JP2001254598A - セグメントハンドリング装置 - Google Patents
セグメントハンドリング装置Info
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- JP2001254598A JP2001254598A JP2000064353A JP2000064353A JP2001254598A JP 2001254598 A JP2001254598 A JP 2001254598A JP 2000064353 A JP2000064353 A JP 2000064353A JP 2000064353 A JP2000064353 A JP 2000064353A JP 2001254598 A JP2001254598 A JP 2001254598A
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Abstract
セグメント10を設置する際に使用するものであって、
軌道上を走行する台車に搭載可能なベースフレーム16
と、ベースフレーム16に移動自在に支持された旋回運
転台18とを有している。運転台18は、移動台16内
に設けられた移動機構20により、トンネル軸方向およ
びトンネル断面方向に移動可能になっている。移動機構
20は、前後移動フレーム20aと、前後移動用シリン
ダ20bと、左右移動フレーム20cと、左右移動用シ
リンダ20dとを有している。移動機構20では、前後
移動用シリンダ20bを伸縮させると、前後移動フレー
ム20aが、ベースフレーム16に沿って前後移動す
る。左右移動用シリンダ20dを伸縮させると、左右移
動フレーム20cが、前後移動フレーム20aの短手方
向に沿って左右移動し、これらの前後および左右の移動
方向は、直交する方向になっている。
Description
ドリング装置に関し、特に、既設トンネルの内壁面に補
強用セグメントを設置する際に用いられるセグメントハ
ンドリング装置に関するものである。
などによっても異なるが、通常、供用期間が長くなる
と、その劣化が進み、例えば、供用中の地下鉄トンネル
においても、地震対策などの補強工事が必要になる。
のトンネル内壁面を内側から補強することになるが、営
業時間外に短時間に施工しなければならないので、通
常、補強用のダクタイルセグメントなどをトンネル内壁
面に張り付け固定している。
グ装置には、例えば、山岳トンネルの土留め支保工のハ
ンドリングマシンを使用し、補強用セグメントの内側H
型鋼を沿わせて固定し、この状態で、ハンドリングマシ
ンのチャック装置により把持して、所定の位置に設置す
ることが行われていた。
ンドリング装置には、以下に説明する技術的な課題があ
った。
ドリングマシンは、ブームの起伏,旋回方式であるた
め、トンネル軸に平行ないしは直角に移動することが難
しく、そのため把持しているセグメントを所定の位置に
位置合わせする作業に手間取り、施工能率が低下する一
因になっていた。
補強セグメントへのH型鋼の着脱が煩雑になり、この点
でも施工能率が低下する要因になっていた。
てなされたものであって、その目的とするところは、位
置合わせの容易性などを確保することにより、施工能率
を向上させることができるセグメントハンドリング装置
を提供することにある。
に、本発明は、既設トンネルの内壁面に補強用セグメン
トを設置する際に使用するセグメントハンドリング装置
において、前記既設トンネル内に敷設された軌道上を走
行する台車に搭載可能な基台と、前記基台に移動自在に
支持された旋回運転台と、前記旋回運転台をトンネル軸
方向およびトンネル断面方向に移動させる移動機構部
と、前記旋回運転台に支持され、内部から操作が可能な
多関節ブームと、前記多関節ブームに取付けられ、前記
補強用セグメントを直接把持するセグメント把持部とを
備えている。このように構成したセグメントハンドリン
グ装置では、基台に移動自在に支持された旋回運転台
と、旋回運転台をトンネル軸方向およびトンネル断面方
向に移動させる移動機構部とを備えているので、旋回運
転台に支持された多関節ブームに取付けられたセグメン
ト把持部は、補強用セグメントを把持した状態で、移動
機構部によりトンネル軸方向およびトンネル断面方向に
移動させることができる。また、セグメント把持部は、
H型鋼などを介在させることなく、補強用セグメントを
直接把持することができる。前記セグメント把持部は、
前記補強用セグメントの表面に当接する一対の脚部と、
前記一対の脚部間に設けられ、前記補強用セグメントの
表面に当接する出没自在な係止部とを備え、前記脚部を
前記補強用セグメントに当接させた状態で、前記係止部
を、前記補強用セグメントに設けられた雌ネジの外周に
位置決めして、雄ネジを前記雌ネジに螺着して、前記雄
ネジと前記補強用セグメントとの間に前記係止部を挟持
させることができる。この構成によれば、補強用セグメ
ントを3点方式で把持するので、把持状態が安定する。
について、添付図面に基づいて詳細に説明する。図1か
ら図10は、本発明にかかるセグメントハンドリング装
置の一実施例を示している。
