JP3595523B2 - エレクタ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トンネルの内壁面にセグメントなどの覆工部材をリング状に組立てるエレクタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、シールド掘削機は、円筒形状をなす掘削機本体の前部に駆動回転可能なカッタヘッドが回転自在に装着され、このカッタヘッドに多数のカッタビットが取付けられる一方、後部に掘削機本体を推進させる多数のシールドジャッキが装着されると共に、ンネルの内壁面にセグメントを組み付けるエレクタ装置が装着されて構成されている。従って、カッタヘッドを回転させながらシールドジャッキを伸長させると、既設セグメントからの掘削反力を得て掘削機本体が推進しカッタヘッドが前方の地盤を掘削する一方、エレクタ装置がトンネル内壁面にセグメントを組み付けることで、トンネルを連続して構築できる。
【0003】
このようなシールド掘削機にて、エレクタ装置は、掘削機本体の後部に旋回リングがトンネル周方向に沿って旋回可能に支持され、この旋回リングに昇降アームがトンネル径方向に沿って移動可能に支持され、この昇降アームの先端部にセグメントを保持可能な保持グリップが装着されて構成されている。従って、保持グリップは、まず、昇降して既設トンネル内の搬入されたセグメントを保持し、次に、所定の組み付け位置まで旋回し、再び昇降して保持したセグメントをトンネル内壁面に組み付ける。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来のエレクタ装置は、掘削機本体の後部に支持された旋回リングから後方に延設されて片持ち支持となっているため、良好なバランスを確保するために小型化が必要である。ところが、保持グリップには、トンネル長手方向及び径方向に対する微調整機構として複数の油圧ジャッキが装着されており、この保持グリップは旋回リングと共に旋回するため、各油圧ジャッキのための油圧ユニットを掘削機本体側に設けることができず、旋回リングに搭載せざるを得ない。しかし、この旋回リングの大型化や大重量化を防止するために十分な油圧ユニットを搭載することができず、保持グリップを高速移動することができず、セグメント組立作業の作業性や組付精度が低下してしまうという問題がある。
【0005】
また、一般に、セグメントはホイストによりトンネル内を搬送され、掘削機本体の後方でセグメント供給装置が受け取ってエレクタ装置が保持可能な位置に位置決めし、エレクタ装置が昇降して位置決めされたセグメントを保持するようになっている。そのため、セグメントはホイスト、セグメント供給装置、エレクタ装置と順に受け渡して搬送することとなり、セグメント搬送時間が長くかかってしまい、作業性が良くないという問題がある。
【0006】
本発明はこのような問題を解決するものであって、トンネル掘削機の推進速度を高精度に制御することで掘削作業性並びに信頼性の向上を図ったエレクタ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するための請求項1の発明のエレクタ装置は、ンネルの内壁面に覆工部材をリング状に組立てるエレクタ装置において、掘削機本体にトンネル長手方向に沿って移動可能に支持された移動体と、該移動体にトンネル周方向に沿って旋回可能に支持された旋回リングと、該旋回リングにトンネル径方向に沿って移動可能に支持された昇降体と、該昇降体に装着されて覆工部材を保持可能な保持グリップとを具え、前記移動体は前記掘削機本体に取付けられたガイドレールによりトンネル長手方向に沿って移動自在に支持されると共に、前記ガイドレールに対して前記移動体を所定の位置に位置決めする位置決め手段を設けたことを特徴とする。
【0008】
従って、保持グリップはトンネル周方向及びトンネル径方向に移動可能であり、エレクタ装置の作業位置で位置決め可能な移動体と共にトンネル長手方向に移動可能となっており、この場合、掘削機体から後方に延設された架台に移動体を移動自在に支持することが望ましく、架台にレールを取付け、移動体レールに嵌合するガイドローラを取付けて移動自在に支持したり、また、レールとガイドローラを逆に装着してもよく、更に、移動時及び作業時における水平及び垂直方向のがたをなくすようなガイド機構を設けると良い。
