JP2006338186A - 運転機器の遠隔監視システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 運転機器の故障を未然に防止することができる運転機器の遠隔監視システムを提供する。
【解決手段】 運転機器としての空調装置4と、空調装置4の運転状態を監視するための運転監視装置6と、空調装置4を遠隔監視するために空調装置4側に設置される運転監視端末装置7と、空調装置4を遠隔監視するために遠隔監視センター14に設置される遠隔監視管理装置10と、とを備えた運転機器の遠隔監視システム2。故障前兆判定手段50は、空調装置4の運転データが上設定故障値より小さい上故障前兆値を超えると故障前兆と判定し、この故障前兆判定に基づき、警報信号生成手段52は警報信号を生成し、生成された警報信号が通信回線8を介して遠隔監視管理装置10に送られる。
【選択図】 図2
【解決手段】 運転機器としての空調装置4と、空調装置4の運転状態を監視するための運転監視装置6と、空調装置4を遠隔監視するために空調装置4側に設置される運転監視端末装置7と、空調装置4を遠隔監視するために遠隔監視センター14に設置される遠隔監視管理装置10と、とを備えた運転機器の遠隔監視システム2。故障前兆判定手段50は、空調装置4の運転データが上設定故障値より小さい上故障前兆値を超えると故障前兆と判定し、この故障前兆判定に基づき、警報信号生成手段52は警報信号を生成し、生成された警報信号が通信回線8を介して遠隔監視管理装置10に送られる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、ガスヒートポンプ型空調装置やマイクロコージェネレーション型発電装置などの運転機器の運転状態を遠隔監視するための遠隔監視システムに関する。
近年、ガスヒートポンプ型空調装置やマイクロコージェネレーション型発電装置などの普及率が高まっており、例えば運転機器としてのガスヒートポンプ型空調装置を用いてビル、工場又はマンションなどの屋内空調が行われている。このような空調装置は定期的にメンテナンスを行う必要があり、例えば、空調装置の遠隔監視システムによって空調装置の運転状態を遠隔監視することによりメンテナンスが行われている。この空調装置の遠隔監視システムは、屋内を空調するための空調装置と、空調装置を運転監視するための運転監視装置と、空調装置を遠隔監視するために空調装置側に設置される遠隔監視端末装置と、空調装置を遠隔監視するために遠隔監視センター側に設置される遠隔監視管理装置と、を備え、遠隔監視端末装置と遠隔監視管理装置とが通信回線を介して接続されている(例えば、特許文献1参照)。
上述のような従来の空調装置の遠隔監視システムでは、次のような問題がある。運転監視装置は、空調装置の運転状態を示す運転データを取得する運転データ取得手段と、空調装置の故障を判定する故障判定手段と、故障信号を生成する故障信号生成手段とを備えている。この故障判定手段は、運転データ取得手段にて取得した運転データと予め設定される設定故障値とを比較し、運転データが設定故障値を超えると空調装置が故障したと判定する。このように故障判定手段が故障と判定すると、故障信号生成手段は故障信号を生成し、さらにこの生成された故障信号は、遠隔監視端末装置から通信回線を介して遠隔監視管理装置へ送られる。遠隔監視装置は故障信号を受けると空調装置が故障したと診断し、空調装置の運転を強制的に停止させる。また、遠隔監視センター側では遠隔監視端末装置からの故障信号に基づいて空調装置にて故障が発生したことを知ることができ、遠隔監視センターから保守担当者に故障の連絡が行なわれ、保守担当者が現場に行って故障した空調装置の点検・修理などの処置を行っている。
しかしながら、この故障信号は、空調装置が実際に故障して初めて遠隔監視管理装置に送られるため、空調装置の運転を何の前触れもなく停止させることになり、空調装置が設置されているビル、工場又はマンションなどにおける職場環境、生活環境又は店舗営業などに支障を来すなどの問題が生じていた。また、空調装置が故障する前に何らの処置をも行うことができず、空調装置の故障を未然に回避することができなかった。
本発明の目的は、運転機器の故障を未然に防止することができる運転機器の遠隔監視システムを提供することである。
本発明の請求項1に記載の運転機器の遠隔監視システムでは、運転制御される運転機器と、前記運転機器の運転状態を監視するための運転監視装置と、前記運転機器を遠隔監視するために前記運転機器側に設置された遠隔監視端末装置と、前記運転機器を遠隔監視するために遠隔監視センター側に設置された遠隔監視管理装置とを備え、前記遠隔監視端末装置と前記遠隔監視管理装置とが通信回線を介して接続された運転機器の遠隔監視システムであって、
前記運転監視装置は、前記運転機器の故障を判定する故障判定手段と、故障信号を生成する故障信号生成手段とを備えており、
前記遠隔監視端末装置は、前記運転機器の運転データを記憶する記憶手段を含む第1端末装置と、前記運転機器の故障前兆を判定する故障前兆判定手段及び警報信号を生成する警報信号生成手段を含む第2端末装置とを備えており、
前記運転監視装置の前記故障判定手段は、前記運転機器の運転データが上設定故障値を超える又はこの運転データが下設定故障値より低下すると故障と判定し、前記故障信号生成手段は故障判定に基づいて前記故障信号を生成し、生成された前記故障信号が前記運転監視端末装置から前記通信回線を介して前記遠隔監視管理装置に送られ、また、前記第2端末装置の前記故障前兆判定手段は、前記運転機器の運転データが前記上設定故障値より小さい上故障前兆値を超える又はその運転データが前記下設定故障値より大きい下故障前兆値より低下すると故障前兆と判定し、前記警報信号生成手段は故障前兆判定に基づいて前記警報信号を生成し、生成された前記警報信号が前記遠隔監視端末装置から前記通信回線を介して前記遠隔監視管理装置に送られることを特徴とする。
前記運転監視装置は、前記運転機器の故障を判定する故障判定手段と、故障信号を生成する故障信号生成手段とを備えており、
前記遠隔監視端末装置は、前記運転機器の運転データを記憶する記憶手段を含む第1端末装置と、前記運転機器の故障前兆を判定する故障前兆判定手段及び警報信号を生成する警報信号生成手段を含む第2端末装置とを備えており、
