JP2001250533A - バッテリ端子の誤組み付け防止構造及びバッテリ - Google Patents

バッテリ端子の誤組み付け防止構造及びバッテリ

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JP2001250533A
JP2001250533A JP2000062439A JP2000062439A JP2001250533A JP 2001250533 A JP2001250533 A JP 2001250533A JP 2000062439 A JP2000062439 A JP 2000062439A JP 2000062439 A JP2000062439 A JP 2000062439A JP 2001250533 A JP2001250533 A JP 2001250533A
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battery
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Shigekazu Wakata
繁一 若田
Hideki Matsunaga
英樹 松永
Keiichi Ito
桂一 伊藤
Kazuyuki Shiraki
和幸 白木
Masanori Wakui
雅徳 涌井
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Toyota Motor Corp
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッテリ端子の誤組付けを確実に防止する。 【解決手段】 バッテリB側には電極部11a,11b
を含んでその周辺に嵌合部10a,10bを凹設すると
ともに、その側壁面には凹所14a,b、23a,bが
形成されている。この凹所14a,b、23a,bは左
右の嵌合部10a,10bで対称位置に配置されてい
る。端子15a,15bの先端にはそれぞれ左右対称の
識別片19a,19bが突出している。正しい対応関係
の場合には、識別片19a,19bが凹所14a,b、
23a,bに適合するため、電極部11a,11bに対
する端子の組付けが可能となるが過った対応関係の場合
には、識別片19a,19bが凹所14a,b、23
a,bに不適合となってバッテリBの上面と干渉するた
め、組付けが不能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、バッテリ端子の
誤組み付け防止構造及びバッテリに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車のバッテリの上面には、
プラス電極及びマイナス電極として突軸を突出させてお
り、バッテリコードに接続された端子の円孔を突軸に嵌
め込み、これをナット等にて締め込んで接続が行われて
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、その構
造上、いずれの側の電極にも接続可能であることから、
過った対応関係のまま接続されてしまう虞があった。そ
こで、本発明は上記の事情に鑑み開発工夫されたもので
あり、その目的とするところはバッテリ端子の誤組付け
を確実に防止することができる構造と、そのバッテリを
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1の発明は、バッテリのマイナス側電極部と
プラス側電極部に対し、これら両電極部に接続される端
子を電極部毎に対応させて組み付けるための構造であっ
て、前記両端子と前記両電極部の双方には、これらが正
規の対応関係となっている場合にのみ組付けを可能に
し、過った対応関係にある場合にはいずれの電極部に対
しても組付けを不能にする識別手段が設けられているこ
とを特徴とするものである。また請求項2の発明は、請
求項1記載のものにおいて、前記識別手段は、前記両端
子に対称に形成された識別片と、前記バッテリ側におい
て前記電極部周りに形成され前記識別片を嵌合可能な対
称の嵌合部とからなっていることを特徴とするものであ
る。さらに請求項3の発明は、請求項1記載のものにお
いて、前記識別手段は、前記電極部に関してはそのうち
の一方を構成するねじ軸と他方を構成するナットであ
り、前記端子に関しては前記ねじ軸に対応する側ではこ
のねじ軸に締め込み可能に備えられたナットと前記ナッ
トに対応する側ではこのナットへねじ込み可能に備えら
れたねじ軸であることを特徴とするものである。さらに
また請求項4の発明は、請求項1記載のものにおいて、
前記識別手段は、前記電極部に関しては径が大小異なる
一対のねじ軸と、両電極部のうちの大径側の周辺に形成