【0009】
請求項2の発明のエレクタ装置では、前記位置決め手段は、移動体に形成された位置決め部と、ガイドレールに取り付けられてエレクタ装置の作業位置にて前記位置決め部に嵌脱自在な位置決めピンを備えたストッパジャッキとからなることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0012】
図1に本発明の一実施形態に係るエレクタ装置が搭載されたシールド掘削機の概略断面、図2にエレクタ装置の正面視、図3にエレクタ装置における移動体の支持構成を表す概略、図4に図3のIV−IV断面、図5に図3のV−V断面、図6に図3のVI−VI断面を示す。
【0013】
本実施形態のシールド掘削機において、図1に示すように、円筒形状をなす掘削機本体11の前部にはカッタヘッド12が回転自在に装着されており、このカッタヘッド12の前面には多数のカッタビット13が取付けられると共に、コピーカッタ14が装着されている。一方、このカッタヘッド12の後部にはリングギア15が固定される一方、掘削機本体11にはカッタ旋回モータ16が取付けられ、このカッタ旋回モータ16の駆動ギア17がこのリングギア15に噛み合っている。従って、カッタ旋回モータ16を駆動して駆動ギア17を回転駆動すると、リングギア15を介してカッタヘッド12を回転することができる。
【0014】
また、掘削機本体11にはカッタヘッド12の後方に位置してバルクヘッド18が取付けられており、カッタヘッド12とこのバルクヘッド18との間にチャンバ19が形成されている。そして、このチャンバ19には一端がシールド掘削機の外部に延設された送泥管20及び排泥管21の他端が開口しており、排泥管21の開口部分の近傍には掘削土砂と泥水とを攪拌、混合するアジテータ22が装着されている。
【0015】
一方、掘削機本体11の後部内周辺にはシールドジャッキ23が周方向に沿って複数並設されており、このシールドジャッキ23は掘進方向後方に伸長してスプレッダ24を既設セグメントSに押し付けることで、その反力により掘削機本体11を前進することができる。
【0016】
また、掘削機本体11の後部には支持壁25によって支持筒26が形成され、この支持筒26内には左右一対の支持柱27が鉛直方向に沿って立設されている。そして、この支持柱27から架台28が後方に延設され、この架台28にはセグメントSを組立てるエレクタ装置29、リング状に組付けられたセグメントS同士を締結するための作業足場30と、リング状のセグメントSを所定形状(例えば、真円形状)に矯正して保持する形状保持装置31が設けられている。
【0017】
このエレクタ装置29において、図1及び図2に示すように、各支持柱27から後方に延設されて架台28には左右一対のガイドレール32が固定されており、このガイドレール32は互いに外方に開口する断面コ字形状をなしている。この左右ガイドレール32にはそれぞれ移動体33がトンネル長手方向に沿って移動自在に支持されるが、移動体33はガイド手段によって各ガイドレール32に対して垂直方向及び水平方向の移動が規制されると共に、位置決め手段によって所定の位置に位置決め可能となっている。
【0018】
即ち、図3乃至図5に示すように、移動体33は弧状の外面を有する箱体34断面コ字形状の取付部35が形成され、この取付部35の前部及び後部にはそれぞれ上下一対の垂直支持部材(支持ローラ)36,37が取付けられている。また、この取付部35の中央部には各垂直支持部材36,37の間に位置してそれぞれ上下一対の水平支持部材(支持ローラ)38が取付けられている。そして、各垂直支持部材36,37はガイドレール32の上下面を転動自在であり、水平支持部材38はガイドレール32の側面を転動自在となっており、この垂直支持部材36,37及び水平支持部材38等によりガイド手段が構成されている。
【0019】