前記運転監視装置の前記故障判定手段は、前記運転機器の運転データが上設定故障値を超える又はこの運転データが下設定故障値より低下すると故障と判定し、前記故障信号生成手段は故障判定に基づいて前記故障信号を生成し、生成された前記故障信号が前記運転監視端末装置から前記通信回線を介して前記遠隔監視管理装置に送られ、また、前記第2端末装置の前記故障前兆判定手段は、前記運転機器の運転データが前記上設定故障値より小さい上故障前兆値を超える又はその運転データが前記下設定故障値より大きい下故障前兆値より低下すると故障前兆と判定し、前記警報信号生成手段は故障前兆判定に基づいて前記警報信号を生成し、生成された前記警報信号が前記遠隔監視端末装置から前記通信回線を介して前記遠隔監視管理装置に送られることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に記載の運転機器の遠隔監視システムでは、前記運転監視装置は、前記運転機器の運転データを取得する運転データ取得手段を備え、前記遠隔監視端末装置の前記第1端末装置は運転データを読み出す運転データ読出し手段を含み、また前記遠隔監視端末装置の前記第2端末装置は、前記上故障前兆値及び/又は前記下故障前兆値を設定するための故障前兆値設定手段を含んでおり、前記第2端末装置の前記故障前兆判定手段が故障前兆と判定すると、前記第1端末装置の前記記憶手段に記憶された運転データが前記運転データ読出し手段により読み出され、前記故障前兆値設定手段は、前記記憶手段から読み出された運転データに基づいて設定される前記上故障前兆値及び/又は前記下故障前兆値を設定変更することを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載の運転機器の遠隔監視システムでは、前記第2端末装置の前記故障前兆値設定手段は、前記故障前兆判定手段が故障前兆と判定する前に前記運転監視装置の前記故障判定手段が故障と判定すると、前記第1端末装置の前記運転データ読出し手段により前記記憶手段から読み出された運転データに基づいて設定される前記上故障前兆値及び/又は前記下故障前兆値を設定変更することを特徴とする。
また、本発明の請求項4に記載の運転機器の遠隔監視システムでは、前記上故障前兆値は、上限上故障前兆値以下の範囲及び/又は下限上故障前兆値以上の範囲内で設定され、また前記下故障前兆値は、上限下故障前兆値以下の範囲及び/又は下限下故障前兆値以上の範囲内で設定されることを特徴とする。
更に、本発明の請求項5に記載の運転機器の遠隔監視システムでは、前記運転機器は、ガスヒートポンプ型空調装置又はマイクロコージェネレーション型発電装置であることを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の運転機器の遠隔監視システムによれば、運転監視装置に設けられた運転機器の故障を判定する故障判定手段に加えて、運転機器の故障前兆を判定する故障前兆判定手段が遠隔監視端末装置の第2端末装置に設けられている。故障前兆判定手段は、運転機器の運転データが上設定故障値より小さい上故障前兆値を超える(又は運転データが下設定故障値より大きい下故障前兆値より低下する)と故障前兆と判定し、警報信号生成手段は警報信号を生成し、生成された警報信号が遠隔監視端末装置から通信回線を介して遠隔監視管理装置に送られるので、運転機器が実際に故障する前の故障前兆の段階で運転機器を点検・修理するなどの適切な処置を行うことができ、運転機器が故障するのを未然に防止することが可能となる。その結果、運転機器が何の前触れもなく急に停止することがなくなる。運転機器は例えばガスヒートポンプ型空調装置又はマイクロコージェネレーション型発電装置であり、例えば空調装置である場合、職場環境、生活環境又は店舗営業などに支障を来すことがなくなり、信頼性の高い空調装置の遠隔監視システムを提供することが可能となる。また、運転機器の異常を早期に発見して点検・修理などの適切な処置が行えるため、より的確に運転機器のメンテナンスを行うことができ、また空調装置を長期間に渡って安全に運転することが可能となる。なお、この上故障前兆値(又は下故障前兆値)は予め設定するようにしてもよく、或いは故障した段階でその故障状態から上故障前兆値(又は下故障前兆値)を設定するようにしてもよい。
また、本発明の請求項2に記載の運転機器の遠隔監視システムによれば、第2端末装置の故障前兆判定手段が故障前兆と判定すると、第1端末装置の運転データ読出し手段により読み出された運転データに基づいて上故障前兆値(及び/又は下故障前兆値)が設定され、かく設定された上故障前兆値(及び/又は下故障前兆値)が故障前兆設定手段により設定変更されるので、運転機器の運転状態に応じて故障前兆値を最適な値に設定変更することができ、故障前兆をより正確に判定することが可能となる。なお、上故障前兆値(及び/又は下故障前兆値)は、手動入力により設定変更されるようにしてもよく、或いは自動入力により設定変更されるようにしてもよい。
また、本発明の請求項3に記載の運転機器の遠隔監視システムによれば、第2端末装置の故障前兆値設定手段は、故障前兆判定手段が故障前兆を判定する前に故障判定手段が故障と判定すると、第1端末装置の運転データ読出し手段により記憶手段から読み出された運転データに基づいて上故障前兆値(及び/又は下故障前兆値)を設定変更するので、運転機器の運転状態に応じて故障前兆値を最適な値に設定変更することができ、故障が発生する前に故障前兆をより正確に判定することが可能となる。
さらに、本発明の請求項4に記載の空調装置の遠隔監視システムによれば、上故障前兆値は、上限上故障前兆値以下の範囲内(及び/又は下限上故障前兆値以上の範囲内)で設定変更され、また下故障前兆値は、上限下故障前兆値以下の範囲内(及び/又は下限下故障前兆値以上の範囲内)で設定変更されるので、上故障前兆値(又は下故障前兆値)を設定変更する際にこれら各故障前兆値を上げすぎたり下げすぎたりすることがなく、適切な範囲内で上故障前兆値又は下設定故障値を維持することが可能となる。
さらにまた、本発明の請求項5に記載の遠隔監視システムによれば、ガスヒートポンプ型空調装置又はマイクロコージェネレーション型発電装置に好都合に適用することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明に従う運転機器の遠隔監視システムの一実施形態について説明する。図1は、本発明による運転機器の一例としての空調装置の遠隔監視システムの一実施形態を簡略的に示す概念図であり、図2は、図1の空調装置の遠隔監視システムの運転監視装置、遠隔監視端末装置及び遠隔監視管理装置を簡略的に示すブロック図であり、図3は、図1の空調装置の遠隔監視システムの遠隔監視の流れを示すフローチャートである。
図1において、運転機器の一例としての図示の空調装置の遠隔監視システム2は、屋内を空調するための空調装置4と、空調装置4の運転状態を監視するための運転監視装置6と、空調装置4を遠隔監視するために空調装置4側に設置される遠隔監視端末装置7と、この空調装置4を遠隔監視するために遠隔監視センター14側に設置される運転監視管理装置10とを備え、遠隔監視端末装置6と遠隔監視管理装置10とが通信回線8を介して接続されている。
