JP2001248295A - 昇降式作業装置 - Google Patents

昇降式作業装置

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JP2001248295A
JP2001248295A JP2000058094A JP2000058094A JP2001248295A JP 2001248295 A JP2001248295 A JP 2001248295A JP 2000058094 A JP2000058094 A JP 2000058094A JP 2000058094 A JP2000058094 A JP 2000058094A JP 2001248295 A JP2001248295 A JP 2001248295A
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Takahiro Suzuki
荘大 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は昇降式作業装置に関し、住宅が軒を接
しているような環境においても容易に設置でき、安全に
作業を遂行することができ、しかも低コストとすること
を目的とする。 【解決手段】建造物の外壁に沿って直立もしくは実質的
に直立して設置される支柱10は入れ子式に伸縮可能な
支柱上段12と支柱下段14とからなる。支柱の下端に
支柱を挟んだ両側において外壁と実質的に平行に延びる
支持脚26が設けられ、支柱10の上端にビーム40が
設けられ、ビーム40から建造物の外壁Wに向けて横方
向に延びて先端が建造物の外壁Wに対して突き当てられ
る。ゴンドラ式の作業台48は支柱10から僅か離間し
た位置においてビーム40からワイヤにて吊り下げら
れ、支柱10による案内を受けて巻取ウインチ18によ
り昇降される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は建造物の外壁の作
業に使用するための昇降式作業装置に関するものであ
り、1個建て住宅建造物などのあまり高くない建造物で
の作業に適したものる。
【0002】
【従来の技術】和風建築などの住宅用建造物の保守のた
めの工事としては壁の塗り替え工事はよく行われるもの
である。和風建築の壁の塗り替え工事において、2階の
軒下の壁面部分は1階の屋根に登ることにより作業は比
較的容易に行うことができる。ところが、切妻の両側面
の部分は総2階の場合は地面から直立していることが多
く高さとしては4メートルに及ぶことは普通である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】高所に適した昇降型の
作業台が各種提案されておりまた高所作業車もあり、こ
れらは高さについては十分対応できる。しかしながら、
従来の作業台は自立式であり、転倒の対策として大型の
土台上に作業用の支柱を直立させたものである。そのた
め、大都市周辺の住宅地のように住宅が1メートルに満
たない間隔で軒を接して立てられてたり、植木や壕や池
がある場合には土台の設置の余地がないことが殆どであ
る。また、高所作業車の場合もこのような狭いところで
の作業に適したものではない。昇降型の作業台や高所作
業車の使用が不可能であるため、壁面の作業のため足場
を組み立てざるを得なかった。組立式の足場は住宅を完
全に取り囲むように設置され、大掛かりなものであるた
めその設置コストは高い。そのため、壁の塗り替えとい
う簡単な工事にもかかわらずその費用が嵩む結果とな
る。
【0004】この発明は以上の問題点を解決するためな
されたものであり、住宅が軒を接しているような環境に
おいても容易に設置でき、安全に作業を遂行することが
でき、しかも低コストである昇降式作業装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明になる、建造物
での外壁に作業に使用するための昇降式作業装置は、建
造物の外壁に沿って直立もしくは実質的に直立して設置
される支柱と、支柱の下端に設けられ、支柱を挟んだ両
側において外壁と実質的に平行に延びる支持脚と、支柱
の上端から建造物の外壁に向けて横方向に延び、先端が
建造物の外壁に対して突き当てられるビームと、支柱か
ら僅か離間した位置においてビームからワイヤにて吊り
下げられ、支柱による案内を受けて上下昇降する作業台
とを具備したことを特徴とする。
【0006】この発明の昇降式作業装置による外壁作業
においては、直立された支柱の先端から延びる横方向ビ
ームを外壁に当て、作業員が乗る作業台は支柱に近接し
た位置において横方向ビームより吊り下げられる。この
場合、支柱には外壁に向かって倒れる方向の偶力が加わ
るが、支柱が直立又は殆ど直立していることから脚部の
摩擦力が偶力のモーメントよりはるかに大きく、支柱は
