JP2001248167A - 建物の基礎の構造 - Google Patents

建物の基礎の構造

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JP2001248167A
JP2001248167A JP2000056385A JP2000056385A JP2001248167A JP 2001248167 A JP2001248167 A JP 2001248167A JP 2000056385 A JP2000056385 A JP 2000056385A JP 2000056385 A JP2000056385 A JP 2000056385A JP 2001248167 A JP2001248167 A JP 2001248167A
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Nobuhiro Chikuma
信博 竹間
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 杭と基礎梁と柱との接合の構造を簡略化しか
つその施工性を改善する。 【解決手段】 基礎梁2として鉄骨を採用し、柱3とし
て鉄筋コンクリート柱あるいは充填鋼管コンクリート柱
を採用し、接合部に柱と一体となるコンクリート11を
打設充填して該コンクリート中に基礎梁と柱脚部とを接
合せしめる接合用鉄筋12を定着せしめ、接合部より下
方に突出せしめた環状のシヤーコネクター13により杭
1の杭頭部を包囲せしめて基礎梁と杭頭部とを接合せし
める。杭として場所打ちコンクリート杭を採用し、接合
部に打設充填したコンクリート中を上下に貫通させた接
合用鉄筋により杭頭部と基礎梁と柱脚部とを接合せしめ
る。接合部に打設充填したコンクリート中に接合用鉄筋
をそれぞれ定着することで杭頭部と基礎梁と柱脚部とを
接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建物の基礎に係わ
り、特に杭と基礎梁と柱とを合理的に接合するための構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】建物における杭は上部構造の荷重を支持
するために柱と確実に接合されなければならない。その
ため、杭頭部と柱脚部との接合部には大掛かりなフーチ
ングを設けて確実強固な接合を行い、かつ隣り合うフー
チング間には基礎梁を設けることが従来一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来一般
の構造では、フーチングや基礎梁を設けることによる基
礎工事費の増大が不可避であり、特にフーチングの施工
は杭主筋、基礎梁主筋、柱主筋が錯綜するので複雑かつ
面倒な作業となる。
【0004】上記事情に鑑み、本発明は、杭と基礎梁と
柱との接合部の構造を大幅に簡略化しかつその施工性を
改善し得る有効な基礎の構造を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、建物
の基礎における杭と基礎梁と柱との接合部の構造であっ
て、基礎梁として鉄骨を採用するとともに、柱として鉄
筋コンクリート柱あるいは充填鋼管コンクリート柱を採
用し、前記接合部に柱と一体となるコンクリートを打設
充填して該コンクリート中に基礎梁と柱脚部とを接合せ
しめる接合用鉄筋を定着せしめ、かつ、前記接合部より
下方に突出せしめた環状のシヤーコネクターにより杭頭
部を包囲せしめることで基礎梁と杭頭部とを接合せしめ
てなるものである。
【0006】請求項2の発明は、同じく建物の基礎にお
ける杭と基礎梁と柱との接合部の構造であって、基礎梁
として鉄骨を採用するとともに、柱として鉄筋コンクリ
ート柱あるいは充填鋼管コンクリート柱を採用し、かつ
杭として場所打ちコンクリート杭を採用し、前記接合部
に柱および杭と一体となるコンクリートを打設充填して
該コンクリート中を上下に貫通させた接合用鉄筋により
杭頭部と基礎梁と柱脚部とを接合せしめてなるものであ
る。
【0007】請求項3の発明は、同じく建物の基礎にお
ける杭と基礎梁と柱との接合部の構造であって、基礎梁
として鉄骨を採用するとともに、柱として鉄筋コンクリ
ート柱あるいは充填鋼管コンクリート柱を採用し、かつ
杭として場所打ちコンクリート杭を採用し、前記接合部
に柱および杭と一体となるコンクリートを打設充填して
該コンクリート中に基礎梁と柱脚部とを接合するための
接合用鉄筋および基礎梁と杭頭部とを接合するための接
合用鉄筋をそれぞれ定着することで杭頭部と基礎梁と柱