また、図3及び図6に示すように、移動体33の前端部及び後端部にはそれぞれ上下一対の位置決め部39が形成される一方、ガイドレール32の所定の位置、つまり、エレクタ装置29がセグメントSの組付作業を行う作業位置に各位置決め部39に対応してストッパジャッキ40が取付けられ、テーパ形状の位置決めピン41が嵌脱自在となっている。このように位置決め部39、ストッパジャッキ40、位置決めピン41等により位置決め手段が構成されている。
【0020】
そして、架台28に取付けられたスライドジャッキ42の駆動ロッド43の先端部が移動体33に連結されている。なお、上述の説明では、一方のガイド手段及び位置決め手段について説明したが、左右がほぼ対称形状となっている。
【0021】
図1及び図2に示すように、このように各ガイドレール32に移動自在に支持された左右の移動体33の外側には前後一対の支持リング44,45が所定間隔をあけて固定されており、この支持リング44,45の間には周方向に沿って複数の支持ローラ(図示略)がそれぞれ回転自在な装着されており、この各支持ローラによって旋回リング46が旋回自在に支持されている。そして、この旋回リング46には内歯が形成されており、支持リング44に取付けられた旋回モータ47の駆動ギヤ48がこの旋回リング46の内歯に噛み合っている。
【0022】
従って、前述した各スライドジャッキ42を伸縮駆動すると、各移動体33を介して旋回リング46をトンネル長手方向に沿って移動することができ、また、旋回モータ47を駆動すると、駆動ギヤ48が噛み合う旋回リング46を旋回することができる。
【0023】
この旋回リング46には左右一対の外筒49が略平行をなして固定され、この各外筒49にはそれぞれ内筒50が移動自在に支持されており、各内筒50の下端部は昇降体としての昇降アーム51連結され、昇降アーム51の中央部に保持グリップ52が装着されている。そして、各外筒49にそれぞれ昇降ジャッキ53が取付けられ、駆動ロッドの先端部が昇降アーム51に連結されている。従って、昇降ジャッキ53を伸縮駆動すると、各昇降アーム51を介して保持グリップ52をトンネル径方向に沿って移動することができる。
【0024】
この保持グリップ52において、昇降アーム51に取付けられた第1グリップボックス54内には第2グリップボックス55がピッチングジャッキ56により上下に揺動動自在に支持され、この第2グリップボックス55内には第3グリップボックス57が微調整ジャッキ58によりトンネル長手方向に沿って移動自在に支持されている。そして、第3グリップボックス57の中央にセグメント係止具59を有するグリップジャッキ60がヨーイングジャッキ61により水平揺動自在に支持され、その両側にサポートジャッキ62,63が設けられている。
【0025】
なお、エレクタ装置29のスライドジャッキ42は油圧ジャッキであり、架台28に取付けられているため、掘削機本体11に搭載された図示しない油圧ユニットに給排ホースにより容易に連結可能となっており、この油圧ユニットによりスライドジャッキ42を高速で駆動制御可能となっている。
【0026】
また、図1に示すように、作業足場30において、架台28にはエレクタ装置29の後方に位置して水平移動梁64がトンネル長手方向に沿って移動自在に支持され、図示しない駆動モータにより移動可能となっている。そして、この水平移動梁64には旋回フレーム65が取付けられ、この旋回フレーム35には作業台としての2台のケージ66が図示しない駆動機構によりトンネル周方向に沿って移動可能となっている。従って、作業者はこのケージ66に乗って既設セグメントSと組付セグメントSとのボルト締結作業、あるいは締結状態の確認作業などを行うことができる。
【0027】
更に、形状保持装置31において、架台28上には移動台67がスライドジャッキ68によりトンネル長手方向に沿って移動自在に支持され、この移動台67には左右一対の伸縮ジャッキ69が搭載され、この伸縮ジャッキ69により上下の圧接部材70,71が既設セグメントSの内壁面を押圧することで、リング状のセグメントSを所定形状に矯正して保持することができる。
【0028】
なお、この場合、エレクタ装置29と作業足場30と形状保持装置31にて、作業足場30が前後に移動することで、エレクタ装置29の旋回範囲内と旋回範囲外に位置させることができる。また、形状保持装置31が前後に移動するときに、両者が干渉しないようになっている。