空調装置4は例えばガスヒートポンプ型空調装置であり、顧客12のビル、工場又はマンションなどに設置されている。空調装置4には運転監視装置6が装備されており、さらにこの運転監視装置6が遠隔監視端末装置7に接続されている。この実施形態では、各空調装置4に運転監視装置6が装備され、これら運転監視装置6が遠隔監視端末装置7に接続され、顧客12側の空調装置4の運転監視装置6からの信号が後述するように遠隔監視端末装置7及び通信回線8を介して遠隔監視センター14の遠隔監視管理装置10に送られる。通信回線8は、例えば、携帯電話回線を利用したNTT−Dopa網(商品名)で構成されている。この通信回線8は、他の携帯電話回線を利用するもの、あるいは、有線の電話回線、その他の公衆回線、専用線又はインターネットその他のネットワーク回線で構成することも可能である。なお、図1においては2つの顧客12を示し、一つの顧客12については3つの空調装置4を示し、多の顧客12については2つの空調装置4を示しているが、実際の遠隔監視システムにおいては、遠隔監視センター14で監視する顧客12は多数存在し、また各顧客12においても複数の空調装置4が設置される。また、図示の実施形態では、一つの顧客12については遠隔監視端末装置7で3台の空調装置4を監視し、他の顧客12については遠隔監視端末装置7で2台の空調装置4を監視しているが、この運転監視端末装置7で1台又は4台以上の空調装置4を運転監視するようにしてもよい。
次に、ガスヒートポンプ型空調装置の代表的な例について概説すると、図示の空調装置4は、屋内に設置される室内機16と、屋外に設置される室外機18とから構成されている。室内機16は室内機用熱交換器20を備えており、また室外機18は、膨張弁22と、四方弁24と、コンプレッサ26と、コンプレッサ26を駆動するガスエンジン28と、室外機用熱交換器30とを備えている。この空調装置4は、次のようなヒートポンプサイクルによって運転される。例えば、屋内を冷房する場合には、冷媒が室内機16の室内機用熱交換器20で蒸発して低温・低圧の気体となり、この低温・低圧の気体が室外機18のコンプレッサ26で圧縮されて高温・高圧の気体となる。そして、この高温・高圧の気体が室外機用熱交換器30で外気によって凝縮され、熱を外部に放出して高圧の液体(外気との熱交換により温度が下がる)となり、さらにこの高圧の液体が膨張弁22を通り膨張して低温・低圧の液体となり、再びこの低温・低圧の液体(冷媒)が室内機16の室内機用熱交換器20で蒸発する。室内機16の室内機用熱交換器20における冷媒の気化により周りの空気の熱が奪われ、さらにここへ風を送り込むことによって冷風が生成され、この生成された冷風により屋内が冷房される。また、例えば屋内を暖房する場合には、四方弁24によって冷媒の流れが冷房のときとは逆になり、冷媒が液化する際の熱を利用して屋内が暖房される。なお、以下の説明では、屋内を冷房する場合について説明する。
この空調装置4において、膨張弁22に関連して開度センサ36が設けられるとともに、室内機用熱交換器20に関連して出口温度センサ38及び入口温度センサ40が設けられている。開度センサ36は膨張弁22の開度を検知し、また出口温度センサ38は室内機用熱交換器20の出口温度(出口を流れる気体の温度)を検知し、入口温度センサ40は室内機用熱交換器20の入口温度(入口を流れる液体の温度)を検知する。これら膨張弁22の開度データ並びに室内機用熱交換器20の出口温度データ及び入口温度データはそれぞれ、空調装置4の運転状態を示す運転データを構成する。また、これら各センサ36,38,40により検知された各運転データはそれぞれ、後述するように運転監視装置6に送られる。
次に、図2を参照して、上述した遠隔監視システム2の制御系について説明すると、空調装置4を運転監視するための運転監視装置6は、例えばマイクロプロセッサなどから構成されるコントローラ41と、各種データなどを記憶するメモリ手段42とを備え、このコントローラ41は、空調装置4の運転データを取得するための運転データ取得手段44と、メモリ手段42に記憶されたデータを読み出すためのデータ読出し手段46と、空調装置4の故障を判定するための故障判定手段54と、故障信号を生成する故障信号生成手段56とを含み、メモリ手段42には故障は判定する際の基準値となる設定故障値が記憶される。
また、遠隔監視端末装置7は第1端末装置45及び第2端末装置47から構成され、第1端末装置45は、運転データを読み出す運転データ読出し手段49を含む第1コントローラ51(例えば、マイクロプロセッサから構成される)と、第1記憶手段53とを含み、第1記憶手段53は書き換え可能なメモリ手段から構成され、この第1記憶手段53に運転監視装置6の運転データ取得手段44により取得された運転データが記憶される。この第1端末装置45は、さらに、遠隔監視管理装置10との間で各種信号、運転データなどの送受信を行うための送受信手段58を備えている。この送受信手段58は、例えば携帯電話端末で構成されており、通信回線8を介して運転データ、故障信号及び警報信号(後述する)などが遠隔監視管理装置10に送信され、また遠隔監視管理装置10からの各種命令信号、例えば読出し命令信号などが受信される。
さらに、第2端末装置47は第2コントローラ55及び第2記憶手段57を備え、この第2コントローラ55(例えば、マイクロプロセッサから構成される)は、運転データを読み出す運転データ読出し手段59、故障の前兆を判定する故障前兆判定手段50と、警報信号を発生する警報信号発生手段52と、故障前兆値を設定する故障前兆値設定手段48とを含んでいる。第2記憶手段57も書き換え可能なメモリ手段から構成され、故障前兆値設定手段48によって設定された故障前兆値及び所望の運転データが第2記憶手段57に記憶される。
コントローラ41は、空調装置4に設けた開度センサ36、出口温度センサ38及び入口温度センサ40とそれぞれ接続され、これら各センサ36,38,40からの検知信号、すなわち複数の運転データ(すなわち、膨張弁22の開度データ、室内機用熱交換器20の出口温度データ及び入口温度データ)がコントローラ41に送られる。運転データ取得手段44は、例えば1分間隔で自動的に各センサ36,38,40からの運転データを取得し、取得した運転データが遠隔監視端末装置7の第1端末装置7に送られ、この第1端末装置45の第1記憶手段53に蓄積される。
第1記憶手段53は、運転データ取得手段44にて例えば1分間隔で取得した運転データを60個分(すなわち、1時間分)蓄積して記憶し、60個分の運転データが第1記憶手段53に蓄積されている状態において、新たに最新の運転データが記憶されると、それと同時に最も古い運転データ(すなわち、60分前の運転データ)が自動的に消去される。このように、第1記憶手段53では、記憶されている運転データが1分毎に最新のものに更新されて、常に直近の1時間分の運転データが蓄積される。