偶力により転倒することはない。また、壁面と平行な方
向に対しては脚部が支柱の両側に延びていることから、
この方向へは支柱は固定化されている。そのため、支柱
はいつも安定な状態を維持することができる。そして、
支柱に加わる力は実質的にその垂直方向のみであり、支
柱をアルミニュームの薄肉管材等の軽金属材料にて形成
しても必要な強度を確保することができ、装置全体の重
量をごく軽量化することができ、作業現場への持ち運び
が容易となる効果がある。また、設置場所をとらないた
め住宅が軒を接しているような狭い場所においても使用
可能である。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施形態の昇降
式作業装置を示す図1及び図2において、支柱10は支
柱上段及び支柱下段をそれぞれ構成する入れ子にされた
アルミニューム製の薄肉の矩形断面管12, 14より構成さ
れる。図3に示すように支柱上段を構成する内側の矩形
断面管12は支柱下段を構成する外側の矩形断面管14
の矩形孔に挿入された構造となっている。外側の矩形断
面管14はその内周に長さ方向のリブ12-1を形成してお
り、このリブ12-1は内管12の補強になっていると共に
内管と外管との円滑な相対摺動を許容せしめるものであ
る。図1及び図2に示すように内側の矩形断面管12は
外側の矩形断面管14から引き出され、必要な全高さが
得られるところで、矩形断面管12, 14はその高さ位置を
維持するようにロックされる。
【0008】矩形断面管12, 14の伸縮はこの実施形態に
おいては巻揚用ワイヤ16と昇降用(ワイヤ巻取用)ウ
インチ18とから構成される。ワイヤ16は一端はワイ
ヤ留め金具20によって内側矩形断面管12の下端に固
定され、中間部は外側矩形断面管14の上端に取り付け
られる滑車22に巻き掛けられ、他端はウインチ18の
巻取ドラム18-1に巻き取られようになっている。滑車2
2の回転支持のため、図3に示すように支柱下段を構成
する外管14の背面に一対の支持板23が溶接固定さ
れ、滑車22の軸22-1はその両端が支持板23に軸支さ
れている。
【0009】支柱下段14はその下端が支持脚26に対
して蝶番24によって取り付けられる。支持脚26は支
柱10の両側に地面Gに沿って換言すれば水平に延びる
ように配置されている。蝶番24は支柱10が図1の紙
面と直交して延びる蝶番軸の回りを回動することを可能
とする。これにより、支柱10は図1に示した垂直状態
(使用状態)と支柱10が支持脚26と略平行するよう
に折り畳まれた収納状態(非使用状態)との間で回動可
能となっている。支柱ロック28は鉤状部材として構成
され、支柱10の使用時に支柱10を回動しないように
拘束し、これにより支柱10を直立状態に保持すること
ができる。
【0010】水平支持脚26はその両端に移動輪30, 32
を備えている。一方の移動輪30は駆動輪、他方の移動
輪32は従動輪である。駆動輪30は電動式移動モータ
34に連結され、モータ34の回転駆動力を駆動輪30
に加えることにより作業装置全体を図1の左右に移動さ
せることができる。
【0011】水平支持脚26はこの実施形態ではアルミ
ニュームなどの軽金属の薄肉矩形断面管材にて形成さ
れ、内管36と外管38とからなる入れ子構造となって
いる。入れ子構造によって支持脚26の長さの任意調節
が自在となっている。ねじ式のロック機構39は長さ調
節時は弛緩され、支持脚26の所望の長さが得られたと
き締結されることはいうまでもない。
【0012】支柱上段を構成する内管12の上端にビー
ム40が設けられ、このビーム40は作業を受ける建物
の外壁Wに向けて横方向に延びており、ビーム40の先
端が建物の外壁Wに突き当てられる。外壁Wに対するビ
ーム40の突き当てによって支柱に加わる偶力のモーメ
ントが受け止められ、支柱10を直立状態に保持するこ
とができる。支柱10及び支持脚26と同様にビーム4
0もこの実施形態においてはアルミニュームなどの軽金
属の薄肉矩形断面管材にて形成され、内管42と外管4
4とからなる入れ子構造となっている。ビーム40の所
望の長さが得られたところ内管42と外管44とをロッ
クするねじ又はロック孔及びピンなどよりなる周知のロ
ック機構が設けられる。内管42の先端に外壁Wに突き
当てられる支持輪46が設けられ、外管44は拡径した
矩形断面の基部44-1を有しており、この基部44-1は支柱
上段を構成する内管12に嵌合され、ボルトなどの適当
な手段によって強固に固定されている。
【0013】ゴンドラ型の作業台48は支柱10に昇降
自在に設けられ、このゴンドラ型の作業台48に作業員
が乗って外壁Wでの作業を行うことができる。作業台4
8はアルミニュームなどの軽金属製のパイプよりなるフ
レームとして構成される。作業台48の背面に上下に離