脚部とを接合せしめてなるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1実施形態を示
す。図中符号1は杭、2は基礎梁、3は柱である。杭1
としてはPHC杭等の既製杭が用いられ、基礎梁2とし
てH形鋼からなる鉄骨が用いられ、柱3としては鋼管3
a内にコンクリート3bを充填した充填鋼管コンクリー
ト柱が採用されている。なお、(b)に示すように鉄骨
からなる基礎梁2の周囲はコンクリート4により埋め戻
され、そのコンクリート4の表層部には割れ止め用のメ
ッシュ筋5が埋設されている。符号6は床スラブ、7は
床筋、8は基礎梁2の上面に設けたスタッドである。
【0009】杭1と基礎梁2と柱3との接合部には、柱
3の鋼管3aと略同径で上下にダイヤフラム9が設けら
れた接合用鋼管10が配置され、それらのダイヤフラム
9に対して基礎梁2が溶接されているとともに、接合用
鋼管10内には柱3のコンクリート3bと一体にコンク
リート11が打設充填され、そのコンクリート11中に
は柱脚部に跨る接合用鉄筋12が定着されており、それ
らダイヤフラム9、接合用鋼管10、接合用鉄筋12、
コンクリート11を介して基礎梁2と柱3の柱脚部とが
強固に接合されている。
【0010】また、下側のダイヤフラム9の下部には接
合用鋼管10と同径の鋼管からなる環状のシヤーコネク
ター13が設けられていて、そのシヤーコネクター13
が杭1の杭頭部を包囲した状態でそこにもコンクリート
11が一体に打設充填されており、そのシヤーコネクタ
ー13およびコンクリート11を介して杭頭部と基礎梁
2とが強固に接合されている。シヤーコネクター13の
下端内周および杭頭外周にはそれらの間で剪断力を十分
に伝達せしめるべくそれぞれ鉄筋14が巻回されて溶接
されている。
【0011】上記の構造によれば、杭1と基礎梁2と柱
3とを確実強固に接合し得て構造的な一体性を支障なく
確保できることはもとより、特に基礎梁2として鉄骨を
採用してフーチングを実質的に省略しているので、従来
に比べて施工性を大きく改善することができる。なお、
柱3としては充填鋼管コンクリート柱に限らず通常の鉄
筋コンクリート柱であっても上記と同様の構造で接合す
ることができ、その場合は接合用鉄筋12を用いること
に代えて、あるいはそれに加えて、柱主筋を下方に延長
してそれをそのままコンクリート11中に定着するよう
にしても良い。
【0012】図2は本発明の第2実施形態を示す。これ
は杭1として場所打ちコンクリート杭を採用した場合の
もので、基礎梁2としての鉄骨を交差させた状態で接合
部を貫通させ、その交差部の周囲にコンクリート11を
打設するための型枠15を設けて、その内側に柱3およ
び杭1と一体となるコンクリート11を打設充填し、杭
主筋16を上方に延長してコンクリート11中を上下に
貫通させて柱脚部に跨るようにしたものであり、その杭
主筋16が接合用鉄筋として機能して第1実施形態と同
様に優れた接合強度が得られかつ施工性を改善できるも
のである。
【0013】なお、本第2実施形態においては、上記の
ように杭主筋16を上方に延長して接合用鉄筋とするこ
とに代えて、あるいはそれに加えて、柱主筋を下方に延
長して杭頭部に跨るようにしても良い。また、杭主筋1
6や柱主筋を利用するのではなく、第1実施形態におけ
る接合用鉄筋12を杭頭部から柱脚部に跨るように設け
ても良い。さらに、上記のように基礎梁2を交差させて
その交差部に型枠15を設けることに代えて、第1実施
形態と同様に接合部に接合用鋼管10を配してその周囲
に基礎梁2としての鉄骨を溶接することでも良い。
【0014】図3は第3実施形態を示す。本第3実施形
態は杭1として柱3よりも大径の場所打ちコンクリート
杭を採用した場合のもので、接合部に杭1の径と同等の
コンクリート11を打設充填し、そのコンクリート11
中に柱主筋17と杭主筋16をそれぞれ定着するように
したものであり、第2実施形態と同様の効果が得られ
る。なお、本第3実施形態においても、杭主筋16や柱
主筋17を接合用鉄筋として利用することに代えて、あ
るいはそれに加えて、第1実施形態における接合用鉄筋
12を用いても良い。
【0015】
【発明の効果】請求項1の発明は、基礎梁として鉄骨を
採用するとともに、柱として鉄筋コンクリート柱あるい
は充填鋼管コンクリート柱を採用し、接合部に柱と一体
となるコンクリートを打設充填して該コンクリート中に
基礎梁と柱脚部とを接合するための接合用鉄筋を定着せ
しめ、かつ、接合部より下方に突出せしめた環状のシヤ