また、第1端末装置45の運転データ読出し手段46は、第1記憶手段53に蓄積された運転データを読み出す。さらに、第2端末装置47の故障前兆値設定手段48は後述する如くして手動で入力される故障前兆値を設定変更して第2記憶手段57に登録し、故障前兆判定手段50は、設定された故障前兆値と開度センサ36、出口温度センサ38及び入口温度センサ40の検知データとに基づいて故障前兆が発生したかを判定し、第2端末装置47の警報信号生成手段52は、故障前兆と判定されたときに警報信号を生成する。
これらセンサ36,38,40の検知データは空調装置4の故障判定にも用いられ、運転監視装置6の故障判定手段54は、設定された故障設置値とこれらセンサ36,38,40の検知データとに基づいて故障が発生したかを判定し、故障信号生成手段56は、故障と判定されときに故障信号を生成する。
次に、遠隔監視センター14側の遠隔監視管理装置10について説明すると、図示の遠隔監視管理装置10は、運転データなどを運転監視端末装置7との間で相互に送受信するための送受信手段60と、各種データ、各種命令信号などを入力操作するための入力手段62と、コントローラ63とを備え、例えばマイクロプロセッサから構成されるコントローラ63は、運転データの読出し命令を行う読出し命令生成手段64と、運転データを解析するための運転データ解析手段66とを含んでいる。送受信手段60は例えばルータなどで構成され、また入力手段62は例えばキーボードやマウスなどで構成されている。
次に、主として図2及び図3を参照して、上述した遠隔監視システム2の遠隔監視の流れについて説明する。まず、空調装置4の運転を行う(ステップS1)と、運転監視装置6の運転データ取得手段44は空調装置4の運転データを取得する(ステップS2)。すなわち、開度センサ36、出口温度センサ38及び入口温度センサ40が、膨張弁22の開度、室内機用熱交換器20の出口温度及びその入口温度をそれぞれ検知し、これらセンサ36,38,40の検知信号、換言するとこれらの運転データが運転監視装置6のコントローラ41に送られ、このように取得された運転データは遠隔監視端末装置7の第1端末装置45に送られて第1記憶手段53に記憶され(ステップS3)、第1記憶手段53には60個分(すなわち、1時間分)の運転データが記憶される。この運転データの一部、例えば出口温度センサ38及び入口温度センサ40の運転データが第2端末装置47に送られ、第2記憶手段57に記憶される。なお、運転データの取得は、例えば2分、3分などの適宜の時間間隔でよく、また第1記憶手段53に蓄積される運転データ量も30個(すなわち、0.5時間分)、120個分(すなわち、2時間分)などの適宜の個数でよい。
このような運転状態においては、遠隔監視端末装置7の第2端末装置47の故障前兆判定手段50は、故障前兆値(この場合、後述するように、この故障前兆値を超えると故障前兆と判定するので、上故障前兆値となる)と取得した運転データ(すなわち、開度センサ36による膨張弁22の開度データ、出口温度センサ38による室内機用熱交換器20の出口温度と入口温度センサ40による室内機用熱交換器20の入口温度との温度差データ)とを比較し、この運転データが故障前兆値(この場合、上故障前兆値)を超えたかどうかを判断する(ステップS4)。
故障前兆とは、空調装置4が故障に至る前の故障の兆候が現れ出した状態をいい、この実施形態では、故障前兆値(上故障前兆値)として設定故障値(上設定故障値)よりも小さい値が設定される。この実施形態においては、故障前兆の判定には、運転データとして膨張弁22の開度データ、室内機用熱交換器20の出口温度データ及びその入口温度データが用いられ、第2端末装置47の第2記憶手段57には、故障前兆値(上故障前兆値)として、膨張弁22の開度に対応する値、例えば、250stepと、室内機熱交換器20の出口温度とその入口温度との差に対応する値、例えば、15℃とが記憶されている。この故障前兆値は空調装置4の運転初期状態(すなわち、初めて運転を開始する状態)において第2記憶手段57に予め記憶されている。
第2端末装置47の故障前兆判定手段50は、開度センサ36、出口温度センサ38及び入口温度センサ40による直近の膨張弁22の開度データ、室内機用熱交換器20の出口温度データ及びその入口温度データを用い、これら運転データに基づく膨張弁22の開度データ及び室内機用熱交換器20の出口温度(Tg)と入口温度(Ti)との温度差データ(Tg−Ti)と、これら対応する故障前兆値(250step、15℃)とを比較する。そして、膨張弁22の開度が250stepを超え、且つ、室内機用熱交換器20の出口温度と入口温度との温度差(Tg−Ti)が15℃を超えている場合、ステップS4からステップS5に進む。なお、膨張弁22の開度及び室内機用熱交換器20の出口温度と入口温度との温度差(Tg−Ti)のいずれか一方又は双方が故障前兆値を超えていない場合、ステップS2に移る。
ステップS5においては、上述した運転データが設定故障値を超えたかが判断される。運転監視装置6の故障判定手段54は直近の上記運転データ(膨張弁22の開度データ及び室内機用熱交換器20の出口温度と入口温度との温度差データ)を用い、これら運転データとこの運転データに対応する設定故障値(300step、20℃)とを比較する。そして、膨張弁22の開度が300stepを超え、且つ、室内機用熱交換器20の出口温度と入口温度との温度差(Tg−Ti)が20℃を超えている場合、ステップS5からステップS6に進み、故障判定判定手段54は故障と判定する。膨張弁22の開度が300stepを超え、且つ室内機用熱交換器20の出口温度と入口温度との温度差が20℃を超えている場合、空調に用いる冷媒の量がかなり減少し、冷房効率が低下している状態であり、このような運転状態においては冷媒を補充する必要があり、故障判定手段54は故障と判定する。
一方、膨張弁22の開度及び室内機用熱交換器20の出口温度と入口温度との温度差(Tg−Ti)のいずれか一方又は双方が設定故障値(300step、20℃)を超えていない場合には、故障の前兆が現れているが、故障まで至っていない運転状態であり、ステップS5からステップS18に進み、第2端末装置47の故障前兆判定手段50は故障前兆と判定する。なお、故障前兆値(この場合、上故障前兆値)は、故障に至る前段階の値であり、したがって設定値(この場合、上設定故障値)よりも小さい値に設定される。
上述したようにして空調装置4が故障したと判定される(ステップS6)と、運転監視装置6の故障信号生成手段56は、上述した故障判定結果に基づいて故障信号を生成する(ステップS7)。かくすると、運転監視装置6のコントローラ41は、故障信号に基づいて故障した空調装置4の作動を強制的に停止し(ステップS8)、またこの故障信号が運転監視装置6のコントローラ41から遠隔監視端末装置7の第1端末装置45に送られ、この第1端末装置45の送受信手段58によって通信回線8を介して遠隔監視管理装置10へと送信され(ステップS9)、送信された故障信号は、遠隔監視管理装置10の送受信手段60によって受信され、例えば遠隔監視センター14に設置されたコンピュータなどの端末装置のモニター(図示せず)などに空調装置4が故障した旨の表示がされ、遠隔監視センター14のオペレータは、この表示を見ることにより特定顧客12の空調装置4が故障したことを知ることができる。
