JP3075554B2 - エレクタ装置 - Google Patents

エレクタ装置

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JP3075554B2
JP3075554B2 JP08128633A JP12863396A JP3075554B2 JP 3075554 B2 JP3075554 B2 JP 3075554B2 JP 08128633 A JP08128633 A JP 08128633A JP 12863396 A JP12863396 A JP 12863396A JP 3075554 B2 JP3075554 B2 JP 3075554B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シールド掘進機内
に搬入されたトンネル覆工用セグメントをリング状に組
み立てるためのエレクタ装置に係り、特に、2つ以上の
擬似円形部を並列に接合した断面形状を持つ多連シール
ドトンネル用のセグメントの組立に適したエレクタ装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の多連シールドトンネルのセグメン
ト組立作業は、図18および図19に示すような通常の
リング式エレクタ(以下、従来形エレクタという)を用
いて行われていた。
【0003】図20は、2連シールドトンネルに使用さ
れる1リング分のセグメントを示したもので、左右の擬
似円形部を形成する円弧状の標準セグメント1a、左右
の擬似円形部を接合するためのV形断面の上下のキーセ
グメント1b、1c、中央部に挿入される支柱セグメン
ト1dから成り、1リングごとに両翼部の短いキーセグ
メント1bと両翼部の長いキーセグメント1cとを交互
に入れ替えることにより、セグメントの継目位置が千鳥
形にずれるように組み立てられる。
【0004】図18および図19において、シールド本
体2の後部に設置された左右2基のエレクタ3A、3B
は、それぞれシールド本体2の内周に沿って配置された
ガイドローラ5により案内され、シールド本体2に装備
された旋回用モータ6によりピニオン7とリングギヤ8
を介して旋回駆動されるエレクタリング4と、該エレク
タリング4からシールド本体2の後方に向けて突出した
左右1対のエレクタアーム9と、該エレクタアーム9を
貫通する左右2本のガイドロッド11を有し、エレクタ
アーム9に装備された押付ジャッキ12によりエレクタ
リング4の径方向に摺動させられる門形状の吊りビーム
10と、該吊りビーム10の中央部にスライダガイド1
3を介して支持され、吊りビーム10に装備された前後
摺動ジャッキ14によりエレクタリング4の軸線方向に
摺動させられるセグメント把持部16を有するスライダ
15から構成されており、これら2基のエレクタ3A、
3Bを用いて図20に示すセグメント1a、1b、1
c、1dを1ピースずつ吊りあげ、所定の組立位置に搬
送し、既設セグメントおよび円周方向の隣接セグメント
に順次ボルトを締結して図19に示すセグメントリング
1を組立てる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図18および
図19に示す従来形エレクタは、円弧状の標準セグメン
ト1aの組立てには向いているものの、V形断面のキー
セグメント1b、1c、支柱セグメント1dなどのよう
な異形セグメントの組立てには適していない。
【0006】その理由の1つは、図18に示すように、
これから組み立てようとするキーセグメント1b、1c
や支柱セグメント1dをエレクタのスライダ15に把持
させるためエレクタの下に置いたとき、これらのセグメ
ント1b、1c、1dの高さh1ないしh3が標準セグ
メント1aより高くなってしまい、その分スライダ15
の位置をエレクタリング4の中心寄りに引き上げなけれ
ば、セグメントの把持ができないことである。
【0007】スライダ15の位置を引き上げると、図1
8でエレクタリング4、エレクタアーム9および吊りビ
ーム10により囲まれたエレクタの内空部17が狭くな
り、シールド掘進機の排土装置(スクリューコンベア1
8または送排泥管)やセグメント組立用の作業デッキ1
9などを通すためのスペースが確保できなくなる。
【0008】また、このエレクタで標準セグメント1a
も組み立てることを考えると、押付ジャッキ12のスト
ロークを通常の円形シールド用エレクタより大きくしな
ければならず、押付ジャッキ12のストロークを大きく
した分、ガイドロッド11の全長が長くなるため、押付