ーコネクターにより杭頭部を包囲せしめることで基礎梁
と杭頭部とを接合する構造であるので、杭と基礎梁と柱
とを確実強固に接合できることはもとより、特に基礎梁
として鉄骨を採用したことで実質的にフーチングを省略
でき、したがって接合部の構造を大幅に簡略化でき、施
工性を大きく改善できる効果がある。
【0016】請求項2の発明は、同じく基礎梁として鉄
骨を採用するとともに、柱として鉄筋コンクリート柱あ
るいは充填鋼管コンクリート柱を採用し、かつ杭として
場所打ちコンクリート杭を採用し、接合部に柱および杭
と一体となるコンクリートを打設充填して該コンクリー
ト中を上下に貫通させた接合用鉄筋により杭頭部と基礎
梁と柱脚部とを接合する構造であるので、上記と同様に
接合部の構造の簡略化と施工性改善を実現することがで
きる。
【0017】請求項3の発明は、同じく基礎梁として鉄
骨を採用するとともに、柱として鉄筋コンクリート柱あ
るいは充填鋼管コンクリート柱を採用し、かつ杭として
場所打ちコンクリート杭を採用し、接合部に柱および杭
と一体となるコンクリートを打設充填して該コンクリー
ト中に接合用鉄筋をそれぞれ定着することで杭頭部と基
礎梁と柱脚部とを接合する構造であるので、上記と同様
に接合部の構造の簡略化と施工性改善を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態を示す図である。
【図2】 本発明の第2実施形態を示す図である。
【図3】 本発明の第3実施形態を示す図である。
【符号の説明】
1 杭 2 基礎梁(鉄骨) 3 柱 9 ダイヤフラム 10 接合用鋼管 11 コンクリート 12 接合用鉄筋 13 シヤーコネクター 15 型枠 16 杭主筋(接合用鉄筋) 17 柱主筋(接合用鉄筋)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の基礎における杭と基礎梁と柱との
    接合部の構造であって、基礎梁として鉄骨を採用すると
    ともに、柱として鉄筋コンクリート柱あるいは充填鋼管
    コンクリート柱を採用し、前記接合部に柱と一体となる
    コンクリートを打設充填して該コンクリート中に基礎梁
    と柱脚部とを接合するための接合用鉄筋を定着せしめ、
    かつ、前記接合部より下方に突出せしめた環状のシヤー
    コネクターにより杭頭部を包囲せしめることで基礎梁と
    杭頭部とを接合せしめてなることを特徴とする建物の基
    礎の構造。
  2. 【請求項2】 建物の基礎における杭と基礎梁と柱との
    接合部の構造であって、基礎梁として鉄骨を採用すると
    ともに、柱として鉄筋コンクリート柱あるいは充填鋼管
    コンクリート柱を採用し、かつ杭として場所打ちコンク
    リート杭を採用し、前記接合部に柱および杭と一体とな
    るコンクリートを打設充填して該コンクリート中を上下
    に貫通させた接合用鉄筋により杭頭部と基礎梁と柱脚部
    とを接合せしめてなることを特徴とする建物の基礎の構
    造。
  3. 【請求項3】 建物の基礎における杭と基礎梁と柱との
    接合部の構造であって、基礎梁として鉄骨を採用すると
    ともに、柱として鉄筋コンクリート柱あるいは充填鋼管
    コンクリート柱を採用し、かつ杭として場所打ちコンク
    リート杭を採用し、前記接合部に柱および杭と一体とな
    るコンクリートを打設充填して該コンクリート中に基礎
    梁と柱脚部とを接合するための接合用鉄筋および基礎梁
    と杭頭部とを接合するための接合用鉄筋をそれぞれ定着
    することで杭頭部と基礎梁と柱脚部とを接合せしめてな
    ることを特徴とする建物の基礎の構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101701462B (zh) * 2009-09-30 2011-07-13 唐业清 建筑物厚板基础结构竖直桩托换加固封桩孔方法
CN103306301A (zh) * 2013-07-04 2013-09-18 天津市天友建筑设计股份有限公司 基于围护桩与地下室底板的桩基基础结构及其施工方法
JP2016050377A (ja) * 2014-08-28 2016-04-11 株式会社竹中工務店 柱脚部と鉄骨梁との接合構造
JP2019085752A (ja) * 2017-11-06 2019-06-06 新日鉄住金エンジニアリング株式会社 基礎構造

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