JP2001251965A - 苗箱積替装置 - Google Patents

苗箱積替装置

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JP2001251965A
JP2001251965A JP2000068901A JP2000068901A JP2001251965A JP 2001251965 A JP2001251965 A JP 2001251965A JP 2000068901 A JP2000068901 A JP 2000068901A JP 2000068901 A JP2000068901 A JP 2000068901A JP 2001251965 A JP2001251965 A JP 2001251965A
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seedling
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box
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Osamu Akishika
修 秋鹿
Shigeru Yokoi
茂 横井
Koichi Yamamoto
浩一 山本
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 苗箱積替装置において、処理能力の向上、構
造の単純化、部品点数の削減等を計る。 【解決手段】 出芽台車2に載置された複数の苗箱6
を、緑化処理を行うための緑化台車4に自動的に積み替
える苗箱積替装置1において、出芽台車2に積層状に載
置された苗箱群Aを同時に把持し、かつ把持した苗箱群
Aの上下間隔を調節する苗箱把持機構29と、該苗箱把
持機構29全体を所定方向に横移動させる取出部横移動
用モータ31とを備える苗箱取出部24を設けると共
に、該苗箱取出部24に、苗箱把持機構29を複数並設
して複数列の苗箱群Aを同時に把持可能とし、さらに、
複数の苗箱把持機構29を単一の取出部横移動用モータ
31で横移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、出芽台車に載置さ
れた苗箱を自動的に緑化台車に積み替える苗箱積替装置
の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、マット苗(機械移植用成型水稲
苗)等の苗生産施設においては、播種処理が施された苗
箱を出芽台車に積層状に載置すると共に、該出芽台車を
出芽室に搬入して出芽処理を施し、しかる後、苗箱を出
芽台車から緑化台車に積み替えて緑化室で緑化処理を施
しているが、前記出芽台車から緑化台車への苗箱積替作
業にあっては、積層状に密着した苗箱群を分離し、かつ
分離した各苗箱を緑化台車の載置棚に挿入する必要があ
るため、苗箱積替装置を用いて苗箱積替作業を自動化す
ることが提唱されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来の苗箱
積替装置においては、出芽台車に積層状に載置された苗
箱群から苗箱を一枚ずつ取出すと共に、該取出した苗箱
を緑化台車の棚間隔に合わせて上下方向に配列し、しか
る後、配列した苗箱を緑化台車の載置棚に挿入すべく構
成されているため、積替作業に時間がかかる許りでな
く、装置が複雑になってコストアップを招来する不都合
があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作
されたものであって、出芽処理を行うための出芽台車に
載置された複数の苗箱を、緑化処理を行うための緑化台
車に自動的に積み替える苗箱積替装置であって、該苗箱
積替装置に、出芽台車に積層状に載置された苗箱群を同
時に把持し、かつ把持した苗箱群の上下間隔を調節する
苗箱把持機構と、該苗箱把持機構全体を所定方向に横移
動させる横移動機構とを備える苗箱取出部を設けると共
に、該苗箱取出部に、苗箱把持機構を複数並設して複数
列の苗箱群を同時に把持可能とし、さらに、複数の苗箱
把持機構を単一の横移動機構で横移動させることを特徴
とするものである。つまり、出芽台車に積層状に載置さ
れた苗箱群を同時に把持して上下間隔を調節するため、
苗箱を一枚ずつ取り出す従来のものに比して処理速度を
高めることができる許りでなく、構造の簡略化を計るこ
とができる。また、苗箱把持機構を複数並設して複数列
の苗箱群を同時に把持するようにしたため、処理速度を
さらに高めることができ、しかも、複数の苗箱把持機構
を単一の横移動機構で横移動させるため、各苗箱把持機
構を個別に横移動させる場合に比して構造の簡略化、部
品点数の削減、装置のコンパクト化等を計ることができ
る。また、苗箱把持機構に、出芽台車に載置された苗箱
群の上部を押圧する苗箱押圧部材を設けたことを特徴と
するものである。つまり、上部を押圧しながら苗箱群を
把持するため、出芽によって苗箱が浮いている状況でも
把持位置の上下のズレを可及的に修正して苗箱を確実に