ジャッキ12を縮めてエレクタを旋回させる際に隣接す
るエレクタ3A、3Bの干渉の問題が生じてくる。
【0009】さらに、上下のキーセグメント1b、1c
は、標準セグメント1aと比較して著しく形状が相違す
るため、スライダ15に把持させる際に、エレクタの他
の部分(吊りビームなど)と干渉して把持しにくく、ま
た把持させることができたとしても、セグメント姿勢制
御機能を持たない従来形エレクタでは、吊り上げたキー
セグメント1b、1cを所定位置に組付けるための姿勢
修正に多くの人手を必要とする。
【0010】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解決するためになされたもので、特に、多連シールド
トンネルに使用される各種形状のセグメントに対応し
て、セグメントの組立を容易迅速に行うことができ、か
つエレクタ内空部に排土装置や作業デッキを通すスペー
スを十分確保でき、旋回時に隣接するエレクタ相互の干
渉が生じないようにしたエレクタ装置を提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明においては、シールド掘進機内に搬入された
トンネル覆工用セグメントを組み立てるために、セグメ
ント把持機構を備えるエレクタ装置において、シールド
本体内に回転可能に支持されたエレクタリングと、この
エレクタリングに支持されたエレクタアームと、このエ
レクタアームに前記エレクタリングのほぼ接線方向に移
動可能に支持された押付ビームと、この押付ビームに前
記エレクタリングの軸線方向に直角な平面内で揺動する
ようにその中央部を支持た揺動アームと、この揺動ア
ームに設けられ、トンネル覆工用セグメントを着脱可能
に保持するセグメント保持装置と、一端を前記揺動アー
ムの外側端に取り付け、他端を前記押付ビーム側に取り
付けた姿勢制御ジャッキとを設けた。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、2連シールド掘進機に適用
した本発明の一実施の形態を図1ないし図4により説明
する。組み立てようとするセグメントは、図1に示すよ
うに、標準セグメント1a、上下キーセグメント1b、
1c、および支柱セグメント1dの4種類である。図1
ないし図4において、シールド本体2の後方に設置され
た左右2基のエレクタ20A、20Bは、同一構造であ
り、対応する部分には同一の符号を付けて示す。
【0013】エレクタリング21はシールド本体2の内
周に沿って配置されたガイドローラ22により案内さ
れ、エレクタリング21にはリングギヤ25が取り付け
られている。シールド本体2に装備された旋回用モータ
23には、リングギヤ25に噛み合うピニオン24が取
り付けられている。したがって、旋回用モータ23の作
動によりエレクタリング21が旋回させられる。
【0014】エレクタアーム26は、エレクタリング2
1上の旋回中心に対する片側位置にシールド本体2の後
方に向けて突出して設けられている。また、カウンタウ
エイト27は、エレクタリング21の回転バランスをと
るようにエレクタリング21に取り付けられている。
【0015】エレクタアーム26には、押付ビーム28
に取り付けられた前後2本のガイドロッド29が摺動可
能に貫通しており、押付ビーム28は、この2本のガイ
ドロッド29により案内され、かつ回り止めされてい
る。押付ビーム28は、箱形構造体で、エレクタリング
21の円周の一部に沿うようにガイドロッド29に対し
斜めに配置されている。
【0016】押付ジャッキ30のシリンダ側はエレクタ
アーム26に取り付けられ、ロッド側は押付ビーム28
に取り付けられており、この押付ジャッキ30により押
付ビーム28はエレクタリング21の円周に対しほぼ接
線方向に摺動させられる。
【0017】揺動アーム31は、押付ビーム28の先端
に揺動ピン32を介して揺動可能に取り付けられてい
る。押付ビーム28には前後2本の姿勢制御ジャッキ3
3が装備されている。各姿勢制御ジャッキ33のシリン
ダ側は押付ビーム28のブラケット28aに、ロッド側
は揺動アーム31のブラケット31aにそれぞれ取り付
けられている。
【0018】したがって、揺動アーム31は、前記姿勢
制御ジャッキ33により揺動ピン32を中心にして揺動
させられ、エレクタリング21の軸線方向に直角な平面
内で押付ビーム28に対する揺動アーム31の傾きを広
い範囲で変えられるようになっている。
【0019】スライダ34は、図1、図2および図4に
