順次加算し、異常集計ファイルを作成する。
この異常集計ファイル17からはどの区域でどれほどの
件数の異常が発生しているかを把握できる。
【0032】ところで、異常集計手段15による異常集
計中において、災害区域表示割付け手段16は、異常集
計ファイル17の異常集計値を逐次読み出し、予め表示
割付けファイル18等に設定されている広域災害判定用
データを参照し、異常集計値が広域災害判定用データを
越えたとき、通常監視モードから災害時対応モードであ
ると判定し、予め各区域図と監視端末との割付関係を保
存する表示割付けファイル18に従って各監視端末
1,42,…に各区域図を割り当て表示するとともに、
該当区域図上に各所の異常状態を順次表示する。
【0033】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、通常監視モード時,異常集計手段15による集計結
果から異常件数が少ないとき、災害区域表示割付け手段
16では、各個別区域での異常の分散も無いと判定さ
れ、図1に示すように1台以上の監視端末4iに全区域
図および異常状態を表示しているが、異常が多発し、異
常状態の密度が多くなってくると、異常集計件数が増加
してくる。その結果、異常集計件数が予め設定される広
域災害判定用データを越えたとき、広域災害であるとす
る災害対応モードと判定し、各監視端末41,42,…の
表示範囲を制限する。つまり、各監視端末41,42,…
には予め定められた表示割付けに従って、図4に示すよ
うに各個別区域の区域図および異常状態を表示する。
【0034】よって、この場合には、個別の監視端末に
は予め定めた個別区域図,警報メッセージおよびおよび
異常状態だけが表示されるので、担当オペレートとして
は即座に異常状態を確認でき、さらに必要な操作および
指示を行うことが可能となり、従来のようにオペレータ
どうしの間で混乱が生じたり、重複操作,重複指示とい
った運用ミスが大幅に低減でき、各オペレータにの操作
効率を大幅に向上できる。
【0035】また、以上のように災害発生時の初動体制
を適切、かつ、迅速に行うことは、その後のミスや監視
漏れを少なくし、より広域の災害を未然に回避できる効
果を期待できる。
【0036】なお、上記実施の形態では、異常集計件数
に基づいて災害対応モードを判定するようにしたが、例
えば異常集計ファイル17に保存されている異常種別デ
ータの数および特定異常種別のみによっても災害対応モ
ードと判定し、必要な処理を行う構成であってもよい。
例えば異常種別データが地震データのように明らかに広
域の障害要因になると考えられる異常種別であるとき、
異常集計件数が広域災害判定用データに達しない場合で
も、かかる異常種別データを優先し各監視端末41
2,…に各個別区域の区域図および異常状態を表示す
る処理を行うものとする。
【0037】図5は本発明に係る広域監視システムの他
の実施形態を示す構成図である。なお、同図において図
1,図4と同一部分には同一符号を付し、詳しくはそれ
ら図の説明に譲る。
【0038】一般に、個別区域を監視する場合、複数の
センサを含むプラント設備機器を制御管理する各個別コ
ントローラ21a,21b,…が設置され、これら個別
コントローラ21a,21b,…内またはそれに付随さ
せて個別区域情報収集装置1a,1b,…を設けるのが
一般的である。
【0039】従って、本システムでは、以上のような各
個別コントローラ21a,21b,…が設置され、或い
はこれら各個別コントローラ21a,21b,…を統括
する統括コントローラが設置されていることを前提と
し、広域監視システム本体2側には以下のような機能を
もたせる。
【0040】すなわち、広域監視システム本体2側とし
ては、図1と同様な機能を有するデータ収集手段12、
データ監視手段14、異常集計手段15の他、次のよう
な災害区域表示割付け手段16’が設けられている。こ
の災害区域表示割付け手段16’は、異常集計手段15
による異常状態の異常集計件数から災害対応モードと判
定されたとき、予め定める表示割付けファイル18によ
る表示割付けに従って、複数の監視端末41,42,…の
うち、1台の監視端末を全区域図および前記異常発生有
りの状態を表示するための監視制御端末4sとし、他の
監視端末をそれぞれ異なる個別区域図および前記異常発
生有りの状態を表示する個別監視端末4 2,43,…とし
て割付けを行い、自動的に監視制御端末4sには全区域
図および前記異常発生有りの状態を表示し、また個別監
視端末42,43,…には個別区域図および前記異常発生
有りの状態を表示する。
【0041】前記監視制御端末4sは、災害対応モード
という観点から監視対象となる全区域,例えばプラント
の全体状況を適切に把握しているオペレータが配属さ
れ、全区域図上に表記される異常発生状態に基づいて異
常消失に必要な異常状態部分を例えばクリックし、該当
する部分に対応する異常集計ファイル17やデータベー
ス13の内容を表示し、的確な判断のもとに異常消失に
必要な制御指令を入力し、対応するマンマシン監視機能
1を介して広域監視システム本体2に送出する。
【0042】この広域監視システム本体2は、データ収
集手段12が設けられているが、このデータ収集手段1
2が伝送機能をもっているか、または新たに伝送手段を
設け、監視制御端末4sからの制御指令を該当区域また
は全区域を管轄する個別コントローラまたは統括コント
ローラに伝送し、制御指令に基づいてプラント等の該当
設備機器を制御する。
【0043】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、緊急または広域,多発災害時、監視制御端末4sを
割付し、この監視端末4sに全区域図および異常状態を
表示し、かつ、制御指令を発する機能をもたせることに
より、監視制御端末4sから異常消失に必要な制御指令
を出力し、監視対象となる区域を監視するコントローラ
に伝送するようにしたので、監視制御端末4sにプラン
ト等に詳しいオペレータ(例えば技術者等)を配属する
ことにより、的確な判断のもとに異常消失に必要な制御
指令を迅速に発することができ、より広範な災害を未然
に回避できる効果を奏する。
【0044】なお,本発明は、上記実施の形態に限定さ
れるものではない。