このように故障信号を遠隔監視センター14側で受信すると、オペレータは、故障した空調装置4の運転データの読取操作を入力手段62により行う。かく操作すると、読出し命令生成手段64は運転データを読み出すよう命令する読出し命令信号を生成し、この生成された読出し命令信号は遠隔監視管理装置10の送受信手段60によって通信回線8を介して運転監視端末装置7へ送信される(ステップS10)。
このように読出し命令信号が運転監視端末装置7の送受信手段58によって受信されると、この読出し命令信号は運転データ読出し手段49へ送られ、運転データ読出し手段49は第1記憶手段53に蓄積された運転データ(すなわち、1時間分の運転データ)を読み出し(ステップS11)、読み出された運転データは、送受信手段58によって通信回線8を介して遠隔監視管理装置10へと送信される(ステップS12)。この送信された運転データは、遠隔監視管理装置10の送受信手段60によって受信された後に、運転データ解析手段66へと送出され、故障に至るまでの運転データの解析が行われる(ステップS13)。運転データ解析手段66は、故障に至るまでの直近1時間に渡ってどのように運転データが変化したのかを解析し、この解析結果に基づいて空調装置4の故障の程度や故障した部位などを診断して特定する。このような運転データの解析は、保守点検者が過去の経験などを踏まえて解析するようにしてもよく、これらと組み合わせて解析するようにしてもよい。
このように運転データの解析が行われると、保守点検者は故障した空調装置4へと向かい、運転データ解析手段66による解析結果を参考にしながら現地にて空調装置4の点検、修理を行う(ステップS14)。この修理に際して、故障に至る前の段階で故障前兆の判定が適正に行われていたかの見直しが行われる。すなわち、運転データ解析手段66による運転データの解析結果に基づき、設定された故障前兆値を変更すべきかの判断が行われ(ステップS15)、変更すべきでないと判断された場合には、この故障前兆値(250step、15℃)がそのままの値で維持させる(ステップS16)。一方、ステップS15において、変更すべきであると判断された場合には、故障判定前に適正に故障前兆判定が行われるように、この故障前兆値を下げる操作が行われる(ステップS17)。すなわち、遠隔監視センター14側のオペレータは、ステップS13での運転データの解析結果に基づいて最適な故障前兆値を設定し、入力手段62にてこの設定した故障前兆値を入力操作する。このように入力操作すると、この入力された故障前兆値データは、通信回線8を介して運転監視端末装置7へ送信され、運転監視端末装置7の第2端末装置47の故障前兆値設定手段48は、受信した新たな故障前兆値を第2記憶手段57に登録し、登録されていた故障前兆値に代えて新たな故障前兆値を設定変更する。例えば、故障前兆値における膨張弁22の開度に対応する値を250stepから220stepに、また室内機用熱交換器20の出口温度と入口温度との温度差に対応する値を15℃から12℃に設定変更を行う。これにより、以降の空調装置4の運転において、より早期に故障前兆を判定して空調装置4が突然に運転停止することを未然に防止することが可能となる。空調装置4の点検、修理を行い、必要に応じて故障前兆値の設定変更を行った後は、ステップS15からステップS16を経てステップS1に戻る、又はステップS15からステップS17を経てステップS1に戻り、点検、修理した空調装置4の運転が再開される。
次に、ステップS5において、空調装置4の運転データが設定故障値を超えていない場合、その運転データは上記故障前兆値を超えているが、上記設定故障値まで達していない状態であり、かかる場合、遠隔監視端末装置7の第2端末装置47の故障前兆判定手段50は故障前兆と判定する(ステップS18)。このように故障前兆と判定した場合、第2端末装置47の警報信号生成手段52は警報信号を生成し(ステップS19)、かく生成された警報信号が、故障信号と同様に、遠隔監視端末装置7の送受信手段58によって通信回線8を介して遠隔監視管理装置10へと送信され(ステップS20)、遠隔監視管理装置10側において、受信された警報信号に基づいて、遠隔監視管理装置10の端末装置のモニター(図示せず)などに空調装置4が故障前兆である旨の表示がされ、遠隔監視センター14のオペレータは、この表示を見ることにより特定顧客12の空調装置4が故障前兆であることを知ることができる。
このように警報信号を遠隔監視センター14側で受信すると、オペレータは、故障前兆の空調装置4の運転データの読取操作を入力手段62により行い、読出し命令生成手段64は運転データを読み出すよう命令する読出し命令信号を生成し、この生成された読出し命令信号は遠隔監視管理装置10の送受信手段60によって通信回線8を介して運転監視端末装置7の第1端末装置45へ送信される(ステップS21)。
このように読出し命令信号が運転監視端末装置7の送受信手段58によって受信されると、この読出し命令信号は第1端末装置45の運転データ読出し手段49へ送出され、運転データ読出し手段49は第1記憶手段53に蓄積された運転データ(すなわち、1時間分の運転データ)を読み出し(ステップS22)、読み出された運転データは、遠隔監視端末装置7の送受信手段58によって通信回線8を介して遠隔監視管理装置10へと送信される(ステップS23)。この送信された運転データは、遠隔監視管理装置10の送受信手段60によって受信された後に、運転データ解析手段66へと送出され、故障前兆に至るまでの運転データの解析が行われる(ステップS24)。運転データ解析手段66は、故障前兆に至るまでの直近1時間に渡ってどのように運転データが変化したのかを解析し、この解析結果に基づいて空調装置4の故障前兆箇所などを診断して特定する。このような運転データの解析も、保守点検者が過去の経験などを踏まえて解析するようにしてもよく、これらと組み合わせて解析するようにしてもよい。
このように運転データの解析が行われると、保守点検者は故障前兆の空調装置4へと向かい、運転データ解析手段66による解析結果を参考にしながら現地にて空調装置4の点検、修理を行う(ステップS25)。この点検、修理に際して、故障に至る直前の段階で故障前兆の判定が行われていたかなどの見直しが行われる。すなわち、運転データ解析手段66による運転データの解析結果に基づき、遠隔監視管理装置10において受信した警報信号が故障に至る直前であったかを判断する(ステップS26)。そして、故障に至る直前である場合、より早期に故障前兆と判定できるようにするのが望ましく、そのようにするために故障前兆値(上故障前兆値)を下げる設定変更が行われ(ステップS27)、その設定変更は上述したと同様に行われ、例えば、故障前兆値における膨張弁22の開度に対応する値を250stepから220stepに、また室内機用熱交換器20の出口温度と入口温度との温度差に対応する値を15℃から12℃に設定変更を行う。