示すように、揺動アーム31に設けられたスライダガイ
ド35により案内され、揺動アーム31に装備された前
後摺動ジャッキ36によりエレクタリング21の軸線方
向に摺動させられる。
【0020】スライダ34に装備された振れ止めジャッ
キ37は、ロッド側をスライダ34ブラケット34aに
取り付けられ、スライダ34の円筒形ガイド部34bに
より案内されるシリンダ側の端部にピン穴38aを有す
るセグメント把持部38が設けられている。また、スラ
イダ34には、セグメント把持部38を囲む4箇所にセ
グメント振れ止め具34cがセグメント側に突出して設
けられている。
【0021】スライダ34にセグメントを把持させる際
には、セグメントの種類およびその置かれた高さに応じ
て押付ジャッキ30および姿勢制御ジャッキ33を動作
させ、揺動アーム31の高さと傾きを調節するととも
に、前後摺動ジャッキ36によりエレクタリング21の
軸線方向の位置合わせをする。
【0022】図1は、一例として下部キーセグメント1
cを把持し吊り上げた状態を示している。セグメントに
取り付けた吊り金具のピン穴とセグメント把持部38の
ピン穴38aに吊りピン39を挿入した後、振れ止めジ
ャッキ37を縮めてセグメント把持部38を引き込むこ
とにより、把持したセグメントをスライダ34の4ヵ所
の振れ止め具34cに密着させてスライダ34に固定す
る。それから、把持したセグメントを旋回用モータ2
3、押付ジャッキ30、姿勢制御ジャッキ33および前
後摺動ジャッキ36により所定の組立位置に搬送し組付
けを行う。
【0023】図5ないし図15は、セグメントリングの
1リング分の組立工程を示す工程図である。図5に示す
ように、シールド本体2の右側の底面に下部キーセグメ
ント1cが供給されると、右側のエレクタ20Aが動作
して、エレクタリング21を所定の角度回転させた後、
押付ジャッキ30により、左側のエレクタ20Bの状態
から押付ビーム28をエレクタリング21の接線方向に
移動させるとともに、姿勢制御ジャッキ33により、揺
動アーム31を揺動させ、スライダ21を所要の方向に
向かせ、スライダ34を下部キーセグメント1cに近接
させる。
【0024】この状態で、セグメント把持部と吊り金具
をピンで結合し、振れ止めジャッキを縮めて、下部キー
セグメント1cをスライダ34に密着させ把持する。
【0025】図6に示すように、押付ジャッキ30を縮
めて押付ビーム28を引上げ、下部キーセグメント1c
を吊り上げる。
【0026】図7に示すように、エレクタリング21を
回転させ、下部キーセグメント1cをその組付け位置へ
搬送するとともに、押付ジャッキ30を伸ばし、姿勢制
御ジャッキ33を縮め、必要に応じて前後摺動ジャッキ
36により下部キーセグメント1cを組付け位置へ位置
決めし、既設のセグメントリングにボルトなどの締結手
段によって固定して組付ける。
【0027】この状態で、振れ止めジャッキを伸ばし
て、下部キーセグメント1cをスライダ34に密着を解
除し、セグメント把持部と吊り金具を結合しているピン
を抜取り下部キーセグメント1cを開放する。
【0028】図8に示すように、下部キーセグメント1
cがその組付け位置に位置決めされると、シールド本体
2の左右の底面に標準セグメント1aが供給される。す
ると、左右のエレクタ20A、20Bが同時に動作し
て、エレクタリング21を回転させた後、押付ジャッキ
30により、押付ビーム28をエレクタリング21の接
線方向に移動させ、スライダ34を標準セグメント1a
に近接させる。
【0029】この状態で、セグメント把持部と吊り金具
をピンで結合し、振れ止めジャッキを縮めて、標準セグ
メント1aをスライダ34に密着させ把持する。
【0030】図9に示すように、押付ジャッキ30を縮
めて、標準セグメント1aをテールクリアランス分だけ
吊り上げる。そして、必要に応じて姿勢制御ジャッキ3
3、前後摺動ジャッキ36により、標準セグメント1a
の姿勢と位置を修正して、標準セグメント1aの下部キ
ーセグメント1cおよび既設のセグメントリングとの接
触面をボルトなどの締結手段によって固定して、標準セ
グメント1aを組付ける。
【0031】この状態で、振れ止めジャッキを伸ばし
て、下部キーセグメント1cをスライダ34に密着を解
除し、セグメント把持部と吊り金具を結合しているピン
を抜取り標準セグメント1aを開放する。
【0032】図10に示すように、2枚目以降の標準セ
グメント1aは、既に組付けられたセグメント上に供給
される。新たに供給された標準セグメント1aは、上記
の標準セグメント1aと同様の動作によって、図11お