把持することができる。また、苗箱押圧部材は、苗箱把
持機構の苗箱把持動作方向に回動自在な押圧用ローラ
と、該押圧用ローラを苗箱群の上部に向けて付勢する押
圧用弾機とを備えていることを特徴とするものである。
つまり、苗箱群の上部を押圧するものでありながら、苗
箱把持機構の苗箱把持動作方向については苗箱群の移動
を許容するため、苗箱把持機構の苗箱把持動作を阻害す
る不都合がない。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態の一つ
を図面に基づいて説明する。図面において、1はマット
苗生産施設に設置される苗箱積替装置であって、該苗箱
積替装置1は、積替作業を控えた出芽台車2を搬入し、
かつ積替作業が完了した出芽台車2を搬出する出芽台車
搬送部3、積替作業を控えた緑化台車4を搬入し、かつ
積替作業が完了した緑化台車4を搬出する緑化台車搬送
部5、前記出芽台車搬送部3の出芽台車2から苗箱6を
取出し、かつ取出した苗箱6を緑化台車搬送部5の緑化
台車4に載置する苗箱積替部7等で構成されている。
【0006】前記苗箱6は、マット苗を育苗するための
凹部6aが形成された規格サイズ(平面視長方形)の樹
脂成型品であり、その底部には、下層の苗箱6の凹部6
aに嵌合可能な凸部6bが形成されるため、複数の苗箱
6を位置ずれなく積層状に積み上げることができるよう
になっている。さらに、苗箱6には、外縁部から逆L字
状に突出して把手等として機能するフランジ部6cが形
成されているが、複数の苗箱6を積層した状態であって
も、上下に隣接する苗箱6のフランジ部6c間には、指
入れスペースとしての間隙K1が確保されるようになっ
ている。
【0007】また、前記出芽台車2は、底部の四隅に自
在キャスタ8を備える一方、上部には、複数の苗箱6を
積層状に載置できるように構成されている。つまり、播
種処理が施された苗箱6を出芽台車2に積層状に載置し
た後、該出芽台車2を出芽室に搬入して出芽処理を施す
が、本実施形態の出芽台車2は、積層された30枚の苗
箱6を一列の苗箱群Aとし、該苗箱群Aを、長辺同志が
所定間隔K2を介して対向する状態で4列載置するよう
に構成されると共に、出芽台車2の上部に所定間隔を存
して複数並設される苗箱ガイド9で苗箱群Aのずれを規
制するようになっている。
【0008】一方、前記緑化台車4は、底部の四隅に自
在キャスタ10を備える点は前記出芽台車2と同様であ
るが、緑化台車4においては、出芽台車2の様に苗箱6
を密着状に積層することなく、上下方向に所定間隔K3
を存して苗箱6を載置するようになっている。つまり、
出芽処理を施した出芽台車2上の苗箱6を、採光および
通気が良好となるように緑化台車4に積み替えた後、緑
化室に搬入して緑化処理を施すが、本実施形態の緑化台
車4は、前後に並ぶ二つの苗箱載置空間4aを備えると
共に、各苗箱載置空間4aには、長辺同志が隣接する状
態で2枚の苗箱6を並列状に載置可能な載置棚4bが上
下方向に所定間隔K3を存して10段形成されている。
また、4cは各載置棚4bを形成する前後一対の苗箱係
止片であって、該苗箱係止片4cは、苗箱6の両端部
(短辺部)を下方から係止することで苗箱6を支持して
いる。
【0009】11は前記苗箱積替装置1のフレームであ
って、該フレーム11は、苗箱積替装置1の四隅に立設
される柱フレーム12、該柱フレーム12の上端同志を
連結する梁フレーム13、左右の柱フレーム12間に所
定間隔を存して立設される各一対の中柱フレーム14、
前側中柱フレーム14または後側中柱フレーム14の下
端側同志を連結し、かつ装置上部をメンテナンスする際
にステップとして機能するステップフレーム15等で形
成されている。そして、フレーム11内の左側空間に出
芽台車搬送部3を構成する一方、右側空間に緑化台車搬
送部5を構成し、さらに、中央空間に苗箱積替部7を構
成しているが、該苗箱積替部7の前方は、前側中柱フレ
ーム14に設けられるガードフレーム16で覆われてい
る。つまり、台車2、4や作業者が苗箱積替部7に干渉
することをガードフレーム16で防止しているが、苗箱
積替部7の後方にあっては、敢えてガードフレーム16
を設けていないため、メンテナンス時における苗箱積替
装置1内への出入りや緊急時における脱出を容易かつ速
やかに行うことができるようになっている。
【0010】前記出芽台車搬送部3は、出芽台車2の左
右両側面(短辺)を搬送ガイドするローラガイド17、
出芽台車2を床面から浮上させた状態で搬送する搬送コ
ンベア18、該搬送コンベア18の始端部で出芽台車2
の自在キャスタ8を進入ガイドする進入ガイド19、出
芽台車2が搬送始端位置に進入したことを検出する第一
台車センサS1、出芽台車2が積替作業位置に達したこ
とを検出する第二台車センサS2等で構成されている。
そして、出芽台車搬送部3においては、作業者が搬送コ
ンベア18の始端部まで出芽台車2を手動で搬入する手
動搬入処理と、手動搬入された出芽台車2を積替作業位
置まで自動的に搬入する自動搬入処理と、積替作業が完