また、ステップS28において、設定された故障前兆値を変更すべきであるかの判断が行われ、この故障前兆値を変更すべきであると判断された場合、ステップS28からステップS29に進み、遠隔監視センター14においてオペレータが入力手段62により故障前兆値を上げる設定変更を行う(ステップS29)。この故障前兆値を上げる設定は、この値を下げる設定と同様に行われ、例えば、故障前兆値における膨張弁22の開度に対応する値を250stepから260stepに、また室内機用熱交換器20の出口温度と入口温度との温度差に対応する値を15℃から16℃に設定変更を行う。また、故障前兆値を変更する必要がないと判断された場合、ステップS28からステップS30に移り、その故障前兆値がそのまま維持される。空調装置4の故障前兆段階における点検、修理を行い、必要に応じて故障前兆値の設定変更を行った後は、ステップS26からステップS27を経てステップS1に戻る、ステップS26からステップS28及びステップS29を経てステップS1に戻る、又はステップS26からステップS28及びステップS30を経てステップS1に戻り、点検、修理した空調装置4の運転が再開される。
以上のように、空調装置4の運転中は常に運転データを監視しておき、運転データが故障前兆値を超えた場合には警報信号を生成してこれを遠隔監視管理装置10へ送信する。これにより、空調装置4が故障前兆の状態であることを遠隔監視センター14側において早期に知ることができ、空調装置4を点検するなどの処置を、故障により作動停止する前の段階で迅速に行うことができ、その結果、空調装置4が故障するのを未然に防止することが可能となる。
なお、本実施形態では、空調装置4が故障前兆又は故障であると判定するために、運転データとして膨張弁22の開度、室内機用熱交換器20の出口温度及び入口温度をそれぞれ検知するようにしたが、これに限られず、空調装置4の運転状態を示す他の運転データ(例えば、運転停止時における室外機用熱交換器30の入口温度、コンプレッサ26の出口圧力及び入口圧力など)を検知するようにすることも可能である。あるいは、運転監視装置6の運転データ取得手段44により複数(例えば、5〜7種類)の運転データを取得するようにしておき、この複数の運転データうちいずれか一つが故障前兆値を超えた場合に故障前兆と判定するようにしてもよく、またいずれか一つが設定故障値を超えた場合に故障と判定するようにしてもよい。また、本実施形態では、オペレータが遠隔監視管理装置10の入力手段62を入力操作して運転データを読み取るように構成しているが、このような構成に代えて、遠隔監視管理装置10のコントローラ63が故障信号又は故障前兆信号を受信したときに、その読出し命令生成手段64が自動的に読出し命令信号を生成するようにしてもよい。
また、本実施形態では、遠隔監視管理装置10に設けられた入力手段62を入力操作して故障前兆値を設定変更しているが、このような構成に代えて、運転監視端末装置7にこのような入力手段を設け、保守点検者が保守点検の際にこの入力手段を入力操作して故障前兆値を設定変更するようにしてもよい。
また、本実施形態では、故障前兆値としての上故障前兆値を設定変更する構成であり、このような構成においては、上故障前兆値を上げる(又は下げる)設定変更を行う場合、入力手段62での入力ミスなどにより、上故障前兆値を上げすぎる(又は下げすぎる)ことのないよう、上故障前兆値に上限上故障前兆値及び/又は下限上故障前兆値を設定するようにしてもよい。上限上故障前兆値は、下限上故障前兆値よりも大きく且つ上設定故障値よりも小さい値に設定され、上故障前兆値は上限上故障前兆値以下の範囲であって、下限上故障前兆値以上の範囲内で設定される。また、故障前兆値より低下すると故障前兆と判定し、この故障前兆値よりさらに小さい設定故障値より低下すると故障と判定するシステムにおいては、故障前兆値としての下故障前兆値を設定変更する構成となり、このような構成では、下故障前兆値を上げる(又は下げる)設定変更を行う場合、下故障前兆値を上げすぎる(又は下げすぎる)ことのないよう、下故障前兆値に上限下故障前兆値及び/又は下限下故障前兆値を設定するようにしてもよい。下限下故障前兆値は、下限上故障前兆値よりも小さく且つ下設定故障値よりも大きい値に設定され、下故障前兆値は下限上故障前兆値以下の範囲であって、下限下故障前兆値以上の範囲内で設定される。例えば、上限上故障前兆値として膨張弁22の開度に対応する値が280stepに、上限下故障前兆値としての膨張弁22の開度に対する値が220stepに設定されているとすると、このようなときの故障前兆値としての膨張弁22の開度に対する値は220〜280stepの範囲内で設定変更される。
次に、図4及び図5を参照して、空調装置の遠隔監視システムの他の実施形態について説明する。図4及び図5において、図1〜図3と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。図4は、他の実施形態による空調装置の遠隔監視システムの運転監視端末装置及び遠隔監視管理装置を簡略的に示すブロック図であり、図5は、図4の遠隔監視システムの遠隔監視の一部の流れを示すフローチャートである。
この他の実施形態では、空調装置4Aの運転初期状態においては故障前兆値(下故障前兆値)は設定されておらず、このことに関連して、運転監視端末装置7Aの第2端末装置47Aは初期値登録手段72を備え、運転監視装置6の故障判定手段54Aが故障と判定してから初期値登録手段72により故障前兆値の初期値が登録されるように構成されている。この故障前兆値の初期値の登録方法については後述する。
この実施形態では、空調装置4Aの停止時におけるに運転データを用いて故障判定及び故障前兆判定が行われ、空調装置4Aの停止時における次のデータが運転データとして取得される。すなわち、室外機用熱交換器30に関連して出口温度センサ73が設けられ、この出口温度センサ73は室外機用熱交換器30の出口温度(T3)を検知する。また、コンプレッサ26に関連して出口圧力センサ74及び入口圧力センサ76が設けられ、出口圧力センサ74はコンプレッサ26の出口側の圧力(P1)を検知し、入口圧力センサ76はコンプレッサ26の入口側の圧力(P2)を検知する。
