JP3027885B2 - セグメントのセンタリング装置 - Google Patents

セグメントのセンタリング装置

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JP3027885B2
JP3027885B2 JP4237205A JP23720592A JP3027885B2 JP 3027885 B2 JP3027885 B2 JP 3027885B2 JP 4237205 A JP4237205 A JP 4237205A JP 23720592 A JP23720592 A JP 23720592A JP 3027885 B2 JP3027885 B2 JP 3027885B2
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隆志 輪違
茂男 藤井
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、掘進機本体に設けられ
たエレクタに対してセグメントをセンタリングし、エレ
クタによるセグメントの自動把持を確実ならしめるセグ
メントのセンタリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように、シールド掘進機本体
aにより掘削された堀孔の内面には、エレクタbによっ
てセグメントcが張設され、トンネル内壁が構築される
ことになる。従来、このエレクタbへのセグメントcの
供給は、次のようになされていた。
【0003】まず、台車dに載せられたセグメントc
が、トンネル入口部からトンネル奥部に搬送される。そ
して、掘進機本体aがセグメントcの1リング分堀進ん
だ後、台車d上のセグメントcをホイストeで吊り下げ
て前方へ移動させ、90度回転させてエレクタbの後方に
設けられた供給装置fにセットする。その後、供給装置
fのセグメントcをプッシャーgによってエレクタb側
に押し出し、もってエレクタbへのセグメントcの供給
が達成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の如き
システムにあっては、ホイストeに吊下されたセグメン
トcを90度回転させて供給装置f上に降ろすときに、セ
グメントcがエレクタbに対してズレることがある。す
なわち、供給装置fに載置されたセグメントcが、エレ
クタbの把持センターに対して、トンネルの左右・長手
方向、またはヨー方向(セグメントcの中心を通る鉛直
軸廻りの回転方向)にズレることがある。この状態で
は、エレクタbがセグメントcを健全に把持できないの
で、作業員の手によってセグメントcの左右・長手・ヨ
ー方向のズレを修正しなければならない。かかる事情に
より、エレクタbのセグメントc自動把持が妨げられて
いた。
【0005】以上の問題点を解決すべく創案された本発
明の目的は、セグメントのエレクタに対するズレを修正
できるセグメントのセンタリング装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、セグメントにその中心から周方向に左右対
称に一対の対向面部を形成し、該セグメントをエレクタ
へ受け渡す前に予めセグメントをエレクタに対して周方
向に位置合わせするセンタリング装置において、トンネ
ル内の底部にその軸方向に沿って移動自在に設けられ、
セグメントを周方向に移動可能に支持する位置決め台
と、該位置決め台の上方にエレクタと一体的に位置合わ
せされて設けられ、上下方向に移動する昇降部材と、該
昇降部材に設けられ、エレクタ中心に対して周方向で左
右対称に近接離間移動して上記セグメントの対向面部に
当接する一対の爪部材とを備えて構成されている。
【0007】
【作用】位置決め台上に載置されたセグメントをセンタ
リングする場合、その上方の昇降部材を下降させて昇降
部材に設けられた爪部材を相互に近接あるいは離間さ
せ、上記セグメントの対向面部に押し付ける。これによ
り、セグメントは、位置決め台上をセンターからズレて
いた分だけ周方向に移動し、エレクタに対して周方向に
センタリングされる。
【0008】
【実施例】以下に本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0009】図1および図2に示すように、シールド掘
進機本体1のシールドフレーム2内に、セグメント3を
組み立てるエレクタ4が設けられている。エレクタ4
は、シールド径と同芯的に回転するリング5体と、リン
グ体5に取り付けられ径方向に移動するアーム6体と、
アーム体6の先端に取り付けられ実質的にセグメント3
を把持する把持部7とからなっている。把持部7は、中
子セグメント3のボルト箱8内に挿入されその出没ピン
9を突出することにより、ピン9をボルト孔10に挿通
させてセグメント3を把持するものである。この構成に
よれば、セグメント3を把持部7で把持した後、アーム
6体を引き上げ、リング体5を回転させることにより、
セグメント3を堀孔内面に沿って所望の組立位置まで回
転させることができる。
【0010】エレクタ4の後方には、ホイスト11によ
って後方から搬送されてきたセグメント3をエレクタ4