された鍵受け部とであり、前記端子に関しては前記ねじ
軸へ差し込み可能とする孔径が大小異なる差込み孔と、
孔径の大きい側の端子に形成され前記鍵受け部に嵌め込
み可能で、この孔径の大きい端子を、これと不対応の電
極に嵌め込む場合には前記バッテリの一部に干渉して当
該電極への嵌め込みを不能にする鍵部であることを特徴
とするものである。請求項5の発明は、請求項1記載も
のにおいて、前記識別手段は、前記端子に関しては端子
とは別体に設けられて同端子に装着されるカバーを含ん
で構成されることを特徴とするものである。請求項6の
発明は、請求項5記載のものにおいて、バッテリ側に設
けられる識別手段は、前記端子と前記電極部とが正規の
対応関係である場合には、前記カバーに適合して前記端
子の装着が可能であるが、不対応の関係である場合に
は、バッテリの上面と干渉して前記電極部との接続を不
能にする端子収容部が形成されていることを特徴とする
ものである。また請求項7の発明は、マイナス側電極部
とプラス側電極部を備え、両電極部には対応する端子が
接続可能とされたバッテリであって、前記電極部に、前
記端子と前記両電極部とが正規の対応関係の場合にのみ
前記端子の接続を可能とし、過った対応関係の場合には
前記端子との組付けを不能にする識別手段が設けられて
いることを特徴とするものである。さらに請求項8の発
明は、請求項7記載のものにおいて、前記電極部の周辺
は、これら電極部をバッテリ上面へ突出させない深さを
もった凹部となっていることを特徴とするものである。
さらにまた請求項9の発明は、請求項7又は8記載のも
のにおいて、前記両端子には対称に識別片が形成される
一方、前記電極部には前記識別片を嵌合可能な対称の嵌
合部が形成されていることを特徴とするものである。
【0005】
【発明の作用および効果】請求項1の発明によれば、識
別手段によって電極部に不対応の端子を接続しようとし
ても組付けが不能であり、正規対応関係にある端子のみ
組付けが可能であるため、確実に誤組み付けが防止でき
る。請求項2の発明によれば、対応関係を過った端子を
電極部に接続しようとしても、識別片が嵌合部と干渉す
るため、かかる場合には端子の組付けが不能となる。し
かし、対応関係が正しい場合には、識別片と嵌合部が適
合して嵌合し合うため、両者の接続が可能となる。加え
て、このような識別手段がバッテリ側に設けられている
ため、バッテリを新規規格のものを採用する場合に、既
存規格のバッテリと概観上容易に識別ができる、という
効果も得られる。請求項3の発明によれば、端子と電極
部の対応関係が過っている場合には、ねじ軸同士、ある
いはナット同士の組み合わせとなって端子と電極の組み
合わせが不能となり、組付けが不能となる。請求項4の
発明によれば、端子と電極部の対応関係が過っている場
合、例えば大径の電極部に差込み孔の孔径の小さい端子
を対応させても、嵌め込みが不能になる。しかし差込み
孔の孔径の大きい端子を小径の電極に対応させる場合に
は、嵌め込みが可能となるが、鍵部がバッテリの一部に
干渉して差込み孔への嵌め込みを不能にする。正しい対
応関係の場合は、この鍵部が鍵受け部と適合して嵌合す
るため、端子の組付けが可能である。請求項5の発明に
よれば、過った対応関係にある端子を組み付けようとし
ても、識別手段によって電極部への接続が禁止される。
請求項6の発明によれば、過った対応関係のままカバー
付き端子を組み付けようとしても、電極部側の識別手段
とによって誤組付けが回避される。請求項7の発明によ
れば、過った対応関係のままカバー付き端子を組み付け
ようとすれば、端子収容部と不適合となってバッテリ上
面と干渉してしまい、これによって誤組付けが確実に回
避できる。請求項8の発明によれば、凹部を設けて電極
部がバッテリ上面に突出しないようにしたため、工具な
どで不用意に電極に触れてしまう事態を未然に回避する
ことができる。請求項9の発明によれば、対応関係が過
っている場合には、識別片と嵌合部が干渉して端子の接
続を不能にする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 <実施形態1>図1〜図3は本発明の実施形態1を示す
ものである。そのうち、図1は本発明のバッテリBにお
ける電極部周辺を示しており、ここで使用されたバッテ
リBは36V(通常は12V)のものとなっている。同
図に示すように、バッテリBの左右両コーナ部には嵌合
部10a,10bが凹設され、その底面にはプラス側電
極部11aとマイナス側電極部11bがそれぞれ配され
ている。両電極部11a、11bは共に図示正方形平板
状の座板12の中央にねじ軸13a,13bを縦向きに
突出させた構成であるが、嵌合部10a,10bはねじ
軸13a,13bをバッテリBの上面に突出させない深
さに設定されている。また、各嵌合部10a,10bの