【0029】
ここで、このように構成された本実施形態のシールド掘削機によるトンネル掘削作業について説明する。
【0030】
図1に示すように、まず、カッタ旋回モータ16によりカッタヘッド12を回転させながら、複数のシールドジャッキ23を伸長してスプレッダ24を既設セグメントSへ押し付け、その反力によって掘削機本体11を前進させる。すると、カッタヘッド12のカッタビット13が前方の地盤を掘削し、掘削土砂がチャンバ19内に取り込まれて排泥管21から外部に排出される一方、エレクタ装置29がセグメントSを継続して組み立てていく。
【0031】
このエレクタ装置29によるセグメントSの組立作業において、図示しないホイストはセグメントSを吊下げ状態で搬送し、既設セグメントSの最前部の上面部に載置する。エレクタ装置29はスライドジャッキ42を伸長して移動体33を後方に移動し、保持グリップ52を二点鎖線に示す位置まで後退させて搬送されたセグメントSの上方に位置させる。ここで、保持グリップ52を下降してセグメントSとを保持してから上昇し、スライドジャッキ42を収縮して移動体33を前方に移動し、保持グリップ52を実線に示す位置まで前進して保持したセグメントSを所定の位置に位置させる。このとき、保持グリップ52は重量物であるセグメントSを保持して移動するものの、移動体33が各支持部材36,37,28(図3参照)に支持されながらガイドレール32を移動するため、がたつきなく、スムースに移動することができる。
【0032】
このように保持グリップ52がセグメントSを保持して作業位置にくると、旋回モータ47を駆動して旋回リング46を旋回し、保持グリップ52が保持したセグメントSをトンネル内の所定の組付位置まで移送し、昇降ジャッキ53を伸長してセグメントSを組み付ける。ここで、作業者が乗ったケージ66を組み付けたセグメントSの近傍まで移動し、既設セグメントSと組付セグメントSとのボルト締結作業を行う。このとき、移動体33は、図6に示すように、ストッパジャッキ40が作動して位置決めピン41が位置決め部39を押圧しているため、保持グリップ52は保持したセグメントSを適正に保持して高精度に組み付けることができる。
【0033】
そして、最後に組み付けるテーパ形状のキーセグメントのときには、保持グリップ52が搬入されたキーセグメントを保持した後、図1で実線で示す作業位置よりも更に前方まで移動し、この位置で上方まで旋回してスライドジャッキ42を伸長してキーセグメントを後方に移動することで、キーセグメントを既設のセグメントの間に挿入して組み付け、ボルト締結する。
【0034】
このように本実施形態のエレクタ装置29を搭載したシールド掘削機にあっては、掘削機本体11の後部に立設された支持柱27から架台28を後方に延設し、この架台28にエレクタ装置29と作業足場30と形状保持装置31を設けると共に、エレクタ装置29にて、架台28に固定されたガイドレール32にスライドジャッキ42により移動体33をトンネル長手方向に沿って移動自在に支持し、この移動体33に旋回リング46を旋回自在に支持し、この旋回リング46に保持グリップ52を昇降可能に設けている。
【0035】
従って、移動体33を移動するためのスライドジャッキ42が架台28側に装着されているため、このスライドジャッキ42の油圧ユニットを掘削機本体11側に配設することが可能となり、所望の駆動力を必要とする油圧ユニットを搭載することで保持グリップ52の高速移動が可能となり、セグメント組立作業の作業性及び組付精度を向上することができる。また、旋回リング側に保持グリップ52をトンネル長手方向に移動するための油圧ユニットを設ける必要がなくなって旋回リングの大型化や大重量化を防止することができる。更に、保持グリップ52の移動範囲が大きくなり、トンネル内に搬入されたセグメントを保持グリップ52が直接保持することができ、セグメント供給装置が不要となって装置の小型軽量化並びに低コスト化を図ることができる。
【0036】