側へ差し出すためのセグメント供給装置12が設けられ
ている。セグメント供給装置12は、セグメント3が周
方向に移動自在に載せられる位置決め台13と、位置決
め台13をトンネルの前後方向にスライド移動させる油
圧シリンダ14とを有している。位置決め台13の下方
には、台13上のセグメント3の荷重を支持すると共に
スライド抵抗を低減するためのコロ15が設けられてい
る。コロ15は、底部セグメント3上に敷かれたベース
板16上を転がるようになっており、底部セグメント3
の内側に形成されたボルト箱8内に嵌まらないようにな
っている。この構成によれば、油圧シリンダ14を縮
め、図中一点鎖線で示す位置にてホイスト11に吊下さ
れたセグメント3を位置決め台13上に載せ、その後油
圧シリンダ14を延ばすことにより図中破線で示すよう
に載置13台上のセグメント3がエレクタ4に供給され
ることになる。このとき、位置決め台13先端の突出爪
17がシールドフレーム2に設けられた爪載台18に載
せられ、セグメント3の荷重を支持するようになってい
る。
【0011】本実施例の特長とするところは、上述の一
点鎖線で示すセグメント載置位置と破線で示すセグメン
ト供給位置との間に、位置決め台13上のセグメント3
のズレを補正してエレクタ4の把持部7に対するセグメ
ント3のセンタリングを行うためのセンタリング装置1
9を設けた点にある。センタリング装置19は、掘進機
本体1の後方デッキ20にエレクタ4と予め一体的に位
置合わせされて設けられ上下方向に移動自在な昇降部材
21と、昇降部材21の下端に設けられ左右方向に互い
に近接離間移動する一対の爪部材22とを有している。
【0012】詳しくは、図2に示すように、後方デッキ
20を構成するトンネルの長手方向に延長された二本の
梁材20aにそれぞれ下方向にフレーム23が取り付け
られており、これらフレーム23の内側にこれらを掛け
渡すようにして梁状の昇降部材21が設けられている。
この昇降部材21は、上記フレーム23の内側に形成さ
れたリブ24に挟まれつつ案内され、上下方向に自在に
移動するようになっている。昇降部材21とフレーム2
3とは昇降ジャッキ25を介して接続されており、昇降
ジャッキ25が伸長すると昇降部材21が下降し、昇降
ジャッキ25が収縮すると昇降部材21が上昇するよう
になっている。
【0013】昇降部材21の下端には、逆三角形状のブ
ラケット26が設けられている。ブラケット26には、
トンネルの左右方向に延出されたガイドロッド27が設
けられている。ガイドロッド27には、左右方向に互い
に近接離間移動する一対の爪部材22が挿通されてい
る。各爪部材22の上端とブラケット26とはそれぞれ
センタリングジャッキ28を介して接続されており、各
センタリングジャッキ28が同時に伸縮することにより
爪部材22が左右対称に互いに近接離間移動するように
なっている。
【0014】各爪部材22は、その外側が中子セグメン
ト3のボルト箱8の側壁8aに符合する形状に、先端が
ボルト箱8の底壁8bに符合する形状に、内側がキーセ
グメント3kの側部3aに符合する形状に成形されてい
る。すなわち、本実施例においては上記ボルト箱側壁8
a及びキーセグメント側部3aが特許請求の範囲中のセ
グメントの対向面部に該当することになる。また、各爪
部材22の下部には、トンネルの長手方向後方に伸縮す
る位置決ジャッキ29がそれぞれ設けられている。各位
置決ジャッキ29の先端部には、図1に示すように、そ
の伸長時に中子セグメント3のボルト箱8の後壁8dに
当接するシュー30が設けられている。
【0015】かかるセンタリング装置19の後方には、
上記位置決ジャッキ29のシュー30に押されてセグメ
ント3が後方に移動したとき、セグメント3のボルト孔
10に挿入される突起ピン31が設けられている。突起
ピン31は、トンネルの左右方向に間隔を隔てて少なく
とも二本セグメント3のボルト孔10に符合する位置に
設けられており、それぞれ油圧シリンダ32によって長
手方向に自在に伸縮するようになっている。
【0016】これらの油圧シリンダ32、昇降ジャッキ
25、センタリングジャッキ28、および位置決ジャッ
キ29は、図示しない制御部に接続されており、この制
御部によってそれぞれ以下に説明するように適宜伸縮制
御されるようになっている。
【0017】以上の構成からなる本実施例の作用につい
て述べる。
【0018】.中子セグメント3をセンタリングする
場合 まず、図1中一点鎖線で示す位置にてホイスト11に吊
下された中子セグメント3を位置決め台13上に載せた
後、油圧シリンダ14を延ばすことにより位置決め台1
3およびその上の中子セグメント3をセンタリング装置
19の真下に位置させる。そして、昇降ジャッキ25を
伸長させて昇降部材21を下降させ、その下端に設けら
れた爪部材22を近接させた状態で中子セグメント3の
ボルト箱8内に挿入する。
【0019】その後、センタリングジャッキ28を伸長
させて爪部材22を相互に離間させ、それぞれボルト箱
側壁8aに押し付ける。これにより、中子セグメント3
は、位置決め台13上をセンターからズレていた分だけ
周方向に移動し、昇降部材21が取り付けられた掘進機
本体1の後方デッキ20に対して即ちエレクタ4に対し