【0045】上記実施の形態では、災害対応モード時に
1台の監視端末を監視制御端末として割り付けたが、予
め通常監視モード時に1台以上の監視端末41,42,…
に全区域図が表示されているので、予め1台の監視端末
から割付けを外し、監視制御端末とし、他の複数の監視
端末に対して個別区域の割付けを行う構成であってもよ
い。
【0046】その他、本発明はその要旨を逸脱しない範
囲で種々変形して実施可能である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、異
常多発時,複数の監視端末に異なる個別区域図を自動的
に割り付け表示するので、オペレータどうしの混乱をな
くし,重複,指示等の操作ミスを未然に防止でき、また
監視漏れをなくすことができ、オペレータによる操作の
効率を上げることができる。
【0048】また、本発明によれば、異常多発時,監視
対象となる区域のコントローラに異常消失に必要な制御
指示を送出することにより、早期に災害予防対策を講じ
ることができ、より広域となる災害に未然に回避するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る広域監視システムの一実施の形
態を示す構成図。
【図2】 区域図の表示及び当該区域図に異常状態を表
記するためのデータテーブル図。
【図3】 異常集計ファイルのデータ配列図。
【図4】 災害発生時、各監視端末に異なる個別区域図
を表示する例を説明する構成図。
【図5】 本発明に係る広域監視システムの他の実施形
態を示す構成図。
【図6】 従来の広域監視システムの構成図。
【符号の説明】
1a,1b,…情報収集伝送装置 2…広域監視システム本体 41,42,… 監視端末 12…データ収集手段 14…データ監視手段 15…異常集計手段 16,16’…災害区域表示割付け手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F076 BA14 BE04 BE07 BE09 BE13 BE17 5H223 AA01 CC09 DD03 DD05 DD07 DD09 EE02 EE08 EE30 FF03 FF08 FF09 5K048 AA06 BA23 BA28 BA29 DA03 DC01 DC03 FB04 GB05 HA01 HA02 9A001 BB04 BB06 CC02 DZ15 HZ23 JJ12 JJ61 KK55 KK56 KK61 LL09

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視対象となる全区域の監視情報を収集
    しその監視結果を複数の監視端末に表示する広域監視シ
    ステムにおいて、 前記監視対象となる全区域を分割してなる複数の個別区
    域の監視情報を収集し伝送する複数の情報収集伝送装置
    と、 これら情報収集伝送装置から送られてくる監視情報と監
    視参照用データとに基づいて異常発生の有無を監視し、
    その監視結果を、少なくとも前記1台の監視端末に表示
    されている全区域図上に異常発生有りの状態を表記する
    データ監視手段と、このデータ監視手段による監視結果
    に基づいて各個別区域ごとの異常発生件数,異常種別等
    の異常データを集計する異常集計手段と、この異常集計
    手段により集計される異常集計データから広域災害と判
    定したとき、前記各監視端末に異なる個別区域図および
    前記異常発生有りの状態を表示する災害区域表示割付け
    手段とを有する広域監視システム本体とを備えたことを
    特徴とする広域監視システム。
  2. 【請求項2】 監視対象となる全区域の監視情報を収集
    しその監視結果を複数の監視端末に表示する広域監視シ
    ステムにおいて、 監視対象である全区域を分割してなる複数の個別区域の
    監視情報を収集し伝送する複数の情報収集伝送装置と、 これら情報収集伝送装置から送られてくる監視情報と監
    視参照用データとに基づいて異常発生の有無を監視し、
    その監視結果を、少なくとも前記1台の監視端末に表示
    されている全区域図上に異常発生有りの状態を表記する
    データ監視手段と、このデータ監視手段による監視結果
    に基づいて各個別区域ごとの異常発生件数,異常種別等
    の異常データを集計する異常集計手段と、この異常集計
    手段により集計される異常集計データから広域災害と判
    定したとき、複数の監視端末のうち、少なくとも1台の
    監視端末を全区域図および前記異常発生有りの状態を表
    示するとともに制御指令を出力可能な監視制御端末と
    し、他の監視端末を異なる個別区域図および前記異常発
    生有りの状態を表示する個別監視端末とする災害区域表
    示割付け手段とを有する広域監視システム本体と、 前記災害地域表示割付け手段によって割り付けられた前
    記監視制御端末において全区域図上に表記される異常発
    生状態に基づいて異常消失に必要な制御指令を前記区域
    を制御するコントローラに送出する制御指令送出手段と
    を備えたことを特徴とする広域監視システム。
  3. 【請求項3】 前記災害区域表示割付け手段は、通常監
    視モード時において全地域図を少なくとも前記1台の監
    視端末に表示する手段と、予め前記個別区域または全区
    域に対する異常災害判定件数の他、災害時に対する前記
    個別区域図と各監視端末との割付け関係を設定する手段
    と、前記異常発生件数が当該異常災害判定件数を越えた
    とき、前記通常監視モードから災害時対応モードである
    と判定するモード判定手段と、この判定手段によって災
    害時対応モードであると判定されたとき、前記割付け関
    係に従って前記各監視端末にそれぞれ個別区域図および
    異常発生有りの状態を表記する表示手段とを設けたこと
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の広域監視
    システム。
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