よび図12に示すように順次組付ける。
【0033】図12に示すように、標準セグメント1a
の組付けが終了すると、右側のエレクタ20Aは、最後
に組付けられた標準セグメント1aを支持した状態で待
機する。一方、左側のエレクタ20Bには、既に組付け
られた標準セグメント1a上に上部キーセグメント1b
が供給される。すると、前記下部キーセグメント1cの
場合と同様にして、スライダ34に上部キーセグメント
1bを把持させる。この状態で、押付ジャッキ30を動
作させ上部キーセグメント1bを吊り上げる。
【0034】図13に示すように、エレクタリング21
を回転させ、上部キーセグメント1bを組付け位置へ搬
送する。そして、必要に応じて押付ジャッキ30、姿勢
制御ジャッキ33、前後摺動ジャッキ36により、上部
キーセグメント1bの姿勢と位置を修正して、最後に組
付けられた左右の標準セグメント1aの間に上部キーセ
グメント1bを装着する。
【0035】この状態で、上部キーセグメント1bを既
設のセグメントリングと左右の標準セグメント1aに固
定して組付ける。上部キーセグメント1bの組付けが終
了すると、右側のエレクタ20Aは、最後に組付けられ
た標準セグメント1aの支持を開放する。一方、左側の
エレクタ20Bは、上部キーセグメント1bを支持した
状態で待機する。
【0036】図14に示すように、右側のエレクタ20
Aには、既に組付けられた標準セグメント1a上に支柱
セグメント1dが供給される。すると、前記下部キーセ
グメント1cの場合と同様にして、スライダ34に支柱
セグメント1dを把持させる。この時、支柱セグメント
1dは、押付ジャッキ30の伸縮方向と直角な向きにな
るように把持される。この状態で、押付ジャッキ30を
動作させ、支柱セグメント1dを吊り上げる。
【0037】図15に示すように、エレクタリング21
を回転させ、支柱セグメント1dを組付け位置へ搬送
し、必要に応じて押付ジャッキ30、姿勢制御ジャッキ
33、前後摺動ジャッキ36により、上部キーセグメン
ト1bの姿勢と位置を修正した後、押付ジャッキ30を
伸ばして支柱セグメント1dを下部キーセグメント1c
と上部キーセグメント1bの間に装着する。
【0038】この状態で、支柱セグメント1dを既設の
セグメントリングと下部キーセグメント1cおよび上部
キーセグメント1bに固定して組付ける。以上により図
2に示すセグメントリング1の組立を完了する。
【0039】上述のように本実施の形態に示すエレクタ
装置においては、姿勢制御ジャッキ33を動作させるこ
とにより、揺動アーム31および該揺動アーム31上の
スライダ34に把持したセグメントの姿勢(傾き)を広
い範囲で変えられるのため、多連シールドトンネルに使
用される各種形状のセグメントに対応して、セグメント
がエレクタの把持部以外の部分と干渉することがなく、
また、組付時のセグメントの姿勢修正に多く人手を要す
ることなく、容易迅速にセグメントの組立を行うことが
できる。
【0040】図16は、セグメントをスライダに固定す
る振れ止めジャッキの別の形態を示したものである。ス
ライダ34に装備した左右2本の振れ止めジャッキ40
のロッド側をスライダ34の円筒形ガイド部34dに沿
って摺動する左右の振れ止め具34eに取付け、振れ止
めジャッキ40を伸ばして左右の振れ止め具34eをセ
グメントに押し付けることにより、左右の振れ止め具3
4eとセグメント把持部38の3点でセグメントを固定
するようにしている。
【0041】図17は、組付時に支柱セグメント1dの
中央部を押したい場合に用いるセグメント吊り具の形態
を示したものである。セグメント吊り具41の一端をボ
ルト42で支柱セグメント1dの中央部に取付け、他端
に設けたピン穴41aに図1に示す吊りピン39を通し
て支柱セグメント1dを把持するようにすればよい。
【0042】なお、上述の説明においては、多連シール
ドトンネルのセグメントの組立について説明したが、セ
グメントの姿勢制御が容易にでき、しかも、エレクタが
片腕タイプであり、セグメント組立時の作業スペースが
広くとれるため、円形シールド用のセグメント組立装置
としても有効である。
【0043】
【発明の効果】以上説明したごとく、本発明によれば、
シールド掘進機内に搬入されたトンネル覆工用セグメン
トを組み立てるために、セグメント把持機構を備えるエ
レクタ装置において、シールド本体内に回転可能に支持
されたエレクタリングと、このエレクタリングに支持さ
れたエレクタアームと、このエレクタアームに前記エレ
クタリングのほぼ接線方向に移動可能に支持された押付