てトンネル左右方向の位置合わせ(センタリング)され
る。このとき、図2に示すように、中子セグメント3
は、その中央部近傍のみが位置決め台13上の支持部1
3aに載せられており接触面積が小さいので、容易にセ
ンタリング移動することになる。なお、上記支持部13
a上に潤滑材を塗付したり、或いはローラ支持部を設け
たりして、セグメント3のセンタリンク移動をさらに容
易にしてもよい。
【0020】次に、位置決ジャッキ29を伸長させて、
そのシュー30によって中子セグメント3を後方に押
し、セグメント3のボルト孔10を突起ピン31に係合
させる。このとき、突起ピン31は油圧シリンダ32に
よって予め移動され、セグメント3の大きさに合わせて
所定の突出量に調節されている。これにより、中子セグ
メント3は、トンネルの軸方向に対しても位置合わせさ
れたことになる。
【0021】このように、中子セグメント3の左右方向
および軸方向の位置合わせが終了した後、そのセグメン
ト3を載せた位置決め台13を油圧シリンダ14を延ば
すことによりエレクタ4側へ移動させ、エレクタ4の把
持部7に把持させる。このとき、位置決め台13上の中
子セグメント3は、左右方向および軸方向に位置合わせ
されているので、作業員の手を煩わせることなくエレク
タ4による自動把持を行うことが可能となる。
【0022】キーセグメント3kをセンタリングする
場合 上述の中子セグメント3と同様に、図1中一点鎖線で示
す位置にてホイスト11に吊下されたキーセグメント3
kを位置決め台13上に載せ、油圧シリンダ14を延ば
すことにより位置決め台13およびその上のキーセグメ
ント3kをセンタリング装置19の真下に位置させる。
そして、図2に破線で示すように、昇降ジャッキ25を
伸長させて昇降部材21を下降させ、その下端に設けら
れた爪部材22を離間させた状態でキーセグメント3k
を挟む。
【0023】その後、センタリングジャッキ28を収縮
させて爪部材22を相互に近接させ、それぞれキーセグ
メント3kの側部3aに押し付ける。これにより、キー
セグメント3kは、位置決め台13上をセンターからズ
レていた分だけ周方向に移動し、昇降部材21が取り付
けられた掘進機本体1の後方デッキ20に対して左右方
向の位置合わせ(センタリング)される。
【0024】テーパセグメントをセンタリングする場
合 カーブ掘進時には、上方から見てセグメント3の前縁と
後縁とが平行ではなく台形に見えるテーパセグメント
(図示せず)を用いることになるが、この場合には、軸
方向の位置合わせを行う左右の油圧シリンダ32を、そ
れぞれテーパセグメントのテーパの度合いに合わせて伸
長させ、左右の突起ピン31の突出量をそのテーパ角に
合わせておく。この突出量は各角度のテーパセグメント
に応じて予め制御部に記憶されている。これにより、あ
らゆる角度のテーパセグメントにも対応することがで
き、そのヨー方向に位置合わせが可能となる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、セ
グメントのエレクタに対する周方向のズレを修正できる
ので、エレクタによるセグメントの自動把持を確実なら
しめることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すセグメントのセンタリ
ング装置を備えたシールド掘進機の側面図である。
【図2】上記センタリング装置の断面図である。
【図3】従来のシールド掘進機の概略図である。
【符号の説明】
1 掘進機本体 3 中子セグメント 3k キーセグメント 3a セグメントの対向面部としてのキーセグメント側
部 8 ボルト箱 8a セグメントの対向面部としてのボルト箱側壁 20 後方デッキ 21 昇降部材 22 爪部材 19 センタリング装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 11/40

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セグメントにその中心から周方向に左右
    対称に一対の対向面部を形成し、該セグメントをエレク
    タへ受け渡す前に予めセグメントをエレクタに対して周
    方向に位置合わせするセンタリング装置において、トン
    ネル内の底部にその軸方向に沿って移動自在に設けら
    れ、セグメントを周方向に移動可能に支持する位置決め
    台と、該位置決め台の上方にエレクタと一体的に位置合
    わせされて設けられ、上下方向に移動する昇降部材と、
    該昇降部材に設けられ、エレクタ中心に対して周方向で
    左右対称に近接離間移動して上記セグメントの対向面部
    に当接する一対の爪部材とを備えたことを特徴とするセ
    グメントのセンタリング装置。
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CN108756927B (zh) * 2018-07-05 2024-01-19 中国铁建重工集团股份有限公司 一种掘进机钢拱架安装系统

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