了した出芽台車2を搬送コンベア18の終端部まで自動
的に搬出する自動搬出処理と、自動搬出された出芽台車
2を作業者が所定位置まで手動で搬出する手動搬出処理
とを所定のタイミングで繰り返すことによって、搬送コ
ンベア18の積替作業位置に出芽台車2を順次供給する
ようになっている。
【0011】即ち、作業者が出芽台車搬送部3の前側か
ら進入ガイド19のガイド作用を受けるように出芽台車
2を後方に向けて押込むと、左右のローラガイド17間
に出芽台車2が進入すると共に、出芽台車2の底部前側
が搬送コンベア18の始端部に乗り上げることになる。
ここで、搬送コンベア18に乗り上げた出芽台車2を第
一台車センサS1が検出し、該検出信号に応じて作動し
た搬送コンベア18が出芽台車2を床面から浮上させた
状態で積替作業位置(第二台車センサS2の検出位置)
まで自動的に搬送することになる。そして、この状態で
前記苗箱積替部7が苗箱6の積替作業を実行することに
なるが、出芽台車2から全ての苗箱6が取出されると、
制御盤20からの搬出指令に基づいて搬送コンベア18
が空の出芽台車2をコンベア終端部まで自動的に搬出
し、該搬出された出芽台車2は、作業者によって所定位
置まで手動で運ばれることになる。
【0012】一方、緑化台車搬送部5は、緑化台車4の
左右両側面(短辺)を搬送ガイドするローラガイド2
1、緑化台車4を床面から浮上させた状態で搬送する搬
送コンベア22、該搬送コンベア22の始端部で緑化台
車4の自在キャスタ10を進入ガイドする進入ガイド2
3等で構成されている。そして、緑化台車搬送部5にお
いては、作業者が搬送コンベア22の始端部まで緑化台
車4を手動で搬入する手動搬入処理と、手動搬入された
緑化台車4を積替作業位置まで自動的に搬入する自動搬
入処理と、積替作業が完了した緑化台車4を搬送コンベ
ア22の終端部まで自動的に搬出する自動搬出処理と、
自動搬出された緑化台車4を作業者が所定位置(緑化
室)まで手動で搬出する手動搬出処理とを所定のタイミ
ングで繰り返すことによって、搬送コンベア22の積替
作業位置に緑化台車4を順次供給するようになってい
る。つまり、緑化台車搬送部5は、各部の寸法等は相違
するものの、基本構成および処理手順は前述した出芽台
車搬送部3と略共通しているため、共通部分については
出芽台車搬送部3の説明を援用する。
【0013】さて、各台車搬送部3、5は、何れも苗箱
積替装置1の前側から台車2、4を搬入し、かつ積替作
業が完了した台車2、4を苗箱積替装置1の後側に搬出
するように構成されている。つまり、各台車搬送部3、
5における台車搬送方向が一方向で、かつ一直線である
ため、搬入台車の動線と搬出台車の動線とが重合または
交差することがなく、しかも、各台車搬送部3、5の台
車搬送方向は、所定間隔を存して平行しているため、出
芽台車2の動線と緑化台車4の動線とが重合または交差
することも回避することができ、その結果、苗箱積替処
理における台車2、4の動線を単純化して作業者による
台車2、4の運搬作業を簡略化することができる許りで
なく、最小限のスペースで効率の良い苗箱積替作業を行
うことができるようになっている。
【0014】また、本実施形態の各台車搬送部3、5に
おいては、苗箱積替装置1の設置環境に応じて台車搬送
方向を適宜反転することができるようになっている。即
ち、搬送コンベア18、22の設置方向を反転すること
で台車搬送方向を変更可能であるが、本実施形態では、
搬送コンベア18、22を床面に独立して設置するよう
に構成しているため、搬送コンベア18、22を苗箱積
替装置1に一体的に組付ける場合に比して台車搬送方向
の変更を容易に行うことができるようになっている。
【0015】前記搬送コンベア18、22は、床面に接
当するコンベアベース18a、22a、搬送始端側に設
けられる左右一対の従動スプロケット18b、22b、
搬送終端側に設けられる左右一対の駆動スプロケット1
8c、22c、従動スプロケット18b、22bと駆動
スプロケット18c、22cとの間に懸回される左右一
対の搬送チェン18d、22d、該搬送チェン18d、
22dの張り側(上側)を下方から支えるチェンガイド
18e、22e、駆動スプロケット18c、22cを駆
動させるコンベア駆動用モータ18f、22f等で構成
されるが、前記従動スプロケット18b、22bの頂部
におけるチェン支持位置は、チェンガイド18e、22
eの始端部におけるチェン支持位置よりも低く設定され
ており、そのため、従動スプロケット18b、22bか
らチェンガイド18e、22eの始端部に至るチェン移
動経路においては、前下がり状に所定角度αだけ傾斜し
た傾斜部が形成されることになる。つまり、搬送コンベ
ア18、22への台車2、4の乗り上げを容易にしてい
るため、台車2、4を手動で搬送コンベア18、22に
乗せる際の作業性が向上し、また、搬送コンベア18、
22を全体的に低く構成するものではないため、台車
2、4の床面からの浮上高さを可及的に高く設定して床
面上の障害物との接触を防止することができるようにな
っている。
【0016】ところで、上記コンベアベース18a、2