ビームと、この押付ビームに前記エレクタリングの軸線
方向に直角な平面内で揺動するようにその中央部を支持
た揺動アームと、この揺動アームに設けられ、トンネ
ル覆工用セグメントを着脱可能に保持するセグメント保
持装置と、一端を前記揺動アームの外側端に取り付け、
他端を前記押付ビーム側に取り付けた姿勢制御ジャッキ
を設けたので、セグメントの姿勢(傾き)を広い範囲
で変えられるため、標準セグメントだけでなく、V形キ
ーセグメントなど異形セグメントの組立も容易に行うこ
とができる。
【0044】また、エレクタ内部の空間を広くとること
ができ、排土装置、作業デッキなどの設置スペースを十
分確保することができ、作業能率を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエレクタ装置のシールド本体テー
ル側から見た正面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】図2のB矢視図。
【図4】図2のC−C断面図。
【図5】セグメント組立工程を示す工程図。
【図6】セグメント組立工程を示す工程図。
【図7】セグメント組立工程を示す工程図。
【図8】セグメント組立工程を示す工程図。
【図9】セグメント組立工程を示す工程図。
【図10】セグメント組立工程を示す工程図。
【図11】セグメント組立工程を示す工程図。
【図12】セグメント組立工程を示す工程図。
【図13】セグメント組立工程を示す工程図。
【図14】セグメント組立工程を示す工程図。
【図15】セグメント組立工程を示す工程図。
【図16】図4における振れ止めジャッキの別の形態を
示す要部断面図。
【図17】図4におけるセグメント吊り具の別の形態を
示す正面図。
【図18】従来のエレクタ装置のシールド掘進機のテー
ル側から見た正面図。
【図19】図18のD−D断面図。
【図20】2連シールド用セグメントの組立て状態を示
す正面図。
【符号の説明】
1a〜1d セグメント 2 シールド本体 21 エレクタリング 26 エレクタアーム 28 押付ビーム 31 揺動アーム 34 スライダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 泰雄 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機 株式会社 土浦工場 内 (72)発明者 高橋 均 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機 株式会社 土浦工場 内 (56)参考文献 実開 平2−116599(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 11/40

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シールド掘進機内に搬入されたトンネル覆
    工用セグメントを組み立てるために、セグメント把持機
    構を備えるエレクタ装置において、シールド本体内に回
    転可能に支持されたエレクタリングと、このエレクタリ
    ングに支持されたエレクタアームと、このエレクタアー
    ムに前記エレクタリングのほぼ接線方向に移動可能に支
    持された押付ビームと、この押付ビームに前記エレクタ
    リングの軸線方向に直角な平面内で揺動するようにその
    中央部を支持た揺動アームと、この揺動アームに設け
    られ、トンネル覆工用セグメントを着脱可能に保持する
    セグメント保持装置と、一端を前記揺動アームの外側端
    に取り付け、他端を前記押付ビーム側に取り付けた姿勢
    制御ジャッキとを設けたことを特徴とするエレクタ装
    置。
  2. 【請求項2】 前記セグメント保持装置は、前記揺動アー
    ムに、前記セグメント方向およびこれと反対方向に移動
    可能に設けたセグメント把持部と、このセグメント把持
    部の両側に位置するように前記揺動アームに設けたセグ
    メント振れ止め具とから構成したことを特徴とする請求
    項1に記載のエレクタ装置。
  3. 【請求項3】 前記セグメント保持装置は、前記エレクタ
    リングの軸線方向に摺動可能となるように前記揺動アー
    ムに取り付けたことを特徴とする請求項1、または2の
    いずれかに記載のエレクタ装置。
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