間したガイド環50, 52が溶接などにより一体に固定され
ている。ガイド環50, 52は矩形断面形状をなしており、
支柱下段14を構成する矩形断面管の外側にがたなくし
かし摺動はするように嵌合されている。作業台48は電
動式の昇降機構によって支柱に沿って昇降自在となって
いる。この電動式の昇降機構は基本的には鋼材よりなる
ケーブルである昇降用ワイヤ54とウインチ(ワイヤ巻
取機構)56とからなる。昇降用ワイヤ54は一端はウ
インチ56の巻取ドラム56-1に巻き取られ、昇降用ワイ
ヤ54の他端はビーム40に対し支柱10に近い部位に
おいて止め金具58によって係留されている。そのた
め、ウインチ56によりワイヤ54を巻き取ることによ
りガイド環50, 52、換言すれば作業台48を支柱10に
沿って上昇させることができる。作業第48の下面には
車輪53が設けられている。
【0014】図3において、加速度感応カム式落下止め
60は作業台48の裏面側に支柱下段を構成する外管1
4の側面に対向するように設けられ、ワイヤ62は通常
は弛緩され、カム40は作業台48から離脱しており、
作業台48の昇降の抵抗とならないようになっている。
ワイヤ62は緊張機構に連結され、この緊張機構は所定
値を超える作業台48の落下の加速度を検出すると、ワ
イヤ62を緊張し、外管14の側面に対するカム62の
係合は深くなり、ワイヤの落下の抵抗が形成される。
【0015】図2においてゴンドラ式の作業台48には
コントロールボックス64が設けられ、コントロールボ
ックス64には支柱10の昇降用の駆動モータ18及び
ゴンドラ昇降用のウインチ56などの制御スイッチや制
御レバー(図示しない)が設けられ、これらの操作によ
り作業台48に乗った作業者により支柱10の伸縮及び
作業台48の昇降の制御ができるようになっている。
【0016】以上述べたこの発明の第1の実施形態の昇
降式作業装置の使用時、作業装置はその支柱10、支持
脚26及びビーム40は収縮した状態で壁面の塗り替え
などの作業の必要となる家屋の壁面(切妻壁面)Wの手
前に運ばれ、支持脚26を伸張させる所定の長さが得ら
れたところでねじ式のロック機構39を締結する。同様
に、ビーム40についても所定のビーム長さとなるよう
内筒42を外筒44より引き出し、ロックする。そし
て、先端の支持輪46は壁面Wに当接させ、このとき
の、壁面Wからの支持脚26の距離は支柱10が直立す
るような距離に選定されている。そして、コントロール
ボックス64におけるスイッチの操作によりモータ18
を駆動することにより支柱を伸張させ、このとき内管1
2はその先端の支持輪46が壁面46に当接しつつ外管
14より伸張する。支柱10の所定の高さが得られたと
ころで、モータ18をロックすることにより支柱10を
その高さに保持することができる。
【0017】次に、コントロールボックス64内の適当
なスイッチの操作によりウインチ56を駆動することに
よりワイヤ54をドラム56-1に巻き付けることによりガ
イド環50, 52及び作業台48は支柱10に沿って上昇
し、この上昇の際、矩形断面の外管14に挿入される矩
形断面のガイド環50, 52の案内作用によって、作業台4
8はその上昇中において壁面Wに正対した安定な姿勢を
確保することができる。作業員の作業に適した位置まで
作業台48が上昇したところで、ウインチ56をロック
状態とし、この状態において壁面Wに対する作業員によ
る作業を行うことができる。そして、作業員は作業台4
8においてコントロールボックス64内のスイッチやレ
バーの操作することにより作業台48を適宜昇降させる
ことができ、作業員は作業台48に乗ったまま広い範囲
の壁面Wの作業を実施することができる。
【0018】支柱10に沿った上昇により作業しうる壁
面Wの部分の作業が終了すると作業台48は一旦下降さ
れ、作業員は作業台48より降り、移動モータ34を操
作することにより壁面Wと平行に作業装置を移動させ、
壁面Wの次の部分での同様な作業が繰り返される。
【0019】この発明において、支柱10は直立状態を
とるように壁面Wからの支持脚26の距離及びビーム4
0の長さは決められており、また作業員を乗せるゴンド
ラ状の作業台48は支柱10に極く近い部位(58)か
らビーム40より吊下げられている。そのため、支柱4
0には実質的に延長(圧縮)方向のみの荷重がかかり、
支柱10を構成する内管12及び外管14を2ミリメー
トル程度の薄肉の硬質アルミニューム材料としても充分
に作業員を載せた状態での作業台48の荷重に耐えるこ
とができ、また、作業台48はビーム40から吊るされ
ており、偶力のモーメント(図2の時計方向)がかかる
が、作業台48を吊下げるビーム40の位置は支柱12
に極く近い部位であり、偶力のモーメントは、支柱26
の車輪30, 32の摩擦反力と比べて充分小さく、支柱は安
定した直立状態を維持し、安全な作業を続行することが