2つの側壁面には第1,第2の凹所14a,14b,2
3a,23bが設けられており、これらは両嵌合部10
a,10bにおいて左右対称の配置にしてある。
【0007】一方、両電極部11a,11bに接続され
る端子15a,15bは導電性金属材料により形成され
ており、後端部はバレル部16を有し、バッテリコード
Cをかしめによって接続している。端子15a,15b
の前端部はバレル部16からほぼ直角に折り曲げられた
基板17となっており、その中央には両ねじ軸13a,
13bに差し込み可能な差込み孔18が貫通している。
また、基板17は左右の端子において左右対称形状に形
成されている。すなわち、両端子15a,15bにおい
て基板17の先端には先端縁のほぼ半分の幅寸法をもっ
て識別片19a,19bが前方へ向けて突出しており、
第1あるいは第2の凹所14a,14b,23a,23
bに対し選択的に嵌め入れ可能となっており(図2参
照)、これら識別片19a,19bも両端子15a,1
5bの間で左右対称の位置に配されている。両識別片1
9a,19bは端子15a,15bを左右組違えて電極
部11a,11bに装着しようとした場合に、識別片1
9a,19bがバッテリBの上面に干渉して嵌合部10
a,10bへの嵌め込みを規制することができる。端子
15a,15bと電極部11a,11bとの対応関係が
正しければ、識別片19a,19bは第1あるいは第2
の凹所14a,14b,23a,23bにそれ゛それ適
合して嵌まり込み、電極部11a,11bへの接続を可
能にする。つまり、識別片19a,19bと両凹所14
a,14b,23a,23bによって本発明の識別手段
が構成されるのである。
【0008】両識別片19a,19bから基板17にか
けての側縁部は、下向きにほぼ直角に折り曲げられて第
1回り止め片20a,20bとなっている。また、基板
17においてこの第1回り止め片20a,20bと反対
側の縁も同様に下向きほぼ直角に折り曲げられて第1回
り止め片20a,20bよりは短い寸法をもつ第2の回
り止め片21a,21bとなっている。そして、第1,
第2の両回り止め片20a,20b,21a,21bに
よって前記した座板12を挟持し、これによってナット
22によってねじ軸13a,13bに締め込んでいくと
きの端子15a,15bの回り止めが達成される。
【0009】実施形態1は上記のように構成されたもの
であり、端子15a、15bと電極部11a,11bと
の対応関係が正しい場合には、端子15a,15bの識
別片19a,19bが第1あるいは第2の凹所14a,
14b,23a,23bに適合する。そして、差込み孔
18へねじ軸13a,13bを差込みつつ第1,第2の
回り止め片20a,20b,21a,21bによって座
板12を挟持させる。こうして基板17と座板12とを
密着させた状態でナット22を締め込んでやれば、端子
15a,15bは両回り止め片20a,20b、21
a,21bによって回り止めされた状態で締め付け作業
がなされ、かくして端子15a,15bとこれに正しく
対応する電極部11a,11bとの接続が完了する。
【0010】端子15a,15bと電極部11a,11
bとの対応関係が過っている場合には、識別片19a,
19bが第1あるいは第2の凹所14a,14b,23
a,23bのいずれの箇所にも適合せず、バッテリB上
面と干渉してしまい、端子15a,15bを嵌合部10
a,10bへ嵌め入れることができなくなってしまう。
このため、作業者は直ちに端子15a,15bが左右で
組違いが生じていることを知ることができる。
【0011】以上のように、実施形態1では識別片19
a,19bおよび凹所14a,14b,23a,23b
を左右対称に構成しておくことで、端子15a,15b
の誤組付けを確実に防止することができる。また、本実
施形態のバッテリBは電極部11a,11b周りに嵌合
部10a,10bを形成した特異な形態をとっているた
め、従来の12ボルトバッテリとの識別にも寄与する。
さらに、この嵌合部10a,10bは電極部11a,1
1bのねじ軸13a,13bをバッテリB上面に突出さ
せない深さとなっているため、工具等で不用意にねじ軸
に触れてしまう事態を回避できる、という効果も得られ
る。
【0012】<実施形態2>図4及び図5は本発明の実
施形態2を示すものである。本実施形態では電極部31
a,31bのうち一方(図4の左側のもの)は実施形態
1と同様、ねじ軸33bを有するものであるが、他方は
座板32にナット33aを埋設して構成したものであ
る。但し、両電極部31a,31bの周辺は、実施形態
1のような凹所を有さない方形凹部30a,30bとな
っている。したがって、端子35a,35bについても
識別片は設けられていないが、座板32を挟持する一対
の回り止め片36a,36b、37a,37bは形成さ