2aの始端部には、前述した進入ガイド19、23の後
端部が左右一対のボルト19a、23aを介して固定さ
れているが、ボルト19a、23aを弛めた状態では、
ボルト19a、23aを回動支点として進入ガイド1
9、23を後方上方の直立姿勢に収納することができる
ため、非積替作業時に進入ガイド19、23が通行の邪
魔になる等の不都合を回避することができるようになっ
ている。
【0017】前記進入ガイド19、23は、左右外側部
に形成されるフランジ状のガイド部19b、23bで台
車2、4の自在キャスタ8、10を所定の進入経路に導
くが、本実施形態では、左右のガイド部19b、23b
を連結部19c、23cを介して一体的に連結している
ため、左右のガイド部19b、23bを独立状に形成し
た場合に比して収納作業を容易にできる許りでなく、強
度的にも有利になり、さらに、進入ガイド19、23
は、収納時に搬送コンベア18、22のチェン、スプロ
ケット等を前方から覆うため、安全カバーとしても機能
させることができるようになっている。
【0018】また、進入ガイド19、23は、前述の如
く、台車2、4が左右のローラガイド17、21間に進
入するように自在キャスタ8、10をガイドするもので
あるが、本実施形態の進入ガイド19、23は、平面視
でローラガイド17、21間に入り込むように設けられ
ている。つまり、進入ガイド19、23を、ローラガイ
ド17、21にローラ1ピッチ分以上オーバーラップさ
せているため、台車2、4がローラガイド17、21間
に進入した後、少なくとも複数のローラ17a、21a
で台車2、4の側面を支持することになり、その結果、
単一のローラ17a、21aで台車2、4の側面を支持
する可能性があるものに比して始端のローラ17a、2
1aに作用する負荷を軽減できる許りでなく、搬送コン
ベア18、22で搬送される台車2、4の位置精度を向
上させることができるようになっている。
【0019】さて、前記苗箱積替部7は、出芽台車搬送
部3の積替作業位置にセットされた出芽台車2から苗箱
6を取り出す苗箱取出部24と、該苗箱取出部24が取
出した苗箱6を緑化台車搬送部5の積替作業位置にセッ
トされた緑化台車4に挿入する苗箱挿入部25とで構成
されており、以下、各部の詳細を順次説明する。
【0020】前記苗箱取出部24は、フレーム11上に
敷設される前後一対のガイドレール26a、該ガイドレ
ール26aに沿って左右移動自在な取出部フレーム2
7、該取出部フレーム27に昇降ガイドシャフト28を
介して上下昇降自在に設けられる左右一対の苗箱把持機
構29、各苗箱把持機構29の本体に対して前後方向に
横移動自在で、かつ伸縮自在に構成される前後一対の苗
箱把持体30等を備えると共に、上記取出部フレーム2
7を横移動チェン31aを介して左右方向に横移動させ
る取出部横移動用モータ31、上記各苗箱把持機構29
を昇降チェン32aを介して昇降させる把持機構昇降用
モータ32、上記各苗箱把持体30を伸縮チェン33a
を介して伸縮させる把持体伸縮用モータ33、対向する
苗箱把持体30を接離方向に横移動させる把持体横移動
用シリンダ34等のアクチュエータ駆動に基づいて作動
するようになっている。
【0021】前記苗箱把持体30は、左右一対の苗箱把
持爪35が取付けられる10段の爪ブラケット36、最
下段の爪ブラケット36から一体的に上方に延出し、か
つ他の爪ブラケット36を上下摺動自在にガイドする左
右一対の伸縮ガイドシャフト37、各爪ブラケット36
間に介設される屈曲自在な連結リンク38等で構成され
ている。そして、最上段の爪ブラケット36は、前述し
た把持体横移動用シリンダ34の駆動に伴って横移動す
る横移動ブラケット39側に一体的に支持される一方、
最下段の爪ブラケット36は、前述した伸縮チェン33
aで吊持されているため、把持体伸縮用モータ33のチ
ェン繰出駆動に伴って上側爪ブラケット36から順次間
隔を広げるようにして伸長する一方、把持体伸縮用モー
タ33のチェン巻取駆動に伴って下側爪ブラケット36
から順次間隔を狭めるようにして縮小することになり、
また、伸長時における各苗箱把持爪35の上下間隔は、
前記緑化台車4における苗箱6の上下載置間隔K3に略
一致するように設定されている。尚、35aは苗箱把持
爪35の先端部から上方に突出する係止突起であって、
該係止突起35aは、苗箱把持爪35が苗箱6を把持し
ているとき、苗箱6の脱落を規制すべくフランジ部6c
の内側部を係止するようになっている。
【0022】次に、苗箱取出部24における苗箱取出処
理手順(制御盤20の制御手順)を説明する。但し、初
期状態では、対向する苗箱把持体30同志が離間し、か
つ縮小状態であるものとする。まず、取出部横移動用モ
ータ31の駆動に基づいて左右一対の苗箱把持機構29
を出芽台車2の上方に横移動させる。ここで、出芽台車
2に4列の苗箱群Aが載置されている場合には、左右一
対の苗箱把持機構29が右側2列の苗箱群Aの上方まで
横移動する一方、出芽台車2上の苗箱群Aが残り2列の
場合には、左側2列の苗箱群Aの上方まで苗箱把持機構