できる。
【0020】そして、この発明では支持脚26は使用状
態では壁面Wと平行に延びるように配置されており、壁
面Wに近接して配置しており、隣家との間隔が1メート
ル未満といった狭い場合にも使用することができる。
【0021】また、この発明の昇降式作業装置は数ミリ
メートルの肉厚のアルミニュームを素材としており、ま
た、伸縮型の支柱10は蝶番24によって支持脚26に
対して折り畳み可能であり、しかも支持脚26及びビー
ム40自体も伸縮可能であるため収納状態では極めて小
型軽量化されており、特に上部の軽量化により作業員一
人による運搬作業に何の支障もない。また、作業現場で
の昇降式作業装置の設置も一人で容易に行なうことがで
きる。
【0022】図4〜図6はこの発明の第2の実施形態の
昇降式作業装置を示している。即ち、支柱110はこの
実施形態では図4に示すように2段はしご状に構成さ
れ、支柱上段となる上側はしご部112と支柱下段とな
るはしご下部114とから構成される。支柱110はそ
の上部及び下部112, 114を伸縮自在とし、所定長さのと
ころで両者112, 114間をロックする機構を備えている
が、この機構としては周知の適当なものを採用すること
が可能であり、説明の簡明のため図示はしていない。
【0023】支柱下段となるはしご下部114はその下
端において蝶番124によって支持脚126に枢着され
ており、ばね式のロック128によって支柱110を支
持脚126に対して図4に示すように直立保持すること
ができる。
【0024】図5に示すようにビーム140は支柱上段
となる梯子上部112の上端から家屋の壁面Wに向かっ
て突出しており、支柱110は図5に示すように壁面W
に対して僅か傾斜しただけの実質的に直立した状態とさ
れる。図6に示すように、梯子上部112の上端から水
平方向(壁Wと平行になる方向)に支持板200が延びて
おり、ビーム140は左右一対が支持板200の両端か
ら片持ち状に延びる構造となっている。後述の滑車の取
り付けを行なうための滑車支持板202は支柱110か
ら近い部位において左右のビーム140間に張り渡され
ている。
【0025】作業台148はこの第2の実施形態におい
ては簡略化されており、作業員が乗る踏み台148'の両端
にアルミニュームなどの軽金属のパイプ材を溶接しただ
けの簡単な構造のものである。作業台148を吊下げる
ためのワイヤ154は一端においてウインチ118のド
ラムに巻き掛けられており、上向きに進められ滑車支持
板202上の滑車204に巻き掛けられた後、下向きに
方向変更され、作業台148の一側上端の滑車206に
巻き掛けられることにより上向きに方向を転じ、滑車支
持板202上の滑車208に巻き掛けられ、水平に方向
を変え、滑車210に巻き掛けられ、下向きに方向を転
じ、作業台148の他側上端の滑車212に巻き掛けら
れることにより上向きに方向を転じ、滑車支持板202
にワイヤ止め金具214によって止着されている。この
第2の実施形態では作業台148の昇降用のワイヤ15
4は所謂動滑車を構成しており、作業台148を昇降さ
せるための力を小さくすることができる利点がある。
【0026】次に、作業台148を支柱110に沿って
ウインチ118によって昇降させる際に作業台148を
案内するためのガイド機構について説明すると、作業台
148のフレームに一対の水平ガイド棒220が固定さ
れ、ガイド棒220の一端に支持ローラ222が固定さ
れ、壁面Wに当接せしめられる。一対のガイド棒220
間に補強用の水平横棒221(図4)が固定される。ガイ
ド棒220の他端にスリーブ状の案内ローラ224が遊
嵌されている。ウインチ118によりワイヤ154を巻
き取ることにより作業台148は上昇し、その際、案内
ロール224は支柱110の両側に接触しながら支柱1
10に沿って上昇し、支柱110が壁Wに向かった僅か
傾斜しているため、作業台148の上昇につれて案内ロ
ール224はガイド棒220上を少しづつ摺動し、作業
台148は支柱110に沿って円滑に移動することがで
きる。
【0027】この第2の実施形態においては、使用に先
だって、支柱下段としてのはしご下部114からの支柱
上段としてのはしご上部112の引き出し量の調節によ
り適当な支柱高さとし、ロックする。支柱110は上端
のビーム140の先端の支持輪146が壁面Wに係合せ
しめられ、支柱110は壁面Wに対して少し傾斜するよ
うに立て掛けられる。支柱の下端では作業台148の支
持ローラ222が壁面Wに接触せしめられる。作業者は
作業台148に乗り、ウインチ118を駆動することに
よりワイヤ154はウインチドラムに巻き取られ、作業
台148は上昇してゆく。その際、作業台148は、後
端側ではガイドローラ224により支柱110の両側に
沿って案内され、前端側では支持ローラ222により壁
