JPH0730229U - 育苗施設の台車発進装置 - Google Patents

育苗施設の台車発進装置

Info

Publication number
JPH0730229U
JPH0730229U JP6007593U JP6007593U JPH0730229U JP H0730229 U JPH0730229 U JP H0730229U JP 6007593 U JP6007593 U JP 6007593U JP 6007593 U JP6007593 U JP 6007593U JP H0730229 U JPH0730229 U JP H0730229U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
starting
seedling raising
seeded
moving
carriage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6007593U
Other languages
English (en)
Inventor
忠雄 涌田
Original Assignee
株式会社クボタ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社クボタ filed Critical 株式会社クボタ
Priority to JP6007593U priority Critical patent/JPH0730229U/ja
Publication of JPH0730229U publication Critical patent/JPH0730229U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stacking Of Articles And Auxiliary Devices (AREA)
  • Intermediate Stations On Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 育苗箱が搭載された重い移動台車の動かし始
めを補助することにより、人為作業である移動台車の移
動操作を労力少なく楽に行えるようにする。 【構成】 土及び種を搬入して播種処理された育苗箱2
を連続的に作成する播種部と、この播種部で作成された
播種済育苗箱2を多段に積重ねた状態で発芽室へ人力移
送するための移動台車12とを備えるとともに、播種部
の終端における移動台車12の移送開始地点に、播種済
育苗箱2が搭載された移動台車12を駆動発進させる発
進機構30を配備して、発芽室に向けての動きだしを機
械的に行う台車発進装置を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、播種部で作成された播種済育苗箱を発芽室に移動させるための移動 台車に係り、詳しくは、移動台車を発進させる機構を設けて台車移動開始時の労 力を軽減させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
育苗施設用の移動台車としては、実開平4−94913号公報の図面において 符号10で示されるものが知られており、多段に積重ねられた育苗箱群を縦横各 2列で計4群積載するものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
移動台車は、播種処理された育苗箱を発芽室に移送させるためのものであり、 比較的移動距離の短いものであって人力によって移動させるものである。 しかしながら、育苗箱群の満載された移動台車は重く、特に、その動かし始め にかなりの力が必要であり労力的にきついものである。お年寄りや女性の作業者 では移動不可能なおそれもある。 本考案の目的は、育苗箱が搭載された重い移動台車の動かし始めを補助するこ とにより、人為作業である移動台車の移動操作を労力少なく楽に行えるようにす る点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的の達成のために本考案は、土及び種を搬入して播種処理された育苗箱 を連続的に作成する播種部と、この播種部で作成された播種済育苗箱を多段に積 重ねた状態で発芽室へ人力移送するための移動台車とを備えるとともに、播種部 の終端における移動台車の移送開始地点に、播種済育苗箱が搭載された移動台車 を駆動発進させる発進機構を配備して、育苗施設の台車発進装置を構成すること を特徴とするものである。
【0005】
【作用】