29が横移動することになる。そして、横移動終了後
は、把持機構昇降用モータ32の駆動に基づいて左右一
対の苗箱把持機構29を下降させ、その後、苗箱把持体
30が苗箱群Aの上側10段の側方まで達した段階で苗
箱把持機構29の下降を停止させる。尚、上記の説明で
は、苗箱把持機構29を横移動させた後、下降動作を行
っているが、動作順序を逆にしてもよいことは勿論のこ
と、両動作を同時に行うことも可能である。
【0023】次に、把持体横移動用シリンダ34の駆動
に基づいて苗箱把持体30を苗箱群A側に近接する方向
に所定ストローク移動させる。ここで、各爪ブラケット
36の苗箱把持爪35は、苗箱6のフランジ部6c間に
確保される前述の間隙K1に入り込むことになり、続い
て、把持機構昇降用モータ32の駆動に基づいて左右一
対の苗箱把持機構29を上昇させると、並列する2列の
苗箱群Aから各10段の苗箱6が同時に取出されること
になる。そして、左右一対の苗箱把持機構29が苗箱6
を取出した後は、取出部横移動用モータ31の駆動に基
づいて左右一対の苗箱把持機構29を右端の初期位置に
横移動させ、しかる後、把持体伸縮用モータ33の駆動
で苗箱把持体30を伸長させて苗箱6の上下間隔を前記
間隔K3まで広げることになる。
【0024】つまり、苗箱取出部24は、出芽台車2に
積層状に載置された苗箱群Aを同時に把持すると共に、
把持した苗箱群Aの上下間隔を調節するため、苗箱6を
一枚ずつ取り出す従来のものに比して処理速度を高める
ことができる許りでなく、構造の簡略化を計ることがで
き、しかも、苗箱把持機構29を複数並設して複数列の
苗箱群Aを同時に把持するようにしたため、処理速度を
さらに高めることができるようになっている。また、複
数列の苗箱群Aを同時に把持するにあたり、本実施形態
では、構造を簡略化すべく苗箱把持機構29同志の左右
間隔を固定しているが、出芽台車2に載置される苗箱群
Aは、前述した苗箱ガイド9によって左右方向の位置ず
れが規制されているため、苗箱取出作業の精度が低下す
る不都合は回避することができるようになっている。
【0025】また、苗箱把持機構29を複数並設するに
あたり、複数の苗箱把持機構29を単一の取出部横移動
用モータ31(横移動機構)で横移動させるように構成
しており、その結果、各苗箱把持機構29を個別に横移
動させる場合に比して構造の簡略化、部品点数の削減、
装置のコンパクト化等を計ることができるようになって
いる。
【0026】40は各苗箱把持機構29に設けられる苗
箱押圧体(苗箱押圧部材)であって、該苗箱押圧体40
は、苗箱把持体30が出芽台車2上の苗箱群Aを把持す
る際に、苗箱群Aの上部を下方に向けて押圧するように
構成されている。つまり、上部を押圧しながら苗箱群A
を把持するため、出芽によって苗箱6が浮いている状況
でも把持位置(間隙K1)の上下のズレを可及的に修正
して苗箱6を確実に把持することができるようになって
いる。
【0027】前記苗箱押圧体40は、苗箱把持体30の
苗箱把持動作方向(前後方向)に回動自在な押圧用ロー
ラ41、該押圧用ローラ41を上下動自在に支持するロ
ッド42、押圧用ローラ41を苗箱群Aの上部に向けて
付勢する押圧用弾機43、該押圧用弾機43の付勢力を
調整するスペーサ44等で構成されている。即ち、苗箱
群Aの上部を押圧するものでありながら、苗箱把持体3
0の苗箱把持動作方向については、押圧用ローラ41の
回動に基づいて苗箱群Aの移動を許容するようにしたた
め、苗箱把持体30に対して苗箱把持動作方向に位置ズ
レしている苗箱群Aを把持する際に、苗箱押圧体40が
苗箱群Aの移動を規制して苗箱把持動作を阻害する不都
合を回避することができるようになっている。
【0028】ところで、前記苗箱押圧体40は、各苗箱
把持機構29に対し、それぞれ前後方向に所定間隔を存
して複数(本実施形態では2個)設けられているが、各
苗箱把持機構29に設けられる苗箱押圧体40の押圧用
ローラ41同志は、連結プレート45を介して連結され
ているため、必要な剛性を確保することができ、しか
も、本実施形態では、押圧用ローラ41のローラブラケ
ット41aに、連結プレート45の長孔45aを貫通す
るピン41bを枢着することで複数の押圧用ローラ41
を連結しているため、各苗箱押圧体40の伸縮動作に適
度な独立性を保つことができる許りでなく、連結プレー
ト45を、押圧用ローラ41のロッド軸芯回り方向の回
転を規制する回転規制部材に兼用することができるよう
になっている。
【0029】46は最下段の爪ブラケット36に設けら
れる剥がし爪であって、該剥がし爪46は、苗箱把持体
30を伸長させて苗箱6同志の上下間隔を広げる際に、
最下段の苗箱6が上側の苗箱6に付着したままの状態を
維持することを防止すべく設けられている。つまり、積
層状態で出芽処理された苗箱6においては、発芽苗の成
長等によって上下の苗箱6が付着状態になることがあ
り、特に最下段の苗箱6は、間隔を広げる際に下側の苗
箱6による引張荷重を受けないため、前記剥がし爪46
をフランジ部6cの上側に係合させて最下段の苗箱6を