れている。また、一方の端子35a(図4中の右側のも
の)の差込み孔(図示しない)には、詳細には図示され
ない仮止め機構によって、ボルト(ねじ軸)34が、回
転が許容された状態で一体化されている。仮止め機構と
して、例えばボルト34の頭部下面と端子35aの基板
とを僅かに溶接等で連結しておき、これがボルト34の
締め込みによって破断するような方式、あるいは差込み
孔の孔縁にボルトのねじ山に緩く係止する爪を設ける、
等の方式が考えられる。
【0013】上記のように構成された実施形態2では、
端子35a,35bと電極部31a,31bとが正しい
対応関係にある場合には、ねじ軸33aを持つ電極部3
1bに対しては端子35bはナット39にて締付け可能
であり、ナット33bが埋設された電極部31aに対し
ては、端子35aはボルト34が一体化された端子35
aをねじ込んでいくことで、それぞれ接続が可能とな
る。しかし、端子35a,35bと電極部31a,31
bとの対応関係が過っている場合には、一方ではボルト
34が一体化された端子35aとねじ軸33bをもった
電極部31bとの組み合わせとなり、また他方ではナッ
ト33aが埋設された電極部31aと本来であればナッ
ト39による締付がなされる端子35bとの組み合わせ
となるため、何れの組み合わせにおいても接続が不能と
なって誤組付けであることが直ちに知れる。なお、この
実施形態では、端子にボルトを仮止めした構造のものを
図示したが、ナットについても同様に仮止めしておくこ
とも考えられる。他の構成は実施形態1と同様であり、
もって同様の作用効果を発揮することができる。
【0014】<実施形態3>図6及び図7は本発明の実
施形態3を示すものである。本実施形態における電極部
41a,41bは、両ねじ軸43a,43bに関して径
の大小が設定されている。また、両電極部41a、41
bは前述した両実施形態と同様、深さ方向に凹んで形成
されるとともに、図6示す左側のものの二つの側壁には
それぞれ同一形状に形成された第1,第2の鍵受け部4
8,49が凹設されている。
【0015】端子45a,45bの基板47に貫通する
差込み孔48a,48bも、上記ねじ軸43a,43b
の径に対応して孔径を大小異にして形成されている。ま
た、大径の差込み孔48bが形成されている側の端子4
5bの基板47の先端縁には、第1,第2の鍵受け部4
8,49に選択的に適合して嵌め入れ可能な鍵部46が
突出形成されている。この鍵部46が設けられている側
の端子45bを、不対応となる電極部41aへ嵌め込も
うとする場合には、鍵部46はバッテリBの上面に干渉
して内部に嵌め入れることができないようになってい
る。なお、差込み孔48a,48bの小径側の端子45
aを正規対応の電極部41aへ接続する場合において、
他方の端子45bの取付け姿勢(第1の鍵受け部48あ
るいは第2の鍵受け部49のいずれかに適合させて取り
付けられるときの姿勢)に合わせ、いずれの姿勢を向け
ても座板に対する取付けが可能である。
【0016】上記のように形成された実施形態3におい
ても、端子45a,45bと電極部41a,41bとの
対応関係が過っている場合には、次のようにして誤組付
けを解消することができる。すなわち、小径の差込み孔
48aをもった端子45aを大径のねじ軸43bをもっ
た電極部41aに接続しようとしても、ねじ軸43bを
差込み孔48aへ通すことができない。しかし、大径の
差込み孔48bをもった端子45bは小径のねじ軸43
aを通過可能ではあるが、この端子45aに備えられた
鍵部46が鍵受け部48,49を持たない側ではバッテ
リBの上面に干渉してしまい、当該端子45bをこの側
の凹部に嵌め入れることができない。これによって、い
ずれの嵌合部においても過った対応関係にある端子の組
み付けは制限される。なお、他の構成は実施形態1,2
と同様であり、もって同様の作用効果を発揮することが
できる。
【0017】<実施形態4>図8〜図10は本発明の実
施形態4を示すものである。実施形態4では、一方の端
子50bにカバー60を被せ、端子単体のもの50aと
で端子部分の長さ寸法を変更させている。これに伴い、
電極部51a,51b周辺に凹設される両端子収容部5
2a,52bの奥行き寸法を異ならせることとし、端子
50a,50bと電極部51a,51bとの対応関係が
不対応である場合にはカバー60を装着した側の端子5
0bが端子収容部52aへ嵌め入れられないようにした
ものである。具体的には、両電極部51a,51bの周
辺にそれぞれ凹設された端子収容部52a,52bのう
ち、図8に示す右側のもの52aは平面正方形状をな
し、左側の端子収容部52bはこれより奥行き寸法を長
くしたものとしている。
【0018】端子50a,50bは双方共に実施形態2