つまり、播種部の終端に台車発進装置を設けたから、発芽室へ向けての移動開 始時にはその発進装置によって移動台車が動き出すようになり、重い発進操作を 人力で行うことが不要になる。 例えば、台車発進装置を台車に装備すること考えられるが、これでは播種部終 端位置以外の位置に移動台車があっても再発進操作できるようにはなるが、移動 台車毎に発進装置が必要であるという難点がある。これに対し、本願のものでは 移動台車の移送開始地点に、すなわちフロアといった固定部分に台車発進装置を 設けてあるから、移動途中での再発進操作の補助はできないが単一の発進装置で こと足り、コストが遙に安い点で有利である。
【0006】
【考案の効果】
その結果、台車発進装置を育苗施設側に備えることにより、特に労力の必要な 発進操作が機械化でき、比較的経済的に移動台車の人力移送作業を簡単・楽に行 えるようにできた。
【0007】
【実施例】
以下に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 育苗施設は、播種部Aと搬出部Bとこの搬出部Bの側方近傍に配置される図示 しない発芽室とから構成されている。 図1に示すように、0は貯留された空の育苗箱2を順次繰り出す箱供給機、1 は育苗箱2の搬送コンベヤ、3は育苗箱2に床土を入れる床土供給装置、4は床 土の供給された育苗箱に水を蒔く灌水装置、5は灌水装置4通過後の育苗箱2に 種を蒔く播種装置、6は種の蒔かれた育苗箱2に覆土を供給する覆土供給装置で あり、これらによって播種部Aが構成されている。
【0008】 図2に示すように、7は覆土が供給された播種済育苗箱2を上方に持上げる揚 送装置であり、搬送コンベヤ1の終端に配置されている。8は持上げられた育苗 箱2を横送りする横送りコンベヤ、9は横送りコンベヤ8で横送りされてきた育 苗箱2を下方に落とし込み移送して積重ねる積層装置、11は多段に積重ねられ た育苗箱を移動台車12に積み込むべく横方向に移送する搬出装置である。
【0009】 この育苗施設では、播種部Aで作成された播種済育苗箱2を搬出部Bで30段 に積重ねるとともに、その積層育苗箱の最上段の育苗箱2に人為操作で蓋部材2 Hを被せ、合計31段の育苗箱群Gとしてから発芽室Cへ移送するための移動台 車12へ搭載するように構成してあり、次に、搬出部B周辺の詳細構造について 説明する。
【0010】 図2〜図5に示すように、揚送装置7は、搬送コンベヤ1の左右に配置される 縦回し式のチェーン7a,7aで構成され、チェーン7aに適宜の間隔で取付け られた載置爪7b,7bに育苗箱2を載付けて揚送する構造である。そして、前 側の載置爪7bよりも後側の載置爪7bの高さ位置が若干高くなるように、前後 のチェーン7a,7aに相対差を施してあり、搬送コンベヤ1から持上げられる ときから育苗箱2は搬送方向下手側が高い傾斜姿勢にセットされる。
【0011】 横送りコンベヤ8は、前後の輪体13,14に巻回されて回転駆動されるベル ト8aに、ベルト幅よりも狭い幅に設定された複数組の押出しアーム8bを固定 して構成されている。この横送りコンベヤ8の始端部、具体的には揚送装置7と 積層装置9との間に配置された中間輪体15から前輪体13に架けての間では、 揚送される傾斜姿勢の育苗箱2に合わせてベルト8aを後上がり傾斜させ、育苗 箱2自体が斜め向きの傾斜姿勢で後上方に移送される搬送経路Wが形成されてい る。
【0012】 つまり、中間輪体15でベルト8sの上移動部分8uを支持し、下移動部分8 sは、図2、図4に示すように左右一対のガイド部材26,26でスライド支持 してあり、このガイド部材26以降の部分では水平移動できるように構成されて いる。ガイド部材26の下方に、育苗箱2の後上がり移動から水平移動に円滑に 方向変換できるように摺接案内板27を設けておけば好都合である。
【0013】 積層装置9は、横送りコンベヤ8によって横送りされてきた育苗箱2を受け取 って一旦保持する保持機構16と、左右一対の縦回し式下降チェーン17a,1 7aに固定された積層爪17b,17b上に育苗箱2を積重ねる積層機構17と から構成されている。保持機構16は、前後軸心P周りで揺動開閉自在な左右一 対の鉤状部材であるオープナー16a,16aで構成されており、これらオープ ナー16a,16aは、図5に示すように、育苗箱受止め姿勢から、外方に開い た解放姿勢とすることで育苗箱2を積層機構17へ落下移送する。
【0014】 又、オープナー16a,16aの下方には、発光器22aと受光器22bとか ら成るカウンタ22が設けてあり、このカウンタ22と表示装置34と積層機構 17の駆動モータ35とをマイコンで成る制御装置36に接続してある。つまり 、カウンタ22による育苗箱2の計測により、表示装置34には残りの積層段数 が表示されるとともに、残り段数がゼロになったら横送りコンベヤ8及び保持機 構16を停止させ、かつ、後述する縦送り機構10Aを駆動するように制御装置 36が機能するのである。積層機構17は、保持機構16から育苗箱2が供給さ れたら箱1段分だけ下降移動するよう、その駆動状態が制御されている。