強制的に剥がすようになっている。そのため、最下段の
苗箱6が付着したまま苗箱積替作業を継続した場合の如
く、苗箱6の脱落や詰りが発生して作業が中断したり、
復旧作業に手間取る不都合を解消することができるよう
になっている。
【0030】一方、前記苗箱挿入部25は、フレーム1
1上に敷設される前後一対のガイドレール26b、該ガ
イドレール26bに沿って左右移動自在な挿入部フレー
ム47、該挿入部フレーム47に昇降ガイドシャフト4
8を介して上下昇降自在に設けられるテーブル体49、
該テーブル体49に上下方向所定間隔を存して設けられ
る10段の固定テーブル50、該固定テーブル50上を
左右方向に横移動自在で、かつ左右に並ぶ2枚の苗箱6
を載置可能な横移動テーブル51等で構成されると共
に、上記挿入部フレーム47を横移動チェン52aを介
して左右方向に横移動させる挿入部横移動用モータ5
2、上記テーブル体49を昇降チェン53aを介して昇
降させるテーブル昇降用モータ53、上記横移動テーブ
ル51を横移動させるテーブル横移動用シリンダ54等
のアクチュエータ駆動に基づいて作動するが、上記ガイ
ドレール26bとしては、苗箱取出部24の取出部フレ
ーム27を左右移動自在にガイドするガイドレール26
aと同一のレール部材26を共用している。つまり、直
線状に連続する同一のレール部材26で取出部フレーム
27および挿入部フレーム47を横移動自在に支持して
いるため、部品点数の削減および構造の簡略化を計るこ
とができる許りでなく、レール取付誤差に起因する取出
部フレーム27と挿入部フレーム47との相対的な位置
ズレも回避することができるようになっている。
【0031】次に、苗箱挿入部25における苗箱挿入処
理手順を説明する。但し、苗箱取出部24では、上下間
隔を広げた2列の苗箱群Aが待機する一方、苗箱挿入部
25では、横移動テーブル51が固定テーブル50の苗
箱取出部側端部(左側端部)に移動しているものとす
る。まず、挿入部横移動用モータ52の駆動に基づいて
テーブル体49を苗箱取出部24側に横移動させる。こ
こで、各横移動テーブル51は、上下の苗箱6間に確保
された空間に入り込むことになり、続いて、テーブル昇
降用モータ53の駆動に基づいてテーブル体49を所定
ストローク上昇させると、各横移動テーブル51が左右
に所定間隔K2を存して並列する2枚の苗箱6を苗箱把
持機構29から同時に掬い取ることになる。次に、挿入
部横移動用モータ52の駆動に基づいてテーブル体49
を緑化台車4側に横移動させつつ、テーブル横移動用シ
リンダ54の駆動に基づいて横移動テーブル51を固定
テーブル50の緑化台車側端部(右側端部)まで移動さ
せると、各横移動テーブル51上の2枚の苗箱6は、緑
化台車4の各載置棚4bに挿入されることになり、続い
て、テーブル昇降用モータ53の駆動に基づいてテーブ
ル体49を所定ストローク下降させると、上記2枚の苗
箱6が各載置棚4bに載置されることになる。
【0032】つまり、苗箱挿入部25は、苗箱取出部2
4が把持している2列の苗箱群Aを同時に掬い取って緑
化台車4の載置棚4bに挿入状に載置するため、一枚ず
つ取出した苗箱6を上下に配列してから緑化台車4に挿
入する従来のものに比して処理速度を高めることができ
る許りでなく、装置の構造を簡略化することができ、し
かも、本実施形態の苗箱挿入部25は、2列の苗箱6間
に所定間隔K2を確保した状態で緑化台車4に載置する
ため、2列の苗箱6を密着状態で押込む場合の如く、床
土の片寄りが発生する等の不都合を回避できる許りでな
く、緑化処理における採光や潅水を良好にすることがで
きるようになっている。
【0033】また、苗箱挿入部25は、前述の如く、テ
ーブル体49の全体的な横移動と、該テーブル体49に
対する横移動テーブル51の相対的な横移動とを複合的
に行うことによって苗箱6を緑化台車4に挿入するよう
に構成されており、その結果、テーブル体49の横移動
ストロークを小さくして装置のコンパクト化を計ること
ができ、しかも、テーブル体49および横移動テーブル
51の適正な動作速度設定に基づき、苗箱6に与える衝
撃を抑えつつ処理速度を高めることができるようになっ
ている。
【0034】また、テーブル体49および横移動テーブ
ル51を複合的に横移動させるにあたり、本実施形態で
は、テーブル体49の始動に伴う加速時および停止に伴
う減速時を避け、テーブル体49の定速移動時に横移動
テーブル51を横移動させるようになっている。つま
り、テーブル体49および横移動テーブル51の加速ま
たは減速タイミングが一致することを回避しているた
め、横移動時に苗箱6が受ける衝撃を最小限に抑えるこ
とができ、その結果、床土の片寄り等による苗の品質低
下を防止することができるようになっている。
【0035】また、前記テーブル横移動用シリンダ54
には、シリンダ本体54aから突出する可動部54bを
空気圧で移動させるロッドレスシリンダを採用してい
る。そして、ロッドレスシリンダは、単独でテーブル横
移動機構を構成し得るため、チェン機構、ラックピニオ
ン機構、ボールネジ機構等の伝動機構を採用する場合に