この他の実施形態では、コンプレッサ26の出口側の圧力(P1)を用いてこの出口側における飽和ガス温度(T1)が算出され、コンプレッサ26の入口側の圧力(P2)を用いてこの入口側における飽和ガス温度(T2)が算出される。そして、遠隔監視端末装置7Aの第2端末装置47Aの故障前兆判定手段50Aが故障前兆として判定する故障前兆値として、コンプレッサ26の出口側にける飽和ガス温度(T1)と室外機用熱交換器30の出口温度(T3)との温度差(T1−T3)と、コンプレッサ26の入口側における飽和ガス温度(T2)と室外機用熱交換器30の出口温度(T3)との温度差(T2−T3)とが用いられ、故障前兆判定手段50Aは、コンプレッサ26の出口側にける飽和ガス温度(T1)と室外機用熱交換器30の出口温度(T3)との温度差(T1−T3)と、この温度差(T1−T3)に対応する故障前兆値(下故障前兆値)(例えば、0℃)とを比較するとともに、コンプレッサ26の入口側における飽和ガス温度(T2)と室外機用熱交換器30の出口温度(T3)との温度差(T2−T3)と、この温度差(T2−T3)に対応する故障前兆値(下故障前兆値)(例えば、0℃)とを比較する。そして、この温度差(T1−T3)が0℃より低下し、且つ、もう一つの温度差(T2−T3)も0℃より低下した場合に、故障前兆判定手段50Aは故障前兆と判定する。なお、上記温度差(T2−T3)及び温度差(T2−T3)のいずれか一方又は双方が0℃以上である場合には、故障前兆であると判定されない。
また、運転監視装置6Aの故障判定手段54Aが故障として判定する設定故障値として、故障前兆値と同様に、上記温度差(T1−T3)及び上記温度差(T2−T3)が用いられ、故障判定手段54Aは、コンプレッサ26の出口側にける飽和ガス温度(T1)と室外機用熱交換器30の出口温度(T3)との温度差(T1−T3)と、この温度差(T1−T3)に対応する設定故障値(下設定故障値)(例えば、−5℃)とを比較するとともに、コンプレッサ26の入口側における飽和ガス温度(T2)と室外機用熱交換器30の出口温度(T3)との温度差(T2−T3)と、この温度差(T2−T3)に対応する設定故障値(下設定故障値)(例えば、−5℃)とを比較する。そして、この温度差(T1−T3)が−5℃より低下し、且つ、もう一つの温度差(T2−T3)も−5℃より低下した場合に、故障判定手段54Aは故障と判定する。なお、上記温度差(T1−T3)及び温度差(T2−T3)のいずれか一方又は双方が−5℃以上である場合には、故障であると判定されない。この他の実施形態におけるその他の構成は、上述した実施形態と実質上同一である。
次に、この他の実施形態の空調装置の遠隔監視システム2Aによる遠隔監視の流れ、特に故障前兆値の初期値登録に関連する監視の流れについて説明する。まず、空調装置4Aの稼動が開始され(ステップS41)、その運転停止状態における運転データを利用して故障前兆値の登録が行われる。空調装置4Aの運転停止状態(ステップS42)において、運転監視装置6Aの運転データ取得手段44は空調装置4Aの運転データを取得し(ステップS43)、このように運転データ取得手段44にて取得された運転データは遠隔監視端末装置7Aの第1端末装置45の第1記憶手段53Aに記憶される(ステップS44)。この実施形態では、出口温度センサ73によって室外機用熱交換器30の出口温度が検知され、出口圧力センサ74によってコンプレッサ26の出口側の圧力(P1)が検知され、また入口圧力センサ76によってコンプレッサ26の入口側の圧力(P2)が検知され、これらセンサ73,74,76からの検知運転データが第1端末装置45Aの第1記憶手段53Aに記憶される。
この他の実施形態では、空調装置4Aを設置して初運転を開始するときには、故障前兆値が遠隔監視端末装置7Aの第2端末装置47Aの第2記憶手段57Aに登録されておらず、このような状態においては、運転停止中において取得した運転データと第1端末装置45Aの第1記憶手段53Aに登録された設定故障値による故障判定が行われる。すなわち、運転監視装置6A故障判定手段54Aは、運転停止中に取得した運転データと上記設定故障値(下設定故障値)とを比較し、運転データが設定故障値より低下したかどうかを判断する(ステップS45)。具体的には、上述したように、故障判定手段54Aは、コンプレッサ26の出口側にける飽和ガス温度(T1)(出口圧力センサ74の検知圧力データから算出される)と室外機用熱交換器30の出口温度(T3)(出口温度センサ73の検知温度データ)との温度差(T1−T3)と、この温度差(T1−T3)に対応する設定故障値(下設定故障値)(例えば、−5℃)とを比較するとともに、コンプレッサ26の入口側における飽和ガス温度(T2)(入口圧力センサ76の検知圧力データから算出される)と室外機用熱交換器30の出口温度(T3)との温度差(T2−T3)と、この温度差(T2−T3)に対応する設定故障値(下設定故障値)(例えば、−5℃)とを比較する。そして、この温度差(T1−T3)が−5℃より低下し、且つ温度差(T2−T3)も−5℃より低下すると、ステップS46に進み、運転監視装置6Aの故障判定手段54Aは故障と判定する。なお、上記温度差(T1−T3)及び温度差(T2−T3)のいずれか一方又は双方が−5℃以上であるときには、ステップS45からステップS43に戻り、空調装置4Aは正常な状態で運転停止状態に保たれる。
上述したようにして故障判定が行われると、運転監視装置6Aの故障信号生成手段56は、故障判定手段54Aの判定結果に基づいて故障信号を生成し(ステップS47)、この故障信号に基づいてコントローラ41Aは空調装置4Aの稼動を強制的に停止して電源をオフにする(ステップS48)。また、この故障信号は、上述した実施形態と同様に、遠隔監視端末装置7Aの送受信手段58から通信回線8を介して遠隔監視管理装置10Aへ送信され(ステップS49)、特定の空調装置4Aが故障した旨が遠隔監視管理装置10Aのモニター(図示せず)に表示される。この実施形態では、故障信号が遠隔監視管理装置10Aのコントローラ63Aに送給されると、読出し命令生成手段64Aが自動的に読出し命令信号を生成し、生成された読出し命令信号が遠隔監視管理装置10Aから通信回線8を介して運転監視端末装置6Aに送信され(ステップS50)、この読出し命令信号に基づいて第1端末装置45Aの運転データ読出し手段49は、第1記憶手段53Aに記憶された運転データを読み出し(ステップS51)、かく読み出された運転データが第1端末装置45Aから通信回線8を介して遠隔監視管理装置10Aに送られる(ステップS52)。