は、既設トンネルの内壁面に補強用セグメント10を設
置する際に使用するものであって、既設トンネル内に敷
設された軌道12上を走行する台車14に搭載可能なベ
ースフレーム(基台)16と、ベースフレーム16に移
動自在に支持された旋回運転台18とを有している。
設けられた移動機構20により、トンネル軸方向(以
下、前後方向という)およびトンネル断面方向(以下、
左右方向という)に移動可能になっている。旋回運転台
18には、内部から操作が可能な多関節ブーム22が支
持されてる。
装置23を介して、後述するセグメント把持部24がブ
ーム22に対して旋回可能に設けられている。
であって、既設トンネルの内壁面に沿って設置可能な曲
率で湾曲していて、内面側の適宜個所に雌ネジ26が設
けられている。この雌ネジ26は、セグメント10の内
面側に開口している。
詳細を図3〜図5に示している。これらの図に示したよ
うに、ベースフレーム16は、概略井桁状に組立てられ
ている。
と、前後移動用シリンダ20bと、左右移動フレーム2
0cと、左右移動用シリンダ20dとを有している。前
後移動フレーム20aは、外周縁が長方形状になってい
て、長手方向の両端がベースフレーム16に前後方向に
移動自在に支持されている。
スフレーム16にピンを介して揺動自在に結合され、他
端が前後移動フレーム20aにピンを介して揺動自在に
結合されている。
になっていて、対向する2辺の端部が、前後移動フレー
ム20aに左右方向に移動自在に支持されている。左右
移動用シリンダ20dは、本実施例の場合には、同じ構
成のものが2本並列状態に設置されている。
が前後移動フレーム20aにピンを介して結合され、他
端が左右移動フレーム20cにピンを介して揺動自在に
結合されている。
動用シリンダ20bを伸縮させると、これに伴なって前
後移動フレーム20aが、ベースフレーム16に沿って
前後移動する。
せると、これに伴なって左右移動フレーム20cが、前
後移動フレーム20aの短手方向に沿って左右移動し、
これらの前後および左右の移動方向は、直交する方向に
なっている。
て、左右移動フレーム20cに取付けられている。この
旋回機構28の詳細を図6に示している。同図に示した
旋回機構28は、旋回台28aと、リングギア28b
と、ピニオンギア28cと、旋回モータ28dとを備え
ている。
18が載置固定されるとともに、スラストおよびラジア
ルベアリング28eを介して、左右移動フレーム20c
に旋回自在に支持されている。
アが刻設されたものであって、左右移動フレーム20c
の下面側に固設されている。ピニオンギア28cは、リ
ングギアと歯合し、旋回モータ28dの回転軸に固設さ
れている。
ニオンギヤ28cがリングギア28bに歯合しているの
で、旋回モータ28dを回転駆動すると、旋回台28a
がリングギア28bの内周に沿って旋回移動する。
ーム22a,22bを有していて、一方のアーム22a
を他方のアーム22bに揺動自在にヒンジ結合させてお
り、アーム22a,22bの伸縮と揺動とを組合せるこ
とで、図1に示すように、複数の状態を取らせることが
できる。
部24の詳細を図7〜図10に示している。これらの図
に示したセグメント把持部24は、本体部24aと、本
体部24aに設けられる係止部24bと、一対の脚部2
4cとを備えている。
下左右のチルト動作を可能とした旋回装置23を介し
て、ブーム22に対して旋回動作可能に設けられる。
設けられ、補強用セグメント10の表面に当接可能な係
止プレート240bと、この係止プレート240bを出
没自在に支持する一対のジャッキ241bとを備えてい
る。
外側に開口したΩ状孔242bが貫通形成されている。
一対のジャッキ241bは、伸縮端に係止プレート24
0bが固設され、ケーシング側は、本体部24aに支持
されている。なお、このΩ状孔242bの内径は、補強
用セグメント10に設けられている雌ネジ26の内径よ
りも若干大きくなっている。
としてその両側に、等間隔に設置されている。各脚部2
4cは、伸縮自在な二重管構造の本体240cと、この
本体240cの先端に揺動自在に取付けられた着座部2
41cとを有している。
固設され、内部には、着座部241cを常時突出方向に
付勢するバネ(図示省略)が内蔵されている。また、着
座部241cの先端には、ウレタンゴム製の緩衝プレー
ト242cが取付けられている。
24は、以下のようにして、補強用セグメント10を把
持する。すなわち、補強用セグメント10を把持する際
には、まず、セグメント10に設けられている雌ネジ2
6と、セグメント把持部24の係止部24bとの軸合わ
せが行われる。
持部24が保持されている多関節ブーム22を旋回運転
台18の内部から操作して行い、軸が一致すると、ジャ
ッキ241bを伸長させて、係止プレート240bを雌
ネジ26の外周縁に当接させる。
ら、図10に示すように、別途準備する雄ネジ30を雌
ネジ26に螺着して、係止プレート240bを、補強用
セグメント10と雄ネジ30との間に挟持させる。な
お、本実施例の場合には、雄ネジ30には、傾斜面を有
するブッシュが外周に嵌合されていて、係止プレート2