比してコンパクトでシンプルなテーブル横移動機構を構
成することができるようになっている。
【0036】また、前記テーブル横移動用シリンダ54
で横移動テーブル51を横移動させるにあたり、本実施
形態では、固定テーブル50の上面に沿ってテーブル横
移動用シリンダ54を取付けると共に、該テーブル横移
動用シリンダ54の可動部54bを横移動テーブル51
の底部に連結しているが、横移動テーブル51の底部に
は、固定テーブル50の上面を転動するキャスタ51a
を設けているため、テーブル横移動用シリンダ54が受
ける横移動荷重を軽減することができ、その結果、小型
のロッドレスシリンダを採用することができる許りでな
く、横移動テーブル51の安定性を向上させることがで
きるようになっている。尚、50aはキャスタ51aを
ガイドすべく固定テーブル50の上面に設けられる前後
一対のガイドレール50aである。
【0037】さて、苗箱積替装置1を構成する各部の説
明は以上であるが、この様に構成された苗箱積替装置1
においては、出芽台車搬送部3の出芽台車2から緑化台
車搬送部5の緑化台車4に至る苗箱積替搬送経路が平面
視で略一直線になる。そのため、苗箱積替処理における
苗箱6の動線を単純化して処理能力の向上を計ることが
できる許りでなく、床土の片寄り等を防止して苗の品質
を向上させることができ、しかも、本実施形態では、出
芽台車搬送部3、苗箱積替部7および緑化台車搬送部5
をフレーム11内に略直線状に配置しているため、各部
間の苗箱移動距離を短くして処理能力を向上させること
ができるうえに、苗箱積替装置1の前後幅を可及的に小
さくすることが可能になる。
【0038】また、フレーム11内に苗箱取出部24お
よび苗箱挿入部25を設けるにあたり、本実施形態で
は、苗箱取出部24および苗箱挿入部25の下方に、苗
箱6の長辺寸法程度の間隙K4を確保しており、そのた
め、苗箱取出部24や苗箱挿入部25から苗箱6が脱落
するようなトラブルがあったとしても、苗箱取出部24
と床面との間や、苗箱挿入部25と床面との間に苗箱6
を挟み込む等の二次的なトラブルを回避することができ
る許りでなく、苗箱取出部24および苗箱挿入部25の
下方からの点検、調整等を可能にしてメンテナンス性も
向上させることができるようになっている。
【0039】ところで、前述した各部のアクチュエータ
類は、全て制御盤20で集中的に制御されるが、制御盤
20に組込まれる制御プログラムは、出芽台車搬送部
3、苗箱取出部24、苗箱挿入部25および緑化台車搬
送部5をそれぞれ独立作動させるように記述されてい
る。そのため、各部の処理タイミングや処理速度を個別
に設定することが可能になり、その結果、処理待ち時間
等の無駄を可及的に排除して効率の良い苗箱積替処理を
行うことができる許りでなく、各部の適正な処理速度設
定に基づいて苗の品質も向上させることができるように
なっている。
【0040】また、制御盤20には、出芽台車搬送部
3、苗箱取出部24、苗箱挿入部25および緑化台車搬
送部5に対応する警報ランプ(図示せず)が接続されて
おり、何れかの部位でトラブルが発生した場合には、制
御盤20がトラブル発生部位を判断して対応する警報ラ
ンプを点灯させるようになっている。そのため、単にエ
ラーコード等を表示するものに比してトラブルの発生部
位を容易に特定することが可能になり、その結果、トラ
ブル発生時の迅速な対応が可能になる。
【0041】叙述の如く構成されたものにおいて、苗箱
積替装置1は、出芽処理を行うための出芽台車2に載置
された複数の苗箱6を、緑化処理を行うための緑化台車
4に自動的に積み替えるものであるが、この苗箱積替装
置1に、出芽台車2に積層状に載置された苗箱群Aを同
時に把持し、かつ把持した苗箱群Aの上下間隔を調節す
る苗箱把持機構29と、該苗箱把持機構29全体を所定
方向に横移動させる取出部横移動用モータ31(横移動
機構)とを備える苗箱取出部24を設けると共に、該苗
箱取出部24に、苗箱把持機構29を複数並設して複数
列の苗箱群Aを同時に把持可能とし、さらに、複数の苗
箱把持機構29を単一の取出部横移動用モータ31で横
移動させるようにしたため、苗箱6を一枚ずつ取り出す
従来のものに比して処理速度を高めることができる許り
でなく、構造の簡略化を計ることができる。また、複数
列の苗箱群Aを同時に把持することによって処理速度を
さらに高めることができ、しかも、複数の苗箱把持機構
29を単一の取出部横移動用モータ31で横移動させる
ため、各苗箱把持機構29を個別に横移動させる場合に
比して構造の簡略化、部品点数の削減、装置のコンパク
ト化等を計ることができる。
【0042】また、苗箱把持機構29に、出芽台車2に
載置された苗箱群Aの上部を押圧する苗箱押圧体40を
設けているため、上部を押圧しながら苗箱群Aを把持す
ることができ、その結果、出芽によって苗箱6が浮いて
いる状況でも把持位置の上下のズレを可及的に修正して
苗箱を確実に把持することができる。
【0043】また、苗箱押圧体40は、苗箱把持機構2
9の苗箱把持動作方向に回動自在な押圧用ローラ41