【0015】 搬出装置11は、積層装置9で積重ねられた30段の育苗箱2を搬送コンベヤ 1の搬送方向に沿って少し移送する縦送り機構10Aと、移動台車12に積み替 えるべく搬送コンベヤ1の搬送方向に直交する方向に横送りする横送り機構10 Bとから構成されている。つまり、最上段に蓋育苗箱2Hが装填された計31段 の育苗箱群Gを搬出装置11で縦横移送し、その搬出装置11の側方に、発芽室 Cに移送するための移動台車12が横付け配置されている。
【0016】 図6、図7に示すように、移動台車12は、育苗箱群Gを縦横各2列で計4群 積載するものであり、横向きの3箇所の横仕切り18で前後2箇所に2列分の収 納部19,19が形成された搭載台20と、4箇所の転輪21とで構成されてい る。収納部19の両サイドには邪魔もののない出入れ部23が形成してあり、搬 出装置11に横付けした状態で育苗箱群Gをスライド移動させ、出入れ部23か ら収納部19への搬入及び搬出ができるようにしてある。
【0017】 又、搭載台20の左右中央には、3箇所の横仕切り18上部に跨がる縦フレー ム24が装備され、この縦フレーム24に、出入れ部23からの育苗箱群Gの脱 落を防止可能な4箇所の略L字形状のガード部材25を、上下向きの回動支点Z 周りで回動移動自在に設けてある。これらガード部材25は回動移動により、出 入れ部23に位置するべく横に張り出た脱落規制姿勢と、出入れ部23を開放す るべく内側に退入した退避姿勢とに姿勢変更自在である。ガード部材25を、上 記2箇所の位置に係止維持可能なデテント機構(図示せず)を設けるとともに、 脱落規制姿勢側に付勢するバネ(図示せず)を備えておけば好都合である。
【0018】 つまり、搬出装置11から移動台車12へ育苗箱群Gを載せるとき、及び発芽 室にて育苗箱群Gを移動台車12から出すときにはガード部材25を退避姿勢に して出入れ部23を開放し、移動中ではガード部材25を脱落規制姿勢にして、 搬送中の振動やショック等で育苗箱2が出入れ部23から台車外へ脱落するのを 有効に防止できるのである。
【0019】 図2、図3に示すように、移動台車12は、搬送コンベヤ1に沿ってフロアF に設けられた台車搬送装置Dによって、順次搬出装置11横の所定位置に運ばれ るようにしてある。台車搬送装置Dは、左右一対のレール28,28とこれらの 間に敷設されたチェーン又はベルトによる駆動機構29とで構成されている。一 方、移動台車12の前後夫々の底面には、駆動機構29に咬合する第1突起12 tが取付けられ、人力で移動台車12を押して第1突起12tを駆動機構29の 始端部に咬合させれば、移動台車12を台車搬送装置Dで搬送できる状態となる 。
【0020】 図7に示すように、播種部Aの終端における移動台車12の移送開始地点に、 播種済育苗箱2が搭載された移動台車12を駆動発進させる発進機構30を配備 して成る台車発進装置Eを設けてある。詳述すると、揺動アーム31とその駆動 部32とから成る発進機構30をフロアFに埋設配備するとともに、移動台車1 2の底面に、揺動アーム31の移動軌跡に干渉するよう下方に延出される第2突 起12Tを設け、かつ、駆動部32に対する起動スイッチ33を足踏み操作可能 にフロアF部分に配設して台車発進装置Eが構成されている。
【0021】 つまり、駆動機構29の終端部において停止した移動台車12の後部に作業者 が位置した状態で、起動スイッチ33を踏み操作するのである。すると、駆動部 32が起動して揺動アーム31が第2突起12Tを押し、重い移動台車12の発 進操作をメカ的に行えるのである。比較的移動に要する労力が少なくて済む動き 出し後は、作業者が押して発芽室へ向うのである。
【0022】 〔別実施例〕 台車発進装置Eは、駆動機構29と同じ構造のものや、横側方から押し出し作 用する構造のもの等、種々の構造が可能である。
【0023】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記 すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】播種部の概略全体側面図
【図2】搬出部付近の構造を示す側面図
【図3】搬出部付近の平面図
【図4】揚送装置の構造を示す正面図
【図5】積層装置の構造を示す背面図
【図6】移動台車の構造を示す平面図
【図7】台車発進装置の構造を示す側面図
【図8】搬出部の制御装置を示す回路図
【符号の説明】
2 育苗箱 12 移動台車 30 発進機構 A 播種部 C 発芽室