のものと同一のものが使用されている。但し、バレル部
は屈曲させることなくストレートに形成されている。両
端子のうち一方の端子50b(プラス極側の端子)、つ
まり図8に示す左側のものには、絶縁材よりなるカバー
60が装着されている。カバー60は端子50bのバレ
ル部53bおよびバッテリコード54の一部を収容する
バレル収容部61と、電極部51bとの接続のための接
続部55を収容する接続部収容部62とから一体に形成
されている。カバー60は、バレル収容部61から接続
部収容部62にかけて一方の縁に設けられたヒンジ縁を
中心として開閉可能な第1蓋部63が備えられている。
バレル収容部61におけるヒンジ縁と反対側の縁には、
二つの係止爪64が形成され、第1蓋部63が閉じられ
たときに、基部側の外側面と係止可能となっている。ま
た、接続部収容部62には端子50bの接続部55を開
閉可能とする第2蓋部65が設けられている。第2蓋部
65は第1蓋部63との境界部分に設けられたヒンジ縁
によって開閉可能となっている。第2蓋部65の外側面
には一対の係止突起66が形成され、対応する一対の係
止凹部67(図10は片側のみを示す)に係止すること
で第2蓋部65を閉止して端子50bの接続部55の全
面を覆うことができる。但し、接続部収容部62内の先
端側にはストッパ片68が突出しており、端子50bの
先端と当接することで端子50bの位置決めをして収容
することができる。接続部収容部62の底面には端子5
0bの差込み孔56bと整合して貫通した図示省略の通
し孔が開口し、電極部51bのねじ軸を通し孔を介して
差込み孔56bへ挿通しうるようになっている。
【0019】かくして、カバー60が装着された端子5
0bでは差込み孔56bの中心から、カバー60の前端
縁(接続部収容部62の前端縁)までの距離が、端子単
体のもの50aの寸法、つまり差込み孔56aの中心か
ら端子50aの前端までの距離が長くなっている。この
ため、カバー60付き端子50bは図8、9に示す左側
の端子収容部52bに対しては適合して電極部51bと
の接続が可能となっているが、同図に示す右側のもの5
2aに対しては差込み孔56bと電極部51bを整合さ
せようとすれば、端子収容部52aの奥行き寸法が不足
することとなり、カバー60の先端部がバッテリBの上
面と干渉してしまう。これにより、当該端子50bは端
子収容部52aへの嵌め込みが不能となって誤組付けで
あることが知れる。
【0020】上記のように構成された実施形態4では、
端子50a,50bと電極部51a,51bとが正規の
対応関係にある場合には、図8、9における右側のもの
では端子50aの差込み孔56aにねじ軸57aを通
し、そのもとでナット58を締め込んでやれば端子50
aの接続が完了する。同図の左側のものでは、端子50
bおよびバッテリコード54に対し第2蓋部65を開放
したままでカバー60を被せ付ける。その状態で、通し
孔を通して差込み孔56bにねじ軸57bを通し、ナッ
ト58にて締め込みを行う。その後、第2蓋部65を閉
じ係止突起66と対応する係止凹部67とを係止させれ
ば、第2蓋部65は閉止状態に保持される。
【0021】端子と電極部とが不対応である場合、例え
ばカバー60付き端子50bを図8、9に示す右側の端
子収容部52aに組み付けようとしても、左側の端子収
容部52bの奥行き寸法より短くなっているため、カバ
ー60の先端がバッテリB上面に干渉するか、干渉しな
いように端子収容部52aに嵌め入れる場合にはねじ軸
57bと通し孔とが不整合となり、いずれにしても組付
けが不能となる。かくして、実施形態4のものによって
も、誤組付けが確実に回避される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の組み付け構造を示す分解斜視図
【図2】嵌合部と端子との組み付け状態を示す平面図
【図3】同じく側面図
【図4】実施形態2の組み付け構造を示す分解斜視図
【図5】電極部と端子との組み付け状態を示す平面図
【図6】実施形態3の組み付け構造を示す分解斜視図
【図7】電極部と端子との組み付け状態を示す平面図
【図8】実施形態4の組み付け構造を示す分解斜視図
【図9】電極部と端子との組み付け状態を示す平面図
【図10】第2蓋部が開放された状態でのカバーの側面
【符号の説明】
10a,b…嵌合部 11a,b、31a,b、41a,b、51a,b…電
極部 13a,b、33a,b、43a,b、57a,b…ね
じ軸 15a,b、35a,b、45a,45b、50a,b