このように運転データが送られると、遠隔監視管理装置10Aの運転データ解析手段66は、この読み出された運転データ(例えば、1時間分の運転データ)を解析し(ステップS53)、故障した空調装置4Aの故障の程度や故障の部位などを特定する。そして、現地において、保守担当者が運転データの解析結果に基づいて空調装置4Aを点検・修理する(ステップS54)。そして、遠隔監視センター14側では、オペレータが運転データの解析結果に基づいて故障前兆値(下故障前兆値)の初期値を設定し、この設定した故障前兆値の初期値に対応する値を入力手段62により入力する(ステップS55)。このように初期値を入力すると、この入力した初期値データが遠隔監視管理装置10Aから通信回線8を介して運転監視端末装置7Aへと送られ、運転監視端末装置6Aの第2端末装置47Aの初期値登録手段72は、この故障前兆値の初期値を第2記憶手段57Aに登録する(ステップS56)。このように空調装置4Aが停止状態において故障した場合、この故障後に、故障に至るまでの運転状態を解析して故障前兆値が初めて設定される。そして、この故障前兆値が設定された後の遠隔監視の流れは、図3のフローチャートの内容と略同様に行われ、空調装置4Aの運転停止状態においては、初期値登録手段72により登録された故障前兆値を用いた故障前兆の判定と、運転監視装置6Aのメモリ手段42に登録された設定故障値を用いた故障判定の双方が行われるようになる。
上述した実施形態では、空調装置4Aの停止状態における故障判定及び故障前兆判定について説明したが、空調装置4Aの運転状態における故障判定及び故障前兆判定については、上述したと同様に行われ、この運転状態における故障前兆値の登録についても図5に示すフローに沿って略同様に行うことができる。
なお、この他の実施形態では、故障前兆値の初期値の登録を遠隔監視センター14の遠隔監視管理装置10A側から行っているが、運転監視端末装置7A側(例えば、第2端末装置47A側)で行うようにしてもよく、このような場合、保守点検者が最初の修理の際にこの初期値を設定するようになる。また、上記実施形態と同様に、故障前兆値としての下故障前兆値に上限下故障前兆値及び/又は下限下故障前兆値を設定するようにしてもよい。
以上、本発明に従う種々の空調装置の遠隔監視システムの実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。
例えば、図1〜図3の実施形態では、空調装置4の運転状態において故障前兆判定及び故障判定を行い、また図4及び図5の実施形態では、空調装置4Aの停止状態において故障前兆判定及び故障判定を行っているが、上述した発明を組み合わせて空調装置の運転状態及び停止状態の双方において故障前兆判定及び故障判定を行うようにしてもよい。
また、例えば、上述した実施形態では、運転機器としてガスエンジンヒートポンプ型空調装置を用いた遠隔監視システムに適用して説明したが、これに限られず、マイクロコージェネレーション型の発電装置に適用した遠隔監視システムにも同様に適用することができる。
2,2A 空調装置の遠隔監視システム
4,4A 空調装置
6,6A 運転監視端末装置
8 通信回線
10,10A 遠隔監視管理装置
44 運転データ取得手段
48,48A 故障前兆値設定手段
50,50A 故障前兆判定手段
52 警報信号生成手段
54,54A 故障判定手段
56 故障信号生成手段
4,4A 空調装置
6,6A 運転監視端末装置
8 通信回線
10,10A 遠隔監視管理装置
44 運転データ取得手段
48,48A 故障前兆値設定手段
50,50A 故障前兆判定手段
52 警報信号生成手段
54,54A 故障判定手段
56 故障信号生成手段
Claims (5)
- 運転制御される運転機器と、前記運転機器の運転状態を監視するための運転監視装置と、前記運転機器を遠隔監視するために前記運転機器側に設置された遠隔監視端末装置と、前記運転機器を遠隔監視するために遠隔監視センター側に設置された遠隔監視管理装置とを備え、前記遠隔監視端末装置と前記遠隔監視管理装置とが通信回線を介して接続された運転機器の遠隔監視システムであって、
前記運転監視装置は、前記運転機器の故障を判定する故障判定手段と、故障信号を生成する故障信号生成手段とを備えており、
前記遠隔監視端末装置は、前記運転機器の運転データを記憶する記憶手段を含む第1端末装置と、前記運転機器の故障前兆を判定する故障前兆判定手段及び警報信号を生成する警報信号生成手段を含む第2端末装置とを備えており、
前記運転監視装置の前記故障判定手段は、前記運転機器の運転データが上設定故障値を超える又はこの運転データが下設定故障値より低下すると故障と判定し、前記故障信号生成手段は故障判定に基づいて前記故障信号を生成し、生成された前記故障信号が前記運転監視端末装置から前記通信回線を介して前記遠隔監視管理装置に送られ、また、前記第2端末装置の前記故障前兆判定手段は、前記運転機器の運転データが前記上設定故障値より小さい上故障前兆値を超える又はその運転データが前記下設定故障値より大きい下故障前兆値より低下すると故障前兆と判定し、前記警報信号生成手段は故障前兆判定に基づいて前記警報信号を生成し、生成された前記警報信号が前記遠隔監視端末装置から前記通信回線を介して前記遠隔監視管理装置に送られることを特徴とする運転機器の遠隔監視システム。 - 前記運転監視装置は、前記運転機器の運転データを取得する運転データ取得手段を備え、前記遠隔監視端末装置の前記第1端末装置は運転データを読み出す運転データ読出し手段を含み、また前記遠隔監視端末装置の前記第2端末装置は、前記上故障前兆値及び/又は前記下故障前兆値を設定するための故障前兆値設定手段を含んでおり、前記第2端末装置の前記故障前兆判定手段が故障前兆と判定すると、前記第1端末装置の前記記憶手段に記憶された運転データが前記運転データ読出し手段により読み出され、前記故障前兆値設定手段は、前記記憶手段から読み出された運転データに基づいて設定される前記上故障前兆値及び/又は前記下故障前兆値を設定変更することを特徴とする請求項1に記載の運転機器の遠隔監視システム。
- 前記第2端末装置の前記故障前兆値設定手段は、前記故障前兆判定手段が故障前兆と判定する前に前記運転監視装置の前記故障判定手段が故障と判定すると、前記第1端末装置の前記運転データ読出し手段により前記記憶手段から読み出された運転データに基づいて設定される前記上故障前兆値及び/又は前記下故障前兆値を設定変更することを特徴とする請求項2に記載の運転機器の遠隔監視システム。
- 前記上故障前兆値は、上限上故障前兆値以下の範囲及び/又は下限上故障前兆値以上の範囲内で設定され、また前記下故障前兆値は、上限下故障前兆値以下の範囲及び/又は下限下故障前兆値以上の範囲内で設定されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の運転機器の遠隔監視システム。
- 前記運転機器は、ガスヒートポンプ型空調装置又はマイクロコージェネレーション型発電装置であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の運転機器の遠隔監視システム。
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