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 土及び種を搬入して播種処理された育苗
    箱(2)を連続的に作成する播種部(A)と、この播種
    部(A)で作成された播種済育苗箱(2)を多段に積重
    ねた状態で発芽室(C)へ人力移送するための移動台車
    (12)とを備えるとともに、前記播種部(A)の終端
    における前記移動台車(12)の移送開始地点に、前記
    播種済育苗箱(2)が搭載された前記移動台車(12)
    を駆動発進させる発進機構(30)を配備してある育苗
    施設の台車発進装置。
JP6007593U 1993-11-09 1993-11-09 育苗施設の台車発進装置 Pending JPH0730229U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6007593U JPH0730229U (ja) 1993-11-09 1993-11-09 育苗施設の台車発進装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6007593U JPH0730229U (ja) 1993-11-09 1993-11-09 育苗施設の台車発進装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0730229U true JPH0730229U (ja) 1995-06-06

Family

ID=13131611

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6007593U Pending JPH0730229U (ja) 1993-11-09 1993-11-09 育苗施設の台車発進装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0730229U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101251757B1 (ko) * 2011-02-07 2013-04-05 경상대학교산학협력단 육묘상자 운반용 이송베드

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101251757B1 (ko) * 2011-02-07 2013-04-05 경상대학교산학협력단 육묘상자 운반용 이송베드

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI777900B (zh) 搬送車
KR20200050973A (ko) 반송차, 및 반송 설비
US20220267094A1 (en) Storage system
JPH0730229U (ja) 育苗施設の台車発進装置
JP3973595B2 (ja) 育苗箱積重ね装置
JPH1129223A (ja) 容器積重ね装置
JPH0730228U (ja) 育苗施設用の移動台車
JP3285756B2 (ja) 苗箱回収機
JP3391641B2 (ja) 苗箱回収機
JPH09323829A (ja) 育苗箱処理装置
JPH10164988A (ja) 播種システム
JP3391603B2 (ja) 育苗箱供給・回収機
JP2869313B2 (ja) 播種プラント
JPH08205623A (ja) 苗補給装置
JP3415729B2 (ja) 苗箱搬送処理機
JP3305964B2 (ja) 苗箱搬送処理機
JPS5943311Y2 (ja) パレツト荷積み装置
JPH1075662A (ja) 苗箱搬送システム
JPH0585731U (ja) 育苗箱積重ね装置
JP4025921B2 (ja) 苗箱並べ機
JP2001251965A (ja) 苗箱積替装置
JP3902376B2 (ja) 苗箱積替装置
JP3391668B2 (ja) 苗箱対地処理機の箱取り上げ機構
JP3415002B2 (ja) 苗箱対地処理機の箱取り上げ機構
JPH07323921A (ja) 播種プラント用の育苗箱供給部