40bのΩ状孔242bの周縁には、この傾斜面と係合
するテーパが設けられている。
ート240bの挟持点の側方で、一対の脚部24cがそ
れぞれ補強用セグメント10の表面に当接するので、補
強用セグメント10を3点で把持することになり、把持
状態が安定する。
24により3点で把持されると、多関節ブーム22およ
び旋回装置23などを操作して、セグメント10を既設
トンネルの内壁面の所定個所に設置する。
は、以下の作用効果が得られる。すなわち、本実施例の
セグメントハンドリング装置では、ベースフレーム16
に移動自在に支持された旋回運転台18と、旋回運転台
18をトンネル軸方向およびトンネル断面方向に移動さ
せる移動機構部20とを備えているので、旋回運転台1
8に支持された多関節ブーム22に取付けられたセグメ
ント把持部24は、補強用セグメント10を把持した状
態で、移動機構部20により前後方向(トンネル軸方
向)および左右方向(トンネル断面方向)に移動させる
ことができる。
所定の位置に位置合わせする作業が容易になり、施工能
率が向上する。
ンネル軸方向)および左右方向(トンネル断面方向)に
移動させることができると、例えば、複線式の軌道12
が敷設されているトンネルの場合、一方の軌道上にハン
ドリング装置を設置した状態で、ハンドリング装置を設
置する軌道を変更することなく、他方の軌道の側面側に
セグメント10を設置することもできる。
などを介在させることなく、補強用セグメント10を直
接把持することができるので、補強セグメント10の着
脱が簡素化され、この点でも施工能率を向上させること
ができる。
かかるセグメントハンドリング装置によれば、位置合わ
せの容易性などを確保することにより、施工能率を向上
させることができる。
一実施例を示す側面説明図である。
旋回機構の詳細図である。
持部の側面図である。
面説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 既設トンネルの内壁面に補強用セグメン
トを設置する際に使用するセグメントハンドリング装置
において、 前記既設トンネル内に敷設された軌道上を走行する台車
に搭載可能な基台と、 前記基台に移動自在に支持された旋回運転台と、 前記旋回運転台をトンネル軸方向およびトンネル断面方
向に移動させる移動機構部と、 前記旋回運転台に支持され、内部から操作が可能な多関
節ブームと、 前記多関節ブームに取付けられ、前記補強用セグメント
を直接把持するセグメント把持部とを備えたことを特徴
とするセグメントハンドリング装置。 - 【請求項2】 前記セグメント把持部は、前記補強用セ
グメントの表面に当接する一対の脚部と、前記一対の脚
部間に設けられ、前記補強用セグメントの表面に当接す
る出没自在な係止部とを備え、 前記脚部を前記補強用セグメントに当接させた状態で、
前記係止部を、前記補強用セグメントに設けられた雌ネ
ジの外周に位置決めして、雄ネジを前記雌ネジに螺着し
て、前記雄ネジと前記補強用セグメントとの間に前記係
止部を挟持させることを特徴とする請求項1記載のセグ
メントハンドリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000064353A JP3706786B2 (ja) | 2000-03-09 | 2000-03-09 | セグメントハンドリング装置 |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001254598A true JP2001254598A (ja) | 2001-09-21 |
JP3706786B2 JP3706786B2 (ja) | 2005-10-19 |
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Country | Link |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013139330A (ja) * | 2012-01-06 | 2013-07-18 | Kobelco Contstruction Machinery Ltd | 把持装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03144099A (ja) * | 1989-10-30 | 1991-06-19 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | セグメント組立装置 |
JPH09194183A (ja) * | 1996-01-12 | 1997-07-29 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 型鋼の架設解体機 |
-
2000
- 2000-03-09 JP JP2000064353A patent/JP3706786B2/ja not_active Expired - Fee Related
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