…端子 18,38,48a,b、56a,b…差込み孔 19a,b…識別片 46…鍵部 48,49…鍵受け部 60…カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松永 英樹 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内 (72)発明者 伊藤 桂一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 白木 和幸 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 涌井 雅徳 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 5G003 BA01 FA03 5H022 CC10 CC12 CC13 CC21 KK03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリのマイナス側電極部とプラス側
    電極部に対し、これら両電極部に接続される端子を電極
    部毎に対応させて組み付けるための構造であって、 前記両端子と前記両電極部の双方には、これらが正規の
    対応関係となっている場合にのみ組付けを可能にし、過
    った対応関係にある場合にはいずれの電極部に対しても
    組付けを不能にする識別手段が設けられていることを特
    徴とするバッテリ端子の誤組み付け防止構造。
  2. 【請求項2】 前記識別手段は、前記両端子に対称に形
    成された識別片と、前記バッテリ側において前記電極部
    周りに形成され前記識別片を嵌合可能な左右対称の嵌合
    部とからなっていることを特徴とする請求項1記載のバ
    ッテリ端子の誤組み付け防止構造。
  3. 【請求項3】 前記識別手段は、前記電極部に関しては
    そのうちの一方を構成するねじ軸と他方を構成するナッ
    トであり、前記端子に関しては前記ねじ軸に対応する側
    ではこのねじ軸に締め込み可能に備えられたナットと前
    記ナットに対応する側ではこのナットへねじ込み可能に
    備えられたねじ軸であることを特徴とする請求項1記載
    のバッテリ端子の誤組み付け防止構造。
  4. 【請求項4】 前記識別手段は、前記電極部に関しては
    径が大小異なる一対のねじ軸と、両電極部のうちの大径
    側の周辺に形成された鍵受け部とであり、前記端子に関
    しては前記ねじ軸へ差し込み可能とする孔径が大小異な
    る差込み孔と、孔径の大きい側の端子に形成され前記鍵
    受け部に嵌め込み可能で、この孔径の大きい端子を、こ
    れと不対応の電極に嵌め込む場合には前記バッテリの一
    部に干渉して当該電極への嵌め込みを不能にする鍵部で
    あることを特徴とする請求項1記載のバッテリ端子の誤
    組み付け防止構造。
  5. 【請求項5】 前記識別手段は、前記端子に関しては端
    子とは別体に設けられて同端子に装着されるカバーを含
    んで構成されることを特徴とする請求項1記載のバッテ
    リ端子の誤組み付け防止構造。
  6. 【請求項6】 バッテリ側に設けられる識別手段は、前
    記端子と前記電極部とが正規の対応関係である場合に
    は、前記カバーに適合して前記端子の装着が可能である
    が、不対応の関係である場合には、バッテリの上面と干
    渉して前記電極部との接続を不能にする端子収容部が形
    成されていることを特徴とする請求項5記載のバッテリ
    端子の誤組み付け防止構造。
  7. 【請求項7】 マイナス側電極部とプラス側電極部を備
    え、両電極部には対応する端子が接続可能とされたバッ
    テリであって、 前記電極部に、前記端子と前記両電極部とが正規の対応
    関係の場合にのみ前記端子の接続を可能とし、過った対
    応関係の場合には前記端子との組付けを不能にする識別
    手段が設けられていることを特徴とするバッテリ。
  8. 【請求項8】 前記電極部の周辺は、これら電極部をバ
    ッテリ上面へ突出させない深さをもった凹部となってい
    ることを特徴とする請求項7記載のバッテリ。
  9. 【請求項9】 前記両端子には対称に識別片が形成され
    る一方、前記電極部には前記識別片を嵌合可能な対称の
    嵌合部が形成されていることを特徴とする請求項7又は
    8記載のバッテリ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104459222A (zh) * 2014-11-20 2015-03-25 惠州市德赛电池有限公司 一种自动拆卸软包电池测试端子的装置
JP2015201286A (ja) * 2014-04-07 2015-11-12 株式会社オートネットワーク技術研究所 配線モジュール

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