面Wに沿って案内され、その結果作業台148は支柱1
10に沿って壁面Wに正対した姿勢を維持しながらスム
ースに上昇することができる。
【0028】この第2の実施形態においても支柱110
は殆ど直立に近い状態で使用され、作業台からの荷重点
(滑車204, 208, 210の設置部位)は支柱110からご
く近いビーム140の部位であるため支柱110にかか
る力は実質的に垂直方向のみであり、比較的薄肉のアル
ミニュームパイプ素材を使用したものであっても必要な
強度を確保することができ、大いなる軽量化を図ること
ができる。また、支持脚126は壁面Wと平行な方向に
延びているのみであり、隣家との間隔が極端に接近して
場合にも作業装置の設置は容易であり、妻壁面での作業
を行うのに適している。また、ガイド機構222, 224の働
きでウインチ118により作業台148をいつも壁面W
に正対させつつ支柱110に沿って昇降させることがで
き、偶力の方向はいつも壁面Wに向かった方向であるた
め、作業台148よりかかる荷重により支柱110が不
安定になることはなく安全な作業を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の第1の実施形態における昇降
作業装置の正面図である。
【図2】図2はこの発明の第1の実施形態における昇降
作業装置の側面図である。
【図3】図3は図1のIII−III線に沿って表される矢視
断面図である。
【図4】図4はこの発明の第2の実施形態における昇降
作業装置の正面図である。
【図5】図5はこの発明の第2の実施形態における昇降
作業装置の側面図である。
【図6】図6はこの発明の第2の実施形態における昇降
作業装置の上面図である。
【符号の説明】
10…支柱 12, 14…矩形断面管 16…昇降用ワイヤ 18…昇降用ウインチ 22…滑車 24…蝶番 26…支持脚 28…支柱ロック 30, 32…移動輪 34…電動式移動モータ 40…ビーム 46…支持輪 48…作業台 54…昇降用(巻揚)ワイヤ 56…巻取ウインチ 60…加速度感応カム式落下止め 110…支柱 118…ウインチ 124…蝶番 128…ばね式のロック 140…ビーム 148…作業台 154…ワイヤ 204, 206, 208, 210, 212…滑車 222…支持ロール 224…案内ロール

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建造物の外壁での作業に使用するための
    昇降式作業装置であって、建造物の外壁に沿って直立も
    しくは実質的に直立して設置される支柱と、支柱の下端
    に設けられ、支柱を挟んだ両側において外壁と実質的に
    平行に延びる支持脚と、支柱の上端から建造物の外壁に
    向けて横方向に延び、先端が建造物の外壁に対して突き
    当てられるビームと、支柱の案内を受け、外壁に面して
    支柱に沿って昇降する作業台とを具備した昇降式作業装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の発明において、前記支
    柱は多段に伸縮自在に構成されることを特徴とする昇降
    式作業装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の発明において、
    前記支柱は薄肉金属管材を入れ子にして構成されること
    を特徴とする昇降式作業装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載の発明において、
    前記支柱はしご状に構成されることを特徴とする昇降式
    作業装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の発明において、前記支
    持脚はその両端に移動用の車輪を備えていることを特徴
    とする昇降式作業装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の発明において、前記支
    柱を支柱に対して折り畳み自在に連結する蝶番と直立時
    に支柱をロックするロック機構とを具備したことを特徴
    とする昇降式作業装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の発明において、ワイヤ
    の繰り出し及び巻き取りのための電動ウインチを具備
    し、作業台は電動式に昇降されることを特徴とする昇降
    式作業装置。
  8. 【請求項8】 請求項2に記載の発明において、支柱の
    伸縮のための電動ウインチを具備し、多段の支柱は電動
    式に伸縮されることを特徴とする昇降式作業装置。
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