と、該押圧用ローラ41を苗箱群Aの上部に向けて付勢
する押圧用弾機43とを備えているため、苗箱群Aの上
部を押圧するものでありながら、苗箱把持機構29の苗
箱把持動作方向については苗箱群Aの移動を許容するこ
とができ、その結果、苗箱押圧体40が苗箱把持機構2
9の苗箱把持動作を阻害する不都合を回避することがで
きる。
【0044】尚、本発明は、前記実施形態に限定されな
いことは勿論であって、例えば図13に示す様に、苗箱
把持爪35の先端部上側に所定角度βの挿入ガイド面3
5bを形成してもよく、この場合には、苗箱把持爪35
の先端部が鋭利な形状となるため、苗箱6の苗箱把持爪
35に対する位置ズレの許容範囲を広げることができ
る。また、前記実施形態では、爪ブラケット36の内側
方から苗箱把持爪35を取付けているが、図14に示す
様に、爪ブラケット36の外側方から苗箱把持爪35を
取付けるようにしてもよく、この場合には、苗箱6を把
持したままの状態で苗箱把持爪35の位置調整(高さ調
整等)ができる利点がある。また、図15に示す様に、
横移動テーブル51の端部に苗箱6の端部を係止する係
止爪51bを設けてもよく、この場合には、振動等によ
る苗箱6の位置ズレを規制することができるため、位置
ズレに起因する緑化台車4への挿入ミスを防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】苗箱積替装置の正面図である。
【図2】同上平面図である。
【図3】同上左側面図である。
【図4】同上右側面図である。
【図5】台車搬送部の前端側を示す平面図である。
【図6】同上側面図である。
【図7】苗箱取出部の正面図である。
【図8】苗箱把持体の要部側面図である。
【図9】苗箱押圧体の側面図である。
【図10】固定テーブルおよび横移動テーブルを示す平
面図である。
【図11】同上正面図である。
【図12】同上側面図である。
【図13】苗箱把持爪の他例(形状)を示す側面図であ
る。
【図14】苗箱把持爪の他例(取付構造)を示す側面図
である。
【図15】横移動テーブルの他例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 苗箱積替装置 2 出芽台車 3 出芽台車搬送部 4 緑化台車 5 緑化台車搬送部 6 苗箱 7 苗箱積替部 18 搬送コンベア 20 制御盤 22 搬送コンベア 24 苗箱取出部 25 苗箱挿入部 29 苗箱把持機構 30 苗箱把持体 31 取出部横移動用モータ 35 苗箱把持爪 40 苗箱押圧体 41 押圧用ローラ 42 ロッド 43 押圧用弾機 49 テーブル体 50 固定テーブル 51 横移動テーブル 54 テーブル横移動用シリンダ
フロントページの続き (72)発明者 山本 浩一 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 Fターム(参考) 2B027 ND03 NE01 TC07 TC09 TC18 TC19 TC21 2B029 FA07 FA15 GA05 GA07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出芽処理を行うための出芽台車に載置さ
    れた複数の苗箱を、緑化処理を行うための緑化台車に自
    動的に積み替える苗箱積替装置であって、該苗箱積替装
    置に、出芽台車に積層状に載置された苗箱群を同時に把
    持し、かつ把持した苗箱群の上下間隔を調節する苗箱把
    持機構と、該苗箱把持機構全体を所定方向に横移動させ
    る横移動機構とを備える苗箱取出部を設けると共に、該
    苗箱取出部に、苗箱把持機構を複数並設して複数列の苗
    箱群を同時に把持可能とし、さらに、複数の苗箱把持機
    構を単一の横移動機構で横移動させることを特徴とする
    苗箱積替装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の苗箱把持機構に、出芽台車に
    載置された苗箱群の上部を押圧する苗箱押圧部材を設け
    たことを特徴とする苗箱積替装置。
  3. 【請求項3】 請求項2の苗箱押圧部材は、苗箱把持機
    構の苗箱把持動作方向に回動自在な押圧用ローラと、該
    押圧用ローラを苗箱群の上部に向けて付勢する押圧用弾
    機とを備えていることを特徴とする苗箱積替装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009034014A (ja) * 2007-07-31 2009-02-19 Kubota Corp 育苗箱積み重ね装置
JP5584350B1 (ja) * 2013-12-27 2014-09-03 メカテック有限会社 苗育成装置及び該苗育成装置を備えた接木苗生産装置
JP2017063623A (ja) * 2015-09-28 2017-04-06 井関農機株式会社 育苗システム

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