また、移動体33は上下一対の垂直支持部材36,37及び水平支持部材38を介してガイドレール32に移動自在に支持しており、保持グリップ52が重量物であるセグメントSを保持して移動するが、移動体33は各支持部材36,37,28によりがたつきなくガイドレール32をスムースに移動することとなり、走行安定性及び安全性を向上することができる。
【0037】
更に、移動体33は所定の作業位置で、ストッパジャッキ40が作動して位置決めピン41が位置決め部39を押圧しているため、保持グリップ52はがたつきなくスムースに旋回して保持したセグメントSを適正に組み付けることができ、セグメントSの組付精度を向上することができる。
【0038】
なお、上述の実施形態では、本発明のトンネル掘削機を泥水式シールド掘削機として説明したが、泥土圧式シールド掘削機としてもよく、この場合、送水管、排水管、アジテータに代えてスクリューコンベヤを用いればよい。更に、本発明のトンネル掘削機をシールド掘削機として説明したが、トンネルボーリングマシンに適用することもできる。
【0039】
【発明の効果】
以上、実施形態において詳細に説明したように発明のエレクタ装置によれば、掘削機本体にトンネル長手方向に沿って、エレクタ装置の作業位置で位置決め可能な移動体を移動可能に支持し、この移動体にトンネル周方向に沿って旋回リングを旋回可能に支持し、この旋回リングにトンネル径方向に沿って昇降体を移動可能に支持し、この昇降体に覆工部材を保持可能な保持グリップを装着したので、移動体を移動するための駆動源を掘削機本体側に装着してその容量を十分に確保することで、所望の駆動力を必要とする駆動源を搭載することで保持グリップの高速移動が可能となり、覆工部材の組立作業の作業性及び組付精度を向上することができる一方、旋回リング側構成が簡素化され、大型化や大重量化を防止することができ、また、保持グリップの移動範囲が大きく確保することで、覆工部材を直接保持することができ、覆工部材の供給装置を不要として低コスト化を図ることができる。また、移動体の位置決めにより保持グリップはがたつきなくスムースに旋回して保持した覆工部材を適正に組み付けることができる。その結果、トンネル掘削機の推進速度を高精度に制御することで掘削作業性並びに信頼性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るエレクタ装置が搭載されたシールド掘削機の概略断面
図である。
【図2】エレクタ装置の正面図である。
【図3】エレクタ装置における移動体の支持構成を表す概略図である。
【図4】図3のIV−IV断面図である。
【図5】図3のV−V断面図である。
【図6】図3のVI−VI断面図である。
【符号の説明】
11 掘削機本体
12 カッタヘッド
16 カッタ旋回モータ
23 シールドジャッキ(推進ジャッキ)
28 架台
29 エレクタ装置
30 作業足場
31 形状保持装置
32 ガイドレール
33 移動体
36,37 垂直支持部材(ガイド手段)
38 水平支持部材(ガイド手段)
39 位置決め部(位置決め手段)
40 ストッパジャッキ(位置決め手段)
41 位置決めピン(位置決め手段)
42 スライドジャッキ
46 旋回リング
47 旋回モータ
52 保持グリップ
S セグメント

Claims (2)

  1. トンネルの内壁面に覆工部材をリング状に組立てるエレクタ装置において、掘削機本体にトンネル長手方向に沿って移動可能に支持された移動体と、該移動体にトンネル周方向に沿って旋回可能に支持された旋回リングと、該旋回リングにトンネル径方向に沿って移動可能に支持された昇降体と、該昇降体に装着されて覆工部材を保持可能な保持グリップとを具え、前記移動体は前記掘削機本体に取付けられたガイドレールによりトンネル長手方向に沿って移動自在に支持されると共に、前記ガイドレールに対して前記移動体を所定の位置に位置決めする位置決め手段を設けたことを特徴とするエレクタ装置。
  2. 請求項1記載のエレクタ装置において、前記位置決め手段は、移動体に形成された位置決め部と、ガイドレールに取り付けられてエレクタ装置の作業位置にて前記位置決め部に嵌脱自在な位置決めピンを備えたストッパジャッキとからなることを特徴とするエレクタ装置。
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